JP2004104311A - 通信装置 - Google Patents

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JP2004104311A
JP2004104311A JP2002261210A JP2002261210A JP2004104311A JP 2004104311 A JP2004104311 A JP 2004104311A JP 2002261210 A JP2002261210 A JP 2002261210A JP 2002261210 A JP2002261210 A JP 2002261210A JP 2004104311 A JP2004104311 A JP 2004104311A
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Hiroyuki Shimada
島田 浩幸
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Abstract

【課題】簡単な構成で通信に影響を与えることなく回線との接続が正常であるか否かが出きるようにする。
【解決手段】制御回路3が、電圧検出部23で検出した回線電圧値に基づき、回線と回線側コネクタ端子とが正常に接続されているか否かを判断する。例えば、日本国内では48Vの回線電圧が検出された場合には、回線と回線側コネクタ端子とは適正にモジュラージャックで接続されているが、この電圧が検出されない場合にはモジュラージャックが断線したり、抜けていたりして接続が異常であると判断する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シリコン半導体等の半導体製のディジタルアクセスアライメント(Digital Access Arrangement:以下、シリコンDAAと記載する)により形成された回線側回路とシステム側回路とを備え、回線が回線側回路に適正に接続されているか否かを判断できるようにした通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ファクシミリ装置や電話機等の通信装置は、公衆電話交換網(PSTN:以下回線と記載する)とモジュラーコネクタ端子を介して接続されて利用される。より具体的には、通信装置の網制御動作を行う網制御部(NCU:Network Contorol Unit)と回線とがモジュラーケーブルにより接続されている。
【0003】
このような事情は、このNCUを半導体チップ化してなるシリコンDAA(Digital Access Arrangement)を用いる場合においても同様で、インターフェースにモジュラーケーブルが接続されるようになっている。
【0004】
しかしながら、通信装置の移設の際にモジュラーケーブルの装着を忘れたりやたり、モジュラーケーブルに過度の負荷がかかったりしてモジュラーケーブルが抜けたり、断線したり等して適正に接続できていない場合がある。
【0005】
ところが、このような障害は通信装置のトラブルではないため、エラー表示等の警告がされず、オペレータはかかる障害が発生していることを気付くことが困難である。
【0006】
例えば、近年のファクシミリ装置には省エネを図るために、所定の条件で受信等の待機状態になる機能が設けられている(以下、省エネ機能という)。そして、呼出信号を検出したり、ハンドセットがオフフックされたりと予め設定された条件が満たされると、省エネ機能から復帰するように構成されている。
【0007】
このような構成でモジュラージャックが正しく接続されていないような場合には、呼出信号は検出されないため省エネ機能から復帰することができず、またオペレータもそのことを知ることが困難である。
【0008】
また、回線の有効利用のために、回線をリレーなどのスイッチ回路を用いて電話機とファクシミリ装置とを接続するケースが多々ある。
【0009】
この場合ファクシミリ装置と回線とを接続するコネクタ端子が、電話機とファクシミリ装置とを接続するコネクタ端子と同じ形状であることが多く、そのため回線と電話機を逆に接続してしまうケースがある。
【0010】
しかし、回線と電話機とを逆に接続してしまったときでも、電話機はNCUやシリコンDAAなどの内部回路を経由して回線と接続されているため問題なく使用できてしまうが、ファクシミリ通信をする場合にはスイッチ回路を用いて電話機を回線から切り離してしまう処理を行うため、誤って接続されているファクシミリ装置は回線と接続されなくなって通信ができなくなってしまう。従って、ユーザは、この時初めて接続の誤りに気付くことになる。
【0011】
このような観点から、電話回線接続用の回線端子と、電話機接続用の電話端子と、通信動作実行中にその電話端子に一定電圧を印加する電圧印加手段と、その電圧印加手段から流れる電流の有無により電話機のフック状態を判別するフック状態判別手段とを備え、接続される上記電話回線を介してデータ伝送を行なうデータ伝送装置において、データ伝送を開始する際に上記電話端子に外部から電圧が印加されていないかどうか検知する検知手段と、上記電話端子に電圧が印加されてない場合にはデータ伝送および上記電圧印加手段による上記電話端子への電圧印加を開始する動作開始手段と、上記電話端子に電圧が印加されている場合には接続異常である旨の警報を出力する警報手段とを備えた発明が提案されている(特許文献1を参照)。
【0012】
また、複数の端末が回線に接続されている場合に、ある端末が通信中に通信接続状態を監視して他端末の制御を行う発明が提案されている(特許文献2,3を参照)。
【0013】
回線電圧の有無を電流を検知することにより判断できる構成が提案されている(特許文献4を参照)

【0014】
【特許文献1】
特開平4−196742号公報
【特許文献2】
特開平07−193657号公報
【特許文献3】
特表2000−513186号公報
【特許文献4】
特許第02856896号公報
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許公報1に係る構成では、回線電圧を利用した電流を検知するための付属回路が必要となり、かつ、この回路は通常の通信には必要のないものであるためコストアップとなる問題がある。
【0016】
また、特許公報2,3に係る発明においては、複数の端末が回線に接続されている場合に、ある端末が通信中に通信接続状態を監視して他端末の制御を行う構成が開示されている。しかし、かかる構成は回線接続が正常に行われている場合にのみ有効であり、モジュラーケーブルを間違って接続されていることを検出することができない問題がある。
【0017】
また、シリコンシリコンDAAはCaller ID(Calling Number Identification)の検出を目的とする周知技術であるオンフック時の電圧検知機能を有するため既存回路で回線の接続状態を監視できるが、特許公報4にかかる発明では、回線電圧を利用した電流を検知するための付属回路が必要となり、かつ、この回路は通常の通信には必要のないものであるためコストアップとなる問題がある。
【0018】
さらに、特許公報4の発明では通信を開始する際に接続異常の検出を行うため、機器の設置時点での確認ができない問題がある。
【0019】
無論、ファクシミリ装置のオフフックボタンなどにより回線と正しく接続されているかを確認する方法も考えられるが、これはオペレータがマニュアルで実施しなければならず手間となると共に、かかる処理は通信規格で定められる「通信を目的とする以外での回線の占有を禁止する」項に違反することとなる。
【0020】
そこで、本発明は、簡単な構成で通信に影響を与えることなく回線との接続が正常であるか否かが出きるようにした通信装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1にかかる発明は、モジュラーケーブルにより公衆電話交換網の回線と接続される回線側コネクタ端子が接続可能に設けられると共に、回線電圧を検出する電圧検知部を備えて網制御を行う半導体製のディジタルアクセスアライメントにより形成された回線側回路と、該回線側回路と絶縁素子により接続されると共に回線を介して送受信するデータを所定のデータ形式にする変復調回路と接続された半導体製のディジタルアクセスアライメントにより形成されたシステム側回路と、回線側回路、システム側回路、変復調回路をそれぞれ制御する制御回路とを備えた通信装置において、制御回路が、電圧検出部で検出した回線電圧値に基づき、回線と回線側コネクタ端子とが正常に接続されているか否かを判断するようにして、簡単な構成で通信に影響を与えることなく回線との接続が正常であるか否かが出きるようにしたことを特徴とする。
【0022】
請求項2にかかる発明は、通信装置が、所定時間受信待ち状態である等の予め設定された省エネ状態移行要件が満たされた場合に、消費電力が抑制された省エネ状態に移行する省エネ機能を有し、かつ、制御回路が、省エネ状態にあるときに着信等の通常状態に復帰するための通常状態移行要件が成立した場合に、これを検出して当該制御回路を省エネ状態から通常状態に復帰させる低消費電力動作制御部を備え、システム側回路が、省エネ状態でも回線電圧を検出できる低消費電圧動作インターフェース部を備えて、省エネ状態のときは、低消費電力動作制御部が低消費電圧動作インターフェース部を介して電圧検出部で検出した回線電圧値取得し、この回線電圧値に基づき、回線と回線側コネクタ端子とが正常に接続されているか否かを判断するようにして、簡単な構成で、省エネ状態でも通信に影響を与えることなく回線との接続が正常であるか否かが出きるようにしたことを特徴とする。
【0023】
請求項3にかかる発明は、回線側回路と接続された回線側コネクタ端子と並列に、外付電話が接続される外付電話側コネクタ端子がスイッチ回路を介して接続され、かつ、該スイッチ回路のコモン端子が外付電話側コネクタ端子に接続され、通常状態として一方の接点端子が回線側コネクタ端子に接続され、他方の接点端子が開放されて、制御回路により接点切替が可能に設けられて、制御回路が回線電圧を検出した際に、スイッチ回路を切替えても回線電圧が検出できるか否かを判断することにより、回線が回線側コネクタ端子に接続されているか否かを判断できるようにして、簡単な構成で、省エネ状態でも通信に影響を与えることなく回線との接続が正常であるか否かが出きるようにしたことを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態を図を参照して説明する。図1は、本実施の形態の説明に適用される通信装置としてファクシミリ装置を考えたときの回線側の要部構成を示す図で、回線と接続される回線側回路11、画情報の変復調を行うDSP2と接続されたシステム側回路12等を有している。
【0025】
この回線側回路11とシステム側回路12とはシリコンDAAによりなり、絶縁素子13を介して接続されている。
【0026】
回線側回路11は、回線と接続されて網制御動作を行う。また、システム側回路12は、画情報の変復調を行うDSP2とのインターフェース機能及びこれらの制御を行う制御回路3とのインターフェース機能を持っている。
【0027】
また、回線側回路11は、呼出信号を検出する呼出信号検出部21やオフフック時の直流電流を検出する直流電流検出部22、更にCaller ID信号を検出することを目的とするオンフック時の電圧監視が可能な電圧検出部23等を備えている。
【0028】
また、回線側回路11には、送受信する各種情報や画情報をシステム側回路12に送受信するためにA/D変換及びD/A変換を行うCODEC26が設けられ、このCODEC26が絶縁素子13と接続されている。
【0029】
さらに、回線側回路11の周辺回路として、各国の呼出信号に対する規格に合う呼出信号検出基準値を決定する終端抵抗等からなる呼出信号回路4、オフフック時に回線を閉結させるための直流回路5、この直流回路5の電流方向を一定にする整流回路6、回線との接続のために必要な回線側コネクタ端子7を備えている。
【0030】
なお、サージ保護回路等の本発明に直接影響しない構成については図示省略している。
【0031】
そして、電源投入時や通常待機時において制御回路3は、電圧検出部23で検出した回線電圧を絶縁素子13及びシステム側回路12を介して定期的に取得する。
【0032】
回線と回線側コネクタ端子7とがモジュラーケーブルで正常に接続されている場合には、回線には約48V(日本の場合)が印加されているので、この電圧が検出されて接続が正常であることが判断できる。
【0033】
一方、回線と回線側コネクタ端子7とを接続するモジュラーケーブルが断線している時、モジュラ抜けが発生している時等のモジュラーケーブルにより適正に接続されていないときは、電圧検出部23は回線電圧を検出することができないため(略0Vの電圧を検出している状態)、制御回路3は接続異常が発生していることを判断することができる。
【0034】
図2は、かかる判断手順を示すフローチャートで、先ず通信装置の電源が投入されると回線電圧を取得し(ステップSA1)、その値が所定値(例えば、48V)であるか否かを判断する(ステップSA2)。
【0035】
回線電圧が所定値の場合には、回線は正常に接続されていると判断でき(ステップSA3)、次の回線電圧確認時間まで時間待ちを行う(ステップSA4)。
【0036】
一方、回線電圧が所定値でない場合には、回線接続は異常であると判断し(ステップSA5)、その旨を操作部27におけるエラー表示LED27、LCD31、ブザー回路28等によりエラー通知する(ステップSA6)。
【0037】
このように回線電圧を検出して、これに基づき回線が正常に接続されているか否かを判断するので、簡単な構成で通信に影響を与えることなく回線との接続が正常であるか否かが出きるようになり、信頼性や利便性が向上する。
【0038】
次に、本発明の第2の実施の形態を図を参照して説明する。なお、上述した第1の実施の形態と同一構成に関しては同一符号を用い説明を適宜省略する。
【0039】
図3は、
本実施の形態の説明に適用される通信装置としてファクシミリ装置を考えたときの回線側の要部構成を示す図で、図1に示す構成図に対して低消費電力動作制御部25及び低消費電力動作インターフェース部24を追設した点が異なっている。
【0040】
この低消費電力動作制御部25は、制御回路3に設けられて省エネ待機状態においては低消費電力モードで動作し、省エネ状態で復帰要因となる呼出信号検出やオフフック検出、さらにオンフック時の回線電圧監視機能を行うようになっている。
【0041】
なお、省エネ状態は、通信状態が通常状態から移行した状態で、通信装置が所定時間受信待ち状態である等の予め設定された省エネ状態移行要件が満たされた場合に、着信等の通常状態に復帰するための通常状態移行要件を検出するのに必要な構成要素以外の電力供給を停止又は抑制して電力消費を削減するようにするものである。
【0042】
そして、通常状態復帰要件を検出した場合には、制御回路3やDSP2等にリセット信号を送出して通常待機状態に復帰させる働きをする。
【0043】
また、低消費電力動作インターフェース部24は、システム側回路12に設けられて、低消費電力にて回線側回路11と低消費電力動作制御部25とのインターフェースを行っている。
【0044】
このような構成で、予め設定された時間だけ送受信動作が行われない等の省エネ移行要件が満たされると、低消費電力動作制御部25、低消費電力動作インターフェース部24、回線側回路11等の省エネ状態で動作させる構成要素以外の構成要素への電力供給を停止又は抑制して省エネ待機状態に移行する。
【0045】
但し、回線側回路11は、極給電となるため省エネ待機状態でも通常通りに動作している。
【0046】
これにより、省エネ待機時においても定期的に低消費電力動作制御部25が電圧検出部23からの回線電圧を監視できるようになる。
【0047】
そして、このような省エネ待機時において低消費電力動作制御部25が回線電圧を検出しなくなった場合には(略0Vの電圧を検出する状態になった場合)、これを省エネ復帰要因とし低消費電力動作制御部25からリセット信号が出力されて制御回路3等が通常待機状態に復帰する。
【0048】
従って、省エネ状態でモジュラーケーブルが抜ける等して回線異常が発生すると回線電圧が検出されなくなるため、これを通常状態復帰要因として復帰し、回線異常を通知できるようになる。
【0049】
かかる処理手順を図4に示すフローチャートに従い説明する。先ず、通信装置の電源が投入されると、回線電圧の取得を行い(ステップSB1)、この回線電圧が所定値(例えば、48V)であるか否かを判断する(ステップSB2)。
【0050】
この結果、回線電圧が所定電圧の場合には、回線は正常に接続されているとして(ステップSB3)、現在省エネ状態であるか否かを判断する(ステップSB4)。
【0051】
省エネ状態の場合には、次の回線電圧検出時間まで時間待ちを行い(ステップSB7)、ステップSB1に戻るが、省エネ状態でない場合には省エネ移行時間が経過したか否かを判断する(ステップSB5)。
【0052】
省エネ移行時間の経過したか否かとは、省エネ移行要件が成立したか否かを意味し、この省エネ移行要件が成立した場合には省エネ状態に移行し(ステップSB6)、次の回線電圧検出時間まで時間待ちを行う(ステップSB7)。
【0053】
一方、ステップSB5で、省エネ移行要件が成立していない場合には、次に行う回線電圧の確認時間になっているか否かの判断を行う(ステップSB8)。
【0054】
ステップSB8において、次に行う回線電圧の確認時間待ちを行うが、その間に省エネ移行要件が成立する場合もあるので、当該要件の確認時間待ちの間はステップSB5に戻り、この確認が得られるとステップSB1に戻る。
【0055】
一方、ステップSB2で回線電圧が所定値(例えば、48V)でないと判断した場合には、現在省エネ状態であるか否かを判断し(ステップSB9)、省エネ状態でない場合には回線が正常に接続されていないと判断して(ステップSB12)、操作部27におけるエラー表示LED27、LCD31、ブザー回路28等によりエラー通知する(ステップSB13)。
【0056】
また、省エネ状態の場合には、低消費電力動作制御部25からリセット信号を出力して通常状態に復帰させ(ステップSB10、ステップSB11)、省エネ状態でない場合には回線が正常に接続されていないと判断して(ステップSB12)、操作部27におけるエラー表示LED27、LCD31、ブザー回路28等によりエラー通知する(ステップSB13)。
【0057】
以上により、省エネ状態であっても回線接続に異常がある場合には、通常状態復帰させてその旨を警報するため、省エネ状態であるか否かを問わず回線状態の異常を監視することが可能になり信頼性が向上する。
【0058】
次に、本発明の第3の実施の形態を図を参照して説明する。なお、上述した第1及び第2の実施の形態と同一構成に関しては同一符号を用い説明を適宜省略する。
【0059】
図5は、本実施の形態の説明に適用される通信装置としてファクシミリ装置を考えたときの回線側の要部構成を示す図である。
【0060】
これまで説明した各実施の形態においては、外付電話については言及していなかった。従って、回線と回線側コネクタ端子7との接続状態を監視することになる。
【0061】
しかし、通信装置に外付電話が接続可能な場合には、外付電話が接続される外付電話側コネクタ端子と回線とが接続されても、回線電圧が検出されてしまい、ファクシミリ送信等を行う際に外付電話を回線から切離してしまうと、当該ファクシミリ送信等が行えなくなる問題がある。
【0062】
そこで、本実施の形態では、かかる不都合を防止して適正に接続されているか否かが判断できるようにしたものである。
【0063】
このため図3に示す構成図に対して、図5に示す構成では外付電話側コネクタ端子8や外付電話を回線から切離すことが出きるようにするスイッチ回路9を追設した点が異なっている。
【0064】
このスイッチ回路9のコモン端子c1,c2には、外付電話側コネクタ端子8が接続され、その接点a1,a2は回線側コネクタ端子7から回線側回路11に入力するラインに接続され、また接点b1,b2はオープン状態となっている。
【0065】
そして、このスイッチ回路9は低消費電力動作制御部25により制御されて、通常状態でコモン端子c1,c2が接点a1,a2と接続されている。
【0066】
このような構成で、回線側コネクタ端子7又は外付電話側コネクタ端子8と回線とがモジュラーケーブルにより接続されていると、制御回路3は適正な値の回線電圧を検出するので、少なくとも回線との接続状態にあることが判断できる。
【0067】
そこで、制御回路3は、スイッチ回路9を接点b1,b2側に切り替える。
【0068】
このとき、モジュラーケーブルにより回線が回線側コネクタ端子7に正しく接続されている場合には、スイッチ回路9の切替えに関わらず回線電圧を検出するが、回線が外付電話側コネクタ端子8に接続されている場合には、スイッチ回路9を切替えることにより回線電圧が検出できなくなる。
【0069】
このように、スイッチ回路9の切替により回線電圧が検出されなくなった場合には、制御回路3はモジュラーケーブルにより回線と回線側コネクタ端子7とが接続されいると判断できるようになる。
【0070】
なお、このような接続の状態検出は、先に説明した第2の実施の形態におけるように電源起動時、通常待機時、省エネ待機時のいずれにおいても可能である。
【0071】
かかる処理手順を図6に示すフローチャートに従い説明する。先ず、通信装置の電源が投入されたりモジュラーケーブルが接続されたりすると(ステップSC1)、回線電圧を検出する(ステップSC2)。
【0072】
このとき、回線電圧が検出されない場合は、制御回路3は図6のフローチャートには示されていないが先の実施の形態において説明したように、接続異常と判断してその旨を通知する。
【0073】
また、所定値の回線電圧が検出されると、制御回路3はモジュラーケーブルにより回線と接続されていても、その接続先が回線側コネクタ端子7なのか外付電話側コネクタ端子8なのかまでは判断できない。そこで、接続先のコネクタ端子を判断するためにスイッチ回路9を切替える。
【0074】
このスイッチ回路9の切替により、コモン端子c1,c2は接点a1,a2から接点b1,b2に接続するようになるが、接点b1,b2はオープン端子となっているので外付電話側コネクタ端子8に回線が接続されている場合には、回線電圧を検出できなくなる。
【0075】
このような観点からステップSC4で回線電圧の検出を行い、回線電圧が正常に検出された場合には、回線と回線側コネクタ端子7とがモジュラーケーブルにより接続された正常な状態であると判断し(ステップSC5)、所定の回線電圧が検出されなかった場合には接続異常と判断してステップSC12に進む。
【0076】
回線接続が正常であると判断された場合には、スイッチ回路9を再度切替えて通常状態に戻しコモン端子c1,c2を接点a1,a2に接続させ(ステップSC6)、現在省エネ状態であるか否かを判断する(ステップSC7)。
【0077】
省エネ状態の場合には、所定時間の待機時間の経過を待ち(ステップSC10)、ステップSB2に戻るが、省エネ状態でない場合には省エネ移行時間が経過したか否かを判断する(ステップSC8)。
【0078】
省エネ移行時間の経過したか否かとは、省エネ移行要件が成立したか否かを意味し、この省エネ移行要件が成立した場合には省エネ状態に移行し(ステップSC9)、次に行う回線電圧の確認時間になっているか否かの判断を行う(ステップSC10)。
【0079】
一方、省エネ移行要件が成立していない場合には、次に行う回線電圧の確認時間になっているか否かの判断を行う(ステップSC11)。
【0080】
ステップSC11において、次に行う回線電圧の確認時間待ちを行うが、その間に省エネ移行要件が成立する場合もあるので、当該確認時間待ちの間はステップSC8に戻り、この確認が得られるとステップSC2に戻る。
【0081】
一方、ステップSC4で回線電圧が所定値(例えば、48V)でないと判断した場合には、現在省エネ状態であるか否かを判断し(ステップSC12)、省エネ状態でない場合には回線が接続異常と判断し(ステップSC15)、スイッチ回路9を再度切替えて通常状態に戻しコモン端子c1,c2を接点a1,a2に接続させ(ステップSC16)、操作部27におけるエラー表示LED27、LCD31、ブザー回路28等によりエラー通知する(ステップSC17)。
【0082】
また、省エネ状態の場合には、低消費電力動作制御部25からリセット信号を出力して通常待機状態に移行させ(ステップSC13、ステップSC14)、省エネ状態でない場合には回線が正常に接続されていないと判断し(ステップSC15)、接続異常である旨を示す警報を発する(ステップSC17)。
【0083】
これにより外付電話側コネクタ端子に回線が接続されているような場合でも、確実に接続状態を確認することができるようになり信頼性が向上する。
【0084】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1にかかる発明によれば、制御回路が、電圧検出部で検出した回線電圧値に基づき、回線と回線側コネクタ端子とが正常に接続されているか否かを判断するようにしたので、簡単な構成で通信に影響を与えることなく回線との接続が正常であるか否かが出きるようになり、信頼性や利便性が向上する。
【0085】
請求項2にかかる発明によれば、通信装置が、所定時間受信待ち状態である等の予め設定された省エネ状態移行要件が満たされた場合に、消費電力が抑制された省エネ状態に移行する省エネ機能を有し、かつ、制御回路が、省エネ状態にあるときに着信等の通常状態に復帰するための通常状態移行要件が成立した場合に、これを検出して当該制御回路を省エネ状態から通常状態に復帰させる低消費電力動作制御部を備え、システム側回路が、省エネ状態でも回線電圧を検出できる低消費電圧動作インターフェース部を備えて、省エネ状態のときは、低消費電力動作制御部が低消費電圧動作インターフェース部を介して電圧検出部で検出した回線電圧値取得し、この回線電圧値に基づき、回線と回線側コネクタ端子とが正常に接続されているか否かを判断するようにしたので、簡単な構成で、省エネ状態でも通信に影響を与えることなく回線との接続が正常であるか否かが出きるようになり、信頼性や利便性が向上する。
【0086】
請求項3にかかる発明によれば、回線側回路と接続された回線側コネクタ端子と並列に、外付電話が接続される外付電話側コネクタ端子がスイッチ回路を介して接続され、かつ、該スイッチ回路のコモン端子が外付電話側コネクタ端子に接続され、通常状態として一方の接点端子が回線側コネクタ端子に接続され、他方の接点端子が開放されて、制御回路により接点切替が可能に設けられて、制御回路が回線電圧を検出した際に、スイッチ回路を切替えても回線電圧が検出できるか否かを判断することにより、回線が回線側コネクタ端子に接続されているか否かを判断できるようにしたので、簡単な構成で、省エネ状態でも通信に影響を与えることなく回線との接続が正常であるか否かが出きるようになり信頼性が利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の説明に適用される通信装置の要部構成を示す図である。
【図2】図1における構成の回線接続状態監視の処理手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施の形態の説明に適用される通信装置の要部構成を示す図である。
【図4】図3における構成の回線接続状態監視の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第3の実施の形態の説明に適用される通信装置の要部構成を示す図である。
【図6】図5における構成の回線接続状態監視の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
3 制御回路
7 回線側コネクタ端子
8 外付電話側コネクタ端子
9 スイッチ回路
11 回線側回路
12 システム側回路
13 絶縁素子
23 電圧検出部
24 低消費電力動作インターフェース部
25 低消費電力動作制御部
27 エラー表示LED
28 ブザー回路
31 LCD

Claims (3)

  1. モジュラーケーブルにより公衆電話交換網の回線と接続される回線側コネクタ端子が接続可能に設けられると共に、回線電圧を検出する電圧検知部を備えて網制御を行う半導体製のディジタルアクセスアライメントにより形成された回線側回路と、
    該回線側回路と絶縁素子により接続されると共に回線を介して送受信するデータを所定のデータ形式にする変復調回路と接続された半導体製のディジタルアクセスアライメントにより形成されたシステム側回路と、
    前記回線側回路、システム側回路、変復調回路をそれぞれ制御する制御回路とを備えた通信装置において、
    前記制御回路が、前記電圧検出部で検出した回線電圧値に基づき、前記回線と前記回線側コネクタ端子とが正常に接続されているか否かを判断するようにしたことを特徴とする通信装置。
  2. 前記通信装置が、所定時間受信待ち状態である等の予め設定された省エネ状態移行要件が満たされた場合に、消費電力が抑制された省エネ状態に移行する省エネ機能を有し、かつ、
    前記制御回路が、前記省エネ状態にあるときに着信等の通常状態に復帰するための通常状態移行要件が成立した場合に、これを検出して当該制御回路を省エネ状態から通常状態に復帰させる低消費電力動作制御部を備え、
    前記システム側回路が、省エネ状態でも回線電圧を検出できる低消費電圧動作インターフェース部を備えて、
    省エネ状態のときは、前記低消費電力動作制御部が前記低消費電圧動作インターフェース部を介して前記電圧検出部で検出した回線電圧値取得し、この回線電圧値に基づき、前記回線と前記回線側コネクタ端子とが正常に接続されているか否かを判断するようにしたことを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記回線側回路と接続された前記前記回線側コネクタ端子と並列に、外付電話が接続される外付電話側コネクタ端子がスイッチ回路を介して接続され、かつ、該スイッチ回路のコモン端子が前記外付電話側コネクタ端子に接続され、通常状態として一方の接点端子が前記回線側コネクタ端子に接続され、他方の接点端子が開放されて、前記制御回路により接点切替が可能に設けられて、
    前記制御回路が回線電圧を検出した際に、前記スイッチ回路を切替えても回線電圧が検出できるか否かを判断することにより、回線が前記回線側コネクタ端子に接続されているか否かを判断できるようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の通信装置。
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