JP2004064748A - 双方向増幅装置、双方向catvシステムおよび分岐器 - Google Patents

双方向増幅装置、双方向catvシステムおよび分岐器 Download PDF

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Abstract

【課題】落雷に起因するノイズで分岐用トランスが磁化するといったことが起こりにくい双方向増幅装置を提供すること。
【解決手段】双方向増幅装置1において、分岐用トランス30のコイル34aから接地位置E1に至る経路中にはコンデンサ50が設けられている。このコンデンサ50の静電容量は、下り信号および上り信号と同じ周波数帯域の信号は接地位置E1へ通過させ、下り・上り信号の周波数帯域より低い周波数の信号(落雷に起因するノイズ)は通過を抑制する(信号を減衰させる)ことのできる静電容量として、10pFから220pFの範囲内に設定されている。
【選択図】図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、双方向CATVシステムの一部を構成する双方向増幅装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、CATVセンタ側から加入者端末側へ所定周波数帯(例えば、70MHzから770MHz)の下り信号を伝送し、加入者端末側からCATVセンタ側へ下り信号よりも周波数の低い所定周波数帯(例えば、10MHzから55MHz)の上り信号を伝送するように構成された双方向CATVシステムにおいて、これら各信号を双方向に増幅するための装置として、双方向増幅装置が利用されている。
【0003】
この種の双方向増幅装置には、通常、図6に示すように、CATVセンタ側の伝送路に接続される上り接続端子12、加入者端末側の伝送路に接続される下り接続端子14、下り接続端子14から出力される下り信号をモニターするためのモニター端子16、下り・上り信号を相互に増幅する信号増幅部20、信号増幅部20により増幅された下り信号を分岐してモニター端子16へ出力する分岐用トランス30などが備えられている。
【0004】
この双方向増幅装置の信号増幅部20は、上り接続端子12から入力した下り信号を、上り側フィルタ部22、下り信号増幅部24、下り側フィルタ部26からなる経路に通して下り接続端子14へ出力する。このとき、下り接続端子14へは、下り信号増幅部24により増幅された下り信号が出力される。また、信号増幅部20は、下り接続端子14から入力した上り信号を、下り側フィルタ部26、上り信号増幅部28、上り側フィルタ部22からなる経路に通して上り接続端子12へ出力する。このとき、上り接続端子12へは、上り信号増幅部28により増幅された上り信号が出力される。
【0005】
なお、上り側フィルタ部22は、下り信号の周波数帯域(70MHzから770MHz)のみを選択的に上り接続端子12から下り信号増幅部24へ通すハイパスフィルタと、上り信号の周波数帯域(10MHzから55MHz)のみを選択的に上り信号増幅部28から上り接続端子12へ通すローパスフィルタとからなる。また、下り側フィルタ部26は、下り信号の周波数帯域(70MHzから770MHz)のみを選択的に下り信号増幅部24から下り接続端子14へ通すハイパスフィルタと、上り信号の周波数帯域(10MHzから55MHz)のみを選択的に下り接続端子14から上り接続端子12へ通すローパスフィルタとからなる。
【0006】
また、分岐用トランス30は、第1のコア32に巻かれた一次巻線のコイル32aおよび二次巻線のコイル32bと、第2のコア34に巻かれた一次巻線のコイル34aおよび二次巻線のコイル34bにより構成される。これらのうち、コイル32aは、信号増幅部20から下り接続端子14に至る経路中に挿入されている。また、コイル32bは、一端が接地位置E1に接続され、他端が抵抗36を介して接地位置E2に接続されている。また、コイル34aは、一端がコイル32bと同じく接地位置E1に接続され、他端が下り接続端子14に接続されている。そして、コイル34bは、一端が抵抗38を介してモニター端子16に接続され、他端がコイル32bと同じく抵抗36を介して接地位置E2に接続されている。この分岐用トランス30は、信号増幅部20により増幅された下り信号の一部を分岐してモニター端子16へ出力する一方、下り接続端子14から入力した上り信号をそのまま通過させてモニター端子16へ出力しない。このように、分岐用トランス30は、下り信号のみを分岐してモニター端子16へ出力する方向性結合器(または分岐器)として機能する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述の双方向増幅装置は、落雷に起因するノイズ(雷サージ)が下り接続端子14から双方向増幅装置1内部に流入してしまうことがあった。このようなノイズは、下り接続端子14付近に雷対策用の装置(例えば、サージアブソーバ、アレスタなど)を接続しておくことで、ある程度の流入を防ぐことはできるが、数MHzの周波数に相当するノイズの一部(例えば、パルス幅数μsのパルス)は内部に流入してしまうことが観測されており、このノイズによる電流が下り接続端子14から分岐用トランス30のコイル34aを介して接地位置E1まで流れてしまうことがあった。このとき、ノイズのエネルギー(電力)が大きいと、分岐用トランス30(のコア32、34)がノイズによる電流で磁化してしまう。
【0008】
このように双方向増幅装置の分岐用トランス30が磁化することは、加入者端末側から入力した上り信号のC/Nを低下させるだけでなく、双方向CATVシステムにおける流合雑音を増加させる要因になるという問題があった。
加入者端末側から入力する下り信号には、チャネル毎に所定の周波数(6MHz)間隔で分布する複数のキャリアが含まれおり、この下り信号が磁化した分岐用トランス30を通過すると、異なるキャリア間の周波数差で示される成分(6MHzの整数倍の成分)が歪み成分として発生することが知られている。この歪み成分は、6、12、・・・、6n(nは整数)MHzとなるため、上り信号の周波数帯域と一部が重なってしまい、信号増幅部20の上り信号増幅部28によって増幅されることになる。
【0009】
また、双方向CATVシステムにおいては、各加入者端末からの上り信号が複数の双方向増幅装置で増幅されながらCATVセンタに集められる。そのため、複数の双方向増幅装置のうち、いくつかの双方向増幅装置の分岐用トランス30が磁化されてしまうと、いくつかの歪み成分が上り信号と共に集められるため、最終的に大きな流合雑音となって、CATVセンタにまで伝送される上り信号のC/Nが大きく低下してしまう。
【0010】
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、落雷に起因するノイズで分岐用トランスが磁化するといったことが起こりにくい双方向増幅装置を提供すること、および、流合雑音を低減させることのできる双方向CATVシステムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記問題を解決するため請求項1に記載の双方向増幅装置は、双方向CATVシステムの一部を構成する双方向増幅装置であって、CATVセンタ側の伝送路に接続される上り接続端子と、加入者端末側の伝送路に接続される下り接続端子と、下り接続端子から加入者端末側の伝送路へ出力される信号をモニターするためのモニター端子と、CATVセンタから上り接続端子経由で入力した下り信号を増幅して下り接続端子経由で加入者端末側の伝送路へ出力すると共に、加入者端末から下り接続端子経由で入力した上り信号を増幅して上り接続端子経由でCATVセンタ側の伝送路へ出力する信号増幅部と、信号増幅部から下り接続端子へ出力される下り信号の一部を分岐して、分岐した信号をモニター端子へ出力する分岐用トランスとを備えている。
【0012】
さらに、下り接続端子から分岐用トランスを構成するコイルを経由して所定の接地位置に至る経路中には、下り信号および上り信号と同じ周波数帯域の信号は通過させ、下り信号および上り信号の周波数帯域より低い周波数の信号は通過を抑制するためのコンデンサが設けられている。
【0013】
このように構成された双方向増幅装置によれば、下り信号および上り信号の周波数帯域より低い周波数の信号については、下り接続端子から分岐用トランスを構成するコイルを経由して接地位置に至る経路の通過を、コンデンサによって抑制することができる。
【0014】
通常、10MHzから770MHzの周波数帯域となっている下り・上り信号に対して、落雷に起因して下り接続端子から流入するノイズは、数MHzの周波数に相当するパルスであることが観測されている。そのため、落雷に起因するノイズは下り・上り信号よりも周波数が低い信号とみなすことができる。よって、下り接続端子から接地位置に至る経路に、下り信号および上り信号の周波数帯域よりも低い周波数の信号が通過することを抑制するためのコンデンサを設けることは、落雷に起因するノイズを減衰させる(または、ノイズの通過を阻止する)ためには有効であり、上述のコンデンサが設けられていない従来の構成と比べて、落雷に起因するノイズで分岐用トランスが磁化するといったことが起こりにくい。
【0015】
なお、上述のコンデンサは、下り接続端子から分岐用トランスを構成するコイルを経由して接地位置に至る経路中であれば、いずれの位置に設けられていてもよい。例えば、分岐用トランスを構成するコイルの一端側から接地位置に至る経路中に設けることが考えられる。また、このコイルの他端側から下り接続端子に至る経路中に設けることも考えられる。
【0016】
また、このコンデンサは、下り信号および上り信号と同じ周波数帯域の信号は通過させ、下り信号および上り信号の周波数帯域より低い周波数の信号は通過を抑制することができればよく、その静電容量は、シミュレーションにより求められた値に設定すればよい。
【0017】
例えば、請求項2には、実験的に求められた静電容量として、コンデンサの静電容量が、10pFから220pFの範囲内に設定されている双方向増幅装置が記載されている。
この静電容量は、後述する実施形態において実験で求められた値であって、このような静電容量にすることにより、落雷に起因して下り接続端子から接地位置に至る経路を通過するノイズを大きく減衰させることができるため、分岐用トランスが磁化することを確実に防止できる。
【0018】
また、請求項3に記載の双方向増幅装置は、コンデンサの耐電圧が、落雷に起因して下り接続端子から流入するノイズによって下り接続端子と接地位置との間に発生すると想定される電位差よりも大きい電位差に設定されている。
このように構成された双方向増幅装置によれば、落雷に起因して下り接続端子からノイズが流入したとしても、コンデンサが破損する恐れがない。
【0019】
また、請求項4に記載の双方向CATVシステムは、CATVセンタからの下り信号を複数の双方向増幅装置により増幅しながら加入者端末まで伝送すると共に、加入者端末からの上り信号を複数の双方向増幅装置により増幅しながらCATVセンタまで伝送する双方向CATVシステムであって、下り信号および上り信号を増幅する双方向増幅装置として、請求項1から請求項3のいずれかに記載の双方向増幅装置が使用されている。
【0020】
このように構成された双方向CATVシステムによれば、複数の双方向増幅装置それぞれが落雷に起因するノイズで磁化されるといったことが起こりにくいため、下り信号の通過に伴う歪み成分も発生しにくい。よって、流合雑音としてCATVセンタに集められる歪み成分を抑えることができるため、従来の双方向増幅装置を使用した双方向CATVシステムと比べて、CATVセンタに集められる上り信号の流合雑音を低減させることができる。
【0021】
また、請求項5に記載の分岐器は、入力端子から出力端子まで伝送させる信号の一部を分岐用トランスにより分岐してモニター端子から出力させる分岐器であって、出力端子から前記分岐用トランスを構成するコイルを経由して所定の接地位置に至る経路中に、外部から出力端子経由で入力した信号のうち、入力端子および出力端子間の経路を伝送させるべき伝送信号と同じ周波数帯域の信号成分は通過させ、伝送信号の周波数帯域より低い周波数の信号は通過を抑制するためのコンデンサが設けられている。
【0022】
このように構成された分岐器によれば、伝送信号の周波数帯域より低い周波数の信号については、出力端子から分岐用トランスを構成するコイルを経由して接地位置に至る経路の通過を、コンデンサによって抑制することができる。よって、請求項1と同様、分岐用トランスが磁化するといったことが起こりにくい。
【0023】
また、この分岐器は、請求項1以降に記載の双方向増幅器の一部、および、請求項4に記載の双方向CATVシステムの一部を構成することができる。
また、請求項6に記載の分岐器は、コンデンサの静電容量が、10pFから220pFの範囲内に設定されている。
【0024】
このように構成された分岐器によれば、請求項2と同様に、落雷に起因して下り接続端子から接地位置に至る経路を通過するノイズを大きく減衰させることができるため、分岐用トランスが磁化することを確実に防止できる。
また、この分岐器は、請求項2または3に記載の双方向増幅器の一部、および、請求項4に記載の双方向CATVシステム(請求項2の双方向増幅器を備える構成)の一部を構成することができる。
【0025】
また、請求項7に記載の分岐器は、コンデンサの耐電圧が、落雷に起因して出力端子から流入するノイズによって出力端子と接地位置との間に発生すると想定される電位差よりも大きい電位差に設定されている。
このように構成された分岐器によれば、落雷に起因して出力端子からノイズが流入したとしても、コンデンサが破損する恐れがない。
【0026】
また、この分岐器は、請求項3に記載の双方向増幅器の一部、および、請求項4に記載の双方向CATVシステム(請求項3の双方向増幅器を備える構成)の一部を構成することができ、これらと同様の作用・効果を得ることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について例を挙げて説明する。
双方向CATVシステム100は、図1に示すように、CATVセンタ110から加入者端末120へ所定周波数帯(例えば、70MHzから770MHz)の下り信号を伝送し、加入者端末120からCATVセンタ110へ下り信号よりも周波数の低い所定周波数帯(例えば、10MHzから55MHz)の上り信号を伝送するものである。この双方向CATVシステム100は、CATVセンタ110、加入者端末120の他に、下り・上り信号を双方向に増幅するための双方向増幅装置1、下り信号を増幅して加入者端末120側へ向けて分岐すると共に上り信号を増幅してCATVセンタ110側へ向けて出力する分岐増幅器130、下り信号を加入者端末120側へ向けて分岐・分配すると共に上り信号をCATVセンタ110側へ向けて出力する分岐器140・分配器150などにより構成される。
【0028】
双方向増幅装置1は、図2に示すように、CATVセンタ110側の伝送路に接続される上り接続端子12、加入者端末120側の伝送路に接続される下り接続端子14、下り接続端子14から出力される下り信号をモニターするための下りモニター端子16、上り接続端子12から出力される上り信号をモニターするための上りモニター端子18、下り・上り信号を相互に増幅する信号増幅部20、信号増幅部20により増幅された下り信号を分岐して下りモニター端子16へ出力する分岐用トランス30、信号増幅部20により増幅された上り信号を抵抗分割で分岐して上りモニター端子18へ出力する分割回路40などを備えている。
【0029】
これらのうち、信号増幅部20は、上り接続端子12から入力した下り信号を、上り側フィルタ部22、下り信号増幅部24、下り側フィルタ部26からなる経路に通して下り接続端子14へ出力する。このとき、下り接続端子14へは、下り信号増幅部24により増幅(+34dB)された下り信号が出力される。また、信号増幅部20は、下り接続端子14から入力した上り信号を、下り側フィルタ部26、上り信号増幅部28、上り側フィルタ部22からなる経路に通して上り接続端子12へ出力する。このとき、上り接続端子12へは、上り信号増幅部28により増幅(+34dB)された上り信号が出力される。なお、上り側フィルタ部22は、下り信号の周波数帯域(70MHzから770MHz)のみを選択的に上り接続端子12から下り信号増幅部24へ通すハイパスフィルタと、上り信号の周波数帯域(10MHzから55MHz)のみを選択的に上り増幅部28から上り接続端子12へ通すローパスフィルタとからなる。また、下り側フィルタ部26は、下り信号の周波数帯域(70MHzから770MHz)のみを選択的に下り信号増幅部24から下り接続端子14へ通すハイパスフィルタと、上り信号の周波数帯域(10MHzから55MHz)のみを選択的に下り接続端子14から上り接続端子12へ通すローパスフィルタとからなる。
【0030】
また、分岐用トランス30は、第1のコア32に巻かれた一次巻線のコイル32aおよび二次巻線のコイル32bと、第2のコア34に巻かれた一次巻線のコイル34aおよび二次巻線のコイル34bにより構成される。これらのうち、コイル32aは、信号増幅部20から下り接続端子14に至る経路中に挿入されている。また、コイル32bは、一端がコンデンサ50を介して接地位置E1に接続され、他端が抵抗36を介して接地位置E2に接続されている。また、コイル34aは、一端がコイル32bと同じくコンデンサ50を介して接地位置E1に接続され、他端が下り接続端子14に接続されている。そして、コイル34bは、一端が抵抗38を介してモニター端子16に接続され、他端がコイル32bと同じく抵抗36を介して接地位置E2に接続されている。この分岐用トランス30は、信号増幅部20により増幅された下り信号の一部を分岐してモニター端子16へ出力する一方、下り接続端子14から入力した上り信号はそのまま通過させてモニター端子16へ出力しない。このように、分岐用トランス30は、下り信号のみを分岐してモニター端子16へ出力する方向性結合器(または分岐器)として機能する。
【0031】
また、接地位置E1に接続されているコンデンサ50は、下り信号および上り信号と同じ周波数帯域の信号は接地位置E1へ通過させ、下り信号および上り信号の周波数帯域より低い周波数帯域の信号は通過を抑制する(信号を減衰させる)ことのできる静電容量に設定されている。ここで、通過を抑制することのできる静電容量とは、後述する[コンデンサ50の静電容量を求めるための実験]で求められた値であって10pFから220pFの範囲内である。
【0032】
また、このコンデンサ50の耐電圧は、落雷に起因するノイズによって下り接続端子14と接地位置E1との間に発生すると想定される電位差よりも大きい電位差(本実施形態においては、50V)に設定されている。なお、この耐電圧は、あらかじめ実験的に求められた値である。
【0033】
また、上述の各端子12,14,16,18は、双方向増幅器1に低周波成分(例えば、直流成分および商用交流成分)が流入することを防止するためのコンデンサ72,74,76,78を介して双方向増幅器1内部の伝送経路に接続されている。なお、これらコンデンサは、静電容量が1000pFから10000pFの範囲内のものが適宜使用される。
【0034】
また、分岐用トランス30のコイル34bから接地位置E2に至る経路中に配設されている抵抗36は、抵抗値が10〜15Ωの範囲内のものが適宜使用される。
また、分岐用トランス30のコイル34bからモニター端子16に至る経路中に配設されている抵抗38、および、この抵抗38の両端から接地位置E3,E4それぞれに至る経路中に配設されている抵抗82,84は、下りモニター端子16へ出力する信号の信号レベルを調整するためのπ型アッテネータを形成するものであって、下りモニター端子16へ出力すべき信号の減衰量に応じて、抵抗38は数Ωから数百Ω、抵抗82,84は数kΩから数百Ωの範囲内のものが適宜使用される。
【0035】
具体的には、減衰量が1dBの場合、抵抗82,84は1.3kΩ、抵抗38は8.2Ωであり、減衰量が2dBの場合、抵抗82,84は680Ω、抵抗38は18Ωであり、減衰量が3dBの場合、抵抗82,84は430Ω、抵抗38は27Ωであり、減衰量が4dBの場合、抵抗82,84は330Ω、抵抗38は36Ωであり、減衰量が5dBの場合、抵抗82,84は270Ω、抵抗38は47Ωであり、減衰量が6dBの場合、抵抗82,84は240Ω、抵抗38は56Ωであり、減衰量が7dBの場合、抵抗82,84は200Ω、抵抗38は68Ωであり、減衰量が8dBの場合、抵抗82,84は180Ω、抵抗38は82Ωであり、減衰量が9dBの場合、抵抗82,84は160Ω、抵抗38は91Ωであり、減衰量が10dBの場合、抵抗82,84は150Ω、抵抗38は110Ωである。
【0036】
[コンデンサ50の静電容量を求めるための実験]
以下に、コンデンサ50の静電容量を求めるための実験手順について説明する。この実験は、コンデンサ50の静電容量として、下り信号および上り信号の周波数帯域より低い周波数帯域の信号について通過を抑制する(信号を減衰させる)ことができる静電容量を求めるために行われた実験である。なお、本実験には、上述の双方向増幅装置1と同様の構成で分岐用トランス30およびコンデンサ50が備えられていない(または取り外された)双方向増幅装置2を利用した。
・手順1:双方向増幅装置2に分岐用トランス30およびコンデンサ50を取り付ける。この手順においては、手順1以降の手順を繰り返し行う際に、分岐用トランス30を新しいものに取り替えると共に、コンデンサ50を静電容量の異なるもの(1、10、30、51、100、220、330、470、1000pFの順番)に取り替える。なお、分岐用トランス30は、全て同じ特性を有するものである。
・手順2:落雷に起因すると想定されるノイズを下り接続端子14から流入する。ここでは、落雷に起因するノイズとして15kV、パルス幅1μs(周波数1MHzの周波数に相当)のパルス信号を下り接続端子14から入力する。これによって、下り接続端子14からコイル34a経由で接地位置E1に至る経路にノイズによる電流が流れる。このとき、コンデンサ50がノイズの通過を充分に抑制(ノイズを充分に減衰させることが)できていなければ、分岐用トランス30(のコア32、34)が磁化してしまうことになる。
・手順3:下り信号に相当する信号を上り接続端子12から入力して、この信号により分岐用トランス30から発生した歪み成分を測定する。ここでは、図3に示すように、下り接続端子14を抵抗60を介して接地した状態で、上り接続端子12から多チャネル信号発生装置62により下り信号に相当する信号を入力する。そして、分岐用トランス30から発生する歪み成分を、上りモニター端子18に接続したスペクトルアナライザー(以降、スペアナとする)64によって測定する。
【0037】
この手順3において、多チャネル信号発生装置62により入力された信号は、下り信号と同様に、所定の周波数(6MHz)間隔で分布する複数のキャリアが含まれた信号であり、この下り信号が磁化した分岐用トランス30を通過すると、異なるキャリア間の周波数差で示される成分(6MHzの整数倍の成分)である歪み成分が発生する。この歪み成分は、6、12、・・・、6n(nは整数)MHzとなり、上り信号の周波数帯域と一部が重なっているため、歪み成分の一部が上り側フィルタ部22を通過して、信号増幅部20の上り信号増幅部28によって増幅されることになる。スペアナ64は、こうして増幅された歪み成分を測定する。
【0038】
こうしてスペアナ64で測定した歪み成分を図4に示す。なお、図4(a)は、歪み成分(歪値)と静電容量との関係をグラフで示したものであって、図4(b)は、歪み成分(歪値)と静電容量との関係を表で示したものである。これによると、コンデンサ50の静電容量が10pFから220pFの範囲である場合には、他の静電容量と比べて、歪み成分(歪値)が一律に低い値(38dBμ)を示している。このような値は、分岐用トランス30が磁化していない場合にも発生する程度の歪み成分であり、コンデンサ50の静電容量が10pFから220pFの範囲である場合には、分岐用トランス30が磁化していないと推定できる。このことは、コンデンサ50の静電容量を10pFから220pFの範囲内に設定すれば、落雷に起因するノイズを大きく減衰させられ、分岐用トランス30の磁化を確実に防止できることを示している。
【0039】
[効果]
本実施形態における双方向増幅装置1によれば、下り信号および上り信号の周波数帯域より低い周波数帯域の信号については、下り接続端子14から分岐用トランス30を構成するコイル34aを経由して接地位置E1に至る経路の通過を、コンデンサ50によって抑制することができる。
【0040】
通常、10MHzから770MHzの周波数帯域となっている下り・上り信号に対して、落雷に起因して下り接続端子14から流入するノイズは、数MHzの周波数に相当するパルスであることが観測されており、このことから落雷に起因するノイズは下り・上り信号よりも低い周波数帯域の信号とみなすことができる。よって、下り接続端子14から接地位置E1に至る経路に、下り信号および上り信号の周波数帯域よりも低い周波数の信号が通過することを抑制するためのコンデンサ50を設けることは、落雷に起因するノイズを減衰させる(または、ノイズの通過を阻止する)ためには有効であり、コンデンサ50が設けられていない従来の構成と比べて、落雷に起因するノイズで分岐用トランス30が磁化するといったことが起こりにくい。
【0041】
また、本実施形態における双方向増幅装置1によれば、コンデンサ50の静電容量が10pFから220pFであるため、上述の[コンデンサ50の静電容量を求めるための実験]に示したように、落雷に起因して下り接続端子14から接地位置E1に至る経路を通過するノイズを大きく減衰させることができ、分岐用トランス30が磁化することを確実に防止できる。
【0042】
また、本実施形態における双方向増幅装置1によれば、コンデンサ50の耐電圧が、落雷に起因するノイズによって下り接続端子14と接地位置E1との間に発生すると想定される電位差よりも大きい電位差に設定されている。そのため、落雷に起因して下り接続端子からノイズが流入したとしても、コンデンサ50が破損する恐れがない。
【0043】
また、本実施形態における双方向CATVシステム100によれば、複数の双方向増幅装置1それぞれが落雷に起因するノイズで磁化されるといったことが起こりにくいため、下り信号の通過に伴う歪み成分も発生しにくい。よって、流合雑音としてCATVセンタ110に集められる歪み成分を抑えることができるため、従来の双方向増幅装置を使用した双方向CATVシステムと比べて、CATVセンタに集められる上り信号の流合雑音を低減させることができる。
【0044】
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定されず、このほかにも様々な形態で実施することができる。
例えば、上記実施形態においては、コンデンサ50が分岐用トランス30を構成するコイル32bの一端側から接地位置E1に至る経路中に設けられたものを例示した。しかし、コンデンサ50は、下り接続端子14から分岐用トランス30を構成するコイル32bを経由して接地位置E1に至る経路中であれば、いずれの位置に設けられていてもよい。例えば、図5に示す双方向増幅装置3のように、コイル32bの他端側から下り接続端子14に至る経路中にコンデンサ50が設けられていても同様の効果を得ることができる。
【0045】
また、上記実施形態においては、双方向増幅装置1が、分割回路40によって抵抗分割した上り信号を上りモニター端子18に出力するように構成されたものを例示した。しかし、分岐用トランス30と同様のトランスによって分岐した上り信号を上りモニター端子18に出力するように構成してもよい。
【0046】
また、上記実施形態においては、本発明の構成を幹線に接続される双方向増幅装置1(いわゆる幹線双方向増幅器)に採用したものを例示した。しかし、本発明の構成は、例えば、分岐増幅器130(いわゆる幹線分岐増幅器)、幹線から分岐する支線に接続される延長増幅器、幹線の末端に接続される分岐増幅器などモニター端子を備えた双方向増幅装置であれば、他の双方向増幅装置にも採用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】双方向CATVシステムを示すブロック図
【図2】双方向増幅装置を示す回路図
【図3】コンデンサの静電容量を求めるための実験の様子を示す回路図
【図4】コンデンサの静電容量と歪み成分(歪値)との関係を示す図
【図5】別の実施形態における双方向増幅装置を示す回路図
【図6】従来の双方向増幅装置を示す回路図
【符号の説明】
1・・・双方向増幅装置、12・・・上り接続端子、14・・・下り接続端子、16・・・下りモニター端子、18・・・上りモニター端子、20・・・信号増幅部、22・・・上り側フィルタ部、24・・・下り信号増幅部、26・・・下り側フィルタ部、28・・・上り信号増幅部、30・・・分岐用トランス、32・・・第1のコア、34・・・第2のコア、32a・・・コイル、32b・・・コイル、34a・・・コイル、34b・・・コイル、36・・・抵抗、38・・・抵抗、60・・・抵抗、40・・・分割回路、50・・・コンデンサ、72・・・コンデンサ、74・・・コンデンサ、76・・・コンデンサ、78・・・コンデンサ、82・・・抵抗、84・・・抵抗、100・・・双方向CATVシステム、110・・・CATVセンタ、120・・・加入者端末、130・・・分岐増幅器、140・・・分岐器、150・・・分配器、E1・・・接地位置、E2・・・接地位置。

Claims (7)

  1. 双方向CATVシステムの一部を構成する双方向増幅装置であって、
    CATVセンタ側の伝送路に接続される上り接続端子と、
    加入者端末側の伝送路に接続される下り接続端子と、
    該下り接続端子から加入者端末側の伝送路へ出力される信号をモニターするためのモニター端子と、
    CATVセンタから前記上り接続端子経由で入力した下り信号を増幅して前記下り接続端子経由で加入者端末側の伝送路へ出力すると共に、加入者端末から前記下り接続端子経由で入力した上り信号を増幅して前記上り接続端子経由でCATVセンタ側の伝送路へ出力する信号増幅部と、
    該信号増幅部から前記下り接続端子へ出力される下り信号の一部を分岐して、該分岐した信号を前記モニター端子へ出力する分岐用トランスとを備えており、
    前記下り接続端子から前記分岐用トランスを構成するコイルを経由して所定の接地位置に至る経路中に、下り信号および上り信号と同じ周波数帯域の信号は通過させ、下り信号および上り信号の周波数帯域より低い周波数の信号は通過を抑制するためのコンデンサが設けられている
    ことを特徴とする双方向増幅装置。
  2. 前記コンデンサの静電容量は、10pFから220pFの範囲内に設定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の双方向増幅装置。
  3. 前記コンデンサの耐電圧は、落雷に起因して前記下り接続端子から流入するノイズによって前記下り接続端子と前記接地位置との間に発生すると想定される電位差よりも大きい電位差に設定されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の双方向増幅装置。
  4. CATVセンタからの下り信号を複数の双方向増幅装置により増幅しながら加入者端末まで伝送すると共に、加入者端末からの上り信号を複数の双方向増幅装置により増幅しながらCATVセンタまで伝送する双方向CATVシステムであって、
    下り信号および上り信号を増幅する双方向増幅装置として、請求項1から請求項3のいずれかに記載の双方向増幅装置が使用されている
    ことを特徴とする双方向CATVシステム。
  5. 入力端子から出力端子まで伝送させる信号の一部を分岐用トランスにより分岐してモニター端子から出力させるための分岐器であって、
    前記出力端子から前記分岐用トランスを構成するコイルを経由して所定の接地位置に至る経路中に、外部から前記出力端子経由で入力した信号のうち、前記入力端子および前記出力端子間の経路を伝送させるべき伝送信号と同じ周波数帯域の信号成分は通過させ、前記伝送信号の周波数帯域より低い周波数の信号は通過を抑制するためのコンデンサが設けられている
    ことを特徴とする分岐器。
  6. 前記コンデンサの静電容量は、10pFから220pFの範囲内に設定されている
    ことを特徴とする請求項5に記載の分岐器。
  7. 前記コンデンサの耐電圧は、落雷に起因して前記出力端子から流入するノイズによって該出力端子と前記接地位置との間に発生すると想定される電位差よりも大きい電位差に設定されている
    ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の分岐器。
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