JP2004081911A

JP2004081911A - Coating device

Info

Publication number: JP2004081911A
Application number: JP2002243041A
Authority: JP
Inventors: Kazuo Sugiyama; 杉山　和男; Kazuharu Ito; 伊藤　一治
Original assignee: Fuji Photo Film Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Holdings Corp
Priority date: 2002-08-23
Filing date: 2002-08-23
Publication date: 2004-03-18

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To decrease the lap angle of a sheet to a bar while preventing a too thick application of a coating liquid. <P>SOLUTION: A coating device has the bar 11 on which the sheet 9 being conveyed is lapped. The coating liquid is supported on the circumferential surface of the bar 11, and the coating liquid supported on the circumferential surface of the bar is applied onto the sheet 9 being conveyed. The sheet 9 lapped on the bar 11 is arranged to be pressed to the circumferential surface of the bar 11. The coating device has an air ejection device 15. The device 15, by ejecting air toward the sheet 9, presses the sheet 9 to the bar 11. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、搬送中のシート状物が巻き掛けられるバーを備え、そのバー周面に塗布液を担持させて、搬送中のシート状物に、そのバー周面に担持された塗布液を塗布する塗布装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
写真フィルムの支持体や磁気記録テープの支持体等に利用されるシート状物の多くは、長尺の帯状に形成された状態で下塗剤や乳剤等の塗布液が塗布され、その後、所定の長さ，幅に切断されることにより得られる。ここで、塗布液の塗布は、帯状のシート状物を搬送しながら、図１に示すようなバーコータと称される塗布装置を用いて行われることはよく知られている。
【０００３】
図１は、従来のバーコータと称される塗布装置を模式的に示す図である。
【０００４】
この図１では、図の右から左に向かって長尺のシート状物９が搬送されている（矢印Ｃ参照）。図１に示す塗布装置１は、断面円状のワイヤ１１１がコイル状に隙間無く巻き付けられたバー１１を備えている。このバー１１は、バー１１の下方部分が、塗布液が貯留されている液溜まり１２に浸かるよう、液溜まり１２の中に配備された受け座１３上に配備されている。受け座１３には、液溜まり１２の、受け座１３よりも上流側の部分と下流側の部分とを結ぶ貫通孔１３１が設けられている。また、液溜まり１２の、バー１１よりも下流側の部分からは、塗布液がオーバーフローしており、オーバーフローした塗布液を受ける受け皿１４が設けられている。受け皿１４にオーバーフローした塗布液は、液溜まり１２の、バー１１よりも上流側の部分に戻される（矢印Ａ参照）。バー１１は、受け座１３と接触した状態で不図示のモータによって矢印Ｒ方向に回転させられる。バー１１周面の、隣接するワイヤ１１１の円弧部分によって形成された空間には、塗布液が担持される。塗布装置１の上流側と下流側には、ガイドロール２がそれぞれ配備されている。塗布装置１とこれらのガイドロール２の位置関係は、搬送中のシート状物９が、バー１１に所定のラップ角θで巻き掛かるような関係になっている。ここにいうラップ角とは、１点鎖線で示す水平線Ｌとシート状物９の搬送経路とで挟まれた角度のことであり、このラップ角θを大きくすればするほど、シート状物９はバー１１に強く押し付けられる。バー１１に巻き掛けられたシート状物９の上流側と下流側それぞれには、シート状物９の塗布面とバー９１の周面とによって挟まれた空間Ｂが生じる。バー周面に担持された塗布液は上流側のこの空間Ｂに供給され、搬送されてきたシート状物９の塗布面には、この上流側の空間Ｂに供給された塗布液が塗布される。なお、下流側の空間Ｂには、余剰分の塗布液が溜まる。
【０００５】
ここで、長尺のシート状物９は、ロール状に巻回された状態で、この図１に示す塗布装置１が配備されたラインにセットされ、搬送されながら塗布液が塗布される。このラインでは、新たなロール状に巻回されたシート状物９がセットされるたびに、搬送を終えるシート状物の後端と新たなシート状物の先端とを重ね合わせて接合する。
【０００６】
搬送されてきたシート状物の塗布面が、シート状物９を重ね合わせて厚くなった接合部や、凹凸等が生じた面状欠陥部分であると、それらの接合部や面状欠陥部分には塗布液の厚塗りが生じやすく、厚く塗られた塗布液は、図１に示す下流側のガイドロール２等、下流側の設備を汚してしまう。この厚塗りを防止するには、シート状物をバー１１に押さえつけておくことが必要があり、従来では、図１に示すラップ角θを大きくしている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ラップ角θを大きくすると、バー１１と受け座１３との摩擦抵抗が局所的に上がり、バー１１に擦り傷が生じたり、受け座１３が偏摩耗してしまうという不都合が生じる。また、ラップ角θが大きくなればなるほど上述の上流側の空間Ｂに溜まる塗布液は多くなり、シート状物９の搬送速度を上げていくと、上流側の空間Ｂに溜まった塗布液がこの空間Ｂからこぼれやすくなる。搬送されてきたシート状物の塗布面が、シート状物９を重ね合わせて厚くなった接合部や、凹凸等が生じた面状欠陥部分であると、それらの接合部や面状欠陥部分が上流側の空間Ｂを通過するたびに、この上流側の空間Ｂから塗布液がこぼれ出し、均一な塗布を行うことができなくなってしまう。さらに、ラップ角θが大きくなればなるほど上流側の空間Ｂに溜まった塗布液に空気が巻き込まれやすくなる。塗布液に巻き込まれた空気は、泡となり、シート状物の、塗布液が塗布された面にスジとなって現れて製品不良を引き起こす。
【０００８】
本発明は、上記事情に鑑み、塗布液の厚塗りを防止しながらも、バーに対するシート状物のラップ角を小さくすることができる塗布装置を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の塗布装置は、搬送中のシート状物が巻き掛けられるバーを備え、そのバー周面に塗布液を担持させて、搬送中のシート状物に、そのバー周面に担持された塗布液を塗布する塗布装置において、
上記バーに巻き掛けられたシート状物をそのバー周面とで挟むように配備され、そのシート状物に向けてそのシート状物をそのバーに押し付けるエアーを吹き出すエアー吹出装置を備えたことを特徴とする。
【００１０】
本発明の塗布装置によれば、エアー吹出装置から吹き出されるエアーによって、搬送中のシート状物は上記バーに適度に押し付けられる。そのため、搬送を終えるシート状物の後端と新たに搬送を開始するシート状物の先端とを重ね合わせて接合した接合部や凹凸等が生じた面状欠陥部分がこの塗布装置を通過しても、厚塗りが生じることが防止される。したがって、バーに対するシート状物のラップ角を小さくすることができる。
【００１１】
また、本発明の塗布装置において、上記エアー吹出装置は、上記シート状物を上記バーに押し付ける圧力が５０Ｐａ以上２５０Ｐａ以下となるエアーを吹き出すものであることが好ましい。
【００１２】
５０Ｐａ未満のエアーでは、搬送中のシート状物が上記バーに十分に押し付けられず、接合部や面状欠陥部分が通過する際に厚塗りが生じる恐れがある。一方、２５０Ｐａよりも大きな圧力のエアーでは、搬送中のシート状物が揺れてしまい、不均一な塗布になってしまう。したがって、このようなエアー吹出装置とすることで、厚塗りを確実に防止しながら、均一な塗布を行うことができる。
【００１３】
さらに、本発明の塗布装置において、上記エアー吹出装置が、そのエアー吹出装置の上流端と下流端それぞれに、上記エアーの吹出方向に向かって延びるガイド板を備えたものであることも好ましい。
【００１４】
このようなガイド板を備えることで、上記エアー吹出装置から吹き出されるエアーは搬送中のシート状物に効率よく吹き付けられ、シート状物は上記バーに確実に押し付けられる。
【００１５】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
【００１６】
図２は、本発明の一実施形態である塗布装置を模式的に示す図である。
【００１７】
この図２に示す塗布装置も、いわゆるバーコータと称される塗布装置であって、図１に示す従来の塗布装置と同じ構成部分については、同一の符号を付して、重複する説明については簡単に説明する。図２に示す塗布装置１は、写真フィルムの支持体となる長尺のシート状物９に塗布液を塗布する装置であって、図１に示す従来の塗布装置と同じく、バー１１と、液溜まり１２と、受け座１３と、受け皿１４を備える他、この塗布装置１は、エアー吹出装置１５も備えている。図２でも、長尺のシート状物９が図の右から左に向かって搬送されている（矢印Ｃ参照）。バー１１は、ワイヤ１１１がコイル状に隙間無く巻き付けられたものであって、矢印Ｒ方向に回転する。塗布液は、矢印Ａ方向から、液溜まり１２の、受け座１３よりも上流側の部分に供給される。この上流側部分の塗布液のうち、バー１１の周面の塗布液はバー１１の回転に伴ってバー周面に担持されて上流側の空間Ｂに供給され、受け座１３に設けられた貫通孔１３１付近の塗布液はその貫通孔１３１を通って液溜まり１２の、受け座１３よりも下流側の部分に到達する。搬送されてきたシート状物９には、この上流側の空間Ｂに供給された塗布液が塗布される。すなわち、搬送されてきたシート状物９には、バー周面に担持された塗布液が塗布される。また、下流側の空間Ｂに溜まった余剰分の塗布液は、バー１１の回転に伴って、液溜まり１２の、受け座１３よりも下流側の部分に戻される。液溜まり１２を形成する下流側の堰１２１は、上流側の堰１２２よりも低く、この下流側の堰１２１からは、受け皿１４に向かって塗布液がオーバーフローしている。また、この塗布装置１の上流側と下流側には、ガイドロール２がそれぞれ配備されており、塗布装置１とこれらのガイドロール２の位置関係は、搬送中のシート状物９が、バー１１に所定のラップ角θ（１点鎖線で示す水平線Ｌとシート状物９の搬送経路とで挟まれた角度）で巻き掛かるような関係になっている。エアー吹出装置１５は、シート状物９の上方に、シート状物９を介してバー１１と対向するように配備されており、下方に向けてエアーを吹き出すものである。すなわち、このエアー吹出装置１５は、バー１１の周面とでシート状物９を挟むように配備されており、シート状物９に向けて、シート状物９をバー１１に押し付けるエアーを吹き出すものである。エアー吹出装置１５の、シート状物に対向する吹出面１５ａは、バー１１よりも５ｍｍ上方（矢印Ｓ参照）に位置している。このようなエアー吹出装置１５の、シート状物９の搬送方向の上流端と下流端それぞれには、エアーの吹き出し方向に延びるガイド板１５１が設けられている。
【００１８】
ここで、図２とともに図３も用いて、エアー吹出装置１５について詳述する。
【００１９】
図３は、図２に示すバー側から見たときのエアー吹出装置を模式的に示す図である。
【００２０】
この図３では、シート状物９が図の下から上に向かって搬送されている（矢印Ｃ参照）。エアー吹出装置１５は、シート状物９の幅（矢印Ｗ参照）よりも長い幅を有するとともに、シート状物９の搬送方向（矢印Ｃ参照）に５００ｍｍの長さを有するものである。この図３および上述の説明で用いた図２では、バー１１、エアー吹出装置１５、およびシート状物９の大小関係は無視されている。例えば、バー１１の直径は１２ｍｍであり、シート状物９の幅は２２００ｍｍである。エアー吹出装置１５は、シート状物９の搬送方向に見ると、バー１１が中央にくる位置に配備されている。なお、エアー吹出装置１５の幅が搬送されてくるシート状物９の幅の７５％以上であれば、搬送されてくるシート状物９は、２つのシート状物の端部を重ね合わせて接合した接合部や凹凸等が生じた面状欠陥部分が通過する際に生じる厚塗りを防止することができる程度に、バー１１に押し付けられる。また、エアー吹出装置１５の、シート状物９の搬送方向（矢印Ｃ参照）の長さは、５００ｍｍに限らずこれよりも長くても短くてもよいが、５０ｍｍ以上１０００ｍｍ以下の長さであることが好ましい。
【００２１】
エアー吹出装置１５の、シート状物に対向する吹出面１５ａには、シート状物の幅方向に複数のエアー吹出孔１５２が均等なピッチで配列されており、両端のエアー吹出孔１５２はシート状物９の両端の真上にくるように配備されている。また、このような幅方向のエアー吹出孔１５２の配列は、シート状物の搬送方向に複数設けられている。これらの各エアー吹出孔１５２から吹き出されるエアーは、シート状物９をバー１１の周面に５０Ｐａ以上２５０Ｐａ以下の圧力で押し付けるものである。５０Ｐａ未満のエアーでは、シート状物９がバー１１に十分に押し付けられず、接合部や面状欠陥部分が通過する際に厚塗りが生じる恐れがある。一方、２５０Ｐａよりも大きな圧力のエアーでは、搬送中のシート状物が揺れてしまい不均一な塗布になってしまう。
【００２２】
また、エアー吹出孔１５２の開口率は１０％である。ここにいう開口率とは、エアー吹出装置１５の、シート状物９に対向する吹出面１５ａのうちシート状物９にオーバラップしている部分（図中のハッチングを施した部分）の面積に対する、その吹出面１５ａに配備された総てのエアー吹出孔１５２の開口面積の和である。なお、エアー吹出孔１５２の開口率は、１０％に限らずこれよりも高くても低くてもよいが、３％以上２０％以下の開口率であることが好ましく、７％以上１５％以下の開口率であることがより好ましい。開口率が低すぎるとシート状物９のバー１１への押し付けが不十分となり、反対に大きすぎるとシート状物９を揺らしてしまい不均一な塗布になってしまう。なお、このことは、エアー吹出装置１５とバー１１との間隔（図２に示す矢印Ｓ参照）にも当てはまることであり、本実施形態では上述のごとくその間隔は５ｍｍであるが、これに限らず、シート状物９を揺らすことなくバー１１への押し付けが十分となるような間隔（例えば１ｍｍ以上３０ｍｍ以下）であればよい。
【００２３】
さらに、エアー吹出装置１５の上流端と下流端それぞれに設けられたガイド板１５１によって、エアー吹出孔１５２から吹き出されたエアーはシート状物９に効率よく吹き付けられ、シート状物９はバー１１に確実に押し付けられる。
【００２４】
以上説明したような塗布装置１によれば、塗布液の厚塗りを防止しながらも、バー１１に対するシート状物９の、図２に示すラップ角θを５度以下にすることができる。その結果、バー１１と受け座１３との摩擦抵抗が局所的に上がることがなくなり、バー１１に擦り傷が生じることでシート状物を傷つけてしまうことや、受け座１３が偏摩耗してしまうことが防止される。また、図２に示す上流側の空間Ｂに溜まった塗布液がこの空間Ｂからこぼれにくくなり、均一な塗布を行うことができる。さらに、この上流側の空間Ｂに溜まった塗布液に空気が巻き込まれにくくなり、シート状物の、塗布液が塗布された面にスジが生じることを防止することができる。
【００２５】
なお、ここでの説明では、被塗布部材として写真フィルムの支持体となるシート状物を例にあげて説明したが、被塗布部材は磁気記録テープの支持体となるシート状物等であってもよい。
【００２６】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明の塗布装置によれば、塗布液の厚塗りを防止しながらも、バーに対するシート状物のラップ角を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】従来のバーコータと称される塗布装置を模式的に示す図である。
【図２】本発明の一実施形態である塗布装置を模式的に示す図である。
【図３】図２に示すバー側から見たときのエアー吹出装置を模式的に示す図である。
【符号の説明】
１　　塗布装置
１１　　バー
１１１　　ワイヤ
１２　　液溜まり
１３　　受け座
１４　　受け皿
１５　　エアー吹出装置
１５ａ　　吹出面
１５１　　ガイド板
１５２　　エアー吹出孔
９　　シート状物[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention includes a bar around which a sheet-like material being conveyed is wound, and a coating liquid is supported on the circumferential surface of the bar, and the coating solution carried on the circumferential surface of the bar is applied to the sheet-like material being conveyed. The present invention relates to a coating apparatus.
[0002]
[Prior art]
Many sheet-like materials used for photographic film supports, magnetic recording tape supports, etc. are coated with a coating solution such as a primer or an emulsion in the state of being formed in a long strip shape, It is obtained by cutting into length and width. Here, it is well known that the coating liquid is applied using a coating device called a bar coater as shown in FIG. 1 while conveying a belt-like sheet.
[0003]
FIG. 1 is a diagram schematically showing a coating apparatus called a conventional bar coater.
[0004]
In FIG. 1, a long sheet 9 is conveyed from the right to the left in the drawing (see arrow C). The coating apparatus 1 shown in FIG. 1 includes a bar 11 around which a wire 111 having a circular cross section is wound in a coil shape without a gap. The bar 11 is provided on a receiving seat 13 provided in the liquid reservoir 12 so that the lower portion of the bar 11 is immersed in the liquid reservoir 12 in which the coating liquid is stored. The receiving seat 13 is provided with a through-hole 131 that connects a portion of the liquid reservoir 12 upstream and downstream of the receiving seat 13. In addition, the coating liquid overflows from a portion of the liquid reservoir 12 downstream of the bar 11, and a tray 14 is provided for receiving the overflowed coating liquid. The coating liquid overflowed to the receiving tray 14 is returned to the portion of the liquid reservoir 12 upstream of the bar 11 (see arrow A). The bar 11 is rotated in the direction of the arrow R by a motor (not shown) while in contact with the receiving seat 13. The coating liquid is carried in the space formed by the arc portion of the adjacent wire 111 on the circumferential surface of the bar 11. Guide rolls 2 are respectively provided on the upstream side and the downstream side of the coating apparatus 1. The positional relationship between the coating apparatus 1 and the guide rolls 2 is such that the sheet-like material 9 being conveyed is wound around the bar 11 at a predetermined wrap angle θ. The wrap angle here is an angle sandwiched between the horizontal line L indicated by the one-dot chain line and the conveyance path of the sheet-like object 9, and as the wrap angle θ is increased, the sheet-like object 9 is It is strongly pressed against the bar 11. A space B sandwiched between the application surface of the sheet-like material 9 and the peripheral surface of the bar 91 is formed on each of the upstream side and the downstream side of the sheet-like material 9 wound around the bar 11. The coating liquid carried on the peripheral surface of the bar is supplied to the upstream space B, and the coating liquid supplied to the upstream space B is applied to the coating surface of the sheet-like material 9 that has been conveyed. . In addition, in the space B on the downstream side, a surplus coating liquid is accumulated.
[0005]
Here, the long sheet-like material 9 is set in a line where the coating apparatus 1 shown in FIG. 1 is provided in a state of being wound in a roll shape, and the coating liquid is applied while being conveyed. In this line, every time the sheet-like material 9 wound into a new roll is set, the rear end of the sheet-like material to be conveyed and the front end of the new sheet-like material are overlapped and joined.
[0006]
If the coated surface of the sheet-like material that has been transported is a joined portion that is thickened by overlapping the sheet-like material 9 or a planar defect portion that has irregularities or the like, Is likely to cause thick coating of the coating liquid, and the thick coating liquid will contaminate downstream equipment such as the downstream guide roll 2 shown in FIG. In order to prevent this thick coating, it is necessary to press the sheet-like material against the bar 11, and conventionally, the wrap angle θ shown in FIG. 1 is increased.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, when the wrap angle θ is increased, the frictional resistance between the bar 11 and the receiving seat 13 is locally increased, so that the bar 11 is scratched or the receiving seat 13 is unevenly worn. Further, as the wrap angle θ increases, the amount of the coating liquid that accumulates in the upstream space B increases. When the conveyance speed of the sheet-like material 9 is increased, the coating liquid that accumulates in the upstream space B It becomes easy to spill from the space B. When the application surface of the sheet-like material that has been conveyed is a joint portion that is thickened by overlapping the sheet-like material 9 or a sheet-like defect portion that has irregularities or the like, the joint or sheet-like defect portion is Each time it passes through the upstream space B, the coating liquid spills out from the upstream space B, and uniform coating cannot be performed. Further, the larger the wrap angle θ, the easier the air is caught in the coating liquid accumulated in the upstream space B. The air entrained in the coating liquid becomes bubbles and appears as streaks on the surface of the sheet-like material on which the coating liquid is applied, causing a product defect.
[0008]
An object of this invention is to provide the coating device which can make small the wrap angle of the sheet-like object with respect to a bar, preventing the thick coating of a coating liquid in view of the said situation.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The coating apparatus of the present invention that achieves the above object includes a bar around which a sheet-like material being conveyed is wound, and supports the coating liquid on the peripheral surface of the bar, and the bar-like surface of the sheet-like material being conveyed In a coating apparatus for coating the coating liquid carried on
A sheet-like object wound around the bar is arranged so as to be sandwiched between the peripheral surfaces of the bar, and an air blowing device is provided that blows out air for pressing the sheet-like object against the bar toward the sheet-like object. Features.
[0010]
According to the coating apparatus of the present invention, the sheet-like material being conveyed is appropriately pressed against the bar by the air blown from the air blowing device. For this reason, a sheet-like defect portion in which the rear end of the sheet-like material to be conveyed and the front edge of the sheet-like material to be newly conveyed are overlapped and joined to each other passes through this coating device. Also, thick coating is prevented from occurring. Therefore, the wrap angle of the sheet-like object with respect to the bar can be reduced.
[0011]
In the coating apparatus of the present invention, it is preferable that the air blowing device blows out air at a pressure of 50 Pa to 250 Pa for pressing the sheet-like material against the bar.
[0012]
When the air pressure is less than 50 Pa, the sheet-like material being conveyed is not sufficiently pressed against the bar, and thick coating may occur when a joint or a planar defect portion passes. On the other hand, with air having a pressure higher than 250 Pa, the sheet-like material being conveyed is shaken, resulting in uneven application. Therefore, by using such an air blowing device, uniform coating can be performed while reliably preventing thick coating.
[0013]
Furthermore, in the coating apparatus of the present invention, it is also preferable that the air blowing device includes a guide plate extending toward the air blowing direction at each of an upstream end and a downstream end of the air blowing device.
[0014]
By providing such a guide plate, the air blown from the air blowing device is efficiently blown to the sheet-like material being conveyed, and the sheet-like material is reliably pressed against the bar.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described.
[0016]
FIG. 2 is a diagram schematically showing a coating apparatus according to an embodiment of the present invention.
[0017]
The coating apparatus shown in FIG. 2 is also a so-called bar coater. The same components as those of the conventional coating apparatus shown in FIG. Explained. A coating apparatus 1 shown in FIG. 2 is an apparatus for applying a coating liquid to a long sheet-like material 9 that is a support for a photographic film. Like the conventional coating apparatus shown in FIG. In addition to the reservoir 12, the receiving seat 13, and the receiving tray 14, the coating apparatus 1 also includes an air blowing device 15. Also in FIG. 2, the long sheet-like object 9 is conveyed from the right to the left in the drawing (see arrow C). The bar 11 is formed by winding the wire 111 in a coil shape without a gap, and rotates in the direction of arrow R. The coating liquid is supplied from the direction of arrow A to a portion of the liquid reservoir 12 upstream of the receiving seat 13. Of the coating liquid in the upstream portion, the coating liquid on the circumferential surface of the bar 11 is carried on the circumferential surface of the bar as the bar 11 rotates, and is supplied to the upstream space B and is provided in the receiving seat 13. The coating liquid in the vicinity of the hole 131 passes through the through-hole 131 and reaches a portion of the liquid reservoir 12 downstream of the receiving seat 13. The coating solution supplied to the upstream space B is applied to the sheet-like material 9 that has been conveyed. That is, the coating liquid carried on the peripheral surface of the bar is applied to the sheet-like material 9 that has been conveyed. Further, the excess coating liquid accumulated in the downstream space B is returned to the downstream portion of the liquid reservoir 12 with respect to the seat 13 as the bar 11 rotates. The downstream weir 121 that forms the liquid pool 12 is lower than the upstream weir 122, and the coating liquid overflows from the downstream weir 121 toward the tray 14. Further, guide rolls 2 are respectively provided on the upstream side and the downstream side of the coating apparatus 1, and the positional relationship between the coating apparatus 1 and the guide rolls 2 is such that the sheet-like material 9 being conveyed is a bar 11. Are wrapped around at a predetermined wrap angle θ (an angle between the horizontal line L indicated by the one-dot chain line and the conveyance path of the sheet-like material 9). The air blowing device 15 is arranged above the sheet-like material 9 so as to face the bar 11 via the sheet-like material 9 and blows air downward. That is, the air blowing device 15 is arranged so as to sandwich the sheet-like material 9 between the peripheral surface of the bar 11 and blows out air for pressing the sheet-like material 9 against the bar 11 toward the sheet-like material 9. It is. The blowing surface 15a of the air blowing device 15 facing the sheet-like object is located 5 mm above the bar 11 (see arrow S). A guide plate 151 extending in the air blowing direction is provided at each of the upstream end and the downstream end of the air blowing device 15 in the conveying direction of the sheet-like material 9.
[0018]
Here, FIG. 3 is used together with FIG. 2 to describe the air blowing device 15 in detail.
[0019]
FIG. 3 is a diagram schematically showing the air blowing device when viewed from the bar side shown in FIG. 2.
[0020]
In FIG. 3, the sheet-like object 9 is conveyed from the bottom to the top of the figure (see arrow C). The air blowing device 15 has a width longer than the width of the sheet-like material 9 (see arrow W) and a length of 500 mm in the conveying direction of the sheet-like material 9 (see arrow C). In FIG. 3 and FIG. 2 used in the above description, the magnitude relationship among the bar 11, the air blowing device 15, and the sheet-like object 9 is ignored. For example, the diameter of the bar 11 is 12 mm, and the width of the sheet-like object 9 is 2200 mm. The air blowing device 15 is arranged at a position where the bar 11 comes to the center when viewed in the conveying direction of the sheet-like material 9. Note that if the width of the air blowing device 15 is 75% or more of the width of the sheet-like material 9 being conveyed, the conveyed sheet-like material 9 is joined by overlapping the end portions of the two sheet-like materials. It is pressed against the bar 11 to such an extent that it can prevent thick coating that occurs when a planar defect portion having a bonded portion or unevenness passing therethrough passes. Further, the length of the air blowing device 15 in the conveying direction of the sheet-like material 9 (see arrow C) is not limited to 500 mm, and may be longer or shorter, but is 50 mm or more and 1000 mm or less. It is preferable.
[0021]
A plurality of air blowing holes 152 are arranged at an equal pitch in the width direction of the sheet-like material on the blowing surface 15a facing the sheet-like material of the air blowing device 15, and the air blowing holes 152 at both ends are formed in a sheet shape. It is arranged so as to be directly above both ends of the object 9. A plurality of such air blowing holes 152 in the width direction are arranged in the sheet conveying direction. The air blown out from each of these air blowing holes 152 presses the sheet-like material 9 against the peripheral surface of the bar 11 with a pressure of 50 Pa or more and 250 Pa or less. When the air is less than 50 Pa, the sheet-like material 9 is not sufficiently pressed against the bar 11, and there is a possibility that thick coating may occur when the joint or planar defect portion passes. On the other hand, with air having a pressure higher than 250 Pa, the sheet-like material being conveyed is shaken, resulting in uneven application.
[0022]
Further, the opening ratio of the air blowing holes 152 is 10%. The aperture ratio here refers to the area of the air blowing device 15 that overlaps the sheet-like material 9 (the hatched portion in the figure) of the blowing surface 15a facing the sheet-like material 9. This is the sum of the opening areas of all the air blowing holes 152 provided on the blowing surface 15a. The opening rate of the air blowing holes 152 is not limited to 10%, and may be higher or lower than this, but is preferably 3% or more and 20% or less, and preferably 7% or more and 15% or less. An aperture ratio is more preferable. If the aperture ratio is too low, the sheet-like material 9 is not sufficiently pressed against the bar 11, while if too large, the sheet-like material 9 is shaken, resulting in uneven application. This also applies to the distance between the air blowing device 15 and the bar 11 (see arrow S shown in FIG. 2). In the present embodiment, the distance is 5 mm as described above, but this is not limitative. First, it is sufficient that the interval (for example, 1 mm or more and 30 mm or less) is sufficient to press the bar 11 without shaking the sheet-like material 9.
[0023]
Furthermore, the air blown from the air blowing holes 152 is efficiently blown to the sheet-like object 9 by the guide plates 151 provided at the upstream end and the downstream end of the air blowing device 15, respectively. Pressed securely.
[0024]
According to the coating apparatus 1 described above, the wrap angle θ shown in FIG. 2 of the sheet-like material 9 with respect to the bar 11 can be set to 5 degrees or less while preventing thick coating of the coating liquid. As a result, the frictional resistance between the bar 11 and the receiving seat 13 does not increase locally, and the bar 11 is scratched to damage the sheet-like material or the receiving seat 13 is unevenly worn. Is prevented. Also, the coating liquid accumulated in the upstream space B shown in FIG. 2 is less likely to spill from the space B, and uniform coating can be performed. Furthermore, it becomes difficult for air to be caught in the coating liquid accumulated in the space B on the upstream side, and streaks can be prevented from occurring on the surface of the sheet-like material on which the coating liquid is applied.
[0025]
In the description here, a sheet-like material serving as a support for a photographic film is described as an example of a member to be coated, but the member to be coated is a sheet-like material serving as a support for a magnetic recording tape. Also good.
[0026]
【The invention's effect】
As described above, according to the coating apparatus of the present invention, it is possible to reduce the wrap angle of the sheet-like material with respect to the bar while preventing thick coating of the coating liquid.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram schematically showing a coating apparatus called a conventional bar coater.
FIG. 2 is a diagram schematically showing a coating apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a diagram schematically showing an air blowing device as viewed from the bar side shown in FIG. 2;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Application | coating apparatus 11 Bar 111 Wire 12 Liquid reservoir 13 Receiving seat 14 Receptacle 15 Air blowing apparatus 15a Blowing surface 151 Guide plate 152 Air blowing hole 9 Sheet-like material

Claims

搬送中のシート状物が巻き掛けられるバーを備え、該バー周面に塗布液を担持させて、搬送中のシート状物に、該バー周面に担持された塗布液を塗布する塗布装置において、
前記バーに巻き掛けられたシート状物を該バー周面とで挟むように配備され、該シート状物に向けて該シート状物を該バーに押し付けるエアーを吹き出すエアー吹出装置を備えたことを特徴とする塗布装置。In a coating apparatus provided with a bar around which a sheet-like material being conveyed is wound, carrying a coating liquid on the circumferential surface of the bar, and applying the coating liquid carried on the circumferential surface of the bar to the sheet-like material being conveyed ,
An air blowing device that is disposed so as to sandwich the sheet-like material wound around the bar with the peripheral surface of the bar and blows out air that presses the sheet-like material against the bar toward the sheet-like material; A characteristic coating apparatus.

前記エアー吹出装置は、前記シート状物を前記バーに押し付ける圧力が５０Ｐａ以上２５０Ｐａ以下となるエアーを吹き出すものであることを特徴とする請求項１記載の塗布装置。The said air blowing apparatus blows off the air from which the pressure which presses the said sheet-like object to the said bar becomes 50 Pa or more and 250 Pa or less, The coating device of Claim 1 characterized by the above-mentioned.

前記エアー吹出装置が、該エアー吹出装置の上流端と下流端それぞれに、前記エアーの吹出方向に向かって延びるガイド板を備えたものであることを特徴とする請求項１記載の塗布装置。The coating apparatus according to claim 1, wherein the air blowing device includes guide plates extending toward the air blowing direction at each of an upstream end and a downstream end of the air blowing device.