JP2004090529A - インクジェット記録装置及び該記録装置のクリーニング機構部 - Google Patents

インクジェット記録装置及び該記録装置のクリーニング機構部 Download PDF

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Abstract

【目的】簡単かつ安価な構成で、記録ヘッドを覆うキャッピング手段のインク蒸発抑制効果を向上させ、回復処理のためのインク消費量を軽減し、インク吐出不良に起因する記録品位の低下を防止する。
【構成】キャップ1の吸引口部1b、1cと吸引ポンプ205へ通じる吸引チューブ5、18とを接続するためにキャップホルダ2に形成される通口部2h又は吸引孔部2gに、金属等のガスバリア性の高い材料で形成された中空筒状の連結部材19又はパイプ部材21を圧入固定し、連結部材19の内径部19a又はパイプ部材21の内径部21aによって負圧通路を形成する。
【選択図】                図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、往復移動するキャリッジに搭載された記録ヘッドから被記録材へインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置並びに該記録装置のクリーニング機構部に関する。
ここでいう記録装置とは、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の機能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワードプロセッサ等を含む複合機やワークステーションの出力機器として用いられる記録装置であって、画像情報に基づいて用紙やプラスチック薄板(OHPなど)等の被記録材(記録媒体)に画像(文字や記号なども含む)を形成していく構成のものをいう。
【0002】
【従来の技術】
被記録材の搬送方向(副走査方向)と交叉する方向に主走査するシリアルスキャン方式を採るシリアルタイプの記録装置においては、被記録材に沿って移動するキャリッジ上に搭載した記録手段によって画像を記録(主走査)し、1行分の記録を終了した後に所定量の紙送り(ピッチ搬送)を行い、その後に再び停止した被記録材に対して、次の行の画像を記録(主走査)するという動作を繰り返すことにより、被記録材全体の記録が行われる。
【0003】
上記記録装置のうち、インクジェット式の記録装置(インクジェット記録装置)は、記録手段としての記録ヘッドから被記録材にインクを吐出して記録を行うものであり、記録手段のコンパクト化が容易であり、高精細な画像を高速で記録することができ、普通紙に特別の処理を必要とせずに記録することができ、ランニングコストが安く、ノンインパクト方式であるため騒音が少なく、しかも、多色のインクを使用してカラー画像を記録するのが容易であるなどの利点を有している。
【0004】
インクジェット記録装置で用いられる記録ヘッドに対しては、インクを含んだタンク部(インク貯留部、インクタンク部)からインク吐出部(ヒータ部等)へ通じる流路を通して、インク吐出を行う度に、インクが順次供給されてくる。このような記録ヘッドを用いる場合には、記録を行うことでタンク内のインクが無くなり、新たにタンクを交換し、前記インク吐出部までの流路に再度インクを充填させる必要があり、さらに、記録装置を長期間使用しない場合に記録ヘッドの吐出口面をキャップで覆って(キャッピングして)インクの蒸発を抑制するとともに、インク吐出部の増粘インク(固着インクを含む)を除去して吐出性能を維持回復するために吐出口からインクを排出する必要がある。このような処理は、インクの吐出性能を安定化させ、良好な画像品位を得るために必要なものであり、このような処理を行う目的で記録ヘッドのクリーニング機構部(回復機構部)を設けることが一般に行われている。
【0005】
図9は本願と同一出願人の提案に係るインクジェット記録装置のクリーニング機構部のキャップ開放時の状態を示す模式的正面図であり、図10は図9のクリーニング機構部のキャップ密閉時(キャッピング時)の状態を一部破断して示す模式的正面図である。
図9及び図10において、記録ヘッドを搭載して、用紙に対して主走査方向に動作して記録を行うためのキャリッジ6は、シャーシ101に対してガイド部101a、101bにより移動可動に支持されている。このキャリッジ6にはタイミングベルト103が連結されており、シャーシ101に固定されたCR(キャリッジ)モータ102の回転によりタイミングベルト103を介して、キャリッジ6が動作する。
【0006】
記録装置本体のベース側には、前記キャリッジ6に搭載した記録ヘッドと対向する位置にクリーニング機構部108が設けられている。このクリーニング機構部108には、記録ヘッドの吐出口面を覆うためのキャップ104が設けられている。このキャップ104は、記録待機状態では記録ヘッドの吐出口面に密着させてキャッピング状態にすることで吐出口近傍のインクの固着や増粘を防ぎ、また、キャッピング状態で該キャップに接続された負圧発生源(吸引ポンプ)を作動させて吐出口からインクを吸引することで、吐出口の目詰まりを解消するために使用される。このキャップ104は、弾性を持つゴム材料などで形成されている。
【0007】
キャップ104は、キャップを保持するキャップホルダ105を介して、キャップスライダ106に保持されており、キャップホルダ105とキャップスライダ106との間にはキャップばね107が装着されている。
キャリッジ6がクリーニング機構部108へ進入してくると、キャップスライダ106は記録装置本体側(ベース側)のカム面と作用して徐々に記録ヘッド側へ上昇してくる。すると、前記キャップ104は記録ヘッドの吐出口面と当接し、このキャッピング状態では、前記キャップばね107のばね圧が作用して記録ヘッドとキャップ104が密着する。このようにキャップ104と記録ヘッドが密着した状態で待機することで、記録ヘッドの吐出口面を保護することが可能になっている。
【0008】
また、前記キャップ104には、キャップホルダ105を介して吸引チューブ110が接続されており、キャップ104と記録ヘッドが密着した状態でポンプ部を作動させることにより吸引チューブ110内部に負圧を発生させることで、記録ヘッドの吐出口からインクを吸引することが可能である。
記録装置を長期間使用しない場合に、記録ヘッドの吐出口面が開放された状態にしておくと、記録ヘッドの吐出口部分のインクが固着してしまい、再度記録を行う場合に吐出口部分の固着インクのためにインク吐出が正常に行われなくなってしまう。
これを回避するために、通常、記録装置を長期間待機させておく場合には、キャップ104が記録ヘッドの吐出口面と当接して、吐出口部分からのインク蒸発を抑制するように作用する。
【0009】
図11はインクジェット記録装置のクリーニング機構部のキャップ104から負圧発生源としての吸引ポンプ(チューブポンプ)までの構成を示す概略図である。
図11において、キャップ104はキャップホルダ105を介して吸引チューブ110に接続されており、この吸引チューブ110はチューブ連結部材22を介して吸引ポンプ(チューブポンプ)205のポンプチューブ111に接続されている。インクの吸引を行う際には、吸引ポンプ205において、ポンプローラ(押圧ローラ)24がポンプチューブ111を押しつぶしながら回転する(図11中の時計方向に回転してポンプチューブ111をしごく)ことによって該ポンプチューブ111内に負圧を発生させ、この負圧によって記録ヘッド3の吐出口からインクを吸引する。
【0010】
記録ヘッドを保護する状態では、ポンプローラ24が図示反時計方向に回転してポンプチューブ111の押しつぶしを解除することにより、ポンプチューブ111内部を大気と連通させて負圧を開放し、キャップ104内部の圧力を大気圧力状態にしておく。
これは、キャップ内部が密閉された状態で放置されると、大気圧が変化したときに、キャップ104内の圧力と大気圧との圧力差によってタンク部からのインク漏れや吐出口内へのインクの逆流といった不都合が生じることがあり、このような不都合の発生を回避するためである。
【0011】
しかしながら、キャップ内部を大気連通させた状態で長期間放置すると、インクの蒸発に対しては不利な条件になってしまう。そこで、そのための対策として、キャップ部近傍からのインクの蒸発を抑制することが考えられており、そのための手段として、大気連通しているキャップホルダ105に設けられたキャップ吸引口105aの内径を極力小さくかつ長くしたり、キャップホルダ部全体の肉厚を厚くするなどの手法が考えられる。また、吸引チューブ110の材料をガスバリア性の高い素材で構成することでインクの蒸発を抑制することも考えられる。
その他にも、記録装置の電源が投入されている状態で長期間放置された場合には、放置後の記録を行う前に、一度記録ヘッドのクリーニング動作を行ってインクの固着を解消することで、良好な記録品位を保つ手法が一般的に採用されている。
【0012】
なお、近年のインクジェット記録装置においては、テキスト文章などのような黒色の記録品位を向上させるために、ブラックインクには顔料系のインクを用い、カラーインクには染料系のインクを用いることが多く、こうしたインク組成の違いから、ブラックとカラーで同一の水分蒸発が発生した場合には、顔料系インクを用いるブラック側の方が染料系インクを用いるカラー側よりもインク粘性が高くなり、ブラック側の方が特にインク固着に対する蒸発抑制の必要性が高くなる。
このような顔料系のインクを用いる場合には、キャップホルダ105の前記インク吸引口105aに接続されたブラックインク用の吸引チューブ110と、吸引ポンプ205に組み込まれたブラックインク用のポンプチューブ111とをそれぞれ別の素材で構成し、これらのチューブ110、111をチューブ連結部材22によって接続し、且つ、キャップ104側の吸引チューブ110をポンプ205側のポンプチューブ111よりもガスバリア性の高いゴム状弾性材(ゴム材料)で構成することが好ましい。
【0013】
その理由の1つは、一般的にガスバリア性の高いチューブは高価であるため、チューブを分割した方がコスト面で有利であることにあり、他の理由は、吸引ポンプ(ポンプ機構)ではポンプローラでポンプチューブ111を押しつぶした状態で該ポンプローラが回転動作するために、該ポンプチューブ111に対してはガスバリア性の向上よりもチューブの耐久性が要求されることにある。
このように吸引チューブ110をガスバリア性の高い材料で構成することにより、記録装置を長期間使用しなかった場合でも、キャップ近傍のインク蒸発を極力減らすことが可能であり、最悪の場合、長期間放置した後の記録でインクを吐出できない吐出口がある場合でも、記録ヘッドのクリーニング動作を数回行うだけで記録ヘッドのインク固着を解消することができ、良好な記録品位を得ることが可能である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような構成には、次のような更に解決すべき技術的課題が残されていた。
1)記録ヘッドの吐出口面をキャッピングした状態で長期間放置され、且つ記録装置に電源が投入されていない状態では、キャップ内は大気と連通した状態で放置されているため、放置される期間が数ヶ月単位になってしまうと、記録ヘッドのインクがヘッド内で固着又は増粘することになり、放置後の記録において記録品位を回復させるために実施されるクリーニング動作(回復処理動作)の動作量(回数や時間等)を増やす必要が生じ、記録ヘッドをクリーニング(回復処理)するために吸引されるインク量(インク消費量)が多くなることになる。
さらに、最悪の場合、クリーニング動作を実施してもインク固着が解消されない吐出口が残され、記録品位の低下を招くことになる。
【0015】
2)記録ヘッドをキャッピングした状態で長期間放置されることを考慮して、キャップ内の水分蒸発を抑えるために、一般にプラスチック材料の成形品で構成されるキャップホルダのキャップ内吸引口の孔径を小さく、且つ吸引口部の全長を長くすることは、製造上困難であり、事実上の製造可能な吸引口部の限界寸法は、孔径が0.8mm程度で長さが10mm程度である。そのため、十分な蒸発抑制効果を得ることが困難であった。
【0016】
本発明はこのような技術的課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、簡単かつ安価な構成で、記録ヘッドを覆うキャッピング手段のインク蒸発抑制効果を向上させることができ、記録ヘッドの回復処理に要するインク消費量を軽減するとともに、インク吐出不良に起因する記録品位の低下を防止することができるインクジェット記録装置及び該記録装置のクリーニング機構部を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
請求項1のインクジェット記録装置に係る発明は、上記目的を達成するため、記録ヘッドの吐出口を覆うためのキャップに負圧発生源を接続し、キャップを記録ヘッドに密着させた状態で負圧発生源を作動させることにより吐出口からインクを吸引する吸引動作を行うクリーニング機構部を備えたインクジェット記録装置において、前記キャップの吸引口部と前記負圧発生源へ通じる吸引チューブとを、金属等のガスバリア性の高い材料で形成された中空筒状の連結部材で接続することを特徴とする。
【0018】
請求項5のインクジェット記録装置に係る発明は、上記目的を達成するため、記録ヘッドの吐出口を覆うためのキャップに負圧発生源を接続し、キャップを記録ヘッドに密着させた状態で負圧発生源を作動させることにより吐出口からインクを吸引する吸引動作を行うクリーニング機構部を備えたインクジェット記録装置において、前記キャップを保持するキャップホルダを備えており、前記キャップの吸引口部と前記負圧発生源へ通じる吸引チューブとを連結する前記キャップホルダの吸引孔部に、金属等のガスバリア性の高い材料で形成されたパイプ材が圧入されていることを特徴とする。
【0019】
請求項8のクリーニング機構に係る発明は、上記目的を達成するため、記録ヘッドの吐出口を覆うためのキャップに負圧発生源を接続し、キャップを記録ヘッドに密着させた状態で負圧発生源を作動させることにより吐出口からインクを吸引する吸引動作を行うインクジェット記録装置のクリーニング機構部において、前記キャップの吸引口部と前記負圧発生源へ通じる吸引チューブとを、金属等のガスバリア性の高い材料で形成された中空筒状の連結部材で接続することを特徴とする。
【0020】
請求項12のクリーニング機構部に係る発明は、上記目的を達成するため、記録ヘッドの吐出口を覆うためのキャップに負圧発生源を接続し、キャップを記録ヘッドに密着させた状態で負圧発生源を作動させることにより吐出口からインクを吸引する吸引動作を行うインクジェット記録装置のクリーニング機構部において、前記キャップを保持するキャップホルダを備えており、前記キャップの吸引口部と前記負圧発生源へ通じる吸引チューブとを連結する前記キャップホルダの吸引孔部に、金属等のガスバリア性の高い材料で形成されたパイプ材が圧入されていることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を具体的に説明する。なお、各図面を通して同一符号は同一又は対応部分を示すものである。
図7は本発明を適用したインクジェット記録装置の一実施例を示す模式的斜視図である。図7において、図示のインクジェット記録装置には、記録用紙等の被記録材を記録装置本体内へ供給するための給紙部201と、記録装置本体内(記録部等)を通して被記録材を紙送りするための搬送部202と、画像情報に基づいて被記録材に画像(文字や記号等も含む)を記録していく記録機構部203と、記録機構部203によって形成される画像品位を維持回復するためのクリーニング機構部(回復機構部)204が設けられている。
【0022】
給紙部201に積載された記録用紙等の被記録材は、給紙モータにより駆動される給紙ローラによって1枚ずつ分離されて送り出され、前記搬送部202へ送り込まれる。この搬送部202へ送り込まれた被記録材は、搬送モータによって駆動される搬送ローラ221及び該搬送ローラに押圧されたピンチローラ222による摩擦搬送力によって記録部を通して搬送され、該記録部で紙送り(ピッチ搬送)されながら前記記録機構部203によって画像(文字や記号等も含む)を記録される。
記録された被記録材は、前記搬送ローラ221と連動して駆動される排紙ローラ223及び該排紙ローラと協働する拍車の間に挟持されることによる搬送力によって装置本体外へ排出される。
【0023】
前記記録機構部203は、装置本体内部で主走査方向に往復移動可能に案内支持されたキャリッジ6及び記録手段としての記録ヘッド3などによって構成されている。すなわち、記録ヘッド3を搭載したキャリッジ6は装置本体に設置されたガイドレールに沿って往復移動可能に案内支持されており、該キャリッジ6に対してはキャリッジモータの駆動力がキャリッジベルト224を介して伝達され、該キャリッジ6は該キャリッジモータの駆動力によって前記ガイドレールに沿って往復移動させられる。そして、前記キャリッジ6の往復移動(主走査)に同期して行われる記録ヘッド3の記録動作と被記録材の所定ピッチごとの搬送送り(副走査)とを繰り返すことにより被記録材全体の記録が行われる。
前記クリーニング機構部(回復機構部)204は、インクジェット記録装置における記録ヘッド(インクジェットヘッド)3の目詰まり等を解消することで記録品位を正常(良好)な状態に維持回復するためのものであり、後述するように、吐出口からインクを吸引又は吐出させるためのポンプ手段、吐出口を覆うためのキャップ手段、並びに吐出口面を拭き取り清掃するためのワイピング手段などにより構成されている。
【0024】
なお、本実施例における記録ヘッド3は、図13及び図14を参照して後述するように、カラーの吐出口列(例えばシアン、マゼンタ、イエローの3列の吐出口列)とブラックの吐出口列が横並びに配置されており、キャップ手段(キャップ1)にはカラーの吐出口列及びブラックの吐出口列のそれぞれに対応して分割(仕切り)されており、各キャップ部分(キャップ室)でインク吸引が可能な構成になっている。
【0025】
記録手段としての前記記録ヘッド3は、熱エネルギーを利用してインクを吐出するインクジェット記録ヘッドであって、熱エネルギーを発生するための電気熱変換体を備えたものである。また、該記録ヘッド3は、前記電気熱変換体により印加される熱エネルギーによってインク内に膜沸騰を生じさせ、その時に生じる気泡の成長、収縮による圧力変化を利用して吐出口よりインクを吐出させ、記録を行うものである。前記電気熱変換体は、複数の吐出口のそれぞれに対応して配設されており、記録情報(記録信号)に応じて対応する電気熱変換体にパルス電圧を印加することによって対応する吐出口からインクを吐出するものである。
【0026】
図12は、前記記録ヘッド3のインク吐出部の構造を模式的に示す部分斜視図である。図12において、記録紙等の記録媒体と所定の隙間(例えば、約0.2〜約2.0ミリ程度) をおいて対面する吐出口面81には、所定のピッチで複数の吐出口82が形成され、共通液室83と各吐出口82とを連通する各液路84の壁面に沿ってインク吐出用のエネルギーを発生するための電気熱変換体(発熱抵抗体など)85が配設されている。記録ヘッド3は、前記吐出口82が主走査方向(キャリッジ6の移動方向)と交叉する方向に並ぶような位置関係で、キャリッジ6に搭載されている。こうして、画像信号または吐出信号に基づいて対応する電気熱変換体85を駆動(通電)して、液路84内のインクを膜沸騰させ、その時に発生する圧力によって吐出口82からインク滴を吐出して記録を行う記録ヘッドが構成されている。
【0027】
図13及び図14は記録ヘッド3のインク吐出部を示す図であり、図13の(a)は記録ヘッド3を吐出口面側から見た斜視図であり、図13の(b)は記録ヘッド3を吐出口面側から見た正面図であり、図14の(a)は記録ヘッド3の吐出口面におけるブラック吐出口列及びカラー吐出口列の配置を示す説明図であり、図14の(b)は図14の(a)中のブラック吐出口列及びカラー吐出口列とキャップの吸引口(後述する)との配置関係を示す説明図である。
本実施例における記録ヘッド3の吐出口面81には、図13及び図14に示すように、カラー(例えばシアン、マゼンタ、イエロー)の吐出口列3c及びブラックの吐出口列3dが横並び配置で形成されている。
【0028】
図3は本発明を適用したインクジェット記録装置の一実施例におけるクリーニング機構部204のキャップスライダ上の構成の上方斜視図であり、図4は図3のキャップスライダ上の構成をキャップ手段を省いて示す上方斜視図であり、図5は図3のキャップスライダ上のキャップ及びキャップホルダの上方斜視図であり、図6は図5のキャップ及びキャップホルダの下方斜視図である。
図3〜図6において、キャップ1は、キャップホルダ2に対して、4箇所の嵌合部1a並びに各キャップ室内の吸引口1b、1cのシーリング部などによって固定されている。
【0029】
キャップホルダ2は、図3及び図4に示すようなキャップスライダ7に対して、キャップばね4を介して、4箇所の爪部2bで上下方向に抜け止めされた状態で取り付けられている。さらに、キャップホルダ2の両端に設けられた軸部2cがキャップスライダ7の溝部に位置している。
この状態で、キャップホルダ2は、キャップスライダ7に対して所定の位置へ位置決め装着すると、軸部2cを回転中心として回転方向に作用可能になるとともに、記録ヘッド3がキャップ1の対向位置にあるとき、記録ヘッド3の吐出口面81とキャップ1のシール面(キャップ端面)が水平(平行)に当接するように自動的に位置補正(姿勢補正)する動作を行うことができる。
前記キャップホルダ2の前記キャップ吸引口1b、1cに対応する位置にはチューブ(吸引チューブ)5、18が接続されており、記録ヘッド3がキャップ1でキャッピングされた状態で吸引ポンプ205を作動させると、これらのチューブ5、18の内部に負圧が発生し、キャップ1を介して記録ヘッド3の吐出口82からインクを吸引することができる。
【0030】
図18は本発明を適用したインクジェット記録装置においてキャリッジ6がクリーニング機構部204に接近しキャップスライダ7が未だ待機位置にある状態を模式的に示す部分正面図であり、図19は図18の状態からキャリッジ6がさらに進入してキャップスライダを追従移動させることでキャップ1を記録ヘッド3に密着させたキャッピング状態を模式的に示す部分正面図であり、図20は図19のキャッピング位置におけるキャップスライダ7上の構成部品の状態を模式的に示す上方斜視図である。
図3〜図6及び図18〜図20において、キャップホルダ2を保持するキャップスライダ7は、記録装置ベース部13とスライダばね15によって連結され、図18〜図20に示すように、キャップスライダ7の4箇所から突出するスライダ軸7bが、ベース部13に設けられたカム面13b、13c(不図示のカム面13cはカム面13bの反対側にほぼ対称関係に設けられている)に沿って摺動するように取り付けられており、スライダ軸7bはその先端部2箇所で記録装置ベース部13のカム面13cを形成するリブを挟み込むことによりキャップスライダ7を記録装置ベース部13に対して位置決めしている。
【0031】
キャリッジ6がクリーニング機構部204へ進入してキャップスライダ7の突き当て部7aに当接すると、キャップスライダ7はキャリッジ6の進入方向の移動に追従して移動することになる。キャリッジ6がキャッピング位置にある図19の状態においては、キャップ1を保持したキャップホルダ2は、キャップばね4によりキャップスライダ7に接続されているので、キャップ1のキャップ面(シール面)が記録ヘッド3の吐出口面81に当接した状態では、キャップホルダ2がキャップスライダ7に収納されていく方向(下降していく方向)に作用し、同時に、キャップばね4のばね力によりキャップ1は記録ヘッド3に密閉状態で当接させられる。
【0032】
このとき、前述した通り、キャップホルダ2は、キャップスライダ7に対して回転方向に作用するように保持されているので、記録ヘッド3の吐出口面81と水平(平行)に接触しシール面全域で均等な圧接力で接触するように自動的にキャップ1の当接角度を補正するように作用する。そして、記録ヘッド3の吐出口面81がキャッピングされた状態で、負圧発生源としての吸引ポンプ205を作動させて吸引チューブ5、18内に負圧を発生させることにより、記録ヘッド3の吐出口82からインクを吸引することができる。
そして、記録ヘッド3をキャッピングした状態で長期間放置する際には、吸引チューブ5、18内の負圧を解放して大気圧状態に保つ。
【0033】
次に、本発明を適用したインクジェット記録装置のクリーニング機構部204のキャップホルダ2の部分におけるインク蒸発抑止手段について説明する。
図8はインクジェット記録装置のクリーニング機構部のキャップホルダ部分の一般的な構成を例示する部分縦断面図である。図8において、キャップ1内の水分蒸発には、キャップ1、キャップホルダ2及び吸引チューブ5、18のガスバリア性、並びに大気連通部の内径部の径寸法及び長さ寸法などが関与しているが、特に、図8中に矢印付き線で示すようにキャップホルダ2の部分からの蒸発が顕著である。これは、図8中の表面上の斜めハッチング(hatching)で示すように、一般にプラスチック材で形成されたキャップホルダ2の吸引孔2fの内部に大気と接している箇所が多い(領域が広い)ため、キャップホルダ2の吸引孔2fの近傍部分からの蒸発を抑えることが困難である。
【0034】
このため、キャップホルダ2の材質をガスバリア性の高いものにしたり、吸引孔2fの内径を小さくするなどの方法が検討されている。しかし、キャップホルダ2全体の材質を変更する方法では著しいコスト高を招くことなり、また、吸引孔2fの内径を小さくする方法では部品の成形上作製が非常に困難になるという解決すべき技術的課題が残されたままである。
そこで、本発明を適用したインクジェット記録装置のクリーニング機構部204のキャップホルダ2の部分では、以下に説明するように構成される。
【0035】
図1は本発明を適用したインクジェット記録装置のクリーニング機構部204のキャップ1及びキャップホルダ2の部分の第1実施例の構成を示す模式的分解斜視図であり、図2は図1のキャップ及びキャップホルダの部分の縦断面図である。
図1及び図2において、キャップホルダ2には、カラー吐出口列3c及びブラック吐出口列3dのそれぞれに対応した吸引孔2f、19aが設けられており、一方の吸引孔19a、すなわちブラック吐出口列3dの吸引孔19aは、金属材料などのガスバリア性の高い材質で形成された連結部材19を貫通する孔(内径部)で構成されている。また、前述連結部材19は、図示のように、所定長さの筒状部材で形成され、キャップホルダ2に形成された開口部に圧入固定されている。
【0036】
また、前記連結部材19の吸引ポンプ205側の形状寸法は、図示のように、キャップホルダ2のベース部の底面(図示の下面)から十分の長さ突出するように選定されており、その突出部には直接的に吸引チューブ5が連結(嵌合装着)されている。
なお、図1及び図2の実施例では、キャップホルダ2のカラー用とブラック用の2つの吸引孔2f、2fのうち一方(ブラック用)の吸引孔のみをガスバリア性の高い連結部材19の内径部19aで構成したが、これは、全ての(両方の)吸引孔をガスバリア性の高い連結部材19の内径部19aで構成しても良く、また、他方の(カラー用の)吸引孔のみをガスバリア性の高い連結部材19の内径部19aで構成しても良い。
【0037】
以上図1及び図2で説明したような構成によれば、キャップ1内部の近傍では、プラスチック等のガスバリア性の低いキャップホルダ2を介さず、ガスバリア性の高い連結部材19によりキャップ1と吸引チューブ5及び/又は18を接続することができるので、クリーニング機構部204のキャッピング手段をインク蒸発抑制効果の高いキャップ機構で構成することができる。
また、前記連結部材19を用いる場合には、インク吸引孔19aの内径を非常に小さいサイズでも容易に加工することができるため、インクの蒸発抑制に対して更に効果的である。
従って、記録装置を長期間使用せずに、放置された期間が数ヶ月単位になっても、キャップ1内のインク蒸発を大幅にかつ効果的に抑制することができ、記録品位をより長期間にわたって良好に維持することができる。また、長期放置後の記録において記録品位を回復させるためにクリーニング動作を実行する場合に、クリーニング動作の回数を少ない回数で済ませることができ、クリーニング処理(回復処理)における吸引や吐出で消費されるインク量を減少させることもできる。
【0038】
また、前述の実施例(第1実施例)の構成によれば、コストアップも少なく、組み立ても比較的容易であるという製造上の利点を実現することもできる。
なお、前述の実施例におけるキャップ1では、記録ヘッド3のカラー吐出口列3cとブラック吐出口列3dをそれぞれ個別に吸引できるように、キャップ内部を2つのキャップ室に分割(仕切り)する構成にしたが、記録ヘッド3の吐出口列の数や配置、あるいは吸引方法によっては、分割しないキャップを用いることもできる。そして、分割しないキャップを用いる場合にも、同様な構成でインクの蒸発抑制効果を達成することが可能である。
【0039】
図15は本発明を適用したインクジェット記録装置のクリーニング機構部の第2実施例のキャップ及びキャップホルダの上方斜視図であり、図16は図15のキャップ及びキャップホルダの下方斜視図であり、図17は図15及び図16のキャップ及びキャップホルダの部分の縦断面図である。
前述の第1実施例においても説明した通り、キャップホルダ2をプラスチックの成形品で作製する場合にキャップ1の近傍からのインクの蒸発抑制を行うためには、ガスバリア性の低いプラスチック製のキャップホルダとキャップ内空気との接触を極力減少(改善)することが有効である。
【0040】
そこで、図15〜図17の第2実施例においては、キャップホルダ2に形成された吸引孔2gの内径部に、金属等のガスバリア性の高い材質のパイプ材21を圧入し、このパイプ材21の内径21aを実質上の吸引孔として使用するように構成されている。前記パイプ材21は、図17に示すように、前記キャップホルダ2の吸引孔2gの長さよりも十分長い長さを有している。そして、前記パイプ材21は前記吸引孔2gの全長にわたって配置されるとともに、該パイプ材21の下端部は該吸引孔2gの下端から所定長さ突出するように配置されている。
すなわち、図17において、キャップ1内の空気と接触しているキャップホルダ2の表面部は、吸引孔2gのキャップ1側先端の周辺部と、吸引チューブ5が接続されている部分との極くわずかな領域(箇所)だけであるため、インクの蒸発抑制効果の高いキャップ機構を実現することができる。また、キャップホルダ2の吸引孔2gの箇所にパイプ材21を圧入嵌合するだけの簡単な構成で、インクの蒸発を効果的に抑制することができる。
【0041】
また、金属のパイプ部材21の場合は、加工の自由度が非常に高く、吸引孔の内径21aを小さくすることができる上に、容易に十分な長さを確保することができるため、長尺のパイプ材21を組み込むスペースさえあれば、ガスバリア性の低い吸引チューブ5を使用する場合でも、十分なインク蒸発抑制効果を得ることが可能である。こうして、簡単かつ安価な構成で、製造面からも容易に製造することができ、コストメリットの高いクリーニング機構部のキャップ機構を実現することが可能になる。
【0042】
以上説明した実施例に係るインクジェット記録装置のクリーニング機構部204は、記録ヘッド3の吐出口82を覆うためのキャップ1に負圧発生源としての吸引ポンプ205を接続し、キャップ1を記録ヘッド3に密着させた状態で負圧発生源205を作動させることにより吐出口からインクを吸引する吸引動作を行うようにクリーニング機構部204において、前記キャップ1の吸引口部(1b及び/又は1c)と前記負圧発生源205へ通じる吸引チューブ(5及び/又は18)とを、金属等のガスバリア性の高い材料で形成された中空筒状の連結部材19で接続するように構成されている。
また、前記連結部材19はキャップ1を保持するキャップホルダ2の通口部2hに圧入嵌合されており、連結部材19の両端部はキャップホルダ2を介さずに前記吸引口部(1b及び/又は1c)と前記吸引チューブ(5及び/又は18)とに連結されている。
【0043】
また、前記連結部材19に接続される吸引チューブ(5及び/又は18)及び前記負圧発生源205の対応するポンプチューブ111はそれぞれ異なる材質で形成され、対応する吸引チューブとポンプチューブとはチューブ連結部材22によって接続され、吸引チューブはポンプチューブよりもガスバリア性の高いゴム状弾性材で形成されている。
さらに、前記キャップ1が記録ヘッド3のカラー吐出口部3cとブラック吐出口部3dに対応して複数個(2個)のキャップ室に分割され、各キャップ室ごとに該キャップ1の吸引口部(1b、1c)と前記負圧発生源205へ通じる吸引チューブ(5、18)とを、金属等のガスバリア性の高い材料で形成された中空筒状の連結部材19で接続するように構成されている。
【0044】
また、別の実施例(図15〜図17)に係るクリーニング機構部204は、キャップ1を保持するキャップホルダ2を備えており、キャップ1の吸引口部(1b及び/又は1c)と負圧発生源としての吸引ポンプ205へ通じる吸引チューブ(5及び/又は18)とを連結するキャップホルダ2の吸引孔部(2g)に、金属等のガスバリア性の高い材料で形成されたパイプ材21が圧入されている構成となっている。
さらに、この別の実施例においては、キャップ1が記録ヘッド3のカラー吐出口部3cとブラック吐出口部3dに対応して複数個(2個)のキャップ室に分割され、各キャップ室ごとにキャップ1の吸引口部(1b、1c)と負圧発生源205へ通じる吸引チューブ(5、18)とを連結するキャップホルダ2の吸引孔部(2g)に、金属等のガスバリア性の高い材料で形成されたパイプ材(21)が圧入されている構成が採られている。
【0045】
以上のような構成を有する実施例によれば、キャップ1の吸引口部(1b、1c)と吸引ポンプ205へ通じる吸引チューブ(5、18)との間にガスバリア性の高い金属材料などで構成された連結部材(19)又はパイプ材(21)を介在させたので、簡単かつ安価な構成で、記録ヘッド3を覆うキャッピング手段のインク蒸発抑制効果を向上させることができ、記録ヘッドの回復処理に要するインク消費量を軽減するとともに、インク吐出不良に起因する記録品位の低下を防止することができるクリーニング機構部204を備えたインクジェット記録装置が提供される。
【0046】
なお、以上の実施例では、キャッピング手段に2本の吸引チューブ5、18を接続する場合を例に挙げて説明したが、本発明は、1本又は3本以上の吸引チューブを接続する場合にも同様に適用することができ、同様の作用効果を奏するものであり、これらもその範囲内に含むものである。
また、以上の実施例では、記録手段3を被記録材に対して相対移動させながら記録するシリアル記録方式のインクジェット記録装置を例に挙げて説明したが、本発明は、被記録材の全幅又は一部をカバーする長さのラインタイプの記録手段を用いて副走査のみで記録するライン記録方式のインクジェット記録装置に対しても同様に適用することができ、同様の効果を達成し得るものである。
【0047】
また、本発明は、単色インクで記録する1個の記録手段を用いる記録装置、異なる色のインクで記録する複数の記録手段を用いるカラー記録装置、あるいは同一色彩で異なる濃度で記録する複数の記録手段を用いる階調記録装置、さらには、これらを組み合わせた記録装置の場合にも、同様に適用することができ、同様の効果を達成し得るものである。
さらに、本発明は、記録ヘッドとインクタンクを一体化した交換可能なインクカートリッジを用いる構成、記録ヘッドとインクタンクを別体にし、その間をインク供給用チューブ等で接続する構成など、記録ヘッドとインクタンクの配置構成がどのような場合にも同様に適用することができ、同様の効果が得られるものである。
なお、本発明は、インクジェット記録装置が、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等を用いる記録手段を使用するものである場合にも適用できるが、中でも、熱エネルギーを利用してインクを吐出する方式の記録手段を使用するインクジェット記録装置において優れた効果をもたらすものである。かかる方式によれば、記録の高密度化、高精細化が達成できるからである。
【0048】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、記録ヘッドの吐出口を覆うためのキャップに負圧発生源を接続し、キャップを記録ヘッドに密着させた状態で負圧発生源を作動させることにより吐出口からインクを吸引する吸引動作を行うクリーニング機構部を備えたインクジェット記録装置において、前記キャップの吸引口部と前記負圧発生源へ通じる吸引チューブとを、金属等のガスバリア性の高い材料で形成された中空筒状の連結部材で接続する構成としたので、
簡単かつ安価な構成で、記録ヘッドを覆うキャッピング手段のインク蒸発抑制効果を向上させることができ、記録ヘッドの回復処理に要するインク消費量を軽減するとともに、インク吐出不良に起因する記録品位の低下を防止することができるインクジェット記録装置が提供される。
【0049】
請求項2〜4の発明によれば、上記請求項1の構成に加えて、前記連結部材は前記キャップを保持するキャップホルダの通口部に圧入嵌合されており、該連結部材の両端部はキャップホルダを介さずに前記吸引口部と前記吸引チューブとに連結されている構成、前記連結部材に接続される吸引チューブ及び前記負圧発生源のポンプチューブはそれぞれ異なる材質で形成され、前記吸引チューブと前記ポンプチューブはチューブ連結部材によって接続され、前記吸引チューブは前記ポンプチューブよりもガスバリア性の高いゴム状弾性材で形成されている構成、あるいは、前記キャップが記録ヘッドのカラー吐出口部とブラック吐出口部に対応して複数個のキャップ室に分割され、各キャップ室ごとに該キャップの吸引口部と前記負圧発生源へ通じる吸引チューブとを、金属等のガスバリア性の高い材料で形成された中空筒状の連結部材で接続する構成としたので、一層効率よく上記効果を達成できるインクジェット記録装置が提供される。
【0050】
請求項5の発明によれば、記録ヘッドの吐出口を覆うためのキャップに負圧発生源を接続し、キャップを記録ヘッドに密着させた状態で負圧発生源を作動させることにより吐出口からインクを吸引する吸引動作を行うクリーニング機構部を備えたインクジェット記録装置において、前記キャップを保持するキャップホルダを備えており、前記キャップの吸引口部と前記負圧発生源へ通じる吸引チューブとを連結する前記キャップホルダの吸引孔部に、金属等のガスバリア性の高い材料で形成されたパイプ材が圧入されている構成としたので、
簡単かつ安価な構成で、記録ヘッドを覆うキャッピング手段のインク蒸発抑制効果を向上させることができ、記録ヘッドの回復処理に要するインク消費量を軽減するとともに、インク吐出不良に起因する記録品位の低下を防止することができるインクジェット記録装置が提供される。
【0051】
請求項6の発明によれば、上記請求項5の構成に加えて、前記キャップが記録ヘッドのカラー吐出口部とブラック吐出口部に対応して複数個のキャップ室に分割され、各キャップ室ごとに該キャップの吸引口部と前記負圧発生源へ通じる吸引チューブとを連結する前記キャップホルダの吸引孔部に、金属等のガスバリア性の高い材料で形成されたパイプ材が圧入されている構成としたので、一層効率よく上記効果を達成できるインクジェット記録装置が提供される。
請求項7の発明によれば、上記請求項1〜6のいずれかの構成に加えて、前記負圧発生源は、ガイド部材に沿って配設されたポンプチューブを、回転体に軸支された押圧ローラでしごくことにより、該ポンプチューブ内に負圧を発生させるチューブポンプである構成としたので、一層効率よく上記効果を達成できるインクジェット記録装置が提供される。
【0052】
請求項8の発明によれば、記録ヘッドの吐出口を覆うためのキャップに負圧発生源を接続し、キャップを記録ヘッドに密着させた状態で負圧発生源を作動させることにより吐出口からインクを吸引する吸引動作を行うインクジェット記録装置のクリーニング機構部において、前記キャップの吸引口部と前記負圧発生源へ通じる吸引チューブとを、金属等のガスバリア性の高い材料で形成された中空筒状の連結部材で接続する構成としたので、
簡単かつ安価な構成で、記録ヘッドを覆うキャッピング手段のインク蒸発抑制効果を向上させることができ、記録ヘッドの回復処理に要するインク消費量を軽減するとともに、インク吐出不良に起因する記録品位の低下を防止することができるインクジェット記録装置のクリーニング機構部が提供される。
【0053】
請求項9〜11の発明によれば、上記請求項8の構成に加えて、前記連結部材は前記キャップを保持するキャップホルダの通口部に圧入嵌合されており、該連結部材の両端部はキャップホルダを介さずに前記吸引口部と前記吸引チューブとに連結されている構成、前記連結部材に接続される吸引チューブ及び前記負圧発生源のポンプチューブはそれぞれ異なる材質で形成され、前記吸引チューブと前記ポンプチューブはチューブ連結部材によって接続され、前記吸引チューブは前記ポンプチューブよりもガスバリア性の高いゴム状弾性材で形成されている構成、あるいは、前記キャップが記録ヘッドのカラー吐出口部とブラック吐出口部に対応して複数個のキャップ室に分割され、各キャップ室ごとに該キャップの吸引口部と前記負圧発生源へ通じる吸引チューブとを、金属等のガスバリア性の高い材料で形成された中空筒状の連結部材で接続する構成としたので、一層効率よく上記効果を達成できるインクジェット記録装置のクリーニング機構部が提供される。
【0054】
請求項12の発明によれば、記録ヘッドの吐出口を覆うためのキャップに負圧発生源を接続し、キャップを記録ヘッドに密着させた状態で負圧発生源を作動させることにより吐出口からインクを吸引する吸引動作を行うインクジェット記録装置のクリーニング機構部において、前記キャップを保持するキャップホルダを備えており、前記キャップの吸引口部と前記負圧発生源へ通じる吸引チューブとを連結する前記キャップホルダの吸引孔部に、金属等のガスバリア性の高い材料で形成されたパイプ材が圧入されている構成としたので、
簡単かつ安価な構成で、記録ヘッドを覆うキャッピング手段のインク蒸発抑制効果を向上させることができ、記録ヘッドの回復処理に要するインク消費量を軽減するとともに、インク吐出不良に起因する記録品位の低下を防止することができるインクジェット記録装置のクリーニング機構部が提供される。
【0055】
請求項13の発明によれば、上記請求項12の構成に加えて、前記キャップが記録ヘッドのカラー吐出口部とブラック吐出口部に対応して複数個のキャップ室に分割され、各キャップ室ごとに該キャップの吸引口部と前記負圧発生源へ通じる吸引チューブとを連結する前記キャップホルダの吸引孔部に、金属等のガスバリア性の高い材料で形成されたパイプ材が圧入されている構成としたので、一層効率よく上記効果を達成できるインクジェット記録装置のクリーニング機構部が提供される。
請求項14の発明によれば、上記請求項8〜13のいずれかの構成に加えて、前記負圧発生源は、ガイド部材に沿って配設されたポンプチューブを、回転体に軸支された押圧ローラでしごくことにより、該ポンプチューブ内に負圧を発生させるチューブポンプである構成としたので、一層効率よく上記効果を達成できるインクジェット記録装置のクリーニング機構部が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したインクジェット記録装置のクリーニング機構部のキャップ及びキャップホルダの部分の第1実施例の構成を示す模式的分解斜視図である。
【図2】図1のキャップ及びキャップホルダの部分の縦断面図である。
【図3】本発明を適用したインクジェット記録装置の一実施例におけるクリーニング機構部のキャップスライダ上の構成の上方斜視図である。
【図4】図3のキャップスライダ上の構成をキャップ手段を省いて示す上方斜視図である。
【図5】図3のキャップスライダ上のキャップ及びキャップホルダの上方斜視図である。
【図6】図5のキャップ及びキャップホルダの下方斜視図である。
【図7】本発明を適用したインクジェット記録装置の一実施例を示す模式的斜視図である。
【図8】インクジェット記録装置のクリーニング機構部のキャップホルダ部分の一般的な構成を例示する部分縦断面図である。
【図9】インクジェット記録装置のクリーニング機構部のキャップ開放時の状態を示す模式的正面図である。
【図10】図9のクリーニング機構部のキャップ密閉時(キャッピング時)の状態を一部破断して示す模式的正面図である。
【図11】インクジェット記録装置のクリーニング機構部のキャップから負圧発生源としての吸引ポンプ(チューブポンプ)までの構成を示す概略図である。
【図12】本発明を適用したインクジェット記録装置の記録ヘッドのインク吐出部の構造を模式的に示す部分斜視図である。
【図13】本発明を適用したインクジェット記録装置の記録ヘッドのインク吐出部を吐出口面側から見た斜視図(a)及び正面図(b)である。
【図14】図13のインク吐出部の吐出口面におけるブラック吐出口列及びカラー吐出口列の配置を示す説明図(a)並びにブラック吐出口列及びカラー吐出口列とキャップの吸引口との配置関係を示す説明図(b)である。
【図15】本発明を適用したインクジェット記録装置のクリーニング機構部の第2実施例のキャップ及びキャップホルダの上方斜視図である。
【図16】図15のキャップ及びキャップホルダの下方斜視図である。
【図17】図15及び図16のキャップ及びキャップホルダの部分の縦断面図である。
【図18】本発明を適用したインクジェット記録装置においてキャリッジがクリーニング機構部に接近しキャップスライダが未だ待機位置にある状態を模式的に示す部分正面図である。
【図19】図18の状態からキャリッジがさらに進入してキャップスライダを追従移動させることでキャップを記録ヘッドに密着させたキャッピング状態を模式的に示す部分正面図である。
【図20】図19のキャッピング位置におけるキャップスライダ上の構成部品の状態を模式的に示す上方斜視図である。
【符号の説明】
1     キャップ
1a    嵌合部
1b    吸引口部
1c    吸引口部
2     キャップホルダ
2b    爪部
2c    軸部
2d    キャップ開放カム面
2e    チューブ接続部
2f    吸引孔(部)
2g    吸引孔(部)
2h    通口部
3     記録ヘッド(記録手段)
3a    嵌合穴(溝)
3b    カラー吐出口列
3d    ブラック吐出口列
4     キャップばね
5     吸引チューブ
6     キャリッジ
7     キャップスライダ
7a    突き当て部
7b    突出部(スライダ軸部)
7c    嵌合ピン
8     ワイパー(ワイパーブレード)
9     ワイパー(ワイパーブレード)
13    記録装置のベース部
15    キャップスライダばね
18    吸引チューブ
19    連結部材
19a   内径(吸引孔)
21    パイプ部材
21a   内径(吸引孔)
81    吐出口面
82    吐出口
85    電気熱変換体
201   給紙部
202   搬送部
203   記録機構部
204   クリーニング機構部(回復機構部)
205   負圧発生手段(吸引ポンプ、チューブポンプ)

Claims (14)

  1. 記録ヘッドの吐出口を覆うためのキャップに負圧発生源を接続し、キャップを記録ヘッドに密着させた状態で負圧発生源を作動させることにより吐出口からインクを吸引する吸引動作を行うクリーニング機構部を備えたインクジェット記録装置において、
    前記キャップの吸引口部と前記負圧発生源へ通じる吸引チューブとを、金属等のガスバリア性の高い材料で形成された中空筒状の連結部材で接続することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記連結部材は前記キャップを保持するキャップホルダの通口部に圧入嵌合されており、該連結部材の両端部はキャップホルダを介さずに前記吸引口部と前記吸引チューブとに連結されていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記連結部材に接続される吸引チューブ及び前記負圧発生源のポンプチューブはそれぞれ異なる材質で形成され、前記吸引チューブと前記ポンプチューブはチューブ連結部材によって接続され、前記吸引チューブは前記ポンプチューブよりもガスバリア性の高いゴム状弾性材で形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記キャップが記録ヘッドのカラー吐出口部とブラック吐出口部に対応して複数個のキャップ室に分割され、各キャップ室ごとに該キャップの吸引口部と前記負圧発生源へ通じる吸引チューブとを、金属等のガスバリア性の高い材料で形成された中空筒状の連結部材で接続することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  5. 記録ヘッドの吐出口を覆うためのキャップに負圧発生源を接続し、キャップを記録ヘッドに密着させた状態で負圧発生源を作動させることにより吐出口からインクを吸引する吸引動作を行うクリーニング機構部を備えたインクジェット記録装置において、
    前記キャップを保持するキャップホルダを備えており、
    前記キャップの吸引口部と前記負圧発生源へ通じる吸引チューブとを連結する前記キャップホルダの吸引孔部に、金属等のガスバリア性の高い材料で形成されたパイプ材が圧入されていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  6. 前記キャップが記録ヘッドのカラー吐出口部とブラック吐出口部に対応して複数個のキャップ室に分割され、各キャップ室ごとに該キャップの吸引口部と前記負圧発生源へ通じる吸引チューブとを連結する前記キャップホルダの吸引孔部に、金属等のガスバリア性の高い材料で形成されたパイプ材が圧入されていることを特徴とする請求項5に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記負圧発生源は、ガイド部材に沿って配設されたポンプチューブを、回転体に軸支された押圧ローラでしごくことにより、該ポンプチューブ内に負圧を発生させるチューブポンプであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  8. 記録ヘッドの吐出口を覆うためのキャップに負圧発生源を接続し、キャップを記録ヘッドに密着させた状態で負圧発生源を作動させることにより吐出口からインクを吸引する吸引動作を行うインクジェット記録装置のクリーニング機構部において、
    前記キャップの吸引口部と前記負圧発生源へ通じる吸引チューブとを、金属等のガスバリア性の高い材料で形成された中空筒状の連結部材で接続することを特徴とするインクジェット記録装置のクリーニング機構部。
  9. 前記連結部材は前記キャップを保持するキャップホルダの通口部に圧入嵌合されており、該連結部材の両端部はキャップホルダを介さずに前記吸引口部と前記吸引チューブとに連結されていることを特徴とする請求項8に記載のインクジェット記録装置のクリーニング機構部。
  10. 前記連結部材に接続される吸引チューブ及び前記負圧発生源のポンプチューブはそれぞれ異なる材質で形成され、前記吸引チューブと前記ポンプチューブはチューブ連結部材によって接続され、前記吸引チューブは前記ポンプチューブよりもガスバリア性の高いゴム状弾性材で形成されていることを特徴とする請求項8又は9に記載のインクジェット記録装置のクリーニング機構部。
  11. 前記キャップが記録ヘッドのカラー吐出口部とブラック吐出口部に対応して複数個のキャップ室に分割され、各キャップ室ごとに該キャップの吸引口部と前記負圧発生源へ通じる吸引チューブとを、金属等のガスバリア性の高い材料で形成された中空筒状の連結部材で接続することを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載のインクジェット記録装置のクリーニング機構部。
  12. 記録ヘッドの吐出口を覆うためのキャップに負圧発生源を接続し、キャップを記録ヘッドに密着させた状態で負圧発生源を作動させることにより吐出口からインクを吸引する吸引動作を行うインクジェット記録装置のクリーニング機構部において、
    前記キャップを保持するキャップホルダを備えており、
    前記キャップの吸引口部と前記負圧発生源へ通じる吸引チューブとを連結する前記キャップホルダの吸引孔部に、金属等のガスバリア性の高い材料で形成されたパイプ材が圧入されていることを特徴とするインクジェット記録装置のクリーニング機構部。
  13. 前記キャップが記録ヘッドのカラー吐出口部とブラック吐出口部に対応して複数個のキャップ室に分割され、各キャップ室ごとに該キャップの吸引口部と前記負圧発生源へ通じる吸引チューブとを連結する前記キャップホルダの吸引孔部に、金属等のガスバリア性の高い材料で形成されたパイプ材が圧入されていることを特徴とする請求項12に記載のインクジェット記録装置のクリーニング機構部。
  14. 前記負圧発生源は、ガイド部材に沿って配設されたポンプチューブを、回転体に軸支された押圧ローラでしごくことにより、該ポンプチューブ内に負圧を発生させるチューブポンプであることを特徴とする請求項8〜13のいずれかに記載のインクジェット記録装置のクリーニング機構部。
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