JP2004069024A - ロータ固定構造 - Google Patents

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JP2004069024A
JP2004069024A JP2002232839A JP2002232839A JP2004069024A JP 2004069024 A JP2004069024 A JP 2004069024A JP 2002232839 A JP2002232839 A JP 2002232839A JP 2002232839 A JP2002232839 A JP 2002232839A JP 2004069024 A JP2004069024 A JP 2004069024A
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JP2002232839A
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Inventor
Junichi Kanamori
金森 淳一
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Sanyo Electric Co Ltd
Kumagaya Seimitsu Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Kumagaya Seimitsu Co Ltd
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Abstract

【課題】ロータ部をシャフトにネジで取り付ける際に、回転時のロータ部の振れの低減を目的として最もロータ部の回転振れの少ない位置を選択して固定していた調整が、ネジで固定する際にロータ部がネジの回転に巻き込まれて前述の調整位置からずれてしまうことを防止する。
【解決手段】シャフト31に形成された突出部31aと、これに嵌合するロータ部39のブッシュ35の凹部35aの形状が、シャフト31の回転中心軸と同心円にならない形状に形成され、且つ、突出部31aと凹部35aの形状は、その嵌合固定の際に、ロータ部39とシャフト31が最も回転振れの少ない位置関係で嵌合固定されるような形状に形成される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、HDD装置に搭載される、ロータ部とシャフトが分離可能なモータの、ロータ固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、HDD装置に搭載されるモータとしては、図3に示すような構成を有するものが知られている。
【0003】
回路基板1に固定されたハウジング3には、駆動コイル7が捲かれたステータコア5が固定されており、駆動コイル7は回路基板1に搭載された図示しない電気回路に接続されている。
【0004】
ハウジング3の内部には軸受9が固定されており、この軸受9にシャフト11が挿入され、軸受9とシャフト11のどちらか一方、もしくは双方にグルーブ溝が形成されることで、動圧軸受を形成している。なお13は、シャフト11のスラスト方向の力を支持するスラスト受で、ハウジング3に固定されている。
【0005】
なお、シャフト11には、後述するブッシュ15と嵌合する為の突出部11aと、そのブッシュ15と固定するためのネジ23をねじ込む為のネジ穴11bが形成されている。
【0006】
この様にして、回路基板1、ハウジング3、ステータコア5、軸受9、スラスト受13にて、モータのステータ部27が形成される。
【0007】
また、中心にネジ穴15bが開けられているブッシュ15と一体成形されたロータケース17には、ステータコア5の先端と対向するように、駆動マグネット19が固定されている。
【0008】
この様にして、ブッシュ15、ロータケース17、駆動マグネット19により、モータのロータ部29が形成される。
【0009】
ブッシュ15の上面には、HDD用のディスク21が載置されており、スプリングワッシャ25を介して、ネジ23によってブッシュ15に固定されている。
【0010】
また、ブッシュ15にはシャフト11の突出部11aと嵌合する為の凹部15aが形成されており、この凹部15aとシャフト11の突出部11aによってブッシュ15をシャフト11にはめこんだ後に、ブッシュ15のネジ穴15bを貫通したネジ23をシャフト11のネジ穴11bにねじ込むことによって、ロータ部29とシャフト11とを固定する。
【0011】
そして、この様なモータは、回路基板1に搭載された図示しない電気回路により駆動コイル7を切換通電することで、駆動マグネット19に回転応力が加わり、ロータ部29が回転する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
このようなロータ部29をシャフト11に取り付ける構造では、回転時のロータ部29の振れ、すなわちHDD用のディスク21の振れの低減が必要である。
【0013】
従来は、ロータ部29をシャフト11に取り付ける際に、ロータ部が最も回転振れの少ない位置、角度等を選択して固定し、調整を行っていた。
【0014】
しかしながら、シャフト11の形状は図4(a)、(b)に示すように、シャフト11の外周、突出部11a、ネジ穴11bは全て同心円状に形成されているため、この様な場合、ロータ部29とシャフト11との嵌合の際には、ロータ部29とシャフト11の間には半径方向に隙間が発生する。この為、ロータ部29をシャフト11にネジ23で固定する際、ネジ23に押付けられたロータ部29がネジ23の回転に捲きこまれて回転してしまい、前述のような最もロータ部29の回転振れの少ない固定位置からずれてしまうことがあった。
【0015】
その為、ロータ部29の回転に偏心を生じ、これに取り付けたHDD用のディスク21の周期振れが増大してディスク21の記録容量が減少したり、振動、騒音が大きくなってしまう。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明によるモータのロータ固定構造は、ブッシュに固定されたロータケースと、ロータケースに固定された駆動マグネットからなるロータ部と、ハウジング内の軸受に挿入されることで、そのハウジングを含むステータ部に回転可能に支持されたシャフトであって、シャフトに形成された突出部と、これに嵌合するブッシュの凹部の形状が、シャフトの回転中心軸と同心円にならない形状に形成されていることを特徴とするものである。なお、ロータケースそのものは回転中心軸と同心円状になるように形成されている。
【0017】
また、シャフトの突出部とブッシュの凹部の形状は、その嵌合固定の際に、ロータ部とシャフトが最も回転振れの少ない位置関係で嵌合固定されるような形状に形成されている。
【0018】
上記本発明の構成によれば、ロータ部をシャフトに取り付けた際に、その嵌合部の形状は、シャフトの回転中心軸とは同心円にならない形状であり、かつその嵌合部の形状が、ロータ部が最も回転振れが少なくなるロータ部とシャフトの位置関係になるように嵌合固定される形状に形成されているので、ネジ固定の際に、ネジに押付けられたロータ部がネジの回転に捲きこまれて回転してしまい、最も回転振れの少ない固定位置からずれてしまうということがなくなり、常に最も回転振れの少ない最適な位置関係で、ロータ部とシャフトが固定されるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、従来例と共通する部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
【0020】
図1は、本発明に係るモータのロータ固定構造の実施の形態を示す断面図である。なお、断面を表す斜線は省略した。
【0021】
図1において従来例と異なる部分は、シャフト31及びブッシュ35であり、他の部分は従来の構造と同様である。
【0022】
シャフト31は、その突出部31aの構造が、図2(a)、(b)に示すように、シャフト31の回転中心軸と同心円にならない形状に形成されている。なお、ネジ穴31bは、回転中心軸と同心円状に形成されている。
【0023】
また、ブッシュ35は、その凹部35aが突出部31aの形状に対応して嵌合する形状に形成されている。なお、ブッシュと一体成形されるロータケースそのものは、回転中心軸と同心円状になるように形成されている。
【0024】
さらに、突出部31a、凹部35aの嵌合形状は、嵌合固定の際に、ロータ部とシャフトが最も回転振れの少ない位置関係で嵌合固定されるような形状に形成されている。
【0025】
なお、突出部31a及び凹部35aの形状は、これらの条件を満たすものであれば、その形状は任意である。
【0026】
シャフト31とブッシュ35の材質であるが、シャフトの突出部31aがシャフト31の回転中心軸とは非同心形状のため、回転時のロータ部のバランスを考慮し、同材質で形成されることが望ましい。
【0027】
本構成においては、シャフト31の突出部31a、及びこれに対応して嵌合するブッシュ35の凹部35aの形状が、シャフト31及びロータ部39の回転中心軸とは非同心形状で、且つ、ロータ部39が最も回転振れが少なくなるロータ部39とシャフト31の位置関係になるような形状のため、ブッシュ35のネジ穴35bを貫通したネジ23をシャフト31のネジ穴31bにねじ込むことによって、ロータ部39とシャフト31とを固定する際に、ネジ23に押付けられたロータ部39がネジ23の回転に捲きこまれて回転してしまい、最も回転振れの少ないロータ部39とシャフト31との固定位置からずれてしまうことがなくなり、よって、回転時のロータ部39の振れ、すなわちHDD用のディスク21の振れの低減が可能になる。
【0028】
【発明の効果】
本発明によるモータのロータ固定構造は、ブッシュに固定されたロータケースと、ロータケースに固定された駆動マグネットからなるロータ部と、ハウジング内の軸受に挿入されることで、そのハウジングを含むステータ部に回転可能に支持されたシャフトであって、シャフトに形成された突出部と、それと嵌合するブッシュの凹部の形状が、シャフトの回転中心軸と同心円にならない形状で、且つ、その嵌合部の形状が、ロータ部が最も回転振れが少なくなるロータ部とシャフトの位置関係になるように形成されていることを特徴とするものであり、ロータ部をシャフトに取り付けるためのネジ固定をする際に、ネジに押付けられたロータ部がネジの回転に捲きこまれて回転してしまい、最も回転振れの少ない固定位置からずれてしまうということがなくなるため、常に最適な回転振れの少ない位置関係でロータ部とシャフトが固定されるようになり、回転時のロータ部の振れ、すなわちHDD用のディスクの振れの低減が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るモータのロータ固定構造の断面図である。
【図2】図1のロータ固定構造におけるシャフトを表す図((a)正面図、(b)上面から見た図)である。
【図3】従来のモータのロータ固定構造の断面図である。
【図4】図3のロータ固定構造におけるシャフトを表す図((a)正面図、(b)上面から見た図)である。
【符号の説明】
1  回路基板
3  ハウジング
5  ステータコア
7  駆動コイル
9  軸受
11、31 シャフト
11a、31a 突出部
11b、15b、31b、35b ネジ穴
13 スラスト受
15、35 ブッシュ
15a、35a 凹部
17 ロータケース
19 駆動マグネット
21 ディスク
23 ネジ
25 スプリングワッシャ
27 ステータ部
29、39 ロータ部

Claims (1)

  1. ブッシュに固定されたロータケース及び該ロータケースに固定された駆動マグネットからなるロータ部と、
    回路基板に固定され、内部に軸受を保持すると共に外周にステータコアが固定されたハウジングを備えるステータ部と、
    前記軸受に挿入することで、前記ステータ部に回転可能に支持されたシャフトであって、
    前記シャフトは、前記ロータ部との接続固定部分で前記シャフトの回転中心軸と同心円にならない形状に形成されている突出部を持ち、
    前記ブッシュは、前記突出部の形状に対応して嵌合する凹部を持ち、
    前記突出部と前記凹部を嵌合した際に、前記ロータ部と前記シャフトが最も回転振れの少ない位置関係で固定されるように、それらの形状を形成したことを特徴とする、ロータ固定構造。
JP2002232839A 2002-08-09 2002-08-09 ロータ固定構造 Pending JP2004069024A (ja)

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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010288322A (ja) * 2009-06-09 2010-12-24 Daikin Ind Ltd 軸受、回転機構及び、シャフト
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