JP2004180242A - 順次走査変換装置、順次走査変換方法、及び、順次走査変換プログラム - Google Patents

順次走査変換装置、順次走査変換方法、及び、順次走査変換プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】テレシネ検出による誤検出が発生しても、変換されたプログレッシブ信号における画質劣化を低減することができる順次走査変換装置を提供する。
【解決手段】画像繰り返し検出部104によって同じ画像が繰り返されているかを検出する。画像間補間モード判定部105は、画像の繰り返しパターンを検出して、画像間補間部118が画像間補間信号を前、後、前後のいずれから生成すべきかを判定する。減算器120は、画像内補間信号と画像間補間信号との差分信号を生成する。この差分信号より相関の程度を示すマッチング信号を生成する。マッチング信号に応じて、乗算器121,122にて乗算する係数を可変する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターレース信号をプログレッシブ信号に変換する順次走査変換装置、順次走査変換方法、及び、インターレース信号をプログレッシブ信号に変換する処理をコンピュータに実行させるための順次走査変換プログラムに係り、特に、テレシネ変換によって得られたインターレース信号及びテレシネ変換ではない一般画像のインターレース信号をより高画質にプログレッシブ信号に変換することができる順次走査変換装置、順次走査変換方法、及び、順次走査変換プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
NTSCやハイビジョン等の標準的なテレビジョン信号は、図13(A)に示すようなインターレース信号である。なお、図13において、Vは垂直方向、tは時間方向である。インターレース方式は、奇数ラインと偶数ラインの2回の走査で1回の画面(フレーム)表示を行う方式である。また、図13(B)に示すような走査線構造にずれがないものはプログレッシブ信号と呼ばれる。プログレッシブ方式は、1回の走査で1回の画面表示を行う方式である。プログレッシブ信号は、ノンインターレース信号または順次走査信号とも呼ばれる。
【0003】
図13(C)に示すように、図13(A)に示すインターレース信号で欠落している信号(走査線)を補間することにより、プログレッシブ信号に変換するのが順次走査変換である。なお、図13において、○は原信号で存在している走査線の信号(画素)であり、△は補間された走査線の信号(画素)である。
【0004】
ところで、映画等のフィルム信号は、24フレーム/秒であり、この24フレーム/秒のフィルム信号を60フィールド/秒のインターレース信号に変換するテレシネ変換と呼ばれる変換方法がある。テレシネ変換では、フィルム信号の1フレームを2フィールドまたは3フィールドに振り分けるので、この変換方法は2−3プルダウンと呼ばれる。
【0005】
図14は、テレシネ変換(2−3プルダウン)を示している。図14(A)は24フレーム/秒のフィルム信号、図14(B)は図14(A)のフィルム信号から60フィールド/秒のインターレース信号に変換した信号を示している。図14(A)と図14(B)とを比較すれば分かるように、フィルム信号のフレームFaは、インターレース信号のフィールドIa1とIa2に振り分けられ、フレームFbは、フィールドIb1とIb2とIb1に振り分けられる。
【0006】
フレームFcは、フィールドIc2とIc1に振り分けられ、フレームFdは、フィールドId2とId1とId2に振り分けられる。このように、テレシネ変換は2−3−2−3のパターンの繰り返しとなる。なお、図14(B)のIa1,Ia2,Ib1,Ib2…の添字1,2はそれぞれ第1フィールド,第2フィールドを示している。
【0007】
図14(C)は、図14(B)のインターレース信号を60フレーム/秒のプログレッシブ信号に変換した信号を示している。フィールドIa1,Ia2はプログレッシブ信号のフレームPa,Paに、フィールドIb1,Ib2,Ib1はフレームPb,Pb,Pbに、フィールドIc2,Ic1はフレームPc,Pcに、フィールドId2,Id1,Id2はフレームPd,Pd,Pdに変換される。図14(C)に示すプログレッシブ信号のフィールド位相は、0,1,2,3,4の5種類であり、このプログレッシブ信号は5フィールド周期の信号である。フィールド位相3のフィールドを挟むフィールド位相2と4のフィールドは、互いに同一画像のフィールドである。
【0008】
図14(B)のインターレース信号をプログレッシブ信号に変換するに際して、5フィールド周期で同一画像のフィールドが存在するテレシネパターンが検出できれば、画像の静止、動きに関係なく、走査線を補間することができる。図15は、テレシネ変換によるインターレース信号の補間方法を示す図である。図15において、フィルム画像1,2は、図14(A)に示すようなフィルム信号における同じフレームであることを示している。図15において、フィールド位相0,1のフィールドは、フィルム画像1の1フレームから振り分けられており、フィールド位相2,3,4のフィールドはフィルム画像2の1フレームから振り分けられている。
【0009】
フィールド位相が1,3,4の場合、前フィールドの走査線を補間走査線とし、フィールド位相が0,2の場合、後フィールドの走査線を補間走査線とすることにより、プログレッシブ信号に変換することができる。但し、フィールド位相3の場合、後フィールドの走査線を補間走査線としてもよいし、前後フィールドの平均を補間走査線としてもよい。
【0010】
このように、テレシネパターンを検出することによりプログレッシブ信号に変換する走査線補間装置は、一例として、特開平3−250881号公報(特許文献1)に記載されている。
【0011】
一方、テレシネ変換により得られたものではない一般画像のインターレース信号は、以上の変換方法とは異なる方法でプログレッシブ信号に変換することができる。図16は、一般画像のインターレース信号のプログレッシブ信号への変換方法を示している。画像が大きく動いている部分では、図16(A)に示すように、△にて示す欠落信号を、その補間すべき欠落信号と同一時間軸上の画像内に位置する上下の走査線から補間する(画像内補間)。画像が静止している部分では、図16(B)に示すように、補間すべき欠落信号の前フィールドから補間する(画像間補間)。これらの両者の中間の画像では、画像内補間信号と画像間補間信号を画素毎に適応的に混合することによって補間信号を生成する。
【0012】
また、一般画像で動きのある部分において、上下の走査線から補間すると、垂直方向の周波数帯域が1/2以下になってしまい、垂直解像度が低下してしまう。そこで、一般画像で動きのある部分の垂直解像度の低下を軽減する方式として、動き補償を用いた補間による順次走査変換方式がある。この動き補償を用いた順次走査変換では、図17に示すように、3フィールドから欠落信号を補間することにより、プログレッシブ信号に変換する。図17において,(A)はインターレース信号であり、(B)は動き補償型順次走査変換により得たプログレッシブ信号である。
【0013】
図16(C)は、補間する信号(△にて示す欠落信号)の前後のフィールドから動き補償を用いて補間する画像間補間を示している。この場合、補間する信号を中心に空間的な移動方向は水平・垂直共に正負が逆になる。動き補償を用いた順次走査変換では、図16(A)に示す画像内補間信号と図16(C)に示す動き補償による画像間補間信号とを画素毎に適応的に混合することによって補間信号を生成する(特許第2832927号公報(特許文献2)参照)。
【0014】
この動き補償を用いた順次走査変換では、テレシネ変換によるインターレース信号に対しては理想的なプログレッシブ信号を得ることができない。そこで、テレシネパターンを検出することによりプログレッシブ信号に変換する順次走査変換と動き補償を用いた順次走査変換とを組み合わせ、テレシネ変換によるインターレース信号では前者を用い、一般画像のインターレース信号では後者を用いることにより、それぞれの画像に適した走査変換を行うことができる。
【0015】
【特許文献1】
特開平3−250881号公報
【特許文献2】
特許第2832927号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の順次走査変換装置においては、テレシネ変換による画像(テレシネ画像)と一般画像との切り替わり時に、数フィールドの区間で一般画像をテレシネ画像と誤検出してしまう。この場合、時間の異なるフィールドの走査線を補間走査線することにより誤補間となり、変換されたプログレッシブ信号は画像が二重像になる等、著しい画質劣化を生じる。
【0017】
また、フィルム画像がテレシネ変換によりインターレース信号に変換された後に編集された場合、編集点の前後ではフィールド位相のずれによる5フィールドの繰り返しパターンが崩れてしまう。この場合も同様に、フィールド位相の誤検出が発生して、画質劣化を生じることとなる。
【0018】
図18は、テレシネ画像から一般画像への切り替わり時におけるテレシネ検出の誤検出、誤補間が発生する一例を示している。図18(A)に示すインターレース信号において、同一時刻の画像(同じフィルム信号のフレームからの画像)には同じアルファベットを付している。即ち、フィールドa1とa2は同一時刻のフィルム画像がテレシネ変換により、振り分けられたものである。フィールドb1とb2とb3は、同一時刻のフィルム画像から振り分けられたものである。フィールドc1とc2、フィールドd1とd2とd3も同様である。
【0019】
図18(A)のフィールドa1以前を含め、フィールドd3までがテレシネ画像であり、フィールドeからフィールドjまでが一般画像である。テレシネ画像では、5フィールド周期でフィールドの繰り返しが出現しているものとする。
【0020】
図18(B)は、図18(A)に示すインターレース信号からプログレッシブ信号に変換した信号である。テレシネパターンの検出(テレシネ検出)によりフィールドd3までは5フィールド周期でフィールドの繰り返しを観測し、正常にテレシネ画像と検出することができる。しかしながら、フィールドe以降の一般画像では、フィールドgとフィールドiを比較して、繰り返しでないと判定するまで、一般画像をテレシネ画像と誤検出してしまう。この例では、フィールドe〜gが実際には一般画像であるのにテレシネ画像と誤検出される。よって、この誤検出の区間では、プログレッシブ信号は誤補間となる。
【0021】
図19は、フィルム画像がテレシネ変換によりインターレースに変換された後に編集された場合に、テレシネ検出で誤検出、誤補間が発生する一例を示している。図18と同様、同じフィルム信号のフレームからの画像には同じアルファベットを付している。この図19の例では、(A)に示すインターレース信号は、フィールドp1以前からフィールドv3の全てがテレシネ画像であるが、フィールドq3以前の画像部分とフィールドr1以降の画像部分とが編集によりつなぎ合わされており、フィールドq3とフィールドr1の間に編集点が存在する。フィールドp1以前には編集点が存在せず、5フィールド周期でフィールドの繰り返しが出現しているものとする。
【0022】
この図19の場合、フィールドq3までは5フィールド周期でフィールドの繰り返しを検出し、正常にテレシネ画像と判定してフィールド位相を得ることができる。フィールドr1以降も、フィールドs2とフィールドt2を比較して、繰り返しでないと検出するまで、テレシネ画像と判定する。ところが、フィールドq3とフィールドr1の間に編集点が存在するので、フィールド位相が誤検出されてしまう。
【0023】
この例では、フィールドr1のフィールド位相が実際には4であるのに0と誤検出され、実際には画像の異なるフィールドs1を補間走査線とすることで誤補間が発生する。同様に、フィールドs1のフィールド位相が実際には0であるのに1と誤検出され、実際には画像の異なるフィールドr1を補間走査線とすることで誤補間が発生する。フィールドs2のフィールド位相が実際には1であるのに2と誤検出され、実際には画像の異なるフィールドt1を補間走査線とすることで誤補間が発生する。図19(B)に示すように、フィールドr1〜s2の誤検出の区間で、プログレッシブ信号は誤補間となる。
【0024】
本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであり、インターレース信号をプログレッシブ信号に変換するに際し、テレシネ検出による誤検出が発生した場合でも、変換されたプログレッシブ信号における画質劣化を低減することができる順次走査変換装置、順次走査変換方法、及び、順次走査変換プログラムを提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した従来の技術の課題を解決するため、以下の順次走査変換装置、順次走査変換方法、及び、順次走査変換プログラムを提供する。
(a)インターレース信号をプログレッシブ信号に変換する順次走査変換装置において、前記インターレース信号に存在しない補間すべき信号が含まれる画像内の、前記補間すべき信号の上下に位置する走査線の信号を用いて画像内補間信号を生成する画像内補間部(119)と、前記インターレース信号に存在しない補間すべき信号が含まれる画像とは時間的に異なる画像内の信号を用いて画像間補間信号を生成する画像間補間部(118)と、前記補間すべき信号が含まれる画像に対して時間的に前の画像と後の画像とを比較することにより、同じ画像が繰り返されているか否かを検出する画像繰り返し検出部(104)と、前記画像繰り返し検出部の検出結果を用いて画像の繰り返しパターンを検出することにより、前記画像間補間信号を、前記前の画像から生成すべきか、前記後の画像から生成すべきか、前記前の画像と前記後の画像の双方から生成すべきかを判定する画像間補間モード判定部(105)と、前記画像内補間信号と前記画像間補間信号との差分信号を生成する差分信号生成部(120)と、前記差分信号を用いて、前記画像内補間信号と前記画像間補間信号との相関の程度を示すマッチング信号を生成するマッチング信号生成部(126,127)と、前記画像内補間信号と前記画像間補間信号とを混合して補間信号を生成する補間信号生成部(123)と、前記マッチング信号に応じて、前記補間信号生成部における前記画像内補間信号と前記画像間補間信号との混合比を変化させる混合比制御部(121,122)とを備えて構成したことを特徴とする順次走査変換装置。
(b)インターレース信号をプログレッシブ信号に変換する順次走査変換方法において、前記インターレース信号に存在しない補間すべき信号が含まれる画像内の、前記補間すべき信号の上下に位置する走査線の信号を用いて画像内補間信号を生成する画像内補間ステップと、前記インターレース信号に存在しない補間すべき信号が含まれる画像とは時間的に異なる画像内の信号を用いて画像間補間信号を生成する画像間補間ステップと、前記補間すべき信号が含まれる画像に対して時間的に前の画像と後の画像とを比較することにより、同じ画像が繰り返されているか否かを検出する画像繰り返し検出ステップと、前記画像繰り返し検出ステップの検出結果を用いて画像の繰り返しパターンを検出することにより、前記画像間補間信号を、前記前の画像から生成すべきか、前記後の画像から生成すべきか、前記前の画像と前記後の画像の双方から生成すべきかを判定する画像間補間モード判定ステップと、前記画像内補間信号と前記画像間補間信号との差分信号を生成する差分信号生成ステップと、前記差分信号を用いて、前記画像内補間信号と前記画像間補間信号との相関の程度を示すマッチング信号を生成するマッチング信号生成ステップと、前記画像内補間信号と前記画像間補間信号とを混合して補間信号を生成する補間信号生成ステップと、前記マッチング信号に応じて、前記補間信号生成ステップにおける前記画像内補間信号と前記画像間補間信号との混合比を変化させる混合比制御ステップとを含むことを特徴とする順次走査変換方法。
(c)インターレース信号をプログレッシブ信号に変換する処理をコンピュータに実行させるための順次走査変換プログラムにおいて、前記インターレース信号に存在しない補間すべき信号が含まれる画像内の、前記補間すべき信号の上下に位置する走査線の信号を用いて画像内補間信号を生成する画像内補間ステップと、前記インターレース信号に存在しない補間すべき信号が含まれる画像とは時間的に異なる画像内の信号を用いて画像間補間信号を生成する画像間補間ステップと、前記補間すべき信号が含まれる画像に対して時間的に前の画像と後の画像とを比較することにより、同じ画像が繰り返されているか否かを検出する画像繰り返し検出ステップと、前記画像繰り返し検出ステップの検出結果を用いて画像の繰り返しパターンを検出することにより、前記画像間補間信号を、前記前の画像から生成すべきか、前記後の画像から生成すべきか、前記前の画像と前記後の画像の双方から生成すべきかを判定する画像間補間モード判定ステップと、前記画像内補間信号と前記画像間補間信号との差分信号を生成する差分信号生成ステップと、前記差分信号を用いて、前記画像内補間信号と前記画像間補間信号との相関の程度を示すマッチング信号を生成するマッチング信号生成ステップと、前記画像内補間信号と前記画像間補間信号とを混合して補間信号を生成する補間信号生成ステップと、前記マッチング信号に応じて、前記補間信号生成ステップにおける前記画像内補間信号と前記画像間補間信号との混合比を変化させる混合比制御ステップとを含むことを特徴とする順次走査変換プログラム。
(d)インターレース信号をプログレッシブ信号に変換する順次走査変換装置において、前記インターレース信号に存在しない補間すべき信号が含まれる画像内の、前記補間すべき信号の上下に位置する走査線の信号を用いて画像内補間信号を生成する画像内補間部(219)と、前記インターレース信号に存在しない補間すべき信号が含まれる画像とは時間的に異なる画像内の信号を用いて画像間補間信号を生成する画像間補間部(218)と、前記補間すべき信号が含まれる画像に対して時間的に前の画像と後の画像の双方またはいずれか一方を用いて動きベクトルを検出する動きベクトル検出部(206)と、前記前の画像と前記後の画像のいずれか一方を順方向動き補償用参照画像とし、この順方向動き補償用参照画像と前記動きベクトル検出部によって検出された動きベクトルとを用いて、順方向に動き補償する順方向動き補償部(214)と、前記前の画像と前記後の画像のいずれか一方を逆方向動き補償用参照画像とし、この逆方向動き補償用参照画像と前記動きベクトル検出部によって検出された動きベクトルとを用いて、逆方向に動き補償する逆方向動き補償部(213)と、前記前の画像と前記後の画像とを比較することにより、同じ画像が繰り返されているか否かを検出する画像繰り返し検出部(204)と、前記画像繰り返し検出部の検出結果を用いて画像の繰り返しパターンを検出することにより、前記順方向動き補償用参照画像と前記逆方向動き補償用参照画像をそれぞれ前記前の画像とすべきか、前記後の画像とすべきかを決定する参照画像決定部(205)と、前記参照画像決定部による決定結果に従って、前記順方向動き補償部に供給する順方向動き補償用参照画像と前記逆方向動き補償部に供給する逆方向動き補償用参照画像とを切り替える切り替え部(211,212)と、前記順方向動き補償部より出力された順方向動き補償信号と前記逆方向動き補償部より出力された逆方向動き補償信号の差分信号を生成する第1の差分信号生成部(215)と、前記第1の差分信号を用いて、前記順方向動き補償信号と前記逆方向動き補償信号との相関の程度を示す第1のマッチング信号を生成する第1のマッチング信号生成部(224)と、前記画像内補間信号と前記画像間補間信号との差分信号を生成する第2の差分信号生成部(220)と、前記第2の差分信号を用いて、前記画像内補間信号と前記画像間補間信号との相関の程度を示す第2のマッチング信号を生成する第2のマッチング信号生成部(226,227)と、前記第1のマッチング信号と前記第2のマッチング信号とを加算して第3のマッチング信号を生成する第3のマッチング信号生成部(225)と、前記画像内補間信号と前記画像間補間信号とを混合して補間信号を生成する補間信号生成部(223)と、前記第3のマッチング信号に応じて、前記補間信号生成部における前記画像内補間信号と前記画像間補間信号との混合比を変化させる混合比制御部(221,222)とを備えて構成したことを特徴とする順次走査変換装置。
(e)インターレース信号をプログレッシブ信号に変換する順次走査変換方法において、前記インターレース信号に存在しない補間すべき信号が含まれる画像内の、前記補間すべき信号の上下に位置する走査線の信号を用いて画像内補間信号を生成する画像内補間ステップと、前記インターレース信号に存在しない補間すべき信号が含まれる画像とは時間的に異なる画像内の信号を用いて画像間補間信号を生成する画像間補間ステップと、前記補間すべき信号が含まれる画像に対して時間的に前の画像と後の画像の双方またはいずれか一方を用いて動きベクトルを検出する動きベクトル検出ステップと、前記前の画像と前記後の画像のいずれか一方を順方向動き補償用参照画像とし、この順方向動き補償用参照画像と前記動きベクトル検出ステップによって検出された動きベクトルとを用いて、順方向に動き補償する順方向動き補償ステップと、前記前の画像と前記後の画像のいずれか一方を逆方向動き補償用参照画像とし、この逆方向動き補償用参照画像と前記動きベクトル検出ステップによって検出された動きベクトルとを用いて、逆方向に動き補償する逆方向動き補償ステップと、前記前の画像と前記後の画像とを比較することにより、同じ画像が繰り返されているか否かを検出する画像繰り返し検出ステップと、前記画像繰り返し検出ステップの検出結果を用いて画像の繰り返しパターンを検出することにより、前記順方向動き補償用参照画像と前記逆方向動き補償用参照画像をそれぞれ前記前の画像とすべきか、前記後の画像とすべきかを決定する参照画像決定ステップと、前記参照画像決定ステップによる決定結果に従って、前記順方向動き補償ステップで用いる順方向動き補償用参照画像と前記逆方向動き補償ステップで用いる逆方向動き補償用参照画像とを切り替える切り替えステップと、前記順方向動き補償ステップにより得られた順方向動き補償信号と前記逆方向動き補償ステップにより得られた逆方向動き補償信号の差分信号を生成する第1の差分信号生成ステップと、前記第1の差分信号を用いて、前記順方向動き補償信号と前記逆方向動き補償信号との相関の程度を示す第1のマッチング信号を生成する第1のマッチング信号生成ステップと、前記画像内補間信号と前記画像間補間信号との差分信号を生成する第2の差分信号生成ステップと、前記第2の差分信号を用いて、前記画像内補間信号と前記画像間補間信号との相関の程度を示す第2のマッチング信号を生成する第2のマッチング信号生成ステップと、前記第1のマッチング信号と前記第2のマッチング信号とを加算して第3のマッチング信号を生成する第3のマッチング信号生成ステップと、前記画像内補間信号と前記画像間補間信号とを混合して補間信号を生成する補間信号生成ステップと、前記第3のマッチング信号に応じて、前記補間信号生成ステップにおける前記画像内補間信号と前記画像間補間信号との混合比を変化させる混合比制御ステップとを含むことを特徴とする順次走査変換方法。
(f)インターレース信号をプログレッシブ信号に変換する処理をコンピュータに実行させるための順次走査変換プログラムにおいて、前記インターレース信号に存在しない補間すべき信号が含まれる画像内の、前記補間すべき信号の上下に位置する走査線の信号を用いて画像内補間信号を生成する画像内補間ステップと、前記インターレース信号に存在しない補間すべき信号が含まれる画像とは時間的に異なる画像内の信号を用いて画像間補間信号を生成する画像間補間ステップと、前記補間すべき信号が含まれる画像に対して時間的に前の画像と後の画像の双方またはいずれか一方を用いて動きベクトルを検出する動きベクトル検出ステップと、前記前の画像と前記後の画像のいずれか一方を順方向動き補償用参照画像とし、この順方向動き補償用参照画像と前記動きベクトル検出ステップによって検出された動きベクトルとを用いて、順方向に動き補償する順方向動き補償ステップと、前記前の画像と前記後の画像のいずれか一方を逆方向動き補償用参照画像とし、この逆方向動き補償用参照画像と前記動きベクトル検出ステップによって検出された動きベクトルとを用いて、逆方向に動き補償する逆方向動き補償ステップと、前記前の画像と前記後の画像とを比較することにより、同じ画像が繰り返されているか否かを検出する画像繰り返し検出ステップと、前記画像繰り返し検出ステップの検出結果を用いて画像の繰り返しパターンを検出することにより、前記順方向動き補償用参照画像と前記逆方向動き補償用参照画像をそれぞれ前記前の画像とすべきか、前記後の画像とすべきかを決定する参照画像決定ステップと、前記参照画像決定ステップによる決定結果に従って、前記順方向動き補償ステップで用いる順方向動き補償用参照画像と前記逆方向動き補償ステップで用いる逆方向動き補償用参照画像とを切り替える切り替えステップと、前記順方向動き補償ステップにより得られた順方向動き補償信号と前記逆方向動き補償ステップにより得られた逆方向動き補償信号の差分信号を生成する第1の差分信号生成ステップと、前記第1の差分信号を用いて、前記順方向動き補償信号と前記逆方向動き補償信号との相関の程度を示す第1のマッチング信号を生成する第1のマッチング信号生成ステップと、前記画像内補間信号と前記画像間補間信号との差分信号を生成する第2の差分信号生成ステップと、前記第2の差分信号を用いて、前記画像内補間信号と前記画像間補間信号との相関の程度を示す第2のマッチング信号を生成する第2のマッチング信号生成ステップと、前記第1のマッチング信号と前記第2のマッチング信号とを加算して第3のマッチング信号を生成する第3のマッチング信号生成ステップと、前記画像内補間信号と前記画像間補間信号とを混合して補間信号を生成する補間信号生成ステップと、前記第3のマッチング信号に応じて、前記補間信号生成ステップにおける前記画像内補間信号と前記画像間補間信号との混合比を変化させる混合比制御ステップとを含むことを特徴とする順次走査変換プログラム。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の順次走査変換装置、順次走査変換方法、及び、順次走査変換プログラムについて、添付図面を参照して説明する。図1は本発明の順次走査変換装置の第1実施形態を示すブロック図、図2は本発明の順次走査変換方法及び順次走査変換プログラムの第1実施形態を示すフローチャート、図3は図2のステップS101及び図10のステップS201の具体例を示すフローチャート、図4は図2のステップS102の具体例を示すフローチャート、図5は図2のステップS109の具体例を示すフローチャート、図6及び図7は図1中の画像間補間モード判定部105及び図9中の参照画像決定部205が備えるインデックス更新テーブルを示す図、図8は図1中の画像間補間モード判定部105が備える画像間補間モードテーブルを示す図、図9は本発明の順次走査変換装置の第2実施形態を示すブロック図、図10は本発明の順次走査変換方法及び順次走査変換プログラムの第2実施形態を示すフローチャート、図11は図10のステップS202の具体例を示すフローチャート、図12は図9中の参照画像決定部205が備える参照画像選択テーブルを示す図である。
【0027】
<第1実施形態>
図1において、入力端子101に入力されたインターレース信号は、フィールド遅延部102,画像繰り返し検出部104,スイッチ107及び111に供給される。フィールド遅延部102は、入力されたインターレース信号を1フィールド遅延してフィールド遅延部103及び画像内補間部119に供給する。フィールド遅延部102の出力は、補間(走査線変換)の対象である現フィールドであり、フィールド遅延部103の出力は、現フィールドより1フィールド前の前フィールドであり、入力端子101に入力されたインターレース信号は、現フィールドより1フィールド後の後フィールドである。
【0028】
画像繰り返し検出部104は、入力された前フィールドと後フィールドを比較し、同じ画像が繰り返されているかどうかを検出する(図2のステップS101)。このステップS101の詳細な手順の一例を図3に示す。図3において、ステップS1011にて、前後フィールドの画素の差分を算出する。次に、ステップS1012にて、画素差分の絶対値を算出する。ステップS1013にて、絶対値差分が予め設定したしきい値よりも小さいか否かを判定する。絶対値差分がしきい値よりも大きい場合、前フィールドと後フィールドの画像が異なるということであり、ステップS1016にて、同じ画像が繰り返されていないと判定し、検出処理を終了する。
【0029】
ステップS1013にて絶対値差分がしきい値以下であれば、ステップS1014にて、全ての画素における差分算出が完了したか否かを判定する。全ての画素での差分算出が完了していなければステップS1011に戻り、上記のステップを繰り返す。全ての画素での差分算出が完了していれば、ステップS1015にて、同じ画像が繰り返されていると判定し、検出処理を終了する。なお、しきい値は、前後フィールドに含まれると想定されるノイズのレベルに応じて設定する。
【0030】
図1に戻り、画像繰り返し検出部104で検出された繰り返し画像か否かの検出結果は、画像間補間モード判定部105に供給される。画像間補間モード判定部105は、画像繰り返し検出部104から供給された検出結果を基にして、画像間補間を行う際に動き補償を行うべきか否かを判定すると共に、画像間補間を前フィールドから順方向に行うべきか、後フィールドから逆方向に行うべきか、前後フィールドから両方向に行うべきかを判定する(図2のステップS102)。
【0031】
画像間補間モード判定部105によって画像間補間モードを判定するのは、インターレース信号がテレシネ変換されたテレシネ画像であるか、テレシネ変換されていない一般画像であるかにより、画像間の補間方法を切り替えるためである。即ち、テレシネ変換されていないインターレース信号では、空間的に移動する前フィールドと後フィールドは補間する信号を中心に時間が前後するので、図16(C)で説明したように、補間する信号を中心に空間的な移動方向を逆にした動き補償を用いて前後フィールドの平均値を補間信号とすることにより、画像間補間信号を得ることができる。一方、テレシネ変換されたインターレース信号では、前フィールドまたは後フィールドの走査線を補間走査線とすべきである。
【0032】
ここで、画像間補間モード判定部105における画像間補間モード判定処理手順の一例を、図4に示すフローチャート及び図6〜図8に示すテーブルを用いて説明する。画像間補間モード判定部105は、図6に示す繰り返し用インデックス更新テーブルと、図7に示す非繰り返し用インデックス更新テーブルと、図8に示す画像間補間モードテーブルとを備える。
【0033】
図4において、ステップS1021にて、同じ画像の繰り返しであるか否かを判定する。同じ画像の繰り返しであると判定されると、ステップS1022にて、図6に示す繰り返し用インデックス更新テーブル(インデックスメモリ)に保持されているインデックス(入力)を参照し、ステップS1024にて、インデックス(出力)へと更新する。図6の例では、インデックスメモリの値が初期値0のとき繰り返しであると判定されると、インデックスメモリの値は1へと更新される。インデックスメモリの値が1〜4であれば1へと更新され、5であれば6、…、9であれば10、10であれば6と更新される。
【0034】
ステップS1021にて、同じ画像の繰り返しではないと判定されると、ステップS1023にて、図7に示す非繰り返し用インデックス更新テーブル(インデックスメモリ)に保持されているインデックス(入力)を参照し、ステップS1024にて、インデックス(出力)へと更新する。図7の例では、インデックスメモリの値が初期値0のとき繰り返しではないと判定されると、インデックスメモリの値は0のままとされる。インデックスメモリの値が1であれば2へと更新され、2であれば3、…、5であれば0、…、9であれば10、10であれば0と更新される。
【0035】
そして、ステップS1025にて、図8に示す画像間補間モードテーブルを参照して、画像間補間モードを決定して終了する。図8におけるインデックス(入力)は、図6または図7におけるインデックス(出力)に相当する。図8に示すように、インデックスが0の場合、テレシネ画像でない一般画像であり、動き補償を行って前後フィールドから両方向の補間を行う。
【0036】
インデックスが6〜10の場合、テレシネ画像であり、動き補償を行わず、インデックスの値に応じて、前フィールドからの順方向補間、後フィールドからの逆方向補間、前後フィールドからの両方向補間のいずれかを行う。但し、インデックスが6の場合、前後フィールドの画像は同じであるので、前フィールドからの順方向補間、後フィールドからの逆方向補間としてもよい。また、前後フィールドの画像が同じであるので、動きベクトル検出の結果は、静止の動きベクトル(水平、垂直共に動きが0)となるので、動き補償を用いた前後フィールドからの両方向補間としてもよい。
【0037】
インデックスが1〜5の場合、一般画像からテレシネ画像へと切り替わる過渡状態である可能性がある。この場合も、一般画像と同様に、動き補償を行って前後フィールドから両方向の補間を行う。
【0038】
画像間補間モード判定部105は、以上のようにして得られた画像間補間モードを基にして、スイッチ107,108,110〜112,116,117,128,129それぞれのオン・オフまたは選択を制御する。図1に示すスイッチ107,108,110〜112,116,117,128,129それぞれのオン・オフまたは選択の状態は、画像間補間モード判定部105が、画像間補間モードとして、図8に示す非動き補償・順方向補間と判定した場合を示している。
【0039】
図1に戻り、スイッチ107,108は、動きベクトル検出部106を機能させるか否かを制御するためのものである。画像間補間モード判定部105によって動き補償補間モード(図8の動き補償・両方向補間)と判定されると(図2のステップS103でYES)、スイッチ107,108は共にオンとなる。すると、動きベクトル検出部106には、入力端子101に入力されたインターレース信号(後フィールド)とフィールド遅延部103より出力されたインターレース信号(前フィールド)とが供給される。このとき、スイッチ110は、動きベクトル検出部106の出力を選択する。
【0040】
動きベクトル検出部106は、入力された前フィールドと後フィールドとを基にして動きベクトルを検出する(図2のステップS104)。具体的には、動きベクトル検出部106は、予め設定した8×8画素等のブロック単位で前フィールドを順方向の参照画像、後フィールドを逆方向の参照画像として、動き補償することにより、動きベクトルを検出する。例えば、まず、予め設定されている動きベクトルの探索範囲内で仮の動きベクトルを順次発生させる。その仮の動きベクトルに従って、前フィールドと後フィールドを空間的に移動させることにより動き補償を行う。そして、前後フィールド画素間の差分の絶対値を予め設定されているブロック内で加算し、マッチングの程度を示すマッチング値を得る。
【0041】
ここで、空間的に移動する前フィールドと後フィールドは補間する信号を中心に時間が前後するので、図16(C)に示すように補間する信号を中心に空間的な移動方向を水平、垂直共に正負を逆にする。さらに、仮の動きベクトル毎に算出されたマッチング値を比較し、最もマッチングの程度がよい、即ち、マッチング値が最小となる仮の動きベクトルを選択し、そのブロックの最終的な動きベクトルとする。
【0042】
動きベクトル検出部106によって検出された動きベクトルは、スイッチ110を介して、逆方向動き補償部113及び順方向動き補償部114に供給される。
【0043】
一方、静止動きベクトル発生部109は、静止の動きベクトル(水平、垂直共に動きが0)を発生する。画像間補間モード判定部105によって非動き補償補間モード(図8の非動き補償・順方向補間、逆方向補間、両方向補間)と判定されると(図2のステップS103でNO)、スイッチ107,108は共にオフとなる。よって、動きベクトル検出部106は機能しない。このとき、スイッチ110は図1に示すように静止動きベクトル発生部109の出力を選択しており、静止動きベクトル発生部109で発生した静止の動きベクトルは、逆方向動き補償部113及び順方向動き補償部114に供給される。
【0044】
スイッチ111は、逆方向動き補償部113を機能させるか否かを制御するためのものであり、スイッチ112は、順方向動き補償部114を機能させるか否かを制御するためのものである。スイッチ111,112は、また、画像間補間部118の補間方法を制御するためのものでもある。
【0045】
画像間補間モード判定部105によって順方向または両方向補間モードと判定されると(図2のステップS105)、画像間補間モード判定部105はスイッチ112をオンとする。すると、順方向動き補償部114には前フィールドの信号であるフィールド遅延部103の出力が供給される。順方向動き補償部114は、スイッチ110にて動きベクトル検出部106または静止の動きベクトル発生部109から供給される動きベクトルに従って、前フィールド信号を空間的に移動させることにより、順方向動き補償を行い、順方向動き補償信号を生成して出力する(図2のステップS106)。なお、非動き補償モードの場合、静止動きベクトル発生部109から供給される静止の動きベクトルを基にしての動き補償であるので、動き補償を行わないことと等価であり、ここで得られる順方向動き補償信号は前フィールドと同じとなる。
【0046】
一方、画像間補間モード判定部105によって逆方向または両方向補間モードと判定されると(図2のステップS107)、画像間補間モード判定部105はスイッチ111をオンとする。すると、逆方向動き補償部113には後フィールドの信号である入力端子101に入力されたインターレース信号が供給される。逆方向動き補償部113は、スイッチ110にて動きベクトル検出部106または静止動きベクトル発生部109から供給される動きベクトルに従って、後フィールド信号を空間的に移動させることにより、逆方向動き補償を行い、逆方向動き補償信号を生成して出力する(図2のステップS108)。
【0047】
但し、前述と同様、空間的に移動する前フィールドと後フィールドは補間する信号を中心に時間が前後するので、順方向動き補償部114と逆方向動き補償部113とでは、図16(C)に示すように補間する信号を中心に空間的な移動方向を水平、垂直共に正負を逆にする。なお、非動き補償モードの場合、静止動きベクトル発生部109から供給される静止の動きベクトルを基にしての動き補償であるので、動き補償を行わないことと等価であり、ここで得られる逆方向動き補償信号は後フィールドと同じとなる。
【0048】
逆方向動き補償部113より出力された逆方向動き補償信号と、順方向動き補償部114より出力された順方向動き補償信号は、画像間補間部118に供給される。画像間補間部118は、画像間の補間を行う(図2のステップS109)。
【0049】
画像間補間部118における画像間補間の処理手順の一例を図5に示すフローチャートを用いて説明する。図5において、ステップS1091にて、画像間補間モード判定部105で順方向補間モードと判定されたか否か判定する。順方向補間モードと判定された場合には、スイッチ111がオフ、スイッチ112がオンとなり、画像間補間部118は、ステップS1093にて、順方向動き補償部114から供給される順方向動き補償信号を画像間補間信号とする。
【0050】
ステップS1091にて順方向補間モードではないと判定された場合、ステップS1092にて、逆方向補間モードと判定されたか否か判定する。逆方向補間モードと判定された場合には、スイッチ111がオン、スイッチ112がオフとなり、画像間補間部118は、ステップS1094にて、逆方向動き補償部113から供給される逆方向動き補償信号を画像間補間信号とする。
【0051】
ステップS1092にて逆方向補間モードではないと判定された場合(即ち、順方向補間モードでも逆方向補間モードでもない場合)、スイッチ111,112が共にオンとなり、画像間補間部118は、ステップS1095にて、順方向動き補償部114から供給される順方向動き補償信号と逆方向動き補償部113から供給される逆方向動き補償信号を加算し、1/2倍して画像間補間信号とする。
【0052】
ここで、画像間補間モード判定部105によって非動き補償・順方向補間モードと判定された場合には、順方向動き補償信号は前フィールドと同じであるので、得られる画像間補間信号は前フィールドと同じである。画像間補間モード判定部105によって非動き補償・逆方向補間モードと判定された場合には、逆方向動き補償信号は後フィールドと同じであるので、得られる画像間補間信号は後フィールドと同じである。このようにして得られた画像間補間信号は、減算器120及び乗算器121に供給される。
【0053】
図1に戻り、スイッチ116,117は、減算器115と絶対値化部124と加算器125を機能させるか否かを制御するためのものである。画像間補間モード判定部105によって動き補償補間モードと判定されると(図2のステップS110)、画像間補間モード判定部105はスイッチ116,117を共にオンとし、減算器115は、順方向動き補償信号と逆方向動き補償信号の差分信号を算出する(図2のステップS111)。この差分信号は絶対値化部124に供給され、絶対値化部124は入力された差分信号の絶対値を算出する(図2のステップS112)。
【0054】
この差分信号の絶対値は、前フィールドと後フィールドとの相関の程度を示す前後画像間マッチング信号である。絶対値化部124より出力された前後画像間マッチング信号は、加算器125に供給される。
【0055】
画像内補間部119には、フィールド遅延部102の出力である現フィールドの信号が入力される。画像内補間部119は、図16(A)で説明したように、補間する信号(画素)の上下に位置する走査線の信号(画素)を加算し、それを1/2倍して画像内補間信号を生成する(図2のステップS113)。この画像内補間信号は、減算器120及び乗算器122に供給される。減算器120は、画像間補間部118より出力された画像間補間信号と画像内補間部119より出力された画像内補間信号との差分信号を算出する(図2のステップS114)。
【0056】
減算器120より出力された差分信号は、垂直ローパスフィルタ(垂直LPF)126に供給される。垂直LPF126は、入力された差分信号垂直方向の高域成分を抑圧し、低域差信号を生成する(図2のステップS115)。この低域差信号は絶対値化部127に入力されて絶対値化され、画像間補間信号と画像内補間信号との相関の程度を示すマッチング信号として出力される(図2のステップS116)。
【0057】
画像間補間モード判定部105によって動き補償補間モードであると判定されると(図2のステップS117でYES)、スイッチ128,129は画像間補間モード判定部105の制御によって図1とは逆の接続状態となり、非動き補償補間モードであると判定されると(図2のステップS117でNO)、スイッチ128,129は画像間補間モード判定部105の制御によって図1に示す接続状態となる。従って、絶対値化部127より出力されたマッチング信号は、動き補償補間モードの場合には、スイッチ128を介して加算器125に供給され、非動き補償補間モードの場合には、スイッチ128,129を介して空間LPF130に供給される。
【0058】
動き補償補間モードの場合、加算器125は、絶対値化部124より出力された前後画像間マッチング信号と、絶対値化部127より出力された画像間補間信号と画像内補間信号の間のマッチング信号とを加算する(図2のステップS118)。この加算されたマッチング信号は、スイッチ129を介して空間LPF130に供給される。空間LPF130は、入力されたマッチング信号に空間LPFをかけることによってマッチング信号をスムージングする(図2のステップS119)。
【0059】
非動き補償補間モードの場合には、絶対値化部127より出力された画像間補間信号と画像内補間信号の間のマッチング信号のみが空間LPF130に供給され、マッチング信号に空間LPFがかけられる(図2のステップS119)。
【0060】
空間LPF130の出力は、非線形変換部131に供給される。非線形変換部131は、空間LPF130の出力を非線形変換してマッチングの程度を示す係数Kを生成する(図2のステップS120)。非線形変換の特性は、空間LPF130の出力がノイズレベル以下のとき0、明らかに画像間補間より画像内補間の方が適当なレベル以上を1とし、その間は線形に変換する。この係数Kは、乗算器121,122に供給される。乗算器121は、画像間補間部118より出力された画像間補間信号に係数(1−K)を乗じ(図2のステップS121)、乗算器122は、画像内補間部119より出力された画像内補間信号に係数Kを乗じる(図2のステップS122)。
【0061】
乗算器121,122それぞれより出力された乗算結果は、加算器123に供給される。加算器123は、入力されたそれぞれの乗算結果を加算することにより、補間信号を生成する(図2のステップS123)。加算器123より出力された補間信号は、画像間補間信号と画像内補間信号がマッチングの程度により重み付けされて混合されたものである。この補間信号は、倍速変換部132に供給される。倍速変換部132は、フィールド遅延部102より出力された現フィールドの信号と加算器123より出力された補間信号とを水平ライン単位で、その入力信号の2倍の速度で交互に読み出すことによってプログレッシブ信号に変換する(図2のステップS124)。このプログレッシブ信号は、出力端子133より出力される。
【0062】
以上説明した第1実施形態では、図18で説明したような、テレシネ画像から一般画像への切り替わり時におけるテレシネ検出の誤検出が発生した場合や、図19で説明したような、フィルム画像がテレシネ変換によりインターレースに変換された後に編集されて編集点が存在するとき、テレシネ検出の誤検出が発生した場合には、画像間補間信号と画像内補間信号の間のマッチング信号が大きくなるので、マッチングの程度を示す係数Kが大きくなり、画面内補間信号の混合比率が大きくなる。従って、倍速変換部132より得られるプログレッシブ信号の画像が二重像になる等の著しい画質劣化を抑制することができる。
【0063】
<第2実施形態>
図9において、入力端子201に入力されたインターレース信号は、フィールド遅延部202,画像繰り返し検出部204,スイッチ211及び212に供給される。フィールド遅延部202は、入力されたインターレース信号を1フィールド遅延してフィールド遅延部203及び画像内補間部219に供給する。フィールド遅延部203は、入力されたインターレース信号を1フィールド遅延して画像繰り返し検出部204とスイッチ211及び212に供給する。
【0064】
フィールド遅延部202の出力は、補間(走査線変換)の対象である現フィールドであり、フィールド遅延部203の出力は、現フィールドより1フィールド前の前フィールドであり、入力端子201に入力されたインターレース信号は、現フィールドより1フィールド後の後フィールドである。
【0065】
画像繰り返し検出部204は、入力された前フィールドと後フィールドを比較し、同じ画像が繰り返されているかどうかを検出する(図10のステップS201)。このステップS201の詳細な手順の一例は、図3で説明したのと同じである。画像繰り返し検出部204で検出された繰り返し画像か否かの検出結果は、参照画像決定部205に供給される。
【0066】
参照画像決定部205は、画像繰り返し検出部204より供給された検出結果を用いて、画像間補間における動き補償の際の参照画像を決定する(図10のステップS202)。参照画像決定部205は、図6に示す繰り返し用インデックス更新テーブルと、図7に示す非繰り返し用インデックス更新テーブルと、図12示す参照画像選択テーブルとを備える。
【0067】
この参照画像決定処理手順の一例を図11に示すフローチャートを用いて説明する。図11において、ステップS2021にて、同じ画像の繰り返しであるか否か判定する。同じ画像の繰り返しであれば、ステップS2022にて、インデックスメモリに保持されているインデックスを入力として、図6の繰り返し用インデックス更新テーブルを参照する。同じ画像の繰り返しでなければ、ステップS2023にて、図7の非繰り返し用インデックス更新テーブルを参照する。
【0068】
そして、ステップS2024にて、インデックスメモリに保持されているインデックスをそれぞれのテーブルを参照することによって得られた新しいインデックスに更新する。次に、ステップS2025にて、新しいインデックスを入力として、図12示す参照画像選択テーブルを参照することによって、順方向動き補償及び逆方向動き補償の参照画像を決定する。
【0069】
図12示すように、インデックスが0の場合は、テレシネ画像でない一般画像であり、順方向動き補償の参照画像として前フィールド、逆方向動き補償の参照画像として後フィールドを選択する。インデックスが6〜10の場合は、テレシネ画像である。インデックスが6の場合には、順方向動き補償の参照画像として前フィールド、逆方向動き補償の参照画像をとして後フィールドを選択し、インデックスが7,9の場合には、順方向動き補償と逆方向動き補償共に参照画像として前フィールドを選択し、インデックスが8,10の場合には、順方向動き補償と逆方向動き補償共に参照画像として後フィールドを選択する。
【0070】
但し、インデックスが6の場合、前後フィールドの画像は同じであるので、順方向動き補償と逆方向動き補償共に参照画像として前フィールドを選択してもよいし、順方向動き補償と逆方向動き補償共に参照画像として後フィールドを選択してもよい。
【0071】
参照画像決定部205は、以上のようにして得られた参照画像の決定結果に基づいて、スイッチ211,212の接続状態を制御する。
【0072】
ところで、テレシネ画像で図12に示すインデックスが7,9の場合に、順方向動き補償と逆方向動き補償共に参照画像として前フィールドを選択し、インデックスが8,10の場合に、順方向動き補償と逆方向動き補償共に参照画像として後フィールドを選択するのは、下記のような理由による。
【0073】
インデックスが7のとき、図15に示すフィールド位相は4であり、インデックスが9のとき、図15に示すフィールド位相は1である。この場合、前フィールドの走査線を補間走査線とすることによって補間を行うことができる。順方向動き補償と逆方向動き補償共に参照画像として前フィールドを選択すると、順方向の参照画像、逆方向の参照画像が共に同じ画像となるので、水平、垂直共に0の位置が最も相関が高くなる。よって、動きベクトル検出部206は、静止の動きベクトルを検出して出力する。動きベクトル検出部206にて検出された動きベクトルは、順方向動き補償部213及び逆方向動き補償部214に供給される。
【0074】
順方向動き補償部213と逆方向動き補償部214は、それぞれ、静止の動きベクトルを用いて動き補償を行う。順方向動き補償部213と逆方向動き補償部214の出力は、画像間補間部218に供給される。画像間補間部218は、順方向動き補償部213と逆方向動き補償部214の出力を加算し、1/2倍して画像補間信号を生成する。この画像補間信号は、前フィールドの走査線を補間走査線とすることと同じである。
【0075】
図12に示すインデックスが8の場合、図15に示すフィールド位相は0であり、インデックスが10の場合、フィールド位相は2である。この場合、後フィールドの走査線を補間走査線とすることで適切な補間を行うことができる。そこで、順方向動き補償と逆方向動き補償共に参照画像として後フィールドを選択すると、順方向の参照画像、逆方向の参照画像が共に同じ画像となるので、水平、垂直共に0の位置が最も相関が高くなる。よって、動きベクトル検出部206は、静止の動きベクトルを検出して出力する。画像間補間部218により得られる画像補間信号は、後フィールドの走査線を補間走査線とすることと同じである。
【0076】
図9に戻り、スイッチ211,212は,順方向動き補償と逆方向動き補償それぞれの参照画像を切り替えるためのものである。スイッチ212は、参照画像決定部205の制御により、順方向動き補償部214及び動きベクトル検出部206に供給する順方向動き補償用参照画像として、前フィールドの信号か後フィールドの信号かを選択する(図10のステップS203)。スイッチ211は、参照画像決定部205の制御により、逆方向動き補償部213及び動きベクトル検出部206に供給する逆方向動き補償用参照画像として、前フィールドの信号か後フィールドの信号かを選択する(図10のステップS204)。
【0077】
動きベクトル検出部206は、スイッチ212を介して入力された順方向動き補償用参照画像と、スイッチ211を介して入力された逆方向動き補償用参照画像とを用いて、動きベクトルを検出する(図10のステップS205)。順方向動き補償用参照画像と逆方向動き補償用参照画像とが同じ場合、動きベクトル検出部206にて検出される動きベクトルは、静止の動きベクトル(水平、垂直共に動きが0)となる。
【0078】
順方向動き補償部214は、順方向動き補償用参照画像と動きベクトルとを用いて動き補償を行う(図10のステップS206)。逆方向動き補償部213は、逆方向動き補償用参照画像と動きベクトルとを用いて動き補償を行う(図10のステップS207)。画像間補間部218は、順方向動き補償部214から供給される順方向動き補償信号と逆方向動き補償部213から供給される逆方向動き補償信号を加算し、1/2倍して画像間補間信号とする(図10のステップS208)。この画像間補間信号は、減算器220及び乗算器221に供給される。
【0079】
減算器215は、順方向動き補償信号と逆方向動き補償信号の差分信号を算出する(図2のステップS209)。この差分信号は絶対値化部224に供給され、絶対値化部224は入力された差分信号の絶対値を算出する(図10のステップS210)。この差分信号の絶対値は、前フィールドと後フィールドとの相関の程度を示す前後画像間マッチング信号である。なお、順方向動き補償用参照画像と逆方向動き補償用参照画像とが同じ場合、順方向動き補償部214と逆方向動き補償部213の出力も同じになり、前後画像間マッチング信号は0となる。絶対値化部224より出力された前後画像間マッチング信号は、加算器225に供給される。
【0080】
画像内補間部219には、フィールド遅延部202の出力である現フィールドの信号が入力される。画像内補間部219は、補間する信号の上下の走査線の信号を加算し、それを1/2倍して画像内補間信号を生成する(図10のステップS211)。この画像内補間信号は、減算器220及び乗算器222に供給される。減算器220は、画像間補間部218より出力された画像間補間信号と画像内補間部219より出力された画像内補間信号との差分信号を算出する(図10のステップS212)。
【0081】
減算器220より出力された差分信号は、垂直LPF226に供給される。垂直LPF226は、入力された差分信号垂直方向の高域成分を抑圧し、低域差信号を生成する(図10のステップS213)。この低域差信号は絶対値化部227に入力されて絶対値化され、画像間補間信号と画像内補間信号との相関の程度を示すマッチング信号として出力される(図10のステップS214)。このマッチング信号は、加算器225に供給される。
【0082】
加算器225は、絶対値化部224より出力された前後画像間マッチング信号と、絶対値化部227より出力された画像間補間信号と画像内補間信号の間のマッチング信号とを加算する(図10のステップS215)。この加算されたマッチング信号は、空間LPF230に供給される。空間LPF230は、入力されたマッチング信号に空間LPFをかけることによってマッチング信号をスムージングする(図10のステップS216)。
【0083】
空間LPF230の出力は、非線形変換部231に供給される。非線形変換部231は、空間LPF230の出力を非線形変換してマッチングの程度を示す係数Kを生成する(図10のステップS217)。非線形変換の特性は、第1実施形態と同様である。この係数Kは、乗算器221,222に供給される。乗算器221は、画像間補間部218より出力された画像間補間信号に係数(1−K)を乗じ(図10のステップS218)、乗算器222は、画像内補間部219より出力された画像内補間信号に係数Kを乗じる(図10のステップS219)。
【0084】
乗算器221,222それぞれより出力された乗算結果は、加算器223に供給される。加算器223は、入力されたそれぞれの乗算結果を加算することにより、補間信号を生成する(図10のステップS220)。加算器223より出力された補間信号は、画像間補間信号と画像内補間信号がマッチングの程度により重み付けされて混合されたものである。
【0085】
この補間信号は、倍速変換部232に供給される。倍速変換部232は、フィールド遅延部202より出力された現フィールドの信号と加算器223より出力された補間信号とを水平ライン単位で、その入力信号の2倍の速度で交互に読み出すことによってプログレッシブ信号に変換する(図10のステップS221)。このプログレッシブ信号は、出力端子233より出力される。
【0086】
以上説明した第2実施形態でも、図18で説明したような、テレシネ画像から一般画像への切り替わり時におけるテレシネ検出の誤検出が発生した場合や、図19で説明したような、フィルム画像がテレシネ変換によりインターレースに変換された後に編集されて編集点が存在するとき、テレシネ検出の誤検出が発生した場合には、画像間補間信号と画像内補間信号の間のマッチング信号が大きくなるので、マッチングの程度を示す係数Kが大きくなり、画面内補間信号の混合比率が大きくなる。従って、倍速変換部232より得られるプログレッシブ信号の画像が二重像になる等の著しい画質劣化を抑制することができる。
【0087】
また、第2実施形態では、スイッチ211,212によって、動き補償の参照画像となる前フィールドと後フィールドを選択した後は、テレシネ画像と一般画像との処理が共通化される。よって、第2実施形態は、第1実施形態よりも構成を簡略化することができるという利点がある。
【0088】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明の順次走査変換装置、順次走査変換方法、及び、順次走査変換プログラムは、テレシネ検出による誤検出が発生した場合でも、変換されたプログレッシブ信号が二重像になる等の画質劣化を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の順次走査変換装置の第1実施形態を示すブロック図である。
【図2】本発明の順次走査変換方法及び順次走査変換プログラムの第1実施形態を示すフローチャートである。
【図3】図2のステップS101及び図10のステップS201の具体例を示すフローチャートである。
【図4】図2のステップS102の具体例を示すフローチャートである。
【図5】図2のステップS109の具体例を示すフローチャートである。
【図6】図1中の画像間補間モード判定部105及び図9中の参照画像決定部205が備えるインデックス更新テーブルを示す図である。
【図7】図1中の画像間補間モード判定部105及び図9中の参照画像決定部205が備えるインデックス更新テーブルを示す図である。
【図8】図1中の画像間補間モード判定部105が備える画像間補間モードテーブルを示す図である。
【図9】本発明の順次走査変換装置の第2実施形態を示すブロック図である。
【図10】本発明の順次走査変換方法及び順次走査変換プログラムの第2実施形態を示すフローチャートである。
【図11】図10のステップS202の具体例を示すフローチャートである。
【図12】図9中の参照画像決定部205が備える参照画像選択テーブルを示す図である。
【図13】順次走査変換を説明するための図である。
【図14】テレシネ変換されたインターレース信号の順次走査変換を説明するための図である。
【図15】テレシネ変換によるインターレース信号の補間方法を示す図である。
【図16】一般画像の順次走査変換を説明するための図である。
【図17】動き補償を用いた順次走査変換を説明するための図である。
【図18】テレシネ画像から一般画像への切り替わり時におけるテレシネ検出の誤検出及び誤補間が発生する一例を示す図である。
【図19】フィルム画像がテレシネ変換によりインターレースに変換された後に編集された場合に、テレシネ検出で誤検出及び誤補間が発生する一例を示す図である。
【符号の説明】
102,103,202,203 フィールド遅延部
104,204 画像繰り返し検出部
105 画像間補間モード判定部
106,206 動きベクトル検出部
107,108,110〜112,116,117,128,129 スイッチ
109 静止動きベクトル発生部
113,213 逆方向動き補償部
114,214 順方向動き補償部
115,215,120,220 減算器(差分信号生成部)
118,218 画像間補間部
119,219 画像内補間部
121,122,221,222 乗算器(混合比制御部)
123,223 加算器(補間信号生成部)
125,225 加算器
124,127,224,227 絶対値化部(マッチング信号生成部)
126,226 垂直ローパスフィルタ(マッチング信号生成部)
130,230 空間ローパスフィルタ
131,231 非線形変換部
132,232 倍速変換部
205 参照画像決定部
211,212 スイッチ(切り替え部)

Claims (6)

  1. インターレース信号をプログレッシブ信号に変換する順次走査変換装置において、
    前記インターレース信号に存在しない補間すべき信号が含まれる画像内の、前記補間すべき信号の上下に位置する走査線の信号を用いて画像内補間信号を生成する画像内補間部と、
    前記インターレース信号に存在しない補間すべき信号が含まれる画像とは時間的に異なる画像内の信号を用いて画像間補間信号を生成する画像間補間部と、
    前記補間すべき信号が含まれる画像に対して時間的に前の画像と後の画像とを比較することにより、同じ画像が繰り返されているか否かを検出する画像繰り返し検出部と、
    前記画像繰り返し検出部の検出結果を用いて画像の繰り返しパターンを検出することにより、前記画像間補間信号を、前記前の画像から生成すべきか、前記後の画像から生成すべきか、前記前の画像と前記後の画像の双方から生成すべきかを判定する画像間補間モード判定部と、
    前記画像内補間信号と前記画像間補間信号との差分信号を生成する差分信号生成部と、
    前記差分信号を用いて、前記画像内補間信号と前記画像間補間信号との相関の程度を示すマッチング信号を生成するマッチング信号生成部と、
    前記画像内補間信号と前記画像間補間信号とを混合して補間信号を生成する補間信号生成部と、
    前記マッチング信号に応じて、前記補間信号生成部における前記画像内補間信号と前記画像間補間信号との混合比を変化させる混合比制御部とを備えて構成したことを特徴とする順次走査変換装置。
  2. インターレース信号をプログレッシブ信号に変換する順次走査変換方法において、
    前記インターレース信号に存在しない補間すべき信号が含まれる画像内の、前記補間すべき信号の上下に位置する走査線の信号を用いて画像内補間信号を生成する画像内補間ステップと、
    前記インターレース信号に存在しない補間すべき信号が含まれる画像とは時間的に異なる画像内の信号を用いて画像間補間信号を生成する画像間補間ステップと、
    前記補間すべき信号が含まれる画像に対して時間的に前の画像と後の画像とを比較することにより、同じ画像が繰り返されているか否かを検出する画像繰り返し検出ステップと、
    前記画像繰り返し検出ステップの検出結果を用いて画像の繰り返しパターンを検出することにより、前記画像間補間信号を、前記前の画像から生成すべきか、前記後の画像から生成すべきか、前記前の画像と前記後の画像の双方から生成すべきかを判定する画像間補間モード判定ステップと、
    前記画像内補間信号と前記画像間補間信号との差分信号を生成する差分信号生成ステップと、
    前記差分信号を用いて、前記画像内補間信号と前記画像間補間信号との相関の程度を示すマッチング信号を生成するマッチング信号生成ステップと、
    前記画像内補間信号と前記画像間補間信号とを混合して補間信号を生成する補間信号生成ステップと、
    前記マッチング信号に応じて、前記補間信号生成ステップにおける前記画像内補間信号と前記画像間補間信号との混合比を変化させる混合比制御ステップとを含むことを特徴とする順次走査変換方法。
  3. インターレース信号をプログレッシブ信号に変換する処理をコンピュータに実行させるための順次走査変換プログラムにおいて、
    前記インターレース信号に存在しない補間すべき信号が含まれる画像内の、前記補間すべき信号の上下に位置する走査線の信号を用いて画像内補間信号を生成する画像内補間ステップと、
    前記インターレース信号に存在しない補間すべき信号が含まれる画像とは時間的に異なる画像内の信号を用いて画像間補間信号を生成する画像間補間ステップと、
    前記補間すべき信号が含まれる画像に対して時間的に前の画像と後の画像とを比較することにより、同じ画像が繰り返されているか否かを検出する画像繰り返し検出ステップと、
    前記画像繰り返し検出ステップの検出結果を用いて画像の繰り返しパターンを検出することにより、前記画像間補間信号を、前記前の画像から生成すべきか、前記後の画像から生成すべきか、前記前の画像と前記後の画像の双方から生成すべきかを判定する画像間補間モード判定ステップと、
    前記画像内補間信号と前記画像間補間信号との差分信号を生成する差分信号生成ステップと、
    前記差分信号を用いて、前記画像内補間信号と前記画像間補間信号との相関の程度を示すマッチング信号を生成するマッチング信号生成ステップと、
    前記画像内補間信号と前記画像間補間信号とを混合して補間信号を生成する補間信号生成ステップと、
    前記マッチング信号に応じて、前記補間信号生成ステップにおける前記画像内補間信号と前記画像間補間信号との混合比を変化させる混合比制御ステップとを含むことを特徴とする順次走査変換プログラム。
  4. インターレース信号をプログレッシブ信号に変換する順次走査変換装置において、
    前記インターレース信号に存在しない補間すべき信号が含まれる画像内の、前記補間すべき信号の上下に位置する走査線の信号を用いて画像内補間信号を生成する画像内補間部と、
    前記インターレース信号に存在しない補間すべき信号が含まれる画像とは時間的に異なる画像内の信号を用いて画像間補間信号を生成する画像間補間部と、
    前記補間すべき信号が含まれる画像に対して時間的に前の画像と後の画像の双方またはいずれか一方を用いて動きベクトルを検出する動きベクトル検出部と、
    前記前の画像と前記後の画像のいずれか一方を順方向動き補償用参照画像とし、この順方向動き補償用参照画像と前記動きベクトル検出部によって検出された動きベクトルとを用いて、順方向に動き補償する順方向動き補償部と、
    前記前の画像と前記後の画像のいずれか一方を逆方向動き補償用参照画像とし、この逆方向動き補償用参照画像と前記動きベクトル検出部によって検出された動きベクトルとを用いて、逆方向に動き補償する逆方向動き補償部と、
    前記前の画像と前記後の画像とを比較することにより、同じ画像が繰り返されているか否かを検出する画像繰り返し検出部と、
    前記画像繰り返し検出部の検出結果を用いて画像の繰り返しパターンを検出することにより、前記順方向動き補償用参照画像と前記逆方向動き補償用参照画像をそれぞれ前記前の画像とすべきか、前記後の画像とすべきかを決定する参照画像決定部と、
    前記参照画像決定部による決定結果に従って、前記順方向動き補償部に供給する順方向動き補償用参照画像と前記逆方向動き補償部に供給する逆方向動き補償用参照画像とを切り替える切り替え部と、
    前記順方向動き補償部より出力された順方向動き補償信号と前記逆方向動き補償部より出力された逆方向動き補償信号の差分信号を生成する第1の差分信号生成部と、
    前記第1の差分信号を用いて、前記順方向動き補償信号と前記逆方向動き補償信号との相関の程度を示す第1のマッチング信号を生成する第1のマッチング信号生成部と、
    前記画像内補間信号と前記画像間補間信号との差分信号を生成する第2の差分信号生成部と、
    前記第2の差分信号を用いて、前記画像内補間信号と前記画像間補間信号との相関の程度を示す第2のマッチング信号を生成する第2のマッチング信号生成部と、
    前記第1のマッチング信号と前記第2のマッチング信号とを加算して第3のマッチング信号を生成する第3のマッチング信号生成部と、
    前記画像内補間信号と前記画像間補間信号とを混合して補間信号を生成する補間信号生成部と、
    前記第3のマッチング信号に応じて、前記補間信号生成部における前記画像内補間信号と前記画像間補間信号との混合比を変化させる混合比制御部とを備えて構成したことを特徴とする順次走査変換装置。
  5. インターレース信号をプログレッシブ信号に変換する順次走査変換方法において、
    前記インターレース信号に存在しない補間すべき信号が含まれる画像内の、前記補間すべき信号の上下に位置する走査線の信号を用いて画像内補間信号を生成する画像内補間ステップと、
    前記インターレース信号に存在しない補間すべき信号が含まれる画像とは時間的に異なる画像内の信号を用いて画像間補間信号を生成する画像間補間ステップと、
    前記補間すべき信号が含まれる画像に対して時間的に前の画像と後の画像の双方またはいずれか一方を用いて動きベクトルを検出する動きベクトル検出ステップと、
    前記前の画像と前記後の画像のいずれか一方を順方向動き補償用参照画像とし、この順方向動き補償用参照画像と前記動きベクトル検出ステップによって検出された動きベクトルとを用いて、順方向に動き補償する順方向動き補償ステップと、
    前記前の画像と前記後の画像のいずれか一方を逆方向動き補償用参照画像とし、この逆方向動き補償用参照画像と前記動きベクトル検出ステップによって検出された動きベクトルとを用いて、逆方向に動き補償する逆方向動き補償ステップと、
    前記前の画像と前記後の画像とを比較することにより、同じ画像が繰り返されているか否かを検出する画像繰り返し検出ステップと、
    前記画像繰り返し検出ステップの検出結果を用いて画像の繰り返しパターンを検出することにより、前記順方向動き補償用参照画像と前記逆方向動き補償用参照画像をそれぞれ前記前の画像とすべきか、前記後の画像とすべきかを決定する参照画像決定ステップと、
    前記参照画像決定ステップによる決定結果に従って、前記順方向動き補償ステップで用いる順方向動き補償用参照画像と前記逆方向動き補償ステップで用いる逆方向動き補償用参照画像とを切り替える切り替えステップと、
    前記順方向動き補償ステップにより得られた順方向動き補償信号と前記逆方向動き補償ステップにより得られた逆方向動き補償信号の差分信号を生成する第1の差分信号生成ステップと、
    前記第1の差分信号を用いて、前記順方向動き補償信号と前記逆方向動き補償信号との相関の程度を示す第1のマッチング信号を生成する第1のマッチング信号生成ステップと、
    前記画像内補間信号と前記画像間補間信号との差分信号を生成する第2の差分信号生成ステップと、
    前記第2の差分信号を用いて、前記画像内補間信号と前記画像間補間信号との相関の程度を示す第2のマッチング信号を生成する第2のマッチング信号生成ステップと、
    前記第1のマッチング信号と前記第2のマッチング信号とを加算して第3のマッチング信号を生成する第3のマッチング信号生成ステップと、
    前記画像内補間信号と前記画像間補間信号とを混合して補間信号を生成する補間信号生成ステップと、
    前記第3のマッチング信号に応じて、前記補間信号生成ステップにおける前記画像内補間信号と前記画像間補間信号との混合比を変化させる混合比制御ステップとを含むことを特徴とする順次走査変換方法。
  6. インターレース信号をプログレッシブ信号に変換する処理をコンピュータに実行させるための順次走査変換プログラムにおいて、
    前記インターレース信号に存在しない補間すべき信号が含まれる画像内の、前記補間すべき信号の上下に位置する走査線の信号を用いて画像内補間信号を生成する画像内補間ステップと、
    前記インターレース信号に存在しない補間すべき信号が含まれる画像とは時間的に異なる画像内の信号を用いて画像間補間信号を生成する画像間補間ステップと、
    前記補間すべき信号が含まれる画像に対して時間的に前の画像と後の画像の双方またはいずれか一方を用いて動きベクトルを検出する動きベクトル検出ステップと、
    前記前の画像と前記後の画像のいずれか一方を順方向動き補償用参照画像とし、この順方向動き補償用参照画像と前記動きベクトル検出ステップによって検出された動きベクトルとを用いて、順方向に動き補償する順方向動き補償ステップと、
    前記前の画像と前記後の画像のいずれか一方を逆方向動き補償用参照画像とし、この逆方向動き補償用参照画像と前記動きベクトル検出ステップによって検出された動きベクトルとを用いて、逆方向に動き補償する逆方向動き補償ステップと、
    前記前の画像と前記後の画像とを比較することにより、同じ画像が繰り返されているか否かを検出する画像繰り返し検出ステップと、
    前記画像繰り返し検出ステップの検出結果を用いて画像の繰り返しパターンを検出することにより、前記順方向動き補償用参照画像と前記逆方向動き補償用参照画像をそれぞれ前記前の画像とすべきか、前記後の画像とすべきかを決定する参照画像決定ステップと、
    前記参照画像決定ステップによる決定結果に従って、前記順方向動き補償ステップで用いる順方向動き補償用参照画像と前記逆方向動き補償ステップで用いる逆方向動き補償用参照画像とを切り替える切り替えステップと、
    前記順方向動き補償ステップにより得られた順方向動き補償信号と前記逆方向動き補償ステップにより得られた逆方向動き補償信号の差分信号を生成する第1の差分信号生成ステップと、
    前記第1の差分信号を用いて、前記順方向動き補償信号と前記逆方向動き補償信号との相関の程度を示す第1のマッチング信号を生成する第1のマッチング信号生成ステップと、
    前記画像内補間信号と前記画像間補間信号との差分信号を生成する第2の差分信号生成ステップと、
    前記第2の差分信号を用いて、前記画像内補間信号と前記画像間補間信号との相関の程度を示す第2のマッチング信号を生成する第2のマッチング信号生成ステップと、
    前記第1のマッチング信号と前記第2のマッチング信号とを加算して第3のマッチング信号を生成する第3のマッチング信号生成ステップと、
    前記画像内補間信号と前記画像間補間信号とを混合して補間信号を生成する補間信号生成ステップと、
    前記第3のマッチング信号に応じて、前記補間信号生成ステップにおける前記画像内補間信号と前記画像間補間信号との混合比を変化させる混合比制御ステップとを含むことを特徴とする順次走査変換プログラム。
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