JP2004079075A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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大野 敦子
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Abstract

【課題】非選択ビット線のメモリセルが“1”データ(メモリセル電流=0)の場合、プリチャージされた電荷がビット線間のカップリングノイズによる誤動作を回避させるため全てディスチャージされるので、低消費電力化できないという問題があった。
【解決手段】プリチャージ開始前に、カラムデコーダ制御回路10によって、前サイクルのトランジスタQn20と次サイクルのトランジスタQn21を一定期間多重選択させる。前サイクルのビット線BL0に充電されていた電荷は、トランジスタQn20、Qn21を介して均等分配される。その結果、ディスチャージされる電荷量は1/2となり、低消費電力化することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体記憶装置に関し、とくに不揮発性メモリ等のメモリセルアレイを有するコアの読み出し回路技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体記憶装置、特に不揮発性記憶装置の読み出し手段の一つとして、マトリックス状に配列されたメモリセルをワード線およびビット線によって選択し、選択メモリセルのセル電流から、センスアンプによって記憶情報を増幅する方式が一般的に用いられている。
【0003】
また高速化のため、選択されたビット線のプリチャージを予め行ない、プリチャージ終了後メモリセルの電流に従って、センスアンプでデータの“0”、“1”の判定を行なっている。ここでメモリセルに電流が流れる場合を“0”データ読み出し、メモリセルに電流が流れない場合を“1”データ読み出しと呼ぶことにする。
【0004】
データ“1”の読み出しを行なう際、非選択の隣接ビット線とのカップリングノイズの影響によって誤動作が起こる場合がある。そのため、センス動作を行なう前に、ビット線に接続されたディスチャージトランジスタを介し、非選択ビット線に蓄積された電荷を予めディスチャージする等のビット線のリセット動作を行なっている。
【0005】
図5に従来の読み出し回路の構成図を示す。1は1ビットの情報を記録するNチャンネル型メモリセル、2はNチャンネル型メモリセル1のゲートにつながるワード線(WL0〜WLm)、3はNチャンネル型メモリセル1のドレインにつながるビット線(BL0〜BLn)、4はNチャンネル型メモリセル1がマトリックス状に配置されたm行n列のメモリセルアレイである。
【0006】
7はメモリセルの列方向を選択するカラムデコーダであり、Qn20〜Qn2nのNチャンネル型トランジスタによって構成され、各々ソースはセンスノードN00に、ドレインはビット線(BL0〜BLn)に、ゲートはカラムアドレス信号線CLM0〜CLMnにそれぞれ接続されている。センスノードN00には、プリチャージ回路12のドレインが接続されている。プリチャージ回路12のゲートはプリチャージ信号SPRの信号線に、ソースはVDDにそれぞれ接続されている。また11はINVで構成された、センスアンプ出力回路であり、入力はN00に出力はSOUTに接続されている。
【0007】
5はビット線に蓄積された電荷をディスチャージするための、ビット線リセット回路であり、NチャンネルトランジスタQn10〜Qn1nによって構成されている。ドレインは各ビット線BL0〜BLnに、ゲートはビットリセット信号の信号線BLR0〜BLRnにそれぞれ接続され、ソースは接地されている。
【0008】
以上のような構成の読み出し回路の、タイミング図を図6に示す。ワード線WL0がロウアドレスによって選択され、カラムアドレスに従って、サイクルT1では、カラムトランジスタQn21(CLM1)が、サイクルT2ではカラムトランジスタQn22(CLM2)が、サイクルT1の前サイクルにはカラムトランジスタQn20(CLM0)がそれぞれ選択される。またメモリセルQn00,Qn01は“1”データ、Qn02は“0”データとする。
【0009】
サイクルT1において、カラムアドレスが変化すると、カラムアドレス信号線CLM0が“H”から“L”に、カラムアドレス信号線CLM1が“L”から“H”に変化し選択ビット線が、BL0からBL1に変化する。またビットリセット信号は、カラム信号と反対の論理であるため、ビットリセット信号BLR0が“L”から“H”に、ビットリセット信号BLR1が“H”から“L”にそれぞれ変化する。メモリセルQn00は“1”データであるため、ビット線に電荷が充電されている状態から、ビットリセットトランジスタQn10を介して接地レベル迄ディスチャージされる。プリチャージされているビット線の電位をVBLとすると、ビット線BL0はVBLから0Vに変化する。一方、プリチャージ信号SPRが“L”期間BL1は、VBL迄プリチャージされる。プリチャージ終了後センス動作が開始されるが、隣接ビット線BL0、BL2は、接地されているためカップリングによる誤動作を起こすことなくそのままVBLレベルが維持される。
【0010】
さらにサイクルT2においては、カラムアドレスが変化するとビットリセット信号BLR1が“L”から“H”に変化し、ビット線BL1はビットリセットトランジスタQn11を介して接地レベルまでディスチャージされる。一方選択ビット線BL2は、プリチャージ信号SPRが“L”期間プリチャージされ、プリチャージ終了後、データ“0”のため、メモリセルQn02を介してディスチャージされる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような読み出し回路では、ビット線間のカップリングによる誤動作防止のため、ビット線リセット回路5のトランジスタによって、データ“1”に蓄積された電荷を全てディスチャージし、選択ビット線のプリチャージは必ず0Vから行なわれるので、低消費電力化できないという問題があった。
【0012】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、消費電力を抑えることができる半導体記憶装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の半導体記憶装置は、マトリックス状に配置されたメモリセルアレイと、このメモリセルアレイの複数の行にそれぞれ接続された複数のワ−ド線と、メモリセルアレイの複数の列にそれぞれ接続された複数のビット線と、この複数のビット線の列方向を選択するカラムデコーダと、このカラムデコーダで選択されたビット線のプリチャージを行なうプリチャージ回路と、メモリセルアレイを選択的にディスチャージするためのビット線リセット回路と、カラムデコーダを制御するためのカラムデコーダ制御手段を備え、カラムデコーダ制御手段は、あるサイクルで選択された第1のビット線と次のサイクルで選択される第2のビット線との間で電荷をプリチャージ前に分配するように、カラムデコーダを制御し、
ビット線リセット回路は、電荷の分配後に第1のビット線をディスチャージすることを特徴とするものである。
【0014】
請求項1記載の半導体記憶装置によれば、ビット線にプリチャージされメモリセルによってディスチャージされなかった電荷の半分を、次サイクルの選択ビット線に分配することができ、ビット線のプリチャージに必要な電荷は従来の1/2となり、消費電力を抑えることができる。
【0015】
請求項2記載の半導体記憶装置は、請求項1において、第1のビット線が、カラムデコーダの第1のカラムゲートによって選択され、第2のビット線は、カラムデコーダの第2のカラムゲートによって選択されており、第1のカラムゲートおよび第2のカラムゲートは、カラムデコーダ制御手段によって、ある一定期間多重選択されるものである。
【0016】
請求項2記載の半導体記憶装置によれば、請求項1の効果をカラムデコーダの多重選択を行なうことで実現することができる。
【0017】
請求項3記載の半導体記憶装置は、マトリックス状に配置されたメモリセルアレイと、このメモリセルアレイの複数の行にそれぞれ接続された複数のワ−ド線と、メモリセルアレイの複数の列にそれぞれ接続された複数のビット線と、この複数のビット線の列方向を選択するカラムデコーダと、このカラムデコーダで選択されたビット線のプリチャージを行なうプリチャージ回路と、メモリセルアレイを選択的にディスチャージするためのビット線リセット回路と、カラムデコーダによる選択または非選択に応じてメモリセルアレイのソース線の電位を制御するメモリセルソース電圧制御回路と、ビット線リセット回路のリセット電圧を制御するビット線リセット電圧設定回路を備え、ビット線リセット電圧設定回路は、カラムデコーダによる非選択のビット線のディスチャージ電位が、接地レベルを超えかつカップリングノイズの影響のないレベル以下になるようにリセット電圧を設定することを特徴とするものである。
【0018】
請求項3記載の半導体記憶装置によれば、非選択時ビット線のディスチャージのレベル、例えばビット線リセット回路のソース電位を、カップリングノイズの影響を受けないレベルに設定することで、非選択ビット線のディスチャージ電位を接地レベルを超えるレベルに設定することができ、ビット線のプリチャージに必要な電荷は減少し、低消費電力化が可能となる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0020】
図1に本発明における第1の実施の形態の半導体記憶装置の読み出し回路構成図を示す。1は1ビットの情報を記録するNチャンネル型メモリセル(Qn00〜Qnmn)、2はNチャンネル型メモリセル1のゲートにつながるワード線(WL0〜WLm)、3はNチャンネル型メモリセル1のドレインにつながるビット線(BL0〜BLn)、4はNチャンネル型メモリセル1がマトリックス状に配置されたm行n列のメモリセルアレイである。5はビット線をディスチャージするためのビットリセット回路であり、Nチャンネルトランジスタ6(Qn10〜Qn1n)によって構成され、Nチャンネルトランジスタ6は、ドレインがビット線(BL0〜BLn)に接続され、ソースは接地され、ゲートはビットリセット信号BLR0〜BLRnの信号線に接続されている。7はビット線のカラム方向を選択するためのカラムデコーダであり、Nチャンネルトランジスタ8(Qn20〜Qn2n)によって構成され、ゲートがCLM0〜CLMnに、ドレインがビット線(BL0〜BLn)に、ソースがノードN00にそれぞれ接続されている。10はカラムデコーダ1の選択タイミングを制御するためのカラムデコーダ制御回路であり、アドレスAxに同期動作している。12はPチャンネル型トランジスタで構成されたプリチャージトランジスタであり、ゲートがSPRに、ソースがVDDに、ドレインがセンスノードN01にそれぞれ接続されている。カラムデコーダ7とプリチャージトランジスタ12の間には、Nチャンネルトランジスタで構成されたセンスアンプ側カラムデコーダ9が介在し、ゲートは制御信号SCLMに接続されている。センスアンプ出力回路11は、INVにより構成され、入力がセンスノードN01に出力がSOUTに接続されている。
【0021】
以上のような構成の読み出し回路の動作について、タイミングチャートを示す図2により説明する。
【0022】
ワード線WL0を共有する、メモリセルQn00、Qn01は“1”プログラム(メモリセル電流=0)、Qn2は“0”プログラム(メモリセル電流≠0)とする。今ワード線WL0が選択されカラムアドレスのみ変化した場合、アドレスAxではカラムアドレス信号線CLM0が、Ax+1(サイクルT1)ではカラムアドレス信号線CLM1,Ax+2(サイクルT2)ではカラムアドレス信号線CLM2が選択される。ワード線WL0がロウアドレスによって選択され、ワード線WL0は“H”に設定されている。
【0023】
サイクルT1において、カラムアドレスは変化すると、カラムアドレス信号線CLM1が“L”から“H”に、ビットリセット信号BLR1は“H”から“L”に変化する。ビット線BL1は前サイクルにおいて、ビットリセット信号BLR1によって、0Vに接地されている。またカラムアドレス信号線CLM0とCLM1は、CLKが“H”の期間、カラムデコーダ制御回路10によって、多重選択され、ビット線BL0とBL1はイコライズ状態となる。この際、センスアンプ側のカラムデコーダ9のゲートに接続された制御信号SCLMを“L”とし、センスアンプ側からの影響を遮断している。
【0024】
前サイクルの読み出しが“1”データで、ビット線BL0に電荷が蓄積されている場合、BL0のプリチャージ電位をVBLとすると、ビット線BL1は0Vのため、カラムデコーダ9を介し、イコライズされることにより、ビット線BL0,BL1の電位はVBL/2となる。CLKが“H”→“L”に変化すると、カラムアドレス信号線CLM0が“H”から“L”に、ビットリセット信号は、BLR0が“L”から“H”にそれぞれ変化し、ビット線BL0はビットリセットトランジスタQn10によって1/2VBLから0V迄ディスチャージされる。次にプリチャージ信号SPRが一定期間“L”となり、選択ビット線BL1のプリチャージが開始、BL1は、1/2VBLからVBL迄プリチャージされる。プリチャージ信号SPRが“L”→“H”になるとプリチャージが終了し、センス動作が開始されるが、選択ビット線BL1の隣接ビット線BL0、BL2は0Vのため、カップリングによる誤動作を起こすことなく、正常に“1”データを読み出すことができる。
【0025】
次に、サイクルT2において、カラムアドレスが変化すると、カラムアドレス信号線CLM2が“L”から“H”に、ビットリセット信号BLR2が“H”から“L”に変化する。ビット線BL2は、サイクルT1において、ビットリセットトランジスタQn12によって0Vに設定されている。CLKが“H”の期間、カラムアドレス信号線CLM1とCLM2はカラムデコーダ制御回路10によって、多重選択され、BL1とBL2はイコライズ状態となる。ビット線BL1には、電荷が蓄積されており(VBL)、BL2は0Vのため、カラムデコーダ9を介し、イコライズされるとBL1,BL2の電位はVBL/2となる。CLKが“H”→“L”に変化すると、カラムアドレス信号線CLM1が“H”から“L”に、ビットリセット信号は、ビットリセット信号BLR1が“L”から“H”に変化し、ビット線BL1はビットリセットトランジスタQn11によって、1/2VBLから0V迄ディスチャージされる。次にSPR信号が一定期間“L”となり、選択ビット線BL2のプリチャージが開始し、選択ビット線BL2は、1/2VBLからVBL迄プリチャージされる。プリチャージが終了すると、選択ビット線BL2はメモリセルQn02を介して0V迄、ディスチャージされる。
【0026】
以上のように、ビット線にプリチャージされメモリセルによってディスチャージされなかった“1”データの電荷の半分を、カラムデコーダの多重選択によって、次サイクルの選択ビット線に分配する。その結果選択ビット線のプリチャージに必要な電荷は従来の1/2となり、消費電力を抑えることができる。また非選択ビット線は、ビットリセットトランジスタによって、0V迄ディスチャージされているため、センス動作時にカップリングノイズによる誤動作を受けることなく、正常に読み出すことができる。
【0027】
次に図3に本発明における第2の実施の形態の半導体記憶装置の読み出し回路構成図を示す。
【0028】
100は1ビットの情報を記録するNチャンネル型メモリセル(Qn100〜Qn1mn)、101はNチャンネル型メモリセル100のゲートにつながるワード線(WL0〜WLm)、102はNチャンネル型メモリセル100のドレインにつながるビット線(BL0〜BLn)、103はNチャンネル型メモリセル100のソースにつながるソース線(SL0〜SLn)、104はNチャンネル型メモリセル100がマトリックス状に配置されたm行n列のメモリセルアレイである。105はビット線をディスチャージするためのビットリセット回路であり、Nチャンネルトランジスタ106(Qn10〜Qn1n)によって構成され、Nチャンネルトランジスタ106は、ドレインがビット線(BL0〜BLn)に、ソースはビット線リセット電圧設定回路15の出力N10に、ゲートはビットリセット信号BLR0〜BLRnの信号線にそれぞれ接続されている。ビット線リセット電圧設定回路15は、ビット線を、接地レベル以上且つ、カップリングノイズの影響をうけないレベルに設定する回路である。107はビット線のカラム方向を選択するためのカラムデコーダであり、Nチャンネルトランジスタ108(Qn20〜Qn2n)によって構成され、ゲートがカラムアドレス信号線CLM0〜CLMnに、ドレインがビット線(BL0〜BLn)に、ソースがノードN00にそれぞれ接続されている。109はメモリセルソース線(SL0〜SLn)選択回路でありかつメモリセルソース電圧制御回路であって、Nチャンネルトランジスタ110(Qn30〜Qn3n)で構成され、ドレインはメモリセルソース線(SL0〜SLn)に、ゲートがカラムアドレス信号線CLM0〜CLMnにそれぞれ接続され、ソースは接地されている。センスノードN00には、プリチャージ回路12のドレインが接続されている。プリチャージ回路12のゲートはプリチャージ信号SPRがソースはVDDに接続されている。また11はINVで構成された、センスアンプ出力回路であり、入力はN00に出力はSOUTに接続されている。
【0029】
以上のような構成の読み出し回路のタイミングチャートを図4に示す。
【0030】
ワード線WL0がロウアドレスによって選択され、ワード線WL0はCLKの“H”期間非選択状態になるように設定されている。CLKの“L”期間プリチャージ信号SPRは“L”となり、プリチャージが開始される。カラムアドレスに従って、サイクルT1では、カラムトランジスタQn21(CLM1)が、サイクルT2ではカラムトランジスタQn22(CLM2)が、サイクルT1の前にはカラムトランジスタQn22(CLM0)がそれぞれ選択されている。またメモリセルQn100,Qn101は“1”データ、Qn102は“0”データとする。
【0031】
サイクルT1において、カラムアドレスが変化すると、カラムアドレス信号線CLM0が“H”から“L”に、カラムアドレス信号線CLM1が“L”から“H”にそれぞれ変化し、ビットリセット信号は、BLR0が“L”から“H”に、BLR1が“H”から“L”にそれぞれ変化する。メモリセルソース線SL0は、トランジスタQn30によって0Vからフローティング状態になり、一方メモリセルソース線SL1は、トランジスタQn31によりフローティングの状態から接地される。またノードN10は、ビット線リセット電圧設定回路15によって、ビット線が接地レベル以上、且つカップリングノイズの影響をうけない電圧(1Vと仮定)に設定されている。ビット線BL0は、メモリセルQn100が“1”データであるため、ビット線に電荷が充電されている状態(VBL)から、ビット線リセットトランジスタQn10を介して1Vに設定される。サイクルT1の前サイクルでは、メモリセルQn101が“1”データであるため、ビット線BL1は、ビット線リセットトランジスタQn11を介して1Vに設定されている。サイクルT1において、ビット線BL1はSPRが“L”期間プリチャージされ、1VからVBLに変化し、プリチャージ終了後ワード線WL0が“L”から“H”に変化する。隣接ビット線BL0およびBL2は、カップリングノイズを受けないレベル(1V)までディスチャージされているため、ビット線BL1は、誤動作することなくプリチャージレベルVBLを維持する。
【0032】
さらにサイクルT2においては、カラムアドレスが変化すると、カラムアドレス信号線CLM1が“H”から“L”に、カラムアドレス信号線CLM2が“L”から“H”にそれぞれ変化し、またビットリセット信号BLR1が“L”から“H”に、ビットリセット信号BLR2が“H”から“L”にそれぞれ変化する。ソース線SL1は、トランジスタQn31により0Vからフローティング状態に、ソース線SL2は、トランジスタQn32によりフローティング状態から、0Vにそれぞれ設定される。ビット線BL1は、ビットリセットトランジスタQn11を介して、1V迄ディスチャージされる。一方選択ビット線BL2は、サイクルT1の間、ビットリセットトランジスタQn12を介して1Vに設定されている。SPRが“L”になりプリチャージが開始されると、選択ビット線BL2は、1VからVBLにプリチャージされる。プリチャージ終了後ワード線WL0が“L”から“H”に変化すると、メモリセルQn102を介して0V迄ディスチャージされる。
【0033】
上記のように、非選択時ビット線のディスチャージのレベルを、0Vより高く且つカップリングノイズの影響を受けないレベルに設定することで、プリチャージされた電荷を全てディスチャージすることなく、プリチャージの際の電荷を減少させることができ、低消費電力化することが可能となる。
【0034】
以上説明したように、ビット線にプリチャージされメモリセルによってディスチャージされなかった電荷を、0V迄ディスチャージすることなく、ビット線をカップリングノイズの影響のないレベルまでディスチャージさせることで、ビット線のプリチャージ電流を削減することができ、低消費電力を可能にするというすぐれた効果を有する半導体記憶装置を提供することができるものである。
【0035】
【発明の効果】
請求項1記載の半導体記憶装置によれば、ビット線にプリチャージされメモリセルによってディスチャージされなかった電荷の半分を、次サイクルの選択ビット線に分配することができ、ビット線のプリチャージに必要な電荷は従来の1/2となり、消費電力を抑えることができる。
【0036】
請求項2記載の半導体記憶装置によれば、請求項1の効果をカラムデコーダの多重選択を行なうことで実現することができる。
【0037】
請求項3記載の半導体記憶装置によれば、非選択時ビット線のディスチャージのレベル、例えばビット線リセット回路のソース電位を、カップリングノイズの影響を受けないレベルに設定することで、非選択ビット線のディスチャージ電位を接地レベルを超えるレベルに設定することができ、ビット線のプリチャージに必要な電荷は減少し、低消費電力化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の半導体記憶装置の読み出し回路の構成図である。
【図2】第1の実施の形態の読み出しタイミングチャートである。
【図3】本発明の第2の実施の形態の半導体記憶装置の読み出し回路の構成図である。
【図4】第3の実施の形態の読み出しタイミングチャートである。
【図5】従来の半導体記憶装置の読み出し回路構成図である。
【図6】従来の読み出しタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 メモリセル
2 メモリセルの列方向を選択するためのワード線
3 メモリセルの行方向を選択するためのビット線
4 m行n列のメモリセルアレイ
5 ビット線リセット回路
6 ビット線リセットトランジスタ
7 カラムデコーダ
8 カラムデコードトランジスタ
9 センスアンプ側カラムデコーダ
10 カラムデコーダ制御回路
11 センスアンプ出力回路
12 プリチャージトランジスタ
15 ビット線リセット電圧設定回路
100 メモリセル
101 メモリセルの列方向を選択するためのワード線
102 メモリセルの行方向を選択するためのビット線
103 メモリセルのソース線
104 m行n列のメモリセルアレイ
105 ビット線リセット回路
106 ビット線リセットトランジスタ
107 カラムデコーダ
108 カラムデコードトランジスタ
109 メモリセルソース電圧制御回路

Claims (3)

  1. マトリックス状に配置されたメモリセルアレイと、このメモリセルアレイの複数の行にそれぞれ接続された複数のワ−ド線と、前記メモリセルアレイの複数の列にそれぞれ接続された複数のビット線と、この複数のビット線の列方向を選択するカラムデコーダと、このカラムデコーダで選択された前記ビット線のプリチャージを行なうプリチャージ回路と、前記メモリセルアレイを選択的にディスチャージするためのビット線リセット回路と、前記カラムデコーダを制御するためのカラムデコーダ制御手段を備え、前記カラムデコーダ制御手段は、あるサイクルで選択された第1のビット線と次のサイクルで選択される第2のビット線との間で電荷をプリチャージ前に分配するように、前記カラムデコーダを制御し、
    前記ビット線リセット回路は、前記電荷の分配後に前記第1のビット線をディスチャージすることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 第1のビット線は、カラムデコーダの第1のカラムゲートによって選択され、第2のビット線は、前記カラムデコーダの第2のカラムゲートによって選択されており、前記第1のカラムゲートおよび第2のカラムゲートは、カラムデコーダ制御手段によって、ある一定期間多重選択される請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. マトリックス状に配置されたメモリセルアレイと、このメモリセルアレイの複数の行にそれぞれ接続された複数のワ−ド線と、前記メモリセルアレイの複数の列にそれぞれ接続された複数のビット線と、この複数のビット線の列方向を選択するカラムデコーダと、このカラムデコーダで選択された前記ビット線のプリチャージを行なうプリチャージ回路と、前記メモリセルアレイを選択的にディスチャージするためのビット線リセット回路と、前記カラムデコーダによる選択または非選択に応じて前記メモリセルアレイのソース線の電位を制御するメモリセルソース電圧制御回路と、前記ビット線リセット回路のリセット電圧を制御するビット線リセット電圧設定回路を備え、前記ビット線リセット電圧設定回路は、前記カラムデコーダによる非選択のビット線のディスチャージ電位が、接地レベルを超えかつカップリングノイズの影響のないレベル以下になるように前記リセット電圧を設定することを特徴とする半導体記憶装置。
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