JP2004079189A - 冷陰極蛍光ランプ - Google Patents

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Hironori Hirama
平間 浩則
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Stanley Electric Co Ltd
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Stanley Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】従来の冷陰極蛍光ランプにおいては、外部電極をガラス管バルブの両端部近傍の管壁外周に設けるものであったので、この外部電極により遮光され、冷陰極蛍光ランプの有効長が短くなる問題点を生じていた。
【解決手段】本発明により、ガラス管バルブ2内に封止されたガスに金属電極で放電させ、ガラス管バルブ2内に塗布された蛍光体3を励起して点灯してなる冷陰極蛍光ランプ1において、金属電極5はガラス管バルブ2の両端部で放電空間2a近傍に位置し、放電側の表面を誘電体層6により覆われている冷陰極蛍光ランプ1としたことで、ガラス管バルブ2の両端部よりの外径に鉢巻き状の外部電極を設ける必要のないものとして、ガラス管バルブをほぼ全長にわたり発光可能なものとして課題を解決する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パーソナルコンピュータの表示部として近年多く採用されるものとなった液晶表示器を背面から照明するバックライト装置の光源として使用される冷陰極蛍光ランプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の冷陰極蛍光ランプ90の構成の例を示すものが図5であり、例えば外径が1mm、内径が0.75mmのガラスパイプの内径に蛍光体91を塗布し、内部にキセノンガス、あるいは、水銀と不活性ガスとを主成分とするガスが封入されて両端で封止が行われてガラス管バルブ92が構成されている。
【0003】
また、前記ガラス管バルブ92の両端近傍には、アルミ箔など金属テープが径方向に巻き付けられて、一対の外部電極93とされており、この外部電極93間に直流、もしくは、交流(高周波)の高電圧を印可することで、ガラス管バルブ92内に放電を行わせ、この放電により前記蛍光体91を励起させて発光させるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記した従来の冷陰極蛍光ランプ90においては、光を有効に取り出せるのは、前記外部電極93が金属で形成されていることで、その設けられる部分は不透光性となり、結果として一対の外部電極93の内側が有効な発光部分として使用可能であり、外部電極93から外側の部分が冷陰極蛍光ランプ90としては無効部分となる。
【0005】
ここで、近年の携帯用コンピュータ、PADと称されている情報用端末機器などにおいては小型化が市場からの最大要望項目であり、また、この種の機器においては液晶表示器など表示部が機器全体の大きさを定める大きな要素であるので、上記のように表示部に関与する部品に無効部分が含まれれば小型化が困難となり、市場の要望に応えることが困難となる問題点を生じている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記した従来の課題を解決するための具体的手段として、ガラス管バルブ内に封止された希ガス、あるいは、水銀と不活性ガスとを主成分とするガスに金属電極で放電させ、前記ガラス管バルブ内に塗布された蛍光体を励起して点灯してなる冷陰極蛍光ランプにおいて、前記金属電極は前記ガラス管バルブの両端部でかつこのガラス管バルブの放電空間内に位置し、その放電側の表面を誘電体層により覆われていることを特徴とする冷陰極蛍光ランプを提供することで課題を解決するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明を図に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。図1に示すものは本発明に係る冷陰極蛍光ランプ1の第一実施形態であり、この第一実施形態では、前記冷陰極蛍光ランプ1は、例えば外径1mm、内径0.75mmのガラスパイプ2aの内面に蛍光体3を塗布し、キセノンガス、あるいは、水銀と不活性ガスとを主成分とするガスを内部に封入する状態で両端が封止されガラス管バルブ2が形成されるものである点は従来例のものと同様である。
【0008】
ここで、この第一実施形態においては、図2に示すようにステム4を用いてガラスパイプ2aの両端の封止を行い放電空間2bを形成するものであり、このときに、前記ステム4の略中心には金属電極5が設けられ、加えて、金属電極5のお互いが対峙する側の面は誘電体層6により覆われるものとされている。
【0009】
従って、前記金属電極5は放電空間2b内に突出するものとなるが、発明者の試作、検討の結果では、突出長Lを20mm以下としておけば、前記放電空間2b内に塗布された蛍光体3の全面を発光させることが可能であり、よって、突出長Lは20mm以下として設定することが好ましい。
【0010】
また、前記誘電体層6はステム4とで金属電極5が放電空間2b内に露出することがないように覆うものであるが、このときには、前記金属電極5を覆う肉厚tを10μm〜5mmとしてある。これは、肉厚tが10μm以下となると、冷陰極蛍光ランプ1を点灯するときの電圧に誘電体層6が耐えきれず破壊するからであり、また、肉厚tが5mm以上となると、誘電体層6による容量リアクタンスが大きくなりすぎ、この種の冷陰極蛍光ランプに組合わされている点灯装置では点灯不可能となったり、供給電力が不足して必要な明るさが得られなくなるからである。
【0011】
尚、前記ステム4を形成するの当たっては、前記誘電体層6の部分をあわせて、粉末ガラスの型押し、焼成で形成しても良く、あるいは、ステム4部分を金属電極5が貫通する状態として粉末形成、あるいは、ガラスビーズの溶融法など適宜な手段で形成し、しかる後に、誘電体層6の部分をゾル・ゲル方などの液層成膜法で適宜な肉厚tとして形成しても良い。
【0012】
図3は、本発明に係る冷陰極蛍光ランプ1の第二実施形態であり、この第二実施形態においては、前記ガラスパイプ2aの両端は、金属電極5が貫通するなどして付属することのないステム4で封止が行われガラス管バルブ2が形成されている。そして、前記金属電極5は導電性接着剤の塗布、導電性テープの貼着、あるいは、金属の蒸着などの手段により、封止が行われたよりも後の時点で設けられている。
【0013】
よって、金属電極5同士のお互いが対峙する側の面は、ステム4により覆われるものとなるので、前記ステム4が誘電体層を兼ねるものとなり、従って、この第二実施形態においては前記誘電体層6の形成は不要となる。このときに、前記ステム4の肉厚sは、0.5mm〜5mmの範囲であることが好ましい。
【0014】
即ち、ステム4は放電空間2aの気密を保つ作用が要求されるものであるので、この気密の確保が可能となる厚さの選定が第一要件となり、発明者の試作、検討の結果では、前記ステム4の肉厚sを0.5mm以下としたときには破損、クラックなどを生じやすく、著しく気密保持に対する性能が低下するからである。尚、最大肉厚側の設定は第一実施形態と同じ理由により行われている。
【0015】
図4は、同じく本発明に係る冷陰極蛍光ランプ1の第三実施形態であり、この第三実施形態は、上記した第一実施形態と第二実施形態との中間的な形態とされ、ステム4内に金属電極5が埋設されている形態とされ、従って、ステム4は誘電体層6を兼ねる作用を行うものである点は第二実施形態と同様である。
【0016】
しかしながら、この第三実施形態においては、前記ステム4は、金属電極5の放電空間2b寄りの部分で誘電体層6に相当する機能を行い、金属電極5の外側の部分でガラスパイプ2aの封止、即ち、本来のステム4としての機能を行えるものとなるので、それぞれの目的に対して最適の厚さを設定できるものとなる。ちなみに、この第三実施形態においては前記ステム4の放電空間2b寄りである被覆部4aの肉厚rは0.5μm以上として放電電流の増加を可能としている。
【0017】
尚、この第三実施形態では金属電極5の先端は略円盤状に外径が拡大され、放電時の電流密度を減ずることで被覆部4aの肉厚rをより薄く設定することを可能とし、同一放電電圧時での放電電流の増加を可能として、効率を向上させているが、第一実施形態においても同様な手段を実施し、効率を向上させるなどは自在である。
【0018】
【発明の効果】
以上に説明したように本発明により、ガラス管バルブ内に封止された希ガス、あるいは、水銀と不活性ガスとを主成分とするガスに金属電極で放電させ、前記ガラス管バルブ内に塗布された蛍光体を励起して点灯してなる冷陰極蛍光ランプにおいて、前記金属電極は前記ガラス管バルブの両端部でかつこのガラス管バルブの放電空間近傍に位置し、その放電側の表面を誘電体層により覆われている冷陰極蛍光ランプとしたことで、ガラス管バルブの両端部よりの外径に鉢巻き状の外部電極を設ける必要のないものとして、ガラス管バルブをほぼ全長にわたり発光可能なものとし、液晶表示器バックライト用光源の小型化を可能とし、携帯用コンピュータ、携帯用情報端末機器などの小型化に極めて優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷陰極蛍光ランプの第一実施形態を示す断面図である。
【図2】同じく第一実施形態の要部を示す説明図である。
【図3】同じく本発明に係る冷陰極蛍光ランプの第二実施形態を示す断面図である。
【図4】同じく本発明に係る冷陰極蛍光ランプの第三実施形態を示す断面図である。
【図5】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1……冷陰極蛍光ランプ
2……ガラス管バルブ
2a……ガラスパイプ
2b……放電空間
3……蛍光体
4……ステム
4a……被覆部
5……金属電極
6……誘電体層

Claims (8)

  1. ガラス管バルブ内に封止された希ガス、あるいは、水銀と不活性ガスとを主成分とするガスに放電空間外に設けられる金属電極で放電させ、前記ガラス管バルブ内に塗布された蛍光体を励起して点灯してなる冷陰極蛍光ランプにおいて、前記金属電極は前記ガラス管バルブの両端部でかつこのガラス管バルブの放電空間内に位置し、その放電側の表面を誘電体層により覆われていることを特徴とする冷陰極蛍光ランプ。
  2. 前記金属電極の放電側の先端、もしくは、その近傍には外径拡大部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の冷陰極蛍光ランプ。
  3. 前記金属電極が前記ガラス管バルブの放電空間に突出する突出長は20mm以下であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の冷陰極蛍光ランプ。
  4. 前記金属電極の放電側の表面を覆う前記誘電体の厚さは10μm〜5mmであることを特徴とする請求項1〜請求項3いずれかに記載の冷陰極蛍光ランプ。
  5. ガラス管バルブ内に封止された希ガス、あるいは、水銀と不活性ガスとを主成分とするガスに金属電極で放電させ、前記ガラス管バルブ内に塗布された蛍光体を励起して点灯してなる冷陰極蛍光ランプにおいて、前記金属電極は前記ガラス管バルブの端部の外面に密接して設けられ、かつ、前記金属電極と前記放電空間との間に設けられる誘電体層の厚みが0.5mm〜5mmであることを特徴とする冷陰極蛍光ランプ。
  6. ガラス管バルブ内に封止された希ガス、あるいは、水銀と不活性ガスとを主成分とするガスに金属電極で放電させ、前記ガラス管バルブ内に塗布された蛍光体を励起して点灯してなる冷陰極蛍光ランプにおいて、前記金属電極が前記ガラス管バルブの端部の封止部内に設けられていることを特徴とする冷陰極蛍光ランプ。
  7. 前記金属電極の放電側の先端、もしくは、その近傍には外径拡大部が設けられていることを特徴とする請求項6記載の冷陰極蛍光ランプ。
  8. 前記封止部内に設けられた金属電極と前記放電空間の間に位置する誘電体層の厚みは0.5μm〜5mmであることを特徴とする請求項6または請求項7記載の冷陰極蛍光ランプ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100355008C (zh) * 2005-02-21 2007-12-12 东南大学 高光效低工作电压冷阴极荧光灯
KR100930646B1 (ko) * 2008-06-24 2009-12-09 우리이티아이 주식회사 외부 전극 형광램프와 이를 이용한 액정표시장치

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