JP2004187834A - 鍼灸施術具 - Google Patents
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Abstract
【課題】針体を手で支えることなしに針先を正確に経穴に刺入することができると共に、皮膚に直接指が触れることなしに針体刺入部の皮膚を押し開いて刺入を進めることができ、これにより、刺入部の汚染を防止することができる鍼灸施術具の提供。
【解決手段】針1を軸方向移動可能に収容する針管2における外筒4の下端部に3本の脚片32を備えた脚部3を備え、脚部3は、所定の弾性を有する合成樹脂材料により形成され、各脚片32は外筒4の軸方向線に対しそれぞれ外向きに拡開する状態で傾斜状に突出され、各脚片32の先端水平部33を鍼灸被施術者の皮膚Hに当接して押圧することにより、針体刺入部の皮膚Hの近辺を所定の圧力で圧迫すると共に、各脚片32がその弾性により撓むことで針体刺入部の皮膚Hを該針体刺入部を中心として外向き放射方向に押し開くように構成されている。
【選択図】 図3
【解決手段】針1を軸方向移動可能に収容する針管2における外筒4の下端部に3本の脚片32を備えた脚部3を備え、脚部3は、所定の弾性を有する合成樹脂材料により形成され、各脚片32は外筒4の軸方向線に対しそれぞれ外向きに拡開する状態で傾斜状に突出され、各脚片32の先端水平部33を鍼灸被施術者の皮膚Hに当接して押圧することにより、針体刺入部の皮膚Hの近辺を所定の圧力で圧迫すると共に、各脚片32がその弾性により撓むことで針体刺入部の皮膚Hを該針体刺入部を中心として外向き放射方向に押し開くように構成されている。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鍼灸療法の分野で用いられる鍼灸施術具に関し、特に、刺入部の汚染防止関連技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の鍼灸施術具は、針体の基部に針柄を備えた針と、該針を軸方向移動可能に収容する針管とで構成され、その施術に際しては、まず、針管内に針を収容した状態で、針を経穴に立て、切皮(穿孔)という動作により針先を2〜3mmほど硬い皮膚を通過させ、その後針管を抜き取り、針先を安定させるため一方の手で針体を支え、かつ、針体刺入部の皮膚を該針体刺入部を中心として外向き放射方向に押し開くようにして針体の刺入が進められるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
また、前記切皮(穿孔)の際においても、被施術者の痛みを軽減するために、針体刺入部の皮膚を指で押圧して圧迫すると共に該針体刺入部を中心として皮膚を外向き放射方向に押し開くような動作が行われている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−276177号公報 (第(3)頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、針体刺入部近辺の皮膚を圧迫したり、針体を手で支え、かつ、針体刺入部を中心として皮膚を外向き放射方向に押し開く際に、施術者の指が被施術者の皮膚に直接触れることにより、人蛋白(皮膚のかけら)や指に付着した微生物で刺入部が汚染される虞があるという問題があった。
【0005】
本発明は、上述の従来の問題点に着目してなされたもので、針体を手で支えることなしに針先を正確に経穴に刺入することができると共に、皮膚に直接指が触れることなしに針体刺入部の皮膚を押し開いて刺入を進めることができ、これにより、刺入部の汚染を防止することができる鍼灸施術具を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明請求項1記載の鍼灸施術具は、針体の基部に針柄を備えた針を軸方向移動可能に収容する針管の先端開口縁部分に、該先端開口縁部分から針管の軸方向線に対しそれぞれ外向きに拡開する状態で傾斜状に突出する弾性材料よりなる複数の脚片を有する脚部が備えられ、該各脚片の先端部を鍼灸被施術者の皮膚に当接して押圧することにより、針体刺入部の皮膚の近辺を所定の圧力で圧迫すると共に、各脚片がその弾性により撓むことで針体刺入部の皮膚を該針体刺入部を中心として外向き放射方向に押し開くように構成されていることを特徴とする手段とした。
【0007】
本発明請求項2記載の鍼灸施術具は、請求項1記載の鍼灸施術具において、前記針管は、その先端開口縁部分に前記複数の脚片を有する脚部を備えた外筒と、該外筒内に軸方向移動可能に収容される可動部材とで構成され、該可動部材は、針先側を除く針体部分と針柄部分を収容可能な中空部を備えた有底筒状の可動内筒部と、該可動内筒部の底部側に一方端が連設もしくは当接すると共にもう一方端が前記外筒より外部に突出した状態で設けられていて前記可動内筒部を押圧するノック部と、前記可動内筒部をノック部方向へ移動する方向に押圧付勢するコイルスプリングとで構成され、前記ノック部は、前記外筒に対し可動内筒部を前記コイルスプリングの付勢力に抗して押圧する方向にのみ移動可能に構成されていることを特徴とする手段とした。
【0008】
本発明請求項3記載の鍼灸施術具は、請求項2に記載の鍼灸施術具において、前記ノック部が収容された外筒の側壁に軸方向に沿って複数の係止孔が形成され、前記ノック部には該ノック部を前記外筒内に向けて押し込むことにより前記各係止孔に対し段階的に係合する係合爪を備えていることを特徴とする手段とした。
【0009】
本発明請求項4記載の鍼灸施術具は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の鍼灸施術具において、前記却部が針管に対し着脱可能に装着されていることを特徴とする手段とした。
【0010】
【発明の作用および効果】
この発明請求項1記載の鍼灸施術具では、上述のように構成されるため、その施術に際しては、まず、針管内に針を収容した状態で、針を経穴に立て、切皮(穿孔)という動作により針先を2〜3mmほど硬い皮膚を通過させるが、その際に、針管の先端に備えた複数の脚片を皮膚に当接させた状態で針管を皮膚方向に押圧することにより、針体刺入部の皮膚の近辺が各脚片の適度な弾力性により所定の圧力で圧迫されると共に、各脚片がその弾性により撓むことで針体刺入部の皮膚が該針体刺入部を中心として外向き放射方向に押し開かれた状態となる。そこで、この状態で切皮(穿孔)およびその後の針体刺入が行われた後、皮膚に刺入された状態の針を残して外筒の抜き取りを行う。
【0011】
以上のように、複数の脚片を皮膚に当接させることで、針先を安定させることができるため、針体を手で支えることなしに、針先を正確に経穴に刺入することができ、かつ、皮膚の圧迫および拡開により切皮(穿孔)時における被施術者の痛みを軽減させることができると共に、その後の針体の刺入をスムーズに行なうことができる。
従って、施術中に施術者の手が被施術者の皮膚に直接触れることがないため、刺入部の汚染を防止することができるようになるという効果が得られる。
また、前記各脚片の弾力性を所定の値に設定しておくことにより、施術者の経験・技量の如何に係らず皮膚の圧迫強度を所定の範囲に安定させることができるようになる。
【0012】
本発明請求項2記載の鍼灸施術具では、上述のように構成されるため、可動内筒部の中空部内に針先を所定長さ突出させた状態で収容し、この状態で外筒の一方端より突出したノック部を人差し指等で外筒内に押し込むことにより、針が収容された可動内筒部をコイルスプリングの付勢力に抗して押圧するもので、これにより、針先を2〜3mmほど硬い皮膚に刺入する切皮(穿孔)だけでなく、その後の刺入を継続的に行うことができる。
【0013】
本発明請求項3記載の鍼灸施術具は、上述にように構成されるため、外筒の側壁に軸方向に複数形成された係止孔の間隔を所定の長さに設定しておくことにより、切皮(穿孔)時の刺入長さを安定させることができると共に、その後の刺入を段階的に行うことができるようになる。
【0014】
本発明請求項4記載の鍼灸施術具は、上述にように構成されるため、皮膚に直接触れる脚部のみを新しいものと差し替えることにより、針を除くその他の部材を再利用することが可能となり、これにより、コストを低減することができるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、この発明の実施の形態は、請求項3、4に対応したものである。
図1は発明の実施の形態の鍼灸施術具を示す正面図、図2は同拡大底面図、図3は図1の中央縦断側面図であり、これらの図において、1は針、2は針管を示す。
前記針1は、ステンレス、銀また金合金等からなる針体11の針先11aとは反対側の基端部に、ポリエチレン等の樹脂製の針柄12が一体成形(例えば、インサート成形)された構造となっている。
【0016】
前記針管2は、その先端(下端)開口縁部分に脚部3を備えた外筒4と、該外筒4内に軸方向移動可能に収容される可動部材5とで構成されている。
前記外筒4は、円筒状に形成され、その先端(下端)開口縁部分に前記脚部3を着脱自在に取り付けるための小径部41が形成されると共に、該小径部41の下端は先細り状の先端部42が形成されている。そして、前記小径部41と先端部42部分の軸心孔部分は先端(下端)開口部に向かうにつれて小径になるテーパ孔43に形成されると共に、該テーパ孔43と外筒4の軸心穴44との間には環状段部45が形成されている。
【0017】
前記脚部3は、所定の弾性を有する合成樹脂材料により一体成形されるもので、前記外筒4の小径部41に対し着脱自在に装着される環状基部31と、該環状基部31の下端開口縁部から外筒4の軸方向線に対しそれぞれ外向きに拡開する状態で傾斜状に突出する3本の脚片32とで構成されている。この3本の脚片32は、前記環状基部31における下端開口縁部の円周方向一定間隔のもとに突出され、各脚片32の先端部には皮膚Hへの当接面を構成する水平部33がそれぞれ延設されている。
【0018】
前記可動部材5は、前記外筒4の軸心穴44内に軸方向移動可能に収容される部材であり、可動内筒部51と、ノック部52と、コイルスプリング53とで構成されている。
前記可動内筒部51は、針先11a側を除く針体11部分と針柄12部分を収容可能な中空部51aを備え、下端寄り中途部の外周には、外筒4の軸心穴44の内周面に沿ってその移動を案内する案内部材を兼ねた突起部51b、51bが形成されている。
そして、前記コイルスプリング53は、その上下両端部を前記突起部51b、51bと環状段部45にそれぞれ係止させた状態で、外筒4の軸心穴44内に収容されている。
【0019】
前記ノック部52は、前記外筒4に対し可動内筒部51をコイルスプリング53の付勢力に抗して下方へ押圧移動させる役目をなすもので、その下端部を前記可動内筒部51の上端開口部を挿入した状態で連結されると共に、上端側が前記外筒4の上端開口部より外部に突出した状態で設けられている。
【0020】
そして、このノック部52は、所定の弾性を有する合成樹脂材料で形成されていて、その中途部には、本体部52aとは下端のみが連結された二又状分岐片52bが形成され、この分岐片52bの上端部側外面には、断面フ字状の係合爪52cが突出形成され、分岐片52bの基部側外面には、ストッパ爪52dが突出形成されている。
【0021】
一方、前記外筒4の上部側壁には、前記係合爪52cを係止する係止孔46が軸方向所定間隔のもとに6個所に形成されると共に、最下段の係止孔46の下部には、前記ストッパ爪52dを下方へのみ移動可能に係止する長孔47が形成されている。そして、使用前の状態では、前記コイルスプリング52が少し圧縮された状態で前記係合爪52cが最上部の係止孔46に係止された状態となっている。
【0022】
次に、この発明の実施の形態の作用・効果を説明する。
この発明の実施の形態の鍼灸施術具では、上述のように構成されるため、その施術に際しては、まず、可動内筒部51の中空部51a内に針1を収容した状態で、針体11を経穴に立て、切皮(穿孔)という動作により針先11aを2〜3mmほど硬い皮膚を通過させるが、その際に、図3(イ)に示すように、外筒4の先端(下端)に備えた3本の脚片32の水平部33を皮膚Hに当接させた状態で外筒4を皮膚H方向に押圧することにより、図3(ロ)に示すように、針体刺入部の皮膚Hの近辺が各脚片32の適度な弾力性により所定の圧力で圧迫されると共に、各脚片32がその弾性により撓むことで針体刺入部の皮膚Hが該針体刺入部を中心として外向き放射方向に押し開かれた状態となる。
【0023】
次に、この状態で、図(ハ)に示すように、ノック部52を人差し指等で外筒4内に向けて押し込むことにより、可動内筒部51がコイルスプリング53の付勢力に抗して下方へ押し込まれ、これにより、可動内筒部51の中空部51a内に収容された針1の針先11aが下方へ押圧移動して硬い皮膚Hをまず2〜3mmほど通過させる切皮(穿孔)という動作が行われる。そして、この時点では前記ノック部52の係合爪52cが上から2段目の係止孔46に係合されることで、外筒4に対する可動部材5および針1の位置関係が維持された状態となる。
【0024】
そこで、ノック部52を人差し指等でさらに外筒4内に向けて押し込んでいくことにより、針体11を所定の深さだけ刺入する。なお、この刺入は、係合爪52cを各係止孔46に1段づつ係合させることにより、各係止孔46相互の間隔づつ段階的に行われることになる。
【0025】
以上のようにして針体11の刺入が終了した時点で、外筒4を上方に持ち上げることにより、皮膚Hに刺入された状態の針1のみを残して針管2の抜き取りを行う。そして、通常通り所定の技法を行った後、針1の抜き取りを行う。
【0026】
以上詳細に説明してきたように、この発明の実施の形態の鍼灸施術具によれば、3本の脚片32を皮膚に当接させることで、針先11aを安定させることができるため、針体11を手で支えることなしに、針先11aを正確に経穴に刺入することができ、かつ、皮膚Hの圧迫および拡開により切皮(穿孔)時における被施術者の痛みを軽減させることができると共に、その後の針体11の刺入をスムーズかつ継続的に行なうことができるようになる。
【0027】
従って、施術中に施術者の手が被施術者の皮膚Hに直接触れることがないため、刺入部の汚染を防止することができるようになるという効果が得られる。
また、前記各脚片32の弾力性を所定の値に設定しておくことにより、施術者の経験・技量の如何に係らず皮膚Hの圧迫強度を所定の範囲に安定させることができるようになる。
【0028】
また、外筒4の側壁に軸方向に沿って6個所に形成された係止孔46の間隔を所定の長さに設定しておくことにより、切皮(穿孔)時の刺入長さを安定させることができると共に、その後の刺入を段階的かつ正確に行うことができるようになる。
【0029】
また、脚部3を外筒4に対し着脱自在としたため、皮膚Hに直接触れる脚部3のみを新しいものと差し替えることにより、針1を除くその他の部材、即ち針管2は何度でも再利用することが可能となり、これにより、コストを低減することができるようになる。
【0030】
以上発明の実施の形態を図面により説明したが、具体的な構成はこれらの発明の実施の形態に限られるものではない。
例えば、発明の実施の形態では、針管2を、外筒4と可動部材5で構成させたが、可動部材5を設けることなしに、従来例のように針1を収容可能な針管の下端部に脚部3を備えた構造であってもよい。
【0031】
また、発明の実施の形態では、複数の係止孔46とこの係止孔46に係合する係合爪52cを設けたが、これらを省略し、長孔47とストッパ爪52dのみを設けるようにしてもよく、この場合は、刺入深さを任意の値に調節することが可能となる。
【0032】
また、発明の実施の形態では、外筒4に対し脚部3を着脱可能に構成したが、全ての部材を使い捨てにする場合は、一体に形成してもよい。
また、脚片32は2本以上であれば本数は任意であり、また、その材料も任意であって、金属で形成するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態の鍼灸施術具を示す正面図である。
【図2】発明の実施の形態の鍼灸施術具を示す拡大底面図である。
【図3】図1の中央縦断面図である。
【符号の説明】
H 皮膚
1 針
11 針体
11a 針先
12 針柄
2 針管
3 脚部
31 環状基部
32 脚片
33 水平部
4 外筒
41 小径部
42 先端部
43 テーパ孔
44 軸心穴
45 環状段部
46 係止孔
47 長孔
5 可動部材
51 可動内筒部
51a 中空部
51b 突起部
52 ノック部
52a 本体部
52b 分岐片
52c 係合爪
52d ストッパ爪
【発明の属する技術分野】
本発明は、鍼灸療法の分野で用いられる鍼灸施術具に関し、特に、刺入部の汚染防止関連技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の鍼灸施術具は、針体の基部に針柄を備えた針と、該針を軸方向移動可能に収容する針管とで構成され、その施術に際しては、まず、針管内に針を収容した状態で、針を経穴に立て、切皮(穿孔)という動作により針先を2〜3mmほど硬い皮膚を通過させ、その後針管を抜き取り、針先を安定させるため一方の手で針体を支え、かつ、針体刺入部の皮膚を該針体刺入部を中心として外向き放射方向に押し開くようにして針体の刺入が進められるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
また、前記切皮(穿孔)の際においても、被施術者の痛みを軽減するために、針体刺入部の皮膚を指で押圧して圧迫すると共に該針体刺入部を中心として皮膚を外向き放射方向に押し開くような動作が行われている。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−276177号公報 (第(3)頁、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、針体刺入部近辺の皮膚を圧迫したり、針体を手で支え、かつ、針体刺入部を中心として皮膚を外向き放射方向に押し開く際に、施術者の指が被施術者の皮膚に直接触れることにより、人蛋白(皮膚のかけら)や指に付着した微生物で刺入部が汚染される虞があるという問題があった。
【0005】
本発明は、上述の従来の問題点に着目してなされたもので、針体を手で支えることなしに針先を正確に経穴に刺入することができると共に、皮膚に直接指が触れることなしに針体刺入部の皮膚を押し開いて刺入を進めることができ、これにより、刺入部の汚染を防止することができる鍼灸施術具を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明請求項1記載の鍼灸施術具は、針体の基部に針柄を備えた針を軸方向移動可能に収容する針管の先端開口縁部分に、該先端開口縁部分から針管の軸方向線に対しそれぞれ外向きに拡開する状態で傾斜状に突出する弾性材料よりなる複数の脚片を有する脚部が備えられ、該各脚片の先端部を鍼灸被施術者の皮膚に当接して押圧することにより、針体刺入部の皮膚の近辺を所定の圧力で圧迫すると共に、各脚片がその弾性により撓むことで針体刺入部の皮膚を該針体刺入部を中心として外向き放射方向に押し開くように構成されていることを特徴とする手段とした。
【0007】
本発明請求項2記載の鍼灸施術具は、請求項1記載の鍼灸施術具において、前記針管は、その先端開口縁部分に前記複数の脚片を有する脚部を備えた外筒と、該外筒内に軸方向移動可能に収容される可動部材とで構成され、該可動部材は、針先側を除く針体部分と針柄部分を収容可能な中空部を備えた有底筒状の可動内筒部と、該可動内筒部の底部側に一方端が連設もしくは当接すると共にもう一方端が前記外筒より外部に突出した状態で設けられていて前記可動内筒部を押圧するノック部と、前記可動内筒部をノック部方向へ移動する方向に押圧付勢するコイルスプリングとで構成され、前記ノック部は、前記外筒に対し可動内筒部を前記コイルスプリングの付勢力に抗して押圧する方向にのみ移動可能に構成されていることを特徴とする手段とした。
【0008】
本発明請求項3記載の鍼灸施術具は、請求項2に記載の鍼灸施術具において、前記ノック部が収容された外筒の側壁に軸方向に沿って複数の係止孔が形成され、前記ノック部には該ノック部を前記外筒内に向けて押し込むことにより前記各係止孔に対し段階的に係合する係合爪を備えていることを特徴とする手段とした。
【0009】
本発明請求項4記載の鍼灸施術具は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の鍼灸施術具において、前記却部が針管に対し着脱可能に装着されていることを特徴とする手段とした。
【0010】
【発明の作用および効果】
この発明請求項1記載の鍼灸施術具では、上述のように構成されるため、その施術に際しては、まず、針管内に針を収容した状態で、針を経穴に立て、切皮(穿孔)という動作により針先を2〜3mmほど硬い皮膚を通過させるが、その際に、針管の先端に備えた複数の脚片を皮膚に当接させた状態で針管を皮膚方向に押圧することにより、針体刺入部の皮膚の近辺が各脚片の適度な弾力性により所定の圧力で圧迫されると共に、各脚片がその弾性により撓むことで針体刺入部の皮膚が該針体刺入部を中心として外向き放射方向に押し開かれた状態となる。そこで、この状態で切皮(穿孔)およびその後の針体刺入が行われた後、皮膚に刺入された状態の針を残して外筒の抜き取りを行う。
【0011】
以上のように、複数の脚片を皮膚に当接させることで、針先を安定させることができるため、針体を手で支えることなしに、針先を正確に経穴に刺入することができ、かつ、皮膚の圧迫および拡開により切皮(穿孔)時における被施術者の痛みを軽減させることができると共に、その後の針体の刺入をスムーズに行なうことができる。
従って、施術中に施術者の手が被施術者の皮膚に直接触れることがないため、刺入部の汚染を防止することができるようになるという効果が得られる。
また、前記各脚片の弾力性を所定の値に設定しておくことにより、施術者の経験・技量の如何に係らず皮膚の圧迫強度を所定の範囲に安定させることができるようになる。
【0012】
本発明請求項2記載の鍼灸施術具では、上述のように構成されるため、可動内筒部の中空部内に針先を所定長さ突出させた状態で収容し、この状態で外筒の一方端より突出したノック部を人差し指等で外筒内に押し込むことにより、針が収容された可動内筒部をコイルスプリングの付勢力に抗して押圧するもので、これにより、針先を2〜3mmほど硬い皮膚に刺入する切皮(穿孔)だけでなく、その後の刺入を継続的に行うことができる。
【0013】
本発明請求項3記載の鍼灸施術具は、上述にように構成されるため、外筒の側壁に軸方向に複数形成された係止孔の間隔を所定の長さに設定しておくことにより、切皮(穿孔)時の刺入長さを安定させることができると共に、その後の刺入を段階的に行うことができるようになる。
【0014】
本発明請求項4記載の鍼灸施術具は、上述にように構成されるため、皮膚に直接触れる脚部のみを新しいものと差し替えることにより、針を除くその他の部材を再利用することが可能となり、これにより、コストを低減することができるようになる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、この発明の実施の形態は、請求項3、4に対応したものである。
図1は発明の実施の形態の鍼灸施術具を示す正面図、図2は同拡大底面図、図3は図1の中央縦断側面図であり、これらの図において、1は針、2は針管を示す。
前記針1は、ステンレス、銀また金合金等からなる針体11の針先11aとは反対側の基端部に、ポリエチレン等の樹脂製の針柄12が一体成形(例えば、インサート成形)された構造となっている。
【0016】
前記針管2は、その先端(下端)開口縁部分に脚部3を備えた外筒4と、該外筒4内に軸方向移動可能に収容される可動部材5とで構成されている。
前記外筒4は、円筒状に形成され、その先端(下端)開口縁部分に前記脚部3を着脱自在に取り付けるための小径部41が形成されると共に、該小径部41の下端は先細り状の先端部42が形成されている。そして、前記小径部41と先端部42部分の軸心孔部分は先端(下端)開口部に向かうにつれて小径になるテーパ孔43に形成されると共に、該テーパ孔43と外筒4の軸心穴44との間には環状段部45が形成されている。
【0017】
前記脚部3は、所定の弾性を有する合成樹脂材料により一体成形されるもので、前記外筒4の小径部41に対し着脱自在に装着される環状基部31と、該環状基部31の下端開口縁部から外筒4の軸方向線に対しそれぞれ外向きに拡開する状態で傾斜状に突出する3本の脚片32とで構成されている。この3本の脚片32は、前記環状基部31における下端開口縁部の円周方向一定間隔のもとに突出され、各脚片32の先端部には皮膚Hへの当接面を構成する水平部33がそれぞれ延設されている。
【0018】
前記可動部材5は、前記外筒4の軸心穴44内に軸方向移動可能に収容される部材であり、可動内筒部51と、ノック部52と、コイルスプリング53とで構成されている。
前記可動内筒部51は、針先11a側を除く針体11部分と針柄12部分を収容可能な中空部51aを備え、下端寄り中途部の外周には、外筒4の軸心穴44の内周面に沿ってその移動を案内する案内部材を兼ねた突起部51b、51bが形成されている。
そして、前記コイルスプリング53は、その上下両端部を前記突起部51b、51bと環状段部45にそれぞれ係止させた状態で、外筒4の軸心穴44内に収容されている。
【0019】
前記ノック部52は、前記外筒4に対し可動内筒部51をコイルスプリング53の付勢力に抗して下方へ押圧移動させる役目をなすもので、その下端部を前記可動内筒部51の上端開口部を挿入した状態で連結されると共に、上端側が前記外筒4の上端開口部より外部に突出した状態で設けられている。
【0020】
そして、このノック部52は、所定の弾性を有する合成樹脂材料で形成されていて、その中途部には、本体部52aとは下端のみが連結された二又状分岐片52bが形成され、この分岐片52bの上端部側外面には、断面フ字状の係合爪52cが突出形成され、分岐片52bの基部側外面には、ストッパ爪52dが突出形成されている。
【0021】
一方、前記外筒4の上部側壁には、前記係合爪52cを係止する係止孔46が軸方向所定間隔のもとに6個所に形成されると共に、最下段の係止孔46の下部には、前記ストッパ爪52dを下方へのみ移動可能に係止する長孔47が形成されている。そして、使用前の状態では、前記コイルスプリング52が少し圧縮された状態で前記係合爪52cが最上部の係止孔46に係止された状態となっている。
【0022】
次に、この発明の実施の形態の作用・効果を説明する。
この発明の実施の形態の鍼灸施術具では、上述のように構成されるため、その施術に際しては、まず、可動内筒部51の中空部51a内に針1を収容した状態で、針体11を経穴に立て、切皮(穿孔)という動作により針先11aを2〜3mmほど硬い皮膚を通過させるが、その際に、図3(イ)に示すように、外筒4の先端(下端)に備えた3本の脚片32の水平部33を皮膚Hに当接させた状態で外筒4を皮膚H方向に押圧することにより、図3(ロ)に示すように、針体刺入部の皮膚Hの近辺が各脚片32の適度な弾力性により所定の圧力で圧迫されると共に、各脚片32がその弾性により撓むことで針体刺入部の皮膚Hが該針体刺入部を中心として外向き放射方向に押し開かれた状態となる。
【0023】
次に、この状態で、図(ハ)に示すように、ノック部52を人差し指等で外筒4内に向けて押し込むことにより、可動内筒部51がコイルスプリング53の付勢力に抗して下方へ押し込まれ、これにより、可動内筒部51の中空部51a内に収容された針1の針先11aが下方へ押圧移動して硬い皮膚Hをまず2〜3mmほど通過させる切皮(穿孔)という動作が行われる。そして、この時点では前記ノック部52の係合爪52cが上から2段目の係止孔46に係合されることで、外筒4に対する可動部材5および針1の位置関係が維持された状態となる。
【0024】
そこで、ノック部52を人差し指等でさらに外筒4内に向けて押し込んでいくことにより、針体11を所定の深さだけ刺入する。なお、この刺入は、係合爪52cを各係止孔46に1段づつ係合させることにより、各係止孔46相互の間隔づつ段階的に行われることになる。
【0025】
以上のようにして針体11の刺入が終了した時点で、外筒4を上方に持ち上げることにより、皮膚Hに刺入された状態の針1のみを残して針管2の抜き取りを行う。そして、通常通り所定の技法を行った後、針1の抜き取りを行う。
【0026】
以上詳細に説明してきたように、この発明の実施の形態の鍼灸施術具によれば、3本の脚片32を皮膚に当接させることで、針先11aを安定させることができるため、針体11を手で支えることなしに、針先11aを正確に経穴に刺入することができ、かつ、皮膚Hの圧迫および拡開により切皮(穿孔)時における被施術者の痛みを軽減させることができると共に、その後の針体11の刺入をスムーズかつ継続的に行なうことができるようになる。
【0027】
従って、施術中に施術者の手が被施術者の皮膚Hに直接触れることがないため、刺入部の汚染を防止することができるようになるという効果が得られる。
また、前記各脚片32の弾力性を所定の値に設定しておくことにより、施術者の経験・技量の如何に係らず皮膚Hの圧迫強度を所定の範囲に安定させることができるようになる。
【0028】
また、外筒4の側壁に軸方向に沿って6個所に形成された係止孔46の間隔を所定の長さに設定しておくことにより、切皮(穿孔)時の刺入長さを安定させることができると共に、その後の刺入を段階的かつ正確に行うことができるようになる。
【0029】
また、脚部3を外筒4に対し着脱自在としたため、皮膚Hに直接触れる脚部3のみを新しいものと差し替えることにより、針1を除くその他の部材、即ち針管2は何度でも再利用することが可能となり、これにより、コストを低減することができるようになる。
【0030】
以上発明の実施の形態を図面により説明したが、具体的な構成はこれらの発明の実施の形態に限られるものではない。
例えば、発明の実施の形態では、針管2を、外筒4と可動部材5で構成させたが、可動部材5を設けることなしに、従来例のように針1を収容可能な針管の下端部に脚部3を備えた構造であってもよい。
【0031】
また、発明の実施の形態では、複数の係止孔46とこの係止孔46に係合する係合爪52cを設けたが、これらを省略し、長孔47とストッパ爪52dのみを設けるようにしてもよく、この場合は、刺入深さを任意の値に調節することが可能となる。
【0032】
また、発明の実施の形態では、外筒4に対し脚部3を着脱可能に構成したが、全ての部材を使い捨てにする場合は、一体に形成してもよい。
また、脚片32は2本以上であれば本数は任意であり、また、その材料も任意であって、金属で形成するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態の鍼灸施術具を示す正面図である。
【図2】発明の実施の形態の鍼灸施術具を示す拡大底面図である。
【図3】図1の中央縦断面図である。
【符号の説明】
H 皮膚
1 針
11 針体
11a 針先
12 針柄
2 針管
3 脚部
31 環状基部
32 脚片
33 水平部
4 外筒
41 小径部
42 先端部
43 テーパ孔
44 軸心穴
45 環状段部
46 係止孔
47 長孔
5 可動部材
51 可動内筒部
51a 中空部
51b 突起部
52 ノック部
52a 本体部
52b 分岐片
52c 係合爪
52d ストッパ爪
Claims (4)
- 針体の基部に針柄を備えた針を軸方向移動可能に収容する針管の先端開口縁部分に、該先端開口縁部分から針管の軸方向線に対しそれぞれ外向きに拡開する状態で傾斜状に突出する弾性材料よりなる複数の脚片を有する脚部が備えられ、
該各脚片の先端部を鍼灸被施術者の皮膚に当接して押圧することにより、針体刺入部の皮膚の近辺を所定の圧力で圧迫すると共に、各脚片がその弾性により撓むことで針体刺入部の皮膚を該針体刺入部を中心として外向き放射方向に押し開くように構成されていることを特徴とする鍼灸施術具。 - 前記針管は、その先端開口縁部分に前記複数の脚片を有する脚部を備えた外筒と、該外筒内に軸方向移動可能に収容される可動部材とで構成され、
該可動部材は、針先側を除く針体部分と針柄部分を収容可能な中空部を備えた有底筒状の可動内筒部と、該可動内筒部の底部側に一方端が連設もしくは当接すると共にもう一方端が前記外筒より外部に突出した状態で設けられていて前記可動内筒部を押圧するノック部と、前記可動内筒部をノック部方向へ移動する方向に押圧付勢するコイルスプリングとで構成され、
前記ノック部は、前記外筒に対し可動内筒部を前記コイルスプリングの付勢力に抗して押圧する方向にのみ移動可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の鍼灸施術具。 - 前記ノック部が収容された外筒の側壁に軸方向に沿って複数の係止孔が形成され、
前記ノック部には該ノック部を前記外筒内に向けて押し込むことにより前記各係止孔に対し段階的に係合する係合爪を備えていることを特徴とする請求項2に記載の鍼灸施術具。 - 前記却部が針管に対し着脱可能に装着されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の鍼灸施術具。
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-
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- 2002-12-10 JP JP2002357730A patent/JP2004187834A/ja active Pending
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