JP2004175386A - ボトル缶、キャップ、キャップ付きボトル缶及びボトル缶の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ボトル缶の内圧が上昇しても、キャップとボトル缶間の密封性を良好に保つこと。
【解決手段】ボトル缶の口金部2に設けられたカール部5の外周壁52に、凸部55が設けられる。凸部55は、カール部外周壁52において、外周壁の一部が外方に突出され、しかも周囲に沿い連続的に設けられているが、任意の長さで間欠的に設けられてもよく、カール部5を成形する前に設けられる。また、この構成において、凸部55に代えて凹部を設けるようにしてもよい。
【選択図】 図4
【解決手段】ボトル缶の口金部2に設けられたカール部5の外周壁52に、凸部55が設けられる。凸部55は、カール部外周壁52において、外周壁の一部が外方に突出され、しかも周囲に沿い連続的に設けられているが、任意の長さで間欠的に設けられてもよく、カール部5を成形する前に設けられる。また、この構成において、凸部55に代えて凹部を設けるようにしてもよい。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ボトル缶と、ボトル缶の口金にキャップを被着して口金を密閉するためのキャップと、キャップを被着したキャップ付きボトル缶と、そのボトル缶の製造方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、飲料用の缶として広く使われているボトル缶は、アルミニウム製やその合金製の金属板を絞り加工(Drawing)と、次いで行われるしごき加工(Ironing)とによって形成され、いわゆるDI缶と呼ばれている。
【0003】
このようなボトル缶は、従来、有底筒状に形成された後、図6に示すように、ボトル缶1の開口部がネック成形加工されることで縮径されて口金部2が形成され、次いでその口金部2にねじ成形加工されることでねじ(雄ねじ)部3及び.膨出部4が形成され、更に口金部2の開口端を内側から外側に折り返すカール成形加工によってカール部5が形成される。カール部5は、口金部2に連設されて開口端まで延在する内周壁5aと、その内周壁5aの外側に折り返して形成された外周壁5bと、これらを互いに連結する接続部5cとを有している。このカール部5は、更にスロット加工されることで外周壁5bが略平面状に形成される。
【0004】
このように形成されたボトル缶1は、その後、内容物が充填されると、ボトル缶1の口金部2に図7に示すようにキャップ材6が被着され、キャップ付きボトル缶とされる。なお、ここではボトル缶1に装着前のものを「キャップ材6」と呼び、装着後のものを「キャップ」と呼ぶ。
なお、ボトル缶1の口金部2に被着されるキャップ材6は、図8に示すように、天面部61とナール62とグルーブ63とスコア65を有するビード64とフレアー66とが形成されて有底筒状をなし、天面部61の内側にはシール材であるライナー67が貼着されている。
【0005】
このようなキャップ材6は、以下のようにしてキャッピング加工がなされることで被着される。
つまり、図9に示すように、筒状のプレッシャーブロック71と、このプレッシャーブロック71の中央に軸方向に移動可能に設けられたプレッシャーブロックインサート72と、ROローラ73、PPローラ74とを備えたキャッピング装置7を用い、図10(a)に示すように、ボトル缶1の口金部2に被せられたキャップ材6の天面部61をプレッシャーブロックインサート72が缶底方向に押圧して押さえる。次いで、図10(b)に示すように、プレッシャーブロック71が天面部61の外周側を缶底方向に押圧しながら所望の深さ及び径方向に絞り加工することで、キャップ材6の肩部に段差部8を形成(段差部形成工程)、さらにその状態でROローラ73が口金部2のねじ部3に沿って回転することで、キャップ材6の周囲に雌ねじを形成すると共に、PPローラ74が膨出部4に沿い転動することでフレアー66が巻き締められ(巻締め工程)、これによってキャップ材6が図7のように口金部2に被着されて、ライナー67が口金部2のカール部5と密に接することで、内容物が漏れないような密封性が得られるようになっている。なお、図10において、符号75はプレッシャーブロックインサート72を缶底方向に付勢させるスプリングである(例えば、参考文献1 参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−213417号公報
【0007】
このようにしてボルト缶1にキャップが被着された後、殺菌するための処理が行われることとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のボトル缶1は、内容物が充填されたボトル缶1にキャップ材6が被着された後、更に殺菌処理等が行われると、ボトル缶1の内圧が上昇してキャップ材6の天面部61が図11に示すように外側(上方)に膨らみ、この際、ライナー67のサイドシール部67aが上方に引っ張られて該ライナー67とカール部5との接触面積が減少し、ライナー67による密封性が低下していた。
このように内圧の上昇に伴ってキャップ材6が膨らむと、キャップ材6は元に戻ることがなく、カール部5に対して接触面積の減少した状態のサイドシール部67aのみで密封性を保持せざるを得ず、密封性が低下する虞れがあった。
【0009】
上記の問題を解消するため、ボトル缶1のカール部5の開口端側とライナー67との接触圧を大きくし得るようボトル缶1の口金部2に被せるキャップ材6の軸方向の押圧力を大きくして段差部8の深さ寸法L(図7参照)を大きく形成すると、ボトル缶1がアルミニウムのような軟質金属であるので、カール部5やその周囲に設けられているねじ部3が変形し、従来ではせいぜい2mmの深さしか形成することができず、より深い段差部を形成することが困難であった。
【0010】
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、ボトル缶の内圧が上昇しても、キャップシール材間の密封性を良好に保つことができるボトル缶及びキャップ並びにキャップ付きボトル缶を提供することにあり、他の目的は、カール部やねじ部が変形することなく確実にキャップを被着することができるボトル缶の製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明は以下の手段を提案している。
請求項1に係る発明は、口金部に、その開口端を外側に折り返すことによってカール部が形成されたボトル缶において、前記カール部の外周面に、該カール部を含む前記口金部に被着されるキャップのシール材に係合する係合部が形成されていることを特徴とする。
この発明に係るボトル缶によれば、口金部にキャップが被着されたとき、カール部の係合部がキャップのシール材に係合して、カール部及びシール材間の接触面積が増大するので、シール材との間の密封性を良好に保つことができる。
【0012】
請求項2に係る発明によれば、請求項1記載のボトル缶において、前記係合部が、凸部又は凹部であることを特徴とする。
この発明に係るボトル缶によれば、係合部が、凸部又は凹部に形成されているので、口金部にキャップを被着すると、凸部又は凹部とシール材とが係合することで、シール材との間の密封性を簡単かつ確実に高めることができる。
【0013】
請求項3に係る発明は、ボトル缶の口金部に被着され、その内側にシール材を有するキャップにおいて、前記シール材に、前記口金部と係合するシール係合部が設けられていることを特徴とする。
この発明に係るキャップによれば、シール材にシール係合部が設けられてあるので、キャップをボトル缶の口金部に被着すると、口金部とシール材のシール係合部が係合することで、口金部のカール部との間の密封性を簡単かつ確実に高めることができる。
【0014】
請求項4に係る発明は、請求項3記載のキャップにおいて、前記シール係合部が、凹部又は凸部であることを特徴とする。
この発明に係るキャップによれば、シール係合部が凹部又は凸部であるので、キャップをボトル缶の口金部に被着すると、口金部とシール係合部が良好に係合でき、口金部のカール部との間の密封性を簡単かつ確実に高めることができる。
【0015】
請求項5に係る発明は、請求項1又は2記載のボトル缶と、請求項3又は4記載のキャップとを備えてなることを特徴とする。
この発明に係るキャップ付きボトル缶によれば、口金部にキャップが被着されると、口金部とシール材とが係合することで、口金部のカール部とキャップのシール材間の接触面積が増大するので、殺菌処理等に拘わることなく、両者の密封性が良好となる。
【0016】
請求項6に係る発明は、ボトル缶の口金部にねじ部を形成すると共に、前記口金部の開口端を内側から外側に折り返してカール部を形成するボトル缶の製造方法において、前記口金部の開口端に前記カール部の外周に配置される凸部又は凹部を形成し、その後前記カール部を形成することを特徴とする。
この発明に係るキャップ製造方法によれば、口金部の開口端に、カール部の外周に配置される凸部又は凹部を設けた後、カール部を形成するので、カール部にキャップとの接触面積を増大できる凸部又は凹部を確実に形成することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。図1から図4はこの発明の一実施の形態に係るキャップ付きボトル缶を示すであって、図1はボトル缶のカール部の要部を示す拡大断面図、図2はボトル缶に係合部を形成する説明図、図3はキャップを示す説明図、図4はボトル缶の口金部にキャップを被着した状態の説明図である。
図1に示すように、ボトル缶1の口金部2には、口金部2の開口端を内側から外側に折り返すことでカール部5が形成され、かつ該カール部5は、内周壁51と外周壁52との両者を接続する接続部53とを有すると共に、外周壁52の先端にフック部54が設けられている。このように口金部2にカール部5が形成されたボトル缶1は、内容物が充填された後、図9及び図10に示すようにキャップ材6がキャッピング装置7によって巻き締められることで被着される。なお、口金部2にはカール部5の他、ねじ部3及び膨出部4が設けられている(図6及び図7参照)。
【0018】
この実施形態においては、図1に示すように、ボトル缶1の口金部2に設けられたカール部5の外周壁52に、係合部としての凸部55が設けられている。この凸部55は、カール部55の外周壁52において、外周壁の一部が所望の山高さ(H)及び幅(段ピッチ=W)をもって外方に突出されており、しかも周囲に沿い連続的に設けられているが、任意の長さで間欠的に設けられてもよい。
【0019】
このような凸部55は、カール部5を成形する前に設けられる。例えば、図2に示すように、ボトル缶1の口金部2にねじ部3及び膨出部4が形成された後、口金部2のカール部5に相当する内側に図示しない凸部形成手段によって凸部55が形成される。そして、その後で口金部2の開口端が内側から外側に折り返されることでカール部5を形成すると、カール部5の外周に凸部55が設けられる。この場合の凸部55としては、例えば山高さ(H)が0.1mm、幅(W)が0.2mmの大きさであるが、これらの大きさは適宜選定するのが望ましい。
【0020】
キャップ材6は、シール材であるライナー67を有し、該ライナー67は、適度の厚み及び弾性復元力を有する合成樹脂、例えばレトルト処理に対する耐久性を持たせるためスチレンエラストマーからなっている。なお、図1〜図4において、図6〜図11と同一部分には同一符号を付している。
【0021】
この実施の形態は、上記のように構成されているので、口金部2にカール部5が形成されたボトル缶1に炭酸飲料からなる内容物が充填され、かつキャップ材6が被着されることでキャップ付きボトル缶が図10に示すように形成された後、このキャップ付きボトル缶1について殺菌処理等がなされると、内圧が上昇してキャップ材6の天面部61が膨らみ、その部分のライナー67が持ち上げられてしまうことから(図11参照)、ライナー67とボトル缶口金部2間の密封性が低下するおそれがある。
【0022】
しかしながら、カール部5の外周壁52に、係合部としての凸部55が形成されているので、キャップ材6がボトル缶1の口金部2に被着されると、図4に示すように、カール部5の凸部55がライナー67に食い込んで係合するので、カール部5及びライナー67間の接触面積が確実に増大し、キャップ材6のライナー67とカール部5間の密封性を良好に保つことができる。
【0023】
従って、殺菌処理等によってボトル缶1の内圧が上昇してライナー67が持ち上がることがあっても、それに拘わることなくボトル缶1とキャップ6間の密封性を安定した良好な状態に維持することができる。
また、カール部5に凸部55を形成すると、その分だけカール部5自体の強度が上がるので、キャップ材6の被着をより的確に行うこともできる。しかも、ライナー67は、スチレンエラストマーからなっていてレトルト処理に対する耐久性を充分有するので、ライナー67自体がレトルト処理の際、加熱によって密封性を損なうというおそれもない。
【0024】
図5(a)、(b)は、この発明の第2の実施の形態に係るキャップ付きボトル缶を示している。この場合は、カール部5の外周壁52に凸部55が複数段に亘って設けられ、キャップ材6がボトル缶1の口金部2に被着されたとき、複数の凸部55がライナー67にそれぞれ互いに食い込んで係合するようにしている。
【0025】
従って、この実施形態によれば、ライナー67とカール部5間の接触面積をより増大できるので、前述した実施形態に比較すると、密封性をより高めることができ、密封性に対する信頼性が高まる。
なお、凸部55の山高さH及び幅W並びに段数は、適宜選定されるが、それらを種々変えた場合の内容物の漏れ試験結果を以下の表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】
上記表1に示すように、従来では、カール部5に何も設けられていないことから、漏れ数が100缶あたり10缶にも達していた。この実施形態の試験1(W=0.2mm、H=0.1mm、1段)においては3缶の漏れ、試験2(W=0.3mm、H=0.2mm、1段)においては1缶の漏れ、試験3においては(W=0.3mm、H=0.2mm、2段)漏れ無しという結果となった。
従って、表1から明らかなように、上記W、Hの寸法及び段数を考慮することで、漏れを解消することができ、カール部とライナー間の密封性が良好となることが理解できよう。
【0028】
なお、上記表中、漏れ数(リーク試験)は、5℃でかつガス水がGV2.7からなる充填物を用い、これを総容量410ml用のボトル缶1に400ml入れて室温より高い40℃で保管開始し、それから三週間経過したところで常温(20℃)まで戻した後、卓上B検にてボトル缶1の内圧を推定し、そのときの内圧が正常時には1.3kg/cm2(12.7×104Pa)であるべきところ、0.8kg/cm2(7.8×104Pa)以下になったときに漏れと判断した。上記卓上B検とは、缶胴に圧子を押し込んでその押し込み程度からボトル缶1の内圧を推定するものであり、他の検査方法を採用して漏れ検査を行ってもよいのは勿論である。
【0029】
上記実施の形態において、カール部5の外周に凸部55が缶軸方向に沿って複数段に設けられた例を示したが、これに限定されるものではなく、例えば螺旋状に形成してもよい。
また、係合部として、カール部5の一部を突出させる凸部55が設けられた例を示したが、凸部55の代わりに凹部を形成し、キャップ材6を口金部2に被着したとき、ライナー67が自身の弾性力により前記凹部に食い込むことで接触面積を増大させて密封性を高めることもでき、従って、凸部と凹部とのいずれかからなる係合部を設けることでも、この発明を達成することができる。
更に、カール部に係合部のみが設けられた例を示したが、凸部55と対応するよう、例えばライナー67に図3(b)の破線にて示すような凹部68(又は図示しない凸部)、或いは図5(a)の破線にて示すような凹部68(又は図示しない凸部)からなるシール係合部を設けてもよい。このようなシール係合部は、カール部に係合部が設けられていないときに単独で形成してもよく、要は、キャップ材6がボトル缶1の口金部2に被着されたとき、カール部5との間の接触面積を増大し得るように係合すればよい。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、口金部にキャップを被着したとき、口金部のカール部に形成された係合部がキャップのシール材に係合して、カール部及びシール材間の接触面積が増大するように構成したので、シール材との間の密封性を良好に保つことができるという効果が得られる。
【0031】
請求項2に係る発明によれば、口金部にキャップを被着されると、シール材との間の密封性を簡単かつ確実に高めることができるという効果が得られる。
【0032】
請求項3に係る発明によれば、ボトル缶の口金部に被着されたとき、シール材及びカール部間の接触面積が増大するように構成したので、カール部との間の密封性を良好に保つことができるという効果が得られる。
【0033】
請求項4に係る発明によれば、キャップがボトル缶口金部のカール部との間の密封性を簡単かつ確実に高めることができるという効果が得られる。
【0034】
請求項5に係る発明によれば、殺菌処理等に拘わることなく、キャップとボトル缶両者の密封性が良好となり、密封性に対する信頼性を高めることができる効果が得られる。
【0035】
請求項6に係る発明によれば、口金部の開口端にカール部の外周に配置される凸部又は凹部を設けた後、カール部を形成するようにしたので、カール部にキャップとの接触面積を増大できる凸部又は凹部を確実に形成することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係るキャップ付きボトル缶を示すであって、ボトル缶のカール部の要部を示す拡大断面図である。
【図2】ボトル缶に係合部を形成する説明図である。
【図3】キャップを示す説明図であり、(a)は全体断面図、(b)は図(a)のP部分の拡大図である。
【図4】ボトル缶の口金部にキャップを被着した状態の説明図である。
【図5】この発明の第2の実施の形態に係るキャップ付きボトル缶を示す図であって、(a)はキャップが被着される前の状態を示す要部の説明図、(b)はキャップが被着された要部を示す説明図である。
【図6】ボトル缶の口金部に設けられたカール部を示す説明図である。
【図7】ボトル缶の口金部にキャップが被着された状態を示す説明図である。
【図8】キャップを示す半断面図である。
【図9】ボトル缶の口金部にキャッピング装置によってキャップを被着するときの説明図である。
【図10】同じくキャッピング装置がキャップを被着するときの図であって、(a)キャップをボトル缶に押さえ付けた状態を示す説明図、(b)はキャップに段差部及び雌ねじを形成する説明図である。
【図11】ボトル缶の内圧上昇によってキャップの天面部が膨らんだときの状態を示す従来の説明図である。
【符号の説明】
1 ボトル缶
2 口金部
5 カール部
55 係合部としての凸部
6 キャップ(キャップ材)
67 シール材(ライナー)
68 シール係合部としての凹部
【発明の属する技術分野】
この発明は、ボトル缶と、ボトル缶の口金にキャップを被着して口金を密閉するためのキャップと、キャップを被着したキャップ付きボトル缶と、そのボトル缶の製造方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、飲料用の缶として広く使われているボトル缶は、アルミニウム製やその合金製の金属板を絞り加工(Drawing)と、次いで行われるしごき加工(Ironing)とによって形成され、いわゆるDI缶と呼ばれている。
【0003】
このようなボトル缶は、従来、有底筒状に形成された後、図6に示すように、ボトル缶1の開口部がネック成形加工されることで縮径されて口金部2が形成され、次いでその口金部2にねじ成形加工されることでねじ(雄ねじ)部3及び.膨出部4が形成され、更に口金部2の開口端を内側から外側に折り返すカール成形加工によってカール部5が形成される。カール部5は、口金部2に連設されて開口端まで延在する内周壁5aと、その内周壁5aの外側に折り返して形成された外周壁5bと、これらを互いに連結する接続部5cとを有している。このカール部5は、更にスロット加工されることで外周壁5bが略平面状に形成される。
【0004】
このように形成されたボトル缶1は、その後、内容物が充填されると、ボトル缶1の口金部2に図7に示すようにキャップ材6が被着され、キャップ付きボトル缶とされる。なお、ここではボトル缶1に装着前のものを「キャップ材6」と呼び、装着後のものを「キャップ」と呼ぶ。
なお、ボトル缶1の口金部2に被着されるキャップ材6は、図8に示すように、天面部61とナール62とグルーブ63とスコア65を有するビード64とフレアー66とが形成されて有底筒状をなし、天面部61の内側にはシール材であるライナー67が貼着されている。
【0005】
このようなキャップ材6は、以下のようにしてキャッピング加工がなされることで被着される。
つまり、図9に示すように、筒状のプレッシャーブロック71と、このプレッシャーブロック71の中央に軸方向に移動可能に設けられたプレッシャーブロックインサート72と、ROローラ73、PPローラ74とを備えたキャッピング装置7を用い、図10(a)に示すように、ボトル缶1の口金部2に被せられたキャップ材6の天面部61をプレッシャーブロックインサート72が缶底方向に押圧して押さえる。次いで、図10(b)に示すように、プレッシャーブロック71が天面部61の外周側を缶底方向に押圧しながら所望の深さ及び径方向に絞り加工することで、キャップ材6の肩部に段差部8を形成(段差部形成工程)、さらにその状態でROローラ73が口金部2のねじ部3に沿って回転することで、キャップ材6の周囲に雌ねじを形成すると共に、PPローラ74が膨出部4に沿い転動することでフレアー66が巻き締められ(巻締め工程)、これによってキャップ材6が図7のように口金部2に被着されて、ライナー67が口金部2のカール部5と密に接することで、内容物が漏れないような密封性が得られるようになっている。なお、図10において、符号75はプレッシャーブロックインサート72を缶底方向に付勢させるスプリングである(例えば、参考文献1 参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−213417号公報
【0007】
このようにしてボルト缶1にキャップが被着された後、殺菌するための処理が行われることとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のボトル缶1は、内容物が充填されたボトル缶1にキャップ材6が被着された後、更に殺菌処理等が行われると、ボトル缶1の内圧が上昇してキャップ材6の天面部61が図11に示すように外側(上方)に膨らみ、この際、ライナー67のサイドシール部67aが上方に引っ張られて該ライナー67とカール部5との接触面積が減少し、ライナー67による密封性が低下していた。
このように内圧の上昇に伴ってキャップ材6が膨らむと、キャップ材6は元に戻ることがなく、カール部5に対して接触面積の減少した状態のサイドシール部67aのみで密封性を保持せざるを得ず、密封性が低下する虞れがあった。
【0009】
上記の問題を解消するため、ボトル缶1のカール部5の開口端側とライナー67との接触圧を大きくし得るようボトル缶1の口金部2に被せるキャップ材6の軸方向の押圧力を大きくして段差部8の深さ寸法L(図7参照)を大きく形成すると、ボトル缶1がアルミニウムのような軟質金属であるので、カール部5やその周囲に設けられているねじ部3が変形し、従来ではせいぜい2mmの深さしか形成することができず、より深い段差部を形成することが困難であった。
【0010】
この発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、ボトル缶の内圧が上昇しても、キャップシール材間の密封性を良好に保つことができるボトル缶及びキャップ並びにキャップ付きボトル缶を提供することにあり、他の目的は、カール部やねじ部が変形することなく確実にキャップを被着することができるボトル缶の製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明は以下の手段を提案している。
請求項1に係る発明は、口金部に、その開口端を外側に折り返すことによってカール部が形成されたボトル缶において、前記カール部の外周面に、該カール部を含む前記口金部に被着されるキャップのシール材に係合する係合部が形成されていることを特徴とする。
この発明に係るボトル缶によれば、口金部にキャップが被着されたとき、カール部の係合部がキャップのシール材に係合して、カール部及びシール材間の接触面積が増大するので、シール材との間の密封性を良好に保つことができる。
【0012】
請求項2に係る発明によれば、請求項1記載のボトル缶において、前記係合部が、凸部又は凹部であることを特徴とする。
この発明に係るボトル缶によれば、係合部が、凸部又は凹部に形成されているので、口金部にキャップを被着すると、凸部又は凹部とシール材とが係合することで、シール材との間の密封性を簡単かつ確実に高めることができる。
【0013】
請求項3に係る発明は、ボトル缶の口金部に被着され、その内側にシール材を有するキャップにおいて、前記シール材に、前記口金部と係合するシール係合部が設けられていることを特徴とする。
この発明に係るキャップによれば、シール材にシール係合部が設けられてあるので、キャップをボトル缶の口金部に被着すると、口金部とシール材のシール係合部が係合することで、口金部のカール部との間の密封性を簡単かつ確実に高めることができる。
【0014】
請求項4に係る発明は、請求項3記載のキャップにおいて、前記シール係合部が、凹部又は凸部であることを特徴とする。
この発明に係るキャップによれば、シール係合部が凹部又は凸部であるので、キャップをボトル缶の口金部に被着すると、口金部とシール係合部が良好に係合でき、口金部のカール部との間の密封性を簡単かつ確実に高めることができる。
【0015】
請求項5に係る発明は、請求項1又は2記載のボトル缶と、請求項3又は4記載のキャップとを備えてなることを特徴とする。
この発明に係るキャップ付きボトル缶によれば、口金部にキャップが被着されると、口金部とシール材とが係合することで、口金部のカール部とキャップのシール材間の接触面積が増大するので、殺菌処理等に拘わることなく、両者の密封性が良好となる。
【0016】
請求項6に係る発明は、ボトル缶の口金部にねじ部を形成すると共に、前記口金部の開口端を内側から外側に折り返してカール部を形成するボトル缶の製造方法において、前記口金部の開口端に前記カール部の外周に配置される凸部又は凹部を形成し、その後前記カール部を形成することを特徴とする。
この発明に係るキャップ製造方法によれば、口金部の開口端に、カール部の外周に配置される凸部又は凹部を設けた後、カール部を形成するので、カール部にキャップとの接触面積を増大できる凸部又は凹部を確実に形成することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照し、この発明の実施の形態について説明する。図1から図4はこの発明の一実施の形態に係るキャップ付きボトル缶を示すであって、図1はボトル缶のカール部の要部を示す拡大断面図、図2はボトル缶に係合部を形成する説明図、図3はキャップを示す説明図、図4はボトル缶の口金部にキャップを被着した状態の説明図である。
図1に示すように、ボトル缶1の口金部2には、口金部2の開口端を内側から外側に折り返すことでカール部5が形成され、かつ該カール部5は、内周壁51と外周壁52との両者を接続する接続部53とを有すると共に、外周壁52の先端にフック部54が設けられている。このように口金部2にカール部5が形成されたボトル缶1は、内容物が充填された後、図9及び図10に示すようにキャップ材6がキャッピング装置7によって巻き締められることで被着される。なお、口金部2にはカール部5の他、ねじ部3及び膨出部4が設けられている(図6及び図7参照)。
【0018】
この実施形態においては、図1に示すように、ボトル缶1の口金部2に設けられたカール部5の外周壁52に、係合部としての凸部55が設けられている。この凸部55は、カール部55の外周壁52において、外周壁の一部が所望の山高さ(H)及び幅(段ピッチ=W)をもって外方に突出されており、しかも周囲に沿い連続的に設けられているが、任意の長さで間欠的に設けられてもよい。
【0019】
このような凸部55は、カール部5を成形する前に設けられる。例えば、図2に示すように、ボトル缶1の口金部2にねじ部3及び膨出部4が形成された後、口金部2のカール部5に相当する内側に図示しない凸部形成手段によって凸部55が形成される。そして、その後で口金部2の開口端が内側から外側に折り返されることでカール部5を形成すると、カール部5の外周に凸部55が設けられる。この場合の凸部55としては、例えば山高さ(H)が0.1mm、幅(W)が0.2mmの大きさであるが、これらの大きさは適宜選定するのが望ましい。
【0020】
キャップ材6は、シール材であるライナー67を有し、該ライナー67は、適度の厚み及び弾性復元力を有する合成樹脂、例えばレトルト処理に対する耐久性を持たせるためスチレンエラストマーからなっている。なお、図1〜図4において、図6〜図11と同一部分には同一符号を付している。
【0021】
この実施の形態は、上記のように構成されているので、口金部2にカール部5が形成されたボトル缶1に炭酸飲料からなる内容物が充填され、かつキャップ材6が被着されることでキャップ付きボトル缶が図10に示すように形成された後、このキャップ付きボトル缶1について殺菌処理等がなされると、内圧が上昇してキャップ材6の天面部61が膨らみ、その部分のライナー67が持ち上げられてしまうことから(図11参照)、ライナー67とボトル缶口金部2間の密封性が低下するおそれがある。
【0022】
しかしながら、カール部5の外周壁52に、係合部としての凸部55が形成されているので、キャップ材6がボトル缶1の口金部2に被着されると、図4に示すように、カール部5の凸部55がライナー67に食い込んで係合するので、カール部5及びライナー67間の接触面積が確実に増大し、キャップ材6のライナー67とカール部5間の密封性を良好に保つことができる。
【0023】
従って、殺菌処理等によってボトル缶1の内圧が上昇してライナー67が持ち上がることがあっても、それに拘わることなくボトル缶1とキャップ6間の密封性を安定した良好な状態に維持することができる。
また、カール部5に凸部55を形成すると、その分だけカール部5自体の強度が上がるので、キャップ材6の被着をより的確に行うこともできる。しかも、ライナー67は、スチレンエラストマーからなっていてレトルト処理に対する耐久性を充分有するので、ライナー67自体がレトルト処理の際、加熱によって密封性を損なうというおそれもない。
【0024】
図5(a)、(b)は、この発明の第2の実施の形態に係るキャップ付きボトル缶を示している。この場合は、カール部5の外周壁52に凸部55が複数段に亘って設けられ、キャップ材6がボトル缶1の口金部2に被着されたとき、複数の凸部55がライナー67にそれぞれ互いに食い込んで係合するようにしている。
【0025】
従って、この実施形態によれば、ライナー67とカール部5間の接触面積をより増大できるので、前述した実施形態に比較すると、密封性をより高めることができ、密封性に対する信頼性が高まる。
なお、凸部55の山高さH及び幅W並びに段数は、適宜選定されるが、それらを種々変えた場合の内容物の漏れ試験結果を以下の表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】
上記表1に示すように、従来では、カール部5に何も設けられていないことから、漏れ数が100缶あたり10缶にも達していた。この実施形態の試験1(W=0.2mm、H=0.1mm、1段)においては3缶の漏れ、試験2(W=0.3mm、H=0.2mm、1段)においては1缶の漏れ、試験3においては(W=0.3mm、H=0.2mm、2段)漏れ無しという結果となった。
従って、表1から明らかなように、上記W、Hの寸法及び段数を考慮することで、漏れを解消することができ、カール部とライナー間の密封性が良好となることが理解できよう。
【0028】
なお、上記表中、漏れ数(リーク試験)は、5℃でかつガス水がGV2.7からなる充填物を用い、これを総容量410ml用のボトル缶1に400ml入れて室温より高い40℃で保管開始し、それから三週間経過したところで常温(20℃)まで戻した後、卓上B検にてボトル缶1の内圧を推定し、そのときの内圧が正常時には1.3kg/cm2(12.7×104Pa)であるべきところ、0.8kg/cm2(7.8×104Pa)以下になったときに漏れと判断した。上記卓上B検とは、缶胴に圧子を押し込んでその押し込み程度からボトル缶1の内圧を推定するものであり、他の検査方法を採用して漏れ検査を行ってもよいのは勿論である。
【0029】
上記実施の形態において、カール部5の外周に凸部55が缶軸方向に沿って複数段に設けられた例を示したが、これに限定されるものではなく、例えば螺旋状に形成してもよい。
また、係合部として、カール部5の一部を突出させる凸部55が設けられた例を示したが、凸部55の代わりに凹部を形成し、キャップ材6を口金部2に被着したとき、ライナー67が自身の弾性力により前記凹部に食い込むことで接触面積を増大させて密封性を高めることもでき、従って、凸部と凹部とのいずれかからなる係合部を設けることでも、この発明を達成することができる。
更に、カール部に係合部のみが設けられた例を示したが、凸部55と対応するよう、例えばライナー67に図3(b)の破線にて示すような凹部68(又は図示しない凸部)、或いは図5(a)の破線にて示すような凹部68(又は図示しない凸部)からなるシール係合部を設けてもよい。このようなシール係合部は、カール部に係合部が設けられていないときに単独で形成してもよく、要は、キャップ材6がボトル缶1の口金部2に被着されたとき、カール部5との間の接触面積を増大し得るように係合すればよい。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、口金部にキャップを被着したとき、口金部のカール部に形成された係合部がキャップのシール材に係合して、カール部及びシール材間の接触面積が増大するように構成したので、シール材との間の密封性を良好に保つことができるという効果が得られる。
【0031】
請求項2に係る発明によれば、口金部にキャップを被着されると、シール材との間の密封性を簡単かつ確実に高めることができるという効果が得られる。
【0032】
請求項3に係る発明によれば、ボトル缶の口金部に被着されたとき、シール材及びカール部間の接触面積が増大するように構成したので、カール部との間の密封性を良好に保つことができるという効果が得られる。
【0033】
請求項4に係る発明によれば、キャップがボトル缶口金部のカール部との間の密封性を簡単かつ確実に高めることができるという効果が得られる。
【0034】
請求項5に係る発明によれば、殺菌処理等に拘わることなく、キャップとボトル缶両者の密封性が良好となり、密封性に対する信頼性を高めることができる効果が得られる。
【0035】
請求項6に係る発明によれば、口金部の開口端にカール部の外周に配置される凸部又は凹部を設けた後、カール部を形成するようにしたので、カール部にキャップとの接触面積を増大できる凸部又は凹部を確実に形成することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態に係るキャップ付きボトル缶を示すであって、ボトル缶のカール部の要部を示す拡大断面図である。
【図2】ボトル缶に係合部を形成する説明図である。
【図3】キャップを示す説明図であり、(a)は全体断面図、(b)は図(a)のP部分の拡大図である。
【図4】ボトル缶の口金部にキャップを被着した状態の説明図である。
【図5】この発明の第2の実施の形態に係るキャップ付きボトル缶を示す図であって、(a)はキャップが被着される前の状態を示す要部の説明図、(b)はキャップが被着された要部を示す説明図である。
【図6】ボトル缶の口金部に設けられたカール部を示す説明図である。
【図7】ボトル缶の口金部にキャップが被着された状態を示す説明図である。
【図8】キャップを示す半断面図である。
【図9】ボトル缶の口金部にキャッピング装置によってキャップを被着するときの説明図である。
【図10】同じくキャッピング装置がキャップを被着するときの図であって、(a)キャップをボトル缶に押さえ付けた状態を示す説明図、(b)はキャップに段差部及び雌ねじを形成する説明図である。
【図11】ボトル缶の内圧上昇によってキャップの天面部が膨らんだときの状態を示す従来の説明図である。
【符号の説明】
1 ボトル缶
2 口金部
5 カール部
55 係合部としての凸部
6 キャップ(キャップ材)
67 シール材(ライナー)
68 シール係合部としての凹部
Claims (6)
- 口金部に、その開口端を外側に折り返すことによってカール部が形成されたボトル缶において、
前記カール部の外周面に、該カール部を含む前記口金部に被着されるキャップのシール材に係合する係合部が形成されていることを特徴とするボトル缶。 - 請求項1記載のボトル缶において、
前記係合部が、凸部又は凹部であることを特徴とするボトル缶。 - ボトル缶の口金部に被着され、その内側にシール材を有するキャップにおいて、
前記シール材に、前記口金部と係合するシール係合部が設けられていることを特徴とするキャップ。 - 請求項3記載のキャップにおいて、
前記シール係合部が、凹部又は凸部であることを特徴とするキャップ。 - 請求項1又は2記載のボトル缶と、請求項3又は4記載のキャップとを備えてなることを特徴とするキャップ付きボトル缶。
- ボトル缶の口金部にねじ部を形成すると共に、前記口金部の開口端を内側から外側に折り返してカール部を形成するボトル缶の製造方法において、
前記口金部の開口端に前記カール部の外周に配置される凸部又は凹部を形成し、その後前記カール部を形成することを特徴とするボトル缶の製造方法。
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