JP2004065690A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】広い遊技領域を備えるパチンコ遊技機を提供する。
【解決手段】下部装架領域21に、単一の球受皿28を開閉可能に配設し、球受皿28から、発射レール37上の発射位置40へ、遊技球が流下するようにして、下部装架領域21を簡潔なものとすると共に、遊技盤下部に延出領域9を設け、延出領域22上に球誘導路26を延出した。これにより、パチンコ遊技機のサイズを変化させることなく、遊技領域7を拡張でき、興趣に富んだパチンコ遊技機を提供することが可能となった。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技盤と下部装架領域を備えたパチンコ遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ遊技機は、一般的に、その前面に前面枠を備える。この前面枠の中央上部には略方形状の遊技開口が形成され、該遊技開口全体を裏から塞ぐように合板製の遊技盤が取り付けられている。また、遊技開口より下方に位置する下部装架領域には二つの球受皿や発射ハンドル等が配設される。
【0003】
上述の遊技盤面上には、ガイドレールを取り付けることにより、内部に種々の遊技部材が配設され、遊技球の乱舞する遊技領域と、発射レール上の発射位置より打圧発射される遊技球を遊技領域へと案内する球誘導路とが区画形成される。なお、遊技領域の面積は、遊技盤の大きさにより制限されており、従来のパチンコ遊技機にあっては、遊技領域の面積は、各種パチンコ遊技機を通じて略一定である。
【0004】
また、上述の二つの球受皿は下部装架領域に上下に配設され、それぞれが異なる球出口と連通している。二つの球受皿のうち、上側に配設される上部球受皿は、発射位置に遊技球を案内する発射球案内通路とも連通し、上部球受皿内部に貯留した遊技球を、一球ずつ、滞りなく、発射球案内通路へ排出する。一方、下側に配設される下部球受皿は、連通する球出口から排出される賞球やファール球等の遊技球を、内部に貯留する。さらに下部球受皿の底部には、遊技球を機外に排出するための球抜き孔が形成される。
【0005】
一方、機裏に配設される賞球払出装置は、球通路を介して、上述の各球出口と連通している。賞球払出装置から払出された賞球や貸球等の遊技球は、通常は、上部球受皿の球出口から上部球受皿内へ排出されるが、上部球受皿満杯時には、下部球受皿の球出口から、下部球受皿内へ排出される。
【0006】
下部球受皿の横脇に突設した発射ハンドルには、円板状の発射レバーが回動可能に周設されている。また、下部装架領域の裏側には、パチンコ遊技機を打圧発射する発射鎚や、該発射鎚を打圧駆動する発射駆動装置等が配設される。そして、発射ハンドルは、コイルバネを介して発射鎚と機械的に連繋されており、発射レバーの回動角度に応じて、コイルバネの弾性力を変化させることにより、発射鎚の発射強度を調節できる。また、発射鎚は回動軸より上方で遊技球を打圧するように配置されており、その往復回動運動により遊技球を打圧発射する。
【0007】
また、発射鎚から打圧発射された、遊技球は発射レールとガイドレールの案内作用によって、遊技領域へと案内される。そして、発射された遊技球のうち、発射速度が遅く、遊技領域まで到達できなかったものは、発射レールとガイドレールの間に形成される間隙から落下し、球通路を介して、球出口から下部球受皿へ排出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
最近のパチンコ遊技機の多くは、遊技領域の中央に図柄表示装置を備える。そして、図柄表示装置の高機能化により、多様な図柄表示態様を有する、興趣溢れる遊技形態が実現され、これに伴って図柄表示装置の重要性は益々高まっている。また、これにより、図柄表示機能の更なる向上を目的として、図柄表示領域の拡大が求められている。
【0009】
しかし、遊技領域内で図柄表示領域の専有面積を拡大することは、遊技球の流下可能領域を減少させることとなり、遊技球の複雑で多様な振る舞いを楽しむという、パチンコ遊技本来の面白味が薄れるという問題が生じている。このような問題の解決策として、遊技領域の拡張が考えられるが、パチンコ遊技機の大きさは、遊技場の遊技島に応じて設計されており、パチンコ遊技機全体を拡大することはできない。
【0010】
本発明はかかる問題の解決を試みたものであって、広い遊技領域を有するパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
盤面上に、遊技球が転動流下する遊技領域が区画形成され、かつ該遊技領域へ遊技球を誘導する球誘導路が設けられた遊技盤と、始端に発射位置を有し、かつ球誘導路へ遊技球を誘導する発射レールと、該発射位置へ遊技球を案内する発射球案内通路とを備えると共に、前後方向に回動可能に軸支され、遊技球を前方へ打圧する発射鎚と、該発射鎚を打圧駆動する発射駆動装置と、前面枠の前面に突設された発射ハンドルと、発射ハンドルに回動可能に軸支され、その回動角度により遊技球を打圧する強度を調節する発射レバーとを具備するパチンコ遊技機において、遊技盤下部に延出領域を設け、さらに下部装架領域に、賞球や貸球等の遊技球を排出する球出口と発射球案内通路とに連通する単一の球受皿を配設すると共に、発射球案内通路からの遊技球が発射レール上に流下する位置となるように発射レールを配設し、球誘導路を、発射レールからの遊技球が誘導されるように該延出領域上に延出したことを特徴とするパチンコ遊技機である(請求項1)。
【0012】
このように、下部装架領域内に、単一の球受皿と、簡潔な発射球案内機構とを設けることにより、下部装架領域の縮小を可能とすると共に、遊技盤に延出領域を付加することにより、遊技領域の拡張が可能となり、図柄表示装置を大きくしても、充分な遊技球の転動領域を確保することができ、興趣溢れる遊技形態の実現が可能となる。
【0013】
上述の遊技盤においては、遊技盤の縦寸法を48cm〜56cmとし、延出領域を下縁からほぼ10cm上方までの領域とした構成が用いられ得るものである(請求項2)。このサイズであれば、パチンコ遊技機を従来と同じ高さとすることが可能となり、既存の遊技場で、レイアウトを変更する必要がなく、本発明のパチンコ遊技機が適用可能となる。
【0014】
ファール球を機外へ排出するファール球排出通路と、該ファール球排出通路に配設され、ファール球の通過を検出するファール球検出子とを備え、払出制御手段により、該ファール球検出子によるファール球の検出数に応じて、賞球払出装置から球受皿へ、遊技球を払出すようにする構成も考えられる(請求項3)。かかる構成では、ファール球は賞球払出装置から間接的に返却されるため、従来よりも、下部装架領域におけるファール球返却機構の構造配置が簡潔なものとなっている。
【0015】
また、発射鎚を回動軸から下方へ垂持して、その打圧端を遊技球の発射位置に臨ませるようにして、該発射鎚の往復駆動により遊技球を打圧発射するようにしてもよい(請求項4)。かかる構成にあっては、遊技球の発射位置より上方に発射鎚及び、発射駆動装置が配設されるため、発射位置を下部装架領域の下方に配設することが可能となる。
【0016】
さらに、下部装架領域の前面に、前面枠に対して開閉可能に軸支される開閉パネルを配設すると共に、該開閉パネル前面に、球受皿と発射ハンドルを配設する構成も考えられる(請求項5)。かかる構成では、発射ハンドルと発射駆動装置とが電気的に接続されており、双方を接続するリード線を、開閉パネルの枢支部を介して配線することで、球受皿と発射ハンドルを遊技機本体に対して、移動可能に配設したものである。これにより、球受皿と発射ハンドルの後方に、発射レールや発射鎚を配設し、下部装架領域の構成に奥行きをもたせることができ、下部装架領域の縦幅を縮小することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
いわゆる第1種パチンコ遊技機に本発明を適用した一実施例を、図面を参照して説明する。
図1に示すように、遊技島設備に固定される長方形状の外枠16と、この外枠16の前面開口部分を覆う遊技機本体1とから構成され、これらがヒンジ部材17を介して開閉可能に枢着されている。
【0018】
前記遊技機本体1は、図1、図2に示すように、板状の前面枠2を備え、この前面枠2が前記ヒンジ部材17を介して外枠16に枢着されている。そして、前面枠2の中央上部には長方形状の遊技開口20が形成され、遊技開口20より下方には下部装架領域21が形成されている。
【0019】
上述の遊技開口20には、合板製の遊技盤5が裏側から着脱可能に取り付けられ、遊技盤5の前方にはヒンジ部材(図示せず)を介して遊技扉3が開閉可能に取り付けられている。また、下部装架領域21には、球受皿28や発射ハンドル36等が配設されている。
【0020】
機裏には、図3に示すように、所要電子回路を組み込まれた種々の基板が配設されている。また、機裏の右部には、賞球や貸球等の遊技球を払い出す賞球払出装置32が配設されおり、さらに、左下部には、発射鎚42(図8参照)を打圧駆動する発射駆動装置として、ロータリーソレノイド71が配設されている。
【0021】
上述の賞球払出装置32は、賞球を払出す賞球ユニット33や貸球を払出す貸球ユニット34等により構成される。賞球払出装置32は、払出制御基板65からの電気信号に従い遊技球の払出しを実行し、賞球払出装置32から払出された遊技球は、機裏に配設される球通路(図示せず)を介して、球出口29から球受皿28へ排出される。
【0022】
上述の発射ハンドル36にはタッチセンサ73が設けられており、遊技者が発射ハンドル36に素手で触れて操作しなければ、ロータリーソレノイド71は作動しないようになっている。そして、遊技者が発射ハンドル36を握り、発射ハンドル36に周設された発射レバー35を時計方向に回動操作すると、ロータリーソレノイド71が作動し、ローター軸(図示せず)に固定された発射鎚42を往復回動駆動させ、発射鎚42の打圧により発射レール37上に形成される発射位置40から遊技球を発射する(図8参照)。
【0023】
図4は遊技盤5の正面図である。遊技盤面上には、長尺状の金属片からなるガイドレール27を湾曲して取り付けることにより、遊技領域7を区画形成している。なお、後述するように、該遊技領域7は縦方向に長大な楕円形状をしており、従来構成より広い遊技領域7が実現されている。また、遊技領域7の中央には、従来より広大な図柄表示領域Fを有する大型の図柄表示装置6が配設されている。
【0024】
図柄表示装置6の右上方には、四個のパイロットランプからなる特別図柄始動記憶数表示装置8が設けられる。この特別図柄始動記憶数表示装置8は、後述する主制御基板60(図5参照)の記憶装置RAMの一部領域に記憶された始動記憶数を表示する。さらに、センターケース4の上方部には、三個の発光ダイオードLEDからなり、普通図柄を表示する普通図柄表示装置10が配設される。この三個の発光ダイオードLEDは順次点滅して、種々の組合せの点灯態様を表示する。そして、この点灯態様が所定の当り態様の場合には、後述する普通電動役物15を開放する。
【0025】
さらに、センターケース4の左上方には、四個のパイロットランプからなる普通図柄始動記憶数表示装置12が設けられ、後述の普通図柄始動スイッチS2(図5参照)からの遊技球検出信号が、所定数を上限として主制御基板60の記憶装置RAMの一部領域に記憶された場合に、その記憶数を表示する。
【0026】
図柄表示装置6の下方には、7セグメント指示器からなる未払出記憶表示装置18が配設される。この未払出記憶表示装置18は、賞球払出装置32から払出しが実行されていない遊技球数を遊技者に報知するものである。
【0027】
センターケース4の両側には、普通図柄作動ゲート(普通図柄始動領域)13,13が設けられ、遊技球の通過によりこの普通図柄作動ゲート13,13に内蔵された普通始動スイッチS2から遊技球検出信号が発生すると、普通図柄表示装置10が図柄変動する。
【0028】
また、未払出記憶表示装置18の直下位置には、内部を特別図柄始動領域14として、開閉翼片により始動領域(入賞口兼用)の開口度を変化させるようにした普通電動役物15が配設されている。そして普通図柄表示装置10の表示結果が、上述したような所定の当り状態の場合には、開閉翼片が約0.5秒拡開して、特別図柄始動領域14の開口度を拡開させ、遊技球が入り易い状態となる。普通電動役物15内には、リミットスイッチからなる特別図柄始動スイッチS1(図5参照)が備えられ、この特別図柄始動スイッチS1による遊技球通過検知に伴って、図柄表示領域Fに生成される特別図柄が変動開始し、集合図柄生成行程が実行されることとなる。
【0029】
普通電動役物15のさらに下方には、内部に特定領域と一般領域とを有する大入賞口23が配設され、開閉片24を大入賞口ソレノイド(図5参照)により開閉制御することにより大入賞口23を開放状態又は閉鎖状態のいずれかに変換する可変入賞装置22が配設されている。そして、図柄生成行程で特別図柄が所定の組合せで表示され、当りとなると、開閉片24が開いて、その開放状態で開閉片24の上面が案内作用を生じ、大入賞口23へ遊技球を案内するとともに、特定領域に遊技球が流入すると、次の開閉ラウンドへ移行可能となり、連続開放作動を生じて、遊技者に所定の利得が供される。この可変入賞装置22は、特別遊技作動を実行するものであって、その内部には、図5で示すように、特定領域に入った遊技球を検知する特定領域スイッチS3と、当り中の入賞個数を計数するカウントスイッチS4とが設けられている。ここで特定領域スイッチS3にも、特定領域に入った遊技球を計数するカウントスイッチとしての機能が備えられている。
【0030】
図5は、本発明にかかるパチンコ遊技機の遊技作動を制御する制御回路を示すものである。
主制御基板60には、パチンコ遊技機の遊技作動等を制御するための基板回路が設けられており、この基板回路上には主制御用中央制御装置CPUが配設されている。この主制御用中央制御装置CPUは、遊技に関する統括的な制御を処理実行するものであって、この主制御用中央制御装置CPUには、演算処理に用いる動作プログラムを格納する記憶装置ROMと、必要なデータを随時読み書き可能な記憶装置RAMとが、データを読み書きするアドレスを指定する情報を一方的に伝えるアドレスバス(図示せず)と、データのやり取りを行うデータバス(図示せず)を介して接続され、主制御基板60の基板回路を構成している。この記憶装置ROMには、制御プログラム、乱数テーブル等の固定データが記憶されている。乱数テーブルには大当り特別乱数テーブルK、ハズレ図柄乱数テーブルMa ,Mb ,Mc 、リーチ乱数テーブルN、リーチ図柄乱数テーブルP、リーチ態様乱数テーブルQ、普通当り乱数テーブルU、当り普通図柄乱数テーブルV等が格納される。そして所定の要件が充足されると主制御用中央制御装置CPUにて各乱数テーブルより乱数値の選出が行われる。また、記憶装置RAMには、特別図柄始動スイッチS1、普通図柄始動スイッチS2のON作動による記憶数等が一時的に記憶される記憶エリア、ソフトタイマを構成するレジスタ領域及びワークエリア等が設けられている。
【0031】
この主制御基板60の基板回路には、所定のクロックパルスを出力するクロック装置(図示せず)が設けられ、主制御用中央制御装置CPUに接続されている。そして主制御用中央制御装置CPUは一定間隔のクロックパルスによって、時系列的に演算処理を行い、一連の処理作動を順次実行する。
【0032】
また、この主制御基板60の基板回路には、主制御用中央制御装置CPUが周辺機器とデータ通信を行う入力ポート(図示せず)及び出力ポート(図示せず)が設けられており、この出力ポートを介して主制御基板60からの制御指令が、図柄表示制御基板62、音源制御基板63、光源制御基板64、及び払出制御基板65の各入力ポートに向け、一方向に発信されるように接続されている。また、主制御基板60の入力ポートには盤面中継基板61を介して上述した特別図柄始動スイッチS1、普通図柄始動スイッチS2、特定領域スイッチS3、カウントスイッチS4や、球受皿の満杯を検出する満杯検出スイッチ31、後述するファール球検出スイッチ50が接続され、主制御基板60が2ms毎に各スイッチS1〜S4の遊技球検出状態を調べ、遊技球検出があるとその信号が波形整形回路により波形整形されて主制御用中央制御装置CPUに入力され、その情報を記憶装置RAMに記憶する。また、主制御基板60の出力ポートには、盤面中継基板61を介して普通電動役物15のソレノイドや、大入賞口23のソレノイド等が接続され、主制御用中央制御装置CPUが所定の条件を選出した場合に作動される。
【0033】
ここで主制御用中央制御装置CPU及び後述する各制御基板に設置されている各中央制御装置CPUは、所定のデータの処理を行う演算ユニット(ALU)を連成した演算装置と、この演算装置に入出力するデータや読み込んだ命令を保管しておくレジスタと、命令を解読するデコーダ等によって構成されている。なお、この演算ユニットの連成数によって、中央制御装置CPUの演算処理能力が決まる。そして、この主制御用中央制御装置CPUは、所定の形式で生成した制御指令信号を各制御基板に夫々送信し、各制御基板の中央制御装置CPUがこの制御指令信号に従って所定の制御を処理実行することとなる。
【0034】
上記の図柄表示制御基板62には、図柄表示装置6の図柄表示領域F上で表出される図柄表示態様を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、図柄表示態様を制御処理する図柄制御用中央制御装置CPUに、演出プログラムが格納されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きできる記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この記憶装置ROMには、動作プログラム、特別図柄の図柄形態パターン及び変動方向パターン、当り遊技パターン、リーチ態様パターン等の図柄変動態様を行う固定データも記憶されている。
【0035】
また、図柄表示制御基板62は、主制御基板60から入力ポートを介して受信した制御指令信号を図柄制御用中央制御装置CPUにおいて演算処理し、所定の図柄表示態様を演出する図柄データを、出力ポートを介して表示用ドライバに送信する。そして、この表示用ドライバは前記図柄データに従って、図柄表示装置6の図柄表示領域に所定の図柄を表出させる。なお、この図柄表示制御基板62は、図柄表示装置6の図柄制御手段を構成するものである。また、図柄表示制御基板62には表示用ドライバを介して未払出記憶表示装置18も接続されている。
【0036】
上記の音源制御基板63には、スピーカから発生する効果音等を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、音響を制御する音源制御用中央制御装置CPUに、動作プログラムや音響発生パターン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この音源制御基板63は、上記の主制御基板60より入力ポートを介して受信した制御指令信号を音源制御用中央制御装置CPUで演算処理し、所定の音データを出力ポートを介してサウンドジェネレータに発信して、この音データを受けてスピーカに出力させる。
【0037】
上記の光源制御基板64には、パチンコ遊技機に備えられた発光ダイオードLEDや装飾ランプといった電飾装置を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、電飾装置の点灯、点滅等を制御する光源制御用中央制御基板CPUに、動作プログラムや、発光ダイオードLED,装飾ランプ等を電飾するための電飾パターン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この光源制御基板64は、光源制御用中央制御装置CPUで、上記の主制御基板60から入力ポートを介して受信した制御指令信号を演算処理し、所定の光データを出力ポートを介して、発光ダイオードLEDや装飾ランプ等を発光作動するドライバを配した光源作動基板に送信し、所定の発光ダイオードLEDや装飾ランプ等を点灯、点滅させる。
【0038】
上記の払出制御基板65には、貸球や賞球等の遊技球の払出を制御するための基板回路が設けられている。この基板回路は、払出中継基板66を介して、貸球ユニット34や賞球ユニット33のソレノイドを作動し、所定の貸球や賞球の供給を制御する払出制御用中央制御装置CPUに、動作プログラム、賞球や貸球の球数パターン等の固定データが記憶されている記憶装置ROMと、球数カウントデータ等の必要なデータを読み書きする記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。この払出制御基板65は、主制御基板60から受信した制御指令信号に従い、払出制御用中央制御装置CPUで演算処理し、所定のデータを出力ポートを介して払出中継基板66に送信し、このデータにより貸球ユニット34や賞球ユニット33のソレノイドを作動し、所定の貸球や賞球の払い出しを実行する。また、払出制御基板65は、遊技球の貸球数を記憶したプリペイドカードの読み込み書き込みを行うプリペイドカードユニット46と、このプリペイドカードのデータ処理を中継するCR接続基板を介して接続され、遊技球の残球等のデータをやり取りする。
【0039】
さらに、この払出制御基板65には発射制御基板70が接続される。この発射制御基板70は、タッチセンサー72からの接触感知信号と、発射制御基板70には発射レバー38の回動角度を検知する角度検知センサ72からの信号とが入力される。そして、タッチセンサ72からの接触感知信号を条件として、発射レバー38の回動角度に応じて、ロータリーソレノイド71を駆動制御する。
【0040】
次に発明の要部について説明する。
図1、図2に示すように、本実施例のパチンコ遊技機においては、下部装架領域21は、従来構成より、縦方向に4割程縮小している。そして、該下部装架領域21の縮小により、下方に拡張された遊技開口20には、下方に延出する延出領域9を有する遊技盤5が取り付けられている。該延出領域9は、遊技盤5を下方に10cmほど延出することにより設けられ、本実施例の遊技盤5の縦寸法は54cmとなっている。
【0041】
延出領域9上には、図8に示すように、球誘導路26及び遊技領域7が、遊技盤5面上の上部から延出するように形成されている。該球誘導路26の入口は、発射位置40に向けて形成されており、発射位置40から発射された遊技球を遊技領域7へ案内する。一方、遊技領域7は、延出領域9により下方へ延出され、縦方向に長大な楕円形状をしており、従来構成より広い遊技領域7が遊技盤5面上に実現されている。そして、遊技領域7の中央には、従来より広大な図柄表示領域Fを有する大型の図柄表示装置6が配設される。
【0042】
下部装架領域21の前面全体には、図6に示すように、板状の開閉パネル22が配設される。該開閉パネル22は、その前面に球受皿28と発射ハンドル36を備え、前面枠2に対して開閉可能となるように左端の枢支部39を軸支される。また、開閉パネル22の後方には、右下端に発射位置40を有する発射レール37が配設され、該発射レール37の右側には、先端部が、該発射位置40を臨むようにして、発射鎚42が配設される(図8参照)。
【0043】
球受皿28は、図6、図7に示すように、開閉パネル22の前面に配設されており、球出口29と発射球案内通路35とに連通している。前記の発射球案内通路35は、開閉パネル22後方の発射位置40と連通しており、遊技球を打圧発射している間は、球受皿28に貯留された遊技球は、発射球案内通路35を介して、発射位置40へと流下するようになっている。
【0044】
また、球受皿28の底部には、該球受皿28に貯留した遊技球を機外に排出するための球抜き孔43が形成されている。球抜き孔43は、開閉可能に取り付けられたシャッタ板44により、通常は閉ざされているが、遊技者は、球受皿28の前面に配設される球抜きレバー45の操作により、球抜き孔43を開放することが可能である。これにより、遊技者は、随時、球受皿28に貯留した遊技球を、球抜き孔43を介して、機外へと排出することができる。
【0045】
一方、発射ハンドル36は、開閉パネル22の右下部に突設され、球受皿28と共に、回動可能となっている。そして、上述したように、発射ハンドル36に配設される角度検知センサ72やタッチセンセ73等のセンサは、発射制御基板70と接続されており、双方を結線するリード線(図示せず)は、開閉パネルの左端の枢支部39を介して配線される。このように、球受皿28及び発射ハンドル36を開閉パネル22の前面に配設し、移動可能とすることで、球受皿28と発射ハンドル36の後方に、発射レール37や発射鎚42を配設することができ、下部装架領域21の縦幅を縮小することが可能となっている。
【0046】
また、図8に示すように、ロータリーソレノイド71及び発射鎚42は発射位置40の上方に配設されており、発射鎚42を回動軸から下方に垂持した状態で、発射位置40に臨むようにしてある。このような構成にすることで、遊技球の発射位置40及び発射レール37をより下方に配設することができる。このため、発射レール37の上方に形成される遊技領域7を下方に拡張することが可能となる。
【0047】
さらに、図8に示すように、打圧強度が弱く、ファール球として、ガイドレール27と発射レール37の間から落下した遊技球は、ファール球排出通路49を通って、機裏から機外へと排出される。また、ファール球排出通路49には、ファール球の通過を検出するファール球検出子として、ファール球検出スイッチ50(図3参照)が配設されている。また、図5に示すように、ファール球検出スイッチ50は、盤面中継基板61を介して主制御基板60と接続されている。そして、主制御基板60は、ファール球検出スイッチ50のファール球検出状態を調べ、ファール球の検出があると、払出制御基板65へ制御指令信号を送信し、検出したファール球と同数の遊技球を、賞球払出装置32から球受皿28へ払出させる。このように、ファール球を賞球払出装置32から間接的に返却することにより、下部装架領域21におけるファール球返却機構の構造配置に余裕ができ、下部装架領域21が簡潔なものとなる。
【0048】
なお、本実施例においては、発射駆動装置としてロータリーソレノイド71を用いたが、発射駆動装置として直線ソレノイドを用い、直線ソレノイドのシャフトを直線往復駆動させることにより、該シャフトの先端部で遊技球を打圧発射する構成も考えられる。かかる構成では、発射駆動装置の小型化が可能であるとともに、発射駆動装置を発射位置40の近傍に配設することができるため、下部装架領域21を簡潔なものとできる。また、ファール球排出通路49を球出口29へ連通させ、ファール球を、球出口29から、直接球受皿28へ返却するようにしても、下部装架領域21を簡素なものとできる。
【0049】
以上のように発明の要部について説明した。
上述の説明から明らかなように、かかる構成にあっては、
イ)遊技盤5下部に延出領域9を設けると共に、
ロ)下部装架領域21の構成を簡素なものとし、
ハ)球誘導路26を該延出領域9へ延出したものである。
そして、これらの構成を重畳することにより、従来と同じ高さのパチンコ遊技機に、広い遊技領域7を備えることが可能となった。これにより、上述したような、大型の図柄表示領域Fを有する図柄表示装置6を遊技領域7に配設しても、遊技球の転動領域が不足することはなく、興趣に富んだ遊技態様が可能となった。また、遊技領域7が拡張され、遊技領域7に余裕ができたことで、多様な遊技形態の実現も可能となる。
【0050】
【発明の効果】
本発明は、遊技盤下部に延出領域を設け、さらに下部装架領域に、賞球や貸球等の遊技球を排出する球出口と発射球案内通路とに連通する単一の球受皿を配設すると共に、発射球案内通路からの遊技球が発射レール上に流下する位置となるように発射レールを配設し、球誘導路を、発射レールからの遊技球が誘導されるように該延出領域上に延出した(請求項1)から、下方拡大された遊技盤上に、従来より広い遊技領域を形成できることとなる。これにより、該遊技領域に装着される図柄表示装置を大きくしても、充分な遊技球の転動領域を確保することができるため、興趣溢れる遊技形態の実現が可能となる。
【0051】
そして、遊技盤に延出領域を設けるにあたって、遊技盤の縦寸法を48cm〜56cmとし、延出領域を下縁からほぼ10cm上方までの領域とした構成(請求項2)にあっては、既存のパチンコ遊技機の全体の高さを変化させることのない、調和のとれた形態を実現できる。
【0052】
そして、ファール球を機外へ排出するファール球排出通路と、該ファール球排出通路に配設され、ファール球の通過を検出するファール球検出子とを備え、払出制御手段により、該ファール球検出子によるファール球の検出数に応じて、賞球払出装置から球受皿へ、遊技球を払出すような構成(請求項3)では、下部装架領域をより簡潔にすることが可能となる。
【0053】
さらに、発射鎚を回動軸から下方へ垂持して、その打圧端を遊技球の発射位置に臨ませるようにして、該発射鎚の往復駆動により遊技球を打圧発射した構成(請求項4)により、発射位置をより下方に定めることができる。
【0054】
また、開閉パネルの前面に、球受皿と発射ハンドルを配設し、球受皿と発射ハンドルを遊技機本体に対して移動可能となるようにすれば(請求項5)、発射レールや発射鎚の前面に、発射ハンドルや球受皿を配設することができ、下部装架領域の縦幅を縮小することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のパチンコ遊技機の斜視図である。
【図2】本実施例のパチンコ遊技機の正面図である。
【図3】本実施例のパチンコ遊技機の背面図である。
【図4】遊技盤5の正面図である。
【図5】本実施例のパチンコ遊技機の制御回路を示すブロック図である。
【図6】下部装架領域21の斜視図である。
【図7】開閉パネル22の上面図である。
【図8】開閉パネルの後方を示す正面図である。
【符号の説明】
2 前面枠
5 遊技盤
6 図柄表示装置
7 遊技領域
9 延出領域
18 未払出記憶表示装置
20 遊技開口
21 下部装架領域
22 開閉パネル
28 球受皿
39 枢支部
50 ファール球検出スイッチ

Claims (5)

  1. 盤面上に、遊技球が転動流下する遊技領域が区画形成され、かつ該遊技領域へ遊技球を誘導する球誘導路が設けられた遊技盤と、始端に発射位置を有し、かつ球誘導路へ遊技球を誘導する発射レールと、該発射位置へ遊技球を案内する発射球案内通路とを備えると共に、前後方向に回動可能に軸支され、遊技球を前方へ打圧する発射鎚と、該発射鎚を打圧駆動する発射駆動装置と、前面枠の前面に突設された発射ハンドルと、発射ハンドルに回動可能に軸支され、その回動角度により遊技球を打圧する強度を調節する発射レバーとを具備するパチンコ遊技機において、
    遊技盤下部に延出領域を設け、さらに下部装架領域に、賞球や貸球等の遊技球を排出する球出口と発射球案内通路とに連通する単一の球受皿を配設すると共に、発射球案内通路からの遊技球が発射レール上に流下する位置となるように発射レールを配設し、球誘導路を、発射レールからの遊技球が誘導されるように該延出領域上に延出したことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 遊技盤の縦寸法を48cm〜56cmとし、延出領域を下縁からほぼ10cm上方までの領域とした請求項1記載のパチンコ遊技機。
  3. ファール球を機外へ排出するファール球排出通路と、該ファール球排出通路に配設され、ファール球の通過を検出するファール球検出子とを備え、払出制御手段により、該ファール球検出子によるファール球の検出数に応じて、賞球払出装置から球受皿へ、遊技球を払出すようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパチンコ遊技機。
  4. 発射鎚を回動軸から下方へ垂持して、その打圧端を遊技球の発射位置に臨ませるようにして、該発射鎚の往復駆動により遊技球を打圧発射するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のパチンコ遊技機。
  5. 下部装架領域の前面に、開閉可能に軸支される開閉パネルを配設すると共に、該開閉パネルの前面に、球受皿と発射ハンドルを配設したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のパチンコ遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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