JP2004170605A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】高耐久ドラムにおけるクリーニングブレードの捲れ防止及び、小型化可能。
【解決手段】クリーニングブレードの先端にトナーが保持されていることを常に検知する手段を設け、トナーが少なくなってきたら、現像からトナーを供給する。
【選択図】 図1
【解決手段】クリーニングブレードの先端にトナーが保持されていることを常に検知する手段を設け、トナーが少なくなってきたら、現像からトナーを供給する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機やプリンター等に応用される電子写真方式の画像形成装置に関し、特に、感光体ドラムや感光体ベルト等の画像形成体のクリーニング手段としてブレードを用いた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真方式の画像形成装置としては、複数の感光体(例えば、ドラム状やベルト状の感光体があるが、以下、感光体ドラムを例とする)を備えたものが知られており、このような画像形成装置では、各感光体ドラムの周囲には画像形成プロセス手段として、帯電部、レーザービーム書込部、現像部、転写部、クリーニング部、除電部等が配置されており、また各感光体ドラムの転写位置を移動する移動体(転写材搬送ベルト、中間転写ベルト等)を備えている。そして複写機における構造を説明すると、例えば、カラー複写機では、原稿読取部でカラー原稿を読み取り、光の3原色(レッド(R),グリーン(G),ブルー(B))に分解して検知し、画像処理部でこの3原色を画像処理して各色の画像信号(例えば、ブラック(Bk),マゼンタ(M),イエロー(Y),シアン(C)の画像信号)を作成し、この各色画像信号を各レーザービーム書込部に送り、各レーザービーム書込部からのレーザービームにより各感光体ドラム上に各色画像の静電潜像を形成し、該潜像を各現像部の各色トナー(Bkトナー,Mトナー,Yトナー,Cトナー)で現像し、各感光体ドラム上に形成された各色トナー像を、例えば各感光体ドラムの転写位置を移動する転写材搬送ベルトに担持された転写材上に順次重ね合わせて転写し、カラー画像が転写された転写材を定着部に搬送して定着し、カラー画像を得る。そして、トナー像転写後の各感光体ドラムはクリーニング部で残留トナーを除去され、除電部で除電されることが一般的である。
更に近年においては、環境破壊の関係からオゾンレスとの帯電方法としては、接触帯電方式である、帯電ローラが用いられることが一般的となっている。しかし、このローラ帯電方式と従来用いられていたコロナ帯電方式を比較すると、ローラ帯電方式は微小空間の放電現象を利用した帯電であるため、放電電流が電子写真感光体表面と帯電ローラ表面の間の空間に流れており、非常に高エネルギーな電子やイオン等の粒子が電子写真感光体表面に衝突を繰り返す。また、放電している空間が狭いため、放電生成物の密度の非常に高い環境に電子写真感光体表面をさらしていることと同義となり、電子写真感光体表面の酸化反応が起こり易い。つまり、この方式では、電子写真感光体表面が受けるダメージは非常に大きく、電子写真感光体は削れ易くなり、傷も入り易くなることで、耐久性が著しく低下するという問題がある。
【0003】
上記のように複数の感光体ドラムを有し、高画像を求めるために、当然のことながら、繰り返し使用される電子写真感光体にあっては、その電子写真感光体表面には帯電、画像露光、トナー現像、紙への転写、クリーニング処理と行った電気的、機械的外力が直接加えられるため、それらに対する耐久性が要求される。具体的には、摺擦による表面の磨耗や傷の発生に対する耐久性、帯電による表面劣化、例えば転写効率や滑り性の低下、更には感度低下、電位低下等の電気特性の劣化に対する耐久性も要求される。
【0004】
一般に電子写真感光体の表面は薄い樹脂層であり、樹脂の特性が非常に重要である。磨耗や傷のような機械的特性の他に、上述の諸条件をある程度満足する樹脂として、近年、アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂等が実用化されているが、前述したような特性の全てがこれらの樹脂で満足されるわけではなく、特に電子写真感光体の高耐久化を図る上では該樹脂の被膜硬度は十分高いとは言い難い。これらの樹脂を表面層形成用の樹脂として用いた場合でも繰り返し使用時において表面層の磨耗が起こり、更に傷が発生するという問題点があった。
【0005】
更に、近年の有機電子写真感光体の高感度化に対する要求から電荷輸送材料等の低分子量化合物が比較的大量に添加される場合が多いが、この場合それら低分子量材料の可塑剤的な作用により膜強度が著しく低下し、一層繰り返し使用時の表面層の磨耗や傷発生が問題となっている。また、電子写真感光体を長期にわたって保存する際に前述の低分子量成分が析出してしまい、層分離すると行った問題も発生している。
【0006】
これらの問題点を解決する手段として、硬化性の樹脂を電荷輸送層用の樹脂として用いる試みが、例えば特開平2−127652号公報に開示されている。このように、電荷輸送層用の樹脂に硬化性の樹脂を用い電荷輸送層を硬化、架橋することによって機械的強度が増し、繰り返し使用時の耐削れ性及び耐傷性は大きく向上するような検討がなされている。
【0007】
また、これの高速化が求められる複写機においては複数の感光体が存在するが、ユーザーのモードによっては、単色モードで本体を扱う場合もある。このような場合において、使用されている感光体とクリーニングブレードの間には常にトナーが供給されているが、他の使用されていないドラムにおいては、感光体とクリーニングブレードの間にはトナーが介在しない問題となった。つまり、通常、クリーニングブレードのクリーニング方法としては、感光体とクリーニングブレードの間に初期、潤滑剤などの塗布し、現像後はトナーがある程度その滑剤としての役割をしていることが知られている。しかし、上記のような帯電方式では潤滑剤が接触帯電による微小振動でとれたり、高耐久ドラムを用いた場合の削り粉(これも潤滑剤としての作用あり)が発生しないため、クリーニングブレードとしての潤滑効果を示す物質がなくなり、クリーニングブレードが簡単に捲れる問題が発生した。また、これらのことにより、常に潤滑剤を塗布するものの提案も行われているが、近年の複写機本体の小型化によるドラム周りの位置関係を考えても、このような塗布機能をつけるには十分なスペースがとれないのが現状である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明では上記問題を解決すると共に、クリーニングブブレードを用いて、画像形成装置の感光体ドラム(あるいは感光体ベルト)のクリーニングを行う手段としては、最適であるに、しかも感光ドラムが高耐久になる場合のクリーニング捲れを防止するとともに、感光ドラムの少スペース化も計れ、さらには、帯電方法としては、帯電ローラを用いることで、環境にも易しいものとなる。つまり、画像形成装置の高速化と小型化の両立ができる機能をもつものとなる。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、複数の感光体11と、該感光体11各々を独立して回転駆動する複数の駆動手段17と、転写後の感光体11上の残留物をクリーニングするクリーニングブレード12とクリーニングブレードエッジ部にトナーが残っているかどうかを検出するセンサー13があり、クリーニングブレードエッジ部にトナーがない場合、必然的に現像が行われトナーが供給される。その際のトナーの供給量としては、4〜8g/m2であればよい。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、感光体としては、通常削れにくいものの方が高耐久が形成できるが、滑剤となる削れ粉が発生しないので、この画像形成方法での範囲としては、感光体の削れ量が2μm/10K以下枚であることを特徴とする。
【0011】
請求項3の発明は、請求項1、2の画像形成装置において、ブレードエッジ部に滑剤としてのトナーが保持されたとしても、帯電ローラ(AC帯電)による表面の微細振動がブレードエッジ部のトナーを顕著に取ってしまうことに大きな原因が考えられるので、ここで請求の範囲とする。
【0012】
請求項4の発明は、請求項1,2,3の画像形成装置におけるトナーの有無の検知による現像におけるトナーの供給はあるくまで、感光体上の面積が狭く、他の補助手段がつけられない場合が限定である。しかも特徴としては、複数の感光体を持ち、単色モードで画像を形成した際、画像を形成してない感光体とブレードエッジ部のトナーが少なくなつことに原因があるので、請求の範囲とする。
【0013】
請求項5、6の発明は、検知の際、波長を2種類持たせることで、よりクリーニング性能を高めることができる。これは、通常トナーのクリーニングを行う上で、トナーの母体の量と外添の量を見分けることでより一層のクリーニング性を高めることができる。通常トナーの母体を判別するには可視域のセンサーで吸収され、また、外添剤を判別するには、赤外のセンサーで見極めることができるので請求の範囲とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。図1に本発明に係る画像形成装置の一構成例を示す。図1に示す画像形成装置は特に感光ドラムの周りの図の一例であり、これに限定される配置だけではない。11は感光ドラムであり、12はクリーニングブレード13はトナーを検知する光センサーであり、14は帯電ローラ、15は帯電ローラで潜像を形成したところに画像を形成する現像ユニットであり、そこから感光体上にトナーTを形成する。転写部16でほとんどのトナーは転写されるが、そこで発生する転写残トナーTRを清掃するのがクリーニングブレード12である。ブレード12の先端にトナーが無い常態が発生すると光センサー13が検知し、現像駆動制御部17に信号をおくり、現像を行うようにする。その際、転写工程は行っても行わなくてもよいが、行う場合は、転写側にクリーニング部がつけてあることが必須となる。この際、トナーの現像量としては、0.1mg〜1g/cm2であることが好ましい。0.1mg/cm2より少ない場合はトナーのブレードエッジ部に残る時間がすぐで、滑剤としての効果がない。また、1g/cm2より多くなるとブレードへのアタックが大きすぎて、かえって捲れを助長してしまう。
【0015】
ここで用いられる感光ドラム11について説明する。
【0016】
通常、ドラムの削れ量を少なくするための感光ドラムとしてはOCLドラムが知られている。また、そのOCL層の表面保護層を有することも知られている。さらに保護層に硬化剤をいれでドラムを硬くすることも現在は検討されている。
【0017】
電子写真感光体の基材としては、一般的なもので基材自体が導電性を有するもの、たとえば、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、亜鉛、ステンレス、クロム、チタン、ニッケル、マグネシウム、インジウム、金、白金、銀、鉄等を用いることができる。その他にアルミニウム、酸化インジウム、酸化スズ、金等を蒸着等によりプラスチック等の誘電体基材に被膜形成し、導電層としたものや、導電性微粒子をプラスチックや紙に混合したもの等を用いることができる。
【0018】
特に導電性微粒子をポリマーバインダー中に分散して塗布することにより得られる導電層は形成が容易であり、均質な表面を形成することに適している。このとき用いられる導電性微粒子の1次粒径は100nm以下であり、より好ましくは50nm以下のものが用いられる。導電性微粒子としては、導電性酸化亜鉛、導電性酸化チタン、Al、Au、Cu、Ag、Co、Ni、Fe、カーボンブラック、ITO、酸化スズ、酸化インジウム、インジウム等が用いられ、これらを絶縁性微粒子の表面にコーティングして用いてもよい。前記導電性微粒子の含有量は体積抵抗が十分に低くなるように使用され、好ましくは1×1010Ωcm以下の抵抗となるように添加される。より好ましくは1×108Ωcm以下で用いられる。
【0019】
導電性基材と光導電層の中間に、注入阻止機能と接着機能をもつ下引きを設けることもできる。下引き層としてはカゼイン、ポリビニルアルコール、ニトロセルロース、エチレン−アクリル酸コポリマー、ポリビニルブチラール、フェノール樹脂、ポリアミド、ポリウレタン、ゼラチン、等によって形成することができる。下引き層の膜厚は0.1μm〜10μm、好ましくは0.3μm〜3μmが用いられる。
【0020】
光導電層としては電荷発生層と電荷輸送層からなる機能分離タイプのものや、電荷発生と電荷輸送を同一の層で行う単層タイプが用いられる。
【0021】
電荷発生材料としては、たとえば、セレン−テルル、ピリリウム系染料、チオピリリウム系染料、フタロシアニン系顔料、アントアントロン系顔料、ジベンズピレンキノン系顔料、ピラントロン系顔料、トリスアゾ系顔料、ジスアゾ系顔料、アゾ系顔料、インジゴ系顔料、キナクリドン系顔料、シアニン系顔料等を用いることができる。
【0022】
電荷輸送性化合物は電子輸送性化合物と正孔輸送性化合物に大別される。
【0023】
電子輸送性化合物としては、2,4,7−トリニトロフルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロフルオレノン、クロラニル、テトラシアノキノジメタン、およびアルキル置換ジフェノキノン等の電子受容性化合物やこれらの電子受容性化合物を高分子化したものが挙げられる。正孔輸送性化合物としてはピレン、およびアントラセン等の多環芳香族化合物、カルバゾール、インドール、オキサゾール、チアゾール、オキサチアゾール、ピラゾール、ピラゾリン、チアジアゾールおよびトリアゾール等の複素環化合物、p−ジエチルアミノベンズアルデヒド−N,N−ジフェニルヒドラゾンおよびN,N−ジフェニルヒドラジノ−3−メチリデン−9−エチルカルバゾール等のヒドラゾン系化合物、α−フェニル−4′−N,N−ジフェニルアミノスチルベンおよび5−(4−(ジ−p−トリルアミノ)ベンジリデン)−5H−ジベンゾ(a,d)シクロヘプテン等のスチリル系化合物、ベンジジン系化合物、トリアリールアミン系化合物あるいはこれらの化合物からなる基を主鎖または側鎖に有する高分子化合物(ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリビニルアントラセン等)が挙げられる。
【0024】
上記電荷発生材料や電荷輸送材料は必要に応じてバインダーポリマーが用いられる。バインダーポリマーの例としては、スチレン、酢酸ビニル、塩化ビニル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、フッ化ビニリデン、トリフルオロエチレン、等のビニル化合物の重合体および共重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリスルホン、ポリフェニレンオキで、それらに上記の電荷発生材料や電荷輸送材料とともに、要に応じてバインダーポリマーが用いられる。バインダーポリマーの例としては、スチレン、酢酸ビニル、塩化ビニル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、フッ化ビニリデン、トリフルオロエチレン、等のビニル化合物の重合体および共重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリスルホン、ポリフェニレンオキサイド、ポリウレタン、セルロース樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、けい素樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられる。
【0025】
光導電層には、前記化合物以外にも、機械的特性の改良や耐久性向上のために添加剤を用いることができる。このような添加剤としては、酸化防止剤、紫外線吸収剤、安定化剤、架橋剤、潤滑剤、導電性制御剤等が用いられる。
【0026】
また、最表層にはクリーニングブレードと感光ドラムとの低摩擦を形成する上でも、例えばフッ素原子含有樹脂微粒子をその表面層に均一に分散させることによって得ることができる。
【0027】
フッ素原子含有樹脂微粒子の具体例としては、テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、トリフルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレン、フッ化ビニリデン、フッ化ビニル及びパーフルオロアルキルビニルエーテルなどの重合体、及びそれらの共重合体が用いられる。フッ素原子含有樹脂微粒子の粒径は0.01〜5μmの範囲であることが好ましく、その分子量は3000〜5000000の範囲であることが好ましい。
【0028】
フッ素原子含有樹脂微粒子は、バインダー樹脂と共に感光層組成物として分散される。分散の方法としては、サンドミル、ボールミル、ロールミル、ホモジナイザー、ナノマイザー、ペイントシェイカー及び超音波などが使用される。分散時には、補助的にフッ素系の界面活性剤、グラフトポリマー及びカップリング剤などを用いてもさしつかえない。
【0029】
フッ素原子含有樹脂微粒子の含有量は、感光体の最表面層において、最表面層の全固形分に対し4〜70重量%が好ましく、更に好ましくは10〜55重量%である。4重量%未満では表面エネルギーの低下が不十分であり、70重量%を超えると表面層の膜強度低下を引き起こす。
【0030】
フッ素原子含有樹脂微粒子を分散するバインダー樹脂としては、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアリレート、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリブタジエン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリサルホン、ポリアリルエーテル、ポリアセタール、フェノール樹脂、アクリル樹脂、シリコン樹脂、エポキシ樹脂、ユリア樹脂、アリル樹脂、アルキッド樹脂及びブチラール樹脂などが挙げられる。更に、反応性のエポキシ、(メタ)アクリルモノマーやオリゴマーも混合後硬化して用いることが可能である。
【0031】
本発明に用いられる電子写真感光体は、感光層の上に保護層を積層してもよい。保護層の膜厚は0.01〜20μmであることが好ましく、より好ましくは0.1〜10μmである。保護層には前述した電荷発生材料または電荷輸送材料や、金属及びその酸化物、窒化物、塩、合金、更にはカーボンなどの導電性材料などを含有してもよい。
【0032】
保護層に用いるバインダー樹脂としては、ポリエステル(ポリエチレンテレフタラート、ポリブチレンテレフタラート)、ポリウレタン、ポリアリレート、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリブタジエン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリサルホン、ポリアリルエーテル、ポリアセタール、ポリメチルメタクリレート、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリサルホン、ポリエチルエーテルケトン、ポリ塩化ビニル、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール、フェノール樹脂、アクリル樹脂、シリコン樹脂、エポキシ樹脂、ユリア樹脂、アリル樹脂、アルキッド樹脂及びブチラール樹脂などなどの熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂あるいは光硬化性樹脂などがあり、感光体の絶縁層として公知の材料を用いることができる。反応性のエポキシ、(メタ)アクリルモノマーやオリゴマーも混合後硬化して用いることが可能である。これらはあくまでも感光ドラムが硬化させたりして、削れ難いものの一例であり、これらのことに限定されるものではない。
【0033】
硬いドラムの目安としては、実際、電子写真装置に紙を通紙し10K枚当たり、2μm以下に削れ量が抑えられていることが必要。
【0034】
また、感光体(ドラム)の系としては、直径35mm以下のものでの効果が大きい。35φより大きくなると、本体自体大きくなるし、また、他の滑剤塗布手段を設けたりできるので、優位性が見出せにくくなる。ただ、60φでも80φでも使えない効果ではない。
【0035】
次に本発明に使用する帯電ローラの一例を示す。
【0036】
この発明で用いられる、接触式の帯電手段は例えば1〜2KV程度の直流電圧が印加される導電性の帯電ローラが一般的であり、該帯電ローラを像担持体である感光ドラムに接触させ、該感光ドラムの回転とともにこの帯電ローラを従動回転等させることにより、感光ドラムを所定の電位に一様帯電できるようになっている。
【0037】
本発明に用いられる帯電装置の構成材料としては、通常2層及び単層構成になっており、ここでは、弾性層(下層)に用いられる樹脂材料としては例えばEPDM・EPT・EPM・NBR・BR・BR・CR等の合成ゴム天然ゴム等熱硬化性エラストマまた塩化ビニル・酢酸ビニルポリエステル・PVA等熱可塑性エラストマ等が用いられ、また弾性層に導電性を付与するために添加される導電性粒子としては、カーボンブラック・酸化亜鉛・酸化チタン・金属粉等の導電性粒子が用いられる。
【0038】
また上層として、抵抗調整層に用いられる樹脂材料としては、ポリアミド・ポリイミド・フッ素樹脂・シリコン樹脂・PVA・ポリエステル等常温において柔軟性を有する材料が用いられ、また抵抗導電層に導電性を付与するために添加される導電性粒子としては、先に挙げたカーボンブラック・酸化亜鉛・酸化チタン・金属粉等の導電性粒子が用いられる。ただ、ここで上げた帯電ローラの材料は一例であって、これらを単層及び混合させたりすることはこの限りではない。
さらに電子写真で一般的に使用されるトナーについて説明する。
【0039】
本発明で用いられるトナーに含有される離型剤としてのワックス成分としては、例えば、パラフィン系ワックス、ポリオレフィン系ワックス及びこれらの変性物(例えば酸化物やグラフト処理物)、高級脂肪族及びその金属塩、アミドワックスが挙げられるが何らこれに限定するものではない。
【0040】
本発明において、トナーが含有するワックス成分の含有量は、トナーの結着樹脂100重量部に対し好ましくは1〜50重量部、より好ましくは5〜45重量部であることが良い。トナーが含有するワックス成分の含有量が1重量部未満の場合には、オイルレス定着プロセスに適用した際のトナーの離型性が十分に得られ難くオフセット現象が生じることがあり、50重量部を超える場合には、トナーの耐ブロッキング性及び保存性が低下する。
【0041】
上記のワックス成分を含有するトナーは、重合性単量体、ワックス成分及び着色剤を少なくとも含有する単量体組成物を重合することによりトナー粒子を製造する重合トナー製法、又は結着樹脂、ワックス及び着色剤を少なくとも含むトナー構成材料を溶融混練、粉砕及び分級によりトナー粒子を製造する粉砕トナー製法のいずれのトナー製造方法を用いて製造することも可能である。
【0042】
本発明の重合トナー製法は、ワックス成分を多く含有するトナーの製造に有利であり、特に、水系媒体中で上記単量体組成物を懸濁重合することによってトナー粒子を製造する懸濁重合トナー製法が、トナー中に含有させるワックス成分の量を多くすることができることから好ましい。
【0043】
上記の重合トナーに使用できる重合性単量体としては、スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−メトキシスチレン、p−エチルスチレンの如きスチレン系単量体;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸2−クロルエチル、アクリル酸フェニルの如きアクリル酸エステル類;メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸n−オクチル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジエチルアミノエチルの如きメタクリル酸エステル類その他のアクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリルアミドの如き単量体が挙げられる。
【0044】
これらの単量体は単独で、又は2種以上を混合して使用し得る。上述の単量体の中でも、スチレン又はスチレン誘導体を単独で、又は他の単量体と混合して使用することがトナーの現像特性、及び耐久性の点から好ましい。
【0045】
粉砕トナー製法でトナーを製造する場合において、トナーの結着樹脂に用いられる重合体としては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸の如き酸類及びそのエステル類の如き単量体を重合して得られた樹脂、又はそれらの単量体を2種以上共重合して得られた樹脂;ポリエステル;ポリスルホネート;ポリエーテル及びポリウレタンを用いることができる。
【0046】
本発明で用いられるトナーは、特にカラー画像を形成するトナーが好ましく、トナーに含有される着色剤としては、公知のものが使用でき、例えばカーボンブラック;鉄黒;C.I.ダイレクトレッド1、C.I.ダイレクトレッド4、C.I.アシッドレッド1、C.I.ベーシックレッド1、C.I.モーダントレッド30、C.I.ソルベントレッド49、C.I.ソルベントレッド52、C.I.ダイレクトブルー1、C.I.ダイレクトブルー2、C.I.アシッドブルー9、C.I.アシッドブルー15、C.I.ベーシックブルー3、C.I.ベーシックブルー5、C.I.モーダントブルー7、C.I.ダイレクトグリーン6、C.I.ベーシックグリーン4、C.I.ベーシックグリーン6の如き染料;黄鉛、カドミウムイエロー、ミネラルファストイエロー、ネーブルイエロー、ナフトールイエローS、ハンザイエローG、パーマネントイエローNCG、タートラジンレーキ、モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジGTR、ベンジジンオレンジG、カドミウムレッド、パーマネントレッド4R、ウォッチングレッドカルシウム塩、ブリリアントカーミン3B、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ、紺青、コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、キナクリドン、ジスアゾ系のイエロー顔料、フタロシアニンブルー、ファーストスカイブルー、ピグメントグリーンB、マラカイトグリーンレーキ、ファイナルイエローグリーンGの如き顔料が挙げられる。
【0047】
本発明において重合法を用いてトナーを得る場合には、着色剤の持つ重合阻害性や水相移行性に注意を払う必要があり、重合阻害のない物質による疎水化処理の如く、表面改質を施しておいたほうが良い。
【0048】
また、トナーにおいて、流動性や転写性を考慮して、通常は、外添剤をトナー全体にまぶしてある。この場合の外添剤としては、酸化チタンやシリカ、チタン酸ストロンチウム、酸化スズ、酸化亜鉛、アルミナなどの一般的なものである。更に、今回ブレードエッジ部のトナーの有無を検出する手段について述べる。常にブレードエッジ部に光を照射し、そこに滑剤及びトナーがあると反射が散乱されて光が返ってこない(図2−A)。そこにトナー及び滑剤がなくなると光の散乱がなくなりセンサー自体に光がもどってくるため、それによってそこでトナーの有無を判断する。
【0049】
更に、その光学センサーを2つ持つことでさらにクリーニング性のラチチュードを上げることができる。通常、トナーのクリーニングについては、トナーの母体だけをクリーニングし、上記外添処方のものを残すようにすればもっと効果的である。その際、トナー自体を検出するには可視域の光学センサーで検知すればよく。外添剤の処方のものが多いことを確認するには、長波長(赤外域)で反応すればよい。
【0050】
つまり、トナーの母体は通常透明であり、その中に顔料といわれる可視域で吸収を示すものが含まれている。それに対して、外添剤などの無機微粒子などは赤外域に吸収波長をもつ。ため、その組み合わせでブレードエッジ部におけるトナー及び外添量が計測できる。
【0051】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
本発明に関する感光ドラムとしては、直径30mmのアルミニウム製等の導電性ドラム基体上に、ジスアゾ系の顔料を樹脂に分散した電荷発生層とポリカーボネート樹脂にヒドラゾンを分散した電荷輸送層20μmを持ち、さらに保護層には光硬化性のアクリル樹脂を光硬化させたものを用いた。この場合の保護層の膜厚としては、3μmである。このドラムをキヤノン製の複写機のCP2150に入れるとともに、ドラム周りを図1に改造し、単色モードにおけるブレードの捲れ現象を調べた。2K枚流した際、ブレードが安定しなくなり、ブレードエッジ部のトナーが無くなったことを検知し、自動的に現像を行うと、また、必然的にブレードの挙動が安定するようになった。そのときのトナー供給量は0.3mg/cm2。これらのことを繰り返し、100K枚まで良好なクリーニングが可能になった。そのときの感光ドラムの削れ量は1.1μm/10Kだった。
【0052】
(実施例2)
実施例1において、保護層として電荷発生層のポリカーボネートの比率を上げ、膜の硬化性をましたものを用いる以外実施例1と同様の感光ドラムを形成した。このドラムで実施例1と同様に光センサーにおけるクリーニングブレードエッジ部のトナーの有無を確認した。トナーの保持が不安定になるとブレードの挙動が安定しなくなり、現像を若干するたけで効果があった。そのときのトナー供給量は0.3mg/cm2。これらのことから、100Kまで良好なクリーニングが行われた。そのときのドラムの削れ量は1.5μm/10Kであった。
【0053】
(実施例3)
実施例1において、保護層として、エポキシ樹脂を熱硬化させた以外、実施例と同様な感光ドラムを形成した。このドラムで実施例1と同様に光センサーで検知し、クリーニングブレードエッジ部におけるトナーの有無で現像を行った。そのときのトナー供給量は0.3mg/cm2。その繰り返しで100Kまで良好なクリーニングが行われた。そのときのドラムの削れ量は1.3μm/10Kであった。
【0054】
(実施例4)
本発明に関する感光ドラムとしては、直径30mmのアルミニウム製等の導電性ドラム基体上に、ジスアゾ系の顔料を樹脂に分散した電荷発生層とポリカーボネート樹脂にヒドラゾンを分散した電荷輸送層20μmを持ち、さらに保護層には光硬化性のアクリル樹脂を光硬化させたものを用いた。この場合の保護層の膜厚としては、3μmである。このドラムをキヤノン製の複写機のCP2150に入れるともに、ドラム周りを図1に改造し、単色モードにおけるブレードの捲れ現象を調べた。その際、並列にセンサーを2種類つけ、同じ部分に光があたるようにした。その1種類の波長が、400nmでもう1種類は1700nmの光をみるようにした。2K枚流した際、ブレードが安定しなくなり、ブレードエッジ部のトナー及び外添剤が無くなったことを検知(吸収波長が上昇していることを把握)し、自動的に現像を行うと、また、必然的にブレードの挙動が安定するようになった。そのときのトナー供給量は0.3mg/cm2。これらのことを繰り返し、100K枚まで良好なクリーニングが可能になった。そのときの感光ドラムの削れ量は1.1μm/10Kだった。
【0055】
(比較例1)
実施例1と同様に感光体を製造し、センサーも何も使用しないで、単色モードの空回転を行った。クリーニングブレードは2000枚ぐらいで不安定になり、数枚流して捲れた。
【0056】
(比較例2)
実施例1の感光ドラムにおいて保護層を用いず、実施例1と同様の実験を行った。その際クリーニングの捲れは見られなかったが、ドラムの削れがひどく、高画質及び、高耐久を得るほどの画像再現性が得られなかった。削れ量は4μ/10Kであった。
【0057】
(比較例3)
実施例1のドラム周りにおいての帯電方法でコロナ帯電を利用する以外、実施例1と同様の実験を行った。オゾンが発生量が多く、また、十分な帯電をするためのコロナ帯電器を製造するに感光ドラムを大きくしなければならなかった。
【0058】
(比較例4)
実施例4と同様に関する感光ドラムとしては、直径30mmのアルミニウム製等の導電性ドラム基体上に、ジスアゾ系の顔料を樹脂に分散した電荷発生層とポリカーボネート樹脂にヒドラゾンを分散した電荷輸送層20μmを持ち、さらに保護層には光硬化性のアクリル樹脂を光硬化させたものを用いた。この場合の保護層の膜厚としては、3μmである。このドラムをキヤノン製の複写機のCP2150に入れるとともに、ドラム周りを図1に改造し、2色モード(外添量が基本的に多く残るモード)でのにおけるブレードの捲れ現象を調べた。その際、並列にセンサーを2種類つけ、同じ部分に光があたるようにした。その1種類の波長が、400nmでもう1種類は1700nmの光をみるようにした。2K枚流した際、ブレードが部のセンサーを調べると、トナーの吸収波長は無くなり、外添剤だけの吸収波長は残っていた。このときのブレード部は十分に安定的で現像を流さなくても十分なクリーニング性が得られていた。ただ、10K枚では安定しなくなり、ブレードエッジ部のトナーだけが少なくなり及び外添剤の吸収がある場合はを検知(吸収波長が上昇していることを把握)し、自動的に現像を行うと、また、必然的にブレードの挙動が安定するようになった。そのときのトナー供給量は0.3mg/cm2。これらのことを繰り返し、100K枚まで良好なクリーニングが可能になった。そのときの感光ドラムの削れ量は1.1μm/10Kだった。
【0059】
(比較例5)
実施例4と同様に関する感光ドラムとしては、直径30mmのアルミニウム製等の導電性ドラム基体上に、ジスアゾ系の顔料を樹脂に分散した電荷発生層とポリカーボネート樹脂にヒドラゾンを分散した電荷輸送層20μmを持ち、さらに保護層には光硬化性のアクリル樹脂を光硬化させたものを用いた。この場合の保護層の膜厚としては、3μmである。このドラムをキヤノン製の複写機のCP2150に入れるとともに、ドラム周りを図1に改造し、単色ハーフトンモード(外添量が基本的に少なく残るモード)でのにおけるブレードの捲れ現象を調べた。その際、並列にセンサーを2種類つけ、同じ部分に光があたるようにした。その1種類の波長が、400nmでもう1種類は1700nmの光をみるようにした。1K枚流した際、ブレードが部のセンサーを調べると、トナーの吸収波長は十分ではあるが、外添剤だけの吸収波長がなくなっていた。その上みるみるブレードが不安定な方向になりこの1.5枚では安定しなくなり、ブレードエッジ部のトナーだけが少なくなり及び外添剤の吸収がある場合はを検知(吸収波長が上昇していることを把握)し、自動的に現像を行うと、また、必然的にブレードの挙動が安定するようになった。そのときのトナー供給量は0.3mg/cm2。これらのことを繰り返し、100K枚まで良好なクリーニングが可能になった。そのときの感光ドラムの削れ量は1.1μm/10Kだった。
【0060】
【発明の効果】
本発明によれば、高硬度で耐久性に優れた感光体を用い、しかも環境に適した帯電方法を用いた場合におけるクリーニング方法において良好な方法が可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるドラム周りの断面図
【図2】トナーの有無を検知する光センサーの模式図
【符号の説明】
11 感光ドラム
12 クリーニングブレード
13 光センサー
14 帯電ローラ
17 現像駆動部
T トナー
TR 残留トナー
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機やプリンター等に応用される電子写真方式の画像形成装置に関し、特に、感光体ドラムや感光体ベルト等の画像形成体のクリーニング手段としてブレードを用いた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真方式の画像形成装置としては、複数の感光体(例えば、ドラム状やベルト状の感光体があるが、以下、感光体ドラムを例とする)を備えたものが知られており、このような画像形成装置では、各感光体ドラムの周囲には画像形成プロセス手段として、帯電部、レーザービーム書込部、現像部、転写部、クリーニング部、除電部等が配置されており、また各感光体ドラムの転写位置を移動する移動体(転写材搬送ベルト、中間転写ベルト等)を備えている。そして複写機における構造を説明すると、例えば、カラー複写機では、原稿読取部でカラー原稿を読み取り、光の3原色(レッド(R),グリーン(G),ブルー(B))に分解して検知し、画像処理部でこの3原色を画像処理して各色の画像信号(例えば、ブラック(Bk),マゼンタ(M),イエロー(Y),シアン(C)の画像信号)を作成し、この各色画像信号を各レーザービーム書込部に送り、各レーザービーム書込部からのレーザービームにより各感光体ドラム上に各色画像の静電潜像を形成し、該潜像を各現像部の各色トナー(Bkトナー,Mトナー,Yトナー,Cトナー)で現像し、各感光体ドラム上に形成された各色トナー像を、例えば各感光体ドラムの転写位置を移動する転写材搬送ベルトに担持された転写材上に順次重ね合わせて転写し、カラー画像が転写された転写材を定着部に搬送して定着し、カラー画像を得る。そして、トナー像転写後の各感光体ドラムはクリーニング部で残留トナーを除去され、除電部で除電されることが一般的である。
更に近年においては、環境破壊の関係からオゾンレスとの帯電方法としては、接触帯電方式である、帯電ローラが用いられることが一般的となっている。しかし、このローラ帯電方式と従来用いられていたコロナ帯電方式を比較すると、ローラ帯電方式は微小空間の放電現象を利用した帯電であるため、放電電流が電子写真感光体表面と帯電ローラ表面の間の空間に流れており、非常に高エネルギーな電子やイオン等の粒子が電子写真感光体表面に衝突を繰り返す。また、放電している空間が狭いため、放電生成物の密度の非常に高い環境に電子写真感光体表面をさらしていることと同義となり、電子写真感光体表面の酸化反応が起こり易い。つまり、この方式では、電子写真感光体表面が受けるダメージは非常に大きく、電子写真感光体は削れ易くなり、傷も入り易くなることで、耐久性が著しく低下するという問題がある。
【0003】
上記のように複数の感光体ドラムを有し、高画像を求めるために、当然のことながら、繰り返し使用される電子写真感光体にあっては、その電子写真感光体表面には帯電、画像露光、トナー現像、紙への転写、クリーニング処理と行った電気的、機械的外力が直接加えられるため、それらに対する耐久性が要求される。具体的には、摺擦による表面の磨耗や傷の発生に対する耐久性、帯電による表面劣化、例えば転写効率や滑り性の低下、更には感度低下、電位低下等の電気特性の劣化に対する耐久性も要求される。
【0004】
一般に電子写真感光体の表面は薄い樹脂層であり、樹脂の特性が非常に重要である。磨耗や傷のような機械的特性の他に、上述の諸条件をある程度満足する樹脂として、近年、アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂等が実用化されているが、前述したような特性の全てがこれらの樹脂で満足されるわけではなく、特に電子写真感光体の高耐久化を図る上では該樹脂の被膜硬度は十分高いとは言い難い。これらの樹脂を表面層形成用の樹脂として用いた場合でも繰り返し使用時において表面層の磨耗が起こり、更に傷が発生するという問題点があった。
【0005】
更に、近年の有機電子写真感光体の高感度化に対する要求から電荷輸送材料等の低分子量化合物が比較的大量に添加される場合が多いが、この場合それら低分子量材料の可塑剤的な作用により膜強度が著しく低下し、一層繰り返し使用時の表面層の磨耗や傷発生が問題となっている。また、電子写真感光体を長期にわたって保存する際に前述の低分子量成分が析出してしまい、層分離すると行った問題も発生している。
【0006】
これらの問題点を解決する手段として、硬化性の樹脂を電荷輸送層用の樹脂として用いる試みが、例えば特開平2−127652号公報に開示されている。このように、電荷輸送層用の樹脂に硬化性の樹脂を用い電荷輸送層を硬化、架橋することによって機械的強度が増し、繰り返し使用時の耐削れ性及び耐傷性は大きく向上するような検討がなされている。
【0007】
また、これの高速化が求められる複写機においては複数の感光体が存在するが、ユーザーのモードによっては、単色モードで本体を扱う場合もある。このような場合において、使用されている感光体とクリーニングブレードの間には常にトナーが供給されているが、他の使用されていないドラムにおいては、感光体とクリーニングブレードの間にはトナーが介在しない問題となった。つまり、通常、クリーニングブレードのクリーニング方法としては、感光体とクリーニングブレードの間に初期、潤滑剤などの塗布し、現像後はトナーがある程度その滑剤としての役割をしていることが知られている。しかし、上記のような帯電方式では潤滑剤が接触帯電による微小振動でとれたり、高耐久ドラムを用いた場合の削り粉(これも潤滑剤としての作用あり)が発生しないため、クリーニングブレードとしての潤滑効果を示す物質がなくなり、クリーニングブレードが簡単に捲れる問題が発生した。また、これらのことにより、常に潤滑剤を塗布するものの提案も行われているが、近年の複写機本体の小型化によるドラム周りの位置関係を考えても、このような塗布機能をつけるには十分なスペースがとれないのが現状である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明では上記問題を解決すると共に、クリーニングブブレードを用いて、画像形成装置の感光体ドラム(あるいは感光体ベルト)のクリーニングを行う手段としては、最適であるに、しかも感光ドラムが高耐久になる場合のクリーニング捲れを防止するとともに、感光ドラムの少スペース化も計れ、さらには、帯電方法としては、帯電ローラを用いることで、環境にも易しいものとなる。つまり、画像形成装置の高速化と小型化の両立ができる機能をもつものとなる。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、複数の感光体11と、該感光体11各々を独立して回転駆動する複数の駆動手段17と、転写後の感光体11上の残留物をクリーニングするクリーニングブレード12とクリーニングブレードエッジ部にトナーが残っているかどうかを検出するセンサー13があり、クリーニングブレードエッジ部にトナーがない場合、必然的に現像が行われトナーが供給される。その際のトナーの供給量としては、4〜8g/m2であればよい。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、感光体としては、通常削れにくいものの方が高耐久が形成できるが、滑剤となる削れ粉が発生しないので、この画像形成方法での範囲としては、感光体の削れ量が2μm/10K以下枚であることを特徴とする。
【0011】
請求項3の発明は、請求項1、2の画像形成装置において、ブレードエッジ部に滑剤としてのトナーが保持されたとしても、帯電ローラ(AC帯電)による表面の微細振動がブレードエッジ部のトナーを顕著に取ってしまうことに大きな原因が考えられるので、ここで請求の範囲とする。
【0012】
請求項4の発明は、請求項1,2,3の画像形成装置におけるトナーの有無の検知による現像におけるトナーの供給はあるくまで、感光体上の面積が狭く、他の補助手段がつけられない場合が限定である。しかも特徴としては、複数の感光体を持ち、単色モードで画像を形成した際、画像を形成してない感光体とブレードエッジ部のトナーが少なくなつことに原因があるので、請求の範囲とする。
【0013】
請求項5、6の発明は、検知の際、波長を2種類持たせることで、よりクリーニング性能を高めることができる。これは、通常トナーのクリーニングを行う上で、トナーの母体の量と外添の量を見分けることでより一層のクリーニング性を高めることができる。通常トナーの母体を判別するには可視域のセンサーで吸収され、また、外添剤を判別するには、赤外のセンサーで見極めることができるので請求の範囲とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。図1に本発明に係る画像形成装置の一構成例を示す。図1に示す画像形成装置は特に感光ドラムの周りの図の一例であり、これに限定される配置だけではない。11は感光ドラムであり、12はクリーニングブレード13はトナーを検知する光センサーであり、14は帯電ローラ、15は帯電ローラで潜像を形成したところに画像を形成する現像ユニットであり、そこから感光体上にトナーTを形成する。転写部16でほとんどのトナーは転写されるが、そこで発生する転写残トナーTRを清掃するのがクリーニングブレード12である。ブレード12の先端にトナーが無い常態が発生すると光センサー13が検知し、現像駆動制御部17に信号をおくり、現像を行うようにする。その際、転写工程は行っても行わなくてもよいが、行う場合は、転写側にクリーニング部がつけてあることが必須となる。この際、トナーの現像量としては、0.1mg〜1g/cm2であることが好ましい。0.1mg/cm2より少ない場合はトナーのブレードエッジ部に残る時間がすぐで、滑剤としての効果がない。また、1g/cm2より多くなるとブレードへのアタックが大きすぎて、かえって捲れを助長してしまう。
【0015】
ここで用いられる感光ドラム11について説明する。
【0016】
通常、ドラムの削れ量を少なくするための感光ドラムとしてはOCLドラムが知られている。また、そのOCL層の表面保護層を有することも知られている。さらに保護層に硬化剤をいれでドラムを硬くすることも現在は検討されている。
【0017】
電子写真感光体の基材としては、一般的なもので基材自体が導電性を有するもの、たとえば、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、亜鉛、ステンレス、クロム、チタン、ニッケル、マグネシウム、インジウム、金、白金、銀、鉄等を用いることができる。その他にアルミニウム、酸化インジウム、酸化スズ、金等を蒸着等によりプラスチック等の誘電体基材に被膜形成し、導電層としたものや、導電性微粒子をプラスチックや紙に混合したもの等を用いることができる。
【0018】
特に導電性微粒子をポリマーバインダー中に分散して塗布することにより得られる導電層は形成が容易であり、均質な表面を形成することに適している。このとき用いられる導電性微粒子の1次粒径は100nm以下であり、より好ましくは50nm以下のものが用いられる。導電性微粒子としては、導電性酸化亜鉛、導電性酸化チタン、Al、Au、Cu、Ag、Co、Ni、Fe、カーボンブラック、ITO、酸化スズ、酸化インジウム、インジウム等が用いられ、これらを絶縁性微粒子の表面にコーティングして用いてもよい。前記導電性微粒子の含有量は体積抵抗が十分に低くなるように使用され、好ましくは1×1010Ωcm以下の抵抗となるように添加される。より好ましくは1×108Ωcm以下で用いられる。
【0019】
導電性基材と光導電層の中間に、注入阻止機能と接着機能をもつ下引きを設けることもできる。下引き層としてはカゼイン、ポリビニルアルコール、ニトロセルロース、エチレン−アクリル酸コポリマー、ポリビニルブチラール、フェノール樹脂、ポリアミド、ポリウレタン、ゼラチン、等によって形成することができる。下引き層の膜厚は0.1μm〜10μm、好ましくは0.3μm〜3μmが用いられる。
【0020】
光導電層としては電荷発生層と電荷輸送層からなる機能分離タイプのものや、電荷発生と電荷輸送を同一の層で行う単層タイプが用いられる。
【0021】
電荷発生材料としては、たとえば、セレン−テルル、ピリリウム系染料、チオピリリウム系染料、フタロシアニン系顔料、アントアントロン系顔料、ジベンズピレンキノン系顔料、ピラントロン系顔料、トリスアゾ系顔料、ジスアゾ系顔料、アゾ系顔料、インジゴ系顔料、キナクリドン系顔料、シアニン系顔料等を用いることができる。
【0022】
電荷輸送性化合物は電子輸送性化合物と正孔輸送性化合物に大別される。
【0023】
電子輸送性化合物としては、2,4,7−トリニトロフルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロフルオレノン、クロラニル、テトラシアノキノジメタン、およびアルキル置換ジフェノキノン等の電子受容性化合物やこれらの電子受容性化合物を高分子化したものが挙げられる。正孔輸送性化合物としてはピレン、およびアントラセン等の多環芳香族化合物、カルバゾール、インドール、オキサゾール、チアゾール、オキサチアゾール、ピラゾール、ピラゾリン、チアジアゾールおよびトリアゾール等の複素環化合物、p−ジエチルアミノベンズアルデヒド−N,N−ジフェニルヒドラゾンおよびN,N−ジフェニルヒドラジノ−3−メチリデン−9−エチルカルバゾール等のヒドラゾン系化合物、α−フェニル−4′−N,N−ジフェニルアミノスチルベンおよび5−(4−(ジ−p−トリルアミノ)ベンジリデン)−5H−ジベンゾ(a,d)シクロヘプテン等のスチリル系化合物、ベンジジン系化合物、トリアリールアミン系化合物あるいはこれらの化合物からなる基を主鎖または側鎖に有する高分子化合物(ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリビニルアントラセン等)が挙げられる。
【0024】
上記電荷発生材料や電荷輸送材料は必要に応じてバインダーポリマーが用いられる。バインダーポリマーの例としては、スチレン、酢酸ビニル、塩化ビニル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、フッ化ビニリデン、トリフルオロエチレン、等のビニル化合物の重合体および共重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリスルホン、ポリフェニレンオキで、それらに上記の電荷発生材料や電荷輸送材料とともに、要に応じてバインダーポリマーが用いられる。バインダーポリマーの例としては、スチレン、酢酸ビニル、塩化ビニル、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、フッ化ビニリデン、トリフルオロエチレン、等のビニル化合物の重合体および共重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリスルホン、ポリフェニレンオキサイド、ポリウレタン、セルロース樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、けい素樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられる。
【0025】
光導電層には、前記化合物以外にも、機械的特性の改良や耐久性向上のために添加剤を用いることができる。このような添加剤としては、酸化防止剤、紫外線吸収剤、安定化剤、架橋剤、潤滑剤、導電性制御剤等が用いられる。
【0026】
また、最表層にはクリーニングブレードと感光ドラムとの低摩擦を形成する上でも、例えばフッ素原子含有樹脂微粒子をその表面層に均一に分散させることによって得ることができる。
【0027】
フッ素原子含有樹脂微粒子の具体例としては、テトラフルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、トリフルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレン、フッ化ビニリデン、フッ化ビニル及びパーフルオロアルキルビニルエーテルなどの重合体、及びそれらの共重合体が用いられる。フッ素原子含有樹脂微粒子の粒径は0.01〜5μmの範囲であることが好ましく、その分子量は3000〜5000000の範囲であることが好ましい。
【0028】
フッ素原子含有樹脂微粒子は、バインダー樹脂と共に感光層組成物として分散される。分散の方法としては、サンドミル、ボールミル、ロールミル、ホモジナイザー、ナノマイザー、ペイントシェイカー及び超音波などが使用される。分散時には、補助的にフッ素系の界面活性剤、グラフトポリマー及びカップリング剤などを用いてもさしつかえない。
【0029】
フッ素原子含有樹脂微粒子の含有量は、感光体の最表面層において、最表面層の全固形分に対し4〜70重量%が好ましく、更に好ましくは10〜55重量%である。4重量%未満では表面エネルギーの低下が不十分であり、70重量%を超えると表面層の膜強度低下を引き起こす。
【0030】
フッ素原子含有樹脂微粒子を分散するバインダー樹脂としては、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアリレート、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリブタジエン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリサルホン、ポリアリルエーテル、ポリアセタール、フェノール樹脂、アクリル樹脂、シリコン樹脂、エポキシ樹脂、ユリア樹脂、アリル樹脂、アルキッド樹脂及びブチラール樹脂などが挙げられる。更に、反応性のエポキシ、(メタ)アクリルモノマーやオリゴマーも混合後硬化して用いることが可能である。
【0031】
本発明に用いられる電子写真感光体は、感光層の上に保護層を積層してもよい。保護層の膜厚は0.01〜20μmであることが好ましく、より好ましくは0.1〜10μmである。保護層には前述した電荷発生材料または電荷輸送材料や、金属及びその酸化物、窒化物、塩、合金、更にはカーボンなどの導電性材料などを含有してもよい。
【0032】
保護層に用いるバインダー樹脂としては、ポリエステル(ポリエチレンテレフタラート、ポリブチレンテレフタラート)、ポリウレタン、ポリアリレート、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリブタジエン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリサルホン、ポリアリルエーテル、ポリアセタール、ポリメチルメタクリレート、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリサルホン、ポリエチルエーテルケトン、ポリ塩化ビニル、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール、フェノール樹脂、アクリル樹脂、シリコン樹脂、エポキシ樹脂、ユリア樹脂、アリル樹脂、アルキッド樹脂及びブチラール樹脂などなどの熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂あるいは光硬化性樹脂などがあり、感光体の絶縁層として公知の材料を用いることができる。反応性のエポキシ、(メタ)アクリルモノマーやオリゴマーも混合後硬化して用いることが可能である。これらはあくまでも感光ドラムが硬化させたりして、削れ難いものの一例であり、これらのことに限定されるものではない。
【0033】
硬いドラムの目安としては、実際、電子写真装置に紙を通紙し10K枚当たり、2μm以下に削れ量が抑えられていることが必要。
【0034】
また、感光体(ドラム)の系としては、直径35mm以下のものでの効果が大きい。35φより大きくなると、本体自体大きくなるし、また、他の滑剤塗布手段を設けたりできるので、優位性が見出せにくくなる。ただ、60φでも80φでも使えない効果ではない。
【0035】
次に本発明に使用する帯電ローラの一例を示す。
【0036】
この発明で用いられる、接触式の帯電手段は例えば1〜2KV程度の直流電圧が印加される導電性の帯電ローラが一般的であり、該帯電ローラを像担持体である感光ドラムに接触させ、該感光ドラムの回転とともにこの帯電ローラを従動回転等させることにより、感光ドラムを所定の電位に一様帯電できるようになっている。
【0037】
本発明に用いられる帯電装置の構成材料としては、通常2層及び単層構成になっており、ここでは、弾性層(下層)に用いられる樹脂材料としては例えばEPDM・EPT・EPM・NBR・BR・BR・CR等の合成ゴム天然ゴム等熱硬化性エラストマまた塩化ビニル・酢酸ビニルポリエステル・PVA等熱可塑性エラストマ等が用いられ、また弾性層に導電性を付与するために添加される導電性粒子としては、カーボンブラック・酸化亜鉛・酸化チタン・金属粉等の導電性粒子が用いられる。
【0038】
また上層として、抵抗調整層に用いられる樹脂材料としては、ポリアミド・ポリイミド・フッ素樹脂・シリコン樹脂・PVA・ポリエステル等常温において柔軟性を有する材料が用いられ、また抵抗導電層に導電性を付与するために添加される導電性粒子としては、先に挙げたカーボンブラック・酸化亜鉛・酸化チタン・金属粉等の導電性粒子が用いられる。ただ、ここで上げた帯電ローラの材料は一例であって、これらを単層及び混合させたりすることはこの限りではない。
さらに電子写真で一般的に使用されるトナーについて説明する。
【0039】
本発明で用いられるトナーに含有される離型剤としてのワックス成分としては、例えば、パラフィン系ワックス、ポリオレフィン系ワックス及びこれらの変性物(例えば酸化物やグラフト処理物)、高級脂肪族及びその金属塩、アミドワックスが挙げられるが何らこれに限定するものではない。
【0040】
本発明において、トナーが含有するワックス成分の含有量は、トナーの結着樹脂100重量部に対し好ましくは1〜50重量部、より好ましくは5〜45重量部であることが良い。トナーが含有するワックス成分の含有量が1重量部未満の場合には、オイルレス定着プロセスに適用した際のトナーの離型性が十分に得られ難くオフセット現象が生じることがあり、50重量部を超える場合には、トナーの耐ブロッキング性及び保存性が低下する。
【0041】
上記のワックス成分を含有するトナーは、重合性単量体、ワックス成分及び着色剤を少なくとも含有する単量体組成物を重合することによりトナー粒子を製造する重合トナー製法、又は結着樹脂、ワックス及び着色剤を少なくとも含むトナー構成材料を溶融混練、粉砕及び分級によりトナー粒子を製造する粉砕トナー製法のいずれのトナー製造方法を用いて製造することも可能である。
【0042】
本発明の重合トナー製法は、ワックス成分を多く含有するトナーの製造に有利であり、特に、水系媒体中で上記単量体組成物を懸濁重合することによってトナー粒子を製造する懸濁重合トナー製法が、トナー中に含有させるワックス成分の量を多くすることができることから好ましい。
【0043】
上記の重合トナーに使用できる重合性単量体としては、スチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−メトキシスチレン、p−エチルスチレンの如きスチレン系単量体;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸n−プロピル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸2−クロルエチル、アクリル酸フェニルの如きアクリル酸エステル類;メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸n−オクチル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸ジエチルアミノエチルの如きメタクリル酸エステル類その他のアクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリルアミドの如き単量体が挙げられる。
【0044】
これらの単量体は単独で、又は2種以上を混合して使用し得る。上述の単量体の中でも、スチレン又はスチレン誘導体を単独で、又は他の単量体と混合して使用することがトナーの現像特性、及び耐久性の点から好ましい。
【0045】
粉砕トナー製法でトナーを製造する場合において、トナーの結着樹脂に用いられる重合体としては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸の如き酸類及びそのエステル類の如き単量体を重合して得られた樹脂、又はそれらの単量体を2種以上共重合して得られた樹脂;ポリエステル;ポリスルホネート;ポリエーテル及びポリウレタンを用いることができる。
【0046】
本発明で用いられるトナーは、特にカラー画像を形成するトナーが好ましく、トナーに含有される着色剤としては、公知のものが使用でき、例えばカーボンブラック;鉄黒;C.I.ダイレクトレッド1、C.I.ダイレクトレッド4、C.I.アシッドレッド1、C.I.ベーシックレッド1、C.I.モーダントレッド30、C.I.ソルベントレッド49、C.I.ソルベントレッド52、C.I.ダイレクトブルー1、C.I.ダイレクトブルー2、C.I.アシッドブルー9、C.I.アシッドブルー15、C.I.ベーシックブルー3、C.I.ベーシックブルー5、C.I.モーダントブルー7、C.I.ダイレクトグリーン6、C.I.ベーシックグリーン4、C.I.ベーシックグリーン6の如き染料;黄鉛、カドミウムイエロー、ミネラルファストイエロー、ネーブルイエロー、ナフトールイエローS、ハンザイエローG、パーマネントイエローNCG、タートラジンレーキ、モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジGTR、ベンジジンオレンジG、カドミウムレッド、パーマネントレッド4R、ウォッチングレッドカルシウム塩、ブリリアントカーミン3B、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ、紺青、コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、キナクリドン、ジスアゾ系のイエロー顔料、フタロシアニンブルー、ファーストスカイブルー、ピグメントグリーンB、マラカイトグリーンレーキ、ファイナルイエローグリーンGの如き顔料が挙げられる。
【0047】
本発明において重合法を用いてトナーを得る場合には、着色剤の持つ重合阻害性や水相移行性に注意を払う必要があり、重合阻害のない物質による疎水化処理の如く、表面改質を施しておいたほうが良い。
【0048】
また、トナーにおいて、流動性や転写性を考慮して、通常は、外添剤をトナー全体にまぶしてある。この場合の外添剤としては、酸化チタンやシリカ、チタン酸ストロンチウム、酸化スズ、酸化亜鉛、アルミナなどの一般的なものである。更に、今回ブレードエッジ部のトナーの有無を検出する手段について述べる。常にブレードエッジ部に光を照射し、そこに滑剤及びトナーがあると反射が散乱されて光が返ってこない(図2−A)。そこにトナー及び滑剤がなくなると光の散乱がなくなりセンサー自体に光がもどってくるため、それによってそこでトナーの有無を判断する。
【0049】
更に、その光学センサーを2つ持つことでさらにクリーニング性のラチチュードを上げることができる。通常、トナーのクリーニングについては、トナーの母体だけをクリーニングし、上記外添処方のものを残すようにすればもっと効果的である。その際、トナー自体を検出するには可視域の光学センサーで検知すればよく。外添剤の処方のものが多いことを確認するには、長波長(赤外域)で反応すればよい。
【0050】
つまり、トナーの母体は通常透明であり、その中に顔料といわれる可視域で吸収を示すものが含まれている。それに対して、外添剤などの無機微粒子などは赤外域に吸収波長をもつ。ため、その組み合わせでブレードエッジ部におけるトナー及び外添量が計測できる。
【0051】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
本発明に関する感光ドラムとしては、直径30mmのアルミニウム製等の導電性ドラム基体上に、ジスアゾ系の顔料を樹脂に分散した電荷発生層とポリカーボネート樹脂にヒドラゾンを分散した電荷輸送層20μmを持ち、さらに保護層には光硬化性のアクリル樹脂を光硬化させたものを用いた。この場合の保護層の膜厚としては、3μmである。このドラムをキヤノン製の複写機のCP2150に入れるとともに、ドラム周りを図1に改造し、単色モードにおけるブレードの捲れ現象を調べた。2K枚流した際、ブレードが安定しなくなり、ブレードエッジ部のトナーが無くなったことを検知し、自動的に現像を行うと、また、必然的にブレードの挙動が安定するようになった。そのときのトナー供給量は0.3mg/cm2。これらのことを繰り返し、100K枚まで良好なクリーニングが可能になった。そのときの感光ドラムの削れ量は1.1μm/10Kだった。
【0052】
(実施例2)
実施例1において、保護層として電荷発生層のポリカーボネートの比率を上げ、膜の硬化性をましたものを用いる以外実施例1と同様の感光ドラムを形成した。このドラムで実施例1と同様に光センサーにおけるクリーニングブレードエッジ部のトナーの有無を確認した。トナーの保持が不安定になるとブレードの挙動が安定しなくなり、現像を若干するたけで効果があった。そのときのトナー供給量は0.3mg/cm2。これらのことから、100Kまで良好なクリーニングが行われた。そのときのドラムの削れ量は1.5μm/10Kであった。
【0053】
(実施例3)
実施例1において、保護層として、エポキシ樹脂を熱硬化させた以外、実施例と同様な感光ドラムを形成した。このドラムで実施例1と同様に光センサーで検知し、クリーニングブレードエッジ部におけるトナーの有無で現像を行った。そのときのトナー供給量は0.3mg/cm2。その繰り返しで100Kまで良好なクリーニングが行われた。そのときのドラムの削れ量は1.3μm/10Kであった。
【0054】
(実施例4)
本発明に関する感光ドラムとしては、直径30mmのアルミニウム製等の導電性ドラム基体上に、ジスアゾ系の顔料を樹脂に分散した電荷発生層とポリカーボネート樹脂にヒドラゾンを分散した電荷輸送層20μmを持ち、さらに保護層には光硬化性のアクリル樹脂を光硬化させたものを用いた。この場合の保護層の膜厚としては、3μmである。このドラムをキヤノン製の複写機のCP2150に入れるともに、ドラム周りを図1に改造し、単色モードにおけるブレードの捲れ現象を調べた。その際、並列にセンサーを2種類つけ、同じ部分に光があたるようにした。その1種類の波長が、400nmでもう1種類は1700nmの光をみるようにした。2K枚流した際、ブレードが安定しなくなり、ブレードエッジ部のトナー及び外添剤が無くなったことを検知(吸収波長が上昇していることを把握)し、自動的に現像を行うと、また、必然的にブレードの挙動が安定するようになった。そのときのトナー供給量は0.3mg/cm2。これらのことを繰り返し、100K枚まで良好なクリーニングが可能になった。そのときの感光ドラムの削れ量は1.1μm/10Kだった。
【0055】
(比較例1)
実施例1と同様に感光体を製造し、センサーも何も使用しないで、単色モードの空回転を行った。クリーニングブレードは2000枚ぐらいで不安定になり、数枚流して捲れた。
【0056】
(比較例2)
実施例1の感光ドラムにおいて保護層を用いず、実施例1と同様の実験を行った。その際クリーニングの捲れは見られなかったが、ドラムの削れがひどく、高画質及び、高耐久を得るほどの画像再現性が得られなかった。削れ量は4μ/10Kであった。
【0057】
(比較例3)
実施例1のドラム周りにおいての帯電方法でコロナ帯電を利用する以外、実施例1と同様の実験を行った。オゾンが発生量が多く、また、十分な帯電をするためのコロナ帯電器を製造するに感光ドラムを大きくしなければならなかった。
【0058】
(比較例4)
実施例4と同様に関する感光ドラムとしては、直径30mmのアルミニウム製等の導電性ドラム基体上に、ジスアゾ系の顔料を樹脂に分散した電荷発生層とポリカーボネート樹脂にヒドラゾンを分散した電荷輸送層20μmを持ち、さらに保護層には光硬化性のアクリル樹脂を光硬化させたものを用いた。この場合の保護層の膜厚としては、3μmである。このドラムをキヤノン製の複写機のCP2150に入れるとともに、ドラム周りを図1に改造し、2色モード(外添量が基本的に多く残るモード)でのにおけるブレードの捲れ現象を調べた。その際、並列にセンサーを2種類つけ、同じ部分に光があたるようにした。その1種類の波長が、400nmでもう1種類は1700nmの光をみるようにした。2K枚流した際、ブレードが部のセンサーを調べると、トナーの吸収波長は無くなり、外添剤だけの吸収波長は残っていた。このときのブレード部は十分に安定的で現像を流さなくても十分なクリーニング性が得られていた。ただ、10K枚では安定しなくなり、ブレードエッジ部のトナーだけが少なくなり及び外添剤の吸収がある場合はを検知(吸収波長が上昇していることを把握)し、自動的に現像を行うと、また、必然的にブレードの挙動が安定するようになった。そのときのトナー供給量は0.3mg/cm2。これらのことを繰り返し、100K枚まで良好なクリーニングが可能になった。そのときの感光ドラムの削れ量は1.1μm/10Kだった。
【0059】
(比較例5)
実施例4と同様に関する感光ドラムとしては、直径30mmのアルミニウム製等の導電性ドラム基体上に、ジスアゾ系の顔料を樹脂に分散した電荷発生層とポリカーボネート樹脂にヒドラゾンを分散した電荷輸送層20μmを持ち、さらに保護層には光硬化性のアクリル樹脂を光硬化させたものを用いた。この場合の保護層の膜厚としては、3μmである。このドラムをキヤノン製の複写機のCP2150に入れるとともに、ドラム周りを図1に改造し、単色ハーフトンモード(外添量が基本的に少なく残るモード)でのにおけるブレードの捲れ現象を調べた。その際、並列にセンサーを2種類つけ、同じ部分に光があたるようにした。その1種類の波長が、400nmでもう1種類は1700nmの光をみるようにした。1K枚流した際、ブレードが部のセンサーを調べると、トナーの吸収波長は十分ではあるが、外添剤だけの吸収波長がなくなっていた。その上みるみるブレードが不安定な方向になりこの1.5枚では安定しなくなり、ブレードエッジ部のトナーだけが少なくなり及び外添剤の吸収がある場合はを検知(吸収波長が上昇していることを把握)し、自動的に現像を行うと、また、必然的にブレードの挙動が安定するようになった。そのときのトナー供給量は0.3mg/cm2。これらのことを繰り返し、100K枚まで良好なクリーニングが可能になった。そのときの感光ドラムの削れ量は1.1μm/10Kだった。
【0060】
【発明の効果】
本発明によれば、高硬度で耐久性に優れた感光体を用い、しかも環境に適した帯電方法を用いた場合におけるクリーニング方法において良好な方法が可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるドラム周りの断面図
【図2】トナーの有無を検知する光センサーの模式図
【符号の説明】
11 感光ドラム
12 クリーニングブレード
13 光センサー
14 帯電ローラ
17 現像駆動部
T トナー
TR 残留トナー
Claims (6)
- 複数の感光体と、該感光体各々を独立して回転駆動する複数の駆動手段とを有し、その感光体に付着した残留トナーを除去するクリーニングブレードにおいて、前記クリーニングブレードと感光体の接触部に常時トナーが保持されていることを検知する手段と、そのトナーが無くなったと判断した際にトナーを現像し、クリーニングと感光体の接触部に供給することを特徴とする画像形成装置。
- 繰り返しの使用の耐久においても前記感光体の削れ量が2μm/10K以下枚であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記感光体上に画像を形成する際、帯電ローラを用いることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 感光体の直径が35mm以下であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 検知の際、波長を2種類持たせることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 1つの波長を可視域(300〜800nm)とし、もうひとつを長波長あるいは赤外域(800〜2000nm)であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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