JP2004114972A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Masanori Kubo
久保 政徳
Hirotaka Shibata
柴田 寛隆
Mikio Suzuki
鈴木 幹夫
Osamu Watanabe
渡辺 修
Masanari Torii
鳥居 雅成
Susumu Honaga
穂永 進
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Abstract

【課題】組付けが容易であり、製造コストの低廉化を実現でき、かつさらに優れた搭載性を実現可能な電動パワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】ステアリングシャフトの回転運動を長手方向の直線運動に変換して操舵角を変更させるラックバー1と、ステアリングシャフト1に発生する操舵トルクに基づいてモータ軸4を回転駆動する電動モータ3と、モータ軸4の回転駆動力をラックバー1に伝達するボールねじ機構2、従動ギヤ12及び駆動ギヤ7を備えた電動パワーステアリング装置である。電動モータ3のモータ軸4がラックバー1と平行の関係にあり、モータ軸4を回転させるステータ5及びロータ6がラックバー1とともに第1、2ハウジング20、21内に収容されている。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は電動パワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば特許2904329号公報又は特開2000−16315号公報に電動パワーステアリング装置が開示されている。これらの電動パワーステアリング装置は、ステアリングシャフトの回転運動を長手方向の直線運動に変換して操舵角を変更させるラックバーと、ステアリングシャフトに発生する操舵トルクに基づいてモータ軸を回転駆動する電動モータと、モータ軸の回転駆動力をラックバーに伝達するボールねじ機構等の動力伝達手段とを備えている。
【0003】
これらの電動パワーステアリング装置では、ステアリングシャフトが回転運動されれば、電動モータがステアリングシャフトに発生する操舵トルクに基づいてモータ軸を回転駆動する。そして、動力伝達手段はモータ軸の回転運動をラックバーの長手方向の直線運動に変換する。こうして、これらの電動パワーステアリング装置によれば、ステアリングシャフトに発生する操舵トルクに応じた操舵力がラックバーにアシストされ、ラックバーが操舵角を変更させることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許2904329号公報記載の電動パワーステアリング装置では、ラックバーを収容するハウジング内において、ラックバーと同軸をなすモータ軸と、ラックバー及びモータ軸と同心のステータ及びロータとで電動モータが構成されている。そのため、この電動パワーステアリング装置は、モータ軸とラックバーとの同軸化による小型化にもかかわらず、ステータ及びロータがそのハウジングを全周で大径化してしまい、車両への搭載性が十分でない。この傾向は搭載スペースが極めて限られる小型車において顕著である。
【0005】
一方、特開2000−16315号公報記載の電動パワーステアリング装置では、ラックバーを収容する第1ハウジングの外部に独自の第2ハウジングを有する電動モータが設けられ、第2ハウジング内のモータ軸は第1ハウジング内のラックバーと平行の関係に維持されている。そして、第1ハウジングと第2ハウジングとの間に動力伝達手段を収容する第3ハウジングが固定されている。そのため、この電動パワーステアリング装置では、第1ハウジングの全周の一部に第2ハウジングが存在することにはなるものの、上記公報の電動パワーステアリング装置のように第1ハウジングが全周で大径化することはなく、より優れた搭載性を実現可能である。
【0006】
しかしながら、この電動パワーステアリング装置では、第1ハウジングと第2ハウジングとが別体であるため、第1ハウジングに第2ハウジングを組付ける必要がある。この際、モータ軸とラックバーとの平行度、動力伝達手段におけるギヤ間の噛合等を精度よく確保しなければ、振動や異音を生じ、ひいては耐久性が低下することとなる。そのため、モータ軸とラックバーとの間やギヤ間等の芯出し、他の部材を用いた接合等を行わなければならず、組付けが困難である。また、第1、2ハウジング以外でも接合のための部品が増加し、製造コストの高騰化を招来してしまう。さらに、第1ハウジングと第2ハウジングとの間に隙間を生じやすく、搭載性も未だ十分でない。
【0007】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、組付けが容易であり、製造コストの低廉化を実現でき、かつさらに優れた搭載性を実現可能な電動パワーステアリング装置を提供することを解決すべき課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の電動パワーステアリング装置は、ステアリングシャフトの回転運動を長手方向の直線運動に変換して操舵角を変更させるラックバーと、該ステアリングシャフトに発生する操舵トルクに基づいてモータ軸を回転駆動する電動モータと、該モータ軸の回転駆動力を該ラックバーに伝達する動力伝達手段とを備えた電動パワーステアリング装置において、
【0009】
前記電動モータは、前記モータ軸が前記ラックバーと平行又はねじれの関係にあり、該モータ軸を回転させるステータ及びロータは該ラックバーとともにハウジング内に収容されていることを特徴とする。
【0010】
本発明の電動パワーステアリング装置では、電動モータのモータ軸がラックバーと平行又はねじれの関係にあり、モータ軸と同心のステータ及びロータはラックバーとは同心にならない。そして、ステータ及びロータがラックバーとともにハウジング内に収容されている。そのため、そのハウジングは全周の一部が膨出することにはなるものの、特許2904329号公報の電動パワーステアリング装置のようにハウジングが全周で大径化することはない。また、ラックバーを収容するハウジング自体が膨出してモータ軸、ステータ及びロータを収容するため、特開2000−16315号公報記載の電動パワーステアリング装置のような第1ハウジングと第2ハウジングとの間に隙間を生じることはなく、より優れた搭載性を実現可能である。
【0011】
また、この電動パワーステアリング装置では、同一のハウジング内にモータ軸、ステータ及びロータ並びにラックバーが収容されているため、そのハウジングさえ精度よく形成すれば、モータ軸とラックバーとの平行度、動力伝達手段におけるギヤ間の噛合等が精度よく確保される。このため、振動や異音を生じ難く、耐久性が向上する。また、ハウジング自体によってモータ軸とラックバーとの間やギヤ間等の芯出しを行うことができるとともに、他の部材による接合等を行う必要がないため、組付けが容易である。さらに、接合のための部品が不要となり、製造コストの低廉化を実現できる。
【0012】
したがって、この電動パワーステアリング装置によれば、組付けが容易であり、製造コストの低廉化を実現でき、かつさらに優れた搭載性を実現することができる。
【0013】
本発明の電動パワーステアリング装置では、ハウジングは、ラックバーの少なくとも一部を収容する第1ハウジングと、第1ハウジングと一体をなし、ステータ及びロータを収容する第2ハウジングと、第1ハウジング及び第2ハウジングとは別体をなし、動力伝達手段を収容する第3ハウジングとを有することが好ましい。第2ハウジングは第1ハウジングから膨出した部分である。これにより、第1ハウジングにラックバーの少なくとも一部を組付け、第2ハウジングにモータ軸、ステータ及びロータを組付け、さらに第3ハウジングに動力伝達手段を組付けた後、第1ハウジング及び第2ハウジングと第3ハウジングとを組付けることにより、電動パワーステアリング装置を容易に組付けることができる。
【0014】
また、本発明の電動パワーステアリング装置では、動力伝達手段は、モータ軸と同期回転する駆動部材と、ラックバーに設けられ、回転運動を直線運動に変換するボールねじ機構と、ボールねじ機構のナット部と同期回転し、駆動部材により従動する従動部材とからなり、駆動部材及び従動部材の両端はハウジングとの間で軸受により支承されていることが好ましい。こうであれば、ハウジング及び軸受を精度良く製造することにより、駆動部材と従動部材との位置関係を精度良く確保することができる。こうして、この電動パワーステアリング装置では、振動や異音がより生じ難く、耐久性がより向上する。
【0015】
本発明の電動パワーステアリング装置では、動力伝達手段は、モータ軸と同期回転する駆動部材と、ラックバーに設けられ、回転運動を直線運動に変換するボールねじ機構と、ボールねじ機構のナット部と同期回転し、駆動部材により従動する従動部材とからなり、第1ハウジングに保持された第1軸受により従動部材の一端が支承され、第2ハウジングに保持された第2軸受により駆動部材の一端が支承され、第3ハウジングに保持された第3軸受により従動部材の他端が支承され、第3ハウジングに保持された第4軸受により駆動部材の他端が支承されていることが好ましい。こうであれば、第1ハウジング、第1軸受、第2ハウジング、第2軸受、第3ハウジング、第3軸受及び第4軸受を精度良く製造することにより、駆動部材と従動部材との位置関係を精度良く確保することができる。こうして、この電動パワーステアリング装置では、振動や異音がより生じ難く、耐久性がより向上する。
【0016】
また、第1軸受及び第3軸受はシールをもつものであることが好ましい。駆動部材と従動部材との間に用いる潤滑油はボールねじ機構に用いる潤滑油とは通常異なるものである。第1軸受及び第3軸受がシールをもつことにより、これらの潤滑油の混入を防止することができ、モータ軸の動力をラックバーに効率よく伝達することができる。
【0017】
さらに、第2ハウジングとモータ軸との間にはステータ及びロータ側と駆動部材側とを封止するシールが設けられていることが好ましい。これにより、駆動部材と従動部材との間に用いる潤滑油がステータ及びロータ側に漏れ出ることを防止することができ、電動モータの確実な動作を確保することができる。
【0018】
また、本発明の電動パワーステアリング装置では、第2ハウジングには、ロータ又はモータ軸の回転角を検出可能な回転角センサを有するセンサハウジングが軸心回りに回動可能に固定されていることが好ましい。これにより、電動パワーステアリング装置を組付けた後、センサハウジングを回転させて回転角センサの位置調整をすることができる。そのため、回転角センサの位置調整が容易になるとともに組付け性も向上する。
【0019】
さらに、本発明の電動パワーステアリング装置では、モータ軸と駆動部材とはセレーション嵌合又はスプライン嵌合されていることが好ましい。これにより、容易に駆動部材をモータ軸に嵌合させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施形態を図面を参照しつつ説明する。
【0021】
実施形態の電動パワーステアリング装置は、図1に示すように、ステアリングシャフト(図示せず)の回転運動を長手方向の直線運動に変換して操舵角を変更させるラックバー1に、回転運動を直線運動に変換するボールねじ機構2が設けられている。ボールねじ機構2のナット部2aには、環状をなし、外周面に歯をもつ従動部材としての従動ギヤ12が一体に形成されている。
【0022】
また、モータ軸4がラックバー1と平行になるように電動モータ3が設けられている。電動モータ3はモータ軸4の他、モータ軸4を回転させるステータ5及びロータ6を有している。モータ軸4の一端4aには、筒状をなし、外周面に従動ギヤ12の歯と噛合する歯を有する駆動部材としての駆動ギヤ7がセレーション嵌合されている。
【0023】
そして、ラックバー1の一部が第1ハウジング20に収容されている。第1ハウジング20は全周の一部が膨出した第2ハウジング21を一体に有している。モータ軸4、ステータ5及びロータ6からなる電動モータ3はその第2ハウジング21内に構成されている。また、第1ハウジング20及び第2ハウジング21には、第1ハウジング20及び第2ハウジング21と別体をなす第3ハウジング22が接合されている。ラックバー1の残部、ボールねじ機構2、従動ギヤ12及び駆動ギヤ7がその第3ハウジング22に収容されている。ここで、ボールねじ機構2、従動ギヤ12及び駆動ギヤ7が動力伝達手段である。
【0024】
駆動ギヤ7は、第2ハウジング21に保持された第2軸受9により一端7aが支承され、第3ハウジング22に保持された第4軸受11により他端7bが支承され、これにより回転可能にされている。また、従動ギヤ12は、第1ハウジング20に保持された第1軸受8により一端12aが支承され、第3ハウジング22に保持された第3軸受10により他端12bが支承され、これによりボールねじ機構2のナット部2aとともに回転可能にされている。第1〜3軸受8〜10はシールド軸受である。
【0025】
第2ハウジング21の第3ハウジング22とは逆側には、図2にも示すように、センサハウジング16が設けられている。センサハウジング16には周方向に長径をもつ3個の長穴16aが周方向に等間隔に設けられている。ただし、図2には、3個の長穴16aのうちの1個を示している。そして、長穴16aを介して3本のボルト16bにより、センサハウジング16が第2ハウジング21に軸心回りに回動可能に固定されている。こうして、センサハウジング16はモータ軸4の軸心回りに回動可能に固定されている。センサハウジング16とモータ軸4の他端4bとの間には、図1に示すように、モータ軸4の回転角を検出可能な回転角センサ14が設けられている。また、モータ軸4は、第2ハウジング21に保持された軸受13により一端4aが支承され、センサハウジング16に保持された軸受15により他端4bが支承され、これにより回転可能にされている。
【0026】
以上のように構成された実施形態の電動パワーステアリング装置は以下のようにして製造され得る。
【0027】
まず、図3に示すように、第1ハウジング20の一端面20a側から第1軸受8を圧入し、外輪を第1ハウジング20に固定する。また、第2ハウジング21の一端面21a側から軸受13及び第2軸受9を圧入し、各々の外輪を第2ハウジング21に固定する。そして、第2ハウジング21の他端面21b側からステータ5を第2ハウジング21に固定する。その後、第2ハウジング21の他端面21b側から、ロータ6を組み付けたモータ軸4を挿入し、軸受13により一端4aが支承されるようにモータ軸4を第2ハウジング21に組み付ける。また、軸受15の外輪及び回転角センサ14等が固定されたセンサハウジング16を他端面21b側から第2ハウジング21に固定する。この際、軸受15によりモータ軸4の他端4bが支承されるようにする。
【0028】
また、第3ハウジング22の一端面22a側から第3軸受10及び第4軸受11を圧入し、各々の外輪を第3ハウジング22に固定する。そして、第3ハウジング22の一端面22a側から、ボールねじ機構2及び従動ギヤ12が組み付けられたラックバー1及び駆動ギヤ7を固定する。この際、従動ギヤ12と駆動ギヤ7とが噛合するとともに、従動ギヤ12の他端12bが第3軸受10に支承され、かつ駆動ギヤ7の他端7bが第4軸受11に支承されるように固定する。
【0029】
そして、第1、2ハウジング20、21の一端面20a、21aと第3ハウジング22の一端面22aとを嵌合させる。この際、ラックバー1が第1ハウジング20に挿入され、従動ギヤ12の一端12aが第1軸受8により支承されるようにする。また、モータ軸4の一端4aと駆動ギヤ7とをセレーション嵌合させ、駆動ギヤ7の一端7aが第2軸受9により支承されるようにする。最後に、第1、2ハウジング20、21と第3ハウジング22とを締着する。
【0030】
こうして電動パワーステアリング装置を組付けた後、ボルト16bを緩め、センサハウジング16を回転させて回転角センサ14の位置調整をすることができる。そのため、回転角センサ14の位置調整が容易になるとともに組付け性も向上する。こうして、電動パワーステアリング装置が完成する。
【0031】
この電動パワーステアリング装置では、電動モータ3のモータ軸4がラックバー1と平行の関係にあり、モータ軸4と同心のステータ5及びロータ6はラックバー1とは同心にならない。そして、ステータ5及びロータ6がラックバー1とともに第1、2ハウジング20、21内に収容されている。そのため、第1ハウジング20は全周の一部が膨出した第2ハウジング21にはなっているものの、第1ハウジング20が全周で大径化することはない。また、ラックバー1を収容する第1ハウジング20が膨出した第2ハウジング21でモータ軸4、ステータ5及びロータ6を収容するため、第1ハウジング20と第2ハウジング21との間に隙間を生じることはなく、より優れた搭載性を実現可能である。
【0032】
また、この電動パワーステアリング装置では、第1、2ハウジング20、21内にモータ軸4、ステータ5及びロータ6並びにラックバー1が収容されているため、第1〜3ハウジング20〜23及び第1〜4軸受8〜11さえ精度よく形成すれば、モータ軸4とラックバー1との平行度、駆動ギヤ7と従動ギヤ12との間の噛合等が精度よく確保される。このため、振動や異音を生じ難く、耐久性が向上する。また、第1、2ハウジング20、21自体によってモータ軸4とラックバー1との間や駆動ギヤ7と従動ギヤ12との間等の芯出しを行うことができるとともに、他の部材による接合等を行う必要がないため、組付けが容易である。さらに、接合のための部品が不要となり、製造コストの低廉化を実現できる。
【0033】
したがって、この電動パワーステアリング装置によれば、組付けが容易であり、製造コストの低廉化を実現でき、かつさらに優れた搭載性を実現することができる。
【0034】
また、この電動パワーステアリング装置では、第1〜3軸受8〜10がシールをもつものである。このため、駆動ギヤ7と従動ギヤ12との間に用いる潤滑油とボールねじ機構2に用いる潤滑油との混入を防止することができ、モータ軸4の動力をラックバー1に効率よく伝達することができる。また、駆動ギヤ7と従動ギヤ12との間に用いる潤滑油がステータ5及びロータ6側に漏れ出ることを防止することができ、電動モータ3の確実な動作を確保することができる。
【0035】
前記実施形態のものでは、回転角センサ14を第2ハウジング21上部の左端(図1、図3)に配置したが、同ハウジング21の右端側に配置することも可能である。
【0036】
すなわち、第2ハウジング21の左端を閉塞するとともに右端を開放し、この開放された右端側から、まず電動モータ3(モータ軸4、ステータ5、ロータ6)を組付け、次にセンサハウジング16に収納された回転角センサ14を仮組付けるようにする。
【0037】
こうすることにより、前記実施形態における図3の状態にて、センサハウジング16が第2ハウジング21から露出することとなるので、回転角センサ14の位置調整を行い、固定することができ、優れた組付け性を実現できる。
【0038】
なお、前記位置調整及び固定の態様は、回転角センサ14をセンサハウジング16に固定し、このセンサハウジング16の第2ハウジング21に対する位置を調整、固定する、又は第2ハウジング21にセンサハウジング16を固定し、このセンサハウジング16に対する回転角センサ14の位置を調整、固定する等が想定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の電動パワーステアリング装置の断面図である。
【図2】実施形態の電動パワーステアリング装置に係り、図1のII−II矢視図である。
【図3】実施形態の電動パワーステアリング装置の組付図である。
【符号の説明】
1…ラックバー
3…電動モータ
4…モータ軸
5…ステータ
6…ロータ
2、12、7…動力伝達手段(2…ボールねじ機構、12…従動部材(従動ギヤ)、7…駆動部材(駆動ギヤ))
2a…ナット部
8…第1軸受
9…第2軸受
10…第3軸受
11…第4軸受
20…第1ハウジング
21…第2ハウジング
22…第3ハウジング
14…回転角センサ
16…センサハウジング

Claims (8)

  1. ステアリングシャフトの回転運動を長手方向の直線運動に変換して操舵角を変更させるラックバーと、該ステアリングシャフトに発生する操舵トルクに基づいてモータ軸を回転駆動する電動モータと、該モータ軸の回転駆動力を該ラックバーに伝達する動力伝達手段とを備えた電動パワーステアリング装置において、
    前記電動モータは、前記モータ軸が前記ラックバーと平行又はねじれの関係にあり、該モータ軸を回転させるステータ及びロータは該ラックバーとともにハウジング内に収容されていることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. ハウジングは、ラックバーの少なくとも一部を収容する第1ハウジングと、該第1ハウジングと一体をなし、ステータ及びロータを収容する第2ハウジングと、該第1ハウジング及び該第2ハウジングとは別体をなし、動力伝達手段を収容する第3ハウジングとを有することを特徴とする請求項1記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 動力伝達手段は、モータ軸と同期回転する駆動部材と、ラックバーに設けられ、回転運動を直線運動に変換するボールねじ機構と、該ボールねじ機構のナット部と同期回転し、該駆動部材により従動する従動部材とからなり、該駆動部材及び該従動部材の両端はハウジングとの間で軸受により支承されていることを特徴とする請求項1又は2記載の電動パワーステアリング装置。
  4. 動力伝達手段は、モータ軸と同期回転する駆動部材と、ラックバーに設けられ、回転運動を直線運動に変換するボールねじ機構と、該ボールねじ機構のナット部と同期回転し、該駆動部材により従動する従動部材とからなり、第1ハウジングに保持された第1軸受により該従動部材の一端が支承され、第2ハウジングに保持された第2軸受により該駆動部材の一端が支承され、第3ハウジングに保持された第3軸受により該従動部材の他端が支承され、該第3ハウジングに保持された第4軸受により該駆動部材の他端が支承されていることを特徴とする請求項2記載の電動パワーステアリング装置。
  5. 第1軸受及び第3軸受はシールをもつものであることを特徴とする請求項4記載の電動パワーステアリング装置。
  6. 第2ハウジングとモータ軸との間にはステータ及びロータ側と駆動部材側とを封止するシールが設けられていることを特徴とする請求項5記載の電動パワーステアリング装置。
  7. 第2ハウジングには、ロータ又はモータ軸の回転角を検出可能な回転角センサを有するセンサハウジングが軸心回りに回動可能に固定されていることを特徴とする請求項2、4、5又は6記載の電動パワーステアリング装置。
  8. モータ軸と駆動部材とはセレーション嵌合又はスプライン嵌合されていることを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項記載の電動パワーステアリング装置。
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