JP2016032501A - 看護・介護支援装置および看護・介護支援方法 - Google Patents

看護・介護支援装置および看護・介護支援方法 Download PDF

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泰 佐藤
青木 康
Yasushi Aoki
康 青木
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正彦 今西
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Abstract

【課題】周囲の者の手を煩わせることなく、高精度に対象者の安全を確認することを目的とする。
【解決手段】対象者の近傍に設置されたセンサーと医療施設とをネットワークで接続し、センサーが検知(ステップ2)した情報に応じて呼びかけ音声を再生し(ステップ4)、呼びかけ音声に対する対象者の回答(ステップ5)とセンサーが検知した情報を判断して(ステップ6)、必要な場合に緊急通報を行うことにより(ステップ7)、周囲の者の手を煩わせることなく、高精度に対象者の安全を確認することができる。
【選択図】図2

Description

ベッドに寝ている対象者に対して用いる看護・介護支援装置および看護・介護支援方法に関する。
要介護者や障がい者が自宅等の医療施設外で床についている場合や、老人が単身で居住する場合、これらの看護・介護の対象者の健康状態が悪化したり、何らかのトラブルが生じたりすると、自ら対応することが困難な場合があり危険である。そのため、家族の者が目を放すことができなかったり、定期的に医療従事者が訪問する等していた。従来、このような状況に対処するために、対象者の枕元にスイッチを配置し、緊急の場合にスイッチを押すことにより、家族や医療施設に通報が行うシステムが構築されていた。
特開2005−152616公報 特開2009−151473公報 特開2010−286971公報 特開2012−065789公報
しかしながら、対象者の状態によっては、スイッチを押すことが困難な場合があり、十分に危険を回避できていなかった。
本発明は、周囲の者の手を煩わせることなく、高精度に対象者の安全を確認することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の看護・介護支援装置は、医療施設外の対象者の看護や介護を前記医療施設から行う看護・介護支援装置であって、対象者が寝るベッドと、前記対象者の状況を検知するセンサーと、前記ベッドの周辺に設けられるスピーカと、前記センサーで検知した情報に応じてあらかじめ定められた複数の呼びかけ音声から1つの前記呼びかけ音声を選択すると共に、前記センサーで検知した情報および前記呼びかけ音声に対する前記対象者の回答の内容から緊急通報を要するか否かを判断する制御装置と、前記医療施設に設けられて前記制御装置の制御により緊急通報を行う連絡装置とを有し、前記制御装置は前記呼びかけ音声を前記スピーカを通して再生することを特徴とする。
また、本発明の看護・介護支援方法は、ベッドに寝ている対象者の状況をセンサーで検知する工程と、前記センサーで検知した情報に応じた呼びかけ音声を再生する工程と、前記呼びかけ音声に対する前記対象者の回答と前記センサーで検知した情報に応じて緊急通報を行う工程とを有することを特徴とする。
以上のように、対象者の近傍に設置されたセンサーと医療施設とをネットワークで接続し、センサーが検知した情報に応じて呼びかけ音声を再生し、呼びかけ音声に対する対象者の回答とセンサーが検知した情報を判断して、必要な場合に緊急通報を行うことにより、周囲の者の手を煩わせることなく、高精度に対象者の安全を確認することができる。
実施の形態1における看護・介護支援装置の構成を示す概略図 実施の形態1における看護・介護支援方法のフローを示す図 実施の形態2における看護・介護支援装置の構成を示す概略図 実施の形態2における看護・介護支援方法のフローを示す図
本発明の看護・介護支援装置および看護・介護支援方法は、自宅のベッド等の医療施設外のベッドに寝ている患者や要介護者等の対象者に対する看護,介護や安全の確認を支援するものである。ここで、対象者とは、障がい者等の動作に不自由のある病人や要介護者,単身で居住する老人等の、健康状態が悪化した時や不測の事態が生じた時に自力で対処することが困難な人を指す。そのため、対象者は、常時、または定期的に、安全の確認,一定の監視が必要となる。
本発明の看護・介護支援装置は、対象者の状態を検出するセンサーと、対象者に対して音声を再生するスピーカと、対象者の回答が入力されるマイクと、対象者に対して呼びかける呼びかけ音声を選択し、対象者の回答とセンサーで検出した情報とを解析して必要な場合に緊急呼び出しを行う制御装置と、前記センサー,スピーカおよびマイクと制御装置とを接続するネットワークとから構成される。
このような構成の看護・介護支援装置および看護・介護支援方法において、ベッドに寝ている対象者の状態を常時センサーにより監視し、センサーで検出した情報を制御装置で解析する。まず、制御装置は、解析結果から対象者の一定の状況変化を検出すると、あらかじめ定められた複数の呼びかけ音声から1つの呼びかけ音声を選択し、自動的に、スピーカを介して対象者に呼びかけ音声を再生して呼びかける。次に、呼びかけ音声に対する対象者の返事等の回答がマイクから入力され、制御装置はセンサーで検出した情報,呼びかけ音声および回答を解析し、必要に応じて自動的に緊急通報を行う。緊急通報は、センサーで検知した情報,呼びかけ音声およびその回答を解析し、対象者の健康状態が悪化していると判断した場合や、ベッドから落ちる等の不測の事態が生じている判断した場合に、自動的に行われる。さらに、この判断に際し、医師の診断や医療従事者の判断等の医師等の判断を促し、医師等の判断により緊急通報を行うようにすることもできる。緊急通報としては、看護師や介護士,医師等の医療従事者を対象者のもとに急行させたり、対象者に問題が生じたことを家族等のあらかじめ定めた特定の人物に連絡したりすることにより行う。なお、センサーとしてカメラが含まれている場合には、対象者からの回答として、音声による回答の他に身振り手振りを回答とし、解析のための情報の1つとしても良い。
このように、センサーにより対象者の状況変化を検知した時に呼びかけ音声を再生し、呼びかけ音声に対する回答を考慮して対象者の動作を解析して、対象者が緊急の状態であるかどうかの解析を行い、必要な場合には緊急通報を行い、緊急通報があった場合に家族や医療従事者が対象者のもとに駆けつけて対処することにより、常時付き添ったり、周囲の者の手を煩わせたりすることなく、高精度に対象者の安全を確認することができる。特に、独居老人が急死したような場合、誰にも気づかれずに放置されることを回避することができる。また、対象者が認知症等である場合は、一定期間不在であることを感知し、対象者が徘徊行動を行っていると判断し、緊急通報を行うことができる。
以下、具体的な構成を実施の形態として、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
まず、図1,図2を用いて、実施の形態1における看護・介護支援装置および看護・介護支援方法について説明する。
図1は実施の形態1における看護・介護支援装置の構成を示す概略図、図2は実施の形態1における看護・介護支援方法のフローを示す図である。
図1に示すように、自宅13等の医療施設14外に、要介護者等の対象者6がベッド7に寝ている状態において、実施の形態1における看護・介護支援装置は、対象者6の状況を検出するセンサーと、対象者6に対して音声を再生するスピーカ8と、対象者6の回答が入力されるマイク9と、対象者6に対して呼びかける呼びかけ音声を選択し、対象者6の回答とセンサーで検出した情報とを解析して、必要な場合には緊急通報を行う制御装置1と、医療従事者に緊急通報を行う連絡装置10と、制御装置1からの緊急通報を行う旨の解析結果を受信して連絡装置10に通知するサーバー15とから構成される。また、制御装置1は、センサー,スピーカ8およびマイク9と、有線または無線で接続され、センサーが検知した情報,呼びかけ音声およびその回答の内容を受信する。このうち、センサー,スピーカ8,マイク9および制御装置1は、対象者6が寝ている自宅13等に設けられる。また、サーバー15および連絡装置10は、医療施設14に設けられる。なお、少なくともセンサー,スピーカ8,マイク9を自宅13に配置し、連絡装置10を医療施設14に配置すれば良く、制御装置1を医療施設14に設置し、サーバー15を自宅13に配置しても良い。つまり、自宅13に配置されるセンサー,スピーカ8,マイク9の情報に基づいて医療施設14に配置される連絡装置10が動作し、いずれかに配置される制御装置1がセンサー,スピーカ8,マイク9の情報に基づいて連絡装置10を制御し、自宅13と医療施設14とのデータの送受信をサーバー15により行う。
図1に基づく以下の説明では、センサー,スピーカ8およびマイク9は、制御装置1と通信可能なように接続される。センサー,スピーカ8およびマイク9は、対象者6が寝ているベッド7が置かれる部屋等に配置され、好ましくは、ベッド7またはベッド7の周囲に配置される。連絡装置10は、医療施設14の医療従事者の控え室等の対象者6を遠隔で常時監視,確認する場所に配置される。医療従事者の控え室とは、例えば、看護師が詰めるナースセンターや介護士が詰める介護センター等である。また、制御装置1は医療従事者の控え室等に配置することに限定されず、連絡装置10,センサー,スピーカ8およびマイク9等との通信、および連絡装置10との通信が可能な状態であれば、サーバールーム等の別の場所に配置することもできる。また、センサーは、1または複数のセンサーを組み合わせて用いることができ、センサーの組み合わせにより、対象者6の状況を検出する。例えば、センサーとして、図1に示すように、ベッドセンサー2,センサーマット3,マットセンサー4,シルエットセンサー5等の内の、1または複数の組み合わせを用いることができる。ベッドセンサー2は圧力センサーであり、ベッドセンサー2の上に対象者6が寝る形でベッド7に設置される。ベッドセンサー2では、センサー上の対象者6による圧力分布を検知し、対象者6の体勢を予測する。センサーマット3はベッド7のマット上に配置され、対象者6の呼吸数や脈拍等のバイタルを検出する。マットセンサー4は、ベッド7脇の床に配置される圧力センサーで、対象者6の足がマットセンサー4上に乗ることにより対象者6が立とうとしていることや、対象者6が転落していること、あるいは対象者6がベッド7から離れようとしていること等を検知する。シルエットセンサー5は、赤外線カメラ等の対象者6の画像を撮影,検証するセンサーであり、対象者6の動作を直接的に検知する。さらに、マイク9により、対象者6のいびきを検出し、センサーの検知情報の1つとして用いることもできる。特に、センサーマット3を含めることにより、対象者6の健康状態をより確実に検知することができ好ましい。すなわち、呼吸数や脈拍数等を常時モニターすることができるので、呼吸数や脈拍数の低下による健康状態の重大な悪化をリアルタイムでモニターできる。
サーバー15と制御装置1との通信は、既存または専用のネットワークを介して行い、基地局16を介して行われる。ネットワークとしては、MVNO/LTE等の携帯電話のネットワークを用いることもできる。
このような構成によって、センサーにより対象者6の状況に応じて呼びかけ音声を再生し、呼びかけ音声に対する回答を考慮して対象者6の状況を解析して、必要な場合には緊急通報を行う。緊急通報によって家族や医療従事者が対象者のもとに駆けつけて対処することができるため、常時、対象者6に付き添って注意を払い続けるといった周囲の者の手を煩わせることなく、高精度に対象者の安全を確認することができる。特に、センサーマット3を含めることにより、独居老人が急死したような場合には心拍数や呼吸数からリアルタイムに検知することができ、誰にも気づかれずに放置されることを回避することができる。
なお、緊急通報を行う前に、対象者6の状況の解析結果に基づいて、医療施設から遠隔で、医師等が判断を行うこともできる。この判断は、主に、マイク9とスピーカ8とを用いて問診を行うことができる。さらに、センサーマット3を用いてより詳細な状況を確認することもでき、センサーと共にカメラを設けることにより、画像による判断を行うこともできる。この医師等の判断により、緊急通報を行うかどうかを判断することもできる。また、緊急通報は、医療従事者の呼び出しのほか、家族への通報を行うこともでき、救急車の要請を行うこともできる。
以下、実施の形態1における看護・介護支援装置の動作、および看護・介護支援方法について説明する。
図1,図2に示すように、センサーは、常時、ベッド7に寝ている対象者6の動作や状況の監視を行う(図2のステップ1)。
そして、センサーが対象者6のバイタルの低下等の状況の変化や動作を検知すると(図2のステップ2)、その情報が制御装置1に送られ、制御装置1にて検知内容から動作や状況の変化を判断し、判断結果に対応した呼びかけ音声を自動的に選択する。例えば、呼吸数や心拍数が一定の値を下回ったときや、一定の割合以上低下した場合等に状況に変化が生じたと判断する(図2のステップ3)。呼びかけ音声は、制御装置1内または制御装置1がアクセスできるように設けられた記憶装置11に複数記憶されており、センサーの検知内容から判断される動作や状況の変化に対する呼びかけとして最も適切な呼びかけ音声を、制御装置1が選択する。例えば、起き上がろうとしていると判断される場合は、「どうしましたか?」等の呼びかけ音声を選択し、バイタルが低下している等体調に異変が生じていると判断される場合は、「大丈夫ですか?」等の呼びかけ音声を選択し、行動抑制が必要な場合は、これらと共に、またはこれらに代わり行動抑制をする呼びかけ音声を選択する。図では、記憶装置11は医療施設14内に配置され、サーバー15を介して制御装置1と接続されているが、記憶装置11を自宅13内に配置して制御装置1と直接接続しても良いし、制御装置1内に内蔵させても良い。
次に、制御装置1がスピーカ8を制御して選択した呼びかけ音声を再生し、自動的に対象者6に呼びかける(図2のステップ4)。この呼びかけに対して、対象者6はいろいろな回答を行う(図2のステップ5)。回答は、音声による回答や身振り手振りによる回答等があり、状況によっては全く回答されないという場合もある。
そして、制御装置1は、対象者6からの回答,センサーの検知内容および呼びかけた呼びかけ音声から、対象者6の状況を判断し(図2のステップ6)、対象者6の病状が悪化している場合や、危険な動作を行っていると判断された場合は、自動的に緊急通報を行う(図2のステップ7)。なお、緊急通報を行う前に、制御装置1は、医師等の判断等を促す処理をし、医師等の判断に応じて緊急通報を行うようにしても良い。医師等の判断としては、センサーマット3の検出結果からバイタルを判断したり、音声による問診をしたり、カメラを設けている場合には目視による判断をしたりすることができる。
緊急通報は、看護師や介護士等の医療従事者を対象者6のもとに急行させる通報を行ったり、救急車を要請したり、家族に通報を行う、町内会や自事会等の民生委員等に連絡する等の、あらかじめ定めた特定の人物に通報を行ったりすることにより行う。医療従事者に対する緊急通報は、制御装置1の制御により、医療従事者が詰めている場所に設置される連絡装置10により急行する旨や、医師等による判断を要する旨を連絡することにより行われ、医療従事者が所持する携帯端末に通報を行っても良い。家族や民生委員等への緊急通報も、制御装置1の制御により、あらかじめ設置された連絡装置10が通報を行うようにしても良いし、自宅や所持している携帯端末に、メールや電話等の連絡を行うようにしても良い。
このような緊急通報を必要に応じて行うことにより、常時、対象者6を看護・介護しなくとも、対象者6の病状の悪化や不測の事態に対処することができるため、高精度に対象者6の安全を確認することができる。また、独居老人等が死亡した場合、誰も気づかずに、長期間放置されてしまうことがある。このように独居老人が急死したような場合でも、バイタルの検出等を常時行うことにより、急死を確認でき、誰にも気づかれずに放置されることを回避することができる。また、体調の急変を検出して、緊急通報を行う結果、適切に処置することができる場合も有り、急死自体を阻止することができる場合もある。
また、長時間にわたり対象者6が不在になっていることを検出し、緊急通報を行うことができる。例えば、対象者6が高齢者や認知症患者等である場合、徘徊を行う場合がある。このような対象者6が、一定時間以上ベッド7にいないことを検出した場合、徘徊している可能性があると判断し、緊急通報を行うようにすることもできる。これにより、対象者6が徘徊していることを迅速に判断でき、早急に対象者6を探索する等の処置を施すことができる。
さらに、ベッド7から離れることが危険であると判断された場合、緊急通報と同時に、制御装置1の制御により、自動的に、ベッド7の周辺に防護柵12を立てるようにしても良い。防護柵12は通常状態はベッド7に収納されてマットから突出しない状態であり、制御装置1の制御によりマットから突出するものである。これにより、より確実に対象者6の危険を回避することができる。
次に、図1を用いて、センサー,呼びかけ音声および回答から緊急通報を行うか否かを決定する例について説明する。
まず、センサーの検知情報と対象者6の状況との関係を例示する。
ベッドセンサー2は、対象者6が動いているか否かを検知するものであり、ベッドセンサー2だけでは、対象者6がどのような状態であるかは明らかにできない。ただし、このセンサーが反応しているということは、対象者6が少なくともベッド7の上にいることは分かる。
センサーマット3は、対象者6の心拍数や呼吸数といったバイタルを検出するセンサーである。
マットセンサー4が反応することにより、対象者6がベッド7の端に座っているか、ベッド7の傍に立っていることが分かる。つまり、マットセンサー4が反応している時は、対象者6が立ち歩こうとしている可能性が有り、緊急性が高いと判断できる。
シルエットセンサー5は、夜間に消灯した室内でも対象者6の体勢を認識できるセンサーであり、例えば、赤外線センサーを利用した画像解析を行っており、ベッド7上で寝ている、ベッド7上で起き上がっている、ベッド7から離れている、ベッド7からはみ出している、などが検出できる。このため、シルエットセンサー5では、センサー1台で危険度の変化を高精度に検出することができる。
なお、センサーとして、カメラ(図示せず)を設け、カメラの画像を判断して、対象者6の状態を検知しても良い。また、マイク9を通じて対象者6の音声やいびき等を検出し、判断材料の1つとすることもできる。
次に、センサーの検知情報に応じた呼びかけ音声の選択について例示する。
例えば、センサーの検知情報を判断した結果、危険度が低いと判断された場合は「○○さん、どうしたの」との呼びかけ音声を選択し、危険度が高い場合と判断された場合は「○○さん、おへんじしてください、どうしましたか」との呼びかけ音声を選択し、再生する。これらの呼びかけ音声は、方言や地方性、属人性に応じて、様々なパターンを記憶させておくことが可能である。
呼びかけ音声に対する回答を判断し、緊急通報を行うか否かの選択を行う場合には、回答に含まれる文字列を抽出し、あらかじめ登録した文字列が含まれるか否かで緊急通報を行うかどうかを判断する。危険度が高いと判断された場合、および危険度が低いと判断された場合で必要があると判断された場合は、緊急通報を行う。なお、緊急通報を行う判断をする前に、センサーの検知情報および呼びかけ音声と回答のやり取りを医師等に送信し、医師等の遠隔判断を行っても良い。
具体的には、「○○さんどうしたの」という呼びかけ音声に対する回答が、「あー、うーぅ、おなかが」であった場合、文中に「おなか」の体の部位があるので、体調に異変があったと判断して緊急通報を行う。この際、緊急通報に先立ち、「わかりました、かんごふさんにつたえておくね」等の音声を再生し、医師等に連絡するようにしても良い。
また、「どうしたの」という呼びかけ音声に対する回答が、「いたい、いたい、つめたい、いたい」であった場合、文中に「いたい」や「つめたい」と苦痛を訴える文字列が含まれるので、体調に異変があったと判断して緊急通報を行う。この際、緊急通報に先立ち、「わかりました、かんごふさんにつたえておくね」等の音声を再生し、医師等に連絡するようにしても良い。
また、「○○さん、おへんじしてください、どうしましたか」という呼びかけ音声に対する回答は全て文字を一定時間で記録する。この場合、何を言っているかは重要ではなく、言っていることの確認が重要になる。この後に通信方式などによって看護師や医師等がカメラの映像と電話などで確認することが好ましい。
また、これらの音声による呼びかけ音声と回答のやり取りをテキスト変換し、変換したテキストにより判断を行うようにしても良い。
(実施の形態2)
次に、図3,図4を用いて、実施の形態2における看護・介護支援装置および看護・介護支援方法について説明する。
図3は実施の形態2における看護・介護支援装置の構成を示す概略図、図4は実施の形態2における看護・介護支援方法のフローを示す図である。
図3に示すように、実施の形態2における看護・介護支援装置は、実施の形態1における看護・介護支援装置に対して、対象者6を常時撮影するカメラ17と、呼びかけ音声と回答の内容および遠隔判断を行った場合はその内容、緊急通報の有無等から看護・介護記録を自動的に作成する記録作成装置18とをさらに備える。
実施の形態2における看護・介護支援装置および看護・介護支援方法は、このような構成を備えることにより、実施の形態1と同様に、必要な場合には緊急通報を行うことによって家族や医療従事者が対象者のもとに駆けつけて対処することができるため、常時、対象者6に付き添って注意を払い続けるといった周囲の者の手を煩わせることなく、高精度に対象者の安全を確認しながら、必要なカメラ13の画像と共に、センサーの検知情報,呼びかけ音声およびその回答,医師等の判断の有無とその結果,緊急通報の有無を含む看護・介護記録を自動的に作成することができる。
看護・介護記録の作成工程を、図3,図4を用いて説明する。
ここで、実施の形態1と同様に、対象者6の状況を判断して緊急通報を実行するまでの工程は行う(図4のステップ1〜ステップ7)。
本実施の形態では、対象者の状況を判断(図4のステップ6)した後、制御装置1にて看護・介護記録の作成が必要であるかを判断する(図4のステップ8)。必要であるかどうかの判断は、センサーの検知情報,呼びかけ音声およびその回答の内容から、緊急通報を行った場合や医師等の判断を行った場合、危険度が小さくとも危険があると判断した場合に看護・介護記録の作成が必要であると判断する。なお、作成が必要と判断した場合も、必要でないと判断した場合も、カメラ13による画像の撮影と記録は継続する。
次に、看護・介護記録の作成が必要であると判断した場合は、記録作成装置18は、センサーの検知情報,呼びかけ音声とその回答の内容,判断を行った場合は医師等の判断結果,緊急通報するべきと判断した根拠となるセンサーの検知情報または呼びかけ音声とその回答の内容または判断を行った場合は医師等の判断結果の内容,その間の画像およびその間の日時を抽出する(図4のステップ9)。ここで、呼びかけ音声とその回答の内容は、音声の状態で抽出,記録しても良いが、音声をテキスト化している場合は、テキストを抽出,記録する方が好ましい。
最後に、記録作成装置18は、抽出したセンサーの検知情報,呼びかけ音声とその回答の内容および判断を行った場合は医師等の判断結果,緊急通報の有無を、日時と画像をつけて、看護・介護記録として記録作成装置18内の記憶装置19に記録する。なお、画像は、静止画でも動画でも良く、必要に応じて選択して記録しても良い。
1 制御装置
2 ベッドセンサー
3 センサーマット
4 マットセンサー
5 シルエットセンサー
6 対象者
7 ベッド
8 スピーカ
9 マイク
10 連絡装置
11 記憶装置
12 防護柵
13 自宅
14 医療施設
15 サーバー
16 基地局
17 カメラ
18 記録作成装置
19 記憶装置

Claims (13)

  1. 医療施設外の対象者の看護や介護を前記医療施設から行う看護・介護支援装置であって、
    対象者が寝るベッドと、
    前記対象者の状況を検知するセンサーと、
    前記ベッドの周辺に設けられるスピーカと、
    前記センサーで検知した情報に応じてあらかじめ定められた複数の呼びかけ音声から1つの前記呼びかけ音声を選択すると共に、前記センサーで検知した情報および前記呼びかけ音声に対する前記対象者の回答の内容から緊急通報を要するか否かを判断する制御装置と、
    前記医療施設に設けられて前記制御装置の制御により緊急通報を行う連絡装置と
    を有し、前記制御装置は前記呼びかけ音声を前記スピーカを通して再生することを特徴とする看護・介護支援装置。
  2. 前記緊急通報が、前記医療施設の医療従事者を前記対象者のもとに派遣することを促すもの、または救急車の要請、またはあらかじめ定めた特定の人物への通報であることを特徴とする請求項1記載の看護・介護支援装置。
  3. 前記センサーが、ベッドセンサー,センサーマット,マットセンサー,シルエットセンサーまたはカメラのいずれか1つまたはこれらの組み合わせで構成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の看護・介護支援装置。
  4. 前記ベッドの周辺部に、前記制御装置の制御により突出する防護柵をさらに有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の看護・介護支援装置。
  5. 前記緊急通報を行う前に、前記医療従事者が判断することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の看護・介護支援装置。
  6. 前記センサーとして前記対象者を常時撮影するカメラを含み、
    看護・介護記録を自動的に作成する記録作成装置と、
    前記センサーの検知情報,前記呼びかけ音声とその回答の内容および前記緊急通報するにいたった根拠を、日時と前記センサーで変化を検知してから前記緊急通報を行うまでに前記カメラにより撮影された画像と共に前記看護・介護記録として記録する記憶装置と
    をさらに有することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の看護・介護支援装置。
  7. 前記センサーとして前記対象者を常時撮影するカメラを含み、
    看護・介護記録を自動的に作成する記録作成装置と、
    前記センサーの検知情報,前記呼びかけ音声とその回答の内容,前記医療従事者の判断の有無とその内容および前記緊急通報するにいたった根拠を、日時と前記センサーで変化を検知してから前記緊急通報を行うまでに前記カメラにより撮影された画像と共に前記看護・介護記録として記録する記憶装置と
    をさらに有することを特徴とする請求項5記載の看護・介護支援装置。
  8. 前記呼びかけ音声および前記回答を、テキスト変換することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の看護・介護支援装置。
  9. ベッドに寝ている対象者の状況をセンサーで検知する工程と、
    前記センサーで検知した情報に応じた呼びかけ音声を再生する工程と、
    前記呼びかけ音声に対する前記対象者の回答と前記センサーで検知した情報に応じて緊急通報を行う工程と
    を有することを特徴とする看護・介護支援方法。
  10. 前記対象者を常時撮影し、看護・介護記録として、前記センサーの検知情報,前記呼びかけ音声とその回答の内容および前記緊急通報するにいたった根拠,日時、および前記センサーで変化を検知してから前記緊急通報を行うまでに撮影された画像を記録することを特徴とする請求項9記載の看護・介護支援方法。
  11. 前記緊急通報を行う前に、前記医療従事者が判断することを特徴とする請求項9記載の看護・介護支援方法。
  12. 前記対象者を常時撮影し、看護・介護記録として、前記センサーの検知情報,前記呼びかけ音声とその回答の内容,前記医療従事者の判断の有無とその内容および前記緊急通報するにいたった根拠,日時、および前記センサーで変化を検知してから前記緊急通報を行うまでに撮影された画像を記録することを特徴とする請求項11記載の看護・介護支援方法。
  13. 前記呼びかけ音声および前記回答を、テキスト変換することを特徴とする請求項9〜請求項12のいずれか1項に記載の看護・介護支援方法。
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