JP2004130069A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】投射された遊技用画像の視認を可能としつつ釘を介して加えられる衝撃や固定用ねじの締め付けに起因する遊技盤の破損を防止し得る遊技機を提供する。
【解決手段】釘22、スタートチャッカー23、大入賞口24および入賞口25が固定された遊技盤21と、遊技盤21の背面から投射光を投射することによって遊技用画像G1〜G5を遊技盤21に表示可能に構成された投射機構とを備えたパチンコ台1であって、遊技盤21は、光透過性材料によって形成されて遊技用画像G1〜G5を表示可能な遊技盤本体21aと、遊技盤本体21aと別体に形成されて遊技盤本体21aに取り付けられると共に釘22、スタートチャッカー23、大入賞口24および入賞口25を固定可能な釘固定部21b1,21b2とを備えて構成されている
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技盤と、遊技盤の背面から投射光を投射することによって遊技用画像を表示可能に構成された投射機構とを備えた遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のパチンコ台(遊技機)として、実開平7−24381号公報には、リアプロジェクションタイプ(背面投射方式)の投影機(4)を用いてフロントパネル(遊技盤,1)の透光性光画像表示部(2)に遊技用画像を投影(投射)可能なパチンコ(パチンコ台)が開示されている。この場合、投影機は、液晶表示素子および光源などを備えて構成され、投影機と遊技盤との間には、投影レンズ(5)が配設されている。このパチンコ台では、まず、投影機が、光源から射出された光を液晶表示素子を通過させることによって光画像(投射光)に変調して射出する。次に、投影レンズが、投影機によって射出された投射光を拡大して遊技盤の透光性光画像表示部に投射する。これにより、透光性光画像表示部に遊技用画像が表示される。この場合、投影レンズを操作することにより、遊技盤における透光性光画像表示部(つまり遊技用画像が表示されるエリア)の位置や面積を自由に変更することができる。したがって、遊技盤の全体に亘って遊技用画像を表示させることが可能になっている。
【0003】
【特許文献1】
実開平7−24381号公報(第1頁)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この背面投射方式のパチンコ台には、以下の問題点がある。すなわち、このパチンコ台では、背面に投射された遊技用画像を前面から視認させるために、遊技盤の全体が光透過性樹脂によって形成されている。一方、遊技盤の表面には、複数の釘を固定する必要がある。この場合、これらの釘は、例えば釘打ち機によって遊技盤の表面側から打ち込まれる。しかしながら、光透過性樹脂が衝撃に対して弱いため、釘の打ち込みの際に加わる衝撃によって遊技盤が破損する可能性があるという問題点が存在する。また、打ち込まれた釘を光透過性樹脂によって十分な保持力で保持させることができないため、遊技中において遊技球が衝突した際や釘調整の際の衝撃により、打ち込まれた釘について緩みや抜けが発生するという問題点もある。この場合、遊技盤に孔を形成し、その孔に釘を挿入して接着材等によって固定する方法も考えられるが、この固定方法によっても、例えば、釘調整の際に強い衝撃が加わったときには依然として遊技盤が破損する可能性がある。また、遊技盤の表面には、各種の役物(遊技用の部品)を固定する必要もある。この場合、これらの役物は、例えば固定用ねじを遊技盤にねじ込む(締め付ける)ことによって固定される。しかしながら、光透過性樹脂が柔軟性に乏しいため、固定用ねじを強く締め付けたときには、その締め付けによっても遊技盤が破損する可能性がある。また、ねじ込まれた固定用ねじを光透過性樹脂によって十分な保持力で保持させることができないため、遊技中において遊技球が衝突した際の衝撃によって固定した役物(ねじ込んだ固定用ねじ)が緩む可能性もある。したがって、釘の打ち込みや釘調整などの際に加わる衝撃および固定用ねじの締め付けに起因する遊技盤の破損を防止する手段を講じるのが好ましい。また、打ち込んだ釘の緩みや抜けおよび固定した役物の緩みを防止する手段を講じるのが好ましい。
【0005】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、投射された遊技用画像の視認を可能としつつ釘を介して加えられる衝撃や固定用ねじの締め付けに起因する遊技盤の破損を防止し得る遊技機を提供することを主目的とする。また、衝撃による釘の緩みや抜けおよび固定した役物の緩みを防止し得る遊技機を提供することを他の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく本発明に係る遊技機は、釘および役物のいずれか一種以上が固定された遊技盤と、当該遊技盤の背面から投射光を投射することによって遊技用画像を前記遊技盤に表示可能に構成された投射機構とを備えた遊技機であって、前記遊技盤は、光透過性材料によって形成されて前記遊技用画像を表示可能な遊技盤本体と、当該遊技盤本体と別体に形成されて当該遊技盤本体に取り付けられると共に前記いずれか一種以上を固定可能な固定部(釘固定部)とを備えて構成されている。
【0007】
また、本発明に係る遊技機は、上記の遊技機において、前記固定部は、木質材および紙質材の少なくとも一方によって形成されている。
【0008】
また、本発明に係る遊技機は、上記の遊技機において、前記固定部は、当該固定部を嵌め込み可能に前記遊技盤本体に形成された嵌合孔に嵌め込まれて当該遊技盤本体に取り付けられている。
【0009】
また、本発明に係る遊技機は、上記の遊技機において、前記固定部は、木製合板によって形成されている。
【0010】
さらに、本発明に係る遊技機は、上記の遊技機において、前記固定部は、現実または空想上の生物、人工物、風景、文字および記号のいずれかの形状を模した形状に形成されている。
【0011】
上記の遊技機によれば、遊技用画像を表示可能に光透過性材料で形成された遊技盤本体と、遊技盤本体と別体に形成されて遊技盤本体に取り付けられると共に釘および役物のいずれか一種以上を固定可能な固定部(釘固定部)とを備えて遊技盤を構成したことにより、遊技機の製造に際して遊技盤本体と固定部とを異なる材料で形成することができるため、遊技盤本体を形成する光透過性材料(例えばポリカーボネイト)とは異なり衝撃に強く釘打ちに適しかつ適度な柔軟性を有する例えば木製合板で固定部を形成することができる結果、投射された遊技用画像を視認させつつ、釘を介して加えられる衝撃や役物を固定するための例えば固定用ねじの締め付けに起因する固定部および遊技盤本体の破損を防止することができる。また、木質材および紙質材の少なくとも一方によって固定部を形成したことにより、適度な弾性を有する固定部が衝撃を周囲に分散するため、釘の打ち込みや釘調整の際に釘を介して加わる衝撃による遊技盤(固定部および遊技盤本体)の破損を確実に防止することができる。また、打ち込まれた釘やねじ込まれた固定用ねじに対して固定部が十分な保持力を有するため、遊技中における遊技球の衝突や釘調整の際の衝撃による釘の緩みや抜け、および遊技中において遊技球が衝突した際の衝撃による役物の緩みを防止することができる。
【0012】
さらに、固定部を嵌合孔に嵌め込んで遊技盤本体に配設したことにより、遊技盤本体の表面と固定部の表面とを互いに面一にすることができるため、遊技球をスムーズに移動させることができる。また、固定部を木製合板によって形成したことにより、打ち込まれた釘の全周に亘って均一に保持することができる結果、どの方向からの衝撃に対しても釘の緩みや抜けを確実に防止することができる。また、固定部を現実または空想上の生物、人工物、風景、文字および記号のいずれかの形状を模した形状に形成したことにより、固定部を図柄の一部として機能させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明に係る遊技機の好適な実施の形態について説明する。
【0014】
最初に、パチンコ台1の構成について、図面を参照して説明する。パチンコ台(遊技機)1は、一例として、抽選によって「大当たり」が生じる「セブン機」タイプのパチンコ台であって、図1に示すように、遊技盤21に形成された複数の画像表示部21a1〜21a5に遊技用画像G1〜G5(例えば、同図に示す雲や数字)を背面投射方式によってそれぞれ表示可能に構成されている。具体的には、このパチンコ台1は、図2に示すように、遊技機構2、主制御部3、主記憶部4および表示装置5を備えて構成されている。
【0015】
遊技機構2は、図3に示すように、遊技盤21と移動機構27とを備えて構成されている。遊技盤21は、図1に示すように、遊技盤本体21a(図4参照)、釘固定部(固定部)21b1,21b2、および装飾用パネル21cを備えて構成されている。遊技盤本体21aは、図4に示すように、光透過性樹脂(一例としてポリカーボネイト)によって正面視が例えば長方形の板状に構成されている。また、遊技盤本体21aは、中央部のやや上部側に釘固定部21b1と同じ形状の孔(嵌合孔)21h1が形成され、中央部のやや下部側に釘固定部21b2と同じ形状の孔(嵌合孔)21h2が形成されて構成されている。
【0016】
釘固定部21b1は、図1,4に示すように、遊技盤本体21aと同じ厚さの板状の木製部材(本発明における木質材であって、一例として、その繊維方向が互いに直角になるように木製の薄板を順次積層して形成された木製合板)によって例えば富士山を模した形状に形成されている。この場合、釘固定部21b1は、その表面と遊技盤本体21aの表面とが互いに面一になるように孔21h1に嵌め込まれて接着剤等によって遊技盤本体21aに固定されている。また、釘固定部21b1の表面には、複数の釘22,22・・および風車26,26が打ち込まれて固定されると共に、入賞口25(後述するスタートチャッカー23および大入賞口24と共に本発明における役物に相当する)が嵌込み用孔に嵌め込まれて固定用ねじ(図示せず)によって固定されている。
【0017】
釘固定部21b2は、図1,4に示すように、釘固定部21b1と同じ木製合板によって例えば鳥を模した形状に形成されている。この場合、釘固定部21b2は、その表面と遊技盤本体21aの表面とが互いに面一になるように孔21h2に嵌め込まれて接着剤等によって遊技盤本体21aに固定されている。また、釘固定部21b2の表面には、複数の釘22,22・・が打ち込まれて固定されると共に、スタートチャッカー23、大入賞口(アタッカー)24および入賞口25,25(以下、区別しないときには「役物」ともいう)が各嵌込み用孔にそれぞれ嵌め込まれて固定用ねじによって固定されている。
【0018】
この場合、釘22の打ち込みや釘調整の際に、木製合板が適度な弾性を有しているため、釘22を介して加わる衝撃を木製合板が周囲に分散する結果、その衝撃に起因する釘固定部21b1,21b2および遊技盤本体21aの破損が防止される。また、木製合板が適度な柔軟性を有しているため、固定用ねじの締め付けに起因する釘固定部21b1,21b2および遊技盤本体21aの破損が防止される。また、木製合板が、打ち込まれた釘22やねじ込まれた固定用ねじを十分に保持する保持力を有するため、衝撃による釘22の緩みや抜けおよび役物(固定用ねじ)の緩みが防止される。この場合、その繊維方向が互いに直角になるように木製の薄板を順次積層して木製合板が形成されているため、打ち込まれた釘22の周囲をほぼ均等な保持力で保持する結果、どの方向からの衝撃に対しても釘22の緩みや抜けが防止される。
【0019】
装飾用パネル21cは、図4に示すように、遮光性を有する樹脂(一例として色付きの樹脂)によってその外形が例えば遊技盤本体21aと同形の板状に構成され、その中央部を円形に切り抜いて形成されている。また、装飾用パネル21cは、遊技盤本体21aの表面に例えば固定用ねじによって取り付けられている。この場合、図1に示すように、装飾用パネル21cの中央部が円形に切り抜かれているため、装飾用パネル21cによって覆われない円形の遊技部21d(遊技中に遊技球が移動する部位)が遊技盤本体21aの中央部に形成される。また、遊技部21dには、釘固定部21b1,21b2によって区画された画像表示部21a1〜21a5が形成されている。なお、図3に示すように、遊技盤21の正面には、透明なカバーガラス28aがはめ込まれた扉28が取り付けられている。移動機構27は、同図に示すように、釘固定部21b2の裏面に取り付けられて主制御部3の指示に従って大入賞口24を開扉させる。
【0020】
主制御部3は、パチンコ台1を統括的に制御すると共に、スタートチャッカー23に遊技球が入賞した際に抽選を実行する。また、主制御部3は、例えば抽選の開始時や大当たりの発生時などの遊技状態の変化時にコマンドC1を出力することにより、後述する表示制御部12に対して画像表示処理を実行させる。主記憶部4は、主制御部3の動作プログラムなどを記憶する。
【0021】
表示装置5は、図2に示すように、画像表示光学部11、表示制御部12、RAM13、表示手順データ記憶部14、VRAM15および図柄データ記憶部16を備えて構成されている。画像表示光学部11は、図3に示すように、プロジェクタユニット31、スクリーンフィルム32、ミラー33およびフレネルレンズ34を備えている。プロジェクタユニット31は、本発明における投射機構に相当し、表示制御部12によって出力された表示用画像データDgに基づいて変調した投射光Lを射出する。具体的には、プロジェクタユニット31は、例えば、光源ランプと、光源ランプによって射出された白色光を投射光Lに変調するための変調手段(一例として、液晶パネル、入射側偏光板および射出側偏光板を備えた液晶ライトバルブ)と、投射光Lを拡大して投射する投射レンズ(いずれも図示せず)とを備えて構成されている。また、プロジェクタユニット31は、パチンコ台1の内部における底面寄りの位置に配設され、投射光Lを例えば上向きに射出する。
【0022】
スクリーンフィルム32は、遊技盤21の裏面に貼付されている。このスクリーンフィルム32は、一例として、プロジェクタユニット31によって射出された投射光Lを受光して拡散させることにより、例えば図1に示す遊技用画像G1〜G5を結像する。この場合、遊技用画像G1〜G5は、各遊技用画像G1〜G5同士を背景画像で繋げることによって合成した1つの合成遊技用画像として結像される。ミラー33は、遊技盤21の裏面側に配設され、プロジェクタユニット31によって射出された投射光Lをスクリーンフィルム32に向けて反射する。フレネルレンズ34は、ミラー33およびスクリーンフィルム32の間に配設されている。このフレネルレンズ34は、プロジェクタユニット31によって射出された投射光Lを平行光(広義の意味の平行光)に変換してスクリーンフィルム32に投射させる。
【0023】
表示制御部12は、画像表示専用の制御部であって、主制御部3によって出力されたコマンドC1に従って各種画像表示処理を実行して例えば遊技用画像G1〜G5を合成した合成遊技用画像を表示させるための表示用画像データDgをプロジェクタユニット31に出力する。RAM13は、表示制御部12によって生成された各種データを一時的に記憶する。表示手順データ記憶部14は、各遊技用画像G1〜G5などに使用する図柄の指定や各遊技用画像G1〜G5などの表示位置およびサイズなどが記述された表示手順データDsや、表示制御部12の動作プログラムを記憶する。VRAM15は、表示制御部12によって画像が仮想的に描画されることによって生成される表示用画像データDgを記憶する。図柄データ記憶部16は、表示用画像データDgを生成するための各種図柄データDp(雲および数字などのデータ)を記憶する。
【0024】
次に、遊技盤21の製造方法について図面を参照して説明する。まず、図4に示すように、所定の形状(この例では長方形)および厚さに形成された光透過性樹脂(この例ではポリカーボネイト)製の板状部材の中央部に釘固定部21b1,21b2とそれぞれ同じ形状の孔21h1,21h2を形成する。これにより、同図に示すように、遊技盤本体21aが作製される。この場合、例えば、射出成形によって孔21h1,21h2が形成された遊技盤本体21aを作製することもできる。次に、遊技盤本体21aと同じ厚さの木製合板を切り抜くことにより、同図に示す釘固定部21b1,21b2を作製する。この際に、スタートチャッカー23、大入賞口24および入賞口25,25を嵌め込むための孔を所定の位置にそれぞれ形成する。
【0025】
次いで、例えば射出成形によって図4に示す装飾用パネル21cを作製する。続いて、遊技盤本体21aの孔21h1,21h2に釘固定部21b1,21b2をそれぞれ嵌め込んで接着材等によって固定する。次に、遊技盤本体21aに嵌め込んだ釘固定部21b1,21b2における所定の位置に釘打ち機によって釘22を打ち込む。この場合、釘固定部21b1,21b2が木製合板によって形成されているため、木製合板が有する適度な弾性により、釘22の打ち込みの際に加わる衝撃が周囲に分散されて釘固定部21b1,21b2および遊技盤本体21aの破損が防止される。次いで、釘固定部21b1の所定の位置に風車26,26を打ち込んで固定すると共に、釘固定部21b1の嵌込み用孔に入賞口25を嵌め込んで固定用ねじによって固定する。続いて、釘固定部21b2の嵌込み用孔にスタートチャッカー23、大入賞口24および入賞口25,25をそれぞれ嵌め込んで、固定用ねじによって固定する。この場合、木製合板が適度な柔軟性を有しているため、固定用ねじを強く締め付けたとしても、釘固定部21b1,21b2および遊技盤本体21aを破損することなく、各役物が釘固定部21b1,21b2に確実に固定される。なお、釘22、スタートチャッカー23、大入賞口24、入賞口25および風車26を釘固定部21b1,21b2に予め固定した後に、釘固定部21b1,21b2を孔21h1,21h2に嵌め込んで固定することもできる。次に、装飾用パネル21cを遊技盤本体21aの表面に固定用ねじによって取り付ける。これにより、遊技盤21が完成する。
【0026】
次に、パチンコ台1の全体的な動作について、図面を参照して説明する。このパチンコ台1では、電源が投入された際には、まず、主制御部3が、例えば、図1に示す通常遊技状態(遊技球がスタートチャッカー23に入賞していない状態)の遊技用画像G1〜G5を表示させるためのコマンドC1を出力し、これに応じて、表示制御部12が、画像表示処理を実行する。この画像表示処理では、表示制御部12は、コマンドC1によって指定された表示手順データDsを表示手順データ記憶部14から読み込む。次に、表示制御部12は、その表示手順に従って遊技用画像G1〜G5を合成した合成遊技用画像を表示するための表示用画像データDgを生成する。この際に、表示制御部12は、表示用画像データDgの生成に必要な図柄データDp,Dp・・を図柄データ記憶部16から読み込んで図柄データDp,Dp・・に対応する図柄をVRAM15の仮想平面上に仮想的に描画する(図柄データDpを記憶させる)ことにより、VRAM15内に表示用画像データDgを生成する。続いて、表示制御部12は、VRAM15内の表示用画像データDgをプロジェクタユニット31に出力し、以下、新たなコマンドC1が入力されるまでこの画像表示処理を実行する。
【0027】
一方、プロジェクタユニット31は、出力された表示用画像データDgに基づいて遊技用画像G1〜G5を合成した合成遊技用画像を表示するための投射光Lを射出する。これにより、遊技用画像G1〜G5を合成した合成遊技用画像が遊技盤21の裏面に貼付されたスクリーンフィルム32に結像される。この際に、結像された合成遊技用画像のうちの各遊技用画像G1〜G5は、各画像表示部21a1〜21a5によってそれぞれ透過される。これにより、図1に示すように、通常遊技状態の各遊技用画像G1〜G5が、各画像表示部21a1〜21a5にそれぞれ表示される。この場合、一例として、遊技用画像G1,G2は、静止した雲の図柄で構成され、遊技用画像G3〜G5は、遊技盤21の中央部寄りの位置で静止した大きいサイズの数字(図1の例では「7」、「3」および「1」)で構成されている。
【0028】
次に、遊技が開始された際には、遊技球が釘22や役物に衝突して複雑に方向を変えつつ遊技部21dの上部側から下部側に向かって落下する。この際に、釘固定部21b1,21b2を構成する木製合板が十分な保持力で釘22や役物の固定用ねじを保持しているため、遊技球が衝突した際の衝撃による釘22の緩みや抜けおよび役物の緩みが防止される。一方、遊技球がスタートチャッカー23に入賞した際には、主制御部3は、抽選を実行すると共に、例えば、図5に示す抽選状態を表す遊技用画像G6〜G10を合成した合成遊技用画像を表示させるためのコマンドC1を表示制御部12に出力する。これに応じて、表示制御部12が、上記した画像表示処理を実行することにより、遊技用画像G6〜G10を合成した合成遊技用画像を表示するための表示用画像データDgを生成してプロジェクタユニット31に出力する。これに応じて、プロジェクタユニット31が投射光Lを射出することにより、図5に示す遊技用画像G6〜G10が各画像表示部21a1〜21a5にそれぞれ表示される。この場合、一例として、遊技用画像G6,G7は、左から右に向かって移動する雲の図柄で構成され、遊技用画像G8〜G10は、横方向にスクロールしつつ中央に位置するほどサイズの大きい1〜9の数字でそれぞれ構成されている。
【0029】
次いで、主制御部3は、抽選の結果が「はずれ」のときには、抽選結果を表すための、例えば、遊技用画像G6,G7における雲の移動速度、および遊技用画像G8〜G10におけるスクロールの速度が徐々に低下してやがて停止する各遊技用画像を表示させるためのコマンドC1を出力する。これに応じて、表示制御部12が画像表示処理を実行して表示用画像データDgを出力することにより、雲の移動速度を徐々に低下させる遊技用画像が画像表示部21a1,21a2にそれぞれ表示されると共に、数字のスクロールの速度を徐々に低下させる遊技用画像が画像表示部21a3〜21a5にそれぞれ表示される。その後、停止した雲の図柄で構成された遊技用画像が画像表示部21a1,21a2にそれぞれ表示されると共に、停止した大きいサイズの数字で構成された抽選結果を表す遊技用画像が画像表示部21a3〜21a5にそれぞれ表示される。
【0030】
続いて、遊技球がスタートチャッカー23に再び入賞した際には、主制御部3は、上記した抽選を実行すると共に抽選状態を表す遊技用画像G6〜G10を表示させるコマンドC1を出力する。これにより、遊技用画像G6〜G10が表示される。次に、抽選の結果、大当たりが発生した際には、主制御部3は、上記した抽選結果を表す各遊技用画像を表示させるためのコマンドC1を出力する。これにより、抽選結果を表す各遊技用画像が画像表示部21a3〜21a5に表示される。この場合、画像表示部21a3〜21a5に表示される各遊技用画像を構成する各数字は、同一(例えば「7」「7」「7」)に規定される。この結果、大当たりの発生が遊技者に対して報知される。次いで、主制御部3は、図6に示す「大当たり中」を表す遊技用画像G11〜G14を表示させるためのコマンドC1を表示制御部12に出力する。これに応じて、表示制御部12が、画像表示処理を実行して表示用画像データDgをプロジェクタユニット31に出力することにより、図6に示す遊技用画像G11〜G14が各画像表示部21a1〜21a4にそれぞれ表示される。この場合、一例として、遊技用画像G11,G12は、星や月が描かれた夜空を表す図柄で構成され、遊技用画像G13は、花火を打ち上げるアニメーション画像で構成されている。また、遊技用画像G14は、大当たりの数字(例えば数字の「777」)が点滅する画像で構成されている。
【0031】
続いて、主制御部3は、大入賞口24を例えば15回だけ移動機構27に対して開扉させる。この際に、主制御部3は、大入賞口24の開閉のラウンド数を表す遊技用画像G15を表示させるためのコマンドC1を表示制御部12に出力する。これに応じて、表示制御部12が、表示用画像データDgを出力することにより、遊技用画像G15が画像表示部21a5に表示される。次に、主制御部3は、大入賞口24の開扉を終了(大当たりが終了)した際には、大当たりのエンディングを演出するエンディング画像(図示せず)を表示させるためのコマンドC1を出力する。これに応じて、表示制御部12が画像表示処理を実行して表示用画像データDgを出力することにより、エンディング画像が画像表示部21a1〜21a5に表示される。この後、スタートチャッカー23への入賞の都度、上記の処理が実行される。
【0032】
一方、例えば遊技の終了後(パチンコホールの閉店後)にパチンコ台1の釘調整を行う際には、釘固定部21b1,21b2に固定されている釘22の頭部側(釘固定部21b1,21b2の表面側に突き出ている部位)を釘調整用のハンマーを用いて打撃することによって釘22の角度や釘22同士の間隔を調整する。この際に、釘固定部21b1,21b2を構成している木製合板が適度な弾性を有して釘22を介して加わる衝撃を周囲に分散するため、釘固定部21b1,21b2および遊技盤本体21aの破損が防止される。また、木製合板が釘22に対して十分な保持力を有しているため、釘調整の衝撃による釘22の緩みや抜けが防止される。
【0033】
このように、このパチンコ台1によれば、例えばポリカーボネイトによって形成されて遊技用画像G1〜G15を表示可能な遊技盤本体21aと、遊技盤本体21aと別体に形成されて遊技盤本体21aに取り付けられた釘固定部21b1,21b2とを備えて遊技盤21を構成したことにより、パチンコ台1の製造に際して遊技盤本体21aと釘固定部21b1,21b2とを異なる材料で形成することができるため、遊技盤本体21aを形成したポリカーボネイトとは異なり衝撃に強く釘打ちに適しかつ適度な柔軟性を有する例えば木製合板で釘固定部21b1,21b2を形成することができる結果、投射された遊技用画像G1〜G15を視認させつつ釘22を介して加えられる衝撃や役物を固定する固定用ねじの締め付けに起因する釘固定部21b1,21b2および遊技盤本体21aの破損を防止することができる。また、釘固定部21b1,21b2を木製合板によって形成したことにより、木製合板が適度な弾性を有して衝撃を周囲に分散するため、釘22の打ち込みや釘調整の際に釘22を介して加わる衝撃による釘固定部21b1,21b2および遊技盤本体21aの破損を確実に防止することができる。また、打ち込まれた釘22やねじ込まれた固定用ねじに対して木製合板が十分な保持力を有するため、遊技中における遊技球の衝突や釘調整の際の衝撃による釘22の緩みや抜け、および遊技中において遊技球が衝突した際の衝撃による役物(固定用ねじ)の緩みを防止することができる。
【0034】
さらに、遊技盤本体21aの孔21h1,21h2に釘固定部21b1,21b2をそれぞれ嵌め込んで配設したことにより、遊技盤本体21aの表面と釘固定部21b1,21b2の表面とを段差を生じさせることなく互いに面一にすることができるため、遊技球をスムーズに移動させることができる。また、その繊維方向が互いに直角になるように木製の薄板を積層して形成した木製合板によって釘固定部21b1,21b2を形成したことにより、打ち込まれた釘22の全周に亘って均一に保持することができる結果、どの方向からの衝撃に対しても釘22の緩みや抜けを確実に防止することができる。また、富士山を模した形状で釘固定部21b1を形成し、鳥を模した形状で釘固定部21b2を形成したことにより、両釘固定部21b1,21b2を図柄の一部として機能させることができる。
【0035】
次に、本発明の他の実施の形態に係るピンボールマシン(遊技機)41について、図面を参照して説明する。なお、ピンボールマシン41では、パチンコ台1と同様にして、基本的に本発明が適用されている。したがって、パチンコ台1と同じ各構成要素については同一の符号を付して重複する説明を省略する。図7に示すピンボールマシン41は、図8に示すように、マシン本体の上面側に配設された遊技盤42と、マシン本体の内部に配設された画像表示光学部43とを備えて構成されている。このピンボールマシン41では、遊技盤42と、マシン本体の上面に配設されたガラス板44との間で遊技球46(図10参照)を移動させることでピンボールが行われる。
【0036】
遊技盤42は、図7,9に示すように、遊技盤本体42aおよび役物固定部(固定部)42b1,42b2を備えて構成されている。遊技盤本体42aは、図9に示すように、光透過性樹脂(一例としてポリカーボネイト)によって正面視が例えば長方形の板状に構成されている。また、遊技盤本体42aは、その上部側に役物固定部42b1と同じ形状の孔(嵌合孔)42h1が形成され、その下部側に役物固定部42b2と同じ形状の孔(嵌合孔)42h2が形成されて構成されている。
【0037】
役物固定部42b1は、図9に示すように、遊技盤本体42aと同じ厚さの木製合板で例えば木の葉を模した形状に形成されている。この場合、役物固定部42b1は、その表面と遊技盤本体42aの表面とが互いに面一になるように孔42h1に嵌め込まれて接着剤等によって遊技盤本体42aに固定される。また、図7に示すように、役物固定部42b1の表面側には、複数のバンパー51,51・・、および遊技球46の移動範囲を区画する枠部材53が固定用ねじによって固定されている。この場合、バンパー51は、本発明における役物に相当し、ピンボールマシンの遊技中に遊技球46が衝突した際に、遊技球46をはね返すと共に、遊技球46の衝突を検出して図外の配線を介して検出信号を主制御部3に出力する。
【0038】
役物固定部42b2は、図9に示すように、役物固定部42b1と同じ木製合板で例えば昆虫(この場合、くわがた虫の頭部)を模した形状に形成されている。この場合、役物固定部42b2は、その表面と遊技盤本体42aの表面とが互いに面一になるように孔42h2に嵌め込まれて接着剤等によって遊技盤本体42aに固定される。また、図7に示すように、役物固定部42b2の表面側には、複数のバンパー51,51・・、フリッパー52,52および枠部材53,53が固定用ねじによって固定されている。この場合、同図に示すように、遊技盤本体42aには、役物固定部42b1,42b2によって区画されて(囲まれて)例えば遊技用画像G41を表示する画像表示部42a1が形成されている。
【0039】
画像表示光学部43は、図8に示すように、遊技盤42の背面に貼付されたスクリーンフィルム61、ミラー62、フレネルレンズ63、およびプロジェクタユニット31を備えている。
【0040】
このピンボールマシン41の遊技盤42を製造する際には、まず、図9に示すように、ポリカーボネイトによって形成された正面視長方形の板状部材における中央部に孔42h1,42h2を形成することによって遊技盤本体42aを作製する。次に、遊技盤本体42aと同じ厚さの木製合板を切り抜いて、役物固定部42b1,42b2を作製する。次いで、遊技盤本体42aの孔42h1,42h2に役物固定部42b1,42b2をそれぞれ嵌め込んで接着材等によって固定する。続いて、遊技盤本体42aに嵌め込んだ役物固定部42b1,42b2における所定位置にバンパー51、フリッパー52および枠部材53を固定用ねじで締め付けることによって固定する。この場合、役物固定部42b1,42b2が適度な柔軟性を有する木製合板で形成されているため、固定用ねじを強く締め付けたとしても、役物固定部42b1,42b2を破損することなくバンパー51、フリッパー52および枠部材53が確実に固定される。これにより、遊技盤42が完成する。
【0041】
この、ピンボールマシン41では、電源が投入された際に、主制御部3が、例えば図7に示す初期状態の遊技用画像G41を表示させるためのコマンドC1を出力する。これに応じて、表示制御部12が、上記した画像表示処理を実行することによってVRAM15内に表示用画像データDgを生成すると共に、生成した表示用画像データDgをプロジェクタユニット31に出力する。次に、プロジェクタユニット31が、表示用画像データDgに基づいて遊技用画像G41を表示するための投射光Lを射出する。この際に、投射光Lは、図8に示すように、ミラー62によって反射され、フレネルレンズ63によって平行光に変換されてスクリーンフィルム61に投射される。これにより、図7に示すように、スクリーンフィルム61に結像された初期状態の遊技用画像G41が遊技盤本体42aの画像表示部42a1に表示される。この場合、遊技用画像G41としては、一例として、ピンボールマシン41の機種名を示す文字(この場合、「Beetle Story」の文字)、および木や昆虫のアニメーション画像が表示される。
【0042】
次いで、図10に示すように、ピンボールゲームの遊技が開始されて打出し機構45によって遊技球46が遊技盤42の奥側(同図では上側)に打ち出された際には、遊技球46が手前側(同図では下側)に向かって遊技盤42上を移動する。この際に、遊技球46がバンパー51に衝突したときには、バンパー51が、遊技球46をはね返すと共に遊技球46の衝突を検出して検出信号を主制御部3に出力する。この場合、役物固定部42b1,42b2を構成している木製合板が十分な保持力で固定用ねじを保持しているため、遊技球46が衝突した際の衝撃によるバンパー51(固定用ねじ)の緩みが防止される。続いて、主制御部3は、バンパー51から出力された検出信号に基づいて得点を算出すると共に、その得点を示す文字を含む遊技用画像G42を表示させるためのコマンドC1を表示制御部12に出力する。次に、表示制御部12がコマンドC1に従って画像処理を実行することにより、同図に示すように、得点を示す文字を含む遊技用画像G42が遊技盤本体42aの画像表示部42a1に表示される。以下、バンパー51に遊技球46が衝突する都度、上記の処理が実行される。この場合、得点(合計得点)に応じて文字のサイズを変化させたり演出用の各種のアニメーション画像を表示させることにより、遊技用画像G42を多彩に変化させることができる。
【0043】
このように、このピンボールマシン41によっても、遊技盤本体42aと、遊技盤本体42aと別体に形成されて遊技盤本体42aに取り付けられた役物固定部42b1,42b2とを備えて遊技盤42を構成したことにより、遊技盤本体42aと役物固定部42b1,42b2とを異なる材料で形成することができるため、適度な柔軟性を有する木製合板で役物固定部42b1,42b2を形成することができる結果、バンパー51などを固定するための固定用ねじの締め付けによる役物固定部42b1,42b2および遊技盤本体42aの破損を防止することができる。また、ねじ込まれた固定用ねじに対して役物固定部42b1,42b2が十分な保持力を有するため、遊技中において遊技球46が衝突した際の衝撃によるバンパー51(固定用ねじ)の緩みを防止することができる。また、遊技盤本体42aの孔42h1,42h2に役物固定部42b1,42b2をそれぞれ嵌め込んで配設したことにより、段差を生じさせることなく遊技盤本体42aの表面と役物固定部42b1,42b2の表面とを互いに面一にすることができるため、遊技球46をスムーズに移動させることができる。また、木の葉を模した形状で役物固定部42b1を形成し、昆虫を模した形状で役物固定部42b2を形成したことにより、両役物固定部42b1,42b2を図柄の一部として機能させることができる。
【0044】
なお、本発明は、上記した本発明の実施の形態に限定されない。例えば、本発明の実施の形態では、釘固定部21b1,21b2および役物固定部42b1,42b2を木製合板によって形成した例について説明したが、釘固定部21b1,21b2および役物固定部42b1,42b2の材質はこれに限定されず例えば、木製板、木製集成材、パーティクルボード(木質チップ、木質フレークなどを板状に成形したもの)、および単板積層材などの各種木製部材によって形成することもできるし、硬質の厚紙などの紙製部材(紙質材)によって形成することもできる。さらに、各種木製部材と紙製部材との組み合わせ(複合材)で形成することもできる。これらの構成を採用したとしても本発明の実施の形態に係るパチンコ台1およびピンボールマシン41と同様の効果を得ることができる。
【0045】
また、本発明の実施の形態では、遊技盤本体21aに形成した孔21h1,21h2に釘固定部21b1,21b2を嵌め込んで遊技盤21を製造する例について説明したが、遊技盤21の製造方法はこれに限定されず、例えば、予め作製した釘固定部21b1,21b2を遊技盤本体21aについての成形用金型内にセットして光透過性樹脂を射出することにより、遊技盤本体21aと釘固定部21b1,21b2とを一体的に成形することもできる。同様にして、予め作製した役物固定部42b1,42b2を遊技盤本体42aについての成形用金型内にセットして光透過性樹脂を射出することにより、遊技盤本体42aと役物固定部42b1,42b2とを一体的に成形することもできる。
【0046】
また、釘固定部21b1,21b2および役物固定部42b1,42b2は、他の動物や風景はもとより、竜や漫画のキャラクターなどの空想上の生物を模した形状に形成することができるし、乗り物、ロボットおよび生活用品などの人工物を模した形状、並びに文字および記号などを模した形状に形成することもできる。また、本発明の実施の形態では、2つの釘固定部21b1,21b2を配設した遊技盤21、および2つの役物固定部42b1,42b2を配設した遊技盤42を例に挙げて説明したが、釘固定部や役物固定部の数はこれに限定されず、1以上の任意の数の釘固定部や役物固定部を配設することができる。さらに、遊技盤本体21aおよび遊技盤本体42aの材質は、ポリカーボネイトに限定されず、他の任意の光透過性材料を採用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ台1の概略構成を示す正面図である。
【図2】パチンコ台1の構成を示すブロック図である。
【図3】パチンコ台1の概略構成を示す側面断面図である。
【図4】遊技盤21の構成を示す分解斜視図である。
【図5】遊技用画像G6〜G10を表示させた遊技盤21の正面図である。
【図6】遊技用画像G11〜G15を表示させた遊技盤21の正面図である。
【図7】ピンボールマシン41の概略構成を示す平面図である。
【図8】ピンボールマシン41の概略構成を示す側面断面図である。
【図9】遊技盤42の構成を示す分解斜視図である。
【図10】遊技用画像G42を表示させたピンボールマシン41の平面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ台、21,42 遊技盤、21a,42a 遊技盤本体、21h1,21h2,42h1,42h2 孔、21b1,21b2 釘固定部、22釘、23 スタートチャッカー、24 大入賞口、25 入賞口、31 プロジェクタユニット、41 ピンボールマシン、42b1,42b2 役物固定部、51 バンパー、G1〜G15,G41,G42 遊技用画像、L 投射光

Claims (5)

  1. 釘および役物のいずれか一種以上が固定された遊技盤と、当該遊技盤の背面から投射光を投射することによって遊技用画像を前記遊技盤に表示可能に構成された投射機構とを備えた遊技機であって、
    前記遊技盤は、光透過性材料によって形成されて前記遊技用画像を表示可能な遊技盤本体と、当該遊技盤本体と別体に形成されて当該遊技盤本体に取り付けられると共に前記いずれか一種以上を固定可能な固定部とを備えて構成されている遊技機。
  2. 前記固定部は、木質材および紙質材の少なくとも一方によって形成されている請求項1記載の遊技機。
  3. 前記固定部は、当該固定部を嵌め込み可能に前記遊技盤本体に形成された嵌合孔に嵌め込まれて当該遊技盤本体に取り付けられている請求項1または2記載の遊技機。
  4. 前記固定部は、木製合板によって形成されている請求項1から3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 前記固定部は、現実または空想上の生物、人工物、風景、文字および記号のいずれかの形状を模した形状に形成されている請求項1から4のいずれかに記載の遊技機。
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