JP2004184692A - 照明装置及びプロジェクタ - Google Patents

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Hiroyuki Meguro
弘行 目黒
Takeshi Takezawa
武士 竹澤
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Abstract

【課題】装置全体の小型化及びコストの低廉化を図ることができるとともに、リードタイムを短縮することができ、かつ品質上の信頼性を高めることができる照明装置及びプロジェクタを提供する。
【解決手段】光源ランプユニット12と、導光ロッド12Aと、波長選択フィルタ18A,18B及び反射ミラー18Cを有する色分離光学系18と、を備えた照明装置であって、波長選択フィルタ18A,18B及び反射ミラー18Cを光学ブロック18A〜18Cによって形成し、これら光学ブロック18A〜18Cのうち互いに隣り合う二つの光学ブロック間に導光ブロック26,28を介装したことを特徴とする照明装置。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば白色光を射出する光源とこの光源からの射出光を複数の色光に分離する色分離光学系とを有する照明装置及びこれを備えたプロジェクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、プロジェクタは、照明光を射出する光源を有する照明装置と、この照明装置からの照明光を画像信号に応じて変調する液晶ライトバルブ等の電気光学変調装置と、この電気光学変調装置によって変調された光を投写画像としてスクリーン上に拡大表示する投写光学系とを備えている。
このようなプロジェクタにおいて、カラー画像をスクリーン上に表示する場合、光源からの射出光を三原色の色光に分離する色分離光学系と、電気光学変調装置による画像を合成する色合成光学系とが必要とされる。
【0003】
従来、この種のプロジェクタの照明装置には、光源からの射出光を選択的に透過させ又は反射する波長選択フィルタを有する色分離光学系を備えたものが採用されている。
この場合、色分離光学系の波長選択フィルタとしては、赤色光(R)を反射して緑色光(G),青色光(B)を透過する第一ダイクロイックミラーと、緑色光(G)を反射して青色光(B)を透過する第二ダイクロイックミラーとが用いられる。
このように構成されたプロジェクタにおいては、光源からの射出光をインテグレータ光学系及び色分離光学系によってRGBの各色光として取り出し、これら各色光を電気光学変調装置に導いてカラー画像信号に応じて変調した後、これら変調光を色合成光学系によって合成し、投写光学系によって投写画像としてスクリーン上に拡大表示している(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】特開平10−288765号公報(図5)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この種のプロジェクタにおいては、照明装置から射出される照明光の利用効率が高いことや、装置全体の小型化を図ることが要求される。
【0006】
しかし、前記したプロジェクタにおいては、照明装置の光学要素のうち互いに隣り合う二つの光学要素が空間を介して光学的に結合されているため、光の拡散による漏れを少なくする(照明光の利用効率を高める)ために光結合面が比較的広い光学要素を必要としていた。
この結果、照明装置における光学要素の設置スペースが広くなり、装置全体が大型化するという問題があった。
【0007】
また、照明光の利用効率を高めるために、光源からの各電気光学変調装置に至る光路上に光学レンズを必要とするため、光学系全体が複雑になり、コストが嵩むばかりか、リードタイムが長くなるという問題があった。
さらに、光学要素同士間の空間部が光路に沿って比較的長くなるため、それだけ大気中に浮遊する塵埃による悪影響を光学系に及ぼし、品質上の信頼性が低下するという問題もあった。
【0008】
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、装置全体の小型化及びコストの低廉化を図ることができるとともに、リードタイムを短縮することができ、かつ品質上の信頼性を高めることができる照明装置及びプロジェクタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明に係る照明装置は、広帯域の波長の光を射出し、電気光学変調素子の画像領域を照明する光源と、この光源から射出した不均一な光強度分布をもつ光を略均一な光強度分布をもつ光に変換するロッドインテグレータと、このロッドインテグレータからの射出光を選択的に透過させ又は反射する複数の波長選択フィルタ及びこれら波長選択フィルタのうちロッドインテグレータ近傍の波長選択フィルタからの反射光を所定の電気光学変調素子側に反射する反射ミラーを有する色分離光学系と、を備えた照明装置であって、
この色分離光学系の波長選択フィルタ及び反射ミラーを、色光を透過する光透過部を有する光学ブロックによって形成し、これら光学ブロックのうち互いに隣り合う二つの光学ブロック間に、色光を全反射する界面を有する導光ブロックを介装したことを特徴とする。
【0010】
このため、本発明の照明装置によれば、光学ブロック同士が導光ブロックによって光学的に結合されているため、比較的狭い光結合面をもつ小さな光学要素を用いて、光の発散漏れを少なくする(照明光の利用効率を高める)ことができ、照明装置における光学要素の設置スペースを狭くすることができ、装置全体の小型化を図ることができる。
【0011】
また、照明光の利用効率を高める手段として、光源から各電気光学変調装置に至る光路上に従来より光学レンズを必要としないので、光学系全体が簡単な構造となり、コストの低廉化を図ることができるとともに、リードタイムを短縮することができる。
さらに、光学要素同士間の空間長さを光路に沿って著しく短縮することができるため、それだけ光学系における塵埃による悪影響を回避することができ、品質上の信頼性を高めることができる。
【0012】
(2)前記(1)に記載の照明装置においては、前記光学ブロックと前記導光ブロックとの間に、これら両ブロックの屈折率と異なる屈折率をもつ媒体を介在させることが好ましい。
このように構成することにより、導光ブロックから光学ブロックに入射する光のうち光学要素で透過又は反射の作用を受けることなく次段の導光ブロックに入射する光をなくすることができ、色再現性や面内光均一性の悪化を防止することができる。
【0013】
(3)前記(1)又は(2)に記載の照明装置においては、前記光学ブロックのうちロッドインテグレータ近傍の光学ブロックと前記ロッドインテグレータとの間に、これら両部材の屈折率と異なる屈折率をもつ媒体を介在させることが好ましい。
このように構成することにより、ロッドインテグレータから光学ブロックに入射する光のうち光学ブロックとの界面を浅い角度で透過しようとする光が媒体によってロッドインテグレータ内に戻され、面内光均一性の悪化を防止することができる。
【0014】
(4)前記(2)又は(3)に記載の照明装置においては、前記媒体を空気層とすることが好ましい。
このように構成することにより、簡単な構成で上記(2)又は(3)の効果を得ることができる。
【0015】
(5)前記(2)〜(4)のいずれかに記載の照明装置においては、前記両ブロックを接触させて配置することが好ましい。
このように構成することにより、簡単な構成で上記(2)又は(3)の効果を得ることができる。また、前段の光学要素から後段の光学要素に入射する際の光の発散漏れが少なくなる。
【0016】
(6)前記(1)〜(5)のいずれかに記載の照明装置においては、前記光学ブロックであって、前記波長選択フィルタのうち前記ロッドインテグレータより遠方の波長選択フィルタに対応する光学ブロックからの透過光を所定の電気光学変調素子側に反射するための二つの反射ミラーを備え、これら各反射ミラーを、色光を透過する光透過部を有する光学ブロックによって形成し、これら光学ブロック及び前記光学ブロックのうち互いに隣り合う二つの光学ブロック間に、色光を全反射する界面を有する導光ブロックを介装することが好ましい。
このように構成することにより、リレー系(導光部)においても、光学ブロック同士が導光ブロックによって光学的に結合される。
【0017】
(7)前記(1)〜(6)のいずれかに記載の照明装置においては、前記ロッドインテグレータを、中実又は中空ロッドとすることが好ましい。
このように構成することにより、光源から射出した不均一な光強度分布をもつ光を、中実又は中空ロッド内における複数回の反射によって略均一な光強度分布をもつ光に一層効果的に変換することができる。
【0018】
(8)前記(1)〜(7)のいずれかに記載の照明装置においては、前記ロッドインテグレータをテーパロッドとすることが好ましい。
このように構成することにより、ロッドインテグレータから射出する光の角度分布や照明対象における照明状態を調整することができる。
【0019】
(9)前記(1)〜(8)のいずれかに記載の照明装置においては、前記光学ブロック及び前記導光ブロックのうち互いに隣り合う二つのブロック間の(後段の光学要素の)入射側光結合面積を(前段の光学要素の)射出側光結合面積以上の面積に設定することが好ましい。
このように構成することにより、互いに隣り合う二つのブロック間の入射側光結合面積と射出側光結合面積とが同等である場合には、射出側のブロックから入射側のブロックに光が効率よく入射する。また、互いに隣り合う二つのブロック間の入射側光結合面積が射出側光結合面積より大きい場合には、射出側のブロックから入射側のブロックに入射する光の発散漏れが少なくなる。
【0020】
(10)前記(1)〜(9)のいずれかに記載の照明装置においては、前記光学ブロックのうちロッドインテグレータ近傍の光学ブロックの入射側光結合面積を前記ロッドインテグレータの射出側光結合面積以上の面積に設定することが好ましい。
このように構成することにより、光学ブロックの入射側光結合面積とロッドインテグレータの射出側光結合面積とが同等である場合には、ロッドインテグレータから光学ブロックに光が効率よく入射する。また、光学ブロックの入射側光結合面積がロッドインテグレータの射出側光結合面積より大きい場合には、ロッドインテグレータから光学ブロックに入射する光の発散漏れが少なくなる。
【0021】
(11)前記(1)〜(10)のいずれかに記載の照明装置においては、前記光学ブロックのうち電気光学変調素子近傍の光学ブロックの射出側光結合面積を前記電気光学変調素子の入射側光結合面積以上の面積に設定することが好ましい。このように構成することにより、光学ブロック射出側光結合面積と電気光学変調素子の入射側光結合面積とが同等である場合には、光学ブロックから電気光学変調素子に光が効率よく入射する。また、光学ブロックの射出側光結合面積が電気光学変調素子の入射側光結合面積より大きい場合には、光学ブロックと電気光学変調素子との間の照明マージンが大きくなる。
【0022】
(12)前記(1)〜(11)のいずれかに記載の照明装置においては、前記ロッドインテグレータの射出側面に射出光射出角度の調製部を設けることが好ましい。
このように構成することにより、ロッドインテグレータから射出する光のうち外側に発散しようとする光が前記調製部によって内側に集光され、ロッドインテグレータに隣接する光学ブロックに効率よく入射する。
【0023】
(13)前記(1)〜(12)のいずれかに記載の照明装置においては、前記ロッドインテグレータの入射側に偏光変換素子を配置することが好ましい。
このように構成することにより、光源からの複数の偏光成分をもつ光が偏光方向が略揃った各光としてロッドインテグレータに入射する。これにより、光利用効率を高めて明るい表示状態を達成することができる。
【0024】
(14)前記(13)に記載の照明装置においては、前記偏光変換素子を前記ロッドインテグレータに近接させることが好ましい。
このように構成することにより、偏光変換素子からロッドインテグレータに入射する光の発散漏れが少なくなる。
【0025】
(15)前記(13)又は(14)のいずれかに記載の照明装置においては、前記光源の集光位置を前記偏光変換素子の偏光分離面上又はその近傍に配置することが好ましい。
このように構成することにより、光源からの光が偏光方向を揃えて照明対象側に確実に導かれ、偏光の変換効率が高められる。
【0026】
(16)本発明に係るプロジェクタは、前記(1)〜(15)のいずれかに記載の照明装置を備えたことを特徴とする。
本発明のプロジェクタは、このように構成されているため、光学ブロック同士が導光ブロックによって光学的に結合されているため、比較的狭い光結合面をもつ小さな光学要素を用いて、光の発散漏れを少なくする(照明光の利用効率を高める)ことができ、照明装置における光学要素の設置スペースを狭くすることができ、装置全体の小型化を図ることができる。
【0027】
また、照明装置による照明光の利用効率を高めるために、光源から各電気光学変調装置に至る光路上に従来のようには光学レンズを必要としないので、光学系全体が簡単な構造となり、コストの低廉化を図ることができるとともに、リードタイムを短縮することができる。
さらに、光学要素同士間の空間長さを光路に沿って著しく短縮することができるため、それだけ光学系における塵埃による悪影響を回避することができ、品質上の信頼性を高めることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明が適用された照明装置及びこれを備えたプロジェクタにつき、図に示す実施の形態に基づいて説明する。先ず、本発明の実施形態1につき、図1〜図3を用いて説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係るプロジェクタにおける光学系の概略構成を説明するために示す平面図である。図2は、同じく本発明の実施形態1に係るプロジェクタの偏光変換素子を示す斜視図である。図3は、本発明の実施形態1に係るプロジェクタのロッドインテグレータを示す図であり、(a)は斜視図、(b)は側面図である。
図1において、符号2で示すプロジェクタは、照明装置4,電気光学変調装置6R,6G,6B,色合成光学系8及び投写光学系(図示せず)を備えている。
【0029】
照明装置4は、光源ランプユニット12,偏光変換光学系14,インテグレータ光学系16及び色分離光学系18を有している。
光源ランプユニット12は、光源ランプ12A及び凹面鏡12Bを有している。光源ランプ12Aには例えば高圧水銀ランプが用いられている。凹面鏡12Bには楕円面鏡が用いられている。これにより、光源ランプ12Aから射出された放射光が凹面鏡12Bによって偏光変換光学系14の偏光分離面上又はその近傍に効率よく入射するように収束される。
【0030】
なお、光源ランプ12Aとしては、メタルハライドランプやハロゲンランプ等の他の光源ランプを用いてもよい。
また、凹面鏡12Bとしては、放物面鏡や球面鏡を用いるようにしてもよい。この場合、光源ランプ12Aから射出される光が偏光変換光学系14に効率よく入射するように、光源ランプユニット12と偏光変換光学系14との間にレンズ等を配置することが好ましい。
【0031】
偏光変換光学系14は、図2に示すように、偏光ビームスプリッタ20及びλ/2位相差板22からなり、光源ランプユニット12とロッドインテグレータ16との間に配置されている。そして、光源ランプユニット12からの射出光(P+S)をP偏光光とS偏光光とに空間的に分離した後、一方の偏光光の偏光方向と他方の偏光光の偏光方向とを揃え、偏光方向が略揃ったそれぞれの光をロッドインテグレータ側に導くように構成されている。これにより、光利用効率を高めて明るい表示状態が達成される。
【0032】
偏光ビームスプリッタ20は、三つの直角プリズム20A〜20Cを有し、光源ランプユニット12からの射出光をP偏光光とS偏光光とに空間的に分離するように構成されている。直角プリズム20Aの二面はそれぞれ直角プリズム20B,20Cの一面に接合されている。直角プリズム20A,20B間の界面(接合面)には偏光分離膜20aが形成されており、直角プリズム20Cの斜面には偏光分離膜20aと略平行な反射膜20cが形成されている。偏光ビームスプリット20のXY平面上における形状は、インテグレータ光学系16の導光ロッド入射側端面のXY平面上における形状と相似の矩形状とされている。このため、偏光分離膜20aと反射膜20cは、横方向(X方向)に並列して配置されている。また、これら偏光分離膜20aと反射膜20cは、光軸(Z軸)に対して約45°傾斜し、かつ互いに略平行な状態で配置されている。そして、偏光ビームスプリッタ20は、光源ランプユニット12の光源像が偏光分離膜20cに対応するように配置されている。これにより、光源ランプユニット12からの射出光が偏光方向を揃えて照明対象側に確実に導かれ、偏光の変換効率が高められる。
【0033】
なお、本実施形態においては、直角プリズム20A,20Cが別々に形成されているが、本発明はこれに限定されず、これら直角プリズムが柱状のガラス基板によって一体に形成されるものでもよい。
【0034】
λ/2位相差板22は、偏光ビームスプリッタ20の直角プリズム20Bの射出側に配置されている。これにより、偏光ビームスプリッタ20のP射出面から射出されたP偏光光がλ/2位相差板22を通過する際に偏光方向の回転作用を受けてS偏光光へと変換される。一方、偏光ビームスプリッタ20のS射出面から射出されたS偏光光はλ/2位相差板22を通過しないため、その偏光方向は変化せず、そのままインテグレータ光学系16に進行する。
【0035】
インテグレータ光学系16は、図3に示されるように、透明ガラス製の導光ロッド16A(ロッドインテグレータ)からなり、偏光変換光学系14の射出側に配置されている。導光ロッド16Aは、入射側端面16Aと射出側端面16Aを矩形状とし、かつ入射側端面積を射出側端面積より小さくなるような中実のテーパロッドによって形成されている。これにより、導光ロッド16Aから射出する光の角度分布や照明対象における照明状態が調整される。そして、入射側端面16Aから入射する不均一の強度分布をもつ光源ランプユニット12からの光を、界面16aにおいて全反射を繰り返すことにより略均一な強度分布をもつ光に変換し、射出側端面16Aから射出するように構成されている。
【0036】
なお、本実施形態において、導光ロッド16Aの界面16aでの光の反射回数を増加させることにより、不均一な強度分布をもつ光が光強度分布の均一な光に一層効果的に変換される。
また、図4に示すように、導光ロッド16Aの射出側端面に光源ランプユニット12の射出光を集光するための射出光射出角度の調製部16aが設けられていることが好ましい。これにより、導光ロッド16Aから射出する光のうち外側に発散しようとする光が射出光射出角度の調製部16aによって内側に集光され、導光ロッド16Aに隣接する光学ブロック(後述)に効率よく入射する。
【0037】
さらに、インテグレータ光学系16は、偏光変換光学系14に近接させることが好ましい。これにより、偏光変換光学系14からインテグレータ光学系16に入射する光の発散漏れが少なくなる。
この他、本実施形態においては、導光ロッド16Aが透明ガラス製である場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、透明プラスチックからなるものでもよい。
また、導光ロッドを例えばガラス成形品あるいは射出成形品からなる中空のロッドインテグレータによって形成してもよく、この場合には導光ロッドの内部に銀(Ag)等の金属材料からなる反射面が形成される。
【0038】
色分離光学系18は、図1に示されるように、インテグレータ光学系16からの射出光を選択的に透過させ又は反射する波長選択フィルタとしての赤反射ダイクロイックミラー18A及び緑反射ダイクロイックミラー18Bを有し、インテグレータ光学系16の射出側に配置されている。そして、インテグレータ光学系16(光源ランプユニット12)からの白色光が色分離光学系18において赤緑青(三原色)の各色光R,G,Bに分離するように構成されている。また、赤反射ダイクロイックミラー18Aからの反射光(赤色光R)を電気光学変調素子側に反射する反射ミラー18Cと、緑反射ダイクロイックミラー18Bからの透過光(青色光B)を電気光学変調素子側に導く導光部18Dとを有している。
【0039】
赤反射ダイクロイックミラー18A,緑反射ダイクロイックミラー18B及び反射ミラー18Cは、色光を透過する光透過部を有する光学ブロック18A〜18Cによって形成されている。このうち赤反射ダイクロイックミラー18A及び緑反射ダイクロイックミラー18Bは、相互に接合する二つの直角プリズム及びこれら両直角プリズムの界面(接合面)間に介在する波長選択反射膜によって構成されている。反射ミラー18Cは、単一の直角プリズム及び反射膜によって構成されている。赤反射ダイクロイックミラー18Aと反射ミラー18Cとの間及び緑反射ダイクロイックミラー18Bと赤反射ダイクロイックミラー18Aとの間には、光を全反射する界面を有する導光ブロック26,28が介装されている。
【0040】
赤反射ダイクロイックミラー18A(光学ブロック18A)は、青色光B及び緑色光Gを透過して緑反射ダイクロイックミラー18Bに向かって進行させ、また赤色光Rを直角に反射して反射ミラー18Cに向かって進行させるように構成されている。
緑反射ダイクロイックミラー18B(光学ブロック18B)は、緑色光Gを直角に反射して射出部18aから色合成光学系8(電気光学変調素子)に向かって出射させ、また青色光Bを透過して射出部18bから導光部18Dに向かって射出させるように構成されている。
反射ミラー18C(光学ブロック18C)は、赤色光Rを直角に反射して射出部18cから色合成光学系8(電気光学変調素子)に向かって射出するように構成されている。
【0041】
なお、赤反射ダイクロイックミラー18Aと導光ブロック26間,反射ミラー18Cと導光ブロック26間,赤反射ダイクロイックミラー18Aと導光ブロック28間及び緑反射ダイクロイックミラー18Bと導光ブロック28間には、ミラー18A〜18C及びブロック26,28の屈折率と異なる屈折率をもつ空気層等の媒体が介装されていることが好ましい。これにより、ミラー(光学ブロック)から導光ブロックに、また導光ブロックから光学ブロックに入射する光のうち各界面を浅い角度で透過しようとする光が各ブロック内に戻される。このため、例えば、導光ブロックから光学ブロックに入射する光のうち光学要素で透過又は反射の作用を受けることなく次段の導光ブロックに入射する光をなくすることができ、色再現性や面内光均一性の悪化を防止することができる。
空気層等の媒体を介装するには、両ブロックを接触させて配置するのが簡単であり好ましい。
【0042】
また、光学ブロック及び導光ブロックのうち互いに隣り合う二つのブロック間の(後段の光学要素の)入射側光結合面積は、(前段の光学要素の)射出側光結合面積以上の面積に設定されていることが好ましい。すなわち、図1に示すように、各ブロックの入射側光結合面積をS〜Sとするとともに、射出側光結合面積をN〜Nとすると、S〜S及びN〜Nは、N≦S≦N≦S,N≦S≦N≦Sを満足する値に設定される。これにより、相互に隣り合う二つのブロック間の入射側光結合面積と射出側光結合面積とが同等である場合には、射出側のブロックから入射側のブロックに光が効率よく入射する。また、相互に隣り合う二つのブロック間の入射側光結合面積が射出側光結合面積より大きい場合には、射出側のブロックから入射側のブロックに入射する光の発散漏れが少なくなる。
【0043】
さらに、赤反射ダイクロイックミラー18Aにおける光学ブロックの入射側光結合面積をSAとするとともに、導光ロッド16Aの射出側光結合面積をNAとすると、S及びNは、N≦Sを満足する値に設定される。これにより、光学ブロックの入射側光結合面積と導光ロッド16Aの射出側光結合面積とが同等である場合には、導光ロッド16Aから光学ブロック18Aに光が効率よく入射する。また、光学ブロック18Aの入射側光結合面積が導光ロッド16Aの射出側光結合面積より大きい場合には、導光ロッド16Aから光学ブロック18Aに入射する光の発散漏れが少なくなる。
【0044】
この他、インテグレータ光学系16の射出側端面16Aから色分離光学系18における各色光の射出部18a〜18cまでの距離は、全て等しい寸法に設定されている。
【0045】
導光部18Dは、入射側反射ミラー30及び射出側反射ミラー32を有し、緑反射ダイクロイックミラー18Bの射出部18bの後段に配置されている。そして、色分離光学系18における射出部18bから射出した青色光Bを各反射ミラー30,32において反射して、導光部18Dにおける青色光Bの射出部18dから電気光学変調装置6R,6G,6B(及び色合成光学系8)に向かって射出するように構成されている。
【0046】
反射ミラー30,32は、色光を透過する光透過部を有する光学ブロック30A,32Aによって形成されている。これら反射ミラー30,32は、単一の直角プリズム及び反射膜によって構成されている。反射ミラー30と緑ダイクロイックミラー18Bと間及び反射ミラー30,32間には、色光を全反射する界面を有する導光ブロック34,36が介装されている。これにより、光路長が最大である青色光Bの光量損失が抑制される。
【0047】
なお、導光ブロック34と反射ミラー30(光学ブロック)との間,反射ミラー30(光学ブロック)と導光ブロック36との間及び導光ブロック36と反射ミラー32との間には、反射ミラー30,32(光学ブロック)及び導光ブロック34,36の屈折率と異なる屈折率をもつ空気層等の媒体が介装されていることが好ましい。これにより、ミラー(光学ブロック)から導光ブロックに、また導光ブロックから光学ブロックに入射する光のうち各界面を浅い角度で透過しようとする光が各ブロック内に戻される。
空気層等の媒体を介装するには、両ブロックを接触させて配置するのが簡単であり好ましい。
【0048】
また、反射ミラー30,32(光学ブロック)及び導光ブロック34,36のうち互いに隣り合う二つのブロック間の(後段のブロックの)入射側光結合面積は、(前段のブロックの)射出側光結合面積以上の面積に設定されていることが好ましい。すなわち、図1に示すように、各ブロックの入射側光結合面積をS〜Sとするとともに、射出側光結合面積をN〜Nとすると、S〜S及びN〜Nは、N≦S≦N≦S≦N≦S≦N≦Sを満足する値に設定される。これにより、相互に隣り合う二つのブロック間の入射側光結合面積と射出側光結合面積とが同等である場合には、射出側のブロックから入射側のブロックに光が効率よく入射する。また、相互に隣り合う二つのブロック間の入射側光結合面積が射出側光結合面積より大きい場合には、射出側のブロックから入射側のブロックに入射する光の発散漏れが少なくなる。
【0049】
電気光学変調装置は、例えば透過型の三つの液晶ライトバルブ6R,6G,6Bからなり、RGBの各色光に対応させて色合成光学系8の入射側に配置されている。そして、色分離光学系18から射出した各色光を変調し、各色光に対応した画像情報を付加するように構成されている。すなわち、液晶ライトバルブ6R,6G,6Bは、ドライバ(図示せず)によって画像情報に応じたスイッチング制御が行われる。これにより、各液晶ライトバルブ6R,6G,6Bを通過する各色光が変調される。
【0050】
なお、反射ミラー18C(光学ブロック)と液晶ライトバルブ6R,緑反射ダイクロイックミラー18Bと液晶ライトバルブ6G及び反射ミラー34と液晶ライトバルブ6Bは相互に近接させることが好ましい。これにより、各ミラーから各液晶ライトバルブに入射する光の発散漏れが少なくなる。
【0051】
また、各ミラー18C,18B,32(光学ブロック)の射出側光結合面積は、各液晶ライトバルブ6R,6G,6Bの入射側光結合面積(画像領域面積)以上の面積に設定されていることが好ましい。これにより、各ミラー18C,18B,32(光学ブロック)の射出側光結合面積が各液晶ライトバルブ6R,6G,6Bの入射側光結合面積(画像領域面積)とが同等である場合には、各光学ブロックから各液晶ライトバルブに入射する光が効率よく入射する。また、各ミラー18C,18B,34(光学ブロック)の射出側光結合面積が各液晶ライトバルブ6R,6G,6Bの入射側光結合面積(画像領域面積)より大きい場合には、各光学ブロックと各液晶ライトバルブとの間の照明マージンが大きくなる。
【0052】
色合成光学系8は、ダイクロイックプリズム等のプリズムユニットからなり、各液晶ライトバルブ6R,6G,6Bの出射側に配置されている。そして、各液晶ライトバルブ6R,6G,6Bによって変調された各色光を入射させて合成し得るように構成されている。
投写光学系(図示せず)は、色合成光学系8の出射側に配置されている。そして、色合成光学系8によって合成された画像をスクリーン(図示せず)上に投写画像として表示するように構成されている。
【0053】
以上の構成により、光源ランプユニット12からの出射光(白色光)を偏光変換光学系14,インテグレータ光学系16及び色分離光学系18によって赤青緑の各色光として取り出し、これら各色光を液晶ライトバルブ6R,6G,6Bに導いてカラー画像信号に応じて変調した後、これら各変調光を色合成光学系8によって合成し、投写光学系(図示せず)によって投写画像としてスクリーン上に拡大表示する。この場合、インテグレータ光学系16からの射出光は光学ブロック(光学ブロック18A〜18C,30A,32A)及び導光ブロック26,28,34,36を介して各液晶ライトバルブ6R,6G,6Bに入射する。この際、導光ブロック26,28,34,36内では、その界面においてインテグレータ光学系16からの射出光が全反射しながら各液晶ライトバルブ6R,6G,6Bに向かって進行する。
【0054】
したがって、本実施形態においては、比較的狭い光結合面をもつ小さな光学要素を用いて光の発散漏れを少なくする(照明光の利用効率を高める)ことができるため、照明装置における光学要素の設置スペースを狭くすることができ、装置全体の小型化を図ることができる。
【0055】
また、本実施形態においては、照明装置4による照明光の利用効率を高めるために、光源ランプユニット12から各液晶ライトバルブ6R,6G,6Bに至る光路上に従来のようには光学レンズを必要としないので、光学系全体が簡単な構造となり、コストの低廉化を図ることができるとともに、リードタイムを短縮することができる。
さらに、本実施形態においては、光学要素同士間の空間部を光路に沿って著しく短縮することができるため、それだけ光学系における塵埃による悪影響を回避することができ、品質上の信頼性を高めることもできる。
【0056】
なお、本実施形態においては、赤反射ダイクロイックミラー18A(光学ブロック18A)にインテグレータ光学系16を介して光源ランプユニット12からの射出光を単に入射させ、各液晶ライトバルブ6R,6G,6Bを照明する場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、図5に示すように光源ランプユニット12からの射出光を絞り込んで平行化して各液晶ライトバルブ6R,6G,6Bを照明(テレセントリック照明)してもよい。この場合、偏光変換光学系14の入射側に光学レンズ(フィールドレンズ)62が配置されてもよい。また、導光ロッド16Aの射出側端面に球面加工又は非球面加工(破線)が施されてもよい。
また、本実施形態においては、18A(光学ブロック)を赤反射ダイクロイックミラーとしたが、これに限らず、18A(光学ブロック)を青反射ダイクロイックミラーとしてもよい。
【0057】
また、本実施形態においては、導光ロッド16Aとして入射側端面16Aと射出側端面16Aの縦横寸法が異なるテーパロッドを用いた場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、入射側端面と射出側端面の縦横寸法が同等のストレートロッドを用いてもよい。
【0058】
次に、本発明の実施形態2につき、図6を用いて説明する。
(実施形態2)
図6は、本発明の実施形態2に係るプロジェクタにおける光学系の概略構成を説明するために示す平面図である。図6において、図1と同一又は同等の部材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
本実施形態におけるプロジェクタ(照明装置)は、ロッドインテグレータからの射出光を選択的に透過させ又は反射する複数の波長選択フィルタ及びこれら波長選択フィルタのうちロッドインテグレータ近傍の波長選択フィルタからの反射光を所定の電気光学変調素子側に反射する反射ミラーを有する色分離光学系を備え、この色分離光学系の反射ミラー及び波長選択フィルタを、色光を透過する光透過部を有する光学ブロックによって形成し、これら光学ブロックのうち互いに隣り合う二つの光学ブロック間に、色光を全反射する界面を有する導光ブロックを介装した点に特徴がある。
【0059】
この場合、ロッドインテグレータからの射出光を選択的に透過させ又は反射する波長選択フィルタのうちロッドインテグレータより遠方の波長選択フィルタの射出側には、この波長選択フィルタからの透過光を所定の電気光学変調素子に導くための二つの反射ミラーを有する導光部が配置されている。
【0060】
このため、図6に示すような導光部51が用いられる。この導光部51は、集光レンズ51A,入射側反射ミラー51B,中間レンズ51C及び射出側反射ミラー51Dを有している。そして、色分離光学系18における射出部18bから射出した青色光Bを各光学要素51A〜51Dにおいて透過させあるいは反射し、導光部51から色合成光学系8に向かって射出するように構成されている。これにより、光路長が最大である青色光Bの光量損失が抑制される。
【0061】
以上の構成により、光源ランプユニット12からの出射光(白色光)を偏光変換光学系14,インテグレータ光学系16及び色分離光学系18によって赤青緑の各色光として取り出し、これら各色光を液晶ライトバルブ6R,6G,6Bに導いてカラー画像信号に応じて変調した後、これら各変調光を色合成光学系8によって合成し、投写光学系(図示せず)によって投写画像としてスクリーン上に拡大表示する。この場合、インテグレータ光学系16からの射出光のうち色光R,Gが光学ブロック18A〜18C及び導光ブロック26,28を介して各液晶ライトバルブ6R,6Gに入射する。この際、導光ブロック26,28内では、その界面においてインテグレータ光学系14からの射出光が全反射しながら各液晶ライトバルブ6R,6G,6Bに向かって進行する。
【0062】
また、光学ブロック18Bからの射出光(B)が集光レンズ51Aを透過して入射側反射ミラー51Bで反射され、さらに中間レンズ51Cを透過した後、射出側反射ミラー51Dで反射されて液晶ライトバルブ6Bに入射する。
【0063】
したがって、本実施形態においては、実施形態1と同様に、
比較的狭い光結合面をもつ小さな光学要素を用いて光の発散漏れを少なくする(照明光の利用効率を高める)ことができるため、照明装置4における光学要素の設置スペースを狭くすることができ、装置全体の小型化を図ることができる。
【0064】
また、本実施形態においては、照明装置4による照明光の利用効率を高めるために、光源ランプユニット12から各液晶ライトバルブ6R,6G,6Bに至る光路上に従来のようには光学レンズを必要としないので、光学系全体が簡単な構造となり、コストの低廉化を図ることができるとともに、リードタイムを短縮することもできる。
さらに、本実施形態においては、光学要素同士間の空間部を光路に沿って短縮することができるため、それだけ光学系における塵埃による悪影響を回避することができ、品質上の信頼性が高められることも、実施形態1と同様である。
【0065】
なお、本実施形態においては、赤反射ダイクロイックミラー18A(光学ブロック18A)にインテグレータ光学系16を介して光源ランプユニット12からの射出光を単に入射させ、各液晶ライトバルブ6R,6G,6Bを照明する場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、図7に示すように光源ランプユニット12からの射出光を絞り込んで平行化して各液晶ライトバルブ6R,6G,6Bを照明(テレセントリック照明)してもよい。この場合、偏光変換光学系14の入射側及び光学ブロック18Bの射出側にそれぞれ光学レンズ(フィールドレンズ)72,74が配置されてもよい。
【0066】
また、本実施形態においては、導光ロッド16Aとして入射側端面16Aと射出側端面16Aの縦横寸法が異なるテーパロッドを用いた場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、図8に示すように入射側端面と射出側端面の縦横寸法が同等のストレートロッドを用いてもよい。この場合も、各液晶ライトバルブ6R,6G,6Bに対するテレセントリック照明を実行するには、偏光変換光学系14の入射側及び光学ブロック18Bの射出側に光学レンズ(フィールドレンズ)76,78が配置される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のプロジェクタを説明する平面図。
【図2】実施形態1のプロジェクタの偏光変換素子を示す斜視図。
【図3】ロッドインテグレータを示す斜視図と側面図。
【図4】ロッドインテグレータの変形例を示す側面図。
【図5】実施形態1及び2における他の照明例を示す平面図。
【図6】実施形態2のプロジェクタを説明する平面図。
【図7】実施形態1及び2における他の照明例を示す平面図。
【図8】実施形態1及び2における他の照明例を示す平面図。
【符号の説明】
2 プロジェクタ、 4 照明装置、 6(6R,6G,6B) 液晶ライトバルブ、 8 色合成光学系、 12 光源ランプユニット、 12A 光源ランプ、 12B 凹面鏡、 14 偏光変換光学系、 16 インテグレータ光学系、 16A 導光ロッド、 16A 入射側端面、 16A 射出側端面、16a 界面、 18 色分離光学系、 18A 赤反射ダイクロイックミラー、 18B 緑反射ダイクロイックミラー、 18C 反射ミラー、 18D 導光部、 18A〜18C 光学ブロック、 20 偏光ビームスプリッタ、 20A〜20C 直角プリズム、 20a 偏光分離膜, 20c 反射膜、 22 λ/2位相差板、 26,28 導光ブロック、 30,32 反射ミラー、 30A,32A 光学ブロック、 34,36 導光ブロック、
R 赤色光、 G 緑色光、 B 青色光

Claims (16)

  1. 広帯域の波長の光を射出して電気光学変調素子の画像領域を照明する光源と、
    この光源から射出された不均一な光強度分布をもつ光を略均一な光強度分布をもつ光に変換するロッドインテグレータと、
    このロッドインテグレータからの射出光を選択的に透過させ又は反射する複数の波長選択フィルタ及びこれら波長選択フィルタのうちロッドインテグレータ近傍の波長選択フィルタからの反射光を所定の電気光学変調素子側に反射する反射ミラーを有する色分離光学系と、を備えた照明装置であって、
    前記色分離光学系の波長選択フィルタ及び反射ミラーを、色光を透過する光透過部を有する光学ブロックによって形成し、
    これら光学ブロックのうち互いに隣り合う二つの光学ブロック間に、色光を全反射する界面を有する導光ブロックを介装したことを特徴とする照明装置。
  2. 請求項1に記載の照明装置において、前記光学ブロックと前記導光ブロックとの間に、これら両ブロックの屈折率と異なる屈折率をもつ媒体を介在させたことを特徴とする照明装置。
  3. 請求項1又は2に記載の照明装置において、前記光学ブロックのうちロッドインテグレータ近傍の光学ブロックと前記ロッドインテグレータとの間に、これら両部材の屈折率と異なる屈折率をもつ媒体を介在させたことを特徴とする照明装置。
  4. 請求項2又は3に記載の照明装置において、前記媒体を空気層とすることを特徴とする照明装置。
  5. 請求項2〜4のいずれかに記載の照明装置において、前記両ブロックを接触させて配置したことを特徴とする照明装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の照明装置において、前記光学ブロックであって、前記波長選択フィルタのうち前記ロッドインテグレータより遠方の波長選択フィルタに対応する光学ブロックからの透過光を所定の電気光学変調素子側に反射するための二つの反射ミラーをさらに備え、
    これら各反射ミラーを、色光を透過する光透過部を有する光学ブロックによって形成し、
    これら光学ブロック及び前記光学ブロックのうち互いに隣り合う二つの光学ブロック間に、色光を全反射する界面を有する導光ブロックを介装したことを特徴とする照明装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の照明装置において、前記ロッドインテグレータを中実又は中空ロッドとすることを特徴とする照明装置。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の照明装置において、前記ロッドインテグレータをテーパロッドとすることを特徴とする照明装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の照明装置において、前記光学ブロック及び前記導光ブロックのうち互いに隣り合う二つのブロック間の入射側光結合面積を射出側光結合面積以上の面積に設定したことを特徴とする照明装置。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の照明装置において、前記光学ブロックのうちロッドインテグレータ近傍の光学ブロックの入射側光結合面積を前記ロッドインテグレータの射出側光結合面積以上の面積に設定したことを特徴とする照明装置。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の照明装置において、前記光学ブロックのうち電気光学変調素子近傍の光学ブロックの射出側光結合面積を前記電気光学変調素子の入射側光結合面積以上の面積に設定したことを特徴とする照明装置。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載の照明装置において、前記ロッドインテグレータの射出側面に射出光射出角度の調製部を設けたことを特徴とする照明装置。
  13. 請求項1〜12のいずれかに記載の照明装置において、前記ロッドインテグレータの入射側に偏光変換素子を配置したことを特徴とする照明装置。
  14. 請求項13に記載の照明装置において、前記偏光変換素子を前記ロッドインテグレータに近接させたことを特徴とする照明装置。
  15. 請求項13又は14のいずれかに記載の照明装置において、前記光源の集光位置を前記偏光変換素子の偏光分離面上又はその近傍に配置したことを特徴とする照明装置。
  16. 請求項1〜15のいずれかに記載の照明装置を備えたことを特徴とするプロジェクタ。
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