JP2004179713A - 画像読み取り装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の原稿から読み取られた複数の画像データを連続して送信する連続送信モードが設定されている場合、スキャナコントローラ42は、スキャナ部11によって複数の原稿から読み取られた複数の画像データを、タッチパネル部52に表示された連続送信設定画面を用いてユーザが設定した送信先へ連続して送信する。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定のネットワークを介して他の機器へ画像データを送信可能に構成された画像読み取り装置、特に、スキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能及びコピー機能等を統合したネットワーク型デジタル複合機等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、スキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能及びコピー機能等を統合したネットワーク型デジタル複合機が開発され、例えば、スキャナ機能として、デジタル複合機に設けられたスキャナを用いて原稿から画像データを読み取り、ネットワークを介して所望のコンピュータ等へ送信可能にしたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
上記のようなスキャナ機能を使用する場合、まず、ユーザを特定するためのユーザ選択画面が表示され、このユーザ選択画面を用いてユーザが自身を特定すると、デジタル複合機は、ユーザごとに当該ユーザが使用するコンピュータのIPアドレスを記憶したアドレス帳を参照して、ユーザが使用するコンピュータのIPアドレスを特定することが行われている。このようにして、デジタル複合機を使用するユーザのコンピュータのIPアドレスが特定され、特定したコンピュータのIPアドレスすなわちユーザのコンピュータへ読み取った画像データを直接送信したり、読み取った画像データの送信完了通知をユーザのコンピュータへ送信することができる。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−77504号公報 (第4−5頁、図3)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来のデジタル複合機では、ユーザは、原稿毎にユーザ設定、送信先設定、送信条件設定等の各種設定作業を行った後に、スタートボタンを押下して画像データの送信を実行させていた。このため、一人のユーザが複数の原稿を連続して送信する連続ジョブ作業において同一の送信先へ同一の送信条件で送信する場合でも、原稿毎にユーザ設定、送信先設定、送信条件設定等の各種設定作業を行う必要があり、連続ジョブ作業におけるユーザの設定作業が繁雑になり、操作性が損なわれていた。
【0006】
本発明の目的は、複数の原稿を送信する連続ジョブ作業におけるユーザの操作性を向上することができる画像読み取り装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る画像読み取り装置は、所定のネットワークを介して他の機器へ画像データを送信可能に構成された画像読み取り装置であって、セットされた原稿を読み取って当該原稿に対応する画像データを作成する読み取り手段と、読み取り手段によって読み取られた画像データをネットワークを介して送信する送信先をユーザの操作に応じて特定する送信先特定手段と、読み取り手段によって読み取られた画像データを送信先特定手段によって特定された送信先へ送信する送信手段とを備え、送信手段は、複数の原稿から読み取られた複数の画像データを連続して送信する連続送信モードにおいて、読み取り手段によって複数の原稿から読み取られた複数の画像データを送信先特定手段によって特定された送信先へ連続して送信するものである。
【0008】
本発明に係る画像読み取り装置においては、ユーザの操作に応じて画像データを送信する送信先が特定された後、複数の原稿から読み取られた複数の画像データを連続して送信する連続送信モードにおいて、セットされた原稿が読み取られて当該原稿に対応する画像データが作成されるとともに、作成された画像データが特定されている送信先へ送信され、これらの読み取り及び送信処理が複数の原稿に対して順次繰り返され、複数の原稿から読み取られた複数の画像データが特定されている送信先へ連続して送信される。したがって、ユーザは送信先を一度設定するだけで、複数の原稿の画像データを連続して送信することができ、複数の原稿を送信する連続ジョブ作業におけるユーザの操作性を向上することができる。
【0009】
連続送信モードと、一の原稿から読み取られた一の画像データを個別に送信する単送信モードとのいずれか一方をユーザの選択に応じて設定する設定手段をさらに備え、設定手段によって連続送信モードが設定されている場合に、送信手段は、読み取り手段によって複数の原稿から読み取られた複数の画像データを送信先特定手段によって特定された送信先へ連続して送信し、一方、設定手段によって単送信モードが設定されている場合に、送信先特定手段は、読み取り手段によって読み取られた画像データ毎にネットワークを介して送信する送信先をユーザの操作に応じて特定し、送信手段は、読み取り手段によって読み取られた各画像データを送信先特定手段によって特定された送信先へ個別に送信することが好ましい。
【0010】
この場合、ユーザが連続送信モードを選択すると、連続送信モードが設定され、複数の原稿から読み取られた複数の画像データが特定されている送信先へ連続して送信され、一方、ユーザが単送信モードを選択すると、単送信モードが設定され、一の原稿から読み取られた画像データ毎に送信先がユーザの操作に応じて特定され、各画像データが特定された送信先へ個別に送信される。このようにして、ユーザは所望の送信モードを選択して、複数の原稿を同じ送信先に送信する場合は送信先を一度設定するだけで複数の原稿の画像データを連続して送信することができるとともに、個別に原稿を送信する場合は原稿ごとに所望の送信先を設定して各原稿の画像データを個別に送信することができる。
【0011】
設定手段は、画像読み取り装置の初期設定として、連続送信モードと単送信モードとのいずれか一方をユーザの選択に応じて設定する初期設定手段を含むことが好ましい。
【0012】
この場合、初期設定として連続送信モードと単送信モードとのいずれか一方がユーザの選択に応じて設定されるので、頻繁に使用する送信モードを一度設定するだけで、当該送信モードで原稿を送信することができ、複数の原稿を送信する連続ジョブ作業におけるユーザの操作性をより向上することができる。
【0013】
設定手段は、送信手段による画像データの送信毎に、連続送信モードと単送信モードとのいずれか一方をユーザの選択に応じて設定する中間設定手段を含むことが好ましい。
【0014】
この場合、画像データの送信毎に連続送信モードと単送信モードとのいずれか一方がユーザの選択に応じて設定されるので、ユーザは送信時に所望の送信モードを容易に選択することができる。
【0015】
画像読み取り装置に対する操作指令をユーザが入力するための操作領域を有する操作手段をさらに備え、設定手段は、連続送信モードと単送信モードとをユーザの選択に応じて切り替える切り替え手段を含み、切り替え手段は、操作手段の操作領域において他の送信用設定項目の操作領域と異なる操作領域に設けられることが好ましい。
【0016】
この場合、連続送信モードと単送信モードとをユーザの選択に応じて切り替える切り替え手段が、画像読み取り装置に対する操作指令をユーザが入力するための操作手段の操作領域において他の送信用設定項目の操作領域と異なる操作領域に設けられているので、ユーザは操作手段のどこに切り替え手段があるかを一目で認識することができ、複数の原稿を送信する連続ジョブ作業におけるユーザの操作性をより向上することができる。
【0017】
操作手段は、操作領域に対応する操作画面を表示し、切り替え手段は、現在設定されている送信モードとして連続送信モードと単送信モードとのいずれか一方を操作画面のタイトル部に表示することが好ましい。
【0018】
この場合、操作画面のタイトル部に現在設定されている送信モードが表示されるので、ユーザは現在の送信モードを一目で認識することができ、複数の原稿を送信する連続ジョブ作業におけるユーザの操作性をより向上することができる。
【0019】
予め登録された複数のユーザの中から画像読み取り装置を使用するユーザを当該ユーザの操作に応じて特定するユーザ特定手段をさらに備え、送信手段は、ユーザ特定手段によってユーザが特定された後、連続送信モードにおいて、読み取り手段によって複数の原稿から読み取られた複数の画像データを送信先特定手段によって特定された送信先へ連続して送信することが好ましい。
【0020】
この場合、ユーザの操作に応じて予め登録された複数のユーザの中から当該ユーザが特定されるとともに、画像データを送信する送信先が特定された後、連続送信モードにおいて、複数の原稿から読み取られた複数の画像データが特定されている送信先へ連続して送信されるので、ユーザはユーザ設定及び送信先設定を一度行うだけで、複数の原稿の画像データを連続して送信することができるとともに、ユーザ設定により特定されたユーザに関する情報を用いた種々の付加機能をも利用することができ、複数の原稿を送信する連続ジョブ作業におけるユーザの操作性をより向上することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による画像読み取り装置の一例として本発明の一実施の形態によるデジタル複合機について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施の形態によるデジタル複合機を用いたネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
【0022】
図1に示すネットワークシステムは、デジタル複合機1、複数のクライアントPC(パーソナルコンピュータ)2a,2b、SMTP(Simple Mail TransferProtocol)サーバ3及び外部PC5a,5bを備える。デジタル複合機1、クライアントPC2a,2b及びSMTPサーバ3は、ネットワークの一例であるLAN(Local Area Network)4を介して相互に通信可能に接続され、種々のデータ等を送受信可能な状態に構成されている。SMTPサーバ3及び外部PC5a,5bは、ネットワークの一例であるインターネット6を介して相互に通信可能に接続され、電子メールを含む種々のデータ等を送受信可能な状態に構成されている。デジタル複合機1は、ネットワークの一例である電話回線を介して外部に設置されたファクシミリ装置7にファクス送受信可能に接続されている。
【0023】
上記のように構成されたネットワークシステムは、例えば、所定の会社において使用され、当該会社内のネットワークがLAN4として用いられ、当該会社内で社員等のユーザが使用する機器が、デジタル複合機1及びクライアントPC2a,2bとなり、当該会社の支社等に設置され且つ当該支社の社員等のユーザが使用する機器が、外部PC5a,5b及びファクシミリ装置7となる。
【0024】
なお、上記のネットワークシステムの構成は、種々の変更が可能であり、LAN4等を介してデジタル複合機1に接続可能なクライアントPC、外部PC及びファクシミリ装置等の台数を変更したり、LAN4とインターネット6とを接続する機器としてSMTPサーバ3以外にゲートウェイ、ルータ等を適宜設けてもよく、文書管理サーバ等の種々のサーバ等をさらに付加してもよい。
【0025】
デジタル複合機1は、スキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能、及びコピー機能等の複合機能を備えたディジタル方式の複写機である。デジタル複合機1では、上記の各機能を組み合わせて種々の機能が実現され、例えば、スキャナ機能として、PC送信機能、E−mail送信機能、FAX送信機能等が実現される。
【0026】
ここで、PC送信機能とは、原稿から読み取った画像データをデジタル複合機1からLAN4を介して任意のクライアントPC2a,2b等へ直接送信する機能である。E−mail送信機能とは、原稿から読み取った画像データを電子メールの添付ファイルとしてデジタル複合機1からLAN4を介してSMTPサーバ3へ直接送信し、さらにSMTPサーバ3からインターネット6を介して任意の外部PC5a,5b等へ当該電子メールを送信することにより、原稿から読み取った画像データを電子メールの添付ファイルとして送信する機能である。FAX送信機能とは、原稿から読み取った画像データをデジタル複合機1から電話回線を介して任意のファクシミリ装置7等へ直接送信する機能である。
【0027】
図2は、図1に示すデジタル複合機の機械的構成を主に示す側面概略図である。デジタル複合機1は、本体部200と、本体部200の左側に配設された用紙後処理部300と、ユーザが種々の操作指令等を入力するための操作部400と、本体部200の上部に配設された原稿読み取り部500と、原稿読み取り部500の上方に配設された原稿給送部600とから構成される。
【0028】
操作部400は、タッチパネル401、スタートキー402及びテンキー403等を備える。タッチパネル401は、種々の操作画面を表示するとともに、ユーザが種々の操作指令を入力するための種々の操作ボタン等を表示する。スタートキー402は、ユーザが印刷実行指令等を入力するために用いられ、テンキー403は、印刷部数等を入力するために用いられる。
【0029】
原稿給送部600は、原稿載置部601、原稿排出部602、給紙ローラ603及び原稿搬送部604等を備え、原稿読み取り部500は、スキャナ501等を備える。給紙ローラ603は、原稿載置部601にセットされた原稿を繰り出し、原稿搬送部604は、繰り出される原稿を1枚ずつ順にスキャナ501上に搬送する。スキャナ501は搬送される原稿を順次読み取り、読み取られた原稿は原稿排出部602に排出される。
【0030】
本体部200は、複数の給紙カセット201、複数の給紙ローラ202、転写ローラ203、中間転写体ローラ204、感光体ドラム205、露光装置206、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色用の現像装置207Y,207M,207C,207K、定着ローラ208、排出口209、及び排出トレイ210等を備える。
【0031】
感光体ドラム205は、矢印方向に回転しながら帯電装置(図示省略)によって一様に帯電される。露光装置206は、原稿読み取り部500において読み取られた原稿の画像データに基づいて生成された変調信号をレーザ光に変換して出力し、感光体ドラム205に各色別に静電潜像を形成する。現像装置207Y,207M,207C,207Kは、各色の現像剤を感光体ドラム205に供給して各色別のトナー画像を形成する。中間転写体ローラ204は、感光体ドラム205から各色のトナー像を転写され、中間転写体ローラ204上にカラーのトナー像が形成される。
【0032】
一方、給紙ローラ202は、記録紙が収納された給紙カセット201から記録紙を引き出し、転写ローラ203まで給送する。転写ローラ203は、搬送された記録紙に中間転写体ローラ204上のトナー像を転写させ、定着ローラ208は、転写されたトナー像を加熱して記録紙に定着させる。その後、記録紙は、本体部200の排出口209から用紙後処理部300に搬入される。また、記録紙は、必要に応じて排出トレイ210へも排出される。
【0033】
用紙後処理部300は、搬入口301、記録紙搬送部302、搬出口303及びスタックトレイ304等を備える。記録紙搬送部302は、排出口209から搬入口301に搬入された記録紙を順次搬送し、最終的に搬出口303からスタックトレイ304へ記録紙を排出する。スタックトレイ304は、搬出口303から搬出された記録紙の集積枚数に応じて矢印方向に上下動可能に構成されている。
【0034】
図3は、図1に示すデジタル複合機の電気的構成を主に示すブロック図である。デジタル複合機1は、スキャナ部11、画像処理部21、プリンタ部31、制御部41、操作パネル部51、ファクシミリ通信部61、ネットワークI/F(インターフェース)部71、パラレルI/F部72、シリアルI/F部73及びHDD(ハードディスクドライブ)74を備える。
【0035】
スキャナ部11、画像処理部21、制御部41、操作パネル部51及びネットワークI/F部71は、図2に示す操作部400、原稿読み取り部500及び原稿給送部600に相当し、これらの各部によりスキャナ機能が実現される。スキャナ部11、画像処理部21、プリンタ部31、制御部41、操作パネル部51及びファクシミリ通信部61は、図2に示す本体部200、操作部400、原稿読み取り部500及び原稿給送部600に相当し、これらの各部によりファクシミリ機能が実現される。画像処理部21、プリンタ部31、制御部41、操作パネル部51、ネットワークI/F部71及びパラレルI/F部72は、図2に示す本体部200及び操作部400に相当し、これらの各部によりプリンタ機能が実現される。スキャナ部11、画像処理部21、プリンタ部31、制御部41、操作パネル部51及びネットワークI/F部71は、図2に示す本体部200、用紙後処理部300、操作部400、原稿読み取り部500及び原稿給送部600に相当し、これらの各部によりコピー機能が実現される。
【0036】
操作パネル部51は、図2に示すタッチパネル401等から構成されるタッチパネル部52、及び図2に示すスタートキー402及びテンキー403等から構成される操作キー部53を含む。操作パネル部51は、ユーザがスキャナ機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能、コピー機能等に関する操作を行うために使用され、ユーザによる操作指令等を制御部41に与える。タッチパネル部52は、タッチパネルとLCD(Liquid Crystal Display)とを組み合わせたタッチパネルユニット等から構成され、種々の操作画面、例えば、スキャナ機能実行時には、ユーザ選択、送信先選択、送信設定等に関する情報を表示するとともに、ユーザが当該部分をタッチすることにより種々の操作指令を入力するための操作ボタン等を表示する。操作キー部53は、ユーザが印刷実行指令、スキャン開始指令等を入力するために用いられる。
【0037】
制御部41は、スキャナコントローラ42、ファクシミリコントローラ43、プリンタコントローラ44及びコピーコントローラ45を含む。制御部41は、マイクロコンピュータ及び専用のハードウエア回路等から構成され、装置全体の動作を制御する。スキャナコントローラ42は、スキャナ機能を実現するために用いられる各部の動作を制御する。ファクシミリコントローラ43は、ファクシミリ機能を実現するために用いられる各部の動作を制御する。プリンタコントローラ44は、プリンタ機能を実現するために用いられる各部の動作を制御する。コピーコントローラ45は、コピー機能を実現するために用いられる各部の動作を制御する。
【0038】
スキャナ部11は、図2に示すスキャナ501を構成する露光ランプ12及びCCD(電荷結合素子)13を含む。スキャナ部11は、露光ランプ12により原稿を照射し、その反射光をCCD13で受光することにより、原稿から画像を読み取り、読み取った画像に対応する画像データを画像処理部21へ出力する。
【0039】
画像処理部21は、補正部22、画像加工部23及び画像メモリ24を含む。画像処理部21は、読み取られた画像データを必要に応じて補正部22及び画像加工部23により処理し、処理された画像データを画像メモリ24に記憶したり、プリンタ部31、ファクシミリ通信部61又はネットワークI/F部71等へ出力する。補正部22は、読み取られた画像データに対してレベル補正、γ補正等の所定の補正処理を行う。画像加工部23は、画像データの圧縮又は伸張処理、及び拡大又は縮小処理等の種々の加工処理を行う。
【0040】
プリンタ部31は、図2に示す給紙カセット201及び給紙ローラ202等から構成される用紙搬送部32、図2に示す中間転写体ローラ204、感光体ドラム205、露光装置206及び現像装置207Y,207M,207C,207K等から構成される画像形成部33、図2に示す転写ローラ203等から構成される転写部34、及び図2に示す定着ローラ208等から構成される定着部35を含む。プリンタ部31は、スキャナ部11により読み取られた原稿データ、ネットワークI/F部71を介してクライアントPC2a,2b等から送信された印刷データ、ファクシミリ通信部61を用いてファクシミリ装置7等から受信したファクスデータ等の画像データを用いて画像を記録紙に印刷する。具体的には、用紙搬送部32は記録紙を画像形成部33へ搬送し、画像形成部33は上記の画像データに対応するトナー像を形成し、転写部34はトナー像を記録紙に転写し、定着部35はトナー像を記録紙に定着させて画像を形成する。
【0041】
ファクシミリ通信部61は、符号化/復号化部(図示省略)、変復調部(図示省略)及びNCU(Network Control Unit)(図示省略)を含む。ファクシミリ通信部61は、スキャナ部11によって読み取られた原稿の画像データを電話回線を介してファクシミリ装置7等へ送信したり、ファクシミリ装置7等から送信された画像データを受信する。符号化/復号化部は、送信する画像データを圧縮・符号化し、受信した画像データを伸長・復号化する。変復調部は、圧縮・符号化された画像データを音声信号に変調したり、受信した信号(音声信号)を画像データに復調する。NCUは、送受信先となるファクシミリ装置7等との電話回線による接続を制御する。
【0042】
ネットワークI/F部71は、ネットワークインタフェース(10/100Base−TX)等を用い、LAN4を介して接続されたクライアントPC2a,2b及びSMTPサーバ3間での種々のデータの送受信を制御し、例えば、スキャナ部11によって読み取られた原稿の画像データをクライアントPC2a,2b等へ送信する。パラレルI/F部72は、高速双方向パラレルインターフェイス(IEEE1284準拠)等を用い、複数の信号線を用いて複数ビット単位でデータを送信するパラレル伝送により外部機器等から印刷データ等を受信等する。シリアルI/F部73は、シリアルインターフェイス(RS−232C)等を用い、単一の信号線を用いて1ビットずつ順次データを送るシリアル伝送により外部機器等から種々のデータ等を受信等する。
【0043】
HDD74は、スキャナ部11によって読み取られた画像データ及び当該画像データに設定されている出力形式等を記憶する。HDD74に記憶されている画像データは、デジタル複合機1内部で使用されるだけでなく、必要に応じて、ネットワークI/F部71を介してクライアントPC2a,2b等から確認したり、クライアントPC2a,2b等の所定のフォルダへ転送される。
【0044】
本実施の形態においては、スキャナ部11及びスキャナコントローラ42が読み取り手段の一例に相当し、スキャナコントローラ42及び操作パネル部51が送信先特定手段、設定手段、初期設定手段、中間設定手段及びユーザ特定手段の一例に相当し、スキャナコントローラ42及びネットワークI/F部71が送信手段の一例に相当し、タッチパネル部52が操作手段及び切り替え手段の一例に相当する。
【0045】
次に、上記のように構成されたデジタル複合機のスキャナ処理について説明する。図4は、図3に示すデジタル複合機のスキャナ処理の一例を説明するためのフローチャートである。
【0046】
まず、ユーザが原稿を原稿載置部601にセットした後、タッチパネル部52を操作してスキャナ初期設定画面を表示させる指令を入力すると、ステップS1において、スキャナコントローラ42は、連続送信モードと単送信モードとのいずれか一方をユーザの選択に応じて設定するためのスキャナ初期設定画面及び、連続送信モード初期設定画面をタッチパネル部52に順次表示させ、これらの画面を用いてユーザが選択した送信モードを初期設定送信モードとして設定する。
【0047】
ここで、連続送信モードとは、複数の原稿から読み取られた複数の画像データを連続して送信する送信モードであり、単送信モードとは、一の原稿から読み取られた一の画像データを個別に送信する送信モードである。また、一の原稿とは、1回の送信処理で纏めて送信される原稿を意味し、1枚又は複数枚の原稿のいずれでもよい。一方、複数の原稿とは、一の原稿が複数あり、複数回の送信処理により送信される原稿を意味するものである。さらに、一の画像データとは、上記の一の原稿から読み取られた画像データを意味し、一の画像データが複数ある場合に複数の画像データとなり、複数の画像データが上記の複数の原稿から読み取られた画像データに対応する。
【0048】
図5は、スキャナ初期設定画面の一例を示す画面図である。図5に示すように、タッチパネル部52にスキャナ初期設定画面G1が表示される。スキャナ初期設定画面G1には、システム基本設定として連続送信モードの設定の有無等が表示され、ユーザがアップボタンB1及びダウンボタンB2を適宜操作して反転部D1を連続送信モードの設定欄にあわせ、「設定変更」ボタンB3にタッチすると、連続送信モード初期設定画面に切り替わる。
【0049】
図6は、連続送信モード初期設定画面の一例を示す画面図である。図6に示す連続送信モード初期設定画面G2には、連続送信モードを設定しない(単送信モードを設定する)ための「設定なし」ボタンB4及び連続送信モードを設定するための「設定する」ボタンB5が表示される。したがって、ユーザは、「設定なし」ボタンB4及び「設定する」ボタンB5のいずれか一方にタッチすることにより、連続送信モード及び単送信モードのいずれか一方を選択することができ、選択されたボタン(図6に示す例では、反転表示されている「設定なし」ボタンB4)に応じた送信モード(図6に示す例では、単送信モード)が初期送信モードとして設定される。
【0050】
このように、初期設定として連続送信モードと単送信モードとのいずれか一方がユーザの選択に応じて設定されるので、頻繁に使用する送信モードを一度設定するだけで、当該送信モードで原稿を送信することができ、複数の原稿を送信する連続ジョブ作業におけるユーザの操作性を向上することができる。
【0051】
次に、ユーザがタッチパネル部52を操作してスキャナ機能設定画面を表示させる指令を入力すると、ステップS2において、スキャナコントローラ42は、ユーザがPC送信機能、E−mail送信機能、FAX送信機能等の中から一つの機能を選択するためのスキャナ機能設定画面をタッチパネル部52に表示させ、ユーザが選択したスキャナ機能を設定する。
【0052】
図7は、スキャナ機能設定画面の一例を示す画面図である。図7に示すように、タッチパネル部52にスキャナ機能設定画面G3が表示される。スキャナ機能設定画面G3には、E−mail送信機能を設定するための「E−mail送信」ボタンB6、PC送信機能を設定するための「PC送信」ボタンB7、FAX送信機能を設定するための「FAX送信」ボタンB8等が表示される。したがって、ユーザは、「E−mail送信」ボタンB6、「PC送信」ボタンB7及び「FAX送信」ボタンB8等中から一のボタンにタッチすることにより、E−mail送信機能、PC送信機能、FAX送信機能等の中から一つのスキャナ機能を選択することができ、選択されたボタンに応じたスキャナ機能が設定される。
【0053】
次に、ステップS3において、スキャナコントローラ42は、デジタル複合機1を使用しているユーザを特定するためのユーザ特定画面をタッチパネル部52に表示させ、ユーザ特定画面を用いたユーザの入力に応じて当該ユーザを特定する。
【0054】
図8は、ユーザ特定画面の一例を示す画面図である。図8に示すように、タッチパネル部52にユーザ特定画面として送信元(ユーザ)選択画面G4が表示される。送信元(ユーザ)選択画面G4には、各ユーザに予め対応付けられたユーザ番号を選択するための複数のユーザ番号ボタンB9等が表示される。図8に示す例では、各ユーザ番号ボタンB9上に表示される「001」、「002」等がユーザ番号であり、例えば、ユーザ番号003を有するユーザが「003」のユーザ番号ボタンB9にタッチすることにより、ユーザ番号003を有するユーザが使用ユーザとして特定される。また、送信元(ユーザ)選択画面G4の右側に表示されているテンキー入力部D2にユーザ番号を入力することによっても、上記と同様にして使用ユーザが特定される。
【0055】
上記のユーザ番号は、当該ユーザ番号を有するユーザが使用するクライアントPC等を特定するためのIPアドレス等と対応付けて制御部41内のメモリ(図示省略)等に記憶されており、デジタル複合機1は、使用ユーザのユーザ番号から使用ユーザのクライアントPCのIPアドレス等すなわち後述する原稿読み取り処理により読み取られた画像データの送信元を特定することができる。したがって、PC送信機能が選択されてユーザ自身に読み取った画像データを送信する場合に、特定したコンピュータのIPアドレスすなわちユーザのコンピュータへ画像データを直接送信したり、E−mail送信機能、PC送信機能又はFAX送信機能が選択されて他のユーザに読み取った画像データが送信される場合に、画像データの送信完了通知をユーザのコンピュータへ送信することができる。
【0056】
次に、ステップS4において、スキャナコントローラ42は、送信モードとして連続送信モードが設定されているか否かを判断し、連続送信モードが設定されている場合はステップS5へ処理を移行し、単送信モードが設定されている場合はステップS9へ処理を移行する。
【0057】
連続送信モードが設定されている場合、ステップS5において、スキャナコントローラ42は、連続送信モードにおいてユーザが送信先等の種々の送信設定項目を設定するための連続送信設定画面をタッチパネル部52に表示させ、ユーザが設定した送信先等の送信設定を受け付ける。
【0058】
図9は、連続送信設定画面の一例を示す画面図である。図9に示すように、タッチパネル部52に連続送信設定画面G5が表示される。連続送信設定画面G5は、デジタル複合機1の動作状態等を表示するための状態表示領域A1と、ユーザが種々の送信設定項目を設定するための操作領域となる送信設定領域A2とからなる。送信設定領域A2は、現在設定されている機能等を表示するタイトル部R1と、連続送信モード及び単送信モードの設定以外の通常の送信設定項目を設定するための通常送信設定部R2とからなる。
【0059】
通常送信設定部R2には、送信先である宛先を設定するための宛先設定ウインドウW1、並びに原稿サイズ、送信サイズ、原稿タイプ、読み込み解像度、原稿セット向き及びファイル形式等を設定するための通常設定ウインドウW2等が表示される。したがって、ユーザは、必要に応じて、宛先設定ウインドウW1を用いて連続送信モードにおける原稿の送信先を設定したり、通常設定ウインドウW2を用いて連続送信モードにおける原稿サイズ等を設定することができる。
【0060】
次に、ステップS6において、スキャナコントローラ42は、ユーザがタッチパネル部52を操作して送信モードを変更したか否かを判断し、単送信モードに変更された場合はステップS9へ処理を移行し、送信モードが変更されていない場合はステップS7へ処理を移行する。
【0061】
再び、図9を参照して、連続送信設定画面G5のタイトル部R1の左側には、現在設定されている機能を表示する機能表示部D3が表示され、タイトル部R1の右側には、切り替え手段の一例である送信モード切り替えボタンB10が表示される。図9の例では、現在、PC送信機能及び連続送信モードが設定されているため、これらの機能を表す「PC送信・連続送信」という文字が機能表示部D3に表示され、変更後の送信モードを表す「単送信へ」という文字が送信モード切り替えボタンB10上に表示されている。したがって、ユーザが送信モード切り替えボタンB10にタッチすることにより、送信モードを連続送信モードから単送信モードに変更することができる。
【0062】
また、送信モード切り替えボタンB10が送信設定領域A2において他の送信用設定項目の操作領域となる通常送信設定部R2と異なる操作領域であるタイトル部R1に設けられているので、ユーザは連続送信設定画面G5のどこに送信モード切り替えボタンB10があるかを一目で認識することができ、複数の原稿を送信する連続ジョブ作業におけるユーザの操作性をより向上することができる。この点に関して、後述する送信モード切り替えボタンB11(図10参照)も同様である。
【0063】
次に、送信モードが変更されていない場合、ステップS7において、スキャナコントローラ42は、ユーザが操作キー部53のスタートキー402を押下したか否かを判断し、スタートキー402が押下された場合はステップS8へ処理を移行し、スタートキー402が押下されていない場合はステップS7を繰り返す。
【0064】
スタートキー402が押下された場合、ステップS8において、スキャナコントローラ42は、セットされた一の原稿をスキャナ部11により読み取って当該原稿に対応する一の画像データを画像処理部21により作成し、作成した一の画像データをステップS5で設定された送信先等へ送信する。
【0065】
具体的には、ステップS2でPC送信機能が設定されている場合、スキャナコントローラ42は、スキャナ部11により読み取った画像データをネットワークI/F部71からLAN4を介して送信先のクライアントPC2a,2b等へ直接送信する。E−mail送信機能が設定されている場合、スキャナコントローラ42は、スキャナ部11により読み取った画像データを電子メールの添付ファイルとしてネットワークI/F部71からLAN4を介してSMTPサーバ3へ直接送信し、インターネット6を介して送信先の外部PC5a,5b等へ電子メールの添付ファイルとして画像データが送信される。FAX送信機能が設定されている場合、スキャナコントローラ42は、スキャナ部11により読み取った画像データをファクシミリ通信部61から電話回線を介して送信先のファクシミリ装置7等へ直接送信する。また、他の送信機能が設定されている場合も、上記と同様に画像データが当該機能に応じて設定された送信先に送信される。
【0066】
上記のステップS8の処理が終了した後、ステップS4に戻って以降の処理が継続されるが、この場合、送信モードとして連続送信モードが既に設定されているため、図9に示す連続送信設定画面G5が再び表示され(ステップS4でYES、ステップS5)、ユーザは次に送信したい原稿をセットしてスタートキー402を押下するだけ次の原稿を連続して送信することができる(ステップS7でYES、ステップS8)。
【0067】
したがって、ユーザは、ユーザ設定及び送信先設定を一度行うだけで、原稿のセット及びスタートキー402の押下を繰り返すことにより、複数の原稿の画像データを連続して送信することができるので、複数の原稿を送信する連続ジョブ作業におけるユーザの操作性を向上することができる。
【0068】
一方、単送信モードが設定されている場合は(ステップS4でNO)、ステップS9において、スキャナコントローラ42は、単送信モードにおいてユーザが送信先等の種々の送信設定項目を設定するための単送信設定画面をタッチパネル部52に表示させ、ユーザが設定した送信先等の送信設定を受け付ける。
【0069】
図10は、単送信設定画面の一例を示す画面図である。図10に示すように、タッチパネル部52に単送信設定画面G6が表示される。単送信設定画面G6は、連続送信設定画面G5と同様に、状態表示領域A1及び送信設定領域A2からなり、送信設定領域A2はタイトル部R1及び通常送信設定部R2とからなり、通常送信設定部R2には宛先設定ウインドウW1及び通常設定ウインドウW2等が表示される。したがって、ユーザは、宛先設定ウインドウW1を用いて単送信モードにおける原稿の送信先を設定したり、通常設定ウインドウW2を用いて単送信モードにおける原稿サイズ等を設定することができる。
【0070】
次に、ステップS10において、スキャナコントローラ42は、ユーザがタッチパネル部52を操作して送信モードを変更したか否かを判断し、連続送信モードに変更された場合はステップS5へ処理を移行し、送信モードが変更されていない場合はステップS11へ処理を移行する。
【0071】
再び、図10を参照して、単送信設定画面G6のタイトル部R1の左側には、現在設定されている機能を表示する機能表示部D4が表示され、タイトル部R1の右側には、切り替え手段の一例である送信モード切り替えボタンB11が表示される。図10の例では、現在、PC送信機能及び単送信モードが設定されているため、これらの機能を表す「PC送信・単送信」という文字が機能表示部D4に表示され、変更後の送信モードを表す「連続送信へ」という文字が送信モード切り替えボタンB11上に表示されている。したがって、ユーザが送信モード切り替えボタンB11にタッチすることにより、送信モードを単送信モードから連続送信モードに変更することができる。
【0072】
このように、ステップS5及びS9において、連続送信設定画面G5及び単送信設定画面G6のタイトル部R1に送信モード切り替えボタンB10,B11を表示させているので、ユーザは、必要に応じて送信モード切り替えボタンB10,B11をタッチすることにより送信モードを変更することができる。このように、画像データの送信毎に連続送信モードと単送信モードとのいずれか一方がユーザの選択に応じて設定されるので、ユーザは送信時に所望の送信モードを容易に選択することができる。
【0073】
次に、送信モードが変更されていない場合、ステップS11及びS12において、スキャナコントローラ42は、ステップS7及びS8と同様に、スタートキー402の押下を判断し、スタートキー402が押下された場合に、セットされた一の原稿をスキャナ部11により読み取って画像処理部21により作成した一の画像データをステップS9で設定された送信先等へ送信し、単送信モードが終了する。
【0074】
上記のステップS12の処理が終了した後、ステップS2に戻って以降の処理が継続されるが、この場合、ステップS2のスキャナ機能設定処理及びステップS3の使用ユーザ特定処理が実行されるため、ユーザは各設定をやり直しながら、単送信モードを繰り返すことができる。
【0075】
このように、本実施の形態では、ユーザの選択に応じて連続送信モードと単送信モードとを切り替えることができるので、ユーザは所望の送信モードを選択して、複数の原稿を同じ送信先に送信する場合は送信先を一度設定するだけで複数の原稿の画像データを連続して送信することができるとともに、個別に原稿を送信する場合は原稿ごとに所望の送信先を設定して各原稿の画像データを個別に送信することができる。
【0076】
なお、本発明が適用される画像読み取り装置は、上記のデジタル複合機に特に限定されず、所定のネットワークを介して他の機器へ画像データを送信することができれば、ネットワーク型スキャナ装置、ネットワーク型ファクシミリ装置等にも同様に適用することができ、また、送信される画像データも、フルカラー、カラー、白黒のいずれであっても同様に適用することができる。
【0077】
また、上記の例では、送信モード切り替えボタンB10,B11等の各操作ボタンをタッチパネル部52を用いて表示したが、この例に特に限定されず、操作キー部53と同様にスイッチ等からなる機械的なボタンを用いてもよい。
【0078】
【発明の効果】
本発明によれば、ユーザは送信先を一度設定するだけで、複数の原稿の画像データを連続して送信することができ、複数の原稿を送信する連続ジョブ作業におけるユーザの操作性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるデジタル複合機を用いネットワークシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すデジタル複合機の機械的構成を主に示す側面概略図である。
【図3】図1に示すデジタル複合機の電気的構成を主に示すブロック図である。
【図4】図3に示すデジタル複合機のスキャナ処理の一例を説明するためのフローチャートである。
【図5】スキャナ初期設定画面の一例を示す画面図である。
【図6】連続送信モード初期設定画面の一例を示す画面図である。
【図7】スキャナ機能設定画面の一例を示す画面図である。
【図8】ユーザ特定画面の一例を示す画面図である。
【図9】連続送信設定画面の一例を示す画面図である。
【図10】単送信設定画面の一例を示す画面図である。
【符号の説明】
1 デジタル複合機
11 スキャナ部
21 画像処理部
41 制御部
42 スキャナコントローラ
51 操作パネル部
61 ファクシミリ通信部
71 ネットワークI/F部
Claims (7)
- 所定のネットワークを介して他の機器へ画像データを送信可能に構成された画像読み取り装置であって、
セットされた原稿を読み取って当該原稿に対応する画像データを作成する読み取り手段と、
前記読み取り手段によって読み取られた画像データを前記ネットワークを介して送信する送信先をユーザの操作に応じて特定する送信先特定手段と、
前記読み取り手段によって読み取られた画像データを前記送信先特定手段によって特定された送信先へ送信する送信手段とを備え、
前記送信手段は、複数の原稿から読み取られた複数の画像データを連続して送信する連続送信モードにおいて、前記読み取り手段によって複数の原稿から読み取られた複数の画像データを前記送信先特定手段によって特定された送信先へ連続して送信することを特徴とする画像読み取り装置。 - 前記連続送信モードと、一の原稿から読み取られた一の画像データを個別に送信する単送信モードとのいずれか一方をユーザの選択に応じて設定する設定手段をさらに備え、
前記設定手段によって連続送信モードが設定されている場合に、前記送信手段は、前記読み取り手段によって複数の原稿から読み取られた複数の画像データを前記送信先特定手段によって特定された送信先へ連続して送信し、
一方、前記設定手段によって単送信モードが設定されている場合に、前記送信先特定手段は、前記読み取り手段によって読み取られた画像データ毎に前記ネットワークを介して送信する送信先をユーザの操作に応じて特定し、前記送信手段は、前記読み取り手段によって読み取られた各画像データを前記送信先特定手段によって特定された送信先へ個別に送信することを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。 - 前記設定手段は、前記画像読み取り装置の初期設定として、前記連続送信モードと前記単送信モードとのいずれか一方をユーザの選択に応じて設定する初期設定手段を含むことを特徴とする請求項2記載の画像読み取り装置。
- 前記設定手段は、前記送信手段による画像データの送信毎に、前記連続送信モードと前記単送信モードとのいずれか一方をユーザの選択に応じて設定する中間設定手段を含むことを特徴とする請求項2又は3記載の画像読み取り装置。
- 前記画像読み取り装置に対する操作設定をユーザが入力するための操作手段をさらに備え、
前記設定手段は、前記連続送信モードと前記単送信モードとをユーザの選択に応じて切り替える切り替え手段を含み、
前記切り替え手段は、前記操作手段の操作領域において他の送信用設定項目の操作領域と異なる操作領域に設けられることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の画像読み取り装置。 - 前記操作手段は、前記操作領域に対応する操作画面を表示し、
前記切り替え手段は、現在設定されている送信モードとして前記連続送信モードと前記単送信モードとのいずれか一方を前記操作画面のタイトル部に表示することを特徴とする請求項5記載の画像読み取り装置。 - 予め登録された複数のユーザの中から前記画像読み取り装置を使用するユーザを当該ユーザの操作に応じて特定するユーザ特定手段をさらに備え、
前記送信手段は、前記ユーザ特定手段によってユーザが特定された後、前記連続送信モードにおいて、前記読み取り手段によって複数の原稿から読み取られた複数の画像データを前記送信先特定手段によって特定された送信先へ連続して送信することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の画像読み取り装置。
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