JP2004125906A - 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 - Google Patents

電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 Download PDF

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Abstract

【課題】繰り返し使用時の電位安定性に優れ、しかも良好な寿命を持つ電子写真感光体を提供する。
【解決手段】電子写真感光体、該感光体に接触配置され、直流電圧に交流電圧を重畳した電圧を印加されることにより該感光体を帯電する帯電部材を有する帯電手段、および該感光体を除電する前露光手段を有し、帯電周波数f(Hz)とプロセススピードVp(mm/sec)との関係が、下記式(1)の条件を満たす電子写真装置に用いられる電子写真感光体において、該感光体の表面層が、フッ素原子含有樹脂微粒子および特定のジオルガノポリシロキサンを含有し、該ジオルガノポリシロキサンの含有量が、該表面層の全固形分に対して0.1質量%以上0.8質量%以下であることを特徴とする電子写真感光体、該感光体を有するプロセスカートリッジおよび電子写真装置。
10 ≦ f/Vp ≦ 15  (1)
【選択図】    なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は特定の電子写真装置に用いられる電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジおよび電子写真装置に関し、詳しくは特定の帯電手段、および前露光手段を有する電子写真装置に用いられる、表面層がフッ素原子含有樹脂微粒子および特定のポリシロキサンを含有する電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジおよび電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
像保持部材の代表的なものの1つとして電子写真感光体が挙げられる。電子写真技術は即時性や高品質の画像が得られることなどから、近年では複写機の分野にとどまらず、各種プリンターの分野でも広く使われ応用されてきている。その中核となる感光体については、セレン、硫化カドミウムおよび酸化亜鉛に代表される無機系材料があるが、近年では無公害性、高生産性、材料設計の容易性および将来性などの点から有機系材料の開発がさかんに行われている。
【0003】
これらの電子写真感光体には、適用される電子写真プロセスに応じた電気的特性、機械的特性、さらには光学的特性を備えていることが要求される。特に、繰り返し使用される電子写真感光体においては、帯電、画像露光、トナー現像、転写およびクリーニングなどの電気的および機械的外力が直接的または間接的に繰り返し加えられるため、それらに対する耐久性が要求される。
【0004】
無機感光体とは異なり比較的柔らかい物質で構成されている有機光導電物質を含有する電子写真感光体は機械的劣化に対する耐久性が劣るため、耐久特性を満足させるためにいろいろな試みがなされてきた。
【0005】
その中で、効果的に機械的劣化を防止し、耐久性を向上させる方法として、フッ素原子含有樹脂微粒子を電子写真感光体の表面層に存在させることによって電子写真感光体表面の摩擦係数を減少させる方法が挙げられる。この構成によりクリーニング部材との摺擦性がスムーズになり、電子写真感光体表面に強いせん断応力がかからなくなる。
【0006】
しかし、一般にフッ素原子含有樹脂微粒子は表面張力が低く、これを比較的表面張力の高い樹脂中に均一に分散することは難しい。そのため、様々な分散補助材を併用する試みがされているが、その中に特定のポリシロキサンを用いることによってフッ素原子含有樹脂微粒子の分散性を向上させる方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
一方、帯電手段としては、電子写真感光体に接触配置された帯電部材に直流電圧に交流電圧を重畳させた電圧を印加することによって、電子写真感光体を帯電する接触帯電手段が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
【0008】
接触帯電手段は、コロナ帯電手段に比べ、オゾン発生量が格段に少ない、コロナ帯電手段が帯電器に流す電流の80%前後はシールドに流れるため浪費されるのに対して、接触帯電はこの浪費分がなく非常に経済的である等のメリットを持つ。
【0009】
しかしながら、上述の接触帯電手段を有し、帯電部材に印加される交流電圧の帯電周波数(f)が、プロセススピード(Vp)に対して一定以上大きい設定(具体的には、f/Vp≧10)であって、かつ、電子写真感光体を除電する前露光手段を有する電子写真装置(例えば、特許文献3参照)に、フッ素原子含有樹脂微粒子を含有する表面層を有する電子写真感光体を繰り返し使用したときに電位変動の増大を招くことがあった。
【0010】
【特許文献1】
特開2000−81715公報
【特許文献2】
特開昭63−149668号公報
【特許文献3】
特開2002−72632公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、特定の帯電手段および前露光手段を有する電子写真装置に用いられる、繰り返し使用しても良好な電位安定性を持ち、しかも耐久性に優れた電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジおよび電子写真装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明は、導電性支持体上に感光層を有する電子写真感光体、該電子写真感光体に接触配置され、直流電圧に交流電圧を重畳した電圧を印加されることにより該電子写真感光体を帯電する帯電部材を有する帯電手段、および該電子写真感光体を除電する前露光手段を少なくとも有し、帯電周波数f(Hz)とプロセススピードVp(mm/sec)との関係が、下記式(1)の条件を満たす電子写真装置に用いられる電子写真感光体において、
該電子写真感光体の表面層が、フッ素原子含有樹脂微粒子および下記式(2)で示されるジオルガノポリシロキサンを少なくとも含有し、該ジオルガノポリシロキサンの含有量が、該表面層の全固形分に対して0.1質量%以上0.8質量%以下であることを特徴とする電子写真感光体である。
【0013】
10 ≦ f/Vp ≦ 15  (1)
【0014】
【化4】
Figure 2004125906
(式中、R11〜R16は置換もしくは無置換の炭化水素基を示し、Bはフルオロアルキル基を有する置換もしくは無置換の有機基を示し、少なくとも1つのDは末端が封鎖された重合度3以上の、置換もしくは無置換のポリスチレン鎖を有する基を示し、E11およびE12はR11〜R16、BおよびDから選択される基を示し、xは0〜1,000の整数を示し、yおよびzは1〜1,000の整数を示す。)
【0015】
また、本発明は上記電子写真感光体を有するプロセスカートリッジおよび電子写真装置である。
【0016】
【発明の実施の形態】
式(2)中、R11〜R16の置換もしくは無置換の炭化水素基としては、炭素数1〜30のアルキル基、アルケニル基、アリール基およびアリールアルケニル基などが挙げられる。アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基およびブチル基など、アルケニル基としては、エテニル基およびプロペニル基など、アリール基としては、フェニル基、トリル基およびキシリル基など、アリールアルケニル基としては、フェニルエテニル基などが挙げられる。これらの中でもメチル基およびフェニル基が好ましい。なお、R11〜R16は同一であっても異なっていてもよい。
【0017】
Bは、フルオロアルキル基を有する置換もしくは無置換の有機基であるが、下記式(3)で示されることが好ましい。
【0018】
【化5】
Figure 2004125906
(式中、R21はアルキレン基またはアルキレンオキシアルキレン基を示し、mは3以上の整数を示す。)
21のアルキレン基としては、エチレン基およびプロピレン基などが挙げられ、アルキレンオキシアルキレン基としては、エチレンオキシエチレン基、エチレンオキシプロピレン基およびプロピレンオキシプロピレン基などが挙げられる。
【0019】
Dの置換もしくは無置換のポリスチレン鎖を有する基は下記式(4)で示されることが好ましい。
【0020】
【化6】
Figure 2004125906
(式中、R31およびR32は置換もしくは無置換のアルキル基または置換もしくは無置換のアリール基であり、W31は炭化水素基を示し、W32は末端が封鎖された重合度3以上の、置換もしくは無置換のポリスチレン鎖を示し、nは0または1を示す。)
【0021】
31およびR32のアルキル基としては、メチル基、エチル基およびプロピル基などが挙げられ、アリール基としてはフェニル基などが挙げられる。R31およびR32は同一でも異なっていてもよい。
【0022】
31の炭化水素基としては、メチレン基、エチレン基およびプロピレン基などのアルキレン基が挙げられ、炭素数1〜10であることが好ましい。
【0023】
11およびE12はR11〜R16、BおよびDから選択される基であり、同一でも異なっていてもよい。
【0024】
上述の基が有してもよい置換基としては、フッ素原子、塩素原子およびヨウ素原子などのハロゲン原子、メチル基、エチル基およびプロピル基などのアルキル基、およびフェニル基などのアリール基などが挙げられる。
【0025】
Xは0〜1,000の整数であるが、5〜200の整数であることが好ましい。
【0026】
Yは1〜1,000の整数であるが、5〜200の整数であることが好ましい。
【0027】
Zは1〜1,000の整数であるが、5〜200の整数であることが好ましい。
【0028】
X+Y+Zは2〜2,000であることが好ましく、特には5〜1,000、さらには20〜500であることが好ましい。
【0029】
Y+Zは20〜100であることが好ましい。
【0030】
本発明において、X、YおよびZが2以上である場合、R11〜R14、BおよびDはそれぞれ2種類以上であってもよい。例えば、Yが3のとき、3つのBがすべて同じものでも、2つのBが同じで1つのBが異なるものでも、3つのBが異なるものでもよい。
【0031】
また、本発明においては、便宜上、R11およびR12を有するシロキサンユニットの数をX、R13およびBを有するシロキサンユニットの数をY、R14およびDを有するシロキサンユニットの数をZとして式(2)に示したが、これらのユニットは混在してもよい。即ち、R11およびR12を有するシロキサンユニットとR13およびBを有するシロキサンユニットが交互に存在していてもよい。例えば、以下のように結合していてもよい。
【0032】
【化7】
Figure 2004125906
(f,g,hおよびiは整数を示す。)
【0033】
以下に式(2)で示されるジオルガノポリシロキサンの例を挙げる。これらは、一例にすぎず、本発明を限定するものではない。
【0034】
【表1】
Figure 2004125906
【0035】
【表2】
Figure 2004125906
【0036】
【表3】
Figure 2004125906
【0037】
これらの中では、(2−1)、(2−2)、(2−3)および(2−7)が好ましく、特には、(2−1)および(2−7)が好ましい。
【0038】
ジオルガノポリシロキサンの含有量は、表面層中の全固形分に対して、0.1質量%以上0.8質量%以下であることが好ましく、特には0.25質量%以上0.8質量%以下であることが好ましい。本発明に用いられる電子写真装置においては、ジオルガノポリシロキサンの含有量が0.1質量%未満であっても、0.8質量%より多くても繰り返し使用時の電位変動が生じ易くなる。
【0039】
また、本発明に用いられるジオルガノポリシロキサンの重量平均分子量は1,000〜1,000,000であることが好ましく、10,000〜100,000であることがより好ましい。
【0040】
フッ素原子含有樹脂微粒子としては、四フッ化エチレン樹脂、三フッ化塩化エチレン樹脂、四フッ化エチレン六フッ化エチレンプロピレン樹脂、フッ化ビニル樹脂、フッ化ビニリデン樹脂、二フッ化二塩化エチレン樹脂およびこれらの共重合樹脂などの粒子が挙げられる。これらの中では、特に四フッ化エチレン樹脂(ポリテトラフルオロエチレン)が好ましい。
【0041】
また、粒径は体積平均粒径で0.05〜0.5μmであることが好ましく、特には0.1〜0.4μmであることが好ましい。
【0042】
フッ素原子含有樹脂微粒子に対するジオルガノポリシロキサンの含有量は、フッ素原子含有樹脂微粒子100質量部に対して3から20質量部であることが好ましく、特には5〜10質量部が好ましい。含有量が少なすぎるとフッ素原子含有樹脂微粒子の分散性に対する効果が得られにくくなる。一方、多すぎるとキャリヤトラップの原因となり感度の悪化および電位変動が生じ易くなる。また、あらかじめジオルガノポリシロキサンとフッ素原子含有樹脂微粒子とバインダー樹脂とで分散する場合は、フッ素原子含有樹脂微粒子の質量部に対しバインダー樹脂の質量部を等量以下においても分散は可能であるが、好ましくは等量以上、さらに好ましくは1.5倍以上にするとより良好な分散状態が得られる。
【0043】
表面層におけるフッ素原子含有樹脂微粒子の含有量は表面層の全体100質量部に対して、0.5〜30質量部が好ましい。0.5質量部未満では、耐摩耗性の効果が少なく、30質量部を超えると光の透過性の低下、散乱などが生じて電子写真特性に悪影響を与える。
【0044】
本発明で述べる表面層とは、通常の負帯電型積層感光体なら電荷輸送層であり、さらにその上に形成される保護層でもよい。
【0045】
以下、本発明に用いられる電子写真感光体の構成について説明する。本発明における電子写真感光体は、支持体上に感光層を有する。感光層は電荷輸送物質と電荷発生物質を同一の層に含有する単層型であっても、電荷輸送物質を含有する電荷輸送層と電荷発生物質を含有する電荷発生層を有する積層型でもよいが、電子写真特性からは、積層型が好ましい。
【0046】
支持体は導電性を有するものであればよく、アルミニウムおよびステンレスなどの金属、あるいは導電層を設けた金属、紙およびプラスチックなどが挙げられ、形状はシート状および円筒状が挙げられる。
【0047】
本発明においては、支持体と感光層の間に、干渉縞を防止すること、また、支持体の傷を被覆することを目的とした導電層を設けてもよい。この導電層はカーボンブラックや金属粒子などの導電性粒子をバインダー樹脂に分散させて形成することができる。さらに干渉縞を抑制するためにシリカ微粒子を適量添加することも効果的である。導電層の膜厚は好ましくは2〜40μm、より好ましくは5〜25μmである。また、干渉縞抑制のために支持体表面を切削、粗面化およびアルマイト処理などを行うこともできる。
【0048】
支持体または導電層の上に、層の接着機能および電荷バリヤー機能を有する中間層を設けてもよい。中間層の材料としては、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリエチレンオキシド、エチルセルロース、カゼイン、ポリウレタンおよびポリエーテルウレタンなどが挙げられる。これらは適当な溶媒に溶解して塗布される。中間層の膜厚は、好ましくは、0.05μm〜5μm、より好ましくは0.3〜1.5μmである。
【0049】
本発明に用いられる電荷発生物質としては特に限定はないが、例えば、セレン−テルル、ピリリウムおよびチアピリリウム系の染料、フタロシアニン、アントアントロン、ジベンズピレンキノン、トリスアゾ、シアニン、ジスアゾ、モノアゾ、インジゴ、キナクリドンおよび非対称キノシアニン系の各顔料が挙げられる。
【0050】
機能分離型の場合、電荷発生層は、前記電荷発生物質を質量比で0.3〜4倍量のバインダー樹脂と共に、アトライター、ロールミルおよび液衝突型高速分散機などの方法で分散させた分散液を塗布し、乾燥することによって形成される。ただし、電荷発生物質の特性によってはバインダー樹脂を溶剤と電荷発生物質を分散した後に投入したり、バインダー樹脂を使用しなかったりすることも可能である。電荷発生層の膜厚は、好ましくは5μm以下、より好ましくは0.1〜2μmである。
【0051】
電荷輸送層は主として、電荷輸送物質とバインダー樹脂、電荷輸送層が表面層である場合はさらに式(2)で示されるジオルガノポリシロキサンとを溶剤中に溶解し、さらにフッ素原子含有樹脂微粒子を分散することにより得られた塗料を塗布し、乾燥することによって形成する。用いられる電荷輸送物質としては、トリアリールアミン系化合物、ヒドラジン系化合物、スチルベン系化合物、ピラゾリン系化合物、オキサゾール系化合物、トリアリルメタン系化合物およびチアゾール系化合物が挙げられる。
【0052】
電荷輸送層および表面層に用いられるバインダー樹脂としては、フェノキシ樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリスルホン樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、アクリロニトリル樹脂、メタクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリウレタン樹脂あるいはこれらの樹脂の繰り返し単位のうち2つ以上を含む共重合体、例えばスチレン−ブタジエンコポリマー、スチレン−アクリロニトリルコポリマーおよびスチレン−マレイン酸コポリマーなどを挙げることができる。また、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリビニルアントラセンおよびポリビニルビレンなどの有機光導電性ポリマーからも選択できるが、ポリアリレート樹脂を用いることが耐久性の点から好ましい。
【0053】
電荷輸送層の膜厚は、好ましくは5〜50μm、より好ましくは10〜30μmである。電荷輸送物質とバインダー樹脂との比率(質量)は5/1〜1/5、好ましくは3/1〜1/3程度である。なお、塗布する方法としては、浸漬塗布、スプレー塗布、ブレード塗布およびロール塗布など一般的な方法が挙げられる。
【0054】
フッ素原子含有樹脂微粒子の分散には、ホモジナイザー、ラインミキサー、ウルトラディスパーサー、ホモミキサー、液衝突型高速分散機および超音波分散機などの各種乳化機や分散機、ミキサーなどの混合装置が使用できる。
【0055】
本発明の電子写真装置は、直流電圧に交流電圧を重畳した電圧を印加する接触帯電手段、および前露光手段を少なくとも有し、帯電部材へのトナー付着を抑制し、それによる帯電不良や画像ムラを生じにくくするため、帯電周波数f(Hz)およびプロセススピードVp(mm/sec)との関係が、下記式(1)の条件を満たすよう設定される。
10 ≦ f/Vp ≦ 15 (1)
【0056】
帯電周波数f(Hz)およびプロセススピードVp(mm/sec)との関係が10より小さいか、15より大きくなると、帯電部材にトナーが付着しやすく、それによる帯電不良や画像ムラが発生しやすくなる。
【0057】
また、前露光手段がないと、ドラムに形成された潜像が次回転時の画像上に現れるゴーストと呼ばれる現象が発生しやすくなる。
【0058】
図1に本発明の電子写真感光体を有する電子写真装置の概略構成を示す。
【0059】
図において、1はドラム状の本発明の電子写真感光体であり、軸2を中心に矢印方向に所定の周速度で回転駆動される。感光体1は、回転過程において、一次帯電手段3によりその周面に正または負の所定電位の均一帯電を受け、ついで、スリット露光やレーザービーム走査露光などの露光手段(不図示)からの露光光4を受ける。こうして感光体1の周面に静電潜像が順次形成されていく。
【0060】
形成された静電潜像は、ついで、現像手段5によりトナー現像され、現像されたトナー像は、不図示の給紙部から感光体1と転写手段6との間に感光体1の回転と同期取り出されて給紙された転写材7に、転写手段6により順次転写されていく。
【0061】
像転写を受けた転写材7は、感光体面から分離されて定着手段8へ導入されて像定着を受けることにより複写物(コピー)として装置外へプリントアウトされる。
【0062】
像転写後の感光体1の表面は、クリーニング手段9によって転写残りトナーの除去を受けて清浄面化され、さらに、前露光手段(不図示)からの前露光光10により除電処理された後、繰り返し像形成に使用される。
【0063】
本発明においては、上述の電子写真感光体1、一次帯電手段3、現像手段5およびクリーニング手段9などの構成要素のうち、複数のものをプロセスカートリッジとして一体に結合して構成し、このプロセスカートリッジを複写機やレーザービームプリンターなどの電子写真装置本体に対して着脱自在に構成してもよい。例えば、一次帯電手段3、現像手段5およびクリーニング手段9の少なくとも1つを感光体1とともに一体に支持してカートリッジ化して、装置本体のレール12などの案内手段を用いて装置本体に着脱自在なプロセスカートリッジ11とすることができる。
【0064】
また、露光光4は、電子写真装置が複写機やプリンターである場合には、原稿からの反射光や透過光、あるいは、センサーで原稿を読取り、信号化し、この信号にしたがって行われるレーザービームの走査、LEDアレイの駆動および液晶シャッターアレイの駆動などにより照射される光である。
【0065】
本発明の電子写真感光体は電子写真複写機に利用するのみならず、レーザービームプリンター、CRTプリンター、LEDプリンター、液晶プリンターおよびレーザー製版などの電子写真応用分野にも広く用いることができる。
【0066】
【実施例】
以下、実施例に従って説明する。なお、「部」とあるのは質量部を意味する。
【0067】
まず、本発明で用いるジオルガノポリシロキサンは、以下の例のように合成することができる。以下に合成例を示す。
【0068】
<合成例1>
ジオルガノポリシロキサンの合成
下記式で示されるポリシロキサン3.23g、塩化白金酸20ppm(5%イソプロピルアルコール溶液)、
【0069】
【化8】
Figure 2004125906
アリル官能ポリスチレンとして、
【0070】
【化9】
Figure 2004125906
を13.4gおよびm−キシレンヘキサフルオライド80gを混合し、徐々に加熱した。さらに、80℃で6時間反応を続けた。ついで、140℃の条件下で20Torrまで減圧して、溶媒や低沸点成分を除去した。このようにして得られた反応生成物を29Si−NMR、13C−NMRおよびFT−IRにより分析したところ、次式で示されるジオルガノポリシロキサン(前記例示化合物(2−1))であることが判明した。
【0071】
【化10】
Figure 2004125906
【0072】
例示化合物(2−2)から(2−10)を始め、他のジオルガノポリシロキサンも同様な方法により合成することができる。
【0073】
(実施例1)
直径30mm×長さ357mmのアルミシリンダーを水系洗浄剤を用いて超音波洗浄した後、80℃のイオン交換水に浸漬し、ついで引き上げることによって、乾燥した清浄な面を得た。この支持体上に、以下の材料より構成される塗料を浸漬塗布法により塗布し、140℃で30分熱硬化することによって、膜厚が15μmの導電層を形成した。
【0074】
導電性顔料:SnOコート処理硫酸バリウム           10部
抵抗調節用顔料:酸化チタン                   2部
バインダー樹脂:フェノール樹脂                 6部
レベリング剤:シリコーンオイル             0.001部
溶剤:メタノール、メトキシプロパノール 0.2/0.8    20部
【0075】
次に、この導電層上に、N―メトキシメチル化ナイロン3部および共重合ナイロン3部をメタノール65部およびn−ブタノール30部の混合溶剤に溶解した溶液を浸漬塗布法で塗布し、乾燥することによって、膜厚が1.0μmの中間層を形成した。
【0076】
次に、下記構造で示される電荷発生物質(CGM−1)4部およびテトラヒドロフラン70部を直径1mmガラスビーズを用いたサンドミル装置で10時間分散し、その後にポリビニルブチラール樹脂(エスレックBLS、積水化学製)2部をテトラヒドロフラン20部に溶解した溶液を加え、さらに2時間分散をした。さらにガラスビーズを分離し、シクロヘキサノン100部を加え電荷発生層用の分散液を調製した。この分散液を中間層上に浸漬塗布法により塗布し、80℃で10分間乾燥することによって、膜厚が0.1μmの電荷発生層を形成した。
【0077】
【化11】
Figure 2004125906
【0078】
次に、電荷輸送層を形成するために電荷輸送層の塗料を調製した。まず、バインダー樹脂として、ビスフェノール−Cタイプのポリアリレート樹脂(Mw=110,000)10部をクロロベンゼン100部に溶解し、ポリテトラフルオロエチレン樹脂粒子(ルブロンL−2:ダイキン工業製)10部および合成例1の式(2−1)で示されるジオルガノポリシロキサン1部を添加した。この混合物を液衝突分散機(ナノマイザー・分散圧600bar)を用い3回分散することによって、フッ素原子含有樹脂微粒子分散液を調製した。
【0079】
次に、下記式で示されるCTM−1、
【0080】
【化12】
Figure 2004125906
下記式で示されるCTM−2
【0081】
【化13】
Figure 2004125906
【0082】
上述のポリアリレート樹脂                   13部
ポリテトラフルオロエチレン樹脂微粒子              2部
ジオルガノポリシロキサン                  0.2部
【0083】
であり、溶剤が100部になるように、塗料を調製した。この塗料中に含まれるジオルガノポリシロキサンは全固形分量に対して0.8質量%である。
【0084】
ポリテトラフルオロエチレン樹脂微粒子は、先に分散したフッ素原子含有樹脂微粒子分散液を用いた。なお、溶剤は最終比率でモノクロロベンゼン:ジクロロメタン=1:1になるように調製した。この塗料を浸漬塗布法で塗布して、140℃で1時間乾燥することによって、膜厚が20μmの電荷輸送層を形成した。
【0085】
次に、評価について説明する。
【0086】
評価する装置として、前露光手段を有しているキヤノン(株)製複写機GP−40を改造したものを用いた。改造はプロセススピードVpを100mm/secとし、帯電部材に印加する交流電圧の帯電周波数fを1250Hz、交流電流を1100μAとした。このときのf/Vpは12.5である。直流電圧は暗部電位Vdが−700Vとなるよう調整した。評価用の感光体に交換して初期電位を測定した。暗部電位Vd=−700Vとして、明部電位Vl=−200Vとした。電子写真感光体の表面電位は、評価機から、現像用カートリッジを抜き取り、そこに電位測定装置を挿入し測定を行った。電位測定装置は、現像用カートリッジの現像位置に電位測定プローブを配置することで構成されており、電子写真感光体に対する電位測定プローブの位置は、ドラム軸方向のほぼ中央、ドラム表面からのギャップを3mmとした。さらに、A4サイズの普通紙を連続して複写する連続モードにて、印字比率6%の画像を30℃/85%RHの雰囲気環境において50,000枚の複写を行い、電位変動、画像欠陥および摩耗量について評価を行った。
【0087】
電位変動の評価は、初期と50,000枚繰り返し複写後に表面電位を測定し、明部電位の差(ΔVl)を調べることにより行った。なお、(50,000枚後の明部電位の絶対値
)−(初期の明部電位の絶対値)をもってΔVlとする。
次に、A4サイズの普通紙を連続して複写する連続モードにて、印字比率6%の画像を23℃/5%RHの雰囲気環境において50,000枚の複写を行い、画像欠陥、および摩耗量について評価を行った。
【0088】
画像評価は、50,000枚複写後に写真原稿の複写画像を出力し、画像ムラやかぶり等の画像欠陥があるかを目視にて確認することにより行った。
【0089】
感光体の摩耗量の評価は、耐久前の膜厚から耐久後の膜厚の差を求めることにより行った。
【0090】
(実施例2)
実施例1で用いたジオルガノポリシロキサンをポリテトラフルオロエチレン樹脂微粒子10部に対して0.75部添加した以外は、実施例1と同様に感光体を作製し、評価した。
【0091】
(実施例3)
実施例1で用いたCTM−1/CTM−2/ポリカーボネート樹脂/ポリテトラフルオロエチレン/ジオルガノポリシロキサンの比率を、9/1/14/1/0.1とした以外は、実施例1と同様に感光体を作製し、評価した。
【0092】
(実施例4)
実施例1で用いたCTM−1/CTM−2/ポリカーボネート樹脂/ポリテトラフルオロエチレン/ジオルガノポリシロキサンの比率を、6/1/12/1/0.05とした以外は、実施例1と同様に感光体を作製し、評価した。
【0093】
(実施例5)
実施例1で用いたCTM−1/CTM−2/ポリカーボネート樹脂/ポリテトラフルオロエチレン/ジオルガノポリシロキサンの比率を、9/1/14/0.5/0.025とした以外は、実施例1と同様に感光体を作製し、評価した。
【0094】
(実施例6)
帯電部材に印加する交流電圧の帯電周波数を1000Hzとした以外は実施例1と同様に感光体を作製し、評価した。
【0095】
(実施例7)
帯電部材に印加する交流電圧の帯電周波数を1500Hzとした以外は実施例1と同様に感光体を作製し、評価した。
【0096】
(実施例8)
実施例1で用いたジオルガノポリシロキサンの代わりに、式(2−7)で示されるジオルガノポリシロキサンを用いた以外は、実施例1と同様に感光体を作製し、評価した。
【0097】
(比較例1)
実施例1で用いたジオルガノポリシロキサンをポリテトラフルオロエチレン樹脂微粒子10部に対して1.5部添加した以外は、実施例1と同様に感光体を作製し、評価した。
【0098】
(比較例2)
実施例1で用いたジオルガノポリシロキサンをポリテトラフルオロエチレン樹脂微粒子10部に対して2部添加した以外は、実施例1と同様に感光体を作製し、評価した。
【0099】
(比較例3)
実施例1で用いたCTM−1/CTM−2/ポリカーボネート樹脂/ポリテトラフルオロエチレン/ジオルガノポリシロキサンの比率を、14/2/20/1/0.03とした以外は、実施例1と同様に感光体を作製し、評価した。
【0100】
(比較例4)
フッ素原子含有樹脂微粒子を用いなかった以外は、実施例1と同様に感光体を作製し、評価した。
【0101】
(比較例5)
フッ素原子含有樹脂微粒子を用いなかった以外は、比較例2と同様に感光体を作製し、評価した。
【0102】
(比較例6)
フッ素原子含有樹脂微粒子を用いなかった以外は、比較例3と同様に感光体を作製し、評価した。
【0103】
(比較例7)
ジオルガノポリシロキサンの代わりに、フッ素アルキル側鎖を持つアクリル樹脂(GF300、東亜合成製)をポリテトラフルオロエチレン樹脂微粒子10部に対して0.6部添加した以外は実施例1と同様に感光体を作製し、評価した。
【0104】
(参考例1)
帯電部材に印加する交流電圧の帯電周波数を1600Hzとした以外は実施例1と同様に感光体を作製し、評価した。
【0105】
(参考例2)
帯電部材に印加する交流電圧の帯電周波数を900Hzとした以外は実施例1と同様に感光体を作製し、評価した。
【0106】
(参考例3)
帯電部材に印加する交流電圧の帯電周波数を900Hzとした以外は比較例1と同様に感光体を作製し、評価した。
【0107】
(参考例4)
前露光手段を用いなかった以外は、実施例1と同様に感光体を作製し、評価した。
【0108】
評価結果を表1に示した。
【0109】
【表4】
Figure 2004125906
【0110】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、特定の帯電設定、および前露光手段を有する電子写真装置においても、フッ素原子含有樹脂微粒子、および特定のジオルガノポリシロキサンを特定量感光体の表面層に含有させるとにより、良好な電位特性が得られ、さらに良好な耐久特性も得られる電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセスカートリッジおよび電子写真装置を可能にした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子写真感光体を有する電子写真装置の概略構成の例を示す図である。
【符号の説明】
1 本発明の電子写真感光体
2 軸
3 一次帯電手段
4 露光光
5 現像手段
6 転写手段
7 転写材
8 定着手段
9 クリーニング手段
10 前露光光
11 プロセスカートリッジ
12 レール

Claims (7)

  1. 導電性支持体上に感光層を有する電子写真感光体、該電子写真感光体に接触配置され、直流電圧に交流電圧を重畳した電圧を印加されることにより該電子写真感光体を帯電する帯電部材を有する帯電手段、および該電子写真感光体を除電する前露光手段を少なくとも有し、帯電周波数f(Hz)とプロセススピードVp(mm/sec)との関係が、下記式(1)の条件を満たす電子写真装置に用いられる電子写真感光体において、
    該電子写真感光体の表面層が、フッ素原子含有樹脂微粒子および下記式(2)で示されるジオルガノポリシロキサンを少なくとも含有し、該ジオルガノポリシロキサンの含有量が、該表面層の全固形分に対して0.1質量%以上0.8質量%以下であることを特徴とする電子写真感光体。
    10 ≦ f/Vp ≦ 15  (1)
    Figure 2004125906
    (式中、R11〜R16は置換もしくは無置換の炭化水素基を示し、Bはフルオロアルキル基を有する置換もしくは無置換の有機基を示し、少なくとも1つのDは末端が封鎖された重合度3以上の、置換もしくは無置換のポリスチレン鎖を有する基を示し、E11およびE12はR11〜R16、BおよびDから選択される基を示し、xは0〜1,000の整数を示し、yおよびzは1〜1,000の整数を示す。)
  2. 前記ジオルガノポリシロキサンの含有量が、フッ素原子含有樹脂粒子に対して、5質量%以上10質量%以下である請求項1に記載の電子写真感光体。
  3. 前記ジオルガノポリシロキサンのR11〜R16のうち少なくとも1つがメチル基またはフェニル基である請求項1〜2のいずれかに記載の電子写真感光体。
  4. 前記ジオルガノポリシロキサンのBのフルオロアルキル基を有する置換もしくは無置換の有機基が下記式(3)で示される請求項1〜3のいずれかに記載の電子写真感光体。
    Figure 2004125906
    (式中、R21はアルキレン基またはアルキレンオキシアルキレン基を示し、mは3以上の整数を示す。)
  5. 前記ジオルガノポリシロキサンのDの置換もしくは無置換のポリスチレン鎖を有する基が下記式(4)で示される請求項1〜4のいずれかに記載の電子写真感光体。
    Figure 2004125906
    (式中、R31およびR32は置換もしくは無置換のアルキル基または置換もしくは無置換のアリール基を示し、W31は炭化水素基を示し、W32は末端が封鎖された重合度3以上の、置換もしくは無置換のポリスチレン鎖を示し、nは0または1を示す。)
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の電子写真感光体、および、帯電手段、現像手段およびクリーニング手段からなる群より選ばれた少なくとも1つの手段を一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  7. 請求項1〜5のいずれかに記載の電子写真感光体、帯電手段、露光手段、現像手段、転写手段、クリーニング手段および除電手段を有することを特徴とする電子写真装置。
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