JP2004169200A - 部分二重くつ下 - Google Patents
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Abstract
【課題】保温性と衝撃吸収性を確保できるとともに、長時間はいていたとしてもズレることはなく、しかもはいていることに違和感のないくつ下を提供すること。
【解決手段】各足指を収納する指挿入部11を有したくつ下であって、
少なくとも指挿入部11及びその直近を二重にして二重部12とするとともに、
この二重部12の端部またはその次に、弾力性を強化したゴム入部13を形成したこと。
【選択図】図1
【解決手段】各足指を収納する指挿入部11を有したくつ下であって、
少なくとも指挿入部11及びその直近を二重にして二重部12とするとともに、
この二重部12の端部またはその次に、弾力性を強化したゴム入部13を形成したこと。
【選択図】図1
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、「くつ下」に関し、特に足指が収納される部分を二重にした部分二重くつ下に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
くつ下は、本来、足の保温や運動時等における緩衝機能を重視して形成されるものであり、種々なものが提案されてきている。
【0003】
例えば、特許文献1には、「全面二重地として保温性を高めるとともに、内面パイル等の存在するニット裏目が足本体に直接接触しないようにして、運動中足に力を入れやすくして、外筒体の中への内筒体の挿入を自動化して省力化を図り、かつ口ゴム部の伸縮性を増やすことができる二重くつ下」が提案されている。また、特許文献2にも、「少ない工程で製造でき、しかも二重となったくつ下の足首部に全く段差がなく、はき心地の良好なくつ下」を提供する目的の製造方法が記載されている。
【0004】
しかしながら、上記特許文献1及び2に記載されているくつ下は、その全体を二重にしているため保温性が必要以上に高くなり、使用中に足がむれるという問題が生ずるのではないかと考えられる。それだけでなく、保温性を高めるだけの目的であれば、太い糸を利用して製造した方が効果的であると考えられるのに、わざわざ全体を二重にしていることも、製造上に問題があると考えられる。
【0005】
そこで、例えば、特許文献3にて提案されているような、「足の裏、指、かかと部分を二重にした保温効果の高いくつ下」が考えられる。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−055605、要約書
【特許文献2】
特開平05−005202号、要約書
【特許文献3】
特開平10−377907号、要約書
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献3に記載されているくつ下は、足の裏やカカト部分も二重にするものであるから、保温性からみてみると、前述した特許文献1及び2のくつ下のように、むれ易くなり、製造も困難になると考えられる。それだけでなく、二重部分での保温性は確保されている反面、運動や作業中には、この二重部分がかえって邪魔になるとも考えられる。運度や作業中に、緩衝しなければならない衝撃が掛かるのは、足指やその近傍が大部分であり、足裏やカカト部分に掛かることは殆んどないからである。
【0008】
また、仮に二重部分で衝撃を吸収するようにしても、その時の力でくつ下がズレてしまってはならない。つまり、衝撃吸収を目的とするのであれば、再びその位置での衝撃吸収が行えなければ、半日程度もはいていることのあるくつ下としては適当ではないのである。
【0009】
そこで、本発明者等は、保温性は勿論、衝撃吸収性にも優れ、なおかつ使用感にも優れたくつ下とするにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成したのである。
【0010】
すなわち、本発明の目的とするところは、保温性と衝撃吸収性を確保できるとともに、長時間はいていたとしてもズレることはなく、しかもはいていることに違和感のないくつ下を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、まず請求項1に係る発明の採った手段は、後述する実施の形態の説明中において使用する符号を付して説明すると、
「各足指を収納する指挿入部11を有したくつ下であって、
少なくとも指挿入部11及びその直近を二重にして二重部12とするとともに、
この二重部12の端部またはその次に、弾力性を強化したゴム入部13を形成したことを特徴とする部分二重くつ下10」
である。
【0012】
すなわち、この請求項1に係るくつ下10は、図2に示すように、足指を収納する部分を二重にして二重部12としたものであり、この二重部12は、各足指とその直近部分の全体を包み込むものである。そして、この二重部12の端部またはその次には、ゴムを織り込んで弾力性を高めたゴム入部13を形成し、このゴム入部13の次は二重ではない単層部14としたものである。
【0013】
なお、後述する実施形態の指挿入部11においては、図1にも示すように、各足指を個別に収納するようにして、各足指のムレ防止を図るようにしているが、本発明の目的からすると、この指挿入部11は、全ての指をまとめて収納できるようにした通常の形態のものであってもよいものである。
【0014】
さて、以上のように、この請求項1のくつ下10が、足指及びその直近を包み込む二重部12と、その次に形成したゴム入部13とを有したものである結果、次のような機能を発揮することになる。まず、二重部12によって足指の保温が図られることは当然として、この二重部12により、運動や作業中に足指が受ける衝撃を吸収することになる。
【0015】
この二重部12は、これが受けた衝撃を吸収する結果、足指に対してズレようとするが、この二重部12の次にはゴム入部13が存在していたから、このゴム入部13によって当該くつ下10は足に対して二重部12よりは強く密着している。このため、このゴム入部13は、衝撃を吸収した二重部12が足指に対してズレるのを防止することになり、当該くつ下10をはき直す必要がないのである。
【0016】
そして、このゴム入部13のさらに次は、単層部14、カカト部分の補強を行う補強部15、そして単層部16となっているのであるから、激しい運動や作業を行ったとしても、これらの単層部14及び16等によって汗が発散され得るから、当該くつ下10の使用中に足がムレることはないのである。
【0017】
従って、この請求項1のくつ下10は、保温性と衝撃吸収性を確保できるとともに、長時間はいていたとしてもズレることはなく、しかもはいていることに違和感のないものとなっているのである。
【0018】
上記課題を解決するために、請求項2に係る発明の採った手段は、上記請求項1のくつ下10について、
「足を入れる口部を二重口部18として、この二重口部18の次部分をゴム入部17であるとしたこと」
である。
【0019】
すなわち、この請求項2のくつ下10は、図1の図示上端部に形成してある口部を二重口部18とするとともに、この二重口部18の図示下側をゴム入部17としたものである。
【0020】
このゴム入部17は、前述した二重部12の次のゴム入部13と同様に、足首にしっかりと密着するものであるから、運動や作業を激しく行っても、当該くつ下10のズレを防止することになる。勿論、このくつ下10の上端が二重口部18となっているため、このくつ下10をはく際にはき易くしているだけでなく、保温や密着性を向上させているものである。
【0021】
従って、この請求項2のくつ下10は、上述した請求項1のくつ下10と同様な機能を発揮する他、ゴム入部17や二重口部18によって、より一層のズレ防止が図られているのである。
【0022】
【発明の実施の形態】
次に、上記のように構成した各発明を、図面に示した実施の形態であるくつ下10について説明すると、このくつ下10は、図1に示したように、足指側から、二重部12、ゴム入部13、単層部14、補強部15、単層部16、ゴム入部17そして二重口部18から形成したものであり、これらは、例えば特許文献2等に示されている編機により編成されるものである。
【0023】
このくつ下10の二重部12は、足指を包み込む指挿入部11と、その近傍部分を含むものであり、図2に示したように文字通り二重構造としたものである。この二重部12を形成するには、この二重部12程度にまで上述した編機で一重のものを二重部12程度の大きさまで編んでおき、これを別に一重状態で編み込み途中にしてあるものに重ね、そしてこの編み込み途中にあるものの糸を利用して端部を編み込むのである。この編み込み部分が、図1及び図2に示した第1直結部12aである。
【0024】
この実施形態の第1直結部12aは、次に述べるゴム入部13と二重部12との間に位置するものであるが、必要に応じてゴム入部13の次となる第2直結部12bとしてもよいものである。
【0025】
ゴム入部13は、文字通りゴム糸(図2中では黒点で示してある)を使用して編み込んだ部分であり、通常の方法で形成されるものである。勿論、このゴム入部13は、ある程度の弾力性をもって足を包み込むとともに、違和感のない程度の締め付けをも行うものである。この点は、二重口部18の下方に位置しているゴム入部17についても同様である。
【0026】
足のカカト部に当たることになる補強部15は、通常のくつ下と同様単層部14に形成したものであり、その両側の単層部14及び16と同様に単層ではあるが編み方を変えることにより、他の部分より強靱となるようにしてある。
【0027】
この補強部15の両側になる両単層部14及び16は、文字通り単層として編み込んだものであり、これにより、二重部12等とは異なった通気性を確保するようにしているものである。つまり、こらの単層部14及び16は、当該くつ下10が二重部12を有するものではあっても、通気性に優れたものとするために、言わば積極的に形成したものであり、前述した特許文献1等に記載されたくつ下が全体を二重にしているのに比して、通気性に優れた単層部分を確保しているものである。
【0028】
図1の図示上端に位置する二重口部18は、編機による最終段階での編成により形成されるものであり、その端部を内側に織り込んでほつれ止めすることにより形成されるものである。つまり、この二重口部18も文字通り二重になっているものであり、この二重口部18をつかんで当該くつ下10をはく際の補強部となっているだけでなく、足のくるぶし以上の部分に、ゴム入部17とともにしっかりと密着し得る部分となっているものである。
【0029】
【発明の効果】
以上、詳述した通り、本発明においては、
「各足指を収納する指挿入部11を有したくつ下であって、
少なくとも指挿入部11及びその直近を二重にして二重部12とするとともに、
この二重部12の端部またはその次に、弾力性を強化したゴム入部13を形成したこと」
にその主たる特徴がありこれにより、保温性と衝撃吸収性を確保できるとともに、長時間はいていたとしてもズレることはなく、しかもはいていることに違和感のないくつ下を提供することができるのである。
【0030】
すなわち、本発明に係るくつ下10は、その二重部12によって保温と衝撃吸収を行い、各単層部14・16にて通気性を確保し、ゴム入部13等によってズレ防止を図ることができるのであり、所謂「はき心地」の非常に優れたものとなっているのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るくつ下の側面図である。
【図2】図1中の1−1線に沿ってみた部分断面図である。
【符号の説明】
10 くつ下
11 指挿入部
12 二重部
12a 第1直結部
12b 第2直結部
13 ゴム入部
14 単層部
15 補強部
16 単層部
17 ゴム入部
18 二重口部
【産業上の利用分野】
本発明は、「くつ下」に関し、特に足指が収納される部分を二重にした部分二重くつ下に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
くつ下は、本来、足の保温や運動時等における緩衝機能を重視して形成されるものであり、種々なものが提案されてきている。
【0003】
例えば、特許文献1には、「全面二重地として保温性を高めるとともに、内面パイル等の存在するニット裏目が足本体に直接接触しないようにして、運動中足に力を入れやすくして、外筒体の中への内筒体の挿入を自動化して省力化を図り、かつ口ゴム部の伸縮性を増やすことができる二重くつ下」が提案されている。また、特許文献2にも、「少ない工程で製造でき、しかも二重となったくつ下の足首部に全く段差がなく、はき心地の良好なくつ下」を提供する目的の製造方法が記載されている。
【0004】
しかしながら、上記特許文献1及び2に記載されているくつ下は、その全体を二重にしているため保温性が必要以上に高くなり、使用中に足がむれるという問題が生ずるのではないかと考えられる。それだけでなく、保温性を高めるだけの目的であれば、太い糸を利用して製造した方が効果的であると考えられるのに、わざわざ全体を二重にしていることも、製造上に問題があると考えられる。
【0005】
そこで、例えば、特許文献3にて提案されているような、「足の裏、指、かかと部分を二重にした保温効果の高いくつ下」が考えられる。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−055605、要約書
【特許文献2】
特開平05−005202号、要約書
【特許文献3】
特開平10−377907号、要約書
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献3に記載されているくつ下は、足の裏やカカト部分も二重にするものであるから、保温性からみてみると、前述した特許文献1及び2のくつ下のように、むれ易くなり、製造も困難になると考えられる。それだけでなく、二重部分での保温性は確保されている反面、運動や作業中には、この二重部分がかえって邪魔になるとも考えられる。運度や作業中に、緩衝しなければならない衝撃が掛かるのは、足指やその近傍が大部分であり、足裏やカカト部分に掛かることは殆んどないからである。
【0008】
また、仮に二重部分で衝撃を吸収するようにしても、その時の力でくつ下がズレてしまってはならない。つまり、衝撃吸収を目的とするのであれば、再びその位置での衝撃吸収が行えなければ、半日程度もはいていることのあるくつ下としては適当ではないのである。
【0009】
そこで、本発明者等は、保温性は勿論、衝撃吸収性にも優れ、なおかつ使用感にも優れたくつ下とするにはどうしたらよいか、について種々検討を重ねてきた結果、本発明を完成したのである。
【0010】
すなわち、本発明の目的とするところは、保温性と衝撃吸収性を確保できるとともに、長時間はいていたとしてもズレることはなく、しかもはいていることに違和感のないくつ下を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、まず請求項1に係る発明の採った手段は、後述する実施の形態の説明中において使用する符号を付して説明すると、
「各足指を収納する指挿入部11を有したくつ下であって、
少なくとも指挿入部11及びその直近を二重にして二重部12とするとともに、
この二重部12の端部またはその次に、弾力性を強化したゴム入部13を形成したことを特徴とする部分二重くつ下10」
である。
【0012】
すなわち、この請求項1に係るくつ下10は、図2に示すように、足指を収納する部分を二重にして二重部12としたものであり、この二重部12は、各足指とその直近部分の全体を包み込むものである。そして、この二重部12の端部またはその次には、ゴムを織り込んで弾力性を高めたゴム入部13を形成し、このゴム入部13の次は二重ではない単層部14としたものである。
【0013】
なお、後述する実施形態の指挿入部11においては、図1にも示すように、各足指を個別に収納するようにして、各足指のムレ防止を図るようにしているが、本発明の目的からすると、この指挿入部11は、全ての指をまとめて収納できるようにした通常の形態のものであってもよいものである。
【0014】
さて、以上のように、この請求項1のくつ下10が、足指及びその直近を包み込む二重部12と、その次に形成したゴム入部13とを有したものである結果、次のような機能を発揮することになる。まず、二重部12によって足指の保温が図られることは当然として、この二重部12により、運動や作業中に足指が受ける衝撃を吸収することになる。
【0015】
この二重部12は、これが受けた衝撃を吸収する結果、足指に対してズレようとするが、この二重部12の次にはゴム入部13が存在していたから、このゴム入部13によって当該くつ下10は足に対して二重部12よりは強く密着している。このため、このゴム入部13は、衝撃を吸収した二重部12が足指に対してズレるのを防止することになり、当該くつ下10をはき直す必要がないのである。
【0016】
そして、このゴム入部13のさらに次は、単層部14、カカト部分の補強を行う補強部15、そして単層部16となっているのであるから、激しい運動や作業を行ったとしても、これらの単層部14及び16等によって汗が発散され得るから、当該くつ下10の使用中に足がムレることはないのである。
【0017】
従って、この請求項1のくつ下10は、保温性と衝撃吸収性を確保できるとともに、長時間はいていたとしてもズレることはなく、しかもはいていることに違和感のないものとなっているのである。
【0018】
上記課題を解決するために、請求項2に係る発明の採った手段は、上記請求項1のくつ下10について、
「足を入れる口部を二重口部18として、この二重口部18の次部分をゴム入部17であるとしたこと」
である。
【0019】
すなわち、この請求項2のくつ下10は、図1の図示上端部に形成してある口部を二重口部18とするとともに、この二重口部18の図示下側をゴム入部17としたものである。
【0020】
このゴム入部17は、前述した二重部12の次のゴム入部13と同様に、足首にしっかりと密着するものであるから、運動や作業を激しく行っても、当該くつ下10のズレを防止することになる。勿論、このくつ下10の上端が二重口部18となっているため、このくつ下10をはく際にはき易くしているだけでなく、保温や密着性を向上させているものである。
【0021】
従って、この請求項2のくつ下10は、上述した請求項1のくつ下10と同様な機能を発揮する他、ゴム入部17や二重口部18によって、より一層のズレ防止が図られているのである。
【0022】
【発明の実施の形態】
次に、上記のように構成した各発明を、図面に示した実施の形態であるくつ下10について説明すると、このくつ下10は、図1に示したように、足指側から、二重部12、ゴム入部13、単層部14、補強部15、単層部16、ゴム入部17そして二重口部18から形成したものであり、これらは、例えば特許文献2等に示されている編機により編成されるものである。
【0023】
このくつ下10の二重部12は、足指を包み込む指挿入部11と、その近傍部分を含むものであり、図2に示したように文字通り二重構造としたものである。この二重部12を形成するには、この二重部12程度にまで上述した編機で一重のものを二重部12程度の大きさまで編んでおき、これを別に一重状態で編み込み途中にしてあるものに重ね、そしてこの編み込み途中にあるものの糸を利用して端部を編み込むのである。この編み込み部分が、図1及び図2に示した第1直結部12aである。
【0024】
この実施形態の第1直結部12aは、次に述べるゴム入部13と二重部12との間に位置するものであるが、必要に応じてゴム入部13の次となる第2直結部12bとしてもよいものである。
【0025】
ゴム入部13は、文字通りゴム糸(図2中では黒点で示してある)を使用して編み込んだ部分であり、通常の方法で形成されるものである。勿論、このゴム入部13は、ある程度の弾力性をもって足を包み込むとともに、違和感のない程度の締め付けをも行うものである。この点は、二重口部18の下方に位置しているゴム入部17についても同様である。
【0026】
足のカカト部に当たることになる補強部15は、通常のくつ下と同様単層部14に形成したものであり、その両側の単層部14及び16と同様に単層ではあるが編み方を変えることにより、他の部分より強靱となるようにしてある。
【0027】
この補強部15の両側になる両単層部14及び16は、文字通り単層として編み込んだものであり、これにより、二重部12等とは異なった通気性を確保するようにしているものである。つまり、こらの単層部14及び16は、当該くつ下10が二重部12を有するものではあっても、通気性に優れたものとするために、言わば積極的に形成したものであり、前述した特許文献1等に記載されたくつ下が全体を二重にしているのに比して、通気性に優れた単層部分を確保しているものである。
【0028】
図1の図示上端に位置する二重口部18は、編機による最終段階での編成により形成されるものであり、その端部を内側に織り込んでほつれ止めすることにより形成されるものである。つまり、この二重口部18も文字通り二重になっているものであり、この二重口部18をつかんで当該くつ下10をはく際の補強部となっているだけでなく、足のくるぶし以上の部分に、ゴム入部17とともにしっかりと密着し得る部分となっているものである。
【0029】
【発明の効果】
以上、詳述した通り、本発明においては、
「各足指を収納する指挿入部11を有したくつ下であって、
少なくとも指挿入部11及びその直近を二重にして二重部12とするとともに、
この二重部12の端部またはその次に、弾力性を強化したゴム入部13を形成したこと」
にその主たる特徴がありこれにより、保温性と衝撃吸収性を確保できるとともに、長時間はいていたとしてもズレることはなく、しかもはいていることに違和感のないくつ下を提供することができるのである。
【0030】
すなわち、本発明に係るくつ下10は、その二重部12によって保温と衝撃吸収を行い、各単層部14・16にて通気性を確保し、ゴム入部13等によってズレ防止を図ることができるのであり、所謂「はき心地」の非常に優れたものとなっているのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るくつ下の側面図である。
【図2】図1中の1−1線に沿ってみた部分断面図である。
【符号の説明】
10 くつ下
11 指挿入部
12 二重部
12a 第1直結部
12b 第2直結部
13 ゴム入部
14 単層部
15 補強部
16 単層部
17 ゴム入部
18 二重口部
Claims (2)
- 各足指を収納する指挿入部を有したくつ下であって、
少なくとも前記指挿入部及びその直近を二重にして二重部とするとともに、
この二重部の端部またはその次に、弾力性を強化したゴム入部を形成したことを特徴とする部分二重くつ下。 - 足を入れる口部を二重口部として、この二重口部の次部分をゴム入部としたことを特徴とする請求項1に記載の部分二重くつ下。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002333879A JP2004169200A (ja) | 2002-11-18 | 2002-11-18 | 部分二重くつ下 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002333879A JP2004169200A (ja) | 2002-11-18 | 2002-11-18 | 部分二重くつ下 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004169200A true JP2004169200A (ja) | 2004-06-17 |
Family
ID=32698469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002333879A Pending JP2004169200A (ja) | 2002-11-18 | 2002-11-18 | 部分二重くつ下 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004169200A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005121794A1 (ja) | 2004-06-07 | 2005-12-22 | Denka Seiken Co., Ltd. | クロマトグラフィー式検出装置、検査法及びこれを応用したキット |
JP2008255514A (ja) * | 2007-04-03 | 2008-10-23 | Umami Kutsushita Jigyo Kyodo Kumiai | 靴下とその製造方法 |
CN103582433A (zh) * | 2011-04-20 | 2014-02-12 | 耐克国际有限公司 | 具有变化层的区的短袜 |
CN103582433B (zh) * | 2011-04-20 | 2016-11-30 | 耐克创新有限合伙公司 | 具有变化层的区的短袜 |
-
2002
- 2002-11-18 JP JP2002333879A patent/JP2004169200A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005121794A1 (ja) | 2004-06-07 | 2005-12-22 | Denka Seiken Co., Ltd. | クロマトグラフィー式検出装置、検査法及びこれを応用したキット |
EP2063269A2 (en) | 2004-06-07 | 2009-05-27 | DENKA SEIKEN Co., Ltd. | Chromatography apparatus for detecting Staphylococcus aureus |
JP2008255514A (ja) * | 2007-04-03 | 2008-10-23 | Umami Kutsushita Jigyo Kyodo Kumiai | 靴下とその製造方法 |
CN103582433A (zh) * | 2011-04-20 | 2014-02-12 | 耐克国际有限公司 | 具有变化层的区的短袜 |
CN103582433B (zh) * | 2011-04-20 | 2016-11-30 | 耐克创新有限合伙公司 | 具有变化层的区的短袜 |
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Legal Events
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