JP2004122807A - 自動車用ウエザストリップ - Google Patents

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Atsushi Hikosaka
彦坂 篤志
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Abstract

【課題】自動車のフロントドア10とリヤドア20の間の隙間、または、フロントフェンダー40とフロントドア10の間の隙間をシールするウエザストリップ50において、安定的なシール性が得られて、ドア閉時の反力が低く、生産性の高いウエザストリップ50を提供すること。
【解決手段】フロントドア10とリヤドア20の間の隙間をシールするウエザストリップ50は、基部51とシール部56とからなり、ウエザストリップの基部51は、リヤドアのフロント側端部21に取り付けられ、シール部56は断面略C字状をなし、シール部の先端部58がセンターピラー30に当接するとともに、シール部の根元部59がフロントドアのリヤ側端部12に当接するものである。フロントフェンダー40とフロントドア10の間の隙間をシールするウエザストリップ50も同様である。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のフロントドアとリヤドアの間の隙間、または、フロントフェンダーとフロントドアの隙間をシールするウエザストリップに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のフロントドアとリヤドアの間の隙間、または、フロントフェンダーとフロントドアの隙間をシールするウエザストリップは、フロントドアとリヤドアの間の隙間を例にとると、図8に示すように、リヤドア20のフロント側端部21に中空シール部155を有するウエザストリップ150の基底部を取付け、ゴムスポンジからなる円弧状の中空シール部155をフロントドア10のリヤ側端部12の先端に当接して隙間をシールしている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
このとき、フロントドア10と自動車のセンターピラー30とのシールは、フロントドア10のリヤ側端部12から若干フロント側の部分にドアウエザストリップ60を取付けて、ドアウエザストリップ60の中空シール部61をセンターピラー30の凸部31に当接させて行っている。
同様に、リヤドア20と自動車のセンターピラー30とのシールは、リヤドア20のフロント側端部21から若干リヤ側の部分にドアウエザストリップ70を取付けて、ドアウエザストリップ70の中空シール部71をセンターピラー30の凸部31に当接させて行っている。
【0004】
しかしながら、中空シール部155を有するウエザストリップ150を用いてフロントドア10とリヤドア20の間の隙間をシールする場合は、中空シール部155の弾性によるドア閉時のドアへの反力が大きくなる。そのため、中空シール部155の反力を下げるために、中空シール部155の肉厚を薄くしていくことが考えられるが、肉厚を薄くすると、中空シール部155が破れやすくなったり、永久変形しやすくなる場合があった。また、中空シール部155を押出成形するときは中空部分が負圧にならないように中空部に空気を吹き込んでいるが、押出速度が速くなると空気を十分に吹き込むことができなくなる場合があり、かかる場合は中空部が負圧となり、押出成形時に変形したり、つぶれたりする場合があった。そのため押出速度を速くすることが困難となっており、生産性が悪くコストアップとなっている。
【0005】
一方、図9に示すようにフロントドア10とリヤドア20の間の隙間をシールするウエザストリップ70は、断面が単純なリップ状のシールリップ71と取付けのための基部72を有するものがある(例えば、特許文献2参照。)。
このウエザストリップ70は、ソリッドゴムからなる基部72に取付け用の孔73を設け、リヤドア20のフロント側端部21に設けられたスタッドボルト25をこの孔73に挿入することによりウエザストリップ70を取付けている。そして、シールリップ部71をフロントドア10のリヤ側端部12に当接させて、フロントドア10とリヤドア20の間の隙間をシールしている。
【0006】
しかしながら、単にシールリップ部71をフロントドア10のリヤ側端部12に当接させるのみでは、シールリップ部71が単純なリップ状で基部72のみにより保持されるため変形しやすく、リヤ側端部12との間に十分なシール力が得られなくなる場合があり、ドア閉時にシールリップ部71が反転したりして適切な当接ができない場合がある。また、長期間使用するとウエザストリップ70が永久変形をして、リヤ側端部12との間に十分な当接力が得られなくなり、安定したシール力が得られなくなるという問題があった。
【0007】
【特許文献1】
特開2000−318458号公報 (第2−3頁、第1図 )
【特許文献2】
特開平11−310041号公報 (第2頁、第2図 )
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はかかる問題点を解消して、自動車のフロントドアとリヤドアの間の隙間、または、フロントフェンダーとフロントドアの隙間をシールするウエザストリップにおいて、安定的なシール性が得られて、ドア閉時の反力が低く、生産性の高いウエザストリップを得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の本発明は、自動車のフロントドアとリヤドアの間の隙間をシールするウエザストリップであって、ウエザストリップは、リヤドアのフロント側端部に取付けられる基部と、フロントドアとリヤドアの間の隙間をシールするシール部を一体に備え、シール部は断面略C字状をなし、ドア閉時にシール部の先端部がセンターピラーまたはリヤドアのフロント側端部に当接するとともに、シール部の根元部が上記フロントドアのリヤ側端部に当接する構造としたものである。
【0010】
請求項1の本発明では、自動車のフロントドアとリヤドアの間の隙間をシールするウエザストリップのシール部を断面略C字状として、シール部の先端部がセンターピラーに当接し、シール部の根元部がフロントドアのリヤ側端部に当接するようにしたため、シール部がセンターピラーとフロントドアのリヤ側端部に挟持されて、当接力が十分に得られるためシール性が十分である。
また、断面略C字状であるため、中空状と比べて、シール部が撓みやすくドア閉時の反力が少ない。
【0011】
請求項2の本発明は、自動車のフロントフェンダーとフロントドアの間の隙間をシールするウエザストリップであって、ウエザストリップは、フロントドアのフロント側端部に取付けられる基部と、フロントフェンダーとフロントドアの間の隙間をシールするシール部を一体に備え、シール部は断面略C字状をなし、ドア閉時にシール部の先端部がフロントピラーまたはフロントドアのフロント側端部に当接するとともに、シール部の根元部がフロントフェンダーのリヤ側端部に当接する構造としたものである。
【0012】
請求項2の本発明では、請求項1の発明と同様に、自動車のフロントフェンダーとフロントドアの間の隙間をシールするウエザストリップのシール部を断面略C字状として、シール部の先端部がフロントピラーに当接し、シール部の根元部がフロントフェンダーのリヤ側端部に当接するようにしたため、シール部がフロントピラーとフロントフェンダーのリヤ側端部に挟持されて、当接力が十分に得られるためシール性が十分である。
また、断面略C字状であるため、中空状と比べて、シール部が撓みやすくドア閉時の反力が少ない。
【0013】
請求項3の本発明は、ウエザストリップの基部を、ソリッドゴムまたは軟質合成樹脂で形成し、シール部を、スポンジゴムで形成したものである。
請求項3の本発明では、ウエザストリップの基部を、ソリッドゴムまたは軟質合成樹脂で形成しているので、ウエザストリップをフロントドアまたはリヤドアの形状に沿って取付けることができ、スポンジゴムと比べて剛性があり、シール部を確実に保持できる。また、シール部を、スポンジゴムで形成しているので、ドア閉時の反力が少なくかつ、フロントドアとリヤドアの隙間、あるいはフロントフェンダーとフロントドアの隙間に柔軟に当接してシールすることができる。
【0014】
請求項4の本発明は、ウエザストリップのシール部には、基部との接続近傍で車外側に突出してフロントドアとリヤドアの間の隙間またはフロントフェンダーとフロントドアの間の隙間をシールするとともに、外面がフロントドアとリヤドアの外面またはフロントフェンダーとフロントドアの外面と同一高さの面を構成する突部を形成しているものである。
請求項4の本発明では、ウエザストリップのシール部が、基部との接続近傍で車外側に突出した突部を形成しているためフロントドアとリヤドアの隙間あるいはフロントフェンダーとフロントドアの隙間にその突部が挿入されて、シール性が向上する。また、突部の外面がフロントドアとリヤドアの外面またはフロントフェンダーとフロントドアの外面と同一高さの面を構成するため、美観が優れている。
【0015】
請求項5の本発明は、ウエザストリップの基部を、クリップ、スタッドボルトまたは両面接着テープのいずれかの取付部材で取付けているものである。
請求項5の本発明では、クリップ、スタッドボルトまたは両面接着テープのいずれかの取付部材で取付けられているため、取付けが容易で、修理等の際には取り替えも容易である。
【0016】
請求項6の本発明は、ウエザストリップの基部は、フロントドアまたはリヤドアの外面に取付けられたガーニッシュにより取付けられているものである。
請求項6の本発明では、ウエザストリップの基部がガーニッシュで取付けられているので、取付部材を必要としなくて、ガーニッシュの取付けとウエザストリップの取付けが同時にでき取付けが容易である。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の態様を図面に基づき説明する。
本発明の第1の実施の態様について図1と図2に基づき説明する。
図1は、自動車の側面図である。図2は図1のA−A線に沿った断面図である。図1に示すように本発明の第1の実施の態様は、自動車のフロントドア10とリヤドア20の間の隙間をシールするウエザストリップ50に関するものである。
【0018】
本発明の第1の実施の態様のウエザストリップ50は、基部51とシール部56からなる。基部51は断面扁平な板状をなし、EPDMソリッドゴム、軟質ポリプロピレン樹脂、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー等の軟質部材で形成される。
シール部56は、断面略C字状をなし、EPDMスポンジゴム等のスポンジゴムで形成される。シール部56と基部51は、押出成形により同時に成形される。その後、通常の加硫方法により、加硫槽に移送され、加熱され、加硫される。
【0019】
基部51は、リヤドア20のフロント側端部21に取付けられる。リヤドア20は、フロント側端部21においてアウタパネル23の先端がインナパネル24の先端を包み込むようにして一体的に接合しており、フロント側端部21の車内側にスタッドボルト25が複数個溶接されている。ウエザストリップ50の基部51のスタッドボルト25に対応する部分に予め取付孔52が設けられて、取付孔52にこのスタッドボルト25を嵌挿することによりウエザストリップ50をリヤドア20に取付ける。
【0020】
シール部56は、ドア閉時には、フロントドア10のリヤ側端部12とセンターピラー30の凸部31に当接する。さらに詳細に説明すると、フロントドア10のリヤ側端部12は、アウタパネル13の先端がインナパネル14の先端を包み込むようにして一体的に接合しており、リヤ側端部12の先端部分がシール部56の根元部59、すなわち基部51と融合している部分に近いシール部56の根元部59に当接している。
【0021】
シール部56は、フロントドア10のリヤ側端部12の先端が当接している根元部59と基部51に融合している部分との間に、車外方向に張り出した突部57が設けられている。この突部57は、省略されて、根元部59が直接基部51に融合してもよい。突部57を設けた場合は、ドア閉時には突部57は、フロントドア10のリヤ側端部12とリヤドア20のフロント側端部21の間の隙間に位置する。これにより、突部57がこの隙間を塞ぐため、この隙間のシール力が向上する。
【0022】
さらに根元部59において突部57よりも若干フロント寄りの部分にフロントドア10のリヤ側端部12が当接する。そのときセンターピラー30の凸部31にシール部56の先端部58が当接する。シール部56の先端部58は、湾曲状をなしているため、センターピラー30の凸部31に当接するときに、先端部58は凸部31の表面をスムースに移動してシール部56が反転することがない。このセンターピラー30の凸部31とフロントドア10のリヤ側端部12がシール部56を挟むことによりシール部56との反発力が生じてシール力を得ることができる。
一方シール部56は断面略C字状であるため、中空状と比べてシール部56が撓みやすくドア閉時の反力を減少させることができるため、シール力が得られ、かつ、反力を減少させたウエザストリップ50を得ることができる。
【0023】
本発明の第2の実施の態様を図3に基づき説明する。第1の実施の態様と同じ部分は説明を省略する。図3は、図1におけるA−A線に沿った断面図である。第2の実施の態様のウエザストリップ50は、基部51とシール部56が略直角をなすように形成されている。
基部51には、クリップ53を取付ける取付孔52が設けられ、クリップ53が挿入されている。
【0024】
リヤドア20のフロント側端部21は、アウタパネル23が車内側に略L字状に曲がり立壁21bを形成し、その後さらにフロント側に再度略L字状に曲がって、そしてインナパネル24と接合してその先端を包み込むようにU字状に曲がりフランジ部21cを形成している。その車内側に略L字状に曲がった立壁21bにクリップ53の挿入孔21dを設ける。その挿入孔21dにクリップを挿入してウエザストリップ50をリヤドア20に取付ける。
【0025】
ウエザストリップ50を取付けると、基部51とシール部56は略直角に形成されているのでシール部56はフロント方向に延設される。
ドア閉時にはシール部56は、根元部59にフロントドア10のリヤ側端部12が当接する。このときシール部56の先端部58は、リヤドア20のフロント側端部21のフランジ部21cと当接する。これによってフロントドア10のリヤ側端部12とリヤドア20のフロント側端部21のフランジ部21cとによりシール部56を挟持することができるため、フロントドア10とリヤドア20の間の隙間をシールすることができる。
第1の実施の態様と同様に、シール部56は断面略C字状であるため、中空状と比べてシール部56が撓みやすくドア閉時の反力を減少させることができるため、シール力が得られ、かつ、反力を減少させたウエザストリップ50を得ることができる。
【0026】
本発明の第3の実施の態様を図4に基づき説明する。第1および第2の実施の態様と同じ部分は説明を省略する。図4は、図1におけるA−A線に沿った断面図である。
第3の実施の態様のウエザストリップ50は、第2の実施の態様と同様に、基部51とシール部56が略直角をなすように形成されているが、基部51は、断面略L字状をなしている。
【0027】
基部51の断面略L字状の1辺のうち先端の1辺には、取付孔52が設けられている。リヤドア20のフロント側端部21は、第2の実施の態様と同様に立壁21bとフランジ部21cが設けられている。
フランジ部21cには、スタッドボルト25が設けられている。このスタッドボルト25を基部51の取付孔52に挿入することによりウエザストリップ50をリヤドア20に取付けることができる。このとき基部51の断面略L字状の1辺のうちシール部56と融着する方の1辺はリヤドア20のフロント側端部21の立壁21bと密着して、ウエザストリップ50を安定して保持することができる。
【0028】
ドア閉時には、シール部56は、根元部59にフロントドア10のリヤ側端部12が当接する。このときシール部56の先端部58は、リヤドア20のフロント側端部21のフランジ部21cと当接するが、より詳しくは、フランジ部21cは先端が若干車外側に突出した突起21fが設けられており、この突起21fにシール部56の先端部58が当接する。これによって、スタッドボルト25の影響がなくてシール部56がフランジ部21cに当接することができる。したがって、フロントドア10のリヤ側端部12とリヤドア20のフロント側端部21のフランジ部21cとによりシール部56を挟持することができるため、フロントドア10とリヤドア20の間の隙間をシールすることができる。
【0029】
本発明の第4の実施の態様を図5に基づき説明する。第1、第2および第3の実施の態様と同じ部分は説明を省略する。図5は、図1におけるA−A線に沿った断面図である。
リヤドア20にはその車外側表面に装飾のためガーニッシュ26が取付けられている。
ウエザストリップ50の基部51は、中空状であり、断面はフロント側、車内側と車外側は略4角形状をなし、リヤ側の面が3角形であり3角形の頂点が立壁21bに向かっている形状である。車外側の面のフロント側の端からシール部56が一体にフロント方向に延設されており、シール部56が延された部分に隣接して車外側の面に溝部51bが設けられている。この溝部51bにガーニッシュ26の先端が嵌挿されて、ウエザストリップ50が保持されている。
【0030】
基部51はリヤドア20のフロントドア10の立壁21bに対向する断面三角形の頂点である先端に2本の脚51cを設け、脚51cを立壁21bに当接させて、基部51を保持している。基部51のフロント側の面の車内側の端からリップ51dがリヤドア20のフロント側端部21のフランジ部21c先端を覆うように延設されている。さらに、基部51の車内側の面にはリップ51fが設けられて、フランジ部21cに当接している。これにより、ガーニッシュ26とリヤドア20のフランジ部21cおよび立壁21bとでウエザストリップ50の基部51を保持することができる。
【0031】
ドア閉時には、シール部56は、根元部59にフロントドア10のリヤ側端部12が当接する。このときシール部56の先端部58は、基部51のリップ51dに接合する。これによってフロントドア10のリヤ側端部12と基部51のリップ51dとによりシール部56を挟持することができるため、フロントドア10とリヤドア20の間の隙間をシールすることができる。
【0032】
本発明の第5の実施の態様を図6と図7に基づき説明する。第1の実施の態様と同じ部分は説明を省略する。図7は、図6におけるB−B線に沿った断面図である。
本発明の第5の実施の態様は、フロントフェンダー40のリヤ側端部42とフロントドア10のフロント側端部11との間の隙間をシールするウエザストリップ50に関するものである。
【0033】
ウエザストリップ50は、基部51とシール部56とからなる。
基部51は、フロントドア10のフロント側端部11に取付けられる。フロントドア10は、フロント側端部11においてアウタパネル13の先端がインナパネル14の先端を包み込むようにして一体的に接合しており、フロント側端部11の車内側にスタッドボルト15が複数個溶接されている。基部51のスタッドボルト15に対応する部分に予め取付孔52が設けられて、取付孔52にこのスタッドボルト15を嵌挿することによりウエザストリップ50をフロントドア10に取付ける。
【0034】
シール部56は、ドア閉時には、フロントフェンダー40のリヤ側端部42とフロントピラー35の凸部36に当接する。さらに詳細に説明すると、フロントフェンダー40のリヤ側端部42は、アウタパネル43の先端がインナパネル44の先端を包み込むようにして一体的に接合しており、リヤ側端部42の先端部分がシール部56の根元部59、すなわち基部51と融合している部分に近いシール部56の根元部59に接合している。
【0035】
シール部56は、根元部59において、フロントフェンダー40のリヤ側端部42の先端が当接している根元部59と基部51に融合している部分との間に、車外方向に張り出した突部57が設けられている。この突部57は、省略されて、根元部59が直接基部51に融合してもよい。突部57を設けた場合は、ドア閉時には突部57は、フロントフェンダー40のリヤ側端部42とフロントドア10のフロント側端部11の間の隙間に位置する。これにより、突部57がこの隙間を塞ぐため、この隙間のシール力が向上する。
【0036】
さらに根元部59において突部57よりも若干フロント寄りの部分にフロントフェンダー40のリヤ側端部42が当接する。そのときフロントピラー35の凸部36にシール部56の先端部58が当接する。シール部56の先端部58は、湾曲状をなしているため、フロントピラー35の凸部36に当接するときに、先端部58は凸部36の表面をスムースに移動してシール部56が反転することがない。
このフロントピラー35の凸部36とフロントフェンダー40のリヤ側端部42がシール部56を挟むことによりシール部56との反発力が生じてシール力を得ることができる。
一方シール部56は断面略C字状であるため、中空状と比べてシール部56が撓みやすくドア閉時の反力を減少させることができるため、シール力が得られ、かつ、反力を減少させたウエザストリップ50を得ることができる。
フロントフェンダー40のリヤ側端部42とフロントドア10のフロント側端部11との間の隙間をシールするウエザストリップ50においても、第2ないし第4の実施の態様と同様な態様を適用することが可能である。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、自動車のフロントドアとリヤドアの間の隙間、または、フロントフェンダーとフロントドアの隙間をシールするウエザストリップのシール部の断面を略C字状にしたため、シール性のよい、ドア閉時の反力が少なく、生産性のよいウエザストリップを得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車の側面図であり、本発明の取付部分を示すものである。
【図2】本発明の第1の実施の態様であるフロントドアとリヤドアの隙間をシールするウエザストリップを示すものであり、図1のA−A線に沿った断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の態様であるフロントドアとリヤドアの隙間をシールするウエザストリップを示すものであり、図1のA−A線に沿った断面図である。
【図4】本発明の第3の実施の態様であるフロントドアとリヤドアの隙間をシールするウエザストリップを示すものであり、図1のA−A線に沿った断面図である。
【図5】本発明の第4の実施の態様であるフロントドアとリヤドアの隙間をシールするウエザストリップを示すものであり、図1のA−A線に沿った断面図である。
【図6】自動車の側面図であり、本発明の第5の実施の態様の取付部分を示すものである。
【図7】本発明の第5の実施の態様であるフロントフェンダーとフロントドアの隙間をシールするウエザストリップを示すものであり、図6のB−B線に沿った断面図である。
【図8】自動車のフロントドアとリヤドアの間の隙間をシールする従来のウエザストリップを示すものであり、図1のA−A線に沿った断面図である。
【図9】自動車のフロントドアとリヤドアの間の隙間をシールする従来の他のウエザストリップを示すものであり、図1のA−A線に沿った断面図である。
【符号の説明】
10 フロントドア
11 フロント側端部
12 リヤ側端部
15,25 スタッドボルト
20 リヤドア
21 フロント側端部
22 リヤ側端部
26 ガーニッシュ
30 センターピラー
35 フロントピラー
40 フロントフェンダー
42 リヤ側端部
50 ウエザストリップ
51 基部
53 クリップ
56 シール部
57 突部
58 先端部
59 根元部

Claims (6)

  1. 自動車のフロントドアとリヤドアの間の隙間をシールするウエザストリップであって、
    該ウエザストリップは、上記リヤドアのフロント側端部に取付けられる基部と、上記フロントドアとリヤドアの間の隙間をシールするシール部を一体に備え、
    上記シール部は、断面略C字状をなし、ドア閉時に上記シール部の先端部がセンターピラーまたは上記リヤドアのフロント側端部に当接するとともに、上記シール部の根元部が上記フロントドアのリヤ側端部に当接する構造としたことを特徴とする自動車用ウエザストリップ。
  2. 自動車のフロントフェンダーとフロントドアの間の隙間をシールするウエザストリップであって、
    該ウエザストリップは、上記フロントドアのフロント側端部に取付けられる基部と、上記フロントフェンダーとフロントドアの間の隙間をシールするシール部を一体に備え、
    上記シール部は断面略C字状をなし、ドア閉時に上記シール部の先端部がフロントピラーまたは上記フロントドアのフロント側端部に当接するとともに、上記シール部の根元部が上記フロントフェンダーのリヤ側端部に当接する構造としたことを特徴とする自動車用ウエザストリップ。
  3. 上記ウエザストリップの上記基部を、ソリッドゴムまたは軟質合成樹脂で形成し、上記シール部を、スポンジゴムで形成した請求項1または2記載の自動車用ウエザストリップ。
  4. 上記ウエザストリップの上記シール部には、上記基部との接続近傍で車外側に突出して上記フロントドアとリヤドアの間の隙間または上記フロントフェンダーとフロントドアの間の隙間をシールするとともに、外面が上記フロントドアとリヤドアの外面または上記フロントフェンダーとフロントドアの外面と同一高さの面を構成する突部を形成している請求項1、2または3記載の自動車用ウエザストリップ。
  5. 上記ウエザストリップの上記基部を、クリップ、スタッドボルトまたは両面接着テープのいずれかの取付部材で取付けている請求項1、2、3または4記載の自動車用ウエザストリップ。
  6. 上記ウエザストリップの上記基部は、上記フロントドアまたはリヤドアの外面に取付けられたガーニッシュにより取付けられている請求項1、2、3または4記載の自動車用ウエザストリップ。
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CN103978875A (zh) * 2013-02-13 2014-08-13 西川橡胶工业股份有限公司 分界部的密封结构

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