JP2003186777A - パーソナルポータル装置、通信方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

パーソナルポータル装置、通信方法、プログラム及び記録媒体

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JP2003186777A
JP2003186777A JP2001383735A JP2001383735A JP2003186777A JP 2003186777 A JP2003186777 A JP 2003186777A JP 2001383735 A JP2001383735 A JP 2001383735A JP 2001383735 A JP2001383735 A JP 2001383735A JP 2003186777 A JP2003186777 A JP 2003186777A
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Hirohisa Tsuda
博久 津田
Yoshio Yamagishi
義男 山岸
Yasunari Ago
康徳 吾郷
Kayoko Kubozono
加代子 久保薗
Nobuhiro Chiba
伸浩 千葉
Masahide Yoda
正秀 與田
Takanobu Kudo
崇伸 工藤
Tokuji Arimoto
篤司 有本
Nozomi Abe
望 阿部
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Nippon Telegraph and Telephone East Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Nippon Telegraph and Telephone East Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大容量データを送受信するP2Pネットワー
クにおいて、セキュリティ性に優れ、著作権侵害の問題
を回避できるパーソナルポータル装置、通信方法、プロ
グラム及び記録媒体を提供する。 【解決手段】 端末1は、ストレージ3及びP2Pエー
ジェント4からなるパーソナルポータル2を介して、地
域IP網上に実現されたP2Pネットワーク5に接続す
る。端末1は、ストレージ3にデータを格納する。P2
Pエージェント4は、ストレージ3に格納されているデ
ータを、他のP2Pエージェントに送信する。他の端末
1は、自身のP2Pエージェント4から送信されたデー
タを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、P2Pネットワー
クにおいて、セキュリティ性に優れ、著作権侵害の問題
を回避できるパーソナルポータル装置、通信方法、プロ
グラム及び記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、広帯域ISDN(Integrated Ser
vices Digital Network)やADSL(Asymmetric Digi
tal Subscriber Line)、光ケーブル等のブロードバン
ド伝送の普及に伴い、容量の大きなコンテンツを送受信
することが多くなっている。現在実施されているデータ
の送受信は、例えば電子メールのように、クライアント
から一度サーバにデータを送信し、当該サーバが送信先
のクライアントへデータを転送するものである。しか
し、このような方式で大容量コンテンツの送受信を行な
うと、全てのデータがサーバに送信されるのでサーバに
対し負荷がかかる。
【0003】そこで、上述のようなサーバを介さずに、
クライアント同士が直接データを送受信するネットワー
ク形態が注目されている。このようなネットワーク形態
をP2P(Peer to Peer)という。このP2Pを実現す
るものとして、例えば、Napster(登録商標)と呼ばれ
る音楽ファイル交換ソフトウェアや、Gnutellaと呼ばれ
るファイル交換ソフトウェアなどがある。
【0004】上述した音楽ファイル交換ソフトウェアで
音楽ファイル交換を実現するための仕組みを説明する。
クライアント(コンピュータ等)は、予め、クライアン
ト内に記憶する音楽ファイルのうち他人に公開可能な音
楽ファイルのファイル情報(当該音楽ファイルの位置を
示すパス名やファイル名など)をサーバに登録してお
く。サーバには、このような、クライアントが記憶する
音楽ファイルのファイル名や当該ファイルのパス名が複
数登録されている。クライアントが音楽を取得する場
合、欲しい音楽ファイルをサーバから検索し、当該ファ
イルのファイル情報を取得する。ファイル情報に含まれ
るパス名を用いて、当該ファイルを格納しているクライ
アントにアクセスし、音楽ファイルを取得する。
【0005】また、上述したGnutellaでファイル交換を
実現するための仕組みを説明する。クライアント(コン
ピュータ等)は、複数のクライアントで構成されるネッ
トワークに接続している他のクライアントに、取得した
いファイルの検索要求を送信する。検索要求を受けたク
ライアントは、当該ネットワークに接続している他の複
数のクライアントに、その検索要求を一斉に送信する。
このように検索要求を送信し、ファイルが発見された場
合、検索要求を初めに送信したクライアントは、当該フ
ァイルを記憶しているクライアントからファイルを取得
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
なP2Pネットワークでは、クライアントが直接他のク
ライアントと接続し、ファイルを送受信するため、クラ
イアントのIPアドレス等が明らかになる。そのため、
誰でもクライアントとなったコンピュータにアクセスす
ることが可能となり、クラッカーなどにより、公開した
くないファイルを盗まれたり、コンピュータやプログラ
ム、データなどを破壊される可能性が高くなる。
【0007】また、上述したようなP2Pネットワーク
では、交換するファイルを個人であるクライアントが保
有しており、第3者がファイルを管理していないため、
著作権を有するファイルを個人間で自由に交換すること
も行なわれ、著作権侵害として問題になっている。ま
た、従来のコミュニティは、掲示板等テキストデータ中
心のものであり、ブロードバンドに対応したコミュニテ
ィが提唱されていない。このように、従来のP2Pネッ
トワークでは、セキュリティー、著作権等の面で問題が
ある。本発明はこのような事情に鑑みてなされたもの
で、P2Pネットワークにおいて、大容量データの送受
信に適した、セキュリティ性に優れ、著作権侵害の問題
を回避できるパーソナルポータル装置、通信方法、プロ
グラム及び記録媒体を提供することを目的とする。ま
た、本発明の更なる目的は、ブロードバンドに対応した
容量の大きいデータの送受信に適したコミュニティを提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するためになされたもので、本発明は、複数の利用者
の端末に、ストレージとエージェントとからなる前記利
用者毎のポータルを提供するパーソナルポータル装置で
あって、前記ストレージが、前記利用者毎のデータを格
納し、前記エージェントが、他の利用者のエージェント
又は前記利用者の端末から送信されたデータを受信し、
さらに、前記ストレージに格納しているデータを前記他
の利用者のエージェント又は前記利用者の端末に送信す
る、ことを特徴とする。
【0009】これにより、各ユーザがIPアドレス等の
個人情報を公表することなくデータを送受信することが
可能となり、大容量データの送受信に適した、セキュリ
ティ性のあるP2Pネットワークを構築することが可能
となる。
【0010】また、本発明は、上記発明において、前記
データには、当該データの特徴を示すインデックス情報
が付与されており、前記エージェントが、前記データを
検索する条件を示す検索条件情報と、前記ストレージに
格納しているデータのインデックス情報とに基づいて、
前記検索条件に合致するデータを検索し、前記エージェ
ントが、前記検索結果を前記他の利用者のエージェント
又は前記端末に送信することを特徴とする。
【0011】これにより、同じ趣味等を持つ他のユーザ
や、グループ、欲しいデータを検索することが可能とな
る。検索するデータは、ユーザが自発的にストレージに
格納したデータや、ユーザが他のユーザのストレージか
ら取得したデータであるので、即時性のある情報を取得
することができる。
【0012】また、本発明は、上記発明において、前記
データには、当該データの特徴を示すインデックス情報
が付与されており、前記エージェントが、前記データを
検索する条件を示す検索条件情報と、前記ストレージに
格納しているデータのインデックス情報とに基づいて、
前記検索条件に合致するデータを検索し、前記エージェ
ントが、前記検索結果を前記ストレージに格納し、前記
利用者の端末からの要求を受信した場合、前記格納した
検索結果を前記端末に送信することを特徴とする。
【0013】これにより、ユーザが予め検索条件を設定
しておけば、ユーザがエージェントに接続していない間
に、エージェントが検索条件に基づいてデータを検索す
ることが可能となる。広範囲な検索の場合でも、ユーザ
はログインしたまま検索結果を待つ必要がなくなり、時
間を有効に使用することができる。
【0014】また、本発明は、上記発明において、前記
データには、当該データを受信すべき利用者を特定する
利用者識別情報が付与されており、前記エージェント
が、前記利用者識別情報によって特定される利用者のエ
ージェントに前記データを送信し、前記利用者識別情報
によって特定される利用者のエージェントが、前記デー
タを前記利用者識別情報によって特定される利用者の端
末へ送信することを特徴とする。
【0015】また、本発明は、上記発明において、前記
ストレージが、前記利用者の嗜好を示す嗜好情報と、当
該利用者の利用者識別情報とを含むプロファイル情報を
格納しており、前記エージェントが、商品を宣伝する利
用者の条件を示す利用者条件情報を付与された広告デー
タを受信し、前記エージェントが、前記利用者条件情報
と、前記ストレージに格納しているプロファイル情報と
に基づいて、前記利用者条件に合致する利用者を検索
し、前記エージェントが、前記利用者条件に合致する利
用者のプロファイル情報から、当該利用者の利用者識別
情報を取得し、前記エージェントが、前記利用者識別情
報によって特定される利用者のエージェントに前記広告
データを送信し、前記利用者識別情報によって特定され
る利用者のエージェントが、前記広告データを前記利用
者識別情報によって特定される利用者の端末へ送信する
ことを特徴とする。
【0016】これにより、広告データを、当該広告デー
タで宣伝している商品に興味がありそうなユーザにのみ
送信することができ、結果として、広告の宣伝効果を向
上させることができる。
【0017】また、本発明は、上記発明において、前記
データ又は前記データを格納するフォルダには、当該デ
ータ又は前記フォルダへのアクセス権を設定するアクセ
ス権設定情報が付与されており、前記エージェントが、
前記アクセス権設定情報に基づいて、前記データを前記
利用者の端末又は前記他の利用者のエージェントへ送信
するか否か管理することを特徴とする。
【0018】これにより、データへのアクセス権を制限
することが可能となる。アクセス権の制御対象をフォル
ダに格納されたデータ全体にすれば、フォルダ毎にアク
セス権を設定することが可能となり、また、同じフォル
ダに格納されているデータでもアクセス権設定情報の設
定により各データ毎のアクセス権を異なるようにするこ
ともできる。
【0019】また、本発明は、上記発明において、前記
データを格納するフォルダに付与されたアクセス権設定
情報には、前記利用者により特定されたグループであっ
て複数の利用者から成るグループに参加している利用者
のみが当該フォルダにアクセス可能である旨が設定され
ており、前記エージェントが、前記アクセス権設定情報
に基づいて、前記データを前記利用者の端末又は前記他
の利用者のエージェントへ送信するか否か管理すること
を特徴とする。
【0020】これにより、フォルダ及びグループ毎にア
クセス権を設定することが可能となる。その効果とし
て、例えば、データのアクセス権をグループ単位で設定
しておけば、個々のユーザに対しアクセス権を設定する
必要がないので、グループへの参加・退出が頻繁に行な
われる場合でも、その度にアクセス権を変更する必要が
無くなる。また例えば、ユーザがあるグループに参加し
ており、同じグループ内でデータを検索する場合、エー
ジェントはアクセス可能なフォルダ内のデータのみ検索
すればよいので、検索効率が向上する。
【0021】また、本発明は、上記発明において、前記
データには、前記データを前記利用者の端末に送信でき
る期日を設定する送信期日設定情報と、前記データを受
信すべき利用者を特定する利用者識別情報とが付与され
ており、前記エージェントが、前記利用者の端末に送信
できる期日までに、前記利用者識別情報によって特定さ
れる利用者のエージェントに前記データを送信し、前記
利用者識別情報によって特定される利用者のエージェン
トが、前記データの送信期日設定情報に基づいて、前記
データを前記利用者識別情報によって特定される利用者
の端末へ送信するか否か制御することを特徴とする。
【0022】これにより、例えば深夜などトラフィック
の少ない時間に予め計画的にデータを配信しておき、特
定の期日になったときに、当該データをユーザに出力す
ることが可能となり、通信帯域を有効に使用することが
できる。また、例えば、定められた期日前でもデータの
件名のみを出力させるようにすることにより、ユーザ
に、データに対する期待感を持たせる効果もある。
【0023】また、本発明は、上記発明において、前記
エージェントが、前記ストレージに格納されたデータ
を、他の記憶手段にコピーすることを特徴とする。
【0024】これにより、ユーザが別途バックアップ用
の記録媒体を用意しなくても、ストレージに格納したデ
ータのバックアップを取ることができる。定期的にバッ
クアップをとることにより、データが損なわれることを
防ぎ、ユーザは、バックアップ用の記録媒体の管理等の
手間を省くことができる。
【0025】また、本発明は、上記発明において、前記
エージェントが、前記ストレージに格納されるデータ
に、電子透かしを埋め込み、前記エージェントが、前記
電子透かしを埋め込んだデータを、前記他のエージェン
トに送信することを特徴とする。
【0026】これにより、データの出所を明らかにする
ことが可能となり、著作権等のあるデータでも、不正コ
ピーの防止や摘発に役立たせることができる。また、ユ
ーザ自身は特別なソフトウェア等を用意する必要が無い
ので、簡単にデータを他のユーザに送信することが可能
となる。
【0027】また、本発明は、上記発明において、前記
エージェントが、前記ストレージから、前記電子透かし
の埋め込まれたデータを検出することを特徴とする。
【0028】これにより、電子透かしを埋め込んだデー
タを検索することができる。当該データを不正に使用し
ているユーザを摘発することが可能となり、従来のP2
Pネットワークで問題となっている著作権等の問題の解
決に役立てることが出来る。
【0029】また、本発明は、上記発明において、前記
エージェントが、前記ストレージに格納されるデータ
を、ストリーミング出力のためのデータに変換し、前記
エージェントが、前記変換したデータを、前記他のエー
ジェントに送信することを特徴とする。
【0030】これにより、データをコピー等することが
困難となり、著作権等のあるデータでも、不正コピーの
防止や摘発に役立たせることができる。また、ユーザ自
身は特別なソフトウェア等を用意する必要が無いので、
気軽にデータを他のデータに送信することが可能とな
る。
【0031】また、本発明は、上記発明において、前記
エージェントが、前記ストレージに格納するデータ、又
は、前記他の利用者のエージェント又は前記端末に送信
するデータ、又は、前記他の利用者のエージェント又は
前記端末から受信したデータがウイルスに感染している
か否か判別することを特徴とする。
【0032】これにより、ストレージに格納されるデー
タや利用者の端末に送信されるデータに含まれるウイル
スをチェックすることができ、利用者は安全にデータを
送受信することが出来る。
【0033】また、本発明は、上記発明において、前記
パーソナルポータル装置が、地域IP網により接続され
ていることを特徴とする。
【0034】また、本発明は、利用者の端末に、ストレ
ージとエージェントとからなる前記利用者毎のポータル
を提供する通信方法であって、前記ストレージが、前記
利用者毎のデータを格納し、前記エージェントが、他の
利用者のエージェント又は前記利用者の端末から送信さ
れたデータを受信して前記ストレージに格納し、前記ス
トレージに格納しているデータを前記他の利用者のエー
ジェント又は前記利用者の端末に送信する、ことを特徴
とする通信方法である。
【0035】また、本発明は、利用者の端末に、ストレ
ージとエージェントとからなる前記利用者毎のポータル
を提供する通信プログラムであって、前記ストレージ
が、前記利用者毎のデータを格納し、前記エージェント
が、他の利用者のエージェント又は前記利用者の端末か
ら送信されたデータを受信して前記ストレージに格納す
るステップと、前記ストレージに格納しているデータを
前記他の利用者のエージェント又は前記利用者の端末に
送信するステップと、をコンピュータに実行させる通信
プログラムである。
【0036】また、本発明は、利用者の端末に、ストレ
ージとエージェントとからなる前記利用者毎のポータル
を提供する通信プログラムであって、前記ストレージ
が、前記利用者毎のデータを格納し、前記エージェント
が、他の利用者のエージェント又は前記利用者の端末か
ら送信されたデータを受信して前記ストレージに格納す
るステップと、前記ストレージに格納しているデータを
前記他の利用者のエージェント又は前記利用者の端末に
送信するステップと、をコンピュータに実行させる通信
プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体である。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の一
実施形態について説明する。まず、図1を参照し、本実
施形態の概要について説明する。本実施形態は、地域I
P網6を利用し、ストレージ3とP2Pエージェント4
とを備えたパーソナルポータル2を介して互いに通信す
るP2Pネットワーク5をユーザに提供するものであ
る。ストレージ3とは当該パーソナルポータル2に接続
するユーザのコンテンツ等のデータを格納するものであ
る。また、P2Pエージェント4とは、コンテンツの交
換、コンテンツの検索、ストレージ管理、ユーザに関す
る情報の管理等の機能を総称したものである。このスト
レージ3及びP2Pエージェント4を備えたパーソナル
ポータル2はサーバ(パーソナルポータル装置、図示
略)により実現される。すなわち、本実施形態のP2P
ネットワーク5は、従来のP2Pネットワークのように
ユーザの端末に格納されているデータをユーザの端末同
士が送受信するのではなく、サーバに格納したデータを
サーバ同士が送受信し、ユーザは、当該サーバにアクセ
スすることにより、自身の端末にデータを出力させるも
のである。
【0038】なお、図1には、複数のパーソナルポータ
ル2が示されているが、パーソナルポータル2と当該パ
ーソナルポータル2を実現するサーバが1対1と限られ
るわけではなく、全てのパーソナルポータル2をひとつ
のサーバで実現してもよく、また、一部のパーソナルポ
ータル2をひとつのサーバで実現してもよい。また、P
2Pエージェント4の機能を複数のサーバで実現しても
よく、また、あるパーソナルポータル2のストレージ3
に格納するデータを複数のサーバで分散して格納しても
よい。
【0039】次に、本実施形態の詳細を説明する。図1
は、本実施形態のシステム構成を示す図である。この図
において、1は端末であり、ユーザは当該端末1を用い
てP2Pネットワーク5にアクセスする。本実施形態で
は、ユーザとは、個々にP2Pネットワーク5に接続す
る個人ユーザや、複数の端末が1つの端末を介してP2
Pネットワーク5に接続する企業ユーザ、個人ユーザや
企業ユーザがデータを格納したコンピュータ等であるコ
ンテンツホルダなどである。2はパーソナルポータルで
あり、端末1がP2Pネットワーク5にアクセスするた
めのユーザ毎のポータル(portal、入り口)である。3
はストレージであり、ユーザ毎のコンテンツや各種デー
タを格納している。4はP2Pエージェント(以下、エ
ージェントとする)であり、コンテンツの交換、コンテ
ンツの検索、ストレージ管理、ユーザに関する情報の管
理等の機能を総称したものである。6は通信ネットワー
クであるが、ここでは、通信ネットワークの一例として
地域IP網の場合を説明する。本実施形態のP2Pネッ
トワーク5は、地域IP網6内に実現される。
【0040】上述したように、パーソナルポータル2、
ストレージ3、エージェント4はサーバにより実現され
る。図2は、このサーバの機能を示すブロック図であ
る。この図において、7はサーバである。11は通信イ
ンターフェースである。12はユーザ管理部である。1
3はユーザ管理情報記憶部である。14はメール送受信
制御部である。15はメール記憶部である。16はコン
テンツ管理部である。17はコンテンツ記憶部である。
18は検索部である。19はコンテンツ検索結果記憶部
である。20はメーリングリスト管理部である。21は
メーリングリスト管理情報記憶部である。22は広告コ
ンテンツ受付部である。23は広告コンテンツ記憶部で
ある。24は電子透かし埋め込み部である。25はコン
テンツ変換部である。26はコンテンツバックアップ部
である。27はバックアップコンテンツ記憶部である。
28はウイルスチェック部である。29はCUG(Clos
ed User Group)情報記憶部である。30はCUG情報
管理部である。
【0041】なお、上述した各部のうち、出力部11、
ユーザ管理部12、メール送受信制御部14、メールタ
イマー管理部16、コンテンツ管理部16、検索部1
8、メーリングリスト管理部20、広告コンテンツ受付
部22、電子透かし埋め込み部24、コンテンツ変換部
25、コンテンツバックアップ部26、ウイルスチェッ
ク部28、CUG情報管理部30は、エージェント4に
対応する。また、ユーザ管理情報記憶部13、メール記
憶部15、コンテンツ記憶部17、検索結果記憶部1
9、メーリングリスト管理情報記憶部21、広告コンテ
ンツ記憶部23、バックアップコンテンツ記憶部27、
CUG情報記憶部29はストレージ3に対応する。
【0042】すなわち、本実施形態のストレージ3と
は、従来のような単なる記録媒体を指すものではなく、
図2に一例を示すようなサーバ7の記憶部のうち、ユー
ザ毎のデータを格納する格納エリアのことを指す。ま
た、従来のエージェントは、判断機能を有し自律的に動
作を行なうものを指すのに対し、本実施形態のエージェ
ント4は、図2に一例を示す各部によるコンテンツの交
換、コンテンツの検索、ストレージ管理、ユーザに関す
る情報の管理等の機能を総称したもののことを指し、従
来のエージェントでは為さない機能をも備えるものであ
る。
【0043】ユーザは予め、ストレージ3及びエージェ
ント4(サーバ7)の機能を利用するために利用者登録
しておく。ユーザ管理情報記憶部13には、ユーザを管
理するための情報として、プロファイル情報が格納され
ている。プロファイル情報の一例を図3に示す。この図
に例を示すように、プロファイル情報として、氏名、住
所、電話番号、電子メールアドレス、生年月日、性別、
クレジットカード種別、クレジットカード番号、クレジ
ットカード有効期限、PP(Personal Portal)−I
D、パスワード、ニックネーム、bメールアドレス、使
用可能容量、残容量、嗜好情報、参加CUG、ログイン
履歴、ダウンロード履歴、アップロード履歴等がある。
なお、ここでは、このプロファイル情報のサブセット
(部分集合)もプロファイル情報という。
【0044】ユーザは、氏名、住所、電話番号、電子メ
ールアドレス、生年月日、性別、クレジットカード種
別、クレジットカード番号、クレジットカード有効期
限、PP−ID、パスワード、ニックネーム、当該ユー
ザの嗜好を示す嗜好情報等の情報を、P2Pネットワー
ク5の管理者(以下、管理者という)に申請する。この
とき、PP−ID及びパスワードは、ユーザが設定して
もよく、管理者等が設定してもよい。また、この申請
は、ユーザが端末1を用いて前述した情報をエージェン
ト4(サーバ7)に送信してもよく、又、紙等に前述し
た情報を記載して管理者宛てに郵送等してもよい。
【0045】ニックネームとは、P2Pネットワーク上
で用いられる当該ユーザの名称である。また、bメール
アドレスとは、エージェント4(サーバ7)又は管理者
により定められる、当該P2Pネットワーク5上におい
てデータを送受信する時に、ユーザを識別するための固
有の識別子である。
【0046】また、使用可能容量とは、エージェント4
(サーバ7)又は管理者により任意の方式によって定め
られた、当該ユーザの使用可能なコンテンツ記憶部17
の容量のことである。また、コンテンツ記憶部17の使
用可能容量のうち使用した残りの容量を残容量という。
【0047】また、参加CUGとは、当該ユーザの参加
しているCUGのことであり、ここには、当該ユーザの
参加するCUG名等CUG識別情報が記載されている。
CUGとは、P2Pネットワーク5上で、共通の興味や
話題等を持つユーザが集まるグループのことである。こ
のCUGは、図4の(A)に一例を示すようなツリー構
造のカテゴリにより分類され、カテゴリにより分類され
た各CUGは、図4の(B)に一例を示すようなインデ
ックス情報によりそのCUGの特徴を示している。
【0048】CUGのカテゴリを説明する。CUGのカ
テゴリは、図4の(A)に示すようなツリー構造で示さ
れ、例えば、図4の(A)の例では、「趣味」というカ
テゴリの下には、「自動車」、「サッカー」等のカテゴ
リが存在する。さらに、この「趣味―自動車」という項
目の下には、「メーカ別」、「タイプ別」等のカテゴリ
が存在する。
【0049】CUGのインデックス情報を説明する。図
4の(B)は、図4の(A)の「自動車―メーカ別―A
社」というカテゴリに属するCUGと当該CUGのイン
デックス情報の一例を示している。ここでは、「自動車
―メーカ別―A社」というカテゴリには、「A社フリー
ク」、「A社友の会」というようなCUGが存在すると
いうことを示している。各CUGには、CUGとして登
録した登録日時や、当該CUGがどのようなユーザの集
まりであるかというようなことを示すCUG情報等のイ
ンデックス情報が付加される。また、各CUGには、例
えば「排気量」、「納入年度」、「車種名」というよう
な、各CUG固有のインデックス項目を追加設定するこ
とができる。このようなCUGのインデックス情報は、
各CUG毎に存在する。
【0050】上述したインデックス情報の項目は、管理
者が設定等してもよく、また、ユーザが設定等できるよ
うにしてもよい。このインデックス情報は、例えば、エ
ージェント4のCUG情報管理部30が、予め定められ
たXML(Extensible Markup Language)のフォーマッ
トを利用するなどしてユーザの端末1に項目を送信し、
当該ユーザに入力等された情報を元に取得される。図4
の(A)に一例を示すようなCUGのカテゴリ情報と、
図4の(B)に一例を示すようなCUG毎のインデック
ス情報とが、サーバ7のCUG情報記憶部29に格納さ
れている。このCUGのカテゴリ情報と、CUG毎のイ
ンデックス情報とをまとめてCUG情報ともいう。な
お、このカテゴリ情報及びインデックス情報は、CUG
のみならず、後述するメーリングリストやデータの特徴
を示すためにも用いられる。
【0051】また、ログイン履歴とは、ユーザがパーソ
ナルポータル2にログイン及びログオフした履歴を示す
情報であり、エージェント4(サーバ7)のユーザ管理
部13により、当該ユーザがログイン及びログオフする
度に更新される。
【0052】また、ダウンロードとは、エージェント4
から端末1へデータが送信されることをいい、ダウンロ
ード履歴とは、データがダウンロードされた履歴を示す
情報である。また、アップロードとは、端末1からエー
ジェント4にデータが送信されることをいい、アップロ
ード履歴とは、データがアップロードされた履歴を示す
情報である。エージェント4のコンテンツ管理部16
は、端末1によりダウンロード又はアップロードされる
度にこれらの履歴を更新する。
【0053】上述したプロファイル情報を登録したユー
ザには、サーバ7により提供されるパーソナルポータル
2、ストレージ3、エージェント4の機能を用いる権限
が与えられる。ストレージ3、エージェント4の機能を
用いるために、ユーザは、端末1を用いてパーソナルポ
ータル2にログインする。ユーザがログインする場合に
は、エージェント4により、PP−ID及びパスワード
の入力が要求される。エージェント4のユーザ管理部1
3は、入力されたPP−ID及びパスワードと、予めユ
ーザ管理情報記憶部13内に格納しているプロファイル
情報のPP−ID及びパスワードとを比較し、双方のP
P−ID及びパスワードが合致し、さらに、同時に同一
のPP−ID及びパスワードのユーザがログインしてい
なければ、当該ユーザのログインを許可する。サーバ7
は、各ユーザの識別を、ログイン時に取得したPP−I
Dにより行なう。
【0054】このようにログインしたユーザは、自身の
端末1を用いてパーソナルポータル2にアクセスし、以
下に一例を示すようなストレージ3及びエージェント4
の機能を利用することができる。 A)ファイル送受信 B)ファイル保存 C)検索 D)データ管理 E)広告配信 F)権利保護 これらの機能の詳細を以下に説明する。
【0055】A)ファイル送受信 ユーザは、P2Pネットワーク5に接続する他のユーザ
にコンテンツなどのデータを送信することができる。そ
の概要を図5に示す。この図では、ユーザAが自作の映
画をユーザBに送信する例を示している。ここでは、説
明の便宜上、コンテンツの送信元であるユーザAの端末
1及びストレージ3並びにエージェント4を、端末1a
及びストレージ3a並びにエージェント4aとして説明
する。また、コンテンツの受信先であるユーザBの端末
1及びストレージ3並びにストレージ3及びエージェン
ト4を、端末1b及びストレージ3b並びにエージェン
ト4bとして説明する。なお、上述のように、ストレー
ジ3b及びエージェント4bは、ストレージ3a及びエ
ージェント4aと同じサーバ7により実現される場合も
あり、又、ストレージ3a及びエージェント4aを実現
するサーバ7とは別のサーバ7により実現される場合も
あるが、ここではエージェント7の機能を説明するた
め、サーバ7の区別をすることなく説明する。ストレー
ジ3及びエージェント4の機能におけるサーバの動作に
ついては後述する。
【0056】ユーザAは、予め、データを送信したいユ
ーザのbメールアドレスを取得している。そのbメール
アドレスは、端末1a又はストレージ3a(メール記憶
部15a内のユーザA用の特定のフィールド)に格納さ
れている。端末1aは、ユーザAの指示に従い、エージ
ェント4aに接続し、端末1a又はストレージ3a(コ
ンテンツ記憶部17a内のユーザA用の特定のフィール
ド)に格納されているコンテンツ(データ)に、送信先
であるユーザBのbメールアドレスと送信元であるユー
ザAのbメールアドレスとを付与してエージェント4a
に送信する。このコンテンツには、端末1a又はエージ
ェント4aにより、当該コンテンツのカテゴリを示すカ
テゴリ情報や、当該カテゴリにおいて当該コンテンツの
特徴を示すインデックス情報、当該コンテンツの出力条
件を示す情報等を、XMLなどにより属性情報として付
与してもよい。なお、ここでいう属性情報とはデータに
付与された情報全てのことを指し、当該データの特徴を
示したり、当該データを制御するためのデータの事を指
す。具体的に属性情報とは、例えば、カテゴリ情報やイ
ンデックス情報、後述するアクセスコントロールリス
ト、当該データを送信するユーザに関する情報、送受信
する条件を設定する情報等である。
【0057】エージェント4aのメール送受信制御部1
4aは、受信したコンテンツを、メール記憶部15a内
のユーザA用の送信フォルダ(メール記憶部15a内の
ユーザA用の特定のフィールド)に格納する。さらに、
受信したコンテンツに付与されている送信先のbメール
アドレスを認識し、認識した送信先のエージェント4b
に当該コンテンツを送信する。コンテンツを受信したエ
ージェント4bのメール送受信制御部14bは、メール
記憶部15b内の、ユーザB専用の受信フォルダ(メー
ル記憶部15b内のユーザB用の特定のフィールド)
に、当該コンテンツを格納する。
【0058】ユーザBが端末1bを用いてエージェント
4bに接続し、エージェント4bにメールの受信要求を
送信すると、エージェント4bのメール送受信制御部1
4bは、メール記憶部15b内の、ユーザB専用の受信
フォルダに格納されているコンテンツを端末1bに送信
する。端末1bは、受信したコンテンツを出力する。
【0059】なお、ユーザに送信するコンテンツは、端
末1がデータを受信するそばから出力するストリーミン
グ出力の形式のコンテンツでもよく、また、端末1が出
力するためのデータを全て受信してから出力する形式の
コンテンツでもよい。また、ここで送信するコンテンツ
とは、HTML(Hyper Text Markup Language)等ウェ
ブブラウザで出力可能な言語等で記述したものでなくて
もよく、例えば、アプリケーションソフトで実行可能な
ファイルなどであってもよい。すなわち、ここでいうコ
ンテンツとは、ファイル形式やデータ形式を限定するも
のではなく、静止画や動画等の画像データ、音声デー
タ、テキストデータ、任意のアプリケーションに対応し
たデータ等、ユーザに出力するためのデータすべてのこ
とをさす。
【0060】上述したようなコンテンツ(データ)の送
信において、エージェント4は、計画的にコンテンツを
各エージェント4に配信しておき、予め定められた時に
当該コンテンツを各ユーザの端末1に送信(出力)する
ことのできるタイマー配信を実施することができる。そ
の概要を図6に示す。
【0061】タイマー配信機能を利用したいユーザは、
端末1aを用いて、配信したいコンテンツに、送信先の
bメールアドレス及び送信元のbメールアドレスと、ア
クセスコントロールリスト(送信期日設定情報)とを付
与する。アクセスコントロールリストとは、フォルダや
コンテンツへのアクセス権を制限するための属性情報で
ある。図7の(A)にアクセスコントロールに含むこと
の可能な項目(カラム)の一例を示す。この図に示すよ
うに、項目として、start date、end date、読み込み権
限者、書き込み権限者等がある。start dateとは、コン
テンツ(データ)をユーザの端末1に送信可能となる公
開開始の日時情報を設定する項目である。また、end da
teとは、コンテンツ(データ)をユーザの端末1に送信
不可となる公開終了の日時情報を設定する項目である。
また、読み込み権限者とは、当該コンテンツ(データ)
を読み込む権限のあるユーザを設定する項目である。ま
た、書き込み権限者とは、当該コンテンツ(データ)に
書き込みをする権限のあるユーザを設定する項目であ
る。
【0062】図7の(B)はアクセスコントロールリス
トの一例であり、ファイルやフォルダ毎に、読み取り及
び書き込み等の権限、当該データを公開できる日時、当
該データが公開不可となる日時等が記載されている。図
7の(B)の例を説明すると、「root/user/…/saemon
/」というフォルダは、書き込みは当該フォルダの所有
者のみが可能で、読み込みは全ての人が可能、当該フォ
ルダの公開可能期日は2001/12/3/0:00であり、当該フ
ォルダの公開終了日時は2001/12/31/0:00であることを
示している。また、「root/user/…/saemon/bin」とい
うファイル(データ)は、書き込み及び読み込みが全て
の人が可能で、当該フォルダの公開終了日時は2001/12/
1/15:00であることを示している。なお、アクセスコン
トロールリストには、必ずしも図7の(A)で示した項
目全てを含める必要は無く、また、図7の(A)で示し
た項目以外の項目を含んでもよい。
【0063】タイマー配信機能を用いる場合には、図7
の(A)に示す例において、少なくともstart dateとい
う項目を含み、当該コンテンツを各ユーザの端末1に出
力可能とする年月日時刻(公開開始日時情報)を設定す
る。端末1aはこのコンテンツをエージェント4aに送
信する。
【0064】エージェント4aの送受信制御部14a
は、アクセスコントロールリストの付与されたコンテン
ツを受信すると、メール記憶部15a内のユーザA用の
送信フォルダに当該コンテンツを格納し、送信先の端末
1bのエージェント4bに当該コンテンツを送信する。
このとき、エージェント4aのメール送受信制御部14
aは、送信先のエージェント4bへのコンテンツ送信
を、start dateという項目の値で設定される公開開始日
時までに送信が完了するように計画的に行う。このコン
テンツ送信を計画的に行なうために、例えば、予めメー
ル記憶部15などに格納されているデータ送信計画情報
に基づいてコンテンツ送信を行なう。このデータ送信計
画情報とは、送信するデータ量とトラフィックの量とに
応じて当該エージェント4から送信するデータ量を設定
する情報であり、例えば平日の深夜などのような、トラ
フィックの少ない月日や時間帯に多くのデータを送信す
るように設定している。このデータ送信計画は、管理者
等により設定等され、メール記憶部15などに格納され
る。エージェント4aのメール送受信制御部14aは、
このコンテンツ送信計画情報に基づいて、当該コンテン
ツを送信する。エージェント4bの送受信制御部14b
は、受信したコンテンツをメール記憶部15bの送信先
(ユーザB)専用の受信フォルダに格納する。
【0065】メール送受信管理部14bは、ユーザの端
末1bからメール受信要求を受けると、メール記憶部1
5b内のユーザB用の受信フォルダからコンテンツを取
得し、端末1bに送信する。このとき、メール送受信管
理部14bは、メール記憶部15b内のユーザB用の受
信フォルダにアクセスコントロールリストが付与されて
いるコンテンツがあれば、エージェント4b内部の時計
等と当該コンテンツのアクセスコントロールリストとを
比較し、当該コンテンツが出力可能かどうか判断する。
判断の結果、出力不可である場合、当該コンテンツを端
末1bに出力しないように制御する。このとき、コンテ
ンツに付与された属性情報等により、端末1bに出力で
きないコンテンツでも、当該コンテンツのサブジェクト
(件名)のみを出力させたり、また、サブジェクト及び
コンテンツの両方を出力しないようにすることもでき
る。
【0066】また、ユーザは、メーリングリストに参加
することもできる。ここでいうメーリングリストとは、
共通の話題等を持つ複数のユーザに、同一の内容のデー
タを一斉に送信するグループのことをいう。メーリング
リスト管理部20は、ユーザの端末1からの要求に応じ
て、メーリングリストに参加しているユーザ宛てにメー
ルを配信する機能を備える。その一例を以下に説明す
る。メーリングリスト管理情報記憶部21は、図4の
(A)に一例を示すような構造のカテゴリ情報、各カテ
ゴリにおける図4の(B)に一例を示すようなメーリン
グリスト毎のインデックス情報、メーリングリスト毎の
当該メーリングリストの参加者一覧であるメーリングリ
スト管理情報等を記憶している。メーリングリスト管理
情報は、当該メーリングリスト名等のメーリングリスト
識別情報、当該メーリングリストの主催者のニックネー
ム、主催者のbメールアドレス、メーリングリスト参加
者のニックネーム、そのニックネームに対応するメーリ
ングリスト参加者のbメールアドレス等の情報からな
る。
【0067】メーリングリスト管理部20は、ユーザの
端末1からメーリングリストの参加者へのデータ配信要
求を受信すると、メーリングリスト管理情報記憶部21
内の指定されたメーリングリストのメーリングリスト管
理情報から、主催者を含むメーリングリスト参加者のb
メールアドレスを取得し、取得したbメールアドレスを
メール送信制御部14に送信する。メール送信制御部1
4は、上述と同様に、メーリングリスト参加者のbメー
ルアドレス及び送信元のbメールアドレスの付与された
データを、メーリングリスト参加者のbメールアドレス
宛てに一斉に送信する。
【0068】B)ファイル保存 ユーザは、自身のコンテンツ(ファイル)をストレージ
3のコンテンツ記憶部17内のフォルダに格納し、自身
の端末1のローカルディスクのように使用することがで
きる。その概要を図8〜図10に示す。本実施形態で
は、パブリック(Public)フォルダ、シェアード(Shar
ed)フォルダ、プライベート(Private)フォルダとい
う形態があるものとして説明する。
【0069】パブリックフォルダとは、本実施形態のP
2Pネットワーク5にアクセスしている全てのユーザに
公開可能なコンテンツを格納するフォルダである。その
概要を図8に示す。図8では、ユーザAの作成した音楽
コンテンツをパブリックフォルダに格納し、ユーザB、
ユーザCに当該コンテンツを公開する例を示している。
このパブリックフォルダには、図7の(B)に一例を示
すアクセスコントロールリスト(アクセス権設定情報)
が付与されている。フォルダへのアクセス権を設定する
アクセスコントロールリストには、少なくとも、読み込
み権限者、書き込み権限者という項目があり、当該フォ
ルダの位置を示すパス名と、当該フォルダに誰でもアク
セス(読み込み及び書き込み)可能な旨が設定されてい
る。図7の(B)の例を説明すると、「root/user/…/c
hiba/」というフォルダは、書き込み及び読み込みは全
ての人が可能(everyone)であることを示している。
【0070】また、シェアードフォルダとは、本実施形
態のP2Pネットワーク5にアクセスしているユーザの
うち、特定のユーザに公開可能なコンテンツを格納する
フォルダである。その概要を図9に示す。図9では、協
業関係会社であるデザイン会社(ユーザA)、出版社
(ユーザB)、印刷会社(ユーザC)との間で、シェア
ードフォルダに格納されているコンテンツを共有する例
を示している。このシェアードフォルダには、図7の
(B)に一例を示すアクセスコントロールリスト(アク
セス権設定情報)が付与されている。フォルダへのアク
セス権を設定するアクセスコントロールリストには、少
なくとも、読み込み権限者、書き込み権限者という項目
があり、当該フォルダの位置を示すパス名と、当該フォ
ルダにアクセス(読み込み及び書き込み)可能なCUG
とが設定されている。なお、アクセス可能なCUGに属
するユーザでも、アクセスコントロールのユーザ・グル
ープの項目の値を、例えば、図9において、印刷会社
(ユーザC)は書き込み不可と設定することにより、ユ
ーザ毎にアクセス権を設定することができる。
【0071】また、プライベートフォルダとは、ユーザ
毎のストレージ3にアクセス可能なユーザ自身のみアク
セス可能なコンテンツを格納するフォルダである。その
概要を図10に示す。図10では、ユーザA、ユーザ
B、ユーザCが、各々のプライベートフォルダにコンテ
ンツを格納する例を示している。このプライベートフォ
ルダには、図7の(B)に一例を示すアクセスコントロ
ールリスト(アクセス権設定情報)が付与されている。
フォルダへのアクセス権を設定するアクセスコントロー
ルリストには、少なくとも、読み込み権限者、書き込み
権限者という項目があり、当該フォルダの位置を示すパ
ス名と、当該フォルダの所有者であるユーザのみがアク
セス(読み込み及び書き込み)可能な旨が設定されてい
る。
【0072】ここでは、説明の便宜上、ユーザAの端末
1、ストレージ3、エージェント4を、端末1a、スト
レージ3a、エージェント4aとして説明する。また、
ユーザBの端末1、ストレージ3、エージェント4を、
端末1b、ストレージ3b、エージェント4bとして説
明する。また、ユーザCの端末1、ストレージ3、エー
ジェント4を、端末1c、ストレージ3c、エージェン
ト4cとして説明する。
【0073】ユーザAは、自身の端末1aを用いて、エ
ージェント4aのコンテンツ記憶部17a内にある、ユ
ーザA用のパブリックフォルダ、又はユーザA用のシェ
アードフォルダ、又はユーザA用のプライベートフォル
ダにコンテンツを格納する。このとき、コンテンツ管理
部16aは、格納されたコンテンツの容量を認識し、ユ
ーザ管理情報記憶部13内のプロファイル情報の残容量
の更新を行なう。なお、ここで格納するコンテンツは、
HTML等ウェブブラウザで出力可能な言語等で記述し
たものでなくてもよく、例えば、アプリケーションソフ
トで実行可能なファイルなどであってもよい。
【0074】上述したパブリックフォルダ、シェアード
フォルダ、プライベートフォルダに格納するコンテンツ
には、図7に一例を示すような、当該コンテンツを分類
するカテゴリ情報と、当該コンテンツに関する情報であ
るインデックス情報とが付与されている。このインデッ
クス情報は、例えば、エージェント4のコンテンツ管理
部16aが、ユーザに指示された情報を元に予め定めら
れたXMLフォーマットを利用するなどして付与する。
コンテンツに付与されるインデックス情報の項目(カラ
ム名)の例として、例えば、格納年月日時刻、格納した
ユーザのニックネーム、当該コンテンツの説明文等であ
る。
【0075】ユーザB及びユーザCは、各々の端末1
b、端末1cを用いて、エージェント4b、エージェン
ト4cに各々アクセスし、コンテンツを要求する。当該
コンテンツ要求には、コンテンツ要求を指示したユーザ
B及びユーザCのPP−IDや当該ユーザの参加してい
るCUG等の属性情報が付与されている。これらの属性
情報は、XMLなどを用いて、エージェント4b、エー
ジェント4cが各々付与してもよく、コンテンツ要求を
送信する端末1b、端末1cが各々付与してもよい。
【0076】エージェント4b、エージェント4cは、
コンテンツ要求をエージェント4aに送信する。コンテ
ンツ要求を受信すると、エージェント4aのコンテンツ
管理部16aは、当該コンテンツ要求に付与されている
属性情報と、フォルダに付与されているアクセスコント
ロールリストとを比較し、当該コンテンツ要求を送信し
た端末1b、端末1cがコンテンツに対しアクセス権が
あるか否か判断する。まず、コンテンツ要求がパブリッ
クフォルダに対する場合を説明する。エージェント4a
のコンテンツ管理部16aは、当該フォルダに付与され
ているアクセスコントロールリストと、コンテンツ要求
の属性情報とを比較する。当該フォルダのアクセスコン
トロールリストには、誰でもアクセスできると設定され
ているので、アクセス権があると判断し、当該フォルダ
に格納されているコンテンツへのアクセスを可能とす
る。コンテンツ管理部16aは、当該フォルダに格納さ
れているコンテンツの一覧を出力させるデータや、コン
テンツを出力させるデータを、コンテンツ要求を送信し
たエージェント4b、エージェント4cに送信する。エ
ージェント4b、エージェント4cは、コンテンツの一
覧をアイコンとして端末1b、端末1cに出力させた
り、コンテンツそのものを端末1b、端末1cに出力な
どさせる。なお、パブリックフォルダに格納したコンテ
ンツでも、あるコンテンツのみを書き込み不可とするな
ど、データや当該データにアクセスするユーザによりア
クセス権を変えることができる。
【0077】次に、コンテンツ要求がシェアードフォル
ダに対するものである場合を説明する。エージェント4
aのコンテンツ管理部16aは、当該フォルダのアクセ
スコントロールリストと、コンテンツ要求の属性情報と
を比較する。その結果、アクセス権があると判断した場
合、当該フォルダに格納されているコンテンツのうちア
クセス権があるコンテンツのみアクセスを可能とする。
ここで、コンテンツへのアクセスを許可するユーザと
は、上述したように、当該コンテンツを格納したユーザ
と同じCUGに属するユーザや、当該コンテンツを格納
したユーザが別個にアクセスを許可するユーザなどであ
る。例えば、あるCUGに属するユーザを、図9に例を
示すようにデザイン会社、出版社、印刷会社というよう
な協業関係会社とすると、デザイン会社、出版社はコン
テンツに対し読み取り及び書き込みの双方が可能で、印
刷会社はコンテンツに対し読み取りのみ可能、というよ
うにアクセス権を設定することもできる。また、同じC
UGに属するユーザでも、特定のユーザにのみアクセス
権(読み取り及び書き込みの双方)をなくすこともでき
る。
【0078】このように、シェアードフォルダに格納し
たデータを各ユーザが共有することが可能となり、従来
の電子メール等で送信することのできない容量の大きな
ファイルでもネットワークを介して送信することができ
る。次に、コンテンツ要求がプライベートフォルダに対
するものである場合を説明する。エージェント4aのコ
ンテンツ管理部16aは、当該フォルダのアクセスコン
トロールリストと、コンテンツ要求の属性情報とを比較
する。その結果、アクセス権があると判断した場合、す
なわち、コンテンツ要求の送信を指示したユーザとコン
テンツを格納したユーザとが同一と判断した場合、当該
フォルダに格納されているコンテンツへのアクセスを可
能とする。上述の判断の結果、当該コンテンツへのアク
セス権がなければ、エラーを返すなどする。
【0079】エージェント4aのコンテンツ管理部16
aは、上述したパブリックフォルダ、シェアードフォル
ダ、プライベートフォルダに格納したコンテンツを、当
該コンテンツに対しアクセス権のあるユーザからの要求
に応じて、エージェント4b及びエージェント4cを介
してストレージ3b及びストレージ3c、又は端末1b
及び端末1cにダウンロードすることができる。すなわ
ち、コンテンツそのものをコピー等して、各ユーザのス
トレージ3又は端末1に登録することができる。
【0080】また、エージェント4aのコンテンツ管理
部16aは、上述したパブリックフォルダ、シェアード
フォルダに格納したコンテンツを出力するためのデータ
のみをエージェント4b、エージェント4cを介して端
末1b、端末1cに送信することができる。すなわち、
コンテンツそのものをストレージ3b、ストレージ3c
にコピー等するわけではなく、コンテンツを出力するた
めのデータのみをエージェント4b、エージェント4c
を介して端末1b、端末1cに送信することができるの
で、ユーザB、ユーザCは、自身のストレージ3の容量
を消費することなくコンテンツを出力させることができ
る。また、コンテンツ管理部16は、パブリックフォル
ダ又はシェアードフォルダに格納されているコンテンツ
が、あるユーザによって開かれている間、同一のコンテ
ンツに対する他のユーザの書き込み又は読み取りを禁止
することもできる。この読み取り又は書き込みの禁止
は、当該コンテンツに付与されている属性情報により設
定することができる。
【0081】また、コンテンツ管理部16は、コンテン
ツそのものを実際に出力するだけでなく、コンテンツの
プレビューとしてサムネイル表示(縮小表示)する機能
を備える。そのために、例えば、コンテンツ管理部16
は、端末1により指定されたコンテンツをコンテンツ記
憶部17から取得し、取得したコンテンツの画像データ
を元に、サイズ変更、色数変更をなどを行う。このよう
にして取得した画像データを、予め定められたHTML
などのフォーマットを利用するなどしてユーザの端末1
へサムネイル画像として出力する。
【0082】また、ユーザは、上述のようにコンテンツ
をストレージに格納する際、当該コンテンツへのアクセ
ス可能な期間を示す情報をアクセスコントロールリスト
として付与することもできる。その場合、当該コンテン
ツに付与されたアクセスコントロールリストは、少なく
とも図7の(A)に示すstart date(公開開始期日)又
はend date(公開終了期日)或いはその両方の項目が含
まれている。図7の(B)の例を説明すると、「root/u
ser/…/saemon/」というフォルダは、当該フォルダの公
開開始日時(start date)が2001/12/3/0:00であり、
当該フォルダの公開終了日時(end date)が2001/12/31
/0:00であることを示している。
【0083】コンテンツ管理部16は、コンテンツへの
アクセス要求を受けた場合、当該コンテンツに付与され
たアクセスコントロールリストとエージェント4自身の
内部時計等とを比較してアクセス可能か否か判断し、ア
クセス可能な場合のみ、当該コンテンツを出力する。ま
た、コンテンツ管理部16は、コンテンツ記憶部17内
のコンテンツに付与されたアクセスコントロールリスト
を監視し、アクセス可能な期間を過ぎたコンテンツを発
見した場合、当該コンテンツを格納したユーザの端末1
にその旨を通知したり、また、自動的に当該コンテンツ
を削除や移動等してもよい。
【0084】また、コンテンツ管理部16は、ユーザ管
理情報記憶部13内のプロファイル情報内の残容量を参
照し、ユーザ毎又はフォルダ毎に設定されたストレージ
容量を越えたり、残容量が特定の値以下になった場合、
その旨をユーザに通知することもできる。この通知は、
例えば、ストレージ3の残容量を超えるコンテンツを格
納する時に出力してもよく、また、別途電子メールなど
で通知してもよい。また、コンテンツ管理部16は、上
述のように端末1からストレージ3へのコンテンツの送
信(アップロード)、ストレージ3から端末1へのコン
テンツの送信(ダウンロード)等をした時に、アップロ
ード、ダウンロード等した年月日時刻と、アップロー
ド、ダウンロード等の処理結果とを、当該コンテンツを
格納したユーザのプロファイル情報内のアップロード履
歴、当該コンテンツをダウンロードしたユーザのプロフ
ァイル情報内のダウンロード履歴として更新する。
【0085】C)検索 ユーザは、ストレージ3内に格納されているコンテンツ
や、CUG、メーリングリスト等を検索することができ
る。図11にコンテンツを検索する概要を示す。まず、
コンテンツを検索する例を説明する。ユーザは、図11
の(A)に一例を示すように、端末1を用いて、予め自
身の検索したいコンテンツ(データ)の条件を設定して
おく。図11の例では、検索条件は「2001年6月1
日以降の情報、W杯についての情報、ファイルタイプ
は"html"又は"mp3"」という条件で設定したもの
とする。このとき、エージェント4又は端末1は、検索
条件を設定したユーザの属性情報(PP−IDや参加し
ているCUG等)を付与する。
【0086】エージェント4の検索部18は、当該検索
条件と、コンテンツに付与されているインデックス情報
とを比較し、検索条件に合致するコンテンツを検索す
る。コンテンツ検索場所としては、例えば、自身のスト
レージ3のコンテンツ記憶部17内、他のユーザのスト
レージ3のコンテンツ記憶部17内のパブリックフォル
ダ、他のユーザのストレージ3のコンテンツ記憶部17
内のシェアードフォルダ、他の地域IP網のコンテンツ
やインターネット等のコンテンツである。ユーザは、コ
ンテンツの検索範囲を、例えば同じCUGに属するユー
ザのコンテンツのみというように制限することもでき
る。なお、エージェント4が検索している間、ユーザは
パーソナルポータル2からログオフしていてもよい。
【0087】エージェント4の検索部18は、検索結果
を、検索条件毎に検索結果記憶部19に格納する。この
とき、検索結果記憶部19に格納する情報は、コンテン
ツそのものでもよく、また、例えばパス名やURL(Un
iform Resource Locators)のようなコンテンツを取得
できるネットワーク上の位置情報でもよい。ユーザは、
検索したコンテンツを出力させたい時、端末1を用いて
検索条件を指定し、当該検索条件における検索結果要求
を送信する。エージェント4の出力部11は、検索結果
要求に応じて、検索結果記憶部19から検索結果を取得
し、当該検索結果を出力するためのデータを端末1に送
信する。端末1は、受信したデータを用いて、検索結果
を出力する。
【0088】上述と同様に、ユーザは、CUGやメーリ
ングリスト等を検索することができる。エージェント4
の検索部18は、ユーザに指定された検索条件と、CU
G情報記憶部29内に格納しているCUG毎のインデッ
クス情報、又は、ユーザに指定された検索条件とメーリ
ングリスト管理情報記憶部21内のメーリングリスト毎
のインデックス情報とを比較し、検索結果を検索結果記
憶部19に格納する。なお、上述の検索において、ユー
ザは、検索結果を検索結果記憶部19に格納させ、ユー
ザの都合のいい時間に当該検索結果を端末1に出力させ
てもよく、また、検索結果を検索結果記憶部19に格納
することなく端末1に送信し、出力させてもよい。
【0089】D)データ管理 データ管理は、以下に例を示すような、データの出力、
削除、変更等のための機能である。エージェント4のユ
ーザ管理部12は、端末1からの要求に応じて、ユーザ
管理情報記憶部13に格納しているユーザの氏名、住
所、電話番号、電子メールアドレス、生年月日、性別、
クレジットカード種別、クレジットカード番号、クレジ
ットカード有効期限、PP−ID、パスワード、ニック
ネーム、bメールアドレス、使用可能容量、残容量、嗜
好情報、参加CUG(Closed User Group)、ログイン
履歴、ダウンロード履歴、アップロード履歴等のプロフ
ァイル情報を、端末1に出力させることができる。ま
た、端末からの要求に応じて、氏名、住所、電話番号、
電子メールアドレス、生年月日、性別、クレジットカー
ド種別、クレジットカード番号、クレジットカード有効
期限、PP−ID、パスワード、ニックネーム、bメー
ルアドレス、使用可能容量、嗜好情報等の値を変更、削
除することができる。この出力、変更、削除は、ユーザ
に応じてその権限を定めてもよい。例えば、氏名、住
所、電話番号、電子メールアドレス、生年月日、性別、
クレジットカード種別、クレジットカード番号、クレジ
ットカード有効期限、パスワード、ニックネーム、嗜好
情報の値は一般のユーザが変更することができるが、使
用可能容量やPP−IDは管理者のみが変更、削除する
ことができる、というようなものである。
【0090】また、CUG情報管理部30は、端末1か
らの要求に応じて、CUGを作成したり、ユーザ又は管
理者の作成したCUGを削除することができる。同様
に、CUGへ任意のユーザを参加させたり、既にCUG
へ参加しているユーザの削除を実行することもできる。
これと同様に、メーリングリスト管理部20は、端末1
からの要求に応じて、メーリングリストの作成・削除等
を実行できる。また、CUG情報管理部30は、端末1
からの要求に応じて、CUG毎にインデックス情報の項
目の定義又は変更することもできる。また、CUG情報
管理部30は、端末1からの要求に応じて、CUGの公
開、非公開を、属性情報で設定することができる。これ
と同様に、メーリングリスト管理部20は、端末1から
の要求に応じて、メーリングリストの公開・非公開を属
性情報で設定することができる。
【0091】また、ユーザ管理部12は、ユーザの退会
要求を受信した時などに、ストレージ3内の当該ユーザ
用のフォルダ、及び当該フォルダに格納されているファ
イルを消去する。また、ユーザ管理部12は、当該ユー
ザのプロファイル情報を削除等する。また、メール送受
信制御部14は、端末1からのフォルダ作成要求を受信
すると、メール記憶部15にフォルダを作成する。この
フォルダには、属性情報を付与し、当該属性情報により
各フォルダに格納するデータの条件を設定することが可
能である。例えば、属性情報により、特定のユーザから
送信されたデータを特定のフォルダに自動的に格納する
ことが可能となる。また、コンテンツ管理部16は、端
末1からのフォルダ作成要求を受信すると、コンテンツ
記憶部17にフォルダを作成する。このフォルダには、
アクセスコントロールリスト(アクセス権設定情報)を
付与することにより、上述したパブリックフォルダ、シ
ェアードフォルダ、パーソナルフォルダのように、アク
セス権を設定することが可能である。
【0092】また、コンテンツバックアップ部26は、
毎夜12時など特定の時に、コンテンツ記憶部17内に
格納されているコンテンツ等のデータを、バックアップ
コンテンツ記憶部27にコピーする。或いは、端末1か
らの要求により、コンテンツ等のデータをバックアップ
コンテンツ記憶部27にコピーしてもよい。また、ウイ
ルスチェック部28は、コンテンツがアップロードされ
た時や、コンテンツを端末1にダウンロードする時、コ
ンテンツをストレージ3に格納する時、コンテンツを他
のエージェント4に送信する時、他のエージェント4か
らコンテンツを受信した時などに、ソフトウェアを起動
させるなどして当該コンテンツがコンピュータウイルス
に感染しているか否かチェックするウイルスチェックを
実行する。或いは、端末1からの要求に応じて、ストレ
ージ3内のデータ等のウイルスチェックを実行する。
【0093】E)広告配信 エージェント4は、広告コンテンツを、当該広告で宣伝
する商品に興味があるユーザにのみ配信することができ
る。その概要を図12を参照して説明する。エージェン
ト4の広告コンテンツ受付部22は、広告コンテンツ配
信を依頼する広告主(以下、単に広告主とする)から、
配信する広告コンテンツを受信する。この広告コンテン
ツには、当該広告の特徴や、当該広告を配信したいユー
ザの特徴を示す利用者条件情報が付与されている。ま
た、この広告コンテンツは、当該エージェント4の属す
る地域IP網の他のエージェント4や他の地域IP網、
インターネットなどから送信されるものとする。次に、
広告コンテンツ受付部22は、受信した広告コンテンツ
を広告コンテンツ記憶部23に格納する。
【0094】また、ユーザは、予め、自身の興味、嗜好
等に関する嗜好情報を、プロファイル情報としてユーザ
管理情報記憶部13に格納しておく。検索部18は、広
告主のエージェント4又はユーザの端末1から広告コン
テンツの検索要求を受けた場合や予め属性情報により設
定等された期日になった場合、ユーザ管理情報記憶部1
3内に格納されているユーザの嗜好情報を含むプロファ
イル情報と、広告コンテンツ記憶部21内に格納してい
る広告コンテンツの利用者条件情報とを比較する。ユー
ザの嗜好情報を含むプロファイル情報と広告コンテンツ
の利用者条件情報とが合致すると、検索部18は、メー
ル記憶部15の当該ユーザ用の受信フォルダに広告コン
テンツを格納したり、当該コンテンツの位置情報(パス
名やURL等)又はコンテンツそのものを検索結果記憶
部19に格納などする。ユーザは、端末1を用いて、上
述と同様に、メール受信要求や検索結果出力要求をエー
ジェント4に送信することにより、広告コンテンツを出
力させることができる。
【0095】F)権利保護 エージェント4は、他人に公開するコンテンツに対し、
電子透かしを埋め込んだり、コンテンツのアクセス権の
制限等により、当該コンテンツの著作権等の権利を保護
することができる。まず、電子透かしを埋め込む場合か
ら説明する。ここでいう電子透かしとは、画像や音声な
どのコンテンツに、人間には知覚できないレベルのデー
タを埋め込むことをいう。埋め込んだデータから、当該
コンテンツの出所や著作権者等の情報を取得することが
できる。図13は電子透かしを埋め込むことを説明する
図である。
【0096】ユーザは、自身の端末1を用いて、電子透
かしを埋め込むコンテンツをエージェント4にアップロ
ードする。エージェント4の電子透かし埋め込み部24
は、アプリケーションソフトウェアを用いるなどして、
コンテンツに、出所等を示す透かし情報を埋め込む。エ
ージェント4は、透かし情報を埋め込んだコンテンツ
を、電子透かしの埋め込みを要求した端末1にダウンロ
ードしたり、コンテンツ記憶部17内に格納したり、他
のエージェント4に送信などする。
【0097】なお、コンテンツに埋め込んだ透かし情報
を、インデックス情報の項目のひとつとし、そのインデ
ックス情報をコンテンツに付与してもよい。その場合、
検索部18は、コンテンツを検索するときに、コンテン
ツの検索条件に当該コンテンツに埋め込んだ透かし情報
を含め、コンテンツに付与されたインデックス情報と、
コンテンツの検索条件とを比較することにより、特定の
電子透かしを埋め込んだコンテンツを検索することが可
能となる。これにより、例えば、指定された出所を電子
透かし情報として埋め込まれたコンテンツのみを検索す
ることが可能となり、出所の明らかなコンテンツを検索
する場合、検索効率を向上させることができる。
【0098】次に、コンテンツのアクセス制限について
説明する。この場合、コンテンツは、図7に例を示すア
クセスコントロールリストの付与されたフォルダ等に格
納される。ここで付与されているアクセスコントロール
リストは、「読み込み権限者」及び「書き込み権限者」
という項目で、管理者のみが書き込み、コピー、移動等
を実行する権限があり、他の一般ユーザは読み込みのみ
が実行できる設定となっている。図7の(B)の例を説
明すると、「root/user/…/saemon/」というフォルダ
は、書き込みは当該フォルダの所有者のみが可能で、読
み込みは全ての人が可能、となっているが、当該フォル
ダの所有者が管理者であれは、このような設定により管
理者のみが書き込み、コピー、移動等を実行する権限の
あるフォルダを実現できる。このフォルダに格納される
コンテンツは、例えば、コンテンツ変換部25により、
アプリケーションソフトウェアを用いるなどしてRealMe
dia形式やWindows(登録商標)Media形式等ストリーミ
ングにより出力するファイル形式に変換されるなどし
て、コンテンツそのものがダウンロードできない形式で
格納される。これにより、管理者でない一般のユーザは
当該コンテンツのコピー等が困難となる。
【0099】なお、上述した実施形態において、メーリ
ングリスト参加者にデータを送信する場合、データ送信
者が全ての参加者にデータを送信するものとしたが、こ
れに限られるわけではなく、例えば、データ送信者がメ
ーリングリスト主催者のみにデータを送信し、メーリン
グリスト主催者から参加者全員に当該データが送信され
てもよい。また、メーリングリスト参加者にデータを送
信する権限のあるユーザは、当該メーリングリストの主
催者のみでもよい。
【0100】また、上述した各機能を複合して用いても
よい。例えば、上述のように広告コンテンツを送信すべ
きユーザを検索し、検索されたユーザのエージェント4
に、トラフィックの少ない時間帯などに当該広告コンテ
ンツを計画的に送信し(タイマー配信)、アクセスコン
トロールリストにより設定された公開開始日時まで、当
該コンテンツを出力不可としてもよい。
【0101】また、本実施形態は、パーソナルポータル
2と当該パーソナルポータル2を実現するサーバが1対
1と限られるわけではなく、全てのパーソナルポータル
2をひとつのサーバで実現してもよく、また、一部のパ
ーソナルポータル2をひとつのサーバで実現してもよい
とした。上述では、主にエージェントの機能を説明した
が、以下では、上述のようなエージェントの機能を実現
させるサーバ7の動作を説明する。
【0102】図14の(A)は、ユーザA及びユーザB
のパーソナルポータル2が、1つのサーバ7で実現され
ることを示す図である。また、図14の(B)は、ユー
ザA及びユーザBのパーソナルポータル2が、各々別の
サーバ7で実現されることを示す図である。この図で
は、1つのサーバ7で2つのパーソナルポータル2を実
現しているが、本実施形態は、1つのサーバ7で実現で
きるパーソナルポータル2の数を制限するものではな
い。
【0103】なお、ここでは、説明の便宜上、図14の
(A)、(B)において、ユーザAのパーソナルポータ
ル2をパーソナルポータル2a、ユーザBのパーソナル
ポータル2をパーソナルポータル2bとして説明する。
また、図14の(B)において、ユーザAのパーソナル
ポータル2aを実現するサーバ7をサーバ7a、ユーザ
Bのパーソナルポータル2bを実現するサーバ7をサー
バ7bとして説明する。
【0104】図14の(A)の構成において、CUGを
検索するサーバ7の動作を図15を参照して説明する。
まず、検索結果を検索してすぐに端末1に送信する同期
型の動作を説明する。ここでは、ユーザAの端末1か
ら、「“趣味―自動車―メーカ別―A社”というカテゴ
リ内のCUG」というような検索条件の検索要求が送信
されたものとする。この検索条件のカテゴリ内には、例
えば、A社の特定の車種の自動車が好きなユーザの集ま
るCUGなどがある。サーバ7の検索部18は、検索要
求及び検索条件を通信インターフェース11を介して受
信する(図15におけるステップS10、ステップS1
1)。ここで、ウイルスチェック部28は、端末1から
送信された検索要求及び検索条件等のウイルスチェック
を実施してもよい。
【0105】検索部18は、検索要求を受信すると、C
UG情報管理部30に、CUG情報(CUGのカテゴリ
情報及びCUGのインデックス情報)の読出しを命じる
(図15におけるステップS12)。CUG情報の読出
し命令を受けると、CUG情報管理部30は、CUG情
報記憶部29から、CUG情報を読出す(図15におけ
るステップS13、ステップS14)。CUG情報記憶
部29には、上述したように、CUGのカテゴリ情報
と、各カテゴリに属するCUG毎のインデックス情報と
がCUG情報として格納されている。このCUG情報
は、各CUGに付与されている属性条件に応じて公開・
非公開というような設定はあるが、各ユーザ毎に各々C
UG情報を格納しているわけではなく、当該サーバ7で
実現させるストレージ3全てに共通の情報として格納さ
れている。CUG情報管理部30は、CUG情報を検索
部18に返す(図15におけるステップS15)。
【0106】検索部18は、上述した検索条件と、送信
されたCUG情報とを比較し、検索条件に示すカテゴリ
内のCUGを検索する(図15におけるステップS1
6)。次いで、検索部18は、検索結果をユーザAの端
末1に送信する(図15におけるステップS17、ステ
ップS18)。このとき、検索条件に合致するCUGが
あれば、当該CUGのインデックス情報等もユーザAの
端末1に送信する。例えば、図4の(B)に示すような
インデックス情報の一覧を送信する。ここで、ウイルス
チェック部28は、端末1へ送信する検索結果及びCU
Gのインデックス情報のウイルスチェックを実施しても
よい。
【0107】ユーザAは、送信されたインデックス情報
から自身の望むCUGを選択し、当該CUGに参加等す
る。本実施形態では、CUGの参加とは、参加希望者の
エージェント4が、該CUGの主催者等に参加の意思を
通知し、当該主催者の意思や当該主催者が他のCUGの
参加ユーザから承認を得るなどして参加許可を得た後、
参加希望者(ユーザ)のプロファイル情報の参加CUG
の項目に、参加するCUG名等CUG識別情報を記載す
ることである。
【0108】次に、検索結果を検索してすぐに端末1に
送信せず、一度検索結果を検索結果記憶部19に格納す
る非同期型の動作を説明する。この動作は上述の動作と
一部共通するので、異なる部分のみ詳細に説明する。ユ
ーザAの端末1から、上述と同様に、検索要求が送信さ
れる(図15におけるステップS20、ステップS2
1)。ここで、ウイルスチェック部28は、端末1から
送信された検索要求及び検索条件等のウイルスチェック
を実施してもよい。検索部18は、上述と同様に、CU
G情報管理部30によりCUG情報記憶部29から読み
出したCUG情報(CUGのカテゴリ情報及びCUGの
インデックス情報)と、検索条件とを比較し、検索条件
に示すカテゴリ内のCUGを検索する(図15における
ステップS22〜ステップS26)。次いで検索部18
は、検索条件とひも付られた検索結果を、検索結果記憶
部19の、ユーザAの検索結果を格納するフィールドに
格納する(図15におけるステップS27)。ここで、
ウイルスチェック部28は、検索結果記憶部19に格納
する検索結果のウイルスチェックを実施してもよい。
【0109】ユーザAの端末1から検索条件を指定した
CUG検索結果要求を受けると(図15におけるステッ
プS28、ステップS29)、サーバ7の検索部18
は、検索結果記憶部19内のユーザAの検索結果を格納
するフィールドから、指定された検索条件の検索結果を
読出し(図15におけるステップS31)、ユーザAの
端末1に読み出した検索結果を送信する(図15におけ
るステップS32、ステップS33)。ここで、ウイル
スチェック部28は、端末1に送信する検索結果のウイ
ルスチェックを実施してもよい。ユーザAの端末1は、
検索結果を出力する。
【0110】次に、図14の(B)の構成において、C
UGを検索するサーバ7a及びサーバ7bの動作を図1
6を参照して説明する。まず、検索結果を検索してすぐ
に端末1に送信する同期型の動作を説明する。この動作
は上述の動作と一部共通するので、異なる部分のみ詳細
に説明する。ユーザAの端末1からサーバ7aへ、上述
と同様に、検索要求が送信される(図16におけるステ
ップS40、ステップS41)。ここで、ウイルスチェ
ック部28aは、端末1から送信された検索要求及び検
索条件等のウイルスチェックを実施してもよい。検索部
18aは、上述と同様に、CUG情報管理部30aによ
りCUG情報記憶部29aから読み出したCUG情報
(CUGのカテゴリ情報及びCUGのインデックス情
報)と、検索条件とを比較し、検索条件に示すカテゴリ
内のCUGを検索する(図16におけるステップS42
〜ステップS46)。
【0111】この検索の結果、検索条件と合致するCU
Gが検索されなかった場合や、予めユーザA又は管理者
等により設定されている場合などに、検索部18aは、
ユーザAの端末1から受けた検索条件とCUG検索命令
とをサーバ7bに送信する(図16におけるステップS
47)。ここで、サーバbのウイルスチェック部28b
は、サーバaから送信された検索条件及びCUG検索命
令等のウイルスチェックを実施してもよい。サーバ7b
の検索部18bは、通信インターフェース11bを介し
て当該CUG検索命令及び検索条件を受信し(図16に
おけるステップS48)、上述と同様に、CUG情報管
理部30bによりCUG情報記憶部29bから読み出し
たCUG情報(CUGのカテゴリ情報及びCUGのイン
デックス情報)と、検索条件とを比較し、検索条件に示
すカテゴリ内のCUGを検索して検索結果を取得する
(図16におけるステップS49〜ステップS53)。
次いで、検索部18bは、当該検索結果をサーバ7aの
検索部18aに送信する(図16におけるステップS5
4)。ここで、サーバbのウイルスチェック部28b
は、サーバ7bに送信する検索結果等のウイルスチェッ
クを実施してもよい。サーバ7aの検索部18aは、上
述と同様に、自身の検索結果とサーバ7bの検索部18
bによる検索結果とをユーザAの端末1に送信する(図
16におけるステップS55、ステップS56)。ここ
で、サーバ7aのウイルスチェック部28aは、端末1
に送信する検索結果等のウイルスチェックを実施しても
よい。
【0112】次に、検索結果を検索してすぐに端末1に
送信せず、一度検索結果を検索結果記憶部19に格納す
る非同期型の動作を図17を参照して説明する。この動
作は上述の動作と一部共通するので、簡単に説明する。
ユーザAの端末1からサーバ7aへ、上述と同様に、検
索要求が送信される(図17におけるステップS60、
ステップS61)。ここで、サーバ7aのウイルスチェ
ック部28aは、端末1から送信された検索要求及び検
索条件等のウイルスチェックを実施してもよい。検索部
18aは、上述と同様に、CUG情報管理部30aによ
りCUG情報記憶部29aから読み出したCUG情報
(CUGのカテゴリ情報及びCUGのインデックス情
報)と、検索条件とを比較し、検索条件に示すカテゴリ
内のCUGを検索する(図17におけるステップS62
〜ステップS66)。
【0113】この検索の結果、検索条件と合致するCU
Gが検索されなかった場合や、予めユーザA又は管理者
等により設定されている場合などに、検索部18aは、
ユーザAの端末1から受けた検索条件とCUG検索命令
とをサーバ7bに送信する(図17におけるステップS
67)。ここで、サーバ7bのウイルスチェック部28
bは、サーバ7aから送信された検索条件及びCUG検
索命令等のウイルスチェックを実施してもよい。サーバ
7bの検索部18bは、通信インターフェース11bを
介して当該CUG検索命令及び検索条件を受信し(図1
7におけるステップS68)、上述と同様に、CUG情
報管理部30bによりCUG情報記憶部29bから読み
出したCUG情報(CUGのカテゴリ情報及びCUGの
インデックス情報)と、検索条件とを比較し、検索条件
に示すカテゴリ内のCUGを検索して検索結果を取得
し、当該検索結果をサーバ7aの検索部18aに送信す
る(図17におけるステップS69〜ステップS7
4)。ここで、サーバ7aのウイルスチェック部28a
は、サーバ7bから送信された検索結果等のウイルスチ
ェックを実施してもよい。サーバ7aの検索部18a
は、上述と同様に、検索条件とひも付けられた検索結果
を、検索結果記憶部19aの、ユーザAの検索結果を格
納するフィールドに格納する(図17におけるステップ
S75)。
【0114】ユーザAの端末1から検索条件を指定した
CUG検索結果要求を受けると(図17におけるステッ
プS76、ステップS77)、サーバ7aの検索部18
aは、検索結果記憶部19a内のユーザAの検索結果を
格納するフィールドから、指定された検索条件の検索結
果を読出し(図17におけるステップS78)、ユーザ
Aの端末1に読み出した検索結果を送信する(図17に
おけるステップS79〜ステップS81)。ここで、サ
ーバ7aのウイルスチェック部28aは、端末1に送信
する検索結果等のウイルスチェックを実施してもよい。
ユーザAの端末1は、検索結果を出力する。
【0115】なお、上述した図16、図17の動作で
は、サーバ7aは自身がCUGを検索した後サーバ7b
に対しCUG検索命令を送信するものとしたが、これに
限られるわけではなく、例えば、サーバ7aの検索部1
8aがユーザAの端末1からCUG検索要求を受ける
と、まずサーバ7bなど通信可能なほかのサーバ7にC
UG検索命令を送信し、次に自身のCUG情報記憶部2
9から検索条件に合致するCUGを検索してもよい。
【0116】また、上述した他のサーバ7にCUG検索
命令を送信するトリガは一例であり、例えば、検索条件
にヒットするCUGの数量等が特定の値以下である場合
や、検索結果を端末1に出力した後、当該検索結果を閲
覧したユーザから更なる検索要求を受信した場合などで
もよい。
【0117】また、上述したサーバ7の動作は、CUG
の検索のみに適応されるものではなく、コンテンツなど
のデータ送信、コンテンツ(データ)検索、メーリング
リスト検索、広告データ配信などの動作の時も同様であ
る。例えば、ユーザAからユーザBへデータを送信する
場合のサーバの動作例を簡単に説明する。図14の
(A)に示す構成において、サーバ7のメール送受信制
御部14は、ユーザAの端末1から送信されたデータに
付与されている送信先のbメールアドレスから、当該デ
ータがユーザB宛てのものと判断し、当該データをメー
ル記憶部15内のユーザB用の特定のフィールド(受信
フォルダ)に格納し、ユーザBの端末1からメール受信
要求を受けると、当該データを送信する。また、例え
ば、図14の(B)に示す構成において、サーバ7aの
メール送受信制御部14aは、ユーザAの端末1から送
信されたデータに付与されている送信先のbメールアド
レスから、当該データの送信先が、サーバ7a自身によ
りパーソナルポータル2aを提供するユーザでないこと
を認識し、当該データをサーバ7bに転送する。サーバ
7bのメール送受信制御部14bは、当該データの送信
先がユーザB宛てのものと判断し、当該データをメール
記憶部15b内のユーザB用の特定のフィールド(受信
フォルダ)に格納し、ユーザBの端末1からメール受信
要求を受けると、当該データを送信する。このように、
サーバ7は、データやCUG、メーリングリスト、広告
データを送信すべきユーザ等の検索条件を他のサーバ7
に転送したり、また、データの送信先を認識した上で当
該データを他のサーバ7に転送等することにより、各ユ
ーザ間でデータを送受信できるP2Pネットワークを実
現する。
【0118】また、CUG情報は、各ユーザ毎に各々C
UG情報を格納しているわけではなく、当該サーバ7で
実現させるストレージ3全てに共通の情報として格納さ
れているとしたが、これはCUG情報に限られたわけで
はない。メーリングリスト管理情報記憶部21内に格納
されているメーリングリストのカテゴリ情報、メーリン
グリスト毎のインデックス情報、メーリングリスト管理
情報も、当該サーバ7で実現させるストレージ3全てに
共通の情報として格納されている。
【0119】また、上述した実施形態では、P2Pネッ
トワーク5は地域IP網6上に実現されるものとした
が、これに限られたわけではなく、インターネット、L
AN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Netw
ork)等の通信ネットワーク上で実現可能である。
【0120】なお、ストレージ3(ユーザ管理情報記憶
部13、メール記憶部15、コンテンツ記憶部17、検
索結果記憶部19、広告コンテンツ記憶部23、バック
アップコンテンツ記憶部27、CUG情報記憶部30)
は、ハードディスク装置や光磁気ディスク装置、フラッ
シュメモリ等の不揮発性のメモリや、CD−ROM等の
読み出しのみが可能な記憶媒体、RAM(Random Acces
s Memory)のような揮発性のメモリ、あるいはこれらの
組み合わせにより構成されるもとのする。
【0121】なお、この各部は専用のハードウェアによ
り実現されるものであってもよく、また、図2における
各部はメモリおよびCPU(中央演算装置)により構成
され、各部の機能を実現するためのプログラムをメモリ
にロードして実行することによりその機能を実現させる
ものであってもよい。
【0122】また、図2における各部の機能を実現する
ためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒
体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムを
コンピュータシステムに読み込ませ、実行することによ
り実現させてもよい。なお、ここでいう「コンピュータ
システム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含
むものとする。
【0123】また、「コンピュータシステム」は、WW
Wシステムを利用している場合であれば、ホームページ
提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。ま
た、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フ
レキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−
ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵され
るハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに
「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インタ
ーネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介
してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時
間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合の
サーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部
の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持し
ているものも含むものとする。また上記プログラムは、
前述した機能の一部を実現するためのものであっても良
く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすで
に記録されているプログラムとの組み合わせで実現でき
るものであっても良い。以上、この発明の実施形態を図
面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施
形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱し
ない範囲の設計変更等も含まれる。
【0124】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるパー
ソナルポータル装置、通信方法、プログラム及び記録媒
体によれば、大容量データを、サーバで一極集中制御す
ることなく直接クライアントに送信することができる。
データのやり取りは、ユーザの端末同士で直接送受信す
るのではなく、エージェント同士がストレージに格納さ
れたデータを送受信するので、ユーザの端末のIPアド
レス等が他のユーザに明らかにされることがなく、セキ
ュリティ性に優れたP2Pネットワークを実現すること
ができる。また、ストレージに格納するデータは、アク
セスコントロールリストや、電子透かし、データ形式の
変換などにより、著作権侵害の問題を回避できる。ま
た、CUGやデータ等に、当該CUGやデータの特徴を
示すインデックス情報を付与するので、ユーザは自身と
同じ趣味、興味を持つ他のユーザの存在やデータを検索
することが容易となる。従来の掲示板のようなテキスト
データ中心のコミュニティではなく、動画や音声のよう
な大容量のデータをも送受信できるコミュニティの形成
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態において、概要を説明す
る図である。
【図2】 同実施形態において、サーバ(エージェン
ト、ストレージ)の構成を説明する図である。
【図3】 同実施形態において、プロファイル情報の一
例を示す図である。
【図4】 同実施形態において、インデックス情報の一
例を示す図である。
【図5】 同実施形態において、コンテンツ送信の概要
を示す図である。
【図6】 同実施形態において、タイマー配信の機能を
説明する図である。
【図7】 同実施形態において、アクセスコントロール
リストの一例を示す図である。
【図8】 同実施形態において、パブリックフォルダを
説明する図である。
【図9】 同実施形態において、シェアードフォルダを
説明する図である。
【図10】 同実施形態において、プライベートフォル
ダを説明する図である。
【図11】 同実施形態において、検索機能を説明する
図である。
【図12】 同実施形態において、広告コンテンツ配信
機能を説明する図である。
【図13】 同実施形態において、電子透かし埋め込み
機能を説明する図である。
【図14】 同実施形態において、エージェントの機能
とサーバの動作を説明する図である。
【図15】 同実施形態において、エージェントの機能
とサーバの動作を説明する図である。
【図16】 同実施形態において、エージェントの機能
とサーバの動作を説明する図である。
【図17】 同実施形態において、エージェントの機能
とサーバの動作を説明する図である。
【符号の説明】
1:端末、2:パーソナルポータル、3:ストレージ、
4:P2Pエージェント、5:P2Pネットワーク、
6:地域IP網、7:サーバ、11:通信インターフェ
ース、12:ユーザ管理部、13:ユーザ管理情報記憶
部、14:メール送受信制御部、15:メール記憶部、
16:コンテンツ管理部、17:コンテンツ記憶部、1
8:検索部、19:コンテンツ検索結果記憶部、20:
メーリングリスト管理部、21:メーリングリスト管理
情報記憶部、22:広告コンテンツ受付部、23:広告
コンテンツ記憶部、24:電子透かし埋め込み部、2
5:コンテンツ変換部、26:コンテンツバックアップ
部、27:バックアップコンテンツ記憶部、28:ウイ
ルスチェック部、29:CUG情報記憶部、30:CU
G情報管理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/30 350 G06F 17/30 350C H04L 12/22 H04L 12/22 H04N 1/21 H04N 1/21 (72)発明者 吾郷 康徳 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 久保薗 加代子 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 千葉 伸浩 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 與田 正秀 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 工藤 崇伸 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 有本 篤司 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 阿部 望 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 東日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B017 AA03 AA06 BA06 BA09 BB06 CA16 5B075 ND20 UU40 5B082 EA11 HA05 5C073 AB01 AB07 AB11 AB17 5K030 GA15 HB01 HB02 HB21 HC01 HD05 KA01 KA06

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の利用者の端末に、ストレージとエ
    ージェントとからなる前記利用者毎のポータルを提供す
    るパーソナルポータル装置であって、 前記ストレージが、 前記利用者毎のデータを格納し、 前記エージェントが、 他の利用者のエージェント又は前記利用者の端末から送
    信されたデータを受信し、さらに、前記ストレージに格
    納しているデータを前記他の利用者のエージェント又は
    前記利用者の端末に送信する、 ことを特徴とするパーソナルポータル装置。
  2. 【請求項2】 前記データには、当該データの特徴を示
    すインデックス情報が付与されており、 前記エージェントが、前記データを検索する条件を示す
    検索条件情報と、前記ストレージに格納しているデータ
    のインデックス情報とに基づいて、前記検索条件に合致
    するデータを検索し、 前記エージェントが、前記検索結果を前記他の利用者の
    エージェント又は前記端末に送信することを特徴とする
    請求項1に記載のパーソナルポータル装置。
  3. 【請求項3】 前記データには、当該データの特徴を示
    すインデックス情報が付与されており、 前記エージェントが、前記データを検索する条件を示す
    検索条件情報と、前記ストレージに格納しているデータ
    のインデックス情報とに基づいて、前記検索条件に合致
    するデータを検索し、 前記エージェントが、前記検索結果を前記ストレージに
    格納し、前記利用者の端末からの要求を受信した場合、
    前記格納した検索結果を前記端末に送信することを特徴
    とする請求項1に記載のパーソナルポータル装置。
  4. 【請求項4】 前記データには、当該データを受信すべ
    き利用者を特定する利用者識別情報が付与されており、 前記エージェントが、前記利用者識別情報によって特定
    される利用者のエージェントに前記データを送信し、 前記利用者識別情報によって特定される利用者のエージ
    ェントが、前記データを前記利用者識別情報によって特
    定される利用者の端末へ送信することを特徴とする請求
    項1から3のいずれかに記載のパーソナルポータル装
    置。
  5. 【請求項5】 前記ストレージが、前記利用者の嗜好を
    示す嗜好情報と、当該利用者の利用者識別情報とを含む
    プロファイル情報を格納しており、 前記エージェントが、商品を宣伝する利用者の条件を示
    す利用者条件情報を付与された広告データを受信し、 前記エージェントが、前記利用者条件情報と、前記スト
    レージに格納しているプロファイル情報とに基づいて、
    前記利用者条件に合致する利用者を検索し、 前記エージェントが、前記利用者条件に合致する利用者
    のプロファイル情報から、当該利用者の利用者識別情報
    を取得し、 前記エージェントが、前記利用者識別情報によって特定
    される利用者のエージェントに前記広告データを送信
    し、 前記利用者識別情報によって特定される利用者のエージ
    ェントが、前記広告データを前記利用者識別情報によっ
    て特定される利用者の端末へ送信することを特徴とする
    請求項4に記載のパーソナルポータル装置。
  6. 【請求項6】 前記データ又は前記データを格納するフ
    ォルダには、当該データ又は前記フォルダへのアクセス
    権を設定するアクセス権設定情報が付与されており、 前記エージェントが、前記アクセス権設定情報に基づい
    て、前記データを前記利用者の端末又は前記他の利用者
    のエージェントへ送信するか否か管理することを特徴と
    する請求項1から5のいずれかに記載のパーソナルポー
    タル装置。
  7. 【請求項7】 前記データを格納するフォルダに付与さ
    れたアクセス権設定情報には、前記利用者により特定さ
    れたグループであって複数の利用者から成るグループに
    参加している利用者のみが当該フォルダにアクセス可能
    である旨が設定されており、 前記エージェントが、前記アクセス権設定情報に基づい
    て、前記データを前記利用者の端末又は前記他の利用者
    のエージェントへ送信するか否か管理することを特徴と
    する請求項6に記載のパーソナルポータル装置。
  8. 【請求項8】 前記データには、前記データを前記利用
    者の端末に送信できる期日を設定する送信期日設定情報
    と、前記データを受信すべき利用者を特定する利用者識
    別情報とが付与されており、 前記エージェントが、前記利用者の端末に送信できる期
    日までに、前記利用者識別情報によって特定される利用
    者のエージェントに前記データを送信し、 前記利用者識別情報によって特定される利用者のエージ
    ェントが、前記データの送信期日設定情報に基づいて、
    前記データを前記利用者識別情報によって特定される利
    用者の端末へ送信するか否か制御することを特徴とする
    請求項1から7のいずれかに記載のパーソナルポータル
    装置。
  9. 【請求項9】 前記エージェントが、前記ストレージに
    格納されたデータを、他の記憶手段にコピーすることを
    特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のパーソナ
    ルポータル装置。
  10. 【請求項10】 前記エージェントが、前記ストレージ
    に格納されるデータに、電子透かしを埋め込み、 前記エージェントが、前記電子透かしを埋め込んだデー
    タを、前記他のエージェントに送信することを特徴とす
    る請求項1から9のいずれかに記載のパーソナルポータ
    ル装置。
  11. 【請求項11】 前記エージェントが、前記ストレージ
    から、前記電子透かしの埋め込まれたデータを検出する
    ことを特徴とする請求項10に記載のパーソナルポータ
    ル装置。
  12. 【請求項12】 前記エージェントが、前記ストレージ
    に格納されるデータを、ストリーミング出力のためのデ
    ータに変換し、 前記エージェントが、前記変換したデータを、前記他の
    エージェントに送信することを特徴とする請求項1から
    11のいずれかに記載のパーソナルポータル装置。
  13. 【請求項13】 前記エージェントが、前記ストレージ
    に格納するデータ、又は、前記他の利用者のエージェン
    ト又は前記端末に送信するデータ、又は、前記他の利用
    者のエージェント又は前記端末から受信したデータがウ
    イルスに感染しているか否か判別することを特徴とする
    請求項1から12のいずれかに記載のパーソナルポータ
    ル装置。
  14. 【請求項14】 前記パーソナルポータル装置が、地域
    IP網により接続されていることを特徴とする請求項1
    から13のいずれかに記載のパーソナルポータル装置。
  15. 【請求項15】 利用者の端末に、ストレージとエージ
    ェントとからなる前記利用者毎のポータルを提供する通
    信方法であって、 前記ストレージが、 前記利用者毎のデータを格納し、 前記エージェントが、 他の利用者のエージェント又は前記利用者の端末から送
    信されたデータを受信して前記ストレージに格納し、 前記ストレージに格納しているデータを前記他の利用者
    のエージェント又は前記利用者の端末に送信する、 ことを特徴とする通信方法。
  16. 【請求項16】 利用者の端末に、ストレージとエージ
    ェントとからなる前記利用者毎のポータルを提供する通
    信プログラムであって、 前記ストレージが、 前記利用者毎のデータを格納し、 前記エージェントが、 他の利用者のエージェント又は前記利用者の端末から送
    信されたデータを受信して前記ストレージに格納するス
    テップと、 前記ストレージに格納しているデータを前記他の利用者
    のエージェント又は前記利用者の端末に送信するステッ
    プと、 をコンピュータに実行させる通信プログラム。
  17. 【請求項17】 利用者の端末に、ストレージとエージ
    ェントとからなる前記利用者毎のポータルを提供する通
    信プログラムであって、 前記ストレージが、 前記利用者毎のデータを格納し、 前記エージェントが、 他の利用者のエージェント又は前記利用者の端末から送
    信されたデータを受信して前記ストレージに格納するス
    テップと、 前記ストレージに格納しているデータを前記他の利用者
    のエージェント又は前記利用者の端末に送信するステッ
    プと、 をコンピュータに実行させる通信プログラムを記録した
    コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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