JP2004100265A - Pc布基礎部材の結合構造ならびにpc布基礎部材による布基礎の構築方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】モルタルを使用することなくPC底版とPC基礎梁部材とを結合し、工期の短縮を図るとともに部材の再使用を可能とする。
【解決手段】長方形板状のPC底版1と、このPC底版11の長手方向中心線上に縦向きに載置される長方形板状のPC基礎梁部材2とからなる逆T字状の布基礎において、PC底版1中央に埋設したインサートナット12の両脇にPC基礎梁部材2の端面が位置するようにし、インサートナット12に長ボルト4をねじ込むとともに、縦溝21により形成される空間内に縦棒材3を挿入し、押さえ板5を介して長ボルト4でPC基礎梁部材2をPC底版1に固定する。
【選択図】 図3
【解決手段】長方形板状のPC底版1と、このPC底版11の長手方向中心線上に縦向きに載置される長方形板状のPC基礎梁部材2とからなる逆T字状の布基礎において、PC底版1中央に埋設したインサートナット12の両脇にPC基礎梁部材2の端面が位置するようにし、インサートナット12に長ボルト4をねじ込むとともに、縦溝21により形成される空間内に縦棒材3を挿入し、押さえ板5を介して長ボルト4でPC基礎梁部材2をPC底版1に固定する。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工場生産によるプレキャストコンクリート(以下本明細書においてはPCと略記する)製布基礎部材の結合構造、ならびにこの布基礎部材を使用する住宅、事務所等の建築物の布基礎の構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、住宅、事務所等の建築物の布基礎部分に、工場生産によるプレファブ布基礎部材を使用して場所打ちコンクリートの量を極力少なくし、工事期間を短縮するとともに部材の信頼性を高めたPC布基礎構造が広く採用されている。一例として特許文献1(特開昭48−32309号公報)に記載されたPC布基礎を図9、図10により説明する。
【0003】
図9はこの布基礎の斜視図、図10は縦断面図で、1はPC製の底版(礎版ともいう)、2は直方体状のPC基礎梁部材、Sは砂である。この布基礎は、まず地盤を根切りして底面に砂Sを水平に敷き均し、その上に底版1を長手方向に隣接させながら水平に敷設し、その上面の長手方向中心線上に直方体状のPC基礎梁部材2を縦姿勢に配設し、G.L.で示す線まで土を埋め戻して構成される。
【0004】
隣接するPC基礎梁部材2相互の結合手段としては、PC基礎梁部材2内上下に底辺に平行して埋め込まれた引張り用の水平鉄筋の両端にピン孔を有する継手を設け、これにピンを打ち込んで接合するのがやり方が知られている。
また、特許文献2(特開平10−8636号公報)には、これと異なる連結手段が記載されている。これを図11ないし13により説明する。図11はPC基礎梁部材2の内部に配置される鉄筋類を示す正面図で、25はループ筋、27はあばら筋、28は金属管である。このPC基礎梁部材2は、長手方向両端付近に縦方向所定間隔で複数本の金属管28が埋め込まれており、両端の同じ高さの金属管28の間にループ筋25が配置され、また上下のループ筋25は複数本のあばら筋27で連結されている。金属管28はループ筋25に支障のない水平方向内側に剛性を増すためのリブが設けられている。図12は隣接するPC基礎梁部材2の接続部を示す正面図で、前記の金属管28にまたがるように接続板Pが取り付けられ、金属管28にボルトを挿通して接続板Pを締めつけることにより隣接するPC基礎梁部材2、2が連結される。図13は金属管28位置で切断したPC基礎梁部材2の縦断面図で、22は金属管28に挿入された接続用ボルトである。
【0005】
さらに特許文献3(特公昭52−33403号公報)には、このようなPC底版およびPC基礎梁部材を使用した布基礎の構築方法が記載されている。これを図14により簡単に説明する。PC底版1上面に凹部を形成し、かつPC基礎梁部材2の内部に縦方向の中空部を設けてある。前記PC底版1の凹部とPC基礎梁部材2の中空部とにまたがる逆U字形の接合筋7を配置しておいて、前記PC底版1の凹部とPC基礎梁部材2の中空部とにモルタル6を充填することにより、PC底版1とPC基礎梁部材2との一体化を図っている。
【0006】
【特許文献1】
特開昭48−32309号公報(第1−3頁、第2図A、B)
【特許文献2】
特開平10−8636号公報(第1−3頁、図4、図5、図6)
【特許文献3】
特公昭52−33403号公報報(第1−2頁、第4図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来のPC布基礎構造において、基礎梁部材は水平方向に結合されているものの、底版と基礎梁部材とは必ずしも結合されておらず、またPC礎版とPC基礎梁部材との一体化を図ったものにおいては、現地工事においてモルタルを使用するため養生期間が必要であり、さらに解体の際にモルタル部分を破壊しなければならないため、PC礎版やPC基礎梁部材も損傷し、再使用が難しいなどの問題点があった。本発明は、このような問題点を解消し、現地工事においてモルタルを使用することなしに底版と基礎梁部材とを強固に結合して安定した布基礎を実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のPC布基礎部材の結合構造は、長方形板状のPC底版と、このPC底版の底部に長手方向中心線上に形成された底部溝上に縦向きに載置される前記長方形板状のPC底版と長さの略等しい長方形板状で長手方向両端面に縦溝を形成したPC基礎梁部材とを使用するPC布基礎部材による布基礎の結合構造であって、前記PC底版の長手方向所定位置上面に埋設されたインサートナットと、このインサートナットにねじ込まれる長ボルトと、前記PC基礎梁部材の隣接する長手方向端面の縦溝により形成される空間内に挿入される中心位置に通し孔を形成した縦棒材と、この通し孔内に挿通された前記長ボルトに対して上方からナットを介して締めつけて前記PC基礎梁部材の隣接する長手方向端面を押さえつける押さえ板とからなるものであり、望ましくは前記PC底版が、少なくとも長手方向両端面に水平溝を設けたものであり、また前記PC基礎梁部材が、長手方向両端付近に縦方向所定間隔で複数本の接続用ボルトを突出させたものであり、また上面に段差を設けて突出部を形成したものである前記のPC布基礎部材の結合構造である。
【0009】
本発明のPC布基礎部材による布基礎の構築方法は、長方形板状のPC底版と、このPC底版の長手方向中心線上に縦向きに載置される前記長方形板状のPC底版と長さの略等しい長方形板状のPC基礎梁部材とを使用するPC布基礎部材による布基礎の構築方法であって、前記PC底版の長手方向所定位置上面にインサートナットを埋設してこのインサートナットに長ボルトをねじ込むとともに、前記PC基礎梁部材の長手方向両端面に縦方向の縦溝を形成し、前記PC基礎梁部材を、端部が前記PC底版の長手方向所定位置になるように継ぎ目をずらして載置し、隣接するPC基礎梁部材の長手方向端面の縦溝により形成される空間が前記長ボルトを囲むようにし、この空間内に中心位置に通し孔を形成した縦棒材を挿入し、この通し孔内に挿通された前記長ボルトに対して上方からナットを介して押さえ板を締めつけて前記PC基礎梁部材の隣接する長手方向端面を押さえつけて前記PC基礎梁部材を前記PC底版に固定することを特徴とし、望ましくは前記PC底版の長手方向両端面位置と前記PC基礎梁部材の長手方向両端面位置とが長さの1/2だけずれている前記のPC布基礎部材による布基礎の構築方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明においては、PC底版とPC基礎梁部材をボルト結合によって一体化して逆T字状断面のプレファブ布基礎部材とする結合構造としたので、施工現場においてモルタル作業が不要であるから工事がきわめて単純であり、かつモルタルの養生期間が不要なので工期も短縮される。
【0011】
また将来この基礎を解体する際にもボルトをゆるめる作業のみでよく、PC底版やPC基礎梁部材を新たな建築物の布基礎用として再使用することが可能である。
またPC底版とPC基礎梁部材を予め一体に製造する場合と比較して、単重が小さくなることで作業性がよく、また現地の地耐力に応じて適切な底面積の底版を選択使用できるなどの利点がある。
【0012】
【実施例】
本発明の実施例を図面により説明する。
図1は実施例の長方形板状のPC底版1を示す斜視図で、11はPC底版1の長手方向中心線上に形成された底部溝、12はPC底版の長手方向所定位置、この図では長手方向中央位置上面に埋設されたインサートナット、13はPC底版1の全周端面に設けられた水平溝である。インサートナット12はボルト、二股鉄筋等の足部をPC底版1内に埋設した長ナットである。底部溝11の幅は、この上に載置されるPC基礎梁部材2の幅に対応している。
【0013】
図2は同じく実施例のPC基礎梁部材2を示す斜視図で、PC基礎梁部材2はPC底版1と長さの略等しい長方形板状で、21は長手方向両端面に形成された縦溝、22は長手方向両端付近に縦方向所定間隔で突出させた複数本の接続用ボルト、23はPC基礎梁部材2の上面に段差を設けて形成した突出部、24は突出部23の上面に埋設、あるいはねじ込まれたアンカーボルトである。
【0014】
寸法例を示すと、PC底版1およびPC基礎梁部材2の長手方向長さはモジュールとして例えば1m、PC底版1の幅は45cmまたは60cm、厚さは12cmまたは15cm、PC梁12の高さは55cmまたは60cm、幅は12cmまたは15cm、PC基礎梁部材2の突出部23の段差は3cmで、これらの標準寸法で基礎を規格化することが設計上も好ましい。
【0015】
図3は、実施例のPC底版1と、このPC底版1の底部に長手方向中心線上に形成された底部溝11上に縦向きに載置されるPC基礎梁部材2とからなるPC布基礎の構築方法を示す斜視図である。(a)に示すように、PC底版1を基礎の長手方向に連続して敷設し、インサートナット12に長ボルト4をねじ込む。事前作業として地盤を根切りし、その底面に砂を水平に敷き均すことは従来と同様である。つづいて(b)に示すようにPC底版の長手方向中心線上にPC基礎梁部材2を縦向きに載置する。PC基礎梁部材2はPC底版1と長さを等しくしてあり、かつ長手方向中央位置上面に長ボルト4がねじ込まれているので、PC基礎梁部材2をPC底版1と半ピッチずらして載置すると縦溝21がちょうど長ボルト4の脇に来ることになる。さらにPC基礎梁部材2を長手方向に連続して載置すれば、隣接するPC基礎梁部材2の端面の縦溝により長ボルト4を囲む縦長の空間が形成される。この縦長の空間内に、中心位置に通し孔を形成した縦棒材3を挿入する。
【0016】
インサートナット12の位置は必ずしもPC底版1の中央でなくてもよいが、例えば端面から1/3の位置とした場合には、これに合わせて、やはり端面がこのインサートナット12の脇に来るようにPC基礎梁部材2を載置すればよい。
図4は縦棒材3を示す斜視図で、中心位置に管材31a を埋設して通し孔31を形成してある。縦棒材3の材質はPC、金属、硬質樹脂等で、通し孔31は孔明けや鋳型によって形成してもよい。縦棒材3の断面形状は、PC基礎梁部材2の縦溝12の形状に対応するものとする。
【0017】
図5はこのPC布基礎の結合部分を示す水平方向断面図、図6は縦方向断面図で、5は長ボルト4を介して隣接するPC基礎梁部材2の上面を押さえる押さえ板である。
すなわち本発明の布基礎の結合構造は、PC底版1の長手方向所定位置上面に埋設されたインサートナット12と、このインサートナット12にねじ込まれる長ボルト4と、前記PC基礎梁部材2の隣接する長手方向端面の縦溝21により形成される空間内に挿入される中心位置に通し孔31を形成した縦棒材3と、この通し孔31内に挿通された前記長ボルト4に対して上方からナットを介して締めつけて前記PC基礎梁部材2の隣接する長手方向端面を押さえつける押さえ板5とからなるものであり、インサートナット12、長ボルト4、押さえ板5を介してPC基礎梁部材2がPC底版1に結合、固定される。
【0018】
図7はこれまで説明した作業手順を示す結合部分の断面図で、(a)はPC底版1に長ボルト4をねじ込んだ状態、(b)はPC底版1にPC基礎梁部材2を載置した状態、(c)は縦溝21により形成される空間内に縦棒材3を挿入している状態、(d)は押さえ板5を載せ、ナットを締め付けて結合が完了した状態を示している。
【0019】
図8は本発明の一実施態様を示す布基礎の部分正面図である。これまで説明したPC底版1とPC基礎梁部材2との結合構造の他、PC基礎梁部材2の長手方向には接続用ボルト22と接続板Pを使用して従来の技術における図12で説明したものと同様の接続構造とすることができる。また、隣接する底版1の水平溝13内に水平棒材Bを挿入することにより、敷設時における底版1のレベル出しを容易に行うことができるとともに、水平棒材Bが基礎部分の不等沈下に対する剪断抵抗となる。なおこの布基礎を直角方向に接続する場合のために、前記水平溝13は底版1の全周に形成しておくことが望ましい。
【0020】
Gはアンカーボルト24を介して取り付けられた土台である。PC基礎梁部材2の突出部23の両脇の土台Cとの間に換気口が形成されている。なお、PC基礎梁部材2として突出部23のないフラットなものを使用する場合には、長ボルト4の頭部を逃がし、かつこのような換気口を形成するため、PC基礎梁部材2の上面に適当な高さのブロックを載置して土台を取り付けるようにすればよい。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、施行に際してモルタルが不要であり、部材の信頼性が向上するとともにボルト接続の結合構造とすることにより解体性にすぐれた布基礎部材が実現し、建設段階においては工期が短縮され、解体の際にはリサイクルが可能となるなどのすぐれた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のPC底版を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例のPC基礎梁部材を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施例のPC布基礎の構築方法を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施例の縦棒材を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施例のPC布基礎の結合部分を示す水平方向断面図である。
【図6】本発明の実施例のPC布基礎の結合部分を示す縦方向断面図である。
【図7】本発明の実施例のPC布基礎の作業手順を示す断面図である。
【図8】同じく本発明の一実施態様を示す布基礎の部分正面図である。
【図9】従来の技術におけるPC布基礎の斜視図である。
【図10】従来の技術におけるPC布基礎の縦断面図である。
【図11】従来の技術におけるPC基礎梁部材の内部鉄筋を示す正面図である。
【図12】従来の技術におけるPC基礎梁部材の接続部を示す正面図である。
【図13】従来の技術におけるPC基礎梁部材の縦断面図である。
【図14】従来の技術における布基礎の縦断面図である。
【符号の説明】
1 PC底版
2 PC基礎梁部材
3 縦棒材
4 長ボルト
5 押さえ板
6 モルタル
7 接合筋
11 底部溝
12 インサートナット
13 水平溝
21 縦溝
22 接続用ボルト
23 突出部
24 アンカーボルト
25 水平鉄筋
27 あばら筋
28 金属管
31 通し孔
31a 管材
B 水平棒材
G 土台
P 接続板
S 砂
【発明の属する技術分野】
本発明は、工場生産によるプレキャストコンクリート(以下本明細書においてはPCと略記する)製布基礎部材の結合構造、ならびにこの布基礎部材を使用する住宅、事務所等の建築物の布基礎の構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、住宅、事務所等の建築物の布基礎部分に、工場生産によるプレファブ布基礎部材を使用して場所打ちコンクリートの量を極力少なくし、工事期間を短縮するとともに部材の信頼性を高めたPC布基礎構造が広く採用されている。一例として特許文献1(特開昭48−32309号公報)に記載されたPC布基礎を図9、図10により説明する。
【0003】
図9はこの布基礎の斜視図、図10は縦断面図で、1はPC製の底版(礎版ともいう)、2は直方体状のPC基礎梁部材、Sは砂である。この布基礎は、まず地盤を根切りして底面に砂Sを水平に敷き均し、その上に底版1を長手方向に隣接させながら水平に敷設し、その上面の長手方向中心線上に直方体状のPC基礎梁部材2を縦姿勢に配設し、G.L.で示す線まで土を埋め戻して構成される。
【0004】
隣接するPC基礎梁部材2相互の結合手段としては、PC基礎梁部材2内上下に底辺に平行して埋め込まれた引張り用の水平鉄筋の両端にピン孔を有する継手を設け、これにピンを打ち込んで接合するのがやり方が知られている。
また、特許文献2(特開平10−8636号公報)には、これと異なる連結手段が記載されている。これを図11ないし13により説明する。図11はPC基礎梁部材2の内部に配置される鉄筋類を示す正面図で、25はループ筋、27はあばら筋、28は金属管である。このPC基礎梁部材2は、長手方向両端付近に縦方向所定間隔で複数本の金属管28が埋め込まれており、両端の同じ高さの金属管28の間にループ筋25が配置され、また上下のループ筋25は複数本のあばら筋27で連結されている。金属管28はループ筋25に支障のない水平方向内側に剛性を増すためのリブが設けられている。図12は隣接するPC基礎梁部材2の接続部を示す正面図で、前記の金属管28にまたがるように接続板Pが取り付けられ、金属管28にボルトを挿通して接続板Pを締めつけることにより隣接するPC基礎梁部材2、2が連結される。図13は金属管28位置で切断したPC基礎梁部材2の縦断面図で、22は金属管28に挿入された接続用ボルトである。
【0005】
さらに特許文献3(特公昭52−33403号公報)には、このようなPC底版およびPC基礎梁部材を使用した布基礎の構築方法が記載されている。これを図14により簡単に説明する。PC底版1上面に凹部を形成し、かつPC基礎梁部材2の内部に縦方向の中空部を設けてある。前記PC底版1の凹部とPC基礎梁部材2の中空部とにまたがる逆U字形の接合筋7を配置しておいて、前記PC底版1の凹部とPC基礎梁部材2の中空部とにモルタル6を充填することにより、PC底版1とPC基礎梁部材2との一体化を図っている。
【0006】
【特許文献1】
特開昭48−32309号公報(第1−3頁、第2図A、B)
【特許文献2】
特開平10−8636号公報(第1−3頁、図4、図5、図6)
【特許文献3】
特公昭52−33403号公報報(第1−2頁、第4図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来のPC布基礎構造において、基礎梁部材は水平方向に結合されているものの、底版と基礎梁部材とは必ずしも結合されておらず、またPC礎版とPC基礎梁部材との一体化を図ったものにおいては、現地工事においてモルタルを使用するため養生期間が必要であり、さらに解体の際にモルタル部分を破壊しなければならないため、PC礎版やPC基礎梁部材も損傷し、再使用が難しいなどの問題点があった。本発明は、このような問題点を解消し、現地工事においてモルタルを使用することなしに底版と基礎梁部材とを強固に結合して安定した布基礎を実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のPC布基礎部材の結合構造は、長方形板状のPC底版と、このPC底版の底部に長手方向中心線上に形成された底部溝上に縦向きに載置される前記長方形板状のPC底版と長さの略等しい長方形板状で長手方向両端面に縦溝を形成したPC基礎梁部材とを使用するPC布基礎部材による布基礎の結合構造であって、前記PC底版の長手方向所定位置上面に埋設されたインサートナットと、このインサートナットにねじ込まれる長ボルトと、前記PC基礎梁部材の隣接する長手方向端面の縦溝により形成される空間内に挿入される中心位置に通し孔を形成した縦棒材と、この通し孔内に挿通された前記長ボルトに対して上方からナットを介して締めつけて前記PC基礎梁部材の隣接する長手方向端面を押さえつける押さえ板とからなるものであり、望ましくは前記PC底版が、少なくとも長手方向両端面に水平溝を設けたものであり、また前記PC基礎梁部材が、長手方向両端付近に縦方向所定間隔で複数本の接続用ボルトを突出させたものであり、また上面に段差を設けて突出部を形成したものである前記のPC布基礎部材の結合構造である。
【0009】
本発明のPC布基礎部材による布基礎の構築方法は、長方形板状のPC底版と、このPC底版の長手方向中心線上に縦向きに載置される前記長方形板状のPC底版と長さの略等しい長方形板状のPC基礎梁部材とを使用するPC布基礎部材による布基礎の構築方法であって、前記PC底版の長手方向所定位置上面にインサートナットを埋設してこのインサートナットに長ボルトをねじ込むとともに、前記PC基礎梁部材の長手方向両端面に縦方向の縦溝を形成し、前記PC基礎梁部材を、端部が前記PC底版の長手方向所定位置になるように継ぎ目をずらして載置し、隣接するPC基礎梁部材の長手方向端面の縦溝により形成される空間が前記長ボルトを囲むようにし、この空間内に中心位置に通し孔を形成した縦棒材を挿入し、この通し孔内に挿通された前記長ボルトに対して上方からナットを介して押さえ板を締めつけて前記PC基礎梁部材の隣接する長手方向端面を押さえつけて前記PC基礎梁部材を前記PC底版に固定することを特徴とし、望ましくは前記PC底版の長手方向両端面位置と前記PC基礎梁部材の長手方向両端面位置とが長さの1/2だけずれている前記のPC布基礎部材による布基礎の構築方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明においては、PC底版とPC基礎梁部材をボルト結合によって一体化して逆T字状断面のプレファブ布基礎部材とする結合構造としたので、施工現場においてモルタル作業が不要であるから工事がきわめて単純であり、かつモルタルの養生期間が不要なので工期も短縮される。
【0011】
また将来この基礎を解体する際にもボルトをゆるめる作業のみでよく、PC底版やPC基礎梁部材を新たな建築物の布基礎用として再使用することが可能である。
またPC底版とPC基礎梁部材を予め一体に製造する場合と比較して、単重が小さくなることで作業性がよく、また現地の地耐力に応じて適切な底面積の底版を選択使用できるなどの利点がある。
【0012】
【実施例】
本発明の実施例を図面により説明する。
図1は実施例の長方形板状のPC底版1を示す斜視図で、11はPC底版1の長手方向中心線上に形成された底部溝、12はPC底版の長手方向所定位置、この図では長手方向中央位置上面に埋設されたインサートナット、13はPC底版1の全周端面に設けられた水平溝である。インサートナット12はボルト、二股鉄筋等の足部をPC底版1内に埋設した長ナットである。底部溝11の幅は、この上に載置されるPC基礎梁部材2の幅に対応している。
【0013】
図2は同じく実施例のPC基礎梁部材2を示す斜視図で、PC基礎梁部材2はPC底版1と長さの略等しい長方形板状で、21は長手方向両端面に形成された縦溝、22は長手方向両端付近に縦方向所定間隔で突出させた複数本の接続用ボルト、23はPC基礎梁部材2の上面に段差を設けて形成した突出部、24は突出部23の上面に埋設、あるいはねじ込まれたアンカーボルトである。
【0014】
寸法例を示すと、PC底版1およびPC基礎梁部材2の長手方向長さはモジュールとして例えば1m、PC底版1の幅は45cmまたは60cm、厚さは12cmまたは15cm、PC梁12の高さは55cmまたは60cm、幅は12cmまたは15cm、PC基礎梁部材2の突出部23の段差は3cmで、これらの標準寸法で基礎を規格化することが設計上も好ましい。
【0015】
図3は、実施例のPC底版1と、このPC底版1の底部に長手方向中心線上に形成された底部溝11上に縦向きに載置されるPC基礎梁部材2とからなるPC布基礎の構築方法を示す斜視図である。(a)に示すように、PC底版1を基礎の長手方向に連続して敷設し、インサートナット12に長ボルト4をねじ込む。事前作業として地盤を根切りし、その底面に砂を水平に敷き均すことは従来と同様である。つづいて(b)に示すようにPC底版の長手方向中心線上にPC基礎梁部材2を縦向きに載置する。PC基礎梁部材2はPC底版1と長さを等しくしてあり、かつ長手方向中央位置上面に長ボルト4がねじ込まれているので、PC基礎梁部材2をPC底版1と半ピッチずらして載置すると縦溝21がちょうど長ボルト4の脇に来ることになる。さらにPC基礎梁部材2を長手方向に連続して載置すれば、隣接するPC基礎梁部材2の端面の縦溝により長ボルト4を囲む縦長の空間が形成される。この縦長の空間内に、中心位置に通し孔を形成した縦棒材3を挿入する。
【0016】
インサートナット12の位置は必ずしもPC底版1の中央でなくてもよいが、例えば端面から1/3の位置とした場合には、これに合わせて、やはり端面がこのインサートナット12の脇に来るようにPC基礎梁部材2を載置すればよい。
図4は縦棒材3を示す斜視図で、中心位置に管材31a を埋設して通し孔31を形成してある。縦棒材3の材質はPC、金属、硬質樹脂等で、通し孔31は孔明けや鋳型によって形成してもよい。縦棒材3の断面形状は、PC基礎梁部材2の縦溝12の形状に対応するものとする。
【0017】
図5はこのPC布基礎の結合部分を示す水平方向断面図、図6は縦方向断面図で、5は長ボルト4を介して隣接するPC基礎梁部材2の上面を押さえる押さえ板である。
すなわち本発明の布基礎の結合構造は、PC底版1の長手方向所定位置上面に埋設されたインサートナット12と、このインサートナット12にねじ込まれる長ボルト4と、前記PC基礎梁部材2の隣接する長手方向端面の縦溝21により形成される空間内に挿入される中心位置に通し孔31を形成した縦棒材3と、この通し孔31内に挿通された前記長ボルト4に対して上方からナットを介して締めつけて前記PC基礎梁部材2の隣接する長手方向端面を押さえつける押さえ板5とからなるものであり、インサートナット12、長ボルト4、押さえ板5を介してPC基礎梁部材2がPC底版1に結合、固定される。
【0018】
図7はこれまで説明した作業手順を示す結合部分の断面図で、(a)はPC底版1に長ボルト4をねじ込んだ状態、(b)はPC底版1にPC基礎梁部材2を載置した状態、(c)は縦溝21により形成される空間内に縦棒材3を挿入している状態、(d)は押さえ板5を載せ、ナットを締め付けて結合が完了した状態を示している。
【0019】
図8は本発明の一実施態様を示す布基礎の部分正面図である。これまで説明したPC底版1とPC基礎梁部材2との結合構造の他、PC基礎梁部材2の長手方向には接続用ボルト22と接続板Pを使用して従来の技術における図12で説明したものと同様の接続構造とすることができる。また、隣接する底版1の水平溝13内に水平棒材Bを挿入することにより、敷設時における底版1のレベル出しを容易に行うことができるとともに、水平棒材Bが基礎部分の不等沈下に対する剪断抵抗となる。なおこの布基礎を直角方向に接続する場合のために、前記水平溝13は底版1の全周に形成しておくことが望ましい。
【0020】
Gはアンカーボルト24を介して取り付けられた土台である。PC基礎梁部材2の突出部23の両脇の土台Cとの間に換気口が形成されている。なお、PC基礎梁部材2として突出部23のないフラットなものを使用する場合には、長ボルト4の頭部を逃がし、かつこのような換気口を形成するため、PC基礎梁部材2の上面に適当な高さのブロックを載置して土台を取り付けるようにすればよい。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、施行に際してモルタルが不要であり、部材の信頼性が向上するとともにボルト接続の結合構造とすることにより解体性にすぐれた布基礎部材が実現し、建設段階においては工期が短縮され、解体の際にはリサイクルが可能となるなどのすぐれた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のPC底版を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例のPC基礎梁部材を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施例のPC布基礎の構築方法を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施例の縦棒材を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施例のPC布基礎の結合部分を示す水平方向断面図である。
【図6】本発明の実施例のPC布基礎の結合部分を示す縦方向断面図である。
【図7】本発明の実施例のPC布基礎の作業手順を示す断面図である。
【図8】同じく本発明の一実施態様を示す布基礎の部分正面図である。
【図9】従来の技術におけるPC布基礎の斜視図である。
【図10】従来の技術におけるPC布基礎の縦断面図である。
【図11】従来の技術におけるPC基礎梁部材の内部鉄筋を示す正面図である。
【図12】従来の技術におけるPC基礎梁部材の接続部を示す正面図である。
【図13】従来の技術におけるPC基礎梁部材の縦断面図である。
【図14】従来の技術における布基礎の縦断面図である。
【符号の説明】
1 PC底版
2 PC基礎梁部材
3 縦棒材
4 長ボルト
5 押さえ板
6 モルタル
7 接合筋
11 底部溝
12 インサートナット
13 水平溝
21 縦溝
22 接続用ボルト
23 突出部
24 アンカーボルト
25 水平鉄筋
27 あばら筋
28 金属管
31 通し孔
31a 管材
B 水平棒材
G 土台
P 接続板
S 砂
Claims (6)
- 長方形板状のPC底版(1)と、このPC底版(1)の底部に長手方向中心線上に形成された底部溝(11)上に縦向きに載置される前記長方形板状のPC底版(1)と長さの略等しい長方形板状で長手方向両端面に縦溝(21)を形成したPC基礎梁部材(2)とを使用するPC布基礎部材による布基礎の結合構造であって、前記PC底版(1)の長手方向所定位置上面に埋設されたインサートナット(12)と、このインサートナット(12)にねじ込まれる長ボルト(4)と、前記PC基礎梁部材(2)の隣接する長手方向端面の縦溝(21)により形成される空間内に挿入される中心位置に通し孔(31)を形成した縦棒材(3)と、この通し孔(31)内に挿通された前記長ボルト(4)に対して上方からナットを介して締めつけて前記PC基礎梁部材(2)の隣接する長手方向端面を押さえつける押さえ板(5)とからなるPC布基礎部材の結合構造。
- 前記PC底版(1)が、少なくとも長手方向両端面に水平溝(13)を設けたものである請求項1に記載のPC布基礎部材の結合構造。
- 前記PC基礎梁部材(2)が、長手方向両端付近に縦方向所定間隔で複数本の接続用ボルト(22)を突出させたものである請求項1または2に記載のPC布基礎部材の結合構造。
- 前記PC基礎梁部材(2)が、上面に段差を設けて突出部(23)を形成したものである請求項1ないし3のいずれかに記載のPC布基礎部材の結合構造。
- 長方形板状のPC底版と、このPC底版の長手方向中心線上に縦向きに載置される前記長方形板状のPC底版と長さの略等しい長方形板状のPC基礎梁部材とを使用するPC布基礎部材による布基礎の構築方法であって、前記PC底版の長手方向所定位置上面にインサートナットを埋設してこのインサートナットに長ボルトをねじ込むとともに、前記PC基礎梁部材の長手方向両端面に縦方向の縦溝を形成し、前記PC基礎梁部材を、端部が前記PC底版の長手方向所定位置になるように継ぎ目をずらして載置し、隣接するPC基礎梁部材の長手方向端面の縦溝により形成される空間が前記長ボルトを囲むようにし、この空間内に中心位置に通し孔を形成した縦棒材を挿入し、この通し孔内に挿通された前記長ボルトに対して上方からナットを介して押さえ板を締めつけて前記PC基礎梁部材の隣接する長手方向端面を押さえつけて前記PC基礎梁部材を前記PC底版に固定することを特徴とするPC布基礎部材による布基礎の構築方法。
- 前記PC底版の長手方向両端面位置と前記PC基礎梁部材の長手方向両端面位置とが長さの1/2だけずれている請求項5に記載のPC布基礎部材による布基礎の構築方法。
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JP2002263540A JP2004100265A (ja) | 2002-09-10 | 2002-09-10 | Pc布基礎部材の結合構造ならびにpc布基礎部材による布基礎の構築方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005299318A (ja) * | 2004-04-15 | 2005-10-27 | Shoritsu Sangyo Kk | 基礎構造及びその施工方法 |
JP2018053584A (ja) * | 2016-09-29 | 2018-04-05 | 大和ハウス工業株式会社 | プレキャストコンクリート基礎およびその製造方法 |
-
2002
- 2002-09-10 JP JP2002263540A patent/JP2004100265A/ja active Pending
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