JP2004187790A - 消臭用ウェットティッシュ - Google Patents

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Abstract

【課題】強力な臭いであっても、簡便かつ確実に消臭することのできる消臭用ウェットティッシュを提供すること。
【解決手段】まず、緑茶抽出物、ローズマリー抽出物、竹抽出物からなる群から選ばれる少なくとも1種の植物抽出物、および、ノニオン系界面活性剤などの界面活性剤、さらには、必要により、エタノールなどのアルコール類を含む消臭液を調製し、次いで、得られた消臭液を不織布に含浸させることにより、消臭用ウェットティッシュを得る。この消臭用ウェットティッシュを用いて、魚釣りなどにおける餌や魚などの臭いが付いた手を払拭すれば、手の汚れを洗浄しつつ、例えば、アミエビのような強力な臭いであっても、簡便かつ確実に除去することができる。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、消臭用ウェットティッシュ、詳しくは、魚釣りなどにおいて用いられる消臭用ウェットティッシュに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、魚釣りでは、餌を手にとって針につけ、魚が釣れると、釣れた魚を手にとって針を外すようにしており、餌や魚が直接手に触れるため、手に餌や魚の臭いが付いてしまい、この臭いを、例えば、石鹸を用いて水洗しても、簡便に除去することが困難であった。
【0003】
そのため、例えば、特開平3−29623号公報では、ウーロン茶葉から抽出したウーロン茶抽出物を、エチルアルコールおよび界面活性剤とともに含有する水溶液が含浸された、洗浄効果および消臭効果を有するウェットティッシュが提案されている。
【0004】
【特許文献1】
特開平3−29623号公報
【発明が解決しようとする課題】
ところが、魚釣りの目的とする魚によっては、アミエビなどの臭いの強力な餌が用いられる場合があるなど、魚やアミエビなどに含まれるトリメチルアミンなどのアミン臭、ピリジン臭、アンモニア臭などが手に付着して強力な臭いの源となる場合も多い。そのような手に付着した強力な臭いは、皮膚表皮の細部に入り込み、石鹸などを用いた通常の手洗いや、消臭剤などを用いた手洗いにおいても、このような強力な臭いを完全に除去することができず、また、上記のウェットティッシュを用いても、手に付いたこのような強力な臭いをなかなか除去できないという不具合がある。
【0005】
そこで、本発明は、このような不具合に鑑みなされたもので、その目的とするところは、強力な臭いであっても、簡便かつ確実に消臭することのできる消臭用ウェットティッシュを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、緑茶抽出物、ローズマリー抽出物、竹抽出物からなる群から選ばれる少なくとも1種の植物抽出物、および、界面活性剤を含む消臭液が、不織布に含浸されていることを特徴としている。
【0007】
また、本発明では、前記植物抽出物が、前記消臭液中に0.05〜5.0重量%含有されていることが好ましい。
【0008】
また、本発明では、前記界面活性剤が、ノニオン系界面活性剤であり、前記消臭液中に0.01〜1.0重量%含有されていることが好ましい。
【0009】
また、本発明では、前記消臭液には、さらに、アルコール類が含有されていることが好ましい。
【0010】
また、本発明では、前記不織布がコットン繊維からなる不織布であり、前記消臭液が、前記不織布に対して1.5〜5重量倍含浸されていることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の消臭用ウェットティッシュは、植物抽出物および界面活性剤を含む消臭液が不織布に含浸されている。
【0012】
植物抽出物としては、緑茶抽出物、ローズマリー抽出物、竹抽出物からなる群から1種または2種以上選択して用いられる。
【0013】
緑茶抽出物は、緑茶葉から抽出される抽出物であり、その成分として、例えば、エピカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキン、エピガロカテキンガレートなどのポリフェノール系化合物などが含有されている。
【0014】
ローズマリー抽出物は、ローズマリーの茎や葉などから抽出される抽出物であり、その成分として、例えば、1,8−シネオールなどのオキサイド類化合物、例えば、カンファーなどのケトン類化合物、例えば、α−ピネン、β−ピネン、カンフェン、リモネン、ミルセンなどの炭化水素類モノテルペン化合物などが含有されている。
【0015】
竹抽出物は、竹から抽出される抽出物であり、その成分として、例えば、キノン類化合物などが含有されている。
【0016】
なお、このような植物抽出物は、通常、そのpHが7以下である。
【0017】
これら植物抽出物は、消臭液中に、0.05〜5.0重量%、好ましくは、0.1〜3.0重量%含有される。植物抽出物が0.05重量%未満になると、強力な臭いに対する十分な消臭効果が得られない場合があり、5.0重量%を超えると、植物抽出物の含有量に見合う消臭効果が得られない場合がある。
【0018】
なお、植物抽出物を抽出する方法は、特に制限されないが、例えば、流下法(ドリップ法)、浸漬法、煮沸法などの方法において、熱湯を用いる熱湯抽出法、例えば、浸漬法、蒸留法などの方法において、アルコール類を用いるアルコール抽出法などの公知の抽出方法を用いることができ、植物抽出物の種類などに応じて、適宜選択して用いることができる。
【0019】
また、抽出溶媒としては、例えば、水、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコールなどの水溶性アルコール類などが用いられる。
【0020】
また、これら植物抽出物は、市販品を用いることもできる。
【0021】
植物抽出物の市販品としては、例えば、サンフラボンHG(商品名、100%抽出物、太陽化学社製)、ポリフェノン(商品名、60%抽出物、三井農林社製)、テアフラン30A(商品名、30%抽出物、伊藤園社製)、フレッシュシライマツE(商品名、4%抽出物、白井松新薬社製)などの緑茶抽出物の市販品、例えば、ローズマリー抽出液(商品名、1%抽出物、小城製薬社製)、オーガニックローズマリーエキスBG−50(商品名、50%抽出物、香栄興業社製)などのローズマリー抽出物の市販品、例えば、タケリグナンエキス(商品名、20%抽出物、フードテックス社製)、ネオバンプス2000(商品名、20%抽出物、白井松新薬社製)などの竹抽出物の市販品などが挙げられる。
【0022】
また、界面活性剤としては、特に制限されず、例えば、石鹸類、カチオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、両イオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤など、公知の界面活性剤が挙げられる。
【0023】
石鹸類としては、例えば、アルカリ石鹸、金属石鹸、有機塩基石鹸などが挙げられる。
【0024】
カチオン系界面活性剤としては、例えば、アルキルアミン塩、アルキルアンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩などが挙げられる。
【0025】
アニオン系界面活性剤としては、例えば、脂肪族モノカルボン酸塩、N−アルシルサルコシン塩、N−アシルグルタミン酸塩などのカルボン酸型アニオン系界面活性剤、例えば、アルキルスルホコハク酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、アルカンスルホン酸塩、アルファオレフィンスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、ポリナフチルメタンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、N−メチル−N−アシルタウリン酸塩などのスルホン酸型アニオン系界面活性剤、例えば、アルキル硫酸エステル塩、油脂硫酸エステル塩などの硫酸エステル型アニオン系界面活性剤、例えば、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸塩などのリン酸型アニオン系界面活性剤、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩などのエーテル硫酸塩型アニオン系高分子界面活性剤、ポリカルボン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸塩などのカルボン酸型アニオン系高分子界面活性剤などが挙げられる。
【0026】
両イオン系界面活性剤としては、例えば、アルキルペダイン、アルキルβ−アラニンなどの両イオン系界面活性剤が挙げられる。
【0027】
ノニオン系界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン高級アルコールエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、多価アルコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン多価アルコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ソルビタンモノ脂肪酸エステル、ソルビタンジ脂肪酸エステル、ソルビタントリ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンジ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタントリ脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレン脂肪酸アミドなどのノニオン系界面活性剤などが挙げられる。
【0028】
これら界面活性剤は、単独で用いてもよいし、2種以上を併用して用いてもよい。
【0029】
これら界面活性剤のうちでは、ノニオン系界面活性剤、より好ましくは、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油が用いられる。ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油は、皮膚に対する浸透性がよく、手に染み付いた汚れを効果的に除去することができ、植物抽出物との相乗的な消臭効果を得ることができる。
【0030】
また、界面活性剤は、消臭液中に、0.01〜1.0重量%、好ましくは、0.05〜0.5重量%含有される。界面活性剤が0.01重量%未満になると、十分な洗浄効果が得られない場合があり、1.0重量%を超えると、界面活性剤が必要以上に手と接触してべたつく場合がある。
【0031】
また、消臭液には、必要により、アルコール類が含有されていてもよい。
【0032】
アルコール類としては、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコールなどの水溶性アルコール類が挙げられる。好ましくは、エタノールが用いられる。
【0033】
アルコール類は、消臭液中に、例えば、0.5〜20重量%、好ましくは、1〜10重量%含有される。このような割合でアルコール類を含有させることにより、洗浄性の向上を図ることができる。
【0034】
また、消臭液は、植物抽出物、界面活性剤、必要により、アルコール類を、それぞれ上記の割合で水に配合して、撹拌混合することによって、調製することができる。
【0035】
なお、消臭液には、例えば、塩化セチルピリジニウムやメチルパラベンなどの防腐剤や香料などの公知の添加剤を、本発明の消臭用ウェットティッシュに含浸される植物抽出物による効果を阻害しない範囲において適宜配合してもよい。
【0036】
そして、本発明の消臭用ウェットティッシュは、このようにして調製される消臭液を、例えば、公知の不織布に含浸させることにより得ることができる。
【0037】
不織布としては、特に制限されないが、例えば、コットン製不織布、シルク製不織布、麻製不織布、レーヨン製不織布、ポリノジック製不織布、キュプラ製不織布、ウール製不織布などの親水性不織布、例えば、ポリエチレン製不織布、ポリプロピレン製不織布、ポリブテン製不織布、アセテート製不織布、プロミックス製不織布、ビニロン製不織布、ナイロン製不織布、トリアセテート製不織布、ポリクラール製不織布、アクリル製不織布、ポリウレタン製不織布、ポリエチレンテレフタレート製不織布、ポリエステル製不織布、フッ素系不織布、ビニリデン製不織布、ポリ塩化ビニル製不織布などの親油性不織布などが挙げられる。これら不織布は、単独で用いてもよく、また、2種以上併用してもよい。
【0038】
不織布を用いれば、不織布は織布とは異なり、ウェブ状の表面の凹凸により、掻き取り効果を増大させることができ、払拭による汚れの除去効果を向上させることができる。
【0039】
また、これら不織布のうちで、好ましくは、親水性不織布、さらに好ましくは、コットン製不織布が用いられる。
【0040】
コットン製不織布は、その繊維自体が、中空で、ねじれた構造を有しているので、水分や油分などの液体成分を吸収しやすく、そのため、汚れなどを繊維内に取り込みやすく、また、一旦取り込んだ汚れなどを、繊維外に放出し難い特性を有している。その結果、コットン製不織布を用いることにより、消臭用ウェットティッシュの洗浄効果をより一層向上させることができる。
【0041】
なお、不織布は、その表面がメッシュ状になっているものが好ましく用いられる。表面がメッシュ状であれば、物理的な掻き取り効果が得られるため、払拭による汚れの除去効率を向上させることができる。
【0042】
不織布に対する消臭液の含浸量は、不織布に対して1.5〜5重量倍、好ましくは、2〜3重量倍である。
【0043】
消臭液の含浸量が、1.5重量倍未満になると、消臭用ウェットティッシュの消臭効果が低下し、5重量倍を超えると、消臭液が不織布で保持しきれない場合がある。
【0044】
不織布に消臭液を含浸させるには、特に制限されないが、例えば、ディップロールコーター法、グラビアロールコーター法、スプレーコート法、リバースロールコーター法、ダイレクトロールコーター法、キスロールコーター法、インバースナイフコーター法、エアナイフコーター法、オポジットナイフコーター法、ハケ塗り法などの公知の方法を用いることができる。なお、不織布の上方からシャワー状に消臭液をかけるシャワー法によって含浸することもできる。
【0045】
そして、このようにして得られる本発明の消臭用ウェットティッシュを用いて、魚釣りなどにおける餌や魚などの臭いが付いた手を払拭すれば、手の汚れを洗浄しつつ、たとえアミエビのような強力な臭いであっても、簡便かつ確実に除去することができる。
【0046】
【実施例】
以下に、実施例および比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は、これら実施例および比較例に何ら限定されるものではない。
【0047】
(1)実施例および比較例の調製
実施例1
タケリグナンエキス(商品名、20%抽出物、フードテックス社製)が2.5重量%、ショ糖脂肪酸エステルが0.5重量%、水が97.0重量%となるように各成分を配合して消臭液を調製した。そして、シャワー法によって、200×250mm(目付け量50g/m)のコットン繊維100%からなるコットン製不織布2.5gに、消臭液を7.5g含浸させることにより、消臭用ウェットティッシュを得た。
【0048】
実施例2
オーガニックローズマリーエキスBG−50(商品名、50%抽出物、香栄興業社製)が2.0重量%、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレートが0.6重量%、塩化セチルピリジニウムが0.1重量%、水が97.3重量%となるように各成分を配合して消臭液を調製した。そして、シャワー法によって、200×250mm(目付け量50g/m)のコットン繊維100%からなるコットン製不織布2.5gに、消臭液を7.5g含浸させることにより、消臭用ウェットティッシュを得た。
【0049】
実施例3
サンフラボンHG(商品名、100%抽出物、太陽化学社製)が0.75重量%、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油が0.5重量%、メチルパラベンが0.3重量%、エチルアルコールが10.0重量%、水が88.45重量%となるように各成分を配合して消臭液を調製した。そして、シャワー法によって、200×250mm(目付け量50g/m)のコットン繊維100%からなるコットン製不織布2.5gに、消臭液を7.5g含浸させることにより、消臭用ウェットティッシュを得た。
【0050】
実施例4
200×250mm(目付け量50g/m)のレーヨン繊維100%からなるレーヨン製不織布2.5gに、シャワー法によって、実施例2の消臭液を7.5g含浸させることにより、消臭用ウェットティッシュを得た。
【0051】
実施例5
200×250mm(目付け量50g/m)のポリエステル繊維100%からなるポリエステル製不織布2.5gに、シャワー法によって、実施例3の消臭液を7.5g含浸させることにより、消臭用ウェットティッシュを得た。
【0052】
実施例6
200×250mm(目付け量50g/m)のコットン繊維100%からなるコットン製不織布2.5gに、シャワー法によって、実施例2の消臭液を3.5g含浸させることにより、消臭用ウェットティッシュを得た。
【0053】
比較例1
ウーロン茶抽出物(商品名、100%抽出物、高砂香料工業社製)が0.75重量%、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油が0.5重量%、メチルパラベンが0.3重量%、エチルアルコールが10.0重量%、水が88.45重量%となるように各成分を配合して消臭液を調製した。そして、シャワー法によって、200×250mm(目付け量50g/m)のコットン繊維100%からなるコットン製不織布2.5gに、消臭液を7.5g含浸させることにより、消臭用ウェットティッシュを得た。
【0054】
比較例2
オーガニックローズマリーエキスBG−50(商品名、50%抽出物、香栄興業社製)が1.0重量%、タケリグナンエキス(商品名、20%抽出物、フードテックス社製)が2.5重量%、水が96.5重量%となるように各成分を配合して消臭液を調製した。そして、シャワー法によって、200×250mm(目付け量50g/m)のコットン繊維100%からなるコットン製不織布2.5gに、消臭液を7.5g含浸させることにより、消臭用ウェットティッシュを得た。
【0055】
比較例3
ショ糖脂肪酸エステルが2.0重量%、エチルアルコールが10.0重量%、水が88.0重量%となるように各成分を配合して消臭液を調製した。そして、シャワー法によって、200×250mm(目付け量50g/m)のコットン繊維100%からなるコットン製不織布2.5gに、消臭液を7.5g含浸させることにより、消臭用ウェットティッシュを得た。
【0056】
(2)評価
冷凍アミエビ100gに、20℃の海水100gを加えて解凍した後、その解凍後のアミエビ1gを手にとり、手のひらですりつぶした。手にアミエビの臭いが付いていることを確認した後、各実施例および各比較例の消臭用ウェットティッシュで手を払拭した。払拭後の手の臭いを確認して、アミエビの臭いが除去されている程度を下記のレベルで段階評価した。この結果を表1に示す。また、この段階評価は、被験者10名の平均値として示している。なお、これら段階評価の基準は、以下の通りである。
【0057】
(消臭効果の段階評価)
1:不快臭を強く感じる
2:不快臭をはっきり感じる
3:不快臭が若干残っていることがわかる
4:臭いをほとんど感じない
5:臭いを全く感じない
【0058】
【表1】
Figure 2004187790
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の消臭用ウェットティッシュを用いて、魚釣りなどにおける餌や魚などの臭いが付いた手を払拭すれば、手の汚れを洗浄しつつ、例えば、アミエビのような強力な臭いであっても、簡便かつ確実に除去することができる。

Claims (5)

  1. 緑茶抽出物、ローズマリー抽出物、竹抽出物からなる群から選ばれる少なくとも1種の植物抽出物、および、界面活性剤を含む消臭液が、不織布に含浸されていることを特徴とする、消臭用ウェットティッシュ。
  2. 前記植物抽出物が、前記消臭液中に0.05〜5.0重量%含有されていることを特徴とする、請求項1に記載の消臭用ウェットティッシュ。
  3. 前記界面活性剤が、ノニオン系界面活性剤であり、前記消臭液中に0.01〜1.0重量%含有されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の消臭用ウェットティッシュ。
  4. 前記消臭液には、さらに、アルコール類が含有されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の消臭用ウェットティッシュ。
  5. 前記不織布がコットン繊維からなる不織布であり、前記消臭液が、前記不織布に対して1.5〜5重量倍含浸されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の消臭用ウェットティッシュ。
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