JP2004125114A - 車両のマニュアル変速装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、エンジンルーム内の設置を容易にしたマニュアル変速装置を提供することにある。
【解決手段】本発明のマニュアル変速装置は、変速段別の噛合いギヤ15a,15b,16a,16bを介して、エンジン1の出力軸1aに直結したインプットシャフト11と、駆動輪3へ駆動力を伝えるアウトプットシャフト12とをつなげて構成されるギヤ式変速機構10のインプットシャフトにシンクロ用モータ19を連結し、同モータで、ギヤ噛合わせ時、インプットシャフト側の噛合いギヤ15a,16aの周速とアウトプットシャフト側の噛合いギヤ15b,16bの周速とを同期させるとともに、噛合いギヤ15a,16aが噛合いギヤ15b,16bと噛合うまで間に、エンジンが始動される構造にして、シンクロ用モータがエンジンのスタータモータを兼ねるようにした。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、モータによって変速段の噛合ギヤの同期を行う車両のマニュアル変速装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車(車両)では、限られたエンジンの動力を有効に用いて走行が行われるよう変速装置が装備されている。
【0003】
こうした変速装置のうち、マニュアル変速装置には、変速レバーを操作すると、その操作で指示した増速や減速の変速段の噛合いギヤが選択されて噛合う構造が用いられている。
【0004】
ところで、ギヤ比の違う噛合いギヤへ代えるために、ギヤの周速度が異なるために、ギヤを代える都度、ギヤの周速を同期させることが求められる。そのため、通常、マニュアル変速装置は、両者の周速を同期させるシンクロナイザー機構を採用している。
【0005】
ところが、摩擦式のシンクロ構造は、構造的に複雑であり、また消耗する頻度が高い。
【0006】
そこで、マニュアル変速装置では、モータを用いてギヤの周速を同期させる技術が提案されている。具体的には、カウンタシャフトにモータを設けて、モータでカウンタシャフトを回転させて、ギヤ比の違うギヤの周速を同期させる技術がある(例えば特許文献1を参照)。
【0007】
【特許文献1】
実開平5−22864号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
こうしたモータを設ける構造を採用すると、マニュアル変速装置は大形になりやすい。特にマニュアル変速装置は、自動車の制約されたエンジンルーム内に、エンジンと共に設置されるため、設置が難しくなる。
【0009】
そこで、本発明は、同期させるモータを活用してエンジン側の構造の簡素化が図れるようにして、エンジンルーム内の設置を容易にしたマニュアル変速装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、変速段別の接・断可能な対の噛合いギヤを介して、エンジンの出力軸に直結したインプットシャフトと、車輪へ駆動力を伝えるアウトプットシャフトとをつなげて構成されるギヤ式変速機構のうち、インプットシャフトに第1モータを連結して、同モータにより、噛合いギヤの噛合わせ時、インプットシャフト側の噛合いギヤの周速がアウトプットシャフト側の噛合いギヤの周速と同期する制御を採用して、インプットシャフト側の噛合いギヤがアウトプットシャフト側の噛合いギヤと噛合うまで間に、エンジンが始動されるようにした。
【0011】
これにより、ギヤの周速を制御する第1モータは、エンジンのスタータモータを兼ねるから、エンジンはスタータモータが不要となり、エンジン構造が簡素化され、マニュアル変速装置がエンジンルーム内に収まりやすくなる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、上記目的に加え、発進がスムーズに行えるよう、アウトプットシャフトには、該アウトプットシャフトを回転させる第2モータが設け、発進指示を受けると、ギヤ式変速機構のニュートラル位置から、第2モータを作動させる制御を施すようにした。
【0013】
請求項3に記載の発明は、上記目的に加え、スムーズにモータ発進からエンジンによる走行へ移行させるよう、さらに制御手段には、車両の発進および初回の噛合いギヤの噛合いを終了すると、第2モータの作動を停止して、エンジンによる走行に移行させる機能を設定した。
【0014】
請求項4に記載の発明は、上記目的に加え、アイドルストップが行えるよう、さらに制御手段には、車両が停止すると、ギヤ式変速機構をニュートラル位置にして、エンジンの運転を停止させる機能を設定した。
【0015】
請求項5に記載の発明は、上記目的に加え、違和感なく変速が行われるよう、さらに制御手段には、エンジンによる走行中での変速時には、変速レバーで指示された噛合いギヤが相手の噛合いギヤに噛合うまでのニュートラル状態のときそのアウトプットシャフト側のトルク低下を補償するよう第2モータを作動させる機能を設定した。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図1ないし図3に示す一実施形態にもとづいて説明する。
【0017】
図1は自動車(車両)の動力伝達系を示している。図中1は、エンジン、例えば複数の気筒を有するレシプロ式のエンジンを示し、2は同エンジン1の出力部に接続されているマニュアル変速装置を示し、3は自動車の駆動輪(車輪に相当)を示している
マニュアル変速装置2について説明すると、10はギヤ式変速機構である。このギヤ式変速機構10には、例えば前進2段(1速、2速)の選択摺動式の構造が用いてある。すなわち、11はインプットシャフト、12は同インプット11と並行に配置されたアウトプットシャフトである。インプットシャフト11は、エンジン1の出力軸となるクランクシャフト1aの後部端に直結してある。アウトプットシャフト12は、インプットシャフト11の軸心方向に沿って並行に配設してある。このアウトプットシャフト12には、デファレンシャル13を介して駆動輪3が接続してある。インプットシャフト11とアウトプットシャフト12には、所定ギヤ比の変速段ギヤ、例えば1速のギヤ比をなす対の噛合いギヤ15a,15bと2速のギヤ比をなす対の噛合いギヤ16a,16bとが並行に設けてある。例えば所定の間隔で並ぶインプットシャフト11の噛合いギヤ15a,16aは、インプットシャフト11の外周部にスプライン嵌合された共通のスリーブ筒11aに取着されている。この取着によって、インプットシャフト11に対し、噛合いギヤ15a,16aを軸方向に摺動自在に組付けている。またアウトプットシャフト12の噛合いギヤ15b、16bは、噛合いギヤ15a,16aの間隔より広い間隔で、例えばアウトプットシャフト12の両端側に設けてあり、1速の噛合いギヤ15a,15bが噛合うと、2速の噛合いギヤ16a,16bの噛合いが外れ、2速の噛合いギヤ16a,16bが噛合うと、1速の噛合いギヤ15a,15bの噛合いが外れるようにしてある。
【0018】
またインプットシャフト11の周辺には、スリーブ筒11aをインプットプットシャフト11の軸方向に沿って移動させる駆動機構、例えばモータ式の駆動ユニット17(選択手段に相当)が設けてある。このスリーブ筒11aの移動により、各変速段を選択、すなわち噛合いギヤ15aを噛合いギヤ15bと噛合う地点まで移動させたり、噛合いギヤ16aを噛合いギヤ16bと噛合うまで地点まで移動させたり、あるいは双方の噛合いが無いニュートラルの地点まで移動できるようにしてある。
【0019】
インプットシャフト11には、例えばその端部にシンクロ用モータ19(第1モータに相当)が設けてある。このシンクロ用モータ19にて、インプットシャフト11を回転させるようにしている。このシンクロ用モータ19によって、インプットシャフト11を通じ、インプットシャフト11の噛合いギヤ15a,16aに相手ギヤとの同期に必要な回転を与えたり、エンジン1へ始動させるのに必要な駆動力を与えるようにしている。
【0020】
アウトプットシャフト12には、そのアウトプットシャフト12を回転させる発進用モータ20(第2モータに相当)が設けてある。
【0021】
一方、21はECU(制御手段に相当)である。ECU21は、例えばマイクロコンピュータを有して構成してある。このECU21には、運転者が操作する変速レバー24が指し示す変速段信号を出力する例えばゲート式の変速レバー装置22(ゲート23内での変速レバー24のレバー操作により、1速(1)、2速(2)、ニュートラル(N)、リバース(R)の変速指示を行うもの)、アクセルペダル25の開度を検出するアクセルセンサ26、ブレーキペダル27が操作されたか否かを検出するブレーキセンサ28、自動車の車速を検出する車速センサ29、インプットシャフト11の回転数を検出する第1回転数センサ30、アウトプットシャフト12の回転数を検出する第2回転数センサ31が接続してある。またECU21には、つぎのような機能が設定されている。すなわち、
*発進時(例えば変速レバー24が1速(あるいはR)で、車速がゼロのときに、アクセルペダル25が操作されるとき)のとき、ギヤ式変速機構10がニュートラル位置から発進用モータ20を作動させて発進させる機能。
【0022】
*発進直後のとき、駆動ユニット17の作動で、噛合いギヤ15aを変速指示された噛合いギヤ15b(1速)の噛合い位置へ向かわせ、さらにシンクロ用モータ19の作動で、各回転数センサ32,33からの検出信号、予め設定されている変速段のギヤ比に応じた周速比などを用いた演算で求めたシンクロ目標回転数にしたがい噛合いギヤ15aを回転させて、噛合いギヤ15aと15bとをその両者の周速を同期させながら噛合わせる機能。これと同時にインプットシャフト11からクランクシャフト1aへ伝わる駆動力でエンジン1を始動させる機能。
【0023】
*1速変速(初回の変速)の終了後、発進用モータ20の通電を停止(空回り)して、エンジン1を動力としたエンジン走行へ移行させる機能。
【0024】
*1速から2速への増速(又は2速から1速への減速)のとき、噛合いギヤ16b(又は噛合いギヤ15b)の噛合い位置へ、噛合いギヤ16a(噛合いギヤ15a)を向かわせ、噛合いギヤ16a(噛合いギヤ15a)をその周速が噛合いギヤ16b(噛合いギヤ15b)の周速と同期するよう回転させて、2速段の噛合いギヤ16aと16b(1速段の噛合いギヤ15aと15b)を噛合わせる機能。カッコ内は2速から1速への減速の場合。
【0025】
*エンジン走行中における変速のとき(増・減速)、先に述べた噛合わせを実施するとともに、変速レバー24で指示された噛合いギヤ同士の噛合いが行われるまでのニュートラル状態で生ずるアウトプットシャフト12側のトルクの低下を発進用モータ20の作動で補う機能。
【0026】
*停止時、例えばエンジン1が所定の低回転数あるいは自動車が所定の低車速に低下すると、駆動ユニット17の作動で、アウトプットシャフト12をニュートラル位置へ移行させる機能。さらに停止状態が確認される状況、例えばブレーキペダル27が踏込まれた状態で、車速がゼロ、変速レバー24がニュートラル位置の状況にあるとき、エンジン1を停止する機能。
【0027】
*後退のとき、ギヤ式変速機構10がニュートラル状態を維持したまま、発進用モータ20を逆転させて、自動車を後退させる機能。
【0028】
これら機能をもつマニュアル変速装置2の作用を説明すると、自動車が停車中は、図1に示されるようにギヤ式変速機構10は、1速の噛合いギヤ15a,15b、2速の噛合いギヤ16a,16bを切り離したニュートラ位置で待機している。このとき、エンジン1が停止しているとする。
【0029】
ここで、運転者は、自動車を発進させるべく、変速レバー24をニュートラル位置(N)から1速(1)のポジションへ操作して、アクセルペダル25を踏み込むと、発進用モータ20が作動して、自動車を発進させる。
【0030】
このときの車速が上昇していく途中、シンクロ用モータ19の作動により、噛合いギヤ15aは、噛合いギヤ15bと同期する周速に制御される。と同時に駆動ユニット17の作動により、噛合いギヤ15bの噛合い位置へ導かれる。すると、図2に示されるようにインプットシャフト11側の噛合いギヤ15aとアウトプットシャフト12側の噛合いギヤ15bとが、同期したまま噛合う。これにより、1速の変速が行われる。このとき、シンクロ用モータ19の駆動力によってエンジン1が始動される。
【0031】
1速の変速終了後、発進用モータ20は停止し、エンジン1を動力としたエンジン運転による1速走行に切換わる。
【0032】
その後、運転者が2速に変速操作(増速)すると、駆動ユニット17の作動により、噛合いギヤ15bから噛合いギヤ15aが外れ、2速の噛合いギヤ16aを2速の噛合いギヤ16bへ導く。またシンクロ用モータ19の作動により、2速の噛合いギヤ16aは、2速のギヤ比に応じた周速比で駆動される。これにより、図3に示されるように2速の噛合いギヤ16aと噛合いギヤ16bとが同期したまま噛合う。また変速の開始から噛合いギヤ16a,16bの噛合うまでのニュートラル状態の間、発進用モータ20が作動し、噛合いギヤ15a,15bが外れることにより生ずるトルクの低下を補う。
【0033】
こうした変速動作は、2速から1速へ変速操作(減速)するときも、同様に行われる。
【0034】
続いて、運転者が、停車するまでブレーキ操作するとする。すると、例えば車速あるいはエンジン回転数が所定の値まで低下する時点で、駆動ユニット17が作動し、現在、噛合っているギヤを外して、ニュートラル位置へ位置決める。続いて、ブレーキペダル27を踏込んだ状態のまま、車速がゼロ、変速レバー24がニュートラル位置に操作されたら、エンジン1の運転を停止する。つまり、停止中は、エンジン1のアイドリングストップが行われる。このアイドリングストップは、先に述べた発進操作を開始するまで続く。
【0035】
なお、変速レバー24をリバースに操作すれば、図1に示すようにギヤ式変速機構10がニュートラル状態のまま、発進用モータ20が逆転方向へ作動して、自動車を後退させる。
【0036】
このようにエンジン1につながるインプットシャフト11にシンクロ用モータ19を設ける構造により、シンクロ用モータ19は、噛合いギヤ15a,15b,16a,16bの周速を同期させるだけでなく、エンジン1を始動させるというスタータの働きも兼ねる。
【0037】
それ故、エンジン1は、スタータモータが不要となり、そのエンジン1の本体が簡素化され、エンジン1とマニュアル変速装置2とで形成される動力ユニットの小形化が図れる。よって、制約された自動車のエンジンルーム内に、モータシンクロ式のマニュアル変速装置2を容易に収めることができる。
【0038】
しかも、エンジン1の動力伝達を断った状態から発進用モータ20の動力で発進させる構造により、エンジン1に負担をかけずに、発進がスムーズに行える。
【0039】
そのうえ、発進および初回の噛合いギヤの噛合いが終了すると、発進用モータ20を停止して、エンジン1の動力による走行へ移行させるようにしてあるので、スムーズにモータ発進からエンジン走行へ移行させることができる。
【0040】
また自動車が停止すると、ギヤ式変速機構10をニュートラル位置にし、エンジン1を停止させる構造を採用したので、容易にアイドルストップができる。
【0041】
さらにエンジン走行中の変速時におけるトルクの抜けを発進用モータ20の作動によって補償する構造としてあるので、違和感なく変速が進み、良好な自動車の走行が確保できる。
【0042】
なお、本発明は上述した一実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施しても構わない。例えば一実施形態では、2段変速の変速装置を挙げたが、それ以上の変速段を有する変装置に本発明を適用してもよい。また一実施形態では、本発明を選択摺動式変速機構に適用した例を挙げたが、これに限らず、常時噛合い式変速機構を用いた変速装置に本発明を適用しても構わない。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1の発明によれば、ギヤの周速を制御する第1モータは、エンジンのスタータモータを兼ねるから、エンジンはスタータモータが不要となる。
【0044】
それ故、エンジンとマニュアル変速装置とで形成される動力ユニットの小形化が図れ、マニュアル変速装置をエンジンルーム内に収まりやすくすることができる。
【0045】
請求項2の発明によれば、さらにエンジンに負担をかけずに、発進をスムーズに行わせることができるといった効果を奏する。
【0046】
請求項3の発明によれば、さらにスムーズにモータ発進からエンジンによる走行へ切換えることができるといった効果を奏する。
【0047】
請求項4の発明によれば、さらに容易にアイドルストップの制御ができるといった効果を奏する。
【0048】
請求項5の発明によれば、さらにエンジン走行中の変速時のトルク抜けを補償できるので、違和感なく変速を進ませることができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る車両のマニュアル変速装置の構成を示す断面図。
【図2】同装置の1速に変速された状態を示す断面図。
【図3】同じく2速に変速された状態を示す断面図。
【符号の説明】
1…エンジン
1a…クランクシャフト(出力軸)
10…ギヤ式変速機構
11…インプットシャフト
12…アウトプットシャフト
15a,15b,16a,16b…噛合いギヤ
17…駆動ユニット(選択手段)
19…シンクロ用モータ(第1モータ)
20…発進用モータ(第2モータ)
21…ECU(制御手段)。

Claims (5)

  1. 変速段別の接・断可能な対の噛合いギヤを介して、エンジンの出力軸に直結されたインプットシャフトと、車輪へ駆動力を伝えるアウトプットシャフトとをつなげて構成されるギヤ式変速機構と、
    変速レバーで指示される変速段の噛合いギヤを選択して噛合わせる選択手段と、
    前記インプットシャフトに連結され、該インプットシャフトを回転させる第1モータと、
    前記噛合いギヤの噛合わせ時、インプットシャフト側の噛合いギヤの周速が同じくアウトプットシャフト側の噛合いギヤの周速と同期するように前記第1モータを作動させる制御手段とを備え、
    前記インプットシャフト側の噛合いギヤが前記アウトプットシャフト側の噛合いギヤに対して同期されるとき、前記エンジンが前記インプットシャフトを伝わる駆動力で始動されるようにしてある
    ことを特徴とする車両のマニュアル変速装置。
  2. 前記アウトプットシャフトには、該アウトプットシャフトを回転させる第2モータが設けられ、
    前記制御手段には、さらに、発進指示を受けると、前記ギヤ式変速機構のニュートラル位置から、前記第2モータを作動させて、車両を発進させる機能が設定してある
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両のマニュアル変速装置。
  3. 前記制御手段には、さらに、車両の発進および初回の噛合いギヤの噛合いを終了すると、前記第2モータの作動を停止して、エンジンによる走行に移行させる機能が設定してある
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両のマニュアル変速装置。
  4. 前記制御手段には、さらに、車両が停止すると、前記ギヤ式変速機構をニュートラル位置にして、エンジンの運転を停止させる機能が設定してある
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の車両のマニュアル変速装置。
  5. 前記制御手段には、さらに、前記エンジンによる走行中での変速時には、変速レバーで指示された噛合いギヤが相手の噛合いギヤに噛合うまでのニュートラル状態におけるアウトプットシャフト側のトルク低下を補償するように前記第2モータを作動させる機能が設定してある
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の車両のマニュアル変速装置。
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