JP2004183593A - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents

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JP2004183593A JP2002353619A JP2002353619A JP2004183593A JP 2004183593 A JP2004183593 A JP 2004183593A JP 2002353619 A JP2002353619 A JP 2002353619A JP 2002353619 A JP2002353619 A JP 2002353619A JP 2004183593 A JP2004183593 A JP 2004183593A
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Takeshi Ashizawa
剛 芦澤
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Abstract

【課題】内燃機関の運転状態によらず、常に燃料の微粒化を可能とする。
【解決手段】吸気通路6に燃料を噴射するインジェクタ3を備えた吸気装置において、前記吸気通路1内の流入空気を取り込むための、吸気通路1に突出した動圧取込口5と、前記動圧取込口5から取り込んだ流入空気を前記インジェクタ3の燃料噴射口3a付近へ導く動圧通路13とを設ける。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の吸気装置に関し、特に燃料噴霧の微細化を可能とするための吸気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
燃料噴霧の粒径を小さくすることにより、燃料噴霧が燃焼室内で気化しやすくなり、低速低負荷域では燃焼室内における混合気の着火性および火炎伝播の安定性が向上し、冷間時に点火時期をリタードして空燃比を希薄化することが可能となり、排気温度を上昇させて触媒の昇温時間を短縮して、未燃HCの排出量を大幅に低減することが可能となる。
【0003】
また、中高速中高負荷域ではその気化潜熱によって耐ノック性の向上、圧縮比アップ、トルク向上、スロットルがパーシャル域での燃費向上、また、体積効率が向上することによるスロットル全開時のトルク向上などの効果が得られる。
【0004】
したがって、インジェクタから噴射される燃料噴霧の粒径は小さいほどよい。
【0005】
燃料噴霧の微粒化の方法としては、マルチホール式インジェクタを使用する方法があるが、これでは十分とはいえなかった。
【0006】
これに対して、吸気通路からインジェクタ噴射口付近に連通するバイパス通路を設けて、バイパス通路を通過したエアーを燃料噴霧に衝突させることによって燃料噴霧を微粒化させる装置が特許文献1に記載されている。
【0007】
【特許文献1】
特開平9−228931号公報
【0008】
【本発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載の装置は、吸気通路の前記バイパス通路開口部より下流に運転状態に応じて開度を制御する吸気流制御弁を設け、前記吸気流制御弁の上流と下流との差圧を利用して前記バイパス通路へ吸入空気を導入する装置である。
【0009】
したがって前記吸気流制御弁の開度が小さい時、すなわち低速低負荷域では前記吸気流制御弁の上流と下流とに生じた差圧を利用してバイパス通路出口から燃料噴霧に向けてエアーを噴射することが可能であるが、前記吸気流制御弁の開度が大きい時、すなわちスロットル全開時は、吸気制御弁の上流と下流の差圧が小さいためバイパス通路にほとんど吸気が導入されず、燃料噴霧を微粒化することができなかった。
【0010】
本発明は上記の問題を解決し、エンジンのほぼ全運転領域で燃料噴霧の微粒化を可能とすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の吸気装置は、吸気通路に燃料を噴射するインジェクタを備え、燃料噴霧を微粒化するために燃料噴霧に対してエアーを噴射する。前記エアーを取り込むため、前記吸気通路内の流入空気を取り込むために吸気通路に突出した動圧取込口を設け、前記動圧取込口から取り込んだ流入空気を前記インジェクタの燃料噴射口付近へ導く動圧通路とを設ける。
【0012】
【作用・効果】
本発明によれば、燃料噴霧に衝突させるアシストエアを、吸気通路から動圧を利用して取り込み、燃料噴霧に向けて噴射する際にも吸気の動圧を利用するので、内燃機関の運転状態によらず、常にアシストエアの噴射が可能となる。その結果、ほぼ全運転領域において燃料噴霧の微粒化が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0014】
図1は本実施形態の断面図、図2は同じく上面図である。
【0015】
吸気通路6は下流で2つの吸気ポート7に分岐して燃焼室1に連通している。吸気ポート7の燃焼室1側開口部にはエンジンの回転に同期して開閉する吸気バルブ2が設けられており、吸気バルブ2が閉じた状態では上記吸気ポート7と燃焼室1の連通は遮断され、開いた状態では連通して吸気が吸気通路6から吸気ポート7を経て燃焼室1に導入される。
【0016】
吸気通路壁8には吸気ポート7に臨むインジェクタ3が取り付けられる。インジェクタ3は図示しないコントロールユニットから出力される信号によって開弁駆動され、燃料を2つの吸気ポート7に向けて噴射する。なお、本実施形態に用いるインジェクタ3は燃料噴霧の微粒化に有利なマルチホール式インジェクタとし、内燃機関の吸気工程で噴射することとする。
【0017】
インジェクタ3の噴射口3a近傍の吸気通路6の内壁にはアシストエア装置4が装着される。
【0018】
図3はアシストエア装置4の三面図(正面図、側面図、上面図)である。また、図3のA−A断面図を図4、B−B断面図を図5、C−C断面図を図6にそれぞれ示す。
【0019】
図3に示すように、アシストエア装置4のアシストエアブロック4aにはインジェクタ3の噴射口3aが差し込まれるインジェクタ取付口10と、吸気上流側に向かって吸気流れに対して略直角に開口する動圧取込口5とが開口している。また、動圧取込口5は吸気通路6に突出している。
【0020】
図4、図6に示すように、インジェクタ取付口10からアシストエアブロック4aを貫通して吸気通路6と連通する燃料噴射通路14が設けられる。
【0021】
燃料噴射通路14は、一方の端部はインジェクタ取付口10、他方の端部は2つの吸気ポート7に臨むように2つの出口14a、14bとなっており、アシストエアブロック4a内部で2つの通路に分岐している。
【0022】
また、燃料噴射通路14の壁面には互いに対向する2つのアシストエア噴射口12a、12bが燃料噴霧の中心線Fに対して対称に開口している。2つのアシストエア噴射口12a、12bを結ぶ直線Gは、燃料噴霧の中心線Fに対して略直角となる。
【0023】
図5に示すように、アシストエアブロック4a内部には動圧取込口5と燃料噴射通路14を連通する動圧通路13が設けられている。動圧通路13は途中で2つに分岐して、各分岐路13a、13bがアシストエア噴射口12a、12bにそれぞれつながっている。分岐路13a、13bは動圧取込口5とインジェクタ取付口10のそれぞれの中心を結んだ線Hに対して対称となっている。
【0024】
次に本実施形態の作用を説明する。
【0025】
吸気通路6を流れてきた吸気の一部は動圧取込口5からアシストエア装置4に取り込まれ、インジェクタ3から噴射される燃料噴霧に向けてアシストエア噴射口12a、12bから噴射される。
【0026】
この時、燃料噴霧とアシストエアが衝突することによって燃料噴霧は微粒化される。また、2つのアシストエア噴射口12a、12bは燃料噴射の中心線Fに対して対称に位置し、動圧取込口5からアシストエア噴射口12a、12bまでの通路も互いに対称であるので、アシストエア噴射口12a、12bから噴射されるエアーの圧力はほぼ等しい。したがってアシストエアの噴射によって燃料噴霧の方向がいずれかの吸気ポート7に偏ることはない。
【0027】
動圧取込口5は吸気通路6に突出し、吸気上流に向かって吸気流れに対して略直角に開口しているため、動圧取込口5での吸気の取り込みからアシストエア噴射口12a、12bでの噴射までは、すべて吸気の動圧によって行われる。このため、従来のように高負荷時に十分なアシストエアが得られないということがなく、吸気通路6の吸気流量が増大する高負荷域では動圧が高まり、効果的にアシストエアが供給できる。
【0028】
また、インジェクタ3の噴射時期を吸気工程とすることで、インジェクタ3が燃料噴射する時、つまりアシストエア噴射が必要な時は吸気バルブ2が開いており、吸気ポート7にはには燃焼室1に向かって吸気流れが生じているので、動圧が確保される。
【0029】
したがってスロットル開度の大小にかかわらず常にアシストエアを噴射することが可能で、その結果、常に燃料噴霧を微粒化することが可能である。
【0030】
また、アシストエア装置4は、開口部5をインジェクタ噴射口3の近傍に設け、動圧を利用して取り入れたアシストエアをアシストエア噴射口12a、12bから、インジェクタ3の噴射口3aからの燃料噴霧に向けて噴射するので、動圧通路13も短くでき、圧力損失の少ない状態でアシストエアを効率よく供給できる。
【0031】
以上により、本実施形態では燃料噴霧に衝突させるアシストエアを、吸気通路6から動圧を利用して取り込み、燃料噴霧に向けて噴射する際にも吸気の動圧を利用するので、内燃機関の運転状態によらず常にアシストエアの噴射が可能となる。
【0032】
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるわけではなく、特許請求の範囲に記載の技術的思想の範囲内で様々な変更を成し得ることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の横断面図である。
【図2】本発明の実施形態の上面図である。
【図3】アシストエア装置の三面図である。
【図4】アシストエア装置の断面図(図3のA−A断面図)である。
【図5】アシストエア装置の断面図(図3のB−B断面図)である。
【図6】アシストエア装置の断面図(図3のC−C断面図)である。
【符号の説明】
1 燃焼室
2 吸気バルブ
3 インジェクタ
4 アシストエア装置
5 動圧取込口
6 吸気通路
7 吸気ポート
8 吸気通路壁
10 インジェクタ取付口
12 アシストエア噴射口
13 動圧通路
14 燃料噴射通路

Claims (3)

  1. 吸気通路に燃料を噴射するインジェクタを備えた吸気装置において、
    前記吸気通路内の流入空気を取り込むための、吸気通路に突出した動圧取込口と、
    前記動圧取込口から取り込んだ流入空気を前記インジェクタの燃料噴射口付近へ導く動圧通路とを備えたことを特徴とする内燃機関の吸気装置。
  2. 前記動圧取込口は前記吸気通路の上流向き、かつ流入空気の流れ方向に対して略直角な開口面を有する請求項1に記載の内燃機関の吸気装置。
  3. 前記インジェクタの近傍の吸気通路内壁にアシストエアブロックを取り付け、このアシストエアブロックに前記インジェクタの噴射口が挿入されるインジェクタ取付口と、このインジェクタ取付口と連通して前記吸気通路の下流に向けて開口する燃料噴射通路を設ける一方、前記アシストエアブロックには前記動圧取込口を開口させ、この動圧取込口と接続して前記噴射口からの燃料噴霧にアシストエアを噴出させる前記動圧通路のアシストエア噴射口を前記燃料噴射通路に開口させた請求項2に記載の内燃機関の吸気装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102678352A (zh) * 2011-03-08 2012-09-19 三菱自动车工业株式会社 内燃机
JP2014190183A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Mitsubishi Heavy Ind Ltd エンジンの燃料噴射装置

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