JP2004096226A - 画像処理装置、方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】動画像を編集した後、サムネイルファイルを動画像ファイルとは別に新たに作成することで、編集後の動画像ファイルとサムネイルファイルを一致させた状態で、その動画像ファイルの内容を簡単に確認できるようにする。
【解決手段】動画像ファイルの編集を行う場合、まず編集対象となるファイル名と編集後の動画像ファイルの先頭フレームと最終フレームを指定し、新規保存の場合、保存ファイル名を新たに設定し、上書き保存の場合、編集対象と同じファイル名を設定する。そして、編集後の先頭フレームと最終フレーム情報に基づいて動画像ファイルを作成し、その後、作成した動画像ファイルの情報を反映したサムネイルファイルを作成する。
【選択図】 図3
【解決手段】動画像ファイルの編集を行う場合、まず編集対象となるファイル名と編集後の動画像ファイルの先頭フレームと最終フレームを指定し、新規保存の場合、保存ファイル名を新たに設定し、上書き保存の場合、編集対象と同じファイル名を設定する。そして、編集後の先頭フレームと最終フレーム情報に基づいて動画像ファイルを作成し、その後、作成した動画像ファイルの情報を反映したサムネイルファイルを作成する。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、動画像を撮像、記録、再生する撮像装置等に用いられる画像処理装置、方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、固体メモリ素子を有するメモリカードを記録媒体として、静止画像や動画像を記録再生する電子カメラ等の画像処理装置は既に市販されており、カラー液晶パネル等の電子ファインダを備える電子カメラも販売されている。これらの電子カメラによれば、撮影前の画像を連続して表示して電子カメラの使用者が構図を決定することや、撮影した画像を再生表示して確認することが可能である。特に、撮影した画像を撮影直後に再生する機能は利便性が高く、電子カメラの使用者にとって有益な機能となっている。
【0003】
他方、デジタルカメラにおいても、静止画のみならず動画像の撮影機能を持った製品も増えており、動画像の録画時間や画像サイズ等も向上している。このようなデジタルカメラの中には、動画像を撮影した際に動画像とは別ファイルとして動画像から1フレームを取り出してサムネイルファイルを作成するものもある。サムネイルファイルを作成することで、容易に動画像ファイルの内容を確認することができる。
【0004】
更に、一部のデジタルカメラにおいては、動画像の編集機能を持った製品もあり、動画像の切り取りや結合といったことも可能になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
動画像を撮影する際にサムネイルファイルを作成するデジタルカメラでは、撮影した動画像を確認する場合、予めサムネイルファイルから画像を表示させている。サムネイルファイルをJPEG形式で作成することで、静止画と同じ処理で動画像の内容の一部を確認することができる。また、サムネイルファイルに動画像の撮影フレーム数等の情報を記すことで、動画像を解析しなくとも動画像の情報を取得することができる。
【0006】
しかし、編集機能を持ったデジタルカメラでは、動画像データの一部が編集によって削除された場合、編集後の動画像ファイルとサムネイルファイルが一致しなくなる事態が生じうる。例えば、サムネイルファイルで示す動画像の中の1フレームが編集後の動画像には含まれないという可能性もあり、動画像の記録時間の情報もずれてしまう。
【0007】
本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、動画像ファイルを編集した後、サムネイルファイルを動画像ファイルとは別に新たに作成することで、編集後の動画像ファイルとサムネイルファイルを一致させた状態で、その動画像ファイルの内容を簡単に確認できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像処理装置は、記録媒体に記録された動画像ファイルの編集を行う編集手段と、前記編集した動画像ファイルとは別ファイルとしてサムネイルファイルを生成するサムネイルファイル生成手段とを備えた点に特徴を有する。
【0009】
また、本発明の画像処理装置の他の特徴とするところは、撮像した動画像を記録媒体に記録し、再生表示可能である撮像装置に用いられている点にある。
【0010】
また、本発明の画像処理装置の他の特徴とするところは、前記サムネイルファイル生成手段は前記編集した動画像ファイルに含まれるフレームを取り出してサムネイルファイルを生成する点にある。
【0011】
また、本発明の画像処理装置の他の特徴とするところは、前記サムネイルファイル生成手段は前記編集した動画像ファイルからユーザにより指定されたフレームを取り出してサムネイルファイルを生成する点にある。
【0012】
また、本発明の画像処理装置の他の特徴とするところは、前記サムネイルファイル生成手段は前記動画像ファイルに対応する編集前のサムネイルファイルを参照して、前記編集した動画像ファイルのサムネイルファイルを生成する点にある。
【0013】
また、本発明の画像処理装置の他の特徴とするところは、前記編集手段によって動画像ファイルの更新を行う場合、その動画像ファイルの更新に対応して、既存のサムネイルファイルの更新を行う点にある。
【0014】
本発明の画像処理方法は、記録媒体に記録された動画像ファイルの編集を行う編集手順と、前記編集した動画像ファイルとは別ファイルとしてサムネイルファイルを生成するサムネイルファイル生成手順とを有する点に特徴を有する。
【0015】
本発明のコンピュータプログラムは、記録媒体に記録された動画像ファイルの編集を行う編集処理と、前記編集した動画像ファイルとは別ファイルとしてサムネイルファイルを生成するサムネイルファイル生成処理とをコンピュータに実行させる点に特徴を有する。
【0016】
本発明のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、前記本発明のコンピュータプログラムを格納した点に特徴を有する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の画像処理装置、方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体の実施の形態について説明する。
【0018】
図1は、本実施形態の画像処理装置を含むデジタルカメラ等の撮像装置100の構成を示す図である。同図において、10は撮影レンズ、12は絞り機能を備えるシャッター、14は光学像を電気信号に変換する撮像素子、16は撮像素子14のアナログ信号出力をディジタル信号に変換するA/D変換器である。
【0019】
18は撮像素子14、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給するタイミング発生回路であり、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。
【0020】
20は画像処理回路であり、A/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御回路50が露光制御部40、測距制御部42に対して制御を行う、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理を行っている。さらに、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
【0021】
22はメモリ制御回路であり、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長回路32を制御する。A/D変換器16のデータが画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16のデータが直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
【0022】
24は画像表示メモリ、26はD/A変換器、28はTFT LCD等から成る画像表示部であり、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器26を介して画像表示部28により表示される。画像表示部28を用いて撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ファインダ機能を実現することが可能である。また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により任意に表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにした場合には電力消費を大幅に低減することができる。
【0023】
30は撮影した静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連射撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。また、メモリ30はシステム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
【0024】
32は適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する圧縮・伸長回路であり、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
【0025】
40は絞り機能を備えるシャッター12を制御する露光制御部であり、フラッシュ48と連携することによりフラッシュ調光機能も有するものである。42は撮影レンズ10のフォーカシングを制御する測距制御部、44は撮影レンズ10のズーミングを制御するズーム制御部、46はバリアである保護部102の動作を制御するバリア制御部である。
【0026】
48はフラッシュであり、AF補助光の投光機能、フラッシュ調光機能も有する。露光制御部40、測距制御部42はTTL方式を用いて制御されており、撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果に基づき、システム制御回路50が露光制御部40、測距制御部42に対して制御を行う。
【0027】
50は全体を制御するシステム制御回路である。なお、本実施形態では、システム制御回路50が主要構成要素となって、本発明でいう編集手段、サムネイルファイル生成手段としての機能を発揮する。52はシステム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリである。
【0028】
54はシステム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する液晶表示装置、スピーカー等の通知部であり、操作部近辺の視認し易い位置に単数或いは複数個所設置され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成されている。また、通知部54は、その一部の機能が光学ファインダ104内に設置されている。
【0029】
通知部54の表示内容のうち、LCD等に表示するものとしては、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200及び210の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付け・時刻表示、等がある。
【0030】
また、通知部54の表示内容のうち、光学ファインダ104内に表示するものとしては、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、等がある。
【0031】
56は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。
【0032】
60、62、64、66、68及び70は、システム制御回路50の各種の動作指示を入力するための操作部であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
【0033】
ここで、これらの操作部の具体的な説明を行う。60はモードダイアルスイッチで、電源オフ、自動撮影モード、撮影モード、パノラマ撮影モード、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを切り替え設定することができる。
【0034】
62はシャッタースイッチSW1で、不図示のシャッターボタンの操作途中でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作開始を指示する。
【0035】
64はシャッタースイッチSW2で、不図示のシャッターボタンの操作完了でONとなり、撮像素子12から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む露光処理、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体200或いは210に画像データを書き込む記録処理という一連の処理の動作開始を指示する。
【0036】
66は画像表示ON/OFFスイッチで、画像表示部28のON/OFFを設定することができる。この機能により、光学ファインダ104を用いて撮影を行う際に、TFT LCD等から成る画像表示部への電流供給を遮断することにより、省電力を図ることが可能となる。
【0037】
68はクイックレビューON/OFFスイッチで、撮影直後に撮影した画像データを自動再生するクイックレビュー機能を設定する。なお、本実施例では特に、画像表示部28をOFFとした場合におけるクイックレビュー機能の設定をする機能を備えるものとする。
【0038】
70は各種ボタンやタッチパネル等からなる操作部で、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン等がある。
【0039】
80は電源制御部で、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されており、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。
【0040】
82はコネクタ、84はコネクタ、86はアルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる電源である。
【0041】
90及び94はメモリカードやハードディスク等の記録媒体とのインタフェース、92及び96はメモリカードやハードディスク等の記録媒体と接続を行うコネクタ、98はコネクタ92及び或いは96に記録媒体200或いは210が装着されているか否かを検知する記録媒体着脱検知部である。なお、本実施形態では記録媒体を取り付けるインタフェース及びコネクタを2系統持つものとして説明しているが、これらインタフェース及びコネクタは、単数或いは複数、いずれの系統数を備える構成としても構わない。また、異なる規格のインタフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成としても構わない。インタフェース及びコネクタとしては、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(R))カード等の規格に準拠したものを用いて構成して構わない。さらに、インタフェース90及び94、そしてコネクタ92及び96をPCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(R))カード等の規格に準拠したものを用いて構成した場合、LANカードやモデムカード、USBカード、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカード、PHS等の通信カード、等の各種通信カードを接続することにより、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことができる。
【0042】
102は、レンズ10を含む撮像部を覆うことにより、撮像部の汚れや破損を防止するバリアである保護部である。
【0043】
104は光学ファインダであり、画像表示部28による電子ファインダ機能を使用すること無しに、光学ファインダのみを用いて撮影を行うことが可能である。また、光学ファインダ104内には、通知部54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示等が設置されている。
【0044】
110は通信部で、RS232CやUSB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信、等の各種通信機能を有する。
【0045】
112は通信部110により他の機器と接続するコネクタ或いは無線通信の場合はアンテナである。
【0046】
200はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、撮像装置100とのインタフェース204、撮像装置100と接続を行うコネクタ206を備えている。
【0047】
210はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体210は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部212、撮像装置100とのインタフェース214、撮像装置100と接続を行うコネクタ216を備えている。
【0048】
図2は、撮像装置100の操作部材を説明するための図である。電源ボタン301はデジタルカメラの起動と終了に用いる。メニューボタン302は撮影モードの変更や日付の設定、画像のプロテクトや削除といったメニューへ入るときに使用するボタンである。また、各種設定モードを終了する場合にも使用する。決定ボタン303は選択項目の決定に用いる。
【0049】
表示ボタン304は画像に関する撮影情報の表示・非表示を切り替える。左ボタン305は選択項目を左に移動する場合や画像送りに用いる。右ボタン306は選択項目を右に移動する場合や画像送りに用いる。上ボタン307は選択項目を上に移動する場合に用いる。下ボタン308は選択項目を下に移動する場合に用いる。
【0050】
シャッターボタン310は撮影モードで撮影する場合に利用するボタンである。モード切替スイッチ311は録画モードと再生モードを切り替える。液晶画面312は画像を確認しながら撮影する場合に用いられ、また撮影した画像の確認にも用いられる。
【0051】
図3は、本実施形態の画像処理装置の処理動作の流れを示すフローチャートである。動画像編集を行う場合、まず編集対象となるファイル名(FILE1)と編集後の動画像の先頭フレーム(Ns)と最終フレーム(Ne)を指定する(ステップS301)。
【0052】
次にユーザが選択した保存方法が新規保存か否かを判別し(ステップS302)、新規保存でない場合は上書き保存か否かを判別する(ステップS303)。新規保存の場合、保存ファイル名を例えばFILE2として新たに設定する(ステップS304)。上書き保存の場合は、編集対象と同じファイル名(FILE1)を設定する(ステップS305)。
【0053】
そして、ステップS301にて設定した先頭フレームと最終フレーム情報に基づいてこの2フレーム間の画像データの動画像ファイルを作成する(ステップS306)。上書き保存の場合には既存の動画像ファイルを更新することになる。
【0054】
その後、作成した動画像ファイルの情報を反映したサムネイルファイルを作成する(ステップS307)。上書き保存の場合には、動画像ファイルの更新に対応して既存のサムネイルファイルを更新することになる。なお、このサムネイルファイル作成では、既存のサムネイルファイルの画像が編集後の動画像ファイルの画像に含まれている場合には、その既に存在している編集前のサムネイルファイルを元に作成することも可能である。
【0055】
図4は、動画像に対して編集を行う場合の液晶画面401(図2でいう液晶画面312)の表示を示す。画面401上には表示画像402、前部分カットボタン403、後部分カットボタン404、及び保存ボタン405が編集メニューとして左側に表示され、編集内容を記すインジケータ406、編集後のトータル秒数を示すカウンタ407が画面下部に表示される。
【0056】
上ボタン307と下ボタン308で編集メニューの項目を移動する。前部分カットボタン403又は後部分カットボタン404が選択対象となっている場合、左ボタン305と右ボタン306で編集位置を移動させることができる。保存ボタン405を選択すると図5に示すような編集保存ボタンが現れる。
【0057】
図5は編集保存画面である。図4の編集メニューのうち上下ボタンで保存ボタン405を選択すると編集保存ボタン501、502が現れる。左ボタン305と右ボタン306で保存方法を選択し、決定ボタン303で決定する。この際、記憶装置の残り容量を計算し、残り容量が少ない場合には上書き保存しか選択できないようにする。
【0058】
図6は、編集前後の動画像とサムネイルファイルの関係である。601は編集前の動画像ファイルの仮想的な構成を示しており、603は編集前の動画像に対するサムネイルファイルの仮想的な構成を示している。この状態から、編集作業によって新しく先頭フレームと最終フレームに指定された位置で切り取られなかった動画像603と、その情報を含むサムネイルファイル604が生成される。
【0059】
なお、図4に示した編集メニューは、前部分カットと後部分カットだけであるが、結合や分割といった編集内容でも同様であり、編集内容は限定されるものではない。
【0060】
また、図6に示した編集後生成されるサムネイルファイル604は、上述したが、既存のサムネイルファイルの画像情報が編集後の動画像ファイル内の画像情報に含まれる場合は、編集前のサムネイルファイル602を参照して作成するようにしてもよいし、動画像から情報を取得して作成してもよい。また、サムネイルとして動画像から取り出す画像は編集後の動画像ファイルの先頭フレームと決められていてもよいし、ユーザが決定するようにしてもよい。
【0061】
(その他の実施の形態)
上述した実施形態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるように、該各種デバイスと接続された装置或いはシステム内のコンピュータに対し、上記実施形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPU或いはMPU)に格納されたプログラムに従って上記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
【0062】
また、この場合、上記ソフトウェアのプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体は本発明を構成する。そのプログラムコードの伝送媒体としては、プログラム情報を搬送波として伝搬させて供給するためのコンピュータネットワーク(LAN、インターネット等のWAN、無線通信ネットワーク等)システムにおける通信媒体(光ファイバ等の有線回線や無線回線等)を用いることができる。
【0063】
さらに、上記プログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムコードを格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0064】
また、コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)或いは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれることはいうまでもない。
【0065】
さらに、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることはいうまでもない。
【0066】
なお、上記実施形態において示した各部の形状及び構造は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。例えば、記録媒体200及び210は、PCMCIAカードやコンパクトフラッシュ(R)等のメモリカード、ハードディスク等だけでなく、マイクロDAT、光磁気ディスク、CD−RやCD−WR等の光ディスク、DVD等の相変化型光ディスク等で構成されていても勿論問題無い。また、記録媒体200及び210がメモリカードとハードディスク等が一体となった複合媒体であっても勿論問題無い。さらに、その複合媒体から一部が着脱可能な構成としても勿論問題無い。また、記録媒体200及び210は撮像装置100と分離していて任意に接続可能なものとして説明したが、いずれか或いは全ての記録媒体が撮像装置100に固定したままとなっていても勿論問題無い。
【0067】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、動画像を編集した後に、動画像ファイルとは別にサムネイルファイルを新たに作成することで、編集後の動画像ファイルとサムネイルファイルを一致させた状態で、その動画像ファイルの内容を簡単に確認できるようにすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の画像処理装置を含むデジタルカメラ等の撮像装置100の構成を示す図である。
【図2】撮像装置100の操作部材を説明するための図である。
【図3】画像処理装置の処理動作の流れを示すフローチャートである。
【図4】動画像に対して編集を行う場合の画面表示の一例を示す図である。
【図5】編集保存画面の一例を示す図である。
【図6】編集前後の動画像とサムネイルファイルの関係を説明するための図である。
【符号の説明】
14 撮像素子
24 画像表示メモリ
28 画像表示部
30 メモリ
50 システム制御回路
54 表示部
200 記録媒体
201 記録媒体
【発明の属する技術分野】
本発明は、動画像を撮像、記録、再生する撮像装置等に用いられる画像処理装置、方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、固体メモリ素子を有するメモリカードを記録媒体として、静止画像や動画像を記録再生する電子カメラ等の画像処理装置は既に市販されており、カラー液晶パネル等の電子ファインダを備える電子カメラも販売されている。これらの電子カメラによれば、撮影前の画像を連続して表示して電子カメラの使用者が構図を決定することや、撮影した画像を再生表示して確認することが可能である。特に、撮影した画像を撮影直後に再生する機能は利便性が高く、電子カメラの使用者にとって有益な機能となっている。
【0003】
他方、デジタルカメラにおいても、静止画のみならず動画像の撮影機能を持った製品も増えており、動画像の録画時間や画像サイズ等も向上している。このようなデジタルカメラの中には、動画像を撮影した際に動画像とは別ファイルとして動画像から1フレームを取り出してサムネイルファイルを作成するものもある。サムネイルファイルを作成することで、容易に動画像ファイルの内容を確認することができる。
【0004】
更に、一部のデジタルカメラにおいては、動画像の編集機能を持った製品もあり、動画像の切り取りや結合といったことも可能になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
動画像を撮影する際にサムネイルファイルを作成するデジタルカメラでは、撮影した動画像を確認する場合、予めサムネイルファイルから画像を表示させている。サムネイルファイルをJPEG形式で作成することで、静止画と同じ処理で動画像の内容の一部を確認することができる。また、サムネイルファイルに動画像の撮影フレーム数等の情報を記すことで、動画像を解析しなくとも動画像の情報を取得することができる。
【0006】
しかし、編集機能を持ったデジタルカメラでは、動画像データの一部が編集によって削除された場合、編集後の動画像ファイルとサムネイルファイルが一致しなくなる事態が生じうる。例えば、サムネイルファイルで示す動画像の中の1フレームが編集後の動画像には含まれないという可能性もあり、動画像の記録時間の情報もずれてしまう。
【0007】
本発明は上記課題に鑑みてなされたもので、動画像ファイルを編集した後、サムネイルファイルを動画像ファイルとは別に新たに作成することで、編集後の動画像ファイルとサムネイルファイルを一致させた状態で、その動画像ファイルの内容を簡単に確認できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像処理装置は、記録媒体に記録された動画像ファイルの編集を行う編集手段と、前記編集した動画像ファイルとは別ファイルとしてサムネイルファイルを生成するサムネイルファイル生成手段とを備えた点に特徴を有する。
【0009】
また、本発明の画像処理装置の他の特徴とするところは、撮像した動画像を記録媒体に記録し、再生表示可能である撮像装置に用いられている点にある。
【0010】
また、本発明の画像処理装置の他の特徴とするところは、前記サムネイルファイル生成手段は前記編集した動画像ファイルに含まれるフレームを取り出してサムネイルファイルを生成する点にある。
【0011】
また、本発明の画像処理装置の他の特徴とするところは、前記サムネイルファイル生成手段は前記編集した動画像ファイルからユーザにより指定されたフレームを取り出してサムネイルファイルを生成する点にある。
【0012】
また、本発明の画像処理装置の他の特徴とするところは、前記サムネイルファイル生成手段は前記動画像ファイルに対応する編集前のサムネイルファイルを参照して、前記編集した動画像ファイルのサムネイルファイルを生成する点にある。
【0013】
また、本発明の画像処理装置の他の特徴とするところは、前記編集手段によって動画像ファイルの更新を行う場合、その動画像ファイルの更新に対応して、既存のサムネイルファイルの更新を行う点にある。
【0014】
本発明の画像処理方法は、記録媒体に記録された動画像ファイルの編集を行う編集手順と、前記編集した動画像ファイルとは別ファイルとしてサムネイルファイルを生成するサムネイルファイル生成手順とを有する点に特徴を有する。
【0015】
本発明のコンピュータプログラムは、記録媒体に記録された動画像ファイルの編集を行う編集処理と、前記編集した動画像ファイルとは別ファイルとしてサムネイルファイルを生成するサムネイルファイル生成処理とをコンピュータに実行させる点に特徴を有する。
【0016】
本発明のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、前記本発明のコンピュータプログラムを格納した点に特徴を有する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の画像処理装置、方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体の実施の形態について説明する。
【0018】
図1は、本実施形態の画像処理装置を含むデジタルカメラ等の撮像装置100の構成を示す図である。同図において、10は撮影レンズ、12は絞り機能を備えるシャッター、14は光学像を電気信号に変換する撮像素子、16は撮像素子14のアナログ信号出力をディジタル信号に変換するA/D変換器である。
【0019】
18は撮像素子14、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給するタイミング発生回路であり、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。
【0020】
20は画像処理回路であり、A/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御回路50が露光制御部40、測距制御部42に対して制御を行う、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理を行っている。さらに、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
【0021】
22はメモリ制御回路であり、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、圧縮・伸長回路32を制御する。A/D変換器16のデータが画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16のデータが直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
【0022】
24は画像表示メモリ、26はD/A変換器、28はTFT LCD等から成る画像表示部であり、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器26を介して画像表示部28により表示される。画像表示部28を用いて撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ファインダ機能を実現することが可能である。また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により任意に表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにした場合には電力消費を大幅に低減することができる。
【0023】
30は撮影した静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連射撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。また、メモリ30はシステム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
【0024】
32は適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮伸長する圧縮・伸長回路であり、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
【0025】
40は絞り機能を備えるシャッター12を制御する露光制御部であり、フラッシュ48と連携することによりフラッシュ調光機能も有するものである。42は撮影レンズ10のフォーカシングを制御する測距制御部、44は撮影レンズ10のズーミングを制御するズーム制御部、46はバリアである保護部102の動作を制御するバリア制御部である。
【0026】
48はフラッシュであり、AF補助光の投光機能、フラッシュ調光機能も有する。露光制御部40、測距制御部42はTTL方式を用いて制御されており、撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果に基づき、システム制御回路50が露光制御部40、測距制御部42に対して制御を行う。
【0027】
50は全体を制御するシステム制御回路である。なお、本実施形態では、システム制御回路50が主要構成要素となって、本発明でいう編集手段、サムネイルファイル生成手段としての機能を発揮する。52はシステム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリである。
【0028】
54はシステム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する液晶表示装置、スピーカー等の通知部であり、操作部近辺の視認し易い位置に単数或いは複数個所設置され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成されている。また、通知部54は、その一部の機能が光学ファインダ104内に設置されている。
【0029】
通知部54の表示内容のうち、LCD等に表示するものとしては、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200及び210の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付け・時刻表示、等がある。
【0030】
また、通知部54の表示内容のうち、光学ファインダ104内に表示するものとしては、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示、等がある。
【0031】
56は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。
【0032】
60、62、64、66、68及び70は、システム制御回路50の各種の動作指示を入力するための操作部であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
【0033】
ここで、これらの操作部の具体的な説明を行う。60はモードダイアルスイッチで、電源オフ、自動撮影モード、撮影モード、パノラマ撮影モード、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを切り替え設定することができる。
【0034】
62はシャッタースイッチSW1で、不図示のシャッターボタンの操作途中でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作開始を指示する。
【0035】
64はシャッタースイッチSW2で、不図示のシャッターボタンの操作完了でONとなり、撮像素子12から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む露光処理、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体200或いは210に画像データを書き込む記録処理という一連の処理の動作開始を指示する。
【0036】
66は画像表示ON/OFFスイッチで、画像表示部28のON/OFFを設定することができる。この機能により、光学ファインダ104を用いて撮影を行う際に、TFT LCD等から成る画像表示部への電流供給を遮断することにより、省電力を図ることが可能となる。
【0037】
68はクイックレビューON/OFFスイッチで、撮影直後に撮影した画像データを自動再生するクイックレビュー機能を設定する。なお、本実施例では特に、画像表示部28をOFFとした場合におけるクイックレビュー機能の設定をする機能を備えるものとする。
【0038】
70は各種ボタンやタッチパネル等からなる操作部で、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン等がある。
【0039】
80は電源制御部で、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されており、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。
【0040】
82はコネクタ、84はコネクタ、86はアルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等からなる電源である。
【0041】
90及び94はメモリカードやハードディスク等の記録媒体とのインタフェース、92及び96はメモリカードやハードディスク等の記録媒体と接続を行うコネクタ、98はコネクタ92及び或いは96に記録媒体200或いは210が装着されているか否かを検知する記録媒体着脱検知部である。なお、本実施形態では記録媒体を取り付けるインタフェース及びコネクタを2系統持つものとして説明しているが、これらインタフェース及びコネクタは、単数或いは複数、いずれの系統数を備える構成としても構わない。また、異なる規格のインタフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成としても構わない。インタフェース及びコネクタとしては、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(R))カード等の規格に準拠したものを用いて構成して構わない。さらに、インタフェース90及び94、そしてコネクタ92及び96をPCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(R))カード等の規格に準拠したものを用いて構成した場合、LANカードやモデムカード、USBカード、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカード、PHS等の通信カード、等の各種通信カードを接続することにより、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことができる。
【0042】
102は、レンズ10を含む撮像部を覆うことにより、撮像部の汚れや破損を防止するバリアである保護部である。
【0043】
104は光学ファインダであり、画像表示部28による電子ファインダ機能を使用すること無しに、光学ファインダのみを用いて撮影を行うことが可能である。また、光学ファインダ104内には、通知部54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示等が設置されている。
【0044】
110は通信部で、RS232CやUSB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信、等の各種通信機能を有する。
【0045】
112は通信部110により他の機器と接続するコネクタ或いは無線通信の場合はアンテナである。
【0046】
200はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、撮像装置100とのインタフェース204、撮像装置100と接続を行うコネクタ206を備えている。
【0047】
210はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体210は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部212、撮像装置100とのインタフェース214、撮像装置100と接続を行うコネクタ216を備えている。
【0048】
図2は、撮像装置100の操作部材を説明するための図である。電源ボタン301はデジタルカメラの起動と終了に用いる。メニューボタン302は撮影モードの変更や日付の設定、画像のプロテクトや削除といったメニューへ入るときに使用するボタンである。また、各種設定モードを終了する場合にも使用する。決定ボタン303は選択項目の決定に用いる。
【0049】
表示ボタン304は画像に関する撮影情報の表示・非表示を切り替える。左ボタン305は選択項目を左に移動する場合や画像送りに用いる。右ボタン306は選択項目を右に移動する場合や画像送りに用いる。上ボタン307は選択項目を上に移動する場合に用いる。下ボタン308は選択項目を下に移動する場合に用いる。
【0050】
シャッターボタン310は撮影モードで撮影する場合に利用するボタンである。モード切替スイッチ311は録画モードと再生モードを切り替える。液晶画面312は画像を確認しながら撮影する場合に用いられ、また撮影した画像の確認にも用いられる。
【0051】
図3は、本実施形態の画像処理装置の処理動作の流れを示すフローチャートである。動画像編集を行う場合、まず編集対象となるファイル名(FILE1)と編集後の動画像の先頭フレーム(Ns)と最終フレーム(Ne)を指定する(ステップS301)。
【0052】
次にユーザが選択した保存方法が新規保存か否かを判別し(ステップS302)、新規保存でない場合は上書き保存か否かを判別する(ステップS303)。新規保存の場合、保存ファイル名を例えばFILE2として新たに設定する(ステップS304)。上書き保存の場合は、編集対象と同じファイル名(FILE1)を設定する(ステップS305)。
【0053】
そして、ステップS301にて設定した先頭フレームと最終フレーム情報に基づいてこの2フレーム間の画像データの動画像ファイルを作成する(ステップS306)。上書き保存の場合には既存の動画像ファイルを更新することになる。
【0054】
その後、作成した動画像ファイルの情報を反映したサムネイルファイルを作成する(ステップS307)。上書き保存の場合には、動画像ファイルの更新に対応して既存のサムネイルファイルを更新することになる。なお、このサムネイルファイル作成では、既存のサムネイルファイルの画像が編集後の動画像ファイルの画像に含まれている場合には、その既に存在している編集前のサムネイルファイルを元に作成することも可能である。
【0055】
図4は、動画像に対して編集を行う場合の液晶画面401(図2でいう液晶画面312)の表示を示す。画面401上には表示画像402、前部分カットボタン403、後部分カットボタン404、及び保存ボタン405が編集メニューとして左側に表示され、編集内容を記すインジケータ406、編集後のトータル秒数を示すカウンタ407が画面下部に表示される。
【0056】
上ボタン307と下ボタン308で編集メニューの項目を移動する。前部分カットボタン403又は後部分カットボタン404が選択対象となっている場合、左ボタン305と右ボタン306で編集位置を移動させることができる。保存ボタン405を選択すると図5に示すような編集保存ボタンが現れる。
【0057】
図5は編集保存画面である。図4の編集メニューのうち上下ボタンで保存ボタン405を選択すると編集保存ボタン501、502が現れる。左ボタン305と右ボタン306で保存方法を選択し、決定ボタン303で決定する。この際、記憶装置の残り容量を計算し、残り容量が少ない場合には上書き保存しか選択できないようにする。
【0058】
図6は、編集前後の動画像とサムネイルファイルの関係である。601は編集前の動画像ファイルの仮想的な構成を示しており、603は編集前の動画像に対するサムネイルファイルの仮想的な構成を示している。この状態から、編集作業によって新しく先頭フレームと最終フレームに指定された位置で切り取られなかった動画像603と、その情報を含むサムネイルファイル604が生成される。
【0059】
なお、図4に示した編集メニューは、前部分カットと後部分カットだけであるが、結合や分割といった編集内容でも同様であり、編集内容は限定されるものではない。
【0060】
また、図6に示した編集後生成されるサムネイルファイル604は、上述したが、既存のサムネイルファイルの画像情報が編集後の動画像ファイル内の画像情報に含まれる場合は、編集前のサムネイルファイル602を参照して作成するようにしてもよいし、動画像から情報を取得して作成してもよい。また、サムネイルとして動画像から取り出す画像は編集後の動画像ファイルの先頭フレームと決められていてもよいし、ユーザが決定するようにしてもよい。
【0061】
(その他の実施の形態)
上述した実施形態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるように、該各種デバイスと接続された装置或いはシステム内のコンピュータに対し、上記実施形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPU或いはMPU)に格納されたプログラムに従って上記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
【0062】
また、この場合、上記ソフトウェアのプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体は本発明を構成する。そのプログラムコードの伝送媒体としては、プログラム情報を搬送波として伝搬させて供給するためのコンピュータネットワーク(LAN、インターネット等のWAN、無線通信ネットワーク等)システムにおける通信媒体(光ファイバ等の有線回線や無線回線等)を用いることができる。
【0063】
さらに、上記プログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムコードを格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0064】
また、コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)或いは他のアプリケーションソフト等と共同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれることはいうまでもない。
【0065】
さらに、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれることはいうまでもない。
【0066】
なお、上記実施形態において示した各部の形状及び構造は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。例えば、記録媒体200及び210は、PCMCIAカードやコンパクトフラッシュ(R)等のメモリカード、ハードディスク等だけでなく、マイクロDAT、光磁気ディスク、CD−RやCD−WR等の光ディスク、DVD等の相変化型光ディスク等で構成されていても勿論問題無い。また、記録媒体200及び210がメモリカードとハードディスク等が一体となった複合媒体であっても勿論問題無い。さらに、その複合媒体から一部が着脱可能な構成としても勿論問題無い。また、記録媒体200及び210は撮像装置100と分離していて任意に接続可能なものとして説明したが、いずれか或いは全ての記録媒体が撮像装置100に固定したままとなっていても勿論問題無い。
【0067】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、動画像を編集した後に、動画像ファイルとは別にサムネイルファイルを新たに作成することで、編集後の動画像ファイルとサムネイルファイルを一致させた状態で、その動画像ファイルの内容を簡単に確認できるようにすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の画像処理装置を含むデジタルカメラ等の撮像装置100の構成を示す図である。
【図2】撮像装置100の操作部材を説明するための図である。
【図3】画像処理装置の処理動作の流れを示すフローチャートである。
【図4】動画像に対して編集を行う場合の画面表示の一例を示す図である。
【図5】編集保存画面の一例を示す図である。
【図6】編集前後の動画像とサムネイルファイルの関係を説明するための図である。
【符号の説明】
14 撮像素子
24 画像表示メモリ
28 画像表示部
30 メモリ
50 システム制御回路
54 表示部
200 記録媒体
201 記録媒体
Claims (9)
- 記録媒体に記録された動画像ファイルの編集を行う編集手段と、
前記編集した動画像ファイルとは別ファイルとしてサムネイルファイルを生成するサムネイルファイル生成手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。 - 撮像した動画像を記録媒体に記録し、再生表示可能である撮像装置に用いられていることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記サムネイルファイル生成手段は前記編集した動画像ファイルに含まれるフレームを取り出してサムネイルファイルを生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記サムネイルファイル生成手段は前記編集した動画像ファイルからユーザにより指定されたフレームを取り出してサムネイルファイルを生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記サムネイルファイル生成手段は前記動画像ファイルに対応する編集前のサムネイルファイルを参照して、前記編集した動画像ファイルのサムネイルファイルを生成することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記編集手段によって動画像ファイルの更新を行う場合、その動画像ファイルの更新に対応して、既存のサムネイルファイルの更新を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 記録媒体に記録された動画像ファイルの編集を行う編集手順と、
前記編集した動画像ファイルとは別ファイルとしてサムネイルファイルを生成するサムネイルファイル生成手順とを有することを特徴とする画像処理方法。 - 記録媒体に記録された動画像ファイルの編集を行う編集処理と、
前記編集した動画像ファイルとは別ファイルとしてサムネイルファイルを生成するサムネイルファイル生成処理とをコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。 - 請求項8に記載のコンピュータプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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JP2015035753A (ja) * | 2013-08-09 | 2015-02-19 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置 |
-
2002
- 2002-08-29 JP JP2002251708A patent/JP2004096226A/ja active Pending
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