JP2004127027A - 情報管理システム - Google Patents

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JP2004127027A JP2002291498A JP2002291498A JP2004127027A JP 2004127027 A JP2004127027 A JP 2004127027A JP 2002291498 A JP2002291498 A JP 2002291498A JP 2002291498 A JP2002291498 A JP 2002291498A JP 2004127027 A JP2004127027 A JP 2004127027A
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Kenji Touya
洞谷 謙二
Hiroaki Tojima
東島 宏彰
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Rinnai Corp
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Abstract

【課題】入浴者の異常状態に応じた適切な対処に関する情報を迅速に提供し得るシステムを提供する。
【解決手段】本発明の情報管理システム100によれば、浴室監視システム200による入浴者の異常状態検知に応じた警報後、情報提供手段120により記憶手段110から「入浴者の異常状態に応じた対処情報」が読み取られる。この上で、情報提供手段120により、浴室内リモコン250の表示部252及びスピーカ(情報伝達手段)254を介して当該「対処情報」が浴室にいる者に提供される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴室における入浴者の異常状態検知に応じて警報を発する浴室監視システムと併設される情報管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
入浴者の安全のため、入浴者の異常状態検知に応じて警報を発する浴室監視システムが用いられている(例えば、特許文献1参照)。この浴室監視システムによれば、入浴者の体温が測定され、この測定体温に基づいて入浴者の状態が判断され、この判断に応じて浴室外の第三者に入浴者の変調が知らされる。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−034931号公報(段落番号0018、図1、図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、浴室外の家人等の第三者が警報に応じて浴室に駆けつけ、入浴者の異常状態に気づいたとしても、その異常状態に応じてどのように対処すればよいかという知識に欠ける場合が多い。また、入浴者が異常状態にあるとの認識で第三者の気が動転し、当該第三者がその冷静な思考能力を喪失する場合も多い。このため、異常状態にある入浴者に対する適切な処置が遅れて不測の事態を招くおそれがある。
【0005】
そこで、本発明は、入浴者の異常状態に応じた適切な対処に関する情報を迅速に提供し得るシステムを提供することを解決課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための本発明の第1態様の情報管理システムは、浴室に設けられた情報伝達手段と、浴室監視システムによる警報後、記憶手段から入浴者の異常状態に応じた対処情報を取得した上で、取得した対処情報を情報伝達手段を介して提供する情報提供手段とを備えていることを特徴とする。
【0007】
本発明の第1態様によれば、浴室監視システムによる警報時に、浴室に設けられた情報伝達手段を通じて当該警報に係る入浴者の異常状態に応じた「対処情報」が提供される。この「対処情報」には心肺機能に異常をきたした入浴者の人工呼吸や心臓マッサージ等の応急措置に関する情報や、救急病院等の施設の連絡先等、入浴者を正常状態に回復させるためのあらゆる情報が含まれる。なお「警報」には浴室内にいる入浴者に対する警報と、浴室外にいる第三者への警報との両方が含まれる。また「記憶手段」は情報管理システムに設けられてもよく、情報管理システムの外部に存在していてもよい。
【0008】
従って、警報に応じて浴室に駆けつけた第三者や警報に係る異常状態が検知された入浴者本人が、当該入浴者の異常状態を把握した際、情報伝達手段を介して迅速に当該対処情報を知覚し得る。また、入浴者自ら又は第三者が入浴者の応急措置をしたり、救急病院に電話する等の対処をすることができる。このため、入浴者の正常状態への迅速な回復を図ることができる。
【0009】
また、本発明の第1態様の情報管理システムは、浴室に設けられた音声認識手段を備え、情報提供手段が浴室監視システムによる警報後、記憶手段により記憶されている入浴者の異常状態に応じた対処情報の中から、音声認識手段により認識された所定音声に応じた対処情報を選択的に取得した上で、取得した対処情報を情報伝達手段を介して提供することを特徴とする。
【0010】
本発明によれば、警報に応じて浴室に駆けつけた第三者や警報に係る異常状態が検知された入浴者本人が「所定音声」を発した場合、この所定音声に応じて「対処情報」が浴室に設けられた情報伝達手段を介して提供される。
【0011】
「所定音声」には「脈」「心臓マッサージ」「息」「人工呼吸」等に関連する音声が含まれる。また、所定音声に応じた「対処情報」には、「脈」や「心臓マッサージ」に関連する所定音声に応じた心臓マッサージの方法や救急病院の連絡先に関する情報や、「息」や「人工呼吸」に関連する所定音声に応じた人工呼吸の方法に関する情報等が含まれる。なお「記憶手段」は情報管理システムに設けられてもよく情報管理システムの外部に存在していてもよい。
【0012】
例えば、警報に応じて浴室に駆けつけた第三者が異常状態が検知された入浴者の様子を調べ「たいへんだ。脈が弱まっている。」等の声を発したとする。この場合、第三者が発した声に含まれる所定音声「脈」に応じ、「脈」に関連した心臓マッサージの方法等の「対処情報」が浴室に設けられた情報伝達手段を介して当該第三者に提供される。従って、第三者はこの「対処情報」を知覚した上で入浴者に対して対処情報に従った心臓マッサージや救急病院への連絡等の対処を迅速に行うことができる。
【0013】
また、警報に応じて浴室に駆けつけた第三者が「人工呼吸のやり方を教えて」とか「救急病院の連絡先を知りたい」等、所望する対処情報を直接的に声に表して発生したとする。この場合、第三者が発した声に含まれる所定音声「人工呼吸のやり方」や「救急病院の連絡先」に応じ、人工呼吸方法や救急病院の連絡先等の「対処情報」が浴室に設けられた情報伝達手段を介して当該第三者に提供される。従って、第三者はこの「対処情報」を知覚した上で入浴者に対して対処情報に従った人工呼吸や救急病院への連絡等の対処を迅速に行うことができる。
【0014】
さらに本発明の第1態様の情報管理システムは、浴室監視システムにより入浴者の異常状態が複数レベルにわたり検知され、情報提供手段が記憶手段により記憶されている入浴者の異常状態に応じた対処情報の中から、浴室監視システムによる警報に係る異常レベルに応じた対処情報を選択的に取得した上で、取得した対処情報を情報伝達手段を介して提供することを特徴とする。
【0015】
本発明によれば、入浴者の異常レベルに応じた適切な対処情報が浴室に提供され得る。
【0016】
例えば、判定された異常レベルが低い場合、入浴者が比較的軽症な場合の対処情報が提供され、判定された異常レベルが高い場合、入浴者が比較的重症な場合の対処情報が提供され得る。従って、入浴者が比較的軽症にも関わらず比較的重症な場合の対処情報が提供されてしまい、当該情報を取得した第三者が入浴者が重症であると誤解し、いたずらに気が動転してしまう等の事態を回避することができる。
【0017】
前記課題を解決するための本発明の第2態様の情報管理システムは、浴室監視システムによる警報後、記憶手段から所定連絡先を取得した上で、該所定連絡先に対して該入浴者の異常状態に応じた情報を提供する情報提供手段とを備えていることを特徴とする。
【0018】
本発明の第2態様によれば、警報に応じて「所定連絡先」に対して「入浴者の異常状態に応じた情報」が提供される。「所定連絡先」には「救急病院」や「消防署」等、当該入浴者の異常状態に応じた対処を行い得る施設や人の連絡先が含まれる。また、「入浴者の異常状態に応じた情報」には、入浴者の異常状態が検知された浴室の位置、その異常状態がどのようなものであるか等、当該入浴者に対する対処を行うために必要なあらゆる情報が含まれる。なお「記憶手段」は情報管理システムに設けられてもよく、情報管理システムの外部に存在していてもよい。
【0019】
例えば、警報に応じて救急病院等の「所定連絡先」に対し「●●町3丁目の○○さん宅の浴室で入浴者の異常が検知されました」等の「入浴者の異常状態に応じた情報」が提供される。従って、当該異常状態が検知された場所に救急車が駆けつけ、入浴者の安全確認を行って適宜応急措置を行うこと等ができる。このため、家人が浴室監視システムによる警報に気付かなかったり、家人が留守の場合でも、入浴者が不測の事態に陥るおそれを軽減することができる。
【0020】
また、本発明の第2態様の情報管理システムは、浴室に設けられた音声認識手段を備え、情報提供手段が浴室監視システムによる警報後、記憶手段により記憶されている所定連絡先の中から、音声認識手段により認識された所定音声に応じた所定連絡先を選択的に取得した上で、該所定連絡先に該入浴者の異常状態に応じた情報を提供することを特徴とする。
【0021】
本発明によれば、警報に応じて浴室に駆けつけた家人等の発する所定音声に応じた所定連絡先に対し、入浴者の異常状態に応じた情報が提供される。
【0022】
従って、例えば「呼吸」「心臓」「頭」等に関連する所定音声に対応付けて呼吸器科、心臓外科、脳外科等の治療に定評のある病院が所定連絡先とされることで、当該病院が情報提供を受けて急患受入態勢を整えることができる。このため、異常状態の入浴者が病院に担ぎ込まれた後、その病院において迅速且つ適切な対処が入浴者に対して行われ得る。
【0023】
さらに本発明の第2態様の情報管理システムは、浴室監視システムにより入浴者の異常状態が複数レベルにわたり検知され、情報提供手段が浴室監視システムによる警報後、記憶手段により記憶されている所定連絡先の中から、該警報に係る入浴者の異常レベルに応じた所定連絡先を選択的に取得した上で、該所定連絡先に該入浴者の異常状態に応じた情報を提供することを特徴とする。
【0024】
本発明によれば、入浴者の異常レベルに応じた適切な所定連絡先に当該入浴者の異常状態に応じた情報が提供され得る。
【0025】
例えば、異常レベルが高く判定されない限り、消防署や救急病院に情報提供が行われないようにすれば、判定された異常レベルが低く、入浴者が異常状態にあると誤判定されている可能性のある段階で消防署等に情報提供され、入浴者が正常にも関わらず救急車が出動する等の事態を回避することができる。
【0026】
前記課題を解決するための本発明の第3態様の情報管理システムは、浴室に設けられた情報伝達手段と、浴室監視システムによる警報後、記憶手段から入浴者の異常状態に応じた対処情報を取得した上で、取得した対処情報を情報伝達手段を介して提供するとともに、記憶手段から所定連絡先を取得した上で該所定連絡先に対して該入浴者の異常状態に応じた情報を提供する情報提供手段とを備えていることを特徴とする。
【0027】
本発明の第3態様によれば、第1態様と同様に、警報に応じて浴室に駆けつけた家人等が、当該入浴者の異常状態を把握した際、情報伝達手段を介して迅速に当該対処情報を知覚し得る。また、家人等が入浴者の応急措置をする等の対処をすることができる。このため、入浴者の正常状態への迅速な回復を図ることができる。また、第2態様と同様に、家人が浴室監視システムによる警報に気付かなかったり、家人が留守の場合でも、入浴者が不測の事態に陥るおそれを軽減することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
本発明の情報管理システムの実施形態について図面を用いて説明する。図1は本発明の情報管理システムの一実施形態の構成説明図であり、図2は本発明の情報管理システムの一実施形態の機能説明図である。
【0029】
図1に示す情報管理システム100は、浴室における入浴者の異常状態検知に応じて警報を発する浴室監視システム200と併設されている。
【0030】
浴室監視システム200は、浴室に設けられたカメラ210と、カメラ210により撮影される入浴者の静止時間を計測する時計220と、時計220による計測時間に応じて入浴者の異常レベルを判定する異常レベル判定手段230と、異常レベル判定手段230により判定された異常レベルに応じて警報を制御する警報制御手段240と、浴室に設けられた浴室内リモコン250と、台所等の浴室外に設けられた浴室外リモコン260とを備えている。
【0031】
浴室内リモコン250は、設定給湯温度や対処情報(後述)等が表示される表示部252と、スピーカ254と、マイク256と、その他種々の操作ボタン258とを備えている。同様に、浴室外リモコン260は設定給湯温度等が表示される表示部262と、スピーカ264と、マイク266と、その他種々の操作ボタン268とを備えている。浴室内リモコン250及び浴室外リモコン260とはスピーカ254、264及びマイク256、266を通じて会話が可能とされている。
【0032】
異常レベル判定手段230は、時計220による計測時間が第1所定時間(例えば8分)を経過したときに入浴者が異常レベル「1」であると判断する。また、異常レベル判定手段230は、時計220による計測時間が第1所定時間より長い第2所定時間(例えば10分)を経過したときに入浴者が異常状態レベル「2」であると判断する。
【0033】
警報制御手段240は、異常レベル判定手段230により入浴者が異常レベル「1」であると判定されたとき、浴室内リモコン250及び浴室外リモコン260の表示部252、262及びスピーカ254、264を介して浴室内外に「第1警報」を発する。また、警報制御手段240は、異常レベル判定手段230により入浴者が異常レベル「2」であると判定されたとき、浴室内リモコン250及び浴室外リモコン260の表示部252、262及びスピーカ254、264を介して浴室内外に「第2警報」を発する。
【0034】
情報管理システム100は、記憶手段110と、情報提供手段120と、浴室内リモコン250のマイク256を通じて得られる音声から所定音声を認識する音声認識手段130とを備えている。また、情報管理システム100は、浴室内リモコン250の表示部252及びスピーカ254を「情報伝達手段」として備えている。
【0035】
記憶手段110はRAM、ROM等により構成され、入浴者の異常レベルに対応付けて「対処情報」及び「所定連絡先」を記憶する。また、記憶手段110は「所定音声」に対応付けて「対処情報」を記憶する。
【0036】
情報提供手段120は浴室監視システム200の警報制御手段240による警報時に、入浴者の異常レベルに応じた「対処情報」を記憶手段110から取得した上で、浴室内リモコン250の表示部252及びスピーカ254(情報伝達手段)を介して浴室内に提供する。また、情報提供手段120は浴室内リモコン250のマイク256を通じて得られる音声において音声認識手段130によって「所定音声」が認識された場合、この所定音声に対応する「対処情報」を記憶手段110から取得した上で、浴室内リモコン250の表示部252及びスピーカ254(情報伝達手段)を介して浴室内に提供する。
【0037】
さらに情報提供手段120は浴室監視システム200による警報時に、入浴者の異常レベルに応じた「所定連絡先」を記憶手段110から取得した上で、当該所定連絡先に対応するパソコンや携帯電話等の端末300にネットワークを介して「入浴者の異常状態に応じた情報」を提供する。
【0038】
前記構成の情報管理システムの機能について図2を用いて説明する。
【0039】
まず、浴室監視システム200において、浴室に設けられたカメラ210により撮影される入浴者の静止状態の継続時間tがタイマ220により計測開始される(s20)。なお、カメラ210により撮影される入浴者に動きがあった場合にはタイマ220による計測時間tは0にリセットされる。
【0040】
タイマ220による計測時間tが第1所定時間T1 (例えば8分)を経過したとき(s21でYES)、異常レベル判定手段230により入浴者が異常レベル「1」であると判定される。また、警報制御手段240により異常レベル判定手段230により判定された異常レベル「1」に応じた「第1警報」が浴室内リモコン250及び浴室外リモコン260を介して行われる(s22)。
【0041】
このとき情報管理システム100において、情報提供手段120により記憶手段110から異常レベル「1」に対応する「第1の対処情報」が読み取られる。この上で、情報提供手段120により「第1の対処情報」が浴室内リモコン250に提供される(s11、矢印▲1▼)。
【0042】
これにより浴室内リモコン250の表示部252には、入浴者が比較的軽症な場合の心臓マッサージ等の応急措置に関する情報等、入浴者を正常状態に回復させるための種々の「第1の対処情報」が表示される。また、浴室内リモコン250のスピーカ254から「第1の対処情報」が音声として流れる。この際、スピーカ254から表示部252を見るように促すアナウンスが音声として流れてもよい。
【0043】
さらに情報提供手段120により記憶手段110から異常レベル「1」に対応する「第1所定連絡先」として家人等(家人や友人、ご近所の住人、ホームヘルパー等)の連絡先(家人等の端末300のメールアドレス等)が読み取られる。この上で、情報提供手段120により当該家人等の端末300に「入浴者の異常状態(異常レベル1)に応じた情報」がネットワークを介して提供される(s11、矢印▲2▼)。
【0044】
これにより家人等の端末300には「●●町〜丁目の○○さん宅で入浴者の様子を確認して下さい」等、「異常状態(異常レベル1)に応じた情報」が表示される。
【0045】
続いて、音声認識手段130により浴室内リモコン250のマイク256を通じて取得された音声から「脈」や「息」等に関連する所定音声が認識された場合(s12でYES)、情報提供手段120によりこの所定音声に応じて記憶手段110から「第1の対処情報」が選択的に読み取られる。この上で、情報提供手段120により「選択された第1の対処情報」が浴室リモコン250に提供される(s13、矢印▲3▼)。
【0046】
これにより浴室内リモコン250の表示部252には、所定音声「脈」に応じた心臓マッサージの方法や救急病院の連絡先に関する情報や、所定音声「息」に応じた人工呼吸の方法に関する情報等が表示される。また、浴室内リモコン250のスピーカ254から選択された第1の対処情報が音声として流れる。この際、スピーカ254から表示部252を見るように促すアナウンスが音声として流れてもよい。
【0047】
次に、浴室監視システム100において、タイマ220による計測時間tが第1所定時間T1 より長い第2所定時間T2 (例えば10分)を経過したとき(s23でYES)、異常レベル判定手段230により入浴者が異常レベル「2」であると判定される。また、警報制御手段240により異常レベル判定手段230により判定された異常レベル「2」に応じた「第2警報」が浴室内リモコン250及び浴室外リモコン260を介して行われる(s24)。
【0048】
このとき情報管理システム100において、情報提供手段120により記憶手段110から異常レベル「2」に対応する「第2の対処情報」が読み取られる。この上で、情報提供手段120により「第2の対処情報」が浴室内リモコン250に提供される(s14、矢印▲4▼)。
【0049】
これにより浴室内リモコン250の表示部252には、入浴者が比較的重症な場合の心臓マッサージ等の応急措置に関する情報等、入浴者を正常状態に回復させるための種々の第2の対処情報が表示される。また、浴室内リモコン250のスピーカ254から第2の対処情報が音声として流れる。この際、スピーカ254から表示部252を見るように促すアナウンスが音声として流れてもよい。
【0050】
さらに情報提供手段120により記憶手段110から異常レベル「2」に対応する「第2所定連絡先」として、消防署及び救急病院の連絡先(消防署及び救急病院の端末300のメールアドレス等)が読み取られる。この上で、情報提供手段120により当該消防署及び救急病院の端末300に「入浴者の異常状態(異常レベル2)に応じた情報」がネットワークを介して提供される(s14、矢印▲5▼)。
【0051】
これにより消防署、救急病院の端末300には「●●町〜丁目の○○さん宅で入浴者の様子がおかしいので急行して下さい」とか「●●町〜丁目の○○さん宅で入浴者の様子がおかしいので急患受入態勢を整えて下さい」、さらにはより詳細に「●●町〜丁目の○○さん宅にお住まいの・・さんが心臓に異常をきたした可能性があります」等、「異常状態(異常レベル2)に応じた情報」が表示される。
【0052】
前記機能を発揮する情報管理システム100によれば、第1及び第2警報(図2s22、24参照)時に、浴室内リモコン250の表示部252及びスピーカ254を通じて当該警報に係る入浴者の異常状態に応じた第1及び第2対処情報が浴室に提供される(図2矢印▲1▼▲4▼参照)。
【0053】
従って、第1又は第2警報(図2s22、24参照)に応じて浴室に駆けつけた家人等が、入浴者の異常状態を把握した際、浴室内リモコン250の表示部252等を介して迅速に当該対処情報を知覚し得る。また、家人等が入浴者の応急措置をしたり、救急病院に電話する等の対処をすることができる。このため、入浴者の正常状態への迅速な回復を図ることができる。
【0054】
また、第1又は第2警報(図2s22、24参照)に応じて浴室に駆けつけた家人等が入浴者の様子を調べ「たいへんだ。脈が弱まっている。」等の声を発した場合、この声に含まれる所定音声「脈」に応じ、心臓マッサージの方法等の選択された第1又は第2対処情報(図2矢印▲3▼参照)が浴室内リモコン250を介して当該家人等に提供される。従って、家人等はこの「対処情報」を知覚した上で入浴者に対して対処情報に従った心臓マッサージや救急病院への連絡等の対処を迅速に行うことができる。
【0055】
また、浴室に駆けつけた第三者が「人工呼吸のやり方を教えて」とか「救急病院の連絡先を知りたい」等、所望する対処情報を直接的に声に表して発生したとする。この場合、第三者が発した声に含まれる所定音声「人工呼吸のやり方」や「救急病院の連絡先」に応じ、人工呼吸方法や救急病院の連絡先等の「対処情報」が浴室に設けられた情報伝達手段を介して当該第三者に提供される。従って、第三者はこの「対処情報」を知覚した上で入浴者に対して対処情報に従った人工呼吸や救急病院への連絡等の対処を迅速に行うことができる。
【0056】
さらに第1警報に応じ、家人等の端末300(所定連絡先)に対し、「●●町〜丁目の○○さん宅で入浴者の様子を確認して下さい」等、入浴者の異常状態(異常レベル1)に応じた情報が提供される(図2矢印▲2▼参照)。また、第2警報に応じ、消防署、救急病院の端末300(所定連絡先)に対し、「●●町〜丁目の○○さん宅で入浴者の様子が変なので急行して下さい」等の入浴者の異常状態(異常レベル2)に応じた情報が提供される(図2矢印▲5▼参照)。
【0057】
従って、入浴者の異常状態が検知された場所に家人等や救急車が迅速に駆けつけ、入浴者の安全確認を行って適宜応急措置を行うこと等ができる。このため、家人が浴室監視システム200による警報(図2s22、24参照)に気付かなかったり、家人が留守の場合でも、入浴者が不測の事態に陥るおそれを軽減することができる。
【0058】
また、救急病院ではその端末300を通じて「●●町〜丁目の○○さん宅で入浴者の様子がおかしいので急患受入態勢を整えて下さい」という情報に応じ、●●町〜丁目の○○さんの家族の過去のカルテの検索、当該カルテに基づく応急措置の選択、及び当該選択に応じた急患受入態勢の準備を行うことができる。従って、救急病院に担ぎ込まれた異常状態の入浴者に迅速且つ的確な措置が施され得る。
【0059】
さらに、判定された異常レベルが「1」の場合、入浴者が比較的軽症な場合の対処情報が提供され(図2矢印▲1▼▲3▼参照)、判定された異常レベルが「2」の場合、入浴者が比較的重症な場合の対処情報が提供される(図2矢印▲4▼参照)。従って、入浴者が比較的軽症にも関わらず比較的重症な場合の対処情報が提供されてしまい、当該情報を取得した家人等が入浴者が重症であると誤解し、いたずらに気が動転してしまう等の事態を回避することができる
また、異常レベルが「2」と判断されない限り、消防署や救急病院に情報提供(図2矢印▲5▼)が行われないので、判定された異常レベルが「1」と低く(図2s21参照)、入浴者が異常状態にあると誤判定されている可能性のある段階で消防署等に情報提供され、入浴者が正常であるにも関わらず救急車が出動する等の事態を回避することができる。
【0060】
なお、本実施形態では浴室に設けられたカメラ210により撮影される入浴者の静止時間tに応じて当該入浴者の異常状態が判定されたが、他の実施形態として浴室内リモコン250のマイク256により検知される入浴者の音声の停止時間や、浴槽に設けられた心拍数測定装置により測定される入浴者の心拍数の変化等、入浴者の状態を表す種々のパラメータに基づいて当該入浴者の異常状態が判定されてもよい。
【0061】
本実施形態では異常レベルが2段階にわたり判定されたが、他の実施形態として異常レベルが3段階以上にわたり判定され、各異常レベルに応じた形で「対処情報」及び「所定連絡先」が3段階以上に区分されてもよい。また、判定された異常レベルが低いうちは情報提供(図2矢印▲1▼〜▲5▼参照)を行わず、判定された異常レベルが高くなってから情報提供が行われるようにしてもよい。
【0062】
本実施形態では情報提供手段120により記憶手段110から種々の情報が取得されたが、他の実施形態として情報提供手段120により外部のサーバ(図示略)からネットワークを介して種々の情報が取得されてもよい。
【0063】
本実施形態では異常レベル判定手段230により判定される異常レベルに応じて「所定連絡先」が区分されていたが(異常レベル「1」‥家人等、異常レベル「2」‥消防署、救急病院)、他の実施形態として「呼吸」「心臓」「頭」に関連する音声に応じ、それぞれ呼吸器科、心臓外科、脳外科の治療に定評のある救急病院が所定連絡先として設定される等、音声認識手段130により認識される音声に応じて「所定連絡先」が区分されていてもよい。
【0064】
さらに他の実施形態として●●町において入浴者の異常状態が検知された場合は▲▲区の救急病院が所定連絡先として設定される等、入浴者の異常が検知された場所の地域属性に応じて「所定連絡先」が区分されてもよい。
【0065】
また、本発明の他の実施形態として、音声認識手段130により認識された所定音声に応じ、情報提供手段120により記憶手段110から所定音声に応じた第2の対処情報(図2矢印▲4▼参照)が選択的に読み取られ、選択された第2の対処情報が浴室内リモコン250の表示部252に表示等されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報管理システムの一実施形態の構成説明図
【図2】本発明の情報管理システムの一実施形態の機能説明図
【符号の説明】
100‥情報管理システム、110‥記憶手段、120‥情報提供手段、130‥音声認識手段、200‥浴室監視システム、252‥表示部(情報伝達手段)、254‥スピーカ(情報伝達手段)、256‥マイク

Claims (7)

  1. 浴室における入浴者の異常状態検知に応じて警報を発する浴室監視システムと併設される情報管理システムであって、
    浴室に設けられた情報伝達手段と、
    浴室監視システムによる警報後、記憶手段から入浴者の異常状態に応じた対処情報を取得した上で、取得した対処情報を情報伝達手段を介して提供する情報提供手段とを備えていることを特徴とする情報管理システム。
  2. 浴室に設けられた音声認識手段を備え、
    情報提供手段が浴室監視システムによる警報後、記憶手段により記憶されている入浴者の異常状態に応じた対処情報の中から、音声認識手段により認識された所定音声に応じた対処情報を選択的に取得した上で、取得した対処情報を情報伝達手段を介して提供することを特徴とする請求項1記載の情報管理システム。
  3. 浴室監視システムにより入浴者の異常状態が複数レベルにわたり検知され、
    情報提供手段が記憶手段により記憶されている入浴者の異常状態に応じた対処情報の中から、浴室監視システムによる警報に係る異常レベルに応じた対処情報を選択的に取得した上で、取得した対処情報を情報伝達手段を介して提供することを特徴とする請求項1又は2記載の情報管理システム。
  4. 浴室における入浴者の異常状態検知に応じて警報を発する浴室監視システムと併設される情報管理システムであって、
    浴室監視システムによる警報後、記憶手段から所定連絡先を取得した上で、該所定連絡先に対して該入浴者の異常状態に応じた情報を提供する情報提供手段とを備えていることを特徴とする情報管理システム。
  5. 浴室に設けられた音声認識手段を備え、
    情報提供手段が浴室監視システムによる警報後、記憶手段により記憶されている所定連絡先の中から、音声認識手段により認識された所定音声に応じた所定連絡先を選択的に取得した上で、該所定連絡先に該入浴者の異常状態に応じた情報を提供することを特徴とする請求項4記載の情報管理システム。
  6. 浴室監視システムにより入浴者の異常状態が複数レベルにわたり検知され、
    情報提供手段が浴室監視システムによる警報後、記憶手段により記憶されている所定連絡先の中から、該警報に係る入浴者の異常レベルに応じた所定連絡先を選択的に取得した上で、該所定連絡先に該入浴者の異常状態に応じた情報を提供することを特徴とする請求項4又は5記載の情報管理システム。
  7. 浴室における入浴者の異常状態検知に応じて警報を発する浴室監視システムと併設される情報管理システムであって、
    浴室に設けられた情報伝達手段と、
    浴室監視システムによる警報後、記憶手段から入浴者の異常状態に応じた対処情報を取得した上で、取得した対処情報を情報伝達手段を介して提供するとともに、記憶手段から所定連絡先を取得した上で該所定連絡先に対して該入浴者の異常状態に応じた情報を提供する情報提供手段とを備えていることを特徴とする情報管理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009240661A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Toyota Motor Corp 健康管理ネットワークシステム
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