JP2004095191A - 電子顕微鏡の調整方法 - Google Patents

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近藤 行人
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Abstract

【課題】煩わしいつまみの操作による調整作業を減少させ、コンピュータによる操作を増やすことによって電子顕微鏡の操作性を向上させ、また初心者の電子顕微鏡の習熟度を早めることができる電子顕微鏡の調整方法を実現する。
【解決手段】倍率可変のためのボタンC1の位置に、ポインター52を移動させ、マウスの左ボタンをクリックすると、コンピュータ44は、倍率可変モードに入ったことを認識し、メモリー45の像倍率データが記憶されている記憶領域45aにアクセスできる状態とされる。ここで、オペレータがマウス47のホイール57を回転させると、所定の倍率となるようにレンズ系のレンズ強度が設定される。
【選択図】   図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンデンサレンズ、対物レンズにより電子ビームを試料上に集束し、試料を透過した電子を結像させるようにした透過型電子顕微鏡や、細く集束された電子ビームを試料上で走査し、試料から発生した2次電子などの信号を検出し、検出信号を電子ビームの走査に同期して表示するようにした走査電子顕微鏡等の電子顕微鏡の調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子顕微鏡には大きく分けて、透過電子顕微鏡と走査電子顕微鏡がある。透過電子顕微鏡では、電子銃から発生し加速された電子ビームをコンデンサレンズ、対物レンズにより試料上に集束し、試料を透過、散乱された電子を、蛍光板、写真フィルム、あるいは、TVカメラ上に結像させるようにしている。
【0003】
このような透過電子顕微鏡では、像の倍率を観察目的によって変化できるように構成され、また、試料上に照射される電子ビームのフォーカスも任意に変化できるように構成されている。この透過電子顕微鏡の倍率やフォーカスなどの1次元的に並んだパラメータは、透過電子顕微鏡のオペレーションパネルに設けられた倍率調整つまみやフォーカス調整つまみを調整することによって任意に変化できるようにしている。
【0004】
例えば、倍率つまみを右側に回転させれば、その回転量にともなって、結像レンズ径の各レンズの励磁強度(レンズ強度)が倍率が高くなるように変化させられる。また、倍率つまみを左側に回転させれば、その回転量にともなって、結像レンズ径の各レンズの励磁強度(レンズ強度)が倍率が高くなるように変化させられる。フォーカス調整においても同様に、つまみの回転により、フォーカスに影響を与えるレンズ系の各レンズの励磁強度が変化させられ、試料に照射される電子ビームのフォーカスの状態が変化させられる。
【0005】
一方、走査電子顕微鏡では、電子銃から発生し加速された電子ビームを、コンデンサレンズ、対物レンズにより試料上に細く集束すると共に、試料上の所定範囲を電子ビームで走査するようにしている。試料に細く絞った電子ビームを照射することによって、この試料から発生した2次電子や反射電子、試料を透過した電子を検出し、この検出信号を一次電子ビームの走査に応じてディスプレイに供給し、試料の走査電子顕微鏡像を表示するようにしている。
【0006】
このような走査電子顕微鏡では、像の倍率を観察目的によって変化できるように構成され、また、試料上に照射される電子ビームのフォーカスも任意に変化できるように構成されている。この走査電子顕微鏡の倍率やフォーカスなどの1次元的に並んだパラメータは、走査電子顕微鏡のオペレーションパネルに設けられた倍率調整つまみやフォーカス調整つまみを調整することによって任意に変化できるようにしている。
【0007】
例えば、倍率つまみを右側に回転させれば、その回転量にともなって、試料に照射される一次電子ビームの2次元走査範囲が変化させられ、表示画面上の像の倍率が変化させられる。また、試料上に照射される電子ビームのフォーカスの調整も、フォーカス調整つまみを調整することにより、コンデンサレンズと対物レンズより成る照射レンズ系の各レンズの励磁強度(レンズ強度)が変化させられ、試料に照射される電子ビームのフォーカスの状態が変化させられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近代的なコンピュータコントロール可能な電子顕微鏡においても、倍率やフォーカスなどの1次元的に並んだパラメータを変化させる際には、オペレーションパネルに設けられた倍率調整つまみやフォーカス調整つまみを回転あるいはスライドさせて行なっている。このつまみの変化は、コンピュータが読み取り、このコンピュータの制御により、その変化量に応じて電子顕微鏡の各レンズ等のパラメータを変化させている。
【0009】
しかしながら、最新の電子顕微鏡では、オペレータが調整すべきパラメータを変化させるために、GUI(Graphical User Interface)を介して行なうことが可能となってきた。このGUIを用いて調整するパラメータの数が増すことによって、オペレーションパネル上のつまみの数を減らすことができる。この結果、オペレータが行なう操作を簡略化することができると共に、コストダウンを図ることもできるようになった。更に、コンピュータ自体の操作に関しては、多くのオペレータの習熟度が高く、電子顕微鏡の操作をコンピュータにより行なうことで、オペレータの電子顕微鏡の操作を習熟することが早くなることが期待される。
【0010】
このように、電子顕微鏡の操作の多くをコンピュータにより行なうことができれば、その効果は大きい。例えば、コンピュータコントロールが可能な電子顕微鏡において、電子顕微鏡を操作しているときには、マウス等のポインターは常時オペレータが握って操作しているものである。
【0011】
もし、電子顕微鏡につまみが配置してあるオペレーションパネルが装着してあり、オペレータがこのつまみを調整しなければならない操作を行なうことになった場合には、オペレータは、マウスから手を離さざるを得ず、操作が煩わしいものとなる。
【0012】
本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、その目的は、煩わしいつまみの操作による調整作業を減少させ、コンピュータによる操作を増やすことによって電子顕微鏡の操作性を向上させ、また初心者の電子顕微鏡の習熟度を早めることができる電子顕微鏡の調整方法を実現するにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明に基づく電子顕微鏡の調整方法は、電子ビームを発生し加速する電子銃と、電子銃からの電子ビームを試料上に集束するためのレンズ系と、試料を透過した電子を結像する結像レンズ系とを備えており、各レンズ系に含まれるレンズの強度をコンピュータによって制御し得る電子顕微鏡において、コンピュータのディスプレイ上に調整すべき項目を表示させ、特定の調整項目の表示部分にディスプレイに表示されたポインターを移動させ、マウスをクリックすることにより調整項目の選択を行ない、その後マウスのホイールを回転させることによって、該調整項目についての調整を行なうようにしたことを特徴としている。
【0014】
本発明では、コンピュータのディスプレイ上に、少なくとも1次元的に変化させる調整すべき項目を表示させ、特定の調整項目の表示部分にディスプレイに表示されたポインターを移動させ、マウスをクリックすることにより調整項目の選択を行ない、その後マウスのホイールを回転させることによって、該調整項目についての調整を行なうようにした。
【0015】
また、本発明では、コンピュータのディスプレイ上に調整すべき項目を表示させ、特定の調整項目の表示部分にディスプレイに表示されたポインターを移動させ、マウスをクリックすることにより調整項目の選択を行なった場合、選択された特定の調整項目の表示部分の色を他の調整項目の表示部分の色とは異ならせた。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明に基づく走査透過電子顕微鏡の一例を示したもので、この顕微鏡では、電子ビームを試料上で走査し、試料表面からの2次電子に基づく走査電子顕微鏡像と、同じく電子ビームを試料上で走査し、試料を透過した電子に基づく走査透過電子顕微鏡像と、電子ビームを走査せず、試料を透過した電子に基づく透過電子顕微鏡像の複数の像の観察ができるように構成されている。
【0017】
図において、電子顕微鏡カラム1の上部に配置された電子銃2から発生した電子ビームEBは、加速管3によって加速される。加速管3によって例えば50kVに加速された電子ビームは、第1のコンデンサレンズ4と第2のコンデンサレンズ5によって集束される。
【0018】
コンデンサレンズ4、5によって集束された電子ビームの中心部分は、コンデンサレンズアパーチャ6の開口を通り、電子ビームの外側の収差の大きい部分をアパーチャ5によって遮蔽するようにしている。なお、コンデンサレンズアパーチャ6には、複数の径の異なった開口が設けられており、顕微鏡の各種モードに応じていずれかの適切な径の開口が光軸上に配置されるように構成されている。加速管3とコンデンサレンズ4との間には、電子銃2から発生し、加速管3によって加速された電子ビームの軸ずれを補正するための一対のアライメントコイル7,8が配置されている。
【0019】
コンデンサレンズアパチャー6の開口を通過した電子ビームは、コンデンサミニレンズ9によって電子ビームのフォーカスの微調整がなされた後、対物レンズ10の磁場中に配置された試料11に照射される。コンデンサレンズアパーチャ6と試料11との間には、コンデンサレンズの非点収差を補正するための非点収差補正レンズ13、コンデンサレンズ4、5によって集束された電子ビームの軸ずれを補正するためのアライメントコイル14、15が配置されている。なお、アライメントコイル14、15は、走査像観察モードの際には、電子ビームの2次元走査用のコイルとしても動作する。
【0020】
対物レンズ10による試料11の前方磁場は、電子ビームのフォーカスに寄与し、試料11の後方磁場は、後段の中間レンズ16、17、18と投影レンズ19とによって結像レンズ系を構成する。なお、対物レンズ10の前方には、対物レンズアパーチャ20が配置されており、電子ビームの外側の収差の大きい部分をアパーチャ20によって遮蔽するようにしている。なお、対物レンズアパーチャ20には、複数の径の異なった開口が設けられており、顕微鏡の各種モードに応じていずれかの適切な径の開口が光軸上に配置されるように構成されている。また、対物レンズ10とアパーチャ21との間には、対物レンズ10の磁場の微調整をするための対物ミニレンズ22が配置されている。
【0021】
更に、対物レンズアパーチャ20の下部には、対物レンズ10の非点収差を補正するための非点収差補正レンズ23、イメージシフトコイル24、25が設けられている。また、投影レンズ19の後段には、電子ビームの軸合わせ用のアライメントコイル26が配置されている。
【0022】
試料11の上部には、2次電子検出器27が設けられている。この2次電子検出器は、走査電子顕微鏡像観察モードの際に動作させられるもので、例えば、シンチレータと光電子増倍管より構成される検出器が用いられ、試料からの2次電子を加速してシンチレータに導くようにされている。
【0023】
また、結像レンズ系の後段には、上から順番に、CCDカメラのごとき第1のTVカメラ28、暗視野像観察用検出器29、明視野像観察用検出器30、CCDカメラのごとき第2のTVカメラ31が配置されている。第1のTVカメラ28は、駆動機構32によって光軸上に挿脱可能に構成されている。また、暗視野像観察用検出器29、明視野像観察用検出器30は、それぞれ駆動機構33、34によって光軸上に挿脱可能に構成されている。更に、第2のTVカメラ31は、駆動機構35によって光軸上に挿脱可能に構成されている。
【0024】
カラム1内のレンズ、すなわち、コンデンサレンズ4、5、コンデンサレンズミニレンズ9、対物レンズ10、対物レンズミニレンズ22、中間レンズ16、17、18、投影レンズ19および非点収差補正レンズ13、23には、レンズ電源36から励磁電流が供給される。また、前記電子銃2と加速管3には、高電圧電源37から所望の高電圧が印加される。
【0025】
更に、電子銃アライメントコイル7、8、コンデンサレンズアライメントコイル14、15、イメージシフトコイル24、25、投影レンズアライメントコイル26には、アライメント電源38からそれぞれ所望の電流が流され、それに伴って各コイルにより発生した磁場により電子ビームは適宜軸ズレが補正され、また像の位置が移動させられる。
【0026】
また、2次電子検出器27の駆動機構32、第1のTVカメラ28の駆動機構33a、暗視野像観察用検出器29の駆動機構34、明視野像観察用検出器30の駆動機構35、第2のTVカメラ31の駆動機構33bは、検出器駆動電源39からの駆動電圧により、選択的に駆動され、特定の検出器のみが光軸に配置されるか、光軸に接近させられるように構成されている。
【0027】
また、第1のTVカメラ28および第2のTVカメラ31からの透過電子顕微鏡像信号取得のためのTV電源40が備えられており、また、2次電子検出器27、暗視野像観察用検出器29、明視野像観察用検出器30からの走査像信号は、増幅器41に供給される。
【0028】
また、カラム1内の光軸に沿って配置されるアパーチャ6、20、21は、アパーチャ駆動電源42によって駆動され、光軸上の各アパーチャの開口の大きさは最適なものに選択される。
【0029】
前記レンズ電源36、高電圧電源37、アライメント電源38、検出器位置駆動電源39、TVカメラ用電源40、検出器信号増幅器41、アパーチャ駆動電源42は、インターフェース43を介してコンピュータ44に接続されている。この結果、レンズ電源36、高電圧電源37、アライメント電源38、検出器駆動電源39、TVカメラ用電源40、信号増幅器41、アパーチャ駆動電源42は、コンピュータ44によって制御されることになる。
【0030】
コンピュータ44には、メモリー45が接続されているが、このメモリー45には、各レンズ強度、検出器の選択、アパーチャの開口の選択などが、電子顕微鏡の観察モード、電子銃の加速電圧や倍率に応じてテーブルの形式で記憶されている。
【0031】
例えば、電子銃の加速電圧を変化させた場合には、選択された加速電圧で電子ビームが最適に試料11にフォーカスされ、試料を透過した電子像が例えば指定された倍率となるように、第1のTVカメラ28のスクリーン上に最適に投影されるような各レンズ強度があらかじめ記憶されている。
【0032】
コンピュータ44には、キーボード46、マウス47、コントロールパネル48、ディスプレイ49が接続されており、キーボード46、マウス47によってコンピュータ44への指令や各種の条件設定を行なうことができるように構成されている。また、ディスプレイ49の画面には、像表示領域50、装置の制御のためのGUI(グラフィックユーザーインターフェイス)51、マウス47やキーボード46によって画面上を移動するポインター52が表示されている。また、当然のことながら、コンピュータ44内には、電子顕微鏡の各種構成要素を指定されたモードや条件に応じてコントロールするためのソフトウェア53が備えられている。このような構成の動作を次に説明する。
【0033】
さて、図1に示した走査透過電子顕微鏡は、透過電子顕微鏡像の観察と、走査電子顕微鏡像の観察と、透過走査電子顕微鏡像の観察とを行なうことができる。透過電子顕微鏡像を観察する場合、キーボード46やマウス47を用いて、ディスプレイ49に表示されているGUI51中の例えば、TEMの表示がされている領域にポインター52を位置させ、マウス47をクリックするなどして、TEMモードを選択する。
【0034】
TEMモードが選択されると、コンピュータ44は検出器駆動電源39を制御し、駆動機構32により2次電子検出器27を光軸から遠くに退避させ、駆動機構34により暗視野像検出器29を、駆動機構35により明視野像検出器30を光軸上から退避させる。そして、駆動機構33aと33bによって、第1のTVカメラ28か第2のTVカメラ31のいずれか一方を光軸上に配置し、他方を光軸から退避させる。
【0035】
この第1のTVカメラ28は広視野観察用に比較的低い倍率の像を観察する際に主として用いられるもので、投影レンズ19に近い位置に配置される。また、第2のTVカメラ31は、高分解能のTVカメラが用いられ、比較的高い倍率で像の観察を行う際に用いられる。この2種のTVカメラのいずれを用いるかは、コンピュータ44のディスプレイ49のGUI51によって選択することができる。
【0036】
例えば、広視野の電子顕微鏡像を観察する場合には、第1のTVカメラ28が光軸上に配置され、第2のTVカメラ31は光軸から退避させられる。この状態で、コンピュータ44はコンデンサレンズ4、5、対物レンズ10の励磁電流を制御し、比較的太い径(1nm)のプローブが試料11に照射されるように制御する。また、中間レンズ16〜18と投影レンズ19の励磁電流を制御し、試料11を透過した電子による像が第1のTVカメラ28のスクリーン上に結像されるように制御する。
【0037】
このように各レンズを制御して電子銃2からの電子ビームを試料11に照射すれば、第1のTVカメラ28のスクリーン上には試料の特定広視野の透過電子顕微鏡像が投影される。TVカメラ28のスクリーン上に投影された像は映像信号として読み出され、透過電子顕微鏡像取得のためのTV電源40を介してコンピュータ44に送られる。コンピュータ44に供給された映像信号は、ディスプレイ49に供給され、ディスプレイ49の画面の像表示領域50上には、広領域の倍率の比較的低い透過電子顕微鏡像が表示される。
【0038】
なお、比較的倍率の高い高分解能の透過電子顕微鏡像を観察する場合には、駆動機構33aによって第1のTVカメラ28が光軸上から退避させられ、駆動機構33bによって第2のTVカメラ31が光軸上に配置される。その際には、中間レンズ16〜18、投影レンズ19のレンズ強度が調整され、電子像がカラム1の下部に配置された第2のTVカメラ31のスクリーン上に結像されるように制御される。
【0039】
TVカメラ31のスクリーン上に投影された像は映像信号として読み出され、透過電子顕微鏡像取得のためのTV電源40を介してコンピュータ44に送られる。コンピュータ44に供給された映像信号は、ディスプレイ49に供給され、ディスプレイ49の画面の像表示領域50上には、倍率の高い高分解能の透過電子顕微鏡像が表示される。なお、第1のTVカメラ28を用いて得られた像は試料の視野探しのために用いられ、第2のTVカメラ31を用いて得られた像は視野探しの結果得られた試料の所望領域の高分解能の像となる。
【0040】
次に、走査電子顕微鏡像と透過走査電子顕微鏡像を観察する際の操作について説明する。走査電子顕微鏡像あるいは走査透過電子顕微鏡像を観察する場合、キーボード46やマウス47を用いて、ディスプレイ49に表示されているGUI51中の例えば、SEMあるいはSTEMの表示がされている領域にポインター52を位置させ、マウス47をクリックするなどして、SEMあるいはSTEMモードを選択する。
【0041】
このSEMモードが選択されると、コンピュータ44は検出器駆動電源39を制御し、駆動機構32によって2次電子検出器27を光軸に近い位置に移動させ、暗視野像検出器29、明視野像検出器30を光軸上から退避させる。そして、第1のTVカメラ28と第2のTVカメラ31も光軸から退避させる。
【0042】
この状態で、コンピュータ44はコンデンサレンズ4、5、対物レンズ10の励磁電流を制御し、比較的細い径(0.2nm程度)のプローブが試料11に照射されるように制御する。このように各レンズを制御して電子銃2からの電子ビームを試料11に照射すると共に、コンデンサレンズアライメントコイル14、15に電子ビームの2次元走査信号を供給すれば、試料11の所定領域で電子ビームが2次元的に走査される。
【0043】
試料上の電子ビームの2次元走査に基づいて試料11の表面から発生した2次電子は、2次電子検出器27に導かれて検出される。検出された2次電子信号は、映像信号として増幅器41を介してコンピュータ44に供給される。コンピュータ44に供給された映像信号は、ディスプレイ49に供給され、その結果、像表示領域50には、走査電子顕微鏡像が表示されることになる。
【0044】
次に、STEMモードが選択されると、コンピュータ44は検出器駆動電源39を制御し、駆動機構32によって2次電子検出器27を光軸から遠くに離し、駆動機構33a、33bを駆動して、暗視野像検出器29、明視野像検出器30のいずれか一方を光軸上に配置し、他方を光軸上から退避させる。そして、第1のTVカメラ28と第2のTVカメラ31も光軸から退避させる。
【0045】
この状態で、コンピュータ44はコンデンサレンズ4、5、対物レンズ10の励磁電流を制御し、比較的細い径(0.2nm程度)のプローブが試料11に照射されるように制御する。このように各レンズを制御して電子銃2からの電子ビームを試料11に照射すると共に、コンデンサレンズアライメントコイル14、15に電子ビームの2次元走査信号を供給すれば、試料11の所定領域で電子ビームが2次元的に走査される。
【0046】
試料上の電子ビームの2次元走査に基づいて試料11を透過した電子は、光軸上に配置された暗視野像用検出器29か明視野像用検出器30のいずれかによって検出される。検出された透過電子信号は、映像信号として増幅器41を介してコンピュータ44に供給される。コンピュータ44に供給された映像信号は、ディスプレイ49に供給され、その結果、像表示領域50には、明視野か暗視野の走査透過電子顕微鏡像が表示されることになる。
【0047】
図2にTEMモードとSEMおよびSTEMモードの時の各レンズ強度と光路を参考として示している。図2において実線がTEMモードの時のレンズ強度と光路を示しており、点線がSEMおよびSTEMモードの時のレンズ強度と光路を示している。図中CLはコンデンサレンズであり、図1の装置の2段のコンデンサレンズを1段で示している。また、OLpreは対物レンズ10による試料の前方磁場を示しており、OLpostは、対物レンズ10による試料の後方磁場を示している。
【0048】
更に、IL1は中間レンズで、図1に示した装置の2段の中間レンズを1段で示している。IL2+PLは、図1における3段目の中間レンズと投影レンズの合成レンズを示している。この図から明らかなように、SEM・STEMモードでは、TEMモードに比べて対物レンズ10のレンズ強度が強くされ、中間レンズ系のレンズ強度は弱くされている。
【0049】
以上説明したように、図1の装置では、透過電子顕微鏡像、走査電子顕微鏡像、走査透過電子顕微鏡像の観察が可能である。図3は図1に示したディスプレイ49、コンピュータ44に接続されたマウス47、同じくコンピュータ44に接続されたメモリー45の詳細を示している。なお、マウス47には左ボタン55、右ボタン56、ホイール57が備えられている。
【0050】
ディスプレイ49には、GUIの選択表示領域51が表示されており、この表示領域51には、1次元的に配列したデータで制御可能な機能にそれぞれ対応したボタンC1〜Cnが表示されている。例えば、C1は倍率を変化させるときに用いられるボタン、C2はカメラ長を調整するときに用いられるボタン、C3は顕微鏡像を回転させるときに用いられるボタン、C4は顕微鏡のフォーカスを制御するときに用いられるボタンである。
【0051】
メモリー45内には、調整すべき顕微鏡のパラメータに対応したメモリー領域が設けられており、メモリー領域45aには各倍率に対応した中間レンズL1,L2,L3、投影レンズPLの各レンズ設定値テーブルが記憶されている。また、メモリー領域45bには各カメラ長に対応した中間レンズL1,L2,L3、投影レンズPLの各レンズ設定値テーブルが記憶されている。
【0052】
更に、メモリー領域45cにはディスプレイ49の像表示領域50に表示された像を回転させる命令がなされたときの、回転角に応じて制御されるレンズ設定値テーブル等が記憶されている。なお、この場合、透過電子顕微鏡モードのときの回転角に応じて制御されるパラメータは、中間レンズ系および投影レンズのレンズ設定値であり、走査電子顕微鏡モードのときの回転角に応じて制御されるパラメータは、アライメントコイルを兼用している走査コイル14,15に供給される走査信号である。
【0053】
さて、透過電子顕微鏡モードに装置を設定すると、ディスプレイ49の像表示領域50には、最初に特定の倍率の透過電子顕微鏡像が表示される。この表示された像を観察し、例えば、像の倍率を高くしたい場合、オペレータは、GUIの選択表示領域51に表示されている、倍率可変のためのボタンC1の位置に、ポインター52をマウス47の操作によって移動させる。
【0054】
ボタンC1の位置にポインター52を位置させ、例えば、マウスの左ボタンをクリックすると、コンピュータ44は、オペレーティングシステムのコントロールソフトウェアによって、倍率可変モードに入ったことを認識し、メモリー45の像倍率データが記憶されている記憶領域45aにアクセスできる状態とされる。
【0055】
更に、コントロールソフトウェアは、オペレータに倍率可変モードが選択されたことを明確に認識させるため、選択した倍率可変用ボタンC1の色を特定の色、例えば赤に変える。その一方で、他の選択ボタンは排他処理がなされ、他の選択ボタンの色は、非選択色、例えばブルーに変えられる。
【0056】
ここで、オペレータがマウス47のホイール57を回転させると、その回転の一定ステップごとにイベントが起こり、このイベントは、コントロールソフトウェアに伝えられる。コントロールソフトウェアは、伝えられたイベントに応じて透過電子顕微鏡の倍率を変える。実際には、コントロールソフトウェアが選択された倍率(ホイール57の回転角)に対応した中間レンズ、投影レンズの設定値をメモリー45内の記憶領域45aから読み出し、その値をインターフェイス43を介して透過電子顕微鏡の各レンズに供給し、所定の倍率となるようにレンズ系のレンズ強度が設定される。
【0057】
オペレータは、像表示領域50に表示された、倍率が変えられた透過電子顕微鏡像を観察する。この観察により更に倍率を高くしたい場合には、再びマウス47のホイール57を、図中矢印の方向に回転させると、その回転のステップごとに像倍率が高くされ、観察目的に適した倍率にされた際には、ホイール57の回転を停止し、像の詳細な観察を行う。なお、倍率を低くしたい場合には、ホイール57を矢印の方向と逆の方向に回転させる。
【0058】
次に、透過電子顕微鏡のカメラ長を変えたい場合には、ボタンC2の位置に、ポインター52をマウス47の操作によって移動させる。ボタンC2の位置にポインター52を位置させ、マウスの左ボタンをクリックすると、コンピュータ44は、オペレーティングシステムのコントロールソフトウェアによって、カメラ長を変化させるモードに入ったことを認識し、メモリー45のカメラ長データが記憶されている記憶領域45bにアクセスできる状態とされる。
【0059】
更に、コントロールソフトウェアは、オペレータにカメラ長可変モードが選択されたことを明確に認識させるため、選択したカメラ長可変用ボタンC2の色を赤に変える。その一方で、今まで赤色で表示されていた倍率可変用ボタンC1は、ブルーに変えられる。
【0060】
ここで、オペレータがマウス47のホイール57を回転させると、その回転の一定ステップごとにイベントが起こり、このイベントは、コントロールソフトウェアに伝えられる。コントロールソフトウェアは、伝えられたイベントに応じて透過電子顕微鏡のカメラ長を変える。実際には、コントロールソフトウェアが選択されたカメラ長(ホイール57の回転角)に対応した中間レンズ、投影レンズの設定値をメモリー45内の記憶領域45bから読み出し、その値をインターフェイス43を介して透過電子顕微鏡の各レンズに供給し、所定のカメラ長となるようにレンズ系のレンズ強度が設定される。
【0061】
オペレータは、像表示領域50に表示された、カメラ長が変えられた透過電子顕微鏡像を観察する。この観察により更にカメラ長を変化させたい場合には、再びマウス47のホイール57を、適宜回転させると、その回転のステップごとにカメラ長が変えられ、観察目的に適したカメラ長にされた際には、ホイール57の回転を停止し、像の詳細な観察を行う。
【0062】
このようにして、オペレータは、マウス47の操作によって顕微鏡の観察時に1次元的に変化するパラメータの値を変化させ、所望の倍率やカメラ長、回転角の像を表示領域50に表示させることができる。なお、像を回転させて観察したい場合は、ボタンC3を選択し、メモリー45内の記憶領域45cからマウスホイール57の回転に応じた像の回転角のデータを読み出し、そのデータに応じたレンズ強度に、中間レンズ16〜18、投影レンズ19のレンズ強度を設定する。
【0063】
また、試料11に照射される一次電子ビームのフォーカス状態を変えたい場合には、ボタンC4を選択し、メモリー45内の記憶領域45dからマウスホイール57の回転に応じた像のフォーカスデータを読み出し、そのデータに応じたレンズ強度に、コンデンサレンズ4、5、対物レンズ10等の照射系レンズのレンズ強度を設定する。
【0064】
以上本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されず幾多の変形が可能である。例えば、透過電子顕微鏡の1次元的に値が変化するパラメータを、マウス操作によって制御する場合について説明したが、走査電子顕微鏡の1次元的に値が変化するパラメータを制御する場合にも本発明を適用することができる。
【0065】
例えば、走査電子顕微鏡の倍率を変化させる操作に、本発明を適用する場合には、メモリー45内の特定の記憶領域に、倍率に応じた一次電子ビームの2次元走査幅のデータを記憶させておけば良い。また、走査電子顕微鏡像を回転させて観察する場合には、メモリー45内の特定の記憶領域に、一次電子ビームのX方向、Y方向の走査方向を像の回転角に応じた方向とするデータを記憶させておけば良い。なお、1次元的に値が変化するパラメータとして、像の倍率、カメラ長、像の回転、一次電子ビームのフォーカスを例として説明したが、他の1次元的に変化するパラメータ、例えば、一次電子ビームの加速電圧等の制御にも本発明を適用することができる。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に基づく電子顕微鏡の調整方法は、コンピュータのディスプレイ上に、少なくとも1次元的に変化させる調整すべき項目を表示させ、特定の調整項目の表示部分にディスプレイに表示されたポインターを移動させ、マウスをクリックすることにより調整項目の選択を行ない、その後マウスのホイールを回転させることによって、該調整項目についての調整を行なうようにしたことを特徴としている。その結果、マウスの操作だけにより多く調整項目について、電子顕微鏡の調整を行なうことができ、従来のマウスと制御パネルに設けられた調整用のつまみの操作によって調整する煩わしさを解消することができる。また、マウスの操作だけにより多くの調整項目について、電子顕微鏡の調整ができるので、電子顕微鏡のオペレータの装置操作の習熟を早めることが可能となる。
【0067】
また、本発明では、コンピュータのディスプレイ上に調整すべき項目を表示させ、特定の調整項目の表示部分にディスプレイに表示されたポインターを移動させ、マウスをクリックすることにより調整項目の選択を行なった場合、選択された特定の調整項目の表示部分の色を他の調整項目の表示部分の色とは異ならせたことを特徴としている。その結果、オペレータは、電子顕微鏡の調整項目の内のいずれの項目について調整をしているかを良く認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく方法を実施する電子顕微鏡の一例として走査透過電子顕微鏡を示す図である。
【図2】SEMモードとTEMモードのレンズ強度と光路を示す図である。
【図3】ディスプレイ49、コンピュータ44に接続されたマウス47、同じくコンピュータ44に接続されたメモリー45の詳細を示す図である。
【符号の説明】
1 カラム
2 電子銃
3 加速管
6、20、21 アパーチャ
7、8 電子銃アライメントコイル
10 対物レンズ
11 試料
13、23 非点補正レンズ
14、15 コンデンサレンズアライメントコイル
16、17、18 中間レンズ
19 投影レンズ
24、25 イメージシフトコイル
26 投影レンズアライメントコイル
27、29、30 検出器
28、31 TVカメラ
32a、32b TVカメラ駆動機構
33、34、35 検出器駆動機構
36 レンズ電源
37 高電圧電源
38 アライメントコイル用電源
39 検出器駆動電源
40 TEM像のためのTV電源
41 走査像用信号増幅器
42 アパーチャ駆動電源
43 インターフェース
44 コンピュータ
45 メモリー
46 キーボード
47 マウス
48 コントロールパネル
49 ディスプレイ
50 像表示領域
51 GUI
52 ポインター

Claims (10)

  1. 電子ビームを発生し加速する電子銃と、電子銃からの電子ビームを試料上に集束するためのレンズ系と、試料を透過した電子を結像する結像レンズ系とを備えており、各レンズ系に含まれるレンズの強度をコンピュータによって制御し得る電子顕微鏡において、コンピュータのディスプレイ上に調整すべき項目を表示させ、特定の調整項目の表示部分にディスプレイに表示されたポインターを移動させ、マウスをクリックすることにより調整項目の選択を行ない、その後マウスのホイールを回転させることによって、該調整項目についての調整を行なうようにした電子顕微鏡の調整方法。
  2. コンピュータのディスプレイ上に調整すべき項目を表示させ、特定の調整項目の表示部分にディスプレイに表示されたポインターを移動させ、マウスをクリックすることにより調整項目の選択を行なった場合、選択された特定の調整項目の表示部分の色を他の調整項目の表示部分の色とは異ならせたことを特徴とする請求項1記載の電子顕微鏡の調整方法。
  3. 前記調整項目は像倍率であり、ホイールを回転させることによってその回転量に応じて結像レンズ系の各レンズ強度が、あらかじめ定められた倍率に応じて変化させられ、像の倍率をホイールの回転により、低倍率から高倍率および高倍率から低倍率まで定められたステップで変化させることができる請求項1〜2の何れかに記載の電子顕微鏡の調整方法。
  4. 前記調整項目は試料に照射される電子ビームのフォーカスであり、ホイールを回転させることによってその回転量に応じて、試料への電子ビームの照射レンズ系の各レンズ強度があらかじめ定められた値に変化させられ、試料上の電子ビームのフォーカス状態をホイールの回転により定められたステップで変化させることができる請求項1〜2の何れかに記載の電子顕微鏡の調整方法。
  5. 前記調整項目は像の回転量であり、ホイールを回転させることによってその回転量に応じて結像レンズ系の各レンズ強度が、あらかじめ定められた像の回転量に応じて変化させられ、像の回転量をホイールの回転により、定められたステップで変化させることができる請求項1〜2の何れかに記載の電子顕微鏡の調整方法。
  6. 電子ビームを発生し加速する電子銃と、電子銃からの電子ビームを試料上に集束するためのレンズ系と、試料上の電子ビームの照射位置を2次元的に走査するための走査手段と、試料への電子ビームの2次元走査に伴って得られた信号を検出する検出器と、試料上の電子ビームの2次元走査領域のX方向とY方向の走査幅をコンピュータによって制御し得る電子ビームを走査する機能を備えた電子顕微鏡において、コンピュータのディスプレイ上に調整すべき項目を表示させ、特定の調整項目の表示部分にディスプレイに表示されたポインターを移動させ、マウスをクリックすることにより調整項目の選択を行ない、その後マウスのホイールを回転させることによって、該調整項目についての調整を行なうようにした電子顕微鏡の調整方法。
  7. コンピュータのディスプレイ上に調整すべき項目を表示させ、特定の調整項目の表示部分にディスプレイに表示されたポインターを移動させ、マウスをクリックすることにより調整項目の選択を行なった場合、選択された特定の調整項目の表示部分の色を他の調整項目の表示部分の色とは異ならせたことを特徴とする請求項6記載の電子顕微鏡の調整方法。
  8. 前記調整項目は像倍率であり、ホイールを回転させることによってその回転量に応じて2次元走査領域のX方向とY方向の走査幅が、あらかじめ定められた倍率に応じて変化させられ、像の倍率をホイールの回転により、低倍率から高倍率および高倍率から低倍率まで定められたステップで変化させることができる請求項6または7記載の電子顕微鏡の調整方法。
  9. 前記調整項目は試料に照射される電子ビームのフォーカスであり、ホイールを回転させることによってその回転量に応じて、試料への電子ビームの照射レンズ系の各レンズ強度があらかじめ定められた値に変化させられ、試料上の電子ビームのフォーカス状態をホイールの回転により定められたステップで変化させることができる請求項6または7記載の電子顕微鏡の調整方法。
  10. 前記調整項目は像の回転量であり、ホイールを回転させることによってその回転量に応じて電子ビームの走査方向が、あらかじめ定められた像の回転量に応じて変化させられ、像の回転量をホイールの回転により、定められたステップで変化させることができる請求項6または7記載の電子顕微鏡の調整方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012015029A (ja) * 2010-07-02 2012-01-19 Keyence Corp 拡大観察装置
CN111474896A (zh) * 2019-01-23 2020-07-31 捷准科技股份有限公司 一种面板控制装置

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