JP2004151965A - データ配信システムおよびデータ受信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが所有するコンテンツを利用したコンテンツ配信を実行可能としたデータ配信システムおよびデータ受信システムを提供する。
【解決手段】コンテンツプロバイダ1は、コンテンツといわれる音楽データや画像データをHDD11に保持しており、ユーザ2からのダウンロード要求をインターネット3経由で受け付けるデータコンテンツ配信サービスを提供する。コンテンツプロバイダ1は、例えばユーザAにコンテンツを配信すると、そのコンテンツの配信先としてユーザAを記録する。その後、同じコンテンツのダウンロード要求をユーザBから受けると、コンテンツプロバイダ1は、配信先として記録しておいたユーザAのアドレス情報をユーザBに返送し、ユーザAとユーザBとの間で同コンテンツの送受信を実行させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えばインターネットなどのネットワークを介して音楽データや画像データなどを配信するデータ配信サービスを提供するデータ配信システムおよび同サービスの提供を受けるデータ受信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットが広く普及しており、このインターネットを利用したサービスの開発も盛んに行われている(例えば特許文献1)。このインターネットを利用したサービスは、コンテンツといわれる音楽データや画像データなどをユーザからの要求に応じて配信するデータ配信サービスが主流であり、このサービスを利用すれば、ユーザは、例えば自宅に居ながらにして、所望のデータを適宜に手に入れることが可能となる。また、一般的には、このように所望のデータをネットワーク経由で取得することをダウンロードなどと称している。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−73840号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このデータ配信サービスでは、ユーザのニーズに幅広く答えることが要求されるため、様々なコンテンツを保有することが必要である。また、人気のあるコンテンツはアクセスが集中するため、その分散化を図るべく配信拠点を複数設置する、つまり同一コンテンツを複数箇所に点在させることも必要となってくる。さらに、最近では、例えば映画などの大容量コンテンツを取り扱うケースも増えてきている。
【0005】
すなわち、データ配信業者の立場から見ると、コンテンツを格納するための磁気ディスク装置の増設など、いわゆる設備投資を増大せざるを得ない傾向にあることになり、その負担も無視できなくなってきているのが実情である。
【0006】
この発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、ユーザが所有するコンテンツを利用したコンテンツ配信を実行可能としたデータ配信システムおよびデータ受信システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、この発明は、ネットワークを介して接続される複数のクライアントコンピュータに対してデータ配信サービスを提供するデータ配信システムにおいて、前記複数のクライアントコンピュータが各々保有する記憶領域を共有領域として管理する共有領域管理手段と、前記共有領域管理手段により記憶領域が管理されたクライアントコンピュータに対してデータを配信した場合に、そのクライアントコンピュータを同データの配信先として管理する配信先管理手段と、前記配信先管理手段によりデータ配信先として管理されたクライアントコンピュータをデータ配信拠点として用いながら、その他のクライアントコンピュータに対するデータ配信を実行制御する配信制御手段とを具備することを特徴とする。
【0008】
また、この発明は、ネットワークを介して接続されるサーバコンピュータからデータ配信サービスの提供を受けるデータ受信システムにおいて、記憶媒体と、前記記憶媒体上の記憶領域を前記サーバコンピュータが利用可能な共有領域として管理する共有領域管理手段と、前記サーバコンピュータから配信されたデータを前記共有領域管理手段により管理された共有領域に格納する配信データ格納手段と、前記データ配信サービスの提供を受けるその他のコンピュータからの要求に応じて、前記配信データ格納手段により前記共有領域に格納されたデータを送信するデータ送信手段とを具備することを特徴とする。
【0009】
また、この発明は、ネットワークを介して接続されるサーバコンピュータからデータ配信サービスの提供を受けるデータ受信システムにおいて、前記データ配信サービスの提供を受けるその他のコンピュータであって、前記サーバコンピュータからデータ配信拠点して指定されたコンピュータのアドレス情報を前記サーバコンピュータより受信するアドレス情報受信手段と、前記アドレス情報受信手段により受信されたアドレス情報で示されるコンピュータに対してデータの送信を要求するデータ送信要求手段とを具備することを特徴とする。
【0010】
この発明においては、各ユーザは、自分が保有する例えば磁気ディスク装置上の記憶領域の一部を共有領域としてデータ配信業者に貸し出し、一方、データ配信業者は、その借り受けた共有領域を用いながらデータ配信を実行制御する。
【0011】
より具体的には、データ配信業者は、ユーザAに対してコンテンツXを配信した後、ユーザBから同じくコンテンツXのダウンロード要求を受けた場合、ユーザBに対し、ユーザAからこのコンテンツXを取得する旨を指示する。また、さらにユーザCから同じくコンテンツXのダウンロード要求を受けた場合、データ配信業者は、ユーザAまたはユーザBのいずれかを選択し、その選択したユーザからコンテンツXを取得する旨をユーザCに指示する。
【0012】
一方、ユーザAは、コンテンツXをダウンロードした際、このコンテンツXを共有領域としてデータ配信業者に貸し出した記録領域に格納し、ユーザBからの要求に応じて、このコンテンツXを転送する。また、ユーザBは、データ配信業者からコンテンツXの取得先としてユーザAを指示されると、この指示されたユーザAに対してコンテンツXの転送を要求する。そして、このユーザBに対するコンテンツXの転送処理の代償として、ユーザAは、相応のサービスをデータ配信業者から受ける権利を得る。
【0013】
すなわち、データ配信業者は、例えばアクセスを分散化させるために人気コンテンツを複数箇所に点在させる必要が生じた場合、従来であれば、設備投資の増大が伴わざるを得なかったのに対し、この発明においては、以前に配信したユーザ先で所有されるコンテンツをそれ以降の配信処理に用いることにより、この設備投資の増大といった問題を解決する。一方、ユーザは、ダウンロードしたコンテンツをより有効に活用することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照してこの発明の実施形態を説明する。
【0015】
図1は、この発明の実施形態に係るコンテンツ配信システムおよびコンテンツ受信システムのネットワーク構成を示す図である。
【0016】
図1中、コンテンツプロバイダ(コンテンツ配信業者)1は、コンテンツ配信システムが動作するサーバコンピュータであり、一方、ユーザ2は、コンテンツ受信システムが動作するクライアントコンピュータである。コンテンツ配信システムは、コンテンツといわれる音楽データや画像データなどをユーザ2からの要求に応じて配信するコンテンツ配信サービスを提供するものであり、一方、コンテンツ受信システムは、コンテンツプロバイダ1が提供するコンテンツ配信サービスを受けるためのものである。
【0017】
また、コンテンツプロバイダ1は、ユーザ2からの要求に応じて配信する様々なコンテンツを格納するためのHDD11を有し、一方、ユーザ2は、コンテンツプロバイダ1から配信されたコンテンツおよび個人的なデータを格納するためのHDD21を各々有している。そして、このコンテンツプロバイダ1とユーザ2とは、インターネット3を介して相互に接続される。
【0018】
図2は、この実施形態のコンテンツ配信システムおよびコンテンツ受信システムの動作原理の概要を説明するための図である。
【0019】
この実施形態のコンテンツ配信システムおよびコンテンツ受信システムにおける特徴は、コンテンツプロバイダ1とユーザ2との間で、ユーザ2が保有するHDD21上の記憶領域の一部を共有領域としてコンテンツプロバイダ1に貸し出す契約を行う点にある。また、ユーザ2は、コンテンツプロバイダ1からダウンロードしたコンテンツを、この共有領域に格納するか、それ以外の領域(ローカル領域)に格納するかを選択できる。なお、共有領域およびローカル領域のいずれに格納した場合であっても、そのコンテンツを当該ユーザ2が利用する分には何ら違いはない。
【0020】
そして、この共有領域に格納されたコンテンツは、その後、コンテンツプロバイダ1の制御下で、複数のユーザ2間で送受信される。つまり、この実施形態のコンテンツ配信システムおよびコンテンツ受信システムでは、先にコンテンツをダウンロードしたユーザ2を、その後に同じコンテンツをダウンロードするユーザ2の配信拠点として利用する。
【0021】
これにより、コンテンツプロバイダ1は、例えばミラーサイトなどと称される設備の増設が不要となる。一方、記憶領域を貸し出し、かつ、他のユーザ2へのコンテンツの送信を行ったユーザ2は、例えばその回数などに応じて、相応のサービスをコンテンツプロバイダ1から受ける権利を得る。
【0022】
いま、ユーザAが、コンテンツプロバイダに対してコンテンツのダウンロード要求を送信したとする(図2(1))。そして、この時、このコンテンツは、いまだいずれのユーザにも配信されていないものと想定する。この場合、コンテンツプロバイダは、自分のHDD11に格納されたコンテンツを利用して、このコンテンツ配信を実行する(図2(2))。一方、ユーザAは、このコンテンツをHDD21上の共有領域、つまりコンテンツプロバイダに貸し出した記憶領域上に格納したとする。このコンテンツが共有領域およびローカル領域のいずれに格納されるかは、ダウンロード要求時にユーザAがセットするパラメータによって示され、コンテンツプロバイダは、このパラメータが共有領域への格納を示している場合、そのコンテンツをユーザAに配信した旨を記録しておく。
【0023】
次に、同じコンテンツのダウンロード要求が、ユーザBからコンテンツプロバイダに送信されたとする(図2(3))。この要求を受けると、コンテンツプロバイダは、ユーザBに対して、当該コンテンツをユーザAから取得する旨を指示する(図2(4))。より具体的には、コンテンツ配信拠点として利用するユーザAのアドレス情報を返送する。一方、このユーザAのアドレス情報を受信したユーザBは、そのコンテンツの送信をユーザAに要求する(図2(5))。そして、ユーザAは、この要求を受けると、ユーザBに対するコンテンツの送信を実行する(図2(6))。ここでも、ユーザBは、このコンテンツをHDD21上の共有領域に格納したものとする。
【0024】
また、このように、ユーザAをコンテンツ配信拠点として利用した場合、コンテンツプロバイダは、例えばユーザAに対して還元ポイントを付与し、その還元ポイントに相当する金額をユーザAの課金額から差し引くなど、所定のサービスを提供する。
【0025】
また、その後に、同じコンテンツのダウンロード要求が、さらにユーザCからコンテンツプロバイダに送信されたとする。この時は、コンテンツの配信先としてユーザAおよびユーザBが記録されているので、コンテンツプロバイダは、このうちのいずれかを選択し、そのアドレス情報をユーザCに返送する。ユーザAおよびユーザBを含む複数のユーザとの間で各々が保有するHDD21上の記憶領域の一部を共有領域として借り受ける契約を行う場合、コンテンツプロバイダは、各ユーザの地域情報や通信環境情報を取得する。そして、複数のユーザに配信済みのコンテンツの配信要求をそれ以外のユーザから受けた場合、コンテンツプロバイダは、その地域情報および通信環境情報に基づき、コンテンツ配信拠点として利用するユーザを選択するとともに、その選択したユーザに付与する還元ポイントを加算する。ここで、仮にユーザBが選択されたとすると、ユーザCからのコンテンツ送信要求がユーザBに送信され、一方、ユーザBは、その要求に応じて、ユーザCに対するコンテンツの送信を実行する。そして、その結果、ユーザBには、コンテンツプロバイダから相応の還元ポイントが与えられる。
【0026】
つまり、この実施形態のコンテンツ配信システムおよびコンテンツ受信システムによれば、コンテンツプロバイダは、アクセス分散化を目的として同一コンテンツを複数箇所に点在させるための設備を不要にでき、一方、ユーザは、ダウンロードしたコンテンツのさらなる有効活用を図れることになる。
【0027】
図3は、コンテンツプロバイダ1のサーバコンピュータで動作するコンテンツ配信システムの機能ブロックを示す図である。
【0028】
図3に示すように、このコンテンツ配信システム100は、制御部101、インタフェース部102、共有領域管理部103、配信先管理部104、配信制御部105およびサービス提供部106の処理部と、共有領域管理テーブルAおよび配信先管理テーブルBのデータ部とを有している。
【0029】
制御部101は、このコンテンツ配信システム100全体の制御を司る。インタフェース部102は、ユーザ2のクライアントコンピュータとの間でインターネット3を介して実行される通信を制御する。共有領域管理部103は、複数のユーザ2から借り受ける共有領域の管理を共有領域管理テーブルAを用いて実行する。図4は、この共有領域管理テーブルAの一例を示す図であり、図4に示すように、共有領域管理テーブルAは、ユーザ名、地域情報、通信環境情報、アドレス情報および還元ポイントの各フィールドを有している。
【0030】
ユーザ2との間で前述の契約を行う際、共有領域管理部103は、そのユーザ2の地域情報および通信環境情報を取得し、その情報をこの共有領域管理テーブルAに格納する。また、還元ポイントは、ユーザ2に付与する還元ポイントを管理するためのフィールドである。
【0031】
また、配信先管理部104は、コンテンツの配信が行われた場合に、その配信先の管理を配信先管理テーブルBを用いて実行する。図5は、この配信先管理テーブルBの一例を示す図であり、図5に示すように、配信先管理テーブルBは、コンテンツ名、格納ユーザおよび依頼件数の各フィールドを有している。このうち、依頼件数は、そのコンテンツの配信拠点として当該ユーザ2が利用された回数を管理するためのフィールドである。
【0032】
配信制御部105は、共有領域管理部103により管理される共有領域管理テーブルAおよび配信先管理部104により管理される配信先管理テーブルBを参照しながら、ユーザ2が所有するコンテンツを利用したコンテンツの配信制御を実行する。そして、サービス提供部106は、共有領域管理テーブルAで管理される還元ポイントに基づき、各ユーザに所定のサービスを提供する。このサービス提供部106により提供されるサービスは、例えばその還元ポイントに相当する金額をユーザの課金額から差し引いたり、あるいは相応の商品をプレゼントする等、ユーザ2にインセンティブを与えるものであればどのようなものであっても構わない。
【0033】
図6は、このコンテンツ配信システム100によるコンテンツの配信制御の動作手順を示すフローチャートである。
【0034】
インタフェース部102によりダウンロード要求が受信されると、配信制御部105は、まず、配信先管理テーブルBを参照して(ステップA1)、そのコンテンツを配信済みのユーザ(そのコンテンツを共有領域に格納したユーザ)が存在するかどうかを調べる(ステップA2)。もし存在しなければ(ステップA2のNO)、配信制御部105は、自分のHDD11に格納されたコンテンツを利用して、このコンテンツ配信を実行する(ステップA3)。そして、この配信したコンテンツが共有領域に格納される場合(ステップA8のYES)、配信制御部105は、その配信先のユーザ名を配信先管理部104に通知し、配信先管理テーブルBに追加させる(ステップA9)。
【0035】
一方、そのコンテンツを配信済みのユーザが存在した場合(ステップA2のYES)、配信制御部105は、共有領域管理テーブルBを参照して(ステップA4)、コンテンツを配信済みのユーザの中からコンテンツ配信拠点とするユーザを選択する(ステップA5)。この選択は、共有領域管理テーブルBで管理された地域情報および通信環境情報に基づいて行われるが、その規則は、例えばユーザ2間の距離が最短になるように選択を行ったり、あるいは、データ転送速度の速い通信回線をもつユーザを優先するように選択を行う等、実情に応じて様々な手法が適用可能である。また、同条件のユーザが複数存在する場合には、均一化を図るため、配信先管理テーブルBで管理される依頼件数が最も少ないユーザを選択する。この選択を行うと、配信制御部105は、そのユーザ名を共有領域管理部103に通知し、共有領域管理テーブルAで管理された還元ポイントを加算させる(ステップA6)。なお、この時、配信制御部105は、そのユーザ名を配信先管理部104にも通知し、配信先管理テーブルBで管理された依頼件数を加算させる。そして、配信制御部105は、その選択したユーザのアドレス情報を共有領域管理テーブルBから取得してインタフェース部102に引き渡し、ダウンロード要求を送信したユーザに返送させる(ステップA7)。
【0036】
また、選択したユーザをコンテンツ配信拠点として配信されるコンテンツが共有領域に格納される場合(ステップA8のYES)、配信制御部105は、その配信先のユーザ名を配信先管理部104に通知し、配信先管理テーブルBに追加させる(ステップA9)。
【0037】
一方、図7は、ユーザ2のクライアントコンピュータで動作するコンテンツ受信システムの機能ブロックを示す図である。
【0038】
図6に示すように、このコンテンツ受信システム200は、制御部201、インタフェース部202、共有領域管理部203、コンテンツ受信制御部204、格納先選択部205およびコンテンツ転送部206の処理部を有している。
【0039】
制御部201は、このコンテンツ受信システム200全体の制御を司る。インタフェース部202は、コンテンツプロバイダ1のサーバコンピュータとの間でインターネット3を介して実行される通信を制御する。また、共有領域管理部203は、コンテンツプロバイダ1に貸し出す共有領域をHDD21上に確保し管理する。
【0040】
コンテンツ受信制御部204は、格納先選択部205からの通知に基づき、コンテンツプロバイダ1から受信したコンテンツを共有領域およびローカル領域のいずれかに格納する。また、コンテンツ受信制御部204は、コンテンツプロバイダ1からコンテンツの代わりにアドレス情報を返送された場合に、そのアドレス情報で示される他のユーザ2にコンテンツの送信要求を送信し、この要求に応答して返送されたコンテンツを共有領域およびローカル領域のいずれかに格納する機能を備える。また、格納先選択部205は、コンテンツのダウンロード要求を送信する場合に、そのコンテンツを共有領域およびローカル領域のいずれに格納するのかを選択するためのユーザインタフェースを提供し、その選択結果をコンテンツ受信制御部204に通知する。
【0041】
そして、コンテンツ送信部206は、(コンテンツプロバイダ1からコンテンツの代わりにアドレス情報が返送された)他のユーザ2からのコンテンツ送信要求をインタフェース部202が受信した場合に、そのコンテンツをHDD21の共有領域から取得してインタフェース部202に引き渡し、そのコンテンツ送信要求を送信したユーザに返送させる。
【0042】
図8および図9は、このコンテンツ受信システム200の動作手順を示すフローチャートであり、図8は、ダウンロード要求をコンテンツプロバイダ1に送信する際の動作手順を示すフローチャート、図9は、他のユーザ2からコンテンツ送信要求を受信した際の動作手順を示すフローチャートである。
【0043】
コンテンツプロバイダ1にダウンロード要求を送信した後、インタフェース部202が何らかの返送を受けると(ステップB1)、コンテンツ受信制御部204は、その返送がアドレス情報かどうかを調べる(ステップB2)。もしアドレス情報でなければ(ステップB2のNO)、つまりコンテンツであれば、コンテンツ受信制御部204は、格納先選択部205による通知が共有領域への格納であった場合(ステップB5のYES)、このコンテンツを共有領域に格納し(ステップB6)、また、ローカル領域への格納であった場合には(ステップB5のNO)、このコンテンツをローカル領域に格納する(ステップB7)。
【0044】
一方、アドレス情報であった場合(ステップB2のYES)、コンテンツ受信制御部204は、今度は、このアドレス情報で示される他のユーザ2に対してコンテンツ送信要求を送信する(ステップB3)。そして、このコンテンツ送信要求に応答してコンテンツがインタフェース部202により受信されると(ステップB4)、コンテンツ受信制御部204は、格納先選択部205による通知が共有領域への格納であった場合(ステップB5のYES)、このコンテンツを共有領域に格納し(ステップB6)、また、ローカル領域への格納であった場合には(ステップB5のNO)、このコンテンツをローカル領域に格納する(ステップB7)。
【0045】
また、他のユーザ2からのコンテンツ送信要求をインタフェース部202が受信すると、コンテンツ送信部206が、その要求されたコンテンツを共有領域から取得してインタフェース部202に引き渡し、そのコンテンツ要求を送信したユーザ2に返送させる(ステップC1,ステップC2)。
【0046】
このように、この実施形態のコンテンツ配信システムおよびコンテンツ受信システムでは、コンテンツプロバイダ1は、アクセス分散化を目的として同一コンテンツを複数箇所に点在させるための設備を不要にでき、一方、ユーザ2は、例えばコンテンツをより有効活用することが可能となる。
【0047】
なお、本願発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、前記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。たとえば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0048】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、ユーザが所有するコンテンツを利用したコンテンツ配信を実行可能としたデータ配信システムおよびデータ受信システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係るコンテンツ配信システムおよびコンテンツ受信システムのネットワーク構成を示す図。
【図2】同実施形態のコンテンツ配信システムおよびコンテンツ受信システムの動作原理の概要を説明するための図。
【図3】同実施形態のコンテンツプロバイダのサーバコンピュータで動作するコンテンツ配信システムの機能ブロックを示す図。
【図4】同実施形態の共有領域管理テーブルの一例を示す図。
【図5】同実施形態のこの配信先管理テーブルの一例を示す図。
【図6】同実施形態のコンテンツ配信システムによるコンテンツの配信制御の動作手順を示すフローチャート。
【図7】同実施形態のユーザのクライアントコンピュータで動作するコンテンツ受信システムの機能ブロックを示す図。
【図8】同実施形態のコンテンツ受信システムがダウンロード要求をコンテンツプロバイダに送信する際の動作手順を示すフローチャート。
【図9】同実施形態のコンテンツ受信システムが他のユーザからコンテンツ送信要求を受信した際の動作手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…コンテンツプロバイダ
2…ユーザ
3…インターネット
11,21…HDD
100…コンテンツ配信システム
101…制御部
102…インタフェース部
103…共有領域管理部
104…配信先管理部
105…配信制御部
106…サービス提供部
200…コンテンツ受信システム
201…制御部
202…インタフェース部
203…共有領域管理部
204…コンテンツ受信制御部
205…格納先選択部
206…コンテンツ送信部

Claims (8)

  1. ネットワークを介して接続される複数のクライアントコンピュータに対してデータ配信サービスを提供するデータ配信システムにおいて、
    前記複数のクライアントコンピュータが各々保有する記憶領域を共有領域として管理する共有領域管理手段と、
    前記共有領域管理手段により記憶領域が管理されたクライアントコンピュータに対してデータを配信した場合に、そのクライアントコンピュータを同データの配信先として管理する配信先管理手段と、
    前記配信先管理手段によりデータ配信先として管理されたクライアントコンピュータをデータ配信拠点として用いながら、その他のクライアントコンピュータに対するデータ配信を実行制御する配信制御手段と
    を具備することを特徴とするデータ配信システム。
  2. 前記配信制御手段は、データの配信を要求するクライアントコンピュータに対し、前記データ配信拠点として用いるクライアントコンピュータのアドレス情報を返送する手段を有することを特徴とする請求項1記載のデータ配信システム。
  3. 前記共有領域管理手段は、前記複数のクライアントコンピュータそれぞれの地域情報および通信環境情報を管理する手段を有し、
    前記配信制御手段は、前記データ配信拠点として利用可能なクライアントコンピュータが複数存在する場合、前記共有領域管理手段により管理された前記地域情報および前記通信環境情報に基づき、いずれかのクライアントコンピュータを選択する手段を有することを特徴とする請求項1記載のデータ配信システム。
  4. 前記配信制御手段は、前記データ配信拠点として用いるクライアントコンピュータそれぞれの利用状況を記録する手段を有することを特徴とする請求項1記載のデータ配信システム。
  5. 前記配信制御手段により記録された利用状況に応じて、前記データ配信拠点として用いたクライアントコンピュータに対して所定のサービスを提供するサービス提供手段をさらに具備することを特徴とする請求項1記載のデータ配信システム。
  6. ネットワークを介して接続されるサーバコンピュータからデータ配信サービスの提供を受けるデータ受信システムにおいて、
    記憶媒体と、
    前記記憶媒体上の記憶領域を前記サーバコンピュータが利用可能な共有領域として管理する共有領域管理手段と、
    前記サーバコンピュータから配信されたデータを前記共有領域管理手段により管理された共有領域に格納する配信データ格納手段と、
    前記データ配信サービスの提供を受けるその他のコンピュータからの要求に応じて、前記配信データ格納手段により前記共有領域に格納されたデータを送信するデータ送信手段と
    を具備することを特徴とするデータ受信システム。
  7. 前記サーバコンピュータから配信されたデータを前記共有領域管理手段により管理された共有領域およびその他の記憶領域のいずれに格納するのかを選択する選択手段をさらに具備することを特徴とする請求項6記載のデータ受信システム。
  8. ネットワークを介して接続されるサーバコンピュータからデータ配信サービスの提供を受けるデータ受信システムにおいて、
    前記データ配信サービスの提供を受けるその他のコンピュータであって、前記サーバコンピュータからデータ配信拠点して指定されたコンピュータのアドレス情報を前記サーバコンピュータより受信するアドレス情報受信手段と、
    前記アドレス情報取得手段により受信されたアドレス情報で示されるコンピュータに対してデータの送信を要求するデータ送信要求手段と
    を具備することを特徴とするデータ受信システム。
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