JP2004104674A - 画像情報記録システム、画像情報記録方法及び画像表示プログラム並びに情報記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】日時情報を参照して効果的に画像データを表示することができる画像情報記録システム、画像情報記録方法及び画像表示プログラム並びに情報記録媒体の提供。
【解決手段】顧客2が提供する未現像ネガフィルム2aを現像する手段4a、フィルムスキャナを用いて画像データを読み取る手段4b、画像データに写し込まれている日時情報を抽出する手段4c、画像データと日時情報と楽曲音声データと画像表示用プログラムとを情報記録媒体5に書き込む手段4d、楽曲音声データ等を記憶する手段4eを備え、画像表示用プログラムは、コンピュータを、日時情報を参照して画像データを日時順に並び替える手段、表示手段に、画像データを基にした画像を日時順にスライド表示させ、かつスピーカーにスライド表示と同期して選択された楽曲音声データを基にした楽曲音声を発声させる手段として機能させる。
【選択図】図1
【解決手段】顧客2が提供する未現像ネガフィルム2aを現像する手段4a、フィルムスキャナを用いて画像データを読み取る手段4b、画像データに写し込まれている日時情報を抽出する手段4c、画像データと日時情報と楽曲音声データと画像表示用プログラムとを情報記録媒体5に書き込む手段4d、楽曲音声データ等を記憶する手段4eを備え、画像表示用プログラムは、コンピュータを、日時情報を参照して画像データを日時順に並び替える手段、表示手段に、画像データを基にした画像を日時順にスライド表示させ、かつスピーカーにスライド表示と同期して選択された楽曲音声データを基にした楽曲音声を発声させる手段として機能させる。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、顧客が提供する画像データの日時情報を利用する画像情報記録システム、画像情報記録方法及び画像表示プログラム並びに情報記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、カメラで撮影した写真をデジタル画像データとして取り扱う顧客が増えている。例えば、デジタルカメラでは、情報記録媒体に記憶された画像データをパソコン等のコンピュータ端末で読み込み、パソコンにインストールされた画像表示用プログラムで再生することにより気軽に写真を閲覧することができる。
【0003】
また、フィルムカメラで撮影した写真をデジタル画像データに変換するサービスも行われており、例えば、ラボ等のフォトサービス店舗やコンビニエンスストア等の注文店舗に撮影したフィルムを持ち込むと、フォトサービス店舗では、フィルムを現像した後、ネガフィルムをスキャナ等で読み取り、読み取った画像データをCD−R等の情報記録媒体に書き込むといったサービスが行われている。その際、ネガフィルムに日時などの情報が記録されている場合には、その日時情報を画像データと対応付けて記録するサービスもある(特開2001−331781号公報)。
【0004】
また、上記デジタルカメラを扱う顧客でも、デジタルカメラで撮影した画像データを記録した情報記録媒体のバックアップをCD−R等の別の情報記憶媒体に行いたいというニーズがあり、このバックアップを注文店舗で代行するようなサービスも行われている。更に、画像データと共に、画像データを表示するためのアプリケーション(画像表示用プログラムやスライドショープログラム)を情報記録媒体に書き込んで顧客に提供するサービスも行われている。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−331781号公報(第5−7頁、第2図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の画像表示用プログラムやスライドショープログラムでは、画像データは単に顧客が選択した順序やファイル名の順序等で表示されるのみであり、1本の写真フィルムから取得した画像データを表示する場合はよいが、例えば、異なる日時に撮影された複数の写真フィルムから取得した画像データをまとめて表示する場合などは、各々の画像データの撮影日時が考慮されずに表示されるため、スライドショーとしてまとまりのないものになってしまう。
【0007】
特に、互いに関連する複数の写真フィルムから得られた画像データをアルバムとして表示する場合(例えば、卒業アルバム)は、時系列で表示することに意義があるため、単に選択した順番やファイル名等の順番で表示したのでは効果的なスライドショーを実行することができず、顧客は日付を考慮して画像データを選択するという煩雑な作業を行わなければならないという問題がある。
【0008】
また、画像データのスライド表示と共にBGMとして音楽を流すスライドショープログラムの場合、BGMとして流す楽曲は、通常、音楽CDやインターネット配信サービスを利用して顧客自らが用意することになるが、楽曲は顧客の好みで選択される場合が多く、画像データとの一体感が生まれない場合が生じる。また、音楽CDやインターネットで配信される楽曲は現在流行している楽曲が多く、昔の写真フィルムから得られた画像データを再生する場合はBGMとして適した楽曲を選択する自体が困難である。
【0009】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、日時情報を参照して効果的に画像データを表示することができる画像情報記録システム、画像情報記録方法及び画像表示プログラム並びに情報記録媒体を提供することにある。
【0010】
【問題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の画像情報記録システムは、少なくとも、顧客が提供する画像データの中から日時情報を抽出する手段と、前記画像データと、前記日時情報と、コンピュータを、少なくとも、前記日時情報を参照して複数の画像データを並び替える手段、表示手段により前記画像データを基にした画像をスライド表示させる手段として機能させるためのプログラムと、を同一の情報記録媒体に記録する手段とを備えるものである。
【0011】
また、本発明の画像情報記録システムは、少なくとも、顧客が提供する画像データの中から日時情報を抽出する手段と、抽出した前記日時情報に関連する少なくとも一つの楽曲音声データを選択する手段と、前記画像データと、前記日時情報と、前記選択された楽曲音声データと、コンピュータを、少なくとも、前記日時情報を参照して複数の画像データを並び替える手段、表示手段に、前記画像データを基にした画像を前記日時順にスライド表示させ、かつスピーカーに前記スライド表示と同期して選択された前記楽曲音声データを基にした楽曲音声を発声させる手段として機能させるためのプログラムと、を同一の情報記録媒体に記録する手段とを備えるものである。
【0012】
本発明においては、前記並び替え手段では、並び替えを日付順に行う構成とすることができる。
【0013】
また、本発明においては、前記日時情報は、前記画像データのヘッダ情報として、又は、前記画像データとの対応を示す関連付け情報として前記情報記録媒体に記録される構成とすることができ、前記日時情報は、撮影手段を用いて前記画像データの基となる写真を撮影した日時、または、前記画像データの作成日時であることが好ましい。
【0014】
また、本発明においては、前記日時情報抽出手段では、前記画像データが複数の場合に、日時の平均値又は最も頻度の高い日時を日時情報として用いる構成とすることができる。
【0015】
また、本発明においては、前記情報記録媒体の表面又はジャケットに、選択された前記楽曲音声データに関連する情報を印刷する手段を備える構成とすることもできる。
【0016】
また、本発明の画像情報記録方法は、少なくとも、顧客が提供する画像データの中から日時情報を抽出するステップと、前記画像データと、前記日時情報と、コンピュータを、少なくとも、前記日時情報を参照して複数の画像データを並び替える手段、表示手段により前記画像データを基にした画像をスライド表示させる手段として機能させるためのプログラムと、を同一の情報記録媒体に記録するステップとを備えるものである。
【0017】
また、本発明の画像情報記録方法は、少なくとも、顧客が提供する画像データの中から日時情報を抽出するステップと、抽出した前記日時情報に関連する少なくとも一つの楽曲音声データを選択するステップと、前記画像データと、前記日時情報と、前記選択された楽曲音声データと、コンピュータを、少なくとも、前記日時情報を参照して複数の画像データを並び替える手段、表示手段に、前記画像データを基にした画像を前記日時順にスライド表示させ、かつスピーカーに前記スライド表示と同期して選択された前記楽曲音声データを基にした楽曲音声を発声させる手段として機能させるためのプログラムと、を同一の情報記録媒体に記録するステップとを備えるものである。
【0018】
本発明においては、前記画像データが複数の場合に、該画像データをグループに分類し、各々の前記グループに対して少なくとも一つの楽曲音声データを選択する構成とすることができ、前記画像データを、特定の期間(1年単位又は3ヶ月単位)別、又は年中行事別のグループに分類することもできる。
【0019】
また、本発明においては、前記楽曲音声データの選択ステップにおいて、前記顧客の年齢又は性別を加味して楽曲音声データを選択する構成とすることもできる。
【0020】
また、本発明の情報記録媒体は、画像データと、該画像データの基となる写真を撮影した日時、または、前記画像データの作成日時からなる日時情報と、楽曲音声データと、コンピュータを、少なくとも、前記日時情報を参照して、複数の画像データを並び替える手段、表示手段により画像データを基にした画像をスライド表示させ、かつスピーカーにより前記スライド表示と同時に楽曲音声データを基にした楽曲音声を発声させる手段として機能させるプログラムとが記録されているものである。
【0021】
また、本発明の情報記録媒体は、画像データと、該画像データの基となる写真を撮影した日時、または、前記画像データの作成日時からなる日時情報と、該日時情報に関連する少なくとも一つの楽曲音声データと、コンピュータを、少なくとも、前記日時情報を参照して、複数の画像データを並び替える手段、表示手段により画像データを基にした画像をスライド表示させ、かつスピーカーにより前記スライド表示と同時に楽曲音声データを基にした楽曲音声を発声させる手段として機能させるプログラムとが記録されているものである。
【0022】
また、本発明のプログラムは、コンピュータを、少なくとも、画像データのヘッダ情報又は予め作成された画像データと日時情報との対応を示す関連付け情報から、前記画像データの日時情報を抽出する手段、抽出された前記日時情報を参照して、複数の前記画像データを並び替える手段、表示手段に、前記画像データを基にした画像を前記日時順にスライド表示させる手段、として機能させるものである。
【0023】
また、本発明のプログラムは、コンピュータを、少なくとも、画像データのヘッダ情報又は予め作成された画像データと日時情報との対応を示す関連付け情報から、前記画像データの日時情報を抽出する手段、抽出された前記日時情報を参照して、複数の前記画像データを並び替える手段、予め記録された楽曲音声データの中から、前記日時情報に関連する楽曲音声データを選択する手段、表示手段に、前記画像データを基にした画像を前記日時順にスライド表示させ、かつスピーカーに前記スライド表示と同期して選択された前記楽曲音声データを基にした楽曲音声を発声させる手段として機能させるものである。
【0024】
このように、本発明の構成によれば、少なくとも、顧客が提供する画像データと、画像データをスライド表示するプログラムとを情報記録媒体に記録するシステムにおいて、ラボ等のフォトサービス店舗にて、OCR技術を用いて画像データから日時情報を抽出し、この日時情報を画像データのヘッダに書き込んだり、画像データと日時情報との関連付けデータを作成して情報記録媒体に記録し、また、画像表示用プログラムに、日時情報を参照して画像データを並び替える機能を付加することにより、顧客は情報記録媒体に記録された画像データを任意に選択するのみで、日時順に表示される効果的なスライドショーを閲覧することができる。
【0025】
また、画像データと画像表示用プログラムに加えて情報記録媒体に楽曲音声データも記録する場合に、ラボ等のフォトサービス店舗にて、画像データから抽出した日時情報を参照して、該日時に関連する楽曲音声データが自動的に選択されて情報記録媒体に記録されるため、顧客自らが楽曲を選択する手間を省くことができ、画像と楽曲とが一体となって表示されるスライドショーを楽しむことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
従来技術において示したように、従来の画像表示用プログラムやスライドショープログラムは、写真フィルムなどから取得した画像データを顧客が選択した順序又は画像データの名前順のような日付とは関係のない順番で表示するものであった。この場合、表示する画像データが互いに関連性のないものや同時期に撮影されたものである場合には表示の順番は大きな問題とはならないが、例えば、旅行写真のように一定の期間連続して撮影されたものや、卒業アルバムのように複数の写真フィルムを用いてアルバムとして構成する場合は、時系列で表示されることが重要であり、日付が順不同で表示されるとスライドショーとしてまとまりのないものになってしまう。
【0027】
そこで、本発明では、まず、フィルムスキャナ等で読み取った画像データから日時情報を抽出し(第1ステップ)、抽出した日時情報を画像データのヘッダに書き込んだり関連付けデータを作成し、スライドショープログラム等のアプリケーションと共に情報記録媒体に書き込み(第2ステップ)、スライドショープログラムを用いて画像データを表示する際に、日時順に並び替える(第3ステップ)ことを特徴としている。更に、BGM機能付きスライドショープログラムを提供する場合、画像データから抽出した日時情報を参照して、その日時に関連する楽曲を選択して情報記録媒体に書き込む(第4ステップ)ことを特徴としている。
【0028】
上記ステップの中で、写真フィルムから日時情報を抽出する方法としては、例えば、特開2001−331781号公報に記載された方法がある。この公報では、デジタルカメラの場合は被写体の撮影と同時に撮影日時等のデータも併せて記録されるが、いわゆる135タイプのカメラでは日時情報をデータとして記録することができないという課題に対して、スキャナを用いて銀塩ネガフィルムをデジタイズする際に、フィルムの所定の部分をOCR技術を用いて読み取り、テキストデータに変換して日時情報を取得する方法を開示している。
【0029】
また、上記公報には、日時情報の取得に際して、フィルムに日付が書き込まれていない画像や日付の特定が困難な画像と、日付の特定が可能な画像とが混在している場合には、抽出された日付を日付が書き込まれていない又は日付の特定が困難な画像に対する日付として用いたり、フィルムに日付が書き込まれていない画像や日付の特定が困難な画像のみからなる場合には、銀塩フィルムのカートリッジに記載された符号又は記号に基づいて日付を推定し、抽出又は推定した日時情報を画像データを含むファイルのヘッダに格納する方法が記載されている。
【0030】
このような方法を用いることによって、写真フィルムの画像データに日時情報を対応付けることができるが、上記公報には、OCR技術で読み取ったテキストデータから日付を特定する具体的な方法や日時情報を付加した画像データの具体的な利用方法等については記載されていない。
【0031】
そこで、本発明では、OCR技術を用いて日時情報を抽出する手法、抽出した日時情報から日付や時間を特定する手法、日時情報を参照して該日時に関連する楽曲を選択する手法、画像データと関連付け情報とスライドショープログラム等のアプリケーションと必要に応じて楽曲音声データとを情報記録媒体に記録して顧客に提供するシステム及び方法、日時情報を用いて画像データを日付順で表示し、更に日時情報を参照してBGMとして流す楽曲音声データを選択するアプリケーションについて記載する。
【0032】
【実施例】
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【0033】
[実施例1]
まず、本発明の第1の実施例に係る画像情報記録システム、画像情報記録方法及び画像表示プログラム並びに情報記録媒体ついて、図1乃至図6を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施例に係る画像情報記録システムの構成を示す図であり、図2は、画像情報の記録方法の手順を示すフローチャート図である。また、図3及び図4は、スライドショープログラムにより実行される機能及び動作を示す図であり、図5及び図6は、スライドショープログラムで表示される画面の構成例を示す図である。
【0034】
図1に示すように、本実施例の画像情報記録システム1は、画像データを提供する顧客2と、情報記録媒体5の注文と楽曲の指定を行う注文店舗3と、注文店舗3から画像データを受け取って日時情報を抽出し、画像データと楽曲音声データとスライドショープログラムとを組にしてコンピュータで読み取り可能な状態でCD−R等の情報記録媒体5に書き込むラボ4とから構成される。
【0035】
また、ラボ4には、顧客2から提供された未現像ネガフィルム2aを現像する現像手段4aと、現像した写真を読み取ってデジタルデータに変換する読み取り手段4bと、読み取ったデジタルデータから日時情報を抽出する日時情報抽出手段4cと、情報記録媒体5に画像データと日時順に表示する機能を備えたスライドショープログラムと必要に応じて楽曲音声データとを書き込む書き込み手段4dと、楽曲音声データやスライドショープログラムを記憶する記憶手段4eとを備えている。
【0036】
なお、上記各手段は別々に構成されていてもよく、現像手段4aと読み取り手段4b、読み取り手段4bと日時情報抽出手段4c、読み取り手段4bと日時情報抽出手段4cと書き込み手段4d等の2以上の手段が一体的に構成されていてもよい。また、読み取り手段4bで読み取った画像データを基にして、通常のプリントを作成するプリンタを設けてもよい。このプリンタとしては、特に種類を問わず、インクジェットタイプ、電子写真タイプ、銀塩タイプ等種々のものを用いることができる。
【0037】
また、以下では、コンビニエンスストアで情報記録媒体5の注文を行う場合を例にして説明するが、注文店舗3としてはコンビニエンスストアに限らず、顧客2からのフィルムの現像、プリントの依頼を受注する任意の店舗でよく、注文店舗を経由せずにラボ4に直接、情報記録媒体5の注文を行う構成としてもよい。また、スライドショーにおいて画像データと共に再生する楽曲音声データも情報記録媒体5に書き込む構成としているが、本実施例では楽曲音声データは必ずしも必要ではなく、画像データとスライドショープログラムのみを情報記録媒体5に書き込む構成としてもよい。
【0038】
更に、顧客2は画像データを未現像のネガフィルム2aとして提供する場合を主に説明するが、現像済みのネガフィルムやポジフィルム(現像済みでも未現像でも可)、プリントやデジタルカメラで取得した画像データを記録したコンパクトフラッシュ(登録商標)やスマートメディア、メモリースティック(登録商標)、マルチメディアカード、SDメモリーカードなどのメモリーカードやCD−Rなどの情報記録媒体(以下、単に情報記録媒体と称する。)を提供しても良い。
【0039】
上記構成の画像情報記録システム1において、顧客2が未現像ネガフィルム2aを提供してから画像データと楽曲音声データと日時順並び替え機能を備えたスライドショープログラムとが書き込まれた情報記録媒体5を入手するまでの手順について、図2のフローチャート図を参照して説明する。
【0040】
まず、ステップS101において、顧客2はフィルムカメラで撮影した未現像ネガフィルム2aをコンビニエンスストア等の注文店舗3に持ち込む。この未現像ネガフィルム2aに記録されている写真画像は顧客2自らが撮影したものであっても良く、他の顧客が撮影したものでも良い。また、カメラで撮影して取得した写真画像に限らず、インターネット等の通信ネットワークを介して取得した画像データや、画像加工ソフトウェアを使用して顧客2が加工した画像データであっても良い。
【0041】
次に、ステップS102において、顧客2は注文店舗3のカウンター3aで情報記録媒体5の作成依頼を行い、所定の書式の注文票2bに顧客2を特定する情報等の記入を行う。ここで、本実施例では、顧客2が提供した未現像ネガフィルム2aを現像して可視化した現像済みネガフィルム2cからOCR技術を用いて日時情報を抽出するが、写真フィルムのいずれのコマにも日付が写し込まれておらず、日付を推定する情報が全くない場合もあり得る。その場合は、注文票2bの記入を依頼する際に、顧客2に日付の写し込みの有無を確認し、日付が写し込まれていない場合には写真を撮影した日付を注文票2bに記入してもらう構成としてもよい。
【0042】
また、顧客2が未現像ネガフィルム2aを持ち込む場合は、通常、未現像ネガフィルム2aに記録された写真の全てを情報記録媒体5に書き込むことになるが、現像済みのネガフィルムや情報記録媒体を持ち込む場合は、記録された写真の一部のみを用いることもできる。そこで、ステップS103で顧客2が画像データの選択を行う場合は、ステップS104で、現像済みのネガフィルムのコマ番号や情報記録媒体のファイル名等を指定してスライドショーに利用する画像データの選択を行う。
【0043】
次に、ステップS105において、顧客2は、スライドショーのBGMとして流す楽曲音声データを選択するか否かを判断する。本実施例では、楽曲音声データはラボ4の記憶手段4eに記憶されており、楽曲音声データを選択する場合は、注文店舗3のカウンター3aに楽曲音声データに対応する楽曲の一覧を設けておき、ステップS106で、顧客2は一覧の中から所望の楽曲を指定する。なお、楽曲音声データは必ずしも選択する必要はなく、予め定められた楽曲音声データを用いてもよい。また、楽曲音声データはラボ4内に記憶されたものに限らず、予め定められた形式の楽曲音声データを顧客2が持参して提供してもよく、顧客2が自作した楽曲音声データや、顧客2が音楽CD等から取得した楽曲音声データ、インターネット等の通信ネットワークを介して取得した楽曲音声データ等をBGMとして使用することも可能である。
【0044】
そして、ステップS107において、注文店舗3は顧客2が持ち込んだ未現像ネガフィルム2aと楽曲の指定情報(楽曲を選択した場合)と注文票2bとをラボ4に送る。ラボ4では、画像データを未現像ネガフィルム2aとして受け取った場合(ステップS108)は、ステップS109で現像手段4aを用いて現像する。
【0045】
次に、ステップS110において、ネガフィルムをフィルムスキャナ等の読み取り手段4bを用いて画像データに変換するが、本実施例では、読み取った画像データ中に写し込まれた日付や時間等の日時情報をOCR技術を用いて抽出する。例えば、フィルム中の日付や時間等が写し込まれた領域はフィルムの各コマの右下隅や左下隅等大きくは変わらないことから、プリスキャン又は本スキャンで得られたその領域のデジタルデータをOCR技術を用いて処理し、日時情報をテキストデータとして抽出する。
【0046】
なお、日時情報の抽出に際して、プリスキャン時に日時情報が写し込まれた領域のみを詳細にスキャンし、それ以外を粗くスキャンすることにより、スキャンの時間を短縮することができる。また、日時情報の写し込み領域が各々のコマで異なる場合は、プリスキャンで日時情報の写し込み位置を特定し、本スキャンで日時情報を抽出する構成としても良い。
【0047】
上記方法で抽出した日時情報によって日時は特定されるが、カメラが生産、販売される国やカメラの機種等によって日付の記録方式が異なる場合があるので注意が必要である。例えば、年月日の記録方法として、年/月/日の順番、日/月/年の順番、月/日/年の順番があり、いずれの順番で記録されているかを判別する必要がある。その方法としては、例えば、いずれかの数字が00又は32以上であれば”年”と判断でき、13以上31以下であれば”日”又は”年”と判断できる。また、同一のフィルムのコマで一つの数値のみが変化している場合はその数値は”日”と判断でき、連続するコマで28/29/30/31から1に変化していればその数値は”日”、12から1に変化していればその数値は”月”と判断することができる。そして、記録方式が確定したら同一のフィルムに関してはその方式で日付を特定する(ステップS111)。
【0048】
なお、フィルムに日時情報が記録されていない場合や、日時情報が記録されているが写真画像と被って識別できない場合はありえる。この場合は、先願に記載されているように、同一のフィルム内に日時情報が記録されているコマがあればその日時情報を代用したり、フィルムカートリッジに記載されている符号又は記号に基づいて撮影日を推定してもよい。また、写真画像と被って識別できない場合は、単色が連続する領域を抽出し、画像処理技術を用いて数字として認識する構成としてもよい。また、注文店舗3における注文の際に日付の記録方式や日時情報の写し込みの有無、撮影した日付等を注文票2bに記載させる構成としても良い。
【0049】
次に、特定した日時情報と画像データとの対応関係をスライドショープログラムで識別できるようにする。その方法としては、例えば、この日時情報をヘッダ情報として画像データに直接書き込んだり、画像データと日時情報との対応関係を示すデータ、例えば、画像データの名称と該画像データの日時情報の関連付けデータを作成すればよい。
【0050】
なお、デジタルカメラで取得した画像データやexifフォーマットの画像データの場合は、画像データ中に日時情報が書き込まれているため、日時情報の抽出ステップや日時情報の記録ステップは省略してもよいが、ネガフィルムとの整合を図る場合や画像データのフォーマットを変換する場合などは、画像データから一旦日時情報を抽出して関連付けデータを作成したり、新たな画像データのヘッダに書き込む構成としても良い。また、APSフィルムであれば日時情報がネガフィルムの一部に磁気情報として記録されているため、読み取り手段4bではこの磁気情報を読み取って利用すればよい。
【0051】
そして、ステップS112において、指定された楽曲に対応する楽曲音声データとスライドショープログラムとを記憶手段4eから読み出し、画像データと関連付けデータ(又は日時情報が書き込まれた画像データ)と共にコンピュータで読み取り可能な状態でCD−R等の情報記録媒体5に書き込む。なお、上記情報記録媒体5としてはCD−Rに限らず、パソコン等のコンピュータ端末で読み取ることができる媒体であればよく、DVD−RやMO等であってもよいが、多くのパソコンで読み取り可能で価格が安いことからCD−Rが好適である。
【0052】
その後、ステップS113において、ラボ4は画像データと楽曲音声データとスライドショープログラムとを記録した情報記録媒体5と現像済みネガフィルム2cとを注文店舗3に送付し、ステップS114で注文店舗3から顧客2に提供する。
【0053】
そして、上記手順で記録された情報記録媒体5を用いて顧客2は画像データを閲覧することになるが、本実施例では情報記録媒体5に関連付けデータ(又は日時情報が書き込まれた画像データ)が記録されているため、この日時情報を参照してスライド表示の順番を並び替えることができ、スライドショーの表示効果を高めることができる。以下、図3乃至図6を参照して、本実施例のスライドショープログラムの機能、動作について説明する。
【0054】
図3に示すように、本実施例のスライドショープログラムは、コンピュータを、顧客2が提供した複数の画像データを縮小してアルバム状に表示するアルバム表示手段6a、画像データのヘッダ情報又は関連付けデータを参照して画像データを並び替える並び替え手段6b、画像データと楽曲音声データとを同期させてスライド表示するスライドショー表示手段6c、スライドショー条件の設定を行うスライドショー条件設定手段6d、楽曲音声データを分析して画像データの表示タイミングを調整する楽曲音声データ分析手段6eとして機能させることができる。
【0055】
なお、本実施例のスライドショープログラムは、コンピュータをこれらの全ての手段として機能させる必要はなく、少なくとも、並び替え手段6b、スライドショー表示手段6cとして機能させればよく、また、上記以外の公知の手段を付加して機能させる構成としてもよい。
【0056】
上記スライドショープログラムの動作について、図4のフローチャート図及び図5及び図6の画面構成例を参照して説明する。なお、スライドショープログラムは、スライドショーの表示専用のプログラムとすることもできるが、スライドショーの表示に付随して画像の加工や保存、プリント、電子メール、アップロード等の手段としてコンピュータを機能させることもできる。以下の説明では、上記機能を兼ね備えたものとして説明する。
【0057】
まず、ステップS201において、顧客2がパソコン等のコンピュータ端末に本実施例の情報記録媒体5を挿入すると、自動的にアプリケーションが起動し、メニュー画面が表示される。このメニュー画面には、画像データに対して施す処理を明示したスイッチが表示され、ステップS202で「画像加工」、「電子メール」、「プリント」等の処理を選択すると、各々の処理に対応した画面(図示せず)が表示され、各々の処理が実行される(ステップS203)。なお、ここではアプリケーション起動した場合にメニュー画面が表示される構成としているが、情報記録媒体5が挿入されると、後述するスライドショーの設定画面7が表示され、任意のキー又は指定したキーが押された場合や、一通りの再生が終了した場合などにメニュー画面が表示されるようにしてもよい。
【0058】
そして、ステップS202で「スライドショー」を選択すると、図5に示すようなスライドショー設定画面7が表示される。このスライドショー設定画面7には、例えば、未現像ネガフィルム2aに対応する画像データ群8及び各々のコマ画像データ8aが表示される領域と、スライド間隔やスライド切り替え効果等を設定するスライド効果設定領域9と、画像データと共に再生する楽曲音声データを選択するBGM設定領域10と、スライド表示するコマ画像データ8aを表示順に並べた選択画像表示領域11とが表示される。
【0059】
次に、顧客2は、ステップS204において、画像データ群8の中からスライド表示を希望するコマ画像データ8aを選択する。選択の方法としては、コマ画像データ8aを一つ一つ指定する方法と、「全て選択」スイッチをクリックして画像データ群8の全てのコマ画像データ8aを選択する方法とがあり、選択後、「決定」スイッチを押すと、選択されたコマ画像データ8aが選択画像表示領域11に表示される。
【0060】
ここで、従来のスライドショープログラムでは、例えば、選択されたコマ画像データ8aは、一つ一つ指定する場合は指定順に、全てを一括して選択する場合はデータ名称順に表示される。この配列は、関連性の無いコマ画像データ8aをスライド表示する場合はよいが、互いに関連するコマ画像データ8aを表示する場合は撮影した日時順に配列されることが好ましい。そこで、本実施例のスライドショープログラムではコンピュータを並び替え手段6bとして機能させ、コマ画像データ8aのヘッダに記録された日時情報やコマ画像データ8aと日時情報との対応関係を示す関連付けデータを参照して、選択されたコマ画像データ8aを日時順に並べ替えることができるようにしている。
【0061】
具体的には、コマ画像データ8aを選択した後(図では5つのコマ画像データ8aを選択した場合を示しており、コマ画像データ8aの下側には説明のために日時情報を表示している)、日時順並び替えスイッチをクリックすると、ステップS205において、並び替え手段6bにより各々のコマ画像データ8aに対応する日時情報が抽出、比較され、図6に示すように、日付の古い順又は新しい順に(図では日付の古い順)にコマ画像データ8aが並び替えられる。このような並び替え機能を設けることによって、どのような順番でコマ画像データ8aを選択しても日時順で表示させることができ、コマ画像データ8aの選択作業を容易にすることができる。
【0062】
なお、前記したように、コマ画像データ8aに日時情報が写し込まれていない場合や日付の特定ができない場合もあり、この場合、注文票2bに記載された撮影日時を日時情報として利用することになるが、注文票2bに記載した日付が間違っている場合や、写し込んだ日時情報が間違っている場合等もある。そのような場合のために、画像データ群8や選択画像表示領域11のコマ画像データ8aをクリックすると日時情報の修正画面が表示され、修正画面上で日時情報を修正可能にすることもできる。
【0063】
次に、ステップS207において、顧客2はBGM設定領域10を操作してBGMとして演奏する楽曲音声データを選択する。楽曲音声データの選択方法としては、例えば、情報記録媒体5に記録されている楽曲音声データを使用する場合は「CDのBGM」を選択し、他の音楽CDやパソコンに記憶されている楽曲音声データやインターネットを介して楽曲音声データをダウンロードする場合は「他の音楽データ」を選択する。なお、楽曲音声データを設定する前に曲を確認する場合は、「曲だけ聞く」スイッチをクリックすると楽曲を再生することができる。
【0064】
次に、ステップS208において、顧客2は、スライド効果設定領域9を操作してスライド間隔やスライド切り替え効果等のスライド効果を設定する。例えば、スライド表示間隔として一枚一枚のスライドを表示する時間をプルダウンメニューの中から選択したり直接入力し、また、スライド切り替え効果として、プルダウンメニューを用いて、画像データを徐々に表示/消去するフェードイン/フェードアウトや画像データを徐々に拡大/縮小する効果や画面の上下左右から画像データを移動させる効果等の中から所望の効果を選択する。
【0065】
なお、図5のスライド効果設定画面9には表示していないが、スライド効果として上記スライド間隔及びスライド切り替え効果の他に、スライドショーの背景画面を設定したり、表示する画像データの枠に装飾を施すこともできる。また、ステップS204の画像データの選択及びステップS206の並び替えと、ステップS207のBGMの設定と、ステップS208のスライド効果の選択の順序はこの順に限らず、任意の順番で行うことができる。
【0066】
その後、選択画像表示領域11の「スライドショースタート」スイッチをクリックすると、選択したコマ画像データ8aが、顧客2が設定したスライド条件で日時順にスライド表示されると共に顧客2が選択した楽曲音声データがBGMとして流れるスライドショーが実行される。
【0067】
ここで、スライドショーに際し、単に画像データの表示と楽曲音声データの演奏を行うだけでなく、スライドショーの効果を高めるために、画像データの表示タイミングと楽曲音声データの演奏タイミングとに所定の関係を持たせることが好ましい。このような機能を有するスライドショープログラムとしては、本願出願人の先願(特願2002−13789号)において記載されているプログラムが好適である。
【0068】
この先願記載のプログラムは、コンピュータを、楽曲音声データの演奏時間を演算する処理や楽曲音声データのテンポ、フレーズ、音声データ、休止符を抽出する処理、画像データの表示タイミングを設定する処理等を行う楽曲音声データ分析手段6fとして機能させることができるものであり、例えば、楽曲音声データの形式やサイズ、ヘッダ情報等から楽曲音声データの演奏時間を抽出し、その演奏時間を表示する画像データの数で割って1画像データ当たりの表示時間を演算し、楽曲音声データの演奏終了と同時に画像データの表示が終了するようにしたり、複数の楽曲音声データの演奏終了と同時に画像データの表示が終了するようにスライドショーを設定することができる。
【0069】
このように、本実施例のスライドショープログラムは、コンピュータを、少なくとも、選択したコマ画像データ8aを日時順に並び替える手段6b、楽曲をBGMとして日時順にスライド表示する手段6cとして機能させることができ、これにより、互いに関連の深い複数の写真フィルムから得られた画像データを表示させる場合であっても、アルバムとして統一感のある効果的なスライドショーを実行することができる。
【0070】
[実施例2]
次に、本発明の第2の実施例に係る画像情報記録システム、画像情報記録方法及び画像表示プログラム並びに情報記録媒体ついて、図7乃至図13を参照して説明する。図7は、第2の実施例に係る情報記録媒体の記録システムの構成を示す図であり、図8は、情報記録媒体の記録方法の手順を示すフローチャート図である。また、図9及び図10は、本実施例のスライドショープログラムで実行される機能及び動作を示す図であり、図11は、スライドショープログラムで表示される画面の構成例を示す図である。また、図12及び図13は、本実施例の画像情報記録システムの他の構成を示す図である。なお、本実施例は、画像データから抽出した日時情報を基に、画像データと共に再生される楽曲音声データを選択する場合について記載するものである。
【0071】
すなわち、前記した第1の実施例では、注文店舗3で顧客2が選択した楽曲がラボ4で情報記録媒体5に書き込まれ、スライドショーの再生に際してBGMとして画像データと共に再生される構成としたが、顧客2によっては注文店舗3での楽曲の選択が煩雑な場合もある。また、スライド表示する画像データと顧客2が選択した楽曲の雰囲気が一致せず、スライドショーとして画像と楽曲の一体感が生まれない場合がある。
【0072】
そこで、本実施例では、情報記録媒体5に書き込む楽曲音声データの選択やスライドショーにおいて演奏する楽曲音声データの選択を、第1の実施例で示した日時情報を参照して自動的に行うことを特徴とするものである。この楽曲の自動選択は、特に、昔撮影した写真フィルムや、一連の関連性を持った複数の写真フィルムからアルバムを作成する場合等に効果的である。以下、図面を参照して具体的に説明する。
【0073】
図7に示すように、本実施例の画像情報記録システム1は、画像データを提供する顧客2と、情報記録媒体5の注文を行うコンビニエンスストア等の注文店舗3と、注文店舗3から画像データを受け取って日時情報を抽出して画像データに適合する楽曲を選択し、画像データと楽曲音声データとスライドショープログラムとを組にしてコンピュータで読み取り可能な状態でCD−R等の情報記録媒体5に書き込むラボ4とから構成される。
【0074】
また、ラボ4には、顧客2から提供された未現像ネガフィルム2aを現像する現像手段4aと、現像した写真を読み取ってデジタルデータに変換する読み取り手段4bと、フィルムから日時情報を抽出する日時情報抽出手段4cと、抽出した日時情報を参照してその日付に関連する楽曲を選択する楽曲選択手段4fと、情報記録媒体5に画像データと楽曲音声データとスライドショープログラムとを書き込む書き込み手段4dと、楽曲音声データやスライドショープログラムを記憶する記憶手段4eとを備えている。なお、第1の実施例と同様に、これらの手段は別々に構成されていてもよく、2以上の手段が一体的に構成されていてもよく、読み取り手段4bで読み取った画像データを基にして、通常のプリントを作成するプリンタを設けてもよい。
【0075】
上記構成の画像情報記録システム1において、顧客2が未現像ネガフィルム2aを提供してから画像データと楽曲音声データとスライドショープログラムとが書き込まれた情報記録媒体5を入手するまでの手順について、図8のフローチャート図を参照して説明する。
【0076】
まず、第1の実施例と同様に、ステップS301において、顧客2はフィルムカメラで撮影した未現像ネガフィルム2aをコンビニエンスストア等の注文店舗3に持ち込み、ステップS302において、顧客2はカウンター3aで情報記録媒体5の作成依頼を行い、現像済みのネガフィルムのコマ番号や情報記録媒体のファイル名等を指定してスライドショーに利用する画像データの選択を行う(ステップS303、304)。
【0077】
次に、前記した第1の実施例では、顧客2は注文店舗3のカウンター3aに備えた楽曲音声データに対応する楽曲の一覧を参照して所望の楽曲を指定したが、本実施例では楽曲音声データの選択をラボ4で自動的に行うため、注文店舗3では楽曲の指定を行う必要はない。なお、具体的な楽曲の選択はラボ4で行うが、選択される楽曲の大雑把な指定を行う構成としても良い。例えば、楽曲のジャンルとして邦楽、洋楽等を指定したり、アップテンポ、スローテンポの楽曲を希望できるようにしてもよく、その場合は注文票2bに楽曲の指定情報を記入すればよい。
【0078】
そして、ステップS305で注文店舗3は顧客2が持ち込んだ未現像ネガフィルム2aと注文票2bとをラボ4に送り、ラボ4では、画像データを未現像ネガフィルム2aとして受け取った場合(ステップS306)は、ステップS307で現像手段4aを用いて現像する。
【0079】
次に、ステップS308でネガフィルムをフィルムスキャナ等の読み取り手段4bを用いてデジタルデータに変換し、フィルム中に写し込まれた日付や時間等の日時情報をOCR技術を用いてテキストデータとして抽出し、ステップS309で抽出した日時情報から日付を特定し、この日時情報をヘッダ情報として画像データに直接書き込んだり、画像データと日時情報との対応関係を示す関連付けデータを作成する。
【0080】
なお、読み取り手段4bのスキャン方法や日付の特定方法、フィルムに日時情報が記録されていない場合や、日時情報が記録されているが写真画像と被って識別できない場合の処置、デジタルカメラで取得した画像データやexifフォーマットの画像データの取扱、APSフィルムで撮影した場合の取扱等に関しては第1の実施例と同様である。
【0081】
次に、ステップS310において、特定した日時情報を参照してその日付に関連する楽曲音声データの選択を行う。楽曲音声データの選択方法としては、例えば、日付を同定した場合は、その日を基準に当時の流行歌などを検索したり、特定の日付(例えば、クリスマス、正月、卒業/入学時期等)である場合は、その日付に適した楽曲(クリスマスソング、卒業に関連する楽曲等)を選択する。その際、顧客2の性別、当時の年代を加味することにより、より好ましい楽曲を選択することが可能である。また、時間情報を同定した場合は、夕方なら夕方らしい楽曲を選択することが可能である。なお、楽曲の選択方法は上記方法に限定されず、画像データの日時情報と何らかの関連がある楽曲を選択する方法であればよい。
【0082】
また、提供された画像データから抽出された日時情報が、数ヶ月、数年の期間に及ぶ場合は、季節、年代ごとに画像データをグループ化して、そのグループ毎に楽曲を選択する構成とすることもできる。例えば、卒業アルバムの場合は、入学式にふさわしい楽曲から始まって、在学期間はその当時の流行歌、最後に卒業式にふさわしい楽曲で終了する等の構成とすることもできる。
【0083】
なお、楽曲の選択に際して、顧客2が注文票2bにて楽曲のジャンルやテンポ等を指定している場合は、その指定に沿った楽曲を選択する。また、ラボ4で自動的に選択した楽曲が顧客2の好みに合わない場合も考えられるため、選択された楽曲の中からスライドショー再生時に顧客2が選択できるように、ラボ4では複数又は広範に楽曲を選択することが好ましい。
【0084】
その後、選択した楽曲に対応する楽曲音声データとスライドショープログラムと画像データと日時情報関連付けデータとをコンピュータで読み取り可能な状態でCD−R等の情報記録媒体5に書き込み、情報記録媒体5と現像済みネガフィルム2cとを注文店舗3に送付し、注文店舗3から顧客2に提供する(ステップS311〜S313)。
【0085】
このように、情報記録媒体5に記録する楽曲の選択を、画像データから抽出した日時情報を参照してラボ4にて自動的に行うことにより、顧客2は注文の際に楽曲を選択する手間を省くことができ、また、昔の流行歌や幅広いジャンルの中から写真が撮影された時期に関連した楽曲が選択されるため、画像データと楽曲音声データとの一体感を高めることができる。特に、本実施例の情報記録媒体5を昔撮影した写真フィルムを用いて作成したり、一定期間の出来事をまとめたアルバムとして利用する場合に効果的である。
【0086】
上記手順で取得した情報記録媒体5を用いて画像データを閲覧する場合、第1の実施例で示したスライドショープログラムを用いてもよいが、スライドショーの実行に際しても、日時情報を参照して、情報記録媒体5に記録された楽曲の中から選択された画像データに適した楽曲を自動的に選択させることができる。
【0087】
例えば、図9に示すように、スライドショープログラムを、コンピュータを、第1の実施例に示した手段に加えて、日時情報を参照して楽曲音声データを選択する楽曲音声データ選択手段6fとしても機能させる構成とすることもできる。このスライドショープログラムの動作について、図10のフローチャート図及び図11の画面構成例を参照して説明する。
【0088】
第1の実施例と同様に、ステップS401において、顧客2がパソコン等のコンピュータ端末に本実施例の情報記録媒体5を挿入すると、自動的にアプリケーションが起動し、メニュー画面が表示される。そして、ステップ402で、画像データに対して行う処理を選択し、対応するスイッチをクリックすると、各々の処理に対応した画面が表示され、各々の処理が実行される(ステップS403)。
【0089】
そして、ステップS403で「スライドショー」を選択すると、図11に示すようなスライドショー設定画面7が表示される。このスライドショー設定画面7には、例えば、未現像ネガフィルム2aに対応する画像データ群8及び各々のコマ画像データ8aが表示される領域と、スライド間隔やスライド切り替え効果等のスライド効果設定領域9と、画像データと共に再生する楽曲音声データを手動又は自動で選択するBGM設定領域10と、スライド表示するコマ画像データ8aを表示順に並べた選択画像表示領域11とが表示される。
【0090】
次に、ステップS404で顧客2が画像データ群8の中からスライド表示を希望するコマ画像データ8aを選択すると、選択されたコマ画像データ8aが選択画像表示領域11に表示され、ステップS405において、並び替え手段6bにより各々のコマ画像データ8aに対応する日時情報が抽出、比較され、日付の古い順又は新しい順に画像データが並び替えられる。
【0091】
次に、ステップS407において、顧客2はBGM設定領域10を操作してBGMとして演奏する楽曲音声データを選択する。楽曲音声データの選択方法として、第1の実施例で示した「CDのBGM」、「他の音楽データ」の他に、本実施例では、自動的に楽曲を選択する「自動選択」を設け、この自動選択を選ぶと、楽曲音声データ選択手段6fでは、顧客2が選択した画像データの日時情報を収集し、その日時情報を参照して予め情報記録媒体5に書き込んだ楽曲音声データの中から更に適切な楽曲を選択する。
【0092】
すなわち、ラボ4での選択に際しては顧客2が提供した未現像ネガフィルム2a全体の画像データから楽曲が選択されたが、スライド表示のために顧客2が選択したコマ画像データ8aがその一部の場合は、選択された楽曲を更に絞り込んで適切な画曲を選択できるようにする。例えば、画像データが所定の期間に渡って撮影されたものである場合、ラボ4では、その期間の流行歌等を複数選択することになるが、スライド表示に際して顧客2が選択したコマ画像データ8aが図11に示すように特定の期間(図では1995年10/1〜11/3)である場合は、その時期の流行歌を選択することにより、更に画像データと楽曲音声データとの一体感を高めることができる。
【0093】
なお、日時情報を参照して楽曲音声データを選択するために、ラボ4では、情報記録媒体5に楽曲音声データと共に該楽曲音声データの日時情報(例えば、その楽曲が流行した時期、販売された日時等)を記録しておき、楽曲音声データ選択手段6fでは、選択された画像データの日時情報と楽曲音声データの日時情報とを比較し、最も近い日時の楽曲を選択すればよい。
【0094】
以降、第1の実施例と同様に、ステップS408でスライド効果設定領域9を操作してスライド間隔やスライド切り替え効果等のスライド効果を設定し、その後、選択画像表示領域11の「スライドショースタート」スイッチをクリックすると、ステップS403で選択したコマ画像データ8aが、顧客2が設定したスライド条件で日時順にスライド表示されると共に日時情報を参照して選択された楽曲音声データがBGMとして流れるスライドショーが実行される。
【0095】
このようにスライドショープログラムの実行段階においても、画像データの日時情報を参照して画像データに適合した楽曲を自動的に選択することによって、顧客2は楽曲を選択する操作をすることなく、画像データと楽曲音声データとが一体となって表示されるスライドショーを楽しむことができる。
【0096】
なお、第2の実施例では、顧客2は注文店舗3で楽曲の選択を行わない構成としたが、日時情報を参照してラボ4にて自動的に選択される楽曲に加えて、顧客2自身が選択した楽曲も情報記録媒体5に記録する構成としても良い。その場合は、第1の実施例で示したように、注文店舗3内に備えた一覧から選択しても良いが、図12に示すように、注文店舗3内に予め楽曲が記録された情報記録媒体5を陳列する陳列棚3bを設けておき、その中から顧客2の好みの楽曲が記録された情報記録媒体5を選択する構成としたり、図13に示すように、注文店舗3内に楽曲選択端末3cを設置し、端末3cに記憶又は配信される楽曲の中から顧客2の好みの楽曲を選択し、情報記録媒体5に書き込み、ラボ4で更に日時情報を参照して画像データに適した楽曲を書き込む構成としても良い。
【0097】
また、第2の実施例では、画像データから抽出した日時情報を参照して楽曲音声データを選択する構成を示したが、更に、選択した楽曲音声データに関連する情報(例えば、この楽曲が販売された当時のジャケットのデザイン等)を情報記録媒体5の表面やジャケットに印刷する構成とすることもできる。このような印刷を施すことにより、情報記録媒体5自体の価値を高めることができる。
【0098】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像情報記録システム、画像情報記録方法及び画像表示プログラム並びに情報記録媒体によれば下記記載の効果を奏する。
【0099】
本発明の第1の効果は、画像データを日時順に並び替えてスライド表示することができるということである。
【0100】
その理由は、ラボ等のフォトサービス店舗で、現像したネガフィルムを読み取る際に、OCR技術を用いて各コマに写し込まれた日時情報をテキストデータとして抽出して情報記録媒体に記録し、スライドショープログラムではこの日時情報を参照して画像データを並び替えてスライド表示するからである。
【0101】
また、本発明の第2の効果は、顧客は写真フィルムを提供するのみで、画像データと該画像データに適合した楽曲音声データとスライドショープログラムとが記録された情報記録媒体を入手でき、画像と楽曲とが一体となったスライドショーを楽しむことができるということである。
【0102】
その理由は、ラボ等のフォトサービス店舗で、OCR技術を用いて抽出した日時情報を参照して、その日付に関連する楽曲(例えば、その当時に流行していた楽曲や特定の日付に対応する楽曲)が自動的に選択され、情報記録媒体に記録されるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る画像情報記録システムの構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る情報記録媒体記録方法の手順を示すスローチャート図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係るスライドショープログラムで実行される機能を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施例に係るスライドショープログラムの動作を示すフローチャート図である。
【図5】本発明の第1の実施例に係るスライドショープログラムで表示される画面の構成例を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施例に係るスライドショープログラムで表示される画面の構成例を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施例に係る画像情報記録システムの構成を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施例に係る情報記録媒体記録方法の手順を示すスローチャート図である。
【図9】本発明の第2の実施例に係るスライドショープログラムで実行される機能を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施例に係るスライドショープログラムの動作を示すフローチャート図である。
【図11】本発明の第2の実施例に係るスライドショープログラムで表示される画面の構成例を示す図である。
【図12】本発明の第2の実施例に係る画像情報記録システムの他の構成を示す図である。
【図13】本発明の第2の実施例に係る画像情報記録システムの他の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 画像情報記録システム
2 顧客
2a 未現像ネガフィルム
2b 注文票
2c 現像済みネガフィルム
3 注文店舗
3a カウンタ
3b 陳列棚
3c 楽曲選択端末
4 ラボ
4a 現像手段
4b 読み取り手段
4c 日時情報抽出手段
4d 書き込み手段
4e 記憶手段
4f 楽曲選択手段
5 情報記録媒体
6a アルバム表示手段
6b 並び替え手段
6c スライドショー表示手段
6d スライドショー条件設定手段
6e 楽曲音声データ分析手段
6f 楽曲音声データ選択手段
7 スライドショー設定画面
8 画像データ群
8a コマ画像データ
9 スライド効果設定領域
10 BGM設定領域
11 選択画像表示領域
【発明の属する技術分野】
本発明は、顧客が提供する画像データの日時情報を利用する画像情報記録システム、画像情報記録方法及び画像表示プログラム並びに情報記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、カメラで撮影した写真をデジタル画像データとして取り扱う顧客が増えている。例えば、デジタルカメラでは、情報記録媒体に記憶された画像データをパソコン等のコンピュータ端末で読み込み、パソコンにインストールされた画像表示用プログラムで再生することにより気軽に写真を閲覧することができる。
【0003】
また、フィルムカメラで撮影した写真をデジタル画像データに変換するサービスも行われており、例えば、ラボ等のフォトサービス店舗やコンビニエンスストア等の注文店舗に撮影したフィルムを持ち込むと、フォトサービス店舗では、フィルムを現像した後、ネガフィルムをスキャナ等で読み取り、読み取った画像データをCD−R等の情報記録媒体に書き込むといったサービスが行われている。その際、ネガフィルムに日時などの情報が記録されている場合には、その日時情報を画像データと対応付けて記録するサービスもある(特開2001−331781号公報)。
【0004】
また、上記デジタルカメラを扱う顧客でも、デジタルカメラで撮影した画像データを記録した情報記録媒体のバックアップをCD−R等の別の情報記憶媒体に行いたいというニーズがあり、このバックアップを注文店舗で代行するようなサービスも行われている。更に、画像データと共に、画像データを表示するためのアプリケーション(画像表示用プログラムやスライドショープログラム)を情報記録媒体に書き込んで顧客に提供するサービスも行われている。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−331781号公報(第5−7頁、第2図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の画像表示用プログラムやスライドショープログラムでは、画像データは単に顧客が選択した順序やファイル名の順序等で表示されるのみであり、1本の写真フィルムから取得した画像データを表示する場合はよいが、例えば、異なる日時に撮影された複数の写真フィルムから取得した画像データをまとめて表示する場合などは、各々の画像データの撮影日時が考慮されずに表示されるため、スライドショーとしてまとまりのないものになってしまう。
【0007】
特に、互いに関連する複数の写真フィルムから得られた画像データをアルバムとして表示する場合(例えば、卒業アルバム)は、時系列で表示することに意義があるため、単に選択した順番やファイル名等の順番で表示したのでは効果的なスライドショーを実行することができず、顧客は日付を考慮して画像データを選択するという煩雑な作業を行わなければならないという問題がある。
【0008】
また、画像データのスライド表示と共にBGMとして音楽を流すスライドショープログラムの場合、BGMとして流す楽曲は、通常、音楽CDやインターネット配信サービスを利用して顧客自らが用意することになるが、楽曲は顧客の好みで選択される場合が多く、画像データとの一体感が生まれない場合が生じる。また、音楽CDやインターネットで配信される楽曲は現在流行している楽曲が多く、昔の写真フィルムから得られた画像データを再生する場合はBGMとして適した楽曲を選択する自体が困難である。
【0009】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、日時情報を参照して効果的に画像データを表示することができる画像情報記録システム、画像情報記録方法及び画像表示プログラム並びに情報記録媒体を提供することにある。
【0010】
【問題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の画像情報記録システムは、少なくとも、顧客が提供する画像データの中から日時情報を抽出する手段と、前記画像データと、前記日時情報と、コンピュータを、少なくとも、前記日時情報を参照して複数の画像データを並び替える手段、表示手段により前記画像データを基にした画像をスライド表示させる手段として機能させるためのプログラムと、を同一の情報記録媒体に記録する手段とを備えるものである。
【0011】
また、本発明の画像情報記録システムは、少なくとも、顧客が提供する画像データの中から日時情報を抽出する手段と、抽出した前記日時情報に関連する少なくとも一つの楽曲音声データを選択する手段と、前記画像データと、前記日時情報と、前記選択された楽曲音声データと、コンピュータを、少なくとも、前記日時情報を参照して複数の画像データを並び替える手段、表示手段に、前記画像データを基にした画像を前記日時順にスライド表示させ、かつスピーカーに前記スライド表示と同期して選択された前記楽曲音声データを基にした楽曲音声を発声させる手段として機能させるためのプログラムと、を同一の情報記録媒体に記録する手段とを備えるものである。
【0012】
本発明においては、前記並び替え手段では、並び替えを日付順に行う構成とすることができる。
【0013】
また、本発明においては、前記日時情報は、前記画像データのヘッダ情報として、又は、前記画像データとの対応を示す関連付け情報として前記情報記録媒体に記録される構成とすることができ、前記日時情報は、撮影手段を用いて前記画像データの基となる写真を撮影した日時、または、前記画像データの作成日時であることが好ましい。
【0014】
また、本発明においては、前記日時情報抽出手段では、前記画像データが複数の場合に、日時の平均値又は最も頻度の高い日時を日時情報として用いる構成とすることができる。
【0015】
また、本発明においては、前記情報記録媒体の表面又はジャケットに、選択された前記楽曲音声データに関連する情報を印刷する手段を備える構成とすることもできる。
【0016】
また、本発明の画像情報記録方法は、少なくとも、顧客が提供する画像データの中から日時情報を抽出するステップと、前記画像データと、前記日時情報と、コンピュータを、少なくとも、前記日時情報を参照して複数の画像データを並び替える手段、表示手段により前記画像データを基にした画像をスライド表示させる手段として機能させるためのプログラムと、を同一の情報記録媒体に記録するステップとを備えるものである。
【0017】
また、本発明の画像情報記録方法は、少なくとも、顧客が提供する画像データの中から日時情報を抽出するステップと、抽出した前記日時情報に関連する少なくとも一つの楽曲音声データを選択するステップと、前記画像データと、前記日時情報と、前記選択された楽曲音声データと、コンピュータを、少なくとも、前記日時情報を参照して複数の画像データを並び替える手段、表示手段に、前記画像データを基にした画像を前記日時順にスライド表示させ、かつスピーカーに前記スライド表示と同期して選択された前記楽曲音声データを基にした楽曲音声を発声させる手段として機能させるためのプログラムと、を同一の情報記録媒体に記録するステップとを備えるものである。
【0018】
本発明においては、前記画像データが複数の場合に、該画像データをグループに分類し、各々の前記グループに対して少なくとも一つの楽曲音声データを選択する構成とすることができ、前記画像データを、特定の期間(1年単位又は3ヶ月単位)別、又は年中行事別のグループに分類することもできる。
【0019】
また、本発明においては、前記楽曲音声データの選択ステップにおいて、前記顧客の年齢又は性別を加味して楽曲音声データを選択する構成とすることもできる。
【0020】
また、本発明の情報記録媒体は、画像データと、該画像データの基となる写真を撮影した日時、または、前記画像データの作成日時からなる日時情報と、楽曲音声データと、コンピュータを、少なくとも、前記日時情報を参照して、複数の画像データを並び替える手段、表示手段により画像データを基にした画像をスライド表示させ、かつスピーカーにより前記スライド表示と同時に楽曲音声データを基にした楽曲音声を発声させる手段として機能させるプログラムとが記録されているものである。
【0021】
また、本発明の情報記録媒体は、画像データと、該画像データの基となる写真を撮影した日時、または、前記画像データの作成日時からなる日時情報と、該日時情報に関連する少なくとも一つの楽曲音声データと、コンピュータを、少なくとも、前記日時情報を参照して、複数の画像データを並び替える手段、表示手段により画像データを基にした画像をスライド表示させ、かつスピーカーにより前記スライド表示と同時に楽曲音声データを基にした楽曲音声を発声させる手段として機能させるプログラムとが記録されているものである。
【0022】
また、本発明のプログラムは、コンピュータを、少なくとも、画像データのヘッダ情報又は予め作成された画像データと日時情報との対応を示す関連付け情報から、前記画像データの日時情報を抽出する手段、抽出された前記日時情報を参照して、複数の前記画像データを並び替える手段、表示手段に、前記画像データを基にした画像を前記日時順にスライド表示させる手段、として機能させるものである。
【0023】
また、本発明のプログラムは、コンピュータを、少なくとも、画像データのヘッダ情報又は予め作成された画像データと日時情報との対応を示す関連付け情報から、前記画像データの日時情報を抽出する手段、抽出された前記日時情報を参照して、複数の前記画像データを並び替える手段、予め記録された楽曲音声データの中から、前記日時情報に関連する楽曲音声データを選択する手段、表示手段に、前記画像データを基にした画像を前記日時順にスライド表示させ、かつスピーカーに前記スライド表示と同期して選択された前記楽曲音声データを基にした楽曲音声を発声させる手段として機能させるものである。
【0024】
このように、本発明の構成によれば、少なくとも、顧客が提供する画像データと、画像データをスライド表示するプログラムとを情報記録媒体に記録するシステムにおいて、ラボ等のフォトサービス店舗にて、OCR技術を用いて画像データから日時情報を抽出し、この日時情報を画像データのヘッダに書き込んだり、画像データと日時情報との関連付けデータを作成して情報記録媒体に記録し、また、画像表示用プログラムに、日時情報を参照して画像データを並び替える機能を付加することにより、顧客は情報記録媒体に記録された画像データを任意に選択するのみで、日時順に表示される効果的なスライドショーを閲覧することができる。
【0025】
また、画像データと画像表示用プログラムに加えて情報記録媒体に楽曲音声データも記録する場合に、ラボ等のフォトサービス店舗にて、画像データから抽出した日時情報を参照して、該日時に関連する楽曲音声データが自動的に選択されて情報記録媒体に記録されるため、顧客自らが楽曲を選択する手間を省くことができ、画像と楽曲とが一体となって表示されるスライドショーを楽しむことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
従来技術において示したように、従来の画像表示用プログラムやスライドショープログラムは、写真フィルムなどから取得した画像データを顧客が選択した順序又は画像データの名前順のような日付とは関係のない順番で表示するものであった。この場合、表示する画像データが互いに関連性のないものや同時期に撮影されたものである場合には表示の順番は大きな問題とはならないが、例えば、旅行写真のように一定の期間連続して撮影されたものや、卒業アルバムのように複数の写真フィルムを用いてアルバムとして構成する場合は、時系列で表示されることが重要であり、日付が順不同で表示されるとスライドショーとしてまとまりのないものになってしまう。
【0027】
そこで、本発明では、まず、フィルムスキャナ等で読み取った画像データから日時情報を抽出し(第1ステップ)、抽出した日時情報を画像データのヘッダに書き込んだり関連付けデータを作成し、スライドショープログラム等のアプリケーションと共に情報記録媒体に書き込み(第2ステップ)、スライドショープログラムを用いて画像データを表示する際に、日時順に並び替える(第3ステップ)ことを特徴としている。更に、BGM機能付きスライドショープログラムを提供する場合、画像データから抽出した日時情報を参照して、その日時に関連する楽曲を選択して情報記録媒体に書き込む(第4ステップ)ことを特徴としている。
【0028】
上記ステップの中で、写真フィルムから日時情報を抽出する方法としては、例えば、特開2001−331781号公報に記載された方法がある。この公報では、デジタルカメラの場合は被写体の撮影と同時に撮影日時等のデータも併せて記録されるが、いわゆる135タイプのカメラでは日時情報をデータとして記録することができないという課題に対して、スキャナを用いて銀塩ネガフィルムをデジタイズする際に、フィルムの所定の部分をOCR技術を用いて読み取り、テキストデータに変換して日時情報を取得する方法を開示している。
【0029】
また、上記公報には、日時情報の取得に際して、フィルムに日付が書き込まれていない画像や日付の特定が困難な画像と、日付の特定が可能な画像とが混在している場合には、抽出された日付を日付が書き込まれていない又は日付の特定が困難な画像に対する日付として用いたり、フィルムに日付が書き込まれていない画像や日付の特定が困難な画像のみからなる場合には、銀塩フィルムのカートリッジに記載された符号又は記号に基づいて日付を推定し、抽出又は推定した日時情報を画像データを含むファイルのヘッダに格納する方法が記載されている。
【0030】
このような方法を用いることによって、写真フィルムの画像データに日時情報を対応付けることができるが、上記公報には、OCR技術で読み取ったテキストデータから日付を特定する具体的な方法や日時情報を付加した画像データの具体的な利用方法等については記載されていない。
【0031】
そこで、本発明では、OCR技術を用いて日時情報を抽出する手法、抽出した日時情報から日付や時間を特定する手法、日時情報を参照して該日時に関連する楽曲を選択する手法、画像データと関連付け情報とスライドショープログラム等のアプリケーションと必要に応じて楽曲音声データとを情報記録媒体に記録して顧客に提供するシステム及び方法、日時情報を用いて画像データを日付順で表示し、更に日時情報を参照してBGMとして流す楽曲音声データを選択するアプリケーションについて記載する。
【0032】
【実施例】
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【0033】
[実施例1]
まず、本発明の第1の実施例に係る画像情報記録システム、画像情報記録方法及び画像表示プログラム並びに情報記録媒体ついて、図1乃至図6を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施例に係る画像情報記録システムの構成を示す図であり、図2は、画像情報の記録方法の手順を示すフローチャート図である。また、図3及び図4は、スライドショープログラムにより実行される機能及び動作を示す図であり、図5及び図6は、スライドショープログラムで表示される画面の構成例を示す図である。
【0034】
図1に示すように、本実施例の画像情報記録システム1は、画像データを提供する顧客2と、情報記録媒体5の注文と楽曲の指定を行う注文店舗3と、注文店舗3から画像データを受け取って日時情報を抽出し、画像データと楽曲音声データとスライドショープログラムとを組にしてコンピュータで読み取り可能な状態でCD−R等の情報記録媒体5に書き込むラボ4とから構成される。
【0035】
また、ラボ4には、顧客2から提供された未現像ネガフィルム2aを現像する現像手段4aと、現像した写真を読み取ってデジタルデータに変換する読み取り手段4bと、読み取ったデジタルデータから日時情報を抽出する日時情報抽出手段4cと、情報記録媒体5に画像データと日時順に表示する機能を備えたスライドショープログラムと必要に応じて楽曲音声データとを書き込む書き込み手段4dと、楽曲音声データやスライドショープログラムを記憶する記憶手段4eとを備えている。
【0036】
なお、上記各手段は別々に構成されていてもよく、現像手段4aと読み取り手段4b、読み取り手段4bと日時情報抽出手段4c、読み取り手段4bと日時情報抽出手段4cと書き込み手段4d等の2以上の手段が一体的に構成されていてもよい。また、読み取り手段4bで読み取った画像データを基にして、通常のプリントを作成するプリンタを設けてもよい。このプリンタとしては、特に種類を問わず、インクジェットタイプ、電子写真タイプ、銀塩タイプ等種々のものを用いることができる。
【0037】
また、以下では、コンビニエンスストアで情報記録媒体5の注文を行う場合を例にして説明するが、注文店舗3としてはコンビニエンスストアに限らず、顧客2からのフィルムの現像、プリントの依頼を受注する任意の店舗でよく、注文店舗を経由せずにラボ4に直接、情報記録媒体5の注文を行う構成としてもよい。また、スライドショーにおいて画像データと共に再生する楽曲音声データも情報記録媒体5に書き込む構成としているが、本実施例では楽曲音声データは必ずしも必要ではなく、画像データとスライドショープログラムのみを情報記録媒体5に書き込む構成としてもよい。
【0038】
更に、顧客2は画像データを未現像のネガフィルム2aとして提供する場合を主に説明するが、現像済みのネガフィルムやポジフィルム(現像済みでも未現像でも可)、プリントやデジタルカメラで取得した画像データを記録したコンパクトフラッシュ(登録商標)やスマートメディア、メモリースティック(登録商標)、マルチメディアカード、SDメモリーカードなどのメモリーカードやCD−Rなどの情報記録媒体(以下、単に情報記録媒体と称する。)を提供しても良い。
【0039】
上記構成の画像情報記録システム1において、顧客2が未現像ネガフィルム2aを提供してから画像データと楽曲音声データと日時順並び替え機能を備えたスライドショープログラムとが書き込まれた情報記録媒体5を入手するまでの手順について、図2のフローチャート図を参照して説明する。
【0040】
まず、ステップS101において、顧客2はフィルムカメラで撮影した未現像ネガフィルム2aをコンビニエンスストア等の注文店舗3に持ち込む。この未現像ネガフィルム2aに記録されている写真画像は顧客2自らが撮影したものであっても良く、他の顧客が撮影したものでも良い。また、カメラで撮影して取得した写真画像に限らず、インターネット等の通信ネットワークを介して取得した画像データや、画像加工ソフトウェアを使用して顧客2が加工した画像データであっても良い。
【0041】
次に、ステップS102において、顧客2は注文店舗3のカウンター3aで情報記録媒体5の作成依頼を行い、所定の書式の注文票2bに顧客2を特定する情報等の記入を行う。ここで、本実施例では、顧客2が提供した未現像ネガフィルム2aを現像して可視化した現像済みネガフィルム2cからOCR技術を用いて日時情報を抽出するが、写真フィルムのいずれのコマにも日付が写し込まれておらず、日付を推定する情報が全くない場合もあり得る。その場合は、注文票2bの記入を依頼する際に、顧客2に日付の写し込みの有無を確認し、日付が写し込まれていない場合には写真を撮影した日付を注文票2bに記入してもらう構成としてもよい。
【0042】
また、顧客2が未現像ネガフィルム2aを持ち込む場合は、通常、未現像ネガフィルム2aに記録された写真の全てを情報記録媒体5に書き込むことになるが、現像済みのネガフィルムや情報記録媒体を持ち込む場合は、記録された写真の一部のみを用いることもできる。そこで、ステップS103で顧客2が画像データの選択を行う場合は、ステップS104で、現像済みのネガフィルムのコマ番号や情報記録媒体のファイル名等を指定してスライドショーに利用する画像データの選択を行う。
【0043】
次に、ステップS105において、顧客2は、スライドショーのBGMとして流す楽曲音声データを選択するか否かを判断する。本実施例では、楽曲音声データはラボ4の記憶手段4eに記憶されており、楽曲音声データを選択する場合は、注文店舗3のカウンター3aに楽曲音声データに対応する楽曲の一覧を設けておき、ステップS106で、顧客2は一覧の中から所望の楽曲を指定する。なお、楽曲音声データは必ずしも選択する必要はなく、予め定められた楽曲音声データを用いてもよい。また、楽曲音声データはラボ4内に記憶されたものに限らず、予め定められた形式の楽曲音声データを顧客2が持参して提供してもよく、顧客2が自作した楽曲音声データや、顧客2が音楽CD等から取得した楽曲音声データ、インターネット等の通信ネットワークを介して取得した楽曲音声データ等をBGMとして使用することも可能である。
【0044】
そして、ステップS107において、注文店舗3は顧客2が持ち込んだ未現像ネガフィルム2aと楽曲の指定情報(楽曲を選択した場合)と注文票2bとをラボ4に送る。ラボ4では、画像データを未現像ネガフィルム2aとして受け取った場合(ステップS108)は、ステップS109で現像手段4aを用いて現像する。
【0045】
次に、ステップS110において、ネガフィルムをフィルムスキャナ等の読み取り手段4bを用いて画像データに変換するが、本実施例では、読み取った画像データ中に写し込まれた日付や時間等の日時情報をOCR技術を用いて抽出する。例えば、フィルム中の日付や時間等が写し込まれた領域はフィルムの各コマの右下隅や左下隅等大きくは変わらないことから、プリスキャン又は本スキャンで得られたその領域のデジタルデータをOCR技術を用いて処理し、日時情報をテキストデータとして抽出する。
【0046】
なお、日時情報の抽出に際して、プリスキャン時に日時情報が写し込まれた領域のみを詳細にスキャンし、それ以外を粗くスキャンすることにより、スキャンの時間を短縮することができる。また、日時情報の写し込み領域が各々のコマで異なる場合は、プリスキャンで日時情報の写し込み位置を特定し、本スキャンで日時情報を抽出する構成としても良い。
【0047】
上記方法で抽出した日時情報によって日時は特定されるが、カメラが生産、販売される国やカメラの機種等によって日付の記録方式が異なる場合があるので注意が必要である。例えば、年月日の記録方法として、年/月/日の順番、日/月/年の順番、月/日/年の順番があり、いずれの順番で記録されているかを判別する必要がある。その方法としては、例えば、いずれかの数字が00又は32以上であれば”年”と判断でき、13以上31以下であれば”日”又は”年”と判断できる。また、同一のフィルムのコマで一つの数値のみが変化している場合はその数値は”日”と判断でき、連続するコマで28/29/30/31から1に変化していればその数値は”日”、12から1に変化していればその数値は”月”と判断することができる。そして、記録方式が確定したら同一のフィルムに関してはその方式で日付を特定する(ステップS111)。
【0048】
なお、フィルムに日時情報が記録されていない場合や、日時情報が記録されているが写真画像と被って識別できない場合はありえる。この場合は、先願に記載されているように、同一のフィルム内に日時情報が記録されているコマがあればその日時情報を代用したり、フィルムカートリッジに記載されている符号又は記号に基づいて撮影日を推定してもよい。また、写真画像と被って識別できない場合は、単色が連続する領域を抽出し、画像処理技術を用いて数字として認識する構成としてもよい。また、注文店舗3における注文の際に日付の記録方式や日時情報の写し込みの有無、撮影した日付等を注文票2bに記載させる構成としても良い。
【0049】
次に、特定した日時情報と画像データとの対応関係をスライドショープログラムで識別できるようにする。その方法としては、例えば、この日時情報をヘッダ情報として画像データに直接書き込んだり、画像データと日時情報との対応関係を示すデータ、例えば、画像データの名称と該画像データの日時情報の関連付けデータを作成すればよい。
【0050】
なお、デジタルカメラで取得した画像データやexifフォーマットの画像データの場合は、画像データ中に日時情報が書き込まれているため、日時情報の抽出ステップや日時情報の記録ステップは省略してもよいが、ネガフィルムとの整合を図る場合や画像データのフォーマットを変換する場合などは、画像データから一旦日時情報を抽出して関連付けデータを作成したり、新たな画像データのヘッダに書き込む構成としても良い。また、APSフィルムであれば日時情報がネガフィルムの一部に磁気情報として記録されているため、読み取り手段4bではこの磁気情報を読み取って利用すればよい。
【0051】
そして、ステップS112において、指定された楽曲に対応する楽曲音声データとスライドショープログラムとを記憶手段4eから読み出し、画像データと関連付けデータ(又は日時情報が書き込まれた画像データ)と共にコンピュータで読み取り可能な状態でCD−R等の情報記録媒体5に書き込む。なお、上記情報記録媒体5としてはCD−Rに限らず、パソコン等のコンピュータ端末で読み取ることができる媒体であればよく、DVD−RやMO等であってもよいが、多くのパソコンで読み取り可能で価格が安いことからCD−Rが好適である。
【0052】
その後、ステップS113において、ラボ4は画像データと楽曲音声データとスライドショープログラムとを記録した情報記録媒体5と現像済みネガフィルム2cとを注文店舗3に送付し、ステップS114で注文店舗3から顧客2に提供する。
【0053】
そして、上記手順で記録された情報記録媒体5を用いて顧客2は画像データを閲覧することになるが、本実施例では情報記録媒体5に関連付けデータ(又は日時情報が書き込まれた画像データ)が記録されているため、この日時情報を参照してスライド表示の順番を並び替えることができ、スライドショーの表示効果を高めることができる。以下、図3乃至図6を参照して、本実施例のスライドショープログラムの機能、動作について説明する。
【0054】
図3に示すように、本実施例のスライドショープログラムは、コンピュータを、顧客2が提供した複数の画像データを縮小してアルバム状に表示するアルバム表示手段6a、画像データのヘッダ情報又は関連付けデータを参照して画像データを並び替える並び替え手段6b、画像データと楽曲音声データとを同期させてスライド表示するスライドショー表示手段6c、スライドショー条件の設定を行うスライドショー条件設定手段6d、楽曲音声データを分析して画像データの表示タイミングを調整する楽曲音声データ分析手段6eとして機能させることができる。
【0055】
なお、本実施例のスライドショープログラムは、コンピュータをこれらの全ての手段として機能させる必要はなく、少なくとも、並び替え手段6b、スライドショー表示手段6cとして機能させればよく、また、上記以外の公知の手段を付加して機能させる構成としてもよい。
【0056】
上記スライドショープログラムの動作について、図4のフローチャート図及び図5及び図6の画面構成例を参照して説明する。なお、スライドショープログラムは、スライドショーの表示専用のプログラムとすることもできるが、スライドショーの表示に付随して画像の加工や保存、プリント、電子メール、アップロード等の手段としてコンピュータを機能させることもできる。以下の説明では、上記機能を兼ね備えたものとして説明する。
【0057】
まず、ステップS201において、顧客2がパソコン等のコンピュータ端末に本実施例の情報記録媒体5を挿入すると、自動的にアプリケーションが起動し、メニュー画面が表示される。このメニュー画面には、画像データに対して施す処理を明示したスイッチが表示され、ステップS202で「画像加工」、「電子メール」、「プリント」等の処理を選択すると、各々の処理に対応した画面(図示せず)が表示され、各々の処理が実行される(ステップS203)。なお、ここではアプリケーション起動した場合にメニュー画面が表示される構成としているが、情報記録媒体5が挿入されると、後述するスライドショーの設定画面7が表示され、任意のキー又は指定したキーが押された場合や、一通りの再生が終了した場合などにメニュー画面が表示されるようにしてもよい。
【0058】
そして、ステップS202で「スライドショー」を選択すると、図5に示すようなスライドショー設定画面7が表示される。このスライドショー設定画面7には、例えば、未現像ネガフィルム2aに対応する画像データ群8及び各々のコマ画像データ8aが表示される領域と、スライド間隔やスライド切り替え効果等を設定するスライド効果設定領域9と、画像データと共に再生する楽曲音声データを選択するBGM設定領域10と、スライド表示するコマ画像データ8aを表示順に並べた選択画像表示領域11とが表示される。
【0059】
次に、顧客2は、ステップS204において、画像データ群8の中からスライド表示を希望するコマ画像データ8aを選択する。選択の方法としては、コマ画像データ8aを一つ一つ指定する方法と、「全て選択」スイッチをクリックして画像データ群8の全てのコマ画像データ8aを選択する方法とがあり、選択後、「決定」スイッチを押すと、選択されたコマ画像データ8aが選択画像表示領域11に表示される。
【0060】
ここで、従来のスライドショープログラムでは、例えば、選択されたコマ画像データ8aは、一つ一つ指定する場合は指定順に、全てを一括して選択する場合はデータ名称順に表示される。この配列は、関連性の無いコマ画像データ8aをスライド表示する場合はよいが、互いに関連するコマ画像データ8aを表示する場合は撮影した日時順に配列されることが好ましい。そこで、本実施例のスライドショープログラムではコンピュータを並び替え手段6bとして機能させ、コマ画像データ8aのヘッダに記録された日時情報やコマ画像データ8aと日時情報との対応関係を示す関連付けデータを参照して、選択されたコマ画像データ8aを日時順に並べ替えることができるようにしている。
【0061】
具体的には、コマ画像データ8aを選択した後(図では5つのコマ画像データ8aを選択した場合を示しており、コマ画像データ8aの下側には説明のために日時情報を表示している)、日時順並び替えスイッチをクリックすると、ステップS205において、並び替え手段6bにより各々のコマ画像データ8aに対応する日時情報が抽出、比較され、図6に示すように、日付の古い順又は新しい順に(図では日付の古い順)にコマ画像データ8aが並び替えられる。このような並び替え機能を設けることによって、どのような順番でコマ画像データ8aを選択しても日時順で表示させることができ、コマ画像データ8aの選択作業を容易にすることができる。
【0062】
なお、前記したように、コマ画像データ8aに日時情報が写し込まれていない場合や日付の特定ができない場合もあり、この場合、注文票2bに記載された撮影日時を日時情報として利用することになるが、注文票2bに記載した日付が間違っている場合や、写し込んだ日時情報が間違っている場合等もある。そのような場合のために、画像データ群8や選択画像表示領域11のコマ画像データ8aをクリックすると日時情報の修正画面が表示され、修正画面上で日時情報を修正可能にすることもできる。
【0063】
次に、ステップS207において、顧客2はBGM設定領域10を操作してBGMとして演奏する楽曲音声データを選択する。楽曲音声データの選択方法としては、例えば、情報記録媒体5に記録されている楽曲音声データを使用する場合は「CDのBGM」を選択し、他の音楽CDやパソコンに記憶されている楽曲音声データやインターネットを介して楽曲音声データをダウンロードする場合は「他の音楽データ」を選択する。なお、楽曲音声データを設定する前に曲を確認する場合は、「曲だけ聞く」スイッチをクリックすると楽曲を再生することができる。
【0064】
次に、ステップS208において、顧客2は、スライド効果設定領域9を操作してスライド間隔やスライド切り替え効果等のスライド効果を設定する。例えば、スライド表示間隔として一枚一枚のスライドを表示する時間をプルダウンメニューの中から選択したり直接入力し、また、スライド切り替え効果として、プルダウンメニューを用いて、画像データを徐々に表示/消去するフェードイン/フェードアウトや画像データを徐々に拡大/縮小する効果や画面の上下左右から画像データを移動させる効果等の中から所望の効果を選択する。
【0065】
なお、図5のスライド効果設定画面9には表示していないが、スライド効果として上記スライド間隔及びスライド切り替え効果の他に、スライドショーの背景画面を設定したり、表示する画像データの枠に装飾を施すこともできる。また、ステップS204の画像データの選択及びステップS206の並び替えと、ステップS207のBGMの設定と、ステップS208のスライド効果の選択の順序はこの順に限らず、任意の順番で行うことができる。
【0066】
その後、選択画像表示領域11の「スライドショースタート」スイッチをクリックすると、選択したコマ画像データ8aが、顧客2が設定したスライド条件で日時順にスライド表示されると共に顧客2が選択した楽曲音声データがBGMとして流れるスライドショーが実行される。
【0067】
ここで、スライドショーに際し、単に画像データの表示と楽曲音声データの演奏を行うだけでなく、スライドショーの効果を高めるために、画像データの表示タイミングと楽曲音声データの演奏タイミングとに所定の関係を持たせることが好ましい。このような機能を有するスライドショープログラムとしては、本願出願人の先願(特願2002−13789号)において記載されているプログラムが好適である。
【0068】
この先願記載のプログラムは、コンピュータを、楽曲音声データの演奏時間を演算する処理や楽曲音声データのテンポ、フレーズ、音声データ、休止符を抽出する処理、画像データの表示タイミングを設定する処理等を行う楽曲音声データ分析手段6fとして機能させることができるものであり、例えば、楽曲音声データの形式やサイズ、ヘッダ情報等から楽曲音声データの演奏時間を抽出し、その演奏時間を表示する画像データの数で割って1画像データ当たりの表示時間を演算し、楽曲音声データの演奏終了と同時に画像データの表示が終了するようにしたり、複数の楽曲音声データの演奏終了と同時に画像データの表示が終了するようにスライドショーを設定することができる。
【0069】
このように、本実施例のスライドショープログラムは、コンピュータを、少なくとも、選択したコマ画像データ8aを日時順に並び替える手段6b、楽曲をBGMとして日時順にスライド表示する手段6cとして機能させることができ、これにより、互いに関連の深い複数の写真フィルムから得られた画像データを表示させる場合であっても、アルバムとして統一感のある効果的なスライドショーを実行することができる。
【0070】
[実施例2]
次に、本発明の第2の実施例に係る画像情報記録システム、画像情報記録方法及び画像表示プログラム並びに情報記録媒体ついて、図7乃至図13を参照して説明する。図7は、第2の実施例に係る情報記録媒体の記録システムの構成を示す図であり、図8は、情報記録媒体の記録方法の手順を示すフローチャート図である。また、図9及び図10は、本実施例のスライドショープログラムで実行される機能及び動作を示す図であり、図11は、スライドショープログラムで表示される画面の構成例を示す図である。また、図12及び図13は、本実施例の画像情報記録システムの他の構成を示す図である。なお、本実施例は、画像データから抽出した日時情報を基に、画像データと共に再生される楽曲音声データを選択する場合について記載するものである。
【0071】
すなわち、前記した第1の実施例では、注文店舗3で顧客2が選択した楽曲がラボ4で情報記録媒体5に書き込まれ、スライドショーの再生に際してBGMとして画像データと共に再生される構成としたが、顧客2によっては注文店舗3での楽曲の選択が煩雑な場合もある。また、スライド表示する画像データと顧客2が選択した楽曲の雰囲気が一致せず、スライドショーとして画像と楽曲の一体感が生まれない場合がある。
【0072】
そこで、本実施例では、情報記録媒体5に書き込む楽曲音声データの選択やスライドショーにおいて演奏する楽曲音声データの選択を、第1の実施例で示した日時情報を参照して自動的に行うことを特徴とするものである。この楽曲の自動選択は、特に、昔撮影した写真フィルムや、一連の関連性を持った複数の写真フィルムからアルバムを作成する場合等に効果的である。以下、図面を参照して具体的に説明する。
【0073】
図7に示すように、本実施例の画像情報記録システム1は、画像データを提供する顧客2と、情報記録媒体5の注文を行うコンビニエンスストア等の注文店舗3と、注文店舗3から画像データを受け取って日時情報を抽出して画像データに適合する楽曲を選択し、画像データと楽曲音声データとスライドショープログラムとを組にしてコンピュータで読み取り可能な状態でCD−R等の情報記録媒体5に書き込むラボ4とから構成される。
【0074】
また、ラボ4には、顧客2から提供された未現像ネガフィルム2aを現像する現像手段4aと、現像した写真を読み取ってデジタルデータに変換する読み取り手段4bと、フィルムから日時情報を抽出する日時情報抽出手段4cと、抽出した日時情報を参照してその日付に関連する楽曲を選択する楽曲選択手段4fと、情報記録媒体5に画像データと楽曲音声データとスライドショープログラムとを書き込む書き込み手段4dと、楽曲音声データやスライドショープログラムを記憶する記憶手段4eとを備えている。なお、第1の実施例と同様に、これらの手段は別々に構成されていてもよく、2以上の手段が一体的に構成されていてもよく、読み取り手段4bで読み取った画像データを基にして、通常のプリントを作成するプリンタを設けてもよい。
【0075】
上記構成の画像情報記録システム1において、顧客2が未現像ネガフィルム2aを提供してから画像データと楽曲音声データとスライドショープログラムとが書き込まれた情報記録媒体5を入手するまでの手順について、図8のフローチャート図を参照して説明する。
【0076】
まず、第1の実施例と同様に、ステップS301において、顧客2はフィルムカメラで撮影した未現像ネガフィルム2aをコンビニエンスストア等の注文店舗3に持ち込み、ステップS302において、顧客2はカウンター3aで情報記録媒体5の作成依頼を行い、現像済みのネガフィルムのコマ番号や情報記録媒体のファイル名等を指定してスライドショーに利用する画像データの選択を行う(ステップS303、304)。
【0077】
次に、前記した第1の実施例では、顧客2は注文店舗3のカウンター3aに備えた楽曲音声データに対応する楽曲の一覧を参照して所望の楽曲を指定したが、本実施例では楽曲音声データの選択をラボ4で自動的に行うため、注文店舗3では楽曲の指定を行う必要はない。なお、具体的な楽曲の選択はラボ4で行うが、選択される楽曲の大雑把な指定を行う構成としても良い。例えば、楽曲のジャンルとして邦楽、洋楽等を指定したり、アップテンポ、スローテンポの楽曲を希望できるようにしてもよく、その場合は注文票2bに楽曲の指定情報を記入すればよい。
【0078】
そして、ステップS305で注文店舗3は顧客2が持ち込んだ未現像ネガフィルム2aと注文票2bとをラボ4に送り、ラボ4では、画像データを未現像ネガフィルム2aとして受け取った場合(ステップS306)は、ステップS307で現像手段4aを用いて現像する。
【0079】
次に、ステップS308でネガフィルムをフィルムスキャナ等の読み取り手段4bを用いてデジタルデータに変換し、フィルム中に写し込まれた日付や時間等の日時情報をOCR技術を用いてテキストデータとして抽出し、ステップS309で抽出した日時情報から日付を特定し、この日時情報をヘッダ情報として画像データに直接書き込んだり、画像データと日時情報との対応関係を示す関連付けデータを作成する。
【0080】
なお、読み取り手段4bのスキャン方法や日付の特定方法、フィルムに日時情報が記録されていない場合や、日時情報が記録されているが写真画像と被って識別できない場合の処置、デジタルカメラで取得した画像データやexifフォーマットの画像データの取扱、APSフィルムで撮影した場合の取扱等に関しては第1の実施例と同様である。
【0081】
次に、ステップS310において、特定した日時情報を参照してその日付に関連する楽曲音声データの選択を行う。楽曲音声データの選択方法としては、例えば、日付を同定した場合は、その日を基準に当時の流行歌などを検索したり、特定の日付(例えば、クリスマス、正月、卒業/入学時期等)である場合は、その日付に適した楽曲(クリスマスソング、卒業に関連する楽曲等)を選択する。その際、顧客2の性別、当時の年代を加味することにより、より好ましい楽曲を選択することが可能である。また、時間情報を同定した場合は、夕方なら夕方らしい楽曲を選択することが可能である。なお、楽曲の選択方法は上記方法に限定されず、画像データの日時情報と何らかの関連がある楽曲を選択する方法であればよい。
【0082】
また、提供された画像データから抽出された日時情報が、数ヶ月、数年の期間に及ぶ場合は、季節、年代ごとに画像データをグループ化して、そのグループ毎に楽曲を選択する構成とすることもできる。例えば、卒業アルバムの場合は、入学式にふさわしい楽曲から始まって、在学期間はその当時の流行歌、最後に卒業式にふさわしい楽曲で終了する等の構成とすることもできる。
【0083】
なお、楽曲の選択に際して、顧客2が注文票2bにて楽曲のジャンルやテンポ等を指定している場合は、その指定に沿った楽曲を選択する。また、ラボ4で自動的に選択した楽曲が顧客2の好みに合わない場合も考えられるため、選択された楽曲の中からスライドショー再生時に顧客2が選択できるように、ラボ4では複数又は広範に楽曲を選択することが好ましい。
【0084】
その後、選択した楽曲に対応する楽曲音声データとスライドショープログラムと画像データと日時情報関連付けデータとをコンピュータで読み取り可能な状態でCD−R等の情報記録媒体5に書き込み、情報記録媒体5と現像済みネガフィルム2cとを注文店舗3に送付し、注文店舗3から顧客2に提供する(ステップS311〜S313)。
【0085】
このように、情報記録媒体5に記録する楽曲の選択を、画像データから抽出した日時情報を参照してラボ4にて自動的に行うことにより、顧客2は注文の際に楽曲を選択する手間を省くことができ、また、昔の流行歌や幅広いジャンルの中から写真が撮影された時期に関連した楽曲が選択されるため、画像データと楽曲音声データとの一体感を高めることができる。特に、本実施例の情報記録媒体5を昔撮影した写真フィルムを用いて作成したり、一定期間の出来事をまとめたアルバムとして利用する場合に効果的である。
【0086】
上記手順で取得した情報記録媒体5を用いて画像データを閲覧する場合、第1の実施例で示したスライドショープログラムを用いてもよいが、スライドショーの実行に際しても、日時情報を参照して、情報記録媒体5に記録された楽曲の中から選択された画像データに適した楽曲を自動的に選択させることができる。
【0087】
例えば、図9に示すように、スライドショープログラムを、コンピュータを、第1の実施例に示した手段に加えて、日時情報を参照して楽曲音声データを選択する楽曲音声データ選択手段6fとしても機能させる構成とすることもできる。このスライドショープログラムの動作について、図10のフローチャート図及び図11の画面構成例を参照して説明する。
【0088】
第1の実施例と同様に、ステップS401において、顧客2がパソコン等のコンピュータ端末に本実施例の情報記録媒体5を挿入すると、自動的にアプリケーションが起動し、メニュー画面が表示される。そして、ステップ402で、画像データに対して行う処理を選択し、対応するスイッチをクリックすると、各々の処理に対応した画面が表示され、各々の処理が実行される(ステップS403)。
【0089】
そして、ステップS403で「スライドショー」を選択すると、図11に示すようなスライドショー設定画面7が表示される。このスライドショー設定画面7には、例えば、未現像ネガフィルム2aに対応する画像データ群8及び各々のコマ画像データ8aが表示される領域と、スライド間隔やスライド切り替え効果等のスライド効果設定領域9と、画像データと共に再生する楽曲音声データを手動又は自動で選択するBGM設定領域10と、スライド表示するコマ画像データ8aを表示順に並べた選択画像表示領域11とが表示される。
【0090】
次に、ステップS404で顧客2が画像データ群8の中からスライド表示を希望するコマ画像データ8aを選択すると、選択されたコマ画像データ8aが選択画像表示領域11に表示され、ステップS405において、並び替え手段6bにより各々のコマ画像データ8aに対応する日時情報が抽出、比較され、日付の古い順又は新しい順に画像データが並び替えられる。
【0091】
次に、ステップS407において、顧客2はBGM設定領域10を操作してBGMとして演奏する楽曲音声データを選択する。楽曲音声データの選択方法として、第1の実施例で示した「CDのBGM」、「他の音楽データ」の他に、本実施例では、自動的に楽曲を選択する「自動選択」を設け、この自動選択を選ぶと、楽曲音声データ選択手段6fでは、顧客2が選択した画像データの日時情報を収集し、その日時情報を参照して予め情報記録媒体5に書き込んだ楽曲音声データの中から更に適切な楽曲を選択する。
【0092】
すなわち、ラボ4での選択に際しては顧客2が提供した未現像ネガフィルム2a全体の画像データから楽曲が選択されたが、スライド表示のために顧客2が選択したコマ画像データ8aがその一部の場合は、選択された楽曲を更に絞り込んで適切な画曲を選択できるようにする。例えば、画像データが所定の期間に渡って撮影されたものである場合、ラボ4では、その期間の流行歌等を複数選択することになるが、スライド表示に際して顧客2が選択したコマ画像データ8aが図11に示すように特定の期間(図では1995年10/1〜11/3)である場合は、その時期の流行歌を選択することにより、更に画像データと楽曲音声データとの一体感を高めることができる。
【0093】
なお、日時情報を参照して楽曲音声データを選択するために、ラボ4では、情報記録媒体5に楽曲音声データと共に該楽曲音声データの日時情報(例えば、その楽曲が流行した時期、販売された日時等)を記録しておき、楽曲音声データ選択手段6fでは、選択された画像データの日時情報と楽曲音声データの日時情報とを比較し、最も近い日時の楽曲を選択すればよい。
【0094】
以降、第1の実施例と同様に、ステップS408でスライド効果設定領域9を操作してスライド間隔やスライド切り替え効果等のスライド効果を設定し、その後、選択画像表示領域11の「スライドショースタート」スイッチをクリックすると、ステップS403で選択したコマ画像データ8aが、顧客2が設定したスライド条件で日時順にスライド表示されると共に日時情報を参照して選択された楽曲音声データがBGMとして流れるスライドショーが実行される。
【0095】
このようにスライドショープログラムの実行段階においても、画像データの日時情報を参照して画像データに適合した楽曲を自動的に選択することによって、顧客2は楽曲を選択する操作をすることなく、画像データと楽曲音声データとが一体となって表示されるスライドショーを楽しむことができる。
【0096】
なお、第2の実施例では、顧客2は注文店舗3で楽曲の選択を行わない構成としたが、日時情報を参照してラボ4にて自動的に選択される楽曲に加えて、顧客2自身が選択した楽曲も情報記録媒体5に記録する構成としても良い。その場合は、第1の実施例で示したように、注文店舗3内に備えた一覧から選択しても良いが、図12に示すように、注文店舗3内に予め楽曲が記録された情報記録媒体5を陳列する陳列棚3bを設けておき、その中から顧客2の好みの楽曲が記録された情報記録媒体5を選択する構成としたり、図13に示すように、注文店舗3内に楽曲選択端末3cを設置し、端末3cに記憶又は配信される楽曲の中から顧客2の好みの楽曲を選択し、情報記録媒体5に書き込み、ラボ4で更に日時情報を参照して画像データに適した楽曲を書き込む構成としても良い。
【0097】
また、第2の実施例では、画像データから抽出した日時情報を参照して楽曲音声データを選択する構成を示したが、更に、選択した楽曲音声データに関連する情報(例えば、この楽曲が販売された当時のジャケットのデザイン等)を情報記録媒体5の表面やジャケットに印刷する構成とすることもできる。このような印刷を施すことにより、情報記録媒体5自体の価値を高めることができる。
【0098】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像情報記録システム、画像情報記録方法及び画像表示プログラム並びに情報記録媒体によれば下記記載の効果を奏する。
【0099】
本発明の第1の効果は、画像データを日時順に並び替えてスライド表示することができるということである。
【0100】
その理由は、ラボ等のフォトサービス店舗で、現像したネガフィルムを読み取る際に、OCR技術を用いて各コマに写し込まれた日時情報をテキストデータとして抽出して情報記録媒体に記録し、スライドショープログラムではこの日時情報を参照して画像データを並び替えてスライド表示するからである。
【0101】
また、本発明の第2の効果は、顧客は写真フィルムを提供するのみで、画像データと該画像データに適合した楽曲音声データとスライドショープログラムとが記録された情報記録媒体を入手でき、画像と楽曲とが一体となったスライドショーを楽しむことができるということである。
【0102】
その理由は、ラボ等のフォトサービス店舗で、OCR技術を用いて抽出した日時情報を参照して、その日付に関連する楽曲(例えば、その当時に流行していた楽曲や特定の日付に対応する楽曲)が自動的に選択され、情報記録媒体に記録されるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る画像情報記録システムの構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る情報記録媒体記録方法の手順を示すスローチャート図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係るスライドショープログラムで実行される機能を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施例に係るスライドショープログラムの動作を示すフローチャート図である。
【図5】本発明の第1の実施例に係るスライドショープログラムで表示される画面の構成例を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施例に係るスライドショープログラムで表示される画面の構成例を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施例に係る画像情報記録システムの構成を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施例に係る情報記録媒体記録方法の手順を示すスローチャート図である。
【図9】本発明の第2の実施例に係るスライドショープログラムで実行される機能を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施例に係るスライドショープログラムの動作を示すフローチャート図である。
【図11】本発明の第2の実施例に係るスライドショープログラムで表示される画面の構成例を示す図である。
【図12】本発明の第2の実施例に係る画像情報記録システムの他の構成を示す図である。
【図13】本発明の第2の実施例に係る画像情報記録システムの他の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 画像情報記録システム
2 顧客
2a 未現像ネガフィルム
2b 注文票
2c 現像済みネガフィルム
3 注文店舗
3a カウンタ
3b 陳列棚
3c 楽曲選択端末
4 ラボ
4a 現像手段
4b 読み取り手段
4c 日時情報抽出手段
4d 書き込み手段
4e 記憶手段
4f 楽曲選択手段
5 情報記録媒体
6a アルバム表示手段
6b 並び替え手段
6c スライドショー表示手段
6d スライドショー条件設定手段
6e 楽曲音声データ分析手段
6f 楽曲音声データ選択手段
7 スライドショー設定画面
8 画像データ群
8a コマ画像データ
9 スライド効果設定領域
10 BGM設定領域
11 選択画像表示領域
Claims (26)
- 顧客が提供する画像データの中から日時情報を抽出する手段と、前記画像データと、前記日時情報と、コンピュータを、少なくとも、前記日時情報を参照して複数の画像データを並び替える手段、表示手段により前記画像データを基にした画像をスライド表示させる手段として機能させるためのプログラムと、を同一の情報記録媒体に記録する手段とを備えることを特徴とする画像情報記録システム。
- 顧客が提供する画像データの中から日時情報を抽出する手段と、抽出した前記日時情報に関連する少なくとも一つの楽曲音声データを選択する手段と、前記画像データと、前記日時情報と、前記選択された楽曲音声データと、コンピュータを、少なくとも、前記日時情報を参照して複数の画像データを並び替える手段、表示手段に、前記画像データを基にした画像を前記日時順にスライド表示させ、かつスピーカーに前記スライド表示と同期して選択された前記楽曲音声データを基にした楽曲音声を発声させる手段として機能させるためのプログラムと、を同一の情報記録媒体に記録する手段とを備えることを特徴とする画像情報記録システム。
- 前記並び替え手段では、並び替えを日付順に行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像情報記録システム。
- 前記日時情報は、前記画像データのヘッダ情報として、又は、前記画像データとの対応を示す関連付け情報として前記情報記録媒体に記録されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の画像情報記録システム。
- 前記日時情報は、撮影手段を用いて前記画像データの基となる写真を撮影した日時、または、前記画像データの作成日時であることを特徴とする請求項4記載の画像情報記録システム。
- 前記日時情報抽出手段では、前記画像データが複数の場合に、日時の平均値又は最も頻度の高い日時を日時情報として用いることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載の画像情報記録システム。
- 前記情報記録媒体の表面又はジャケットに、選択された前記楽曲音声データに関連する情報を印刷する手段を備えることを特徴とする請求項2乃至6のいずれか一に記載の画像情報記録システム。
- 少なくとも、顧客が提供する画像データの中から日時情報を抽出するステップと、前記画像データと、前記日時情報と、コンピュータを、少なくとも、前記日時情報を参照して複数の画像データを並び替える手段、表示手段により前記画像データを基にした画像をスライド表示させる手段として機能させるためのプログラムと、を同一の情報記録媒体に記録するステップとを備えることを特徴とする画像情報記録方法。
- 少なくとも、顧客が提供する画像データの中から日時情報を抽出するステップと、抽出した前記日時情報に関連する少なくとも一つの楽曲音声データを選択するステップと、前記画像データと、前記日時情報と、前記選択された楽曲音声データと、コンピュータを、少なくとも、前記日時情報を参照して複数の画像データを並び替える手段、表示手段に、前記画像データを基にした画像を前記日時順にスライド表示させ、かつスピーカーに前記スライド表示と同期して選択された前記楽曲音声データを基にした楽曲音声を発声させる手段として機能させるためのプログラムと、を同一の情報記録媒体に記録するステップとを備えることを特徴とする画像情報記録方法。
- 前記並び替え手段では、並び替えを日付順に行うことを特徴とする請求項8又は9に記載の画像情報記録方法。
- 前記日時情報を、前記画像データのヘッダ情報として、又は、前記画像データとの対応を示す関連付け情報として前記情報記録媒体に記録することを特徴とする請求項8乃至10のいずれか一に記載の画像情報記録方法。
- 前記画像データの日時情報は、撮影手段を用いて前記画像データの基となる写真を撮影した日時、または、前記画像データの作成日時であることを特徴とする請求項11記載の画像情報記録方法。
- 前記画像データが複数の場合に、日時の平均値又は最も頻度の高い日時を日時情報とすることを特徴とする請求項8乃至12のいずれか一に記載の画像情報記録方法。
- 前記画像データが複数の場合に、該画像データをグループに分類し、各々の前記グループに対して少なくとも一つの楽曲音声データを選択することを特徴とする請求項9乃至13のいずれか一に記載の画像情報記録方法。
- 前記画像データを、特定の期間別、又は年中行事別のグループに分類することを特徴とする請求項14記載の画像情報記録方法。
- 前記特定の期間とは、1年単位又は3ヶ月単位であることを特徴とする請求項15記載の画像情報記録方法。
- 前記楽曲音声データの選択ステップにおいて、前記顧客の年齢又は性別を加味して楽曲音声データを選択することを特徴とする請求項9乃至16のいずれか一に記載の画像情報記録方法。
- 前記情報記録媒体の表面又はジャケットに、選択された前記楽曲音声データに関連する情報を印刷するステップを備えることを特徴とする請求項9乃至17のいずれか一に記載の画像情報記録方法。
- 画像データと、該画像データの基となる写真を撮影した日時、または、前記画像データの作成日時からなる日時情報と、楽曲音声データと、コンピュータを、少なくとも、前記日時情報を参照して、複数の画像データを日時順に並び替える手段、表示手段により画像データを基にした画像をスライド表示させ、かつスピーカーにより前記スライド表示と同時に楽曲音声データを基にした楽曲音声を発声させる手段として機能させるプログラムとが記録されていることを特徴とする情報記録媒体。
- 画像データと、該画像データの基となる写真を撮影した日時、または、前記画像データの作成日時からなる日時情報と、該日時情報に関連する少なくとも一つの楽曲音声データと、コンピュータを、少なくとも、前記日時情報を参照して、複数の画像データを日時順に並び替える手段、表示手段により画像データを基にした画像をスライド表示させ、かつスピーカーにより前記スライド表示と同時に楽曲音声データを基にした楽曲音声を発声させる手段として機能させるプログラムとが記録されていることを特徴とする情報記録媒体。
- 前記並び替え手段では、並び替えを日付順に行うことを特徴とする請求項19又は20に記載の情報記録媒体。
- 前記日時情報は、前記画像データのヘッダ情報として、又は、前記画像データとの対応を示す関連付け情報として記録されることを特徴とする請求項19乃至21のいずれか一に記載の情報記録媒体。
- 前記情報記録媒体の表面又はジャケットに、選択された前記楽曲音声データに関連する情報が印刷されていることを特徴とする請求項19乃至22のいずれか一に記載の情報記録媒体。
- コンピュータを、少なくとも、
画像データのヘッダ情報又は予め作成された画像データと日時情報との対応を示す関連付け情報から、前記画像データの日時情報を抽出する手段、
抽出された前記日時情報を参照して、複数の前記画像データを日時順に並び替える手段、
表示手段に、前記画像データを基にした画像を前記日時順にスライド表示させる手段、として機能させることを特徴とするプログラム。 - コンピュータを、少なくとも、
画像データのヘッダ情報又は予め作成された画像データと日時情報との対応を示す関連付け情報から、前記画像データの日時情報を抽出する手段、
抽出された前記日時情報を参照して、複数の前記画像データを日時順に並び替える手段、
予め記録された楽曲音声データの中から、前記日時情報に関連する楽曲音声データを選択する手段、
表示手段に、前記画像データを基にした画像を前記日時順にスライド表示させ、かつスピーカーに前記スライド表示と同期して選択された前記楽曲音声データを基にした楽曲音声を発声させる手段として機能させるためのプログラム。 - 前記並び替え手段では、並び替えを日付順に行うことを特徴とする請求項24又は25に記載のプログラム。
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