JP2004198683A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アクティブマトリクス型EL表示装置において、画素にビデオ信号を取り込むスイッチング用TFTのOFF電流によって生じる、駆動用TFTのゲート・ソース間電圧が変化、およびそれによって生じる輝度ばらつきを抑え、階調を正しく出すことを課題とする。
【解決手段】各画素内のスイッチング用TFTと駆動用TFTの間にインバータを挿入することで、スイッチング用TFTのOFF電流により画素内の保持容量に蓄えられる電位が変化したとしても、駆動用TFTのゲート・ソース間電圧は変化せず、駆動用TFTのドレイン電流を一定に保つことができる。これにより、EL素子に一定の電流を流すことができ、正確な階調表示の高画質なアクティブマトリクス型EL表示装置が提供される。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発光素子を基板上に作りこんで形成された電子ディスプレイ(電気光学装置)に関する。特に、半導体素子(半導体薄膜を用いた素子)を用いた表示装置に関する。また、発光素子を用いた表示装置を表示部に用いた電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、基板上に薄膜トランジスタ(以後、TFTと表記する)を形成する技術が大幅に進歩し、アクティブマトリクス型表示装置への応用開発が進められている。特に、ポリシリコン膜を用いたTFTは、従来のアモルファスシリコン膜を用いたTFTよりも電界効果移動度(モビリティともいう)が高いので、高速動作が可能である。そのため、従来、基板外の駆動回路で行っていた画素の制御を、同一の基板上に形成した駆動回路で行うことが可能となっている。
【0003】
このようなアクティブマトリクス型表示装置は、同一基板上にさまざまな回路や素子を作りこむことで製造のコストの低減、表示装置の小型化、歩留まりの上昇、スループットの低減など、様々な利点が得られる。
【0004】
そしてさらに、自発光型素子として、エレクトロルミネッセンス素子(EL素子)を有した、アクティブマトリクス型のEL表示装置を研究が活発化している。EL表示装置は有機ELディスプレイ(OELD:Organic EL Display)又は有機ライトエミッティングダイオード(OLED:Organic Light Emitting Diode)とも呼ばれている。
【0005】
一般に、EL素子に流す電流量と輝度の関係は比例関係にある。そのため、電圧値で輝度を制御するLCDとは異なり、電流値で輝度を制御する駆動法が提案されている。(特許文献1参照)
【0006】
特許文献1では、例えば図2の画素構成において、時間階調方式を用い、駆動用TFT200がON状態の時に飽和領域で動作させることで、前記駆動用TFT200の発光時のドレイン電流を一定に保ち、これにより、発光素子203に一定の電流が流すことができ、正確な階調表示の高画質なアクティブマトリクス表示装置を提供することを目的としている。
【特許文献1】
特開2002−108285号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1の方法では、図2の画素構成のときにおいて、駆動用TFT200のゲート・ソース間電圧(以下Vgsと表記)を一定に保ち、飽和領域で動作する前記駆動用TFT200のドレイン電流を一定に保つ方法が提供されている。
【0009】
しかし、スイッチング用TFT201がOFF状態であるときにおいても、実際には前記スイッチング用TFTのソース・ドレイン間に電流(以下、OFF電流と表記)が流れる。流れる電流値はソース・ドレイン間電圧が同じであるときでも、TFTの特性によって異なり、TFTの特性が良いときには、OFF電流は小さく、問題にはならないが、TFTの特性が悪く、OFF電流が大きい場合には駆動用TFT200のVgsは変化してしまう。
【0010】
TFTの特性が悪くOFF電流が大きい場合において、スイッチング用TFT201のOFF電流は、スイッチング用TFT201のソース・ドレイン間電圧に依存して変化する。つまり、ソース信号線205の状態が、画素内の容量素子202に保持される電位と同電位のときは、スイッチング用TFT201にOFF電流は流れないが、電位差が大きくなるとOFF電流が大きくなる。
【0011】
したがって、TFTの特性が悪くOFF電流が大きい場合において、表示パターンが変化すると、ソース信号線205の電位の状態は変化するため、スイッチング用TFTのOFF電流は画素によって異なり、画素によって駆動用TFT200のVgsが変化し、駆動用TFT200のドレイン電流が変化してしまう。そのため、同じ輝度を表示しようとしている画素でも輝度が異なり、階調が正しく表示できない場合がある。
【0012】
以上のような表示の問題は、スイッチング用TFTの特性が良くない場合に多く見られる問題であるが、駆動用TFT200を線形領域で動作させようとしたときでも影響を受けるが、特に駆動用TFT200を飽和領域で動作させようとしたときは、駆動用TFTのドレイン電流が駆動用TFTのVgsのみで変化するため、わずかなVgsの変化でさえ、大きな影響を受けてしまう。
【0013】
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、スイッチング用TFTの特性が良くない場合においても、鮮明な多階調表示可能なアクティブマトリクス型の表示装置を提供することを課題とする。そして、そのようなアクティブマトリクス型表示装置をディスプレイとして具備する高性能な電子機器を提供することを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以上のような問題を解決するため、ソース信号線からスイッチング用TFTを通して、直接駆動用TFTのゲート端子に電圧を入力するのではなく、画素内に少なくとも2種類の電源線を配置し、画素内にインバータ回路を設けることで、スイッチングTFTのOFF電流の影響を少なくすること可能とする。
【0015】
本発明によって、時間階調で駆動させた表示装置において、表示するパターンを変えても、発光時の輝度が変化せず、正しい階調が表示でき、高品質表示が可能な表示装置を提供することができる。
【0016】
本発明によって、複数の画素が基板上にマトリクス状に配置された表示部において、前記複数の画素は、それぞれ、インバータ、トランジスタ、配線、容量素子、発光素子、対向電極を有し、前記インバータの入力端子に、一方の端子を固定電位に接続した容量素子を接続し、前記インバータの出力端子に前記トランジスタのゲート端子を接続し、前記トランジスタのソース・ドレイン端子の一方の端子に前記配線を電気的に接続し、他方の端子を前記発光素子の第一の端子に電気的に接続し、前記発光素子の第二の端子に前記対向電極を接続することを特徴とする表示装置を提供する。
【0017】
ただし、前記配線と前記トランジスタの間、および、前記トランジスタと発光素子の第一の端子の間は、電気的に接続されていればよく、間にスイッチや電流制御用の回路などがあってもよい。
【0018】
また、前記容量素子が接続される前記固定電位は、駆動時に一定の電圧に保たれているものであれば何でもよい。例えば、前記発光素子に電源を供給する電源供給線でもよいし、前記インバータを駆動するための電源を供給する電源線でもよい。
【0019】
前記インバータは、前記容量素子と前記トランジスタとの間に、複数段挿入されることを特徴とする表示装置であってもよい。
【0020】
本発明によって、複数の画素が基板上にマトリクス状に配置された表示部において、前記複数の画素は、それぞれ、インバータ、第一のトランジスタ、第一の配線、容量素子、発光素子、対向電極、第二のトランジスタ、第二の配線、第三の配線を有し、前記第一のトランジスタのゲート端子に前記第一の配線を接続し、前記第一のトランジスタのソース・ドレイン端子の一方の端子に前記第二の配線を接続し、他方の端子に前記容量素子の一方の端子を接続し、前記容量の他方の端子は固定電位に接続し、前記容量素子と前記第一のトランジスタを接続部に前記インバータの入力端子を接続し、前記インバータの出力端子に前記第二のトランジスタのゲート端子を接続し、前記第二のトランジスタのソース・ドレイン端子のうち一方の端子と第三の配線を電気的に接続し、他方の端子と前記発光素子の第一の端子を電気的に接続し、前記発光素子の第二の端子と前記対向電極を接続することを特徴とする表示装置を提供する。
【0021】
ただし、前記第三の配線と前記第二のトランジスタの間、および、前記第二のトランジスタと前記発光素子の第一の端子の間は、電気的に接続されていればよく、間にスイッチや電流制御用の回路などがあってもよい。
【0022】
また、前記容量素子が接続される前記固定電位は、駆動時に一定の電圧に保たれているものであれば何でもよい。例えば、前記発光素子に電源を供給する電源供給線でもよいし、前記インバータを駆動するための電源を供給する電源線でもよい。
【0023】
前記インバータは、前記容量素子と前記第二のトランジスタとの間に、複数段挿入されることを特徴とする表示装置であってもよい。
【0024】
前記インバータを駆動する電源が、ビデオ信号を制御する駆動回路の最終出力を駆動する電源と同電圧であることを特徴とする表示装置であってもよい。
【0025】
前記インバータを駆動する2つの電源のうち、一方が発光素子に電源を供給する前記第三の配線を通して供給されること特徴とする表示装置であってもよい。
【0026】
前記第二のトランジスタのソース・ドレイン端子のうち、前記発光素子の第一の端子と電気的に接続されている端子と異なる、他方の端子と、前記第三の配線との間にスイッチが設けられていることを特徴とする表示装置でもよい。
【0027】
前記第二のトランジスタのソース・ドレイン端子のうち、前記第三の配線と電気的に接続されている端子と異なる、他方の端子と、前記発光素子の第一の端子の間にスイッチが設けられていることを特徴とする表示装置でもよい。
【0028】
前記第一のトランジスタのソース・ドレイン端子のうち、前記第二の配線と接続されている端子と異なる、他方の端子と、第三の配線との間にスイッチが設けられていることを特徴とする表示装置でもよい。
【0029】
前記第一のトランジスタのソース・ドレイン端子のうち、前記第二の配線と接続されている端子と異なる、他方の端子と、前記インバータを駆動する2つの電源のうちの一方の電源線との間にスイッチが設けられていることを特徴とする表示装置でもよい。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の表示装置の構造について説明する。なお、本発明において表示装置に用いるトランジスタは、種類を限定しない。例えば、MOSトランジスタ、アモルファスシリコンTFT、ポリシリコンTFT、分子トランジスタ、有機トランジスタ、バイポーラトランジスタなどどれを用いてもよい。また、TFTの場合、構造を限定する必要はなく、例えばプレーナ型や逆スタガ型といった構造のTFTを用いてもよい。また、トランジスタの極性は限定せず、N型トランジスタでもP型トランジスタでもどちらでもよい。N型トランジスタとP型トランジスタで構成されるインバータ回路においても、どちらにN型トランジスタを用い、どちらにP型トランジスタを用いるかは特に限定しない。
【0031】
また、本発明において表示装置に用いるスイッチは、二つの端子間に電流が流れる状態と流れない状態を持つ。本文では流れる状態をONすると呼び、流れない状態をOFFすると呼ぶ。二つの端子をそれぞれ第一の端子、第二の端子と呼ぶ。また、ONとOFFを制御する端子を制御端子と呼ぶ。ただし、制御端子は必ずしも図示しない。また、スイッチ素子の構造は特に限定しない。例えば、MOSトランジスタ、アモルファスシリコンTFT、ポリシリコンTFT、分子トランジスタ、有機トランジスタ、バイポーラトランジスタなどどれを用いてもよい。
【0032】
さらに、本発明で用いる駆動回路は特に限定しないが、公知なものを用いてもよい。
【0033】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参考にして説明する。
【0034】
(実施形態1)
図1は、本発明の表示装置の画素回路の第一の実施形態の例である。各画素はそれぞれ、画素に入力されたビデオ信号を保持するための容量素子102、流れる電流量によって表示状況が変化する発光素子103、前記発光素子103に流れる電流を制御する駆動用TFT100、対向電極104、発光素子に電源を供給する電源供給線106、インバータ108で構成される。
【0035】
容量素子102の一方の端子が、電源供給線106に接続され、容量素子102の他方の端子をインバータ108の入力端子に接続され、インバータ108の出力端子に駆動用TFT100のゲート端子が接続され、駆動用TFT100のソース・ドレイン端子のうち、一方が電源供給線106に接続され、他方の端子が発光素子の一方の端子に接続され、発光素子の他方の端子に対向電極が接続される。
【0036】
なお、図1では、電源供給線106と駆動用TFT100間、駆動用TFT100と発光素子103間はともに直接接続したが、間にスイッチなどの電流制御用の回路を挿入してもよい。また、インバータは一段しか挿入しなかったが、複数段で構成されてもよい。容量素子は、図1では、電源供給線106と接続したが、駆動時に固定される電位であればどこに接続してもよい。
【0037】
次に、本実施形態の時の動作について、図1を参考にしながら説明する。
【0038】
なお、本発明は主にデジタル時間階調方式で用いるため、画素に入力されるビデオ信号はHレベルとLレベルの二種類のみを考える。
【0039】
まず、何らかの手段で片側が電源供給線106に接続された容量素子102にビデオ信号のHレベル、またはLレベルの信号を書きこむ。そして、容量素子102に保持された電位が、インバータ108に入力され、インバータ108は、反転信号を出力する。そして、インバータ108の出力が、駆動用TFT100のゲート端子に入力され、駆動TFT100をON、OFFし発光素子に流れる電流を制御する。
【0040】
このとき、容量素子102に保持された電位が、リーク電流などの影響で電位がわずかに変動したとしても、インバータ108を介すことで、発光素子103に流れる電流値を制御する駆動用TFT100のゲート端子にかかる電圧は、インバータ108の2つの電源の電圧のどちらかのレベルに固定されるため、発光素子に流れる電流値は変動しない。
【0041】
(実施形態2)
図3は本発明の表示装置の画素回路の第二の実施形態の例である。各画素はそれぞれ、ビデオ信号の取り込みを制御するスイッチング用TFT301、スイッチング用TFTを制御するゲート信号線307、ビデオ信号を入力するソース信号線305、画素に入力されたビデオ信号を保持するための容量素子302、流れる電流量によって表示状況が変化する発光素子303、前記発光素子303に流れる電流を制御する駆動用TFT300、対向電極304、発光素子303に電源を供給する電源供給線306、インバータ308で構成される。
【0042】
スイッチング用TFT301のゲート端子にゲート信号線307が接続され、スイッチング用TFT301のソース・ドレイン端子のうち、一方にソース信号線305が接続され、他方の端子に、一方の端子を電源供給線と接続した容量素子302の他方の端子を接続し、スイッチング用TFT301と容量素子302の接続部分にが、インバータ308の入力端子に接続され、インバータの出力端子308に駆動用TFT300のゲート端子が接続され、駆動用TFT300のソース・ドレイン端子のうち、一方が電源供給線306に電気的に接続され、他方の端子が発光素子303の一方の端子に電気的に接続され、発光素子303の他方の端子に対向電極304が接続される。
【0043】
なお、図3では、電源供給線306と駆動用TFT300間、駆動用TFT300と発光素子303間はともに直接接続したが、間にスイッチなどの電流制御用の回路を挿入してもよい。また、容量素子は図3では、電源供給線306と接続したが、駆動時に固定される電位であればどこに接続してもよい。
【0044】
本実施形態の時の動作については、実施形態1と基本的には同じであるため、省略する。なお、駆動回路については、公知なものを使えばよい。
【0045】
画素の構成は、図4のようにインバータが複数段挿入されてもよい。図4では、インバータが2段挿入されているが、2段には限らない。
【0046】
図5のように、インバータを駆動する2種類の電源が画素内に引き回されていてもよい。この場合は、電源供給線は、発光素子を駆動する第一の電源供給線506、インバータを駆動する第二の電源供給線509と第三の電源供給線510、以上の3本で構成されている。
【0047】
図6のように、インバータを駆動する2種類の電源のうち、一方が発光素子を駆動する第一の電源供給線606と共用になっていてもよい。
【0048】
図7のように、駆動TFT700と電源供給線706の間に、スイッチ711が設けられてもよい。このとき、スイッチ711は発光素子703に電流が供給される時間を制御し、多階調表示を出すために利用される。
【0049】
図8のように、駆動TFT800と発光素子803の間に、スイッチ811が設けられてもよい。このとき、スイッチ811は発光素子803に電流が供給される時間を制御し、多階調表示を出すために利用される。
【0050】
図9のように、スイッチング用TFT901のソース・ドレイン端子のうちソース信号線905と接続されていない側の端子と容量素子902の接続部と、電源供給線906の間にスイッチ911が設けられてもよい。このとき、スイッチ911は発光素子903に電流が供給される時間を制御し、多階調表示を出すために利用される。
【0051】
図10のように、インバータ1008を駆動する電源供給線である第二の電源供給線1009、第三の電源供給線1010が画素内に引き回されている場合において、第二の電源供給線1009と、スイッチング用TFT1001のソース・ドレイン端子のうちソース信号線1005と接続されていない側の端子と容量素子1002の接続部、との間にスイッチ1011が設けられてもよい。このとき、スイッチ1011は発光素子1003に電流が供給される時間を制御し、多階調表示を出すために利用される。なお、スイッチ1011はスイッチング用TFT1001のソース・ドレイン端子のうちソース信号線1005と接続されていない側の端子と容量素子1002の接続部と、第三の電源供給線1010との間に設けられてもよい。
【0052】
図11のように、インバータ1108を駆動する2つの電源のうち一方が発光素子を駆動する第一の電源供給線1106と共用である場合において、他方の電源供給線である第二の電源供給線1109と、スイッチング用TFT1101のソース・ドレイン端子のうちソース信号線1105と接続されていない側の端子と容量素子1102の接続部、との間にスイッチ1111が設けられてもよい。このとき、スイッチ1111は発光素子1103に電流が供給される時間を制御し、多階調表示を出すために利用される。
【実施例】
以下に、本発明の実施例について記載する。
【0053】
[実施例1]
本実施例において、実施形態で示した表示装置の構成について説明する。図12に表示装置の構成例を示す。複数の画素1200がm行n列のマトリクス状に配置された表示部1205を有し、表示部1205の周辺には、ソース信号線駆動回路1203、ゲート信号線駆動回路1204を有している。S1〜Snで表記されたソース信号線1201は画素1200と列に対応して接続しており、G1〜Gmで表記されたゲート信号線1202は画素1200と行に対応して接続されている。実際には画素に電源を供給する電源供給線があるが、ここでは省略する。
【0054】
なお、ソース信号線駆動回路、およびゲート信号線駆動回路の構成については、公知なものを用いればよい。
【0055】
[実施例2]
消去用のスイッチを画素回路に加えたときの表示装置の構成について説明する。図13に表示装置の構成例を示す。複数の画素1300がm行n列のマトリクス状に配置された表示部1304を有し、表示部1305の周辺には、ソース信号線駆動回路1303、書込用ゲート信号線駆動回路1304、消去用ゲート信号線駆動回路1307を有している。S1〜Snで表記されたソース信号線1301は画素1300と列に対応して接続しており、G1〜Gmで表記された書込用ゲート信号線およびE1〜Emで表記された消去用ゲート信号線1306はともに画素1300と行に対応して接続されている。実際には画素に電源を供給する電源供給線があるが、ここでは省略する。このとき、ゲート信号線1306は、実施形態の例を表記した図7乃至図11の中のスイッチを制御するための信号線であり、画素の発光、非発光を順次切り替え、多階調表示を行うために利用される。
【0056】
なお、ソース信号線駆動回路、書込用ゲート信号線駆動回路、消去用ゲート信号線駆動回路の構成については、公知なものを用いればよい。
【0057】
[実施例3]
本発明の表示装置を用いた電子機器として、ビデオカメラ、デジタルカメラ、ゴーグル型ディスプレイ(ヘッドマウントディスプレイ)、ナビゲーションシステム、音響再生装置(カーオーディオ、オーディオコンポ等)、ノート型パーソナルコンピュータ、ゲーム機器、携帯情報端末(モバイルコンピュータ、携帯電話、携帯型ゲーム機または電子書籍等)、記録媒体を備えた画像再生装置(具体的にはDigital Versatile Disc(DVD)等の記録媒体を再生し、その画像を表示しうるディスプレイを備えた装置)などが挙げられる。特に、斜め方向から画面を見る機会が多い携帯情報端末は、視野角の広さが重要視されるため、自発光型の表示装置を用いることが望ましい。それら電子機器の具体例を図14に示す。なお、ここで示す電子装置はごく一例であり、これらの用途に限定するものではない。
【0058】
図14(A)はディスプレイであり、筐体2001、支持台2002、表示部2003、スピーカー部2004、ビデオ入力端子2005等を含む。本発明の表示装置は表示部2003に用いることが出来る。また本発明により、図14(A)に示すディスプレイが完成される。本発明の表示装置は自発光型であるためバックライトが必要なく、液晶ディスプレイよりも薄い表示部とすることが出来る。なお、ディスプレイは、パソコン用、TV放送受信用、広告表示用などの全ての情報表示用表示装置が含まれる。
【0059】
図14(B)はデジタルスチルカメラであり、本体2101、表示部2102、受像部2103、操作キー2104、外部接続ポート2105、シャッター2106等を含む。本発明の表示装置は表示部2102に用いることが出来る。また本発明により、図14(B)に示すデジタルスチルカメラが完成される。
【0060】
図14(C)はノート型パーソナルコンピュータであり、本体2201、筐体2202、表示部2203、キーボード2204、外部接続ポート2205、ポインティングマウス2206等を含む。本発明の表示装置は表示部2203に用いることが出来る。また本発明により、図14(C)に示すノート型パーソナルコンピュータが完成される。
【0061】
図14(D)はモバイルコンピュータであり、本体2301、表示部2302、スイッチ2303、操作キー2304、赤外線ポート2305等を含む。本発明の表示装置は表示部2302に用いることが出来る。また本発明により、図14(D)に示すモバイルコンピュータが完成される。
【0062】
図14(E)は記録媒体を備えた携帯型の画像再生装置(具体的にはDVD再生装置)であり、本体2401、筐体2402、表示部A2403、表示部B2404、記録媒体(DVD等)読み込み部2405、操作キー2406、スピーカー部2407等を含む。表示部A2403は主として画像情報を表示し、表示部B2404は主として文字情報を表示するが、本発明の表示装置はこれら表示部A、B2403、2404に用いることが出来る。なお、記録媒体を備えた画像再生装置には家庭用ゲーム機器なども含まれる。また本発明により、図14(E)に示すDVD再生装置が完成される。
【0063】
図14(F)はゴーグル型ディスプレイ(ヘッドマウントディスプレイ)であり、本体2501、表示部2502、アーム部2503を含む。本発明の表示装置は表示部2502に用いることが出来る。また本発明により、図14(F)に示すゴーグル型ディスプレイが完成される。
【0064】
図14(G)はビデオカメラであり、本体2601、表示部2602、筐体2603、外部接続ポート2604、リモコン受信部2605、受像部2606、バッテリー2607、音声入力部2608、操作キー2609等を含む。本発明の表示装置は表示部2602に用いることが出来る。また本発明により、図14(G)に示すビデオカメラが完成される。
【0065】
ここで図14(H)は携帯電話であり、本体2701、筐体2702、表示部2703、音声入力部2704、音声出力部2705、操作キー2706、外部接続ポート2707、アンテナ2708等を含む。本発明の表示装置は表示部2703に用いることが出来る。なお、表示部2703は黒色の背景に白色の文字を表示することで携帯電話の消費電流を抑えることが出来る。また本発明により、図14(H)に示す携帯電話が完成される。
【0066】
なお、将来的に発光材料の発光輝度が高くなれば、出力した画像情報を含む光をレンズ等で拡大投影してフロント型若しくはリア型のプロジェクターに用いることも可能となる。
【0067】
また、上記電子機器はインターネットやCATV(ケーブルテレビ)などの電子通信回線を通じて配信された情報を表示することが多くなり、特に動画情報を表示する機会が増してきている。発光材料の応答速度は非常に高いため、本発明の表示装置は動画表示に好ましい。
【0068】
また、本発明の表示装置は発光している部分が電力を消費するため、発光部分が極力少なくなるように情報を表示することが望ましい。従って、携帯情報端末、特に携帯電話や音響再生装置のような文字情報を主とする表示部に表示装置を用いる場合には、非発光部分を背景として文字情報を発光部分で形成するように駆動することが望ましい。
【0069】
以上の様に、本発明の適用範囲は極めて広く、あらゆる分野の電子機器に用いることが可能である。また本実施例の電子機器は、実施例1に示した構成を用いることが出来る。
【発明の効果】
本発明によって、デジタル時間階調で駆動させた表示装置において、表示するパターンを変えたときにおいても、発光時の輝度が変化せず、正しい階調が表示でき、高品質表示が可能な表示装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表示装置の画素回路部の構成を示す図。
【図2】従来の技術である表示装置の画素回路部の構成を示す図。
【図3】本発明の表示装置の画素回路部の構成を示す図。
【図4】本発明の表示装置の画素回路部の構成を示す図。
【図5】本発明の表示装置の画素回路部の構成を示す図。
【図6】本発明の表示装置の画素回路部の構成を示す図。
【図7】本発明の表示装置の画素回路部の構成を示す図。
【図8】本発明の表示装置の画素回路部の構成を示す図。
【図9】本発明の表示装置の画素回路部の構成を示す図。
【図10】本発明の表示装置の画素回路部の構成を示す図。
【図11】本発明の表示装置の画素回路部の構成を示す図。
【図12】本発明の実施例を示す図。
【図13】本発明の実施例を示す図。
【図14】本発明が適用可能な電子機器の例を示す図。

Claims (10)

  1. 複数の画素が基板上にマトリクス状に配置された表示部において、前記複数の画素はそれぞれ、インバータ、トランジスタ、配線、容量素子、発光素子を有し、前記インバータの入力端子に、一方の端子を固定電位に接続した容量素子を接続し、前記インバータの出力端子に前記トランジスタのゲート端子を接続し、前記トランジスタのソース・ドレイン端子の一方の端子に前記配線を電気的に接続し、他方の端子を前記発光素子に電気的に接続することを特徴とする表示装置。
  2. 請求項1において、前記インバータは、前記容量素子と前記トランジスタとの間に、複数段挿入されることを特徴とする表示装置。
  3. 複数の画素が基板上にマトリクス状に配置された表示部において、前記複数の画素はそれぞれ、インバータ、第一のトランジスタ、第一の配線、容量素子、発光素子、第二のトランジスタ、第二の配線、第三の配線を有し、前記第一のトランジスタのゲート端子に前記第一の配線を接続し、前記第一のトランジスタのソース・ドレイン端子のうち一方の端子に前記第二の配線を接続し、他方の端子に前記容量素子の一方の端子を接続し、前記容量素子の他方の端子は固定電位に接続し、前記容量素子と前記第一のトランジスタの接続部に前記インバータの入力端子を接続し、前記インバータの出力端子に前記第二のトランジスタのゲート端子を接続し、前記第二のトランジスタのソース・ドレイン端子のうち一方の端子と第三の配線を電気的に接続し、他方の端子と前記発光素子を電気的接続することを特徴とする表示装置。
  4. 請求項3において、前記インバータが、前記容量素子と第二のトランジスタとの間に、複数段挿入されることを特徴とする表示装置。
  5. 請求項3または請求項4において、前記インバータを駆動する電源の電圧が、ビデオ信号を制御する駆動回路の最終出力を駆動する電源の電圧と同じ電圧であることを特徴とする表示装置。
  6. 請求項3乃至請求項5のいずれか一項において、前記インバータを駆動する2つの電源のうち、一方が前記第三の配線から供給されること特徴とする表示装置。
  7. 請求項3乃至請求項6のいずれか一項において、前記第二のトランジスタのソース・ドレイン端子のうち、前記発光素子と電気的に接続されている端子と異なる、他方の端子と、前記第三の配線との間にスイッチが設けられていることを特徴とする表示装置。
  8. 請求項3乃至請求項7のいずれか一項において、前記第二のトランジスタのソース・ドレイン端子のうち、前記第三の配線と電気的に接続されている端子と異なる、他方の端子と、前記発光素子の間にスイッチが設けられていることを特徴とする表示装置。
  9. 請求項3乃至請求項8のいずれか一項において、前記第一のトランジスタのソース・ドレイン端子のうち、前記第二の配線と接続されている端子と異なる、他方の端子と、第三の配線との間にスイッチが設けられていることを特徴とする表示装置
  10. 請求項3乃至請求項8のいずれか一項において、前記第一のトランジスタのソース・ドレイン端子のうち、前記第二の配線と接続されている端子と異なる、他方の端子と、前記インバータを駆動する2つの電源のうちの一方の電源線との間にスイッチが設けられていることを特徴とする表示装置。
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