JP2004109167A - 記録材検知装置、記録材検知手段、および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成装置において記録材の種類を精度良く検知する。
【解決手段】記録材にレーザーを照射する光照射手段と、記録材によるレーザー散乱光を結像する結像手段と、結像の光強度分布を検出する光強度分布検出手段と、光強度分布解析手段と、解析結果から記録材の種類を特定する記録材特定手段とを有する。
【選択図】 図1
【解決手段】記録材にレーザーを照射する光照射手段と、記録材によるレーザー散乱光を結像する結像手段と、結像の光強度分布を検出する光強度分布検出手段と、光強度分布解析手段と、解析結果から記録材の種類を特定する記録材特定手段とを有する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は記録材検知装置、記録材検知手段、および画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置において記録材の表面における平滑度は、トナーの転写効率や定着性に作用する重要な要素である。従来、ユーザにより操作部から手動で記録材の種類を指定させる方法がある。しかしこの方法ではユーザの利便性を阻害する上、設定ミスによってトナー転写不良や定着不良、定着分離不良といった不具合の要因ともなっていた。そこで画像形成装置の記録材を自動的に特定する手段として、触針法により針の振動量から表面性を測定し、記録材を特定する方法や、光を記録材表面に照射し、生じる陰影を光学センサにて検出し、記録材を特定する方法がある。また、光を記録材に照射し、フォトダイオードにて透過光量を検出し、記録材を特定する方法がある。また表面特性を計測する他の方法として、スペックル法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
触針法では記録材表面を傷つけ、表面特性そのものを変化させてしまい、記録材を特定できない場合があった。陰影法では、陰影を検知するための画像解析が複雑であったり、OHPのように陰影を生じない記録材を特定できなかったりした。透過光量のみを検出する方法ではOHP、薄紙と他の記録材程度しか判別ができなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を鑑み、非侵襲かつ高精度に記録材を特定するために本特許では、記録材にレーザーを照射する光照射手段と、記録材によるレーザーの散乱光を少なくとも一つのレンズにて結像する結像手段と、結像手段の結像面にて光強度分布を検出する光強度分布検出手段と、光強度分布検出手段による光強度分布を解析する光強度分布解析手段と、光強度分布解析手段による解析結果より記録材の種類を特定する記録材特定手段とを有することを特徴とする記録材検知装置を提供することを目的としている。
【0005】
また、記録材にレーザーを照射する光照射手段と、記録材によるレーザーの散乱光を少なくとも一つのレンズにて結像する結像手段と、結像手段の結像面にて光強度分布を検出する光強度分布検出手段と、光強度分布検出手段による光強度分布を解析する光強度分布解析手段と、光強度分布解析手段による解析結果より記録材の種類を特定する記録材特定手段と、光照射手段から照射されたレーザーが記録材を通過する光量を検出する通過光量検出手段と、通過光量検出手段が所定範囲内ならば記録材特定手段の判断結果を出力し、通過光量検出手段が所定範囲外ならば記録材無しを出力する出力切替手段とを有することを特徴とする記録材検知装置を提供することを目的としている。
【0006】
また、レーザーにより像担持体上に潜像を形成する第一の光路と、レーザーを記録材に照射する第二の光路とを有し、記録材によるレーザーの散乱光を少なくとも一つのレンズにて結像する結像手段と、結像手段の結像面にて光強度分布を検出する光強度分布検出手段と、光強度分布検出手段による光強度分布を解析する光強度分布解析手段と、光強度分布解析手段による解析結果より記録材の種類を特定する記録材特定手段と、を有することを特徴とする画像形成装置を提供することを目的としている。
【0007】
レーザーにより像担持体上に潜像を形成する第一の光路と、レーザーを記録材に照射する第二の光路とを有し、記録材によるレーザーの散乱光を少なくとも一つのレンズにて結像する結像手段と、該結像手段の結像面にて光強度分布を検出する光強度分布検出手段と、光強度分布検出手段による光強度分布を解析する光強度分布解析手段と、光強度分布解析手段による解析結果より記録材の種類を特定する記録材特定手段と、光照射手段から照射されたレーザーが記録材を通過する光量を検出する通過光量検出手段と、通過光量検出手段が所定範囲内ならば記録材特定手段の判断結果を出力し、通過光量検出手段が所定範囲外ならば記録材無しを出力する出力切替手段とを有することを特徴とする画像形成装置を提供することを目的としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
図1は本発明を実施した画像形成装置の断面図である。本実施例の画像形成装置は電子写真方式とする。
【0009】
1は画像形成装置であり、大別して、画像形成部(4つのステーションa、b、c、dが並設されており、その構成は同一である。)、給紙部、中間転写部、搬送部、定着ユニット、操作部、及び制御ユニット(不図示)から構成される。
【0010】
次に、個々のユニットについて詳しく説明する。画像形成部は次に述べるような構成になっている。像担持体としての感光ドラム11a、11b、11c、11dがその中心で軸支され、矢印方向に不図示の駆動モータによって回転駆動される。感光ドラム11a〜11dの外周面に対向してその回転方向にローラ帯電器12a、12b、12c、12d、スキャナー13a、13b、13c、13d、現像装置14a、14b、14c、14dが配置されている。
【0011】
ローラ帯電器12a〜12dにおいて感光ドラム11a〜11dの表面に均一な帯電量の電荷を与える。次いでスキャナー13a〜13dにより、記録画像信号に応じて変調した、例えばレーザービームなどの光線を感光ドラム11a〜11d上に露光させることによって、そこに静電潜像を形成する。さらに、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックといった4色の現像剤(トナー)をそれぞれ収納した現像装置14a〜14dによって上記静電潜像を顕像化する。顕像化された可視画像を中間転写体30に転写する。以上に示したプロセスにより、各トナーによる画像形成が順次行われる。
【0012】
次に、給紙部は、記録材Pを収納する部分と、記録材Pを搬送するためのローラ、記録材Pの通過を検知するためのセンサ、記録材Pの有無を検知するためのセンサ、記録材Pを搬送路に沿って搬送させるためのガイド(不図示)から構成される。21a、21b、21c、21dはカセット、27は手差しトレイ、28はデッキであり、記録材Pを収納する。22a、22b、22c、22dは、カセット21a〜21dから記録材Pを一枚ずつ送り出すためのピックアップローラである。ピックアップローラ22a〜22dでは、複数枚の記録材Pが送り出されることがあるが、BCローラ23a、23b、23c、23dによって確実に一枚だけ分離される。BCローラ23a〜23dによって一枚だけ分離された記録材Pは、さらに引き抜きローラ24a〜24d、レジ前ローラ26によって搬送され、レジストローラ25まで搬送される。
【0013】
また、手差しトレイ27に収納された記録材Pは、BCローラ29によって一枚分離され、レジ前ローラ26によってレジストローラ25まで搬送される。また、デッキ28に収納された記録材Pは、ピックアップローラ60によって給紙ローラ61まで複数枚搬送され、給紙ローラ61によって一枚だけ確実に分離され、引き抜きローラ62まで搬送される。さらに記録材Pはレジ前ローラ26によってレジストローラ25まで搬送される。
【0014】
中間転写ユニットについて詳細に説明する。30は中間転写ベルトであり、その材料として例えば、PET[ポリエチレンテレフタレート]やPVdF[ポリフッ化ビニリデン]などが用いられる。32は中間転写ベルト30に駆動を伝達する駆動ローラであり、ばね(不図示)の付勢によって中間転写ベルト30に適度な張力を与えるテンションローラ33、中間転写ベルトを挟んで二次転写領域を形成する従動ローラ34によって支持されている。
【0015】
駆動ローラ32は金属ローラの表面に数mm厚のゴム(ウレタンまたはクロロプレン)をコーティングしてベルトとのスリップを防いでいる。駆動ローラ32はステッピングモータ(不図示)によって回転駆動される。各感光ドラム11a〜11dと中間転写ベルト30が対向する位置の、中間転写ベルト30の裏には、トナー像を中間転写ベルト30に転写するための高圧が印加されている一次転写ローラ35a〜35dが配置されている。従動ローラ34に対向して二次転写ローラ36が配置され、中間転写ベルト30とのニップによって二次転写領域を形成する。二次転写ローラ36は中間転写体に対して適度な圧力で加圧されている。
【0016】
また、中間転写ベルト30上、二次転写領域の下流には中間転写ベルト30の画像形成面をクリーニングするためのクリーニング装置50が配され、前記クリーニング装置50は、クリーナーブレード51(材質としては、ポリウレタンゴムなどが用いられる)および廃トナーを収納する廃トナーボックス52から成る。
【0017】
定着ユニット40は、内部にハロゲンヒーターなどの熱源を備えた定着ローラ41aとそのローラに加圧される41b(このローラにも熱源を備える場合もある)、上記ローラ対から排出されてきた記録材Pを搬送する内排紙ローラ44から成る。
【0018】
一方、レジストローラまで搬送された記録材Pは、レジストローラよりも上流のローラの回転駆動を止めて一旦停止させ、画像形成部の画像形成タイミングに合わせてレジストローラ25を含む上流のローラの回転駆動が再開される。記録材Pは後述の二次転写領域へ送り出される。二次転写領域において画像が転写され、定着ユニット40において画像が定着された記録材Pは、内排紙ローラ44を通過した後、切り替えフラッパー73によって、搬送先が切り替えられる。切り替えフラッパー73がフェイスアップ排紙側にある場合は、記録材Pは外排紙ローラ45によってフェイスアップ排紙トレイ2に排出される。
【0019】
一方、切り替えフラッパー73がフェイスダウン排紙側にある場合は、記録材Pは反転ローラ72a、72b、72cの方向へ搬送され、フェイスダウン排紙トレイ3へ排出される。なお、記録材Pの搬送路には、記録材Pの通過を検知するために複数のセンサが配置されており、給紙リトライセンサ64a、64b、64c、64d、デッキ給紙センサ65、デッキ引き抜きセンサ66、レジストセンサ67、内排紙センサ68、フェイスダウン排紙センサ69、両面プレレジセンサ70、両面再給紙センサ71、等がある。
【0020】
また、記録材Pを収納するカセット21a〜21dには、記録材Pの有無を検知するカセット紙ありなしセンサ63a、63b、63c、63dが配置され、手差しトレイ27には手差しトレイ27上の記録材Pの有無を検知すると同時に、記録材Pの種類を判別するための、記録材検知センサユニット74が配置され、デッキ28にはデッキ28内の記録材Pの有無を検知するデッキ紙ありなしセンサ75が配置されている。
【0021】
制御ユニットは、上記各ユニット内の機構の動作を制御するための制御基板(不図示)や、モータドライブ基板(不図示)などから成る。
【0022】
操作部4は、画像形成装置1の上面に配置されており、記録材Pの収納された給紙部(給紙カセット21a〜21d、手差しトレイ27、デッキ28)の選択、排紙トレイ(フェイスアップトレイ2、フェイスダウントレイ3)の選択等が可能である。
【0023】
次に装置の動作に即して説明を加える。一例として、カセット21aから記録材Pを搬送する場合を説明する。
【0024】
画像形成動作開始信号が発せられてから所定時間経過後、まずピックアップローラ22aにより、カセット21aから転写材Pが一枚ずつ送り出される。そして給紙ローラ23によって転写材Pが引き抜きローラ24a、レジ前ローラ26を経由して、レジストローラ25まで搬送される。その時レジストローラ25は停止されており、紙先端はニップ部に突き当たる。その後、画像形成部が画像の形成を開始するタイミングに合わせてレジストローラは回転を始める。この回転時期は、転写材Pと画像形成部より中間転写ベルト上に一次転写されたトナー画像とが二次転写領域においてちょうど一致するようにそのタイミングが設定されている。
【0025】
一方、画像形成部では、画像形成動作開始信号が発せられると、前述したプロセスにより中間転写ベルト30の回転方向において一番上流にある感光ドラム11d上に形成されたトナー画像が、高電圧が印加された転写ローラ35dによって一次転写領域において中間転写ベルト30に一次転写される。一次転写されたトナー像は次の一次転写領域まで搬送される。そこでは各画像形成部間をトナー像が搬送される時間だけ遅延して画像形成が行われており、前画像の上に画像先端を合わせて次のトナー像が転写される事になる。以下も同様の工程が繰り返され、結局4色のトナー像が中間転写ベルト31上において一次転写される。
【0026】
その後記録材Pが二次転写領域に進入、中間転写ベルト31に接触すると、記録材Pの通過タイミングに合わせて二次転写ローラ36に、高電圧が印加される。そして前述したプロセスにより中間転写ベルト上に形成された4色のトナー画像が記録材Pの表面に転写される。その後記録材Pは定着ローラニップ部まで案内される。そしてローラ対41a、41bの熱及びニップの圧力によってトナー画像が紙表面に定着される。その後、切り替えフラッパーの切り替え方向に応じて、フェイスアップ排紙トレイ2またはフェイスダウントレイ3に排出される。
【0027】
図2は本実施例における画像形成装置1の制御ブロック図である。
【0028】
CPU101は画像形成装置の基本制御を行う。CPU101には制御プログラムが書き込まれたROM102及び処理を行うためのワークRAM103がアドレスバス又はデータバスを介して接続されている。画像形成部には画像形成動作を行うための不図示のモータ、クラッチ、センサ等各負荷が接続されている。CPU101は制御プログラムの内容に従って、画像形成動作を実行する。また、CPU101には操作部4が接続されている。
【0029】
更にCPU101には、原稿画像をデジタルデータに変換するリーダー部104と、デジタルデータに対して画像処理を行う画像処理部105、画像処理部105にて処理された画像データを蓄積するためのHDD106が接続されている。ネットワークI/F107は、ネットワークを介して接続された外部のクライアントPC108とのデータ入出力を行うインターフェースで、例えば、クライアントPC108からネットワークを介して送られたPDL情報をHDD106に蓄積し、画像データとしてプリンタ部100に出力したり、リーダー部104で読取られた画像データをHDD106に蓄積し、ネットワークを介してクライアントPC108に出力したりできる。更にCPU101にはフィニッシャ制御部109が接続されており、プリンタ部100から排出された記録材Pのフィニッシングを指示する。
【0030】
図3は本実施例における手差しトレイ27である。
【0031】
手差しトレイ27に載置された記録材Pは、画像形成装置1が停止状態の場合、BCローラ29に突き当てられる。この状態で操作部4から画像形成開始指示命令が出されると、BCローラ29が回転し、記録材Pを画像形成装置1機内に導入する。本実施例における記録材検知センサ74は、手差しトレイ27における記録材紙有無検知センサも兼務しているため、BCローラ29の下流側に配置されている。
【0032】
図4は本実施例における記録材検知センサユニット74である。
【0033】
レーザーダイオード(以下LDと呼ぶ)741より照出されたレーザービームは不図示のレンズなどでビームスポット径を10mm程度に広げられ、記録材Pに照射スポットSを形成する。照射スポットSにはミクロな凹凸があるため、レーザービームはその凹凸によって記録材Pの属性に依存してランダムに散乱される。その散乱光は自由空間伝達し、レンズ742によりCCDセンサ744上に結像Fを形成する。結像Fでは、レーザー散乱光同士が干渉し合うため、その形状はランダムな斑点模様(スペックルパターン)となる。結像Fの光強度分布をCCDセンサ744により電気信号に変換し、演算ユニット749内のAD変換部7494でデジタル信号に変換する。デジタル信号に変換された結像FはS/N解析部7479で解析される。
【0034】
CCDセンサ744がN個の画素で構成され、n番目の画素による検出強度をInとする。表面が非常にざらついた記録材の場合、CCDセンサ744により検出された結像Fの光強度分布は図5(A)のようになる。ここで全画素のIn平均を
【0035】
【数1】
【0036】
とすると、ざらついた記録材では<I>に対して、各画素のInは大きくばらつくことになる。
【0037】
一方、表面が非常に滑らかな記録材の場合、CCDセンサ744により検出された結像Fの光強度分布は(B)のようになる。即ち、<I>に対して各画素のInのばらつきは相対的に小さくなる。従ってS/N解析部7494では記録材Pの表面粗さの指標として例えば、
【0038】
【数2】
【0039】
を用いる。ただしAは所定の定数とする。Scは所定範囲ごとに、小さい値からSc1、Sc2、Sc3、Sc4、Sc5、Sc6の6レベルに分割され、解析データとしている。解析データは中央処理部7491を介して、メモリ部7492に格納される。
【0040】
一方、記録材Pを挟んでLD741と対向する位置にはフォトダイオード(以下PDと呼ぶ)745が配置されており、記録材Pを透過したレーザービームの透過光量を検知する。PD745では透過光強度が電気信号に変換される。該信号も同様にAD変換部7494にてデジタル信号化される。該デジタル信号も所定範囲ごとに小さい方からPi1、Pi2、Pi3、Pi4の4レベルに分割され、中央処理部7491を介してメモリ部7492に格納される。なお、Sc1〜Sc6およびPi1〜Pi4は必要に応じて細分化しても構わない。
【0041】
メモリ部7492には内部に揮発性メモリと不揮発性メモリを内蔵しており、中央処理部7491は不揮発性メモリに格納された制御プログラムの内容に従って、記録材検知センサユニットの制御動作を行う。メモリ部7492には図6のような参照表も格納されている。参照表では記録材種別をコード化して記憶しており、普通紙ならば1、薄紙なら2、厚紙なら3、光沢紙なら4、OHPシートなら5、紙無しなら0を保持しており、行にS/N解析部7491の解析結果Scを、列にPD741による透過光検出強度Piを採っている。Sc値が大きい場合、照射スポットSにおける記録材Pの属性は粗いため、厚紙、普通紙、薄紙と判断される。
【0042】
一方、Sc値が小さい場合、照射スポットSにおける記録材Pの属性は滑らかであり、光沢紙、OHPシートと判断される。更に、Pi値が高い場合は薄紙、OHPと判断され、Pi値が低い場合は厚紙、光沢紙と判断される。Sc値が所定値(例えばSc1)より低く、Pi値が所定値(例えばPi4)より高い場合には、記録材Pがないと判断される。
【0043】
本実施例ではPD761の透過光強度を検知したが、CCDセンサ744による平均検出強度<I>の逆数に比例する値(記録材Pを光が透過すれば<I>は低下するため)を本参照表の行にとってもよい。
【0044】
演算ユニット749にはI/Oポート7495があり、LD741を制御するLDドライバ回路746、CCDセンサ744を制御するCCDドライバ回路748、及びPD745を制御するPDドライバ回路747を制御する制御信号を送受信する。更に、演算ユニットはI/Oポート7495を介してCPU101と接続され、CPU101の制御信号を受け、記録材検知を開始したり、記録材検知結果を送出したり、記録材検知を終了したりする。
【0045】
(実施例2)
図7は本発明を実施した画像形成装置の断面図である。大略は実施例1における画像形成装置と構成は同じであるため、図1との差異のみを説明し、他の詳細な説明は省略する。
【0046】
本実施例における画像形成装置1において、手差しトレイ27には手差しトレイ27上の記録材Pの有無を検知すると同時に、記録材Pの種類を判別するための、記録材検知センサユニット74が配置されている。スキャナー13aから取り出されたレーザービームは光路76を介して記録材検知センサ77内に導入される。
【0047】
図8は本誌実施例のおける記録材検知センサ77である。
【0048】
CPU101はスキャナ13aを制御し、内蔵する不図示のLDを点灯させる。LDから出力されたレーザービームは光路76にて、一方は感光ドラム11aに向かう第1の光路と、記録材検知センサ77に向かう第2の光路に分けられる。光路76はビームスプリッタやミラー、レンズ等で構成される。光路76を介して記録材センサ77内に導入された、レーザービームは不図示のレンズなどによりビームスポット径を10mm程度に広げられ、記録材Pに照射スポットSを形成する。照射スポットSにはレーザー波長程度にミクロな凹凸があるため、レーザービームはその凹凸によって記録材Pの属性に依存してランダムに散乱される。その散乱光は自由空間伝達し、レンズ772によりCCDセンサ774上に結像Fを形成する。
【0049】
結像Fでは、記録材Pの属性に依存してランダムに散乱された散乱光同士が干渉し合い、ランダムなスペックルパターンを形成する。結像Fの光強度分布をCCDセンサ774により電気信号に変換し、演算ユニット779内のAD変換部7794でデジタル信号に変換する。デジタル信号に変換された結像FはS/N解析部7779で解析される。解析方法は実施例1と同じである。解析データは中央処理部7791を介して、メモリ部7792に格納される。
【0050】
一方、記録材P上のスポットSの裏側にはPD775が配置されており、記録材Pを透過したレーザービームの透過光量を検知する。PD775では透過光強度が電気信号に変換される。該信号も同様にAD変換部7794にてデジタル信号化され、中央処理部7791を介してメモリ部7792に格納される。格納方法は実施例1と同様である。メモリ部7792には内部に揮発性メモリと不揮発性メモリを内蔵しており、中央処理部7791は不揮発性メモリに格納された制御プログラムの内容に従って、記録材検知センサユニットの制御動作を行う。
【0051】
演算ユニット779にはI/Oポート7795があり、CCDセンサ774を制御するCCDドライバ回路778、及びPD775を制御するPDドライバ回路777を制御する制御信号を送受信する。更に、演算ユニットはI/Oポート7795を介してCPU101と接続され、CPU101の制御信号を受け、記録材検知を開始したり、記録材検知結果を送出したり、記録材検知を終了したりする。メモリ部7792には参照表が記憶されているが、実施例1と同様であるため、説明は省略する。
【0052】
【発明の効果】
本発明における第1の実施例では、レーザーを記録材を照射し、記録材の表面で散乱された散乱光をレンズ系により結像することにより結像面に記録材表面の属性に依存した干渉模様を発生させ、干渉模様から記録材の表面特性を解析し、同時にレーザーが記録材を透過する透過光量をPDにより検出し、表面特性と透過光量から記録材の種類及び記録材の有無を決定する。これにより、非侵襲かつ高精度に記録材の判別を行うことができる。
【0053】
本発明における第2の実施例では、画像形成に用いるLDより発せられるレーザーを分光して記録材に照射し、記録材の表面で散乱された散乱光をレンズ系により結像することにより結像面に記録材表面の属性に依存した干渉模様を発生させ、干渉模様から記録材の表面特性を解析し、同時にレーザーが記録材を透過する透過光量をPDにより検出し、表面特性と透過光量から記録材の種類及び記録材の有無を決定する。これにより、既存の光源を利用することで、新たにLDを増設することなく、非侵襲かつ高精度に記録材の判別を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における画像形成装置を説明する断面図
【図2】画像形成装置1の制御ブロックを説明する図
【図3】本実施例におけるに手差しトレイ27を説明する図
【図4】実施例1における記録材検知センサユニット74を説明する図
【図5】実施例1におけるCCDセンサ744の検出光強度分布を説明する図
【図6】本実施例における参照表
【図7】実施例2における画像形成装置を説明する断面図
【図8】実施例2における記録材検知センサユニット77を説明する図
【符号の説明】
1 画像形成装置
11a〜11d 感光ドラム
12a〜12d ローラ帯電器
13a〜13d スキャナー
14a〜14d 現像装置
【発明の属する技術分野】
本発明は記録材検知装置、記録材検知手段、および画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置において記録材の表面における平滑度は、トナーの転写効率や定着性に作用する重要な要素である。従来、ユーザにより操作部から手動で記録材の種類を指定させる方法がある。しかしこの方法ではユーザの利便性を阻害する上、設定ミスによってトナー転写不良や定着不良、定着分離不良といった不具合の要因ともなっていた。そこで画像形成装置の記録材を自動的に特定する手段として、触針法により針の振動量から表面性を測定し、記録材を特定する方法や、光を記録材表面に照射し、生じる陰影を光学センサにて検出し、記録材を特定する方法がある。また、光を記録材に照射し、フォトダイオードにて透過光量を検出し、記録材を特定する方法がある。また表面特性を計測する他の方法として、スペックル法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
触針法では記録材表面を傷つけ、表面特性そのものを変化させてしまい、記録材を特定できない場合があった。陰影法では、陰影を検知するための画像解析が複雑であったり、OHPのように陰影を生じない記録材を特定できなかったりした。透過光量のみを検出する方法ではOHP、薄紙と他の記録材程度しか判別ができなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を鑑み、非侵襲かつ高精度に記録材を特定するために本特許では、記録材にレーザーを照射する光照射手段と、記録材によるレーザーの散乱光を少なくとも一つのレンズにて結像する結像手段と、結像手段の結像面にて光強度分布を検出する光強度分布検出手段と、光強度分布検出手段による光強度分布を解析する光強度分布解析手段と、光強度分布解析手段による解析結果より記録材の種類を特定する記録材特定手段とを有することを特徴とする記録材検知装置を提供することを目的としている。
【0005】
また、記録材にレーザーを照射する光照射手段と、記録材によるレーザーの散乱光を少なくとも一つのレンズにて結像する結像手段と、結像手段の結像面にて光強度分布を検出する光強度分布検出手段と、光強度分布検出手段による光強度分布を解析する光強度分布解析手段と、光強度分布解析手段による解析結果より記録材の種類を特定する記録材特定手段と、光照射手段から照射されたレーザーが記録材を通過する光量を検出する通過光量検出手段と、通過光量検出手段が所定範囲内ならば記録材特定手段の判断結果を出力し、通過光量検出手段が所定範囲外ならば記録材無しを出力する出力切替手段とを有することを特徴とする記録材検知装置を提供することを目的としている。
【0006】
また、レーザーにより像担持体上に潜像を形成する第一の光路と、レーザーを記録材に照射する第二の光路とを有し、記録材によるレーザーの散乱光を少なくとも一つのレンズにて結像する結像手段と、結像手段の結像面にて光強度分布を検出する光強度分布検出手段と、光強度分布検出手段による光強度分布を解析する光強度分布解析手段と、光強度分布解析手段による解析結果より記録材の種類を特定する記録材特定手段と、を有することを特徴とする画像形成装置を提供することを目的としている。
【0007】
レーザーにより像担持体上に潜像を形成する第一の光路と、レーザーを記録材に照射する第二の光路とを有し、記録材によるレーザーの散乱光を少なくとも一つのレンズにて結像する結像手段と、該結像手段の結像面にて光強度分布を検出する光強度分布検出手段と、光強度分布検出手段による光強度分布を解析する光強度分布解析手段と、光強度分布解析手段による解析結果より記録材の種類を特定する記録材特定手段と、光照射手段から照射されたレーザーが記録材を通過する光量を検出する通過光量検出手段と、通過光量検出手段が所定範囲内ならば記録材特定手段の判断結果を出力し、通過光量検出手段が所定範囲外ならば記録材無しを出力する出力切替手段とを有することを特徴とする画像形成装置を提供することを目的としている。
【0008】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
図1は本発明を実施した画像形成装置の断面図である。本実施例の画像形成装置は電子写真方式とする。
【0009】
1は画像形成装置であり、大別して、画像形成部(4つのステーションa、b、c、dが並設されており、その構成は同一である。)、給紙部、中間転写部、搬送部、定着ユニット、操作部、及び制御ユニット(不図示)から構成される。
【0010】
次に、個々のユニットについて詳しく説明する。画像形成部は次に述べるような構成になっている。像担持体としての感光ドラム11a、11b、11c、11dがその中心で軸支され、矢印方向に不図示の駆動モータによって回転駆動される。感光ドラム11a〜11dの外周面に対向してその回転方向にローラ帯電器12a、12b、12c、12d、スキャナー13a、13b、13c、13d、現像装置14a、14b、14c、14dが配置されている。
【0011】
ローラ帯電器12a〜12dにおいて感光ドラム11a〜11dの表面に均一な帯電量の電荷を与える。次いでスキャナー13a〜13dにより、記録画像信号に応じて変調した、例えばレーザービームなどの光線を感光ドラム11a〜11d上に露光させることによって、そこに静電潜像を形成する。さらに、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックといった4色の現像剤(トナー)をそれぞれ収納した現像装置14a〜14dによって上記静電潜像を顕像化する。顕像化された可視画像を中間転写体30に転写する。以上に示したプロセスにより、各トナーによる画像形成が順次行われる。
【0012】
次に、給紙部は、記録材Pを収納する部分と、記録材Pを搬送するためのローラ、記録材Pの通過を検知するためのセンサ、記録材Pの有無を検知するためのセンサ、記録材Pを搬送路に沿って搬送させるためのガイド(不図示)から構成される。21a、21b、21c、21dはカセット、27は手差しトレイ、28はデッキであり、記録材Pを収納する。22a、22b、22c、22dは、カセット21a〜21dから記録材Pを一枚ずつ送り出すためのピックアップローラである。ピックアップローラ22a〜22dでは、複数枚の記録材Pが送り出されることがあるが、BCローラ23a、23b、23c、23dによって確実に一枚だけ分離される。BCローラ23a〜23dによって一枚だけ分離された記録材Pは、さらに引き抜きローラ24a〜24d、レジ前ローラ26によって搬送され、レジストローラ25まで搬送される。
【0013】
また、手差しトレイ27に収納された記録材Pは、BCローラ29によって一枚分離され、レジ前ローラ26によってレジストローラ25まで搬送される。また、デッキ28に収納された記録材Pは、ピックアップローラ60によって給紙ローラ61まで複数枚搬送され、給紙ローラ61によって一枚だけ確実に分離され、引き抜きローラ62まで搬送される。さらに記録材Pはレジ前ローラ26によってレジストローラ25まで搬送される。
【0014】
中間転写ユニットについて詳細に説明する。30は中間転写ベルトであり、その材料として例えば、PET[ポリエチレンテレフタレート]やPVdF[ポリフッ化ビニリデン]などが用いられる。32は中間転写ベルト30に駆動を伝達する駆動ローラであり、ばね(不図示)の付勢によって中間転写ベルト30に適度な張力を与えるテンションローラ33、中間転写ベルトを挟んで二次転写領域を形成する従動ローラ34によって支持されている。
【0015】
駆動ローラ32は金属ローラの表面に数mm厚のゴム(ウレタンまたはクロロプレン)をコーティングしてベルトとのスリップを防いでいる。駆動ローラ32はステッピングモータ(不図示)によって回転駆動される。各感光ドラム11a〜11dと中間転写ベルト30が対向する位置の、中間転写ベルト30の裏には、トナー像を中間転写ベルト30に転写するための高圧が印加されている一次転写ローラ35a〜35dが配置されている。従動ローラ34に対向して二次転写ローラ36が配置され、中間転写ベルト30とのニップによって二次転写領域を形成する。二次転写ローラ36は中間転写体に対して適度な圧力で加圧されている。
【0016】
また、中間転写ベルト30上、二次転写領域の下流には中間転写ベルト30の画像形成面をクリーニングするためのクリーニング装置50が配され、前記クリーニング装置50は、クリーナーブレード51(材質としては、ポリウレタンゴムなどが用いられる)および廃トナーを収納する廃トナーボックス52から成る。
【0017】
定着ユニット40は、内部にハロゲンヒーターなどの熱源を備えた定着ローラ41aとそのローラに加圧される41b(このローラにも熱源を備える場合もある)、上記ローラ対から排出されてきた記録材Pを搬送する内排紙ローラ44から成る。
【0018】
一方、レジストローラまで搬送された記録材Pは、レジストローラよりも上流のローラの回転駆動を止めて一旦停止させ、画像形成部の画像形成タイミングに合わせてレジストローラ25を含む上流のローラの回転駆動が再開される。記録材Pは後述の二次転写領域へ送り出される。二次転写領域において画像が転写され、定着ユニット40において画像が定着された記録材Pは、内排紙ローラ44を通過した後、切り替えフラッパー73によって、搬送先が切り替えられる。切り替えフラッパー73がフェイスアップ排紙側にある場合は、記録材Pは外排紙ローラ45によってフェイスアップ排紙トレイ2に排出される。
【0019】
一方、切り替えフラッパー73がフェイスダウン排紙側にある場合は、記録材Pは反転ローラ72a、72b、72cの方向へ搬送され、フェイスダウン排紙トレイ3へ排出される。なお、記録材Pの搬送路には、記録材Pの通過を検知するために複数のセンサが配置されており、給紙リトライセンサ64a、64b、64c、64d、デッキ給紙センサ65、デッキ引き抜きセンサ66、レジストセンサ67、内排紙センサ68、フェイスダウン排紙センサ69、両面プレレジセンサ70、両面再給紙センサ71、等がある。
【0020】
また、記録材Pを収納するカセット21a〜21dには、記録材Pの有無を検知するカセット紙ありなしセンサ63a、63b、63c、63dが配置され、手差しトレイ27には手差しトレイ27上の記録材Pの有無を検知すると同時に、記録材Pの種類を判別するための、記録材検知センサユニット74が配置され、デッキ28にはデッキ28内の記録材Pの有無を検知するデッキ紙ありなしセンサ75が配置されている。
【0021】
制御ユニットは、上記各ユニット内の機構の動作を制御するための制御基板(不図示)や、モータドライブ基板(不図示)などから成る。
【0022】
操作部4は、画像形成装置1の上面に配置されており、記録材Pの収納された給紙部(給紙カセット21a〜21d、手差しトレイ27、デッキ28)の選択、排紙トレイ(フェイスアップトレイ2、フェイスダウントレイ3)の選択等が可能である。
【0023】
次に装置の動作に即して説明を加える。一例として、カセット21aから記録材Pを搬送する場合を説明する。
【0024】
画像形成動作開始信号が発せられてから所定時間経過後、まずピックアップローラ22aにより、カセット21aから転写材Pが一枚ずつ送り出される。そして給紙ローラ23によって転写材Pが引き抜きローラ24a、レジ前ローラ26を経由して、レジストローラ25まで搬送される。その時レジストローラ25は停止されており、紙先端はニップ部に突き当たる。その後、画像形成部が画像の形成を開始するタイミングに合わせてレジストローラは回転を始める。この回転時期は、転写材Pと画像形成部より中間転写ベルト上に一次転写されたトナー画像とが二次転写領域においてちょうど一致するようにそのタイミングが設定されている。
【0025】
一方、画像形成部では、画像形成動作開始信号が発せられると、前述したプロセスにより中間転写ベルト30の回転方向において一番上流にある感光ドラム11d上に形成されたトナー画像が、高電圧が印加された転写ローラ35dによって一次転写領域において中間転写ベルト30に一次転写される。一次転写されたトナー像は次の一次転写領域まで搬送される。そこでは各画像形成部間をトナー像が搬送される時間だけ遅延して画像形成が行われており、前画像の上に画像先端を合わせて次のトナー像が転写される事になる。以下も同様の工程が繰り返され、結局4色のトナー像が中間転写ベルト31上において一次転写される。
【0026】
その後記録材Pが二次転写領域に進入、中間転写ベルト31に接触すると、記録材Pの通過タイミングに合わせて二次転写ローラ36に、高電圧が印加される。そして前述したプロセスにより中間転写ベルト上に形成された4色のトナー画像が記録材Pの表面に転写される。その後記録材Pは定着ローラニップ部まで案内される。そしてローラ対41a、41bの熱及びニップの圧力によってトナー画像が紙表面に定着される。その後、切り替えフラッパーの切り替え方向に応じて、フェイスアップ排紙トレイ2またはフェイスダウントレイ3に排出される。
【0027】
図2は本実施例における画像形成装置1の制御ブロック図である。
【0028】
CPU101は画像形成装置の基本制御を行う。CPU101には制御プログラムが書き込まれたROM102及び処理を行うためのワークRAM103がアドレスバス又はデータバスを介して接続されている。画像形成部には画像形成動作を行うための不図示のモータ、クラッチ、センサ等各負荷が接続されている。CPU101は制御プログラムの内容に従って、画像形成動作を実行する。また、CPU101には操作部4が接続されている。
【0029】
更にCPU101には、原稿画像をデジタルデータに変換するリーダー部104と、デジタルデータに対して画像処理を行う画像処理部105、画像処理部105にて処理された画像データを蓄積するためのHDD106が接続されている。ネットワークI/F107は、ネットワークを介して接続された外部のクライアントPC108とのデータ入出力を行うインターフェースで、例えば、クライアントPC108からネットワークを介して送られたPDL情報をHDD106に蓄積し、画像データとしてプリンタ部100に出力したり、リーダー部104で読取られた画像データをHDD106に蓄積し、ネットワークを介してクライアントPC108に出力したりできる。更にCPU101にはフィニッシャ制御部109が接続されており、プリンタ部100から排出された記録材Pのフィニッシングを指示する。
【0030】
図3は本実施例における手差しトレイ27である。
【0031】
手差しトレイ27に載置された記録材Pは、画像形成装置1が停止状態の場合、BCローラ29に突き当てられる。この状態で操作部4から画像形成開始指示命令が出されると、BCローラ29が回転し、記録材Pを画像形成装置1機内に導入する。本実施例における記録材検知センサ74は、手差しトレイ27における記録材紙有無検知センサも兼務しているため、BCローラ29の下流側に配置されている。
【0032】
図4は本実施例における記録材検知センサユニット74である。
【0033】
レーザーダイオード(以下LDと呼ぶ)741より照出されたレーザービームは不図示のレンズなどでビームスポット径を10mm程度に広げられ、記録材Pに照射スポットSを形成する。照射スポットSにはミクロな凹凸があるため、レーザービームはその凹凸によって記録材Pの属性に依存してランダムに散乱される。その散乱光は自由空間伝達し、レンズ742によりCCDセンサ744上に結像Fを形成する。結像Fでは、レーザー散乱光同士が干渉し合うため、その形状はランダムな斑点模様(スペックルパターン)となる。結像Fの光強度分布をCCDセンサ744により電気信号に変換し、演算ユニット749内のAD変換部7494でデジタル信号に変換する。デジタル信号に変換された結像FはS/N解析部7479で解析される。
【0034】
CCDセンサ744がN個の画素で構成され、n番目の画素による検出強度をInとする。表面が非常にざらついた記録材の場合、CCDセンサ744により検出された結像Fの光強度分布は図5(A)のようになる。ここで全画素のIn平均を
【0035】
【数1】
【0036】
とすると、ざらついた記録材では<I>に対して、各画素のInは大きくばらつくことになる。
【0037】
一方、表面が非常に滑らかな記録材の場合、CCDセンサ744により検出された結像Fの光強度分布は(B)のようになる。即ち、<I>に対して各画素のInのばらつきは相対的に小さくなる。従ってS/N解析部7494では記録材Pの表面粗さの指標として例えば、
【0038】
【数2】
【0039】
を用いる。ただしAは所定の定数とする。Scは所定範囲ごとに、小さい値からSc1、Sc2、Sc3、Sc4、Sc5、Sc6の6レベルに分割され、解析データとしている。解析データは中央処理部7491を介して、メモリ部7492に格納される。
【0040】
一方、記録材Pを挟んでLD741と対向する位置にはフォトダイオード(以下PDと呼ぶ)745が配置されており、記録材Pを透過したレーザービームの透過光量を検知する。PD745では透過光強度が電気信号に変換される。該信号も同様にAD変換部7494にてデジタル信号化される。該デジタル信号も所定範囲ごとに小さい方からPi1、Pi2、Pi3、Pi4の4レベルに分割され、中央処理部7491を介してメモリ部7492に格納される。なお、Sc1〜Sc6およびPi1〜Pi4は必要に応じて細分化しても構わない。
【0041】
メモリ部7492には内部に揮発性メモリと不揮発性メモリを内蔵しており、中央処理部7491は不揮発性メモリに格納された制御プログラムの内容に従って、記録材検知センサユニットの制御動作を行う。メモリ部7492には図6のような参照表も格納されている。参照表では記録材種別をコード化して記憶しており、普通紙ならば1、薄紙なら2、厚紙なら3、光沢紙なら4、OHPシートなら5、紙無しなら0を保持しており、行にS/N解析部7491の解析結果Scを、列にPD741による透過光検出強度Piを採っている。Sc値が大きい場合、照射スポットSにおける記録材Pの属性は粗いため、厚紙、普通紙、薄紙と判断される。
【0042】
一方、Sc値が小さい場合、照射スポットSにおける記録材Pの属性は滑らかであり、光沢紙、OHPシートと判断される。更に、Pi値が高い場合は薄紙、OHPと判断され、Pi値が低い場合は厚紙、光沢紙と判断される。Sc値が所定値(例えばSc1)より低く、Pi値が所定値(例えばPi4)より高い場合には、記録材Pがないと判断される。
【0043】
本実施例ではPD761の透過光強度を検知したが、CCDセンサ744による平均検出強度<I>の逆数に比例する値(記録材Pを光が透過すれば<I>は低下するため)を本参照表の行にとってもよい。
【0044】
演算ユニット749にはI/Oポート7495があり、LD741を制御するLDドライバ回路746、CCDセンサ744を制御するCCDドライバ回路748、及びPD745を制御するPDドライバ回路747を制御する制御信号を送受信する。更に、演算ユニットはI/Oポート7495を介してCPU101と接続され、CPU101の制御信号を受け、記録材検知を開始したり、記録材検知結果を送出したり、記録材検知を終了したりする。
【0045】
(実施例2)
図7は本発明を実施した画像形成装置の断面図である。大略は実施例1における画像形成装置と構成は同じであるため、図1との差異のみを説明し、他の詳細な説明は省略する。
【0046】
本実施例における画像形成装置1において、手差しトレイ27には手差しトレイ27上の記録材Pの有無を検知すると同時に、記録材Pの種類を判別するための、記録材検知センサユニット74が配置されている。スキャナー13aから取り出されたレーザービームは光路76を介して記録材検知センサ77内に導入される。
【0047】
図8は本誌実施例のおける記録材検知センサ77である。
【0048】
CPU101はスキャナ13aを制御し、内蔵する不図示のLDを点灯させる。LDから出力されたレーザービームは光路76にて、一方は感光ドラム11aに向かう第1の光路と、記録材検知センサ77に向かう第2の光路に分けられる。光路76はビームスプリッタやミラー、レンズ等で構成される。光路76を介して記録材センサ77内に導入された、レーザービームは不図示のレンズなどによりビームスポット径を10mm程度に広げられ、記録材Pに照射スポットSを形成する。照射スポットSにはレーザー波長程度にミクロな凹凸があるため、レーザービームはその凹凸によって記録材Pの属性に依存してランダムに散乱される。その散乱光は自由空間伝達し、レンズ772によりCCDセンサ774上に結像Fを形成する。
【0049】
結像Fでは、記録材Pの属性に依存してランダムに散乱された散乱光同士が干渉し合い、ランダムなスペックルパターンを形成する。結像Fの光強度分布をCCDセンサ774により電気信号に変換し、演算ユニット779内のAD変換部7794でデジタル信号に変換する。デジタル信号に変換された結像FはS/N解析部7779で解析される。解析方法は実施例1と同じである。解析データは中央処理部7791を介して、メモリ部7792に格納される。
【0050】
一方、記録材P上のスポットSの裏側にはPD775が配置されており、記録材Pを透過したレーザービームの透過光量を検知する。PD775では透過光強度が電気信号に変換される。該信号も同様にAD変換部7794にてデジタル信号化され、中央処理部7791を介してメモリ部7792に格納される。格納方法は実施例1と同様である。メモリ部7792には内部に揮発性メモリと不揮発性メモリを内蔵しており、中央処理部7791は不揮発性メモリに格納された制御プログラムの内容に従って、記録材検知センサユニットの制御動作を行う。
【0051】
演算ユニット779にはI/Oポート7795があり、CCDセンサ774を制御するCCDドライバ回路778、及びPD775を制御するPDドライバ回路777を制御する制御信号を送受信する。更に、演算ユニットはI/Oポート7795を介してCPU101と接続され、CPU101の制御信号を受け、記録材検知を開始したり、記録材検知結果を送出したり、記録材検知を終了したりする。メモリ部7792には参照表が記憶されているが、実施例1と同様であるため、説明は省略する。
【0052】
【発明の効果】
本発明における第1の実施例では、レーザーを記録材を照射し、記録材の表面で散乱された散乱光をレンズ系により結像することにより結像面に記録材表面の属性に依存した干渉模様を発生させ、干渉模様から記録材の表面特性を解析し、同時にレーザーが記録材を透過する透過光量をPDにより検出し、表面特性と透過光量から記録材の種類及び記録材の有無を決定する。これにより、非侵襲かつ高精度に記録材の判別を行うことができる。
【0053】
本発明における第2の実施例では、画像形成に用いるLDより発せられるレーザーを分光して記録材に照射し、記録材の表面で散乱された散乱光をレンズ系により結像することにより結像面に記録材表面の属性に依存した干渉模様を発生させ、干渉模様から記録材の表面特性を解析し、同時にレーザーが記録材を透過する透過光量をPDにより検出し、表面特性と透過光量から記録材の種類及び記録材の有無を決定する。これにより、既存の光源を利用することで、新たにLDを増設することなく、非侵襲かつ高精度に記録材の判別を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における画像形成装置を説明する断面図
【図2】画像形成装置1の制御ブロックを説明する図
【図3】本実施例におけるに手差しトレイ27を説明する図
【図4】実施例1における記録材検知センサユニット74を説明する図
【図5】実施例1におけるCCDセンサ744の検出光強度分布を説明する図
【図6】本実施例における参照表
【図7】実施例2における画像形成装置を説明する断面図
【図8】実施例2における記録材検知センサユニット77を説明する図
【符号の説明】
1 画像形成装置
11a〜11d 感光ドラム
12a〜12d ローラ帯電器
13a〜13d スキャナー
14a〜14d 現像装置
Claims (12)
- 記録材に画像形成を行う装置における前記記録材の種類を特定する方法であって、
前記記録材にレーザーを照射する光照射手段と、
前記記録材による前記レーザーの散乱光を少なくとも一つのレンズにて結像する結像手段と、
前記結像手段の結像面にて光強度分布を検出する光強度分布検出手段と、
前記光強度分布検出手段による前記光強度分布を解析する光強度分布解析手段と、
前記光強度分布解析手段による解析結果より記録材の種類を特定する記録材特定手段と、
を有することを特徴とする記録材検知装置。 - 前記光強度分布検出手段がCCDセンサであることを特徴とする請求項1記載の記録材検知装置。
- 前記光強度分布解析手段による解析結果と記録材の種類とを参照表にて記憶する参照表記憶手段を更に有し、
前記記録材特定手段が前記光強度分布解析手段による解析結果に基づいて前記参照表記憶手段を読み出すことで記録材を特定することを特徴とする請求項1記載の記録材検知手段。 - 記録材に画像形成を行う装置における前記記録材の種類若しくは有無を特定する方法であって、
前記記録材にレーザーを照射する光照射手段と、
前記記録材による前記レーザーの散乱光を少なくとも一つのレンズにて結像する結像手段と、
前記結像手段の結像面にて光強度分布を検出する光強度分布検出手段と、
前記光強度分布検出手段による前記光強度分布を解析する光強度分布解析手段と、
前記光強度分布解析手段による解析結果より記録材の種類を特定する記録材特定手段と、
前記光照射手段から照射されたレーザーが前記記録材を通過する光量を検出する通過光量検出手段と、
前記通過光量検出手段が所定範囲内ならば前記記録材特定手段の判断結果を出力し、前記通過光量検出手段が前記所定範囲外ならば記録材無しを出力する出力切替手段と、
を有することを特徴とする記録材検知装置。 - 前記光強度分布検出手段がCCDセンサであることを特徴とする請求項4記載の記録材検知装置。
- 前記光強度分布解析手段による解析結果と記録材の種類とを参照表にて記憶する参照表記憶手段を更に有し、
前記記録材特定手段が前記光強度分布解析手段による解析結果に基づいて前記参照表記憶手段を読み出すことで記録材を特定することを特徴とする請求項4記載の記録材検知手段。 - 帯電した感光体にレーザーにて潜像を形成し、前記潜像を現像剤にて現像し、前記現像剤を記録材に転写する電子写真方式の画像形成装置であって、
前記レーザーにより像担持体上に潜像を形成する第一の光路と、
前記レーザーを記録材に照射する第二の光路とを有し、
前記記録材による前記レーザーの散乱光を少なくとも一つのレンズにて結像する結像手段と、
前記結像手段の結像面にて光強度分布を検出する光強度分布検出手段と、
前記光強度分布検出手段による前記光強度分布を解析する光強度分布解析手段と、
前記光強度分布解析手段による解析結果より記録材の種類を特定する記録材特定手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記光強度分布検出手段がCCDセンサであることを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
- 前記光強度分布解析手段による解析結果と記録材の種類とを参照表にて記憶する参照表記憶手段を更に有し、
前記記録材特定手段が前記光強度分布解析手段による解析結果に基づいて前記参照表記憶手段を読み出すことで記録材を特定することを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。 - 帯電した感光体にレーザーにて潜像を形成し、前記潜像を現像剤にて現像し、前記現像剤を記録材に転写する電子写真方式の画像形成装置であって、
前記レーザーにより像担持体上に潜像を形成する第一の光路と、
前記レーザーを記録材に照射する第二の光路とを有し、
前記記録材による前記レーザーの散乱光を少なくとも一つのレンズにて結像する結像手段と、
該結像手段の結像面にて光強度分布を検出する光強度分布検出手段と、
前記光強度分布検出手段による前記光強度分布を解析する光強度分布解析手段と、
前記光強度分布解析手段による解析結果より記録材の種類を特定する記録材特定手段と、
前記光照射手段から照射されたレーザーが前記記録材を通過する光量を検出する通過光量検出手段と、
前記通過光量検出手段が所定範囲内ならば前記記録材特定手段の判断結果を出力し、前記通過光量検出手段が前記所定範囲外ならば記録材無しを出力する出力切替手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記光強度分布検出手段がCCDセンサであることを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
- 前記光強度分布解析手段による解析結果と記録材の種類とを参照表にて記憶する参照表記憶手段を更に有し、
前記記録材特定手段が前記光強度分布解析手段による解析結果に基づいて前記参照表記憶手段を読み出すことで記録材を特定することを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
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JP2005351671A (ja) * | 2004-06-08 | 2005-12-22 | Canon Inc | 記録用シート検知装置、記録用シート検知装置の制御方法、情報記録装置、情報記録装置の制御方法及び制御プログラム |
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2002
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