JP2004063135A - コネクタ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】雌雄コネクタの嵌合時にスムースに嵌合作業を行うことができると共に、コネクタハウジングの破損や接続端子の変形を防止することができるコネクタ構造を提供する。
【解決手段】本発明のコネクタ構造は、タブ受端子36を収容したハウジング本体34と、ハウジング本体34に対して嵌合状態により移動可能な嵌合検知部材33と、ハウジング本体34の前端に嵌着されるフロントホルダ31と、を備え、コネクタハウジング21内にタブ端子23を収容した雌コネクタ20と嵌合する雄コネクタ30のコネクタ構造である。そして、フロントホルダ31の端板部38の両側端部に干渉防止用のテーパ面32が形成されている。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コネクタ構造に関し、詳しくは一組の雄雌コネクタ相互を嵌合させる際に、こじりを防止してコネクタハウジングの破損や接続端子の変形を防止するコネクタ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5に示した従来のコネクタ構造においては、一組の雌雄コネクタ60,70の内、雌コネクタ60は、筒形状のコネクタハウジング61の内側にタブ端子(雄端子)62,62が突出している。タブ端子62,62は、電装部品等の機器側回路に電気的に接続される。
【0003】
雄コネクタ70は、コネクタフード71、ハウジング本体72、フロントホルダ73、パッキン74及びタブ受端子(雌端子)75等を備えている。コネクタフード71は、雌コネクタ60のコネクタハウジング61の外側に被着される内径をもつ筒形状である。
ハウジング本体72は、タブ受端子(雌端子)75,75を収容しており、コネクタフード71の内側に配置され、コネクタフード71の軸方向(嵌合方向)に移動可能である。
【0004】
フロントホルダ73は、パッキン74を介してハウジング本体72の先端部に被着されており、ハウジング本体72内のタブ受端子75,75に雌コネクタ60のタブ端子62,62を誘導する端子孔76,76が設けられている。タブ受端子75,75は、電装部品への電流供給を掌る制御回路等に電気的に接続されている。
図6に示したように、フロントホルダ73は、端板部77と、該端板部の周りに連設された側板部78とからなり、該側板部78がハウジング本体72の先端部を覆ってハウジング本体72に嵌着されている。端板部77は、端子孔76,76を備えている。
【0005】
このようなコネクタ構造では、雌コネクタ60への嵌合時に、雄コネクタ70のフロントホルダ73がコネクタフード71から突出した初期状態から、雌コネクタ60のコネクタハウジング61内に、フロントホルダ73を先端にして雄コネクタ70のハウジング本体72が挿入される。
【0006】
雌雄コネクタ60,70の嵌合が進むと、雄コネクタ70のコネクタフード71が雌コネクタ60のコネクタハウジング61の外側に外嵌され、フロントホルダ73の端子孔76,76内にタブ端子62,62が挿入されて行く。
そして、フロントホルダ73が雌コネクタ60の底壁63に当接して、コネクタフード71がハウジング本体72に対して前方の嵌合方向にスライド移動することで、完全嵌合状態が検知されるとともに、タブ端子62,62にタブ受端子75,75が電気的に接続される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のコネクタ構造は、雌コネクタ60の装着位置が、自動車のエンジンルーム内の狭い箇所やインパネ下部の狭い箇所の場合、雌雄コネクタ60,70の嵌合作業が目視できずに、手先の感覚のみで行わなければならない。
すると、図7に示したように、雌コネクタ60に対して雄コネクタ70が傾いた状態で嵌合されたりすることになり、フロントホルダ73の端子孔76,76にタブ端子62,62を合わせるために、所謂こじりを伴う嵌合が行われる。
従って、フロントホルダ73が雌コネクタ60のコネクタハウジング61の端部に衝突したり、フロントホルダ73の端縁部によって雌コネクタ60のタブ端子62,62を押圧したりすることになる。その結果、雌コネクタ60のコネクタハウジング61を破損したり、タブ端子62を変形させてしまうという問題があった。
【0008】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、雌雄コネクタの嵌合時にスムースに嵌合作業を行うことができると共に、コネクタハウジングの破損や接続端子の変形を防止することができるコネクタ構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載のコネクタ構造は、相手コネクタに収容されたタブ端子に電気的に接続されるタブ受端子を収容したハウジング本体を有するとともに、該ハウジング本体の外周に前記相手コネクタを嵌合する嵌合空間を形成するように前記ハウジング本体を覆うコネクタフードを有するコネクタ構造であって、
前記ハウジング本体の前端側部に干渉防止用のテーパ面または凹状面が設けられていることを特徴とする。
【0010】
前記構成のコネクタ構造によれば、ハウジング本体の前端側部に干渉防止用のテーパ面または凹状面が設けられているので、相手コネクタに対してハウジング本体が傾斜した状態で嵌合作業が行われた場合でも、ハウジング本体の前端角部が相手コネクタのコネクタハウジングの端部やタブ端子に干渉するようなことはない。
従って、雌雄コネクタの嵌合時に、ハウジング本体が相手コネクタのコネクタハウジングやタブ端子を破損したり変形させるのを確実に防止することができる。
【0011】
本発明の請求項2記載のコネクタ構造は、前記ハウジング本体がパッキンを有しており、前記テーパ面または前記凹状面は、前記相手コネクタとの嵌合時に、空気逃げ用の空間を形成することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ構造である。
【0012】
前記構成のコネクタ構造によれば、テーパ面または凹状面が相手コネクタとの嵌合時に空気逃げ用の空間を形成するので、雌雄コネクタの嵌合に伴って相手コネクタのコネクタハウジング内周とハウジング本体外周との間隙に存在する空気を逃がすことができる。
従って、ハウジング本体外周の空気が嵌合抵抗となることはなく、雌雄コネクタの嵌合作業をスムースに行うことができる。
【0013】
本発明の請求項3記載のコネクタ構造は、前記コネクタフードが前記ハウジング本体に対して移動可能な嵌合検知部材であり、前記テーパ面または前記凹状面は、前記相手コネクタとの嵌合時に、前記嵌合検知部材より前方に突出している前記ハウジング本体前端のこじり防止を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ構造である。
【0014】
前記構成のコネクタ構造によれば、コネクタフードがハウジング本体に対して移動可能な嵌合検知部材であり、該嵌合検知部材の位置によって相手コネクタとの中途嵌合状態を検知する場合に、嵌合検知部材より前方に突出しているハウジング本体前端のこじりを確実に防止することができる。
従って、雌雄コネクタの嵌合時に、嵌合検知部材より前方に突出しているハウジング本体が相手コネクタのコネクタハウジングやタブ端子を破損したり変形させるのを確実に防止することができる。
【0015】
本発明の請求項4記載のコネクタ構造は、前記ハウジング本体の前端にフロントホルダが装着されており、前記テーパ面または前記凹状面は、前記フロントホルダの前端側部に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のコネクタ構造である。
【0016】
前記構成のコネクタ構造によれば、ハウジング本体前端に装着されたフロントホルダの前端側部にテーパ面または凹状面が設けられているので、雌雄コネクタの嵌合時に、フロントホルダの前端角部が相手コネクタのコネクタハウジングの端部やタブ端子に干渉するようなことはない。
従って、ハウジング本体とは別体のフロントホルダを成形する金型に対する加工のみによってテーパ面または凹状面が形成されるので、テーパ面または凹状面に形状変更が生じた際に、フロントホルダ成形用の金型のみの変更によってテーパ面または凹状面の形状変更を行うことができる。よって、多大な設備投資を要することなく良好な生産性の向上を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のコネクタ構造の実施形態を図1乃至図4に基づいて詳細に説明する。図1は本発明のコネクタ構造の第1実施形態を示す雌雄コネクタの完全嵌合状態を示す縦断面図、図2は図1におけるフロントホルダ単体の外観斜視図、図3は図1における雌雄コネクタの嵌合途中状態を示す縦断面図、図4は本発明のコネクタ構造の第2実施形態を示すフロントホルダ単体の外観斜視図である。
【0018】
図1に示すように、本発明の第1実施形態のコネクタ構造は、雌コネクタ20と嵌合する雄コネクタ30のハウジング本体34前端に、干渉防止用のテーパ面32を有するフロントホルダ31が装着されている。
雌コネクタ20は、筒形状のコネクタハウジング21を有し、このコネクタハウジング21の内側奥部に形成された底壁22から一対のタブ端子(雄端子)23,23が突出している。雌コネクタ20は、リレーボックス等において他のコネクタとともに配列され、タブ端子23,23は電装部品等の機器側回路に電気的に接続される。
【0019】
雄コネクタ30は、主にコネクタフードである嵌合検知部材33、ハウジング本体34、タブ受端子36、フロントホルダ31、パッキン35等から構成されている。
ハウジング本体34は、横断面楕円状に形成されており、内部の端子収容室にタブ受端子(雌端子)36,36が収容されており、外周部に係合突起37が形成されており、係合突起 37が嵌合検知部材33の内周部に係合されている。
【0020】
嵌合検知部材33は、コネクタハウジング21の外径よりも僅かに大きい内径をもつ筒形状に形成されており、コネクタハウジング21を嵌合する嵌合空間を形成するようにコネクタハウジング21の外側に外嵌され、初期位置a1から完全嵌合時に前方の完全嵌合位置a2にスライド移動可能となる。
すなわち、嵌合検知部材33が初期位置a1にあるとき、ハウジング本体34先端のフロントホルダ31は嵌合検知部材33の先端部から突出しており、ハウジング本体34が雌コネクタ20に完全嵌合すると、嵌合検知部材33がフロントホルダ31先端の完全嵌合位置a2までスライド移動する。
タブ受端子36,36は、電装部品への電流供給を掌る制御回路等に電気的に接続される。
【0021】
図1及び図2に示すように、フロントホルダ31は、端板部38と、該端板部38の周りに連設された側板部39とから形成されている。端板部38には、ハウジング本体34内のタブ受端子36,36に雌コネクタ20のタブ端子22,22を案内する端子孔40,40が設けられている。
フロントホルダ31は、側板部39がハウジング本体34の先端部外側に嵌着されることによってハウジング本体34に固定され、端板部38がハウジング本体34の前端を覆う。
【0022】
本実施形態のフロントホルダ31は、干渉防止用のテーパ面32が端板部38の両側端部に形成されている。すなわち、テーパ面32は、雌コネクタ20のコネクタハウジング21端部やタブ端子23との干渉を避けるために、端板部38の両側端部に直角な角部が突出形成されないように、予め定められたテーパ角をもってカット面状に形成されている。
このテーパ面32は、雄コネクタ30の雌コネクタ20への嵌合時に、端板部38の両側端部に空気逃げ用の空間を確保するとともに、嵌合検知部材より突出しているハウジング本体34前端の相手コネクタとの嵌合時におけるこじりを防止する機能を有する。
【0023】
テーパ面32は、ハウジング本体34とは別体のフロントホルダ31に形成されているため、フロントホルダ31を成形する金型に対する加工のみによって作製される。そのため、テーパ面32の形状変更をする必要が生じた際に、ハウジング本体34を成形する金型にまで形状の変更が及ばず、フロントホルダ31成形用の金型のみの変更によって形状変更がなされる。
従って、多大な設備投資を要することなく良好な生産性の向上を図ることができる。
【0024】
図2に示すように、フロントホルダ31の端板部38は、中央上部に端子孔40,40が形成され、中央下部にハウジング係合部41が形成されている。このハウジング係合部41は、側板部39がハウジング本体34の先端部に嵌着される際にハウジング本体34に係合される。
【0025】
このような構成のコネクタ構造では、ハウジング本体34に対して嵌合検知部材33が初期位置a1にある状態で、雄コネクタ30が雌コネクタ20に嵌合される。すなわち、嵌合検知部材33及びハウジング本体34がコネクタハウジング21に対して平行に移動され、コネクタハウジング21内にハウジング本体34が嵌挿されるとともに、コネクタハウジング21外側に嵌合検知部材33の前端部分が外嵌される。
このとき、フロントホルダ31の端子孔40,40を介して雌コネクタ20のタブ端子23,23がハウジング本体34内のタブ受端子36,36内に挿入されて行く。
【0026】
雄コネクタ30の雌コネクタ20への嵌合が進行すると、フロントホルダ31が雌コネクタ20の底壁22に衝突し、ハウジング本体34の進行が停止するとともに、嵌合検知部材33が前方にスライド移動する。すなわち、ハウジング本体34が完全嵌合位置a2に到達すると、嵌合検知部材33がスライド移動して雌雄コネクタ20,30の完全嵌合状態が検知できる。このとき、タブ受端子36,36とタブ端子23,23が電気的に接続される。
【0027】
図3に示すように、例えば、雌コネクタ20が、車両のエンジンルーム内の狭い箇所や、車内のインパネ下部の狭い箇所に配置されている場合、雌コネクタ20の位置を目視確認でき難く、コネクタハウジング21に対して雌コネクタ30の嵌合検知部材33が平行にならずに嵌合が行われる場合が生じる。
すなわち、コネクタハウジング21に対して嵌合検知部材33が傾斜して配されながら嵌合が行われると、嵌合検知部材33が初期位置a1にあるため、ハウジング本体34先端のフロントホルダ31が嵌合検知部材33から突出している。そのため、フロントホルダ31がコネクタハウジング21内に傾斜した状態で進入して行く。
【0028】
ところが、フロントホルダ31のテーパ面32が嵌合方向の先端部に配置されていて、雌コネクタ20のタブ端子23,23との間にクリアランスが確保されるため、フロントホルダ31は、コネクタハウジング21及びタブ端子23,23には接触しない。
従って、ハウジング本体34先端のフロントホルダ31が雌コネクタ20のコネクタハウジング21やタブ端子23と接触して、破損したり変形させるのを確実に防止することができる。
この状態からコネクタハウジング21の外側に嵌合検知部材33が外嵌されて行くことにより、雌コネクタ20のタブ端子23,23がフロントホルダ31の端子孔40,40を通じてハウジング本体34内のタブ受端子36,36内に挿入されて行く。
【0029】
雄コネクタ30の雌コネクタ20への嵌合が進行すると、フロントホルダ31が雌コネクタ20の底壁22に衝突して、ハウジング本体34が完全嵌合位置a2に到達するとともに、嵌合検知部材33が前方にスライド移動して雌雄コネクタ20,30が完全嵌合状態となる。
【0030】
すなわち、雌コネクタ20に対して雄コネクタ30が傾斜した状態で嵌合が進行しても、テーパ面32によってフロントホルダ31前端の両側端角部がないので、フロントホルダ31の側端部がコネクタハウジング21及びタブ端子23,23に干渉することはない。
これにより、雌コネクタ20に対する雄コネクタ30の無理な嵌合作業が行われたとしても、雌コネクタ20のコネクタハウジング21を破損したり、タブ端子23,23を変形したりすることなく、確実にタブ受端子36,36とタブ端子23,23との接続を行うことができる。
【0031】
次に、本発明のコネクタ構造の第2実施形態を説明する。なお、既に説明した第1実施形態と同様な構成・作用を有する部材については、図中に同一符号又は相当符号を付することにより、説明を簡略化或いは省略する。
図4に示すように、第2実施形態のコネクタ構造は、雌コネクタ20と嵌合する雄コネクタ30のハウジング本体34前端に、干渉防止用の凹状面42を有するフロントホルダ31が装着されている。
【0032】
凹状面42は、フロントホルダ31の端板部38の両側端部に一対形成されている。すなわち、凹状面42は、雌コネクタ20のコネクタハウジング21端部やタブ端子23との干渉を避けるために、端板部38の両側端部に直角な角部が突出形成されないように、予め定められた段部状に形成されている(図1参照)。
【0033】
この凹状面42は、上記第1実施形態と同様に、雄コネクタ30の雌コネクタ20への嵌合時に、端板部38の両側端部に空気逃げ用の空間を確保するとともに、嵌合検知部材33より突出しているハウジング本体34前端の相手コネクタとの嵌合時におけるこじりを防止する機能を有する。
また、凹状面42は、ハウジング本体34とは別体のフロントホルダ31に形成されるため、凹状面42の形状変更をする場合に、ハウジング本体34を成形する金型にまで形状変更が及ばずに、多大な設備投資を要することなく良好な生産性の向上を図ることができる。
【0034】
このような構成のコネクタ構造では、雌コネクタ20に対して雄コネクタ30が傾斜して進行しても、フロントホルダ31の前端側部に凹状面42が設けられているので、雌コネクタ20のタブ端子23,23とフロントホルダ31との間にクリアランスが確保される。従って、フロントホルダ31は、コネクタハウジング21及びタブ端子23,23とは接触しない(図3参照)。
従って、ハウジング本体34先端のフロントホルダ31が雌コネクタ20のコネクタハウジング21やタブ端子23と接触して、破損したり変形させるのを確実に防止することができる。
【0035】
上述したように第1及び第2実施形態のコネクタ構造によれば、ハウジング本体34に装着されるフロントホルダ31の前端側部にテーパ面32又は凹状面42が設けられているので、雄コネクタ30の雌コネクタ20への嵌合時に、端板部38の両側端部に空気逃げ用の空間を確保するとともに、嵌合検知部材33より突出しているハウジング本体34前端の雌コネクタ20との嵌合時におけるこじりを防止する機能を有する。
また、雌コネクタ20に対して雄コネクタ30が傾斜して進行したときに、フロントホルダ31がコネクタハウジング21又はタブ端子23,23と干渉するようなことはなく、コネクタハウジング21の破損やタブ端子23,23の変形を確実に防止することができる。
【0036】
また、第1及び第2実施形態のコネクタ構造によれば、雄コネクタ30のハウジング本体34外側にスライド移動可能な嵌合検知部材33がハウジング本体34を前方に突出させるように配されているが、フロントホルダ31の前端側部にテーパ面32又は凹状面42が設けられているので、コネクタハウジング21に対してハウジング本体34前端をこじるようなことはない。
従って、フロントホルダ31がコネクタハウジング21又はタブ端子23,23と干渉するようなことはなく、コネクタハウジング21の破損やタブ端子23,23の変形を確実に防止することができる。
【0037】
また、第1及び第2実施形態のコネクタ構造によれば、テーパ面32又は凹状面42がハウジング本体34とは別体のフロントホルダ31に形成されているので、フロントホルダ31を成形する金型のみの変更によってテーパ面32又は凹状面42の変更が可能であるため、多大な設備投資を要することなく良好な生産性の向上を図ることができる。
【0038】
なお、本発明に係るコネクタ構造は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜な変形又は改良等が可能である。例えば、テーパ面及び凹状面の大きさ及び傾斜角度は、両コネクタの外形に対応して選択されれば良い。
また、テーパ面及び凹状面の形成される位置は、ハウジング本体又はフロントホルダの横方向の両側端部に限定されるものではなく、縦方向の両側端部に形成することも可能であり、或いは側端部全周に形成するようにしても良い。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の請求項1記載のコネクタ構造によれば、ハウジング本体の前端側部に干渉防止用のテーパ面または凹状面が設けられているので、相手コネクタに対してハウジング本体が傾斜した状態で嵌合作業が行われた場合でも、ハウジング本体の前端角部が相手コネクタのコネクタハウジングの端部やタブ端子に干渉するようなことはない。
従って、雌雄コネクタの嵌合時に、ハウジング本体が相手コネクタのコネクタハウジングやタブ端子を破損したり変形させるのを確実に防止することができる。
【0040】
本発明の請求項2記載のコネクタ構造によれば、テーパ面または凹状面が、相手コネクタとの嵌合時に、空気逃げ用の空間を形成するので、雌雄コネクタの嵌合に伴って相手コネクタのコネクタハウジング内周とハウジング本体外周との間隙に存在する空気を逃がすことができる。
従って、ハウジング本体外周の空気が嵌合抵抗となることはなく、雌雄コネクタの嵌合作業をスムースに行うことができる。
【0041】
本発明の請求項3記載のコネクタ構造によれば、コネクタフードがハウジング本体に対して移動可能な嵌合検知部材であり、該嵌合検知部材の位置によって相手コネクタとの中途嵌合状態を検知する場合に、嵌合検知部材より前方に突出しているハウジング本体前端のこじりを確実に防止することができる。
従って、雌雄コネクタの嵌合時に、嵌合検知部材より前方に突出しているハウジング本体が相手コネクタのコネクタハウジングやタブ端子を破損したり変形させるのを確実に防止することができる。
【0042】
本発明の請求項4記載のコネクタ構造によれば、ハウジング本体前端に装着されたフロントホルダの前端側部にテーパ面または凹状面が設けられているので、雌雄コネクタの嵌合時に、フロントホルダの前端角部が相手コネクタのコネクタハウジングの端部やタブ端子に干渉するようなことはない。
従って、ハウジング本体とは別体のフロントホルダを成形する金型に対する加工のみによってテーパ面または凹状面が形成されるので、テーパ面または凹状面に形状変更が生じた際に、フロントホルダ成形用の金型のみの変更によってテーパ面または凹状面の形状変更を行うことができる。よって、多大な設備投資を要することなく良好な生産性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコネクタ構造の第1実施形態を示す雌雄コネクタの完全嵌合状態の縦断面図である。
【図2】図1におけるフロントホルダを示す外観斜視図である。
【図3】図1における雌雄コネクタの中途嵌合状態を示す縦断面図である。
【図4】本発明のコネクタ構造の第2実施形態を示すフロントホルダの外観斜視図である。
【図5】従来のコネクタ構造を示する雌雄コネクタの完全嵌合状態の縦断面図である。
【図6】図5におけるフロントホルダを示す外観斜視図である。
【図7】図5における雌雄コネクタの中途嵌合状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
20 雌コネクタ(相手コネクタ)
21 コネクタハウジング
23 タブ端子
30 雄コネクタ
31 フロントホルダ
32 テーパ面
33 嵌合検知部材(コネクタフード)
34 ハウジング本体
36 タブ受端子
42 凹状面

Claims (4)

  1. 相手コネクタに収容されたタブ端子に電気的に接続されるタブ受端子を収容したハウジング本体を有するとともに、該ハウジング本体の外周に前記相手コネクタを嵌合する嵌合空間を形成するように前記ハウジング本体を覆うコネクタフードを有するコネクタ構造であって、
    前記ハウジング本体の前端側部に干渉防止用のテーパ面または凹状面が設けられていることを特徴とするコネクタ構造。
  2. 前記ハウジング本体がパッキンを有しており、前記テーパ面または前記凹状面は、前記相手コネクタとの嵌合時に、空気逃げ用の空間を形成することを特徴とする請求項1に記載のコネクタ構造。
  3. 前記コネクタフードが前記ハウジング本体に対して移動可能な嵌合検知部材であり、前記テーパ面または前記凹状面は、前記相手コネクタとの嵌合時に、前記嵌合検知部材より前方に突出している前記ハウジング本体前端のこじり防止を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ構造。
  4. 前記ハウジング本体の前端にフロントホルダが装着されており、前記テーパ面または前記凹状面は、前記フロントホルダの前端側部に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のコネクタ構造。
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