JP2004170310A - エネルギー管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ビルディングなどで電力やガスのエネルギーの使用状態を個別的、総合的に監視および判断して省エネルギー化および運転コストの軽減を実現する。
【解決手段】負荷に供給する電気、ガス、油、水等のエネルギー媒体の使用量を計測する複数の計測手段6、7、8、9を設け、計測手段6、7、8、9により計測した計測データが過去の使用量実績値にもとづいて予め設定された省エネルギー目標値を超過したとき、ユーザ側エネルギーコントローラ1に、負荷に対するエネルギー媒体の供給遮断や調整、または警報の出力を行わせる。
【選択図】 図1
【解決手段】負荷に供給する電気、ガス、油、水等のエネルギー媒体の使用量を計測する複数の計測手段6、7、8、9を設け、計測手段6、7、8、9により計測した計測データが過去の使用量実績値にもとづいて予め設定された省エネルギー目標値を超過したとき、ユーザ側エネルギーコントローラ1に、負荷に対するエネルギー媒体の供給遮断や調整、または警報の出力を行わせる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気、ガス、油、水などのエネルギー媒体の省エネルギー化を促進するためのエネルギー管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の省エネルギーを目的としたエネルギー使用量の計測は、ほとんどが電力に関わるものであり、具体的には電力消費量や最大需要電力(デマンド値)等を計測するのみで、電力、ガス、水道などの使用量を一つの装置で省エネルギーを目的として計測することはできない。
【0003】
また、エネルギー使用量(消費量)の計測をし、その計測値の記録をとっている場合でも、過去の計測値との比較はできないシステムがほとんどのために、せっかくのデータは省エネルギー対策に有効に活用されていない。
【0004】
【特許文献】
特開2000−193695号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のエネルギー使用量の計測システムは前記のように電気やガスを中心としたエネルギー使用量の単体計測がほとんどであり、しかも金額表示がないためにエネルギー管理者への省エネ啓発につながっていないのが実情である。国策である省エネルギー活動推進にあたっては、エネルギー管理者ばかりでなく、エネルギーの恩恵を受ける者の全員参加が求められるが、誰もが理解しやすい省エネルギーを考慮した管理システムが未だ提案されていない。
【0006】
特にエネルギー使用量の大きいビルディングや工場などでは、電力などユーティリティ関係の管理者を置いているが、特にエネルギー使用の変動が大きい時間帯のエネルギー使用状況をリアルタイムで把握することは、エネルギー使用現場と管理部所とが組織的に分かれているなどの理由やコスト管理の面からも、省エネルギーの活動推進が一般的に困難である。現在のところ、省エネルギーの目的に適したエネルギー使用状態の測定システムは提案されていない。エネルギー使用のピーク値を総合的にコントロールする装置も同様に提案されていない。
【0007】
本発明は、前記のような従来の問題点に着目してなされたものであり、ビルディング、ホテル、工場などで電力やガスなどのエネルギーの使用状態を個別的、総合的に監視および判断することで、省エネルギー化および運転コストの軽減を実現することができるエネルギー管理システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的達成のために、請求項1の発明にかかるエネルギーシステムは、負荷に供給する電気、ガス、油、水等のエネルギー媒体の使用量を計測する複数の計測手段と、該計測手段により計測した計測データが過去の使用量実績値にもとづいて予め設定された省エネルギー目標値を超過したとき、前記負荷に対するエネルギー媒体の供給遮断や調整、または警報の出力を行うユーザ側エネルギーコントローラと、炭酸ガス排出量の予測と実績記録・管理を行うモニタリングセンタとを備えたことを特徴とする。これにより、ユーザ側設備で経時的に変化するエネルギー使用量を一括管理しながら、該エネルギー使用量が設定された目標値を超えないように予め定めた負荷をコントロールすることができ、従ってエネルギー消費の総量や炭酸ガス排出量を適切に抑制することができる。
【0009】
また、請求項2の発明にかかるエネルギー管理システムは、前記計測手段およびユーザ側エネルギーコントローラを備えたユーザ側設備から通信回線を通して計測データ受信するモニタリングセンタを設け、該モニタリングセンタは前記計測データにもとづきエネルギー媒体使用についての最も経済的な契約方式および省エネルギー運転方式を選択して、前記ユーザ側設備に対しエネルギー原単位または負荷特性データとともに送信することを特徴とする。これによって、ユーザ側設備の省エネルギー化と運転コスト軽減、さらに炭酸ガス排出量の削減を同時にかつ最適に実現することができる。
【0010】
また、請求項3の発明にかかるエネルギー管理システムは、前記ユーザ側エネルギーコントローラが、前記計測データにもとづき前記エネルギー媒体の使用量に対する使用料金を演算し、この使用料金の目標値に対する増減値および過不足金額を求めて出力表示または印刷出力させることを特徴とする。これにより、ユーザは前記表示内容を参照しながら省エネルギー化に伴うユーザ設備の経済的運転操作を実施できる。
【0011】
また、請求項4の発明にかかるエネルギー管理システムは、前記ユーザ側設備周辺に温湿度センサまたは炭酸ガス濃度センサを設け、これらの測定値が予め設定された目標値の上限または下限を超えたとき、前記ユーザ側エネルギーコントローラが前記負荷に対するエネルギー媒体の供給遮断や調整、または警報の出力を行うことを特徴とする。これにより、ユーザ側設備の運転環境を効率的にかつ省エネルギーで維持できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図について説明する。図1は本発明のエネルギー管理システムを示すブロック図である。このエネルギー管理システムはユーザ側設備AおよびモニタリングセンタBからなる。ユーザ側設備AはCPU(中央演算処理装置)を中心として構成されたユーザ側演算処理装置としてのユーザ側エネルギーコントローラ1と、このユーザ側エネルギーコントローラ1のもとで各設備機械を自動的に制御する熱源系制御部2、空調系制御部3、照明系制御部4および給排水系制御部5を備えている。前記ユーザ側エネルギーコントローラ1はユーザ側設備Aのエネルギー使用量を演算し、このエネルギー使用量が予め設定された目標値を超えたか否かを判定するように機能する。
【0013】
また、前記ユーザ側エネルギーコントローラ1には、前記各制御系を含む設備機械の電力、ガス、水道、オイル等の各使用量を計測する計測手段である電力メータ6、ガスメータ7、水道メータ8およびオイルメータ9が接続されている。さらに、前記ユーザ側エネルギーコントローラ1には、CPUによる演算結果などの諸情報をテキストや画像で出力するCRTディスプレイなどの表示器10および印刷用のプリンタ11が接続されている。なお、12はユーザ側エネルギーコントローラ1に設けられて各種データを記憶するメモリ、13はユーザ側エネルギーコントローラ1に入出力される各種データを変復調するモデムである。
【0014】
一方、前記モニタリングセンタBは、前記ユーザ側設備Aの各メータ6〜9により計測された計測データまたは前記ユーザ側エネルギーコントローラ1の出力データにもとづいて、エネルギー媒体の使用についての最も経済的な契約方式および省エネルギー運転方式を選択し、前記ユーザ側設備に対しエネルギー原単位や炭酸ガス排出量または負荷特性データとともに送信するように機能する。また炭酸ガス排出量の予測と実績記録・管理を行うように機能する。
【0015】
また、このモニタリングセンタBのセンタ側エネルギーコントローラ14は前記エネルギー原単位や負荷特性データなどの諸データを記憶するメモリ15と、ユーザ側設備Aに入出力される各種情報を変復調するモデム16が設けられている。17はセンタ側エネルギーコントローラ14に入出力される各種情報を表示するCRTディスプレイなどの表示器、18は前記各種情報を印刷出力するプリンタである。なお、ユーザ側設備AおよびモニタリングセンタBは電話回線、衛星通信回路、インターネットなどの通信回線19を介して接続されている。
【0016】
かかる構成になるエネルギー管理システムにおいては、ビルディング等におけるユーザ側設備Aが稼動状態にあるとき、電力メータ6、ガスメータ7、水道メータ8およびオイルメータ9の各計測データがユーザ側エネルギーコントローラ1に入力される。ユーザ側エネルギーコントローラ1は自身が有するデータロガーやパルス検出器でそれぞれ計測データのデジタル変換処理を行ったり、パルス検出および計数を行ったりして、CPUで処理可能な信号に処理した上で、その処理信号にもとづいて時々刻々変化するエネルギー使用量を演算し、その演算結果をメモリ12に蓄積する。また、ユーザ側エネルギーコントローラ1は、モデム12および通信回線19を介してモニタリングセンタBに蓄積データなどを定期的に転送する。
【0017】
なお、前記電力等のエネルギー使用量の計測には、従来から使用されている各種の測定方法を適宜使用することができる。例えば、検出した電圧、電流をデジタル値に変換し、マイクロプロセッサによって一定時間幅ごとの平均値の電力量を求め、この電力量を積算して前記エネルギー使用量とすることもできる。
【0018】
また、前記ユーザ側エネルギーコントローラ1では、前記計測データにもとづいて得たエネルギー使用量が、予め設定された目標値を超過した場合には、図示しない警報器で警報を発生させたり、前記各制御部2〜5のいずれかを動作させて負荷遮断や調整、例えば電力やガスの供給を遮断や調整をする。これにより、エネルギー使用量を目標値以下の所定値にコントロールすることができる。
【0019】
一方、前記モニタリングセンタBでは、前記ユーザ側設備Aからのエネルギー使用量を含む各種の計測データを入力し、この計測データを日時、月、年のいずれかの時間単位ごとにパターン分析を行い、最もローコストで効率的な各設備の運転方法やエネルギー供給会社との契約種別の選択を行う。これにより、ユーザ側設備Aにおける各設備機械の経済的運転制御を実施可能にする。
【0020】
また、前記計測データのパターン分析の結果をモニタリングセンタBからユーザ側設備にフィードバックすることで、ユーザ側設備A側に施設管理者が不在である場合や、省エネルギー目標値を前記エネルギー使用量が超過した場合には、モニタリングセンタBのセンタ側エネルギーコントローラ14側から警報信号や遮断信号をユーザ側設備Aのユーザ側エネルギーコントローラ1に送信することで、ユーザ側設備A側の警報器で警報を発生させたり、各設備の電力やガス等の遮断や調整を行わせることができる。
【0021】
図2はユーザ側エネルギーコントローラの他の実施の形態を示すブロック図である。同図において、ユーザ側エネルギーコントローラ21は、コンピュータ22とアンテナ29を接続した無線受信回路23とからなり、コンピュータ22は中央演算処理装置24、メモリ25、表示器26、スピーカ(またはブザー)27およびこれらに電源電圧を供給する電源回路28を備えている。30はユーザ側エネルギーコントローラ21に外部電源回路28を接続するためのプラグである。このユーザ側エネルギーコントローラ21は前記モニタリングセンタBに設置して、前記同様の機能を持たせることもできる。
【0022】
従って、ユーザ側設備Aのユーザ側エネルギーコントローラ21では、前記各メータ6〜9の全部またはいずれかから計測信号をCPU24が受信すると、メモリ25から取り出した、例えば使用量の料金換算テーブルを参照するなどして料金データを取り出し、これに必要な演算処理を行って、前記エネルギー使用量とともに料金を求めることができる。また、これらの各計測情報によりメモリ25の内容を順次更新する。
【0023】
図3は、前記コンピュータ22のCPU24で行った演算処理結果を表示器26上にグラフ表示した、当日実績画面Cを示す。ここでは、温度と電力の30分ごとの経時変化を示している。なお、ガスや水道等の各使用量も同様にして30分毎の経時情報として表わすことができる。このような表示画面を監視することにより管理者であるオペレータは熱源系制御部2を制御して外気ダンパを絞ったり開放したり、空調系制御部3や給排水系制御部5を制御して冷媒ベーンの開度調整を行ったり冷却水温度を調整したりして、省エネルギー行動をとることができる。なお、この当日実績画面には、本日の年月日における現在のエネルギー使用量および使用料金とエネルギー使用量および使用料金の目標値が対比可能なように並列表示されている。
【0024】
前記グラフによる表示方法には特に限定はないが、表示期間について、当日実績、前日実績、当月実績、年実績などの少なくとも一つの単位期間について表示させることができ、該単位期間が複数に亘るときは、それぞれ切り換えて表示することができる。
【0025】
また、グラフの種類としては、折れ線グラフ、棒グラフなどがある。前記棒グラフを用いて実績エネルギー使用量の実績値と積算終了時のエネルギー使用量の目標値とを表示する場合は、目標棒グラフと表示時点での実績棒グラフとを同時に並列表示して、着色を施すことにより、例えば白抜きに対して塗りつぶしとするようにしたり、並べるかまたは重ね合わせるかして表示することで、グラフの読み取りを迅速化、容易化できる。
【0026】
また、前記実績棒グラフは、目標エネルギー量に対する実績エネルギー量の比率を前記目標棒グラフの長さとの比率と一致する長さで表示するとができる。例えば、前日データと当日データを重ねて表示した場合、オーバーした部分が赤の棒グラフであれば視覚的に比較が容易で、速やかに省エネルギー対策をとることができる。
【0027】
また、前記エネルギー使用量を折れ線グラフで表示する場合は、その折れ線グラフを、監視時間帯について、予め積算開始から積算終了までの目標積算量として表し、積算実績が得られる都度、前記目標折れ線グラフを実績折れ線グラフに書き変えるようにして表示することができる。これにより、実績が入力された段階で表示折れ線グラフが変更されるので、実績と目標との比較が容易になる。
【0028】
なお、目標値と実績値との折れ線を色違いで表示したり、点線と実線など折れ線を使って相違が容易に分かるように表示してもよい。また、目標折れ線グラフと実績折れ線グラフとを並べて表示してもよい。さらに、前記比較結果を、色、音、文字、記号、マーク、表示の点滅などや、これらの組み合わせで表示してもよい。
【0029】
前記監視時間帯はビル、工場などでエネルギー消費が活発になり、監視を必要とする時間帯のことであり、この時間帯は監視担当者を廃止するなどしてエネルギー使用と並行して監視業務を行えるようにする。監視時間帯の決定は、任意であり、エネルギー消費状況に合わせて適宜決定すればよい。通常、契約料金を決定するデマンド時間は電力が30分、ガスは1時間が多いので、いずれもエネルギー供給会社の軽量時限に同期して測定、制御をかけるようにすればよい。
【0030】
また、メータ6〜9ごとのエネルギー使用量を表示させる場合には、切換手段を設けて、各エネルギー使用量を一台の表示部10上に切換表示させる。省エネ目標値は、例えばビルの契約電力の種別、ガスの契約種別に基づき決定し、測定部が複数のときは各測定部ごとに、監視時間帯、平日、休日の別などを考慮し、当面の目標値および上限値などを設定する。以後は、実績を勘案して変更する。また、料金表示する場合には、エネルギー供給会社との契約およびテナントとの契約などにより複雑となるが、基本的には任意で単価設定する。
【0031】
前記無線通信手段を用いる場合は、通常電波を使用する。但し本発明はこれに限定されず、例えば遠赤外線や有線方式など、現場の状況から最も適切な送信手段を用いることができる。
【0032】
また、前記ユーザ側設備A周辺に温湿度センサや炭酸ガス濃度センサを設けて、これらの測定値が予め設定された目標値の上限または下限を超えたとき、前記ユーザ側エネルギーコントローラ1が前記負荷に対するエネルギー媒体の供給遮断や調整または警報の出力を行えるようにすることで、周辺環境の劣悪化を未然に回避できる。
【0033】
図4は前記熱源、空調、照明、給排水の各制御中において、エネルギー使用量や使用料金が目標値に達しそうになったとき、表示器10に警報表示される警報表示画面Dである。この警報表示画面Dには、省エネルギー対策マニュアル情報も合わせて表示されるため、オペレータは、例えば空調、照明、給排水をマニュアル操作によって最適値に設定することができる。
【0034】
この図4では、エネルギーの種類ごとに画面を切り替えることにより、当日実績、当月実績、当年実績の累積エネルギー使用量を表示させることが可能でありこれらの各値が省エネルギー目標値を上廻った部分を棒グラフ上で例えば黒塗り部分Pとして示すことによって、オペレータに速やかな対策をとることを促すことができ、これによりオペレータの啓発に繋げることができる。なお、当日実績でも目標値を表示することで、毎日警報が出ないように気を配ることができ、省エネルギー対策と啓発の実績が積み重ねられていく。
【0035】
図5は前記コンピュータ22のCPU24で行った演算処理結果を表示器26上に表示した、当月実績画面Eを示す。ここではガスの1日単位ごとの変化を示している。ここで、曲線Qは前年の同月実積を示し、曲線Rは省エネルギー目標値を示している。そして、黒塗り部分Sのように各月の当月実績が目標値を上廻れば、前記のように警報を発したり、熱源系制御部2などを作動してガスの使用量を抑制するようにする。このように実績値と目標値とを重ねて表示することでこれらの相対関係が明瞭となり、オペレータのマニュアルによるガス使用量の最適制御を容易かつ正確に実現できる。
【0036】
また、年実績も同様にして各年単位で画面表示できるが、この場合には、当月の13ヶ月分を常時表示し、新たな月に入ると、最も古い月の測定値を消去し、当月と前年同月を含む過去13ヶ月分を比較することができる。
【0037】
このように、前記ユーザ側エネルギーコントローラ1はビルディング等で使用しているエネルギーすべてをオペレータ(管理者)が把握して、エネルギー使用量の原因究明と必要な対応措置を早急にとることが可能となり、これにより資源保護および設備の運転コストの低減に大きく貢献することができる。
【0038】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、エネルギー媒体の使用量を計測手段により計測した計測データが、過去の使用量実績値にもとづいて予め設定された省エネルギー目標値を超過したとき、ユーザ側エネルギーコントローラに前記負荷に対するエネルギー媒体の供給遮断や調整、または警報の出力を行わせ、モニタリングセンタに炭酸ガス排出量の予測と実績記録・管理を行わせるようにしたので、ユーザ側設備で経時的に変化するエネルギー使用量を一括管理しながら、該エネルギー使用量が設定された目標値を超えないようにユーザ測定設備の動作をコントロールすることができ、従ってエネルギーの消費の総量を適切に抑制できる。
【0039】
また、モニタリングセンタを設けて、これに計測データにもとづいてエネルギー媒体使用についての最も経済的な契約方式および省エネルギー運転方式を選択させ、前記ユーザ側設備に対しエネルギー原単位または負荷特性データとともに送信させることで、ユーザ側設備の省エネルギー化と運転コスト軽減化を同時にかつ最適に実現することができる。さらに、前記ユーザ側エネルギーコントローラが、前記計測データにもとづき前記エネルギー媒体の使用量に対する使用料金を演算させ、この使用料金の目標値に対する増減値および過不足金額を求めて出力表示または印刷出力させることで、ユーザは前記表示内容を参照しながら省エネルギー化に伴うユーザ設備の経済的運転操作を実現できる。
【0040】
また、前記ユーザ側設備周辺に温湿度センサまたは炭酸ガス濃度センサを設け、これらの測定値が予め設定された目標値の上限または下限を超えたとき、前記ユーザ側エネルギーコントローラが前記負荷に対するエネルギー媒体の供給遮断や調整、または警報の出力を行わせることで、ユーザ側設備の運転環境を最適に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態によるエネルギー管理システムを概念的に示すブロック図である。
【図2】図1におけるユーザ側エネルギーコントローラの他の形態を示すブロック図である。
【図3】本発明による電力使用量の当日実績画面を示す説明図である。
【図4】本発明による電力使用量の警報と対策マニュアル画面を示す説明図である。
【図5】本発明によるガス使用量の当月実績画面を示す説明図である。
【符号の説明】
A ユーザ側設備
B モニタリングセンタ
1 ユーザ側エネルギーコントローラ
6 電力メータ(計測手段)
7 ガスメータ(計測手段)
8 水道メータ(計測手段)
9 オイルメータ(計測手段)
10 表示器
11 プリンタ
19 通信回線
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気、ガス、油、水などのエネルギー媒体の省エネルギー化を促進するためのエネルギー管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の省エネルギーを目的としたエネルギー使用量の計測は、ほとんどが電力に関わるものであり、具体的には電力消費量や最大需要電力(デマンド値)等を計測するのみで、電力、ガス、水道などの使用量を一つの装置で省エネルギーを目的として計測することはできない。
【0003】
また、エネルギー使用量(消費量)の計測をし、その計測値の記録をとっている場合でも、過去の計測値との比較はできないシステムがほとんどのために、せっかくのデータは省エネルギー対策に有効に活用されていない。
【0004】
【特許文献】
特開2000−193695号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のエネルギー使用量の計測システムは前記のように電気やガスを中心としたエネルギー使用量の単体計測がほとんどであり、しかも金額表示がないためにエネルギー管理者への省エネ啓発につながっていないのが実情である。国策である省エネルギー活動推進にあたっては、エネルギー管理者ばかりでなく、エネルギーの恩恵を受ける者の全員参加が求められるが、誰もが理解しやすい省エネルギーを考慮した管理システムが未だ提案されていない。
【0006】
特にエネルギー使用量の大きいビルディングや工場などでは、電力などユーティリティ関係の管理者を置いているが、特にエネルギー使用の変動が大きい時間帯のエネルギー使用状況をリアルタイムで把握することは、エネルギー使用現場と管理部所とが組織的に分かれているなどの理由やコスト管理の面からも、省エネルギーの活動推進が一般的に困難である。現在のところ、省エネルギーの目的に適したエネルギー使用状態の測定システムは提案されていない。エネルギー使用のピーク値を総合的にコントロールする装置も同様に提案されていない。
【0007】
本発明は、前記のような従来の問題点に着目してなされたものであり、ビルディング、ホテル、工場などで電力やガスなどのエネルギーの使用状態を個別的、総合的に監視および判断することで、省エネルギー化および運転コストの軽減を実現することができるエネルギー管理システムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的達成のために、請求項1の発明にかかるエネルギーシステムは、負荷に供給する電気、ガス、油、水等のエネルギー媒体の使用量を計測する複数の計測手段と、該計測手段により計測した計測データが過去の使用量実績値にもとづいて予め設定された省エネルギー目標値を超過したとき、前記負荷に対するエネルギー媒体の供給遮断や調整、または警報の出力を行うユーザ側エネルギーコントローラと、炭酸ガス排出量の予測と実績記録・管理を行うモニタリングセンタとを備えたことを特徴とする。これにより、ユーザ側設備で経時的に変化するエネルギー使用量を一括管理しながら、該エネルギー使用量が設定された目標値を超えないように予め定めた負荷をコントロールすることができ、従ってエネルギー消費の総量や炭酸ガス排出量を適切に抑制することができる。
【0009】
また、請求項2の発明にかかるエネルギー管理システムは、前記計測手段およびユーザ側エネルギーコントローラを備えたユーザ側設備から通信回線を通して計測データ受信するモニタリングセンタを設け、該モニタリングセンタは前記計測データにもとづきエネルギー媒体使用についての最も経済的な契約方式および省エネルギー運転方式を選択して、前記ユーザ側設備に対しエネルギー原単位または負荷特性データとともに送信することを特徴とする。これによって、ユーザ側設備の省エネルギー化と運転コスト軽減、さらに炭酸ガス排出量の削減を同時にかつ最適に実現することができる。
【0010】
また、請求項3の発明にかかるエネルギー管理システムは、前記ユーザ側エネルギーコントローラが、前記計測データにもとづき前記エネルギー媒体の使用量に対する使用料金を演算し、この使用料金の目標値に対する増減値および過不足金額を求めて出力表示または印刷出力させることを特徴とする。これにより、ユーザは前記表示内容を参照しながら省エネルギー化に伴うユーザ設備の経済的運転操作を実施できる。
【0011】
また、請求項4の発明にかかるエネルギー管理システムは、前記ユーザ側設備周辺に温湿度センサまたは炭酸ガス濃度センサを設け、これらの測定値が予め設定された目標値の上限または下限を超えたとき、前記ユーザ側エネルギーコントローラが前記負荷に対するエネルギー媒体の供給遮断や調整、または警報の出力を行うことを特徴とする。これにより、ユーザ側設備の運転環境を効率的にかつ省エネルギーで維持できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図について説明する。図1は本発明のエネルギー管理システムを示すブロック図である。このエネルギー管理システムはユーザ側設備AおよびモニタリングセンタBからなる。ユーザ側設備AはCPU(中央演算処理装置)を中心として構成されたユーザ側演算処理装置としてのユーザ側エネルギーコントローラ1と、このユーザ側エネルギーコントローラ1のもとで各設備機械を自動的に制御する熱源系制御部2、空調系制御部3、照明系制御部4および給排水系制御部5を備えている。前記ユーザ側エネルギーコントローラ1はユーザ側設備Aのエネルギー使用量を演算し、このエネルギー使用量が予め設定された目標値を超えたか否かを判定するように機能する。
【0013】
また、前記ユーザ側エネルギーコントローラ1には、前記各制御系を含む設備機械の電力、ガス、水道、オイル等の各使用量を計測する計測手段である電力メータ6、ガスメータ7、水道メータ8およびオイルメータ9が接続されている。さらに、前記ユーザ側エネルギーコントローラ1には、CPUによる演算結果などの諸情報をテキストや画像で出力するCRTディスプレイなどの表示器10および印刷用のプリンタ11が接続されている。なお、12はユーザ側エネルギーコントローラ1に設けられて各種データを記憶するメモリ、13はユーザ側エネルギーコントローラ1に入出力される各種データを変復調するモデムである。
【0014】
一方、前記モニタリングセンタBは、前記ユーザ側設備Aの各メータ6〜9により計測された計測データまたは前記ユーザ側エネルギーコントローラ1の出力データにもとづいて、エネルギー媒体の使用についての最も経済的な契約方式および省エネルギー運転方式を選択し、前記ユーザ側設備に対しエネルギー原単位や炭酸ガス排出量または負荷特性データとともに送信するように機能する。また炭酸ガス排出量の予測と実績記録・管理を行うように機能する。
【0015】
また、このモニタリングセンタBのセンタ側エネルギーコントローラ14は前記エネルギー原単位や負荷特性データなどの諸データを記憶するメモリ15と、ユーザ側設備Aに入出力される各種情報を変復調するモデム16が設けられている。17はセンタ側エネルギーコントローラ14に入出力される各種情報を表示するCRTディスプレイなどの表示器、18は前記各種情報を印刷出力するプリンタである。なお、ユーザ側設備AおよびモニタリングセンタBは電話回線、衛星通信回路、インターネットなどの通信回線19を介して接続されている。
【0016】
かかる構成になるエネルギー管理システムにおいては、ビルディング等におけるユーザ側設備Aが稼動状態にあるとき、電力メータ6、ガスメータ7、水道メータ8およびオイルメータ9の各計測データがユーザ側エネルギーコントローラ1に入力される。ユーザ側エネルギーコントローラ1は自身が有するデータロガーやパルス検出器でそれぞれ計測データのデジタル変換処理を行ったり、パルス検出および計数を行ったりして、CPUで処理可能な信号に処理した上で、その処理信号にもとづいて時々刻々変化するエネルギー使用量を演算し、その演算結果をメモリ12に蓄積する。また、ユーザ側エネルギーコントローラ1は、モデム12および通信回線19を介してモニタリングセンタBに蓄積データなどを定期的に転送する。
【0017】
なお、前記電力等のエネルギー使用量の計測には、従来から使用されている各種の測定方法を適宜使用することができる。例えば、検出した電圧、電流をデジタル値に変換し、マイクロプロセッサによって一定時間幅ごとの平均値の電力量を求め、この電力量を積算して前記エネルギー使用量とすることもできる。
【0018】
また、前記ユーザ側エネルギーコントローラ1では、前記計測データにもとづいて得たエネルギー使用量が、予め設定された目標値を超過した場合には、図示しない警報器で警報を発生させたり、前記各制御部2〜5のいずれかを動作させて負荷遮断や調整、例えば電力やガスの供給を遮断や調整をする。これにより、エネルギー使用量を目標値以下の所定値にコントロールすることができる。
【0019】
一方、前記モニタリングセンタBでは、前記ユーザ側設備Aからのエネルギー使用量を含む各種の計測データを入力し、この計測データを日時、月、年のいずれかの時間単位ごとにパターン分析を行い、最もローコストで効率的な各設備の運転方法やエネルギー供給会社との契約種別の選択を行う。これにより、ユーザ側設備Aにおける各設備機械の経済的運転制御を実施可能にする。
【0020】
また、前記計測データのパターン分析の結果をモニタリングセンタBからユーザ側設備にフィードバックすることで、ユーザ側設備A側に施設管理者が不在である場合や、省エネルギー目標値を前記エネルギー使用量が超過した場合には、モニタリングセンタBのセンタ側エネルギーコントローラ14側から警報信号や遮断信号をユーザ側設備Aのユーザ側エネルギーコントローラ1に送信することで、ユーザ側設備A側の警報器で警報を発生させたり、各設備の電力やガス等の遮断や調整を行わせることができる。
【0021】
図2はユーザ側エネルギーコントローラの他の実施の形態を示すブロック図である。同図において、ユーザ側エネルギーコントローラ21は、コンピュータ22とアンテナ29を接続した無線受信回路23とからなり、コンピュータ22は中央演算処理装置24、メモリ25、表示器26、スピーカ(またはブザー)27およびこれらに電源電圧を供給する電源回路28を備えている。30はユーザ側エネルギーコントローラ21に外部電源回路28を接続するためのプラグである。このユーザ側エネルギーコントローラ21は前記モニタリングセンタBに設置して、前記同様の機能を持たせることもできる。
【0022】
従って、ユーザ側設備Aのユーザ側エネルギーコントローラ21では、前記各メータ6〜9の全部またはいずれかから計測信号をCPU24が受信すると、メモリ25から取り出した、例えば使用量の料金換算テーブルを参照するなどして料金データを取り出し、これに必要な演算処理を行って、前記エネルギー使用量とともに料金を求めることができる。また、これらの各計測情報によりメモリ25の内容を順次更新する。
【0023】
図3は、前記コンピュータ22のCPU24で行った演算処理結果を表示器26上にグラフ表示した、当日実績画面Cを示す。ここでは、温度と電力の30分ごとの経時変化を示している。なお、ガスや水道等の各使用量も同様にして30分毎の経時情報として表わすことができる。このような表示画面を監視することにより管理者であるオペレータは熱源系制御部2を制御して外気ダンパを絞ったり開放したり、空調系制御部3や給排水系制御部5を制御して冷媒ベーンの開度調整を行ったり冷却水温度を調整したりして、省エネルギー行動をとることができる。なお、この当日実績画面には、本日の年月日における現在のエネルギー使用量および使用料金とエネルギー使用量および使用料金の目標値が対比可能なように並列表示されている。
【0024】
前記グラフによる表示方法には特に限定はないが、表示期間について、当日実績、前日実績、当月実績、年実績などの少なくとも一つの単位期間について表示させることができ、該単位期間が複数に亘るときは、それぞれ切り換えて表示することができる。
【0025】
また、グラフの種類としては、折れ線グラフ、棒グラフなどがある。前記棒グラフを用いて実績エネルギー使用量の実績値と積算終了時のエネルギー使用量の目標値とを表示する場合は、目標棒グラフと表示時点での実績棒グラフとを同時に並列表示して、着色を施すことにより、例えば白抜きに対して塗りつぶしとするようにしたり、並べるかまたは重ね合わせるかして表示することで、グラフの読み取りを迅速化、容易化できる。
【0026】
また、前記実績棒グラフは、目標エネルギー量に対する実績エネルギー量の比率を前記目標棒グラフの長さとの比率と一致する長さで表示するとができる。例えば、前日データと当日データを重ねて表示した場合、オーバーした部分が赤の棒グラフであれば視覚的に比較が容易で、速やかに省エネルギー対策をとることができる。
【0027】
また、前記エネルギー使用量を折れ線グラフで表示する場合は、その折れ線グラフを、監視時間帯について、予め積算開始から積算終了までの目標積算量として表し、積算実績が得られる都度、前記目標折れ線グラフを実績折れ線グラフに書き変えるようにして表示することができる。これにより、実績が入力された段階で表示折れ線グラフが変更されるので、実績と目標との比較が容易になる。
【0028】
なお、目標値と実績値との折れ線を色違いで表示したり、点線と実線など折れ線を使って相違が容易に分かるように表示してもよい。また、目標折れ線グラフと実績折れ線グラフとを並べて表示してもよい。さらに、前記比較結果を、色、音、文字、記号、マーク、表示の点滅などや、これらの組み合わせで表示してもよい。
【0029】
前記監視時間帯はビル、工場などでエネルギー消費が活発になり、監視を必要とする時間帯のことであり、この時間帯は監視担当者を廃止するなどしてエネルギー使用と並行して監視業務を行えるようにする。監視時間帯の決定は、任意であり、エネルギー消費状況に合わせて適宜決定すればよい。通常、契約料金を決定するデマンド時間は電力が30分、ガスは1時間が多いので、いずれもエネルギー供給会社の軽量時限に同期して測定、制御をかけるようにすればよい。
【0030】
また、メータ6〜9ごとのエネルギー使用量を表示させる場合には、切換手段を設けて、各エネルギー使用量を一台の表示部10上に切換表示させる。省エネ目標値は、例えばビルの契約電力の種別、ガスの契約種別に基づき決定し、測定部が複数のときは各測定部ごとに、監視時間帯、平日、休日の別などを考慮し、当面の目標値および上限値などを設定する。以後は、実績を勘案して変更する。また、料金表示する場合には、エネルギー供給会社との契約およびテナントとの契約などにより複雑となるが、基本的には任意で単価設定する。
【0031】
前記無線通信手段を用いる場合は、通常電波を使用する。但し本発明はこれに限定されず、例えば遠赤外線や有線方式など、現場の状況から最も適切な送信手段を用いることができる。
【0032】
また、前記ユーザ側設備A周辺に温湿度センサや炭酸ガス濃度センサを設けて、これらの測定値が予め設定された目標値の上限または下限を超えたとき、前記ユーザ側エネルギーコントローラ1が前記負荷に対するエネルギー媒体の供給遮断や調整または警報の出力を行えるようにすることで、周辺環境の劣悪化を未然に回避できる。
【0033】
図4は前記熱源、空調、照明、給排水の各制御中において、エネルギー使用量や使用料金が目標値に達しそうになったとき、表示器10に警報表示される警報表示画面Dである。この警報表示画面Dには、省エネルギー対策マニュアル情報も合わせて表示されるため、オペレータは、例えば空調、照明、給排水をマニュアル操作によって最適値に設定することができる。
【0034】
この図4では、エネルギーの種類ごとに画面を切り替えることにより、当日実績、当月実績、当年実績の累積エネルギー使用量を表示させることが可能でありこれらの各値が省エネルギー目標値を上廻った部分を棒グラフ上で例えば黒塗り部分Pとして示すことによって、オペレータに速やかな対策をとることを促すことができ、これによりオペレータの啓発に繋げることができる。なお、当日実績でも目標値を表示することで、毎日警報が出ないように気を配ることができ、省エネルギー対策と啓発の実績が積み重ねられていく。
【0035】
図5は前記コンピュータ22のCPU24で行った演算処理結果を表示器26上に表示した、当月実績画面Eを示す。ここではガスの1日単位ごとの変化を示している。ここで、曲線Qは前年の同月実積を示し、曲線Rは省エネルギー目標値を示している。そして、黒塗り部分Sのように各月の当月実績が目標値を上廻れば、前記のように警報を発したり、熱源系制御部2などを作動してガスの使用量を抑制するようにする。このように実績値と目標値とを重ねて表示することでこれらの相対関係が明瞭となり、オペレータのマニュアルによるガス使用量の最適制御を容易かつ正確に実現できる。
【0036】
また、年実績も同様にして各年単位で画面表示できるが、この場合には、当月の13ヶ月分を常時表示し、新たな月に入ると、最も古い月の測定値を消去し、当月と前年同月を含む過去13ヶ月分を比較することができる。
【0037】
このように、前記ユーザ側エネルギーコントローラ1はビルディング等で使用しているエネルギーすべてをオペレータ(管理者)が把握して、エネルギー使用量の原因究明と必要な対応措置を早急にとることが可能となり、これにより資源保護および設備の運転コストの低減に大きく貢献することができる。
【0038】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、エネルギー媒体の使用量を計測手段により計測した計測データが、過去の使用量実績値にもとづいて予め設定された省エネルギー目標値を超過したとき、ユーザ側エネルギーコントローラに前記負荷に対するエネルギー媒体の供給遮断や調整、または警報の出力を行わせ、モニタリングセンタに炭酸ガス排出量の予測と実績記録・管理を行わせるようにしたので、ユーザ側設備で経時的に変化するエネルギー使用量を一括管理しながら、該エネルギー使用量が設定された目標値を超えないようにユーザ測定設備の動作をコントロールすることができ、従ってエネルギーの消費の総量を適切に抑制できる。
【0039】
また、モニタリングセンタを設けて、これに計測データにもとづいてエネルギー媒体使用についての最も経済的な契約方式および省エネルギー運転方式を選択させ、前記ユーザ側設備に対しエネルギー原単位または負荷特性データとともに送信させることで、ユーザ側設備の省エネルギー化と運転コスト軽減化を同時にかつ最適に実現することができる。さらに、前記ユーザ側エネルギーコントローラが、前記計測データにもとづき前記エネルギー媒体の使用量に対する使用料金を演算させ、この使用料金の目標値に対する増減値および過不足金額を求めて出力表示または印刷出力させることで、ユーザは前記表示内容を参照しながら省エネルギー化に伴うユーザ設備の経済的運転操作を実現できる。
【0040】
また、前記ユーザ側設備周辺に温湿度センサまたは炭酸ガス濃度センサを設け、これらの測定値が予め設定された目標値の上限または下限を超えたとき、前記ユーザ側エネルギーコントローラが前記負荷に対するエネルギー媒体の供給遮断や調整、または警報の出力を行わせることで、ユーザ側設備の運転環境を最適に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態によるエネルギー管理システムを概念的に示すブロック図である。
【図2】図1におけるユーザ側エネルギーコントローラの他の形態を示すブロック図である。
【図3】本発明による電力使用量の当日実績画面を示す説明図である。
【図4】本発明による電力使用量の警報と対策マニュアル画面を示す説明図である。
【図5】本発明によるガス使用量の当月実績画面を示す説明図である。
【符号の説明】
A ユーザ側設備
B モニタリングセンタ
1 ユーザ側エネルギーコントローラ
6 電力メータ(計測手段)
7 ガスメータ(計測手段)
8 水道メータ(計測手段)
9 オイルメータ(計測手段)
10 表示器
11 プリンタ
19 通信回線
Claims (4)
- 負荷に供給する電気、ガス、油、水等のエネルギー媒体の使用量を計測する複数の計測手段と、
該計測手段により計測した計測データが過去の使用量実績値にもとづいて予め設定された省エネルギー目標値を超過したとき、前記負荷に対するエネルギー媒体の供給遮断や調整、または警報の出力を行うユーザ側エネルギーコントローラと、
炭酸ガス排出量の予測と実績記録・管理を行うモニタリングセンタと、
を備えたことを特徴とするエネルギー管理システム。 - 前記計測手段およびユーザ側エネルギーコントローラを備えたユーザ側設備から通信回線を通して計測データを受信するモニタリングセンタを設け、該モニタリングセンタは前記計測データにもとづきエネルギー媒体使用についての最も経済的な契約方式および省エネルギー運転方式を選択して、前記ユーザ側設備に対しエネルギー原単位または負荷特性データとともに送信することを特徴とする請求項1に記載のエネルギー管理システム。
- 前記ユーザ側エネルギーコントローラが、前記計測データにもとづき前記エネルギー媒体の使用量に対する使用料金を演算し、この使用料金の目標値に対する増減値および過不足金額を求めて出力表示または印刷出力させることを特徴とする請求項1に記載のエネルギー管理システム。
- 前記ユーザ側設備周辺に温湿度センサまたは炭酸ガス濃度センサを設け、これらの温湿度センサまたは炭酸ガス濃度センサによる測定値が予め設定された目標値の上限または下限を超えたとき、前記ユーザ側エネルギーコントローラが前記負荷に対するエネルギー媒体の供給遮断や調整、または警報の出力を行うことを特徴とする請求項1に記載のエネルギー管理システム。
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