JP2004114966A

JP2004114966A - Lip mounting structure of deflector for sunroof

Info

Publication number: JP2004114966A
Application number: JP2002284456A
Authority: JP
Inventors: Nobuo Ito; 伊藤　信夫; Masanobu Otsu; 大津　雅信
Original assignee: OI SEISAKUSHO CO Ltd; Ohi Seisakusho Co Ltd
Current assignee: OI SEISAKUSHO CO Ltd; Mitsui Kinzoku ACT Corp
Priority date: 2002-09-27
Filing date: 2002-09-27
Publication date: 2004-04-15

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a lip mounting structure of a defelctor for a sunroof capable of attaching a lip easily and improving streamlining effect of blowing wind. <P>SOLUTION: A mounting part 21 of the lip 17 and a deflector main body 13 are attached by an insertion engaging means. An air guide slope 20a continuous with the deflector main body 13 is formed on a front face of a lip body 20. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、サンルーフ用デフレクタのリップ取付構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】
自動車のルーフに形成されたサンルーフ開口の前側にはフロントレールが配置され、左右両端にはサイドレールが配されている。このサイドレールに沿ってサンルーフ開口を開閉するリッドが前後動自在に取付けられている。
【０００３】
また、サンルーフ開口の前側には、サンルーフ開口を開いた時に上方へ突出して、サンルーフ開口内への走行風の巻き込みを防止するデフレクタが設けられている。このデフレクタは、デフレクタ本体と、その左右両端に取付けられる２本のアームとから構成されている。デフレクタ本体は、フロントレールに沿って車幅方向に配され、フロントレール内に位置する収納状態から、サンルーフ開口の上方に突出した起立状態まで上昇自在である。アームはサイドレールに固定された後端を中心に起立方向へ付勢され、前端に前記デフレクタ本体の左右両端が取付けられる（例えば、特許文献１参照）。
【０００４】
リッドが前進してサンルーフ開口を閉じた状態では、アームがリッドを支持するブラケットにより押し下げられて、デフレクタ本体が収納状態となり、また、リッドが後進してサンルーフ開口を開いた状態では、アームを押さえ込むものがなくなるため、アームの付勢力によりデフレクタ本体が起立状態になる。
【０００５】
デフレクタ本体の前面には空気案内斜面が形成されている。この空気案内斜面は、後方へ向けて上昇した傾斜面となっており、この空気案内斜面により、走行風は上向きに整流され、サンルーフ開口内への巻き込みが防止される。また、デフレクタ本体の下部には、起立状態でサンルーフ開口の前縁に接して、走行風の漏れを防止するリップが取付けられている。デフレクタ本体の下部にはフランジが形成され、リップの上部はこのフランジを包み込むように取付けられている（例えば、特許文献２参照）。
【０００６】
【特許文献１】
特開２００１−６３３７４号公報（図１）
【特許文献２】
特開平３−５２２２９号公報（図４）
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の技術にあっては、リップの上部がデフレクタ本体下部のフランジを包み込むように取付けられているため、リップの上部をデフレクタ本体の下部に取付ける作業が面倒である。
【０００８】
また、リップの上部が膨出状態となって、リップの表面と、デフレクタ本体の空気案内斜面との間に存在することになるため、リップの上部で空気の流れが乱され、デフレクタ本体の空気案内斜面による走行風の整流効果が低下する。
【０００９】
この発明は、このような従来の技術に着目してなされたもので、リップの取付けが容易で且つ走行風の整流効果が向上するサンルーフ用デフレクタのリップ取付構造を提供するものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
請求項１に記載の発明は、サンルーフ開口の前側に配されたフロントレールに沿って、フロントレール内に位置する収納状態から、サンルーフ開口の上方に突出した起立状態まで上昇自在なデフレクタ本体を設けると共に、該デフレクタ本体の左右両端に、サイドレールに固定された後端を中心に起立方向へ付勢されたアームの前端を取付けてデフレクタを構成し、デフレクタ本体の前面に後方へ向けて上昇した空気案内斜面を形成し、デフレクタ本体の下部に起立位置でサンルーフ開口の前縁に接するリップを取付けたサンルーフ用デフレクタのリップ取付構造であって、前記リップを、デフレクタ本体の下面に取付けられる取付部と、デフレクタ本体の空気案内斜面に沿った状態で斜め下方に延びるリップ本体とから構成し、リップの取付部とデフレクタ本体とを差込係合手段で取付ける共に、リップ本体の前面にデフレクタ本体と連続する空気案内斜面を形成したことを特徴とする。
【００１１】
請求項１に記載の発明によれば、リップの取付部とデフレクタ本体の下面とを、差込作業により両者を係合させる差込係合手段によって取付けるようにしたため、リップの取付作業が容易である。また、リップ本体の前面をデフレクタ本体に連続した空気案内斜面としたため、走行風の整流効果が向上する。
【００１２】
請求項２に記載の発明は、リップ本体の付け根部下面に車幅方向に沿う溝部を形成したことを特徴とする。
【００１３】
請求項２に記載の発明によれば、リップ本体の付け根部下面に、車幅方向に沿う溝部を形成したため、フロントレール内への収納状態で、リップ本体の先端がフロントレールの底面と当接することにより、リップ本体が付け根部から撓みやすくなる。従って、収納状態でのリップ全体の上下寸法を小さくすることができ、その分、フロントレールの深さを浅くすることができる。フロントレールを浅くできれば、フロントレールの下方に位置する車室内空間への突出量が小さくなり、乗員のヘッドクリアランスに与える影響が小さくなる。
【００１４】
請求項３に記載の発明は、リップ本体の先端部に、球状の玉縁部を形成した。
【００１５】
請求項３に記載の発明によれば、球状の玉縁部により、リップ本体の先端部のめくれが確実に防止できる。
【００１６】
請求項４に記載の発明は、デフレクタ本体の下面に車幅方向に沿う複数の係合溝を形成し、リップの取付部の上面に車幅方向に沿う複数の突条を形成し、該突条を係合溝内に係合して、リップを取付けたことを特徴とする。
【００１７】
請求項４に記載の発明によれば、複数の係合溝と突条の係合により、リップを取付けるため、リップの取付けが確実である。
【００１８】
請求項５に記載の発明は、突条に横方向に突出する突起を形成したことを特徴とする。
【００１９】
請求項５に記載の発明によれば、突条に横方向に突出する突起を形成したため、係合溝との係合力が増す。
【００２０】
請求項６に記載の発明は、デフレクタ本体が樹脂成型品で、係合溝の向きがデフレクタ本体の型抜き方向と一致していることを特徴とする。
【００２１】
請求項６に記載の発明によれば、係合溝の向きをデフレクタ本体の型抜き方向と一致させたため、係合溝の形成が容易である。
【００２２】
【発明の実施の形態】
この発明の好適な実施形態を図１〜図６に基づいて説明する。自動車のルーフ１には、サンルーフ開口２が形成されている。このサンルーフ開口２の前側にはフロントレール３が車幅方向に配され、左右両側にはサイドレール４が前後方向に沿って配されている。図１及び図２は、その左右のサイドレール４のうち、左側のサイドレール４を前後方向に沿って断面し、それを左側から見た図である。
【００２３】
サイドレール４には前後方向に沿って図示せぬガイド溝が形成され、そのガイド溝に沿って摺動自在なガイド部材５、６が設けられている。このガイド部材５、６の上端には、ブラケット７が軸支されている。このブラケット７の上部には、図示せぬ連結部材によりリッド８が取付けられている。従って、リッド８はブラケット７と一緒に前後にスライドして、サンルーフ開口２を開閉する。
【００２４】
左右のサイドレール４の前側には、後端９がサイドレール４に形成した固定孔１０内に係合されたアーム１１が配されている。このアーム１１は金属板により形成され、自身の弾性力による付勢で、前記固定孔１０に係合した後端９を中心にして、前側が上方に持ち上がった状態となる。
【００２５】
リッド８によるサンルーフ開口２の全閉状態では、前進したブラケット７のガイド部材５に形成した押圧片１２により、アーム１１の上面が押さえられ、アーム１１が付勢力に抗して押し下げられた状態となる。
【００２６】
そして、このアーム１１の前端には、車幅方向に沿うデフレクタ本体１３の左右両端が取付けられている。このデフレクタ本体１３とアーム１１により、この実施形態のデフレクタ１４が形成される。
【００２７】
このデフレクタ本体１３は樹脂成形品で、アーム１１に取付けられる左右両端よりも、左右中央の主要部の方が、前方及び上方へ湾曲した状態になっている。そして、デフレクタ本体１３の前面には後方へ向けて上昇した湾曲状態の空気案内斜面１３ａが形成されている。この空気案内斜面１３ａは、左右両端の方が左右中央の主要部よりも急な上向き角度になっている。
【００２８】
このデフレクタ本体１３の下面には、後側に軽量化のための肉抜き溝１５、１６が２本形成され、前側にリップ１７を取付けるための係合溝１８、１９が２本形成されている。肉抜き溝１５、１６と係合溝１８、１９は、両方ともデフレクタ本体１３の長手方向に沿って形成され、両方とも表面からの形成向きは同じある。従って、この肉抜き溝１５、１６と係合溝１８、１９の向き（上下方向）を型抜き方向としてデフレクタ本体１３を成形することで、両方の溝の形成が容易となる。
【００２９】
このようなデフレクタ本体１３の下面に取付けられるのがリップ１７である。リップ１７は、デフレクタ本体１３の空気案内斜面１３ａに連続した空気案内斜面２０ａを有する角度のリップ本体２０と、該リップ本体２０の上端からデフレクタ本体１３の下面に沿って曲折した取付部２１とから形成されている。
【００３０】
この取付部２１には、２本の突条２２、２３が形成されている。この突条２２、２３は前記デフレクタ本体１３の係合溝１８、１９内にそれぞれ差し込んで係合されるもので、前側の係合溝１８の方が浅いため、前側の突条２２もそれに対応して短く形成されている。この突条２２、２３には、それぞれ横方向に突出する突起２４が形成されている。従って、突条２２、２３を係合溝１８、１９内に差し込んで係合させることにより、両者が強く係合し、リップ１７の確実な取付けがなされる。突条２２、２３を係合溝１８、１９内に差し込んで係合させるだけなので、リップ１７の取付作業が容易である。しかも、突条２２、２３と係合溝１８、１９が複数で、突条２２、２３には突起２４も形成されているため、十分な取付強度が確保される。
【００３１】
そして、リップ本体２０の付け根部下面には溝部２５が長手方向に沿って形成されている。この溝部２５の形成により、リップ本体２０の付け根部が薄肉ヒンジ状態となり、リップ本体２０がデフレクタ本体１３に取付けられた取付部２１に対して撓みやすくなる。リップ本体２０の先端部には、球状の玉縁部２６が長手方向に沿って形成されている。
【００３２】
この実施形態のデフレクタ１４は以上のような構造をしているため、リッド８が後退して、サンルーフ開口２を開けた状態にすると、デフレクタ１４のアーム１１を押さえ込むものがなくなるため、デフレクタ本体１３がアーム１１の付勢力により上昇して起立状態となる（図５参照）。起立状態となったデフレクタ本体１３の下部に取付けられたリップ１７は、そのリップ本体２０の先端の球状の玉縁部２６が、サンルーフ開口２の前縁に接した状態となり、空気の漏れを防止すると共にリップ本体２０の先端部のめくれが確実に防止できる。
【００３３】
従って、ルーフ１の上側を流れる走行風Ｗは、リップ本体２０及びデフレクタ本体１３の各空気案内斜面２０ａ、１３ａによって円滑に上方へ導から、サンルーフ開口２の内部への巻き込みが防止される。リップ本体２０及びデフレクタ本体１３の空気案内斜面２０ａ、１３ａが隙間なく連続しているため、走行風Ｗの整流効果が高く、走行風Ｗを確実に上方へ導くことができる。また、リップ本体２０の付け根部に形成されている溝部２５は、リップ１７の下面に形成されているため、空気案内斜面２０ａ、１３ａによる整流効果に影響を与えない。
【００３４】
そして、リッド８を前進させてサンルーフ開口２を閉じると、デフレクタ１４のアーム１１が、サイドレール４に沿って前進するガイド部材５の押圧片１２により押し下げられ、デフレクタ本体１３がフロントレール３内に位置した収納状態となる（図６参照）。この時、リップ本体２０の先端がフロントレール３の底面に当接することにより、リップ本体２０が付け根部から撓むが、この実施形態では、その付け根部に溝部２５を形成していることにより、リップ本体２０の撓み量が大きい。
【００３５】
従って、リップ本体２０が付け根部から大きく撓むことにより、収納状態におけるデフレクタ本体１３及びリップ１７の合計上下寸法ｄを小さく抑えることができる。この合計上下寸法ｄが小さくなれば、それを収納するフロントレール３の深さＤも浅くできる。そのため、この実施形態では、フロントレール３の深さＤが浅く、フロントレール３の下方に位置する車室内空間への突出量が小さくなるため、乗員と車室天井との間のヘッドクリアランスをより広く確保することができる。
【００３６】
尚、以上の実施形態のデフレクタ１４では、デフレクタ本体１３の左右両側において、それぞれ金属板製の１部品のアーム１１でデフレクタ本体１３の支持と付勢を行う例を示したが、アームを、デフレクタ本体を上下動自在に支持するアーム本体と、そのアーム本体に上向きに付勢力を付与するバネ部材の２部品から構成するようにしても良い。
【００３７】
【発明の効果】
この発明によれば、リップの取付部とデフレクタ本体の下面とを、差込作業により両者を係合させる差込係合手段によって取付けるようにしたため、リップの取付作業が容易である。また、リップ本体の前面をデフレクタ本体に連続した空気案内斜面としたため、走行風の整流効果が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の一実施形態に係るデフレクタの収納状態を示す左側サイドレールの断面図。
【図２】図１のデフレクタの起立状態を示す左側サイドレールの断面図。
【図３】図１のデフレクタ本体を示す拡大図。
【図４】図３のデフレクタ本体とリップとの係合を示す断面図。
【図５】図２における起立状態のデフレクタ本体を示す断面図。
【図６】図１における収納状態のデフレクタ本体を示す断面図。
【符号の説明】
２　サンルーフ開口
３　フロントレール
４　サイドレール
８　リッド
１１　アーム
１３　デフレクタ本体
１３ａ　空気案内斜面
１４　デフレクタ
１７　リップ
１８、１９　係合溝
２０　リップ本体
２０ａ　空気案内斜面
２１　取付部
２２、２３　突条
２４　突起
２５　溝部
Ｗ　走行風[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a lip mounting structure for a sunroof deflector.
[0002]
[Prior art]
A front rail is arranged in front of a sunroof opening formed in a roof of an automobile, and side rails are arranged on both left and right ends. A lid for opening and closing the sunroof opening is mounted along the side rail so as to be movable back and forth.
[0003]
In addition, a deflector is provided in front of the sunroof opening to protrude upward when the sunroof opening is opened to prevent the traveling wind from being drawn into the sunroof opening. This deflector comprises a deflector main body and two arms attached to both left and right ends thereof. The deflector body is arranged in the vehicle width direction along the front rail, and can be freely raised from a stored state located in the front rail to an upright state protruding above the sunroof opening. The arm is urged in a rising direction around a rear end fixed to the side rail, and left and right ends of the deflector body are attached to a front end (for example, see Patent Document 1).
[0004]
When the lid moves forward and closes the sunroof opening, the arm is pushed down by the bracket that supports the lid, and the deflector body is stored, and when the lid moves backward and the sunroof opening is opened, the arm is pressed down. Since there is no object, the deflector main body is brought upright by the urging force of the arm.
[0005]
An air guide slope is formed on the front surface of the deflector body. The air guide slope is a slope that rises rearward, and the air guide slope rectifies the traveling wind upward and prevents the wind from getting into the sunroof opening. A lip is attached to a lower portion of the deflector main body so as to be in contact with the front edge of the sunroof opening in an upright state to prevent leakage of traveling wind. A flange is formed at a lower portion of the deflector body, and an upper portion of the lip is attached so as to surround the flange (for example, see Patent Document 2).
[0006]
[Patent Document 1]
JP 2001-63374 A (FIG. 1)
[Patent Document 2]
JP-A-3-52229 (FIG. 4)
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a conventional technique, since the upper part of the lip is attached so as to surround the flange at the lower part of the deflector body, the work of attaching the upper part of the lip to the lower part of the deflector body is troublesome.
[0008]
Further, since the upper part of the lip is in a swelling state and exists between the surface of the lip and the air guide slope of the deflector main body, the flow of air is disturbed at the upper part of the lip, and the air of the deflector main body is disturbed. The rectification effect of the traveling wind by the guide slope decreases.
[0009]
The present invention has been made by paying attention to such a conventional technique, and provides a lip mounting structure for a deflector for a sunroof, in which lip mounting is easy and a rectification effect of traveling wind is improved.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention, a deflector main body is provided along a front rail disposed in front of the sunroof opening and capable of rising from a stored state located in the front rail to an upright state protruding above the sunroof opening. At the same time, a front end of an arm urged in an upright direction around a rear end fixed to a side rail is attached to both left and right ends of the deflector body to form a deflector, and the deflector is raised rearward on a front surface of the deflector body. A sun-roof deflector lip mounting structure in which an air guide slope is formed and a lip that is in contact with a front edge of a sunroof opening at a standing position is provided at a lower portion of the deflector main body, wherein the lip is mounted on a lower surface of the deflector main body. And a lip body extending diagonally downward along the air guide slope of the deflector body, and Parts and deflector body and both attached at Sakomigakarigo means, characterized in that the formation of the air guide slope which is continuous with the deflector body to the front surface of the lip body.
[0011]
According to the first aspect of the present invention, since the mounting portion of the lip and the lower surface of the deflector body are mounted by the insertion engagement means for engaging the both by the insertion operation, the operation of mounting the lip is easy. is there. In addition, since the front surface of the lip body is an air guide slope continuous with the deflector body, the rectification effect of traveling wind is improved.
[0012]
The invention described in claim 2 is characterized in that a groove is formed on the lower surface of the base of the lip body along the vehicle width direction.
[0013]
According to the second aspect of the present invention, since the groove along the vehicle width direction is formed on the lower surface of the base of the lip body, the tip of the lip body abuts the bottom surface of the front rail in the state of being housed in the front rail. Thereby, the lip body is easily bent from the base. Therefore, the vertical dimension of the entire lip in the housed state can be reduced, and the depth of the front rail can be reduced accordingly. If the front rail can be made shallow, the amount of protrusion into the vehicle interior space located below the front rail will be small, and the effect on the head clearance of the occupant will be small.
[0014]
According to the third aspect of the invention, a spherical bead portion is formed at the tip of the lip body.
[0015]
According to the third aspect of the invention, the spherical bead portion can reliably prevent the tip of the lip body from being turned up.
[0016]
According to a fourth aspect of the present invention, a plurality of engaging grooves are formed on the lower surface of the deflector body along the vehicle width direction, and a plurality of ridges are formed on the upper surface of the mounting portion of the lip along the vehicle width direction. The lip is attached by engaging the strip in the engagement groove.
[0017]
According to the fourth aspect of the present invention, since the lip is attached by the engagement of the plurality of engagement grooves and the ridges, the attachment of the lip is reliable.
[0018]
The invention according to claim 5 is characterized in that a protrusion is formed on the ridge so as to protrude in the lateral direction.
[0019]
According to the fifth aspect of the present invention, since the protrusion that protrudes in the lateral direction is formed on the ridge, the engagement force with the engagement groove increases.
[0020]
The invention described in claim 6 is characterized in that the deflector main body is a resin molded product, and the direction of the engagement groove matches the direction in which the deflector main body is removed.
[0021]
According to the sixth aspect of the present invention, since the direction of the engagement groove is made to coincide with the direction in which the deflector body is removed, the formation of the engagement groove is easy.
[0022]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
A preferred embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. A sunroof opening 2 is formed in a roof 1 of an automobile. A front rail 3 is disposed in front of the sunroof opening 2 in the vehicle width direction, and side rails 4 are disposed on both left and right sides along the front-rear direction. FIGS. 1 and 2 are cross-sectional views of the left and right side rails 4 along the front-rear direction, as viewed from the left side.
[0023]
A guide groove (not shown) is formed in the side rail 4 along the front-rear direction, and guide members 5 and 6 slidable along the guide groove are provided. A bracket 7 is pivotally supported on the upper ends of the guide members 5 and 6. A lid 8 is attached to an upper portion of the bracket 7 by a connecting member (not shown). Accordingly, the lid 8 slides back and forth together with the bracket 7 to open and close the sunroof opening 2.
[0024]
On the front side of the left and right side rails 4, there are arranged arms 11 whose rear ends 9 are engaged in fixing holes 10 formed in the side rails 4. The arm 11 is formed of a metal plate, and is biased by its own elastic force so that the front side is lifted upward with the rear end 9 engaged with the fixing hole 10 as a center.
[0025]
In the fully closed state of the sunroof opening 2 by the lid 8, the upper surface of the arm 11 is pressed by the pressing piece 12 formed on the guide member 5 of the bracket 7 that has been advanced, and the arm 11 is pressed down against the urging force. Become.
[0026]
At the front end of the arm 11, right and left ends of a deflector body 13 along the vehicle width direction are attached. The deflector body 13 and the arm 11 form the deflector 14 of this embodiment.
[0027]
The deflector body 13 is a resin molded product, and the main part at the left and right center is curved forward and upward more than the left and right ends attached to the arm 11. A curved air guide slope 13a that rises rearward is formed on the front surface of the deflector body 13. The air guide slope 13a has a steeper upward angle at the left and right ends than at the main portion at the left and right center.
[0028]
On the lower surface of the deflector body 13, two lightening grooves 15 and 16 for reducing the weight are formed on the rear side, and two engaging grooves 18 and 19 for attaching the lip 17 are formed on the front side. . Both the lightening grooves 15, 16 and the engaging grooves 18, 19 are formed along the longitudinal direction of the deflector body 13, and both have the same forming direction from the surface. Accordingly, by forming the deflector body 13 with the direction (up-down direction) of the lightening grooves 15 and 16 and the engaging grooves 18 and 19 as the die-cutting direction, formation of both grooves becomes easy.
[0029]
The lip 17 is attached to the lower surface of the deflector body 13. The lip 17 is composed of a lip body 20 having an air guide slope 20 a continuous with the air guide slope 13 a of the deflector body 13, and a mounting portion 21 bent from the upper end of the lip body 20 along the lower surface of the deflector body 13. Is formed.
[0030]
The mounting portion 21 is formed with two ridges 22 and 23. The projections 22 and 23 are inserted into the engagement grooves 18 and 19 of the deflector main body 13 and engaged with each other. Since the front engagement groove 18 is shallower, the front projection 22 also corresponds thereto. It is formed short. Each of the projections 22 and 23 is formed with a projection 24 projecting in the lateral direction. Therefore, by inserting the projections 22 and 23 into the engagement grooves 18 and 19 to engage with each other, the two are strongly engaged and the lip 17 is securely attached. Since the protrusions 22 and 23 are merely inserted into the engagement grooves 18 and 19 to be engaged, the mounting operation of the lip 17 is easy. Moreover, since the projections 22 and 23 and the engagement grooves 18 and 19 are plural and the projections 22 and 23 are also formed with the projections 24, sufficient mounting strength is secured.
[0031]
A groove 25 is formed on the lower surface of the base of the lip body 20 along the longitudinal direction. Due to the formation of the groove 25, the base of the lip main body 20 is in a thin hinge state, and the lip main body 20 is easily bent with respect to the mounting portion 21 mounted on the deflector main body 13. At the tip of the lip body 20, a spherical bead 26 is formed along the longitudinal direction.
[0032]
Since the deflector 14 of this embodiment has the above-described structure, when the lid 8 is retracted and the sunroof opening 2 is opened, there is no more pressing the arm 11 of the deflector 14, so that the deflector body 13 Rises by the urging force of the arm 11 to be in a standing state (see FIG. 5). The lip 17 attached to the lower part of the deflector body 13 in the upright state has the spherical bead 26 at the tip of the lip body 20 in contact with the front edge of the sunroof opening 2 to prevent air leakage. At the same time, the tip of the lip body 20 can be reliably prevented from being turned up.
[0033]
Therefore, the traveling wind W flowing on the upper side of the roof 1 is smoothly guided upward by the respective air guide slopes 20 a and 13 a of the lip body 20 and the deflector body 13, and is prevented from being caught in the sunroof opening 2. Since the air guide slopes 20a and 13a of the lip main body 20 and the deflector main body 13 are continuous without any gap, the rectifying effect of the traveling wind W is high, and the traveling wind W can be reliably guided upward. Further, since the groove 25 formed at the base of the lip body 20 is formed on the lower surface of the lip 17, it does not affect the rectifying effect of the air guide slopes 20a and 13a.
[0034]
When the sunroof opening 2 is closed by advancing the lid 8, the arm 11 of the deflector 14 is pushed down by the pressing piece 12 of the guide member 5 advancing along the side rail 4, and the deflector body 13 is moved into the front rail 3. The stored state is reached (see FIG. 6). At this time, the tip of the lip body 20 abuts on the bottom surface of the front rail 3 to bend the lip body 20 from the base. In the present embodiment, the groove 25 is formed at the base. The amount of deflection of the lip body 20 is large.
[0035]
Therefore, the total vertical dimension d of the deflector body 13 and the lip 17 in the housed state can be suppressed to a small value due to the large deflection of the lip body 20 from the base. If the total vertical dimension d is reduced, the depth D of the front rail 3 that accommodates it can be reduced. Therefore, in this embodiment, the depth D of the front rail 3 is shallow, and the amount of protrusion into the vehicle interior space located below the front rail 3 is small, so that the head clearance between the occupant and the vehicle interior ceiling is increased. Can be widely secured.
[0036]
In the deflector 14 of the above-described embodiment, an example is shown in which the left and right sides of the deflector main body 13 support and bias the deflector main body 13 with the one-piece arm 11 made of a metal plate, respectively. It may be constituted by two parts, an arm main body that supports the main body so as to be vertically movable, and a spring member that applies an upward biasing force to the arm main body.
[0037]
【The invention's effect】
According to the present invention, since the lip attachment portion and the lower surface of the deflector body are attached by the insertion engagement means for engaging the both by the insertion operation, the lip attachment operation is easy. In addition, since the front surface of the lip body is an air guide slope continuous with the deflector body, the rectification effect of traveling wind is improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a sectional view of a left side rail showing a stored state of a deflector according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view of a left side rail showing an upright state of the deflector of FIG. 1;
FIG. 3 is an enlarged view showing the deflector main body of FIG. 1;
FIG. 4 is a sectional view showing the engagement between the deflector body and the lip in FIG. 3;
FIG. 5 is a sectional view showing the deflector main body in an upright state in FIG. 2;
FIG. 6 is a sectional view showing the deflector main body in a housed state in FIG. 1;
[Explanation of symbols]
2 Sunroof opening 3 Front rail 4 Side rail 8 Lid 11 Arm 13 Deflector body 13a Air guide slope 14 Deflector 17 Lip 18, 19 Engagement groove 20 Lip body 20a Air guide slope 21 Mounting parts 22, 23 Projection 24 Projection 25 Groove W Traveling wind

Claims

サンルーフ開口の前側に配されたフロントレールに沿って、フロントレール内に位置する収納状態から、サンルーフ開口の上方に突出した起立状態まで上昇自在なデフレクタ本体を設けると共に、
該デフレクタ本体の左右両端に、サイドレールに固定された後端を中心に起立方向へ付勢されたアームの前端を取付けてデフレクタを構成し、
デフレクタ本体の前面に後方へ向けて上昇した空気案内斜面を形成し、デフレクタ本体の下部に起立位置でサンルーフ開口の前縁に接するリップを取付けたサンルーフ用デフレクタのリップ取付構造であって、
前記リップを、デフレクタ本体の下面に取付けられる取付部と、デフレクタ本体の空気案内斜面に沿った状態で斜め下方に延びるリップ本体とから構成し、
リップの取付部とデフレクタ本体とを差込係合手段で取付けると共に、リップ本体の前面にデフレクタ本体と連続する空気案内斜面を形成したことを特徴とするサンルーフ用デフレクタのリップ取付構造。Along with a front rail arranged on the front side of the sunroof opening, a deflector body is provided which can be raised from a stored state located in the front rail to an upright state protruding above the sunroof opening,
At the left and right ends of the deflector body, the deflector is configured by attaching the front end of an arm urged in the upright direction around the rear end fixed to the side rail,
A lip mounting structure for a sunroof deflector, wherein an air guide slope that rises rearward is formed on a front surface of a deflector body, and a lip that is in contact with a front edge of a sunroof opening at an upright position is mounted on a lower portion of the deflector body,
The lip comprises an attachment portion attached to the lower surface of the deflector body, and a lip body extending obliquely downward along the air guide slope of the deflector body,
A deflector lip mounting structure for a sunroof deflector, wherein a lip mounting portion and a deflector main body are mounted by a plug engagement means, and an air guide slope continuous with the deflector main body is formed on a front surface of the lip main body.

請求項１に記載のサンルーフ用デフレクタのリップ取付構造であって、
リップ本体の付け根部下面に、車幅方向に沿う溝部を形成したことを特徴とするサンルーフ用デフレクタのリップ取付構造。The lip mounting structure for a sunroof deflector according to claim 1, wherein
A lip mounting structure for a deflector for a sunroof, wherein a groove along a vehicle width direction is formed on a lower surface of a base portion of a lip body.

請求項１又は請求項２に記載のサンルーフ用デフレクタのリップ取付構造であって、
リップ本体の先端部に、球状の玉縁部を形成したことを特徴とするサンルーフ用デフレクタのリップ取付構造。A lip mounting structure for a deflector for a sunroof according to claim 1 or 2,
A lip mounting structure for a sunroof deflector, wherein a spherical bead portion is formed at a tip portion of the lip body.

請求項１乃至請求項３の何れか１項に記載のサンルーフ用デフレクタのリップ取付構造であって、
デフレクタ本体の下面に、車幅方向に沿う複数の係合溝を形成し、
リップの取付部の上面に、車幅方向に沿う複数の突条を形成し、
該突条を係合溝内に係合して、リップを取付けたことを特徴とするサンルーフ用デフレクタのリップ取付構造。A lip mounting structure for a sunroof deflector according to any one of claims 1 to 3,
Forming a plurality of engagement grooves along the vehicle width direction on the lower surface of the deflector body,
Form a plurality of ridges along the vehicle width direction on the upper surface of the lip attachment part,
A lip mounting structure for a deflector for a sunroof, wherein the ridge is engaged with the engaging groove to attach the lip.

請求項４に記載のサンルーフ用デフレクタのリップ取付構造であって、
突条に横方向に、突出する突起を形成したことを特徴とするサンルーフ用デフレクタのリップ取付構造。A lip mounting structure for a deflector for a sunroof according to claim 4,
A lip mounting structure for a deflector for a sunroof, wherein a protrusion protruding in a lateral direction is formed on a ridge.

請求項４又は請求項５に記載のサンルーフ用デフレクタのリップ取付構造であって、
デフレクタ本体が樹脂成型品で、係合溝の向きがデフレクタ本体の型抜き方向と一致していることを特徴とするサンルーフ用デフレクタのリップ取付構造。A lip mounting structure for a deflector for a sunroof according to claim 4 or 5,
A deflector lip mounting structure for a sunroof deflector, wherein the deflector body is a resin molded product, and the direction of the engagement groove coincides with the direction of demolding of the deflector body.