JP2004067303A - 無端ベルト装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】長期間停止状態にあったとしても、ローラと当接する部分のベルトの変形(巻き癖)を発生させないようにした無端ベルト装置を提供する。
【解決手段】無端ベルト1が複数のローラ間に張架され、駆動ローラ2により回転される無端ベルト装置において、無端ベルト1の内周面を凹凸形状(凹凸部1−1)とした。
【選択図】 図1
【解決手段】無端ベルト1が複数のローラ間に張架され、駆動ローラ2により回転される無端ベルト装置において、無端ベルト1の内周面を凹凸形状(凹凸部1−1)とした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無端ベルトが複数のローラ間に張架され、駆動ローラにより回転される無端ベルト装置に関し、特に画像形成装置の転写ベルトユニット、中間転写ベルトユニット、搬送ベルトユニットとして好適な無端ベルト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式の画像形成装置においては、感光体と当接して転写ベルトを配置し、転写ベルト上に載置されて搬送される用紙に感光体上のトナー像が転写されるようにした構成が採用されている。
【0003】
またフルカラー画像形成装置の場合、感光体と当接して中間転写ベルトを配置し、各色トナー像が一旦転写されるようにした構成も採用されている。また転写部の下流側に転写済みの用紙を定着装置に向けて搬送する搬送ベルトを備えることも一般的に行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
これらのベルトは無端状であり、内側に設けた複数のローラに張架され回転するようになっている。しかし、テンションが掛けられた状態で長期間停止すると、各ローラ部に接しているベルト部分が変形(巻き癖)してしまい、変形した部分が転写ニップ部で転写ブレを発生させ、またベルトが停止位置に戻るときにベルトの速度変動が発生し、転写ブレを起こすため画像不良を発生させてしまう。
【0005】
特開2000−112261号公報では、この課題を解消するために、画像形成前に癖ほぐし回転させているため出力時間が遅くなってしまう。特開2000−305372号公報では、圧解除機構を設けているため装置全体が複雑になってしまう。また、特開2000−305417号公報では、待機時間中に回転させるため電力消費が発生してしまう。
【0006】
本発明は、長期間停止状態にあったとしても、ローラと当接する部分のベルトの変形(巻き癖)を発生させないようにした無端ベルト装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、無端ベルトが複数のローラ間に張架され、駆動ローラにより回転される無端ベルト装置において、無端ベルトの内周面を凹凸形状とした無端ベルト装置を最も主要な特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、駆動ローラの外周面を、無端ベルトの内周面の凹凸と噛み合う凹凸形状とした請求項1記載の無端ベルト装置を主要な特徴とする。
【0009】
請求項3記載の発明は、画像形成装置の転写ベルトユニット、中間転写ベルトユニット、搬送ベルトユニットとして用いられる請求項1または2記載の無端ベルト装置を主要な特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る無端ベルト装置の要部構成図、図2はその無端ベルトの外観斜視図である。
【0011】
本無端ベルト装置は、無端ベルト1と、無端ベルト1を張架してこれを駆動する駆動ローラ2を備えている。なお、図示は省略しているが無端ベルト1を張架するためには、駆動ローラ2の他に当然1つまたは2つ以上の従動ローラが設けられる。
【0012】
本発明の無端ベルト1は、図1、図2に示すように、その内周面が凹凸形状となっている。言い替えると内周面に凹凸部1−1が形成されている。図1、図2に示す無端ベルト1の凹凸部1−1は台形であるが、図3、図4に示す第1、第2の変形例の無端ベルト1の如く、円弧形状の凹凸部1−1、あるいは鋸歯形状の凹凸部1−1であってもよい。
【0013】
このように、無端ベルト1の内周面に凹凸部1−1を設けると、駆動ローラ2によって張力が掛けられた状態で長時間放置されても、ベルト表面への歪み力が内周面の凹凸部1−1で吸収されているのでベルト外周面の巻き癖が発生しない。
【0014】
図2は本発明の第2の実施の形態に係る無端ベルト装置の要部構成図である。第2の実施の形態の無端ベルト1は、ここで本実施の形態では、駆動ローラ2の外周面に、無端ベルト1の凹凸部1−1に噛み合うように凹凸部2−1を設けた。
【0015】
この構成では、駆動ローラ2の駆動が確実に無端ベルト1に伝達されることになり、両者間に滑りが発生しないので無端ベルト1の走行安定性が向上する。なお、前述したように本発明の無端ベルト装置は、特に画像形成装置の転写ベルトユニット、中間転写ベルトユニット、搬送ベルトユニットとして好適なものである。
【0016】
【発明の効果】
請求項1、3記載の発明によれば、無端ベルトの内周面を凹凸形状としたことで、無端ベルトにテンションが掛けられた状態になっても凹凸形状部分でテンションを吸収し、特別な機構を設けることなく無端ベルト表面の変形を防止することができるため、転写不良を発生させることが無い。
【0017】
請求項2記載の発明によれば、駆動ローラの外周面を、無端ベルトの内周面の凹凸と噛み合う凹凸形状としたことで、駆動ローラの回転を無端ベルトに正確に伝えられるため、無端ベルトの走行安定性が向上し、転写不良を発生させることが無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る無端ベルト装置の要部構成図である。
【図2】その無端ベルトの外観斜視図である。
【図3】無端ベルトの第1の変形例を示す図である。
【図4】無端ベルトの第2の変形例を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る無端ベルト装置の要部構成図である。
【符号の説明】
1 無端ベルト
1−1 凹凸部
2 駆動ローラ
2−1 凹凸部
【発明の属する技術分野】
本発明は、無端ベルトが複数のローラ間に張架され、駆動ローラにより回転される無端ベルト装置に関し、特に画像形成装置の転写ベルトユニット、中間転写ベルトユニット、搬送ベルトユニットとして好適な無端ベルト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式の画像形成装置においては、感光体と当接して転写ベルトを配置し、転写ベルト上に載置されて搬送される用紙に感光体上のトナー像が転写されるようにした構成が採用されている。
【0003】
またフルカラー画像形成装置の場合、感光体と当接して中間転写ベルトを配置し、各色トナー像が一旦転写されるようにした構成も採用されている。また転写部の下流側に転写済みの用紙を定着装置に向けて搬送する搬送ベルトを備えることも一般的に行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
これらのベルトは無端状であり、内側に設けた複数のローラに張架され回転するようになっている。しかし、テンションが掛けられた状態で長期間停止すると、各ローラ部に接しているベルト部分が変形(巻き癖)してしまい、変形した部分が転写ニップ部で転写ブレを発生させ、またベルトが停止位置に戻るときにベルトの速度変動が発生し、転写ブレを起こすため画像不良を発生させてしまう。
【0005】
特開2000−112261号公報では、この課題を解消するために、画像形成前に癖ほぐし回転させているため出力時間が遅くなってしまう。特開2000−305372号公報では、圧解除機構を設けているため装置全体が複雑になってしまう。また、特開2000−305417号公報では、待機時間中に回転させるため電力消費が発生してしまう。
【0006】
本発明は、長期間停止状態にあったとしても、ローラと当接する部分のベルトの変形(巻き癖)を発生させないようにした無端ベルト装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、無端ベルトが複数のローラ間に張架され、駆動ローラにより回転される無端ベルト装置において、無端ベルトの内周面を凹凸形状とした無端ベルト装置を最も主要な特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、駆動ローラの外周面を、無端ベルトの内周面の凹凸と噛み合う凹凸形状とした請求項1記載の無端ベルト装置を主要な特徴とする。
【0009】
請求項3記載の発明は、画像形成装置の転写ベルトユニット、中間転写ベルトユニット、搬送ベルトユニットとして用いられる請求項1または2記載の無端ベルト装置を主要な特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る無端ベルト装置の要部構成図、図2はその無端ベルトの外観斜視図である。
【0011】
本無端ベルト装置は、無端ベルト1と、無端ベルト1を張架してこれを駆動する駆動ローラ2を備えている。なお、図示は省略しているが無端ベルト1を張架するためには、駆動ローラ2の他に当然1つまたは2つ以上の従動ローラが設けられる。
【0012】
本発明の無端ベルト1は、図1、図2に示すように、その内周面が凹凸形状となっている。言い替えると内周面に凹凸部1−1が形成されている。図1、図2に示す無端ベルト1の凹凸部1−1は台形であるが、図3、図4に示す第1、第2の変形例の無端ベルト1の如く、円弧形状の凹凸部1−1、あるいは鋸歯形状の凹凸部1−1であってもよい。
【0013】
このように、無端ベルト1の内周面に凹凸部1−1を設けると、駆動ローラ2によって張力が掛けられた状態で長時間放置されても、ベルト表面への歪み力が内周面の凹凸部1−1で吸収されているのでベルト外周面の巻き癖が発生しない。
【0014】
図2は本発明の第2の実施の形態に係る無端ベルト装置の要部構成図である。第2の実施の形態の無端ベルト1は、ここで本実施の形態では、駆動ローラ2の外周面に、無端ベルト1の凹凸部1−1に噛み合うように凹凸部2−1を設けた。
【0015】
この構成では、駆動ローラ2の駆動が確実に無端ベルト1に伝達されることになり、両者間に滑りが発生しないので無端ベルト1の走行安定性が向上する。なお、前述したように本発明の無端ベルト装置は、特に画像形成装置の転写ベルトユニット、中間転写ベルトユニット、搬送ベルトユニットとして好適なものである。
【0016】
【発明の効果】
請求項1、3記載の発明によれば、無端ベルトの内周面を凹凸形状としたことで、無端ベルトにテンションが掛けられた状態になっても凹凸形状部分でテンションを吸収し、特別な機構を設けることなく無端ベルト表面の変形を防止することができるため、転写不良を発生させることが無い。
【0017】
請求項2記載の発明によれば、駆動ローラの外周面を、無端ベルトの内周面の凹凸と噛み合う凹凸形状としたことで、駆動ローラの回転を無端ベルトに正確に伝えられるため、無端ベルトの走行安定性が向上し、転写不良を発生させることが無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る無端ベルト装置の要部構成図である。
【図2】その無端ベルトの外観斜視図である。
【図3】無端ベルトの第1の変形例を示す図である。
【図4】無端ベルトの第2の変形例を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る無端ベルト装置の要部構成図である。
【符号の説明】
1 無端ベルト
1−1 凹凸部
2 駆動ローラ
2−1 凹凸部
Claims (3)
- 無端ベルトが複数のローラ間に張架され、駆動ローラにより回転される無端ベルト装置において、無端ベルトの内周面を凹凸形状としたことを特徴とする無端ベルト装置。
- 駆動ローラの外周面を、無端ベルトの内周面の凹凸と噛み合う凹凸形状としたことを特徴とする請求項1記載の無端ベルト装置。
- 画像形成装置の転写ベルトユニット、中間転写ベルトユニット、搬送ベルトユニットとして用いられることを特徴とする請求項1または2記載の無端ベルト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002227902A JP2004067303A (ja) | 2002-08-05 | 2002-08-05 | 無端ベルト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002227902A JP2004067303A (ja) | 2002-08-05 | 2002-08-05 | 無端ベルト装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004067303A true JP2004067303A (ja) | 2004-03-04 |
Family
ID=32014791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002227902A Pending JP2004067303A (ja) | 2002-08-05 | 2002-08-05 | 無端ベルト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004067303A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102815494A (zh) * | 2012-09-18 | 2012-12-12 | 昆山特力伯传动科技有限公司 | 输送机 |
CN102815495A (zh) * | 2012-09-18 | 2012-12-12 | 昆山特力伯传动科技有限公司 | 输送带 |
WO2015186435A1 (ja) * | 2014-06-03 | 2015-12-10 | フォルボ・ジークリング・ジャパン株式会社 | コンベヤベルト |
CN113291741A (zh) * | 2021-06-11 | 2021-08-24 | 湖北同济现代医药供应链有限公司 | 一种可调节输送高度且防滑落的复核分拣输送线 |
-
2002
- 2002-08-05 JP JP2002227902A patent/JP2004067303A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102815494A (zh) * | 2012-09-18 | 2012-12-12 | 昆山特力伯传动科技有限公司 | 输送机 |
CN102815495A (zh) * | 2012-09-18 | 2012-12-12 | 昆山特力伯传动科技有限公司 | 输送带 |
WO2015186435A1 (ja) * | 2014-06-03 | 2015-12-10 | フォルボ・ジークリング・ジャパン株式会社 | コンベヤベルト |
KR20170009895A (ko) * | 2014-06-03 | 2017-01-25 | 포르보 지글링 재팬 가부시키가이샤 | 컨베이어 벨트 |
CN106573730A (zh) * | 2014-06-03 | 2017-04-19 | 福尔波西格林日本有限公司 | 传送带 |
JPWO2015186435A1 (ja) * | 2014-06-03 | 2017-04-20 | フォルボ・ジークリング・ジャパン株式会社 | コンベヤベルト |
US9950865B2 (en) | 2014-06-03 | 2018-04-24 | Forbo Siegling Japan Ltd. | Conveyor belt |
KR102020102B1 (ko) * | 2014-06-03 | 2019-09-09 | 포르보 지글링 재팬 가부시키가이샤 | 컨베이어 벨트 |
CN113291741A (zh) * | 2021-06-11 | 2021-08-24 | 湖北同济现代医药供应链有限公司 | 一种可调节输送高度且防滑落的复核分拣输送线 |
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