JP2004193642A - デジタルカメラ - Google Patents

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Masakatsu Kubota
政勝 久保田
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

【課題】撮影済みの画像データを消去する際に、消去後の撮影可能枚数を撮影者に提示できるデジタルカメラを提供する。
【解決手段】画像消去モードにおいて、CPU82は記録画質の現在の圧縮率設定または現在の撮影画素数設定から、新たに撮影した際の画像データサイズ(記録画像容量X)を見積る演算を行なう。次いで、CPU82は記録媒体の残容量R、および液晶モニタ38上に表示された再生画像の表示画像容量Dを取得する。これらをもとに、記録媒体残容量Rから計算される現撮影可能枚数T、消去画像を消去した際に得られる容量増加分を加えた容量から計算される消去後撮影可能枚数Sが夫々算出される。この後、これら現撮影可能枚数Tおよび消去後撮影可能枚数Sが画像情報として消去画像とともに液晶モニタ38に表示される。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はデジタルカメラに係り、特に画像消去手段を備え、撮影された画像を記録媒体から消去できるデジタルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のデジタルカメラでは、撮影時に記録媒体の撮影可能枚数(動画撮影においては録画可能時間など)を撮影者に知らせるため、記録媒体の空き容量をもとに撮影可能枚数を算出し、デジタルカメラに設けられた画像再生表示用の液晶モニタ(LCD)やステータス表示部などに表示させている。これにより撮影者は、例えば記録媒体の空き容量が少なくなり撮影が困難となった場合に容易に知ることができ、この際には周知の如く、撮影済みの画像(画像データ)を記録媒体から消去して記録媒体の空き容量を増やせば、新たな撮影が可能となる(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平3−267881号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようなデジタルカメラでは、画像データの消去によって当該空き容量をどの程度増やせるかは、実際に画像データを消去してみないとわからないという不具合があった。すなわち、例えば消去しようとする画像データの画質設定にノーマルモードやファインモードなどが混在していた場合には、実際に消去してみないと所望の撮影可能枚数が確保できるかどうか知ることができない。また、消去しようとする画像データが全てノーマルモードで撮影された画像とすると、ファインモード1枚の画像を撮影するために何枚分の画像データを消去する必要があるかが把握できない。
【0005】
このように、画像データの消去によって増加する空き容量は、当該画像データの消去後でなければ知ることができないため、所望の空き容量を確保するためにはいくつかの画像データを消去しながら試行錯誤を行う必要があり、作業が煩雑となる欠点があった。
【0006】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、撮影済みの画像データを消去する際に、消去後の撮影可能枚数を撮影者に提示できるデジタルカメラを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決する為の手段】
本発明は前記目的を達成する為に、記録媒体に記録する画像の撮影画素数及び圧縮率のうちの少なくとも一方の設定が可能な画質設定手段と、該画質設定手段によって設定された現在の画質設定に基づいて撮影画像の容量を取得する第1の容量取得手段と、前記記録媒体の残容量と前記第1の容量取得手段によって取得した容量とに基づいて第1の撮影可能枚数を算出し、該第1の撮影可能枚数を表示手段に表示させる手段と、前記記録媒体に記録された画像を選択する画像選択手段と、該画像選択手段にて選択された画像を表示する画像表示手段と、消去モード時に前記画像表示手段による画像表示中に該画像を消去する第1の消去指示入力があると、消去確認状態となり、該消去確認状態中に第2の消去指示入力があると、該画像を前記記録媒体から消去する画像消去手段とを有するデジタルカメラにおいて、前記記録媒体の残容量に前記画像選択手段で選択された画像の容量を加えた容量を取得する第2の容量取得手段と、前記第1及び第2の容量取得手段によって取得した各容量に基づいて第2の撮影可能枚数を算出する算出手段と、前記消去モードでの消去確認状態時に前記第1の撮影可能枚数とともに、前記算出手段によって算出した第2の撮影可能枚数、または第1の撮影可能枚数と第2の撮影枚数との差分を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0008】
本発明によれば、消去モードにおいて、選択された画像の消去前の撮影可能枚数と消去後の撮影可能枚数を夫々表示させるか、または消去前の撮影可能枚数と消去後の撮影可能枚数の差分を表示させるので、撮影者は当該画像を消去することで増加する撮影可能枚数(純増枚数)を把握することができる。
【0009】
また、請求項2に記載された本発明によれば、この画像選択手段は、画像表示手段に表示する画像を順次コマ送りすることによって所望の画像を選択するもので、撮影日時順に画像を順次コマ送りする第1のコマ送りモードと、容量の大きい順に画像を順次コマ送りする第2のコマ送りモードとを有するので、撮影者は所望の撮影可能枚数を得るために消去すべき画像を容易に選択でき、これにより少ない消去回数で効率よく撮影可能枚数を増加させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に従って本発明に係るデジタルカメラの好ましい実施の形態について詳説する。
【0011】
図1は、本発明の実施の形態に係るデジタルカメラの一例を示す斜視図である。カメラ10の本体11前面には沈胴式の撮影レンズ12、ファインダー窓14、ストロボ調光センサ16、セルフタイマーランプ18およびマイク部20などが設けられている。撮影レンズ12の後方には撮像素子としてのCCDイメージセンサ(図1中不図示、図3中符号68として記載、以下、CCDという。)が配置され、該CCD68から読み出された画像信号は所定の信号処理を経てデジタル画像データに変換される。
【0012】
カメラ10の側面にはスピーカ21、デジタル(USB)端子22、音声/映像出力端子(VIDEO OUT)23および電源入力端子(例えば、DC IN 3V用の端子)24などが設けられている。図1中符号25はメモリカードスロットのカバー(カード蓋)である。
【0013】
カメラ10の上面にはシャッタボタン30、モードダイヤル32およびポップアップ式のストロボ発光装置34などが設けられている。本体11側面に設けられている符号35は、ストロボポップアップボタンである。
【0014】
モードダイヤル32は連写、マニュアル撮影、オート撮影、シーンポジション、動画記録、ボイスレコーダなどの動作モードを選択するための操作手段である。
【0015】
図2はカメラ10の背面図である。同図に示すように、カメラ10の背面にはファインダー36、液晶モニタ(LCD)38、電源スイッチ40、モード選択レバー42、十字キー44、ステータス表示部46、表示ボタン50、メニュー/OKボタン52、BACKボタン54などが設けられている。
【0016】
液晶モニタ38は、カラー液晶ディスプレイで構成されており、CCD68を介して取り込まれる画像やメモリカード(図3中符号94として記載)から読み出した再生画像が表示(一コマ再生/マルチ画面再生など)されるとともに、モード情報、電池残量警告、撮影日時、再生コマ番号などの各種情報も表示される。
【0017】
モード選択レバー42は、撮影モードと再生モードを選択的に切り換えるための操作手段である。モード選択レバー42は電源スイッチ40の外周に回動自在に支持され、撮影モード位置(上側停止位置)と再生モード位置(下側停止位置)の2つの位置で停止可能なレバースイッチで構成されている。
【0018】
十字キー44は上キー44U、下キー44D、左キー44Lおよび右キー44Rの4つのプッシュ式スイッチからなり、上下左右の4方向の指示を入力する操作部である。十字キー44は、メニュー画面から項目を選択したり、各メニューから各種設定項目の選択を指示するボタンとして機能する。また、十字キー44の上キー44Uおよび下キー44Dは撮影モード時のズームスイッチ或いは再生モード時の再生ズームスイッチなどとして機能し、右キー44Rおよび左キー44Lは再生モード時のコマ送り(順方向/逆方向送り)ボタンとして機能する。
【0019】
これら4つのキーの内側には円形の窓部56が形成され、この窓部56にはステータス表示部46が設けられている。ステータス表示部46は、例えばドットマトリックス液晶で構成されており、ここには上下左右の各キー44U、44D、44L、44Rの機能およびモード状態を示す情報などが表示される。
【0020】
表示ボタン50は、液晶モニタ38の表示をON/OFF操作したり、再生方法(一コマ再生/マルチ画面再生)や再生中のコマ番号などのOSD(オンスクリーンディスプレイ)表示の表示/非表示を切り換えるための操作手段である。
【0021】
メニュー/OKボタン52は、液晶モニタ38の画面上にメニューを表示させる指令を行うためのメニューボタンとしての機能と、選択内容の確定および実行などを指令するOKボタンとしての機能とを兼備した操作キーである。撮影者は十字キー44の上キー4U又は下キー44Dを操作して、メニューから変更したい項目を選択し、左キー44L又は右キー44Rで設定内容を変更してからメニュー/OKボタン52で確定する。当該メニューには例えば記録画質(クオリティー)、撮影画素数、画像消去(画像消去モード)などのほか、日付設定、立ち上げ時の液晶モニタ38のON/OFF選択などの各種設定項目がある。このうち記録画質の設定項目では、撮影の目的に合わせて高画質(低圧縮率)の「FINE」、標準画質の「NORMAL」、高圧縮率の「BASIC」という三種類の画質(圧縮率)を設定することができる。また、撮影画素数(ピクセル)の設定項目では、2832×2128(6M)、2048×1536(3M)、1280×960(1M)、640×480(VGA)の何れかの記録画素数を選択できる。なお、本実施の形態では記録画質および撮影画素数の両方の設定変更が可能な形態としているが、これら記録画質または撮影画素数のいずれか一方のみが設定可能な形態のデジタルカメラとしてもよい。
【0022】
BACKボタン54は、メニューから選んだ項目の取消(キャンセル)や一つ前の操作状態に戻る(undo)時などに使用される。なお、図2中符号61はグリップ部、符号62は電池カバー(電池蓋)である。
【0023】
図3はカメラ10のブロック図である。撮影レンズ12は、ズームレンズで構成されているが、単焦点レンズを用いてもよい。撮影レンズ12を通過した光は絞り66にて光量が調節された後、CCD68に入射する。CCD68の受光面には多数のフォトセンサ(受光素子)が二次元的に配列されており、各フォトセンサに対応して赤(R)、緑(G)、青(B)の原色カラーフィルタが所定の配列構造(ベイヤー、Gストライプなど)で配置されている。また、CCD68は各フォトセンサの電荷蓄積時間(シャッタースピード)を制御する電子シャッター機能を有している。
【0024】
撮影レンズ12を介してCCD68の受光面に結像された被写体像は、各フォトセンサによって入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。各フォトセンサに蓄積された信号電荷は、CCDドライバ70から与えられるパルスに基づいて信号電荷に応じた電圧信号(画像信号)として順次読み出される。CCD68から出力された画像信号はアナログ処理部72に送られる。アナログ処理部72はサンプリングホールド回路、色分離回路、ゲイン調整回路などの信号処理回路を含み、このアナログ処理部72において、相関二重サンプリング(CDS)処理並びにR,G,Bの各色信号に色分離処理され、各色信号の信号レベルの調整(プリホワイトバランス処理)が行われる。
【0025】
アナログ処理部72から出力された信号は、A/D変換器74によりデジタル信号に変換された後、内蔵バッファ76およびバス84を介して内蔵メモリを構成するRAM78に格納される。CCDドライバ70、アナログ処理部72およびA/D変換器74には、タイミングジェネレータ77からタイミング信号が与えられ、このタイミング信号によって各回路の同期がとられている。
【0026】
RAM78に記憶された画像データは信号処理部80へ送られる。信号処理部80は同時化回路、輝度・色差信号生成回路、ガンマ補正回路、シャープネス補正回路、コントラスト補正回路、ホワイトバランス補正回路、電子ズーム処理回路、トリミング処理回路などの画像信号処理回路および音声信号処理回路を含むデジタルシグナルプロセッサ(DSP)で構成された信号処理手段であり、CPU82からのコマンドに従ってRAM78を活用しながら画像信号および音声信号を処理する。信号処理部80に入力された画像データは、輝度信号(Y信号)および色差信号(Cr,Cb信号)に変換されるとともに、ガンマ補正などの所定の処理が施された後、RAM78に格納される。
【0027】
撮影した画像を表示出力する場合、RAM78に格納された輝度・色差信号(YC信号と略記する)はバス84を介してVRAM86に送られる。VRAM86に記憶されたデータはエンコーダ87に送られ、ここでキャラクタジェネレータ88から供給される文字や記号のデータとともに表示用の所定方式の信号(例えば、NTSC方式のカラー複合映像信号)に変換される。エンコーダ87の出力はD/A変換器89を介してアナログ信号に変換された後、液晶モニタ38に出力される。こうして、当該画像データの画像内容が液晶モニタ38の画面上に表示される。
【0028】
CCD68から出力される画像信号によってRAM78内の画像データが定期的に書き換えられ、その画像データから生成される映像信号が液晶モニタ38に供給されることにより、CCD68を介して入力する画像がリアルタイムに液晶モニタ38に表示される。撮影者は、液晶モニタ38に映し出される画像(スルー画)、或いはファインダー36によって撮影画角を確認できる。
【0029】
モード選択レバー42(図2参照)により撮影モードが選択され、シャッタボタン30が押されると撮影開始指示(レリーズON)信号が発せられる。CPU82は、この指示信号の受入に応動して、記録用の画像データの取り込みを開始する。また、CPU82は圧縮伸張回路90にコマンドを送り、これにより圧縮伸張回路90はRAM78上の画像データをJPEGその他の所定の形式に従って圧縮する。
【0030】
圧縮された画像データは、カードインターフェース92を介してメモリカード94に記録される。本例のカメラ10では、画像データなどを保存する手段として、例えばスマートメディア(Solid−State FloppyDiskCard)が適用される。なお、記録メディアの形態はこれに限定されず、例えばPCカード、コンパクトフラッシュ、XDピクチャーカードなどでもよく、電子的、磁気的、若しくは光学的、またはこれらの組み合わせによる方式に従って読み書き可能な種々の媒体を用いることができる。
【0031】
さて、モード選択レバー42によって再生モードが選択されると、メモリカード94に記録されている最終の画像データ、すなわち最後に記録した画像データが読み出される。メモリカード94から読み出された画像データは、圧縮伸張回路90によって伸張処理され、VRAM86、エンコーダ87、D/A変換器89を介して液晶モニタ38に出力される。なお、キャラクタジェネレータ88で生成されるデータ(図5に記載の現撮影可能枚数表示152および消去後撮影可能枚数表示154など)は画像信号に重畳されて液晶モニタ38に表示される。
【0032】
再生モードの一コマ再生時には、十字キー44の左/右キー44L、44Rを操作することにより、順方向又は逆方向にコマ送り(画像送り)することができ、コマ送りされた次の画像データがメモリカード94から読み出され、上記と同様にして画像が再生される。
【0033】
CPU82は、所定のプログラムに従って本カメラシステムを制御する制御手段として機能するとともに、前述した記録画質の現在の圧縮率設定(「FINE」、「NORMAL」、「BASIC」)および現在の撮影画素数設定(6M、3M、1M、VGA)から、新たに撮影する画像のデータサイズ(記録画像容量X)を見積る演算を行なう。すなわち、撮影モードにおいて撮影者に予め指定された圧縮率設定および撮影画素設定に基づいて、新たに撮影した際の画像データのデータサイズを予測する演算が行われ、これを記録画像容量Xとして取得する。なお、CPU82はこのほかにも後述する記録媒体の残容量(空き容量)Rの演算や液晶モニタ38上に表示された再生画像の表示画像容量Dの演算など、各種演算を実施する演算手段として機能するほか、電源スイッチ40やシャッタボタン30、その他、操作部105から受入する入力信号に基づいて対応する回路の動作制御、レンズ駆動制御、撮影動作制御、ストロボ発光制御、画像信号処理制御、画像データの記録/再生制御、液晶モニタ38における表示制御なども行う。
【0034】
一方、RAM78は、プログラムの展開領域およびCPU82の演算作業用領域として利用されるとともに、画像データ、音声データのほか、記録媒体残容量R、表示画像容量D、記録画像容量Xの一時記憶領域としても利用される。
【0035】
バス84を介してCPU82と接続されたROM108には、CPU82が実行するプログラムおよび制御に必要な各種データなどが格納されている。また、CPU82に接続されているEEPROM(不揮発性メモリ)110には、制御に必要なデータや各種設定情報などが予め格納されている。
【0036】
カメラ10の電源は、バッテリ126又は電源入力端子24(図1参照)に接続される図示せぬACパワーアダプターなどの外部電源を用いることができる。バッテリ126などから供給される電力は、DC/DCコンバータを含む電源回路128によって所要の電圧に変換された後、各回路ブロックに供給される。
【0037】
次に、上記の如く構成されたカメラ10の画像消去モードについて図1〜図4を用いて説明する。図4はカメラ10の画像消去モード時における消去動作を示すフローチャートである。カメラ10のCPU82は、はじめにモード判別を行い(ステップS210)、モード切換レバー42によって「再生モード」が選択されているか否かを判断する。「再生モード」が選択されていない場合、すなわち「撮影モード」が選択されている場合には、カメラ10を「撮影モード」で使用できるようにするための内部処理を行い(ステップS212)、撮影可能な状態にセットする。
【0038】
その一方、ステップS210で「再生モード」が選択されている場合には、メモリカード94(図3参照)から最終の画像データを読み出して画像再生処理を行い(ステップS214)、液晶モニタ38に再生画像を一コマ表示させる(ステップS216)。
【0039】
この一コマ再生時において、十字キー44(図2参照)の左キー44Lは逆方向コマ送り(コマ戻し)の指示入力キーとして機能し、右キー44Rは順方向コマ送りの指示入力キーとし機能する。撮影者は左キー44L又は右キー44Rを操作することにより再生対象の画像を選択することが可能である。CPU82では十字キー44からの指令を監視し、コマ送りの指示が入力されたか否かを判断する(ステップS218)。コマ送りの指示が入力された場合には、その指示に従って前コマ又は次コマの画像データをメモリカード94から読み出すとともに(ステップS219)、当該読み出した画像データの再生処理を実行して液晶モニタ38の表示画像を更新する(ステップS214〜S216)。
【0040】
CPU82は、ステップS218でコマ送りの指令が入力されていないと判断した時にはステップS220に進み、画像消去モードが選択されたか否かを判定する。ステップS220で「画像消去モード」に移行されていなければステップS221に進み、再生モードの終了操作が行われたか否かを判別する。ステップS221において再生モードの終了操作が行われていなければステップS216に戻り、継続して画像再生状態となる。なお、ステップS221で再生モードの終了操作が行われた場合には、当該再生モードを終了する。
【0041】
一方、ステップS220で画像消去モードに移行した場合(メニュー/OKボタン52が押された場合)、はじめにCPU82は記録画質の現在の圧縮率設定および撮影画素数設定から、新たに撮影する画像のデータサイズ(記録画像容量X)を見積る演算を行ない、これを記録画像容量Xとして取得する(ステップS222)。次いで、CPU82は記録媒体の残容量Rを取得する(ステップS224)。さらにCPU82は、撮影者によって選択された画像、すなわち液晶モニタ38に表示されている画像の容量Dを取得する(ステップS226)。
【0042】
ステップS228では、CPU82によって前記ステップS222,224,226で求めた記録画像容量X、記録媒体残容量R、表示画像容量Dをもとに、消去前の現撮影可能枚数Tおよび、消去後の撮影可能枚数Sが算出される。これらは、
【0043】
【数1】
現撮影可能枚数:T=R÷X
【0044】
【数2】
消去後撮影可能枚数:S=(R+ D)÷X
として夫々求められる。すなわち、記録媒体残容量Rを記録画像容量Xにて除して得られる現撮影可能枚数Tと(数1)、記録媒体残容量Rに表示画像容量D、つまり画像を消去した場合の容量増加分を加えた容量を、記録画像容量Xにて除して算出される消去後撮影可能枚数Sと(数2)、が夫々算出される。なお、この際の算出結果における小数点以下の端数は切り捨てされる。
【0045】
この後、現撮影可能枚数Tおよび消去後撮影可能枚数Sが画像情報として液晶モニタ38に表示される(ステップS230)。図5は、この消去画像および消去確認メッセージを示す液晶モニタ38の画面例である。同図に示すように、液晶モニタ38にはメモリカード94から読み出された画像(消去画像)に加えて、画面の中央には「画像消去OK?」という消去確認メッセージ150、画面の右側には現撮影可能枚数Tを示す現撮影可能枚数表示152および、消去後の撮影可能枚数Sを示す消去後撮影可能枚数表示154がキャラクタジェネレータ88(図3参照)によって再生画像に重畳されて表示されている。ここで、同図を説明すると、現撮影可能枚数表示152に「10枚」、消去後撮影可能枚数表示154には「13枚」と表示されることで、液晶モニタ38に表示されている画像を消去すれば撮影可能枚数が3枚増加する旨の表示がなされている。なお、同画面の左上の符号156は現在のモード(画像消去モード)を示すモード表示である。また、このときの液晶パネル38の表示構成として、同図に示すように「この表示画像はFINE MODEで撮影されています。」といった記録画質の情報158を加えても良い。
【0046】
この際に、撮影者は液晶モニタ38に表示される画像をコマ送り(順方向/逆方向送り)して消去画像を選択することもできる。図4に示すステップS232において、CPU82では十字キー44からの指令を監視し、コマ送りの指示が入力されたか否かを判断する。右キー44Rおよび左キー44Lの操作によるコマ送りの指示が入力された場合には、その指示に従って前コマ又は次コマの画像データをメモリカード94から読み出すとともに(ステップS234)、前記ステップ226まで戻り、当該読み出した画像データの再生処理および演算処理を実行し、液晶モニタ38の表示画像を更新して、新たな消去画像、消去確認メッセージ、現撮影可能枚数T、消去後撮影可能枚数Sを表示する(ステップS226〜S230)。
【0047】
前記ステップ232にてキー操作入力されていないと判断した場合には、ステップS236に進み、メニュー/OKボタン52の操作入力を受け付ける。このとき、メニュー/OKボタン52が操作されると、CPU82は液晶モニタ38に表示された画像の画像データ(選択された画像データ)をメモリカード94から消去する(ステップS238)。次いで、前記ステップS224に戻り、消去後の記録媒体残容量R′をあらためて取得した後、当該消去画像の前コマ又は次コマの画像データの演算処理を実行し、液晶モニタ38の表示画像を更新する(ステップS226〜S230)。
【0048】
前記ステップS236にてメニュー/OKボタン52が操作されていないと判断した場合にはステップS240に進み、画像消去モードの終了操作が行われたか否かを判別する。ステップS240において画像消去モードの終了操作が行われていなければ前記ステップS232に戻り、画像消去モードが継続され、消去すべき画像の選択をやり直すことができる。ステップS240でモードの終了操作が行われた場合には、画像消去モードを終了し、前記ステップS210まで戻る。
【0049】
なお、上述した一連の画像消去モードにおいて、撮影者によってBACKボタン54が操作されると画像消去モードがキャンセルされ、前記ステップS214に戻る。
【0050】
このように、上述した本実施の形態によれば、十字キー44で選択された画像データの容量を算出し、この容量を示す情報、すなわち現撮影可能枚数T、消去後撮影可能枚数Sを選択された画像とともに液晶モニタ38に表示させるので、撮影者は当該選択された画像を消去することなく、消去により増加する容量すなわち純増枚数を把握することができる。これにより撮影者は、所望の撮影可能枚数を得るために消去すべき画像の選択が容易に行える。また、消去前の段階で消去後の純増枚数を知ることができるので、この純増枚数を参考にしながら消去する画像を検討できる。ここで、消去後撮影可能枚数Sから現撮影可能枚数Tを差分した枚数、すなわち純増枚数を液晶モニタ38に表示させる構成としてもよい。
【0051】
なお、本実施の形態に示すように、容量を示す情報として現撮影可能枚数Tおよび消去後撮影可能枚数Sの表示が液晶モニタ38に表示される構成としたが、これに限らず、たとえばステータス表示部46に表示される構成としても構わない。また、さらに別の態様として、現撮影可能枚数Tや消去後撮影可能枚数Sに換えて記録画像容量X、記録媒体残容量R、表示画像容量Dを液晶モニタ38に表示する構成としても構わないが、撮影者による直感的な撮影可能枚数の把握を容易にするため、あくまで枚数表示とすることが好ましい。
【0052】
ここで、画像消去モード時における画像消去動作の態様は図5で説明した一コマ再生時に限定されず、例えばマルチ画面再生(サムネイル表示)中に容量を示す情報を表示させる態様も可能である。詳しく説明すると、まず再生モード時において表示ボタン50(図2参照)を操作して液晶モニタ38をマルチ画面再生とする。これによりメモリカード94から複数の画像データが読み出され、図6に示すように液晶モニタ38にサムネイル画像が表示される。次いでメニュー/OKボタン52を操作して画像消去モードに移行させると、液晶モニタ38のサムネイル画像には消去画像を選択するための画像選択フレーム140が表示される。この画像選択フレーム140は、十字キー44(図2参照)の上キー44U、下キー44D、左キー44Lおよび右キー44Rを操作して上下左右の4方向のサムネイルに移動でき、消去したい画像のサムネイル画像を選択できる。この画像選択フレーム140によるサムネイル画像の選択に伴い、CPU82では前記ステップ226〜230(図4参照)の演算が行なわれ、画像選択フレーム140にて選択された現撮影可能枚数Tを示す現撮影可能枚数表示160、消去後撮影可能枚数Sを示す消去後撮影可能枚数162などの情報が表示される。このときメニュー/OKボタン52が操作されると、画像選択フレーム140にて選択されたサムネイル画像の画像データがメモリカード94から消去される。
【0053】
このような態様においても、撮影者は当該選択された画像を消去すること無く純増枚数を把握することができる。なお、この後の動作については前述した一コマ画像再生における手順と同様であるので、その説明を省略する。
【0054】
ここで、上述した画像消去モードでの一コマ再生/マルチ画面再生において、選択画像の表示順番の構成を一般的な撮影日時順の表示構成とする日付順表示モードに加えて、各画像の容量(画像データサイズ)順の表示構成、すなわち容量順表示モードとすれば、大きいサイズの画像から順次消去対象を選択できる。これにより撮影者は、消去すべき画像を容易に選択でき、少ない消去回数で効率よく所望の撮影可能枚数を得ることができる。
【0055】
なお、純増枚数の目安について補足すると、例えば高画質(低圧縮率)の「FINE」MODEで撮影された容量800kB程度の画像を消去する場合、撮影可能枚数は、高圧縮率の「BASIC」(容量200kB程度)の画像であれば3〜4枚程増加する。
【0056】
前述した実施の形態に示したデジタルカメラの構成は、前記実施の形態に限定されるものではない。例えば、前記ステップS222における記録画像容量Xは、記録画質の現在の圧縮率設定および撮影画素数設定から算出する構成としたが、これに限らず、選択画像の記録画質と同じ設定が維持されてもよいし、一律に予め定めた固定の圧縮率(例えば、「NORMAL」)としてもよい。予め圧縮率設定や撮影画素数設定に基づいて記録画像容量Xが設定され、ROM108やEEPROM110などに記憶された構成としてもよい。
【0057】
また、上記実施の形態においては静止画を消去する場合を例として用いて説明したが、静止画のみならず動画の消去にも本発明を適用できる。さらに、本実施の形態ではカメラ本体に着脱可能なメモリカードから画像が消去される構成としているが、カメラ10に記録媒体(内蔵メモリ)が内蔵されたデジタルカメラの場合には、この内蔵メモリから記憶された画像データを消去する構成としてもよいことは言うまでもない。
【0058】
なお、本発明の適用範囲はデジタルカメラに限定されず、例えばビデオカメラ、撮影機能付き携帯電話機、パソコン、PDAなど、画像データを取り扱う様々な機器に広く適用できる。
【0059】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明に係るデジタルカメラによれば、画像選択操作手段で選択された画像データの容量を算出し、この容量を示す情報を選択された画像とともに画像表示手段に表示させるので、撮影者は当該選択された画像を消去することで増加する容量を把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るデジタルカメラの一例を示す斜視図
【図2】本発明の実施の形態に係るデジタルカメラの一例を示す背面図
【図3】本発明の実施の形態に係るデジタルカメラの内部構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態に係るデジタルカメラの動作を示すフローチャート
【図5】本発明の実施の形態に係るデジタルカメラの画像消去モード時に液晶モニタ上に表示される画像の一例を示す図
【図6】本発明の実施の形態に係るデジタルカメラの画像消去モード時に、液晶モニタ上に表示される画像の別の一例を示す図
【符号の説明】
10…カメラ、38…液晶モニタ(LCD)、44…十字キー、52…メニュー/OKボタン、78…RAM、82…CPU、94…メモリカード(記録媒体)、152,160…現撮影可能枚数表示、154,160…消去後撮影可能枚数表示

Claims (2)

  1. 記録媒体に記録する画像の撮影画素数及び圧縮率のうちの少なくとも一方の設定が可能な画質設定手段と、該画質設定手段によって設定された現在の画質設定に基づいて撮影画像の容量を取得する第1の容量取得手段と、前記記録媒体の残容量と前記第1の容量取得手段によって取得した容量とに基づいて第1の撮影可能枚数を算出し、該第1の撮影可能枚数を表示手段に表示させる手段と、前記記録媒体に記録された画像を選択する画像選択手段と、該画像選択手段にて選択された画像を表示する画像表示手段と、消去モード時に前記画像表示手段による画像表示中に該画像を消去する第1の消去指示入力があると、消去確認状態となり、該消去確認状態中に第2の消去指示入力があると、該画像を前記記録媒体から消去する画像消去手段とを有するデジタルカメラにおいて、
    前記記録媒体の残容量に前記画像選択手段で選択された画像の容量を加えた容量を取得する第2の容量取得手段と、
    前記第1及び第2の容量取得手段によって取得した各容量に基づいて第2の撮影可能枚数を算出する算出手段と、
    前記消去モードでの消去確認状態時に前記第1の撮影可能枚数とともに、前記算出手段によって算出した第2の撮影可能枚数、または第1の撮影可能枚数と第2の撮影枚数との差分を前記表示手段に表示させる表示制御手段と、を備えたことを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 前記画像選択手段は、前記画像表示手段に表示する画像を順次コマ送りすることによって所望の画像を選択するもので、撮影日時順に画像を順次コマ送りする第1のコマ送りモードと、容量の大きい順に画像を順次コマ送りする第2のコマ送りモードとを有することを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ。
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