JP2004157760A - 携帯用情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力操作を容易に行なうことのできる携帯用情報処理装置を提供する。
【解決手段】携帯用情報処理装置である携帯電話100は、左手で携帯電話100を持っている場合にその親指に位置する箇所に、LCDパネル1021の左の辺に沿って、触れられた位置の違いを検出する線状のセンサ104を配置する。ユーザが左手で携帯電話100を保持したまま、親指を滑らせることでセンサ104上の所定位置を触れると、その位置に応じた値が出力され、LCDパネル1021において、出力された値に応じた行にカーソルが移動する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は携帯用情報処理装置に関し、特に、入力操作を容易に行なうことのできる携帯用情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯用情報処理装置は、情報を表示する表示手段、ユーザからの指示を入力する入力手段、プログラムやデータを記憶する記憶手段、CPU(Central Processing Unit)などの演算手段を備え、記憶手段に格納された情報を表示手段で表示し、入力手段によるユーザからの指示を受けて、演算手段が処理を行なう。
【0003】
入力手段の種類としては、LCD(Liquid Crystal Display)などの上に積層された透明なシートを手指やペンなどでタッチしたときにシートの抵抗値をX,Y座標として入力するタッチパネルや、シートを表示手段とは積層せずに独立して備えたタッチパッドや、自由に回転できるように支持したボールを内蔵し、手指でボールを転がしたときに、ボールに接触した2つのロータリーエンコーダによりボールの回転量をX,Y方向の移動量として入力するトラックボールや、棒状のスイッチの傾き角をX,Y方向の移動速度として入力するスティック、ダイヤルの回転量を1方向の移動量として入力するジョグダイヤルなどがある。
【0004】
入力手段の配置に関しては、特許文献1においては、装置底面にトラックボールを備える携帯用情報処理装置について開示している。また、特許文献2おいては、ハウジングの背面にトラックボールまたはボタン等を配置する携帯型電子機器について開示している。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−239752号公報
【0006】
【特許文献2】
特開平8−123760号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、タッチパネルは、シートを積層するため透過率が落ち、画面が暗くなったり、表示パネルの上にシートを重ねるため斜め方向から見たときにずれて見えたりするなどの問題がある。
【0008】
また、タッチパッドは、表示手段とは別に長方形の領域を占有するため、小型の携帯用情報処理装置には用いることが難しいという問題がある。
【0009】
また、トラックボールは、滑らかな動きをするためにはボールにある程度の大きさが必要があり、小型の携帯用情報処理装置に用いることが難しいという問題がある。そのため、上述の特許文献1あるいは特許文献2に開示されているようにトラックボールを背面に設置すると、装置の厚みが大きくなるなどの問題がある。
【0010】
また、ジョイスティックは、突起物であるため厚みが大きくなるという問題がある。また、ジョグダイヤルは、1方向の入力しかできないという問題がある。
【0011】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、占有面積が小さく、かつ自然に入力できる入力手段を備えた携帯用情報処理装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、携帯用情報処理装置は、表示手段と、入力位置を検出する線状のセンサを含む入力手段と、線状のセンサにおいて検出された入力位置に応じて、表示手段における表示を制御する制御手段とを備える。
【0013】
また、上述の線状のセンサは、当該携帯用情報処理装置を保持した状態のままで入力可能な位置に備えられることが望ましい。
【0014】
また、上述の入力手段は線状のセンサを複数含み、複数の線状のセンサは、少なくとも2方向に備えられることが望ましい。
【0015】
さらに、上述の入力手段は、接触を検出するセンサをさらに含み、複数の線状のセンサは、表示手段の第1の方向の辺と、第1の方向と交わる第2の方向の辺とに沿って備えられ、接触を検出するセンサは、複数の線状のセンサの間に備えられることが望ましい。
【0016】
また、上述の制御手段は、線状のセンサにおいて検出された入力位置に応じて、表示手段に表示する行を選択することが望ましい。
【0017】
また、上述の制御手段は、線状のセンサにおいて検出された入力位置に応じて、表示手段に表示されるカーソルの位置を移動させることが望ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
【0019】
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態においては、携帯用情報処理装置として携帯電話について説明する。
【0020】
図1は、本発明の第1の実施の形態における携帯電話100の構成の具体例を示すブロック図である。
【0021】
図1を参照して、第1の実施の形態における携帯電話100は、基地局との間で無線電波の送受信をする無線送受信部101と、情報を表示する表示部102と、情報入力を行なうためのキー103と、センサ104と、CPU(Central Processing Unit)等から構成され、全体の制御を統括する制御部105と、電池106と、音声入力するためのマイク107と、音声出力するためのスピーカ108と、携帯電話における電話番号情報や、制御部105で実行されるプログラム等を記憶する記憶部109と、入出力データを変換するA/Dコンバータ110とを含んで構成される。
【0022】
次に、図2は、センサ104の配置の具体例を示す図である。図2を参照して、第1の実施の形態における携帯電話100は、表示部102を構成するLCD(Liquid Crystal Display)パネル1021の左の辺に沿ってセンサ104を配置することを特徴とする。
【0023】
さらに、図3に、センサ104の構成の具体例を示す。図3を参照して、センサ104は第1の導線と第2の導線との2つの導線を含んで構成され、通常状態ではその2つの導線は導通していない。そして、ユーザが指などで当該センサ104に触れると、触れた部分で2つの導線が導通し、触れられた位置の違いが電気的抵抗の値の違いとして取出される。
【0024】
そして、A/Dコンバータ110は、センサ104によって取出された電気的抵抗の値の違いに基づいて、触れられた位置の情報をデジタル化して出力する。例えば、センサ104の上端に触れられると0に変換して出力し、下端に触れられると画面のテキスト表示行数に相当する行番号プラス1に変換して出力する。その場合、0が出力された場合は前ページに戻り、行番号が出力された場合はその行番号を選択行とし、最大行番号を超える数が出力された場合は、次のページを表示することにすればよい。
【0025】
具体的には、図2に示されるLCDパネル1021上の表示において、表示行数は3行であるので、A/Dコンバータ110から1から3が出力された場合はそれぞれの行にカーソルを移動し、0が出力された場合は前のページに、4が出力された場合は次のページに進む。
【0026】
図4に、本実施の形態の携帯電話100における、上述の行の選択処理のフローチャートを示す。図4に示される処理は、携帯電話100の制御部105が、記憶部109に記憶されているプログラムを読出して実行することによって実現される。
【0027】
図4を参照して、始めに、ステップS101で、センサ104において、センサ104上の押された位置の座標を取得する。次に、ステップS102で、A/Dコンバータ110においてデジタル化された座標の情報に基づいて、その座標を行番号に変換する。
【0028】
次に、ステップS103で、変換された行番号が0行目か否かを判断し、0行目の場合には(S103でYES)、ステップS104で、表示部102に表示しているページを1ページ分戻し、0行目でない場合には(S103でNO)、さらにステップS105で、行番号が表示部102に表示できる最大表示行数を超えているか否かを判断する。
【0029】
行番号が、最大表示行数を超えている場合は(S105でYES)、ステップS106で、表示部102に表示しているページを1ページ分送り、最大表示行数を超えていない場合は(S105でNO)、ステップS107で、その行の選択処理を行なう。
【0030】
以上で、本実施の形態の携帯電話100における行の選択処理を終了する。
なお、上述のステップS102における変換方法の具体例としては、A/Dコンバータ110において座標をA/D変換して得られた値を、y=ax+bのような式で表される線形関数で変換することによって行番号を得る方法がある。この場合、例えば、センサ104の上端が触れられることで100に、下端が触れられることで500に座標が変換されてA/Dコンバータ110から出力されるとする。このとき、上述のステップS102で、座標を0から4までの行番号の値に変換するためには、
0=a×100+b
4=a×500+b
の2式を解いて、a=0.01,b=−1であるので、線形関数はy=0.01×x−1で得られる。そこで、上述のステップS102においては、この線形関数のxにA/Dコンバータ110から出力される値を代入して、yの整数部分として行番号を得ることができる。例えば、センサ104上のある座標が押された場合にA/Dコンバータ110から320という値が出力されたとすると、上述の線形関数にその値を代入して0.01×320−1=2.2となるので、ステップS102では、小数第1位以下が切捨てられて、行番号が2と出力される。
【0031】
なお、上述の変換方法は1つの具体例であって、本発明はこの変換方法に限定されず、他の変換方法であっても構わない。
【0032】
本実施の形態における携帯電話100が、このように指の届きやすい場所であるLCDパネル1021の左の辺に沿わせてに線状のセンサ104を配置することにより、ユーザは、当該携帯電話100を持換えることなく、自然に入力することができる。具体的には、左手で携帯電話100を持っている場合、センサ104がその親指に位置する。そのため、左手で携帯電話100を保持したまま、親指を滑らせることで入力を行なうことが可能になる。
【0033】
さらに、センサ104が線状のセンサを用いているため、他の方式に比べて配置する場所を取らないという利点がある。
【0034】
なお、上述においては、センサ104をLCDパネル1021の左の辺に沿わせる具体例を示したが、携帯電話100を右手で持つことを想定して、図5に示すようにLCDパネル1021の右の辺に沿わせるように配置する場合も本発明に含まれる。
【0035】
また、図6あるいは図7に示すように、センサ104をLCDパネル1021の上の辺や下の辺に沿わせるように配置する場合も本発明に含まれる。また、図8に示すように、センサ104を筐体の側面に沿わせる場合も本発明に含まれる。また、図9に示すように、センサ104を筐体の側面と前面の交線である辺に沿わせる場合も本発明に含まれる。また、センサ104を背面に配置する場合(図示せず)も含まれる。さらに、右利き左利き両方に対応するために、LCDパネル1021の両側の辺にセンサ104を沿わせて配置するようにしてもよい。なお、その場合は、2つのセンサ104のうちの一方を優先させ、例えば、2つのセンサ104から同時に入力された場合は左のセンサ104からの入力を有効にすることにしてもよいし、もちろん右のセンサ104を優先させてもよい。
【0036】
このように、本実施の形態においては携帯電話100として述べた携帯用情報処理装置は、線状のセンサであるセンサ104を用いることにより、タッチパネルに比べて安価に、小型化を実現することができる。
【0037】
また、本実施の形態においては携帯電話100として述べた携帯用情報処理装置は、指の届きやすい場所であるLCDパネル1021の左、右、上、下の辺や筐体側面、背面、または側面と前面の交線など筐体の1つの方向に沿わせてに線状のセンサ104を配置することにより、ユーザは携帯電話100を持換えることなく、自然に入力することができる。
【0038】
また、本実施の形態においては携帯電話100として述べた携帯用情報処理装置は、センサ104を用いて行選択を行なうことができるため、1つのセンサ104のみで入力が可能である。そのため、携帯電話100を簡易な画面構成のとすることができる。
【0039】
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態においては、携帯用情報処理装置としてPDA(Personal Digital Assistants)について説明する。
【0040】
図10は、本発明の第2の実施の形態におけるPDA300の構成の具体例を示すブロック図である。
【0041】
図10を参照して、第2の実施の形態におけるPDA300は、表示部301と、X軸用センサ302と、制御部303と、電池304と、記憶部305と、Y軸用センサ306と、セレクト用センサ307と、A/Dコンバータ308とを含んで構成される。
【0042】
次に、図11は、X軸用センサ302、Y軸用センサ306、およびセレクト用センサ307の配置の具体例を示す図である。図11を参照して、第2の実施の形態におけるPDA300は、ポインティングデバイスを構成する線状のX軸用センサ302,Y軸用センサ306と、点状のセレクト用センサ307とを備え、線状のX軸用センサ302,Y軸用センサ306は、表示部301の左辺と上辺とに沿って配置し、点状のセレクト用センサ307はその間に配置することを特徴とする。
【0043】
すなわち、本実施の形態におけるPDA300は、ユーザが左手で保持することを想定して、親指の位置に一番近い表示部301の左上角を挟むようにして上辺に沿って横方向にX軸用センサ302を配置し、左辺に沿って縦方向にy軸用センサ306を配置する。また、左上角にセレクト用センサ307を配置する。
【0044】
さらに、図11を参照して、表示部301に表示されている画面404は、アプリケーションを起動するためのローンチャ画面の具体例を示している。画面404においては、アプリケーションを表わすアイコン406,407等が格子状に並び、操作対象を表わすカーソル405aが矢印で示されている。なお、説明の便宜上、画面404において、左上隅を原点として、左向きをX軸の正の方向とし、下向きをY軸の正の方向と座標軸を設定する。
【0045】
本実施の形態におけるPDA300では、図11に示すようなローンチャ画面において、例えば、X軸用センサ302上でユーザが右から左に指を滑らせる操作によって、図12に示すように、アイコン406上からX軸の負の方向にカーソル405bが移動する。また、続けてy軸用センサ306上で上から下に指を滑らせる操作によって、図13に示すように、Y軸の正の方向にカーソル405cが移動する。さらにセレクト用センサ307をタッチする操作によって、図14に示すように、カーソル405cの下にあるアイコン407がセレクトされる。
【0046】
上述のX軸用センサ302およびY軸用センサ306も、第1の実施の形態におけるセンサ104と同様の構成であって、ユーザが指で触れると、触れられた位置の違いが電気的抵抗の値の違いとして取出される。
【0047】
なお、上述のセレクト用センサ307は、タッチされているか否かを検出する機能を備えるセンサであって、1本の導線を含んで構成される一般的な構成である。そのため、ここでの詳細な説明は行なわない。
【0048】
そして、A/Dコンバータ308は、X軸用センサ302およびY軸用センサ306によって取出された電気的抵抗の値の違いに基づいて、触れられた位置の情報をデジタル化して出力する。例えば、Y軸用センサ306の上端あるいはX軸用センサ302の左端に触れられると0に変換して出力し、Y軸用センサ306の下端あるいはX軸用センサ302の右端に触れられると縦横のドット数の1/2程度の解像度の値に変換して出力する。
【0049】
本実施の形態においては、上述のように、X軸用センサ302あるいはY軸用センサ306で検出されるユーザの手指の動きで、画面404上のカーソル405の動きが制御される。そのため、画面404上には常にカーソル405が表示されるようにしておき、押し始めの位置の座標と、X軸用センサ302あるいはY軸用センサ306から指を離した位置の座標とを取得し、その座標差に基づいてカーソル405を進めるようにする。そのとき、本実施の形態におけるPDA300が、表示部301に縦320×横240ドットなどの解像度の画面を表示する場合、PDA300がグラフィカルユーザインタフェースを備えるときには、カーソル移動を細かく指定する必要がある。そのため、X軸用センサ302あるいはY軸用センサ306で押された位置を直接カーソルの座標位置に変換するのではなく、上述のようにX軸用センサ302あるいはY軸用センサ306で押された位置を例えば解像度の1/2などの値に変換して、X軸用センサ302あるいはY軸用センサ306での手指の移動量をカーソルの画面上の移動量として入力することが好ましい。なお、ここでは解像度の1/2に変換する例を挙げたが、変換率はこれに限るものではないことは言うまでもない。
【0050】
図15に、本実施の形態のPDA300における、上述のカーソル移動の処理のフローチャートを示す。図15に示される処理は、PDA300の制御部303が、記憶部305に記憶されているプログラムを読出して実行することによって実現される。
【0051】
図15を参照して、始めに、ステップS201で、X軸用センサ302あるいはY軸用センサ306において、X軸用センサ302あるいはY軸用センサ306の押し始めの位置の座標を取得する。ここで取得された座標に基づいて、当初のカーソル405aの位置が取得される。
【0052】
次に、ステップS202で、X軸用センサ302あるいはY軸用センサ306が押されているかを判別する。X軸用センサ302あるいはY軸用センサ306が押されている場合は(S202でYES)、ステップS203で、X軸用センサ302あるいはY軸用センサ306から、現在押されている位置の座標を取得する。なお、ステップS201あるいはステップS203における座標の取得の処理については、後にサブルーチンを挙げ、詳細に説明する。
【0053】
次に、ステップS204で、ステップS201で取得した座標と、ステップS203で取得した座標との差分をカーソル405aの移動量として求め、現在のカーソル405aの位置に加算して移動後のカーソル405cの位置を取得する。
【0054】
次に、ステップS205で、カーソル405cの位置が画面404をはみ出さないように調整する。なお、ステップS205における処理については、後にサブルーチンを挙げ、詳細に説明する。
【0055】
そして、ステップS206で、ステップS204で得られた位置、あるいはステップS205で調整された位置でカーソル405cの表示を更新し、ステップS202に戻る。
【0056】
上述のステップS202〜S206の処理を、ステップS202でX軸用センサ302あるいはY軸用センサ306が押されていると判別される間繰返し、X軸用センサ302あるいはY軸用センサ306が押されていないと判断されると(S202でNO)、処理を終了する。
【0057】
以上の処理で、カーソル405aがカーソル405cへと位置が移動し、その場所においてセレクト用センサ307がタッチされると、そのときにカーソル405cの下にあるアイコン407が選択される。
【0058】
さらに、上述のステップS201あるいはステップS203で実行される、X軸用センサ302あるいはY軸用センサ306からの出力を座標値として取得する処理のフローチャートを図16に示す。
【0059】
図16を参照して、始めに、ステップS301で、A/Dコンバータ308の接続先をX軸用センサ302とし、ステップS302で、A/Dコンバータ308がX軸用センサ302で検出された電気的抵抗の値に基づいて出力した値を、X値に変換する。
【0060】
次に、ステップS303では、A/Dコンバータ308の接続先をY軸用センサ306とし、ステップS304で、A/Dコンバータ308がY軸用センサ306で検出された電気的抵抗の値に基づいて出力した値を、Y値に変換する。
【0061】
次に、ステップS305で、A/Dコンバータ308の接続先をとセレクト用センサ307し、ステップS306で、セレクト用センサ307から読込んだ値と予め設定されているしきい値とを比較して、セレクトされているかどうかの情報を得る。
【0062】
以上でX軸用センサ302あるいはY軸用センサ306からの出力を座標値として取得する処理を終了し、取得したX値あるいはY値を座標値として、図15に示される処理に返す。
【0063】
なお、上述のX軸に関する処理(ステップS301,S302)とY軸に関する処理(ステップS303,S304)との切替は高速に行なわれるため、X値とY値との取得はほぼ同時に行なわれるとみなしてよい。そのため、複数のセンサ302,306を同時に操作した場合は、X軸とY軸とに関して同時に処理され、滑らかにカーソル405aは405cに向かって移動する。なお、本実施の形態ではX軸、Y軸、セレクト状態の順に取得したが、この順序以外の場合も本発明に含まれることは言うまでもない。
【0064】
次に、図17に、上述のステップS205で実行される、カーソル405cの位置が画面404をはみ出さないように調整する処理のフローチャートを示す。なお、以降において、PDA300の表示部301に表示する画面404は、縦320×横240ドットの解像度であるものとする。
【0065】
図17を参照して、始めに、ステップS401で、カーソル405cのX座標が0未満であるか否かを調べる。カーソル405cのX座標が0未満ならば(S401でYES)、カーソル405cのX座標が画面404の左端より左に位置するので、ステップS402で、カーソル405cのX座標を0とする。
【0066】
カーソル405cのX座標が0以上である場合は(S401でNO)、さらに、ステップS403で、そのX座標が240以上であるか否かを調べる。カーソル405cのX座標が240以上ならば(S403でYES)、カーソル405cのX座標が画面404の右端より右に位置するので、ステップS404で、カーソル405cのX座標を239とする。
【0067】
カーソル405cのX座標が0以上でかつ240未満ならば(S401でNOかつS403でNO)、カーソル405cのX座標は画面404内に存在するため、その値をカーソル405cのX座標として採用する。
【0068】
次に、ステップS405では、カーソル405cのY座標が0未満であるか否かを調べる。カーソル405cのY座標が0未満ならば(S405でYES)、カーソル405cのY座標が画面404の上端より上に位置するので、ステップS402でカーソル405cのY座標を0とする。
【0069】
カーソル405cのY座標が0以上である場合は(S405でNO)、さらに、ステップS407で、そのY座標が320以上であるか否かを調べる。カーソル405cのY座標が320以上ならば(S407でYES)、カーソル405cのY座標が画面404の下端より下に位置するので、ステップS408で、カーソル405cのY座標を319とする。
【0070】
カーソル405cのY座標が0以上でかつ320未満ならば(S405でNOかつS407でNO)、カーソル405cのY座標は画面404内に存在するため、その値をカーソル405cのY座標として採用する。なお、本実施の形態では画面サイズを240×320ドットとしたが、他のサイズも本発明に含まれることは言うまでもない。
【0071】
以上でカーソル405cの位置が画面404をはみ出さないように調整する処理を終了し、調整された座標値を図15に示される処理に返す。
【0072】
本実施の形態におけるPDA300は、このように、X軸用センサ302,Y軸用センサ306を表示部301の2方向の辺に沿って配置することにより、X方向およびY方向の2方向の座標入力が可能である。
【0073】
また、本実施の形態におけるPDA300は、指の届きやすい場所である表示部301の左上角をはさむ2辺にX軸用センサ302,Y軸用センサ306を配置することにより、ユーザはPDA300を持換えることなく、自然に入力ができる。具体的には、左手でPDA300を持っている場合、X軸用センサ302,Y軸用センサ306がその親指に位置する。そのため、左手でPDA300を保持したまま、親指を滑らせることで入力を行なうことが可能になる。
【0074】
なお、上述においては、X軸用センサ302,Y軸用センサ306を表示部301の左上角を挟む2辺上に配置する具体例を示したが、その配置に限定されるものではない。すなわち、他の角を挟む2辺上に配置してもよいし、PDA300の側面あるいは背面等を用いて配置してもよい。また、右利き左利き両方に対応するために、表示部301の両側の辺にX軸用センサ302,Y軸用センサ306を沿わせて配置するようにしてもよい。なお、その場合は、2組のX軸用センサ302,Y軸用センサ306のうちの一方を優先させ、例えば、2組のX軸用センサ302,Y軸用センサ306から同時に入力された場合は左の組みのX軸用センサ302,Y軸用センサ306からの入力を有効にすることにしてもよいし、もちろん右の組みのX軸用センサ302,Y軸用センサ306を優先させてもよい。
【0075】
このように、本実施の形態においてはPDA300として述べた携帯用情報処理装置は、表示部301の2つの辺に沿わせて線状のX軸用センサ302,Y軸用センサ306を配置することにより、GUI(グラフィカルユーザインタフェース)を備える場合であっても、X軸、Y軸の座標入力が可能である。
【0076】
また、本実施の形態においてはPDA300として述べた携帯用情報処理装置は、筐体の上の辺と左の辺などのように2つの辺に沿わせて線状のX軸用センサ302,Y軸用センサ306を配置することにより、GUIを備える場合であってもPDA300を持換える必要がなく、容易に座標入力でき、さらにセレクト情報も容易に入力することができる。
【0077】
また、本実施の形態においてはPDA300として述べた携帯用情報処理装置は、2つのセンサ(X軸用センサ302,Y軸用センサ306)によってカーソルの移動を行ない、別の1つのセンサ(セレクト用センサ307)でセレクト入力を行なうので、GUIを備える場合であってもPDA300を持換えることなく座標入力でき、さらにセレクト情報も入力できる。
【0078】
さらに、上述の携帯用情報処理装置が行なう行の選択方法、およびカーソル移動方法を、プログラムとして提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
【0079】
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
【0080】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における携帯電話100の構成の具体例を示すブロック図である。
【図2】センサ104の配置の具体例を示す図である。
【図3】センサ104の構成の具体例を示す。
【図4】携帯電話100における、行の選択処理を示すフローチャートである。
【図5】センサ104の配置の具体例を示す図である。
【図6】センサ104の配置の具体例を示す図である。
【図7】センサ104の配置の具体例を示す図である。
【図8】センサ104の配置の具体例を示す図である。
【図9】センサ104の配置の具体例を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態におけるPDA300の構成の具体例を示すブロック図である。
【図11】X軸用センサ302、Y軸用センサ306、およびセレクト用センサ307の配置の具体例を示す図である。
【図12】画面404において、カーソルが405aがカーソル405bへ移動した状態を示す図である。
【図13】画面404において、カーソルが405bがカーソル405cへ移動した状態を示す図である。
【図14】画面404において、アイコン407が選択された状態を示す図である。
【図15】PDA300における、カーソル移動の処理を示すフローチャートである。
【図16】ステップS201あるいはステップS203で実行される、X軸用センサ302あるいはY軸用センサ306からの出力を座標値として取得する処理を示すフローチャートである。
【図17】ステップS205で実行される、カーソル405cの位置が画面404をはみ出さないように調整する処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 携帯電話、101 無線送受信部、102 携帯電話の表示部、103 キー、104 センサ、105 携帯電話の制御部、106 携帯電話の電池、107 マイク、108 スピーカ、109 携帯電話の記憶部、110 携帯電話のA/Dコンバータ、300 PDA、301 PDAの表示部、302 X軸用センサ、303 PDAの制御部、304 PDAの電池、305 PDAの記憶部、306 Y軸用センサ、307 セレクト用センサ、308 PDAのA/Dコンバータ、404 画面、405,405a〜c カーソル、406,407 アイコン、1021 LCDパネル。

Claims (6)

  1. 表示手段と、
    入力位置を検出する線状のセンサを含む入力手段と、
    前記線状のセンサにおいて検出された入力位置に応じて、前記表示手段における表示を制御する制御手段とを備える、携帯用情報処理装置。
  2. 前記線状のセンサは、当該携帯用情報処理装置を保持した状態のままで入力可能な位置に備えられることを特徴とする、請求項1に記載の携帯用情報処理装置。
  3. 前記入力手段は前記線状のセンサを複数含み、前記複数の線状のセンサは、少なくとも2方向に備えられることを特徴とする、請求項1または2に記載の携帯用情報処理装置。
  4. 前記入力手段は、接触を検出するセンサをさらに含み、
    前記複数の線状のセンサは、前記表示手段の第1の方向の辺と、前記第1の方向と交わる第2の方向の辺とに沿って備えられ、
    前記接触を検出するセンサは、前記複数の線状のセンサの間に備えられることを特徴とする、請求項3に記載の携帯用情報処理装置。
  5. 前記制御手段は、前記線状のセンサにおいて検出された入力位置に応じて、前記表示手段に表示する行を選択することを特徴とする、請求項1または2に記載の携帯用情報処理装置。
  6. 前記制御手段は、前記線状のセンサにおいて検出された入力位置に応じて、前記表示手段に表示されるカーソルの位置を移動させることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の携帯用情報処理装置。
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