JP2004100379A - 床タイルの施工方法 - Google Patents

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JP2004100379A
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Kenji Matsui
松井 健至
Teruhiro Ando
安藤 彰宏
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Abstract

【課題】粘着剤付きネット状物を使用することにより、置敷床タイルのリサイクルにおける有用性を実質的に確保しつつ、施工開始時、基準線から床タイルがずれやすく、仕上り不良となる等の問題、長期間使用した場合、置敷床タイルが突上げたり、反ったり、目地隙ができるなどの使用上の問題を解決することのできる床タイルの施工方法の提供。
【解決手段】置敷床タイルの施工時に、床下地に引かれた基準線に沿って配置されるべき床タイルを固定し得る位置に、所定の幅を有する予め両面に粘着剤を付与したテープ又はネット状物を固定し、次いで、該テープ又はネット状物上に床タイルを施工、固定し、それ以外の部分の床タイルは置き敷きにより敷設することを特徴とする床タイルの施工方法。
【選択図】    なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、床タイルの施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、廃棄物の処理が非常に困難になってきたことに伴い、建築廃材のリサイクルが強く要望されるようになってきた。床材としては、カーペットや合成樹脂などが使用されているが、どんな床材にしろリサイクルの際の邪魔物はセメントやエポキシ樹脂などの床材用硬化型接着剤である。リサイクルの際床材にこれら硬化型接着剤が残存し、この残存した硬化型接着剤を更に除去する必要があるし、リサイクルの時、再度混練してシートに成形する場合に接着剤が粒状に残り不良品の原因となる。なお、このような残存した接着剤の問題は、エマルジョン型や溶剤型の接着剤や粘着剤についても言えることである。
【0003】
そこで、接着剤を使用しない施工法いわゆる置敷型のタイルが開発された。この置敷床タイルは、接着剤を使用しないで床面に単に敷き並べて施工し使用に供するものであり、確かにリサイクルには好適なタイルと言える。
しかしながら、接着剤で床下地に貼着していないため、施工開始時、基準線から床タイルがずれやすく、仕上り不良となる等の問題、長期間使用した場合、置敷床タイルが突上げたり、反ったり、目地隙ができるなどの問題を生じることが判った。
また、特に二重床に置敷床タイルを施工する場合には、全てのタイルの裏面に部分的に接着強度の弱い粘着剤(一般的には滑り止め剤と呼ばれている)を適用することも行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、粘着剤付きテープ又はネット状物を使用することにより、置敷床タイルのリサイクルにおける有用性を実質的に確保しつつ、施工開始時、基準線から床タイルがずれやすく、仕上り不良となる等の問題、長期間使用した場合、目地隙ができる等の使用上の問題を解決することのできる床タイルの施工方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1は、置敷床タイルの施工時に、床下地に引かれた基準線に沿って配置されるべき床タイルを固定し得る位置に、所定の幅を有する予め両面に粘着剤を付与したテープ又はネット状物を固定し、次いで、該テープ又はネット状物上に床タイルを施工、固定し、それ以外の部分の床タイルは置き敷きにより敷設することを特徴とする床タイルの施工方法に関する。
本発明の第2は、置敷床タイルの施工時に、床下地に引かれた基準線に沿って、床タイル裏面に予め粘着剤を付与したテープ又はネット状物を貼着した床タイルを固定し、次いで、それ以外の部分の床タイルは置き敷きにより敷設することを特徴とする床タイルの施工方法に関する。
本発明の第3は、テープ又はネット状物の両面に付与された粘着剤が、床タイル側粘着強度より床下地側の粘着強度が大きいことを特徴とする請求項1又は2記載の床タイルの施工方法に関する。
【0006】
なお、基準線とは、部屋の中心線に沿って床タイルを並べたときの床タイルと壁際の余り寸法を調整するために中心線からずらして引かれた床タイルを敷き始めるときの基準とする線であり、床タイルの施工において通常実施されている線である。
置敷床タイルは、通常表面仕上げ層とバッキング層とからなり、表面仕上げ層は、合成樹脂製であってもカーペット製であっても良い。通常の床仕上げ材の表面層として使用されているものであれば特に制限は無い。合成樹脂製シートは表面に透明層や、裏面に発泡層を積層したものでも良い。
カーペット製の表面仕上げ層としては、基布に繊維性のパイルを植設したカーペット原反そのままで、あるいはその裏面に合成樹脂層の目止めや裏打ち層を設けたものが挙げられる。
バッキング層は、通常天然または合成ゴム層あるいは合成樹脂層からなる。
タイルの大きさは、寸法が30〜100cm角、好ましくは40〜60cm角、厚みが2〜12mm、好ましくは4〜8mmのものである。ただし、これらの数値は本発明を何ら限定するものではない。
【0007】
ネット状物としては、ガラス繊維、ポリエステル、アクリル樹脂、ポリアミド等の合成繊維から形成され、例えば約3mm間隔の平織り布が用いられる。
又、両面粘着テープとしては、クラフト紙、セロファン、合成樹脂フィルム等の両面に粘着剤層を有するものが用いられる。
粘着剤としては、ゴム系、ウレタン系、アクリル系、シリコン系などの粘弾性重合体に、必要に応じて、ロジン系、石油樹脂などの粘着付与樹脂、軟化剤、充てん剤、老化防止剤、架橋剤が配合されており、粘着剤の三要素といわれるタック、粘着力、保持力を考慮して配合される。
粘弾性重合体として、例えば、多官能性ポリイソシアネート化合物と分子量500〜8000のポリ(オキシアルキレン)グリコール(アルキレンの炭素数は2〜4である)との三次元架橋重合体を主成分とするものがある。
ネット状物に粘着剤を付着せしめる方法としては、ゴム系、ウレタン系、アクリル系、シリコン系などの粘弾性重合体を含む粘着剤組成物からなる有機溶剤溶液やエマルジョンにガラス繊維、ポリエステル、アクリル樹脂、ポリアミド等の合成繊維から形成されたネット状物を浸漬し乾燥するか、該有機溶剤溶液やエマルジョンをネット状物上に刷毛で塗布することもできる。そして、これら粘着剤はネット状物全面に均一に付着せしめても良いし、ネット状の網目の一部に付着していても良い。
シート又はネット状物の両面に粘着剤を付着せしめるにあたり、テープ又はネット状物の両面に付与された粘着剤が、床タイル側粘着強度より床下地側の粘着強度を大きくすることが好ましい。これは、床タイル側と床下地側の粘着剤の粘着強度が同程度であると、床タイルを剥がそうとするとシート又はネット状物が床タイル側について床下地側から剥れてしまうことが起こる。このようなことが起きると、不必要な床タイルまで剥がさざるを得なくなる。床タイル側粘着剤の粘着強度に対し、床下地側の粘着剤の粘着強度は1.2倍以上、好ましくは1.5倍以上、さらに好ましくは2倍以上である。
【0008】
以下、図に基づいて本発明の床タイルの施工方法を説明する。
図1〜3は、本発明の床タイル施工方法の工程に従った説明図である。
図1は、床タイルを施工すべき室内部分に中心線および基準線を設けた概念図である。
先ず、床タイルを施工すべき室内部分1に中心線2、2′を設け、中心線2、2′に沿って床タイルを並べたときの床タイルと壁際の余り寸法を調整するために基準線3、3′を設ける。この基準線3、3′は、床タイルを敷き始めるときの基準となる。図では、縦1本、横1本示されているが、床タイルを施工すべき室内部分の広さや使用される床タイルの大きさによって任意に変更することができる。
【0009】
図2は、基準線に沿って配置されるべき床タイルを固定し得る位置に予め粘着剤を付与したテープ又はネット状物を固定した概念図である。
予め粘着剤を付与したテープ又はネット状物4、4′を基準線3、3′に沿って配置されるべき床タイルを固定し得る位置に貼着する。このテープ又はネット状物は、例えば、5〜10cmの幅を有するテープ状物とする。粘着剤を付与されたネット状物の両面を、予め、例えばポリエチレンフィルム、又はシリコーン離型紙のような剥離性テープでもって保護しておき、施工時に剥離性テープを除去しつつ基準線に沿って配置されるべき床タイルを固定し得る位置に粘着剤を付与されたテープ又はネット状物を貼着することが好ましい。
【0010】
図3は、粘着剤を付与されたテープ又はネット状物上に床タイルを貼着固定し、次いで、多くの床タイルを置き敷きにより敷設した概念図である。
先ず、基準線に沿って配置されるべき床タイルを固定し得る位置に、所定の幅を有する、予め両面に粘着剤を付与したテープ又はネット状物を固定し、該テープ又はネット状物4、4′上に、基準線に沿って床タイルを貼着固定し固定タイル5とし、次いで、他の床タイル6を室内部分全面にわたり置き敷きにより敷設する。
また、粘着剤が付与されたテープ又はネット状物上に床タイルを貼着固定することに代えて、予めタイル裏面に粘着テープ又はネット状物を貼着した床タイルを基準線に沿って貼着することにより、固定床タイルを形成することもできる。固定床タイルを形成した後に他の床タイル6を室内部分全面にわたり置き敷きにより敷設する。
なお、壁際周囲にも粘着剤を付与したテープ又はネット状物を用いて壁際周囲の床タイルを貼着固定することが好ましい。また、床タイルの大きさにもよるが、置敷床タイルのみで敷設される領域は20〜50mを限度とすることが好ましい。この限度を超える場合には、さらに粘着剤を付与したテープ又はネット状物を用いて調整することが好ましい。
【0011】
図4は、床タイル裏面に粘着テープ又はネット状物を貼着した状態の1例を示す裏面図である。
床タイル裏面7に粘着テープ又はネット状物を貼着する場合、床タイル全面にわたり粘着剤を付与されたネット状物を貼着することは必ずしも必要ではなく、例えば、図4に示すように、固定タイル5として用いられる床タイル裏面7の4隅8に粘着テープ又はネット状物を設けることもできる。
【0012】
【発明の効果】
本発明は、粘着剤付きテープ又はネット状物を使用することにより、置敷床タイルのリサイクルにおける有用性を実質的に確保しつつ、施工開始時、基準線から床タイルがずれやすく、仕上り不良となる等の問題、長期間使用した場合、目地隙ができるなどの使用上の問題を解決することのできる床タイルの施工方法を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】床タイルを施工すべき室内部分に中心線および基準線を設けた概念図である。
【図2】基準線上に予め粘着剤を付与したテープ又はネット状物を固定した概念図である。
【図3】粘着剤を付与されたテープ又はネット状物上に床タイルを貼着固定し、次いで、他の床タイルを置き敷きにより敷設した概念図である。
【図4】床タイル裏面に粘着剤を付与されたテープ又はネット状物を貼着した状態の1例を示す裏面図である。
【符号の説明】
1 床タイルを施工すべき室内部分
2 中心線
2′ 中心線
3 基準線
3′ 基準線
4 テープ又はネット状物
4′ テープ又はネット状物
5 固定タイル
6 置敷床タイル
7 床タイル裏面
8 床タイル裏面の4隅

Claims (3)

  1. 置敷床タイルの施工時に、床下地に引かれた基準線に沿って配置されるべき床タイルを固定し得る位置に、所定の幅を有する予め両面に粘着剤を付与したテープ又はネット状物を固定し、次いで、該テープ又はネット状物上に床タイルを施工、固定し、それ以外の部分の床タイルは置き敷きにより敷設することを特徴とする床タイルの施工方法。
  2. 置敷床タイルの施工時に、床下地に引かれた基準線に沿って、床タイル裏面に予め粘着剤を付与したテープ又はネット状物を貼着した床タイルを固定し、次いで、それ以外の部分の床タイルは置き敷きにより敷設することを特徴とする床タイルの施工方法。
  3. テープ又はネット状物の両面に付与された粘着剤が、床タイル側粘着強度より床下地側の粘着強度が大きいことを特徴とする請求項1又は2記載の床タイルの施工方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015203288A (ja) * 2014-04-16 2015-11-16 積水フーラー株式会社 床タイルの施工方法
JP2017061796A (ja) * 2015-09-24 2017-03-30 積水化学工業株式会社 シート床材の敷設方法及びシート床材の敷設構造

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