JP2004123215A - 包装品の製造方法および装置 - Google Patents

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Ikuhisa Sato
佐藤 郁久
Noriaki Suzuki
鈴木 教明
Takanobu Tsubaki
椿 隆信
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Abstract

【課題】包装体内に収容される内装品の位置ずれを回避し、且つ作業者による処理作業を軽減することにより生産効率を向上させる。
【解決手段】製造装置20は、ピロー材24と、ピロー材24に続けて供給されるピロー材24aとを接合する接合台50と、ピロー材24を一時保持する押さえ部材52とを備え、押さえ部材52によりピロー材24のテンションを維持した状態で新たなピロー材24aを接合する。また、ピロー材24とピロー材24aとの接合部位は、接合部位検出器60により検出され、接合部位検出器60の検出情報に基づき、該接合部位を含むピロー材24、24aによりカートリッジFが包装処理された包装品34を自動的に排除する
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、包装体内に内装品が収容された状態で、前記包装体により前記内装品を個別に包装処理する際、該包装体の接合部位を検出して排出するとともに、該包装体に対する該内装品を位置決めするための包装品の製造方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、写真感光用フイルムを巻回収容するカートリッジやパトローネ(以下、内装品という。)を包装するために、フイルム状の包装体により覆って、所謂、ピロー包装品を製造する作業が行われている。
【0003】
この種のピロー包装品を製造するためには、図4に示すように、内装品Fを供給する製品供給部1から、該内装品Fが製品供給部1を構成する供給コンベア2を介して矢印A方向に搬送され、フォーマ部3に供給される。
【0004】
このフォーマ部3には、ピロー材供給部4から包装体であるピロー材5が供給され、該ピロー材5が、前記内装品Fを覆って袋状に成形される。フォーマ部3の下流側(矢印A方向)には、袋状に成形されたピロー材5とともに内装品Fを溶着切断部6に搬送するための搬送部7が設けられる。この搬送部7を構成する圧着ベルト8の周回動作(矢印B方向)によって、袋状のピロー材5が内装品Fとともに溶着切断部6に搬送される。この溶着切断部6では、袋状のピロー材5が内装品Fの間に対応して熱溶着されるとともに、切断されてピロー包装品9が製造される。
【0005】
前記ピロー材5は、図示しないロール状のピロー材原反から複数の搬送用ローラ10等を介して連続的に供給されている。そこで、例えば、製造中のピロー包装品9に供されているピロー材原反がなくなると、次の(新たな)ピロー材原反に交替する必要があるが、その際、ピロー材5を連続的に供給するために、作業者が製造中のピロー材原反の終端と新たなピロー材原反の始端とを粘着テープ等によって接合するようにしている。
【0006】
また、ピロー材5には、該ピロー材5の供給方向に沿って、内装品Fの供給間隔に対応させたマーキング(以下、レジマークという。)Gが付与されており、このレジマークGの位置と内装品Fの供給位置との位置関係を検出することにより溶着切断部6におけるピロー材5に対する内装品Fの位置を特定している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述した接合作業を行う際には、ピロー包装品9の製造が一時停止される。しかしながら、この接合作業は、作業者の手作業によって行われているために、ピロー材5にかかるテンション(張力)の変化、すなわちばらつきが大きく、そのため、ピロー包装品9の製造を再始動する際に、搬送部7による搬送において、それまでのピロー材5のレジマークGと内装品Fとの位置関係にずれが生じることがある。このずれが所定の範囲より大きくなると、溶着切断部6の処理において前記ピロー材5や内装品Fに破損等が生じることになる。この破損等の発生を回避するために、前記位置関係の検出結果に基づきピロー包装品9の製造を停止させるようにしている。その結果、前記接合作業後、一旦ピロー包装品9の製造が停止されることになり、且つ作業者がレジマークGの位置と内装品Fの供給位置の位置関係を再度調節しなければならないので、ピロー包装品9の生産効率を低下させる要因となっている。
【0008】
また、ピロー材5の接合部位は、密封性等において包装体としての機能が不十分であるため排除する必要がある。このため、ピロー包装品9の検査工程等において、この接合部位を目視により検出し排除しているが、この目視による検出作業が製造コスト増大の要因となっている。
【0009】
本発明はこの種の問題を解決するものであり、包装体内に収容される内装品の位置ずれを回避させ、且つ作業者による処理作業を軽減することにより、生産効率を向上させることが可能な包装品の製造方法および装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、複数の内装品が所定の離間間隔をもって供給され、且つ該内装品を収容する第1の包装体が前記複数の内装品を覆うように供給された状態で、処理部を介し前記内装品間に対応して前記第1の包装体に包装処理を施す包装品の製造方法であって、供給中の前記第1の包装体と、該第1の包装体に続いて供給される新たな第2の包装体とを接合する工程と、前記接合において、供給中の前記第1の包装体を一時保持する工程と、前記第1と第2の包装体との接合部位を検出する工程と、前記接合部位の検出情報に基づいて、該接合部位を含む第1と第2の包装体により収容された前記内装品を取り除く工程と、を有することを特徴とする。
【0011】
本発明の包装品の製造方法によれば、内装品を覆うように包装処理するための第1の包装体に、続いて供給される新たな第2の包装体を接合する際に、供給中の前記第1の包装体を一時保持することにより第1の包装体のテンション(張力)を維持した状態で接合作業を行うようにしている。これにより、供給中の前記第1の包装体、および該第1の包装体に続いて接合された新たな第2の包装体が安定したテンション状態で連続して供給されるので、各包装体の供給位置に対する内装品の供給位置にずれが発生することを抑制することが可能となる。その結果、前記ずれを起因として包装品の製造が停止されることを回避し、包装品の生産効率を向上させることができる。
【0012】
さらに、前記接合作業により形成された接合部位を検出し、この検出情報に基づいて、該接合部位を含む第1と第2の包装体により収容された内装品を取り除くようにしている。これにより、接合部位を含む第1と第2の包装体を、例えば、搬送手段上に備えられた排出手段等によって自動的に排除することが可能となる。その結果、従来行っていたような包装品の検査工程等における接合部位の目視による検出作業が不要となり、作業者による処理作業が軽減されるので、包装品の生産効率をより向上させることができる。
【0013】
また、本発明は、複数の内装品が所定の離間間隔をもって供給され、且つ該内装品を収容する第1の包装体が前記複数の内装品を覆うように供給された状態で、処理部を介し前記内装品間に対応して前記第1の包装体に包装処理を施す包装品の製造装置であって、供給中の前記第1の包装体と、該第1の包装体に続いて供給される新たな第2の包装体とを接合するための接合台と、前記接合中に、供給中の前記第1の包装体を一時保持するための保持機構と、前記第1と第2の包装体の接合部位を検出するための接合部位検出手段と、前記接合部位検出手段の検出情報に基づいて、該接合部位を含む第1と第2の包装体により収容された前記内装品を取り除く手段と、を備えることを特徴とする。
【0014】
本発明の包装品の製造装置によれば、内装品を覆うように包装処理するための第1の包装体に、続いて供給される新たな第2の包装体を接合する接合台を備え、供給中の前記第1の包装体を保持機構によって一時保持することにより第1の包装体のテンション(張力)を維持した状態で接合作業を行うようにしている。これにより、供給中の前記第1の包装体、および該第1の包装体に続いて接合された新たな第2の包装体が安定したテンション状態で連続して供給されるので、各包装体の供給位置に対する内装品の供給位置にずれが発生することを抑制することが可能となる。その結果、前記ずれを起因として包装品の製造が停止されることを回避し、包装品の生産効率を向上させることができる。
【0015】
さらに、前記接合作業により形成された接合部位を接合部位検出手段により検出し、この接合部位検出手段の検出情報に基づいて、接合部位を含む第1と第2の包装体により収容された内装品を取り除くようにしている。これにより、接合部位を含む第1と第2の包装体が、例えば、搬送手段上に備えられた排出手段等によって自動的に排除することが可能となる。その結果、従来行っていたような包装品の検査工程等における接合部位の目視による検出作業が不要となり、作業者による処理作業が軽減されるので、包装品の生産効率をより向上させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明に係る包装品の製造装置についてその製造方法との関係で好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、前記従来技術で示した構成要素と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明を省略する場合がある。
【0017】
図1は、本実施の形態に係る包装品の製造装置20の概略側面説明図である。
【0018】
製造装置20は、例えば、写真感光用フイルムを巻回収容するカートリッジ(内装品)Fを矢印A方向に供給するための製品供給部22と、包装体、例えば、ピロー材(第1の包装体)24を巻回したロール状のピロー材原反26から、前記ピロー材24を送り出すピロー材供給部28と、送り出された前記ピロー材24を袋状に成形するフォーマ部30と、前記フォーマ部30で袋状に成形されたピロー材24を、内部にカートリッジFを所定の離間間隔をもって収容した状態で矢印A方向に送る搬送部32と、前記ピロー材24を前記カートリッジFの間に対応して溶着および切断して包装品34を得るための溶着切断部(処理部)36と、製造装置20における制御、比較、判断、演算および計時等の各機能を有し、これらを統合して処理するための制御部38とを備える。
【0019】
製品供給部22は、矢印C方向に周回走行する供給コンベア40を備え、この供給コンベア40には、所定の離間間隔をもった製品送り用のフィンガ部42が設けられる。また、製品供給部22には、フィンガ部42の矢印A方向における位置、すなわち、カートリッジFの供給位置(供給タイミング)を検出するための第1フィンガ検出器(内装品検出手段)44と第2フィンガ検出器(内装品検出手段)45とが並設される。これらの第1および第2フィンガ検出器44、45は、制御部38と電気的に接続される。
【0020】
ピロー材供給部28は、ピロー材原反26からピロー材24を送り出し、矢印D方向に搬送するための複数の搬送ローラ46と、ピロー材24のテンション(張力)を調節するためのテンションローラ48とを備える。このテンションローラ48は、水平方向または鉛直方向に移動可能である。
【0021】
また、ピロー材供給部28は、ピロー材原反26から送り出されるピロー材24の終端と次の(新たな)ピロー材原反26aから送り出されるピロー材(第2の包装体)24aの始端とを、例えば、粘着テープ等により接合するための接合台50を備える。接合台50には、ピロー材24の終端側を接合台50に向けて押圧することにより該ピロー材24を一時的に搬送停止の状態に保持するための押さえ部材52が設けられる。この押さえ部材52には、ピロー材24に傷等を付けることを回避するためにゴムまたは合成樹脂等から形成されるスポンジ状の緩衝部材54が取り付けられる(図2参照)。
【0022】
さらに、ピロー材供給部28には、ピロー材24の送り量を計測するための、例えば、エンコーダ等により構成される計測器56と、前記接合台50において接合された接合部位58(図2参照)を検出するための接合部位検出器(接合部位検出手段)60とを備える。これらの計測器54および接合部位検出器60は、制御部38と電気的に接続される。
【0023】
搬送部32は、矢印A方向に延在するガイド62と、このガイド62上に載置されるカートリッジFを収容して袋状に成形されたピロー材24に接触し、このピロー材24を矢印A方向に搬送するための圧着ベルト64と、圧着ベルト64を矢印B方向に周回動作させるための、例えば、モータ等から構成される駆動源66とを備える。なお、ガイド62には、供給コンベア40のフィンガ部42との干渉を回避するための逃げ部68が設けられる。
【0024】
また、搬送部32には、矢印A方向に沿ってカートリッジFの離間間隔に対応させてピロー材24に付与されたレジマークGを検出するためのレジマーク検出器(包装体検出手段)70が設けられる。このレジマーク検出器70は、制御部38と電気的に接続される。
【0025】
溶着切断部36は、下ヒータ部材72と上ヒータ部材74とを備える。下ヒータ部材72と上ヒータ部材74とは、矢印A方向を長手方向とした略長円状の軌跡に沿って移動可能である(図1中、一点鎖線矢印の方向参照)。下ヒータ部材72および上ヒータ部材74には、ピロー材24を幅方向に切断するための下カッター76と上カッター78とがそれぞれ装着されている。
【0026】
また、溶着切断部36は、ピロー材24の両側に互いに近接および離間可能な一対のガセット部材80を備える。このガセット部材80は、袋状のピロー材24の両側から該ピロー材24を押圧することにより、内側に折り込んだひだ部分(ガセット)を形成する。
【0027】
このように構成される製造装置20の動作並びに作用効果について、本実施の形態に係る包装品の製造方法との関係において以下に説明する。
【0028】
先ず、図1に示すように、製品供給部22を構成する供給コンベア40が矢印C方向に周回走行されており、この供給コンベア40に設けられているフィンガ部42がカートリッジFを押圧し、このカートリッジFが矢印A方向に所定の搬送速度で移動する。カートリッジFは、製品供給部22からフォーマ部30に、順次、所定の離間間隔をもって供給される。一方、フォーマ部30では、ピロー材原反26からピロー材供給部28を経てピロー材24が送り出されている。このため、ピロー材24は、フォーマ部30により袋状に成形されるとともに、内部にカートリッジFを収容した状態で、その幅方向両端が下方向に位置して貼り付けられる。
【0029】
袋状に成形されたピロー材24は、搬送部32を構成する圧着ベルト64の矢印B方向の周回走行作用下に、内部にカートリッジFを収容した状態でガイド62に沿って矢印A方向に搬送される。袋状のピロー材24およびこのピロー材24に収容されているカートリッジFは、矢印A方向に搬送されて溶着切断部36に至る。
【0030】
この溶着切断部36では、一対のガセット部材80により袋状のピロー材24の両側を押圧して内方に折り込む処理(ガセット処理)を行う。次いで、下ヒータ部材72および上ヒータ部材74が、それぞれ略長円状の軌跡に沿って駆動される。このため、下ヒータ部材72と上ヒータ部材74とにより、ピロー材24が上下から圧着加熱され、前記ピロー材24の一部が熱溶着される。その際、下ヒータ部材72および上ヒータ部材74に装着されている下カッター76と上カッター78とが、熱溶着されたピロー材24の部位を幅方向に切断し、包装品34が得られる。
【0031】
ところで、ピロー材原反26から送り出されるピロー材24が包装品34の製造に供されてなくなると、新たなピロー材原反26aから送り出されるピロー材24aに交替される。その際、ピロー材24に続けてピロー材24aを連続的に送り出すために、製造装置20が一時停止され、作業者が、接合台50においてピロー材24の終端とピロー材24aの始端とを接合している(図2参照)。なお、この接合には、黒色または濃色系の粘着テープ等を用いることが好ましい。通常、ピロー材24、24aは明淡色を呈しており、この粘着テープにより接合された接合部位58を容易に検出することを可能にするためである。
【0032】
前記接合は、作業者の手作業によって行われているために、接合作業後のピロー材24および24aにかかるテンションの変動や接合部位58を間においたレジマークGの間隔の変動、すなわちばらつきが大きく、そのため、包装品34の製造を再始動する際に、ピロー材24または24aのレジマークGの位置に対するカートリッジFの供給位置(供給タイミング)にずれが生じることがある。このずれが所定の範囲を外れると、該ずれを起因として発生する溶着切断部36の包装処理におけるピロー材24および24aやカートリッジFの破損等を回避するために、制御部38からの指令に基づき製造装置20が停止される。
【0033】
ここで、制御部38における制御との関係においてより詳細に説明すると、ピロー材24または24aのテンションが強くなるか、あるいは前記レジマークGの間隔が小さくなると、計測器56によるピロー材24または24aの送り量が小さく計測される。その結果、図3に示すように、レジマーク検出タイムも小さくなる。この計測値が所定の値より小さくなると、制御部38の指令に基づきピロー材24または24aの送り量が増加される。
【0034】
一方、前記テンションが弱くなるか、あるいは前記レジマークGの間隔が大きくなると、計測器56によるピロー材24または24aの送り量が大きく計測される。その結果、レジマーク検出タイムも大きくなる。この計測値が所定の値より大きくなると、制御部38の指令に基づきピロー材24または24aの送り量が減少される。
【0035】
このように、ピロー材24または24aの送り量が変動するので、制御部38では、第1フィンガ検出器44、第2フィンガ検出器45およびレジマーク検出器70から出力される検出信号T44、T45およびT70を監視して、ピロー材24または24aのレジマークGの位置に対するカートリッジFの供給位置(供給タイミング)のずれが許容範囲であるか否かを判定している。
【0036】
すなわち、フィンガ部42とともにカートリッジFが矢印A方向に搬送され、フィンガ部42が第1フィンガ検出器44によって検出されてから第2フィンガ検出器45によって検出されるまでの間(ずれ許容エリア)に、ピロー材24または24aのレジマークGがレジマーク検出器70によって検出されていれば、前記ずれが許容される範囲であると判定される。この状態では、包装品34が正常に製造される。
【0037】
一方、ピロー材24または24aのレジマークGが、ずれ許容エリア内で検出されない場合は、前記ずれが許容範囲を外れたか、あるいはレジマークGに異常がある等として判定され、製造装置20が停止される。この状態になると、作業者が、当該ピロー材24または24aに異常等があるか否かを検査し、ピロー材24または24aに異常がない場合には、レジマークGの位置に対するカートリッジFの供給位置を再度調節しなければならない。
【0038】
このピロー材24または24aの送り量の変動を可及的に小さくし、前記ずれをずれ許容エリア内に安定させるために、接合台50においてピロー材24の終端とピロー材24aの始端との接合作業を行う際に、押さえ部材52によりピロー材24の終端側を一時保持するようにしている(図2参照)。
【0039】
すなわち、それまでに製造装置20に供給されていたピロー材24のテンションを維持し、且つ接合される新たなピロー材24aも同じテンションに維持するために、ピロー材24の終端側を搬送ローラ46等から解放することなく押さえ部材52により一時保持するようにしている。これにより、ピロー材24、およびこのピロー材24に続いて接合されるピロー材24aを安定したテンション状態で送り出すことが可能となるので、ピロー材24または24aのレジマークGの位置に対するカートリッジFの供給位置(供給タイミング)のずれをずれ許容エリア内に安定して維持することができる。その結果、前記ずれを起因とした製造装置20の停止が回避され、包装品34の生産効率を向上させることができる。
【0040】
また、前述した接合作業により形成された接合部位58は、密封性等において包装体としての機能を満足しないので排除する必要がある。このため、本実施の形態では、ピロー材供給部28に前記接合部位58を検出するための接合部位検出器(接合部位検出手段)60を設けている。この接合部位検出器60の検出信号T60(図3参照)と、例えば、第1フィンガ検出器44の検出信号T44とに基づいて、制御部38の計数機能により所定数(接合部位検出器60から溶着切断部36までの間に供給されるピロー材24または24aのカートリッジFに対応する数)の計数を行い、接合部位58を含むピロー材24、24aが供給される包装品34を特定するようにしている。そして、制御部38から出力されるレジマーク信号T10をキャンセルし、このレジマーク信号T10のキャンセルによって、例えば、図示しないコンベア等の搬送手段上に備えられた排出手段が、当該包装品34を自動的に排除するようにしている。これにより、従来行っていたように、包装品34の検査工程等における接合部位58の目視による検出作業が不要となり、作業者による処理作業が軽減されるので、包装品34の生産効率を向上させることができる。
【0041】
なお、本実施の形態では、内装品として写真感光用フイルムを巻回収容したカートリッジFを用い、包装体としてピロー材24、24aを用いて説明したが、これに限定されるものではなく、種々の包装品に適用することが可能である。
【0042】
【発明の効果】
本発明に係る包装品の製造方法および装置では、第1の包装体、および該第1の包装体に続いて接合される新たな第2の包装体が安定したテンション状態で連続して供給されるので、各包装体の供給位置に対する内装品の供給位置にずれが発生することを抑制することが可能となる。その結果、包装品の製造が停止されることを回避し、包装品の生産効率を向上させることができる。
【0043】
また、接合部位を含む第1と第2の包装体を自動的に検出して排除することが可能となるので、従来行っていたような接合部位の目視による検出作業が不要となり、包装品の生産効率をより向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る製造装置の概略側面説明図である。
【図2】図1に示す製造装置の要部斜視説明図である。
【図3】本発明の形態に係る製造方法に関わるタイミングチャートである。
【図4】従来技術に係る製造装置の概略側面説明図である。
【符号の説明】
20…製造装置        22…製品供給部
24、24a…ピロー材    28…ピロー材供給部
30…フォーマ部       32…搬送部
34…包装品         36…溶着切断部
38…制御部         42…フィンガ部
44…第1フィンガ検出器   45…第2フィンガ検出器
50…接合台         52…押さえ部材
60…接合部位検出器     70…レジマーク検出器
F…カートリッジ(内装品)  G…レジマーク

Claims (2)

  1. 複数の内装品が所定の離間間隔をもって供給され、且つ該内装品を収容する第1の包装体が前記複数の内装品を覆うように供給された状態で、処理部を介し前記内装品間に対応して前記第1の包装体に包装処理を施す包装品の製造方法であって、
    供給中の前記第1の包装体と、該第1の包装体に続いて供給される新たな第2の包装体とを接合する工程と、
    前記接合において、供給中の前記第1の包装体を一時保持する工程と、
    前記第1と第2の包装体との接合部位を検出する工程と、
    前記接合部位の検出情報に基づいて、該接合部位を含む第1と第2の包装体により収容された前記内装品を取り除く工程と、
    を有することを特徴とする包装品の製造方法。
  2. 複数の内装品が所定の離間間隔をもって供給され、且つ該内装品を収容する第1の包装体が前記複数の内装品を覆うように供給された状態で、処理部を介し前記内装品間に対応して前記第1の包装体に包装処理を施す包装品の製造装置であって、
    供給中の前記第1の包装体と、該第1の包装体に続いて供給される新たな第2の包装体とを接合するための接合台と、
    前記接合中に、供給中の前記第1の包装体を一時保持するための保持機構と、
    前記第1と第2の包装体の接合部位を検出するための接合部位検出手段と、
    前記接合部位検出手段の検出情報に基づいて、該接合部位を含む第1と第2の包装体により収容された前記内装品を取り除く手段と、
    を備えることを特徴とする包装品の製造装置。
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