JP2004164132A - マルチウィンドウ表示装置、該装置に用いられるマルチウィンドウ管理方法及び表示制御プログラム - Google Patents
マルチウィンドウ表示装置、該装置に用いられるマルチウィンドウ管理方法及び表示制御プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004164132A JP2004164132A JP2002327454A JP2002327454A JP2004164132A JP 2004164132 A JP2004164132 A JP 2004164132A JP 2002327454 A JP2002327454 A JP 2002327454A JP 2002327454 A JP2002327454 A JP 2002327454A JP 2004164132 A JP2004164132 A JP 2004164132A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- window
- display
- request
- unit
- application program
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F3/00—Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
- G06F3/01—Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
- G06F3/048—Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI]
- G06F3/0481—Interaction techniques based on graphical user interfaces [GUI] based on specific properties of the displayed interaction object or a metaphor-based environment, e.g. interaction with desktop elements like windows or icons, or assisted by a cursor's changing behaviour or appearance
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F9/00—Arrangements for program control, e.g. control units
- G06F9/06—Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
- G06F9/44—Arrangements for executing specific programs
- G06F9/451—Execution arrangements for user interfaces
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Software Systems (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Human Computer Interaction (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Digital Computer Display Output (AREA)
- User Interface Of Digital Computer (AREA)
- Controls And Circuits For Display Device (AREA)
Abstract
【課題】アプリケーションプログラムの要求によるウィンドウの表示の乱れを防止したマルチウィンドウ表示装置を提供する。
【解決手段】ウィンドウマネージャ12は、表示部13に表示されている各ウィンドウW1,W2,W3に対応する各アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3のウィンドウ制御要求(たとえば、ウィンドウの重なり順序や表示サイズ、表示位置の変更など)を実行するか否かを、予め設定されている要求元のアプリケーションプログラムの優先表示順位に基づいて判断し、この判断結果が実行可を示す場合に同ウィンドウ制御要求を実行して同要求元のアプリケーションプログラムに対応するウィンドウを優先的に表示し、実行不可を示す場合に同ウィンドウ制御要求を無視するので、同ウィンドウ制御要求を実行することによって発生する表示の乱れが未然に防止される。
【選択図】 図1
【解決手段】ウィンドウマネージャ12は、表示部13に表示されている各ウィンドウW1,W2,W3に対応する各アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3のウィンドウ制御要求(たとえば、ウィンドウの重なり順序や表示サイズ、表示位置の変更など)を実行するか否かを、予め設定されている要求元のアプリケーションプログラムの優先表示順位に基づいて判断し、この判断結果が実行可を示す場合に同ウィンドウ制御要求を実行して同要求元のアプリケーションプログラムに対応するウィンドウを優先的に表示し、実行不可を示す場合に同ウィンドウ制御要求を無視するので、同ウィンドウ制御要求を実行することによって発生する表示の乱れが未然に防止される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、マルチウィンドウ表示装置、該装置に用いられるマルチウィンドウ管理方法及び表示制御プログラムに係り、例えば、携帯電話機の表示画面などのように、同表示画面全体が1つのウィンドウで占有される場合に用いて好適なマルチウィンドウ表示装置、該装置に用いられるマルチウィンドウ管理方法及び表示制御プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
パソコンや携帯電話機などのように、複数のウィンドウを含む画面を表示するマルチウィンドウ表示装置では、複数のアプリケーションプログラムの要求に対応して各ウィンドウを優先表示順位を制御しながらオーバラップさせて表示部に表示するウィンドウマネージャが備えられている。ウィンドウマネージャは、ユーザの明示的な操作や、ウィンドウを所有するアプリケーションからの要求に基づいて同ウィンドウの重なりの状態やサイズ、表示位置の変更などの制御を行う。
【0003】
この種のマルチウィンドウ表示装置は、従来では例えば図10に示すものがあった。
このマルチウィンドウ表示装置1は、操作部2と、ウィンドウマネージャ3と、表示部4とから構成されている。操作部2は、操作部13は、送信ボタン、英字/カナ/漢字/数字の変換ボタン、電源のオン/オフボタン、カーソル操作を行うための十文字ボタン、及び終了ボタンなどから構成されている。ウィンドウマネージャ3は、アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3の要求に対応して表示部4に各ウィンドウを優先表示順位を制御しながらオーバラップさせて表示する。表示部4は、アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3に対応したウィンドウW1,W2,W3をオーバラップさせて表示する。
【0004】
また、上記のマルチウィンドウ表示装置の他、従来、この種の技術としては、例えば、次のような文献に記載されるものがあった。
特許文献1に記載されたマルチウィンドウ表示装置では、第1のウィンドウの下に隠れている第2のウィンドウを制御しているアプリケーションプログラムに、たとえば重大な障害などが発生した場合、この第2のウィンドウは、同アプリケーションプログラムで指示された重要度に応じた位置に入れ替えられ、その位置で表示内容が表示される。このため、ユーザが第2のウィンドウに関する重要な情報を見落とすことが防止される。
【0005】
また、特許文献2に記載された携帯電話機では、ウィンドウマネージャにより、各種機能に対応する表示画面に対して描画のタイミングが制御され、同表示画面の履歴を管理する履歴管理手段及び同表示画面の優先順位を管理する優先順位管理手段の管理内容に基づいて各種機能の画面遷移が制御される。このため、メモリ容量の増加や各種機能間の画面遷移制御の複雑化を招くことなく、各種機能間の画面遷移が容易に行われる。
【0006】
【特許文献1】
特開平05−233195号公報(第1頁、図1〜5)
【特許文献2】
特開2002−111805号公報(第1頁、図1〜15)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記図10のマルチウィンドウ表示装置では、次のような問題点があった。
すなわち、マルチウィンドウ表示装置1が携帯電話機などのような画面サイズやデータ入力時の操作方法に制限がある端末である場合、ユーザがウィンドウW1,W2,W3のうちの一つを指定して操作を行うことは困難なことが多く、また、アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3が同時に動作して要求を発行すると、ユーザが現在使用しているアプリケーションプログラムのウィンドウの上に別のアプリケーションプログラムのウィンドウが突然表示されて表示の乱れが発生することがある。このため、携帯電話機のように1つのウィンドウが表示画面全体を覆うような端末では、大きな問題となる。
【0008】
この問題を解決するために、各アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3間で連携をとりあい、互いに問題を起こすような要求を出さないようにする方法が考えられる。ところが、この方法では、アプリケーションプログラムの数が増加するにつれて適用が困難になるという問題や、或るアプリケーションプログラムから他のアプリケーションプログラムの状態を知るための仕組みを新たに設ける必要があり、構成が複雑になるという問題がある。
【0009】
また、特許文献1及び特許文献2では、表示の乱れを防止する技術については、明確に記載されていない。
【0010】
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、或る一つのアプリケーションが他のアプリケーションの状態に関係なく要求を出すことができ、また、同要求によって現時点のウィンドウの表示に乱れが発生しないマルチウィンドウ表示装置、該装置に用いられるマルチウィンドウ管理方法及び表示制御プログラムを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、表示部と、複数のアプリケーションプログラムの要求に対応して前記表示部に各ウィンドウを優先表示順位を制御しながらオーバラップさせて表示するウィンドウマネージャとを備えてなるマルチウィンドウ表示装置に係り、前記ウィンドウマネージャは、表示されている前記各ウィンドウに対応する前記各アプリケーションプログラムの要求を実行するか否かを予め設定されている要求元のアプリケーションプログラムの優先表示順位に基づいて判断し、この判断結果が実行可を示す場合に前記要求を実行して前記要求元のアプリケーションプログラムに対応するウィンドウを優先的に表示し、実行不可を示す場合に前記要求を無視する構成とされていることを特徴としている。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のマルチウィンドウ表示装置に係り、前記ウィンドウマネージャは、前記各アプリケーションプログラム及び前記各ウィンドウの優先表示順位を管理するアプリケーション情報管理部と、前記表示部の表示画面における前記各ウィンドウの現時点のオーバラップの状態を管理するウィンドウ状態管理部と、前記アプリケーション情報管理部に管理されている前記優先表示順位及び前記ウィンドウ状態管理部に管理されている前記各ウィンドウの現時点のオーバラップの状態に基づいて前記各アプリケーションプログラムの要求を実行するか否かを判断して前記判断結果を生成する要求判断部と、前記判断結果に基づいて前記表示部の表示画面における前記各ウィンドウを制御するウィンドウ制御部とを備えてなることを特徴としている。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のマルチウィンドウ表示装置に係り、前記要求判断部は、前記表示部の表示画面の最上位に表示されているウィンドウの前記優先表示順位よりも前記要求元のアプリケーションプログラムの前記優先表示順位の方が高いときに前記実行可を示す判断結果を生成し、低いときに前記実行不可を示す判断結果を生成する構成とされていることを特徴としている。
【0014】
請求項4記載の発明は、表示部と、複数のアプリケーションプログラムの要求に対応して前記表示部に各ウィンドウを優先表示順位を制御しながらオーバラップさせて表示するウィンドウマネージャとを備えてなるマルチウィンドウ表示装置に係り、前記ウィンドウマネージャは、表示されている前記各ウィンドウに対応する前記各アプリケーションプログラムの要求を実行するか否かを予め設定されている要求元のアプリケーションプログラムの優先表示順位及び表示/不表示を指示する表示モードに基づいて判断し、この判断結果が実行可を示す場合に前記要求を実行して前記要求元のアプリケーションプログラムに対応するウィンドウを優先的に表示し、実行不可を示す場合に前記要求を無視する構成にされていることを特徴としている。
【0015】
請求項5記載の発明は、請求項4記載のマルチウィンドウ表示装置に係り、前記ウィンドウマネージャは、前記各アプリケーションプログラム及び前記各ウィンドウの優先表示順位を管理するアプリケーション情報管理部と、前記表示部の表示画面における前記各ウィンドウの現時点のオーバラップの状態及び前記表示モードを管理するウィンドウ状態管理部と、管理されている前記優先表示順位、前記各ウィンドウの現時点のオーバラップの状態及び前記表示モードに基づいて前記各アプリケーションプログラムの要求を実行するか否かを判断して前記判断結果を生成する要求判断部と、前記判断結果に基づいて前記表示部の表示画面における前記各ウィンドウを制御するウィンドウ制御部とを備えてなることを特徴としている。
【0016】
請求項6記載の発明は、請求項4又は5記載のマルチウィンドウ表示装置に係り、前記要求判断部は、前記表示部の表示画面の最上位に表示されているウィンドウの前記優先表示順位よりも前記要求元のアプリケーションプログラムの前記優先表示順位の方が高くかつ前記表示モードが表示を指示するときに前記実行可を示す判断結果を生成し、低いとき又は前記表示モードが不表示を指示するときに前記実行不可を示す判断結果を生成する構成とされていることを特徴としている。
【0017】
請求項7記載の発明は、表示部と、複数のアプリケーションプログラムの要求に対応して前記表示部に各ウィンドウを優先表示順位を制御しながらオーバラップさせて表示するウィンドウマネージャとを備えてなるマルチウィンドウ表示装置に用いられ、前記各ウィンドウのオーバラップの状態を管理するマルチウィンドウ管理方法に係り、表示されている前記各ウィンドウに対応する前記各アプリケーションプログラムの要求を実行するか否かを予め設定されている要求元のアプリケーションプログラムの優先表示順位に基づいて判断し、この判断結果が実行可を示す場合に前記要求を実行して前記要求元のアプリケーションプログラムに対応するウィンドウを優先的に表示し、実行不可を示す場合に前記要求を無視することを特徴としている。
【0018】
請求項8記載の発明は、表示部と、複数のアプリケーションプログラムの要求に対応して前記表示部に各ウィンドウを優先表示順位を制御しながらオーバラップさせて表示するウィンドウマネージャとを備えてなるマルチウィンドウ表示装置に用いられ、前記各ウィンドウのオーバラップの状態を管理するマルチウィンドウ管理方法に係り、表示されている前記各ウィンドウに対応する前記各アプリケーションプログラムの要求を実行するか否かを予め設定されている要求元のアプリケーションプログラムの優先表示順位及び表示/不表示を指示する表示モードに基づいて判断し、この判断結果が実行可を示す場合に前記要求を実行して前記要求元のアプリケーションプログラムに対応するウィンドウを優先的に表示し、実行不可を示す場合に前記要求を無視することを特徴としている。
【0019】
請求項9記載の発明は、表示制御プログラムに係り、コンピュータに請求項1乃至6記載のマルチウィンドウ表示装置の機能を実現させることを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。
第1の実施形態
図1は、この発明の第1の実施形態であるマルチウィンドウ表示装置の電気的構成を示すブロック図である。
この形態のマルチウィンドウ表示装置11は、たとえば携帯電話機であり、同図に示すように、ウィンドウマネージャ12と、表示部13とから構成されている。ウィンドウマネージャ12は、アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3のウィンドウ制御要求(たとえば、ウィンドウの重なり順序や表示サイズ、表示位置の変更など)に対応して表示部13に各ウィンドウW1,W2,W3を優先表示順位を制御しながらオーバラップさせて表示する。特に、この実施形態では、ウィンドウマネージャ12は、表示部13に表示されている各ウィンドウW1,W2,W3に対応する各アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3のウィンドウ制御要求を実行するか否かを、予め設定されている要求元のアプリケーションプログラムの優先表示順位に基づいて判断し、この判断結果が実行可を示す場合に前記ウィンドウ制御要求を実行して同要求元のアプリケーションプログラムに対応するウィンドウを優先的に表示し、実行不可を示す場合に前記ウィンドウ制御要求を無視する構成とされている。
【0021】
ウィンドウマネージャ12は、要求入力部14と、アプリケーション情報管理部15と、ウィンドウ状態管理部16と、要求判断部17と、ウィンドウ制御部18と、CPU(中央処理装置)19と、ROM(Read Only Memory)20とから構成されている。要求入力部14は、アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3からのウィンドウ制御要求を受け付ける。アプリケーション情報管理部15は、各アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3及び各ウィンドウW1,W2,W3の優先表示順位を管理する。ウィンドウ状態管理部16は、表示部13の表示画面における各ウィンドウW1,W2,W3の現時点のオーバラップの状態を管理する。
【0022】
要求判断部17は、アプリケーション情報管理部15に管理されている優先表示順位及びウィンドウ状態管理部16に管理されている各ウィンドウW1,W2,W3の現時点のオーバラップの状態に基づいて各アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3のウィンドウ制御要求を実行するか否かを判断して判断結果を生成する。特に、この実施形態では、要求判断部17は、表示部13の表示画面の最上位に表示されているウィンドウの優先表示順位よりも要求元のアプリケーションプログラムの優先表示順位の方が高いときに前記実行可を示す判断結果を生成し、低いときに前記実行不可を示す判断結果を生成する。
【0023】
ウィンドウ制御部18は、前記判断結果に基づいて表示部13の表示画面における各ウィンドウW1,W2,W3を制御する。CPU19は、ウィンドウマネージャ12全体を制御する。ROM20は、CPU19を動作させるための制御プログラムが記録され、特に、この実施形態では、同CPU19にマルチウィンドウ表示装置11の機能を実現させるための表示制御プログラムが記録されている。表示部13は、ウィンドウ制御部18の制御に基づいて各ウィンドウW1,W2,W3を表示する。
【0024】
図2は、図1中のアプリケーション情報管理部15に管理されている情報を示す図である。
このアプリケーション情報管理部15では、アプリケーションID(AP1,AP2,AP3)、アプリーションプログラムAP1,AP2,AP3の優先表示順位、及びアプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3が所有するウィンドウID(W1,W2,W3)が管理されている。優先表示順位は、値が小さいほど優先度が高いものとする。
【0025】
図3は、図1中のウィンドウ状態管理部16に管理されている情報を示す図である。
このウィンドウ状態管理部16では、同図(a)に示すように、ウィンドウID(W1,W2,W3)、及び同ウィンドウID毎のスタック番号が管理されている。スタック番号は、画面最上位からのウィンドウの位置を表し、たとえば、スタック番号“1”は画面の最上位にウィンドウが位置すること、及びスタック番号“2”は、その下にウィンドウが位置することを示す。この場合、同図(b)に示すように、アプリーションプログラムAP1,AP2,AP3に対応するウィンドウW1,W2,W3が、画面の下位から上位に順次配置されるようにルートウィンドウRWに管理されている。そして、同図(c)に示すように、表示部13に各ウィンドウW1,W2,W3が表示される。
【0026】
図4及び図5は、図1のマルチウィンドウ表示装置11の動作を説明するためのフローチャートである。
これらの図を参照して、この形態のマルチウィンドウ管理方法の処理内容について説明する。
たとえば、アプリケーションプログラムAP1から、最下位のウィンドウW1を最上位に移動する旨のウィンドウ制御要求がウィンドウマネージャ12に発行されたとき、要求入力部14は、アプリケーションプログラムAP1から前記ウィンドウ制御要求を受け取り、要求判断部17に転送する(ステップA1)。
【0027】
要求判断部17は、アプリケーションプログラムAP1のウィンドウ制御要求を実行しても良いか否かを判断する(ステップA2)。要求判断部17は、ウィンドウ制御要求を実行すると問題が生じる(不適切)と判断した場合、同要求を無視し(ステップA3)、アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3からの新たな要求を待つ(ステップA1)。また、要求判断部17は、ウィンドウ制御要求を実行しても問題がない(適切)と判断した場合、同要求の内容をウィンドウ制御部18に送出し、同要求を実行する(ステップA4)。
【0028】
要求判断部17は、ウィンドウ制御要求を実行した後、ウィンドウW1,W2,W3の状態の変化を調べ(ステップA5)、変化がなかった場合は処理を終了し、アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3からの新たな要求を待つ(ステップA1)。ウィンドウW1,W2,W3の状態に変化があった場合、要求判断部17は、その旨をウィンドウ状態管理部16に送出し、同ウィンドウ状態管理部16は、図3に示すスタック順序に関する情報の更新を行い(ステップA6)、その後、アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3からの新たな要求を待つ(ステップA1)。
【0029】
前記ステップA2では、図5に示すように、要求判断部17は、ウィンドウ状態管理部16から最も小さいスタック番号(すなわち、最上位)に対応するウィンドウのID(W3)を取得する(ステップA21)。つぎに、要求判断部17は、アプリケーション情報管理部15から、そのウィンドウ(W3)の属するアプリケーションプログラム(AP3)の優先表示順位(5)と、ウィンドウW1が属するアプリケーションプログラム(AP1)の優先表示順位(7)を取得し(ステップA22)、比較する(ステップA23)。
【0030】
その結果、アプリケーションプログラム(AP1)の優先表示順位(7)がアプリケーションプログラム(AP3)の優先表示順位(5)よりも高い場合、要求判断部17は、アプリケーションプログラム(AP1)からの要求を実行しても問題がないと判断し、優先表示順位が低い場合、同要求を実行すると優先表示順位の高いアプリケーションプログラムの表示を乱してしまうので、同要求を実施すべきではないと判断する。この実施形態では、画面の最上位に表示されているアプリケーションプログラムAP3の優先表示順位が“5”であり、ウィンドウW1が属するアプリケーションプログラムAP1の優先表示順位は“7”であるため、要求判断部17は、要求を実行すべきではないと判断する。
【0031】
以上のように、この第1の実施形態では、ウィンドウマネージャ12は、表示部13に表示されている各ウィンドウW1,W2,W3に対応する各アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3のウィンドウ制御要求を実行するか否かを、予め設定されている要求元のアプリケーションプログラムの優先表示順位に基づいて判断し、この判断結果が実行可を示す場合に同ウィンドウ制御要求を実行して同要求元のアプリケーションプログラムに対応するウィンドウを優先的に表示し、実行不可を示す場合に同ウィンドウ制御要求を無視するので、同ウィンドウ制御要求を実行することによって発生する表示の乱れが未然に防止される。このため、各アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3は、ウィンドウ制御要求を発行する際に他のアプリケーションプログラムの状態を知る必要がなく、構成が複雑になることが回避される。
【0032】
第2の実施形態
図6は、この発明の第2の実施形態であるマルチウィンドウ表示装置の電気的構成を示すブロック図であり、第1の実施形態を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
この形態のマルチウィンドウ表示装置11Aでは、同図に示すように、図1中のウィンドウマネージャ12に代えて、異なる構成のウィンドウマネージャ12Aが設けられている。ウィンドウマネージャ12Aは、表示部13に表示されている各ウィンドウW1,W2,W3に対応する各アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3のウィンドウ制御要求を実行するか否かを、予め設定されている要求元のアプリケーションプログラムの優先表示順位及び表示/不表示を指示する表示モードに基づいて判断し、この判断結果が実行可を示す場合に前記ウィンドウ制御要求を実行して同要求元のアプリケーションプログラムに対応するウィンドウを優先的に表示し、実行不可を示す場合に前記ウィンドウ制御要求を無視する構成とされている。
【0033】
ウィンドウマネージャ12Aでは、図1中のウィンドウ状態管理部16及び要求判断部17に代えて、異なる構成のウィンドウ状態管理部16A及び要求判断部17Aが設けられている。ウィンドウ状態管理部16Aは、表示部13の表示画面における各ウィンドウW1,W2,W3の現時点のオーバラップの状態及び前記表示モードを管理する。要求判断部17Aは、アプリケーション情報管理部15に管理されている優先表示順位及びウィンドウ状態管理部16に管理されている各ウィンドウW1,W2,W3の現時点のオーバラップの状態及び前記表示モードに基づいて各アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3のウィンドウ制御要求を実行するか否かを判断して判断結果を生成する。特に、この実施形態では、要求判断部17は、表示部13の表示画面の最上位に表示されているウィンドウの優先表示順位よりも要求元のアプリケーションプログラムの優先表示順位の方が高くかつ前記表示モードが表示を指示するときに前記実行可を示す判断結果を生成し、低いとき又は前記表示モードが不表示を指示するときに前記実行不可を示す判断結果を生成する。他は、図1と同様の構成である。
【0034】
図7は、図6中のウィンドウ状態管理部16Aに管理されている情報を示す図である。
このウィンドウ状態管理部16Aでは、第1の実施形態を示す図3(a)の情報に加え、ウィンドウW1,W2,W3の“表示モード”が設けられている。各表示モードは、アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3によって設定され、MAP(表示)又はUNMAP(不表示)の2つの状態がある。表示モードがUNMAP(不表示)に設定されているとき、対応するウィンドウが画面の最上位に位置するように設定されても同画面には表示されず、表示モードがMAP(表示)の場合にのみ表示が行われる。
【0035】
図8及び図9は、図6のマルチウィンドウ表示装置11Aの動作を説明するためのフローチャートである。
これらの図を参照して、この形態のマルチウィンドウ管理方法の処理内容について説明する。
第1の実施形態と同様に、たとえば、アプリケーションプログラムAP1から、最下位のウィンドウW1を最上位に移動する旨のウィンドウ制御要求がウィンドウマネージャ12Aに発行されたとき、要求入力部14は、アプリケーションプログラムAP1から前記ウィンドウ制御要求を受け取り、要求判断部17Aに転送する(ステップB1)。
【0036】
要求判断部17Aは、アプリケーションプログラムAP1のウィンドウ制御要求を実行しても良いか否かを判断する(ステップB2)。要求判断部17Aは、ウィンドウ制御要求を実行すると問題が生じる(不適切)と判断した場合、同要求を無視し(ステップB3)、アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3からの新たな要求を待つ(ステップB1)。また、要求判断部17Aは、ウィンドウ制御要求を実行しても問題がない(適切)と判断した場合、同要求の内容をウィンドウ制御部18に送出し、同要求を実行する(ステップB4)。
【0037】
要求判断部17Aは、ウィンドウ制御要求を実行した後、ウィンドウW1,W2,W3の状態の変化を調べ(ステップB5)、変化がなかった場合は処理を終了し、アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3からの新たな要求を待つ(ステップB1)。ウィンドウW1,W2,W3の状態に変化があった場合、要求判断部17Aは、その旨をウィンドウ状態管理部16Aに送出し、同ウィンドウ状態管理部16Aは、図7に示すスタック番号及び表示モードに関する情報の更新を行い(ステップB6)、その後、アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3からの新たな要求を待つ(ステップB1)。
【0038】
前記ステップB2では、図9に示すように、要求判断部17Aは、まずウィンドウ状態管理部16Aから最も小さいスタック番号(すなわち、最上位)に対応するウィンドウのID(W3)を取得する(ステップB21)。つぎに、要求判断部17は、ウィンドウ状態管理部16Aから、そのウィンドウ(W3)の表示モードをチェックし(ステップB22)、それがUNMAP(不表示)の場合は、スタック順序が次に小さいウィンドウID(W2)を取得する(ステップB21)。表示モードがMAP(表示)であるウィンドウが見つかった場合、アプリケーション情報管理部15から、そのウィンドウ(W2)の属するアプリケーションプログラム(AP2)の優先表示順位(9)と、ウィンドウW1が属するアプリケーションプログラム(AP1)の優先表示順位を取得し(ステップB23)、比較する(ステップB24)。
【0039】
その結果、アプリケーションプログラム(AP1)の優先表示順位(7)がアプリケーションプログラム(AP2)の優先表示順位(9)よりも高い場合、要求判断部17Aは、アプリケーションプログラム(AP1)からの要求を実行しても問題がないと判断し、優先表示順位が低い場合、同要求を実行すると優先表示順位の高いアプリケーションプログラムの表示を乱してしまうので、同要求を実施すべきではないと判断する。この実施形態では、画面の最上位に位置するウィンドウW3の表示モードがUNMAP(不表示)であるため、次にスタック番号が小さくMAP(表示)状態のウィンドウは、ウィンドウW2となる。ウィンドウW2の属するアプリケーションプログラムAP2の優先表示順位は“9”であり、ウィンドウW1が属するアプリケーションプログラムAP1の優先表示順位(“7”)よりも低いため、要求を実行しても問題ないと判断され、ウィンドウ制御部18により要求が実行される。
【0040】
以上のように、この第2の実施形態では、ウィンドウ状態管理部16AにウィンドウW1,W2,W3の“表示モード”が設けられているので、第1の実施形態の利点に加え、UNMAP(不表示)が指示されているウィンドウが画面上に表れることはなく、表示が円滑に行われる。
【0041】
以上、この発明の実施形態を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更などがあっても、この発明に含まれる。
たとえば、各実施形態では、マルチウィンドウ表示装置11,11Aとして携帯電話機を例にして説明したが、この発明は、たとえばPDA(Personal Digital Assistants )やパーソナルコンピュータなど、マルチウィンドウを表示する装置全般に適用できる。また、アプリケーションプログラムやウィンドウの数は、任意で良い。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の構成によれば、ウィンドウマネージャは、表示部に表示されている各ウィンドウに対応する各アプリケーションプログラムのウィンドウ制御要求を実行するか否かを、予め設定されている要求元のアプリケーションプログラムの優先表示順位に基づいて判断し、この判断結果が実行可を示す場合に同ウィンドウ制御要求を実行して同要求元のアプリケーションプログラムに対応するウィンドウを優先的に表示し、実行不可を示す場合に同ウィンドウ制御要求を無視するので、同ウィンドウ制御要求を実行することによって発生する表示の乱れを未然に防止できる。このため、各アプリケーションプログラムは、ウィンドウ制御要求を発行する際に他のアプリケーションプログラムの状態を知る必要がなく、構成が複雑になることを回避できる。また、ウィンドウ状態管理部にウィンドウの“表示モード”が設けられているので、不表示が指示されているウィンドウが画面上に表れることはなく、表示を円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態であるマルチウィンドウ表示装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】図1中のアプリケーション情報管理部15に管理されている情報を示す図である。
【図3】図1中のウィンドウ状態管理部16に管理されている情報を示す図である。
【図4】図1のマルチウィンドウ表示装置11の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】図1のマルチウィンドウ表示装置11の動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】この発明の第2の実施形態であるマルチウィンドウ表示装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図7】図6中のウィンドウ状態管理部16Aに管理されている情報を示す図である。
【図8】図6のマルチウィンドウ表示装置11Aの動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】図6のマルチウィンドウ表示装置11Aの動作を説明するためのフローチャートである。
【図10】従来のマルチウィンドウ表示装置の電気的構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11,11A マルチウィンドウ表示装置
12,12A ウィンドウマネージャ
13 表示部
14 要求入力部
15 アプリケーション情報管理部
16,16A ウィンドウ状態管理部
17,17A 要求判断部
18 ウィンドウ制御部
19 CPU(中央処理装置)
20 ROM(Read Only Memory)
AP1,AP2,AP3 アプリケーションプログラム
W1,W2,W3 ウィンドウ
【発明の属する技術分野】
この発明は、マルチウィンドウ表示装置、該装置に用いられるマルチウィンドウ管理方法及び表示制御プログラムに係り、例えば、携帯電話機の表示画面などのように、同表示画面全体が1つのウィンドウで占有される場合に用いて好適なマルチウィンドウ表示装置、該装置に用いられるマルチウィンドウ管理方法及び表示制御プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
パソコンや携帯電話機などのように、複数のウィンドウを含む画面を表示するマルチウィンドウ表示装置では、複数のアプリケーションプログラムの要求に対応して各ウィンドウを優先表示順位を制御しながらオーバラップさせて表示部に表示するウィンドウマネージャが備えられている。ウィンドウマネージャは、ユーザの明示的な操作や、ウィンドウを所有するアプリケーションからの要求に基づいて同ウィンドウの重なりの状態やサイズ、表示位置の変更などの制御を行う。
【0003】
この種のマルチウィンドウ表示装置は、従来では例えば図10に示すものがあった。
このマルチウィンドウ表示装置1は、操作部2と、ウィンドウマネージャ3と、表示部4とから構成されている。操作部2は、操作部13は、送信ボタン、英字/カナ/漢字/数字の変換ボタン、電源のオン/オフボタン、カーソル操作を行うための十文字ボタン、及び終了ボタンなどから構成されている。ウィンドウマネージャ3は、アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3の要求に対応して表示部4に各ウィンドウを優先表示順位を制御しながらオーバラップさせて表示する。表示部4は、アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3に対応したウィンドウW1,W2,W3をオーバラップさせて表示する。
【0004】
また、上記のマルチウィンドウ表示装置の他、従来、この種の技術としては、例えば、次のような文献に記載されるものがあった。
特許文献1に記載されたマルチウィンドウ表示装置では、第1のウィンドウの下に隠れている第2のウィンドウを制御しているアプリケーションプログラムに、たとえば重大な障害などが発生した場合、この第2のウィンドウは、同アプリケーションプログラムで指示された重要度に応じた位置に入れ替えられ、その位置で表示内容が表示される。このため、ユーザが第2のウィンドウに関する重要な情報を見落とすことが防止される。
【0005】
また、特許文献2に記載された携帯電話機では、ウィンドウマネージャにより、各種機能に対応する表示画面に対して描画のタイミングが制御され、同表示画面の履歴を管理する履歴管理手段及び同表示画面の優先順位を管理する優先順位管理手段の管理内容に基づいて各種機能の画面遷移が制御される。このため、メモリ容量の増加や各種機能間の画面遷移制御の複雑化を招くことなく、各種機能間の画面遷移が容易に行われる。
【0006】
【特許文献1】
特開平05−233195号公報(第1頁、図1〜5)
【特許文献2】
特開2002−111805号公報(第1頁、図1〜15)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記図10のマルチウィンドウ表示装置では、次のような問題点があった。
すなわち、マルチウィンドウ表示装置1が携帯電話機などのような画面サイズやデータ入力時の操作方法に制限がある端末である場合、ユーザがウィンドウW1,W2,W3のうちの一つを指定して操作を行うことは困難なことが多く、また、アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3が同時に動作して要求を発行すると、ユーザが現在使用しているアプリケーションプログラムのウィンドウの上に別のアプリケーションプログラムのウィンドウが突然表示されて表示の乱れが発生することがある。このため、携帯電話機のように1つのウィンドウが表示画面全体を覆うような端末では、大きな問題となる。
【0008】
この問題を解決するために、各アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3間で連携をとりあい、互いに問題を起こすような要求を出さないようにする方法が考えられる。ところが、この方法では、アプリケーションプログラムの数が増加するにつれて適用が困難になるという問題や、或るアプリケーションプログラムから他のアプリケーションプログラムの状態を知るための仕組みを新たに設ける必要があり、構成が複雑になるという問題がある。
【0009】
また、特許文献1及び特許文献2では、表示の乱れを防止する技術については、明確に記載されていない。
【0010】
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、或る一つのアプリケーションが他のアプリケーションの状態に関係なく要求を出すことができ、また、同要求によって現時点のウィンドウの表示に乱れが発生しないマルチウィンドウ表示装置、該装置に用いられるマルチウィンドウ管理方法及び表示制御プログラムを提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、表示部と、複数のアプリケーションプログラムの要求に対応して前記表示部に各ウィンドウを優先表示順位を制御しながらオーバラップさせて表示するウィンドウマネージャとを備えてなるマルチウィンドウ表示装置に係り、前記ウィンドウマネージャは、表示されている前記各ウィンドウに対応する前記各アプリケーションプログラムの要求を実行するか否かを予め設定されている要求元のアプリケーションプログラムの優先表示順位に基づいて判断し、この判断結果が実行可を示す場合に前記要求を実行して前記要求元のアプリケーションプログラムに対応するウィンドウを優先的に表示し、実行不可を示す場合に前記要求を無視する構成とされていることを特徴としている。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のマルチウィンドウ表示装置に係り、前記ウィンドウマネージャは、前記各アプリケーションプログラム及び前記各ウィンドウの優先表示順位を管理するアプリケーション情報管理部と、前記表示部の表示画面における前記各ウィンドウの現時点のオーバラップの状態を管理するウィンドウ状態管理部と、前記アプリケーション情報管理部に管理されている前記優先表示順位及び前記ウィンドウ状態管理部に管理されている前記各ウィンドウの現時点のオーバラップの状態に基づいて前記各アプリケーションプログラムの要求を実行するか否かを判断して前記判断結果を生成する要求判断部と、前記判断結果に基づいて前記表示部の表示画面における前記各ウィンドウを制御するウィンドウ制御部とを備えてなることを特徴としている。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のマルチウィンドウ表示装置に係り、前記要求判断部は、前記表示部の表示画面の最上位に表示されているウィンドウの前記優先表示順位よりも前記要求元のアプリケーションプログラムの前記優先表示順位の方が高いときに前記実行可を示す判断結果を生成し、低いときに前記実行不可を示す判断結果を生成する構成とされていることを特徴としている。
【0014】
請求項4記載の発明は、表示部と、複数のアプリケーションプログラムの要求に対応して前記表示部に各ウィンドウを優先表示順位を制御しながらオーバラップさせて表示するウィンドウマネージャとを備えてなるマルチウィンドウ表示装置に係り、前記ウィンドウマネージャは、表示されている前記各ウィンドウに対応する前記各アプリケーションプログラムの要求を実行するか否かを予め設定されている要求元のアプリケーションプログラムの優先表示順位及び表示/不表示を指示する表示モードに基づいて判断し、この判断結果が実行可を示す場合に前記要求を実行して前記要求元のアプリケーションプログラムに対応するウィンドウを優先的に表示し、実行不可を示す場合に前記要求を無視する構成にされていることを特徴としている。
【0015】
請求項5記載の発明は、請求項4記載のマルチウィンドウ表示装置に係り、前記ウィンドウマネージャは、前記各アプリケーションプログラム及び前記各ウィンドウの優先表示順位を管理するアプリケーション情報管理部と、前記表示部の表示画面における前記各ウィンドウの現時点のオーバラップの状態及び前記表示モードを管理するウィンドウ状態管理部と、管理されている前記優先表示順位、前記各ウィンドウの現時点のオーバラップの状態及び前記表示モードに基づいて前記各アプリケーションプログラムの要求を実行するか否かを判断して前記判断結果を生成する要求判断部と、前記判断結果に基づいて前記表示部の表示画面における前記各ウィンドウを制御するウィンドウ制御部とを備えてなることを特徴としている。
【0016】
請求項6記載の発明は、請求項4又は5記載のマルチウィンドウ表示装置に係り、前記要求判断部は、前記表示部の表示画面の最上位に表示されているウィンドウの前記優先表示順位よりも前記要求元のアプリケーションプログラムの前記優先表示順位の方が高くかつ前記表示モードが表示を指示するときに前記実行可を示す判断結果を生成し、低いとき又は前記表示モードが不表示を指示するときに前記実行不可を示す判断結果を生成する構成とされていることを特徴としている。
【0017】
請求項7記載の発明は、表示部と、複数のアプリケーションプログラムの要求に対応して前記表示部に各ウィンドウを優先表示順位を制御しながらオーバラップさせて表示するウィンドウマネージャとを備えてなるマルチウィンドウ表示装置に用いられ、前記各ウィンドウのオーバラップの状態を管理するマルチウィンドウ管理方法に係り、表示されている前記各ウィンドウに対応する前記各アプリケーションプログラムの要求を実行するか否かを予め設定されている要求元のアプリケーションプログラムの優先表示順位に基づいて判断し、この判断結果が実行可を示す場合に前記要求を実行して前記要求元のアプリケーションプログラムに対応するウィンドウを優先的に表示し、実行不可を示す場合に前記要求を無視することを特徴としている。
【0018】
請求項8記載の発明は、表示部と、複数のアプリケーションプログラムの要求に対応して前記表示部に各ウィンドウを優先表示順位を制御しながらオーバラップさせて表示するウィンドウマネージャとを備えてなるマルチウィンドウ表示装置に用いられ、前記各ウィンドウのオーバラップの状態を管理するマルチウィンドウ管理方法に係り、表示されている前記各ウィンドウに対応する前記各アプリケーションプログラムの要求を実行するか否かを予め設定されている要求元のアプリケーションプログラムの優先表示順位及び表示/不表示を指示する表示モードに基づいて判断し、この判断結果が実行可を示す場合に前記要求を実行して前記要求元のアプリケーションプログラムに対応するウィンドウを優先的に表示し、実行不可を示す場合に前記要求を無視することを特徴としている。
【0019】
請求項9記載の発明は、表示制御プログラムに係り、コンピュータに請求項1乃至6記載のマルチウィンドウ表示装置の機能を実現させることを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。
第1の実施形態
図1は、この発明の第1の実施形態であるマルチウィンドウ表示装置の電気的構成を示すブロック図である。
この形態のマルチウィンドウ表示装置11は、たとえば携帯電話機であり、同図に示すように、ウィンドウマネージャ12と、表示部13とから構成されている。ウィンドウマネージャ12は、アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3のウィンドウ制御要求(たとえば、ウィンドウの重なり順序や表示サイズ、表示位置の変更など)に対応して表示部13に各ウィンドウW1,W2,W3を優先表示順位を制御しながらオーバラップさせて表示する。特に、この実施形態では、ウィンドウマネージャ12は、表示部13に表示されている各ウィンドウW1,W2,W3に対応する各アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3のウィンドウ制御要求を実行するか否かを、予め設定されている要求元のアプリケーションプログラムの優先表示順位に基づいて判断し、この判断結果が実行可を示す場合に前記ウィンドウ制御要求を実行して同要求元のアプリケーションプログラムに対応するウィンドウを優先的に表示し、実行不可を示す場合に前記ウィンドウ制御要求を無視する構成とされている。
【0021】
ウィンドウマネージャ12は、要求入力部14と、アプリケーション情報管理部15と、ウィンドウ状態管理部16と、要求判断部17と、ウィンドウ制御部18と、CPU(中央処理装置)19と、ROM(Read Only Memory)20とから構成されている。要求入力部14は、アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3からのウィンドウ制御要求を受け付ける。アプリケーション情報管理部15は、各アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3及び各ウィンドウW1,W2,W3の優先表示順位を管理する。ウィンドウ状態管理部16は、表示部13の表示画面における各ウィンドウW1,W2,W3の現時点のオーバラップの状態を管理する。
【0022】
要求判断部17は、アプリケーション情報管理部15に管理されている優先表示順位及びウィンドウ状態管理部16に管理されている各ウィンドウW1,W2,W3の現時点のオーバラップの状態に基づいて各アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3のウィンドウ制御要求を実行するか否かを判断して判断結果を生成する。特に、この実施形態では、要求判断部17は、表示部13の表示画面の最上位に表示されているウィンドウの優先表示順位よりも要求元のアプリケーションプログラムの優先表示順位の方が高いときに前記実行可を示す判断結果を生成し、低いときに前記実行不可を示す判断結果を生成する。
【0023】
ウィンドウ制御部18は、前記判断結果に基づいて表示部13の表示画面における各ウィンドウW1,W2,W3を制御する。CPU19は、ウィンドウマネージャ12全体を制御する。ROM20は、CPU19を動作させるための制御プログラムが記録され、特に、この実施形態では、同CPU19にマルチウィンドウ表示装置11の機能を実現させるための表示制御プログラムが記録されている。表示部13は、ウィンドウ制御部18の制御に基づいて各ウィンドウW1,W2,W3を表示する。
【0024】
図2は、図1中のアプリケーション情報管理部15に管理されている情報を示す図である。
このアプリケーション情報管理部15では、アプリケーションID(AP1,AP2,AP3)、アプリーションプログラムAP1,AP2,AP3の優先表示順位、及びアプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3が所有するウィンドウID(W1,W2,W3)が管理されている。優先表示順位は、値が小さいほど優先度が高いものとする。
【0025】
図3は、図1中のウィンドウ状態管理部16に管理されている情報を示す図である。
このウィンドウ状態管理部16では、同図(a)に示すように、ウィンドウID(W1,W2,W3)、及び同ウィンドウID毎のスタック番号が管理されている。スタック番号は、画面最上位からのウィンドウの位置を表し、たとえば、スタック番号“1”は画面の最上位にウィンドウが位置すること、及びスタック番号“2”は、その下にウィンドウが位置することを示す。この場合、同図(b)に示すように、アプリーションプログラムAP1,AP2,AP3に対応するウィンドウW1,W2,W3が、画面の下位から上位に順次配置されるようにルートウィンドウRWに管理されている。そして、同図(c)に示すように、表示部13に各ウィンドウW1,W2,W3が表示される。
【0026】
図4及び図5は、図1のマルチウィンドウ表示装置11の動作を説明するためのフローチャートである。
これらの図を参照して、この形態のマルチウィンドウ管理方法の処理内容について説明する。
たとえば、アプリケーションプログラムAP1から、最下位のウィンドウW1を最上位に移動する旨のウィンドウ制御要求がウィンドウマネージャ12に発行されたとき、要求入力部14は、アプリケーションプログラムAP1から前記ウィンドウ制御要求を受け取り、要求判断部17に転送する(ステップA1)。
【0027】
要求判断部17は、アプリケーションプログラムAP1のウィンドウ制御要求を実行しても良いか否かを判断する(ステップA2)。要求判断部17は、ウィンドウ制御要求を実行すると問題が生じる(不適切)と判断した場合、同要求を無視し(ステップA3)、アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3からの新たな要求を待つ(ステップA1)。また、要求判断部17は、ウィンドウ制御要求を実行しても問題がない(適切)と判断した場合、同要求の内容をウィンドウ制御部18に送出し、同要求を実行する(ステップA4)。
【0028】
要求判断部17は、ウィンドウ制御要求を実行した後、ウィンドウW1,W2,W3の状態の変化を調べ(ステップA5)、変化がなかった場合は処理を終了し、アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3からの新たな要求を待つ(ステップA1)。ウィンドウW1,W2,W3の状態に変化があった場合、要求判断部17は、その旨をウィンドウ状態管理部16に送出し、同ウィンドウ状態管理部16は、図3に示すスタック順序に関する情報の更新を行い(ステップA6)、その後、アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3からの新たな要求を待つ(ステップA1)。
【0029】
前記ステップA2では、図5に示すように、要求判断部17は、ウィンドウ状態管理部16から最も小さいスタック番号(すなわち、最上位)に対応するウィンドウのID(W3)を取得する(ステップA21)。つぎに、要求判断部17は、アプリケーション情報管理部15から、そのウィンドウ(W3)の属するアプリケーションプログラム(AP3)の優先表示順位(5)と、ウィンドウW1が属するアプリケーションプログラム(AP1)の優先表示順位(7)を取得し(ステップA22)、比較する(ステップA23)。
【0030】
その結果、アプリケーションプログラム(AP1)の優先表示順位(7)がアプリケーションプログラム(AP3)の優先表示順位(5)よりも高い場合、要求判断部17は、アプリケーションプログラム(AP1)からの要求を実行しても問題がないと判断し、優先表示順位が低い場合、同要求を実行すると優先表示順位の高いアプリケーションプログラムの表示を乱してしまうので、同要求を実施すべきではないと判断する。この実施形態では、画面の最上位に表示されているアプリケーションプログラムAP3の優先表示順位が“5”であり、ウィンドウW1が属するアプリケーションプログラムAP1の優先表示順位は“7”であるため、要求判断部17は、要求を実行すべきではないと判断する。
【0031】
以上のように、この第1の実施形態では、ウィンドウマネージャ12は、表示部13に表示されている各ウィンドウW1,W2,W3に対応する各アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3のウィンドウ制御要求を実行するか否かを、予め設定されている要求元のアプリケーションプログラムの優先表示順位に基づいて判断し、この判断結果が実行可を示す場合に同ウィンドウ制御要求を実行して同要求元のアプリケーションプログラムに対応するウィンドウを優先的に表示し、実行不可を示す場合に同ウィンドウ制御要求を無視するので、同ウィンドウ制御要求を実行することによって発生する表示の乱れが未然に防止される。このため、各アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3は、ウィンドウ制御要求を発行する際に他のアプリケーションプログラムの状態を知る必要がなく、構成が複雑になることが回避される。
【0032】
第2の実施形態
図6は、この発明の第2の実施形態であるマルチウィンドウ表示装置の電気的構成を示すブロック図であり、第1の実施形態を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
この形態のマルチウィンドウ表示装置11Aでは、同図に示すように、図1中のウィンドウマネージャ12に代えて、異なる構成のウィンドウマネージャ12Aが設けられている。ウィンドウマネージャ12Aは、表示部13に表示されている各ウィンドウW1,W2,W3に対応する各アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3のウィンドウ制御要求を実行するか否かを、予め設定されている要求元のアプリケーションプログラムの優先表示順位及び表示/不表示を指示する表示モードに基づいて判断し、この判断結果が実行可を示す場合に前記ウィンドウ制御要求を実行して同要求元のアプリケーションプログラムに対応するウィンドウを優先的に表示し、実行不可を示す場合に前記ウィンドウ制御要求を無視する構成とされている。
【0033】
ウィンドウマネージャ12Aでは、図1中のウィンドウ状態管理部16及び要求判断部17に代えて、異なる構成のウィンドウ状態管理部16A及び要求判断部17Aが設けられている。ウィンドウ状態管理部16Aは、表示部13の表示画面における各ウィンドウW1,W2,W3の現時点のオーバラップの状態及び前記表示モードを管理する。要求判断部17Aは、アプリケーション情報管理部15に管理されている優先表示順位及びウィンドウ状態管理部16に管理されている各ウィンドウW1,W2,W3の現時点のオーバラップの状態及び前記表示モードに基づいて各アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3のウィンドウ制御要求を実行するか否かを判断して判断結果を生成する。特に、この実施形態では、要求判断部17は、表示部13の表示画面の最上位に表示されているウィンドウの優先表示順位よりも要求元のアプリケーションプログラムの優先表示順位の方が高くかつ前記表示モードが表示を指示するときに前記実行可を示す判断結果を生成し、低いとき又は前記表示モードが不表示を指示するときに前記実行不可を示す判断結果を生成する。他は、図1と同様の構成である。
【0034】
図7は、図6中のウィンドウ状態管理部16Aに管理されている情報を示す図である。
このウィンドウ状態管理部16Aでは、第1の実施形態を示す図3(a)の情報に加え、ウィンドウW1,W2,W3の“表示モード”が設けられている。各表示モードは、アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3によって設定され、MAP(表示)又はUNMAP(不表示)の2つの状態がある。表示モードがUNMAP(不表示)に設定されているとき、対応するウィンドウが画面の最上位に位置するように設定されても同画面には表示されず、表示モードがMAP(表示)の場合にのみ表示が行われる。
【0035】
図8及び図9は、図6のマルチウィンドウ表示装置11Aの動作を説明するためのフローチャートである。
これらの図を参照して、この形態のマルチウィンドウ管理方法の処理内容について説明する。
第1の実施形態と同様に、たとえば、アプリケーションプログラムAP1から、最下位のウィンドウW1を最上位に移動する旨のウィンドウ制御要求がウィンドウマネージャ12Aに発行されたとき、要求入力部14は、アプリケーションプログラムAP1から前記ウィンドウ制御要求を受け取り、要求判断部17Aに転送する(ステップB1)。
【0036】
要求判断部17Aは、アプリケーションプログラムAP1のウィンドウ制御要求を実行しても良いか否かを判断する(ステップB2)。要求判断部17Aは、ウィンドウ制御要求を実行すると問題が生じる(不適切)と判断した場合、同要求を無視し(ステップB3)、アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3からの新たな要求を待つ(ステップB1)。また、要求判断部17Aは、ウィンドウ制御要求を実行しても問題がない(適切)と判断した場合、同要求の内容をウィンドウ制御部18に送出し、同要求を実行する(ステップB4)。
【0037】
要求判断部17Aは、ウィンドウ制御要求を実行した後、ウィンドウW1,W2,W3の状態の変化を調べ(ステップB5)、変化がなかった場合は処理を終了し、アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3からの新たな要求を待つ(ステップB1)。ウィンドウW1,W2,W3の状態に変化があった場合、要求判断部17Aは、その旨をウィンドウ状態管理部16Aに送出し、同ウィンドウ状態管理部16Aは、図7に示すスタック番号及び表示モードに関する情報の更新を行い(ステップB6)、その後、アプリケーションプログラムAP1,AP2,AP3からの新たな要求を待つ(ステップB1)。
【0038】
前記ステップB2では、図9に示すように、要求判断部17Aは、まずウィンドウ状態管理部16Aから最も小さいスタック番号(すなわち、最上位)に対応するウィンドウのID(W3)を取得する(ステップB21)。つぎに、要求判断部17は、ウィンドウ状態管理部16Aから、そのウィンドウ(W3)の表示モードをチェックし(ステップB22)、それがUNMAP(不表示)の場合は、スタック順序が次に小さいウィンドウID(W2)を取得する(ステップB21)。表示モードがMAP(表示)であるウィンドウが見つかった場合、アプリケーション情報管理部15から、そのウィンドウ(W2)の属するアプリケーションプログラム(AP2)の優先表示順位(9)と、ウィンドウW1が属するアプリケーションプログラム(AP1)の優先表示順位を取得し(ステップB23)、比較する(ステップB24)。
【0039】
その結果、アプリケーションプログラム(AP1)の優先表示順位(7)がアプリケーションプログラム(AP2)の優先表示順位(9)よりも高い場合、要求判断部17Aは、アプリケーションプログラム(AP1)からの要求を実行しても問題がないと判断し、優先表示順位が低い場合、同要求を実行すると優先表示順位の高いアプリケーションプログラムの表示を乱してしまうので、同要求を実施すべきではないと判断する。この実施形態では、画面の最上位に位置するウィンドウW3の表示モードがUNMAP(不表示)であるため、次にスタック番号が小さくMAP(表示)状態のウィンドウは、ウィンドウW2となる。ウィンドウW2の属するアプリケーションプログラムAP2の優先表示順位は“9”であり、ウィンドウW1が属するアプリケーションプログラムAP1の優先表示順位(“7”)よりも低いため、要求を実行しても問題ないと判断され、ウィンドウ制御部18により要求が実行される。
【0040】
以上のように、この第2の実施形態では、ウィンドウ状態管理部16AにウィンドウW1,W2,W3の“表示モード”が設けられているので、第1の実施形態の利点に加え、UNMAP(不表示)が指示されているウィンドウが画面上に表れることはなく、表示が円滑に行われる。
【0041】
以上、この発明の実施形態を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更などがあっても、この発明に含まれる。
たとえば、各実施形態では、マルチウィンドウ表示装置11,11Aとして携帯電話機を例にして説明したが、この発明は、たとえばPDA(Personal Digital Assistants )やパーソナルコンピュータなど、マルチウィンドウを表示する装置全般に適用できる。また、アプリケーションプログラムやウィンドウの数は、任意で良い。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の構成によれば、ウィンドウマネージャは、表示部に表示されている各ウィンドウに対応する各アプリケーションプログラムのウィンドウ制御要求を実行するか否かを、予め設定されている要求元のアプリケーションプログラムの優先表示順位に基づいて判断し、この判断結果が実行可を示す場合に同ウィンドウ制御要求を実行して同要求元のアプリケーションプログラムに対応するウィンドウを優先的に表示し、実行不可を示す場合に同ウィンドウ制御要求を無視するので、同ウィンドウ制御要求を実行することによって発生する表示の乱れを未然に防止できる。このため、各アプリケーションプログラムは、ウィンドウ制御要求を発行する際に他のアプリケーションプログラムの状態を知る必要がなく、構成が複雑になることを回避できる。また、ウィンドウ状態管理部にウィンドウの“表示モード”が設けられているので、不表示が指示されているウィンドウが画面上に表れることはなく、表示を円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態であるマルチウィンドウ表示装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】図1中のアプリケーション情報管理部15に管理されている情報を示す図である。
【図3】図1中のウィンドウ状態管理部16に管理されている情報を示す図である。
【図4】図1のマルチウィンドウ表示装置11の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】図1のマルチウィンドウ表示装置11の動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】この発明の第2の実施形態であるマルチウィンドウ表示装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図7】図6中のウィンドウ状態管理部16Aに管理されている情報を示す図である。
【図8】図6のマルチウィンドウ表示装置11Aの動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】図6のマルチウィンドウ表示装置11Aの動作を説明するためのフローチャートである。
【図10】従来のマルチウィンドウ表示装置の電気的構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11,11A マルチウィンドウ表示装置
12,12A ウィンドウマネージャ
13 表示部
14 要求入力部
15 アプリケーション情報管理部
16,16A ウィンドウ状態管理部
17,17A 要求判断部
18 ウィンドウ制御部
19 CPU(中央処理装置)
20 ROM(Read Only Memory)
AP1,AP2,AP3 アプリケーションプログラム
W1,W2,W3 ウィンドウ
Claims (9)
- 表示部と、複数のアプリケーションプログラムの要求に対応して前記表示部に各ウィンドウを優先表示順位を制御しながらオーバラップさせて表示するウィンドウマネージャとを備えてなるマルチウィンドウ表示装置であって、
前記ウィンドウマネージャは、
表示されている前記各ウィンドウに対応する前記各アプリケーションプログラムの要求を実行するか否かを予め設定されている要求元のアプリケーションプログラムの優先表示順位に基づいて判断し、この判断結果が実行可を示す場合に前記要求を実行して前記要求元のアプリケーションプログラムに対応するウィンドウを優先的に表示し、実行不可を示す場合に前記要求を無視する構成とされていることを特徴とするマルチウィンドウ表示装置。 - 前記ウィンドウマネージャは、
前記各アプリケーションプログラム及び前記各ウィンドウの優先表示順位を管理するアプリケーション情報管理部と、
前記表示部の表示画面における前記各ウィンドウの現時点のオーバラップの状態を管理するウィンドウ状態管理部と、
前記アプリケーション情報管理部に管理されている前記優先表示順位及び前記ウィンドウ状態管理部に管理されている前記各ウィンドウの現時点のオーバラップの状態に基づいて前記各アプリケーションプログラムの要求を実行するか否かを判断して前記判断結果を生成する要求判断部と、
前記判断結果に基づいて前記表示部の表示画面における前記各ウィンドウを制御するウィンドウ制御部とを備えてなることを特徴とする請求項1記載のマルチウィンドウ表示装置。 - 前記要求判断部は、
前記表示部の表示画面の最上位に表示されているウィンドウの前記優先表示順位よりも前記要求元のアプリケーションプログラムの前記優先表示順位の方が高いときに前記実行可を示す判断結果を生成し、低いときに前記実行不可を示す判断結果を生成する構成とされていることを特徴とする請求項1又は2記載のマルチウィンドウ表示装置。 - 表示部と、複数のアプリケーションプログラムの要求に対応して前記表示部に各ウィンドウを優先表示順位を制御しながらオーバラップさせて表示するウィンドウマネージャとを備えてなるマルチウィンドウ表示装置であって、
前記ウィンドウマネージャは、
表示されている前記各ウィンドウに対応する前記各アプリケーションプログラムの要求を実行するか否かを予め設定されている要求元のアプリケーションプログラムの優先表示順位及び表示/不表示を指示する表示モードに基づいて判断し、この判断結果が実行可を示す場合に前記要求を実行して前記要求元のアプリケーションプログラムに対応するウィンドウを優先的に表示し、実行不可を示す場合に前記要求を無視する構成にされていることを特徴とするマルチウィンドウ表示装置。 - 前記ウィンドウマネージャは、
前記各アプリケーションプログラム及び前記各ウィンドウの優先表示順位を管理するアプリケーション情報管理部と、
前記表示部の表示画面における前記各ウィンドウの現時点のオーバラップの状態及び前記表示モードを管理するウィンドウ状態管理部と、
管理されている前記優先表示順位、前記各ウィンドウの現時点のオーバラップの状態及び前記表示モードに基づいて前記各アプリケーションプログラムの要求を実行するか否かを判断して前記判断結果を生成する要求判断部と、
前記判断結果に基づいて前記表示部の表示画面における前記各ウィンドウを制御するウィンドウ制御部とを備えてなることを特徴とする請求項4記載のマルチウィンドウ表示装置。 - 前記要求判断部は、
前記表示部の表示画面の最上位に表示されているウィンドウの前記優先表示順位よりも前記要求元のアプリケーションプログラムの前記優先表示順位の方が高くかつ前記表示モードが表示を指示するときに前記実行可を示す判断結果を生成し、低いとき又は前記表示モードが不表示を指示するときに前記実行不可を示す判断結果を生成する構成とされていることを特徴とする請求項4又は5記載のマルチウィンドウ表示装置。 - 表示部と、複数のアプリケーションプログラムの要求に対応して前記表示部に各ウィンドウを優先表示順位を制御しながらオーバラップさせて表示するウィンドウマネージャとを備えてなるマルチウィンドウ表示装置に用いられ、前記各ウィンドウのオーバラップの状態を管理するマルチウィンドウ管理方法であって、
表示されている前記各ウィンドウに対応する前記各アプリケーションプログラムの要求を実行するか否かを予め設定されている要求元のアプリケーションプログラムの優先表示順位に基づいて判断し、この判断結果が実行可を示す場合に前記要求を実行して前記要求元のアプリケーションプログラムに対応するウィンドウを優先的に表示し、実行不可を示す場合に前記要求を無視することを特徴とするマルチウィンドウ管理方法。 - 表示部と、複数のアプリケーションプログラムの要求に対応して前記表示部に各ウィンドウを優先表示順位を制御しながらオーバラップさせて表示するウィンドウマネージャとを備えてなるマルチウィンドウ表示装置に用いられ、前記各ウィンドウのオーバラップの状態を管理するマルチウィンドウ管理方法であって、
表示されている前記各ウィンドウに対応する前記各アプリケーションプログラムの要求を実行するか否かを予め設定されている要求元のアプリケーションプログラムの優先表示順位及び表示/不表示を指示する表示モードに基づいて判断し、この判断結果が実行可を示す場合に前記要求を実行して前記要求元のアプリケーションプログラムに対応するウィンドウを優先的に表示し、実行不可を示す場合に前記要求を無視することを特徴とするマルチウィンドウ管理方法。 - コンピュータに請求項1乃至6記載のマルチウィンドウ表示装置の機能を実現させるための表示制御プログラム。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002327454A JP2004164132A (ja) | 2002-11-11 | 2002-11-11 | マルチウィンドウ表示装置、該装置に用いられるマルチウィンドウ管理方法及び表示制御プログラム |
EP03025404A EP1418498A3 (en) | 2002-11-11 | 2003-11-05 | Multi-window display device, multi-window managing method, and display control program |
AU2003261534A AU2003261534A1 (en) | 2002-11-11 | 2003-11-07 | Multi-window Display Device, Multi-window Managing Method, and Display Control Program |
US10/702,633 US20040095401A1 (en) | 2002-11-11 | 2003-11-07 | Multi-window display device, multi-window managing method, and display control program |
CNB2003101036534A CN1276340C (zh) | 2002-11-11 | 2003-11-11 | 多窗口显示设备以及多窗口管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002327454A JP2004164132A (ja) | 2002-11-11 | 2002-11-11 | マルチウィンドウ表示装置、該装置に用いられるマルチウィンドウ管理方法及び表示制御プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004164132A true JP2004164132A (ja) | 2004-06-10 |
Family
ID=32105532
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002327454A Pending JP2004164132A (ja) | 2002-11-11 | 2002-11-11 | マルチウィンドウ表示装置、該装置に用いられるマルチウィンドウ管理方法及び表示制御プログラム |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20040095401A1 (ja) |
EP (1) | EP1418498A3 (ja) |
JP (1) | JP2004164132A (ja) |
CN (1) | CN1276340C (ja) |
AU (1) | AU2003261534A1 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010176528A (ja) * | 2009-01-30 | 2010-08-12 | Canon Inc | 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記憶媒体 |
JP2011018356A (ja) * | 2010-09-01 | 2011-01-27 | Sharp Corp | 携帯型電話機、情報処理プログラム、および情報処理プログラムを記録した記録媒体 |
JP2012100145A (ja) * | 2010-11-04 | 2012-05-24 | Brother Ind Ltd | 通信装置および通信装置のプログラム |
JP2013225354A (ja) * | 2013-08-08 | 2013-10-31 | Canon Inc | 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記憶媒体 |
JP2013546049A (ja) * | 2010-10-01 | 2013-12-26 | ゼット124 | デバイス開放と同時のデスクトップ表示 |
JP2015190986A (ja) * | 2014-03-27 | 2015-11-02 | 株式会社リコー | 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム |
JP2018084909A (ja) * | 2016-11-22 | 2018-05-31 | トヨタ自動車株式会社 | 表示システム |
US10540052B2 (en) | 2010-10-01 | 2020-01-21 | Z124 | Multi-screen device that modifies a window stack when transitioning from an open state to a closed state |
Families Citing this family (52)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4578475B2 (ja) * | 2004-06-30 | 2010-11-10 | ソフトバンクモバイル株式会社 | 連係動作方法及び移動通信端末装置 |
US20060090169A1 (en) * | 2004-09-29 | 2006-04-27 | International Business Machines Corporation | Process to not disturb a user when performing critical activities |
FR2877112B3 (fr) * | 2004-10-22 | 2007-06-08 | Nds Ltd | Procede de gestion de fenetres d'affichage |
US20060150108A1 (en) * | 2005-01-06 | 2006-07-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Information processing device, information processing method, storage medium, and program |
KR100560099B1 (ko) * | 2005-02-17 | 2006-03-13 | (주)인트로모바일 | 독립적인 채널로 구성된 콘텐츠 정보를 멀티 디스플레이할수 있는 이동 통신 단말기, 그 방법 및 이를 실행하기 위한프로그램을 기록한 컴퓨터로 읽을 수 있는 기록매체. |
CN100412792C (zh) * | 2005-07-25 | 2008-08-20 | 腾讯科技(深圳)有限公司 | 一种多界面显示方法 |
US8174617B2 (en) * | 2005-08-05 | 2012-05-08 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Apparatus for providing multiple screens and method of dynamically configuring multiple screens |
US8689135B2 (en) | 2005-08-11 | 2014-04-01 | Koninklijke Philips N.V. | Method of driving an interactive system and user interface system |
JP4839049B2 (ja) * | 2005-09-20 | 2011-12-14 | クラリオン株式会社 | 情報処理装置および表示画面制御方法 |
JP5119587B2 (ja) * | 2005-10-31 | 2013-01-16 | 株式会社デンソー | 車両用表示装置 |
US20080086700A1 (en) * | 2006-10-06 | 2008-04-10 | Rodriguez Robert A | Systems and Methods for Isolating On-Screen Textual Data |
WO2008090902A1 (ja) * | 2007-01-25 | 2008-07-31 | Sharp Kabushiki Kaisha | マルチウィンドウ管理装置及びプログラム、記憶媒体、並びに情報処理装置 |
JP4612647B2 (ja) * | 2007-03-06 | 2011-01-12 | Necカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 | 電子機器および電子機器の処理プログラム |
JP4758950B2 (ja) * | 2007-06-07 | 2011-08-31 | 株式会社日立製作所 | プラント監視装置およびプラントの運転監視方法 |
JP4342578B2 (ja) * | 2007-07-24 | 2009-10-14 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ | 情報処理装置およびプログラム |
US8750490B2 (en) * | 2007-08-22 | 2014-06-10 | Citrix Systems, Inc. | Systems and methods for establishing a communication session among end-points |
US9137377B2 (en) | 2007-08-22 | 2015-09-15 | Citrix Systems, Inc. | Systems and methods for at least partially releasing an appliance from a private branch exchange |
US8315362B2 (en) * | 2007-08-22 | 2012-11-20 | Citrix Systems, Inc. | Systems and methods for voicemail avoidance |
CN101861725A (zh) * | 2007-11-15 | 2010-10-13 | 法国电信公司 | 用于控制信息区段在移动终端的欢迎屏幕上的显示的方法和装置 |
CN101441559B (zh) * | 2007-11-19 | 2012-09-26 | 盛大计算机(上海)有限公司 | 游戏中窗口局部模态的实现方法及*** |
WO2009075083A1 (ja) * | 2007-12-11 | 2009-06-18 | Panasonic Corporation | 自動フォーカス遷移装置及びその方法 |
US20090183110A1 (en) * | 2007-12-21 | 2009-07-16 | Richard Leo Murtagh | Systems and Methods for Efficient Processing of Data Displayed by a Window |
JP5031588B2 (ja) * | 2008-01-07 | 2012-09-19 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ | 情報処理装置及びプログラム |
US8555201B2 (en) * | 2008-06-05 | 2013-10-08 | Qualcomm Incorporated | Wireless communication device having deterministic control of foreground access of the user interface |
US8612614B2 (en) | 2008-07-17 | 2013-12-17 | Citrix Systems, Inc. | Method and system for establishing a dedicated session for a member of a common frame buffer group |
US20100024010A1 (en) * | 2008-07-22 | 2010-01-28 | Ernest Samuel Baugher | Mobile device with customizable login screen |
CN101937323B (zh) * | 2009-06-29 | 2012-08-22 | 亚信联创科技(中国)有限公司 | 一种双屏控制的方法及装置 |
US9046992B2 (en) | 2010-10-01 | 2015-06-02 | Z124 | Gesture controls for multi-screen user interface |
US9001149B2 (en) | 2010-10-01 | 2015-04-07 | Z124 | Max mode |
TWI413960B (zh) * | 2010-10-12 | 2013-11-01 | Ite Tech Inc | 雙穩態光電顯示器及其驅動方法 |
CN102456312A (zh) * | 2010-10-25 | 2012-05-16 | 联阳半导体股份有限公司 | 双稳态光电显示器及其驱动方法 |
CN103250115A (zh) | 2010-11-17 | 2013-08-14 | Flex Electronics ID Co.,Ltd. | 多屏幕电子邮件客户端 |
US8723889B2 (en) * | 2011-01-25 | 2014-05-13 | Freescale Semiconductor, Inc. | Method and apparatus for processing temporal and spatial overlapping updates for an electronic display |
US9182935B2 (en) | 2011-09-27 | 2015-11-10 | Z124 | Secondary single screen mode activation through menu option |
CN103164269B (zh) * | 2011-12-08 | 2017-05-03 | 中兴通讯股份有限公司 | 一种多窗口显示应用程序的方法及终端 |
CN103780963B (zh) * | 2012-10-19 | 2016-12-21 | 瑞轩科技股份有限公司 | 控制显示器的方法 |
US9235827B2 (en) * | 2012-11-05 | 2016-01-12 | Microsoft Technology Licensing, Llc | Notification hardening |
KR20140128737A (ko) * | 2013-04-29 | 2014-11-06 | 삼성전자주식회사 | 어플리케이션 결함을 관리하기 위한 장치 및 방법 |
US20150120834A1 (en) * | 2013-10-28 | 2015-04-30 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method and system for real time collaboration on a canvas |
CN104571795B (zh) * | 2013-10-28 | 2018-08-31 | 联想(北京)有限公司 | 一种信息处理方法及电子设备 |
US10264055B2 (en) | 2013-12-24 | 2019-04-16 | International Business Machines Corporation | Displaying an application in a window in a graphical user interface environment on a computer system |
CN103793137B (zh) * | 2014-01-23 | 2017-12-29 | 联想(北京)有限公司 | 一种显示方法及电子设备 |
CN103810040A (zh) * | 2014-02-10 | 2014-05-21 | 联想(北京)有限公司 | 一种信息处理方法及电子设备 |
CN108205619B (zh) * | 2014-05-23 | 2022-01-28 | 中兴通讯股份有限公司 | 一种基于安卓***的多用户管理方法及其装置 |
CN105912309A (zh) * | 2015-10-30 | 2016-08-31 | 乐视移动智能信息技术(北京)有限公司 | 一种在应用程序窗口禁止通知的方法及装置 |
US10768773B2 (en) * | 2015-11-24 | 2020-09-08 | International Business Machines Corporation | Dynamic text scroll control in a user interface |
US10203982B2 (en) * | 2016-12-30 | 2019-02-12 | TCL Research America Inc. | Mobile-phone UX design for multitasking with priority and layered structure |
CN109739589A (zh) * | 2018-05-14 | 2019-05-10 | 北京字节跳动网络技术有限公司 | 一种调节窗口显示位置的方法及装置 |
US11200072B2 (en) | 2019-10-01 | 2021-12-14 | Microsoft Technology Licensing, Llc | User interface adaptations based on inferred content occlusion and user intent |
CN111083830B (zh) * | 2019-12-31 | 2023-05-02 | 通力科技股份有限公司 | Led灯组显示方法、装置、设备及存储介质 |
CN112416277A (zh) * | 2020-11-04 | 2021-02-26 | 上海郡码智能科技有限公司 | 车载***的多屏显示方法、装置、车载***和存储介质 |
CN116204093B (zh) * | 2023-04-28 | 2023-10-20 | 荣耀终端有限公司 | 一种页面显示方法及电子设备 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1986000541A1 (fr) * | 1984-07-11 | 1986-01-30 | Klaus Berndt | Installation avec des blocs de jeu assemblables |
JPH0727349B2 (ja) * | 1985-07-01 | 1995-03-29 | 株式会社日立製作所 | マルチウインドウの表示制御方式 |
JPS62276673A (ja) * | 1986-05-26 | 1987-12-01 | Toshiba Corp | マルチウインドウ表示装置 |
JPH0814785B2 (ja) * | 1986-09-24 | 1996-02-14 | 株式会社日立製作所 | 表示制御装置 |
CA2044931C (en) * | 1990-06-19 | 2000-08-01 | Hajime Kamata | Multiwindow display control method and apparatus |
US5482050A (en) * | 1994-02-17 | 1996-01-09 | Spacelabs Medical, Inc. | Method and system for providing safe patient monitoring in an electronic medical device while serving as a general-purpose windowed display |
US5835088A (en) * | 1995-12-12 | 1998-11-10 | International Business Machines Corporation | Method and apparatus for providing programmable window-to-window focus change within a data processing system using a graphical user interface |
US6091414A (en) * | 1996-10-31 | 2000-07-18 | International Business Machines Corporation | System and method for cross-environment interaction in a computerized graphical interface environment |
US6025842A (en) * | 1997-11-04 | 2000-02-15 | International Business Machines Corporation | System and method for window queues and white space activation for toggling windows |
JP3633465B2 (ja) * | 2000-09-27 | 2005-03-30 | 日本電気株式会社 | 携帯電話端末及びそれに用いる画面遷移制御方法 |
-
2002
- 2002-11-11 JP JP2002327454A patent/JP2004164132A/ja active Pending
-
2003
- 2003-11-05 EP EP03025404A patent/EP1418498A3/en not_active Withdrawn
- 2003-11-07 AU AU2003261534A patent/AU2003261534A1/en not_active Abandoned
- 2003-11-07 US US10/702,633 patent/US20040095401A1/en not_active Abandoned
- 2003-11-11 CN CNB2003101036534A patent/CN1276340C/zh not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010176528A (ja) * | 2009-01-30 | 2010-08-12 | Canon Inc | 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記憶媒体 |
JP2011018356A (ja) * | 2010-09-01 | 2011-01-27 | Sharp Corp | 携帯型電話機、情報処理プログラム、および情報処理プログラムを記録した記録媒体 |
JP2013546049A (ja) * | 2010-10-01 | 2013-12-26 | ゼット124 | デバイス開放と同時のデスクトップ表示 |
US10540052B2 (en) | 2010-10-01 | 2020-01-21 | Z124 | Multi-screen device that modifies a window stack when transitioning from an open state to a closed state |
JP2012100145A (ja) * | 2010-11-04 | 2012-05-24 | Brother Ind Ltd | 通信装置および通信装置のプログラム |
JP2013225354A (ja) * | 2013-08-08 | 2013-10-31 | Canon Inc | 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記憶媒体 |
JP2015190986A (ja) * | 2014-03-27 | 2015-11-02 | 株式会社リコー | 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム |
JP2018084909A (ja) * | 2016-11-22 | 2018-05-31 | トヨタ自動車株式会社 | 表示システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1418498A2 (en) | 2004-05-12 |
AU2003261534A1 (en) | 2004-05-27 |
US20040095401A1 (en) | 2004-05-20 |
EP1418498A3 (en) | 2006-06-07 |
CN1276340C (zh) | 2006-09-20 |
CN1499354A (zh) | 2004-05-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2004164132A (ja) | マルチウィンドウ表示装置、該装置に用いられるマルチウィンドウ管理方法及び表示制御プログラム | |
US9933934B2 (en) | Information processing apparatus | |
JP5870714B2 (ja) | 画像処理システム、情報処理装置、画面表示方法およびプログラム | |
US10191642B2 (en) | Information processing apparatus for navigating and selecting programs | |
US20130047117A1 (en) | Application-launching interface for multiple modes | |
JP2003108283A (ja) | コンピュータ装置、表示デバイス、表示制御装置、イメージの処理方法、表示解像度の変更処理方法、コンピュータプログラム | |
JP2016533556A (ja) | パン及び選択ジェスチャの検出 | |
US8656304B2 (en) | Information processing apparatus | |
WO2008044321A1 (fr) | Logiciel et système informatique de support d'opération | |
US9047469B2 (en) | Modes for applications | |
WO2010027086A1 (ja) | 情報処理装置及びプログラム | |
JP5779085B2 (ja) | 情報処理装置、画面出力システム、画面出力制御方法およびプログラム | |
US9098181B2 (en) | Information processing apparatus | |
EP2383638A2 (en) | Information processing apparatus | |
JP2010026796A (ja) | コンピュータプログラム | |
JP2007265207A (ja) | コンピュータシステムにおけるサーバ装置及びサーバ制御プログラム | |
US8749569B2 (en) | Information processing apparatus, information processing method, and program | |
WO2022068863A1 (zh) | 后台任务显示方法和电子设备 | |
US20110320962A1 (en) | Information processing apparatus, control method therefor, and program | |
JP6210370B2 (ja) | 設定制御プログラム及び設定制御方法並びに設定制御装置 | |
JP2013183396A (ja) | 無線通信装置、無線通信制御方法、および無線通信制御プログラム | |
JP5924168B2 (ja) | 画像形成装置、その制御方法、その制御プログラム、および、画像形成システム | |
JP5840525B2 (ja) | 情報処理装置 | |
WO2022161218A1 (zh) | 图标移动方法、装置及电子设备 | |
JP5297928B2 (ja) | コンピュータプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051014 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070727 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071030 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080304 |