JP2004151100A - テストエレメント分析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】貯蔵容器からのテストエレメントの取り出しと、その評価装置の試料供給装置への供給に関して取り扱いの改善できるテストエレメント分析装置および装置に適したテストエレメントならびにその製法の提供。
【解決手段】体液の分析検査用のテストエレメント分析装置にかかわる評価装置は、貯蔵容器10と、試料供給位置11と、測定装置14と、搬送装置8とを備え、該搬送装置によっていちどに1つのテストエレメント1が取り出し位置の貯蔵容器から取り出され、試料供給位置に搬送される。テストエレメントは試験領域を取り囲む枠3を有している。搬送装置はいちどに1つのテストエレメントを把持するための把持装置20を備えている。テストエレメントの枠は、その外周縁において外向き把持周縁部24を有している。1つのテストエレメントは、取り出し位置9から試料供給位置までの搬送経路の少なくとも一部で把持装置によって保持される。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体試料を分析調査するためのテストエレメント分析装置、ならびにこのような分析装置用のテストエレメント、およびその製造方法に関する。
液体試料、とくにヒトまたは動物の体液の成分の定性的および定量的分析のために、テストエレメントを用いて作業をする試験方法が大規模に導入されている。このテストエレメントは試薬を含有する。反応を実施するために、テストエレメントが試料と接触させられる。試料と試薬の反応は、好適な評価装置によって評価される分析に特徴的なテストエレメントの変化を生じさせる。評価装置は、一般にある特定の製造者の全く特定のテストエレメントの型の評価に適している。テストエレメントおよび評価装置は、相互に調整した構成要素を形成し、その全体が分析装置と呼ばれる。
測定原理および使用する試薬ならびにその構造によって区別される多数の様々なテストエレメント型が公知である。
測定原理に関しては、とくに比色分析装置が広く普及している。この比色分析装置では、テストエレメント中に含有される試薬と試料の反応が視覚的または測光測定装置を利用して測定できる色の変化を生じさせる。それに加えて電気化学分析装置が多大な重要性を獲得しており、テストエレメントの試薬と試料の反応が対応する測定電子機器で測定される電気的に測定可能の(電圧または電流の)変化を生じさせる。
構造に関しては、本質的に合成樹脂材料からなる長尺の支持層とその上に塗布された試験領域とからなる、とくに線条体状のテストエレメント(試験線条体)が用いられる。試験領域は一般に1種または複数種の試薬を含有する試験層からなる。このような試験線条体は、とくに血液検査および尿検査に大規模に使用される。
従来小規模にのみ実際に使用されているテストエレメントの第2型の場合、試験領域は写真のスライドに類似した枠によって取り囲まれている。このようなテストエレメントは「枠付き試験搬送体」および英語の専門文献では「分析スライド」(analysis slide)と呼ばれている。このテストエレメント型の試験領域は一般に枠によって保持され、比色試験に好適な試薬を含有する1つまたは複数の試験層からなる。試験領域への試料の供給と試験反応の経過とによって、たいていは試験領域の反対側(つまり一般に下側)で色の形成を観察し、もしくは測光により測定することができる。この種の枠付きテストエレメントは、たとえば特許文献1から公知である。
それに加えて特殊適用事例のためにテストエレメントの特殊形態が提案されている。たとえば特許文献2に、免疫化学試薬を含有する膜を円錐台形の合成樹脂部の中に固定した免疫試験用のテストエレメントが記載されている。合成樹脂部は、シリンジピストンを用いて膜を通して液体を吸引し、それによってこの試験型に必要な結合および遊離した試薬成分の分離を可能にするためにシリンジに載置される。
テストエレメント分析は、たいてい手動式に実施される。しかし、すでに分析が部分的または完全に自動的に進行する多数の分析装置も提案されている。このような装置の評価装置は一般に次の構造群を含む。
多数のテストエレメントを貯蔵式に保持するテストエレメント貯蔵容器、
テストエレメントが試料と接触させられる試料供給装置、
測定位置(試薬供給位置と一致しても異なってもよい)にあるテストエレメントで分析に特徴的な測定量を測定する測定装置、
各々1つのテストエレメントをテストエレメント貯蔵容器から取り出し、試料供給装置に搬送し、必要な場合は試料と接触後に再び測定位置に搬送する搬送装置。
構造上の形成のために全く異なる提案が出された。たとえば特許文献3および特許文献4に、多数の試験線条体を上下に積み重ねて貯蔵式に保持するマガジンとしてテストエレメント貯蔵容器を形成した評価装置が記載されている。この試験線条体をそこから取り出し、後続の処理ステーションに搬送するために、各々1つの試験線条体を把持するグリッパを備えた搬送装置を設けている。
特許文献5、特許文献6および特許文献7に、試験線条体が搬送装置を用いて連続的にその長手方向に対して斜方に必要な処理ステーションを通過して搬送される点が共通する様々な開発を記載している。そのために特許文献5ではシリンダローラ、特許文献6では連続的に搬送される紙線条体、および特許文献7では、試験線条体を合成樹脂入れ子の中に形成したレールを介して供給位置から測定ステーションを経由して廃棄物容器まで移動する搬送フィンガの装置が利用される。
これら全ての自動作業式テストエレメント分析装置は、広い所要スペースを有する。このテストエレメント分析装置は構造的に費用がかかり、比較的多量の電力を必要とする。それ故このテストエレメント分析装置は、とくに糖尿病患者の血糖自己管理(home monitoring)のために用いられるような、小型携帯式の電池駆動式分析装置には適していない。
血糖自己管理の分野で簡単な取扱いを実現するために、特許文献8に、円錐台形またはピラミッド台形に形成された保持具の正面に試験領域を内蔵したテストエレメントの特殊形態が提案されている。多数のテストエレメントは管形のマガジンの中に上下に積み重ねられ、対応して形成した評価装置がそれぞれマガジン内の最上部のテストエレメントに挿入できるように準備されている。この場合、テストエレメントの突出部が評価装置の頭部の対応する凹所の中に締められ、それによってテストエレメントと評価装置とのあいだの接続が構築される。それに続き装置に固定したテストエレメントは、たとえば指頭で採取した血液滴と接触させられる。費用がかかるこのテストエレメントの形態は多額のコスト要因となる。それにもかかわらず取扱いは慣用の試験線条体に比べて本質的に簡単ではない。
特許文献9に、テストエレメント用の水密の貯蔵容器と、評価装置とを包含する分析装置が記載されている。この評価装置は、2個の案内ナットを備えている。すなわち対応するテストエレメントの形状付与に合わせた案内ナットと、対応する貯蔵容器の案内要素と連動する第2案内ナットである。テストエレメントを貯蔵容器から取り出し、評価装置のテストエレメント保持具の中に配置するために、両構成要素が一緒に差し込まれ、貯蔵容器から装置の中へテストエレメントの直接引き継ぎが行われる。それによって取扱いは容易になるが、構造は比較的費用がかかり、テストエレメントの製造に要する材料消費量が比較的高くなる。
米国特許第5173261号明細書 欧州特許第0312394号明細書 米国特許第3932133号明細書 米国特許第4876204号明細書 英国特許第2014113号明細書 欧州特許第0054849号明細書 米国特許第5143694号明細書 欧州特許第0823635号明細書 欧州特許第0922959号明細書
本発明の課題は、上記背景技術を基礎として、とくに貯蔵容器からのテストエレメントの取り出しと、その評価装置の試料供給装置への供給に関して取扱いの改善を低額の費用で達成できるテストエレメント分析装置および該テストエレメント分析装置に適したテストエレメントならびにその製法を提供することである。テストエレメント分析装置の構造は簡単であり、小型携帯式の電池駆動式分析装置に適しているべきである。
この課題は、分析を実施するために試料と接触させられる試験領域を備えたテストエレメントにおいて、テストエレメントの中に含有される少なくとも1種の試薬と、試料中に含有される被分析体との反応が分析に特徴的な測定量の変化を生じさせる前記テストエレメントを含有するテストエレメント分析装置と、多数のテストエレメントが取り出し位置で抽出するために貯蔵式に保持されるテストエレメント貯蔵容器、各々1つのテストエレメントの試験領域が試料と接触させられる試料供給装置、各々1つのテストエレメントが取り出し位置でテストエレメント貯蔵容器から抽出され、かつ試料供給装置に搬送される搬送装置およびテストエレメントで分析に特徴的な測定量が測定される測定装置において、テストエレメントがテストエレメントの外周で取り巻く外方へ向けた把持周縁部を備えた試験領域を少なくとも部分的に取り囲む枠を有し、搬送装置が各々1つのテストエレメントの把持用の把持装置を有する前記測定装置を備えた評価装置と、各々1つのテストエレメントが取り出し位置から試料供給装置へ至る搬送路の少なくとも一部で把持装置を利用してその把持周縁部に保持される前記テストエレメントと、によって解決される。
本発明の第2の側面によれば、この課題は、前記性質を備えたテストエレメントを包含するテストエレメント分析装置と、多数のテストエレメントが貯蔵容器の取り出し位置で抽出するために貯蔵式に保持されるテストエレメント貯蔵容器と、その試験領域が試料と接触させられる試料供給位置で各々1つのテストエレメントを位置決めするためのテストエレメント保持具および分析に特徴的な測定量の測定用の測定装置において、テストエレメントが試験領域を少なくとも部分的に取り囲む、テストエレメントの外周で取り巻く外方へ向けた把持周縁部を備えた枠を有し、枠の直径が把持周縁部から試験領域面と垂直に延びる両空間方向(Z+およびZ-)へ増大する前記測定装置を備えた評価装置と、各々1つのテストエレメントが貯蔵容器から抽出する際にその把持周縁部に保持される把持装置を含む装置と、によって解決される。
本発明は比色分析装置にも電気化学分析装置にも適している。この場合、試料と接触させられ、その際に試料によって湿潤されるテストエレメントの領域が試験領域と呼ばれる。試験領域を取り囲む枠は、必ずしも特別の部材によって形成する必要がない。とくに電気化学テストエレメントの場合は、試験領域と枠が一体に合成樹脂部から製造され、試験領域表面上または表面内に必要な電極が組み込まれている場合に目的に適している。この場合、試験領域を少なくとも部分的に取り囲む枠は、試料によって湿潤されず、かつテストエレメントの外周で取り巻く把持周縁部を有する。
本発明によれば、テストエレメントは、簡単かつコスト的に有利に製造することができる。合目的的に金属または合成樹脂材料(有利にはポリカーボネートまたはポリエステルを含有する)から製造される枠を非常に薄型かつ細型に形成することができる。それによって材料消費量のみならず、テストエレメントの包装容積も低減される。すなわち多数のテストエレメントは、比較的低容積をもつマガジンの中に貯蔵式に保持することができる。それに対応して使用するテストエレメントの収容に適した廃棄物容器のための所要空間も低減される。
自動評価装置の搬送装置は、最小限の可動部分で非常に簡単に構成することができる。
また機能的に相互に調整した要素として特殊貯蔵容器と、対応する評価装置(前記特許文献9と同様)とを包含する装置の使用による取扱工程の部分的な機械化が低額の費用で可能になる。
同時に信頼性のある機能が達成される。これは、把持アームとテストエレメントとのあいだの接続が摩擦係合のみならず、形状嵌合にも基づくように把持周縁部の領域で枠の断面形状が形成される場合にとくに当てはまる。これは、具体的に、枠の直径が把持面から試験領域面と垂直に延びる少なくとも1つの方向に突出する肩部の形成により増大することによって達成される。
本発明は、以下、図面に概略的に図示した実施形態を利用してより詳しく説明する。記載した特殊性は、本発明の有利な形態を構成するために、個別的にまたは組合せて使用することができる。
図示したテストエレメント1は、各々1つの試験領域開口部2を取り囲む枠3と、試験領域開口部2に配置した試験領域5とを有する。試験領域5は、(図中2本の直線4aおよび4bで表した)試験領域面を規定する。
全体的に図示した実施形態において、試験領域はただ1つの層もしくは複数の互いに固定して接続した(一般に様々な試薬を含有する)層の層複合体からなる。しかしながら本発明は、基本的に複数のばらばらに上下にある層からなる試験領域と組合せて使用することもでき。多数の層は、この場合、たとえば前記特許文献1に記載されているように、枠3によって固定され、かつ一緒に保持される。前述のように、とくに電気化学テストエレメントにおいて、試験領域と枠が独立した部分ではない形成も可能である。
テストエレメント1は、その厚さdが軸線方向Zに、それと垂直の空間方向の該テストエレメントの寸法よりも著しく小さいという意味で円盤状である。図示した試験領域面の平面図で円形(有利には回転対称)のテストエレメント1の形状が有利であるが、必ずしもその必要はない。むしろテストエレメント1は円形と異なる外形を有してもよい。
それ故、用語「円盤状」は制限せずに「円形円盤状」の意味に解される。
湾曲した面(たとえば楕円形または長円形)をもつ少なくとも中心対称の形成が有利である。このような好ましくは円形の幾何学形状には一連の重要な長所が結び付いている。つまり、把持方向への丸形のテストエレメントの保持は自動調心式であり、マガジン(図5)の形態の貯蔵容器の構造は簡単であり、かつ試料供給面18の直径とテストエレメント1の全直径とのあいだの関係はとくに有利である。しかし基本的に、テストエレメント1の直角またはさらに非対称の形状付与も可能である。
また非回転対称のテストエレメントの場合、試験領域面と垂直のZ方向(回転対称のテストエレメントの場合はその対称軸と一致する)が「軸線」と呼ばれ、他方、名称「半径方向」は試験領域面と平行に試験領域5の中心から離れて(またはその周縁からその中心へ)延びる空間方向に対して使用される。
液体の試料は、テストエレメント1の試料供給側6で供給される。この試料は試験領域を満たし、試験領域の中に含有される試薬と反応する。反応は、図示した比色試験において試料供給側6に対置するテストエレメント1の評価側7で試験領域の評価区域内の分析に特徴的な測光で測定可能の色の変化を生じさせる。
図中その全体性で示さない評価装置の内部で、テストエレメント1が複数の機能位置のあいだで搬送装置8によって移動される。図1に、3つの機能位置を示している。すなわちテストエレメントが好ましくはマガジンとして形成(ここでは概略的にのみ暗示)した貯蔵容器10から取り出される取り出し位置9と、テストエレメント1が試料12と接触させられる試料供給位置11と、測定装置14によって分析に特徴的な測定量が測定される測定位置13である。図示した場合では、光送信機15と、光受信機16と、測定−および評価電子機器17とを備えた反射測光測定装置である。それよって公知の方法で(図示した場合では試験領域5の下側に形成された)評価区域19の拡散反射が測定される。
搬送装置8は、ここで2本のアーム22を備えた把持フォーク21として形成した把持装置20によって各々1つのテストエレメント1を把持し、かつ搬送する。枠がアームによって接触される枠の領域は、把持周縁部24と呼ばれる。この把持周縁部は、半径方向外方へ、すなわち試験領域5の中心から離して向けた枠3の外周で少なくとも部分区間ごとに取り巻く周縁面によって形成される。把持周縁部24と接触されるアーム22の部分は、把持部分25と呼ばれる。把持部分25で把持アーム22が全面的または個別的のいずれかで枠3の把持周縁部24と接触する。把持部分25は、第1接触点と最後の接触点とのあいだにあるアーム22の部分である。この把持部分は、試験領域面4と平行に延びる。
把持フォーク21として形成した把持装置20によって、とくに省スペースかつ信頼性のある構造が達成され、テストエレメント1の全搬送を評価装置の機能位置のあいだで一定の軸周りに把持フォーク21の簡単な旋回運動を利用して実現することが可能である。
公知の自動テストエレメント分析装置で使用される把持具と異なり、把持装置21は空間的に広がる支持層の上側および下側と接触せず、外側から狭い把持周縁部と接触する。保持力が半径方向に外側から内側へ向いているので、把持装置20は半径方向把持具と呼ぶこともできる。
テストエレメント1の厚さ(すなわちその軸線方向の最大外径寸法)は、好ましくは3mm以下になる。確実な固定を狭い把持周縁部24によって保証するために、この厚さは少なくとも0.3mmにするべきである。この厚さは、好ましくは0.5mm〜1mmになる。
枠平面(枠の平面延長、試験領域面の平面図による)は、図示した有利な実施形態で試験領域5の試料供給面18よりも小さくなる。好ましくは、枠平面は試験領域の試料供給面18と同様に最大3倍の大きさである。狭い枠をもつテストエレメント1は、少ない材料消費量を特徴とし、非常に省スペースに軸支することができる。これは、全体的に小さい本発明によるテストエレメントの寸法によって付加的に支持される。好ましくは、テストエレメントの最大外径寸法は半径方向(円形のテストエレメントの場合はその直径)で10mm以下であり、有利には6mm以下である。本発明の実証試験では、外径約4mmのみ、および試料供給面18の直径3mm(すなわち周縁幅0.5mm)をもつ分析素子を使用した。
基本的に把持アーム22は、各々1つの旋回軸受を介して把持装置20の他の部分と接続し、機械的に動かすことができる。しかし有利には、アーム22がテストエレメントを固定して、該アームだけがその弾力性に基づき(つまり把持フォーク21のアーム22を作動装置によって動かす必要なしに)テストエレメント上もしくはその周囲で移動できるように、該アームが弾性的に他の把持装置20と接続されることにテストエレメント1の把持および固定に必要な可動性が基づく実施形態である。有利には、弾性的な可動性はここで把持フォーク21によって形成した把持要素26の固有弾性から生じる。すなわちアーム22を含む把持要素26は、運動に関して試験領域面と平行に弾性的に変形可能であり、テストエレメント1が固定される場合は曲げ応力下にあるように形成される。好ましくは、図示したように、把持フォーク21のアーム22は、一体に弾性材料(金属または合成樹脂)から、たとえばプレスまたは打抜きによって製造されるフォーク部27の構成要素である。
テストエレメント1の確実な固定を促すために、把持アーム22は、好ましくは(図示したように)その間隔が把持部分25の前面端28に向かって減少するように形成される。円形のテストエレメント1の把持周縁部24は、この場合アーム22によって約180゜以上把持される。それによってテストエレメント1の固定は、とくに滑動に対して試験領域面と平行の運動によって改善される。
図1に示した実施形態において、把持周縁部24は軸線方向Zに真っ直ぐ延びる円筒側面によって形成される。テストエレメントは、Z方向への移動に関して摩擦係合によってのみ固定される。この場合に可能な保持力は、場合によって、たとえば試料供給位置11で血液滴が供給され、利用者がこのとき(誤って)テストエレメント1に対して押し付けるとき不充分になることがある。このような場合に把持フォーク21からテストエレメント1の滑落を防ぐために、テストエレメント1が試料供給位置11にある場合、このテストエレメントが載る付加的な装置側の支持体29を設けることができる。
図2〜図11に、枠3の形状の形成によって把持周縁部24の領域で改善された把持装置20へのテストエレメント1の固定が達成される有利な実施形態を図示している。枠3の直径がそれぞれ把持周縁部24から両方の試験領域面4a、4bと垂直に延びる方向Z+およびZ-(つまり図示したテストエレメント1の水平位置で上方および下方)へ増加することが、前記実施形態に共通している。したがって把持周縁部は、軸線方向Zに見て、枠3の半径方向外方へ向かって取り巻く境界面の最小の直径の位置にある。それによって両方の軸線空間方向Z+およびZ-を基準に把持装置20へのテストエレメント1の形状嵌合固定が達成される。
このようなテストエレメント1の第1実施形態は、図2〜図7に示している。把持周縁部24の上方で、枠3がフランジ状の肩部31に拡大される。肩部31の材料は、衛生上の効果を最適化するために(少なくとも試料供給側6の表面で)疎水性(必要な場合は表面処理によって疎水化)にするべきである。肩部31は、好ましくは把持装置20の隣接部分(ここでは把持周縁部24に係合するアーム22の把持部分25)が少なくとも部分的に、有利には完全に肩部31によって覆われるような幅である。それによってこの部分とともに評価装置の汚染が試料12の供給時に試料供給位置11で確実かつ低額の費用で防止される。
下方(方向Z-)に向かって、枠3の直径が把持周縁部24から比較的僅かにのみ増加する。この弱い形状付与は、把持フォーク21から上方(Z+方向)への滑落に対するテストエレメント1の必要な固定を保証するために充分である。
図2および図4でとくに明らかに識別できる枠3の周縁形状の形成時に、鉤止めせずに、好ましくは複数の上下に積み重ねたテストエレメント1を互いに試験領域面4a、4bの方向へ摺動できるように、テストエレメント1の断面形状が形成されるべきであることも考慮される。これは、テストエレメント1が簡単な方法で付加的な可動部分なしにマガジン32から抽出できるため、とくに重要である。
この抽出過程は、図5に概略的に示している。テストエレメント1は、貯蔵容器10の中に管状のマガジン32の形態で直接上下に積み重ねている。このテストエレメントを順々に矢印37で表した並進運動の抽出運動によって同じ取り出し位置で抽出できるようにするため、テストエレメント1の積層体33が、たとえば、ばね34によって上方へ、固定した対抗部材35に抗して圧縮される。対抗部材35とマガジン32のハウジングの上限とのあいだに残る取り出し溝36は、テストエレメントの厚さdよりも少し高く、それによって各々1つのテストエレメントを把持フォーク21から抽出することができる。
これを可能にするために、テストエレメント1は積み重ねた状態で互いに摺動できなければならない。この摺動能力は、一方の側(ここでは試料供給側6)でその内部寸法Diが反対側(第1側で摺動するべき側;ここでは評価側7)で外部寸法Du(図6)よりも小さいが、その外径Daは大きいことを特徴とする図示した周縁部の形状付与によって支持される(すなわちDi<Du<Da)。このような形状付与において、上下に積み重ねたテストエレメント1は、環状の機械式コンタクトを有する。発生する有利な圧力分布によって、テストエレメント1がより長い貯蔵周期中に相互に接着する危険が低減する。
枠3の形状付与は、枠3の中の試験領域5の簡単かつ信頼性のある固定に関しても重要である。枠3から分離して製造した試験領域5を使用する際に、この試験領域は、枠3が試験領域5を収容するための収容凹所40を取り囲み、収容凹所40の深さが試験領域5の厚さよりも大きくなるように形成され、それによって収容凹所40の取り巻く仕切壁38がその中に収容した試験領域5の表面に突出する。それによって試験領域5は、テストエレメント積層体の中で隣接するテストエレメントと接触しない。
図2〜図7に示した実施形態において、収容凹所40の仕切壁38は、その高低外径寸法の下側部分区間で負の勾配(すなわち該仕切壁が下から上に見たとき内側へ傾斜している)を有し、それによって収容凹所40の直径はその底部39で底部の上方よりも大きくなる。試験領域5は試験領域収容凹所40で、その内法幅W(試験領域面と平行に延びる平面で最小寸法)が試験領域の直径Dfよりも少し小さくなり、それによって試験領域は収容凹所40の中へ挿入する際に半径方向に容易に圧縮される。試験領域材料5は、該試験領域材料が収容凹所40の中へ挿入後に再び拡大し、圧入で収容凹所40の中に固定されるほど充分に弾力性がある。
好ましくは、水分感応性のテストエレメントの貯蔵能力を高めるために、貯蔵容器10は可能な限り密閉されている。図5に示した構造形式のマガジンにおいて、充分な密閉作用はテストエレメント1の外径への内径の適合と、対応する対抗部材35の形成とによって達成することができる。しかしながら基本的にテストエレメント貯蔵容器は、たとえばテストエレメントが環境の影響に敏感に反応しない場合、または容器が密閉した装置ハウジングの中にある場合に開くこともできる。
図7〜図9は、前記方法で枠3に固定されるために、とくに試験領域5の材料が充分に弾性的でない場合に適している実施形態を示す。この場合、図7に示した位置から図8に示した位置への試験領域凹所40の周縁部に設けた固定ばりのビードによって行われる。これは、枠3がたとえば金属のような組成変形可能の材料からなることが前提である。しかしながら合成樹脂も前記方法で処理することができる。
図10および図11に示した実施形態において、試験領域5の固定の原理は図2〜図6と一致する。しかしこの形状は、把持周縁部24の領域で、断面で凹面状に湾曲した溝状の凹所によって形成される限りにおいて区別される。
図示した本発明の実施形態の特別の長所は、評価装置に必要な機能位置のあいだの搬送が僅かな簡単な機械運動によって可能になることにある。テストエレメント1の把持は、テストエレメント1の積層体への把持フォーク21の簡単な並進運動の相対運動(図5の矢印37)のみを必要とする(または別法により把持フォーク21へのテストエレメント1の積層体)。それに続き簡単な横運動−再び試験領域面(図1の矢印43)と平行−は、テストエレメントを別の機能ステーションに供給するために充分である。この横運動は、たとえば固定した軸周りの把持フォーク21の旋回運動として実現することができる。それによって非常に簡単な方法で、これが非常にコンパクトな寸法を有し、電池駆動式に作動する場合でも、評価装置での分析過程の完全自動化が可能である。
図12〜図14に示した実施形態において、把持装置20の把持要素26はその上端部で突出する短いアーム22を備えた長尺の把持管50として形成されている。テストエレメント1の試験領域5を基準として、アーム22は、試験領域面と垂直に(つまりZ方向へ)延長する。この場合にも必要なアーム22の可動性は、ここで把持管50によって形成した把持要素26の固有弾性に基づく。つまりアーム22は、この場合も運動に関して把持管が下方からZ方向への運動によってテストエレメント1の枠3を介して移動することができるように試験領域面と平行に弾性変形可能であり、アーム22は把持周縁部24との接触によってテストエレメント1を固定する。
このような実施形態は、比色分析装置にとって有利であり、同時に光の入射および出射に利用する光導体52、53を把持管の中に内蔵することができる。電気化学分析装置の場合は、必要な電気的接触を本実施形態においても前記実施形態においても把持アームの中に内蔵することができる。把持管50としての把持装置20の形成のもう1つの長所は、多くの装置構造形態に有利な半径方向に省スペース型の幾何学形状である。
図示した実施形態において、把持装置20はそれぞれ把持アーム22を介して把持周縁部24と接触する。しかし把持装置が(弾性的に軸支した)把持アームをもたず、可動部分の相対移動によって、固定が形状嵌合により達成されるように把持周縁部が取り囲まれる実施形態も可能である。
上述のように、本発明は完全自動分析装置(図1に示した如く)のみならず、部分機械化分析装置の場合も有利である。この場合、テストエレメントの上記形状付与は、装置に帰属する貯蔵容器(とくにマガジン)からテストエレメントを取り出し、帰属する評価装置の対応する保持具の中へ挿入するために、対応する把持装置と組合せて有利に使用することができる。この場合(その限りで欧州特許第0922959号と一致する)把持装置が評価装置の構成要素であり、テストエレメントが直接貯蔵容器の取り出し位置から評価装置へ引き継がれる実施形態がとくに有利である。
図15〜17は、評価装置60およびマガジン32からなる装置を示している。図16および17に見られるテストエレメントホルダ61は、複数の把持アーム22(たとえば、3つのアーム)をもつ把持装置20を備えている。把持アーム22は、マガジン32が評価装置60のテストエレメント開口62に導入されたとき、把持アームが枠体3において一度に1つのテストエレメント1を把持し保持するように位置づけられ、弾性的(エラスチック)に形成される。その後、マガジン32が引き取られると(図中において上部)、テストエレメント1は、把持アーム22によって形成されたホルダ内に残り、容易にサンプルと接触し得る位置に位置づけられる。ついで、評価が評価装置によってなされる。
テストエレメントの製造は、(その試験領域が枠から独立して製造されるテストエレメントの場合)次の方法工程を含む。
枠3が好ましくは箔(好ましくは合成樹脂箔であるが、金属箔を使用してもよい)の組成変形によって、とくにエンボスまたは絞りによって所望の形状に成形される。
同時にまたはそれに続き、必要な場合は比色テストエレメントの場合に評価区域19を取り囲む測定開口部が打ち抜かれる。
試験領域が同様に打ち抜かれ、上記条件はその直径Dfに関して枠3の内法幅Wとの関係で維持される。
試験領域5は、好ましくはその外径が試験領域開口部2よりも小さい父型を用いて、中間搬送体から直接収容凹所40の中に押圧される。
最後に、仕上げたテストエレメントが箔から打ち抜かれ、穿孔工具の外径寸法がテストエレメント1の外部境界Daを決定する。
評価装置の3つの機能位置のあいだにテストエレメントを搬送するための把持装置の運動の展開原理略図である。 テストエレメントの別法による実施形態の展開部分断面図である。 図2記載のテストエレメントの積層体の展開部分断面図である。 図3の部分Aの詳細図である。 管形のマガジンからなる図2〜図4によるテストエレメントの抽出時の把持アームの展開図である。 把持アームによるテストエレメントの把持時の2運動位相(a)および(b)の展開図である。 テストエレメントのもう1つの別法による実施形態の図2に対応する図である。 挿入および固定した試験領域をもつ図7によるテストエレメントの部分断面図である。 図8の部分Bの詳細図である。 テストエレメントのもう1つの別法による実施形態の枠の断面図である。 図10の部分Cの詳細図である。 まだ把持していないテストエレメントを備えた把持装置の別法による実施形態の展開図である。 把持したテストエレメントを備えた図11記載の把持装置の展開図である。 図12および図13の実施形態における把持アームおよび把持周縁部の共同作用を具示するための詳細図である。 部分的に機械化された分析装置を示す斜視図である。 マガジンから評価装置内へのテストエレメントの取り出しのあいだの図15の装置の部分断面図である。 図16の装置の詳細図である。
符号の説明
1 テストエレメント
2 開口部
3 枠
4a、4b テスト領域面
5 試験領域
6 試料供給側
7 評価側
8 搬送装置
9 取り出し位置
10 貯蔵容器
11 試料供給位置
12 試料
13 測定位置
14 測定装置
15 光送信機
16 光受信機
17 評価電子機器
18 試料供給面
19 評価区域
20 把持装置
21 把持フォーク
22 アーム
24 把持周縁部
25 把持部分
26 把持要素
27 フォーク部
28 前面端
29 支持体
31 肩部
32 マガジン
33 積層体
34 ばね
35 対抗部材
36 取り出し溝
37 矢印
38 仕切壁
39 底部
40 凹所
43 矢印
50 把持管
52、53 光導体
60 評価装置
61 テストエレメントホルダ
62 テストエレメント開口

Claims (33)

  1. ヒトまたは動物の体液の液体試料の分析検査のためのテストエレメント分析装置であって、
    テスト領域(5)をもつテストエレメント(1)であって、分析を実行するために、該テストエレメント(1)が前記液体試料と接触し、該テストエレメント(1)に含まれた少なくとも1つの試薬と前記液体試料に含まれた検体との反応が当該分析のために特徴的である測定しうる変数を変化させるテストエレメント(1)、および
    評価部であって、該評価部が取り出し位置において取り出されるべき複数のテストエレメント(1)が貯蔵されたテストエレメント貯蔵容器(10)と、テストエレメント(1)のテスト領域が前記液体試料(12)と接触する試料供給位置(11)と、テストエレメント(1)を前記取り出し位置で取り出し、前記テストエレメント(1)を前記試料供給領域(11)に搬送するための搬送装置(8)と、分析のために特徴的であるテストエレメントの測定可能な変数を測定するための測定装置(14)とをもつ評価装置
    を備え、
    前記テストエレメント(1)が、前記テスト領域(5)を少なくとも部分的に取り囲む枠(3)と、前記テストエレメント(1)の外周の周りを延びる外向きの把持周縁部(24)とを備え、
    前記搬送装置(8)が、テストエレメント(1)を把持するための把持装置(20)を備え、前記テストエレメント(1)が、前記取り出し位置(9)から液体試料供給位置(11)までの搬送経路の少なくとも一部で当該テストエレメント(1)の把持周縁部で保持されてなるテストエレメント分析装置。
  2. 前記測定可能な変数が前記液体試料供給位置とは異なる測定位置(13)において測定され、前記テストエレメントが、前記液体試料供給位置(11)から当該測定位置(13)までの搬送経路中の少なくとも一部で、前記把持装置(21)によって保持される請求項1記載のテストエレメント分析装置。
  3. ヒトまたは動物の体液の液体試料の分析検査のためのテストエレメント分析装置であって、
    テスト領域(5)をもつテストエレメント(1)であって、分析を実行するために、該テストエレメント(1)が前記液体試料と接触し、該テストエレメント(1)に含まれた少なくとも1つの試薬と前記液体試料に含まれた検体との反応が当該分析のために特徴的である測定しうる変数を変化させるテストエレメント(1)、
    テストエレメント貯蔵容器(10)であって、複数のテストエレメント(1)が取り出し位置(9)において当該テストエレメント貯蔵容器(10)から取り出されるテストエレメント貯蔵容器(10)、および
    テストエレメントを、テスト領域が液体試料(12)と接触する液体試料供給位置(11)に設けるためのテストエレメントホルダと、分析のために特徴的な測定可能な変数の変化を測定するための測定装置(14)とをもつ評価装置
    を備え、
    前記テストエレメント(1)が、前記テスト領域(5)を少なくとも部分的に取り囲み、前記テストエレメント(1)の外周から外向きに延びる把持周縁部(24)を含む枠(3)を備え、
    前記枠(3)の直径が、前記把持周縁部(24)からテスト領域面(4a,4b)に対して垂直方向に延びる空間の方向(Z+、Z-)に増加し、
    当該テストエレメント分析装置が、前記貯蔵容器(10)から取り出すあいだ把持周縁部においてテストエレメント(1)を保持する把持装置(20)を含んでなる
    テストエレメント分析装置。
  4. 前記把持装置(20)が前記評価装置の一部であり、前記テストエレメント(1)が前記貯蔵容器の取り出し位置から評価装置に直接運ばれる請求項3記載のテストエレメント分析装置。
  5. 前記把持装置が複数の把持アーム(22)を備え、当該複数の把持アーム(22)が、前記テストエレメント(1)の把持周縁部(24)と少なくとも点接触することを特徴とする請求項1、2、3または4記載のテストエレメント分析装置。
  6. 前記把持装置(22)のアーム(22)がエラスチックに移動自在であり、当該アーム(22)の弾性により、当該アーム(22)が、前記テストエレメント(1)の保持のために前記テストエレメント(1)に押圧される請求項5記載のテストエレメント分析装置。
  7. 前記把持装置(22)のアーム(22)が把持要素(26)の一部であり、該把持要素(26)がエラスチックに変形可能な材料から製造されてなる請求項6記載のテストエレメント分析装置。
  8. 前記テストエレメント貯蔵容器(10)が、前記複数のテストエレメント(1)が互いに重ねられて貯蔵されるマガジン(32)を備えてなる請求項1、2、3、4、5、6または7記載のテストエレメント分析装置。
  9. 前記把持装置(20)が2つの把持アーム(22)をもつ把持フォーク(21)であり、前記テストエレメント(1)が、当該把持フォーク(21)のアーム(22)の把持部(25)によって保持され、該把持部(25)が前記テスト領域面(4)に平行に延び、前記把持周縁部(24)と少なくとも点接触する請求項1、2、3、4、5、6、7または8記載のテストエレメント分析装置。
  10. 前記把持フォーク(21)のアーム(22)間の距離が前記把持部(25)の前端部(28)に向かって減少する請求項9記載のテストエレメント分析装置。
  11. 請求項1記載のテストエレメント分析装置において、前記搬送装置(8)が、1つのテストエレメント(1)が前記把持フォーク(21)の1次元の輸送運動によって前記テストエレメント貯蔵容器(10)から一度に取り出されるようにされてなる請求項9または10記載のテストエレメント分析装置。
  12. 請求項1記載のテストエレメント分析装置において、前記搬送装置(8)が、前記テスト領域面に垂直に延びる固定軸の回りの前記把持フォーク(21)の旋回運動によって、取り出し位置(9)と液体試料供給位置(11)とのあいだの搬送経路の少なくとも一部で搬送される請求項9、10または11記載のテストエレメント分析装置。
  13. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12記載のテストエレメント分析装置のためのテストエレメントであって、少なくとも部分的に前記テスト領域(5)を取り囲む枠(3)をもち、当該枠(3)が、当該枠(3)の外周において、把持装置(20)によって把持周縁部(24)においてテストエレメント(1)が保持され得るように形成された外向きの把持周縁部(24)を備えてなるテストエレメント。
  14. 当該テストエレメント(1)の液体試料供給側(6)における枠(3)の表面の面積が前記テスト領域(5)の液体試料供給面(18)の面積の3倍以下である請求項13記載のテストエレメント。
  15. 0.3mm以上3mm以下の厚さを有する請求項13または14記載のテストエレメント。
  16. 前記テスト領域の上方から見て円形である請求項13、14または15記載のテストエレメント。
  17. 互いに積み重ねられた複数のテストエレメントが、前記テスト領域面(4a,4b)の方向にからみ合うことなく互いに他のテストエレメント上で摺動し得る請求項13、14、15または16記載のテストエレメント。
  18. 前記枠(3)の直径が前記テスト領域面(4a,4b)に垂直な空間の方向(Z+)に把持周縁部(24)から増加し、突出した肩部(31)を形成する請求項13、14、15、16または17記載のテストエレメント。
  19. 前記突出した肩部(31)が、当該突出した肩部に隣接した把持装置(20)の一部を覆うように設けられてなる請求項18記載のテストエレメント。
  20. 前記突出した肩部の少なくとも試料液供給側の表面が疎水性である請求項19記載のテストエレメント。
  21. 前記枠(3)直径が前記把持周縁部(24)から空間の方向(Z+、Z-)に増加する請求項18、19または20記載のテストエレメント。
  22. 前記枠(3)が金属または合成樹脂材料から製造される請求項13、14、15、16、17、18、19、20または21記載のテストエレメント。
  23. 前記枠(3)が、テスト領域(5)を受け入れるための受け入れトラフ(40)を取り囲み、該受け入れトラフ(40)の深さが前記テスト領域(5)の厚さより大きく、該受け入れトラフ(40)の周囲制限壁(38)が受け入れられたテスト領域(5)の表面を超えて延びる請求項13、14、15、16、17、18、19、20、21または22記載のテストエレメント。
  24. 前記テスト領域(5)が前記枠(3)から分離されて製造された部分であり、前記受け入れトラフ(40)内に固定されてなる請求項23記載のテストエレメント。
  25. 前記テスト領域が複数のテスト層を備え、該複数のテスト層の各層が互いに他の上に設けられてなる請求項24記載のテストエレメント。
  26. 前記受け入れトラフ(40)の制限壁(38)が、高さ方向の部分断面において負の勾配をもち、前記受け入れトラフ(40)の底部(39)における直径が該底部(39)の上の直径より大きく、前記テスト領域(5)が、前記テスト領域受け入れトラフ(40)の幅(W)がテスト領域の外形寸法(Df)より小さいという事実によって前記受け入れトラフ(40)内に固定され、前記受け入れトラフ(40)への挿入のあいだテスト領域が半径方向に僅かに圧縮されてなる請求項24または25記載のテストエレメント。
  27. 請求項13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25または26記載のテストエレメントの製法であって、
    前記枠のリムプロファイルが金属箔または合成樹脂箔の可塑変形により製造する製法。
  28. 請求項23、24、25または26記載のテストエレメントの製法であって、複数のテスト領域(5)の受け入れのための受け入れトラフ(40)を合成樹脂箔または金属箔を変形することにって作る製法工程を含んでなる請求項27記載の製法。
  29. 請求項24、25または26記載のテストエレメントの製法であって、テスト領域(5)を箔で作られた複数の受け入れトラフ(40)内に挿入し、かつ固定し、ついでテストエレメントを該箔に合わせて切る請求項28記載の製法。
  30. 請求項13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25または26記載のテストエレメント(1)を複数個含むテストエレメント貯蔵容器。
  31. 前記テストエレメント(1)が互いに積み重ねられたマガジン(32)を備えてなる請求項30記載のテストエレメント貯蔵容器。
  32. 前記マガジン(32)が管状であり、当該テストエレメント貯蔵容器に含まれたテストエレメントのテスト領域面(4)に平行に設けられた取り出し溝(36)を備え、該取り出し溝(36)の高さはテストエレメント(1)の厚さ(d)より僅かに高く、これによって一度に1つのテストエレメントが、把持装置(20)によって取り出し溝(36)から取り出すことができる請求項31記載のテストエレメント貯蔵容器。
  33. 前記テストエレメント(1)の枠(3)がテストエレメント貯蔵容器(10)の内壁と密着するように、テストエレメント(1)の外側断面と一致する内側断面を有する請求項30記載のテストエレメント貯蔵容器。
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