JP2004088614A - スキャナ制御装置 - Google Patents

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JP2004088614A JP2002249178A JP2002249178A JP2004088614A JP 2004088614 A JP2004088614 A JP 2004088614A JP 2002249178 A JP2002249178 A JP 2002249178A JP 2002249178 A JP2002249178 A JP 2002249178A JP 2004088614 A JP2004088614 A JP 2004088614A
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Abstract

【課題】各ユーザによって設定された宛先情報の内容を他ユーザが確認・利用することが困難なスキャナ制御装置を、提供する。
【解決手段】原稿をイメージデータ化し、それに関する電子メールであるスキャンメールを送信するためのスキャナ制御装置を、ユーザ毎に、宛先情報を内部に記憶しておくことが出来る装置であるとともに、あるユーザに関する宛先情報の内容を表示させるために、ユーザパスワードの入力が必要とされる(ステップS102)装置として構成しておく。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スキャナ及びネットワークに接続されて使用されるスキャナ制御装置に、関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、FAXと同様の処理(原稿をイメージデータ化してネットワークを介して他者に提供する処理)を、Eメールにて行える装置が、開発されている。
【0003】
そのような装置の中には、宛先とするEメールアドレス等の設定を一々行わなくても良いようにするために、ユーザ毎に幾つかの宛先情報を設定しておくことができるように構成された装置が、存在している。なお、ユーザ毎に幾つかの宛先情報を設定しておくことができる装置としては、例えば、特開平8−242326号公報に記載のものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特開平8−242326号公報に記載の装置に代表される、ユーザ毎に幾つかの宛先情報を設定しておくことができる装置(以下、従来装置と表記する)を用いれば、各ユーザがEメールアドレス等の設定を一々行わなくても、原稿をイメージデータ化して他者に提供することが出来ることになる。
【0005】
しかしながら、従来装置は、各ユーザによって設定された宛先情報の内容を他ユーザが比較的に簡単に確認・利用できる装置、換言すれば、宛先情報を悪用することが可能な装置となっている。
【0006】
そこで、本発明の課題は、各ユーザによって設定された宛先情報の内容を他ユーザが確認・利用することが困難なスキャナ制御装置を、提供することになる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では、スキャナに接続されると共に、電子メールが利用可能なコンピュータネットワークに接続されて使用されるスキャナ制御装置を、各種の情報を表示するための表示手段と、操作者が各種の操作を行うことが可能な操作手段と、複数のユーザのそれぞれについて、そのユーザに割り当てられているユーザ名及びパスワードと、そのユーザによって内容が指定された1つ以上の,それぞれ電子メールアドレスを含む宛先情報とを、記憶した宛先情報等記憶手段と、原稿のイメージデータをスキャナに生成させ、そのイメージデータに関する電子メールであるスキャンメールを、宛先情報等記憶手段に記憶されている宛先情報の中からユーザによって選択された宛先情報を利用して作成・送信するスキャンメール送信処理を実行する機能を有するスキャンメール送信手段と、表示手段及び操作手段を、ユーザが、表示手段に表示される情報から宛先情報等記憶手段に記憶されている各ユーザ名を確認できるとともに、操作手段を操作することにより複数のユーザ名の中から1つのユーザ名を選択することができる装置として機能させ、ユーザによって或るユーザ名が選択された場合には、表示手段及び操作手段を、ユーザがパスワードを入力できる装置として機能させ、ユーザによってパスワードが入力された場合には、そのパスワードが選択されているユーザ名に対応づけられて宛先情報等に記憶されているパスワードと一致しているか否かを判断し、一致していた場合にのみ、表示手段及び操作手段を、ユーザが、表示手段に表示される情報から宛先情報等記憶手段に記憶されている各宛先情報の内容を確認できるとともに、操作手段を操作することにより、複数の宛先情報の中から1つの宛先情報を選択することができる装置として機能させ、ユーザによって宛先情報が選択された場合には、その宛先情報を利用したスキャンメール送信処理をスキャンメール送信手段に行わせる制御手段とを備えた装置として構成しておく。
【0008】
すなわち、本発明のスキャナ制御装置は、ユーザ毎に、そのユーザによって内容が指定された幾つかの宛先情報を内部に記憶しておくことが出来るが、あるユーザに関する宛先情報の内容を、そのユーザに割り当てられているパスワードを知らない者は、確認することも利用することもできない構成を有する。従って、本発明のスキャナ制御装置は、パスワードが他者に知られないようにしておけば、各ユーザによって設定された宛先情報の内容を他ユーザが確認・利用することが極めて困難な装置として動作することになり、その結果として、記憶されている宛先情報を悪用することが困難な装置として機能することになる。
【0009】
本発明のスキャナ制御装置を実現する際には、スキャンメール送信手段が実行可能なスキャンメール送信処理を、スキャンメールを、宛先情報等記憶手段に記憶されている宛先情報の中からユーザによって選択された1つ以上の宛先情報のそれぞれについて作成・送信する処理としておくとともに、制御手段が、ユーザによって入力されたパスワードが、ユーザによって選択されたユーザ名に対応づけられて宛先情報等記憶手段に記憶されているパスワードと一致していた場合、表示手段及び操作手段を、ユーザが、表示手段に表示される情報から宛先情報等記憶手段に記憶されている各宛先情報の内容を確認できるとともに、操作手段を操作することにより、複数の宛先情報の中から1つ以上の宛先情報を選択することができる装置として機能させ、ユーザによって1つ以上の宛先情報が選択された場合には、当該1つ以上の宛先情報のそれぞれについてスキャンメールをスキャンメール送信手段に送信させる手段となるように、しておくことが出来る。
【0010】
また、本発明のスキャナ制御装置を構成するに際して、スキャンメール送信手段により送信されるスキャンメールの内容はどのようなものであってもよく、例えば、スキャンメール送信手段を、スキャナに生成させたイメージデータのファイルを添付ファイルとした電子メールをスキャンメールとして作成・送信するスキャンメール送信処理を実行する手段としておいても良く、スキャンメール送信手段を、スキャナに生成させたイメージデータのファイルをWebブラウザを利用してそのダウンロードが行える形でサーバ装置にアップロードする手段であるとともに、スキャンメールとして、サーバ装置にアップロードしたファイルのURLを本文に含む電子メールを送信する手段としておいても良い。
【0011】
また、本発明のスキャナ制御装置を構成するに際して、スキャンメール送信手段が実行可能なスキャンメール送信処理が、依頼された内容の電子メールを送信する機能を有する装置に、スキャンメールの送信を依頼する処理となるようにしておいても良い。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
【0013】
まず、図1を用いて、本発明の一実施形態に係るスキャナ制御装置の概要を説明する。
【0014】
図1(A)に示したように、本実施形態に係るスキャナ制御装置10は、スキャナ12と直接接続され、スキャンメール送信用サーバ40、及び、何台かのユーザPC45とネットワーク接続された形で使用される装置である。ここで、スキャンメール送信用サーバ40とは、スキャナ制御装置10用に開発された管理者用プログラムがインストールされたコンピュータのことであり、ユーザPC45とは、スキャナ制御装置10用に開発されたユーザ用プログラムがインストールされたコンピュータのことである。
【0015】
このスキャナ制御装置10は、原稿のイメージデータファイルを作成して、作成したイメージデータファイルを添付ファイルとした電子メールを作成・送信する作業(換言すれば、スキャナ制御装置10がない場合には、スキャナ制御用のプログラムとメーラとを用いなければならない作業)を簡単に行える作業環境を複数のユーザに提供するための装置である。すなわち、スキャナ制御装置10は、電子メールが利用可能なネットワークに接続されて使用される装置となっている。
【0016】
また、スキャナ制御装置10は、原稿のイメージデータファイルを添付ファイルとした電子メール(以下、スキャンメールと表記する)を自らが送信するのではなく、スキャンメール送信用サーバ40に送信させる装置となっている。すなわち、スキャナ制御装置10は、スキャンメールの作成に必要な情報(イメージデータ、宛先アドレス、メール本文データ等)を渡すことにより、スキャンメール送信用サーバ40にスキャンメールの送信を依頼する装置となっている。そして、スキャンメール送信用サーバ40にインストールされている管理者用プログラムは、自身がインストールされたコンピュータに、スキャナ制御装置10から与えられた情報に基づきスキャンメールを作成して送信する機能等を付与することが出来るプログラムとなっている。なお、管理者用プログラムは、複数台のスキャナ制御装置10からのスキャンメール送信依頼を処理できるプログラムとなっている。
【0017】
また、本スキャナ制御装置10は、図1(B)に模式的に示したような形状の、スキャナ12のみならず、プリンタ14とも接続されて使用される装置となっている。
【0018】
以上のことを前提として、以下、本実施形態に係るスキャナ制御装置10の構成及び動作を具体的に説明する。なお、上記したように、スキャナ制御装置10は、プリンタ14にも接続される装置なのであるが、以下では、スキャナ制御装置10の,スキャンメールに関係する動作についてのみ説明することにする。
【0019】
まず、スキャナ制御装置10のハードウェア構成の説明と、各ユーザがスキャナ制御装置10を実際に使用する前(スキャナ制御装置10にスキャンメールを送信させる前)に行われなければならない作業の説明とを、行う。
【0020】
図2に示したように、スキャナ制御装置10は、タッチスクリーン31,テンキー部32,CPU21,ROM22,RAM23,通信制御回路24,EEPROM25,LCD制御回路26,入力インタフェース回路(入力I/F)27,ネットワークインタフェース回路(NW−I/F回路)28等で構成されている。
【0021】
タッチスクリーン31は、液晶ディスプレイ(LCD)35上に透明な接触位置センサ36を重ねたデバイスであり、テンキー部32は、テンキー、スタートボタン等からなるユニットである。
【0022】
CPU21は、スキャナ制御装置10内の各部を統合的に制御する制御回路である。ROM22は、CPU21の動作手順を規定したプログラムやCPU21が利用するデータが記録された不揮発性メモリである。RAM23は、CPU21(プログラム)が各種の情報を一時的に記憶しておくために使用するメモリである。通信制御回路24は、CPU21が、スキャナ12或いはプリンタ14との間で情報交換(コマンドの送信、イメージデータの受信、印刷データの送信)を行なうために使用する回路である。LCD制御回路26は、タッチスクリーン31の構成要素である液晶ディスプレイ(LCD)35に、CPU21から指示された内容の画像(画面)を表示させる回路である。入力インタフェース回路27は、ユーザがテンキー部32或いはタッチスクリーン31の構成要素である透明な接触位置センサ36に対して行った操作内容を、CPU21に通知する回路である。ネットワークインタフェース回路28は、スキャンメール送信用サーバ40、ユーザPC45との間で通信を行うためにCPU21が利用する回路である。
【0023】
EEPROM25は、動作条件情報テーブル、スキャンメール情報テーブル等の記憶手段として用いられている書換可能な不揮発性記憶装置である。
【0024】
動作条件情報テーブルは、スキャナ制御装置10のデフォルトの動作条件を規定する各種の情報を記憶しておくためのテーブルである。本スキャナ制御装置10は、タッチスクリーン31、テンキー部32等を操作することによりこの動作条件情報テーブル内の情報を変更できる装置であると共に、この動作条件情報テーブルに、管理者パスワード、ユーザパスワードモード情報等が記憶された状態で動作する装置となっている。ここで、管理者パスワードとは、スキャナ制御装置10の管理者のみがその値を知っているように管理される情報のことであり、ユーザパスワードモード情報とは、スキャナ制御装置10の動作モードを、各ユーザがスキャナ制御装置10を使用する際にユーザパスワードの入力を必要とするユーザパスワード有効モードで動作させるか、ユーザパスワードの入力を必要としないユーザパスワード無効モードで動作させるかを規定する情報のことである。
【0025】
スキャンメール情報テーブルは、複数のユーザのそれぞれについて、ユーザ名、ユーザパスワード、送信者名称、送信者メールアドレス、複数の宛先情報、複数のメール件名情報、複数のメール本文情報、署名情報等からなるスキャンメール情報を記憶しておくことが出来る構成のテーブルである。本スキャナ制御装置10は、各ユーザが、スキャナ制御装置10を実際に使用する前に、このスキャンメール情報テーブルに自身に関するスキャンメール情報を設定する作業を行っておく必要がある装置となっている。
【0026】
この作業内容を簡単に説明すると、まず、スキャナ制御装置10を利用したいユーザは、管理者に自身用のスキャンメール情報の登録を依頼する。当該依頼を受けた管理者は、そのユーザに割り当てるユーザ名及びパスワードを決定するとともに、スキャンメール送信用サーバ40(管理者用プログラム)を操作することにより、それらを含むスキャンメール情報をスキャナ制御装置10内のスキャンメール情報テーブルに登録する。
【0027】
そして、スキャンメール情報がスキャンメール情報テーブル内に登録されたユーザは、自身のユーザPC45にインストールされているユーザ用プログラムを起動して、自身に割り当てられているユーザ名/パスワードの指定/入力を伴う所定の操作を行う。この操作により、ユーザPC45には、図3に示したようなダイアログボックスが表示されるので、ユーザは、このダイアログボックスを操作することにより、スキャンメールの宛先情報(宛先名称、宛先Eメールアドレス等からなる情報)、メールの件名、メールの本文を、必要なだけ、設定しておく。
【0028】
次に、図4乃至図10を用いて、スキャナ制御装置10のスキャンメール送信時の動作を説明する。なお、これらの図のうち、図4は、電源投入後、スキャンメールを送信する処理が1回完了するまでの間におけるスキャナ制御装置10の動作手順を示した流れ図であり、図5〜図10は、いずれも、この流れ図に従ってスキャナ制御装置10が動作している間に、タッチスクリーン31上に表示される画面の説明図である。
【0029】
図4に示したように、電源が投入されたスキャナ制御装置10は、まず、ユーザ名選択操作受付処理(ステップS101)を行う。
【0030】
このユーザ名選択操作受付処理は、図5に示したようなユーザ選択画面、つまり、スキャンメール情報テーブル内に記憶されている任意のユーザ名を選択可能な構成のユーザ選択画面を、タッチスクリーン31上に表示することにより、ユーザに自身のユーザ名を選択させる(自身のユーザ名が内部に示されているボタンを押させる)処理である。
【0031】
スキャナ制御装置10は、このユーザ名選択操作受付処理を、ユーザ名を選択する操作がなされたことを検出した際に終了する。そして、スキャナ制御装置10は、動作条件情報テーブルに記憶されているユーザパスワードモード情報に基づき、現在の動作モードがユーザパスワード有効モードであるか否かを判断する(ステップS102)。
【0032】
現在の動作モードがユーザパスワード有効モードであった場合(ステップS102;有効)、スキャナ制御装置10は、図6に示したような構成のユーザパスワード入力画面をタッチスクリーン31上に表示する(ステップS103)。
【0033】
次いで、スキャナ制御装置10は、テンキー部32、タッチスクリーン31に対するユーザの操作内容を監視することにより、ユーザが入力したユーザパスワードを把握するためのユーザパスワード入力受付処理(ステップS104)を行う。
【0034】
パスワード入力受付処理を終了したスキャナ制御装置10は、入力されたユーザパスワード(以下、入力パスワードと表記する)が、選択されているユーザ名(以下、選択ユーザ名と表記する)に対応づけられているスキャンメール情報テーブル内のユーザパスワードと一致しているか否かを判断する(ステップS105)。
【0035】
そして、入力パスワードが、選択ユーザ名に対応づけられているスキャンメール情報テーブル内のユーザパスワードと一致していなかった場合(ステップS105;NO)、スキャナ制御装置10は、入力されたユーザパスワードが誤っていることを通知するための画面をタッチスクリーン31上に表示して、当該画面上に設けられている確認ボタンが押下されるのを待機するパスワードエラー通知処理を行う(ステップS106)。そして、スキャナ制御装置10は、確認ボタンが押下された際にパスワードエラー通知処理を終了して、ステップS103にて、再び、タッチスクリーン31上にユーザパスワード入力画面を表示する処理を行う。
【0036】
一方、入力パスワードが、選択ユーザ名に対応づけられているスキャンメール情報テーブル内のユーザパスワードと一致していた場合(ステップS105;YES)、スキャナ制御装置10は、スキャンメール送信指示受付処理(ステップS107)を、開始する。また、スキャナ制御装置10は、現在の動作モードがユーザパスワード有効モードでなかった場合(ステップS102;無効)には、ステップS103〜S106の処理を行うことなく、このスキャンメール送信指示受付処理を開始する。
【0037】
スキャンメール送信指示受付処理時、スキャナ制御装置10は、まず、図7に示したようなスキャンメール基本操作画面をタッチスクリーン31上に表示する。なお、この図に示したスキャンメール基本操作画面は、ユーザ名“WATSON”が選択された場合にタッチスクリーン31上に表示されるものである。
【0038】
このスキャンメール基本操作画面上の宛先ボタン51が押下された場合、スキャナ制御装置10は、選択ユーザ名を含むスキャンメール情報内の宛先情報群に基づき、図8(A)に示したような宛先設定画面、すなわち、宛先情報の要素である宛先名称(“USER_1”等)がリスト表示される宛先名称表示領域61や、詳細ボタン62、追加ボタン63、決定ボタン64等を備えた宛先設定画面を、タッチスクリーン31上に表示する。
【0039】
そして、宛先名称表示領域61内の或る宛先名称が押下された場合、スキャナ制御装置10は、その宛先名称の表示形態を選択されていることを示すもの(本実施形態では、黒枠で囲まれたもの)に変更する。また、追加ボタン63が押下された場合、スキャナ制御装置10は、選択されている宛先名称を宛先名称表示領域61内から消去するとともに、その宛先名称で識別される宛先情報が、スキャンメールの実際の送信先を指定する宛先情報(以下、送信先宛先情報と表記する)として選択されたことを記憶する。
【0040】
また、宛先一覧ボタン65が押下された場合、スキャナ制御装置10は、タッチスクリーン31に表示する画面を、図8(B)に示したような内容の宛先確認画面、すなわち、送信先宛先情報として選択されている宛先情報に関する宛先名称(“USER_8”等)がリスト表示される送信先宛先名称表示領域66等を備えた宛先確認画面に変更する。
【0041】
また、宛先設定画面(図8(A))、宛先確認画面(図8(B))上の詳細ボタン62が押下された場合、スキャナ制御装置10は、選択されている状態にある宛先情報の内容(宛先名称、Eメールアドレス等)を示した宛先詳細画面を、タッチスクリーン31上に表示する。そして、スキャナ制御装置10は、当該画面上に設けられている所定のボタンが押下されたときに、タッチスクリーン31の表示内容を宛先詳細画面を表示する前に表示していたもの(宛先設定画面或いは宛先確認画面)に戻す。
【0042】
また、宛先設定画面、宛先確認画面上の決定ボタン64が押下された場合、スキャナ制御装置10は、宛先ボタン51の内部に“宛先:設定済”が示されたスキャンメール基本操作画面(図7参照)をタッチスクリーン31上に表示する。
【0043】
そして、スキャンメール基本操作画面上のメール情報参照ボタン52が押下された場合、スキャナ制御装置10は、図9に示したようなメール情報設定・確認画面をタッチスクリーン31上に表示し、このメール情報設定・確認画面上の本文ボタン72が押下された場合には、図10に示したように、ユーザが、自身が設定しておいたメール本文情報の中から、1個のメール本文情報を選択できるメール本文設定画面をタッチスクリーン31上に表示する。そして、このメール本文設定画面上のボタン81,82を操作された場合、スキャナ制御装置10は、メール本文設定画面内に表示するメール本文情報を、スキャンメール情報内での順番が1つ前/1つ後ろのメール本文情報に変更し、決定ボタン83が押下された際には、表示中のメール本文情報が、これから送信するスキャンメールに使用すべきメール本文情報として選択されたことを記憶して、タッチスクリーン31上に表示する画面をスキャンメール基本操作画面に戻す。
【0044】
なお、スキャナ制御装置10は、メール情報設定・確認画面上の件名ボタン71が押下された場合にも、メール本文設定画面と同様の構成のメール件名設定画面をタッチスクリーン31に表示する。
【0045】
そして、スキャンメール基本操作画面がタッチスクリーン31に表示されている状態で、スタートボタンが押下された際、スキャナ制御装置10は、必要な情報が全て設定されていることを確認した上で、スキャンメール送信指示受付処理(図4:ステップS107)を終了する。
【0046】
次いで、スキャナ制御装置10は、スキャンメール送信依頼処理(ステップS108)を行う。このスキャンメール送信依頼処理時、スキャナ制御装置10は、まず、スキャナ12に対して原稿の読み取り(原稿上の画像を表すイメージデータの生成)を指示するコマンドを送信する。その後、スキャナ制御装置10は、メール情報設定・確認画面等でユーザが選択した件名情報、メール本文情報、幾つか(少なくとも1つ)の宛先情報等を、スキャンメール送信用サーバ40に送信するとともに、スキャナ12から送信されてくるイメージデータをスキャンメール送信用サーバ40に転送する。そして、スキャナ制御装置10は、全てのイメージデータの転送が完了した際に、スキャンメール送信依頼処理送信を終了する。
【0047】
また、宛先情報、イメージデータ等をスキャナ制御装置10から受信したスキャンメール送信用サーバ40では、管理者プログラムの制御下、それらの情報に基づき、スキャンメールを作成して送信する処理が行われる。なお、複数の宛先情報がスキャナ制御装置10から与えられた場合、スキャンメール送信用サーバ40は、複数のスキャンメールを送信するのではなく、複数の受信者を設定した1つのスキャンメールを送信する。
【0048】
以上、説明したように、本実施形態に係るスキャナ制御装置10は、ユーザ毎に、幾つかの宛先情報、件名情報、メール本文情報を内部に記憶しておくことが出来るが、あるユーザに関する宛先情報等の内容を、そのユーザに割り当てられているユーザパスワードを知らない者は、知ることも利用することもできない装置となっている。従って、このスキャナ制御装置10は、ユーザパスワードが他者に知られないようにしておけば、各ユーザによって設定された宛先情報等の内容を他ユーザが確認・利用することが極めて困難な装置として動作することになり、その結果として、記憶されている宛先情報等が悪用されることを防止できる装置として機能することになる。
【0049】
<変形形態>
実施形態のスキャナ制御装置10は、各種の変形を行うことが出来る。例えば、スキャナ制御装置10は、スキャンメール送信用サーバ40にスキャンメールを送信させる装置であったが、スキャナ制御装置10にスキャンメールを送信する機能を付与しておいても良い。また、実施形態のスキャナ制御装置10及びスキャンメール送信用サーバ40は、イメージデータファイルを添付ファイルとしたスキャンメールを送信するシステムとなっているが、スキャナ制御装置10及びスキャンメール送信用サーバ40を、スキャナ12に生成させたイメージデータのファイルを添付ファイルとした電子メールを、Webブラウザを利用してそのダウンロードが行える形でサーバ装置にアップロードするシステムであるとともに、スキャンメールとして、サーバ装置にアップロードしたファイルのURLを本文に含む電子メールを送信するシステムとなるようにしておいても良い。
【0050】
また、タッチスクリーン31等を操作することにより、スキャンメール情報の設定が行えるように、スキャナ制御装置10を変形しておいてもよいことや、スキャナ制御装置10に表示させる各種画面を、上記したものとは異なるものとしておいても良いことは当然である。
【0051】
【発明の効果】
本発明のスキャナ制御装置によれば、各ユーザによって設定された宛先情報等の内容を他ユーザが確認・利用することが困難になるので、その結果として、記憶されている宛先情報等が悪用されることを防止できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るスキャナ制御装置の使用形態の説明図である。
【図2】実施形態に係るスキャナ制御装置のハードウェア構成図である。
【図3】ユーザPCにインストールされたユーザ用プログラムが表示するダイアログボックスの説明図である。
【図4】スキャナ制御装置の動作手順を示した流れ図である。
【図5】スキャナ制御装置のタッチスクリーンに表示されるユーザ名選択画面の説明図である。
【図6】スキャナ制御装置のタッチスクリーンに表示されるパスワード入力画面の説明図である。
【図7】スキャナ制御装置のタッチスクリーンに表示されるスキャンメール基本操作画面の説明図である。
【図8】スキャナ制御装置のタッチスクリーンに表示される宛先設定画面、宛先確認画面の説明図である。
【図9】スキャナ制御装置のタッチスクリーンに表示されるメール情報設定・確認画面の説明図である。
【図10】スキャナ制御装置のタッチスクリーンに表示されるメール本文情報選択画面の説明図である。
【符号の説明】
10 スキャナ制御装置
12 スキャナ
14 プリンタ
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 通信制御回路
25 EEPROM
26 LCD制御回路
27 入力インタフェース回路
28 ネットワークインタフェース回路
31 タッチスクリーン
32 テンキー部
40 スキャンメール送信用サーバ
45 ユーザPC

Claims (5)

  1. スキャナに接続されると共に、電子メールが利用可能なコンピュータネットワークに接続されて使用されるスキャナ制御装置であって、
    各種の情報を表示するための表示手段と、
    操作者が各種の操作を行うことが可能な操作手段と、
    複数のユーザのそれぞれについて、そのユーザに割り当てられているユーザ名及びパスワードと、そのユーザによって内容が指定された1つ以上の,それぞれ電子メールアドレスを含む宛先情報とを、記憶した宛先情報等記憶手段と、
    原稿のイメージデータを前記スキャナに生成させ、そのイメージデータに関する電子メールであるスキャンメールを、前記宛先情報等記憶手段に記憶されている宛先情報の中からユーザによって選択された宛先情報を利用して作成・送信するためのスキャンメール送信処理を実行する機能を有するスキャンメール送信手段と、
    前記表示手段及び前記操作手段を、ユーザが、前記表示手段に表示される情報から前記宛先情報等記憶手段に記憶されている各ユーザ名を確認できるとともに、前記操作手段を操作することにより前記複数のユーザ名の中から1つのユーザ名を選択することができる装置として機能させ、ユーザによって或るユーザ名が選択された場合には、前記表示手段及び前記操作手段を、ユーザがパスワードを入力できる装置として機能させ、ユーザによってパスワードが入力された場合には、そのパスワードが選択されているユーザ名に対応づけられて前記宛先情報等に記憶されているパスワードと一致しているか否かを判断し、一致していた場合にのみ、前記表示手段及び前記操作手段を、ユーザが、前記表示手段に表示される情報から前記宛先情報等記憶手段に記憶されている各宛先情報の内容を確認できるとともに、前記操作手段を操作することにより、前記複数の宛先情報の中から1つの宛先情報を選択することができる装置として機能させ、ユーザによって宛先情報が選択された場合には、その宛先情報を利用した前記スキャンメール送信処理を前記スキャンメール送信手段に行わせる制御手段
    とを、備えることを特徴とするスキャナ制御装置。
  2. 前記スキャンメール送信手段が実行可能なスキャンメール送信処理は、前記スキャンメールを、前記宛先情報等記憶手段に記憶されている宛先情報の中からユーザによって選択された1つ以上の宛先情報のそれぞれについて作成・送信する処理であり、
    前記制御手段が、ユーザによって入力されたパスワードが、ユーザによって選択されたユーザ名に対応づけられて前記宛先情報等記憶手段に記憶されているパスワードと一致していた場合、前記表示手段及び前記操作手段を、ユーザが、前記表示手段に表示される情報から前記宛先情報等記憶手段に記憶されている各宛先情報の内容を確認できるとともに、前記操作手段を操作することにより、前記複数の宛先情報の中から1つ以上の宛先情報を選択することができる装置として機能させ、ユーザによって1つ以上の宛先情報が選択された場合には、当該1つ以上の宛先情報のそれぞれについて前記スキャンメールを前記スキャンメール送信手段に送信させる手段である
    ことを特徴とするスキャナ制御装置。
  3. 前記スキャンメール送信手段が実行可能なスキャンメール送信処理が、前記スキャンメールとして、前記スキャナに生成させたイメージデータのファイルを添付ファイルとした電子メールを作成・送信する処理である
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスキャナ制御装置。
  4. 前記スキャンメール送信手段が実行可能なスキャンメール送信処理が、前記スキャナに生成させたイメージデータのファイルをWebブラウザを利用してそのダウンロードが行える形でサーバ装置にアップロードする手段であるとともに、前記スキャンメールとして、前記サーバ装置にアップロードしたファイルのURLを本文に含む電子メールを送信する手段である
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスキャナ制御装置。
  5. 前記スキャンメール送信手段が実行可能なスキャンメール送信処理が、依頼された内容の電子メールを送信する機能を有する装置に、前記スキャンメールの送信を依頼する処理である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のスキャナ制御装置。
JP2002249178A 2002-08-28 2002-08-28 スキャナ制御装置 Withdrawn JP2004088614A (ja)

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