JP2004173981A - 遊技機 - Google Patents

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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Hideki Kotsuji
秀樹 小辻
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Abstract

【課題】特定遊技状態における遊技者の興趣を向上させるとともに、報知を行うことにより公平性の担保された遊技機を提供する。
【解決手段】遊技制御部111は、V入賞に伴う乱数値の抽出を行い、大当たりのラウンド数、このラウンドにおける開閉部材22a、22bの開放パターン、及び、このラウンドにおける報知に関する情報を決定し、決定した情報をRAM142に記憶する。そして、遊技制御部111は、RAM142に記憶した情報に従って、このラウンドにおける開閉部材22a、22b等の動作を制御するとともに、このラウンドにおける可変表示器40による報知を制御する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機に関し、特に、いわゆるハネ物を用いた遊技を行う遊技機(例えば、第2種遊技機)に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、風俗適正化法で「第2種」に分類される遊技機は、始動入賞口(始動チャッカー)に遊技媒体としての遊技球(パチンコ玉)が入賞することで大入賞口を構成する開閉部材(いわゆる羽根)が開放し、羽根に拾われた遊技球が大入賞口(可変入賞装置)内の特定領域(Vゾーン)に入賞すると、大当たりになるパチンコ遊技機である。この種の遊技機は、ヒコーキタイプ等と呼ばれることもある。
【0003】
この種の遊技機では、大当たりになると、羽根の開閉動作を所定回数繰り返すラウンド遊技を実行する。このラウンド遊技は、所定回数実行される。ところで、ラウンド遊技中の羽根の開閉動作では、羽根の開放時間及び羽根の開放間隔(次に羽根が開放するまでのインターバル時間)が一定である。このため、ラウンド遊技中の羽根の開閉動作に変化が無く、遊技者の興趣を向上させることが困難であるという問題があった。
【0004】
かかる問題を改善するため、大当たりになったときに、羽根の開放時間を乱数を用いて決定し、羽根の開閉動作に変化を与える遊技機が提案されている(例えば、特許文献1)。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−189574号公報(例えば、図16,0039等)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に開示された遊技機では、羽根の開放時間がランダムに制御されるため、遊技者の興趣を向上させることができるが、羽根の開放間隔は一定である。このため、遊技者が羽根の開放タイミングに合わせて打ち出しタイミングを調整することにより、大当たりによって得られる遊技球を増やすことも可能である。これでは、遊技者の技量により、大当たりによって得られる遊技球が異なることとなり、公平性に欠ける。
【0007】
この発明は、上記実状に鑑みて成されたものであり、特定遊技状態における遊技者の興趣を向上させるとともに、報知を行うことにより公平性の担保された遊技機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本願の請求項1に記載の遊技機は、遊技領域の始動領域への遊技球の入賞を検出する始動玉検出手段により遊技球が始動領域に入賞したことが検出されると、開閉部材を遊技者にとって不利な状態から遊技者にとって有利な状態とする始動動作を行う可変入賞装置と、該可変入賞装置に設けられた特定領域への遊技球の入賞を検出する特定玉検出手段とを備え、前記始動動作を行っているときに前記可変入賞装置に入賞した遊技球が前記特定玉検出手段によって検出されると、前記開閉部材を所定の回数を限度に有利な状態とするラウンド遊技を所定回数実行する特定遊技状態を発生させる遊技機であって、
所定条件が成立したときに乱数を抽出する乱数抽出手段と、
前記ラウンド遊技における開閉部材を有利な状態とする時間と開閉部材を一旦有利な状態とした後に再度有利な状態とするまでの時間とからなる開放態様が複数記憶された記憶手段と、
前記特定遊技状態が発生したときに、前記乱数抽出手段により抽出された乱数に応じて前記記憶手段に記憶された開放態様からいずれかの開放態様を選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された開放態様に基づいて、ラウンド遊技を制御するラウンド制御手段と、
前記選択手段により選択された開放態様に基づいて、所定の報知を行う報知手段と、
を備える。
【0009】
請求項1に記載の遊技機によれば、特定遊技状態が発生すると、乱数抽出手段が抽出した乱数に応じて選択手段がいずれかの開放態様を選択する。そして、選択された開放態様に基づいてラウンド制御手段がラウンド遊技を制御する。また、選択された開放態様に基づいて報知手段が所定の報知を行う。このため、ラウンド遊技における開放態様、すなわち、開閉部材(例えば、羽根)を有利な状態とする時間と開閉部材を一旦有利な状態とした後に再度有利な状態とするまでの時間とがランダムに制御されることとなり、興趣性の向上を図ることができる。また、開閉部材の開放タイミングに合わせて遊技者が打ち出しタイミングを調整することができなくなり、公平な遊技を提供することができる。さらに、選択された開放態様に基づいて所定の報知が行われるので、遊技者は、選択された開放態様をある程度予想でき、遊技への期待感が高まり、興趣性が向上する。
【0010】
また、本願の請求項2に記載の遊技機においては、前記記憶手段に記憶された各開放態様は、有利な状態とする複数種類の時間及び開閉部材を一旦有利な状態とした後に再度有利な状態とするまでの複数種類の時間を有する。この構成によれば、各開放態様は、有利な状態とする複数種類の時間及び開閉部材を一旦有利な状態とした後に再度有利な状態とするまでの複数種類の時間を有している。このため、ラウンド遊技における開閉部材の動作に変化が生じ、興趣性の向上を図ることができる。
【0011】
また、本願の請求項3に記載の遊技機においては、前記ラウンド遊技は、ラウンド遊技中に入賞した遊技球が特定玉検出手段によって検出されたことを条件に次のラウンド遊技に移行し、
前記乱数抽出手段は、ラウンド遊技中に入賞した遊技球が特定玉検出手段により検出されたときに乱数を抽出する特定遊技状態中乱数抽出手段を含み、
前記選択手段は、次のラウンド遊技に移行する前に、前記特定遊技状態中乱数抽出手段により抽出された乱数を用いて前記記憶手段に記憶された開放態様からいずれかの開放態様を選択する特定遊技状態中選択手段を含む。この構成によれば、ラウンド遊技毎に乱数が抽出されて開放態様が選択されるので、ラウンド遊技毎に開閉部材の開閉動作に変化が生じ、興趣性の向上を図ることができる。
【0012】
また、本願の請求項4に記載の遊技機は、前記開閉部材を前記所定の回数有利な状態としたときにおけるラウンド遊技の遊技時間は、前記選択手段によっていずれの開放態様を選択しても同じである。この構成によれば、開閉部材を前記所定の回数有利な状態としたときにおけるラウンド遊技の遊技時間が、前記選択手段によっていずれの開放態様を選択しても同じなので、特定遊技状態の公平性を担保することができる。
【0013】
また、本願の請求項5に記載の遊技機では、前記乱数抽出手段は、ラウンド遊技中に入賞した遊技球が特定玉検出手段により検出されたときに乱数を抽出する特定遊技状態中乱数抽出手段を含み、前記選択手段は、次のラウンド遊技に移行する前に、前記特定遊技状態中乱数抽出手段により抽出された乱数を用いて前記記憶手段に記憶された開放態様からいずれかの開放態様を選択する特定遊技状態中選択手段を含み、前記選択手段と前記特定遊技状態中選択手段とは、前記記憶手段に記憶されている共通の開放態様からいずれかの開放態様を選択する。この構成によれば、共通の開放態様からいずれかの開放態様が選択されるので、記憶手段に記憶する開放態様に関するデータ量を増加させる必要が無くなる。
【0014】
また、本願の請求項6に記載の遊技機は、前記特定玉検出手段による検出を予め定められた期間有効とする有効手段をさらに備え、
前記選択手段は、前記有効手段によって有効とされている期間に前記所定条件が複数回成立したとき、前記乱数抽出手段が1回目の所定条件の成立により抽出した乱数を用いて開放態様を選択する。この構成によれば、乱数抽出手段が1回目の所定条件の成立により抽出した乱数を用いて開放態様を選択することが明確となり、遊技者に不信感を持たせることが無くなる。
【0015】
また、本願の請求項7に記載の遊技機は、前記可変入賞装置に入賞した入賞球を前記特定領域と特定領域とは異なる通常領域とに振り分ける振分手段と、
前記振分手段を特定領域に遊技球を進入させ易い高確態様と高確態様に比較して特定領域に遊技球を進入させ難い低確態様とに駆動制御する駆動制御手段と、
前記遊技領域に遊技球を発射する発射手段と、
前記発射手段により遊技球が発射されてから前記可変入賞装置に到達するまでの期間と、前記選択手段により選択された開放態様と、前記駆動制御手段により駆動制御される態様とに基づいて、前記発射手段により発射される遊技球が特定領域に入賞し易いタイミングを算出する算出手段と、
をさらに備え、
前記報知手段は、前記算出手段により算出されたタイミングに基づいて所定の報知を行う。この構成によれば、遊技球が特定領域に入賞し易いタイミングに基づいた所定の報知が行われるので、遊技者の遊技への期待感が高まり、興趣性が向上する。
【0016】
また、本願の請求項8に記載の遊技機は、前記報知手段による報知を行うか否かを決定する決定手段を、さらに備える。この構成によれば、報知を行うこと決定したときに報知を行うので、報知が行われたときの遊技者の遊技への期待感がさらに高まり、興趣性が向上する。
【0017】
また、本願の請求項9に記載の遊技機においては、前記報知手段による所定の報知は、前記選択手段により選択された開放態様に基づいて報知タイミングが決定され、該決定された報知タイミングを所定の変更条件が成立したときに変更して該変更した報知タイミングで報知制御する報知タイミング制御手段を、さらに備える。この構成によれば、報知手段による所定の報知には、報知タイミングをわざと早くしたり、わざと遅くしたりする、いわゆるガセが含まれるので、興趣性が向上する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機を詳細に説明する。
なお、以下の説明においては、風俗適正化法で「第2種」に分類される遊技機を例にこの発明を説明するが、この発明は、これに限定されず、始動入賞口に遊技媒体が入賞することで大入賞口を構成する開閉部材が所定時間開放し、開閉部材に拾われた遊技媒体が大入賞口内の所定領域に入賞すると、大当たりになって開閉部材が開閉動作を行うタイプの遊技機全般に適用可能である。
【0019】
図1は、本実施の形態におけるパチンコ遊技機の正面図であり、主要部材の配置レイアウトを示す。パチンコ遊技機(遊技機)1は、大別して、遊技盤面を構成する遊技盤(ゲージ盤)2と、遊技盤2を支持固定する遊技機用枠(台枠)3とから構成されている。
【0020】
遊技盤2にはガイドレール4によって囲まれた、ほぼ円形状の遊技領域5が形成されている。
【0021】
図2に拡大して示すように、遊技領域5のほぼ中央位置には、可変入賞装置(大入賞口)6が配置されている。可変入賞装置6は、この可変入賞装置6を遊技盤2の表面に取り付けるための取付基板21を備える。取付基板21には、左右一対の開閉部材(ハネ)22a,22bが回転可能に軸支されている。開閉部材22a,22bは、リンク機構を介してソレノイド(図4を参照して後述する212a,212b)に連結され、ソレノイドがオフしている通常状態では破線で示す垂直状態にあり、ソレノイドがオンしたときに、実線で示す傾斜状態となる。
【0022】
開閉部材22a,22bが傾斜状態になると、開閉部材22a,22bにより閉鎖されていた入賞口23a,23bが開口する。開口した入賞口23a,23bを介して、開閉部材22a,22bにより拾われた遊技球が、立設された側壁29から構成される入賞空間28内に進入可能となる。
【0023】
入賞口23a,23bの近傍には、入賞玉検出器24a、24bが配置されており、入賞口23a,23bを通過して入賞空間28内に進入した遊技球(入賞玉)を検出する。
【0024】
入賞口23a,23bの下方には、傾斜板25と、第1電動役物26と、第2電動役物27とが上下方向に順番に配置されている。第1電動役物26及び第2電動役物27は、傾斜板25から落下する遊技球を、遊技者に有利な状態を導出する特定領域(Vゾーン)と他の通常領域とに振り分け、さらに、特定領域に振り分ける確率を様々に変化させて遊技の進行を制御する。
【0025】
図9〜図11を参照して後述するように、入賞口23a,23bから入賞した遊技球は、傾斜板25上を転動して、第1電動役物26上に落下する。落下した遊技球は、第1電動役物26上を転動して、一部は、その正面部に形成された窪み状の貯留部(収容部)26aに貯留(収容)され、他は側部から落下する。
【0026】
貯留部26aは、開閉部材22a,22bの開閉動作に連動して動作し、開閉部材22a,22bの開成動作から一定期間(例えば、3〜4秒)経過後に開き、貯留されていた遊技球を開放し、落下させる。
【0027】
第2電動役物27には、Vゾーン(特定領域)27aが形成されている。Vゾーン27aには、遊技球の進入を検出する特定玉検出器27bが配置されている。第2電動役物27は、Vゾーン27aが、貯留部26aの直下となる位置を中心に、水平方向に往復回転運度を行っている。貯留部26aから落下した遊技球が、Vゾーン27aに進入(V入賞)すると、これが特定玉検出器27bにより検出され、遊技の始動状態或いは通常状態よりも遊技者にとって有利な特定遊技態様(大当たり態様)となって、開閉部材22a,22bが所定ラウンドだけ開閉動作を繰り返す。
【0028】
この特定玉検出器27bには、開閉部材22a,22bが閉じてから所定期間のV入賞を有効とする有効手段が設けられている。これは、入賞口23a,23bから入賞した遊技球がVゾーン27aに到達するまでに時間がかかるためであり、所定期間内にV入賞した遊技球が特定玉検出器27bにより検出される。また、後述するように、遊技球がV入賞すると乱数値が抽出され、この乱数値から大当たり態様(開閉部材22a,22bの開放態様及びラウンド数)が決定される。
【0029】
なお、入賞空間28内に入賞したが、第1電動役物26又は第2電動役物27の側部から落下してV入賞とならなかった遊技球、即ち、通常領域のみを通過した遊技球、及び、V入賞後の遊技球は、落下球誘導部材30により回収される。
【0030】
可変入賞装置6内に入賞した遊技球の処理の詳細については、図9〜図11を参照して、後述する。
【0031】
可変入賞装置6の入賞空間28には、液晶パネルなどから構成された可変表示器40が配置されている。可変表示器40は、大当たりの場合のラウンド数や、開閉部材22a,22bの開放態様に基づいた所定の情報、例えば、このタイミングで遊技球を打ち出すと、遊技球がV入賞し易いタイミング(打ち出しタイミング)の報知に関する情報などを表示する。
【0032】
また、可変入賞装置6内には、第1及び第2電動役物26と27を装飾するための役物飾りランプ41が配置されている。
【0033】
可変入賞装置6の下方には、左・中・右の始動入賞口7a〜7cが配置されている。左・中・右の始動入賞口7a〜7cは、それぞれ、始動玉検出器8a〜8cを内蔵している。
【0034】
左・右始動入賞口7a又は7cに遊技球が入賞すると、遊技球は始動玉検出器8a又は8cで検出される。この検出に応じて、開閉部材22a,22bが所定期間(例えば、0.4秒)1回開成(解放)する。中始動入賞口7bに遊技球が入賞すると、遊技球は始動玉検出器8bで検出される。この検出に応じて、開閉部材22a,22bが所定期間(例えば、0.5秒)ずつ2回開成する。なお、始動玉検出器8a〜8cの入賞検出に応じて、開閉部材22a,22bが開放動作を行う状態を始動動作状態という。
【0035】
また、遊技領域5内には、4つの一般入賞口51〜54と、遊技の演出効果を高めるサイドランプ61〜66と、打球の流れにランダム性を与える風車向変換部材71〜76と、多数の障害釘、遊技球を排出するアウト口79等が設けられている。
【0036】
さらに、図1に示すように、遊技盤2上には、遊技球を打ち出す発射モータ(図示せず)の操作を行うためのハンドル81、装飾・演出用の複数の枠装飾ランプ82、放音用のスピーカ83などが配置されている。
【0037】
図3は、パチンコ遊技機1の背面図であり、主要基板の配置レイアウトを示す。パチンコ遊技機1は、詳細を後述するように、電源基板(電源部)110と、遊技制御基板(遊技制御部)111と、音制御基板(音声制御部)112と、ランプ制御基板(ランプ制御部)113と、払出制御基板(払出制御部)114と、表示制御基板(表示制御部)115とを備え、それぞれ適所に配設されている。
【0038】
図4は、遊技制御基板111を中心としたシステム構成例を示すブロック図である。パチンコ遊技機1は、主として、遊技制御基板(遊技制御部)111と、検出器群211と、ソレノイド212a,212bと、モータ213と、払出制御基板114と、球払出装置214と、音制御基板112と、スピーカ83と、ランプ制御基板113と、ランプ群215と、表示制御基板115と、可変表示器40とを備える。
【0039】
また、遊技制御基板111は、メイン側の制御基板であり、基本回路121と、スイッチ回路122と、ソレノイド回路123と、モータ回路124とを備える。
【0040】
基本回路121は、ROM(Read Only Memory)141と、RAM(Randam Access Memory)142と、CPU(Central Processing Unit)143と、I/O(Input/Output Interface)144とを備える。
【0041】
ROM141には、CPU143が実行する動作を規定する制御プログラムが格納されている。RAM142は、CPU143のメインメモリ及びワークメモリとして使用される。CPU143は、ROM141に格納されている制御プログラムに従って制御動作を行う。I/O144は、基本回路121と外部回路とのデータ・信号の入出力制御を行う。
【0042】
検出器群211は、第2電動役物27のVゾーン27aに配置された特定玉検出器27bと、左・中・右入賞口7a〜7cに配置された始動玉検出器8a、8b、8cと、可変入賞装置6の入賞空間28に配置された入賞玉検出器24a,24bと、一般入賞口51〜54内に配置された入賞玉検出器(図示せず)、等を含む。
【0043】
スイッチ回路122は、検出器群211内の各検出器から検出信号(オン信号)が出力されると、その信号を取り込んで、基本回路121に伝達する。
【0044】
ソレノイド212a、212bは、開閉部材22a,22bにリンク機構を介して接続されており、オンすることにより、開閉部材22a,22bを傾動させて、入賞口23a、23bを開き、遊技球の入賞を可能とする。ソレノイド回路123は、基本回路121からの制御信号に従ってソレノイド212a,212bを駆動する。
【0045】
モータ213は一定速度で回転して、第2電動役物27を、Vゾーン27aが貯留部26aの直下となる位置を中心に、水平方向に所定角度、往復回転運動させる。モータ213は、第2電動役物27をこのように回転駆動することにより、第1電動役物26の貯留部26aに貯留されている遊技球を、特定領域であるVゾーン27aに振り分ける確率が高い高確時態様と確率が低い低確時態様とに、第1及び第2電動役物26,27を駆動制御している。
【0046】
また、モータ213は、第2電動役物27の回転角度を検出するセンサを内蔵し、第2電動役物27の回転角を検出する。モータ回路124は基本回路121の制御に従って、モータ213を駆動する。また、モータ213に内蔵されたセンサが検出した、第2電動役物27の回転角を基本回路121に通知する。
【0047】
払出制御基板114は、基本回路121の制御下に、入賞玉検出器24a、24b等が入賞球を検出する度に、一定数の賞球の払出を球払出装置214に指示する。球払出装置214は、払出制御基板114の制御下に、所定数の賞球を払い出す。
音制御基板112は、基本回路121の制御下に、スピーカ83を介して様々な報知音・効果音を出力する。
ランプ群215は、サイドランプ61〜66,枠装飾ランプ82、役物飾りランプ41等を含む。ランプ制御基板113は、基本回路121の制御下に、ランプ群215内のランプの点灯・消灯・点滅などを制御する。
【0048】
表示制御基板115は、可変表示器40を制御して、様々な情報、例えば、大当たりの場合のラウンド数や、打ち出しタイミングの報知に関する情報などを表示する。
【0049】
基本回路121のROM141には、図5に示すように、特定遊技態様(大当たり状態)における開閉部材22a,22bの開閉動作を規定する開放パターンテーブルが格納されている。開放パターンテーブルには、複数(図5では3つ)の開放パターンが記憶され、開放回数毎に開閉部材22a,22bの開放時間及び閉鎖時間(開閉部材22a,22bを開放した後、再び開放するまでの時間)を規定する。例えば、Aパターンの場合、開放回数1回目では、開閉部材22a,22bを600ms開放した後に開閉部材22a,22bを1200ms閉鎖する。開放回数2回目では、開閉部材22a,22bを600ms開放した後に開閉部材22a,22bを300ms閉鎖する。各開放パターンには、開閉部材22a,22bの開閉動作に変化が生じるように、複数の開放時間及び複数の閉鎖時間が規定されている。また、特定遊技状態の公平性を担保するため、開閉部材22a,22bの開閉動作を18回実行したときの遊技時間(作動時間)が同じになるように規定されている。
【0050】
また、ROM141には、図6(a)に示すような開放パターン決定テーブルが格納されている。図6(a)に示すように、開放パターン決定テーブルには、Aパターン〜Cパターンの3つの開放パターンが設けられており、いずれの開放パターンとするかが、V入賞時に導出された乱数値によって決定される。例えば、V入賞時に導出された乱数値が“50”であれば、開放パターンがAパターンに決定される。
【0051】
また、ROM141には、図6(b)に示すような報知決定テーブルが格納されている。図6(b)に示すように、報知決定テーブルには、報知の有無及び報知するタイミング(報知タイミング)が設けられている。報知タイミングには、打ち出しタイミングで報知すると、打ち出しタイミングより1秒早く報知すると、打ち出しタイミングより1秒遅く報知するとが設けられており、いずれとするかがV入賞時に導出された乱数値によって決定される。例えば、V入賞時に導出された乱数値が“50”であれば、打ち出しタイミングで報知するに決定される。このように、報知決定テーブルには報知しないが含まれるので、報知が行われたときの遊技者の遊技への期待感がさらに高まり、興趣性を向上させることができる。また、報知決定テーブルには、報知タイミングを変更して、打ち出しタイミングよりわざと早くしたり、わざと遅くしたりする、いわゆるガセが含まれるので、興趣性を向上させることができる。
【0052】
なお、ROM141には、図示しないラウンド数決定テーブルが格納されており、V入賞時に導出された乱数値によって、特定遊技状態(大当たり状態)のラウンド数が決定される。
【0053】
基本回路121のRAM142上には、図7に示すように、大当たり態様メモリ131と、報知メモリ132と、処理選択フラグメモリ133と、ラウンドカウンタ134と、ステータスメモリ135とが配置される。
【0054】
大当たり態様メモリ131は、遊技球がV入賞したことにより導出された乱数値から決定した大当たり態様に関する情報を記憶するためのメモリである。
【0055】
報知メモリ132は、大当たり態様メモリ131に記憶された大当たり態様に基づいて遊技者に所定の報知を行う報知情報、例えば、打ち出しタイミングの報知に関する報知情報を記憶するためのメモリである。打ち出しタイミングは、遊技者がハンドル81を操作し、発射モータにより遊技球が発射されてから可変入賞装置6(入賞口23a、23b)に到達するまでの期間と、大当たり態様メモリ131に記憶された開閉部材22a、22bの開放パターンと、第1電動役物26及び第2電動役物27の動作とに基づいて定められる。なお、報知情報は、特定遊技状態(大当たり状態)が成立している状態においてのみ蓄積される。
【0056】
処理選択フラグメモリ133は、CPU143が実行する制御処理を選択するための処理選択フラグを格納する。
ラウンドカウンタ134は、大当たり時に、残りラウンド数をカウントする。ステータスメモリ135は、現在の遊技状態が特定遊技状態であるか否かを示すステータスフラグを格納する。
【0057】
次に、パチンコ遊技機1による遊技の動作(作用)を説明する。
パチンコ遊技機1の右下位置に設けられたハンドル81を遊技者が操作すると、発射モータにより遊技球が遊技領域5中に発射される。左・中・右始動入賞口7a〜7cのいずれかに、遊技球が入賞すると、始動玉検出器8a〜8cがこれを検出し、開閉部材22a、22bの開閉動作の実行条件が成立する。続いて、実行開始条件(前回の開成動作から所定期間が経過したこと等)が成立すると、図8(a)、(b)に示すように、左右一対の開閉部材22a,22bが回転軸を中心に回動し、入賞口23a,23bを開成する。例えば、始動入賞口が左又は右始動入賞口7a,7cの場合には、図8(a)に示すように、開閉部材22a,22bが1回だけ所定期間(例えば、0.4秒)開成し、始動入賞口が中始動入賞口7bの場合には、図8(b)に示すように、開閉部材22a,22bが2回連続して所定期間(例えば、0.5秒)ずつ開成する。傾動した開閉部材22a,22bに拾われた遊技球は入賞口23a、23bを通って入賞空間28に進入する。この際、入賞玉検出器24a又は24bにより入賞玉が検出され、球払出装置214により賞球の払い出しが行われる。
【0058】
入賞した遊技球は、傾斜板25上を転動し、第1電動役物26の半球部に導かれる。遊技球は、半球部上を転動し、一部は、図9(a)、図10(a)に示すように正面に配置された貯留部26aに入って貯留され、他は落下する。
【0059】
貯留部26aは、開閉部材22a、22bの動作に連動して動作し、図8(a)、(b)に示すように、開閉部材22a、22bが開成してから所定期間経過後に、図9(b)、図10(b)に矢印ARで示すように開いて、貯留部26a内の遊技球を開放する。
【0060】
第2電動役物27は、図9(a)〜図10(b)に矢印YAで示し、さらに、図11に平面図で示すように、一定速度で反復回転運動を繰り返している。貯留部26aから落下した遊技球が、図9(b)に示すように、特定領域であるVゾーン27aに進入(V入賞)すれば、大当たりとなり、Vゾーン27aに入賞しなければ、図10(b)に示すように、周辺部の通常領域から落下する。
【0061】
貯留部26aから落下した遊技球が、Vゾーン27aに進入する確率或いは進入し易さは、Vゾーン27aが貯留部26aの直下にある場合には高く、Vゾーン27aが貯留部26aの直下から離れるに従って小さくなる。即ち、開閉部材22a、22bが開成されたときV入賞のし易さは、Vゾーン27aが貯留部26aの直下にある場合には高くなって、高確状態にあり、Vゾーン27aが貯留部26aの直下から離れるに従って小さくなって低確状態になる。従って、Vゾーン27aの位置と、V入賞のし易さとは、模式的に図12(a)、(b)に示す正弦波関数で表すことができる。
このように、第1及び第2電動役物26、27は、可変入賞装置6への入賞球を特定領域であるVゾーン27aとそれ以外の通常領域とに振り分け、しかも、特定領域に振り分ける確率が高い高確時態様と確率が低い低確時態様とに変動している。
【0062】
遊技球がVゾーン27aに進入して大当たりになると乱数値が導出され、導出された乱数値に基づいて、ラウンド数及び開放パターンが決定される。また、決定されたラウンド数は可変表示器40に表示される。各ラウンドにおいて、入賞空間28に入賞した遊技球が10個になるか、開閉回数が所定回数になるまで、開閉部材22a、22bが開閉を繰り返す。
【0063】
この処理においては、遊技制御部111は、大当たり態様メモリ131に記憶されている大当たり態様に基づいて、開閉部材22a、22bの開閉動作が行われるタイミングとその各開閉動作に連動して第1電動役物26の貯留部26aが開くタイミングを特定する。また、遊技制御部111は、貯留部26aが開いた時点でのVゾーン27aの位置(回転角)をモータ213に内蔵された位置センサからの信号から判別する。遊技制御部111は、貯留部26aが開いたときに、貯留部26aの直下にVゾーン27aが位置する開閉部材22a、22bの開閉動作を特定する。そして、特定した開閉部材22a、22bの開閉動作により遊技球が入賞口23a,23bに入賞する打ち出しタイミングを算出し、算出したタイミングで、図13(a)または(b)に例示するように可変表示器40に表示し、遊技者に報知する。図13(a)は、打ち出しタイミング時に可変表示器40に「CHANCE」と表示することにより遊技者に報知する例である。図13(b)は、打ち出しタイミングの5秒前に可変表示器40に打ち出しタイミングまでの期間を報知する例であり、この例では1秒ごとにカウントダウン表示することにより遊技者に打ち出しタイミングを報知する。このため、13(b)の例では、打ち出しタイミングの5秒前が報知タイミングになる。遊技者は、可変表示器40に表示された報知を参考に、遊技を進行する。
【0064】
次に、上述の遊技処理を実現するために、遊技制御部111が実行する遊技制御処理について、図14〜図17のフローチャートを参照して詳細に説明する。
【0065】
遊技制御部111は、例えば、2m秒毎のタイマ割り込み等で、図14のフローチャートに示す可変入賞装置制御処理を開始する。
【0066】
まず、遊技制御部111は、遊技球が左・中・右の始動入賞口7a、7b、7cのいずれかに入賞したか否かを判定する始動判定処理(ステップS100)を行う。この処理において、遊技制御部111は、始動玉検出器8a〜8cの出力をスイッチ回路122を介してチェックすることにより、左・中・右の始動入賞口7a、7b、7cのいずれかに遊技球が入賞したか否かを検出する。遊技球が入賞した場合、処理選択フラグの値を「1」に更新する。
【0067】
次に、遊技制御部111は、処理選択フラグメモリ133に格納されている処理選択フラグの値に基づいて、図14に示すステップS101〜107の7つの処理の内のいずれかを選択する。
【0068】
ステップS101の通常処理は、選択フラグメモリ133にセットされている処理選択フラグの値が初期値「0」のときに実行される処理である。この処理において、遊技制御部111は、遊技球が左・中・右の始動入賞口7a、7b、7cのいずれにも入賞していない状態の通常の処理を行う。
【0069】
ステップS102の開閉部材開閉処理は、処理選択フラグの値が「1」の場合に実行される処理である。この処理において、遊技制御部111は、ソレノイド回路123を介してソレノイド212a、212bを励磁することにより、開閉部材22a,22bを図8(a)又は(b)に示すように、入賞した始動入賞口7a〜7cの種類に応じて所定期間1回又は2回開閉させる。その後、処理選択フラグの値を「2」に更新する。
【0070】
ステップS103の大当たり判定処理は、処理選択フラグの値が「2」の場合に実行される処理である。この処理においては、ステップS102で開閉部材22a,22bを開いた際に、可変入賞装置6内に入賞した遊技球が、Vゾーン27aに進入(V入賞)したか否かを、特定玉検出器27bの出力をスイッチ回路122を介して判別する。
【0071】
ここで、V入賞したとは、開閉部材22a,22bが閉じてから所定期間内に遊技球がVゾーン27aに進入したことをいう。前述したように、特定玉検出器27bには、開閉部材22a,22bが閉じてから所定期間のV入賞を有効とする有効手段が設けられており、所定期間内にVゾーン27aに進入した遊技球が特定玉検出器27bにより検出されるためである。
【0072】
判定の結果、遊技球がV入賞していれば、ステータスメモリ135に特定遊技状態を示すフラグをセットし、処理選択フラグの値を「3」に更新し、V入賞していなければ、処理選択フラグの値を「0」に更新する。
【0073】
また、遊技制御部111は、遊技球がV入賞したと判別すると、乱数プログラムを起動して乱数値を抽出する。この乱数値は、ステップS104の大当たり態様決定処理における大当たりのラウンド数及び開放パターンの決定に用いられる。ここで、遊技球が2個以上V入賞した場合、遊技制御部111は、2個目以降のV入賞を無効にする。1個目に検出された遊技球により抽出された乱数を用いることを明確にし、遊技者に不信感を持たせることを無くすためである。
【0074】
ステップS104の大当たり態様決定処理は、処理選択フラグの値が「3」の場合に実行される処理である。この処理においては、図15に示すように、まず、遊技制御部111は、V入賞により抽出された乱数値を読み出す(ステップS201)。V入賞により抽出された乱数値には、ステップS103の大当たり判定処理において抽出された乱数値の他、後述するステップS106の大当たり中処理において抽出された乱数値がある。
【0075】
次に、遊技制御部111は、ラウンドカウンタ134にラウンド数がセットされているか否かを判別する(ステップS202)。これにより、既にラウンド数が決定された大当たりの第2ラウンド以降のものが排除される。ラウンドカウンタ134にラウンド数がセットされていない場合(ステップS202;No)、遊技制御部111は、抽出した乱数値及びROM141に格納されたラウンド数決定テーブルに基づいて、大当たりのラウンド数を決定する(ステップS203)。即ち、遊技制御部111は、乱数値に応じてラウンド数の上限値を、1〜15のいずれかに決定し、決定したラウンド数をラウンドカウンタ134にセットする。
【0076】
次に、遊技制御部111は、抽出した乱数値及びROM141に格納された開放パターン決定テーブルに基づいて、このラウンドにおける開閉部材22a、22bの開放パターンを決定する(ステップS204)。即ち、遊技制御部111は、ROM141に格納されたAパターン〜Cパターンの3つの開放パターンから一の開放パターンを抽出した乱数値から決定し、決定した開放パターンを大当たり態様メモリ131に記憶する。その後、処理選択フラグを「4」に更新する(ステップS205)。
【0077】
ステップS105の報知決定処理は、処理選択フラグの値が「4」の場合に実行される処理である。この処理においては、図16に示すように、遊技制御部111は、ステップS103で抽出した乱数値及びROM141に格納された報知決定テーブルに基づいて、このラウンドでの報知の有無及び報知タイミングを決定する(ステップS301)。
【0078】
次に、遊技制御部111は、報知するか否かを判別する(ステップS302)。報知しない場合(ステップS302;No)、遊技制御部111は、ステップS307に進む。このように、報知しない場合もあるため、報知が行われたときの遊技者の遊技への期待感がさらに高まり、興趣性を向上されることができる。報知する場合(ステップS302;Yes)、遊技制御部111は、大当たり態様メモリ131に記憶された開放パターンに応じて、打ち出しタイミングを算出する(ステップS303)。
【0079】
打ち出しタイミングの算出は、大当たり態様メモリ131に記憶された開閉部材22a、22bの開放パターン、第1電動役物26及び第2電動役物27の動作、遊技球が発射されてから入賞口23a、23bに到達するまでの期間等に基づいて定められる。
【0080】
まず、遊技制御部111は、開閉部材22a、22bの開閉動作が行われるタイミングとその各開閉動作に連動して第1電動役物26の貯留部26aが開くタイミングを特定する。また、遊技制御部111は、貯留部26aが開いた時点でのVゾーン27aの位置(回転角)をモータ213に内蔵された位置センサからの信号から判別する。そして、遊技制御部111は、貯留部26aの直下にVゾーン27aが位置するときに、貯留部26aが開く第1電動役物26の動作、即ち、貯留部26aが開くことにより、貯留部26aに貯留された遊技球がVゾーン27aにV入賞し易い第1電動役物26(貯留部26a)の動作を特定する。次に、遊技制御部111は、特定された貯留部26aの動作の貯留時に、入賞口23a,23bから入賞した遊技球が貯留部26aに貯留される開閉部材22a、22bの開閉動作を特定する。そして、遊技制御部111は、特定した開閉部材22a、22bの開閉動作により遊技球が入賞口23a,23bに入賞し易い打ち出しタイミングを算出する。なお、遊技球が発射されてから入賞口23a、23bに到達するまでの期間には、例えば、遊技者がハンドル81を操作し、発射モータにより遊技球が発射されてから可変入賞装置6の入賞口23a、23bに到達するまでの平均時間が用いられる。
【0081】
次に、遊技制御部111は、報知タイミングを打ち出しタイミングからずらすか否かを判別する(ステップS304)。ずらさない場合(ステップS304;No)、遊技制御部111は、ステップS306に進む。ずらす場合(ステップS304;Yes)、遊技制御部111は、報知タイミングを所定時間変更し(ステップS305)、報知に関する報知情報を決定する(ステップS306)。このように、報知タイミングを変更することにより、いわゆるガセが含まれるので、興趣性を向上させることができる。そして、遊技制御部111は、報知情報を報知メモリ132に記憶し、その後、処理選択フラグを「5」に更新する(ステップS307)。
【0082】
ステップS106の大当たり中処理は、処理選択フラグの値が「5」の場合に実行される処理である。この処理においては、図17に示すように、遊技制御部111は、大当たり態様メモリ131に記憶された開放パターン(ステップS104で決定された開放パターン)に従って、開閉部材22a,22bを所定時間ずつ開閉する動作を繰り返すラウンド遊技を行う(ステップS401)。遊技制御部111は、可変入賞装置6への入賞球数が所定数に達するか、開閉部材22a、22bの開閉回数が所定回数に達するか、遊技球がV入賞すると、ラウンド遊技を終了させる。ただし、ラウンドカウンタ134の値が「1」の場合には、V入賞してもラウンド遊技は終了しない。
【0083】
ラウンド遊技が終了すると、遊技制御部111は、ラウンド遊技中に遊技球がV入賞したか否かを判別する(ステップS402)。ラウンド遊技中に遊技球がV入賞している場合(ステップS402;Yes)、遊技制御部111は、ラウンドカウンタ134の値を「−1」する(ステップS403)。
【0084】
次に、遊技制御部111は、ラウンドカウンタ134の値が「0」か否かを判別する(ステップS404)。遊技制御部111は、ラウンドカウンタ134の値が「0」でない場合(ステップS404;No)、乱数プログラムを起動して乱数値を抽出する(ステップS405)。この乱数値は、ステップS104の大当たり態様決定処理における開放パターンの決定に用いられる。なお、遊技球が2個以上V入賞した場合、遊技制御部111は、2個目以降のV入賞を無効にする。その後、処理選択フラグの値を「3」に更新し(ステップS406)、この処理を終了する。
【0085】
ここで、遊技制御部111が処理選択フラグの値を「3」に更新しているので、S104の大当たり態様決定処理により、次のラウンドの開放パターンが決定される。このため、ラウンド遊技毎に開閉部材22a,22bの開閉動作に変化が生じ、興趣性の向上を図ることができる。
【0086】
また、ラウンド遊技中に遊技球がV入賞していない場合(ステップS402;No)やラウンドカウンタ134の値が「0」である場合(ステップS404;Yes)、大当たり状態を終了する条件が成立したとして、遊技制御部111は、処理選択フラグの値を「6」に更新する(ステップS407)。
【0087】
ステップS106の大当たり終了処理は、処理選択フラグの値が「6」の場合に実行される処理である。この処理において、遊技制御部111は、ステータスメモリ135にセットされている特定遊技状態を示すフラグをオフする。続いて、処理選択フラグを「0」に更新する。
【0088】
なお、遊技制御部111は、割り込み処理などにより、入賞球を検出し、対応する賞球を払い出す。或いは、モータを213を制御して、第2電動役物27を一定速度で反復回転させるための制御なども行う。
以上説明したように、遊技制御部111は、ステップS101〜S107の処理を、処理選択フラグを更新しながら、実行することにより、上述の遊技処理を進行する。
【0089】
次に、図14〜図17を参照して上述した動作を、図18を参照して具体例に基づいて説明する。
【0090】
遊技制御部111は、遊技球がV入賞したことを特定玉検出器27bにより検出すると、V入賞に伴う乱数値を抽出し、抽出した乱数値及びROM141に格納されたラウンド数決定テーブルに基づいて、大当たりのラウンド数を決定し、ラウンド数をラウンドカウンタ134にセットする。例えば、抽出した乱数値が“50”であり、この値におけるラウンド数が5ラウンドであるとすると、遊技制御部111は、ラウンドカウンタ134に「5」をセットする。
【0091】
また、遊技制御部111は、抽出した乱数値及びROM141に格納された開放パターン決定テーブルに基づいて、第1ラウンド(1R)における開閉部材22a、22bの開放パターンを決定する。抽出した乱数値は“50”であり、図6(a)に示すように、遊技制御部111は、1Rの開閉部材22a、22bの開放パターンをパターンAに決定し、大当たり態様メモリ131に、図5に示すパターンAの開放パターンを記憶する。
【0092】
さらに、遊技制御部111は、抽出した乱数値及びROM141に格納された報知決定テーブルに基づいて、1Rにおける報知に関する情報を決定する。抽出した乱数値は“50”であり、図6(b)に示すように、遊技制御部111は、1Rでは打ち出しタイミングで報知を行うに決定する。次に、遊技制御部111は、打ち出しタイミングを算出する。
【0093】
まず、遊技制御部111は、貯留部26aが開くことにより、貯留部26aに貯留された遊技球がVゾーン27aにV入賞し易い貯留部26aの動作を特定する。本例では、図18に示すように、貯留部26aの2回目の開放動作時に、Vゾーン27aが貯留部26aの直下に位置するので、貯留部26aの2回目の動作になる。続いて、遊技制御部111は、貯留部26aの2回目の動作の貯留時に、入賞口23a,23bから入賞した遊技球が貯留部26aに貯留される開閉部材22a、22bの開閉動作を特定する。本例では、図18に示すように、開閉部材22a、22bの2回目の開閉動作になる。遊技制御部111は、遊技者がハンドル81を操作し、発射モータにより遊技球が発射されてから(打ち出しから)可変入賞装置6の入賞口23a、23bに到達するまでの平均時間から、開閉部材22a、22bの2回目の開閉動作により遊技球が入賞口23a,23bに入賞し易い打ち出しタイミングを算出する。
【0094】
遊技制御部111は、算出した打ち出しタイミングを報知タイミングに決定し、決定した報知タイミングを含む報知に関する情報を報知メモリ132に記憶する。
【0095】
大当たりのラウンド数、開放パターン、及び報知が決定すると、遊技制御部111は、大当たり態様メモリ131に記憶された開放パターンAに従って1Rにおける開閉部材22a、22b等の動作を制御するとともに、報知メモリ132に記憶された報知に関する情報に従って1Rにおける可変表示器40による報知を制御する。
【0096】
このように、大当たりになると、遊技制御部111は、抽出した乱数に応じて開放パターンを決定し、決定した開放パターンに基づいてラウンド遊技を制御している。このため、ラウンド遊技における開閉時間と閉鎖時間とがランダムに制御されることとなり、興趣性の向上を図ることができる。また、開閉部材22a、22bの開放タイミングに合わせて遊技者が打ち出しタイミングを調整することができなくなり、公平な遊技を提供することができる。さらに、開放パターンに基づいて打ち出しタイミングが報知されるので、遊技者の遊技への期待感が高まり、興趣性が向上する。
【0097】
次に、遊技制御部111は、1R中に遊技球がV入賞すると、V入賞に伴う乱数値を抽出し、第2ラウンド(2R)における開閉部材22a、22bの開放パターン及び報知を決定する。このように、ラウンド遊技毎に乱数が抽出されて、開放パターン及び報知が決定されるので、ラウンド遊技毎に開閉部材22a、22bの開閉動作に変化が生じ、興趣性の向上を図ることができる。また、2R以降もROM141に格納された開放パターン決定テーブルから開放パターンが決定されるので、ROM141に格納された開放パターン決定テーブルに関するデータ量を増加させる必要が無くなる。
【0098】
遊技制御部111は、決定された開放パターン及び報知に従って、2Rにおける開閉部材22a、22bの動作及び可変表示器40による報知を制御する。そして、遊技制御部111は、決定されたラウンド(本例では5R)が終了するまで、または、V入賞しなかったラウンドが終了するまで、大当たり態様を制御する。
【0099】
以上説明したように、この実施の形態によれば、抽出した乱数に応じて開放パターンを決定し、決定した開放パターンに基づいてラウンド遊技を制御しているので、ラウンド遊技における開閉時間と閉鎖時間とがランダムに制御されることとなり、興趣性の向上を図ることができる。また、開閉部材22a、22bの開放タイミングに合わせて遊技者が打ち出しタイミングを調整することができなくなり、公平な遊技を提供することができる。さらに、開放パターンに基づいて打ち出しタイミングが報知されるので、遊技者の遊技への期待感が高まり、興趣性が向上する。
【0100】
また、ラウンド遊技毎に乱数が抽出されて開放パターン及び報知が決定されるので、ラウンド遊技毎に開閉部材22a、22bの開閉動作に変化が生じ、興趣性の向上を図ることができる。
【0101】
また、遊技球が2個以上V入賞した場合、2個目以降のV入賞を無効にしているので、1個目に検出された遊技球により抽出された乱数を用いて開放パターンを決定することが明確となり、遊技者に不信感を持たせることが無くなる。
【0102】
なお、この発明は上記実施の形態に限定されず、種々の変形及び応用が可能である。
例えば、上記実施の形態においては、遊技球がV入賞しやすい打ち出しタイミングを報知したが、例えば、遊技球が可変入賞装置6の入賞空間28に入賞しやすい打ち出しタイミングを報知してもよい。この場合にも、遊技者の遊技への期待感が高まり、興趣性が向上する。また、報知は、決定した開放パターンに基づいて行われるものであればよく、打ち出しタイミングに限定されるものではない。
【0103】
上記実施の形態では、報知決定テーブルに報知しないが含まれているが、報知決定テーブルに報知しないを含めなくてもよい。この場合、確実に報知されるので、遊技者の遊技への期待感が高まり、興趣性が向上する。また、報知タイミングを打ち出しタイミングからずらす場合が含まれているが、報知決定テーブルに報知タイミングを打ち出しタイミングからずらす場合を含めなくてもよい。この場合、打ち出しタイミングで報知されるので、遊技者に不信感を持たせることが無くなる。
【0104】
上記実施の形態では、遊技球がV入賞したことを特定玉検出器27bにより検出すると乱数値を抽出したが、例えば、遊技球が始動入賞したことを始動玉検出器8a〜8cにより検出すると乱数値を抽出してもよい。また、遊技球が入賞したことを入賞玉検出器24a,24bにより検出すると乱数値を抽出してもよい。
また、遊技球が始動入賞したことを始動玉検出器8a〜8cにより検出すると乱数値を抽出して大当たりのラウンド数を決定し、遊技球が入賞空間28に入賞したことを入賞玉検出器24a,24bにより検出すると乱数値を抽出してラウンド遊技の開放パターンを決定し、遊技球がV入賞したことを特定玉検出器27bにより検出すると乱数値を抽出して報知を決定するように、大当たりのラウンド数、ラウンド遊技の開放パターン及び報知を別々に抽出した乱数値により決定してもよい。
【0105】
上記実施の形態では、各ラウンド毎に乱数値を抽出して開閉部材22a、22bの開放パターンを決定したが、V入賞時や始動入賞時に抽出した乱数値によりすべてのラウンドの開放パターンを決定してもよい。この場合にも、興趣性の向上を図ることができるとともに、公平な遊技を提供することができる。また、V入賞時に複数の乱数値を抽出し、各ラウンドにおける開放パターンを決定してもよい。さらに、始動入賞時に抽出した乱数値により1Rにおける開放パターンを決定し、V入賞時に抽出した乱数値により2R以降における開放パターンを決定してもよい。
【0106】
上記実施の形態では、ROM141に3つの開放パターンを記憶しているが、4つ以上の開放パターンを記憶していてもよい。また、各開放パターンでは、開閉部材22a,22bの開閉動作を18回実行したときの遊技時間(作動時間)が同じになるように規定されているが、作動時間が異なっていてもよい。
【0107】
上記実施の形態では、各開放パターンには、複数の開放時間及び複数の閉鎖時間が規定されているが、一の開放時間及び閉鎖時間であってもよい。この場合にも、各ラウンド毎に開放パターンを決定することにより、ラウンド遊技毎の開閉時間と閉鎖時間とがランダムに制御され、興趣性の向上を図ることができる。
【0108】
上記実施の形態では、ROM141に格納された1つの開放パターンテーブルに基づいて開閉部材22a,22bの開放パターンを決定しているが、ROM141に複数の開放パターンテーブルを格納し、ラウンド遊技毎に異なる開放パターンテーブルに基づいて開閉部材22a,22bの開放パターンを決定してもよい。
【0109】
上記実施の形態では、2個目以降のV入賞を無効(破棄)しているが、V入賞を無効にするとは、2個目以降のV入賞より抽出した乱数値を無効(破棄)にすることの他、2個目以降のV入賞の場合には乱数値を抽出しないことも含まれる。また、所定の遊技球により抽出された乱数を用いて開放パターンを決定することが明確であればよく、2個目以降のV入賞や始動入賞した遊技球により抽出された乱数値を用いてもよい。
【0110】
上記実施の形態においては、理解を容易にするために、大当たり時に乱数に基づいて決定された数のラウンドを行うこととして説明した。これに限定されず、乱数に基づいて決定されるラウンド数を最大値或いは平均値等として取り扱うことも可能である。例えば、乱数に基づいて決定された平均ラウンド数に到達する以前のラウンドで、V入賞ができなかった場合に、大当たり状態を終了させ、乱数に基づいて決定された平均ラウンド数に到達した後も、V入賞を連続する限り、大当たり状態を維持するようにしてもよい。さらに、大当たりの前半では、ほぼ必ずV入賞するように電動役物で補助し、後半は補助を外すなどしてもよい。
【0111】
なお、図に示した装置構成、ブロック構成、動作例、フローチャートの構成は任意に変更及び修正が可能である。
【0112】
さらに、パチンコ遊技機1の動作をシミュレーションするゲーム機などにも本発明を適用することができる。本発明を実現するためのプログラム及びデータは、コンピュータ装置等に対して、着脱自在の記録媒体により配布・提供される形態に限定されるものではなく、予めコンピュータ装置等の有する記憶装置にプリインストールしておくことで配布される形態を採っても構わない。さらに、本発明を実現するためのプログラム及びデータは、通信処理部を設けておくことにより、通信回線等を介して接続されたネットワーク上の、他の機器からダウンロードすることによって配布する形態を採っても構わない。
【0113】
そして、ゲームの実行形態も、着脱自在の記録媒体を装着することにより実行するものだけではなく、通信回線等を介してダウンロードしたプログラム及びデータを、内部メモリ等にいったん格納することにより実行可能とする形態、通信回線等を介して接続されたネットワーク上における、他の機器側のハードウェア資源を用いて直接実行する形態としてもよい。さらには、他のコンピュータ装置等とネットワークを介してデータの交換を行うことによりゲームを実行するような形態とすることもできる。
【0114】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、以下に示す効果を有する。
【0115】
請求項1に記載の遊技機によれば、特定遊技状態が発生すると、乱数抽出手段が抽出した乱数に応じて選択手段がいずれかの開放態様を選択し、選択された開放態様に基づいてラウンド制御手段がラウンド遊技を制御する。このため、ラウンド遊技における開閉部材を有利な状態とする時間と開閉部材を一旦有利な状態とした後に再度有利な状態とするまでの時間とがランダムに制御されるので、興趣性が向上する。また、開閉部材の開放タイミングに合わせて遊技者が打ち出しタイミングを調整することができなくなり、公平な遊技を提供できる。さらに、選択された開放態様に基づいて所定の報知が行われるので、遊技者は、選択された開放態様をある程度予想でき、遊技への期待感が高まり、興趣性が向上する。
【0116】
また、本願の請求項2に記載の遊技機においては、各開放態様が有利な状態とする複数種類の時間及び開閉部材を一旦有利な状態とした後に再度有利な状態とするまでの複数種類の時間を有しているので、ラウンド遊技における開閉部材の動作に変化が生じ、興趣性が向上する。
【0117】
また、本願の請求項3に記載の遊技機においては、ラウンド遊技毎に乱数が抽出されて開放態様が選択されるので、ラウンド遊技毎に開閉部材の開閉動作に変化が生じ、興趣性が向上する。
【0118】
また、本願の請求項4に記載の遊技機においては、開閉部材を所定の回数有利な状態としたときにおけるラウンド遊技の遊技時間が、選択手段によっていずれの開放態様を選択しても同じなので、特定遊技状態の公平性が担保できる。
【0119】
また、本願の請求項5に記載の遊技機においては、共通の開放態様からいずれかの開放態様が選択されるので、記憶手段に記憶する開放態様に関するデータ量を増加させる必要が無くなる。
【0120】
また、本願の請求項6に記載の遊技機においては、乱数抽出手段が1回目の所定条件の成立により抽出した乱数を用いて開放態様を選択することが明確となり、遊技者に不信感を持たせることが無くなる。
【0121】
また、本願の請求項7に記載の遊技機においては、遊技球が特定領域に入賞し易いタイミングに基づいた所定の報知が行われるので、遊技者の遊技への期待感が高まり、興趣性が向上する。
【0122】
また、本願の請求項8に記載の遊技機においては、報知を行うこと決定したときに報知を行うので、報知が行われたときの遊技者の遊技への期待感がさらに高まり、興趣性が向上する。
【0123】
また、本願の請求項9に記載の遊技機においては、報知手段による所定の報知には、報知タイミングをわざと早くしたり、わざと遅くしたりする、いわゆるガセが含まれるので、興趣性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるパチンコ遊技機の正面図である。
【図2】図1に示すパチンコ遊技機の遊技領域の拡大図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるパチンコ遊技機の背面図である。
【図4】遊技制御部を中心としたシステム構成例を示すブロック図である。
【図5】開放パターンテーブルの一例を示す図である。
【図6】(a)は開放パターン決定テーブルの一例を示す図であり、(b)は報知決定テーブルの一例を示す図である。
【図7】遊技制御部の主要構成を示す図である。
【図8】開閉部材と貯留部の動作タイミングの例を示すタイミングチャートである。
【図9】電動役物の動作と遊技の進行を説明するための図である。
【図10】電動役物の動作と遊技の進行を説明するための図である。
【図11】電動役物の動作を説明するための図である。
【図12】電動役物の動作と、V入賞のし易さとの関係を示す図である。
【図13】開放態様に基づいた報知を行うための表示例を示す図である。
【図14】遊技制御部の制御を中心とする処理例を示すフローチャートである。
【図15】図14における大当たり態様決定処理の詳細を示すフローチャートである。
【図16】図14における報知決定処理の詳細を示すフローチャートである。
【図17】図14における大当たり中処理の詳細を示すフローチャートである。
【図18】実施の形態の遊技機の動作例を示す図である。
【符号の説明】
1 ・・・パチンコ遊技機(遊技機)
2 ・・・遊技盤(ゲージ盤)
3 ・・・遊技機用枠(台枠)
4 ・・・ガイドレール
5 ・・・遊技領域
6 ・・・可変入賞装置(大入賞口)
7a〜7c・・・始動入賞口、
8a〜8c・・・ 始動玉検出器
21 ・・・取付基板
22a,22b・・・開閉部材
23a,23b・・・入賞口
24a,24b・・・入賞玉検出器
25 ・・・傾斜板
26 ・・・第1電動役物
26a・・・貯留部
27 ・・・第2電動役物
27a・・・Vゾーン(特定領域)
28 ・・・入賞空間
40 ・・・可変表示器
51〜54・・・一般入賞口
61〜66・・・サイドランプ
71〜76・・・風車向変換部材
79 ・・・アウト口
81 ・・・ハンドル
82 ・・・枠装飾ランプ
83 ・・・スピーカ
110 ・・・電源基板(電源部)
111 ・・・遊技制御基板(遊技制御部)
112 ・・・音声制御基板(音声制御部)
113 ・・・ランプ制御基板(ランプ制御部)
114 ・・・払出制御基板(払出制御部)
115 ・・・表示制御基板(表示制御部)
121 ・・・基本回路
122 ・・・スイッチ回路
123 ・・・ソレノイド回路
124 ・・・モータ回路
141 ・・・ROM(Read Only Memory)
142 ・・・RAM(Randam Access Memory)
143 ・・・CPU(Central Processing Unit)
144 ・・・I/O(Input/Output Interface)
211 ・・・検出器群
212a,212b・・・ソレノイド
213 ・・・モータ
214 ・・・球払出装置
215 ・・・ランプ群

Claims (9)

  1. 遊技領域の始動領域への遊技球の入賞を検出する始動玉検出手段により遊技球が始動領域に入賞したことが検出されると、開閉部材を遊技者にとって不利な状態から遊技者にとって有利な状態とする始動動作を行う可変入賞装置と、該可変入賞装置に設けられた特定領域への遊技球の入賞を検出する特定玉検出手段とを備え、前記始動動作を行っているときに前記可変入賞装置に入賞した遊技球が前記特定玉検出手段によって検出されると、前記開閉部材を所定の回数を限度に有利な状態とするラウンド遊技を所定回数実行する特定遊技状態を発生させる遊技機であって、
    所定条件が成立したときに乱数を抽出する乱数抽出手段と、
    前記ラウンド遊技における開閉部材を有利な状態とする時間と開閉部材を一旦有利な状態とした後に再度有利な状態とするまでの時間とからなる開放態様が複数記憶された記憶手段と、
    前記特定遊技状態が発生したときに、前記乱数抽出手段により抽出された乱数に応じて前記記憶手段に記憶された開放態様からいずれかの開放態様を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された開放態様に基づいて、ラウンド遊技を制御するラウンド制御手段と、
    前記選択手段により選択された開放態様に基づいて、所定の報知を行う報知手段と、
    を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 前記記憶手段に記憶された各開放態様は、有利な状態とする複数種類の時間及び開閉部材を一旦有利な状態とした後に再度有利な状態とするまでの複数種類の時間を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記ラウンド遊技は、ラウンド遊技中に入賞した遊技球が特定玉検出手段によって検出されたことを条件に次のラウンド遊技に移行し、
    前記乱数抽出手段は、ラウンド遊技中に入賞した遊技球が特定玉検出手段により検出されたときに乱数を抽出する特定遊技状態中乱数抽出手段を含み、
    前記選択手段は、次のラウンド遊技に移行する前に、前記特定遊技状態中乱数抽出手段により抽出された乱数を用いて前記記憶手段に記憶された開放態様からいずれかの開放態様を選択する特定遊技状態中選択手段を含む、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記開閉部材を前記所定の回数有利な状態としたときにおけるラウンド遊技の遊技時間は、前記選択手段によっていずれの開放態様を選択しても同じである、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の遊技機。
  5. 前記乱数抽出手段は、ラウンド遊技中に入賞した遊技球が特定玉検出手段により検出されたときに乱数を抽出する特定遊技状態中乱数抽出手段を含み、
    前記選択手段は、次のラウンド遊技に移行する前に、前記特定遊技状態中乱数抽出手段により抽出された乱数を用いて前記記憶手段に記憶された開放態様からいずれかの開放態様を選択する特定遊技状態中選択手段を含み、
    前記選択手段と前記特定遊技状態中選択手段とは、前記記憶手段に記憶されている共通の開放態様からいずれかの開放態様を選択する、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の遊技機。
  6. 前記特定玉検出手段による検出を予め定められた期間有効とする有効手段をさらに備え、
    前記選択手段は、前記有効手段によって有効とされている期間に前記所定条件が複数回成立したとき、前記乱数抽出手段が1回目の所定条件の成立により抽出した乱数を用いて開放態様を選択する、ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の遊技機。
  7. 前記可変入賞装置に入賞した入賞球を前記特定領域と特定領域とは異なる通常領域とに振り分ける振分手段と、
    前記振分手段を特定領域に遊技球を進入させ易い高確態様と高確態様に比較して特定領域に遊技球を進入させ難い低確態様とに駆動制御する駆動制御手段と、
    前記遊技領域に遊技球を発射する発射手段と、
    前記発射手段により遊技球が発射されてから前記可変入賞装置に到達するまでの期間と、前記選択手段により選択された開放態様と、前記駆動制御手段により駆動制御される態様とに基づいて、前記発射手段により発射される遊技球が特定領域に入賞し易いタイミングを算出する算出手段と、
    をさらに備え、
    前記報知手段は、前記算出手段により算出されたタイミングに基づいて所定の報知を行う、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の遊技機。
  8. 前記報知手段による報知を行うか否かを決定する決定手段を、さらに備える、ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の遊技機。
  9. 前記報知手段による所定の報知は、前記選択手段により選択された開放態様に基づいて報知タイミングが決定され、該決定された報知タイミングを所定の変更条件が成立したときに変更して該変更した報知タイミングで報知制御する報知タイミング制御手段を、さらに備える、ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の遊技機。
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