JP2001169252A - 順次走査変換装置及び方法 - Google Patents

順次走査変換装置及び方法

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JP2001169252A
JP2001169252A JP34674299A JP34674299A JP2001169252A JP 2001169252 A JP2001169252 A JP 2001169252A JP 34674299 A JP34674299 A JP 34674299A JP 34674299 A JP34674299 A JP 34674299A JP 2001169252 A JP2001169252 A JP 2001169252A
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Hiroshi Nakade
尋士 中出
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力インタレース信号が3−2プルダウン処
理により生成されたインタレース信号であるか否かを自
動的に判定し、その判定結果に応じて最適な順次走査変
換処理を自動的に使用可能とする。 【解決手段】 入力インタレース信号S0をプログレッ
シブ信号に変換する装置であり、時間的に隣接した3フ
ィールドの間で相関を検出するための1フィールド遅延
器2からマッチング検出部5までの構成と、相関検出結
果であるマッチング係数Mと動き検出係数Kを1フィー
ルド毎に蓄積して統計処理を行うマッチング検出統計処
理部19と、混合回路6〜倍速変換部8までによるフィ
ールド相関検出補間と動き適応型順次走査変換部9によ
る動き適応補間の何れの補間方法を使用するのかを、そ
のフィールド統計処理の結果に応じて切り換えるスイッ
チ部11とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インタレースされ
た映像信号を順次走査の映像信号に変換する順次走査変
換装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のNTSC信号やハイビジョン信号
等の標準的なテレビジョン信号は、インタレース(飛び
越し走査)信号となされている。一方で、例えばコンピ
ュータのモニタディスプレイ上に表示される信号は、プ
ログレッシブ信号となされている。なお、プログレッシ
ブ信号は、ノンインタレース信号と称されることもあ
る。
【0003】図7には、映像を構成する走査線の構造を
模式的に表し、図中(a)はインタレース信号の走査線
構造を、図中(b)はプログレッシブ(順次走査)信号
の走査線構造を、図中(c)は走査線補間によってイン
タレース信号をプログレッシブ信号に変換した信号の走
査線構造を表している。なお、図7中の垂直方向Vは画
面の垂直方向に対応し、水平方向tは時間方向を表し、
図中の○は走査線上の画素に対応し、×は補間された走
査線上の画素に対応している。
【0004】図7中(a)に示すインタレース信号の走
査線構造において、図の上から順に第1列、第3列、第
5列、・・・の各走査線は、1フレームを構成する2つ
のフィールドのうちの第1フィールドを構成する走査線
であり、第2列、第4、・・・の各走査線は、第2フィ
ールドを構成する走査線である。これに対し、プログレ
ッシブ信号の場合は、図7中(b)に示す走査線構造の
上から順に第1、第2、第3、第4、第5、・・・の各
走査線で1フレームが構成されている。
【0005】すなわち、この図7からわかるように、イ
ンタレース信号の場合は、時間方向及び垂直方向にずれ
た2つのフィールドにより1つのフレームが構成されて
いるのに対し、プログレッシブ信号の場合は、時間方向
及び垂直方向でずれのない走査線構造を有している。こ
のため、例えば垂直方向に高い周波数成分が多く含まれ
る画像を表示するような場合、インタレース信号ではラ
インフリッカ等のインタレース妨害が発生してしまうの
に対し、プログレッシブ信号ではそのようなインタレー
ス妨害が発生しない。
【0006】そこで、従来より、図7中(a)に示した
ようなインタレース信号の走査線構造に対して、各画素
の間をその周辺の走査線から生成した画素により補間し
て順次走査の走査線構造に変換すること(インタレース
信号をプログレッシブ信号に変換すること)によって、
上述のようなインタレース妨害が発生しない良好な画像
を得られるようにした技術が存在する。なお、このよう
にインタレース信号をプログレッシブ信号に変換するこ
とは、順次走査変換もしくは倍密変換と称されている。
【0007】また、従来より、順次走査変換や倍密変換
のための走査線補間の際には、いわゆる動き適応処理が
使用されている。この動き適応処理を使用した走査線補
間によれば、図8に示すように、画像に動きがない(静
止している)場合には、ある所望のフィールドに対して
時間的に前のフィールドの画素GAと時間的に後のフィ
ールドの画素GBの平均値を求め、その平均値からなる
画素を、当該所望のフィールド内における図中×で示す
新しい画素GQとするフィールド間補間を行うことによ
って新しい走査線が生成され、一方、画像に動きがある
場合には、上下に隣り合う画素GCとGDの平均値を求
め、その平均値からなる画素を、図中×で示す新しい画
素GQとするフィールド内補間を行うことによって新し
い走査線が生成される。
【0008】当該動き適応処理を使用した走査線補間に
よれば、画像に動きがないとき(静止しているとき)に
は、折り返し歪みが少なく且つ解像度も高い良好な変換
画質が得られるようになり、一方、画像に動きがあると
きには、フィールド内補間のみが行われ、それぞれ異な
る画像を構成するフィールド間での補間を行ってしまう
ことによる画質劣化を防止できることになる。
【0009】ところで、インタレース信号には、通常の
テレビジョンカメラで撮影されたインタレーステレビジ
ョン信号だけでなく、いわゆる3−2プルダウン処理に
よって生成されたインタレース信号もある。当該3−2
プルダウン処理とは、例えば図9中(a)及び(b)に
示すように、映画等のフィルム画像を映像信号に変換し
た24フレーム/秒のフレームデータA,B,C,D,
・・・を、NTSC方式等の60フィールド/秒のイン
タレースのフィールドデータa,a',a,b',b,
c',c,・・・に変換する処理である。すなわち、当
該3−2プルダウン処理では、図9中(a)及び(b)
に示すように、元々1フレームを構成していた画像を、
3フィールド若しくは2フィールドに振り分けるように
している。なお、フィールドデータa,a',a,b',
b,c',c,・・・において、符号「'」の有無は奇数
フィールドと偶数フィールドとの違いを示しており、例
えば、符号「'」を付していないフィールドが奇数フィ
ールドであり、符号「'」を付したフィールドが偶数フ
ィールドである。したがって、例えばフィールドデータ
aの映像とフィールドデータa'の映像は、元々同一の
フレームから生成された映像であるが、互いの走査線が
ずれた状態となっている。
【0010】この3−2プルダウン処理により得られた
インタレース信号についても、上述したようにプログレ
ッシブ信号に変換すれば、インタレース妨害の無い良好
な画像が得られることになる。なお、当該3−2プルダ
ウン処理により得られたインタレース信号に対する順次
走査変換では、図9中(b)及び(c)に示すように、
60フィールド/秒のインタレースのフィールドデータ
a,a',a,b',b,c',c,・・・から、60フ
レーム/秒のフレームデータA,A,A,B,B,C,
C,C,・・・を生成することになる。
【0011】ここで、3−2プルダウン処理により生成
されたインタレース信号をプログレッシブ信号に変換す
る方法には種々あるが、その中の一つの方法として、イ
ンタレース信号を構成する各フィールドのうち、時間的
に前後に隣接するフィールド間の相関を検出し、その相
関の近いフィールドの画素を用いて補間信号を作ること
でプログレッシブ信号への変換を実現する順次走査変換
の方法が存在している。すなわち、元々1フレームを構
成していた3フィールド間の相関は近く、また、元々1
フレームを構成していた2フィールド間の相関も近いた
め、当該順次走査変換においては、インタレース信号か
ら相関の近いフィールドを検出することでそれぞれ元々
1フレームを構成していた3フィールドと2フィールド
とを区別し、それら元々1フレームであった画像から生
成された3フィールド或いは2フィールドを用いたフィ
ールド間補間やフィールド内補間を行うことにより、図
9中(c)に示したようなフレームデータA,A,A,
B,B,C,C,C,・・・を生成する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、インタレース信号の各フィールドの相関を検
出し、その相関の近いフィールドの画素から補間画素を
作り出してプログレッシブ信号を生成する方法の場合、
3−2プルダウン処理により生成されたインタレース信
号に対しては最適な補間画素を作り出せるが、例えば通
常のテレビジョンカメラで撮影されたインタレーステレ
ビジョン信号については誤った補間画素を作り出してし
まい、最終的に得られる順次走査変換画像の画質を劣化
させてしまう恐れがある。
【0013】すなわち、通常のテレビジョンカメラで撮
影されたインタレーステレビジョン信号の場合でも、そ
の画像の内容によっては隣接フィールド間の相関が近く
なることがあり、例えば動きのある画像において隣接フ
ィールド間の相関が近くなっているような場合に、それ
ら動きのある画像の各フィールドの画素から補間画素を
作り出してしまうと、最終的に得られる順次走査変換画
像は非常に見難い画像となってしまう。
【0014】したがって、例えば3−2プルダウン処理
により生成されたインタレース信号と通常のテレビジョ
ンカメラで撮影されたインタレーステレビジョン信号と
が混在した映像信号がある場合、従来は、その入力映像
信号について実際に順次走査変換を行って得られた画像
をモニタ画面上に表示し、その表示画像を人間が目視す
ることによって当該順次走査変換が最適であるか否かを
判断し、さらに必要に応じて、3−2プルダウン処理に
より生成されたインタレース信号を最適に順次走査変換
する回路を使用するか、或いは、通常のテレビジョンカ
メラで撮影されたインタレーステレビジョン信号を最適
に順次走査変換する回路を使用するかを、手動により切
り替えるようなことが行われている。
【0015】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、インターレース信号を順次走査信号(プログ
レッシブ信号)に変換する際に、入力インタレース信号
が3−2プルダウン処理により生成されたインタレース
信号であるか否かを自動的に判定し、その判定結果に応
じて最適な順次走査変換処理を自動的に使用可能とする
順次走査変換装置及び方法の提供を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
に係る順次走査変換装置は、上述の課題を解決するため
の手段として、時間的に隣接した少なくとも3フィール
ドの間で相関を検出する相関検出手段と、前記相関検出
手段により検出された相関検出結果を1フィールド毎に
蓄積して統計処理を行うフィールド統計処理手段と、前
記フィールド統計処理の結果に応じて、前記入力映像信
号を順次走査の映像信号に変換する際の補間方法を、動
き適応補間又はフィールド相関検出補間に切り換える切
り換え手段とを有する。
【0017】請求項2に記載の本発明に係る順次走査変
換装置では、上述の課題を解決するために、前記フィー
ルド統計処理手段が、前記統計処理に際し、前記1フィ
ールドにおける度数分布と平均値を算出する。
【0018】請求項3に記載の本発明に係る順次走査変
換方法は、上述の課題を解決するために、時間的に隣接
した少なくとも3フィールドの間で相関を検出するステ
ップと、前記検出された相関検出結果を、1フィールド
毎に蓄積して統計処理を行うステップと、前記フィール
ド統計処理の結果に応じて、前記入力映像信号を順次走
査の映像信号に変換する際の補間方法を、動き適応補間
又はフィールド相関検出補間に切り換えるステップとを
有する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0020】図1は本発明の一実施の形態の順次走査変
換装置の概略構成を示す。
【0021】図1において、入力端子1より入力された
インタレース画像信号S0は、1フィールド遅延器2
と、混合回路6と、動き適応型順次走査変換部9と、マ
ッチング検出部5とに入力する。
【0022】1フィールド遅延器2は、入力インタレー
ス画像信号S0を1フィールド分の時間だけ遅延する。
【0023】当該1フィールド遅延器2により入力イン
タレース画像信号S0が1フィールド分遅延されたイン
タレース画像信号(以下、1フィールド遅延信号S1と
呼ぶ)は、1フィールド遅延器3と、フィールド内補間
部4と、倍速変換部8と、動き適応型順次走査変換部9
とに入力する。
【0024】1フィールド遅延器3は、1フィールド遅
延器2と同様、入力された信号を1フィールド分の時間
だけ遅延する。
【0025】当該1フィールド遅延器3により1フィー
ルド遅延信号S1が1フィールド分遅延された信号、す
なわち入力インタレース画像信号S0に対して2フィー
ルド分遅延されたインタレース画像信号(以下、2フィ
ールド遅延信号S2と呼ぶ)は、混合回路6とマッチン
グ検出部5と動き適応型順次走査変換部9に入力する。
【0026】ここで、例えば1フィールド遅延器2から
の1フィールド遅延信号S1により構成されるフィール
ドを現フィールドとすると、入力インタレース画像信号
S0により構成されるフィールドは現フィールドに対し
て時間的に後(未来)のフィールド(後フィールド)と
なり、1フィールド遅延器3からの2フィールド遅延信
号S2により構成されるフィールドは現フィールドに対
して時間的に前(過去)のフィールド(前フィールド)
となる。また、これら各信号はインタレース信号である
ため、後フィールドを構成する各走査線の位置(画像の
垂直方向の位置、以下同様である)と前フィールドを構
成する各走査線の位置は同じになるが、現フィールドを
構成する各走査線の位置は、後フィールド及び前フィー
ルドを構成する各走査線の位置よりも半走査線ピッチ分
だけずれている。
【0027】フィールド内補間部4は、補間フィルタを
備え、1フィールド遅延信号S1を構成するフィールド
内の上下に隣接する走査線の画素の平均を求めてフィー
ルド内補間画素を生成し、それら各画素によりなる各走
査線にて構成される補間フィールドを生成する。
【0028】当該フィールド内補間部4によってフィー
ルド遅延信号S1から生成された補間フィールドの信号
(以下、フィールド内補間信号S1’と呼ぶ)は、マッ
チング検出部5と、混合回路7とに入力する。
【0029】マッチング検出部5では、入力インタレー
ス画像信号S0からなるフィールド(以下、S0フィー
ルドと呼ぶ)と、2フィールド遅延信号S2からなるフ
ィールド(以下、S2フィールドと呼ぶ)と、フィール
ド内補間部4にて1フィールド遅延信号S1から生成さ
れたフィールド内補間信号S1’からなる補間フィール
ド(以下、S1補間フィールドと呼ぶ)の3つのフィー
ルドを用いて、S1補間フィールドとS0フィールドと
の間の相関と、S1補間フィールドとS2フィールドと
の間の相関を求め、それら2つの相関の強さに応じて値
が変化するマッチング係数Mを生成する。
【0030】当該マッチング検出部5にて生成されたマ
ッチング係数Mは、混合回路6とマッチング検出統計処
理部10に入力する。
【0031】また、マッチング検出部5は、S1補間フ
ィールドとS0フィールドとの間における画像の動き
と、S1補間フィルタとS2フィールドとの間における
画像の動きと、S0フィールドとS2フィールドとの間
における画像の動きとを検出し、それら3つの画像の動
き検出結果に基づく動き検出係数Kを生成する。
【0032】当該マッチング検出部5にて生成された動
き検出係数Kは、混合回路7とマッチング検出統計処理
部10に入力する。
【0033】ここで、図2には、マッチング検出部5の
具体的構成例を示す。
【0034】この図2において、端子31には入力イン
タレース画像信号S0が入力し、端子32にはフィール
ド内補間信号S1’が入力し、端子33には2フィール
ド遅延信号S2が入力する。
【0035】入力インタレース画像信号S0は垂直ロー
パスフィルタ(LPF)12と減算器16に入力し、2
フィールド遅延信号S2は垂直ローパスフィルタ13と
減算器16に入力する。また、フィールド内補間信号S
1’は減算器14及び15に入力する。
【0036】減算器16では、2フィールド遅延信号S
2から入力インタレース画像信号S0を減算し、得られ
た信号を絶対値化部19に送る。
【0037】絶対値化部19では、減算器16から供給
された信号に対して絶対値化した信号を生成し、最小値
選択部22に送る。
【0038】垂直ローパスフィルタ12では、入力イン
タレース画像信号S0の垂直高域成分を減衰させる。
【0039】当該垂直ローパスフィルタ12により入力
インタレース画像信号S0から垂直高域成分が減衰され
た信号(垂直低域成分の信号)は、減算器14に入力す
る。
【0040】また、垂直ローパスフィルタ13では、2
フィールド遅延信号S2の垂直高域成分を減衰させる。
【0041】当該垂直ローパスフィルタ13により2フ
ィールド遅延信号S2から垂直高域成分が減衰された信
号(垂直低域成分の信号)は、減算器15に入力する。
【0042】なお、本実施の形態において、垂直ローパ
スフィルタ12及び13を用いるのは、垂直高域成分を
除去した後の垂直低域成分を用いて2つの画像を比較し
た場合に、垂直高域成分が大きい画像であってもその垂
直高域成分の影響を低減することができるためである。
【0043】減算器14では、フィールド内補間信号S
1’から垂直ローパスフィルタ12の出力信号を減算
し、得られた信号を絶対値化部17に与える。
【0044】また、減算器15では、フィールド内補間
信号S1’から垂直ローパスフィルタ13の出力信号を
減算し、得られた信号を絶対値化部18に与える。
【0045】絶対値化部17では、減算器14から供給
された信号に対して絶対値化した信号を生成し、減算器
20及び最小値選択部22に与える。
【0046】また、絶対値化部18では、減算器15か
ら供給された信号に対して絶対値化した信号を生成し、
減算器20及び最小値選択部22に与える。
【0047】減算器20では、絶対値化部17からの信
号と絶対値化部18からの信号の差分を求め、得られた
差分信号を非線型処理部21に送信する。
【0048】非線型処理部21では、減算器20からの
差分信号に対して、図3に示すような特性の非線形処理
を施す。
【0049】この非線型処理部21からの出力は、図1
のマッチング検出部5におけるマッチング係数Mとし
て、端子34から図1の混合回路6とマッチング検出統
計処理部10に送られる。
【0050】また、最小値選択部22では、絶対値化部
17,18,19から供給された信号のうちで、最小と
なる信号を選択する。
【0051】この最小値選択部22からの出力は、図1
のマッチング検出部5における動き検出係数Kとして、
端子35から図1の混合回路7とマッチング検出統計処
理部10に送られる。
【0052】ここで、当該最小値選択部22において、
絶対値化部17,18,19から供給された信号のうち
で、最小となる信号を選択する理由は、動き検出係数K
を正しく求めるためである。
【0053】すなわち、例えば映像信号が自然画の信号
である場合において、絶対値化部17からの信号(フィ
ールド内補間信号S1’から入力インタレース画像信号
S0を減算して絶対値化した信号)と、絶対値化部18
からの信号(フィールド内補間信号S1’から2フィー
ルド遅延信号S2を減算して絶対値化した信号)の2つ
の信号を比較すれば、動き検出係数Kを求めることがで
きるが、このとき、60フィールド/秒の動画像の場合
は、各フィールドの画像が異なるため、絶対値化部17
からの信号と絶対値化部18からの信号は、共にその値
が大きくなる。一方で、60フィールド/秒の静止画像
の場合は、各フィールドの画像が同じであるため、絶対
値化部17からの信号と絶対値化部18からの信号は、
共にその値が零となる。
【0054】しかしながら、例えば映画の字幕等のよう
に、画像の垂直高域成分が大きくなる水平エッジ部が多
く含まれる文字画像部分等では、静止画であっても絶対
値化部17からの信号と絶対値化部18からの信号の値
が完全に零にはならない。なお、動き検出係数Kに対し
て所定のスレッショルド値を設けて文字画像部分の影響
を低減する方法も考えられるが、当該スレッショルド値
をあまり大きくすると、真の動き情報も失ってしまうの
で効果的ではない。
【0055】これに対し、絶対値化部19からの信号
は、入力インタレース画像信号S0と2フィールド遅延
信号S2との差分、すなわち1フレーム間の差分の大き
さを表す信号であり、したがって、画像の垂直高域成分
の大きさに影響されず、時間変化分のみを捉えることが
できる。つまり、例えば静止画であるにもかかわらず、
絶対値化部17からの信号と絶対値化部18からの信号
の値が完全に零にはならないような文字画像部分であっ
ても、当該絶対値化部19からの信号の大きさは零にな
る。
【0056】このようなことから、本実施の形態では、
動き検出係数Kを求める際に、フィールド内補間信号S
1’から入力インタレース画像信号S0を減算して絶対
値化した信号と、フィールド内補間信号S1’から2フ
ィールド遅延信号S2を減算して絶対値化した信号だけ
でなく、入力インタレース信号S0と2フィールド遅延
信号S2の差分(1フレーム間差分)の絶対値である絶
対値化部19の出力信号をも用いることにより、映画の
字幕等のような垂直高域成分の大きい水平エッジ部が多
く含まれる映像信号の場合であっても、動き検出係数K
を正しく求めることが可能となっている。
【0057】図1に戻り、混合回路6では、図4中
(a)に示すように、マッチング検出部5より供給され
るマッチング係数Mに応じて、入力インタレース画像信
号S0と2フィールド遅延信号S2を適応的に混合す
る。
【0058】すなわち、当該混合回路6における混合比
率は、マッチング係数Mが正であれば、当該マッチング
係数Mの絶対値が大きくなるに従って、2フィールド遅
延信号S2の比率が高く、また、入力インタレース画像
信号S0の比率が低くなり、逆に、マッチング係数Mが
負であれば、当該マッチング係数Mの絶対値が大きくな
るに従って、2フィールド遅延信号S2の比率が低く、
また、入力インタレース画像信号S0の比率が高くな
る。さらに、マッチング係数Mが所定の絶対値を超えた
場合は、2フィールド遅延信号S2若しくは入力インタ
レース画像信号S0の一方のみとする。また、マッチン
グ係数M=0のとき、当該混合回路6における混合比率
は0.5(50:50)となり、入力インタレース画像
信号S0と2フィールド遅延信号S2は均等に混合され
る。
【0059】本発明実施の形態では、図4中(a)に示
すように、マッチング係数Mの大きさによって、2フィ
ールド遅延信号S2と入力インタレース画像信号S0の
2つの信号を混合するので、これら2つの信号の平均が
とられ、時間方向のノイズが低減されることになり、ま
た、入力信号が3−2プルダウン処理によるインタレー
ス信号であれば、当該混合回路6の混合処理によって、
入力されたインタレース信号を順次走査に変換(倍速変
換)するための良好な補間信号を得ることが可能とな
る。
【0060】当該混合回路6からの出力信号SCは、混
合回路7に送られる。
【0061】混合回路7では、図4の(b)に示すよう
に、マッチング検出部5より供給される動き検出係数K
に応じて、混合回路6からの出力信号SCとフィールド
内補間信号S1’を適応的に混合する。
【0062】すなわち、当該混合回路7における混合比
率は、動き検出係数Kが大きくなるほど、混合回路6か
らの出力信号SCの比率が高く、また、フィールド内補
間信号S1’の比率が低くなり、逆に、動き検出係数K
が小さくなるほど、混合回路6からの出力信号SCの比
率が低くなり、また、フィールド内補間信号S1’の比
率が高くなる。さらに、動き検出係数Kが零であれば、
フィールド内挿補間信号S1’のみ、すなわち混合回路
6の出力信号SCとフィールド内挿補間信号S1’との
混合比率を0:100とし、動き検出係数Kが所定の値
を超えれば、混合回路6の出力信号SCのみ、すなわち
混合回路6の出力信号SCとフィールド内挿補間信号S
1’との混合比率を100:0とする。
【0063】当該混合回路7からの出力信号は、入力さ
れたインタレース信号を順次走査に変換(倍速変換)す
るための最終的な補間信号SDとして倍速変換部8に送
られる。
【0064】倍速変換部8では、例えばNTSC信号の
1H(水平)期間内に、1フィールド遅延信号S1と混
合回路7から出力された補間信号SDとを、入力インタ
レース画像信号S0の2倍の速度で交互に出力する(つ
まり、0.5H期間毎に交互に出力する)倍速変換処理
によって、順次走査信号SAを生成する。
【0065】すなわち、本実施の形態の順次走査変換装
置において、マッチング検出部5と、マッチング係数M
により混合比率が制御される混合回路6と、動き検出係
数Kにより混合比率が制御される混合回路7と、倍速変
換部8とは、3−2プルダウン処理にて得られたインタ
レース信号に対して最適な順次走査変換処理を施すため
に設けられた構成であり、したがって、当該倍速変換部
8から出力される順次走査信号SAは、入力インタレー
ス画像信号S0が3−2プルダウン処理にて得られたイ
ンタレース信号である場合に、最適な順次走査変換処理
が施された信号となる。
【0066】当該倍速変換部8にて生成された順次走査
信号SAは、スイッチ部11の一方の入力端子に入力す
る。
【0067】一方、動き適応型順次走査変換部9では、
入力インタレース画像信号S0と、1フィールド遅延信
号S1と、2フィールド遅延信号S2を用い、前述した
図8で説明したような動き適応処理による順次走査変換
処理を行う。
【0068】すなわち、当該動き適応型順次走査変換部
9では、画像に動きがない(静止している)場合には、
ある所望のフィールド(現フィールド)に対して時間的
に前後のフィールドの画素の平均値を求め、その平均値
からなる画素を当該所望のフィールド(現フィールド)
内における補間画素とし、一方、画像に動きがある場合
には、現フィールド内で上下に隣り合う画素の平均値を
求め、その平均値からなる画素を補間画素とするような
変換処理によって、順次走査信号SBを生成する。
【0069】このように、本実施の形態の順次走査変換
装置において、動き適応型順次走査変換部9は、通常の
テレビジョンカメラにより生成されたNTSC方式のイ
ンタレーステレビジョン信号に対して最適な順次走査変
換処理を施すための構成であり、したがって、当該動き
適応型順次走査変換部9から出力される順次走査信号S
Bは、入力インタレース画像信号S0が通常のテレビジ
ョンカメラにより生成されたNTSC方式のインタレー
ステレビジョン信号である場合に、最適な順次走査変換
処理が施された信号となる。
【0070】この動き適応型順次走査変換部9にて生成
された順次走査信号SBは、スイッチ部11の他方の入
力端子に入力する。
【0071】スイッチ部11では、マッチング検出統計
処理部10がマッチング検出係数Mと動き検出係数Kを
統計処理した結果に基づいて生成した切り換え制御信号
により、倍速変換部8から供給された順次走査信号SA
と、動き適応型順次走査変換部9から供給された順次走
査信号SBとを、適応的に切り換える。
【0072】このスイッチ部11での適応的な切り換え
により得られた順次走査信号は、この図1の順次走査変
換装置の出力端子29から出力されることになる。
【0073】図5には、マッチング検出統計処理部10
の具体的構成例を示す。
【0074】この図5において、端子41にはマッチン
グ係数Mが入力し、端子42には動き検出係数Kが入力
し、端子43には入力インタレース画像信号S0の水平
同期信号と垂直同期信号にそれぞれ同期したタイミング
信号が入力する。なお、タイミング信号は、図1のタイ
ミング発生部28が入力インタレース画像信号S0に基
づいて発生している。
【0075】これらマッチング係数Mと動き検出係数K
とタイミング信号は、サンプル部23に入力する。
【0076】サンプル部23では、マッチング係数Mと
動き検出係数Kを、タイミング信号によりサンプリング
し、そのサンプリングされた信号を、それぞれ動き係数
レベルヒストグラム処理部24とマッチング係数レベル
ヒストグラム処理部25に送る。
【0077】動き係数レベルヒストグラム処理部24で
は、サンプリング部23でサンプルされた動き検出係数
Kのレベルに応じてカウントを行うことにより、動き検
出係数Kのレベルヒストグラムデータを生成し、そし
て、判別演算部26によって当該レベルヒストグラムデ
ータが読み出されると、そのカウントはリセットされ新
たなデータを蓄積していく。
【0078】マッチング係数レベルヒストグラム処理部
25では、サンプリング部23でサンプルされたマッチ
ング係数Mのレベルに応じてカウントを行うことによ
り、マッチング係数Mのレベルヒストグラムデータを生
成し、そして、判別演算部26によって当該レベルヒス
トグラムデータが読み出されると、そのカウントはリセ
ットされ新たなデータを蓄積していく。
【0079】判別演算部26では、動き係数レベルヒス
トグラム処理部24から読み出した動き検出係数Kのレ
ベルヒストグラムデータと、マッチング係数レベルヒス
トグラム処理部25から読み出したマッチング係数Mの
レベルヒストグラムデータとに応じて、スイッチ部11
の切り換え制御信号を生成する。
【0080】当該切り換え制御信号は、端子44から図
1のスイッチ部11に送られる。
【0081】ここで、マッチング係数Mのレベルヒスト
グラムデータと動き検出係数Kのレベルヒストグラムデ
ータを、それぞれマッチング係数レベルヒストグラム処
理部25と動き係数レベルヒストグラム処理部24とか
ら1フィールド単位で読み出したときのデータの一例で
ある図6を用いて、判別演算部26の動作の一例を説明
する。
【0082】この図6において、入力インタレース画像
信号S0が例えば映画などの24コマのフィルムソース
を3−2プルダウン処理によりテレシネ変換したNTS
C方式のインタレース信号であった場合、動き係数レベ
ルヒストグラムデータとマッチング係数レベルヒストグ
ラムデータには、図6中(a)〜(c)に示すような特
徴的なデータが現れる。
【0083】これは、3−2プルダウン処理により得ら
れたインタレース信号の場合、ある所望のフィールド
(現フィールド)の時間的に前か後ろに隣接するフィー
ルドには、当該所望のフィールド(現フィールド)と共
に元々1フレームを構成していた時間変化のない相関の
強いフィールドが存在するためである。この場合、動き
係数レベルヒストグラムデータとマッチング係数レベル
ヒストグラムデータとは、図6中(a)と(b)の組み
合わせか、または、図6中(a)と(c)の組み合わせ
のようになる。
【0084】一方で、通常のテレビジョンカメラにより
生成されたNTSC方式のインタレーステレビジョン信
号では、3−2プルダウン処理によるインタレース信号
のような3フィールド及び2フィールド毎の周期的な相
関はないため、動き検出レベルヒストグラムデータとマ
ッチング係数レベルヒストグラムデータは、ランダムな
データとなる。
【0085】したがって、図6のような組み合わせのデ
ータが数フィールドに渡って連続した場合、そのインタ
レース信号は3−2プルダウン処理によるものであると
みなすことができる。
【0086】このため、判別演算部26は、図6のよう
な組み合わせのデータが数フィールドに渡って連続して
いると判別した場合、図1のスイッチ部11にて順次走
査信号SA側を選択するような切り換え制御信号、すな
わち、3−2プルダウン処理により生成されたインタレ
ース信号を上述のように最適に順次走査変換して得られ
た信号側を選択するような切り換え制御信号を出力す
る。
【0087】これに対し、数フィールド分を経過しても
図6のような組み合わせのデータが検出されない場合、
そのインタレース信号は3−2プルダウン処理によるも
のではなく、通常のインタレーステレビジョン信号であ
るとみなすことができる。
【0088】このため、判別演算部26は、数フィール
ド分を経過しても図6のような組み合わせのデータが検
出されない場合、図1のスイッチ部11にて順次走査信
号SB側が選択されるような切り換え制御信号、すなわ
ち、通常のテレビジョンカメラで撮影されたインタレー
ステレビジョン信号側を選択するような切り換え制御信
号を出力する。
【0089】以上説明したように、本実施の形態の順次
走査変換装置においては、入力インタレース信号から補
間信号を作り出すためのマッチング検出及び動き検出の
結果を蓄積し、それらについてレベルヒストグラムなど
の統計処理を行うことにより、順次走査変換しようとす
る入力インタレース信号が3−2プルダウン処理による
ものであるか、或いは通常のテレビジョンカメラにより
撮影されたインタレーステレビジョン信号であるか否か
を自動的に判別可能となり、また、その判別の結果に応
じて、3−2プルダウン処理により生成されたインタレ
ース信号を最適に順次走査変換する構成を使用するか、
或いは、通常のテレビジョンカメラで撮影されたインタ
レーステレビジョン信号を最適に順次走査変換する構成
を使用するかを、自動で切り換えることが可能となって
いる。
【0090】なお、上述した実施の形態では、3−2プ
ルダウン処理により、24フレーム/秒のフレームデー
タから60フィールド/秒のインタレース信号が生成さ
れ、そのインタレース信号を60フレーム/秒のプログ
レッシブ信号に変換する例を挙げているが、本発明は、
いわゆる2−2プルダウン処理により、30フレーム/
秒のフレームデータから60フィールド/秒のインタレ
ース信号が生成され、そのインタレース信号を60フレ
ーム/秒のプログレッシブ信号に変換する場合にも適用
可能である。
【0091】
【発明の効果】請求項1記載の本発明に係る順次走査変
換装置においては、時間的に隣接した少なくとも3フィ
ールドの間で相関を検出し、その相関検出結果を1フィ
ールド毎に蓄積して統計処理を行い、そのフィールド統
計処理の結果に応じて入力映像信号を順次走査の映像信
号に変換する際の補間方法を、動き適応補間又はフィー
ルド相関検出補間に切り換えることにより、インターレ
ース信号を順次走査信号(プログレッシブ信号)に変換
する際に、入力インタレース信号が例えば3−2プルダ
ウン処理等により生成されたインタレース信号であるか
否かを自動的に判定することができ、また、その判定結
果に応じて最適な順次走査変換処理を自動的に使用可能
とすることができる。
【0092】請求項2記載の本発明に係る順次走査変換
装置においては、統計処理に際し、1フィールドにおけ
る度数分布と平均値を算出することにより、入力インタ
レース信号の判別をより正確に行うことを可能とするこ
とができる。
【0093】請求項3記載の本発明に係る順次走査変換
装置においては、時間的に隣接した少なくとも3フィー
ルドの間で相関を検出し、その相関検出結果を1フィー
ルド毎に蓄積して統計処理を行い、そのフィールド統計
処理の結果に応じて、入力映像信号を順次走査の映像信
号に変換する際の補間方法を動き適応補間又はフィール
ド相関検出補間に切り換えることにより、インターレー
ス信号を順次走査信号(プログレッシブ信号)に変換す
る際に、入力インタレース信号が例えば3−2プルダウ
ン処理等により生成されたインタレース信号であるか否
かを自動的に判定することができ、また、その判定結果
に応じて最適な順次走査変換処理を自動的に使用可能と
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の形態の順次走査変換装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図2】マッチング検出部の具体的構成例を示すブロッ
ク図である。
【図3】マッチング検出部内の非線型処理部の入出力特
性を示す図である。
【図4】マッチング検出統計処理部の具体的構成例を示
すブロック図である。
【図5】混合回路の混合特性を示す図である。
【図6】3−2プルダウン処理によるインタレース信号
におけるマッチング検出統計処理の動き係数レベルヒス
トグラムデータとマッチング係数レベルヒストグラムデ
ータの一例を示す図である。
【図7】各種走査線構造を示す図である。
【図8】フィールド間補間及びフィールド内補間の説明
に用いる図である。
【図9】3−2プルダウン処理と順次走査変換の処理の
説明に用いる図である。
【符号の説明】
2,3…1フィールド遅延部、4…フィールド内補間
部、5…マッチング検出部、6,7…混合回路、8…倍
速変換部、9…動き適応型順次走査変換部、10…マッ
チング検出統計処理部、11…スイッチ部、12,13
…垂直ローパスフィルタ、14,15,16,20…減
算器、17,18,19…絶対値化部、21…非線型処
理部、22…最小値選択部、23…サンプル部、24…
動き係数レベルヒストグラム処理部、25…マッチング
係数レベルヒストグラム処理部、26…判別演算部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インタレースされた入力映像信号を順次
    走査の映像信号に変換する順次走査変換装置において、 時間的に隣接した少なくとも3フィールドの間で相関を
    検出する相関検出手段と、 前記相関検出手段により検出された相関検出結果を1フ
    ィールド毎に蓄積して統計処理を行うフィールド統計処
    理手段と、 前記フィールド統計処理の結果に応じて、前記入力映像
    信号を順次走査の映像信号に変換する際の補間方法を、
    動き適応補間又はフィールド相関検出補間に切り換える
    切り換え手段とを有することを特徴とする順次走査変換
    装置。
  2. 【請求項2】 前記フィールド統計処理手段は、前記統
    計処理に際し、前記1フィールドにおける度数分布と平
    均値を算出することを特徴とする請求項1記載の順次走
    査変換装置。
  3. 【請求項3】 インタレースされた入力映像信号を順次
    走査の映像信号に変換する順次走査変換方法において、 時間的に隣接した少なくとも3フィールドの間で相関を
    検出するステップと、 前記検出された相関検出結果を、1フィールド毎に蓄積
    して統計処理を行うステップと、 前記フィールド統計処理の結果に応じて、前記入力映像
    信号を順次走査の映像信号に変換する際の補間方法を、
    動き適応補間又はフィールド相関検出補間に切り換える
    ステップとを有することを特徴とする順次走査変換方
    法。
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