JP2004150825A - スペクトル分析装置およびスペクトル分析方法 - Google Patents

スペクトル分析装置およびスペクトル分析方法 Download PDF

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Kengo Murasawa
健吾 村澤
Ryusuke Imai
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Abstract

【課題】スペクトル分析装置において、周波数に依存する補間誤差を低減する。また、S/Nに依存する補間誤差を低減する。
【解決手段】上記課題を解決するために、本発明の第1の態様は、入力連続時間信号100を離散時間信号101に変換するA/D変換器1、前記離散時間信号101を離散スペクトラム102に変換する高速フーリエ変換(FFT)器2、及び、前記離散スペクトラム102のピーク点とその両隣点の強度比を用いて、前記ピーク点の離散スペクトル102に対する周波数補間量pを得る補間器3に加えて、前記補間量pに基づき、前記FFT器2より出力された前記ピーク点の離散スペクトルを補正する補正器4を、更に設ける。
そして、前記補正器4に、前記補間量pと前記補間量pが示す周波数に対応する前記補間器3の補間誤差とを用いて、前記ピーク点の離散スペクトルを補正させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、信号のスペクトル分析技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
スペクトル分析は、電気・機械分野をはじめとして様々な分野で利用される基本計測技術である。たとえば、音声分析、変復調信号分析、レーダ・ソナー信号分析、機械振動分析等が挙げられる。
【0003】
その際に用いられる優れた方法は、高速フーリエ変換(以下、「FFT」という)を用いる方法である。FFTとは、アナログ信号をディジタル化した後、一定サンプリング数のデータに対してフーリエ変換を行ってスペクトラムに変換し、このスペクトラムからアナログ信号に含まれる周波数および振幅を計算する手法である。FFTは、信号周波数がFFT分解能(すなわち、サンプリング周波数をFFTサンプリング数で除した数値)の整数倍の場合のみ、FFTが正しい周波数および振幅を計算できる。これは、信号周波数がFFT分解能の整数倍以外の場合は、本来の周波数近傍に漏れを生ずることを意味する。つまり、この場合、FFTは、本来の信号周波数でのピークスペクトルを求めることができず、その近傍の周波数サンプル点(FFT分解能の整数倍)でのスペクトル、つまり、ピークスペクトルに近い計算値を与えることになる。したがって、正しい周波数および振幅を計算することができない。
【0004】
このように、FFTを用いた計測装置では、その計測結果に上述したFFTによる誤差が含まれる。このため、FFTによる誤差を少しでも低減するスペクトル補間法が提案されている。
【0005】
従来のスペクトル補間法には2つの例がある。
【0006】
第1の補間法は、FFTより出力されたスペクトラムのピーク点およびその両隣点の3サンプル点の強度比を用いて、入力信号の周波数、振幅および位相を解析的に計算する方法である(例えば非特許文献1参照)。
【0007】
また、第2の補間法は、あらかじめスペクトル近似式を準備し、FFTより出力されたスペクトラムのピーク点およびその両隣点の3サンプル点の強度をこの近似式に当てはめることにより、入力信号の周波数、振幅および位相を計算する方法である(例えば特許文献1参照)。
【0008】
図10は、従来のスペクトル補間法を利用したスペクトル分析装置の概略構成図である。このスペクトル分析装置では、A/D変換器1と、入力がA/D変換器1の出力に接続されたFFT演算器2と、入力がFFT演算器2の出力に接続されたスペクトル補間器3と、を有する。
【0009】
A/D変換器1は、連続時間信号(アナログ信号)である入力信号100をA/D変換によって離散時間信号101に変換し、FFT演算器2に出力する。
【0010】
FFT演算器2は、入力された離散時間信号101をFFTによって周波数スペクトラム102に変換し、補間器3に出力する。
【0011】
そして、補間器3は、入力された周波数スペクトラム102のピーク点でのスペクトルに対して補間を行ない、その結果(周波数、振幅および位相)を補間結果103として出力する。
【0012】
補間器3によるスペクトル補間動作例を以下に説明する。
【0013】
ここでは、入力信号100として、図11(a)に示す周波数、振幅および位相を持つ正弦波信号、すなわち、周波数8.1(Hz)、振幅1.000、および、位相10.000(度)を持つ信号を用いる。64個のサンプル点からなるFFT演算器2によって変換された周波数スペクトラム102を図12に示す。図12に示す周波数スペクトラム102から直ちに判明することは、入力信号の周波数が約8(Hz)であろうということである。スペクトラムが左右対称ではないので、周波数は正確に8(Hz)ではなく、約8(Hz)であろうと推定される。
【0014】
周波数スペクトラム102のピーク点におけるスペクトルを補間器3で補間した結果を、図11(b)および(c)に示す。ここで、図11(b)は、上述の第1の補間法(例えば非特許文献1参照)に対応し、図11(c)は、上述の第2の補間法(例えば特許文献1参照)に対応している。
【0015】
図11(b)に示すように、第1の補間法の結果は、周波数誤差が約0.004Hz、振幅誤差が約0.015、そして、位相誤差が約0.6度である。また、図11(c)に示すように、第2の補間法の結果は、周波数誤差が約0.008Hz、振幅誤差が約0.008、そして、位相誤差が約1.4度である。いずれも、図11(a)に示す諸元に近い値である。なお、周波数誤差は、入力信号100の周波数と、補間された周波数との差分であり、振幅誤差は、入力信号100の振幅と、補間された振幅との差分であり、そして、位相誤差は、入力信号100の位相と、補間された位相との差分である。
【0016】
このように、スペクトル補間法は、従来のFFTのみの場合よりも、信号の周波数、振幅および位相を高精度で求める有効な手段である。
【0017】
【非特許文献1】
田部井 誠、上田 光宏「FFTを用いた高精度周波数決定法」電子情報通信学会論文誌A,Vol.J70−A,No.5,pp.798−805(1987年)
【特許文献1】
特開平6−160445号公報「高分解能周波数分析装置及びこの装置を用いたホログラム観測装置、ベクトルスペクトル解析装置」
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、本発明者等は、上述の第1、第2の補間法をFFTスペクトル分析技術に適用した場合に、次の問題が生じることを確認した。
【0019】
すなわち、第1の問題は、周波数に依存する補間誤差が発生することである。図13は、上述した第1の補間法において、入力信号100の周波数を連続的に変えた場合における、周波数誤差(入力信号100の周波数と補間された周波数との差)を示している。図示するように、入力信号100の周波数が変化すると、周波数誤差が周期的に変化する。その変化量は、図13に示す例では、0〜0.02(Hz)程度の範囲である。このように、誤差が入力信号の周波数に依存することは、高精度周波数計測のためには弊害である。
【0020】
また、第2の問題は、信号対雑音比(以下、S/N(単位:dB)と表記)が小さくなると共に、周波数誤差が増加することである。実際、時間的にランダムな雑音のフーリエ変換は、全周波数に亘ってスペクトル強度をランダムに変化させる。上述した第1、第2の補間法では、周波数スペクトラム102のピーク点およびその両隣点の3サンプル点に対して雑音成分が重畳されるため、補間結果103が雑音の影響を受ける。図14は、S/Nと周波数誤差との関係を示すグラフ図である。図において、特性曲線203が示すように、雑音が増加(すなわち、S/Nが低下)すると、周波数誤差が増加する。一般的に、物理現象や電気回路の計測で実現可能なS/Nは、高々100dB程度である。したがって、殆どの場合において、補間結果103に相当な誤差が含まれることになる。
【0021】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、上述の第1、第2の補間法をFFTスペクトル分析技術に適用した場合に生じる補間誤差を低減することにある。具体的には、周波数に依存する補間誤差を低減することにある。また、S/Nに依存する補間誤差を低減することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様は、入力された連続時間信号を離散時間信号に変換するA/D変換器、前記A/D変換器より出力された前記離散時間信号を離散スペクトラムに変換する高速フーリエ変換(FFT)器、および、前記FFT器より出力された前記離散スペクトラムのピーク点およびその両隣点の強度比を用いて、あるいは、前記ピーク点およびその両隣点の強度を近似式に当てはめることにより、前記ピーク点の離散スペクトルに対する周波数の補間量を求める補間器に加えて、前記補間器で求めた補間量に基づいて、前記FFT器より出力された前記ピーク点の離散スペクトルを補正する補正器を、さらに設ける。
【0023】
そして、前記補正器に、前記補間量と、前記補間量が示す周波数に応じて定まる補正量とを用いて、前記FFT器より出力された前記ピーク点の離散スペクトルを補正させる。
【0024】
また、本発明の第2の態様は、入力された連続時間信号を離散時間信号に変換するA/D変換器、前記A/D変換器より出力された前記離散時間信号を離散スペクトラムに変換する高速フーリエ変換(FFT)器、および、前記FFT器より出力された前記離散スペクトラムのピーク点およびその両隣点の強度比を用いて、あるいは、前記ピーク点およびその両隣点の強度を近似式に当てはめることにより、前記ピーク点の離散スペクトルを補間する補間器に加えて、前記補間器での補間結果を補正する時間基準補正器を、さらに設ける。
【0025】
そして、前記時間基準補正器に、前記補間器により補間された信号諸元(周波数、振幅および位相)より再生される再生信号と、前記A/D変換器より出力された前記離散時間信号との差分が小さくなるように、前記補間器により補間された前記信号諸元を補正させる。
【0026】
なお、本態様において、前記補間器の代わりに、前記FFT器より出力された前記離散スペクトラムのピーク点における周波数、振幅および位相を出力するピーク検出器を設けてもよい。この場合、前記時間軸補正器に、前記ピーク検出器の出力結果より再生される再生信号と、前記A/D変換器より出力された前記離散時間信号との差分が小さくなるように、前記ピーク検出器の出力結果を補正させる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0028】
まず、本発明の第1実施形態について説明する。
【0029】
図1は、本発明の第1実施形態が適用された、スペクトル分析装置の概略構成図である。
【0030】
図示するように、本実施形態のスペクトル分析装置は、A/D変換器1と、入力がA/D変換器1の出力に接続されたFFT演算器2と、入力がFFT演算器2の出力に接続された補間器3と、2つの入力がそれぞれ補間器3の出力およびFFT演算器2の出力に接続された補正器4と、を有する。
【0031】
また、補正器4は、FFT演算器2の出力を記憶する記憶器44と、入力が補間器3の出力に接続された周波数補正器41と、2つの入力が周波数補正器41および記憶器44の出力に接続された振幅補正器42と、2つの入力が周波数補正器41および記憶器44の出力に接続された位相補正器43と、周波数補正器41の出力、振幅補正器42の出力、および、位相補正器43の出力を記憶する記憶器45と、を有する。
【0032】
以上のような構成において、先ず、A/D変換器1は、連続時間信号(アナログ信号)である入力信号100をA/D変換によって離散時間信号101に変換し、FFT演算器2に出力する。
【0033】
この離散時間信号101は、次式(数1)で表される。
【0034】
【数1】
Figure 2004150825
【0035】
次に、FFT演算器2は、入力された離散時間信号101をFFTによってスペクトラム102に変換し、補間器3および補正器4に出力する。
【0036】
次に、補間器3は、入力されたスペクトラム102のピークおよびその両隣のサンプル点を検出し、上述した第1の補間法に従って、入力されたスペクトラム102のピーク点でのスペクトルに対する補間量pを計算し、補正器4に出力する。ここで、補間量pは、次式(数2)で表される。
【0037】
【数2】
Figure 2004150825
【0038】
ここで、rは、FFT演算器2より出力された周波数スペクトラム102のピーク点を挟んだ両隣の2サンプル点でのスペクトル強度比である。FFT演算器2において、数1で表される離散時間信号101に、ハニング窓を施したフーリエ変換スペクトラムをD(m)とし、第k番目のサンプル点でのスペクトルD(k)にピークが現れたとする。この場合、スペクトル強度比rは、次式(数3)で表される。
【0039】
【数3】
Figure 2004150825
【0040】
なお、上述の第1の補間法は、実際には、|D(k+1)|/|D(k)|および|D(k−1)|/|D(k)|の2種類のスペクトル強度比を用いている。しかし、ここでは原理説明のため、数3で示される1種類のスペクトル強度比rを用いて、補間量pを求めるようにしている。
【0041】
次に、補正器4において、記憶器44は、FFT演算器2より出力されたスペクトラム102を記憶する。
【0042】
また、周波数補正器41は、補間器3より出力された補間量pと、この補間量pに応じて定まる補正量δpとを用いて、次式(数4)により、補正されたサンプリング番号小数部pを求める。
【0043】
【数4】
Figure 2004150825
【0044】
ここで、δpは、補間量pが示す周波数に応じて定まる補間器3の補間誤差に応じた補正量である。この補正量δpは、次式(数5)示すように、補間器3での補間量pの多項式で表される。
【0045】
【数5】
Figure 2004150825
【0046】
ここで、pの範囲は、−0.5≦p≦0.5であるから、数5の各項の最大寄与は、p=±0.5のときに現れる。このとき、各項の値は、第1項の値を1.0とおくと、第1項から順に1.0、0.00716、‐0.12910、0.03032、…となり、第1項の寄与が最大である。
【0047】
なお、上述の数5は、次のようにして導くことができる。すなわち、FFT演算器2から出力されたスペクトラムのピーク点の両隣サンプリング点k±1におけるスペクトル強度の理論値は、フーリエ変換理論を用いて、次式(数6)のように定義する。
【0048】
【数6】
Figure 2004150825
【0049】
ここで、k+pはピーク位置のサンプリング番号を実数表現した変数である。kはサンプリング番号整数部であり、スペクトラムのピーク点に一致する。また、上述したように、pはサンプリング番号小数部であり、信号周波数がFFT周波数分解能の整数倍でない場合の端数であって、スペクトラムのピーク点でのスペクトルが示す周波数と、前記ピーク点とその隣接点との間に存在する真のピーク位置での周波数との差分(誤差)を示す。
【0050】
一般に、FFTのサンプリング数Nは大きい数であるから、サンプリング番号小数部pは、その近似値である補間量pからごくわずかの範囲内にある。そこで、数4を数6に代入し、次式(数7)により、スペクトラムのピーク点の両隣サンプリング点k±1におけるスペクトル強度の理論値の比rを求める。
【0051】
【数7】
Figure 2004150825
【0052】
このスペクトル強度理論値比rが数3で示したスペクトル強度比rに一致するように補正量δpを定める。ここで、補間量pの補正が正しく行なわれた場合、すなわち、サンプリング番号小数部pが正しく求められた場合、図13に示した周波数誤差は全ての周波数においてゼロになる。この場合、補正量δpは、図13に示す周波数誤差特性の符号を反転したものとなる。したがって、図13に示す周波数誤差特性を最小自乗法によって多項式近似することにより、補正量δpとして、(数5)で示す多項式を導くことができる。
【0053】
さて、補正器4は、以上のようにして周波数補正器41によりサンプリング番号小数部pを求めたならば、このサンプリング番号小数部pを用いて、記憶部44に記憶されている周波数スペクトラム102のピーク点(サンプル点k)でのスペクトルを補正する。
【0054】
具体的には、周波数補正器41は、ピーク点でのスペクトルが表す周波数を次式(数8)により補正し、その結果である周波数fを、周波数補正結果104として出力して、記憶器45に記憶する。
【0055】
【数8】
Figure 2004150825
【0056】
また、振幅補正器42は、ピーク点でのスペクトルが表わす振幅を次式(数9)により補正し、その結果である振幅Aを、振幅補正結果105として出力して、記憶器45に記憶する。
【0057】
【数9】
Figure 2004150825
【0058】
また、位相補正器43は、ピーク点でのスペクトルが表わす位相を次式(数10)により補正し、その結果である振幅φを、位相補正結果106として出力して、記憶器45に記憶する。
【0059】
【数10】
Figure 2004150825
【0060】
以上のようにして記憶器45に記憶された周波数補正結果104、振幅補正結果105および位相補正結果106を、FFT演算器2より出力された周波数スペクトラム102のピーク点でのスペクトル補正結果107として、必要なタイミングで出力する。
【0061】
次に、本実施形態のスペクトル分析装置による補正結果について説明する。
【0062】
図2に、入力信号100が図11(a)に示す諸元を持つ正弦波信号であり、64個のサンプル点(N=64)からなるFFT演算器2を用いた場合の補正結果の一例を示す。
【0063】
図示するように、図11(a)に示す信号諸元(周波数、振幅、および位相)と補正された信号諸元との誤差は、周波数誤差が約0.00006Hz、振幅誤差が、約0.00002、そして、位相誤差が約0.01度である。同条件の従来例である図11(b)および図11(c)と比較して、周波数誤差、振幅誤差および位相誤差がおよそ100分の1程度であり、著しく改善されたことが分かる。
【0064】
図3に、離散時間信号の周波数を変化させた場合に、補正結果に含まれる周波数誤差の一例を示す。同条件の従来例である図13と比較して、周波数誤差がいずれの周波数でも、およそ100分の1程度に改善されたことが分かる。
【0065】
図3は、補間量pに含まれる周波数誤差量を示している。図3にみられる周波数誤差量は、正弦波成分を含むので、更なる改善のためには正弦波を含む補正関係を適用する必要がある。しかし、正弦波計算は回路数が増加するので実現が容易ではない。このため、最小回路数で誤差の最大改善効果を得るために、上述の数5すなわち周波数誤差が周波数の多項式で表わされる関係を用いて、補正量δpを計算している。
【0066】
なお、図3は、FFT周波数分解能fres=1Hzとした場合の例である。この場合の周波数誤差の最大値は0.0001Hzであった。周波数誤差とFFT周波数分解能とは比例関係にある。したがって、このことは、いかなる周波数分解能のFFT演算器を用いても、FFT周波数分解能の1/10000の誤差で周波数を測定できることを意味する。
【0067】
以上、本発明の第1実施形態について説明した。
【0068】
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
【0069】
図4は、本発明の第2実施形態が適用されたスペクトル分析装置の概略構成図である。
【0070】
図示するように、本実施形態のスペクトル分析装置は、A/D変換器1と、入力がA/D変換器1の出力側に接続されるFFT演算器2と、入力がFFT演算器2の出力側に接続される補間器3と、二つの入力がそれぞれ補間器3およびFFT演算器2の出力側に接続される補正器4と、二つの入力がそれぞれA/D変換器1および補正器4の出力側に接続される時間基準補正器5とを、有する。
【0071】
以上のような構成において、先ず、A/D変換器1は、入力信号100をA/D変換により離散時間信号101へと変換する。次に、FFT演算器2は、離散時間信号101を周波数スペクトラム102へと変換し、補間器3および補正器4に出力する。さらに、補間器3は、入力された周波数スペクトラム102を上述した第1の補間法に従って補間し、スペクトル補間結果103を得、補正器4へと出力する。そして、補正器4は、入力されたスペクトル補間結果103とFFT演算器2から出力された周波数スペクトラム102とをスペクトル補正し、スペクトル補正結果107を出力する。
【0072】
本実施形態では、図1に示す構成に対して、さらに、時間基準補正器5を加えている。時間基準補正器5は、補正器4の出力を記憶する記憶器54と、入力が補正器4の出力である再生器51と、A/D変換器1の出力を記憶する記憶器53と、2つの入力が再生器51および記憶器53の出力に接続された残差計算機52と、2つの入力が残差計算機52および記憶器54の出力に接続された補正量算出器55と、2つの入力が記憶器54および補正量算出器55の出力に接続された加算器56と、を有する。
【0073】
再生器51は、スペクトル補正結果107の中の周波数、振幅及び位相データを用いて、上記(数1)により、時間領域の再生信号108を生成する。該再生信号108は残差計算器52に入力される。
【0074】
残差計算器52は、入力された再生器51からの再生信号108と記憶器53からの離散時間信号110との残差109を求め、補正量算出器55に送る。
記憶器53は、A/D変換器1の出力である離散時間信号101を格納し、残差計算器52に離散時間信号110として、必要なタイミングで出力する。
【0075】
記憶器54は、スペクトル補正器4の出力107を格納し、補正量算出器55及び加算器56に必要なタイミングで出力する。
【0076】
補正量算出器55は、残差109と、記憶器54から読み出された補正結果111とを用いて、残差109が最小となるような振幅A、周波数のサンプル番号の小数部p、および位相φの補正量(△A,△pおよび△φ)を求める。演算結果112すなわち補正量△A, △pおよび△φは、加算器56に送られる。補正量△p, △Aおよび △φは、最小自乗法を用いて(数11)の解として求められる。
【0077】
【数11】
Figure 2004150825
【0078】
加算器56は、前記補正量および記憶器54に格納されているスペクトル補正結果111を用いて(数12)に示す加算を行い、補正結果113を出力する。ここに、近似値A, p, φは前記スペクトル補正すなわち、p=p+δp、及び該pを(数9)および(数10)に代入して求めた補正量である。周波数は更に(数8)に代入し、周波数、振幅および位相が決定される。
【0079】
【数12】
Figure 2004150825
【0080】
時間基準補正器5の機能は、周波数領域での補間結果103を時間領域へと変換し、その変換信号を、基準となる離散時間信号101にできる限り一致させる周波数、振幅、位相の変化量を求めるものである。
【0081】
次に、本実施形態のスペクトル分析装置による時間補正結果について説明する。図5は、時間基準補正の結果を時間軸上に示している。黒丸200は離散時間信号101をグラフ上にプロットしたものである。点線201は前記スペクトル補間法によって求められた周波数f、振幅Aおよび位相φを(数1)に代入して再生した離散時間信号(以下、「再生信号201」と言う)である。信号202は時間基準補正を経た最終結果である。離散時間信号200と時間基準補正量202との差は、離散時間信号200と再生信号201との差よりも小さくなり、この補正の妥当性を示している。
【0082】
図6に、(数1)で示される信号にランダム雑音を加え、本実施例に入力した場合の、時間基準補正結果の一例を示す。図6における周波数誤差は、各S/Nについて1000回の周波数誤差測定を行なった、その代表値である。特性203(点線)はスペクトル補間のみの場合であって、図14と同一である。特性204は時間基準補正をした場合である。誤差改善量は、S/Nが80dBの場合は0.007Hz、S/Nが20dBの場合は0.014Hzと、S/N全域に亘って周波数誤差が改善されていることが明らかである。
【0083】
なお、本実施形態において図7(a)に示すように、補正器4をもたない構成も考えられる。時間基準補正器5の2つの入力のうち補正器4の出力107は、該出力107に近いものであれば、出力107に限らない。元来、補間器3の出力103と補正器4の出力107は非常に近い値であるから、補間器3の出力103は、補正器5にとっての入力信号となりうる。
【0084】
また、本実施形態において図7(b)に示すように、補間器3及び補正器4ともに省略してよい場合がある。上述した図7(a)の場合と同じ理由により、FFT演算器2の出力102は補正器4の出力107にある程度の誤差の範囲内にあるから、FFT演算器2の出力102は、補正器5にとっての入力信号となりうる。この場合、FFT演算器2の出力102のピークを検出するためのピーク検出器6を付加することにより、時間基準補正器5の入力信号となりうる。該ピーク検出器6の動作を図12によって説明する。ピーク検出器6への入力は、FFT演算器2からの離散信号スペクトラム102である。図12におけるピーク位置は、信号周波数f = 8 Hz、ピークスペクトル強度 |D(k)| = 15.65であるから、これらをもとに(数13)を用いて信号の周波数、振幅および位相の近似値を計算する。該結果はピーク検出器出力114として出力され、時間基準補正器5に入力される。
【0085】
【数13】
Figure 2004150825
【0086】
図8は、図4、図7(a)および(b)、図10の構成を持つスペクトル分析装置の分析結果が持つ周波数誤差と、離散時間信号101のS/Nとの関係を表示したものである。図8において、特性203は、従来技術で説明した図10における補間のみで時間基準補正をしない場合の、周波数誤差とS/Nとの関係を現わしている。特性206は、図7(b)が示すピーク検出器6を持つ場合の周波数誤差であり,補間のみの特性203と比較すると、時間基準補正による誤差改善効果が大きいことが示されている。特性204は、図4が示す補間器3と補正器4と時間基準補正器5とを持つ場合の周波数誤差である。特性205(点線)は、図7(a)が示す補間器3と時間基準補正器5とを持つ場合の周波数誤差である。 また、特性204および205との間に殆ど差がないのは、補間器3の出力103と、補正器4の出力107が極めて近いからである。これに対し、特性206と特性204および205との間の差が大きいのは、FFT演算器2の出力のピーク分析のみでは真値からの差が大きいからである。
【0087】
以上述べた如く、周波数の時間基準補正効果は、時間基準補正器5への入力として補正器4の出力 または 補間器3の出力いずれを用いる場合も同程度の効果である。また、時間基準補正器5への入力としてFFT演算器2の出力を用いる場合は、僅かに誤差が増加するものの補間器3および補正器4を不要とする点で有利である。これら補正方法は希望する補正誤差の大きさにより選択することができる。
【0088】
次に、上記時間基準補正器5を有する実施形態の具体的な適用例として、上記実施形態のいずれか(図1、図4、図7(a)、図7(b))を搭載した水中音響信号を解析するソナー装置を図9に示す。
【0089】
ソナー装置7の構成は、ソナー制御器71とその入力が前記ソナー制御器71の出力側に接続されたソナー送信機72と、ソナー受信機73と入力が前記ソナー制御器71と前記ソナー送信機72の出力側に接続されたソナー信号解析器74を有する。
【0090】
前記ソナー制御器71は、ソナー制御信号700を前記ソナー送信機72と前記ソナー信号解析器74とに出力する。
【0091】
前記ソナー送信機72は、入力された前記ソナー制御信号700に基づいて、ソナー送信信号701を水中へ出力し、また前記ソナー送信信号の理論値702を前記ソナー信号解析器74へと出力する。
【0092】
前記ソナー受信機73は、水中からソナー信号703を受信し、受信した該ソナー信号703の一部をソナー受信信号704として前記ソナー信号解析器74に出力する。
【0093】
前記ソナー信号解析器74は、スペクトル分析器741と信号処理器742とから構成される。
【0094】
前記スペクトル分析器741は、第二の実施形態の構成(図1、図4、図7(a)、図7(b))のいずれかを持ち、その構成に基づく処理を行なう。前記スペクトル分析器741への入力は、前記ソナー受信信号704であり、そのソナースペクトル解析結果705を前記信号処理器742に出力する。
【0095】
前記信号処理機742は、前記ソナー制御信号700と、前記ソナー送信信号の理論値702と、前記ソナースペクトル解析結果705を入力とする。それらの信号を比較することにより、目的に応じた処理を行い、ソナー信号処理結果706として、前記ソナー装置7の外部へ出力する。
【0096】
このソナー装置は、水中の対象物へ前記ソナー送信信号701を送信し、その反射波として前記ソナー信号703を使う場合は、アクティブソナー装置となる。一方、水中,水底或いは水上の物体から放射される信号を前記ソナー信号703とする場合は、前記ソナー受信器73と前記信号解析器74とを用いて、パッシブソナー装置となる。
【0097】
いずれの場合においても、その解析結果の周波数誤差は、入力信号周波数への依存性が低く、また、低S/N下の信号の解析においても周波数誤差が低減される。
【0098】
尚、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。例えば、上記の第1,2の実施形態において、補間器3に第二の補間例を用いる場合でも、第一の補間例を利用する場合と、同様の効果が期待できる。
【0099】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、補間誤差が持つ入力信号周波数への依存性を改善し、低S/N下の信号において、周波数に対するスペクトル補間誤差を減少させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態を説明するブロック図である。
【図2】本発明の第一の実施形態によるスペクトル補正結果の一例を説明する図である。
【図3】本発明の第一の実施形態によるスペクトル補正において、周波数誤差の周波数依存性を説明する図である。
【図4】本発明の第二の実施形態を説明するブロック図である。
【図5】時間基準補正器の原理を説明する図である。
【図6】本発明の第二の実施形態による時間基準補正において、改善された周波数誤差のS/Nへの依存性を説明する図である。
【図7】スペクトル補正がない場合の実施例を説明するブロック図である。
【図8】スペクトル補間、スペクトル補正、時間基準補正の組み合わせにおいて、周波数誤差のS/N依存性を説明する図である。
【図9】スペクトル解析装置を搭載したソナー装置のブロック図である。
【図10】従来技術によるスペクトル分析装置を説明するブロック図である。
【図11】(a)離散時間信号諸元と、(b)および(c)従来技術によるスペクトル補間結果の一例を説明する図である。
【図12】FFT演算器の出力を説明する図である。
【図13】従来技術によるスペクトル補間の周波数依存性を説明する図である。
【図14】従来技術によるスペクトル補間のS/N依存性を説明する図である。
【符号の説明】
1…A/D変換器、2…FFT演算器、3…補間器、4…補正器、5…時間基準補正器、6…ピーク検出器、7…ソナー装置、41…周波数補正器、42…振幅補正器、43…位相補正器、44,45…記憶器、51…再生器、52…残差計算器、53,54…記憶器、55…補正量算出器、56…加算器、71…ソナー制御器、72…ソナー送信機、73…ソナー受信機、74…ソナー信号解析器、741…スペクトル分析器、742…信号処理機。

Claims (7)

  1. 入力された連続時間信号を離散時間信号に変換するA/D変換器と、
    前記A/D変換器より出力された前記離散時間信号を離散スペクトラムに変換する高速フーリエ変換(FFT)器と、
    前記FFT器より出力された前記離散スペクトラムのピーク点およびその両隣点の強度比を用いて、あるいは、前記ピーク点およびその両隣点の強度を近似式に当てはめることにより、前記ピーク点の離散スペクトルに対する周波数の補間量を求める補間器と、
    前記補間器で求めた前記補間量に基づいて、前記FFT器より出力された前記ピーク点の離散スペクトルを補正する補正器と、を有し、
    前記補正器は、
    前記補間量と、前記補間量が示す周波数に応じて定まる補正量とを用いて、前記FFT器より出力された前記ピーク点の離散スペクトルを補正すること
    を特徴とするスペクトル分析装置。
  2. 請求項1記載のスペクトル分析装置であって、
    前記補正器の補正量は、前記補間量が示す周波数に略比例すること
    を特徴とするスペクトル分析装置。
  3. 入力された連続時間信号を離散時間信号に変換するA/D変換器と、
    前記A/D変換器より出力された前記離散時間信号を離散スペクトラムに変換する高速フーリエ変換(FFT)器と、
    前記FFT器より出力された前記離散スペクトラムのピーク点およびその両隣点の強度比を用いて、あるいは、前記ピーク点およびその両隣点の強度を近似式に当てはめることにより、前記ピーク点の離散スペクトルを補間する補間器と、
    前記補間器での補間結果を補正する時間基準補正器と、を有し、
    前記時間基準補正器は、
    前記補間器により補間された信号諸元(周波数、振幅および位相)より再生される再生信号と、前記A/D変換器より出力された前記離散時間信号との差分が小さくなるように、前記補間器により補間された前記信号諸元を補正すること
    を特徴とするスペクトル分析装置。
  4. 入力された連続時間信号を離散時間信号に変換するA/D変換器と、
    前記A/D変換器より出力された前記離散時間信号を離散スペクトラムに変換する高速フーリエ変換(FFT)器と、
    前記FFT器より出力された前記離散スペクトラムのピーク点における周波数、振幅および位相を出力するピーク検出器と、
    前記ピーク検出器の出力結果を補正する時間基準補正器と、を有し、
    前記時間基準補正器は、
    前記ピーク検出器の出力結果より再生される再生信号と、前記A/D変換器より出力された前記離散時間信号との差分が小さくなるように、前記ピーク検出器の出力結果を補正すること
    を特徴とするスペクトル分析装置。
  5. 入力された連続時間信号を離散時間信号に変換するA/D変換ステップと、
    前記A/D変換ステップにより得られた前記離散時間信号を離散スペクトラムに変換する高速フーリエ変換(FFT)ステップと、
    前記FFTステップより得た前記離散スペクトラムのピーク点およびその両隣点の強度比を用いて、あるいは、前記ピーク点およびその両隣点の強度を近似式に当てはめることにより、前記ピーク点の離散スペクトルに対する周波数の補間量を求める補間ステップと、
    前記補間ステップで得た補間量に基づいて、前記FFTステップにより得られた前記ピーク点の離散スペクトルを補正する補正ステップと、を有し、
    前記補正ステップは、
    前記補間量と、前記補間量が示す周波数に応じて定まる補正量とを用いて、前記FFTステップにより得られた前記ピーク点の離散スペクトルを補正すること
    を特徴とするスペクトル分析方法。
  6. 入力された連続時間信号を離散時間信号に変換するA/D変換ステップと、
    前記A/D変換ステップにより得られた前記離散時間信号を離散スペクトラムに変換する高速フーリエ変換(FFT)ステップと、
    前記FFTステップより得た前記離散スペクトラムのピーク点およびその両隣点の強度比を用いて、あるいは、前記ピーク点およびその両隣点の強度を近似式に当てはめることにより、前記ピーク点の離散スペクトルを補間する補間ステップと、
    前記補間ステップでの補間結果を補正する時間基準補正ステップと、を有し、
    前記時間基準補正ステップは、
    前記補間ステップにより補間された信号諸元(周波数、振幅および位相)より再生される再生信号と、前記A/D変換ステップにより得られた前記離散時間信号との差分が小さくなるように、前記補間ステップにより補間された前記信号諸元を補正すること
    を特徴とするスペクトル分析方法。
  7. 入力された連続時間信号を離散時間信号に変換するA/D変換ステップと、
    前記A/D変換ステップにより得られた前記離散時間信号を離散スペクトラムに変換する高速フーリエ変換(FFT)ステップと、
    前記FFTステップにより得られた前記離散スペクトラムのピーク点における周波数、振幅および位相を出力するピーク検出ステップと、
    前記ピーク検出ステップの出力結果を補正する時間基準補正ステップと、を有し、
    前記時間基準補正ステップは、
    前記ピーク検出ステップの出力結果より再生される再生信号と、前記A/D変換ステップにより得られた前記離散時間信号との差分が小さくなるように、前記ピーク検出ステップの出力結果を補正すること
    を特徴とするスペクトル分析方法。
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