JP2004185402A - 固定資産管理システムと資産管理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】組織変更や人事異動等に伴ない固定資産が移転される場合に、これらの移転先を速やかに確定し、固定資産の所在を明確になしうる固定資産管理システムと資産管理プログラムを提供する。
【解決手段】部門の管理者と当該部門に属する固定資産のリストとを対応付けた管理者別固定資産データベース22を記憶する手段20と、組織変更があったとき、管理者別固定資産データベース22を参照して、組織変更後に、当該管理者の旧部門に属していた固定資産を、各管理者が所属する新部門の固定資産として自動的に登録する資産管理手段31とを備えた。
【選択図】 図1
【解決手段】部門の管理者と当該部門に属する固定資産のリストとを対応付けた管理者別固定資産データベース22を記憶する手段20と、組織変更があったとき、管理者別固定資産データベース22を参照して、組織変更後に、当該管理者の旧部門に属していた固定資産を、各管理者が所属する新部門の固定資産として自動的に登録する資産管理手段31とを備えた。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、組織変更や人事異動に伴なって、事務機器などの固定資産が移転される場合にこれらの移転先を確定し、固定資産の所在を明らかにする固定資産管理システムと資産管理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
企業においてパーソナルコンピュータや複写機やファクシミリ送受信機といった高額の事務機器は、固定資産として登録し管理される。このために、例えば、半期に1度棚卸しをする。各部門では、それぞれ自部門で管理している事務機器を正確に調査して、管理部門に報告する。こうした管理をコンピュータによりシステム化し、資産品の棚卸しに適した資産管理システムも紹介されている(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−203349号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような従来の技術には、次のような解決すべき課題があった。
棚卸しの時期とは無関係に、組織変更や人事異動が行なわれ、固定資産が部門から部門へ移転される。こうした場合に、その都度、正確な報告が無いと、固定資産管理データの内容と実際の状態との間にずれが生じる。結局、半期に1度の定期的な棚卸し時になって、やっと固定資産の移転が確認できることも少なくない。そのために、既に移転したはずの機器が元の場所に残っていたり、また反対に、あるはずの場所に該当する機器がなくて、所在が不明になることによるトラブルが発生する。
本発明は以上の点に着目してなされたもので、組織変更や人事異動等に伴ない固定資産が移転される場合に、これらの移転先を速やかに確定し、固定資産の所在を明確になしうる固定資産管理システムと資産管理プログラムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は次の構成により上記の課題を解決する。
〈構成1〉
部門の管理者と上記部門に属する固定資産のリストとを対応付けた管理者別固定資産データベースを記憶する手段と、組織変更があったとき、上記管理者別固定資産データベースを参照して、上記組織変更後に、上記管理者の旧部門に属していた固定資産を、各管理者が所属する新部門の固定資産として自動的に登録する資産管理手段とを備えたことを特徴とする固定資産管理システム。
【0006】
組織変更時には、固定資産の行方が問題になるが、報告を待たずに自動的に全ての固定資産をいずれかの部門に登録してしまう。コンピュータ上では、例えば、課長が異動すれば、その課長と結び付けられ、対応付けられた固定資産が移転するように処理する。故に、部門名の変更や消滅等にわずらわされずに、機械的に固定資産データベースの更新ができる。部門の形式は任意である。部でも課でも、事業部でもよい。1部門に複数の課長がいるとき、課長ごとに別々に固定資産を登録しておいてもよいし、いずれかの課長に一括して固定資産を登録しておいてもよい。固定資産の種類や内容も任意である。組織変更や人事異動により移転されるものが対象になる。
【0007】
〈構成2〉
部門の所属員と上記所属員の管理する固定資産のリストとを対応付けた所属員別固定資産データベースを記憶する手段と、人事異動があったとき、上記所属員別固定資産データベースを参照して、上記人事異動後に、上記所属員の属していた旧部門の固定資産を、各所属員が属する新部門の固定資産として自動的に登録する資産管理手段とを備えたことを特徴とする固定資産管理システム。
【0008】
固定資産の異動を、部門の所属員の異動と連動するものとして扱い、人事異動と連携して、固定資産データベースを更新する。これにより、棚卸し等の時期まで待たずに、固定資産の所在の明確化ができる。部門の所属員には、部門の管理者は含めない。部門の管理者が個人的に管理する固定資産は、部門の固定資産に混在させてしまって構わない。部門の責任者の人事異動があったときは、後日、部門の固定資産を、旧部門の新たな管理者に登録し直せばよい。
【0009】
〈構成3〉
構成1に記載の固定資産管理システムにおいて、部門の所属員と上記所属員の管理する固定資産のリストとを対応付けた所属員別固定資産データベースを記憶する手段と、人事異動があったとき、上記所属員別固定資産データベースを参照して、上記人事異動後に、上記所属員の属していた旧部門の固定資産を、各所属員が属する新部門の固定資産として自動的に登録する資産管理手段とを備えたことを特徴とする固定資産管理システム。
【0010】
組織変更があったとき、自動的に機械的に、管理者と共に固定資産を移転登録する処理を行うが、組織変更に伴う人事異動に対して、所属員と共に固定資産が移転するという処理を付加することにより、固定資産データがより正確なものになる。
【0011】
〈構成4〉
構成1に記載の固定資産管理システムにおいて、上記組織変更に伴っていずれかの部門が消滅したときは、組織変更後に、消滅した旧部門の管理者と対応付けられた固定資産を、上記管理者が所属するいずれかの新部門の固定資産として自動的に登録する資産管理手段を備えたことを特徴とする固定資産管理システム。
【0012】
組織変更により、ある部門が消滅したとき、例え、その固定資産が複数の部門へ分配されたとしても、ひとまず、いずれかの新部門の固定資産として登録してしまう。このときも、旧部門の一人の管理者と共に移転した取り扱いをする。実状と相違するときは、後から修正すればよい。これにより、管理者不在という状態がなくなる。
【0013】
〈構成5〉
構成1に記載の固定資産管理システムにおいて、上記新部門の固定資産を自動的登録した後に、登録後の固定資産データベースを参照して、各部門に対して自動的に、登録事項確認のための通知を発する手段を備えたことを特徴とする固定資産管理システム。
【0014】
自動登録をするのは、登録データ不在や責任者不在の状態を作らずに、組織変更に伴う固定資産の移転の概略データを確定させてしまうためである。故に、細部に実状と相違する部分が残り得る。これを、登録事項確認のための通知を利用して修正する。登録事項確認のための通知は、例えば、メールあるいはファクシミリで送信される。組織変更のときに、廃棄したり、他の部門に譲ったり、新設したりした固定資産が、登録確認通知の返信情報となる。
【0015】
〈構成6〉
構成1に記載の固定資産管理システムにおいて、人事異動後に、各所属員が属する新部門の固定資産を自動的に登録した後に、登録後の固定資産データベースを参照して、所属員に対して自動的に、登録事項確認のための通知を発する手段を備えたことを特徴とする固定資産管理システム。
【0016】
部門の固定資産の変更確認と同様にして、各部門の所属員の自動登録についても、固定資産データベースの内容を正しく変更する処理を進められるようにした。
【0017】
〈構成7〉
構成5または6に記載の固定資産管理システムにおいて、上記登録事項確認のための通知は、修正が予想される特定の部門のみに対して送信されることを特徴とする固定資産管理システム。
【0018】
登録事項確認のための通知は全部門に対してでなく、修正が予想される特定の部門のみに対して送信しても構わない。自動登録で問題のない各部門の返信処理の負担を軽減できる。修正が予想される特定の部門には、例えば、消滅したり、新設された部門が該当する。
【0019】
〈構成8〉
構成1に記載の固定資産管理システムにおいて、上記固定資産を自動的登録した後に、登録後の固定資産データベースを参照して、該当者に対して自動的に、登録事項確認のための返信要求通知を発する手段と、上記通知の返信を受信して、固定資産データベースを更新する手段とを備えたことを特徴とする固定資産管理システム。
【0020】
返信要求通知とは、登録確認通知の返信を強制的に要求する通知のことをいう。して、早急に固定資産データベースの内容を正しく変更する処理を進められるようにした。返信要求通知は、メール形式、ファクシミリ形式やウェブ形式等、任意の形式でよい。該当者とは、組織変更の対象になった部門の管理者や、人事異動の対象になった部門の所属員のことである。
【0021】
〈構成9〉
構成1に記載の固定資産管理システムにおいて、一部門に所属する固定資産を、複数の管理者が分担して管理するとき、各管理者の管理する固定資産は、それぞれ各管理者の異動先の部門に移転するように、固定資産データベースの内容を更新する手段を備えたことを特徴とする固定資産管理システム。
【0022】
通常、一部門には、その固定資産の管理をする管理者が一名いればよいが、例えば、多数の課長が所属する大きな部門であって、各課長がそれぞれ一定の固定資産を管理しているような場合がある。このときには、各課長を固定資産の管理者とすれば、組織変更等の場合の固定資産の移転登録をきめ細かく実施できる。
【0023】
〈構成10〉
構成1に記載の固定資産管理システムにおいて、定期的に、最新の固定資産データベースを参照して、各管理者に対して自動的に、登録事項確認のための返信要求通知を発する手段と、上記通知の返信を受信して、固定資産データベースを更新する手段とを備えたことを特徴とする固定資産管理システム。
【0024】
定期的に自動的に固定資産データベースの内容確認をする。この処理は、通知の宛先が固定資産の管理者であるから、いつでも自動的に実行でき、宛先間違い等も発生せず、固定資産データベースを常に最新の状態に維持できる。これにより、定期的な棚卸し作業も不要になる。
【0025】
〈構成11〉
部門の管理者と上記部門に属する固定資産のリストとを対応付けた管理者別固定資産データベースを記憶する処理と、組織変更があったとき、上記管理者別固定資産データベースを参照して、上記組織変更後に、上記管理者の旧部門に属していた固定資産を、各管理者が所属する新部門の固定資産として自動的に登録する処理とを、コンピュータに実行させることを特徴とする資産管理プログラム。
【0026】
構成1のシステムを実現するためのコンピュータプログラムである。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を具体例を用いて説明する。
図1は、固定資産管理システムの一例を示すブロック図である。
この固定資産管理システムは、固定資産の管理をするサーバ11と組織変更や人事異動のデータを管理する端末装置12と各部門の端末装置13とをネットワーク1によって接続して、実現する。サーバ11は、記憶装置20と演算処理装置30を備える。端末装置12は、記憶装置10を備える。
【0028】
サーバ11の記憶装置20には、固定資産データベース21、管理者別固定資産データベース22、及び所属員別固定資産データベース23が記憶されている。演算処理装置30は、資産管理手段31と確認通知送信手段32を備える。
これらの手段は、いずれもサーバ11のコンピュータに所定の処理を実行させるコンピュータプログラムからなる。端末装置12の記憶装置10には、組織変更データ15と人事異動データ16と人事データ17が記憶されている。
【0029】
図2は、図1に示した各データの具体例を示す説明図である。
図2の(a)は、固定資産データベース21に含まれるデータを示す。固定資産データベース21には、各部門にそれぞれどのような固定資産が属しているかを示すデータを含んでいる。すなわち、図2の(a)に示すように、部門名41と固定資産42とを対応付けたデータ構成になっている。このように固定資産は、通常、部とか課のような部門に付随するものとして管理されている。しかしながら、例えば、組織変更などでは、部門名が、しばしば変更される。この場合、どの部門がどの部門に対応するか、といったデータを作成しなければ、新たな固定資産データベース21(図1)を作成することは難しい。従って、組織変更が完了し、各部門から固定資産の報告があるまで固定資産データベースが確定しない、という問題が従来あった。
一方、この実施例では、各部門に所属している部長や課長といった管理者とその部門に属する固定資産とを対応付け、結び付けて、管理する。
【0030】
図2の(b)は、管理者別固定資産データベース22の具体例を示す。
図2の(b)に示すように、部門43には、1人又は複数の課長44が所属している。課長44は、それぞれ一定の固定資産45を管理している。課長が1人しかいなければ、その課長の管理する固定資産が、全てその部門43の固定資産となる。
また、課長44が複数名いれば、全ての課長の固定資産を合わせたものがその部門43の固定資産となる。そして、組織変更があった場合には、課長が異動した時、その課長の管理する固定資産がそのまま課長の異動先に移転する、というようにコンピュータで自動的に処理する。
【0031】
組織変更があっても、人事異動があっても、管理者名、例えば、課長名は変更されることはないから、コンピュータにより無条件に機械的に固定資産の移転処理ができる。しかも、組織変更などがある前までその課長が管理していた固定資産であるから、異動後もその課長が責任を持って管理するはずである。また、仮に、異動の際に廃棄したり、他の課長の管理になったような固定資産については、その課長が責任を持って報告するはずである。従って、責任が明確である、という効果がある。
【0032】
各部門に属する固定資産の内、その所属員が個別に管理し、所属員と一体になって移転する固定資産がある。これは、例えば、所属員が使用するパーソナルコンピュータや携帯電話機などである。組織変更の際に、管理者である課長などが異動したとしても、その部門に属する、ある所属員が別の部門に異動する、といったことがある。こうした場合の固定資産の移転処理を自動的に行うために所属員別固定資産データベース23を使用する。
図2の(c)は、その例であり、部門46に所属する各所属員47についてそれぞれ個々に管理する固定資産48をリストアップした構成になっている。
【0033】
図1に示した資産管理手段31は、組織変更や人事異動があると、ネットワーク1を通じてその通知を受信し、管理者別固定資産データベース22や所属員別固定資産データベース23を参照して、組織変更後に当該管理者旧部門に属していた固定資産を各管理者が新たに所属する新部門の固定資産として自動的に登録する機能を持つ。さらに、所属員が部門と一体となって移転せず、別の部門に移転した場合には、所属員の管理する固定資産を該当する部門に移転する処理を自動的に実行する機能を持つ。こうして固定資産データベース21が更新される。
【0034】
図3は、組織変更データや人事異動データの具体例と資産管理方法を説明する説明図である。
この図3の(a)は、組織変更前の人事データ17の一部を表す。図3の(a)に示すように、例えば、A部門には、課長K1が所属している。B部門には、課長K2が所属している。なお、所属員の異動に関する説明のため、所属員M1をここに図示した。その他多数の所属員が所属するが、ここでは、図が煩雑になるため、図示を省略している。C部門には、課長K3、K4が所属している。D部門には、K5が所属している。
【0035】
図3の(b)の左半分が組織変更データ15で、その右側が人事異動データ16である。
図3の(b)に示すように、新たにできたS部門は、A部門とB部門とを併合したものである。ここには、課長K1とK2とが所属する。T部門は、C部門に対応する部門で課長K3とK4が所属する。U部門は、D部門の半分が独立した部門で、課長K5が所属する。V部門は、D部門の残りが新たに独立した部門で、課長K6が所属する。
【0036】
この図3に示すように、A部門とB部門とが併合し、それぞれに所属していた課長K1とK2が、共にS部門に異動した。この時は、課長K1の管理する固定資産とK2の管理する固定資産がS部門に所属した、というように処理すればよい。
また、C部門は、課長K3とK4を所属させていた部門であるが、これらの管理する固定資産は、いずれもそのままT部門に移転した、という処理をすればよい。
一方、U部門には、D部門の課長K5が異動している。元のT部門には、課長K5のみしかおらず、課長K5が管理する固定資産がそのままD部門に所属する固定資産であるものとされていた。従って、ここでは、U部門にD部門の固定資産が全て移転された、というように処理する。
新たにできたV部門には、課長K6が所属している。この課長K6が別の部門において固定資産を管理していたとすれば、その固定資産が部門Vに所属するものとして処理すればよい。しかしながら、課長K6は、新たに昇進した者で、これまで管理していた固定資産がない、とすれば、V部門の管理する固定資産は、ない、として、一旦登録をしておく。
【0037】
一方、B部門には、所属員M1が所属していた。この所属員M1は、B部門がS部門に統合されたのに対し、U部門の方へ単独で異動している。従って、この場合には、課長K2が管理していた固定資産の内、所属員M1が管理する固定資産の部分を取り出して、U部門に移す、という処理が行われる。
なお、管理者に所属する固定資産の中にその部門に所属する所属員の固定資産が含まれているようにデータベース22や23を構成することもできるし、管理者が管理する固定資産とは別に所属員が管理する固定資産を設ける。部門に所属する固定資産は、管理者が管理する固定資産と所属員が管理する固定資産を合わせたものにする、というデータベースの構成方法が考えられる。いずれを採用しても構わない。
【0038】
前者を採用すれば、所属員の異動を考慮しなくても、管理者の異動に伴なう固定資産の移転処理をすれば、一応固定資産データベースを更新できる、という効果がある。なお、課長が個別に管理するパーソナルコンピュータや携帯電話などは、課長が管理する部門の固定資産と一体に取り扱う方が画一的に処理できる。管理者としての課長も所属員としての課長も区別して処理することができないからである。
上記の例では、組織変更があった時、同時に人事異動があったものとして一定の処理をしている。しかしながら、組織変更とは全く独立に人事異動が行われることがある。このような場合には、例えば、管理者別固定資産データベース22のみを参照して固定資産データベース21の更新処理をすることが行われる。また、所属員別固定資産データベース23のみを参照して、固定資産データベース21を更新することがある。
【0039】
図4は、システムの具体的な動作を示すシーケンスチャートである。
上記のように組織変更や人事異動があった場合に、管理者の管理する固定資産や所属員の管理する固定資産に着目して、コンピュータにより自動的に固定資産を新たないずれかの部門に所属するものとして固定資産データベース21を更新した。
しかしながら、組織変更の際に、不要な固定資産を処分したり、新たな固定資産を購入したり、また、図3(b)に示した部門UとVのように、具体的に固定資産を何らかの方法で分配したとしても、旧部門の管理者である課長に属するものとして、強制的に一方の部門にその固定資産を所属させてしまった処理がある。こうした処理による実際の固定資産の所属と固定資産データベース21との相違を修正する必要がある。ここでは、確認メールを使用した修正処理をその例として示す。
【0040】
図4において、サーバ11がステップS1において図1に示した端末装置12から組織変更データ15や人事異動データ16を受信する。これは、資産管理手段31によって受け付けられる。ステップS2で、異動演算処理が行われる。その概略は既に図3を用いて説明した通りである。自動的に固定資産データベース21が更新されると、ステップS3でサーバ11の確認通知送信手段32が管理者44と所属員47に対し、確認メールを送信する。この確認メールには、それぞれの管理者44の管理する固定資産の内容はこれでよいか、変更はないか、といった問合せになる。
【0041】
また、所属員47に対しても、現在管理している固定資産はこの通りか、といった内容になる。これに対して管理者44がステップS4においてその通りである、とか、一部変更がある、といった返信をする。
この段階で、例えば、図3に示したU部門に所属する課長K5がこれまで管理していた固定資産の一部をV部門に移転したとする。その内容が返信によりサーバ11に報告される。また、所属員47が人事異動の際に、例えば古い携帯電話を廃棄し、新たな携帯電話を取得したとすると、その旨の報告を返信する。これが、ステップS5の処理である。
サーバ11では、管理者44と所属員47からこれらの返信を受け付けて、資産管理手段31が固定資産データベース21を更新する(ステップS6)。
【0042】
以上のような処理によって自動的に固定資産データベース21を更新した後、個々の修正を加える。固定資産データベース21を最適化することができる。
なお、図1に示したようなシステムをそのまま利用することによって、固定資産データベース21を棚卸しの時期にかかわらず、可能な限り最新の状態に維持管理できる。また、これにより、棚卸し作業も不要になる。このために図4のステップS7では、サーバ11の資産管理手段31が定期的に確認メールを送信する。この確認メールの内容は、ステップS3で送信したものと同様である。すなわち、最新の固定資産データベース21を参照し、各管理者や所属員の管理する固定資産のリストを作成し、管理者44や所属員47に送信する。
管理者44は、ステップS8でその確認メールに対する応答を行う。所属員47はステップS9でその確認メールに対する応答を行う。いずれもステップS4とステップS5で行った処理と同様で、変更があれば、この段階でサーバ11に通知される。この通知は、資産管理手段31が受け取り、必要に応じてステップS10において固定資産データベース21を更新する。
【0043】
なお、上記の例では、サーバ11の資産管理手段31は、各管理者44や所属員47に対し、固定資産データベース21の内容が正しいかどうかを確認するための確認メールを送信するようにした。この確認メールは、図1に示すネットワーク1を通じて各部門の端末装置13に送信される。しかしながら、例えば、ファクシミリ装置や自動電話機などを用いて通知を行ってもよい。さらに、例えば、サーバ11が固定資産管理用のウェブページをネットワーク1を通じて公開し、各管理者や所属員に対し、その内容の確認と修正を要求するようにしても構わない。
【0044】
図5は、図4のステップS2に示した異動演算の具体例を示すフローチャートである。この処理を開始する前に、組織変更データ15や人事異動データ16を取得する。そして、ステップS11において、異動のあった管理者を1人選択する。そして、管理者別固定資産データベース22を参照し、該当する管理者に付随する固定資産リストを取得する(ステップS12)。
次にステップS13において、その管理者の異動先へ該当する固定資産を登録する。ステップS14では、組織変更などの対象となった全ての管理者について固定資産の移転登録処理が終了したかどうかを判断する。終了していなければ、ステップS11に戻り、再び組織変更データ15などを参照し、新たな管理者を選択する。そして、ステップS11からステップS14の処理を繰り返し、全ての管理者に着目して、その管理者の管理する固定資産を新たな異動先の部門に移転登録する。
【0045】
次にステップS15において、人事異動データ16を参照し、今度は異動のあった所属員を選択する。異動のあった所属員が1人選択されると、ステップS16に進み、所属員別固定資産データベース23を参照して、その所属員に付随する固定資産リストを取得する。そして、ステップS17において、その所属員の異動先へ該当固定資産を移転して、登録する。ステップS18では、全ての異動対象となった所属員について、この移転処理が終了したかどうかを判断する。終了していなければ、ステップS15に戻り、再び人事異動データ16を参照し、未処理の所属員を1人選択する。
【0046】
こうした処理をステップS15からステップS18まで繰り返し、異動のあった全ての所属員について、その固定資産の移転登録をする。こうして、固定資産データベース21が更新されると、ステップS19において既に図4を用いて説明した確認メールを生成し、ステップS20で確認メールの送信を行う。なお、ステップS11から18までは、資産管理手段31の動作であり、ステップS19からステップS21までは、確認通知送信手段32の処理である。また、ステップS22とステップS23は、資産管理手段31の処理である。ステップS21で、返信メールを受信すると、ステップS22において変更のあった管理者分の固定資産データベース21を修正する。また、ステップS23では、変更のあった所属員分の固定資産データベース21を修正する。
以上のようにして、固定資産データベース21が最適化される。
【0047】
上記のようにして、例えば、各部門で管理されるプリンタやファクシミリ装置、複写機などの事務機器や組織変更や人事異動などが実行されても、管理者不明の状態になることなく、確実に移転登録管理される。なお、複数の部門で共通に使用される固定資産もある。例えば、A部門とB部門で複写機を共用するということがある。このような場合には、いずれかの部門の課長がその共用資産を管理する、というようにしてしまえばよい。これにより画一的な処理が可能になる。こうして、固定資産の所在や物量を正確にリアルタイムに把握することが可能になる。
【0048】
なお、上記の演算処理装置にインストールされたコンピュータプログラムは、それぞれ独立したプログラムモジュールを組み合わせて構成してもよいし、全体を一体化したプログラムにより構成してもよい。コンピュータプログラムにより制御される処理の全部または一部を同等の機能を備えるハードウエアで構成しても構わない。また、上記のコンピュータプログラムは、既存のアプリケーションプログラムに組み込んで使用してもよい。上記のような本発明を実現するためのコンピュータプログラムは、例えばCD−ROMのようなコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して、任意の情報処理装置にインストールして利用することができる。また、ネットワークを通じて任意のコンピュータのメモリ中にダウンロードして利用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】固定資産管理システムの一例を示すブロック図。
【図2】図1に示した各データの具体例を示す説明図。
【図3】組織変更データ、人事異動データと資産管理方法の説明図。
【図4】システムの具体的な動作を示すシーケンスチャート。
【図5】図4に示した異動演算の具体例を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 ネットワーク、 11 サーバ、 10 記憶装置、 12 端末装置、13 端末装置、 15 組織変更データ、 16 人事異動データ、 17人事データ、 20 記憶装置、 21 固定資産データベース、 22 管理者別固定資産データベース、 23 所属員別固定資産データベース、 30演算処理装置、 31 資産管理手段、 32 確認通知送信手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、組織変更や人事異動に伴なって、事務機器などの固定資産が移転される場合にこれらの移転先を確定し、固定資産の所在を明らかにする固定資産管理システムと資産管理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
企業においてパーソナルコンピュータや複写機やファクシミリ送受信機といった高額の事務機器は、固定資産として登録し管理される。このために、例えば、半期に1度棚卸しをする。各部門では、それぞれ自部門で管理している事務機器を正確に調査して、管理部門に報告する。こうした管理をコンピュータによりシステム化し、資産品の棚卸しに適した資産管理システムも紹介されている(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−203349号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような従来の技術には、次のような解決すべき課題があった。
棚卸しの時期とは無関係に、組織変更や人事異動が行なわれ、固定資産が部門から部門へ移転される。こうした場合に、その都度、正確な報告が無いと、固定資産管理データの内容と実際の状態との間にずれが生じる。結局、半期に1度の定期的な棚卸し時になって、やっと固定資産の移転が確認できることも少なくない。そのために、既に移転したはずの機器が元の場所に残っていたり、また反対に、あるはずの場所に該当する機器がなくて、所在が不明になることによるトラブルが発生する。
本発明は以上の点に着目してなされたもので、組織変更や人事異動等に伴ない固定資産が移転される場合に、これらの移転先を速やかに確定し、固定資産の所在を明確になしうる固定資産管理システムと資産管理プログラムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は次の構成により上記の課題を解決する。
〈構成1〉
部門の管理者と上記部門に属する固定資産のリストとを対応付けた管理者別固定資産データベースを記憶する手段と、組織変更があったとき、上記管理者別固定資産データベースを参照して、上記組織変更後に、上記管理者の旧部門に属していた固定資産を、各管理者が所属する新部門の固定資産として自動的に登録する資産管理手段とを備えたことを特徴とする固定資産管理システム。
【0006】
組織変更時には、固定資産の行方が問題になるが、報告を待たずに自動的に全ての固定資産をいずれかの部門に登録してしまう。コンピュータ上では、例えば、課長が異動すれば、その課長と結び付けられ、対応付けられた固定資産が移転するように処理する。故に、部門名の変更や消滅等にわずらわされずに、機械的に固定資産データベースの更新ができる。部門の形式は任意である。部でも課でも、事業部でもよい。1部門に複数の課長がいるとき、課長ごとに別々に固定資産を登録しておいてもよいし、いずれかの課長に一括して固定資産を登録しておいてもよい。固定資産の種類や内容も任意である。組織変更や人事異動により移転されるものが対象になる。
【0007】
〈構成2〉
部門の所属員と上記所属員の管理する固定資産のリストとを対応付けた所属員別固定資産データベースを記憶する手段と、人事異動があったとき、上記所属員別固定資産データベースを参照して、上記人事異動後に、上記所属員の属していた旧部門の固定資産を、各所属員が属する新部門の固定資産として自動的に登録する資産管理手段とを備えたことを特徴とする固定資産管理システム。
【0008】
固定資産の異動を、部門の所属員の異動と連動するものとして扱い、人事異動と連携して、固定資産データベースを更新する。これにより、棚卸し等の時期まで待たずに、固定資産の所在の明確化ができる。部門の所属員には、部門の管理者は含めない。部門の管理者が個人的に管理する固定資産は、部門の固定資産に混在させてしまって構わない。部門の責任者の人事異動があったときは、後日、部門の固定資産を、旧部門の新たな管理者に登録し直せばよい。
【0009】
〈構成3〉
構成1に記載の固定資産管理システムにおいて、部門の所属員と上記所属員の管理する固定資産のリストとを対応付けた所属員別固定資産データベースを記憶する手段と、人事異動があったとき、上記所属員別固定資産データベースを参照して、上記人事異動後に、上記所属員の属していた旧部門の固定資産を、各所属員が属する新部門の固定資産として自動的に登録する資産管理手段とを備えたことを特徴とする固定資産管理システム。
【0010】
組織変更があったとき、自動的に機械的に、管理者と共に固定資産を移転登録する処理を行うが、組織変更に伴う人事異動に対して、所属員と共に固定資産が移転するという処理を付加することにより、固定資産データがより正確なものになる。
【0011】
〈構成4〉
構成1に記載の固定資産管理システムにおいて、上記組織変更に伴っていずれかの部門が消滅したときは、組織変更後に、消滅した旧部門の管理者と対応付けられた固定資産を、上記管理者が所属するいずれかの新部門の固定資産として自動的に登録する資産管理手段を備えたことを特徴とする固定資産管理システム。
【0012】
組織変更により、ある部門が消滅したとき、例え、その固定資産が複数の部門へ分配されたとしても、ひとまず、いずれかの新部門の固定資産として登録してしまう。このときも、旧部門の一人の管理者と共に移転した取り扱いをする。実状と相違するときは、後から修正すればよい。これにより、管理者不在という状態がなくなる。
【0013】
〈構成5〉
構成1に記載の固定資産管理システムにおいて、上記新部門の固定資産を自動的登録した後に、登録後の固定資産データベースを参照して、各部門に対して自動的に、登録事項確認のための通知を発する手段を備えたことを特徴とする固定資産管理システム。
【0014】
自動登録をするのは、登録データ不在や責任者不在の状態を作らずに、組織変更に伴う固定資産の移転の概略データを確定させてしまうためである。故に、細部に実状と相違する部分が残り得る。これを、登録事項確認のための通知を利用して修正する。登録事項確認のための通知は、例えば、メールあるいはファクシミリで送信される。組織変更のときに、廃棄したり、他の部門に譲ったり、新設したりした固定資産が、登録確認通知の返信情報となる。
【0015】
〈構成6〉
構成1に記載の固定資産管理システムにおいて、人事異動後に、各所属員が属する新部門の固定資産を自動的に登録した後に、登録後の固定資産データベースを参照して、所属員に対して自動的に、登録事項確認のための通知を発する手段を備えたことを特徴とする固定資産管理システム。
【0016】
部門の固定資産の変更確認と同様にして、各部門の所属員の自動登録についても、固定資産データベースの内容を正しく変更する処理を進められるようにした。
【0017】
〈構成7〉
構成5または6に記載の固定資産管理システムにおいて、上記登録事項確認のための通知は、修正が予想される特定の部門のみに対して送信されることを特徴とする固定資産管理システム。
【0018】
登録事項確認のための通知は全部門に対してでなく、修正が予想される特定の部門のみに対して送信しても構わない。自動登録で問題のない各部門の返信処理の負担を軽減できる。修正が予想される特定の部門には、例えば、消滅したり、新設された部門が該当する。
【0019】
〈構成8〉
構成1に記載の固定資産管理システムにおいて、上記固定資産を自動的登録した後に、登録後の固定資産データベースを参照して、該当者に対して自動的に、登録事項確認のための返信要求通知を発する手段と、上記通知の返信を受信して、固定資産データベースを更新する手段とを備えたことを特徴とする固定資産管理システム。
【0020】
返信要求通知とは、登録確認通知の返信を強制的に要求する通知のことをいう。して、早急に固定資産データベースの内容を正しく変更する処理を進められるようにした。返信要求通知は、メール形式、ファクシミリ形式やウェブ形式等、任意の形式でよい。該当者とは、組織変更の対象になった部門の管理者や、人事異動の対象になった部門の所属員のことである。
【0021】
〈構成9〉
構成1に記載の固定資産管理システムにおいて、一部門に所属する固定資産を、複数の管理者が分担して管理するとき、各管理者の管理する固定資産は、それぞれ各管理者の異動先の部門に移転するように、固定資産データベースの内容を更新する手段を備えたことを特徴とする固定資産管理システム。
【0022】
通常、一部門には、その固定資産の管理をする管理者が一名いればよいが、例えば、多数の課長が所属する大きな部門であって、各課長がそれぞれ一定の固定資産を管理しているような場合がある。このときには、各課長を固定資産の管理者とすれば、組織変更等の場合の固定資産の移転登録をきめ細かく実施できる。
【0023】
〈構成10〉
構成1に記載の固定資産管理システムにおいて、定期的に、最新の固定資産データベースを参照して、各管理者に対して自動的に、登録事項確認のための返信要求通知を発する手段と、上記通知の返信を受信して、固定資産データベースを更新する手段とを備えたことを特徴とする固定資産管理システム。
【0024】
定期的に自動的に固定資産データベースの内容確認をする。この処理は、通知の宛先が固定資産の管理者であるから、いつでも自動的に実行でき、宛先間違い等も発生せず、固定資産データベースを常に最新の状態に維持できる。これにより、定期的な棚卸し作業も不要になる。
【0025】
〈構成11〉
部門の管理者と上記部門に属する固定資産のリストとを対応付けた管理者別固定資産データベースを記憶する処理と、組織変更があったとき、上記管理者別固定資産データベースを参照して、上記組織変更後に、上記管理者の旧部門に属していた固定資産を、各管理者が所属する新部門の固定資産として自動的に登録する処理とを、コンピュータに実行させることを特徴とする資産管理プログラム。
【0026】
構成1のシステムを実現するためのコンピュータプログラムである。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を具体例を用いて説明する。
図1は、固定資産管理システムの一例を示すブロック図である。
この固定資産管理システムは、固定資産の管理をするサーバ11と組織変更や人事異動のデータを管理する端末装置12と各部門の端末装置13とをネットワーク1によって接続して、実現する。サーバ11は、記憶装置20と演算処理装置30を備える。端末装置12は、記憶装置10を備える。
【0028】
サーバ11の記憶装置20には、固定資産データベース21、管理者別固定資産データベース22、及び所属員別固定資産データベース23が記憶されている。演算処理装置30は、資産管理手段31と確認通知送信手段32を備える。
これらの手段は、いずれもサーバ11のコンピュータに所定の処理を実行させるコンピュータプログラムからなる。端末装置12の記憶装置10には、組織変更データ15と人事異動データ16と人事データ17が記憶されている。
【0029】
図2は、図1に示した各データの具体例を示す説明図である。
図2の(a)は、固定資産データベース21に含まれるデータを示す。固定資産データベース21には、各部門にそれぞれどのような固定資産が属しているかを示すデータを含んでいる。すなわち、図2の(a)に示すように、部門名41と固定資産42とを対応付けたデータ構成になっている。このように固定資産は、通常、部とか課のような部門に付随するものとして管理されている。しかしながら、例えば、組織変更などでは、部門名が、しばしば変更される。この場合、どの部門がどの部門に対応するか、といったデータを作成しなければ、新たな固定資産データベース21(図1)を作成することは難しい。従って、組織変更が完了し、各部門から固定資産の報告があるまで固定資産データベースが確定しない、という問題が従来あった。
一方、この実施例では、各部門に所属している部長や課長といった管理者とその部門に属する固定資産とを対応付け、結び付けて、管理する。
【0030】
図2の(b)は、管理者別固定資産データベース22の具体例を示す。
図2の(b)に示すように、部門43には、1人又は複数の課長44が所属している。課長44は、それぞれ一定の固定資産45を管理している。課長が1人しかいなければ、その課長の管理する固定資産が、全てその部門43の固定資産となる。
また、課長44が複数名いれば、全ての課長の固定資産を合わせたものがその部門43の固定資産となる。そして、組織変更があった場合には、課長が異動した時、その課長の管理する固定資産がそのまま課長の異動先に移転する、というようにコンピュータで自動的に処理する。
【0031】
組織変更があっても、人事異動があっても、管理者名、例えば、課長名は変更されることはないから、コンピュータにより無条件に機械的に固定資産の移転処理ができる。しかも、組織変更などがある前までその課長が管理していた固定資産であるから、異動後もその課長が責任を持って管理するはずである。また、仮に、異動の際に廃棄したり、他の課長の管理になったような固定資産については、その課長が責任を持って報告するはずである。従って、責任が明確である、という効果がある。
【0032】
各部門に属する固定資産の内、その所属員が個別に管理し、所属員と一体になって移転する固定資産がある。これは、例えば、所属員が使用するパーソナルコンピュータや携帯電話機などである。組織変更の際に、管理者である課長などが異動したとしても、その部門に属する、ある所属員が別の部門に異動する、といったことがある。こうした場合の固定資産の移転処理を自動的に行うために所属員別固定資産データベース23を使用する。
図2の(c)は、その例であり、部門46に所属する各所属員47についてそれぞれ個々に管理する固定資産48をリストアップした構成になっている。
【0033】
図1に示した資産管理手段31は、組織変更や人事異動があると、ネットワーク1を通じてその通知を受信し、管理者別固定資産データベース22や所属員別固定資産データベース23を参照して、組織変更後に当該管理者旧部門に属していた固定資産を各管理者が新たに所属する新部門の固定資産として自動的に登録する機能を持つ。さらに、所属員が部門と一体となって移転せず、別の部門に移転した場合には、所属員の管理する固定資産を該当する部門に移転する処理を自動的に実行する機能を持つ。こうして固定資産データベース21が更新される。
【0034】
図3は、組織変更データや人事異動データの具体例と資産管理方法を説明する説明図である。
この図3の(a)は、組織変更前の人事データ17の一部を表す。図3の(a)に示すように、例えば、A部門には、課長K1が所属している。B部門には、課長K2が所属している。なお、所属員の異動に関する説明のため、所属員M1をここに図示した。その他多数の所属員が所属するが、ここでは、図が煩雑になるため、図示を省略している。C部門には、課長K3、K4が所属している。D部門には、K5が所属している。
【0035】
図3の(b)の左半分が組織変更データ15で、その右側が人事異動データ16である。
図3の(b)に示すように、新たにできたS部門は、A部門とB部門とを併合したものである。ここには、課長K1とK2とが所属する。T部門は、C部門に対応する部門で課長K3とK4が所属する。U部門は、D部門の半分が独立した部門で、課長K5が所属する。V部門は、D部門の残りが新たに独立した部門で、課長K6が所属する。
【0036】
この図3に示すように、A部門とB部門とが併合し、それぞれに所属していた課長K1とK2が、共にS部門に異動した。この時は、課長K1の管理する固定資産とK2の管理する固定資産がS部門に所属した、というように処理すればよい。
また、C部門は、課長K3とK4を所属させていた部門であるが、これらの管理する固定資産は、いずれもそのままT部門に移転した、という処理をすればよい。
一方、U部門には、D部門の課長K5が異動している。元のT部門には、課長K5のみしかおらず、課長K5が管理する固定資産がそのままD部門に所属する固定資産であるものとされていた。従って、ここでは、U部門にD部門の固定資産が全て移転された、というように処理する。
新たにできたV部門には、課長K6が所属している。この課長K6が別の部門において固定資産を管理していたとすれば、その固定資産が部門Vに所属するものとして処理すればよい。しかしながら、課長K6は、新たに昇進した者で、これまで管理していた固定資産がない、とすれば、V部門の管理する固定資産は、ない、として、一旦登録をしておく。
【0037】
一方、B部門には、所属員M1が所属していた。この所属員M1は、B部門がS部門に統合されたのに対し、U部門の方へ単独で異動している。従って、この場合には、課長K2が管理していた固定資産の内、所属員M1が管理する固定資産の部分を取り出して、U部門に移す、という処理が行われる。
なお、管理者に所属する固定資産の中にその部門に所属する所属員の固定資産が含まれているようにデータベース22や23を構成することもできるし、管理者が管理する固定資産とは別に所属員が管理する固定資産を設ける。部門に所属する固定資産は、管理者が管理する固定資産と所属員が管理する固定資産を合わせたものにする、というデータベースの構成方法が考えられる。いずれを採用しても構わない。
【0038】
前者を採用すれば、所属員の異動を考慮しなくても、管理者の異動に伴なう固定資産の移転処理をすれば、一応固定資産データベースを更新できる、という効果がある。なお、課長が個別に管理するパーソナルコンピュータや携帯電話などは、課長が管理する部門の固定資産と一体に取り扱う方が画一的に処理できる。管理者としての課長も所属員としての課長も区別して処理することができないからである。
上記の例では、組織変更があった時、同時に人事異動があったものとして一定の処理をしている。しかしながら、組織変更とは全く独立に人事異動が行われることがある。このような場合には、例えば、管理者別固定資産データベース22のみを参照して固定資産データベース21の更新処理をすることが行われる。また、所属員別固定資産データベース23のみを参照して、固定資産データベース21を更新することがある。
【0039】
図4は、システムの具体的な動作を示すシーケンスチャートである。
上記のように組織変更や人事異動があった場合に、管理者の管理する固定資産や所属員の管理する固定資産に着目して、コンピュータにより自動的に固定資産を新たないずれかの部門に所属するものとして固定資産データベース21を更新した。
しかしながら、組織変更の際に、不要な固定資産を処分したり、新たな固定資産を購入したり、また、図3(b)に示した部門UとVのように、具体的に固定資産を何らかの方法で分配したとしても、旧部門の管理者である課長に属するものとして、強制的に一方の部門にその固定資産を所属させてしまった処理がある。こうした処理による実際の固定資産の所属と固定資産データベース21との相違を修正する必要がある。ここでは、確認メールを使用した修正処理をその例として示す。
【0040】
図4において、サーバ11がステップS1において図1に示した端末装置12から組織変更データ15や人事異動データ16を受信する。これは、資産管理手段31によって受け付けられる。ステップS2で、異動演算処理が行われる。その概略は既に図3を用いて説明した通りである。自動的に固定資産データベース21が更新されると、ステップS3でサーバ11の確認通知送信手段32が管理者44と所属員47に対し、確認メールを送信する。この確認メールには、それぞれの管理者44の管理する固定資産の内容はこれでよいか、変更はないか、といった問合せになる。
【0041】
また、所属員47に対しても、現在管理している固定資産はこの通りか、といった内容になる。これに対して管理者44がステップS4においてその通りである、とか、一部変更がある、といった返信をする。
この段階で、例えば、図3に示したU部門に所属する課長K5がこれまで管理していた固定資産の一部をV部門に移転したとする。その内容が返信によりサーバ11に報告される。また、所属員47が人事異動の際に、例えば古い携帯電話を廃棄し、新たな携帯電話を取得したとすると、その旨の報告を返信する。これが、ステップS5の処理である。
サーバ11では、管理者44と所属員47からこれらの返信を受け付けて、資産管理手段31が固定資産データベース21を更新する(ステップS6)。
【0042】
以上のような処理によって自動的に固定資産データベース21を更新した後、個々の修正を加える。固定資産データベース21を最適化することができる。
なお、図1に示したようなシステムをそのまま利用することによって、固定資産データベース21を棚卸しの時期にかかわらず、可能な限り最新の状態に維持管理できる。また、これにより、棚卸し作業も不要になる。このために図4のステップS7では、サーバ11の資産管理手段31が定期的に確認メールを送信する。この確認メールの内容は、ステップS3で送信したものと同様である。すなわち、最新の固定資産データベース21を参照し、各管理者や所属員の管理する固定資産のリストを作成し、管理者44や所属員47に送信する。
管理者44は、ステップS8でその確認メールに対する応答を行う。所属員47はステップS9でその確認メールに対する応答を行う。いずれもステップS4とステップS5で行った処理と同様で、変更があれば、この段階でサーバ11に通知される。この通知は、資産管理手段31が受け取り、必要に応じてステップS10において固定資産データベース21を更新する。
【0043】
なお、上記の例では、サーバ11の資産管理手段31は、各管理者44や所属員47に対し、固定資産データベース21の内容が正しいかどうかを確認するための確認メールを送信するようにした。この確認メールは、図1に示すネットワーク1を通じて各部門の端末装置13に送信される。しかしながら、例えば、ファクシミリ装置や自動電話機などを用いて通知を行ってもよい。さらに、例えば、サーバ11が固定資産管理用のウェブページをネットワーク1を通じて公開し、各管理者や所属員に対し、その内容の確認と修正を要求するようにしても構わない。
【0044】
図5は、図4のステップS2に示した異動演算の具体例を示すフローチャートである。この処理を開始する前に、組織変更データ15や人事異動データ16を取得する。そして、ステップS11において、異動のあった管理者を1人選択する。そして、管理者別固定資産データベース22を参照し、該当する管理者に付随する固定資産リストを取得する(ステップS12)。
次にステップS13において、その管理者の異動先へ該当する固定資産を登録する。ステップS14では、組織変更などの対象となった全ての管理者について固定資産の移転登録処理が終了したかどうかを判断する。終了していなければ、ステップS11に戻り、再び組織変更データ15などを参照し、新たな管理者を選択する。そして、ステップS11からステップS14の処理を繰り返し、全ての管理者に着目して、その管理者の管理する固定資産を新たな異動先の部門に移転登録する。
【0045】
次にステップS15において、人事異動データ16を参照し、今度は異動のあった所属員を選択する。異動のあった所属員が1人選択されると、ステップS16に進み、所属員別固定資産データベース23を参照して、その所属員に付随する固定資産リストを取得する。そして、ステップS17において、その所属員の異動先へ該当固定資産を移転して、登録する。ステップS18では、全ての異動対象となった所属員について、この移転処理が終了したかどうかを判断する。終了していなければ、ステップS15に戻り、再び人事異動データ16を参照し、未処理の所属員を1人選択する。
【0046】
こうした処理をステップS15からステップS18まで繰り返し、異動のあった全ての所属員について、その固定資産の移転登録をする。こうして、固定資産データベース21が更新されると、ステップS19において既に図4を用いて説明した確認メールを生成し、ステップS20で確認メールの送信を行う。なお、ステップS11から18までは、資産管理手段31の動作であり、ステップS19からステップS21までは、確認通知送信手段32の処理である。また、ステップS22とステップS23は、資産管理手段31の処理である。ステップS21で、返信メールを受信すると、ステップS22において変更のあった管理者分の固定資産データベース21を修正する。また、ステップS23では、変更のあった所属員分の固定資産データベース21を修正する。
以上のようにして、固定資産データベース21が最適化される。
【0047】
上記のようにして、例えば、各部門で管理されるプリンタやファクシミリ装置、複写機などの事務機器や組織変更や人事異動などが実行されても、管理者不明の状態になることなく、確実に移転登録管理される。なお、複数の部門で共通に使用される固定資産もある。例えば、A部門とB部門で複写機を共用するということがある。このような場合には、いずれかの部門の課長がその共用資産を管理する、というようにしてしまえばよい。これにより画一的な処理が可能になる。こうして、固定資産の所在や物量を正確にリアルタイムに把握することが可能になる。
【0048】
なお、上記の演算処理装置にインストールされたコンピュータプログラムは、それぞれ独立したプログラムモジュールを組み合わせて構成してもよいし、全体を一体化したプログラムにより構成してもよい。コンピュータプログラムにより制御される処理の全部または一部を同等の機能を備えるハードウエアで構成しても構わない。また、上記のコンピュータプログラムは、既存のアプリケーションプログラムに組み込んで使用してもよい。上記のような本発明を実現するためのコンピュータプログラムは、例えばCD−ROMのようなコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して、任意の情報処理装置にインストールして利用することができる。また、ネットワークを通じて任意のコンピュータのメモリ中にダウンロードして利用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】固定資産管理システムの一例を示すブロック図。
【図2】図1に示した各データの具体例を示す説明図。
【図3】組織変更データ、人事異動データと資産管理方法の説明図。
【図4】システムの具体的な動作を示すシーケンスチャート。
【図5】図4に示した異動演算の具体例を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 ネットワーク、 11 サーバ、 10 記憶装置、 12 端末装置、13 端末装置、 15 組織変更データ、 16 人事異動データ、 17人事データ、 20 記憶装置、 21 固定資産データベース、 22 管理者別固定資産データベース、 23 所属員別固定資産データベース、 30演算処理装置、 31 資産管理手段、 32 確認通知送信手段
Claims (11)
- 部門の管理者と前記部門に属する固定資産のリストとを対応付けた管理者別固定資産データベースを記憶する手段と、
組織変更があったとき、前記管理者別固定資産データベースを参照して、前記組織変更後に、前記管理者の旧部門に属していた固定資産を、各管理者が所属する新部門の固定資産として自動的に登録する資産管理手段とを備えたことを特徴とする固定資産管理システム。 - 部門の所属員と前記所属員の管理する固定資産のリストとを対応付けた所属員別固定資産データベースを記憶する手段と、
人事異動があったとき、前記所属員別固定資産データベースを参照して、前記人事異動後に、前記所属員の属していた旧部門の固定資産を、各所属員が属する新部門の固定資産として自動的に登録する資産管理手段とを備えたことを特徴とする固定資産管理システム。 - 請求項1に記載の固定資産管理システムにおいて、
前記部門の所属員と前記所属員の管理する固定資産のリストとを対応付けた所属員別固定資産データベースを記憶する手段と、
人事異動があったとき、前記所属員別固定資産データベースを参照して、前記人事異動後に、前記所属員の属していた旧部門の固定資産を、各所属員が属する新部門の固定資産として自動的に登録する資産管理手段とを備えたことを特徴とする固定資産管理システム。 - 請求項1に記載の固定資産管理システムにおいて、
前記組織変更に伴っていずれかの部門が消滅したときは、組織変更後に、消滅した旧部門の管理者と対応付けられた固定資産を、前記管理者が所属するいずれかの新部門の固定資産として自動的に登録する資産管理手段を備えたことを特徴とする固定資産管理システム。 - 請求項1に記載の固定資産管理システムにおいて、
前記新部門の固定資産を自動的登録した後に、登録後の固定資産データベースを参照して、各部門に対して自動的に、登録事項確認のための通知を発する手段を備えたことを特徴とする固定資産管理システム。 - 請求項1に記載の固定資産管理システムにおいて、
人事異動後に、各所属員が属する新部門の固定資産を自動的に登録した後に、登録後の固定資産データベースを参照して、所属員に対して自動的に、登録事項確認のための通知を発する手段を備えたことを特徴とする固定資産管理システム。 - 請求項5または6に記載の固定資産管理システムにおいて、
前記登録事項確認のための通知は、修正が予想される特定の部門のみに対して送信されることを特徴とする固定資産管理システム。 - 請求項1に記載の固定資産管理システムにおいて、
前記固定資産を自動的登録した後に、登録後の固定資産データベースを参照して、該当者に対して自動的に、登録事項確認のための返信要求通知を発する手段と、
前記通知の返信を受信して、固定資産データベースを更新する手段とを備えたことを特徴とする固定資産管理システム。 - 請求項1に記載の固定資産管理システムにおいて、
一部門に所属する固定資産を、複数の管理者が分担して管理するとき、各管理者の管理する固定資産は、それぞれ各管理者の異動先の部門に移転するように、固定資産データベースの内容を更新する手段を備えたことを特徴とする固定資産管理システム。 - 請求項1に記載の固定資産管理システムにおいて、
定期的に、最新の固定資産データベースを参照して、各管理者に対して自動的に、登録事項確認のための返信要求通知を発する手段と、
前記通知の返信を受信して、固定資産データベースを更新する手段とを備えたことを特徴とする固定資産管理システム。 - 部門の管理者と前記部門に属する固定資産のリストとを対応付けた管理者別固定資産データベースを記憶する処理と、
組織変更があったとき、前記管理者別固定資産データベースを参照して、前記組織変更後に、前記管理者の旧部門に属していた固定資産を、各管理者が所属する新部門の固定資産として自動的に登録する処理とを、コンピュータに実行させることを特徴とする資産管理プログラム。
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