JP2004150309A - 吸気ダクト - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、構造を容易にして、内部から発生する音を低減できる吸気ダクトを提供する。
【解決手段】本発明の吸気ダクト1は、内部に剛性を高めるためのリブを備え、内燃機関の吸気経路に設けられる外気を導入するための吸気ダクトにおいて、外気を収容すると共に吸気経路2に連通する開口14を有する消音部10を備え、消音部10をリブとして用いるものである。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明の吸気ダクト1は、内部に剛性を高めるためのリブを備え、内燃機関の吸気経路に設けられる外気を導入するための吸気ダクトにおいて、外気を収容すると共に吸気経路2に連通する開口14を有する消音部10を備え、消音部10をリブとして用いるものである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、吸気ダクトに関し、特に四輪自動車の吸気ダクトの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の略扁平形状の吸気ダクト50は、図5に示すように、内部に補強用のリブ51を備えるとともに、吸気ダクト50の吸気経路52と連通するように開口53aを有するサイドブランチ型のサイレンサ53を吸気経路の外部の所定位置に突出させて備えている。
【0003】
この吸気ダクトは、サイドブランチ型サイレンサが特定の周波数で共振するように設定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のサイドブランチ型のサイレンサを備える吸気ダクトにおいて、このサイドブランチ型のサイレンサは、空気の流れにさほど影響のない外部位置に取り付けられるので取り付け位置が限定されてしまうという問題点がある。また、実質上、吸気ダクトの外部にサイドブランチ型サイレンサが備えられるため、車輌に積載する際のレイアウト上、サイドブランチ型サイレンサが邪魔になるなどの問題点があった。
【0005】
本発明が解決しようとする課題には、上記した問題が一例として挙げられる。
【0006】
そこで、本発明は、構造を容易にして、内部から発生する音を低減できる吸気ダクトを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0008】
本発明の吸気ダクトは、内部に剛性を高めるためのリブを備え、内燃機関の吸気経路に設けられる外気を導入するための吸気ダクトにおいて、前記外気を収容すると共に前記吸気経路(2)に連通する開口(14)を有する消音部(10)を備え、前記消音部を前記リブとして用いる。
【0009】
この発明によれば、剛性を高めるリブを備えた吸気ダクトにおいて、このリブに代えて消音部を備えることにより、吸気ダクトの他の位置に吸気音を減衰するための消音部を備える必要がなくなる。また、外気導入により生じる吸気音や構造上発生する放射音を低減できる。また、吸気ダクトの成型が容易になるため、コストダウンを図れる。
【0010】
また、前記吸気ダクトは、断面形状が矩形の扁平形状に形成され、前記消音部は、前記吸気ダクトの上面及び下面の壁部(5、3)に垂設される一対の仕切体(11)と、前記吸気ダクトの上流側の仕切体の端部、及び前記上面及び下面の壁部により形成される開口を塞ぐための遮蔽体(12)と、を有し、前記一対の仕切体と前記上面及び下面の壁部と遮蔽体とで構成されるようにしてもよい。
【0011】
この発明によれば、特定の周波数帯域における吸気音を消音できる。
【0012】
また、前記消音部は、前記吸気ダクトの前記吸気経路に直交する断面において、長辺側の前記上面の壁部及び下面の壁部のほぼ中央に配置されるとよい。
【0013】
この発明によれば、導入される外気により発生する吸気音及び/又は放射音の音圧が最大の位置に消音部が設けられるとともに、前記消音部が剛性アップ用のリブとして機能するので、この消音部のみで吸気音と放射音の低減が可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図4を参照して、本発明である吸気ダクトに係る実施の形態について詳細に説明する。図1は本発明の吸気ダクトの全体構造図、図2は図1のA−A断面図、図3は図2のB−B断面図、図4は消音部の他の実施形態を示す図である。なお、図4において、図2と共通する部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
【0015】
図1に示すように、吸気ダクト1は外気をエアクリーナ装置に連通するための吸気通路2を備えている。吸気通路2の端部には、一方に外気を導入するための開口2aを有し、他方にエアクリーナ装置と連通して接続される開口2b、を有する。また、この両開口2a、2bは略矩形状である。すなわち吸気ダクト1は略扁平形状に形成される。また、吸気通路2は、所定の形状に湾曲して形成される。
【0016】
吸気通路2は、図3に示すように、底部壁3と、その底部壁3の両端部に垂設して形成される側部壁4、4と、その側部壁4により形成される開口を塞ぐ上部壁5と、を備えている。
【0017】
また、吸気通路2の内部には、図2に示すように、吸気音を減衰するための消音部10を備える。消音部10は、吸気通路2を形成する上部壁5と底部壁3とに垂設される一対の仕切体11、11と、上流側の仕切体11の端部、上部壁5、及び底部壁3によって形成される開口を塞ぐための遮蔽体12と、を備えている。
【0018】
すなわち、消音部10は、外気を収容する収容部13と、吸気通路2に連通する開口14を有する。これにより、消音部10の共鳴吸収によって吸気音が吸収され、吸気音が減衰される。
【0019】
また、一対の仕切体11は、吸気通路2の形状にしたがって、吸気通路2とほぼ略平行に、所定の形状に湾曲して形成される。また、消音部10は、図4に示すように、吸気通路2の上流側から吸気される外気の流れを妨げないように、一対の仕切体11a、11aの端部が尖鋭状になるように備えられてもよい。このように消音部10の上流側端部を尖鋭状にすることにより、外気の流れが整流される。
【0020】
また、この消音部10(一対の仕切体11、11aや遮蔽体12)は、吸気ダクト1の剛性を高めるためのリブとしても機能する。そのため、剛性不足から生じる吸気ダクトの放射音を低減できる。
【0021】
また、この消音部10は、好ましくは外気を吸気する際に、吸気通路内部においての音圧が最も高い位置、及び/又は構造上発生する吸気ダクト1の放射音の音圧が最も高い位置に備えられるとよい。例えば、吸気ダクト1の上流側開口近傍の中央に備えられる。更に具体的には、吸気通路2を略均一に仕切るように設けられる。
【0022】
また、図示しないが、消音部10は、外気の導入方向に沿って複数設けてもよい。その場合、収容部13の容積が消音部10ごとに所定の周波数帯域で共鳴するように設定される。
【0023】
以上に説明したように、本発明の吸気ダクトは、内部に剛性を高めるためのリブを備え、内燃機関の吸気経路に設けられる外気を導入するための吸気ダクト1において、外気を収容すると共に吸気経路に連通する開口を有する消音部10を備え、消音部10をリブとして用いるものである。また、この吸気ダクト1は、断面形状が矩形の扁平形状に形成され、消音部10は、吸気ダクト1の上面及び下面の壁部(上部壁5、底部壁3)に垂設される一対の仕切体11を有し、一対の仕切体11と上部壁5と、底部壁3とで構成される。また、消音部10は、吸気ダクト1の上部壁5と底部壁3に垂設される一対の仕切体11と、吸気ダクト1の上流側の仕切体11の端部と、上部壁5と、底部壁3と、により形成される開口を塞ぐための遮蔽体12と、を有し、この一対の仕切体11と、上部壁5と、底部壁3と、遮蔽体12と、構成されてもよい。また、消音部10は、吸気ダクトの吸気経路に直交する断面において、長辺側の上部壁5と底部壁3のほぼ中央に配置されるとよい。また、消音部10は、吸気ダクト1の外形に対して略平行に設けられているとよい。また、消音部10の上流側端部は、尖鋭しているとよい。また、消音部10は、外気の導入方向に沿って吸気ダクト内部に複数設けられているとよい。また、吸気ダクト1は、外気を導入する空気取入口と空気をろ過するエアクリーナとの間に設けられる。
【0024】
このように、剛性を高めるリブを備えた吸気ダクトにおいて、このリブに代えて消音部10を備えることにより、吸気ダクトの他の位置に吸気音を減衰するための消音部を備える必要がなくなる。また、消音部10により、外気導入により生じる吸気音や構造上発生する放射音を低減できる。また、吸気ダクトの成型が容易になるため、コストダウンを図れる。
【0025】
また、消音部10が吸気ダクト1の外形に対して平行に設けることにより吸気ダクト内に導入される外気を整流できる。また、消音部10の上流側端部を尖鋭することにより、外気を整流できる。また、消音部10を、外気の導入方向に沿って複数設けることにより、複数の特定の周波数帯域の吸気音、及び/又は放射音を消音できる。また、吸気ダクト1を外気を導入する空気取入口と空気をろ過するエアクリーナとの間に設けることにより、空気取入口により取り入れられた外気を効率良くエアクリーナ装置に導入できる。
【0026】
本発明は以上の実施形態に限定されることなく、種々の形態にて実施してよい。例えば、消音部10を設ける位置は適宜変更できる。また、吸気ダクト1の形状は、適宜変更される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸気ダクトの全体構造図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図2のB−B断面図である。
【図4】消音部の他の実施形態を示す図である。
【図5】従来の吸気ダクトの断面構造図である。
【符号の説明】
2 吸気経路(吸気通路)
3 吸気ダクトの下面の壁部(底部壁)
5 吸気ダクトの上面の壁部(上部壁)
10 消音部
11、11a 仕切体
12 遮蔽体
14 開口
【発明の属する技術分野】
本発明は、吸気ダクトに関し、特に四輪自動車の吸気ダクトの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の略扁平形状の吸気ダクト50は、図5に示すように、内部に補強用のリブ51を備えるとともに、吸気ダクト50の吸気経路52と連通するように開口53aを有するサイドブランチ型のサイレンサ53を吸気経路の外部の所定位置に突出させて備えている。
【0003】
この吸気ダクトは、サイドブランチ型サイレンサが特定の周波数で共振するように設定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のサイドブランチ型のサイレンサを備える吸気ダクトにおいて、このサイドブランチ型のサイレンサは、空気の流れにさほど影響のない外部位置に取り付けられるので取り付け位置が限定されてしまうという問題点がある。また、実質上、吸気ダクトの外部にサイドブランチ型サイレンサが備えられるため、車輌に積載する際のレイアウト上、サイドブランチ型サイレンサが邪魔になるなどの問題点があった。
【0005】
本発明が解決しようとする課題には、上記した問題が一例として挙げられる。
【0006】
そこで、本発明は、構造を容易にして、内部から発生する音を低減できる吸気ダクトを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0008】
本発明の吸気ダクトは、内部に剛性を高めるためのリブを備え、内燃機関の吸気経路に設けられる外気を導入するための吸気ダクトにおいて、前記外気を収容すると共に前記吸気経路(2)に連通する開口(14)を有する消音部(10)を備え、前記消音部を前記リブとして用いる。
【0009】
この発明によれば、剛性を高めるリブを備えた吸気ダクトにおいて、このリブに代えて消音部を備えることにより、吸気ダクトの他の位置に吸気音を減衰するための消音部を備える必要がなくなる。また、外気導入により生じる吸気音や構造上発生する放射音を低減できる。また、吸気ダクトの成型が容易になるため、コストダウンを図れる。
【0010】
また、前記吸気ダクトは、断面形状が矩形の扁平形状に形成され、前記消音部は、前記吸気ダクトの上面及び下面の壁部(5、3)に垂設される一対の仕切体(11)と、前記吸気ダクトの上流側の仕切体の端部、及び前記上面及び下面の壁部により形成される開口を塞ぐための遮蔽体(12)と、を有し、前記一対の仕切体と前記上面及び下面の壁部と遮蔽体とで構成されるようにしてもよい。
【0011】
この発明によれば、特定の周波数帯域における吸気音を消音できる。
【0012】
また、前記消音部は、前記吸気ダクトの前記吸気経路に直交する断面において、長辺側の前記上面の壁部及び下面の壁部のほぼ中央に配置されるとよい。
【0013】
この発明によれば、導入される外気により発生する吸気音及び/又は放射音の音圧が最大の位置に消音部が設けられるとともに、前記消音部が剛性アップ用のリブとして機能するので、この消音部のみで吸気音と放射音の低減が可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図4を参照して、本発明である吸気ダクトに係る実施の形態について詳細に説明する。図1は本発明の吸気ダクトの全体構造図、図2は図1のA−A断面図、図3は図2のB−B断面図、図4は消音部の他の実施形態を示す図である。なお、図4において、図2と共通する部分には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
【0015】
図1に示すように、吸気ダクト1は外気をエアクリーナ装置に連通するための吸気通路2を備えている。吸気通路2の端部には、一方に外気を導入するための開口2aを有し、他方にエアクリーナ装置と連通して接続される開口2b、を有する。また、この両開口2a、2bは略矩形状である。すなわち吸気ダクト1は略扁平形状に形成される。また、吸気通路2は、所定の形状に湾曲して形成される。
【0016】
吸気通路2は、図3に示すように、底部壁3と、その底部壁3の両端部に垂設して形成される側部壁4、4と、その側部壁4により形成される開口を塞ぐ上部壁5と、を備えている。
【0017】
また、吸気通路2の内部には、図2に示すように、吸気音を減衰するための消音部10を備える。消音部10は、吸気通路2を形成する上部壁5と底部壁3とに垂設される一対の仕切体11、11と、上流側の仕切体11の端部、上部壁5、及び底部壁3によって形成される開口を塞ぐための遮蔽体12と、を備えている。
【0018】
すなわち、消音部10は、外気を収容する収容部13と、吸気通路2に連通する開口14を有する。これにより、消音部10の共鳴吸収によって吸気音が吸収され、吸気音が減衰される。
【0019】
また、一対の仕切体11は、吸気通路2の形状にしたがって、吸気通路2とほぼ略平行に、所定の形状に湾曲して形成される。また、消音部10は、図4に示すように、吸気通路2の上流側から吸気される外気の流れを妨げないように、一対の仕切体11a、11aの端部が尖鋭状になるように備えられてもよい。このように消音部10の上流側端部を尖鋭状にすることにより、外気の流れが整流される。
【0020】
また、この消音部10(一対の仕切体11、11aや遮蔽体12)は、吸気ダクト1の剛性を高めるためのリブとしても機能する。そのため、剛性不足から生じる吸気ダクトの放射音を低減できる。
【0021】
また、この消音部10は、好ましくは外気を吸気する際に、吸気通路内部においての音圧が最も高い位置、及び/又は構造上発生する吸気ダクト1の放射音の音圧が最も高い位置に備えられるとよい。例えば、吸気ダクト1の上流側開口近傍の中央に備えられる。更に具体的には、吸気通路2を略均一に仕切るように設けられる。
【0022】
また、図示しないが、消音部10は、外気の導入方向に沿って複数設けてもよい。その場合、収容部13の容積が消音部10ごとに所定の周波数帯域で共鳴するように設定される。
【0023】
以上に説明したように、本発明の吸気ダクトは、内部に剛性を高めるためのリブを備え、内燃機関の吸気経路に設けられる外気を導入するための吸気ダクト1において、外気を収容すると共に吸気経路に連通する開口を有する消音部10を備え、消音部10をリブとして用いるものである。また、この吸気ダクト1は、断面形状が矩形の扁平形状に形成され、消音部10は、吸気ダクト1の上面及び下面の壁部(上部壁5、底部壁3)に垂設される一対の仕切体11を有し、一対の仕切体11と上部壁5と、底部壁3とで構成される。また、消音部10は、吸気ダクト1の上部壁5と底部壁3に垂設される一対の仕切体11と、吸気ダクト1の上流側の仕切体11の端部と、上部壁5と、底部壁3と、により形成される開口を塞ぐための遮蔽体12と、を有し、この一対の仕切体11と、上部壁5と、底部壁3と、遮蔽体12と、構成されてもよい。また、消音部10は、吸気ダクトの吸気経路に直交する断面において、長辺側の上部壁5と底部壁3のほぼ中央に配置されるとよい。また、消音部10は、吸気ダクト1の外形に対して略平行に設けられているとよい。また、消音部10の上流側端部は、尖鋭しているとよい。また、消音部10は、外気の導入方向に沿って吸気ダクト内部に複数設けられているとよい。また、吸気ダクト1は、外気を導入する空気取入口と空気をろ過するエアクリーナとの間に設けられる。
【0024】
このように、剛性を高めるリブを備えた吸気ダクトにおいて、このリブに代えて消音部10を備えることにより、吸気ダクトの他の位置に吸気音を減衰するための消音部を備える必要がなくなる。また、消音部10により、外気導入により生じる吸気音や構造上発生する放射音を低減できる。また、吸気ダクトの成型が容易になるため、コストダウンを図れる。
【0025】
また、消音部10が吸気ダクト1の外形に対して平行に設けることにより吸気ダクト内に導入される外気を整流できる。また、消音部10の上流側端部を尖鋭することにより、外気を整流できる。また、消音部10を、外気の導入方向に沿って複数設けることにより、複数の特定の周波数帯域の吸気音、及び/又は放射音を消音できる。また、吸気ダクト1を外気を導入する空気取入口と空気をろ過するエアクリーナとの間に設けることにより、空気取入口により取り入れられた外気を効率良くエアクリーナ装置に導入できる。
【0026】
本発明は以上の実施形態に限定されることなく、種々の形態にて実施してよい。例えば、消音部10を設ける位置は適宜変更できる。また、吸気ダクト1の形状は、適宜変更される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸気ダクトの全体構造図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図2のB−B断面図である。
【図4】消音部の他の実施形態を示す図である。
【図5】従来の吸気ダクトの断面構造図である。
【符号の説明】
2 吸気経路(吸気通路)
3 吸気ダクトの下面の壁部(底部壁)
5 吸気ダクトの上面の壁部(上部壁)
10 消音部
11、11a 仕切体
12 遮蔽体
14 開口
Claims (3)
- 内部に剛性を高めるためのリブを備え、内燃機関の吸気経路に設けられる外気を導入するための吸気ダクトにおいて、
前記外気を収容すると共に前記吸気経路に連通する開口を有する消音部を備え、前記消音部を前記リブとして用いることを特徴とする吸気ダクト。 - 前記吸気ダクトは、断面形状が矩形の扁平形状に形成され、前記消音部は、前記吸気ダクトの上面及び下面の壁部に垂設される一対の仕切体と、前記吸気ダクトの上流側の仕切体の端部及び前記上面及び下面の壁部により形成される開口を塞ぐための遮蔽体と、を有し、
前記一対の仕切体と前記上面及び下面の壁部と遮蔽体とで構成されることを特徴とする請求項1に記載の吸気ダクト。 - 前記消音部は、前記吸気ダクトの前記吸気経路に直交する断面において、長辺側の前記上面の壁部及び下面の壁部のほぼ中央に配置されることを特徴とする請求項2に記載の吸気ダクト。
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JP2002314504A JP2004150309A (ja) | 2002-10-29 | 2002-10-29 | 吸気ダクト |
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JP2002314504A JP2004150309A (ja) | 2002-10-29 | 2002-10-29 | 吸気ダクト |
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---|---|
JP (1) | JP2004150309A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007078322A (ja) * | 2005-09-16 | 2007-03-29 | Tostem Corp | 減音機能を有するダクトおよび建物用ダクト型換気装置 |
EP1873391A2 (en) * | 2006-06-29 | 2008-01-02 | Nissan Motor Company Limited | Internal combustion engine intake device |
JP2009293535A (ja) * | 2008-06-06 | 2009-12-17 | Nissan Motor Co Ltd | 外気導入ダクト及びその取付構造 |
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-
2002
- 2002-10-29 JP JP2002314504A patent/JP2004150309A/ja active Pending
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