JP2004078299A - 診療支援装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】所望のシェーマ原画像を、簡単な操作で、直感的に、速やかに探し出すことができるようにする。
【解決手段】シェーマポイントの人体モデル画像上の位置と各シェーマポイントが持つシェーマ原画像とをシェーマポイント毎に保持している手段と、前記人体モデル画像を表示する原画像検索画面に各シェーマポイントを表示する手段と、前記原画像検索画面にてポインタにより指示されるシェーマポイントが持つシェーマ原画像を原画像選択画面に候補表示する手段と、前記原画像選択画面にて選択されたシェーマ原画像を作成すべきシェーマ記録画像としてシェーマ入力画面に表示する手段と、を有する診療支援装置。
【選択図】 図2
【解決手段】シェーマポイントの人体モデル画像上の位置と各シェーマポイントが持つシェーマ原画像とをシェーマポイント毎に保持している手段と、前記人体モデル画像を表示する原画像検索画面に各シェーマポイントを表示する手段と、前記原画像検索画面にてポインタにより指示されるシェーマポイントが持つシェーマ原画像を原画像選択画面に候補表示する手段と、前記原画像選択画面にて選択されたシェーマ原画像を作成すべきシェーマ記録画像としてシェーマ入力画面に表示する手段と、を有する診療支援装置。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子カルテ機能を備えたコンピュータ装置であるところの診療支援装置に関する。詳しくは、シェーマ画像の入力/記録/編集機能を備えた診療支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図22〜図24は、従来のシェーマ画像の入力手順を示す。即ち、電子カルテシステムが予め持っている多数のシェーマ原画像の中から、所望のシェーマ原画像を探し出し、これを、シェーマ図の作成に活用する場合の入力手順を示す。以下、この入力手順を説明する。
【0003】
まず、分類を選択する。即ち、図20に於いて、分類選択欄(画面内左端部の欄)から該当する分類を選択する。例えば「呼吸器系」を選択する。この分類は病名に基づくものであり、人体の部位毎の区分ではない。分類数が多いために一度に分類選択欄に表示されない場合は、スクロール操作を行う。
【0004】
分類を選択すると、該選択した分類に含まれるシェーマ原画像が、図21のように、シェーマ原画像候補欄(画面内左部中央寄り部分)に、選択可能に一覧表示される。病名に基づく分類であって、人体の部位毎の区分ではないため、所望のシェーマ原画像を直感的に探し出すことが難しく、探し出すまでに手間取ることがある。分類内のシェーマ原画像数が多いために一度にシェーマ原画像候補欄に表示されない場合は、スクロール操作を行う。
【0005】
所望のシェーマ原画像が見つかると、該シェーマ原画像を選択して画像編集領域(画面内右下部)へドラッグ&ドロップする。これにより、該シェーマ原画像の編集が可能となる(図21参照)。換言すれば、シェーマ図の作成が可能となる。編集は、例えば、画像内へコメントや図形等を付記することで行う(図22参照)。編集後の画像(シェーマ図)は、付記されたコメントや図形等が一体化された画像データとして管理される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述の従来の入力方式は、下記の問題を有する。
1.分類が病名に基づくものであり、人体の部位毎の区分ではないため、所望のシェーマ原画像を直感的に探し出すことが難しい。このため、探し出すまでに手間取ることがある。
2.分類内のシェーマ原画像数が多いために一度に表示されない場合はスクロール操作が必要であり、この理由から、所望のシェーマ原画像を探し出すまでに手間取ることがある。分類内のシェーマ原画像数を減らすためには分類数を増やす必要があるが、その場合には、所望の分類を探し出すことに関して、上記と同様の問題が生ずる。
3.編集後のシェーマ図は、付記されたコメントや図形等が一体化された画像データとして管理される。このため、既存のシェーマ図中に付記したコメントや図形等を後に有効活用できない。例えば、現在作成中のシェーマ図中に、既存のシェーマ図中のコメント等を転記することができない。また、シェーマ図中に付記したコメント等を検索キーとして用いて、既存のシェーマ図の中から所望のシェーマ図を探し出して参照することもできない。また、シェーマ図中に付記したコメント等の関連情報(シェーマ図に関連する情報)を検索キーとして利用できないため、患者の枠を越えて、既存のシェーマ図を参照することが極めて困難である。例えば、現在の患者の診療等に活用したい別の患者(例:病状等に共通点が有る患者等)のシェーマ図を参照することが極めて困難である。
【0007】
本発明は、下記を目的とする。
1.システムが持つシェーマ原画像の中から、所望のシェーマ原画像を、簡単な操作で、直感的に、速やかに探し出すことができるようにする。
2.既存のシェーマ図中に付記したコメント等を用いて、既存のシェーマ図の中から、所望のシェーマ図を速やかに探し出すことができるようにする。
3.既存のシェーマ図中に付記したコメント等を抜き出して、現在作成中のシェーマ図中に転記できるようにする。
4.患者の枠を越えて、既存のシェーマ図を容易に参照できるようにする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の構成を、下記(1)〜(13)に記す。
【0009】
(1) シェーマ原画像が対応付けられている領域をシェーマポイントとして管理する診療支援装置であって、
シェーマポイントの人体モデル画像上の位置と、各シェーマポイントが持つシェーマ原画像とを、シェーマポイント毎に保持している原画像記憶手段と、
前記人体モデル画像を表示する原画像検索画面に各シェーマポイントを表示する原画像位置表示手段と、
前記原画像検索画面にてポインタにより指示されるシェーマポイントが持つシェーマ原画像を、原画像選択画面に候補表示する原画像候補表示手段と、
前記原画像選択画面にて選択されたシェーマ原画像を、作成すべきシェーマ記録画像としてシェーマ入力画面に表示する対象画像表示手段と、
を有することを特徴とする診療支援装置。
【0010】
(2) 前記(1)に於いて、
前記原画像候補表示手段は、さらに、前記ポインタにより指示されるシェーマポイントの近傍位置のシェーマポイントが持つシェーマ原画像を前記原画像選択画面に候補表示する、
ことを特徴とする診療支援装置。
【0011】
(3) 前記(1)又は(2)に於いて、
前記原画像候補表示手段は、シェーマ原画像に代えてその簡易化画像を前記原画像選択画面に候補表示する、
ことを特徴とする診療支援装置。
【0012】
(4) 付記用の原データが対応付けられている領域をシェーマデータポイントとして管理する診療支援装置であって、
シェーマデータポイントが属するシェーマ原画像と、シェーマデータポイントのシェーマ原画像上の位置と、シェーマデータポイントが持つ付記用の原データとを、シェーマデータポイント毎に保持している原データ記憶手段と、
シェーマ原画像に属する各シェーマデータポイントを、該シェーマ原画像に基づいてシェーマ入力画面に表示したシェーマ記録画像上の対応位置にそれぞれ表示する原データ位置表示手段と、
前記シェーマ入力画面にてポインタにより指示されるシェーマデータポイントが持つ付記用の原データを、原データ選択画面に候補表示する原データ候補表示手段と、
前記原データ選択画面での選択により前記シェーマ記録画像に付記された原データを持つシェーマデータポイントの前記シェーマ記録画像上の対応位置を、前記付記データを持つシェーマデータ記録ポイントとして前記シェーマ記録画像に対応付けて記憶する付記データ位置記憶手段と、
を有することを特徴とする診療支援装置。
【0013】
(5) シェーマ原画像が対応付けられている領域をシェーマポイントとして管理するとともに、付記用の原データが対応付けられている領域をシェーマデータポイントとして管理する診療支援装置であって、
シェーマポイントの人体モデル画像上の位置と、各シェーマポイントが持つシェーマ原画像とを、シェーマポイント毎に保持している原画像記憶手段と、
シェーマデータポイントが属するシェーマ原画像と、シェーマデータポイントのシェーマ原画像上の位置と、シェーマデータポイントが持つ付記用の原データとを、シェーマデータポイント毎に保持している原データ記憶手段と、
前記人体モデル画像を表示する原画像検索画面に各シェーマポイントを表示する原画像位置表示手段と、
前記原画像検索画面にてポインタにより指示されるシェーマポイントが持つシェーマ原画像を、原画像選択画面に候補表示する原画像候補表示手段と、
前記原画像選択画面にて選択されたシェーマ原画像を、作成すべきシェーマ記録画像としてシェーマ入力画面に表示する対象画像表示手段と、
前記シェーマ記録画像が基づいたシェーマ原画像に属する各シェーマデータポイントを、前記シェーマ記録画像上の対応位置にそれぞれ表示する原データ位置表示手段と、
前記シェーマ入力画面にてポインタにより指示されるシェーマデータポイントが持つ付記用の原データを、原データ選択画面に候補表示する原データ候補表示手段と、
前記原データ選択画面での選択により前記シェーマ記録画像に付記された原データを持つシェーマデータポイントの前記シェーマ記録画像上の対応位置を、前記付記データを持つシェーマデータ記録ポイントとして前記シェーマ記録画像に対応付けて記憶する付記データ位置記憶手段と、
を有することを特徴とする診療支援装置。
【0014】
(6) 前記(1)〜(5)の何れかに於いて、さらに、
前記シェーマ記録画像が基づいたシェーマ原画像を持つシェーマポイントの人体モデル画像上の位置を、前記シェーマ記録画像を持つシェーマ記録ポイントとして記憶する記録画像位置記憶手段、
を有することを特徴とする診療支援装置。
【0015】
(7) シェーマ記録画像が対応付けられている領域をシェーマ記録ポイントとして管理する診療支援装置であって、
シェーマ記録ポイントの人体モデル画像上の位置と、各シェーマ記録ポイントが持つシェーマ記録画像とを、シェーマ記録ポイント毎に保持している記録画像記憶手段と、
前記人体モデル画像を表示する記録画像検索画面に各シェーマ記録ポイントを表示する記録画像位置表示手段と、
前記記録画像検索画面にてポインタにより指示されるシェーマ記録ポイントが持つシェーマ記録画像を、記録画像選択画面に候補表示する記録画像候補表示手段と、
前記記録画像選択画面にて選択されたシェーマ記録画像を編集対象としてシェーマ編集画面に表示する対象画像表示手段と、
を有することを特徴とする診療支援装置。
【0016】
(8) 前記(7)に於いて、さらに、
シェーマ記録画像に関する書誌情報を検索キーとして利用可能なようにシェーマ記録画像毎に記憶している検索情報記憶手段と、
参照用のシェーマ記録画像の抽出を指令するための参照指令入力手段と、
参照指令が入力されると前記検索情報記憶手段が持つ書誌情報に基づいて検索キーの操作入力を促す検索準備手段と、
検索キーが入力されると、シェーマ記録ポイントが前記編集対象のシェーマ記録画像と同じであるシェーマ記録画像の中から、入力された検索キーに該当するシェーマ記録画像を抽出する検索制御手段と、
を有することを特徴とする診療支援装置。
【0017】
(9) シェーマ記録画像が対応付けられている領域をシェーマ記録ポイントとして管理する診療支援装置であって、
シェーマ記録ポイントの人体モデル画像上の位置と、各シェーマ記録ポイントが持つシェーマ記録画像とを、シェーマ記録ポイント毎に保持している記録画像記憶手段と、
シェーマ記録画像に関する書誌情報を検索キーとして利用可能なようにシェーマ記録画像毎に記憶している検索情報記憶手段と、
操作入力により編集対象として選択されたシェーマ記録画像をシェーマ編集画面に表示する対象画像表示手段と、
参照用のシェーマ記録画像の抽出を指令するための参照指令入力手段と、
参照指令が入力されると前記検索情報記憶手段が持つ書誌情報に基づいて検索キーの操作入力を促す検索準備手段と、
検索キーが入力されると、シェーマ記録ポイントが前記編集対象のシェーマ記録画像と同じであるシェーマ記録画像の中から、入力された検索キーに該当するシェーマ記録画像を抽出する検索制御手段と、
を有することを特徴とする診療支援装置。
【0018】
(10) シェーマ記録画像が対応付けられている領域をシェーマ記録ポイントとして管理する診療支援装置であって、
シェーマ記録ポイントの人体モデル画像上の位置と、各シェーマ記録ポイントが持つシェーマ記録画像とを、シェーマ記録ポイント毎に保持している記録画像記憶手段と、
シェーマ記録画像に関する書誌情報を検索キーとして利用可能なようにシェーマ記録画像毎に記憶している検索情報記憶手段と、
操作入力により作成すべき対象として設定された画像をシェーマ記録画像としてシェーマ入力画面に表示する対象画像表示手段と、
操作入力により前記作成対象のシェーマ記録画像に関して設定された前記人体モデル画像上の位置に基づいて該シェーマ記録画像にシェーマ記録ポイントを設定する記録画像位置設定手段と、
参照用のシェーマ記録画像の抽出を指令するための参照指令入力手段と、
参照指令が入力されると前記検索情報記憶手段が持つ書誌情報に基づいて検索キーの操作入力を促す検索準備手段と、
検索キーが入力されると、シェーマ記録ポイントが前記作成対象のシェーマ記録画像と同じであるシェーマ記録画像の中から、入力された検索キーに該当するシェーマ記録画像を抽出する検索制御手段と、
を有することを特徴とする診療支援装置。
【0019】
(11) シェーマ原画像が対応付けられている領域をシェーマポイントとして管理するとともに、シェーマ記録画像が対応付けられている領域をシェーマ記録ポイントとして管理する診療支援装置であって、
シェーマポイントの人体モデル画像上の位置と、各シェーマポイントが持つシェーマ原画像とを、シェーマポイント毎に保持している原画像記憶手段と、
シェーマ記録ポイントの人体モデル画像上の位置と、各シェーマ記録ポイントが持つシェーマ記録画像とを、シェーマ記録ポイント毎に保持している記録画像記憶手段と、
シェーマ記録画像に関する書誌情報を検索キーとして利用可能なようにシェーマ記録画像毎に記憶している検索情報記憶手段と、
前記人体モデル画像を表示する原画像検索画面に各シェーマポイントを表示する原画像位置表示手段と、
前記原画像検索画面にてポインタにより指示されるシェーマポイントが持つシェーマ原画像を、原画像選択画面に候補表示する原画像候補表示手段と、
前記原画像選択画面にて選択されたシェーマ原画像を、作成すべきシェーマ記録画像としてシェーマ入力画面に表示する対象画像表示手段と、
前記シェーマ記録画像が基づいたシェーマ原画像を持つシェーマポイントの人体モデル画像上の位置を、前記シェーマ記録画像を持つシェーマ記録ポイントとして記憶する記録画像位置記憶手段と、
参照用のシェーマ記録画像の抽出を指令するための参照指令入力手段と、
参照指令が入力されると前記検索情報記憶手段が持つ書誌情報に基づいて検索キーの操作入力を促す検索準備手段と、
検索キーが入力されると、シェーマ記録ポイントが前記作成対象のシェーマ記録画像と同じであるシェーマ記録画像の中から、入力された検索キーに該当するシェーマ記録画像を抽出する検索制御手段と、
を有することを特徴とする診療支援装置。
【0020】
(12) 前記(8)〜(11)の何れかに於いて、
前記検索制御手段に代えて、
検索キーが入力されると、シェーマ記録ポイントが前記作成対象又は編集対象のシェーマ記録画像と同じであるシェーマ記録画像であって且つ検索キーで規定される範囲に含まれるシェーマ記録画像を抽出して、所定時間間隔で切り換えて連続的に表示する表示制御手段、
を有することを特徴とする診療支援装置。
【0021】
(13) 前記(8)〜(12)の何れかに於いて、
前記検索情報記憶手段が記憶している前記書誌情報は、シェーマ記録画像の作成年月日、及び/又は、シェーマ記録画像の対象患者を一意に指す患者ID、及び/又は、該対象患者の性別、及び/又は、該対象患者の年齢、及び/又は、該対象患者の病名、及び/又は、シェーマ記録画像中に付記した定型コメント、及び/又は、シェーマ記録画像中に付記した定型図形であり、
前記検索準備手段が操作入力を促す情報は、シェーマ記録画像の作成時期もしくは期間の指定、及び/又は、シェーマ記録画像の対象患者の指定、及び/又は、該対象患者の性別の指定、及び/又は、該対象患者の年齢もしくは年齢範囲の指定、及び/又は、該対象患者の病名の指定、及び/又は、シェーマ記録画像中に付記した定型コメントの指定、及び/又は、シェーマ記録画像中に付記した定型図形である、
ことを特徴とする診療支援装置。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1は実施の形態の診療支援装置(=電子カルテ機能を備えたコンピュータ装置)の構成図、図2〜図5は本診療支援装置で実行されるシェーマ画像入力(=作成)手順の一例を示すフローチャート、図6〜図9は本診療支援装置で実行されるシェーマ画像修正(=編集)手順の一例を示すフローチャート、図10〜図11は上記シェーマ画像入力手順やシェーマ画像修正手順の中で必要に応じて呼ばれるシェーマ記録画像参照手順の概要を説明するフローチャート、図12〜図14は図1中のハードディスク11内に記録されている各種テーブルの構成例を示す説明図、図15〜図19は図1中の表示装置16に表示される画面例を示す説明図である。
【0023】
本診療支援装置は、図1に示すように、CPU・RAM・ROM等を備えた制御装置10、ハードディスク等で構成される記憶装置11、液晶モニタ或いはCRT等で構成される表示装置16、キーボードやマウス等で構成される入力装置17、印刷装置18、等を備えたコンピュータ装置である。これらを有するコンピュータ装置の構成は周知であるため、原則として説明は省略する。また、図1はスタンドアローンの構成例を示しているが、本診療支援装置は、LAN上のサーバ及びクライアントを用いて構成してもよい。要は、本発明の機能を実現できる構成であれば、単独のコンピュータ装置であるか、複数のコンピュータ装置を連携させたものであるかは問わない。
【0024】
ハードディスク11には、電子カルテ機能を実現するためのアプリケーションソフトウエアが記憶されている。電子カルテ機能のうち公知の部分については説明を省略し、シェーマ図の作成・編集(=修正,削除)・参照に係る機能を中心に説明する。なお、本明細書では、シェーマ図の作成時に原型として用いる画像をシェーマ原画像と称し、作成されたシェーマ図や編集されたシェーマ図をシェーマ記録画像と称する。
【0025】
ハードディスク11には、また、電子カルテ機能に於いて使用する診療情報データベースが記憶されている。診療情報データベースのうち公知の部分については説明を省略し、シェーマ図の作成・編集(=修正,削除)・参照に於いて使用するテーブルの構成例を説明する。
【0026】
シェーマポイントテーブルは、図12(a)に示すように、一意のシェーマポイントID(SP−ID)に、シェーマポイント名、シェーマポイントの領域を規定する領域データ、シェーマポイントが持つシェーマ原画像のファイル名、シェーマポイントの表示条件、等を対応付けるテーブルである。
シェーマデータポイントテーブルは、図12(b)に示すように、一意のシェーマデータポイントID(SDP−ID)に、シェーマデータポイント名、シェーマデータポイントの領域を規定する領域データ、シェーマデータポイントが属するシェーマ原画像を指示するためのシェーマポイントID(SP−ID)、シェーマデータポイントが持つ付記用の原データを指示するための原データID(OD−ID)、等を対応付けるテーブルである。
【0027】
シェーマ記録ポイントテーブルは、図13(a)に示すように、一意のシェーマ記録ポイントID(SRP−ID)に、シェーマ記録ポイント名、シェーマ記録ポイントの領域を規定する領域データ、シェーマ記録ポイントが持つシェーマ原画像を指示するためのシェーマポイントID(SP−ID)、シェーマ記録画像に対応付けられる患者を指示するための患者ID、シェーマ記録画像の記録年月日、等を対応付けるテーブルである。
シェーマデータ記録ポイントテーブルは、図13(b)に示すように、一意のシェーマデータ記録ポイントID(SDRP−ID)に、シェーマデータ記録ポイント名、シェーマデータ記録ポイントの領域を規定する領域データ、シェーマデータ記録ポイントが属するシェーマ記録画像を指示するためのシェーマ記録ポイントID(SRP−ID)、シェーマデータ記録ポイントが持つ付記データを指示するための付記データ(原データ,入力データ)ID(OD−ID,MD−ID))、付記データの記録年月日、等を対応付けるテーブルである。
【0028】
患者テーブルは、図14(a)に示すように、一意の患者IDに、患者氏名、性別、生年月日、病名、等を対応付けるテーブルである。
病名テーブルは、図14(b)に示すように、一意の病名IDに、病名、所属分類を対応付けるテーブルである。
原データテーブルは、図14(c)に示すように、一意の原データID(OD−ID)に、原データの内容を対応付けるテーブルである。
入力データテーブルは、一意の入力データID(MD−ID)に、入力データの内容を対応付けるテーブルである。
以上のテーブルの使用方法については、以下の手順の説明で詳述する。
【0029】
以下、フローチャートに即して、本実施の形態の装置の機能を説明する。
[1]シェーマ画像入力手順:
図2〜図5は、シェーマ画像入力手順の一例を示す。
図示の入力手順では、作成しようとしているシェーマ画像(=目的のシェーマ記録画像)の原型として用いるシェーマ原画像を、人体モデル画像上に配されたシェーマポイントを利用して検索する。また、検索したシェーマ原画像上に配されているシェーマデータポイントを利用して所望のコメントを検索して、目的のシェーマ記録画像に転記する。
以下、図2〜図5のフローチャートに即して説明する。
【0030】
ステップS01〜S15では、目的のシェーマ記録画像の原型として用いるべきシェーマ原画像を検索する。
まず、シェーマ原画像検索画面を起動して、人体モデル画像を表示する(S01)。人体モデル画像とは、図15の画面内左部に一例を示すように、人体モデルを2次元又は3次元で描いた画像である。なお、図15の画面内左部が、シェーマ原画像検索画面である。
【0031】
次に、人体モデル画像上の各シェーマポイントの位置と、各シェーマポイントが持つシェーマ原画像を、図12(a)に一例を示すシェーマポイントテーブルを利用して取得する(S03)。図示のように、各シェーマポイントは、シェーマポイントの位置を規定する領域データと、シェーマポイントが持つシェーマ原画像を指示する原画像ファイル名とを、対応付けて持つ。また、シェーマポイントを人体モデル画像上に表示するか否か規定する表示条件(性別,年齢)を、シェーマポイント毎に持つ。例えば、現在の患者(=目的のシェーマ記録画像の対象患者)が男性である場合には、表示条件「性別」が「女性(のみ)」であるシェーマポイントは、人体モデル画像上に表示されない。なお、前記領域データとして、図12(a)では2次元の領域データが示されているが、3次元の領域データを用いる構成でも良い。
【0032】
ステップS05では、ステップS03で取得した各シェーマポイントを、人体モデル画像上に表示する。図15の画面内左部に示すシェーマ原画像検索画面では、人体モデル画像上の各シェーマポイントを、それぞれ○印で示している。
【0033】
人体モデル画像上の何れかのシェーマポイントの領域にポインタが入ると(S07でYES)、原画像選択画面を起動する(S09)。この原画像選択画面では、ポインタが指示するシェーマポイントに対応付けられている1又は2以上のシェーマ原画像と、ポインタが指示するシェーマポイントの近傍の各シェーマポイントに対応付けられている各々1又は2以上のシェーマ原画像とが、選択可能に候補表示される。図15の画面内中央部〜右部に、シェーマ原画像を候補表示した様子を例示する。これら候補表示のシェーマ原画像は、簡略化画像(サムネイル)でもよい。また、一つのシェーマポイントに複数個のシェーマ原画像が対応付けられている場合は、切り換え可能に表示する。例えば、「胸部3件」のように表示し、スクロール操作で切換可能とする。なお、図15の画面内中央部〜右部が、前記原画像選択画面に相当する。また、「シェーマポイントの近傍」とは、図15の例では、周囲の隣接するシェーマポイントを指す。
【0034】
シェーマポイントの領域に入ったポインタが該シェーマポイントの領域から外れると(S13でYES)、原画像選択画面を閉じる(S15)。図15の例では、画面内中央部〜右部に示すシェーマ原画像を非表示とする。
【0035】
候補表示したシェーマ原画像の中から所望のシェーマ原画像がユーザの操作入力により選択されると(S11でYES)、シェーマ原画像検索画面と原画像選択画面を閉じる(S17)。即ち、図15の画面を閉じる。次に、シェーマ入力画面を起動して、前記ステップS11にて「選択」と判定したシェーマ原画像のコピーを、目的のシェーマ記録画像として表示する(S19)。図16の画面内左部に、その様子を例示する。なお、図16の画面内左部が、シェーマ入力画面に相当する。
【0036】
次に、目的のシェーマ記録画像が基づいているシェーマ原画像(=原型のシェーマ原画像)上の各シェーマデータポイントの位置と、各シェーマデータポイントが持つ付記用の原データ(=定型コメント)を、図12(b)のシェーマデータポイントテーブルを利用して取得する(S21)。図示のように、各シェーマデータポイントは、シェーマデータポイントの位置を規定する領域データと、シェーマデータポイントが属するシェーマ原画像に一意に対応付けられているシェーマポイントID(SP−ID))と、付記用の原データ(=定型コメント)に一意に対応付けられている原データID(OD−ID)を、対応付けて持つ。なお、前記領域データとして、図12(b)では2次元の領域データが示されているが、3次元の領域データを用いる構成でも良い。
【0037】
取得した領域データを用いて、各シェーマデータポイントを、目的のシェーマ記録画像上の該当位置に表示する(S23)。その様子を、図16の画面内左部に示す。図16の例では、各シェーマデータポイントをメッシュ付きの○印で表示している。なお、上記の領域データは、正確には、原型のシェーマ原画像上の領域を示すデータであるが、これは、ステップS19での説明から明らかなように、目的のシェーマ記録画像上の領域と同等である。
【0038】
目的のシェーマ記録画像上の何れかのシェーマデータポイント領域にポインタが入ると(S25でYES)、付記データ入力画面1を起動する(S27)。付記データ入力画面1は、付記用の原データ(=定型コメント)の選択や、付記用のデータ(任意コメント)の入力を行うための画面である。ここで、定型コメントや任意コメントとしては、必ずしも文字データに限定されず、例えば、イラスト等の画像データや、音声データ等であってもよい。
【0039】
付記データ入力画面1では、付記用の原データ(=定型コメント)を、選択可能に候補表示する。図16の画面内右部(付記データ入力画面1)に、現在のポインタ位置のシェーマデータポイントに対応付けられている1又は2以上の定型コメントを、コンボボックスを用いて選択可能に表示した様子を示す。なお、図16では、部位名も併せて表示されている。このため、図12(b)のシェーマデータポイントテーブルは、部位名(SDP名)も対応付けて持つ。なお、図12(b)では、部位名が「SDP01」等のように記号的に表されているが、実際には、現実の部位名が保持されるものとする。また、図16では、任意コメントを入力するための入力欄が図示されていないが、そのような入力欄を設けてもよいことは勿論である。
【0040】
付記データ入力画面1に候補表示した中からユーザ所望の原データ(=定型コメント)が操作入力により選択され、又は、任意コメントが入力されると(S29でYES)、該選択された定型コメント又は入力された任意コメントを、現在のポインタ位置のシェーマデータポイントに対応付けて、メモリに記憶する(S31)。また、付記データ入力画面1を閉じるべく、ポインタをシェーマデータポイント外へ出す処理を実行する(S31;下記S33〜S35参照)。
【0041】
また、ポインタがシェーマデータポイントから出ると(S33でYES)、付記データ入力画面1を閉じる(S35)。つまり、図16の画面内右部に示す原データの選択欄等を非表示とする。
【0042】
シェーマ入力画面(目的のシェーマ記録画像を表示している画面;図16の画面内左部)内でダブルクリックが検出されると(S37でYES)、該検出位置が既存のポイント(シェーマデータポイント/シェーマデータ記録ポイント)外であることを条件として(S39でYES)、該検出位置に新たにシェーマデータ記録ポイントを設定して、シェーマ入力画面内に表示する(S41)。シェーマデータ記録ポイントとは、現実に付記データ(=定型又は任意コメント)が記録された(される)シェーマ記録画像内の領域である。ここで、シェーマデータポイントとシェーマデータ記録ポイントとは、両者を識別できるように、別々の記号を用いてシェーマ入力画面内に表示することとする。その後、付記データ入力画面2を起動するべく、ポインタを上記シェーマデータ記録ポイント領域に入れる処理を実行する(S41;下記S43〜S45参照)。
【0043】
シェーマデータ記録ポイント領域にポインタが入ると(S43でYES)、付記データ入力画面2を起動する(S45)。付記データ入力画面2は任意コメントの入力を行うための画面である。つまり、原データ(=定型コメント)の選択機能(前記付記データ入力画面1の説明を参照)は無い。
【0044】
付記データ入力画面2にてユーザ所望の任意コメントが操作入力されると(S47でYES)、該入力された任意コメントを、現在のポインタ位置のシェーマデータ記録ポイントに対応付けて、メモリに記憶する(S49)。また、付記データ入力画面2を閉じるべく、ポインタをシェーマデータ記録ポイント領域外へ出す処理を実行する(S49;下記S51〜S53参照)。
【0045】
また、ポインタがシェーマデータ記録ポイント領域から出ると(S51でYES)、付記データ入力画面2を閉じる(S53)。
【0046】
一方、シェーマ入力画面にて参照ボタン(シェーマ参照ボタン;図16参照)が押下されると(S55でYES)、シェーマ記録画像参照手順(S57)が実行される。シェーマ記録画像参照手順では、既存のシェーマ記録画像に付記されているコメント等を目的のシェーマ記録画像へ転記したり、既存のシェーマ記録画像と目的のシェーマ記録画像とを重ね合わせて比較対照したりする処理が実行される。シェーマ記録画像参照手順の詳細は後述する。
【0047】
OKボタンが押下されるまで、前述のステップS25〜S57の処理が、繰り返して実行される。
【0048】
シェーマ入力画面内にてOKボタンが押下されると(S59でYES)、目的のシェーマ記録画像や、目的のシェーマ記録画像のために選択/入力した付記データ(定型コメント/任意コメント)を、ハードディスク内の該当するテーブルに新規に記録する処理が実行される。
【0049】
例えば、付記データ(=定型コメント/任意コメント)が対応付けられたシェーマデータポイントがメモリ上に記憶されている場合は(S61でYES;S31参照)、該シェーマデータポイントと同じ領域を持つシェーマデータ記録ポイントを新たに設定して、該シェーマデータ記録ポイントに上記付記データと目的のシェーマ記録画像とを対応付けて、ハードディスク内のシェーマデータ記録ポイントテーブル(図13(b))に新規レコードとして記録する(S63)。ここで、上記の「シェーマデータ記録ポイントに対応付けられる目的のシェーマ記録画像」とは、正確には、目的のシェーマ記録画像が基づいているシェーマ原画像(=原型のシェーマ原画像)を一意に指示するデータである。換言すれば、目的のシェーマ記録画像は、原型のシェーマ原画像と、該原型のシェーマ原画像に付記されたデータ(定型コメント/任意コメント)とを対応付けるテーブルとして管理されるのであって、原型のシェーマ原画像と付記データとを一体に合成した画像データとして管理されるのではない。このため、目的のシェーマ記録画像の二次利用が可能となる。原型のシェーマ原画像を一意に指示するデータは、図13(b)の例ではシェーマ記録ポイントID(SRP−ID)であるが、これに代えて、シェーマポイントID(SP−ID)を用いてもよい。
【0050】
一方、付記データが対応付けられたシェーマデータポイントではなく、付記データが対応付けられたシェーマデータ記録ポイントがメモリ上に記憶されている場合は(S65でYES;S49参照)、該シェーマデータ記録ポイントに上記付記データと目的のシェーマ記録画像とを対応付けて、ハードディスク内のシェーマデータ記録ポイントテーブル(図13(b))に新規レコードとして記録する(S67)。ここでの「シェーマデータ記録ポイントに対応付けられる目的のシェーマ記録画像」もまた、当然ながら、正確には、目的のシェーマ記録画像が基づいているシェーマ原画像(=原型のシェーマ原画像)を一意に指示するデータである。なお、シェーマデータ記録ポイントテーブルでは、他に、記録年月日も対応付けて記録される。
【0051】
次に、ステップS69に於いて、目的のシェーマ記録画像が基づいているシェーマ原画像(=原型のシェーマ原画像)と同じ領域を人体モデル画像上に持つシェーマ記録ポイントを新規に設定し、該シェーマ記録ポイントに目的のシェーマ記録画像と患者IDを対応付けて、ハードディスク内のシェーマ記録ポイントテーブル(図13(a))に新規レコードとして記録する。ここで、「シェーマ記録ポイントに対応付けられる目的のシェーマ記録画像」とは、正確には、目的のシェーマ記録画像が基づいているシェーマ原画像(=原型のシェーマ原画像)を一意に指示するデータである。このデータとしては、具体的には、シェーマポイントID(SP−ID)が用いられる。なお、シェーマ記録ポイントテーブルでは、他に、記録年月日も対応付けて記録される。
その後、シェーマ入力画面を閉じて(S69)、シェーマ記録画像入力手順を終了する。
【0052】
[2]シェーマ画像修正手順:
図6〜図9は、シェーマ画像修正手順の一例を示す。
図示の修正手順では、修正対象とするシェーマ画像(=目的のシェーマ記録画像)を、人体モデル画像上に配された対象患者(=シェーマ画像を修正する対象の患者)のシェーマ記録ポイントを利用して検索する。また、シェーマ記録ポイントの位置が目的のシェーマ記録画像と同じシェーマ記録画像の中から、参照用のシェーマ記録画像を検索して、該参照用のシェーマ記録画像が持つ付記データを、目的のシェーマ記録画像の修正に活用する。
以下、図6〜図9のフローチャートに即して説明する。
【0053】
ステップT01〜T15では、修正対象とするシェーマ画像(=目的のシェーマ記録画像)を検索する。
まず、シェーマ記録画像検索画面を起動して、人体モデル画像を表示する(T01)。人体モデル画像とは、図17の画面内左端部に一例を示すように、人体モデルを2次元又は3次元で描いた画像である。なお、図17の画面内左端部が、シェーマ記録画像検索画面である。
【0054】
次に、人体モデル画像上の対象患者の各シェーマ記録ポイントの位置と、各シェーマ記録ポイントが持つシェーマ記録画像を、図13(a)に一例を示すシェーマ記録ポイントテーブルを利用して取得する(T03)。図示のように、各シェーマ記録ポイントは、患者を一意に指示する患者IDと、シェーマ記録ポイントの位置を規定する領域データと、シェーマ記録ポイントが持つシェーマ記録画像が基づいているシェーマ原画像(=原型のシェーマ原画像)を一意に指示し得るシェーマポイントID(SP−ID)とを、対応付けて持つ。また、参照用のシェーマ記録画像を検索する際の絞り込みに用い得る記録年月日を、シェーマ記録ポイント毎に持つ。この絞り込みには、前述の患者IDも用い得る。なお、前記領域データとして、図13(a)の例では2次元の領域データが示されているが、3次元の領域データを用いる構成でも良い。
【0055】
ステップT05では、ステップT03で取得した対象患者の各シェーマ記録ポイントを、人体モデル画像上に表示する。図17の画面内左部に示すシェーマ記録画像検索画面では、人体モデル画像上の各シェーマポイントを、それぞれ○印で示している。
【0056】
人体モデル画像上の対象患者の何れかのシェーマ記録ポイントの領域にポインタが入ると(T07でYES)、記録画像選択画面を起動する(T09)。この記録画像選択画面では、ポインタが指示するシェーマ記録ポイントに対応付けられている対象患者の1又は2以上のシェーマ記録画像が、選択可能に候補表示される。図17の画面内左部中央寄り部位に、シェーマ記録画像を候補表示した様子を例示する。この例では、4枚のシェーマ記録画像を、スクロール操作で切り換え可能に表示している。なお、図17の画面内部中央寄り部位が、前記記録画像選択画面に相当する。
【0057】
シェーマ記録ポイントの領域に入ったポインタが該シェーマ記録ポイントの領域から外れると(T13でYES)、記録画像選択画面を閉じる(T15)。図17に示す例であれば、画面内左部中央寄り部位に示すシェーマ記録画像を非表示とする。
【0058】
候補表示した対象患者のシェーマ記録画像の中から所望のシェーマ記録画像がユーザの操作入力により選択されると(T11でYES)、シェーマ記録画像検索画面と記録画像選択画面を閉じる(T17)。なお、図17は、シェーマ記録画像検索画面(図17の画面内左端部)上のシェーマ記録ポイント群と、該シェーマ記録ポイント群の中の特定のシェーマ記録ポイントに対応付けられているシェーマ記録画像群の中からステップT11で「選択」と判定された特定のシェーマ記録画像(図17の画面内左部中央寄り部位に「選択」時に表示されていたシェーマ記録画像)と、該特定のシェーマ記録画像上のシェーマデータ記録ポイント群と、該シェーマデータ記録ポイント群の中の特定のシェーマデータ記録ポイントに対応付けられている付記データとを連携して示す画面であり、シェーマ記録画像検索画面と記録画像選択画面としての機能終了後も、シェーマ修正画面の一部として機能する画面であるため、視覚的には、図17の画面内左部(左端部と左部中央寄り部位)は非表示にはされない。
【0059】
次に、シェーマ修正画面を起動して、前記ステップT11にて「選択」と判定したシェーマ記録画像(図17の画面内左部中央寄り部位に「選択」時に表示されていたシェーマ記録画像)を、目的のシェーマ記録画像(=修正対象とするシェーマ記録画像)として表示する(T19)。図17の画面内左部中央寄り部位に、その様子を例示する。つまり、この時点では、図17の画面内左部中央寄り部位が、シェーマ修正画面に相当する。
【0060】
ステップT21では、目的のシェーマ記録画像上の各シェーマデータ記録ポイントの位置と、各シェーマデータ記録ポイントが持つ付記データ(=定型コメント/任意コメント)とを、図13(b)のシェーマデータ記録ポイントテーブルを利用して取得する。図示のように、各シェーマデータ記録ポイントは、シェーマデータ記録ポイントの位置を規定する領域データと、シェーマデータ記録ポイントが属するシェーマ記録画像が基づいているシェーマ原画像(=原型のシェーマ原画像)に一意に対応付けられているシェーマ記録ポイントID(SRP−ID)と、付記データ(=定型コメント/任意コメント)に一意に対応付けられている原データID(OD−ID)/入力データID(MD−ID)と、記録年月日を、対応付けて持つ。なお、前記領域データとして、図13(b)では2次元の領域データが示されているが、3次元の領域データを用いる構成でも良い。
【0061】
取得した領域データを用いて、各シェーマデータ記録ポイントを、目的のシェーマ記録画像上の該当位置に表示する(T23)。その様子を、図17の画面内左部中央寄り部位に示す。図17の例では、各シェーマデータ記録ポイントを○印で表示している。なお、上記の領域データは、正確には、原型のシェーマ原画像上の領域を示すデータであるが、これは、ステップT19での説明から明らかなように、目的のシェーマ記録画像上の領域と同等である。
【0062】
目的のシェーマ記録画像上に於いて、何れかのシェーマデータ記録ポイント領域にポインタが入ると(T25でYES)、付記データ修正画面を起動する(T27)。付記データ修正画面は、ポインタ位置のシェーマデータ記録ポイントに対応付けて記録されている付記データの修正/削除を行うための画面である。図17の例では、図17の画面内右部に表示されているコメントが、ユーザの操作入力により修正/削除可能である。なお、図17では、部位名も併せて表示されている。このため、図13(b)のシェーマデータ記録ポイントテーブルは、部位名(SDRP名)も対応付けて持つ。なお、図13(b)では、部位名が「SDRP01」等のように記号的に表されているが、実際には、現実の部位名が保持されるものとする。
【0063】
付記データ修正画面にて、操作入力によりユーザ所望の付記データの修正が行われると(T29でYES)、該修正された付記データを、現在のポインタ位置のシェーマデータ記録ポイントに対応付けて、メモリに記憶する(T31)。また、付記データ修正画面を閉じるべく、ポインタをシェーマデータ記録ポイント外へ出す処理を実行する(T31;下記T33〜T35参照)。
【0064】
同様に、付記データ修正画面にて、操作入力によりユーザ所望の付記データの削除が行われると(T44でYES)、該削除された付記データをシェーマ修正画面内(図17の画面内右部)から消し、且つ、該削除の旨を現在のポインタ位置のシェーマデータ記録ポイントに対応付けてメモリに記憶する(T46)。また、付記データ修正画面を閉じるべく、ポインタをシェーマデータ記録ポイント外へ出す処理を実行する(T46;下記T33〜T35参照)。
【0065】
ポインタがシェーマデータ記録ポイントから出ると(T33でYES)、付記データ修正画面を閉じる(T35)。つまり、図17の画面内右部に示す付記データの修正/削除欄を非表示とする。
【0066】
シェーマ修正画面(目的のシェーマ記録画像を表示している画面;図17では画面内左部中央寄り部位)内に於いてダブルクリックが検出されると(T37でYES)、該検出位置が既存のシェーマデータ記録ポイント外であることを条件として(T39でYES)、該検出位置に新たにシェーマデータ記録ポイントを設定して、シェーマ修正画面内に表示する(T41)。シェーマデータ記録ポイントとは、現実に付記データが記録された(される)シェーマ記録画像内の領域である。その後、付記データ修正画面を起動するべく、ポインタを上記シェーマデータ記録ポイント領域に入れる処理を実行する(T41;前記T25〜T27参照)。これにより、新たに設定したシェーマデータ記録ポイントに対応付けて付記データを修正すること(元の付記データが「0」の状態に於いてデータを追記すること)が可能となる。
【0067】
シェーマ修正画面にて参照ボタン(図17では不図示)が押下されると(T55でYES)、シェーマ記録画像参照手順(T57)が実行される。シェーマ記録画像参照手順では、既存のシェーマ記録画像に付記されているコメント等を目的のシェーマ記録画像へ転記したり、既存のシェーマ記録画像と目的のシェーマ記録画像とを重ね合わせて比較対照したりする処理が実行される。シェーマ記録画像参照手順の詳細は後述する。
【0068】
OKボタンが押下されるまで、前述のステップT25〜T57の処理が、繰り返して実行される。
【0069】
シェーマ修正画面内にてOKボタンが押下されると(T59でYES)、目的のシェーマ記録画像に関して修正した付記データで修正前の付記データを更新したり、目手のシェーマ記録画像に関して削除した付記データ及び該付記データのシェーマデータ記録ポイントを削除等する処理が実行される。
【0070】
例えば、付記データが修正されたシェーマデータ記録ポイントがメモリ上に記憶されている場合は(T66でYES;T31参照)、ハードディスク内のシェーマデータ記録ポイントテーブルに於いて上記シェーマデータ記録ポイントに対応付けられている付記データを修正後の付記データで更新する(T68)。
【0071】
また、付記データが削除されたシェーマデータ記録ポイントがメモリ上に記憶されている場合は(T70でYES;T46参照)、ハードディスク内のシェーマデータ記録ポイントテーブルに記録されている上記シェーマデータ記録ポイントのレコードを削除する(T72)。
その後、シェーマ修正画面を閉じる(T74)。
【0072】
[3]シェーマ記録画像参照手順:
図10〜図11は、シェーマ記録画像参照手順の一例を示す。
図示の参照手順では、シェーマ記録ポイントの位置が、入力/修正対象のシェーマ画像(=目的のシェーマ記録画像)と同じである既存のシェーマ記録画像の中から、指定した検索条件に合致するシェーマ記録画像を抽出して、指定した態様の利用に供する処理が実行される。
以下、図10〜図11のフローチャートに即して説明する。
【0073】
まず、現在の入力/修正対象のシェーマ画像(=目的のシェーマ記録画像)のシェーマ記録ポイントを、シェーマ記録ポイントテーブル(図13(a)から取得する(U02)。
【0074】
次に、検索範囲をユーザの操作入力により指定するための検索範囲指定画面を起動する(U04)。検索範囲は、例えば、下記イ〜ヘのように指定される。
イ.修正/入力対象のシェーマ画像(=目的のシェーマ記録画像)の患者の別の(例:過去の)シェーマ記録画像を参照するか、又は、修正/入力対象のシェーマ画像(=目的のシェーマ記録画像)の患者以外の患者のシェーマ記録画像を参照するか、という指定。
ロ.氏名で特定した患者のシェーマ記録画像を参照するという指定。
ハ.男性患者のシェーマ記録画像を参照するか、又は、女性患者のシェーマ記録画像を参照するか、という指定。
ニ.病名分類や、サブメニューで選択した病名によって特定した患者のシェーマ記録画像を参照するという指定。
ホ.年齢範囲で特定した患者のシェーマ記録画像を参照するという指定。
ヘ.シェーマ記録画像の記録日時で特定した(例:2年前以降)シェーマ記録画像を参照するという指定。
これらは例示であり、これら以外の指定方式を用いてもよい。例えば、既存のシェーマ記録画像に付記したコメント(定型コメント,任意コメント)を指定して検索することも考えられる。また、上記は単独で用いても良く、2つ以上の論理和や論理積を用いて検索範囲を指定してもよい。
【0075】
検索範囲が指定されると(U06でYES)、該指定に従って検索範囲を設定し、検索範囲指定画面を閉じる(U08)。
【0076】
次に、指定した検索範囲の中から、所望のシェーマ記録画像を抽出する方式を選択するための選択画面を起動する(U10)。所望のシェーマ記録画像を抽出する方式としては、下記α,β等を挙げることができる。
α.検索キーの値の指定:
検索キーとその値を指定して、合致するシェーマ記録画像を抽出する方式である。例えば、記録年月日を指定して、該記録年月日に合致するシェーマ記録画像を抽出する方式や、付記データを指定して合致する付記データを持つシェーマ記録画像を抽出する方式である。この方式は、言い換えれば、前記検索範囲の指定を更に詳細に行う方式でもある。
β.アニメーション:
検索範囲に含まれるシェーマ記録画像や、検索範囲に含まれるシェーマ記録画像の特定のシェーマデータ記録ポイントの付記データを、例えば、最新のものから順に過去へ遡って所定時間間隔(例:10秒間隔)で表示し、所望のシェーマ記録画像が表示された時に停止して、その時のシェーマ記録画像を抽出する方式である。図19に、アニメーションを行う画面の一例を示す。
【0077】
ステップU10の選択画面で、所望のシェーマ記録画像を抽出する方式が選択されると(U12でYES)、該選択画面を閉じ(U14)、選択された方式に従って所望のシェーマ記録画像を選択させる(U16)。例えば、検索キーとその値を指定させて該当するシェーマ記録画像を返したり、アニメーションを停止させて停止時のシェーマ記録画像を返す処理を実行する。
【0078】
参照対象のシェーマ記録画像が抽出されると(U18でYES)、該シェーマ記録画像の利用方式をユーザに決定させる(U20)。この決定は、例えば、下記a,b等のように行うことができる。
a.コピー:
参照対象のシェーマ記録画像の付記データを目的のシェーマ記録画像へコピーする旨と、コピーしたい付記データ又はコピーしたい付記データを持つシェーマデータ記録ポイントとを、ユーザに入力させる。
b.重ね合わせ:
目的のシェーマ記録画像と参照対象のシェーマ記録画像とを透過方式又は半透過方式で重ね合わせる旨と、透過又は半透過させる画像部分とを、ユーザに入力させる。
【0079】
利用方式が決定されると(U22でYES)、決定された利用方式に従って参照画像を利用する処理を実行する(U24)。
例えば、「コピー」が指定された場合であれば、ユーザの操作入力により指定された付記データ等を、参照用のシェーマ記録画像から、目的のシェーマ記録画像へコピーする。コピーする場合の画面の一例を図18に示す。
また、「重ね合わせ」が指定された場合であれば、ユーザの操作入力により指定された画像部分を、ユーザの操作入力による指定に従って透明又は半透明として、ユーザの操作入力により指定された2又は3枚以上ののシェーマ記録画像を重ね合わせて表示する。この指定を行うための画面の一例を、図19の画面内左部に示す。
こうして利用する処理が終了すると(U26でYES)、元の処理(シェーマ画像入力手順/シェーマ画像修正手順)へ戻る。
【0080】
図2〜図11に即して述べた手順は、何れも一例を示すものであり、本発明は係る手順に限定されない。本発明の機能を奏し得る手順であれば、上記と異なる手順であってもよい。
【0081】
【発明の効果】
前記(1)の構成では、シェーマポイントの人体モデル画像上の位置と各シェーマポイントが持つシェーマ原画像とをシェーマポイント毎に保持している原画像記憶手段と、前記人体モデル画像を表示する原画像検索画面に各シェーマポイントを表示する原画像位置表示手段と、前記原画像検索画面にてポインタにより指示されるシェーマポイントが持つシェーマ原画像を、原画像選択画面に候補表示する原画像候補表示手段と、前記原画像選択画面にて選択されたシェーマ原画像を、作成すべきシェーマ記録画像としてシェーマ入力画面に表示する対象画像表示手段と、を有するため、所望のシェーマ原画像を簡単な操作で直感的に速やかに探し出して、入力対象のシェーマ記録画像として表示できる。
【0082】
前記(4)の構成では、シェーマデータポイントが属するシェーマ原画像とシェーマデータポイントのシェーマ原画像上の位置とシェーマデータポイントが持つ付記用の原データとをシェーマデータポイント毎に保持している原データ記憶手段と、シェーマ原画像に属する各シェーマデータポイントを該シェーマ原画像に基づいてシェーマ入力画面に表示したシェーマ記録画像上の対応位置にそれぞれ表示する原データ位置表示手段と、前記シェーマ入力画面にてポインタにより指示されるシェーマデータポイントが持つ付記用の原データを、原データ選択画面に候補表示する原データ候補表示手段と、前記原データ選択画面での選択により前記シェーマ記録画像に付記された原データを持つシェーマデータポイントの前記シェーマ記録画像上の対応位置を、前記付記データを持つシェーマデータ記録ポイントとして前記シェーマ記録画像に対応付けて記憶する付記データ位置記憶手段と、を有するため、所望の付記用の原データ(定型コメント等)を簡単な操作で直感的に速やかに探し出して、入力対象のシェーマ記録画像に取り入れることができる。
【0083】
前記(5)の構成は、前記(1)と(4)の構成を合わせ持つため、所望のシェーマ原画像を簡単な操作で直感的に速やかに探し出して、入力対象のシェーマ記録画像として表示できるとともに、さらに、該シェーマ記録画像に取り入れるための付記用の原データ(定型コメント等)を、簡単な操作で直感的に速やかに探し出すことができる。
【0084】
前記(6)の構成は、前記(1)〜(5)の何れかに於いて、さらに、前記シェーマ記録画像が基づいたシェーマ原画像を持つシェーマポイントの人体モデル画像上の位置を、前記シェーマ記録画像を持つシェーマ記録ポイントとして記憶する記録画像位置記憶手段、を有するため、今回作成したシェーマ記録画像を、後に参照する際に、簡単な操作で直感的に速やかに探し出すことができる。
【0085】
前記(7)の構成では、シェーマ記録ポイントの人体モデル画像上の位置と各シェーマ記録ポイントが持つシェーマ記録画像とをシェーマ記録ポイント毎に保持している記録画像記憶手段と、前記人体モデル画像を表示する記録画像検索画面に各シェーマ記録ポイントを表示する記録画像位置表示手段と、前記記録画像検索画面にてポインタにより指示されるシェーマ記録ポイントが持つシェーマ記録画像を、記録画像選択画面に候補表示する記録画像候補表示手段と、前記記録画像選択画面にて選択されたシェーマ記録画像を編集対象としてシェーマ編集画面に表示する対象画像表示手段と、を有するため、所望のシェーマ記録画像を簡単な操作で直感的に速やかに探し出して、編集対象として表示できる。
【0086】
前記(8)の構成は、前記(7)に於いて、さらに、シェーマ記録画像に関する書誌情報を検索キーとして利用可能なようにシェーマ記録画像毎に記憶している検索情報記憶手段と、参照用のシェーマ記録画像の抽出を指令するための参照指令入力手段と、参照指令が入力されると前記検索情報記憶手段が持つ書誌情報に基づいて検索キーの操作入力を促す検索準備手段と、検索キーが入力されるとシェーマ記録ポイントが前記編集対象のシェーマ記録画像と同じであるシェーマ記録画像の中から入力された検索キーに該当するシェーマ記録画像を抽出する検索制御手段と、を有するため、前記(7)の構成の効果に加えて、別のシェーマ記録画像を参照用に速やかに簡単な操作で呼び出すことができる効果がある。
【0087】
前記(9)の構成は、シェーマ記録ポイントの人体モデル画像上の位置と各シェーマ記録ポイントが持つシェーマ記録画像とをシェーマ記録ポイント毎に保持している記録画像記憶手段と、シェーマ記録画像に関する書誌情報を検索キーとして利用可能なようにシェーマ記録画像毎に記憶している検索情報記憶手段と、操作入力により編集対象として選択されたシェーマ記録画像をシェーマ編集画面に表示する対象画像表示手段と、参照用のシェーマ記録画像の抽出を指令するための参照指令入力手段と、参照指令が入力されると前記検索情報記憶手段が持つ書誌情報に基づいて検索キーの操作入力を促す検索準備手段と、検索キーが入力されるとシェーマ記録ポイントが前記編集対象のシェーマ記録画像と同じであるシェーマ記録画像の中から入力された検索キーに該当するシェーマ記録画像を抽出する検索制御手段と、を有するため、シェーマ記録画像の編集時に、別のシェーマ記録画像を参照する操作が容易且つ速やかである。
【0088】
前記(10)の構成は、シェーマ記録ポイントの人体モデル画像上の位置と各シェーマ記録ポイントが持つシェーマ記録画像とをシェーマ記録ポイント毎に保持している記録画像記憶手段と、シェーマ記録画像に関する書誌情報を検索キーとして利用可能なようにシェーマ記録画像毎に記憶している検索情報記憶手段と、操作入力により作成すべき対象として設定された画像をシェーマ記録画像としてシェーマ入力画面に表示する対象画像表示手段と、操作入力により前記作成対象のシェーマ記録画像に関して設定された前記人体モデル画像上の位置に基づいて該シェーマ記録画像にシェーマ記録ポイントを設定する記録画像位置設定手段と、参照用のシェーマ記録画像の抽出を指令するための参照指令入力手段と、参照指令が入力されると前記検索情報記憶手段が持つ書誌情報に基づいて検索キーの操作入力を促す検索準備手段と、検索キーが入力されるとシェーマ記録ポイントが前記作成対象のシェーマ記録画像と同じであるシェーマ記録画像の中から入力された検索キーに該当するシェーマ記録画像を抽出する検索制御手段と、を有するため、所望のシェーマ原画像を簡単な操作で直感的に速やかに探し出して入力対象のシェーマ記録画像として表示できるとともに、該シェーマ記録画像にコメント等を入力するために別のシェーマ記録画像を参照したい場合、速やかに簡単な操作で呼び出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の診療支援装置の構成を示すブロック図。
【図2】図1の診療支援装置で実行されるシェーマ画像入力手順を示すフローチャートの一部。
【図3】図1の診療支援装置で実行されるシェーマ画像入力手順を示すフローチャートの一部。
【図4】図1の診療支援装置で実行されるシェーマ画像入力手順を示すフローチャートの一部。
【図5】図1の診療支援装置で実行されるシェーマ画像入力手順を示すフローチャートの残部。
【図6】図1の診療支援装置で実行されるシェーマ画像修正手順を示すフローチャートの一部。
【図7】図1の診療支援装置で実行されるシェーマ画像修正手順を示すフローチャートの一部。
【図8】図1の診療支援装置で実行されるシェーマ画像修正手順を示すフローチャートの一部。
【図9】図1の診療支援装置で実行されるシェーマ画像修正手順を示すフローチャートの残部。
【図10】図5のシェーマ記録画像参照手順、及び、図8のシェーマ記録画像参照手順を示すフローチャートの一部。
【図11】図5のシェーマ記録画像参照手順、及び、図8のシェーマ記録画像参照手順を示すフローチャートの残部。
【図12】(a)はシェーマポイントテーブル、(b)はシェーマデータポイントテーブル、を例示する説明図。
【図13】(a)はシェーマ記録ポイントテーブル、(b)はシェーマデータ記録ポイントテーブル、を例示する説明図。
【図14】(a)は患者テーブル、(b)は病名テーブル、(c)は原データテーブル、(d)は入力データテーブル、を例示する説明図。
【図15】シェーマ原画像検索画面(画面内左部)と、現画像選択画面(画面内中央部〜右部)を例示する説明図。
【図16】シェーマ入力画面(画面内左部)と、付記データ入力画面1(画面内右部)を例示する説明図。
【図17】シェーマ修正画面(画面内左部)と、付記データ修正画面(画面内右部)を例示する説明図。
【図18】シェーマ記録画像参照画面を例示する説明図。
【図19】参照画像をアニメーション表示する画面を例示する説明図。
【図20】従来のシェーマ原画像選択画面の遷移を示す説明図。分類選択前を示す。
【図21】従来のシェーマ原画像選択画面の遷移を示す説明図。分類を選択して所望のシェーマ原画像を編集領域へドラッグ&ドロップした状態を示す。
【図22】従来のシェーマ原画像選択画面の遷移を示す説明図。編集領域の画像に付記等を施した状態を示す。
【符号の説明】
10 制御装置
11 記憶装置(ハードディスク)
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子カルテ機能を備えたコンピュータ装置であるところの診療支援装置に関する。詳しくは、シェーマ画像の入力/記録/編集機能を備えた診療支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図22〜図24は、従来のシェーマ画像の入力手順を示す。即ち、電子カルテシステムが予め持っている多数のシェーマ原画像の中から、所望のシェーマ原画像を探し出し、これを、シェーマ図の作成に活用する場合の入力手順を示す。以下、この入力手順を説明する。
【0003】
まず、分類を選択する。即ち、図20に於いて、分類選択欄(画面内左端部の欄)から該当する分類を選択する。例えば「呼吸器系」を選択する。この分類は病名に基づくものであり、人体の部位毎の区分ではない。分類数が多いために一度に分類選択欄に表示されない場合は、スクロール操作を行う。
【0004】
分類を選択すると、該選択した分類に含まれるシェーマ原画像が、図21のように、シェーマ原画像候補欄(画面内左部中央寄り部分)に、選択可能に一覧表示される。病名に基づく分類であって、人体の部位毎の区分ではないため、所望のシェーマ原画像を直感的に探し出すことが難しく、探し出すまでに手間取ることがある。分類内のシェーマ原画像数が多いために一度にシェーマ原画像候補欄に表示されない場合は、スクロール操作を行う。
【0005】
所望のシェーマ原画像が見つかると、該シェーマ原画像を選択して画像編集領域(画面内右下部)へドラッグ&ドロップする。これにより、該シェーマ原画像の編集が可能となる(図21参照)。換言すれば、シェーマ図の作成が可能となる。編集は、例えば、画像内へコメントや図形等を付記することで行う(図22参照)。編集後の画像(シェーマ図)は、付記されたコメントや図形等が一体化された画像データとして管理される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述の従来の入力方式は、下記の問題を有する。
1.分類が病名に基づくものであり、人体の部位毎の区分ではないため、所望のシェーマ原画像を直感的に探し出すことが難しい。このため、探し出すまでに手間取ることがある。
2.分類内のシェーマ原画像数が多いために一度に表示されない場合はスクロール操作が必要であり、この理由から、所望のシェーマ原画像を探し出すまでに手間取ることがある。分類内のシェーマ原画像数を減らすためには分類数を増やす必要があるが、その場合には、所望の分類を探し出すことに関して、上記と同様の問題が生ずる。
3.編集後のシェーマ図は、付記されたコメントや図形等が一体化された画像データとして管理される。このため、既存のシェーマ図中に付記したコメントや図形等を後に有効活用できない。例えば、現在作成中のシェーマ図中に、既存のシェーマ図中のコメント等を転記することができない。また、シェーマ図中に付記したコメント等を検索キーとして用いて、既存のシェーマ図の中から所望のシェーマ図を探し出して参照することもできない。また、シェーマ図中に付記したコメント等の関連情報(シェーマ図に関連する情報)を検索キーとして利用できないため、患者の枠を越えて、既存のシェーマ図を参照することが極めて困難である。例えば、現在の患者の診療等に活用したい別の患者(例:病状等に共通点が有る患者等)のシェーマ図を参照することが極めて困難である。
【0007】
本発明は、下記を目的とする。
1.システムが持つシェーマ原画像の中から、所望のシェーマ原画像を、簡単な操作で、直感的に、速やかに探し出すことができるようにする。
2.既存のシェーマ図中に付記したコメント等を用いて、既存のシェーマ図の中から、所望のシェーマ図を速やかに探し出すことができるようにする。
3.既存のシェーマ図中に付記したコメント等を抜き出して、現在作成中のシェーマ図中に転記できるようにする。
4.患者の枠を越えて、既存のシェーマ図を容易に参照できるようにする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の構成を、下記(1)〜(13)に記す。
【0009】
(1) シェーマ原画像が対応付けられている領域をシェーマポイントとして管理する診療支援装置であって、
シェーマポイントの人体モデル画像上の位置と、各シェーマポイントが持つシェーマ原画像とを、シェーマポイント毎に保持している原画像記憶手段と、
前記人体モデル画像を表示する原画像検索画面に各シェーマポイントを表示する原画像位置表示手段と、
前記原画像検索画面にてポインタにより指示されるシェーマポイントが持つシェーマ原画像を、原画像選択画面に候補表示する原画像候補表示手段と、
前記原画像選択画面にて選択されたシェーマ原画像を、作成すべきシェーマ記録画像としてシェーマ入力画面に表示する対象画像表示手段と、
を有することを特徴とする診療支援装置。
【0010】
(2) 前記(1)に於いて、
前記原画像候補表示手段は、さらに、前記ポインタにより指示されるシェーマポイントの近傍位置のシェーマポイントが持つシェーマ原画像を前記原画像選択画面に候補表示する、
ことを特徴とする診療支援装置。
【0011】
(3) 前記(1)又は(2)に於いて、
前記原画像候補表示手段は、シェーマ原画像に代えてその簡易化画像を前記原画像選択画面に候補表示する、
ことを特徴とする診療支援装置。
【0012】
(4) 付記用の原データが対応付けられている領域をシェーマデータポイントとして管理する診療支援装置であって、
シェーマデータポイントが属するシェーマ原画像と、シェーマデータポイントのシェーマ原画像上の位置と、シェーマデータポイントが持つ付記用の原データとを、シェーマデータポイント毎に保持している原データ記憶手段と、
シェーマ原画像に属する各シェーマデータポイントを、該シェーマ原画像に基づいてシェーマ入力画面に表示したシェーマ記録画像上の対応位置にそれぞれ表示する原データ位置表示手段と、
前記シェーマ入力画面にてポインタにより指示されるシェーマデータポイントが持つ付記用の原データを、原データ選択画面に候補表示する原データ候補表示手段と、
前記原データ選択画面での選択により前記シェーマ記録画像に付記された原データを持つシェーマデータポイントの前記シェーマ記録画像上の対応位置を、前記付記データを持つシェーマデータ記録ポイントとして前記シェーマ記録画像に対応付けて記憶する付記データ位置記憶手段と、
を有することを特徴とする診療支援装置。
【0013】
(5) シェーマ原画像が対応付けられている領域をシェーマポイントとして管理するとともに、付記用の原データが対応付けられている領域をシェーマデータポイントとして管理する診療支援装置であって、
シェーマポイントの人体モデル画像上の位置と、各シェーマポイントが持つシェーマ原画像とを、シェーマポイント毎に保持している原画像記憶手段と、
シェーマデータポイントが属するシェーマ原画像と、シェーマデータポイントのシェーマ原画像上の位置と、シェーマデータポイントが持つ付記用の原データとを、シェーマデータポイント毎に保持している原データ記憶手段と、
前記人体モデル画像を表示する原画像検索画面に各シェーマポイントを表示する原画像位置表示手段と、
前記原画像検索画面にてポインタにより指示されるシェーマポイントが持つシェーマ原画像を、原画像選択画面に候補表示する原画像候補表示手段と、
前記原画像選択画面にて選択されたシェーマ原画像を、作成すべきシェーマ記録画像としてシェーマ入力画面に表示する対象画像表示手段と、
前記シェーマ記録画像が基づいたシェーマ原画像に属する各シェーマデータポイントを、前記シェーマ記録画像上の対応位置にそれぞれ表示する原データ位置表示手段と、
前記シェーマ入力画面にてポインタにより指示されるシェーマデータポイントが持つ付記用の原データを、原データ選択画面に候補表示する原データ候補表示手段と、
前記原データ選択画面での選択により前記シェーマ記録画像に付記された原データを持つシェーマデータポイントの前記シェーマ記録画像上の対応位置を、前記付記データを持つシェーマデータ記録ポイントとして前記シェーマ記録画像に対応付けて記憶する付記データ位置記憶手段と、
を有することを特徴とする診療支援装置。
【0014】
(6) 前記(1)〜(5)の何れかに於いて、さらに、
前記シェーマ記録画像が基づいたシェーマ原画像を持つシェーマポイントの人体モデル画像上の位置を、前記シェーマ記録画像を持つシェーマ記録ポイントとして記憶する記録画像位置記憶手段、
を有することを特徴とする診療支援装置。
【0015】
(7) シェーマ記録画像が対応付けられている領域をシェーマ記録ポイントとして管理する診療支援装置であって、
シェーマ記録ポイントの人体モデル画像上の位置と、各シェーマ記録ポイントが持つシェーマ記録画像とを、シェーマ記録ポイント毎に保持している記録画像記憶手段と、
前記人体モデル画像を表示する記録画像検索画面に各シェーマ記録ポイントを表示する記録画像位置表示手段と、
前記記録画像検索画面にてポインタにより指示されるシェーマ記録ポイントが持つシェーマ記録画像を、記録画像選択画面に候補表示する記録画像候補表示手段と、
前記記録画像選択画面にて選択されたシェーマ記録画像を編集対象としてシェーマ編集画面に表示する対象画像表示手段と、
を有することを特徴とする診療支援装置。
【0016】
(8) 前記(7)に於いて、さらに、
シェーマ記録画像に関する書誌情報を検索キーとして利用可能なようにシェーマ記録画像毎に記憶している検索情報記憶手段と、
参照用のシェーマ記録画像の抽出を指令するための参照指令入力手段と、
参照指令が入力されると前記検索情報記憶手段が持つ書誌情報に基づいて検索キーの操作入力を促す検索準備手段と、
検索キーが入力されると、シェーマ記録ポイントが前記編集対象のシェーマ記録画像と同じであるシェーマ記録画像の中から、入力された検索キーに該当するシェーマ記録画像を抽出する検索制御手段と、
を有することを特徴とする診療支援装置。
【0017】
(9) シェーマ記録画像が対応付けられている領域をシェーマ記録ポイントとして管理する診療支援装置であって、
シェーマ記録ポイントの人体モデル画像上の位置と、各シェーマ記録ポイントが持つシェーマ記録画像とを、シェーマ記録ポイント毎に保持している記録画像記憶手段と、
シェーマ記録画像に関する書誌情報を検索キーとして利用可能なようにシェーマ記録画像毎に記憶している検索情報記憶手段と、
操作入力により編集対象として選択されたシェーマ記録画像をシェーマ編集画面に表示する対象画像表示手段と、
参照用のシェーマ記録画像の抽出を指令するための参照指令入力手段と、
参照指令が入力されると前記検索情報記憶手段が持つ書誌情報に基づいて検索キーの操作入力を促す検索準備手段と、
検索キーが入力されると、シェーマ記録ポイントが前記編集対象のシェーマ記録画像と同じであるシェーマ記録画像の中から、入力された検索キーに該当するシェーマ記録画像を抽出する検索制御手段と、
を有することを特徴とする診療支援装置。
【0018】
(10) シェーマ記録画像が対応付けられている領域をシェーマ記録ポイントとして管理する診療支援装置であって、
シェーマ記録ポイントの人体モデル画像上の位置と、各シェーマ記録ポイントが持つシェーマ記録画像とを、シェーマ記録ポイント毎に保持している記録画像記憶手段と、
シェーマ記録画像に関する書誌情報を検索キーとして利用可能なようにシェーマ記録画像毎に記憶している検索情報記憶手段と、
操作入力により作成すべき対象として設定された画像をシェーマ記録画像としてシェーマ入力画面に表示する対象画像表示手段と、
操作入力により前記作成対象のシェーマ記録画像に関して設定された前記人体モデル画像上の位置に基づいて該シェーマ記録画像にシェーマ記録ポイントを設定する記録画像位置設定手段と、
参照用のシェーマ記録画像の抽出を指令するための参照指令入力手段と、
参照指令が入力されると前記検索情報記憶手段が持つ書誌情報に基づいて検索キーの操作入力を促す検索準備手段と、
検索キーが入力されると、シェーマ記録ポイントが前記作成対象のシェーマ記録画像と同じであるシェーマ記録画像の中から、入力された検索キーに該当するシェーマ記録画像を抽出する検索制御手段と、
を有することを特徴とする診療支援装置。
【0019】
(11) シェーマ原画像が対応付けられている領域をシェーマポイントとして管理するとともに、シェーマ記録画像が対応付けられている領域をシェーマ記録ポイントとして管理する診療支援装置であって、
シェーマポイントの人体モデル画像上の位置と、各シェーマポイントが持つシェーマ原画像とを、シェーマポイント毎に保持している原画像記憶手段と、
シェーマ記録ポイントの人体モデル画像上の位置と、各シェーマ記録ポイントが持つシェーマ記録画像とを、シェーマ記録ポイント毎に保持している記録画像記憶手段と、
シェーマ記録画像に関する書誌情報を検索キーとして利用可能なようにシェーマ記録画像毎に記憶している検索情報記憶手段と、
前記人体モデル画像を表示する原画像検索画面に各シェーマポイントを表示する原画像位置表示手段と、
前記原画像検索画面にてポインタにより指示されるシェーマポイントが持つシェーマ原画像を、原画像選択画面に候補表示する原画像候補表示手段と、
前記原画像選択画面にて選択されたシェーマ原画像を、作成すべきシェーマ記録画像としてシェーマ入力画面に表示する対象画像表示手段と、
前記シェーマ記録画像が基づいたシェーマ原画像を持つシェーマポイントの人体モデル画像上の位置を、前記シェーマ記録画像を持つシェーマ記録ポイントとして記憶する記録画像位置記憶手段と、
参照用のシェーマ記録画像の抽出を指令するための参照指令入力手段と、
参照指令が入力されると前記検索情報記憶手段が持つ書誌情報に基づいて検索キーの操作入力を促す検索準備手段と、
検索キーが入力されると、シェーマ記録ポイントが前記作成対象のシェーマ記録画像と同じであるシェーマ記録画像の中から、入力された検索キーに該当するシェーマ記録画像を抽出する検索制御手段と、
を有することを特徴とする診療支援装置。
【0020】
(12) 前記(8)〜(11)の何れかに於いて、
前記検索制御手段に代えて、
検索キーが入力されると、シェーマ記録ポイントが前記作成対象又は編集対象のシェーマ記録画像と同じであるシェーマ記録画像であって且つ検索キーで規定される範囲に含まれるシェーマ記録画像を抽出して、所定時間間隔で切り換えて連続的に表示する表示制御手段、
を有することを特徴とする診療支援装置。
【0021】
(13) 前記(8)〜(12)の何れかに於いて、
前記検索情報記憶手段が記憶している前記書誌情報は、シェーマ記録画像の作成年月日、及び/又は、シェーマ記録画像の対象患者を一意に指す患者ID、及び/又は、該対象患者の性別、及び/又は、該対象患者の年齢、及び/又は、該対象患者の病名、及び/又は、シェーマ記録画像中に付記した定型コメント、及び/又は、シェーマ記録画像中に付記した定型図形であり、
前記検索準備手段が操作入力を促す情報は、シェーマ記録画像の作成時期もしくは期間の指定、及び/又は、シェーマ記録画像の対象患者の指定、及び/又は、該対象患者の性別の指定、及び/又は、該対象患者の年齢もしくは年齢範囲の指定、及び/又は、該対象患者の病名の指定、及び/又は、シェーマ記録画像中に付記した定型コメントの指定、及び/又は、シェーマ記録画像中に付記した定型図形である、
ことを特徴とする診療支援装置。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1は実施の形態の診療支援装置(=電子カルテ機能を備えたコンピュータ装置)の構成図、図2〜図5は本診療支援装置で実行されるシェーマ画像入力(=作成)手順の一例を示すフローチャート、図6〜図9は本診療支援装置で実行されるシェーマ画像修正(=編集)手順の一例を示すフローチャート、図10〜図11は上記シェーマ画像入力手順やシェーマ画像修正手順の中で必要に応じて呼ばれるシェーマ記録画像参照手順の概要を説明するフローチャート、図12〜図14は図1中のハードディスク11内に記録されている各種テーブルの構成例を示す説明図、図15〜図19は図1中の表示装置16に表示される画面例を示す説明図である。
【0023】
本診療支援装置は、図1に示すように、CPU・RAM・ROM等を備えた制御装置10、ハードディスク等で構成される記憶装置11、液晶モニタ或いはCRT等で構成される表示装置16、キーボードやマウス等で構成される入力装置17、印刷装置18、等を備えたコンピュータ装置である。これらを有するコンピュータ装置の構成は周知であるため、原則として説明は省略する。また、図1はスタンドアローンの構成例を示しているが、本診療支援装置は、LAN上のサーバ及びクライアントを用いて構成してもよい。要は、本発明の機能を実現できる構成であれば、単独のコンピュータ装置であるか、複数のコンピュータ装置を連携させたものであるかは問わない。
【0024】
ハードディスク11には、電子カルテ機能を実現するためのアプリケーションソフトウエアが記憶されている。電子カルテ機能のうち公知の部分については説明を省略し、シェーマ図の作成・編集(=修正,削除)・参照に係る機能を中心に説明する。なお、本明細書では、シェーマ図の作成時に原型として用いる画像をシェーマ原画像と称し、作成されたシェーマ図や編集されたシェーマ図をシェーマ記録画像と称する。
【0025】
ハードディスク11には、また、電子カルテ機能に於いて使用する診療情報データベースが記憶されている。診療情報データベースのうち公知の部分については説明を省略し、シェーマ図の作成・編集(=修正,削除)・参照に於いて使用するテーブルの構成例を説明する。
【0026】
シェーマポイントテーブルは、図12(a)に示すように、一意のシェーマポイントID(SP−ID)に、シェーマポイント名、シェーマポイントの領域を規定する領域データ、シェーマポイントが持つシェーマ原画像のファイル名、シェーマポイントの表示条件、等を対応付けるテーブルである。
シェーマデータポイントテーブルは、図12(b)に示すように、一意のシェーマデータポイントID(SDP−ID)に、シェーマデータポイント名、シェーマデータポイントの領域を規定する領域データ、シェーマデータポイントが属するシェーマ原画像を指示するためのシェーマポイントID(SP−ID)、シェーマデータポイントが持つ付記用の原データを指示するための原データID(OD−ID)、等を対応付けるテーブルである。
【0027】
シェーマ記録ポイントテーブルは、図13(a)に示すように、一意のシェーマ記録ポイントID(SRP−ID)に、シェーマ記録ポイント名、シェーマ記録ポイントの領域を規定する領域データ、シェーマ記録ポイントが持つシェーマ原画像を指示するためのシェーマポイントID(SP−ID)、シェーマ記録画像に対応付けられる患者を指示するための患者ID、シェーマ記録画像の記録年月日、等を対応付けるテーブルである。
シェーマデータ記録ポイントテーブルは、図13(b)に示すように、一意のシェーマデータ記録ポイントID(SDRP−ID)に、シェーマデータ記録ポイント名、シェーマデータ記録ポイントの領域を規定する領域データ、シェーマデータ記録ポイントが属するシェーマ記録画像を指示するためのシェーマ記録ポイントID(SRP−ID)、シェーマデータ記録ポイントが持つ付記データを指示するための付記データ(原データ,入力データ)ID(OD−ID,MD−ID))、付記データの記録年月日、等を対応付けるテーブルである。
【0028】
患者テーブルは、図14(a)に示すように、一意の患者IDに、患者氏名、性別、生年月日、病名、等を対応付けるテーブルである。
病名テーブルは、図14(b)に示すように、一意の病名IDに、病名、所属分類を対応付けるテーブルである。
原データテーブルは、図14(c)に示すように、一意の原データID(OD−ID)に、原データの内容を対応付けるテーブルである。
入力データテーブルは、一意の入力データID(MD−ID)に、入力データの内容を対応付けるテーブルである。
以上のテーブルの使用方法については、以下の手順の説明で詳述する。
【0029】
以下、フローチャートに即して、本実施の形態の装置の機能を説明する。
[1]シェーマ画像入力手順:
図2〜図5は、シェーマ画像入力手順の一例を示す。
図示の入力手順では、作成しようとしているシェーマ画像(=目的のシェーマ記録画像)の原型として用いるシェーマ原画像を、人体モデル画像上に配されたシェーマポイントを利用して検索する。また、検索したシェーマ原画像上に配されているシェーマデータポイントを利用して所望のコメントを検索して、目的のシェーマ記録画像に転記する。
以下、図2〜図5のフローチャートに即して説明する。
【0030】
ステップS01〜S15では、目的のシェーマ記録画像の原型として用いるべきシェーマ原画像を検索する。
まず、シェーマ原画像検索画面を起動して、人体モデル画像を表示する(S01)。人体モデル画像とは、図15の画面内左部に一例を示すように、人体モデルを2次元又は3次元で描いた画像である。なお、図15の画面内左部が、シェーマ原画像検索画面である。
【0031】
次に、人体モデル画像上の各シェーマポイントの位置と、各シェーマポイントが持つシェーマ原画像を、図12(a)に一例を示すシェーマポイントテーブルを利用して取得する(S03)。図示のように、各シェーマポイントは、シェーマポイントの位置を規定する領域データと、シェーマポイントが持つシェーマ原画像を指示する原画像ファイル名とを、対応付けて持つ。また、シェーマポイントを人体モデル画像上に表示するか否か規定する表示条件(性別,年齢)を、シェーマポイント毎に持つ。例えば、現在の患者(=目的のシェーマ記録画像の対象患者)が男性である場合には、表示条件「性別」が「女性(のみ)」であるシェーマポイントは、人体モデル画像上に表示されない。なお、前記領域データとして、図12(a)では2次元の領域データが示されているが、3次元の領域データを用いる構成でも良い。
【0032】
ステップS05では、ステップS03で取得した各シェーマポイントを、人体モデル画像上に表示する。図15の画面内左部に示すシェーマ原画像検索画面では、人体モデル画像上の各シェーマポイントを、それぞれ○印で示している。
【0033】
人体モデル画像上の何れかのシェーマポイントの領域にポインタが入ると(S07でYES)、原画像選択画面を起動する(S09)。この原画像選択画面では、ポインタが指示するシェーマポイントに対応付けられている1又は2以上のシェーマ原画像と、ポインタが指示するシェーマポイントの近傍の各シェーマポイントに対応付けられている各々1又は2以上のシェーマ原画像とが、選択可能に候補表示される。図15の画面内中央部〜右部に、シェーマ原画像を候補表示した様子を例示する。これら候補表示のシェーマ原画像は、簡略化画像(サムネイル)でもよい。また、一つのシェーマポイントに複数個のシェーマ原画像が対応付けられている場合は、切り換え可能に表示する。例えば、「胸部3件」のように表示し、スクロール操作で切換可能とする。なお、図15の画面内中央部〜右部が、前記原画像選択画面に相当する。また、「シェーマポイントの近傍」とは、図15の例では、周囲の隣接するシェーマポイントを指す。
【0034】
シェーマポイントの領域に入ったポインタが該シェーマポイントの領域から外れると(S13でYES)、原画像選択画面を閉じる(S15)。図15の例では、画面内中央部〜右部に示すシェーマ原画像を非表示とする。
【0035】
候補表示したシェーマ原画像の中から所望のシェーマ原画像がユーザの操作入力により選択されると(S11でYES)、シェーマ原画像検索画面と原画像選択画面を閉じる(S17)。即ち、図15の画面を閉じる。次に、シェーマ入力画面を起動して、前記ステップS11にて「選択」と判定したシェーマ原画像のコピーを、目的のシェーマ記録画像として表示する(S19)。図16の画面内左部に、その様子を例示する。なお、図16の画面内左部が、シェーマ入力画面に相当する。
【0036】
次に、目的のシェーマ記録画像が基づいているシェーマ原画像(=原型のシェーマ原画像)上の各シェーマデータポイントの位置と、各シェーマデータポイントが持つ付記用の原データ(=定型コメント)を、図12(b)のシェーマデータポイントテーブルを利用して取得する(S21)。図示のように、各シェーマデータポイントは、シェーマデータポイントの位置を規定する領域データと、シェーマデータポイントが属するシェーマ原画像に一意に対応付けられているシェーマポイントID(SP−ID))と、付記用の原データ(=定型コメント)に一意に対応付けられている原データID(OD−ID)を、対応付けて持つ。なお、前記領域データとして、図12(b)では2次元の領域データが示されているが、3次元の領域データを用いる構成でも良い。
【0037】
取得した領域データを用いて、各シェーマデータポイントを、目的のシェーマ記録画像上の該当位置に表示する(S23)。その様子を、図16の画面内左部に示す。図16の例では、各シェーマデータポイントをメッシュ付きの○印で表示している。なお、上記の領域データは、正確には、原型のシェーマ原画像上の領域を示すデータであるが、これは、ステップS19での説明から明らかなように、目的のシェーマ記録画像上の領域と同等である。
【0038】
目的のシェーマ記録画像上の何れかのシェーマデータポイント領域にポインタが入ると(S25でYES)、付記データ入力画面1を起動する(S27)。付記データ入力画面1は、付記用の原データ(=定型コメント)の選択や、付記用のデータ(任意コメント)の入力を行うための画面である。ここで、定型コメントや任意コメントとしては、必ずしも文字データに限定されず、例えば、イラスト等の画像データや、音声データ等であってもよい。
【0039】
付記データ入力画面1では、付記用の原データ(=定型コメント)を、選択可能に候補表示する。図16の画面内右部(付記データ入力画面1)に、現在のポインタ位置のシェーマデータポイントに対応付けられている1又は2以上の定型コメントを、コンボボックスを用いて選択可能に表示した様子を示す。なお、図16では、部位名も併せて表示されている。このため、図12(b)のシェーマデータポイントテーブルは、部位名(SDP名)も対応付けて持つ。なお、図12(b)では、部位名が「SDP01」等のように記号的に表されているが、実際には、現実の部位名が保持されるものとする。また、図16では、任意コメントを入力するための入力欄が図示されていないが、そのような入力欄を設けてもよいことは勿論である。
【0040】
付記データ入力画面1に候補表示した中からユーザ所望の原データ(=定型コメント)が操作入力により選択され、又は、任意コメントが入力されると(S29でYES)、該選択された定型コメント又は入力された任意コメントを、現在のポインタ位置のシェーマデータポイントに対応付けて、メモリに記憶する(S31)。また、付記データ入力画面1を閉じるべく、ポインタをシェーマデータポイント外へ出す処理を実行する(S31;下記S33〜S35参照)。
【0041】
また、ポインタがシェーマデータポイントから出ると(S33でYES)、付記データ入力画面1を閉じる(S35)。つまり、図16の画面内右部に示す原データの選択欄等を非表示とする。
【0042】
シェーマ入力画面(目的のシェーマ記録画像を表示している画面;図16の画面内左部)内でダブルクリックが検出されると(S37でYES)、該検出位置が既存のポイント(シェーマデータポイント/シェーマデータ記録ポイント)外であることを条件として(S39でYES)、該検出位置に新たにシェーマデータ記録ポイントを設定して、シェーマ入力画面内に表示する(S41)。シェーマデータ記録ポイントとは、現実に付記データ(=定型又は任意コメント)が記録された(される)シェーマ記録画像内の領域である。ここで、シェーマデータポイントとシェーマデータ記録ポイントとは、両者を識別できるように、別々の記号を用いてシェーマ入力画面内に表示することとする。その後、付記データ入力画面2を起動するべく、ポインタを上記シェーマデータ記録ポイント領域に入れる処理を実行する(S41;下記S43〜S45参照)。
【0043】
シェーマデータ記録ポイント領域にポインタが入ると(S43でYES)、付記データ入力画面2を起動する(S45)。付記データ入力画面2は任意コメントの入力を行うための画面である。つまり、原データ(=定型コメント)の選択機能(前記付記データ入力画面1の説明を参照)は無い。
【0044】
付記データ入力画面2にてユーザ所望の任意コメントが操作入力されると(S47でYES)、該入力された任意コメントを、現在のポインタ位置のシェーマデータ記録ポイントに対応付けて、メモリに記憶する(S49)。また、付記データ入力画面2を閉じるべく、ポインタをシェーマデータ記録ポイント領域外へ出す処理を実行する(S49;下記S51〜S53参照)。
【0045】
また、ポインタがシェーマデータ記録ポイント領域から出ると(S51でYES)、付記データ入力画面2を閉じる(S53)。
【0046】
一方、シェーマ入力画面にて参照ボタン(シェーマ参照ボタン;図16参照)が押下されると(S55でYES)、シェーマ記録画像参照手順(S57)が実行される。シェーマ記録画像参照手順では、既存のシェーマ記録画像に付記されているコメント等を目的のシェーマ記録画像へ転記したり、既存のシェーマ記録画像と目的のシェーマ記録画像とを重ね合わせて比較対照したりする処理が実行される。シェーマ記録画像参照手順の詳細は後述する。
【0047】
OKボタンが押下されるまで、前述のステップS25〜S57の処理が、繰り返して実行される。
【0048】
シェーマ入力画面内にてOKボタンが押下されると(S59でYES)、目的のシェーマ記録画像や、目的のシェーマ記録画像のために選択/入力した付記データ(定型コメント/任意コメント)を、ハードディスク内の該当するテーブルに新規に記録する処理が実行される。
【0049】
例えば、付記データ(=定型コメント/任意コメント)が対応付けられたシェーマデータポイントがメモリ上に記憶されている場合は(S61でYES;S31参照)、該シェーマデータポイントと同じ領域を持つシェーマデータ記録ポイントを新たに設定して、該シェーマデータ記録ポイントに上記付記データと目的のシェーマ記録画像とを対応付けて、ハードディスク内のシェーマデータ記録ポイントテーブル(図13(b))に新規レコードとして記録する(S63)。ここで、上記の「シェーマデータ記録ポイントに対応付けられる目的のシェーマ記録画像」とは、正確には、目的のシェーマ記録画像が基づいているシェーマ原画像(=原型のシェーマ原画像)を一意に指示するデータである。換言すれば、目的のシェーマ記録画像は、原型のシェーマ原画像と、該原型のシェーマ原画像に付記されたデータ(定型コメント/任意コメント)とを対応付けるテーブルとして管理されるのであって、原型のシェーマ原画像と付記データとを一体に合成した画像データとして管理されるのではない。このため、目的のシェーマ記録画像の二次利用が可能となる。原型のシェーマ原画像を一意に指示するデータは、図13(b)の例ではシェーマ記録ポイントID(SRP−ID)であるが、これに代えて、シェーマポイントID(SP−ID)を用いてもよい。
【0050】
一方、付記データが対応付けられたシェーマデータポイントではなく、付記データが対応付けられたシェーマデータ記録ポイントがメモリ上に記憶されている場合は(S65でYES;S49参照)、該シェーマデータ記録ポイントに上記付記データと目的のシェーマ記録画像とを対応付けて、ハードディスク内のシェーマデータ記録ポイントテーブル(図13(b))に新規レコードとして記録する(S67)。ここでの「シェーマデータ記録ポイントに対応付けられる目的のシェーマ記録画像」もまた、当然ながら、正確には、目的のシェーマ記録画像が基づいているシェーマ原画像(=原型のシェーマ原画像)を一意に指示するデータである。なお、シェーマデータ記録ポイントテーブルでは、他に、記録年月日も対応付けて記録される。
【0051】
次に、ステップS69に於いて、目的のシェーマ記録画像が基づいているシェーマ原画像(=原型のシェーマ原画像)と同じ領域を人体モデル画像上に持つシェーマ記録ポイントを新規に設定し、該シェーマ記録ポイントに目的のシェーマ記録画像と患者IDを対応付けて、ハードディスク内のシェーマ記録ポイントテーブル(図13(a))に新規レコードとして記録する。ここで、「シェーマ記録ポイントに対応付けられる目的のシェーマ記録画像」とは、正確には、目的のシェーマ記録画像が基づいているシェーマ原画像(=原型のシェーマ原画像)を一意に指示するデータである。このデータとしては、具体的には、シェーマポイントID(SP−ID)が用いられる。なお、シェーマ記録ポイントテーブルでは、他に、記録年月日も対応付けて記録される。
その後、シェーマ入力画面を閉じて(S69)、シェーマ記録画像入力手順を終了する。
【0052】
[2]シェーマ画像修正手順:
図6〜図9は、シェーマ画像修正手順の一例を示す。
図示の修正手順では、修正対象とするシェーマ画像(=目的のシェーマ記録画像)を、人体モデル画像上に配された対象患者(=シェーマ画像を修正する対象の患者)のシェーマ記録ポイントを利用して検索する。また、シェーマ記録ポイントの位置が目的のシェーマ記録画像と同じシェーマ記録画像の中から、参照用のシェーマ記録画像を検索して、該参照用のシェーマ記録画像が持つ付記データを、目的のシェーマ記録画像の修正に活用する。
以下、図6〜図9のフローチャートに即して説明する。
【0053】
ステップT01〜T15では、修正対象とするシェーマ画像(=目的のシェーマ記録画像)を検索する。
まず、シェーマ記録画像検索画面を起動して、人体モデル画像を表示する(T01)。人体モデル画像とは、図17の画面内左端部に一例を示すように、人体モデルを2次元又は3次元で描いた画像である。なお、図17の画面内左端部が、シェーマ記録画像検索画面である。
【0054】
次に、人体モデル画像上の対象患者の各シェーマ記録ポイントの位置と、各シェーマ記録ポイントが持つシェーマ記録画像を、図13(a)に一例を示すシェーマ記録ポイントテーブルを利用して取得する(T03)。図示のように、各シェーマ記録ポイントは、患者を一意に指示する患者IDと、シェーマ記録ポイントの位置を規定する領域データと、シェーマ記録ポイントが持つシェーマ記録画像が基づいているシェーマ原画像(=原型のシェーマ原画像)を一意に指示し得るシェーマポイントID(SP−ID)とを、対応付けて持つ。また、参照用のシェーマ記録画像を検索する際の絞り込みに用い得る記録年月日を、シェーマ記録ポイント毎に持つ。この絞り込みには、前述の患者IDも用い得る。なお、前記領域データとして、図13(a)の例では2次元の領域データが示されているが、3次元の領域データを用いる構成でも良い。
【0055】
ステップT05では、ステップT03で取得した対象患者の各シェーマ記録ポイントを、人体モデル画像上に表示する。図17の画面内左部に示すシェーマ記録画像検索画面では、人体モデル画像上の各シェーマポイントを、それぞれ○印で示している。
【0056】
人体モデル画像上の対象患者の何れかのシェーマ記録ポイントの領域にポインタが入ると(T07でYES)、記録画像選択画面を起動する(T09)。この記録画像選択画面では、ポインタが指示するシェーマ記録ポイントに対応付けられている対象患者の1又は2以上のシェーマ記録画像が、選択可能に候補表示される。図17の画面内左部中央寄り部位に、シェーマ記録画像を候補表示した様子を例示する。この例では、4枚のシェーマ記録画像を、スクロール操作で切り換え可能に表示している。なお、図17の画面内部中央寄り部位が、前記記録画像選択画面に相当する。
【0057】
シェーマ記録ポイントの領域に入ったポインタが該シェーマ記録ポイントの領域から外れると(T13でYES)、記録画像選択画面を閉じる(T15)。図17に示す例であれば、画面内左部中央寄り部位に示すシェーマ記録画像を非表示とする。
【0058】
候補表示した対象患者のシェーマ記録画像の中から所望のシェーマ記録画像がユーザの操作入力により選択されると(T11でYES)、シェーマ記録画像検索画面と記録画像選択画面を閉じる(T17)。なお、図17は、シェーマ記録画像検索画面(図17の画面内左端部)上のシェーマ記録ポイント群と、該シェーマ記録ポイント群の中の特定のシェーマ記録ポイントに対応付けられているシェーマ記録画像群の中からステップT11で「選択」と判定された特定のシェーマ記録画像(図17の画面内左部中央寄り部位に「選択」時に表示されていたシェーマ記録画像)と、該特定のシェーマ記録画像上のシェーマデータ記録ポイント群と、該シェーマデータ記録ポイント群の中の特定のシェーマデータ記録ポイントに対応付けられている付記データとを連携して示す画面であり、シェーマ記録画像検索画面と記録画像選択画面としての機能終了後も、シェーマ修正画面の一部として機能する画面であるため、視覚的には、図17の画面内左部(左端部と左部中央寄り部位)は非表示にはされない。
【0059】
次に、シェーマ修正画面を起動して、前記ステップT11にて「選択」と判定したシェーマ記録画像(図17の画面内左部中央寄り部位に「選択」時に表示されていたシェーマ記録画像)を、目的のシェーマ記録画像(=修正対象とするシェーマ記録画像)として表示する(T19)。図17の画面内左部中央寄り部位に、その様子を例示する。つまり、この時点では、図17の画面内左部中央寄り部位が、シェーマ修正画面に相当する。
【0060】
ステップT21では、目的のシェーマ記録画像上の各シェーマデータ記録ポイントの位置と、各シェーマデータ記録ポイントが持つ付記データ(=定型コメント/任意コメント)とを、図13(b)のシェーマデータ記録ポイントテーブルを利用して取得する。図示のように、各シェーマデータ記録ポイントは、シェーマデータ記録ポイントの位置を規定する領域データと、シェーマデータ記録ポイントが属するシェーマ記録画像が基づいているシェーマ原画像(=原型のシェーマ原画像)に一意に対応付けられているシェーマ記録ポイントID(SRP−ID)と、付記データ(=定型コメント/任意コメント)に一意に対応付けられている原データID(OD−ID)/入力データID(MD−ID)と、記録年月日を、対応付けて持つ。なお、前記領域データとして、図13(b)では2次元の領域データが示されているが、3次元の領域データを用いる構成でも良い。
【0061】
取得した領域データを用いて、各シェーマデータ記録ポイントを、目的のシェーマ記録画像上の該当位置に表示する(T23)。その様子を、図17の画面内左部中央寄り部位に示す。図17の例では、各シェーマデータ記録ポイントを○印で表示している。なお、上記の領域データは、正確には、原型のシェーマ原画像上の領域を示すデータであるが、これは、ステップT19での説明から明らかなように、目的のシェーマ記録画像上の領域と同等である。
【0062】
目的のシェーマ記録画像上に於いて、何れかのシェーマデータ記録ポイント領域にポインタが入ると(T25でYES)、付記データ修正画面を起動する(T27)。付記データ修正画面は、ポインタ位置のシェーマデータ記録ポイントに対応付けて記録されている付記データの修正/削除を行うための画面である。図17の例では、図17の画面内右部に表示されているコメントが、ユーザの操作入力により修正/削除可能である。なお、図17では、部位名も併せて表示されている。このため、図13(b)のシェーマデータ記録ポイントテーブルは、部位名(SDRP名)も対応付けて持つ。なお、図13(b)では、部位名が「SDRP01」等のように記号的に表されているが、実際には、現実の部位名が保持されるものとする。
【0063】
付記データ修正画面にて、操作入力によりユーザ所望の付記データの修正が行われると(T29でYES)、該修正された付記データを、現在のポインタ位置のシェーマデータ記録ポイントに対応付けて、メモリに記憶する(T31)。また、付記データ修正画面を閉じるべく、ポインタをシェーマデータ記録ポイント外へ出す処理を実行する(T31;下記T33〜T35参照)。
【0064】
同様に、付記データ修正画面にて、操作入力によりユーザ所望の付記データの削除が行われると(T44でYES)、該削除された付記データをシェーマ修正画面内(図17の画面内右部)から消し、且つ、該削除の旨を現在のポインタ位置のシェーマデータ記録ポイントに対応付けてメモリに記憶する(T46)。また、付記データ修正画面を閉じるべく、ポインタをシェーマデータ記録ポイント外へ出す処理を実行する(T46;下記T33〜T35参照)。
【0065】
ポインタがシェーマデータ記録ポイントから出ると(T33でYES)、付記データ修正画面を閉じる(T35)。つまり、図17の画面内右部に示す付記データの修正/削除欄を非表示とする。
【0066】
シェーマ修正画面(目的のシェーマ記録画像を表示している画面;図17では画面内左部中央寄り部位)内に於いてダブルクリックが検出されると(T37でYES)、該検出位置が既存のシェーマデータ記録ポイント外であることを条件として(T39でYES)、該検出位置に新たにシェーマデータ記録ポイントを設定して、シェーマ修正画面内に表示する(T41)。シェーマデータ記録ポイントとは、現実に付記データが記録された(される)シェーマ記録画像内の領域である。その後、付記データ修正画面を起動するべく、ポインタを上記シェーマデータ記録ポイント領域に入れる処理を実行する(T41;前記T25〜T27参照)。これにより、新たに設定したシェーマデータ記録ポイントに対応付けて付記データを修正すること(元の付記データが「0」の状態に於いてデータを追記すること)が可能となる。
【0067】
シェーマ修正画面にて参照ボタン(図17では不図示)が押下されると(T55でYES)、シェーマ記録画像参照手順(T57)が実行される。シェーマ記録画像参照手順では、既存のシェーマ記録画像に付記されているコメント等を目的のシェーマ記録画像へ転記したり、既存のシェーマ記録画像と目的のシェーマ記録画像とを重ね合わせて比較対照したりする処理が実行される。シェーマ記録画像参照手順の詳細は後述する。
【0068】
OKボタンが押下されるまで、前述のステップT25〜T57の処理が、繰り返して実行される。
【0069】
シェーマ修正画面内にてOKボタンが押下されると(T59でYES)、目的のシェーマ記録画像に関して修正した付記データで修正前の付記データを更新したり、目手のシェーマ記録画像に関して削除した付記データ及び該付記データのシェーマデータ記録ポイントを削除等する処理が実行される。
【0070】
例えば、付記データが修正されたシェーマデータ記録ポイントがメモリ上に記憶されている場合は(T66でYES;T31参照)、ハードディスク内のシェーマデータ記録ポイントテーブルに於いて上記シェーマデータ記録ポイントに対応付けられている付記データを修正後の付記データで更新する(T68)。
【0071】
また、付記データが削除されたシェーマデータ記録ポイントがメモリ上に記憶されている場合は(T70でYES;T46参照)、ハードディスク内のシェーマデータ記録ポイントテーブルに記録されている上記シェーマデータ記録ポイントのレコードを削除する(T72)。
その後、シェーマ修正画面を閉じる(T74)。
【0072】
[3]シェーマ記録画像参照手順:
図10〜図11は、シェーマ記録画像参照手順の一例を示す。
図示の参照手順では、シェーマ記録ポイントの位置が、入力/修正対象のシェーマ画像(=目的のシェーマ記録画像)と同じである既存のシェーマ記録画像の中から、指定した検索条件に合致するシェーマ記録画像を抽出して、指定した態様の利用に供する処理が実行される。
以下、図10〜図11のフローチャートに即して説明する。
【0073】
まず、現在の入力/修正対象のシェーマ画像(=目的のシェーマ記録画像)のシェーマ記録ポイントを、シェーマ記録ポイントテーブル(図13(a)から取得する(U02)。
【0074】
次に、検索範囲をユーザの操作入力により指定するための検索範囲指定画面を起動する(U04)。検索範囲は、例えば、下記イ〜ヘのように指定される。
イ.修正/入力対象のシェーマ画像(=目的のシェーマ記録画像)の患者の別の(例:過去の)シェーマ記録画像を参照するか、又は、修正/入力対象のシェーマ画像(=目的のシェーマ記録画像)の患者以外の患者のシェーマ記録画像を参照するか、という指定。
ロ.氏名で特定した患者のシェーマ記録画像を参照するという指定。
ハ.男性患者のシェーマ記録画像を参照するか、又は、女性患者のシェーマ記録画像を参照するか、という指定。
ニ.病名分類や、サブメニューで選択した病名によって特定した患者のシェーマ記録画像を参照するという指定。
ホ.年齢範囲で特定した患者のシェーマ記録画像を参照するという指定。
ヘ.シェーマ記録画像の記録日時で特定した(例:2年前以降)シェーマ記録画像を参照するという指定。
これらは例示であり、これら以外の指定方式を用いてもよい。例えば、既存のシェーマ記録画像に付記したコメント(定型コメント,任意コメント)を指定して検索することも考えられる。また、上記は単独で用いても良く、2つ以上の論理和や論理積を用いて検索範囲を指定してもよい。
【0075】
検索範囲が指定されると(U06でYES)、該指定に従って検索範囲を設定し、検索範囲指定画面を閉じる(U08)。
【0076】
次に、指定した検索範囲の中から、所望のシェーマ記録画像を抽出する方式を選択するための選択画面を起動する(U10)。所望のシェーマ記録画像を抽出する方式としては、下記α,β等を挙げることができる。
α.検索キーの値の指定:
検索キーとその値を指定して、合致するシェーマ記録画像を抽出する方式である。例えば、記録年月日を指定して、該記録年月日に合致するシェーマ記録画像を抽出する方式や、付記データを指定して合致する付記データを持つシェーマ記録画像を抽出する方式である。この方式は、言い換えれば、前記検索範囲の指定を更に詳細に行う方式でもある。
β.アニメーション:
検索範囲に含まれるシェーマ記録画像や、検索範囲に含まれるシェーマ記録画像の特定のシェーマデータ記録ポイントの付記データを、例えば、最新のものから順に過去へ遡って所定時間間隔(例:10秒間隔)で表示し、所望のシェーマ記録画像が表示された時に停止して、その時のシェーマ記録画像を抽出する方式である。図19に、アニメーションを行う画面の一例を示す。
【0077】
ステップU10の選択画面で、所望のシェーマ記録画像を抽出する方式が選択されると(U12でYES)、該選択画面を閉じ(U14)、選択された方式に従って所望のシェーマ記録画像を選択させる(U16)。例えば、検索キーとその値を指定させて該当するシェーマ記録画像を返したり、アニメーションを停止させて停止時のシェーマ記録画像を返す処理を実行する。
【0078】
参照対象のシェーマ記録画像が抽出されると(U18でYES)、該シェーマ記録画像の利用方式をユーザに決定させる(U20)。この決定は、例えば、下記a,b等のように行うことができる。
a.コピー:
参照対象のシェーマ記録画像の付記データを目的のシェーマ記録画像へコピーする旨と、コピーしたい付記データ又はコピーしたい付記データを持つシェーマデータ記録ポイントとを、ユーザに入力させる。
b.重ね合わせ:
目的のシェーマ記録画像と参照対象のシェーマ記録画像とを透過方式又は半透過方式で重ね合わせる旨と、透過又は半透過させる画像部分とを、ユーザに入力させる。
【0079】
利用方式が決定されると(U22でYES)、決定された利用方式に従って参照画像を利用する処理を実行する(U24)。
例えば、「コピー」が指定された場合であれば、ユーザの操作入力により指定された付記データ等を、参照用のシェーマ記録画像から、目的のシェーマ記録画像へコピーする。コピーする場合の画面の一例を図18に示す。
また、「重ね合わせ」が指定された場合であれば、ユーザの操作入力により指定された画像部分を、ユーザの操作入力による指定に従って透明又は半透明として、ユーザの操作入力により指定された2又は3枚以上ののシェーマ記録画像を重ね合わせて表示する。この指定を行うための画面の一例を、図19の画面内左部に示す。
こうして利用する処理が終了すると(U26でYES)、元の処理(シェーマ画像入力手順/シェーマ画像修正手順)へ戻る。
【0080】
図2〜図11に即して述べた手順は、何れも一例を示すものであり、本発明は係る手順に限定されない。本発明の機能を奏し得る手順であれば、上記と異なる手順であってもよい。
【0081】
【発明の効果】
前記(1)の構成では、シェーマポイントの人体モデル画像上の位置と各シェーマポイントが持つシェーマ原画像とをシェーマポイント毎に保持している原画像記憶手段と、前記人体モデル画像を表示する原画像検索画面に各シェーマポイントを表示する原画像位置表示手段と、前記原画像検索画面にてポインタにより指示されるシェーマポイントが持つシェーマ原画像を、原画像選択画面に候補表示する原画像候補表示手段と、前記原画像選択画面にて選択されたシェーマ原画像を、作成すべきシェーマ記録画像としてシェーマ入力画面に表示する対象画像表示手段と、を有するため、所望のシェーマ原画像を簡単な操作で直感的に速やかに探し出して、入力対象のシェーマ記録画像として表示できる。
【0082】
前記(4)の構成では、シェーマデータポイントが属するシェーマ原画像とシェーマデータポイントのシェーマ原画像上の位置とシェーマデータポイントが持つ付記用の原データとをシェーマデータポイント毎に保持している原データ記憶手段と、シェーマ原画像に属する各シェーマデータポイントを該シェーマ原画像に基づいてシェーマ入力画面に表示したシェーマ記録画像上の対応位置にそれぞれ表示する原データ位置表示手段と、前記シェーマ入力画面にてポインタにより指示されるシェーマデータポイントが持つ付記用の原データを、原データ選択画面に候補表示する原データ候補表示手段と、前記原データ選択画面での選択により前記シェーマ記録画像に付記された原データを持つシェーマデータポイントの前記シェーマ記録画像上の対応位置を、前記付記データを持つシェーマデータ記録ポイントとして前記シェーマ記録画像に対応付けて記憶する付記データ位置記憶手段と、を有するため、所望の付記用の原データ(定型コメント等)を簡単な操作で直感的に速やかに探し出して、入力対象のシェーマ記録画像に取り入れることができる。
【0083】
前記(5)の構成は、前記(1)と(4)の構成を合わせ持つため、所望のシェーマ原画像を簡単な操作で直感的に速やかに探し出して、入力対象のシェーマ記録画像として表示できるとともに、さらに、該シェーマ記録画像に取り入れるための付記用の原データ(定型コメント等)を、簡単な操作で直感的に速やかに探し出すことができる。
【0084】
前記(6)の構成は、前記(1)〜(5)の何れかに於いて、さらに、前記シェーマ記録画像が基づいたシェーマ原画像を持つシェーマポイントの人体モデル画像上の位置を、前記シェーマ記録画像を持つシェーマ記録ポイントとして記憶する記録画像位置記憶手段、を有するため、今回作成したシェーマ記録画像を、後に参照する際に、簡単な操作で直感的に速やかに探し出すことができる。
【0085】
前記(7)の構成では、シェーマ記録ポイントの人体モデル画像上の位置と各シェーマ記録ポイントが持つシェーマ記録画像とをシェーマ記録ポイント毎に保持している記録画像記憶手段と、前記人体モデル画像を表示する記録画像検索画面に各シェーマ記録ポイントを表示する記録画像位置表示手段と、前記記録画像検索画面にてポインタにより指示されるシェーマ記録ポイントが持つシェーマ記録画像を、記録画像選択画面に候補表示する記録画像候補表示手段と、前記記録画像選択画面にて選択されたシェーマ記録画像を編集対象としてシェーマ編集画面に表示する対象画像表示手段と、を有するため、所望のシェーマ記録画像を簡単な操作で直感的に速やかに探し出して、編集対象として表示できる。
【0086】
前記(8)の構成は、前記(7)に於いて、さらに、シェーマ記録画像に関する書誌情報を検索キーとして利用可能なようにシェーマ記録画像毎に記憶している検索情報記憶手段と、参照用のシェーマ記録画像の抽出を指令するための参照指令入力手段と、参照指令が入力されると前記検索情報記憶手段が持つ書誌情報に基づいて検索キーの操作入力を促す検索準備手段と、検索キーが入力されるとシェーマ記録ポイントが前記編集対象のシェーマ記録画像と同じであるシェーマ記録画像の中から入力された検索キーに該当するシェーマ記録画像を抽出する検索制御手段と、を有するため、前記(7)の構成の効果に加えて、別のシェーマ記録画像を参照用に速やかに簡単な操作で呼び出すことができる効果がある。
【0087】
前記(9)の構成は、シェーマ記録ポイントの人体モデル画像上の位置と各シェーマ記録ポイントが持つシェーマ記録画像とをシェーマ記録ポイント毎に保持している記録画像記憶手段と、シェーマ記録画像に関する書誌情報を検索キーとして利用可能なようにシェーマ記録画像毎に記憶している検索情報記憶手段と、操作入力により編集対象として選択されたシェーマ記録画像をシェーマ編集画面に表示する対象画像表示手段と、参照用のシェーマ記録画像の抽出を指令するための参照指令入力手段と、参照指令が入力されると前記検索情報記憶手段が持つ書誌情報に基づいて検索キーの操作入力を促す検索準備手段と、検索キーが入力されるとシェーマ記録ポイントが前記編集対象のシェーマ記録画像と同じであるシェーマ記録画像の中から入力された検索キーに該当するシェーマ記録画像を抽出する検索制御手段と、を有するため、シェーマ記録画像の編集時に、別のシェーマ記録画像を参照する操作が容易且つ速やかである。
【0088】
前記(10)の構成は、シェーマ記録ポイントの人体モデル画像上の位置と各シェーマ記録ポイントが持つシェーマ記録画像とをシェーマ記録ポイント毎に保持している記録画像記憶手段と、シェーマ記録画像に関する書誌情報を検索キーとして利用可能なようにシェーマ記録画像毎に記憶している検索情報記憶手段と、操作入力により作成すべき対象として設定された画像をシェーマ記録画像としてシェーマ入力画面に表示する対象画像表示手段と、操作入力により前記作成対象のシェーマ記録画像に関して設定された前記人体モデル画像上の位置に基づいて該シェーマ記録画像にシェーマ記録ポイントを設定する記録画像位置設定手段と、参照用のシェーマ記録画像の抽出を指令するための参照指令入力手段と、参照指令が入力されると前記検索情報記憶手段が持つ書誌情報に基づいて検索キーの操作入力を促す検索準備手段と、検索キーが入力されるとシェーマ記録ポイントが前記作成対象のシェーマ記録画像と同じであるシェーマ記録画像の中から入力された検索キーに該当するシェーマ記録画像を抽出する検索制御手段と、を有するため、所望のシェーマ原画像を簡単な操作で直感的に速やかに探し出して入力対象のシェーマ記録画像として表示できるとともに、該シェーマ記録画像にコメント等を入力するために別のシェーマ記録画像を参照したい場合、速やかに簡単な操作で呼び出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の診療支援装置の構成を示すブロック図。
【図2】図1の診療支援装置で実行されるシェーマ画像入力手順を示すフローチャートの一部。
【図3】図1の診療支援装置で実行されるシェーマ画像入力手順を示すフローチャートの一部。
【図4】図1の診療支援装置で実行されるシェーマ画像入力手順を示すフローチャートの一部。
【図5】図1の診療支援装置で実行されるシェーマ画像入力手順を示すフローチャートの残部。
【図6】図1の診療支援装置で実行されるシェーマ画像修正手順を示すフローチャートの一部。
【図7】図1の診療支援装置で実行されるシェーマ画像修正手順を示すフローチャートの一部。
【図8】図1の診療支援装置で実行されるシェーマ画像修正手順を示すフローチャートの一部。
【図9】図1の診療支援装置で実行されるシェーマ画像修正手順を示すフローチャートの残部。
【図10】図5のシェーマ記録画像参照手順、及び、図8のシェーマ記録画像参照手順を示すフローチャートの一部。
【図11】図5のシェーマ記録画像参照手順、及び、図8のシェーマ記録画像参照手順を示すフローチャートの残部。
【図12】(a)はシェーマポイントテーブル、(b)はシェーマデータポイントテーブル、を例示する説明図。
【図13】(a)はシェーマ記録ポイントテーブル、(b)はシェーマデータ記録ポイントテーブル、を例示する説明図。
【図14】(a)は患者テーブル、(b)は病名テーブル、(c)は原データテーブル、(d)は入力データテーブル、を例示する説明図。
【図15】シェーマ原画像検索画面(画面内左部)と、現画像選択画面(画面内中央部〜右部)を例示する説明図。
【図16】シェーマ入力画面(画面内左部)と、付記データ入力画面1(画面内右部)を例示する説明図。
【図17】シェーマ修正画面(画面内左部)と、付記データ修正画面(画面内右部)を例示する説明図。
【図18】シェーマ記録画像参照画面を例示する説明図。
【図19】参照画像をアニメーション表示する画面を例示する説明図。
【図20】従来のシェーマ原画像選択画面の遷移を示す説明図。分類選択前を示す。
【図21】従来のシェーマ原画像選択画面の遷移を示す説明図。分類を選択して所望のシェーマ原画像を編集領域へドラッグ&ドロップした状態を示す。
【図22】従来のシェーマ原画像選択画面の遷移を示す説明図。編集領域の画像に付記等を施した状態を示す。
【符号の説明】
10 制御装置
11 記憶装置(ハードディスク)
Claims (13)
- シェーマ原画像が対応付けられている領域をシェーマポイントとして管理する診療支援装置であって、
シェーマポイントの人体モデル画像上の位置と、各シェーマポイントが持つシェーマ原画像とを、シェーマポイント毎に保持している原画像記憶手段と、
前記人体モデル画像を表示する原画像検索画面に各シェーマポイントを表示する原画像位置表示手段と、
前記原画像検索画面にてポインタにより指示されるシェーマポイントが持つシェーマ原画像を、原画像選択画面に候補表示する原画像候補表示手段と、
前記原画像選択画面にて選択されたシェーマ原画像を、作成すべきシェーマ記録画像としてシェーマ入力画面に表示する対象画像表示手段と、
を有することを特徴とする診療支援装置。 - 請求項1に於いて、
前記原画像候補表示手段は、さらに、前記ポインタにより指示されるシェーマポイントの近傍位置のシェーマポイントが持つシェーマ原画像を前記原画像選択画面に候補表示する、
ことを特徴とする診療支援装置。 - 請求項1又は請求項2に於いて、
前記原画像候補表示手段は、シェーマ原画像に代えてその簡易化画像を前記原画像選択画面に候補表示する、
ことを特徴とする診療支援装置。 - 付記用の原データが対応付けられている領域をシェーマデータポイントとして管理する診療支援装置であって、
シェーマデータポイントが属するシェーマ原画像と、シェーマデータポイントのシェーマ原画像上の位置と、シェーマデータポイントが持つ付記用の原データとを、シェーマデータポイント毎に保持している原データ記憶手段と、
シェーマ原画像に属する各シェーマデータポイントを、該シェーマ原画像に基づいてシェーマ入力画面に表示したシェーマ記録画像上の対応位置にそれぞれ表示する原データ位置表示手段と、
前記シェーマ入力画面にてポインタにより指示されるシェーマデータポイントが持つ付記用の原データを、原データ選択画面に候補表示する原データ候補表示手段と、
前記原データ選択画面での選択により前記シェーマ記録画像に付記された原データを持つシェーマデータポイントの前記シェーマ記録画像上の対応位置を、前記付記データを持つシェーマデータ記録ポイントとして前記シェーマ記録画像に対応付けて記憶する付記データ位置記憶手段と、
を有することを特徴とする診療支援装置。 - シェーマ原画像が対応付けられている領域をシェーマポイントとして管理するとともに、付記用の原データが対応付けられている領域をシェーマデータポイントとして管理する診療支援装置であって、
シェーマポイントの人体モデル画像上の位置と、各シェーマポイントが持つシェーマ原画像とを、シェーマポイント毎に保持している原画像記憶手段と、
シェーマデータポイントが属するシェーマ原画像と、シェーマデータポイントのシェーマ原画像上の位置と、シェーマデータポイントが持つ付記用の原データとを、シェーマデータポイント毎に保持している原データ記憶手段と、
前記人体モデル画像を表示する原画像検索画面に各シェーマポイントを表示する原画像位置表示手段と、
前記原画像検索画面にてポインタにより指示されるシェーマポイントが持つシェーマ原画像を、原画像選択画面に候補表示する原画像候補表示手段と、
前記原画像選択画面にて選択されたシェーマ原画像を、作成すべきシェーマ記録画像としてシェーマ入力画面に表示する対象画像表示手段と、
前記シェーマ記録画像が基づいたシェーマ原画像に属する各シェーマデータポイントを、前記シェーマ記録画像上の対応位置にそれぞれ表示する原データ位置表示手段と、
前記シェーマ入力画面にてポインタにより指示されるシェーマデータポイントが持つ付記用の原データを、原データ選択画面に候補表示する原データ候補表示手段と、
前記原データ選択画面での選択により前記シェーマ記録画像に付記された原データを持つシェーマデータポイントの前記シェーマ記録画像上の対応位置を、前記付記データを持つシェーマデータ記録ポイントとして前記シェーマ記録画像に対応付けて記憶する付記データ位置記憶手段と、
を有することを特徴とする診療支援装置。 - 請求項1〜請求項5の何れかに於いて、さらに、
前記シェーマ記録画像が基づいたシェーマ原画像を持つシェーマポイントの人体モデル画像上の位置を、前記シェーマ記録画像を持つシェーマ記録ポイントとして記憶する記録画像位置記憶手段、
を有することを特徴とする診療支援装置。 - シェーマ記録画像が対応付けられている領域をシェーマ記録ポイントとして管理する診療支援装置であって、
シェーマ記録ポイントの人体モデル画像上の位置と、各シェーマ記録ポイントが持つシェーマ記録画像とを、シェーマ記録ポイント毎に保持している記録画像記憶手段と、
前記人体モデル画像を表示する記録画像検索画面に各シェーマ記録ポイントを表示する記録画像位置表示手段と、
前記記録画像検索画面にてポインタにより指示されるシェーマ記録ポイントが持つシェーマ記録画像を、記録画像選択画面に候補表示する記録画像候補表示手段と、
前記記録画像選択画面にて選択されたシェーマ記録画像を編集対象としてシェーマ編集画面に表示する対象画像表示手段と、
を有することを特徴とする診療支援装置。 - 請求項7に於いて、さらに、
シェーマ記録画像に関する書誌情報を検索キーとして利用可能なようにシェーマ記録画像毎に記憶している検索情報記憶手段と、
参照用のシェーマ記録画像の抽出を指令するための参照指令入力手段と、
参照指令が入力されると前記検索情報記憶手段が持つ書誌情報に基づいて検索キーの操作入力を促す検索準備手段と、
検索キーが入力されると、シェーマ記録ポイントが前記編集対象のシェーマ記録画像と同じであるシェーマ記録画像の中から、入力された検索キーに該当するシェーマ記録画像を抽出する検索制御手段と、
を有することを特徴とする診療支援装置。 - シェーマ記録画像が対応付けられている領域をシェーマ記録ポイントとして管理する診療支援装置であって、
シェーマ記録ポイントの人体モデル画像上の位置と、各シェーマ記録ポイントが持つシェーマ記録画像とを、シェーマ記録ポイント毎に保持している記録画像記憶手段と、
シェーマ記録画像に関する書誌情報を検索キーとして利用可能なようにシェーマ記録画像毎に記憶している検索情報記憶手段と、
操作入力により編集対象として選択されたシェーマ記録画像をシェーマ編集画面に表示する対象画像表示手段と、
参照用のシェーマ記録画像の抽出を指令するための参照指令入力手段と、
参照指令が入力されると前記検索情報記憶手段が持つ書誌情報に基づいて検索キーの操作入力を促す検索準備手段と、
検索キーが入力されると、シェーマ記録ポイントが前記編集対象のシェーマ記録画像と同じであるシェーマ記録画像の中から、入力された検索キーに該当するシェーマ記録画像を抽出する検索制御手段と、
を有することを特徴とする診療支援装置。 - シェーマ記録画像が対応付けられている領域をシェーマ記録ポイントとして管理する診療支援装置であって、
シェーマ記録ポイントの人体モデル画像上の位置と、各シェーマ記録ポイントが持つシェーマ記録画像とを、シェーマ記録ポイント毎に保持している記録画像記憶手段と、
シェーマ記録画像に関する書誌情報を検索キーとして利用可能なようにシェーマ記録画像毎に記憶している検索情報記憶手段と、
操作入力により作成すべき対象として設定された画像をシェーマ記録画像としてシェーマ入力画面に表示する対象画像表示手段と、
操作入力により前記作成対象のシェーマ記録画像に関して設定された前記人体モデル画像上の位置に基づいて該シェーマ記録画像にシェーマ記録ポイントを設定する記録画像位置設定手段と、
参照用のシェーマ記録画像の抽出を指令するための参照指令入力手段と、
参照指令が入力されると前記検索情報記憶手段が持つ書誌情報に基づいて検索キーの操作入力を促す検索準備手段と、
検索キーが入力されると、シェーマ記録ポイントが前記作成対象のシェーマ記録画像と同じであるシェーマ記録画像の中から、入力された検索キーに該当するシェーマ記録画像を抽出する検索制御手段と、
を有することを特徴とする診療支援装置。 - シェーマ原画像が対応付けられている領域をシェーマポイントとして管理するとともに、シェーマ記録画像が対応付けられている領域をシェーマ記録ポイントとして管理する診療支援装置であって、
シェーマポイントの人体モデル画像上の位置と、各シェーマポイントが持つシェーマ原画像とを、シェーマポイント毎に保持している原画像記憶手段と、
シェーマ記録ポイントの人体モデル画像上の位置と、各シェーマ記録ポイントが持つシェーマ記録画像とを、シェーマ記録ポイント毎に保持している記録画像記憶手段と、
シェーマ記録画像に関する書誌情報を検索キーとして利用可能なようにシェーマ記録画像毎に記憶している検索情報記憶手段と、
前記人体モデル画像を表示する原画像検索画面に各シェーマポイントを表示する原画像位置表示手段と、
前記原画像検索画面にてポインタにより指示されるシェーマポイントが持つシェーマ原画像を、原画像選択画面に候補表示する原画像候補表示手段と、
前記原画像選択画面にて選択されたシェーマ原画像を、作成すべきシェーマ記録画像としてシェーマ入力画面に表示する対象画像表示手段と、
前記シェーマ記録画像が基づいたシェーマ原画像を持つシェーマポイントの人体モデル画像上の位置を、前記シェーマ記録画像を持つシェーマ記録ポイントとして記憶する記録画像位置記憶手段と、
参照用のシェーマ記録画像の抽出を指令するための参照指令入力手段と、
参照指令が入力されると前記検索情報記憶手段が持つ書誌情報に基づいて検索キーの操作入力を促す検索準備手段と、
検索キーが入力されると、シェーマ記録ポイントが前記作成対象のシェーマ記録画像と同じであるシェーマ記録画像の中から、入力された検索キーに該当するシェーマ記録画像を抽出する検索制御手段と、
を有することを特徴とする診療支援装置。 - 請求項8〜請求項11の何れかに於いて、
前記検索制御手段に代えて、
検索キーが入力されると、シェーマ記録ポイントが前記作成対象又は編集対象のシェーマ記録画像と同じであるシェーマ記録画像であって且つ検索キーで規定される範囲に含まれるシェーマ記録画像を抽出して、所定時間間隔で切り換えて連続的に表示する表示制御手段、
を有することを特徴とする診療支援装置。 - 請求項8〜請求項12の何れかに於いて、
前記検索情報記憶手段が記憶している前記書誌情報は、シェーマ記録画像の作成年月日、及び/又は、シェーマ記録画像の対象患者を一意に指す患者ID、及び/又は、該対象患者の性別、及び/又は、該対象患者の年齢、及び/又は、該対象患者の病名、及び/又は、シェーマ記録画像中に付記した定型コメント、及び/又は、シェーマ記録画像中に付記した定型図形であり、
前記検索準備手段が操作入力を促す情報は、シェーマ記録画像の作成時期もしくは期間の指定、及び/又は、シェーマ記録画像の対象患者の指定、及び/又は、該対象患者の性別の指定、及び/又は、該対象患者の年齢もしくは年齢範囲の指定、及び/又は、該対象患者の病名の指定、及び/又は、シェーマ記録画像中に付記した定型コメントの指定、及び/又は、シェーマ記録画像中に付記した定型図形である、
ことを特徴とする診療支援装置。
Priority Applications (1)
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