JP2004150824A - 電柱位置ナビゲーションシステム及び電柱位置ナビゲーションシステムにおける目的地情報入力用の記録媒体 - Google Patents

電柱位置ナビゲーションシステム及び電柱位置ナビゲーションシステムにおける目的地情報入力用の記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ナビゲーションシステムに電柱の設置場所を目的地として入力する際、その入力を容易に行うことのできる電柱位置ナビゲーションシステムを提供する。
【解決手段】電柱の位置情報を含む電柱データを複数記憶した記憶手段(記録媒体344)に記憶された電柱データに基づいて、該電柱データに対応する電柱の表示を前記ディスプレイ331上に表示させる選択候補表示手段により前記ディスプレイ331上に表示された電柱の表示のうち、目的地として選択すべき電柱の表示を前記入力手段(332,335)の操作により選択可能と成す選択手段(362)により選択された電柱の表示に対応する電柱データのうち、該電柱の位置情報を前記目的地情報として取得する目的地情報取得手段を、前記記憶手段又は別の記憶手段に記憶されたプログラムを前記ナビゲーションシステムの中央処理装置(CPU302)に実行させることにより実現する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電柱の設置位置に画像や音声による誘導を行う電柱位置ナビゲーションシステムに関し、より詳細には、作業員等が携帯し、又はこの作業員が乗車する作業車等に搭載されるカーナビゲーションシステム等の所謂「ナビゲーションシステム」に、目的地とする電柱の設置場所を簡易に入力することのできる電柱位置ナビゲーションシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
電力会社等が管理や所有をしている電柱の設置場所には、工事施工のための設計やその落成検査、停電箇所の捜査や復旧などに際し作業員等を派遣する必要が生じる場合も多い。
【0003】
この場合において、派遣される作業員が現場周辺の地理に不案内である場合には、この作業員は例えば市販の地図上で目的地となる電柱の設置場所を探す等して、この地図を頼りに目標とする電柱の設置場所に到着することもできる。
【0004】
しかし、市販の地図には電柱の存在を示す表示はなく、電柱の設置場所を市販の地図上において探し出すことは極めて困難である。
【0005】
また、このように電柱の表示が行われていない市販の地図等において電柱の設置場所を探そうとすれば、先ず、電柱の設置場所に対応する所番地を地図上で探し、この設置場所近辺にある建物や施設等を目安として電柱の設置場所を探すこととなるが、電柱の近辺に目標となる建物や施設等が存在しない場合には電柱を探し出すことが難しく、特に農山村地域のように目印となるような建物等があまりない地域では、その傾向はより一層顕著である。
【0006】
そのため、停電の復旧のように作業員を緊急に現場に派遣する必要がある場合において、電柱の設置場所の特定に手間取って現場への到着が遅れれば、それだけ復旧等のための対応に遅れを生じることとなる。
【0007】
さらに、近年においては所定の地域毎に置かれた事業所の統廃合等により、各々の営業所が受け持つ区域が拡大する傾向にあるが、これに伴い以前は担当外であった地域に作業員を派遣する必要が生じる場合も多々発生しており、このように現場周辺の地理に不案内な者であっても迅速に目標とする電柱まで誘導することのできるシステムが要望されている。
【0008】
このように、人や車等を所定の目的地に誘導する装置としてすでにカーナビゲーションシステムが広く普及しており、目的とする電柱が設けられている位置をこのカーナビゲーションシステムにおいて目的地として入力することにより、画面上に表示された画像と音声により、電柱の設置場所まで作業員や作業車等を誘導することが行われている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
このように、通常使用されているカーナビゲーションシステム等を利用して電柱の所在地を画面上に表示させる場合には、前述のように目的地となる電柱の設置場所を示す位置情報をカーナビゲーションシステムに入力する必要があるが、このようにカーナビゲーションシステムによる誘導を受ける度に目的とする電柱の位置情報の入力することは極めて煩雑である。
【0010】
特に、電柱の位置は電力会社やその営業所が有する設置図面上に、日本平面直角座標系のXY座標により特定されているので、両者間の対応関係からナビゲーションシステムにおいて一般的に使用されている、緯度経度による座標に変換して入力する必要があり、この作業が煩雑で、多大な時間と労力が費やされる。
【0011】
また、カーナビゲーションシステムには、一旦表示させた位置情報を記憶させておき、再度同一の目的地を表示する場合にはメモリ中よりこの位置情報を呼び出すことで、位置情報を改めて入力することなくこれを省略できる機能を備えたものもあるが、この機能を使用する場合であっても電柱の位置の入力は不可欠であり、また、過去に入力が行われていない電柱の設置位置まで誘導を行わせる場合には、この電柱位置を通常の作業手順において入力する必要がある。
【0012】
なお、電柱の設置位置等に関する情報は、各電力会社等において把握されていると共に、このような位置情報、その他の電柱に関する情報をデータとして管理している場合も多く、このような電柱の位置情報を利用してカーナビゲーションシステム等により電柱の位置を表示できるものとすれば、個々に電柱の設置場所を示すデータ入力を行うことなくナビゲーションシステムによる誘導を受けることができ極めて便利である。
【0013】
なお、前述のナビゲーションシステムにおいて、ナビゲーションシステムに入力される電柱データは、使用頻度に応じた重み付けを行うと共にこの使用頻度を記憶しておけば、ナビゲーションシステムのディスプレイに選択候補を一覧表示等する際に使用頻度の高いものを一覧中の上位に表示させることができ、再度選択される可能性の高い、使用頻度の高い選択候補を一覧中より発見することが容易となる。
【0014】
そこで本発明の目的は、上記従来技術における欠点を解消するためになされたものであり、カーナビゲーションシステム等、作業者等が携帯し又は作業車等に搭載されているナビゲーションシステムに目的地の入力を行う際、この目的地が電柱の設置場所である場合には、通常の入力手順を省略してディスプレイ等の表示手段上に表示された選択候補中より目的地となる電柱を選択することにより、目的地となる電柱の位置情報の入力を行うことができる電柱位置ナビゲーションシステム及びこのような入力を可能とする電柱位置情報入力用の記録媒体を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の電柱位置ナビゲーションシステム1は、画像表示用のディスプレイ331と、各種指令を入力するためのタッチスイッチ332や操作キー335等の入力手段と、予め記憶された制御プログラムに従って各部を制御すると共に、入力された目的地に応じて該入力された目的地までのルートを検索して誘導する画像を前記ディスプレイ331上に表示する中央処理部301を備えたナビゲーションシステム30において、
前記ナビゲーションシステム30が、前記目的地となる個々の電柱を特定可能な電柱特定情報及び該電柱の位置情報とを含む電柱データを複数記憶した記憶手段(記録媒体344)を備えると共に、
ナビゲーションシステム30の中央処理部301が、所定のプログラムを実行することにより実現される下記の各手段、すなわち、
前記記憶された電柱データに基づいて、該電柱データに対応する電柱の表示を前記ディスプレイ331上に表示させる選択候補表示手段361と、
前記選択候補表示手段361により前記ディスプレイ331上に表示された電柱の表示のうち、目的地として選択すべき電柱の表示を前記入力手段(332,335)の操作により選択可能と成す選択手段362と、
前記選択手段362により選択された電柱の表示に対応する電柱データのうち、該電柱の位置情報を前記目的地情報として取得する目的地情報取得手段363を備えたことを特徴とする(請求項1)。
【0016】
前記構成の電柱位置ナビゲーションシステム1において、前記ナビゲーションシステム30が、メモリカード等の記録媒体を読み取り可能な読み取り手段340(カードリーダ342)を備えると共に、
前記記憶手段を、前記読み取り手段340により読み取り可能な記録媒体とすることもできる(請求項2)。
【0017】
さらに、前記記憶手段344に、前記選択候補表示手段361、選択手段362及び目的地情報取得手段363を前記中央処理部301に実現させるためのプログラムを記憶させた構成としても良い。(請求項3)。
【0018】
また、前記選択手段362による電柱の表示の選択があったとき、該選択された電柱の選択回数をカウントすると共に、該カウントされた選択回数を更新して前記ナビゲーションシステム30に設けられたいずれかの記憶手段に記憶する使用頻度記憶手段364を設けると共に、
前記ナビゲーションシステム30の前記選択候補表示手段361が、前記使用頻度記憶手段364によって記憶された使用頻度を参照し、使用頻度の高い電柱データの表示順位が上位となるよう前記ディスプレイ331に表示するよう構成すれば好適である(請求項4)。
【0019】
また、本発明の電柱位置ナビゲーションシステム1に使用する記録媒体は、画像表示用のディスプレイ331と、各種指令を入力するためのタッチスイッチ332や操作キー335等の入力手段と、記録媒体を読み取り可能な読み取り手段340と、予め記憶された制御プログラムに従って各部を制御すると共に、入力された目的地に応じて該入力された目的地までのルートを検索して誘導する画像を前記ディスプレイ331上に表示する中央処理部301とを備えたナビゲーションシステム30において、
前記読み取り手段340により読み取り可能な記録媒体344であって、
前記目的地となる電柱を特定可能な電柱特定情報及び該電柱の位置情報とを含む複数の電柱データと、
前記記憶された電柱データに基づいて、該電柱データに対応する電柱の表示を前記ディスプレイ331上に表示させる選択候補表示手段361を前記中央処理部301に実現させるプログラムと、
前記選択候補表示手段361により前記ディスプレイ331上に表示された電柱の表示のうち、選択すべき電柱の表示を前記入力手段(332,335)の操作により選択可能と成す選択手段362を前記中央処理部に実現させるためのプログラムと、
前記選択手段362により選択された電柱の表示に対応する電柱データのうち、該電柱の位置情報を前記目的地情報として取得する目的地情報取得手段363を前記中央処理部301に実現させるためのプログラムとを記憶したことを特徴とする(請求項5)。
【0020】
また、本発明の別の電柱位置ナビゲーションシステム1は、各電柱を特定可能な電柱特定情報及び該電柱の位置情報とを含む電柱データと、所定の類型に従って前記電柱データに付与された識別子とを関連付けて記憶手段11内に記憶し、入力された前記識別子に従って前記記憶手段11内に記憶された電柱データのうちの該当する電柱データを抽出して出力可能なコンピュータシステムから成るデータベース10と、
画像表示用のディスプレイ331と、各種指令を入力するためのタッチスイッチ332や操作キー335等の入力手段と、予め記憶された制御プログラムに従って各部を制御すると共に、入力された目的地に応じて該入力された目的地までのルートを検索して誘導する画像を前記ディスプレイ331上に表示する中央処理部301を備えたナビゲーションシステム30を備え、
前記データベース10は、前記記憶手段11内に記憶された電柱データを前記識別子をキーとして検索する検索手段122と、
該検索の結果抽出された電柱データを前記記憶手段11より呼び出し、この呼び出された電柱データを前記ナビゲーションシステム30において利用可能な形式で出力する出力手段123とを備え、
前記ナビゲーションシステム30は、前記データベース10より出力された電柱データを取得し、この取得した電柱データに基づいて、該電柱データに対応する電柱の表示を前記ディスプレイ331上に表示させる選択候補表示手段361と、
前記選択候補表示手段361により前記ディスプレイ上に表示された電柱の表示のうち、選択すべき電柱の表示を前記入力手段(332,335)の操作により選択可能と成す選択手段362と、
前記選択手段362により選択された電柱の表示に対応する電柱データのうち、該電柱の位置情報を前記目的地情報として取得する目的地情報取得手段363を備えたことを特徴とする(請求項6)。
【0021】
上記電柱位置ナビゲーションシステム1において、前記識別子は、これを所定の範囲に分割された電柱の設置エリア毎に付与しても良い(請求項7)。
【0022】
また、前記データベース10の電柱データを前記ナビゲーションシステム30に読み込ませるために、前記データベース10の出力手段123により出力される電柱データを記録媒体344に書き込むための書き込み手段15をデータベース10に設けると共に、前記ナビゲーションシステム30に、前記電柱データが書き込まれた記録媒体を読み取り可能な読み取り手段340を設けても良く(請求項8)、又は、
前記データベース10外に電柱データを出力する出力部を前記データベースに設けると共に、該出力部より出力される電柱データを入力する入力部を前記ナビゲーションシステム30に設け、前記出力部と前記入力部を有線又は無線により接続しても良い(請求項9)。
【0023】
また、前記データベース10は、該データベースの記憶手段11に記憶する電柱データを入力するための入力手段と、該入力手段を介して入力された電柱データの文字列を、データベース10において利用可能な形式に変換して前記記憶手段11に記憶する、中央処理装置12が所定のプログラムを実行することにより実現される文字列変換手段121を設けることもできる(請求項10)。
【0024】
さらに、前記データベース10の記憶手段11に記憶される電柱データ中の電柱位置情報がXY座標である場合、前記データベースの出力手段123が、前記XY座標を前記ナビゲーションシステム30において利用可能な緯度経度座標に変換して出力する座標変換機能を有するものとすれば好適である(請求項11)。
【0025】
同様に、前記データベース10の記憶手段に記憶された電柱データが、ナビゲーションシステム30において利用可能なデータ形式とは異なるデータ形式の電柱データを記憶している場合には、前記データベース10の出力手段に前記データベース10の記憶手段11に記憶された電柱データを、前記ナビゲーションシステム30において利用可能なデータ形式に変換するデータ変換機能を設けることとしても良い(請求項12)。
【0026】
なお、前記ナビゲーションシステム30には、前記選択手段362による電柱の表示の選択があったとき、該選択された電柱の選択回数をカウントすると共に、該カウントされた選択回数を更新して前記ナビゲーションシステムに設けられた記憶手段(例えばメモリ303)に記憶する使用頻度記憶手段364を設け、前記ナビゲーションシステム30の前記選択候補表示手段361が、前記使用頻度記憶手段364によって記憶された使用頻度を参照し、使用頻度の高い電柱データの表示順位が上位となるよう前記ディスプレイ331に表示するよう構成すれば好適である(請求項13)。
【0027】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明の実施形態を添付図面を参照しながら以下説明する。
【0028】
本発明の電柱位置ナビゲーションシステム1は、ある電柱の設置場所に派遣される作業員が携帯等し、又はこの作業員等が乗車する作業車等に搭載された例えばカーナビゲーションシステム等のナビゲーションシステム30に、電力会社等において管理・所有する個々の電柱を特定するための電柱特定情報及び該電柱の設置場所を特定する位置情報を含む、複数の電柱に関するデータ(本明細書において「電柱データ」という。)を予め記憶した記憶手段(本実施形態にあっては記録媒体20)や、データベース10により管理されている電柱データを直接読み込ませ、この電柱データの中から目的地とする電柱を選択することにより選択された電柱をナビゲーションシステム30において入力が要求される目的地として設定可能に構成したもので、選択対象となる前述の電柱データを記憶した記録媒体20又はデータベース10を備えると共に、この記録媒体20又はデータベース10に記憶された電柱データから、目的地となる電柱の位置情報を取得するナビゲーションシステム30により構成されている。
【0029】
1.データベース
データベース10は、前述のようにナビゲーションシステム30において目的地の選択候補となる複数の電柱データを管理保管し、ナビゲーションシステム30において選択候補として利用可能な状態で出力するものであり、本実施形態にあってはこのデータベース10より出力された電柱データを記録媒体20に記憶し、この電柱データを記憶した記録媒体20をナビゲーションシステム30に設けられた読み取り手段340(341,342)を介して読み取らせることによりナビゲーションシステム30に対する電柱データの受け渡しを行うものとしている。
【0030】
なお、本実施形態にあっては、前述のようにデータベース10を電柱データを記憶した記憶媒体344の作成手段として説明するが、データベース10は、これにより管理保管されているデータを記録媒体20を介在させることなく直接ナビゲーションシステム30に入力し、この入力された電柱データを選択候補として使用するよう構成しても良い。
【0031】
このデータベース10は、コンピュータシステムにより構成されるもので、前述の電柱データを記憶する記憶手段11と、この記憶手段に対するデータの保管、管理等を行うと共に、このコンピュータシステムを構成する各種機器を制御する中央処理装置12、データや各種指令の入力に際して使用するキーボード13a、マウス13b、タッチパネル等の入力手段13、CRTや液晶ディスプレイ等の表示手段14、フロッピディスク、CD−ROM、メモリカード等の記録媒体からのデータの読み込み及びこれらの記録媒体に対するデータの書き込みを可能とするフロッピディスクドライブ、CD−ROMドライブ、カードライタ(カードリーダ)等の読み取り及び/又は書き込み手段15等のハード構成を備えている他、前述の中央処理装置12が予め記憶されたプログラムを実行することにより実現される文字列変換手段121、検索手段122、出力手段123等の各手段を備えている。
【0032】
1−1.文字列変換手段
この文字列変換手段121は、キーボード13aによる打ち込みや、フロッピディスクドライブ、CD−ROMドライブ、カードリーダ等を介して例えば記録媒体に書き込まれたデータを読み込むことにより、データベース10に対して電柱データの入力があったとき、この入力された電柱データの文字列をデータベース言語に変換すると共に、各電柱データを所定の類型毎に分類する識別子、本実施形態にあっては各電柱の設置された地域を管轄する営業所を特定するための識別子(営業所コード)を付加して記憶手段11に記憶するものであり、前述のコンピュータシステムの中央処理装置12が所定のプログラムを実行することにより実現する手段である。
【0033】
本実施形態にあっては、各営業所等において電柱管理用のデータとしてすでにテキストデータとして存在する各営業所毎の電柱データを、そのフォーマット等が変換等に際して必要な形式を有するか否かをチェックした後、記録媒体の読み取り手段15を介して前述の営業所単位で取り込むと共に、この入力されたデータの変換指令を行うと、この指令に従って記憶手段内に記憶された文字列変換手段121を実現するためのプログラムが実行されて、入力された各営業所単位の電柱データが、データベースにおいて利用することができる文字列に変換される。
【0034】
本実施形態にあっては、この文字列変換手段121により一例としてCSV形式の拡張子テキストデータが作成される。このようにCSV形式の拡張子テキストデータを作成するものとしているのは、データベーステーブルには後述する検索のためのキーとなるデータ(プライマリキー)が必要で、このプライマリキーを使えるよう、各営業所単位で拡張子のナンバーを作成するためである。
【0035】
このようにして、CSV形式の拡張子テキストデータに変換された電柱データは、各営業所が管轄する電柱の電柱データ毎に、前述の記憶手段内11に形成された所定の記憶領域内に格納される。
【0036】
1−2.記憶手段
前述の電柱データを記憶する記憶手段11には、前述の文字列変換手段121によってデータベースソフトにおいて採用されているデータ形式に変換されたデータが格納されており、記憶手段11内を複数のディレクトリに区分された階層型と成すと共に、このディレクトリの一に対して各営業所の管轄エリアを単位として、電柱データが記憶され、その集合により電柱データのデータベースが構築される。
【0037】
この電柱データは、少なくとも各電柱の位置を特定するために必要なデータ、例えば電柱が設けられた位置を示すための日本平面直角座標系のXY座標や緯度経度等の位置情報と、各電柱を特定するための電柱特定情報とを含み、後述する検索手段122により検索することを考慮し、必要に応じて入力される各電柱データには、例えばこの電柱データに係る電柱を管轄する営業所を示すコード番号、その他、各電柱データを検索するに際して所定の分類に従って付された分類コード等の識別子を付与し、この識別子と関連付けて各電柱データを記憶手段11内に格納することでリレーショナルデータベースが構築されている。
【0038】
本実施形態にあっては、一例として各電柱毎に、各電柱に対して付された連続番号である「一連番号」、該電柱を管轄する営業所を示した「営業所コード」、「標識ナンバー」「標識名」「電柱番号」「図面番号」「区域」「X座標」「Y座標」を記憶手段に記憶して、これらのいずれかにより電柱データの検索が可能に構成されている。
【0039】
1−3.検索手段
検索手段122は、検索条件と共に入力された検索実行の指令により、前述の記憶手段11内に記憶され電柱データのうち、入力された検索条件に対応する電柱データを抽出可能とするもので、前述のコンピュータシステムの中央処理装置12が所定のプログラムを実行することにより実現される手段である。
【0040】
本実施形態にあっては指定された営業所コードに対応する電柱データを抽出することにより、後述する記録媒体20に、営業所単位でグループ分けされた電柱データを抽出する。
【0041】
1−4.出力手段
以上のようにして検索手段122により抽出された電柱データは、出力手段123により記憶手段11より呼び出されて出力される。
【0042】
この出力手段123において、前述の記憶手段11に記憶された電柱データが後述するナビゲーションシステム30において使用されるデータ形式と異なる形式において記憶されている場合には、これらを対応するデータ形式に変換する、データ形式変換を行うと共に、電柱の設置位置を表示する座標の規定方法が異なる場合には、この座標をナビゲーションシステム30において使用されている座標に変換する、座標変換が行われ、このようにして変換された電柱データが後述する記録媒体20に記録され、又はナビゲーションシステム30に対して直接出力される。
【0043】
本実施形態にあっては前述の電柱データを、データベースの記憶手段内においてテキスト形式のデータとして保存しており、従って前述の検索手段122により記憶手段11中から読み出されたデータもこのテキスト形式によるデータであるが、このテキスト形式の電柱データは、この出力手段123による変換機能により後述のナビゲーションシステム30において利用可能なXML(eXtensible Markup Language)形式のデータに変換される。
【0044】
また、この時、記憶手段11においてXY座標として記憶されていた電柱の位置情報は、前述のプログラムにより所定の法則に従って座標変換が行われ、ナビゲーションシステム30において利用可能な座標の特定方法、本実施形態にあってはXY座標として記憶されている位置情報が緯度経度による座標に変換される。
【0045】
以上のようにして、ナビゲーションシステム30上において利用可能な状態に変換された後の電柱データは、後述の書き込み手段15により記録媒体20に書き込まれ、又はデータベース10に設けられた図示せざる出力部より直接ナビゲーションシステム30に対して出力される。
【0046】
1−5.書き込み手段
このようにして、データベース10より出力される変換後の電柱データを後述のナビゲーションシステム30に入力する方法としては、例えばデータベース10を構成するコンピュータシステムに設けられた出力端子等の出力部に、ナビゲーションシステム30に設けられた入力端子等の入力部を有線又は無線で接続し、前述のようにナビゲーションシステム30において利用可能な形式のデータに変換された電柱データを直接ナビゲーションシステム30に入力可能に構成しても良いが、本実施形態にあってはナビゲーションシステムにフロッピディスク、CD−ROM、メモリカード、その他の記録媒体を読み取り可能な読取手段340を設けると共に、データベース10の出力部に、フロッピディスク、CD−ROM、メモリカード等の記録媒体にデータを書き込むための書き込み手段15を設け、この書き込み手段15によりデータの書き込まれた記録媒体(本実施形態にあってはメモリカード344)を後述のナビゲーションシステム30に設けられた読み取り手段340により読み取らせることにより、両者間において変換後の電柱データの受け渡しを可能としている。
【0047】
なお、ナビゲーションシステム30の中央処理部301に、この記録媒体344に記憶された電柱データを後述するナビゲーションシステム30において利用可能とするための各手段(選択候補表示手段361、選択手段362、目的地情報取得手段363)を実現させるためのプログラムを記憶する場合には、記録媒体344に対する電柱データの記録に際し、これらの各手段を実現するためのプログラムを記録媒体20に書き込む。
【0048】
2.ナビゲーションシステム
以上のようにしてデータベース10において作成された電柱データを記録した記録媒体344を、ナビゲーションシステム30に設けられた読み取り手段340(本実施形態にあってはカードリーダ342)に装着してこれを読み取らせることにより、又はデータベース10よりナビゲーションシステム30に対して電柱データを直接出力することにより、電柱データがナビゲーションシステム30に入力され、この電柱データのうち、選択された電柱データの緯度経度座標がナビゲーションシステム30おいて入力が要求される目的地情報として利用される。
【0049】
このナビゲーションシステム30の構成例として、車輌搭載型のナビゲーションシステムの構成例を図2に示す。
【0050】
図2に示すナビゲーションシステム30において、中央処理部301は本実施形態にあってはCPU302(中央処理装置)、ROM、RAM等から成るメモリ303、センサ入力インタフェース307、通信インタフェース308、画像プロセッサ309、画像メモリ310、音声プロセッサ311及びクロック312等によって構成されており、この中央処理部301のCPU302が、中央処理部301に設けられたROM、RAM等のメモリ303に記憶されたプログラム、及び後述するCD−ROMドライブやカードリーダ等の読み取り手段340に装着されたCD−ROM、メモリカード等の記録媒体等に記憶されたプログラムを実行することにより、ナビゲーションシステム30の各動作を制御する手段が実現される。
【0051】
前述のCPU302からクロック312迄のそれぞれは、CPUローカルバス351によって相互に接続されており、CPU302の制御下においてデータの授受が相互間で行われている。
【0052】
前述のメモリ303には、例えばCPU302で実行される各種処理プログラム、例えば情報の表示制御と音声案内制御等に必要なプログラムや、各種パラメータ、ルート案内及び地図表示に必要な表示図形データと、案内用の音声を録音した音声データ、外部から入力されたデータや演算のために用いられる各種パラメータや演算結果及びナビゲーション用のプログラム等ナビゲーションシステム実現するために必要な各種のプログラムやデータ等が記憶される。
【0053】
センサ入力インタフェイス307には、A/D変換回路又はバッファメモリ等で構成されており、位置検出装置320の各センサと接続され、アナログ信号又はデジタル信号のセンサデータが入力される。位置検出装置320に設けられるセンサは、一例として方向センサ321、距離センサ323及び車速センサ324である。
【0054】
このうち、方向センサ321は、例えば地磁気センサ等により地磁気を検出して絶対方向となる南北方向を示すデータを出力する絶対方向センサと、例えば操舵角センサから成り、光ファイバジャイロや圧電振動ジャイロ等のジャイロ装置等によってこのナビゲーションシステム30が搭載された車輌の車輪の操舵角が検出され、これにより絶対方向に対する進行方向の相対距離を得る相対方向センサとにより構成することができる。
【0055】
さらに、距離センサ323は、例えばこのナビゲーションシステム30を搭載する車輌の走行距離メータに連動したカウンタ等によって構成されており、測定した車輌の走行距離を出力する。
【0056】
速度センサ324は、本ナビゲーションシステム30を搭載する車輌の速度メータ等に接続されたカウンタ等で構成されており、車輌の走行速度に比例するデータが出力される。
【0057】
中央処理部301の通信インターフェース308には、I/Oデータバス352が接続されており、このI/Oデータバス352に位置検出装置320のGPS受信装置325、ビーコン受信装置326及びデータ受信装置327が接続され、さらに入出力装置330のタッチスイッチ332、CD−ROMやメモリカード等の記憶媒体の読み取り手段31が接続されている。従って、通信インターフェース308によって、各入出力手段とCPUローカルバス351との間でデータの授受が可能に構成されている。
【0058】
このナビゲーションシステム30を搭載する車輌の現在位置は、位置検出装置320により検出され、方向センサ321で車輌の絶対方向と、この絶対方位に対する相対方位が検出され、距離センサ323で走行距離が検出され、車速センサ324で車輌の走行速度がそれぞれ検出される。さらに、GPS受信装置325によりGPS信号が受信され、自車輌の緯度・軽度等の位置データが検出される。
【0059】
同じように、ビーコン受信装置326により、VICS(道路交通情報通信システム)等の情報提供システムからのビーコンが受信され、その受信データ又はGPSの補正データがI/Oデータバス352へ出力される。データ送受信装置327では、セルラフォンやFM多重信号、電話回線等を利用した双方向式の現在位置情報提供システムやATIS(交通情報サービス)等との間で現在位置情報又は車輌近隣の道路状況に関する情報が送受信され、自車輌の位置検出情報又は運行補助情報として利用される。
【0060】
入出力装置330は、CRT、液晶ディスプレイ等の既知の画像表示手段たるディスプレイ331、音声を出力するスピーカ334、ディスプレイ331上に表示された画像等を紙媒体に印刷するプリンタ等の出力装置、前述のディスプレイ331上に配置された透明タッチスイッチ332や、ディスプレイ331の周辺乃至は読み取り手段340等が収容されたケーシング上に設けられたボタンやスイッチ等の操作キー335等から成る入力手段から成る。
【0061】
ディスプレイ331には、ナビゲーション動作中に運転者等を視覚において誘導する案内情報が表示される。タッチスイッチ332は、ディスプレイ上に貼着され、透明タッチスイッチ332が配置される。このタッチスイッチ332及び前述の操作キー335からは、ナビゲーションシステム30に対して出発地、目的地、通過地点等の目的地設定に必要な情報や、ナビゲーションシステム30の動作切り替え、その他必要な情報及び指令が入力される。
【0062】
プリンタ333は、通信インターフェース308を介して出力される地図や施設ガイド等の各種情報を印刷する。スピーカ334からは、聴覚において運転者等を誘導するための音声情報が出力される。
【0063】
ディスプレイ331に接続される画像プロセッサにはDRAM(Dynamic RAM)又はディアルポートDRAM等の画像メモリが接続されており、この画像プロセッサ309によって、画像メモリ310への画像データの書き込みが行われ、さらに、画像メモリ310からデータが読み出されてディスプレイ331への画像表示が制御される。
【0064】
画像プロセッサ309は、CPU302からの描写コマンドに従って地図データ及び文字データを表示用画像データに変換し、このデータに従った画像をディスプレイ331に表示すべく画像メモリ310に書き込む。
【0065】
スピーカ334には、CPUローカルバス351を介してCPU302及び第2ROM304と繋がる音声プロセッサ311が接続されており、CPU302によって第2ROM304から案内音声用の音声波形データが読み出され、音声プロセッサ311に入力される。この音声プロセッサ311により音声波形データがアナログ信号に変換され、スピーカ334から出力される。
【0066】
記憶媒体の読み取り手段340として、本実施形態のナビゲーションシステム30はDVD−ROMドライブ341と、カードリーダ342を備えており、このうちのDVD−ROMドライブ341に収容されるDVD−ROMには、ナビゲーション動作に必要な地図データ、交差点データ、ノードデータ、道路データ、写真データ、目的地データ、案内地点データ、詳細目的地データ、目的地読みデータ、家形データ、その他のデータ及びプログラム等が記憶され、DVD−ROMの道路地図データを用いてナビゲーション動作する。また、その他のデータは表示案内データ、音声案内データ、簡略案内経路画像データであり、これらの点においては、既知のカーナビゲーションシステム等のナビゲーションシステムと同様の構成である。
【0067】
また、カードリーダ342に装着されるメモリカード344には、前述のデータベース10より出力された変換後の電柱データが記憶されている。
【0068】
なお、前述のデータベース10より出力された電柱データを、ナビゲーションシステム30において直接受信可能に構成する場合には、このデータベース10より受信した電柱データを記憶するバッファメモリを例えば通信インターフェース308に設ける等しても良く、また、記録媒体344を介して入力する場合にあっても、同様にバッファメモリを設け、メモリカード344から読み出した電柱データやプログラムをこのバッファメモリに一時的に記憶するよう構成しても良い。
【0069】
2−1.選択候補表示手段
この選択候補表示手段361は、データベース10からの電柱データの入力があったとき、この電柱データに対応する電柱の表示(例えば電柱番号)をナビゲーションシステム30に設けられたディスプレイ331上に選択候補として表示する。
【0070】
本実施形態にあっては、記録媒体であるメモリカード344に記録されたデータを読み取り可能なカードリーダ342等の読み取り手段をナビゲーションシステム30に設け、このカードリーダ342を介して読み取った電柱データを直接又はバッファメモリ等に一時記憶した後、選択候補として例えば個々の電柱を個別に、又は所定単位の一覧形式でナビゲーションシステム30のディスプレイ331上に表示する。
【0071】
この選択候補表示手段361は、本実施形態にあってはカードリーダ342にメモリカード344が装着された状態にあることを、カードリーダ342からの信号により中央処理部301が検知すると、メモリカード344に記憶されている選択候補表示手段361を実現するためのプログラムをCPU302が実行することにより実現されるものであるが、この選択候補表示手段を実現するためのプログラムは、予めナビゲーションシステム30の中央処理部301に設けられた例えばメモリ303内に記憶させておいても良い。
【0072】
この選択候補表示手段361の実現により中央処理部301はメモリカード344内に記録された電柱データを直接、又はバッファメモリを介して通信インターフェース308より取得し、この電柱データのうち、例えば電柱番号の一覧を前述のディスプレイ331上に表示する。
【0073】
なお、前述の例にあっては、カードリーダ342にメモリカードが装着された状態にあることを中央処理部301が認識した場合、直ちにディスプレイ331上に選択候補を表示する例を示したが、この構成に代え、メモリカード344が装着状態にあることを示すカードリーダ342からの信号を受信した中央処理部301は、この信号の受信に従ってディスプレイ331上にメモリカード344からの入力を行うか否かを確認する案内画面を表示し、この案内画面においてメモリカード344から目的地情報の入力を行うことが選択されたとき、前記選択候補表示手段を実現するプログラムを実行して、ディスプレイ331上に電柱データに対応する電柱の一覧(例えば電柱番号の一覧)を表示するよう構成しても良い。
【0074】
なお、ディスプレイ331上に一回に表示される電柱の表示が、メモリカード344に記憶された電柱データの全てに対応するものではない場合には、例えばディスプレイ331上に「次候補」等の表示を行い、この表示を選択することにより次の選択候補を表示することができる機能を前述の選択候補表示手段361に持たせることもできる。
【0075】
2−2.選択手段
以上のようにして、選択候補となる電柱がディスプレイ上に表示されると、中央処理部部301のCPU302によって実現された選択手段361により、表示された選択候補のうちから、目的地として設定する電柱が選択可能となる。
【0076】
この選択手段362は、本実施形態にあってはディスプレイ331上に表示された選択候補の表示位置に対応する位置のディスプレイ331上に触れることにより、このディスプレイ331上の触れた位置をディスプレイ331上に貼着されたタッチスイッチ332が検知し、この検知信号に基づいて中央処理部301が、ディスプレイ331上に表示されたいずれの選択候補が選択されたかを認識可能とするものである。
【0077】
なお、本実施形態にあっては、前述のようにディスプレイ331上に貼着されたタッチスイッチ332により、選択候補のうちのいずれが選択されたかを認識可能としているが、この選択は、例えばディスプレイ331の周辺や、ケーシング等に設けられた操作キー335を介して行うものであっても良く、その構成は前述の実施形態に限定されない。
【0078】
2−3.目的地情報取得手段
このようにして表示された選択候補から目的地とする電柱が選択されたことを検知した中央処理部301は、メモリカード344に記憶されたプログラムの実行により実現される目的地情報取得手段363が起動し、前述の選択候補として表示された電柱のうち、選択手段362により選択された電柱に対応する電柱データをメモリカード344より読み出すと共に通信インタフェース308を介して中央処理部301に入力し、この入力された電柱データのうちの、電柱位置情報(緯度経度)が目的地情報として取得される。
【0079】
このようにして、電柱データのうちの位置情報が目的地情報として取得されると、この目的地情報を取得したナビゲーションシステム30は、位置検出装置320により検出された現在位置から目的地、すなわち電柱の設置場所までのルートを検索すると共に、現在位置から目的地までのルートを画像と音声とにより誘導する、既知のナビゲーション動作を行う。
【0080】
2−4.使用頻度記憶手段
以上のように構成されたナビゲーションシステム30にあっては、さらに前記メモリカード344に記憶されたプログラムに従い、又はナビゲーションシステム30の中央処理部301に設けられたメモリ303に記憶されたプログラムに従って、前述の選択手段362により選択候補に中から選択された電柱データの使用回数を累積的にカウントし、このカウントされた使用回数を記憶手段内に使用頻度として記憶する使用頻度記憶手段を設け、前述の表示手段によりメモリカード344に記憶された電柱データに基づき選択候補をディスプレイ331上に表示する際、この使用頻度記憶手段によって記憶手段に記憶された使用頻度を参照して、使用頻度の高い電柱データの表示順位が上位となるよう構成することもできる。
【0081】
本実施形態にあっては、この使用頻度を記憶するために中央処理部に設けられたメモリ303にこの使用頻度を記憶するための記憶領域を設け、この記憶領域内に電柱データの選択によりカウントされた使用頻度を記憶するよう構成しているが、この使用頻度を記憶する記憶手段はこの構成例に限定されず、別途専用の記憶手段を設ける等しても良い。
【0082】
この使用頻度の記憶は、電柱データの選択が行われる毎に前述の記憶領域に記憶された使用頻度を更新することにより行われ、使用頻度の記憶領域に記憶された使用頻度は、常に最新の情報が記憶されるよう構成されている。
【0083】
このように、ナビゲーションシステム30において使用頻度更新手段364を設けると共に、この使用頻度を記憶するための記憶領域が設けられている場合には、前述の一覧表示手段は、ディスプレイ331上に電柱の一覧を表示する際にこの記憶領域内に記憶された使用頻度を参照し、表示する一覧を使用頻度の高い電柱データに対応する電柱番号を一覧中の上位に表示する。
【0084】
従って、使用頻度の高い電柱番号、すなわち、再度目的地情報として使用される可能性の高い電柱番号が一覧の上位に表示される結果、このような電柱番号は、一覧中において容易に発見することができ、電柱番号の選択が容易となる。
【0085】
【発明の効果】
以上説明した本発明の構成により、本発明の方法及び電柱位置ナビゲーションシステムを使用する場合には、ナビゲーションシステムにおいて目的地として電柱の設置場所を入力するという極めて煩雑な作業を、ディスプレイ上に表示された選択候補の一覧より選択するという極めて簡単な作業により行うことができた。
【0086】
特に、記録媒体を介して、又は記録媒体を介することなく直接にデータベースよりナビゲーションシステムに取り込まれた電柱データそれぞれの、目的地情報として使用される頻度をカウントしてこの使用頻度を記憶する使用頻度記憶手段を設ける場合には、ディスプレイ上に表示する一覧を使用頻度の高いものを上位として表示することにより、使用頻度の高い電柱データの選択がより一層容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電柱位置ナビゲーションシステムの概略説明図。
【図2】ナビゲーションシステムのブロック図。
【符号の説明】
1 電柱位置ナビゲーションシステム
10 データベース
11 記憶手段(データベースの)
12 中央処理装置(データベースの)
121 文字列変換手段
122 検索手段
123 出力手段
13 入力手段
13a キーボード
13b マウス
14 表示手段(CRT)
15 読み取り及び/又は書き込み手段
20 記録媒体(メモリカード)
30 ナビゲーションシステム
301 中央処理部
302 CPU(中央処理装置)
303 メモリ
307 センサ入力インターフェース
308 通信インターフェース
309 画像プロセッサ
310 画像メモリ
311 音声プロセッサ
320 位置検出装置
321 方向センサ
323 距離センサ
324 速度センサ
325 GPS受信装置
326 ビーコン受信装置
327 データ受信装置
330 入出力装置
331 ディスプレイ
332 タッチスイッチ
333 プリンタ
334 スピーカ
335 操作キー
340 読み取り手段
341 DVD−ROMドライブ
342 カードリーダ
343 記録媒体(CD−ROM)
344 記録媒体(メモリカード)

Claims (13)

  1. 画像表示用のディスプレイと、各種指令を入力するための入力手段と、予め記憶された制御プログラムに従って各部を制御すると共に、入力された目的地に応じて該入力された目的地までのルートを検索して誘導する画像を前記ディスプレイ上に表示する中央処理部を備えたナビゲーションシステムにおいて、
    前記ナビゲーションシステムが、前記目的地となる個々の電柱を特定可能な電柱特定情報及び該電柱の位置情報とを含む電柱データを複数記憶した記憶手段を備えると共に、
    前記記憶された電柱データに基づいて、該電柱データに対応する電柱の表示を前記ディスプレイ上に表示させる選択候補表示手段と、
    前記選択候補表示手段により前記ディスプレイ上に表示された電柱の表示のうち、目的地として選択すべき電柱の表示を前記入力手段の操作により選択可能と成す選択手段と、
    前記選択手段により選択された電柱の表示に対応する電柱データのうち、該電柱の位置情報を前記目的地情報として取得する目的地情報取得手段を備えたことを特徴とする電柱位置ナビゲーションシステム。
  2. 前記ナビゲーションシステムが、記録媒体を読み取り可能な読み取り手段を備えると共に、
    前記記憶手段が、前記読み取り手段により読み取り可能な記録媒体であることを特徴とする請求項1記載の電柱位置ナビゲーションシステム。
  3. 前記記憶手段が、前記選択候補表示手段、選択手段及び目的地情報取得手段を前記中央処理部に実現させるためのプログラムを記憶したことを特徴とする請求項1又は2記載の電柱位置ナビゲーションシステム。
  4. 前記選択手段による電柱の表示の選択があったとき、該選択された電柱の選択回数をカウントすると共に、該カウントされた選択回数を更新して前記ナビゲーションシステムに設けられた前記記憶手段又は別の記憶手段に記憶する使用頻度記憶手段を備えると共に、
    前記ナビゲーションシステムの前記選択候補表示手段が、前記使用頻度記憶手段によって記憶された使用頻度を参照し、使用頻度の高い電柱データの表示順位が上位となるよう前記ディスプレイに表示することを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の電柱位置ナビゲーションシステム。
  5. 画像表示用のディスプレイと、各種指令を入力するための入力手段と、記録媒体を読み取り可能な読み取り手段と、予め記憶された制御プログラムに従って各部を制御すると共に、入力された目的地に応じて該入力された目的地までのルートを検索して誘導する画像を前記ディスプレイ上に表示する中央処理部とを備えたナビゲーションシステムにおいて、
    前記読み取り手段により読み取り可能な記録媒体であって、
    前記目的地となる電柱を特定可能な電柱特定情報及び該電柱の位置情報とを含む複数の電柱データと、
    前記記憶された電柱データに基づいて、該電柱データに対応する電柱の表示を前記ディスプレイ上に表示させる選択候補表示手段を前記中央処理部に実現させるプログラムと、
    前記選択候補表示手段により前記ディスプレイ上に表示された電柱の表示のうち、選択すべき電柱の表示を前記入力手段の操作により選択可能と成す選択手段を前記中央処理部に実現させるためのプログラムと、
    前記選択手段により選択された電柱の表示に対応する電柱データのうち、該電柱の位置情報を前記目的地情報として取得する目的地情報取得手段を前記中央処理部に実現させるためのプログラムとを記憶したことを特徴とする電柱位置ナビゲーションシステムにおける目的地情報入力用の記録媒体。
  6. 各電柱を特定可能な電柱特定情報及び該電柱の位置情報とを含む電柱データと、所定の類型に従って前記電柱データに付与された識別子とを関連付けて記憶手段内に記憶し、入力された前記識別子に従って前記記憶手段内に記憶された電柱データのうちの該当する電柱データを抽出して出力可能なコンピュータシステムから成るデータベースと、
    画像表示用のディスプレイと、各種指令を入力するための入力手段と、予め記憶された制御プログラムに従って各部を制御すると共に、入力された目的地に応じて該入力された目的地までのルートを検索して誘導する画像を前記ディスプレイ上に表示する中央処理部を備えたナビゲーションシステムを備え、
    前記データベースは、前記記憶手段内に記憶された電柱データを前記識別子をキーとして検索する検索手段と、
    該検索の結果抽出された電柱データを前記記憶手段より呼び出し、この呼び出された電柱データを前記ナビゲーションシステムにおいて利用可能な形式で出力する出力手段とを備え、
    前記ナビゲーションシステムは、前記データベースより出力された電柱データを取得し、この取得した電柱データに基づいて、該電柱データに対応する電柱の表示を前記ディスプレイ上に表示させる選択候補表示手段と、
    前記選択候補表示手段により前記ディスプレイ上に表示された電柱の表示のうち、選択すべき電柱の表示を前記入力手段の操作により選択可能と成す選択手段と、
    前記選択手段により選択された電柱の表示に対応する電柱データのうち、該電柱の位置情報を前記目的地情報として取得する目的地情報取得手段を備えたことを特徴とする電柱位置ナビゲーションシステム。
  7. 前記識別子が、所定の範囲に分割された電柱の設置エリア毎に付与されていることを特徴とする請求項6記載の電柱位置ナビゲーションシステム。
  8. 前記データベースが、該データベースの出力手段により出力される電柱データを記録媒体に書き込むための書き込み手段を備えると共に、前記ナビゲーションシステムが、前記電柱データが書き込まれた記録媒体を読み取り可能な読み取り手段を備えることを特徴とする請求項6又は7記載の電柱位置ナビゲーションシステム。
  9. 前記出力手段による電柱データを前記データベース外に出力する出力部を前記データベースに設けると共に、該出力部より出力される電柱データを入力する入力部を前記ナビゲーションシステムに設け、前記出力部と前記入力部を有線又は無線により接続したことを特徴とする請求項6又は7記載の電柱位置ナビゲーションシステム。
  10. 前記データベースが、該データベースの記憶手段に記憶する電柱データを入力するための入力手段と、該入力手段を介して入力された電柱データの文字列を、データベースにおいて利用可能な形式に変換して前記記憶手段に記憶する文字列変換手段を備えることを特徴とする請求項6〜9いずれか1項記載の電柱位置ナビゲーションシステム。
  11. 前記データベースの記憶手段に記憶される電柱データ中の電柱位置情報が日本平面直角座標系のXY座標であり、前記データベースの出力手段が、前記XY座標を緯度経度座標に変換して出力する座標変換機能を有することを特徴とする請求項6〜10いずれか1項記載の電柱位置ナビゲーションシステム。
  12. 前記データベースの出力手段が、前記データベースの記憶手段に記憶された電柱データを、前記ナビゲーションシステムにおいて利用可能なデータ形式に変換するデータ変換機能を有することを特徴とする請求項6〜11いずれか1項記載の電柱位置ナビゲーションシステム。
  13. 前記選択手段による電柱の表示の選択があったとき、該選択された電柱の選択回数をカウントすると共に、該カウントされた選択回数を更新して前記ナビゲーションシステムに設けられた記憶手段に記憶する使用頻度記憶手段を設け、
    前記ナビゲーションシステムの前記選択候補表示手段が、前記使用頻度記憶手段によって記憶された使用頻度を参照し、使用頻度の高い電柱データの表示順位が上位となるよう前記ディスプレイに表示することを特徴とする請求項6〜12いずれか1項記載の電柱位置ナビゲーションシステム。
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